1 :
名無しの笛の踊り:
ポーランド出身のバイオリニスト。
独特の艶のある音色で、端正に、しみじみと、かつ情熱的に歌っていく。
グリュミオーと並んでアナログ・ステレオ時代を代表する巨匠といえよう。
ヘンリク・シェリングについて、端正に、しみじみと、かつ情熱的に語るスレです。
2げっとぉ。
高潔に 3 ゲットするね(^^)
クレーメルのエッセイに書いてあったが、
シェリングというのは意外にも全くの
俗物
7 :
名無しの笛の踊り:03/05/05 19:43 ID:ton6Dogy
しかも、酒癖の悪いアル中だったらしい…。
ど
し
ら
そ
ふぁ
み
れ
ど
今、バッハを聞いてる。素晴らしい!!
>>6>>7 そういう、性格的には俗物の人間が高貴極まりないバッハを演奏する。
これこそ音楽の醍醐味よ。
この前NHKでみたけど、つまんねー演奏やったぞ
俺もこの前のNHKのちょこっとしたバッハを聴いてほれぼれした。
その後の協奏曲は印象に残っていないが。
ところで
>>9さん、そのバッハは無伴奏のやつか?
俺は無伴奏の最高峰はナタンミルシュティンだとばっかり思っていたけど、この
間のNHKを見てシェリングも買わねばと思っていたところだが、どうかね?
この前NHKでみたけど、マジで良かったよ!
晩年の演奏だけど技巧的にも危なげないし、たいしたもんだよ!
>>13 俺は
>>9ではないが、シェリングの無伴奏を持ってないのなら今すぐ
買うべし。あれは人類の至宝だ。
16 :
13:03/05/05 21:30 ID:???
15
やっぱりそうか。ありがと。
ミルとは対照的かもしれんな。ミルの演奏はひんやりしてる(これがいいんだが)もんね。
NHKでやってたシェリングのシャコンヌ
ぜひ感想きかせてください
18 :
1 ◆0JJ8wBlOCg :03/05/05 22:34 ID:VT6f75Rj
シェリングのバッハ無伴奏は本当にイイよ。
丁寧だし、じっくり考えて弾いてるって感じ。
ちなみにバッハはマリナーと録音した協奏曲もヨイですよ。
>17
たまたまテレビ見てて出会ったのだが、
そのばで釘づけになって最後まで全部聴いた。
(シャコンヌは途中までであとベートーヴェンの協奏曲)
久々に古きよき時代を感じる演奏を聴いたと思った。
20 :
名無しの笛の踊り:03/05/05 23:04 ID:4HSo7Xp0
うん
池辺晋一郎のN響アワーを聴いてみて
スチール弦の現代バイオリンでアレだけ軽やかに音色を変ええるのは
すごいと思った。
石井宏の「誰がヴァイオリンを殺したか」を読んで
マンセがどうのバロックバイオリンがどうのと言っていたけれども
バロックバイオリンでなくてもバイオリンはバイオリンだと思わせるような
説得力のある音がしていたな。
ヘブラーとやってるクロイツェル最高です。
冒頭の和音があんなに純粋に響いてるの他に知らない。
22 :
名無しの笛の踊り:03/05/06 11:53 ID:q/cBjRd1
22ゲット。
このあいだラロのスペイン交響曲を聴いたばかり。
ソロ良し、室内楽良し、協奏曲良し。
23 :
名無しの笛の踊り:03/05/06 11:57 ID:q/cBjRd1
酒飲みで俗物というのは表面を見てのだけの人物評。
演奏を聴けば本物だとわかる。
しぶーく楽器を響かせてるけど何も語っとらんな
語ってはいないよ。唄ってるんだから。
諭すようなヴァイオリンの音が希望なら気に入らないかもね。
26 :
名無しの笛の踊り:03/05/06 14:24 ID:q/cBjRd1
何も語っとらんなという24氏はヴァイオリニストは誰が好きなのだろう。
ハイフェッツならもっと語っとらんと思うし、シゲティなら予想通りという気がするが。
まぁNHKの映像でもあの顔色だったからなぁ。
酒呑みっつーのは意外ってより納得って感じだが。
28 :
回文の鬼:03/05/06 16:10 ID:???
