1 :
1 ◆/M7gwCadgA :
4 :
名無しの笛の踊り:04/04/27 18:19 ID:RoI22Vmh
コチシュのピアノ協奏曲全集は国内盤でしか手に入らないの?
>>4 私が持っているのはPhilipsの国内版(1985-86年録音)です。
他に入手できるかどうか、ちょっと探してみますね。
>>2>>3 不肖の1に代わっての過去スレ貼り付け、ありがとうございます。
それにしても、過去スレを見た限りでは、バルトークの超初期作品って
あまり聞かれていないんですかねぇ。
ロマン主義からバルトークのはじめの一歩を踏み出そうとする
超初心者にとっては、「コシュート交響曲」とか
「ピアノとオーケストラのためのラプソディ」とかが
縁になってくれる可能性は割とあると思うんですが・・・?
6 :
名無しの笛の踊り:04/04/28 16:31 ID:xuF2m6sh
超初期作品、
バルトーク生誕100年のときフンガロトン・レーベルが総力をあげてLP化した全集に入ってましたが、
その後はなかなか機会がないんですなあ。
あのシリーズは解説が詳しくてすばらしかった。
7 :
名無しの笛の踊り:04/04/28 21:14 ID:ZOvVymc8
アレグロ・バルバロ弾くの難しいね
ペサンテからのモティーフが好きで
それがアッチェレランドで再現するところも
凄く好きで、そこだけ何回も弾いてしまう‥
8 :
名無しの笛の踊り:04/04/28 22:48 ID:9nraw27o
奥さんが二人とも超年下で美人なんだっけか。許しがたい男だ。
>>8 仕方ない、相手は20世紀音楽家の五指に入る存在だぞ
10 :
名無しの笛の踊り:04/04/28 23:08 ID:9nraw27o
20世紀音楽家の五指に入る男が
超年下の美人妻に五本の指を入れていたのか?
>>6 生誕100周年とはうらやましいです。私が嵌ったのはフンガロトンが
危ないとか言われていた没後50年位でしたので。
ところで、私の持っているフンガロトンのCDは、確かに解説が
詳細なのですが、解説の言語が仏語、独語、ハンガリー語なんですよ...
お持ちのLPは如何だったのですか?
>>7 Pesantからのモチーフですか。再現部でaccel.とcresc.を伴いながら終末へ
流れ込んでいく部分は特にいいですね。
私は、その部分の次に出てくるフォルテシモのモチーフも好きです。
>>8 ちなみに2人奥さんとの間の息子さん2人は揃って父親の
研究をしていたはずです。(本職は別だったような気もしますけど。)
13 :
6:04/04/29 21:09 ID:4oAAZZmW
>>12 LPの解説の言語はハ語のほか、英・独・仏・露だったと思います。
(いま手元にないので確認できない)
何しろ、私めが読んだんだから、英語があったことは確か。
超初期の作品としては、「ピアノと管弦楽のためのラプソディ」と「第一組曲」が印象に残ってます。
ピアノの独奏はエルジェーベト・トゥシャという女流ピアニストでした。
この人はバルトーク二度目の奥さんのディッタと一緒に「2台のPと打楽器のためのソナタ」なんかを録音している人ですが、
武蔵野音大の客員ピアノ講師として来日したので知っている人も多いんじゃないでしょうか。
14 :
名無しの笛の踊り:04/04/30 00:17 ID:b8HgqatW
ミクロコスモスのCDは山崎孝という人のが安いんですけど、
どんな感じですかね?
15 :
名無しの笛の踊り:04/04/30 00:23 ID:55r8osnX
それは聴いたことないが羽田健太郎のはやめとけ
16 :
名無しの笛の踊り:04/04/30 23:46 ID:b8HgqatW
w
19 :
名無しの笛の踊り:04/05/04 23:14 ID:r4asm4hJ
フンガトロンの名盤はもうプレスされないんですかね。
あのレコ社、好きだったんだけど。
20 :
名無しの笛の踊り:04/05/05 00:25 ID:XBlZczup
ミクロコスモスならコチシュがいいよね。(値段は?)
