1 :
名無しの笛の踊り:
○ロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』
○トーマス・マン『ドクトル・ファウストゥス』
○トーマス・ベルンハルト『ヴィトゲンシュタインの甥』『破滅者』
○宇神幸男『神宿る手』『消えたオーケストラ』『ニーベルンクの城』『美神の黄昏』
音楽をテーマにした作品って他にない?
因みにゲソヲソ好きならマンとベルンハルトは必読ね。
2?
三島「音楽」
ドクトルファウストゥスはゲソオソ好きよりもベトオタにこそお勧めしたい。
あのオルガン弾きの先生(名前忘れた)がピアノソナタ32番について語るところと
レーヴェルキューンがレオノーレ3番について語る部分は
古今のベートーヴェンについてかかれた文章の中でも最高のものだと思う。
というか岩波文庫は早く再版してくれ。
5 :
1:03/09/30 13:26 ID:8P/C6ChD
あとドクトルファウストがでたらこれは外せないでしょ。
キルケゴールの「あれかこれか」。自分はあんまり好きじゃないけど。
あとはヘルマンヘッセの「荒野のおおかみ」とかもありかな?
「クロイツェル・ソナタ」ってだれだっけ。ドストエフスキーかな。
ヘッセには「ゲルトルート」という音楽家を主人公にした小説もあるね。
8 :
名無しの笛の踊り:03/09/30 17:37 ID:8P/C6ChD
高野史緒 「ムジカ・マキーナ」「カント・アンジェリコ」
ヘッセの「ガラス玉演技」が挙がらないのはなぜだ??
マンには「トリスタン」なんつう短編もありますな。
内田百閨uパガニーニの盤」 って音楽出てくる?
マンならなんといっても「リヒャルト・ワーグナーの苦悩と偉大」でしょう!
14 :
名無しの笛の踊り:03/10/01 05:32 ID:rH6huAk4
リヒャルト・ヴァーグナー『ベートーヴェン詣で』
ニーチェの著作も文学であるといえよう。
16 :
名無しの笛の踊り:03/10/01 14:52 ID:HjRJZSEO
>>3 マン自身、音楽には造詣が深かったようだけど
あの作品はアドルノが音楽上の相談役だったようですね。
とするとあのベートーヴェン論はどこまでがマン自身の見解なのか?
P.S 主人公レーヴェルキューンの先生の名前はヴェンデル・クレッチュマールでつ。
17 :
名無しの笛の踊り:03/10/01 14:56 ID:6o1zAiML
筒井康隆「ジャズ小説」
「ジャン・クリストフ」は廃れてしまったのかな?
昔は教養小説の代表って感じで多くの青少年が読んだものだが、
最近は「少年少女世界文学全集」の類を見ても
「ジャン・クリストフ」は入ってないようだ。
ここはジジヰが自慰するスレでつか?
20 :
名無しの笛の踊り:03/10/05 11:58 ID:mFK6rKv+
福永武彦『死の島』。
直接音楽がテーマじゃないけど、全編シベリウスがライトモティーフのように現れてくる。
福永武彦なら『告別』なんてそのまんまじゃん。
22 :
名無しの笛の踊り:03/10/09 23:01 ID:fgLYw0sq
ニーチェの「ワーグナーの場合」。
2ちゃんのキチガイ並の粘着力でワーグナー批判していて笑える
23 :
名無しの笛の踊り:03/10/09 23:18 ID:2Mtbkm3Z
ニーチェの「悲劇の誕生」を読みながら、ローエングリンを聞いていると
自分の使命に目覚めたような気がする。
どんな使命をお持ちなのですか?>23
25 :
名無しの笛の踊り:03/10/09 23:55 ID:2Mtbkm3Z
ハンス・カストルプ青年のようにね。
26 :
名無しの笛の踊り:03/10/10 00:09 ID:+EwZnuTn
マンやヘッセ、ドイツのビルドゥングス・ロマンには音楽を題材にした作品が多いね。
27 :
名無しの笛の踊り:03/10/10 00:12 ID:iYRHj5MJ
人生いつもビルドゥンクス・ロマン!
これが僕の信条。
またぞろじじーどもがあばれてるな。
最近の若いモンは本を読まんのう・・
といってみるtest
なぜかまだ挙がっていないところで北杜夫「幽霊」。
「牧神の午後…」がモチーフになっている。
あと、M.クンデラにヤナーチェク論があったような。小説じゃなかったと思うが。
>>30 クンデラの評論集「裏切られた遺言」にはヤナーチェク論のほかストラヴィンスキー論
も入ってます。
島田雅彦の小説はたいていクラシックネタが仕込まれてますね。オペラの忠臣蔵
の脚本も島田か。あれはなかったことにしたほうがいいかも。
最近まーくんが書いたという三部作はいかがですか?
(いや、読んでないので・・・最近どうも・・・)
ちゃんと上手いこといっているのかなぁ。
この人はいい雰囲気出すのだけど、
中身がなんというか・・・一度もいいと思ったことがない。
昔、森有正のレコードを見たことがある。
村上春樹にだって出てくるじゃん…
>>27はいったい何を言おうとしているのであろうか?
「レインツリー」を聴く女たち
(好き・嫌いは置いておく。初めて読んだ大江健三郎がこれだったために
後々も苦手感がつきまとってしまった・・)
↑ヲエはクソだが、武満の方は不滅ですね。
武満こそクソと言えよう。
大江も武満も好きな私としてはこの二人によるオペラは完成して欲しかった。
それはともかく、今翻訳が進行中のリチャード・パワーズの黄金虫変奏曲
には期待したい。
43 :
名無しの笛の踊り:03/10/24 17:51 ID:3beZeDCR
ストラヴィンスキーは「オイディプス王」をオペラにしたんですね。
おすすめ盤を知りたいです。
あと、これで曲書いた人は他にいますか?
>>44 エネスコもオペラを書いてるね。あと古いところでヘンリー・パーセルの
劇付随音楽っていうのがある。
>>44-45 ストラヴィンスキーの「オイディプス王」ならデイヴィス=バイエルン放送が
よい。ショルティ盤もある。カール・オルフにも「オイディプス王」がある。こっちは
クーベリック盤くらいしか見たことがない。
高村薫「リヴィエラを撃て」
イギリ人のピアニストが出てくるんだが
演奏会でブラのPcon2番を弾くくだりが圧巻だった。
ちなみに会場がサントリーホール。