高潔変態大変結構
>>20が言うように、
シェリングは一音ごとに音色を変えるところに特色がある。
だからまさに「歌ってる」って感じがするんだよな。
特に70年代の録音ではその傾向が強い。
今、RCAに録音した小品集(1959)を聴いてる。
レッド・シール・ヴィンテージ・コレクションの中の一枚。
ヴィターリのシャコンヌが特にイイ(・∀・)!!
30 :
名無しの笛の踊り:03/05/06 17:38 ID:d7n/8fuz
>>1 ところで古楽器ヲタ石井宏を糾弾するスレはないでしょうか?
いまへブラーとのベトソナタ10番を聴いてる。
優しく暖かい。ニュアンスがいい。こんなにいい曲だったのか。耳が贅沢だ。
32 :
名無しの笛の踊り:03/05/07 09:45 ID:rIQq6YCS
シェリングは楽器は何を使ってたのだろう。ストラディだと思うが。
ベスト盤は、ルービンシュタインと組んだベートーヴェンソナタ集かな。
クロイツェル、スプリング、8番が入ってるヤツ。
あとは、定番の68年録音バッハ無伴奏。古楽派の私もこれだけは聴く。
34 :
名無しの笛の踊り:03/05/07 11:17 ID:rIQq6YCS
同じくルービンシュタインとのブラームスソナタ全曲はあまり良くないよね。
ミシェル・シュヴァルベがものすごーーーく嫉妬してたみたいですね。
>>34 えー!? ブラームスのソナタの理想的名演だと思っているのだが。
37 :
34:03/05/07 14:05 ID:rIQq6YCS
>>36 そ、そうですか。もう一回しっかり聴き直してみますね。
38 :
1 ◆0JJ8wBlOCg :03/05/07 17:11 ID:R73Dl0Nu
>>34 >>36 いい演奏ではあるけど、
シェリングの演奏にしては音色があまりにも普通すぎるため
シェリングファンにとっては物足りないかも。
自分のことを「閣下」と呼ばせていたというのは本当ですか
ベートーヴェンの協奏曲はイッセルシュテットとハイティンクどっちがいいんですか?
42 :
36:03/05/07 19:29 ID:???
>>38 普通すぎる、ですか。まぁのっぺりした録音ではありますが…
43 :
名無しの笛の踊り:03/05/07 22:06 ID:YKgzl3FY
>>40 私はハイティンク指揮のものが大好きです。
特に第2楽章。うーっとり
44 :
名無しの笛の踊り:03/05/07 22:26 ID:8XPbKiHT
半角はポイント高いのかぁ・知らなかったよ。
46 :
1 ◆0JJ8wBlOCg :03/05/07 22:48 ID:R73Dl0Nu
>>40 どっちがいいとは一概に言えないけども、
ハイティンク盤がブラックコーヒーだとしたら、それに対して
イッセルシュテット盤はちょっと砂糖が入ってる感じ。
イッセルシュテットのほうが若々しくて軽やか、
ハイティンクはじっくり・しっとり。
「円熟した」演奏が聴きたいならばハイティンクですな。
音質はもちろんハイティンクのほうがいい。
わたしの推測だが、
イッセルシュテット盤(1965)とハイティンク盤(1973)の間に
八年しか間があいていないことを考えると、
きっとイッセルシュテット盤に不満があったんだろうな。
そうじゃなきゃ八年後に再録音なんてしないでしょ普通。
>>46 漏れはむしろS-イッセルシュテット盤の方が厳しい感じがして好き。
ハイティンク盤の方がゴージャスな気はするが却ってそれが仇に
なってるような気がする。
しかし漏れはいわゆる「旧盤派」なんでね(w
バッハのコンチェルトもマリナーの方が無駄にゴージャスな気がするし、
バッハ無伴奏もモノラルの方が好き…うーん、でもないかな。
でもモノラルの方の太い厚みのある音も好き。ステレオの方は音がややきつい。
48 :
名無しの笛の踊り:03/05/07 23:05 ID:tdUORes+
Philipsの\1,300-.のシリーズは、まだ入手可能と思うが、この際、ヴィエニャフスキとシマノフスキ、
バルトークの2番あたりは揃えていた方が無難かと思います。
バッハの無伴奏も、CBS盤が店頭に出ているうちに入手されることをお薦めします。
絶品です。
ティボー盤を支持する香具師はいないのか
>>49 別に嫌いじゃないけど、このスレってさ、シェリングなんだよね
51 :
名無しの笛の踊り:03/05/07 23:09 ID:YwVklcev
>>46 単にマーキュリーからフィリップスに録音会社が替わっただけでは?