ついでに、アーノンクールの弦チェレ、とても良かった。
アーノンクールもレパートリー広くなったな。
マンダリンの全曲盤でいいのないですか?
>>12 長男のベーラJr.は確か鉄道技師になったんじゃなかったかな。
23 :
名無しの笛の踊り:04/05/07 16:10 ID:QC15NOqY
ピーター・バルトークは本屋さんだったか?
>>23 録音技師兼プロデューサーじゃなかったっけ?
25 :
名無しの笛の踊り:04/05/08 21:47 ID:+ixMS3M0
ピアノ協奏曲のCDが欲しいのですが、コチシュ/フィッシャー/ブダペスト祝祭管のはどうですか?
>>25 そいつがベスト
もう1個上げるならポリーニ/アバド/CSO
27 :
名無しの笛の踊り:04/05/08 22:01 ID:+ixMS3M0
>>25 即レスdクス!やっぱコテコテのハンガリー的布陣がいいのね。
音楽の泥棒
29 :
名無しの笛の踊り:04/05/08 23:14 ID:78uKnSJg
バルトクは「14のバガテル」のなかで破局した恋人を
葬送してるんだってね。陰険な香具師だ。
30 :
名無しの笛の踊り:04/05/09 12:44 ID:Jjm5hQhH
「14のバガテル」最後の2曲ね。
ヴァイオリニストのシュテフィ・ガイヤーへの自作ライトモチーフ(彼女に献呈されたVn協奏曲の主題)を皮肉ってる。
「二つの肖像」でオーケストラ版を聴くこともできる。
確かに、何か、執念みたいなものを感じますな。
で、シュテフィと破局した直後にマールタと結婚。
ヤケだったんだろう、という俗説もあるけど。
31 :
名無しの笛の踊り:04/05/09 13:00 ID:FxKeBJAl
そのヴァイオリン協奏曲(第1番)の第1楽章に手を加えて
「2つの肖像」の第1曲にしている。第2曲がバガテルのオケ版。
32 :
名無しの笛の踊り:04/05/09 15:42 ID:Jjm5hQhH
「二つの肖像」はシュテフィへのあてつけだよね。
「Vn協奏曲」の末尾に出てくるオチャラケた旋律、弦楽四重奏5番末尾のオチャラケ旋律と同じ意図を感じてしまうのだけれど、どう思いますか。
どちらもイ長調だし。
33 :
名無しの笛の踊り:04/05/09 16:32 ID:GHSZKIJ6
バルトークは親ユダヤ主義者だったようだね。
ひょっとして奥さんがユダヤ人だったとか?
34 :
名無しの笛の踊り:04/05/09 19:14 ID:/YyKXvb0
本人が改宗ユダヤ人の家系じゃなかったっけ?
宣長とバルトーク。これだな。
36 :
名無しの笛の踊り:04/05/09 19:23 ID:GHSZKIJ6
>>36 ・・・ガセネタだったかも知れない。どこに書いてあったかも覚えてないし。
ヨーロッパで往々にして、改宗したユダヤ人が民族主義の推進者となる
という話があって、その一例にバルトークの名前が挙がっていたのだが。
バルトークの友人に宛てた手紙によると自身は純粋なマジャール人だと認識していたようだ。
マジャール人の祖先はモンゴル人の血をひいているなどと皮肉な書き方をしていた。
それはともかく、バルトークの時代は民族差別やらが吹きまくっていた頃で彼はそういう
不毛な争いからは身を引いていたかったみたい。ということで親ユダヤ主義者ってことになるのかな。
一方でマジャール人としてのアイデンティティには燃えていたから特にインターナショナリスト
というわけでもないと思う。
リゲティはユダヤ系だがバルトークは初耳ゲソ
41 :
名無しの笛の踊り:04/05/09 22:41 ID:7BDvsS8y
マジャールの先祖はフン族で、フン族ははるか東方で分裂してきた西匈奴の末裔だからね。
>41
それは実証されていない。
43 :
名無しの笛の踊り:04/05/09 22:56 ID:GHSZKIJ6
【ユダヤ】