その後マーキュリーもフィリップス名義で出るようになったんで、
ちと紛らわしいが・・・(シェリングとシュタルケルが特に)
>>50 シェリングのヴァイオリン独奏でジャック・ティボーが指揮しているベトコンのことなんだが…
D・オイストラフ
「ラジオ放送で誰かとても上手にヴァイオリンを演奏しているのだが、それが誰だか分からないときは決まってシェリングなのさ」
>>52 ありゃ、そういうやつでしたか。すまそ。
だったらわしもバッハのコンチェルトはブイヨンでどうだ?
>>53 >D・オイストラフ
> 「ラジオ放送で誰かとても上手にヴァイオリンを演奏しているのだが、それが誰だか分からないときは決まってシェリングなのさ」
漏れも名曲喫茶のような店でブラームスのソナタの1番の素晴らしいのがかかってたんで
「これ誰の演奏?」とマスターに訊いたらシェリング/ルービンシュタインだったという経験がある。
56 :
名無しの笛の踊り:03/05/08 06:00 ID:K4Uvv7BT
シェリングのベトコン、昔ライブで聞いた。この間放送されたN響とのでなくて
もっと前。読響だったような。指揮者がイッセルシュテットだったような気もす
るが、それじゃレコーディングのと同じだし、似たような時期に聞いたイッセル
シュテットの「ミサ・ソレ」と混同しているかもしれない。ああ、思い出せない。
ボケてきたか。鬱。
57 :
名無しの笛の踊り:03/05/08 06:36 ID:uYqNiyvz
シェリングのメンコン、とてもええで〜。
58 :
名無しの笛の踊り:03/05/08 12:19 ID:7rRmOR2C
ブラコンも良い。ドラティとの。
>私の知っている範囲の耳の肥えたヴァイオリン音楽愛好家たちは、ほとんどシェリングに興味を示さなかったのも確かだ。
(中村稔「ヴァイオリニストの系譜」)
60 :
名無しの笛の踊り:03/05/08 12:34 ID:7rRmOR2C
耳が肥えてるってなに?
江川みたいな大きな耳?
自分の耳で聴くから気にしません。
61 :
名無しの笛の踊り:03/05/08 12:41 ID:XmfRM8IO
>>55 オイストラフの言葉には少し揶揄が入ってるのかもしれないよ
二十世紀最後の天才。すごい。巨匠。と、だじゃれおじさんは言っていました。
63 :
名無しの笛の踊り:03/05/08 13:32 ID:lreQgm/d
ブラコンも良い。モントゥーとの。
フランクのヴァイオリン・ソナタ
ミンドゥル・カッツ(ピアノ)
Cembal d'amour 105
65 :
1 ◆0JJ8wBlOCg :03/05/08 17:25 ID:MqtGpKn/
ここら辺で白状しておくが、
当方とても貧乏なので、シェリングファンながら未聴盤がとても多い。
図書館にあるCDなどを利用して可能な限り揃えたけど、
さすがに同じ曲を共演者が別だからといって両方買う金はない。
>>47 なるほど、旧盤のほうが厳しい感じというのはあたっているかもしれない。
桶も、ハイティンクのほうが圧倒的にゴージャス。
録音のせいもあるかも知れないけどね。
>>51 なるほど、そのとおりかも。
偉そうなこと言って不快になった人いたらスマソ。
>>57 メンデルスゾーンは、ハイティンク盤にくらべて無名なドラティ盤しか持ってない。
これも悪くないけど、ハイティンク盤はどう?