リゲティ、ライナー、セル、オーマンディ、シュタルケル、ショルティ、シゲティ、シフ
【マジャル】
ドホナーニ、バルトーク、コダーイ、ラーンキ、コチシュ
【ゲルマン】
リスト
ハンガリーといえば、日本人を侮蔑したテレビ番組が話題になったよな。
「つりあがった目をしたなんとか」って番組。だから、べつに親日でもなんでもない。
東欧人がロシア人を侮蔑する場合、決まって「あいつらはモンゴル人の混血」と罵るし。
フィンランドの東郷ビールにしたって日本人の勘違いだったわけだし。
まあ、そういう幻想をもちたい気持ちもわからないではないが・・・。
45 :
名無しの笛の踊り:04/05/09 23:18 ID:GHSZKIJ6
戦前は確かに親日だったらしい。横光利一や夏目純一がそういう文章を書いている。
当時まだ母国にいたシャーンドル・ヴェレッシュが、
皇紀2600年奉祝のための委嘱作品として交響曲(第1番)を作曲している。
47 :
名無しの笛の踊り:04/05/10 00:01 ID:vdHaK8zL
>>42 実証されてないけど、モンゴル人云々はそれが前提になってるのでは?
>>47 我々が、それを鵜呑みにしてはいけない、と
>>41に対して言っていると思われ。
49 :
名無しの笛の踊り:04/05/10 00:53 ID:vdHaK8zL
それもそうね
念のため、
>>44のモンゴル人云々は、13世紀にモンゴル帝国によって
モスクワが焼き払われたりして、ロシア諸侯がモンゴル帝国(のうちのキプチャク・
ハン国)の支配下におかれた際に、モンゴル人と混血したこともあるだろうって話です
(つまり、古代の匈奴とは関係ないってこってす)
ま、このへんも実際はどうだったかは知らないけど。
51 :
名無しの笛の踊り:04/05/10 14:07 ID:ETbkTLGz
全然関係ない話題を始めます。
現在、棒踊りをピアノで練習しているのですが
これのオーケストラ版や
ピアノ&バイオリン版もあると聞きました。
オーケストラ版、ピアノ&バイオリン版の
お勧めCDがありましたら、教えてくださいませ。
ところで、ピアノを弾くにあたって
あのルーマニア民族舞踏のリズム感が
難しいよー。
なんか音符を弾けても、うまく曲にならないよー。
おもわず地面を蹴ってしまうような、高揚感が出ないよー。
どうすりゃいいんだ、、、、
52 :
名無しの笛の踊り:04/05/10 14:34 ID:kTOaPiBT
>オーケストラ版
A.フィッシャー&ハンガリー国立管(ブリの5枚組)
>ピアノ&バイオリン版
ファウスト&ボファール
>>44 数年前に旅行でブダペストに二週間ほど滞在したが、日常の場で冷たい視線を感じることはなかった。
(同時期に行ったモスクワではそういう態度をとられてるかなと思える場面がいくつかあったが)
どちらかといえば、けっこう親切に接してくれた人が多かったように思った。
まあハンガリーの中でも都会人だから、表面的にはクールに接してくれてたのかもしれないが。
ただ、その頃知り合いの音大生から聞いた話では、そいつの友人がブダペストに留学中、
夜の路上でネオナチらしき集団に遭遇してしまい、ボコボコにされてしまったとか。
54 :
名無しの笛の踊り:04/05/10 16:30 ID:3jIjQSrV
モスクワはロシア国籍の黄色人種(シベリア系)も多いから、日本人が街を歩いていると
ロシア語で話しかけられることも多い
55 :
名無しの笛の踊り:04/05/10 17:36 ID:SAMUcW5t
シャンドールの全集(選集? SONY)って売ってる?
57 :
51:04/05/10 20:03 ID:ETbkTLGz
>>52
どうもありがとうございます!
CD屋さんに行ってきま〜す!
58 :
名無しの笛の踊り:04/05/10 20:28 ID:sZvTA1my
ところでおまいらさんたち、中公新書の「バルトーク」は読みましたかい?
名著だと思いますぜ。
管弦楽のための協奏曲と弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽を聴きましたが
バルトークの良さが分からないのでどこが魅力なのか教えて下さい。
60 :
名無しの笛の踊り:04/05/10 20:49 ID:Jdv28EoM
究極のオケコンのCDを教えてください。
61 :
名無しの笛の踊り:04/05/10 20:56 ID:TI9rW0lx
管弦楽のための協奏曲はアメリカに移り住んでからの傑作で、
重苦しいヨーロッパの伝統から解放されたかのような自由で親しみやすい
作風です。弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽は第一楽章のフーガ
を聞けば分かるように、決して聞く人を楽しませる音楽ではありません。
昨日はアルバンベルクQによる四重奏曲全集(2枚組)が超安かったので
買ってきましたが、聞き通す自信はありません・・・
62 :
名無しの笛の踊り:04/05/10 21:06 ID:vdHaK8zL
バルトークのSQは、「厳しい」音楽って感じだね。
俺も先月ジュリアードの63年全集を買って初めて聴いたんだけど、
初めは「( ゚Д゚)ハァ?」で、何度か聴くうちにじわじわとキターよ。
弦チェレも結構楽しいということに最近気付いたYO
2楽章と4楽章は単純にノリノリで聴けると思うがどうよ?
63 :
名無しの笛の踊り:04/05/10 22:26 ID:k3dEIHE6
弦チェレ3楽章の出だしの拍子木のテンポは
日本の歌舞伎をパクった・・・・
と感じるのは私だけ?
バルトークSQ漏れもリアル厨房時代最初聴いたとき( ゚Д゚)ハァ?だった。
春祭で( ゚Д゚)ハァ?×3
新世界で(゚д゚)ウマー
今キクと春祭もバルQもごく自然な音楽
65 :
名無しの笛の踊り:04/05/11 15:31 ID:rgidbzM5
>>59 バルトークの音楽は、楽しむというより、感心する、というのが私の感想です。
よくまあ、こんなやり方で曲をつくったものだ、ってなとこでしょうか。
とっつきにくいけれど、しっかりした主題があり、これをたどっていくと思いがけないところへ導かれます。
それから、多楽章形式の曲では、20世紀音楽特有の困難から始まり、これと格闘しつつ民族的な終楽章に向かう、という構成もしばしば見られます。
こういう、なんと言うか「浄化」とでもいうようなドラマトゥルギーがひとつのききどころかもしれません。
66 :
55:04/05/11 18:47 ID:fP6EUXhm
>>56 Thanks!!
なぜかamazonでは引っかかりませんですた。
このセットにオケコンのピアノ版は入っていますか?
>>58 かつてお世話になった、私の先生が書かれた本です。懐かしい・・・
68 :
名無しの笛の踊り:04/05/19 00:51 ID:iopL1TYs
以前、著作権の話が出てましたけれど、
著作権の期間って、国ごとに違うんですよね。
確認したいのですが、日本の場合、バルトークの著作権はいつまでですか。
国内ものは死後50年が基本だが、外国ものの場合60年(敗戦国のため)という話をどこかで聞いたような。
もし60年だとしたら、2005年には著作権が切れて、
バルトークブームが起こる・・・ かも。
69 :
名無しの笛の踊り:04/05/19 00:53 ID:DE8T/JwF
どこの国で出版したかによっても違ってくるのでは?
70 :
名無しの笛の踊り:04/05/19 00:57 ID:w8bokv9M
すでにバルトークのピアノ曲は日本国内版の出版ラッシュ中だから、
著作権はもう切れてるのかと思ってました
バルトークが(遺作の場合は遺族が)アメリカ、イギリス、フランスなど
(つまり旧連合国)で出版した作品は60年余り、それ以外は50年で
すでに日本では著作権切れ、ということだったか。
72 :
68:04/05/20 05:25 ID:Z8jCL4Ip
なら、60年たったら、どこの国で出版されたものでも、
日本国内でなら著作権は切れたことになるのですね?
「2つの肖像」age>NHK-FM