66 :
高校生:03/05/08 18:41 ID:F15nOsJC
シューマンのコンチェルトもお忘れなく・・・
67 :
51:03/05/08 23:57 ID:NCAiGSeZ
>>65 こちらこそ横槍入れてすんません。
ハイティンクはシェリングの翌年にクレバースとも同じ曲を録音している
もんで、あの論で行くとハイティンクがシェリングに不満があった・・・
なんてことになりかねなかったので(笑)
結局のところ
ベトコンは、60年代にドラティ、70年代にハイティンク、80年代にツェンダー
と、聞き比べが出来るのですね。やった事ある人いる?
ブラコンは、50年代にモントゥー、60年代にドラティ、70年代にハイティンク
と、聞き比べが出来るのですね。やった事ある人いる?
>>68 だからベトコンは50年代のティボーも聞き比べてよ
仏HMVのLPやアルレチーノのCDで聞けるよ
あと80年代のDVDがヴァイから出てるよ
メスター指揮ラジオカナダ交響楽団 1988年12月25日
70 :
1 ◆0JJ8wBlOCg :03/05/09 16:48 ID:4gpX+Hg7
>>66 シューマンもいいよねえ。
情熱的で豪快な弾き方。
>>68 ブラはあってるけど、ベトは間違っているのでは?
ツェンダーというのはよく知らないけど、
60年代はドラティでなくシュミット・イッセルシュテット。
71 :
名無しの笛の踊り:03/05/09 16:51 ID:u6ihoWzv
イギリス室内管との四季をお忘れなく
>>71 あ〜、それ聴いたことない。
以前、ユニオンで発見したことがあるけど(900円くらいだったかな)
シェリングとヴィヴァルディは合わないのではないかと思って買わなかった。
どんな具合?
>>69 そうそう、ティボーとのを忘れちゃいけない罠。
スマソ
>>70 そうそう、ベトコンはイッセルシュミットだ罠。
スマソ
74 :
71:03/05/09 17:18 ID:u6ihoWzv
>>72 ソロパートに関しては数ある四季の中でもトップクラスだよ。
曲と合ってるかといえばよくわからないけど。聴きごたえは十分ある。
ペーター・リバールと組んだBach「2Vn協」。
スレタイの引用でスマンが、一聴あったりまえに演ってんのに、
なんであーも「高潔」な感じがするんだろーなー。
バッハの無伴奏ソナタを中古で買ってきた。
う〜む、なんというか・・・
ミルシュティンを聞き慣れた耳にはとてもゆっくりに聞こえる。
イダヘンデルのもゆっくり聞こえたので、むしろこれが標準なんだろうか?
一音一音魂を込めて引いていると言えばそうなんだろうが、正直根性入れて聞かないと、
こちらの緊張がきれてしまいそう。
定年退職後、のめり込んで聞くときのために取っておこう。
>「ラジオ放送で誰かとても上手にヴァイオリンを演奏しているのだが、それが
> 誰だか分からないときは決まってシェリングなのさ」
これって、The Art of Violin でパールマンが言ってた科白じゃない?
シェリングの真骨頂は民族的な曲にあると思う。
ポンセ、シマノフスキー、バルトークなど。
ドイツ音楽の演奏は堅苦しい。
>>78 基本は3Bだよ。むしろポンセ、シマノフスキ、バルトークは意外にいいじゃん、って感じだな。
>>76 そんなあなたに、ハイフェッツのバッハ無伴奏を。
ミルシテインよりもずっと速いですよ。音は、50年代初めのそれですけど。
81 :
名無しの笛の踊り:03/05/09 22:07 ID:RMcWkS6d
シェリングのバルトーク2番、漏れ的にはあまり魅力を感じなかった。
音が綺麗すぎるのと演奏が安定しすぎていて刀の刃渡りをするような
ぞくぞくっとした緊張感に欠ける。第二楽章の変奏は丁寧に弾いているんだけど。
以上バルヲタの妄言。
ベートーヴェンのソナタの9番は、評論家筋含めて
へブラー盤を評価する人が多いけど、
ルービンシュタイン盤の方が断然好き。
>>83 そうですか。漏れはヘブラーのピアノはあまり評価しないけどヘブラー盤のほうが
ヴァイオリンの音の純度みたいなものが断然勝ってると思う、つうかもう完璧に近いと
思うんで評価高いですね。研ぎ澄まされてる、っていうか。
春のほうはルービンシュタイン盤の方が愉悦感があって好きなんだけど。
86 :
83:03/05/10 03:56 ID:???
>>85 うーん、漏れは機材が悪いのかもしれないけど、ヘブラーのピアノだけでなく
シェリングのヴァイオリンも少しへなへなした感じに聴こえてしまうんで。
この曲のイメージも、互いに斬り結ぶ感じの演奏が好きなので、
デュオとして聴いた時、ルービンシュタインとの劇的な演奏の方を評価。
・・・でもだんだん自信が無くなってきたので、フィリップス盤聴きなおしてみます。
>>78 >>79 ポンセもシマノフスキーも「お国もの」?(w
ポンセの協奏曲がいいですね。ちょっとまじめ過ぎか?
ハチャトゥリアンは未聴だけど、どうなんだろう?
この曲で漏れが持ってるのはオイストラフの演奏(カセットテープ)だけだけど、
あんまり好きじゃないんだよなあこの演奏。
>>74 >>81 サンクス。
>>76 ちょっとゆっくりかもしれないけど、普通と言って問題ないレベルじゃないかな。
好き嫌いはあると思う。
>>83 ルービン盤は未聴だけど、ヘブラー盤で非常に満足している。
始めの和音からすでに引き込まれてしまうからね。
シェリングの個性的な音があれほど素直に響くのはあの録音以外にないのでは。
ヘブラーのピアノも結構好きだし。
89 :
85:03/05/10 11:46 ID:???
>>88 >ハチャトゥリアンは未聴だけど、どうなんだろう?
コンチェルト?これも意外と悪くない。
あのレパートリーを誇るグリュミオーがこの曲だけは弾かないといったとか?
> この曲で漏れが持ってるのはオイストラフの演奏(カセットテープ)だけだけど、
> あんまり好きじゃないんだよなあこの演奏。
一般には定番ということでつ。
>
>
>>83 > ルービン盤は未聴だけど、ヘブラー盤で非常に満足している。
> 始めの和音からすでに引き込まれてしまうからね。
そうなんです。この和音で完全にノックアウト。ここの「純度」がたまらない。
細めの音で音程がハマってるから。太目の音で和音が合っているのとは
違う気がするんですよ。これをむりやり「純度」と表現してるんですが。
これを聴くとクレーメルもパールマンもオイストラフも音程の悪い
ヴァイオリニストのように聴こえる。
でも漏れはこのあとのピアノがいまいちきたない気が… 平均率だからしょうがない?
いずれにせよルービンシュタイン盤も聴くべしでしょう。「春」は特に(シツコイ)。
> シェリングの個性的な音があれほど素直に響くのはあの録音以外にないのでは。
音色に関しては1さんとはそこはかとなく印象が違ってる気がする…
実はこの人のモーツァルトはあんまり。
90 :
85:03/05/10 11:49 ID:???
しまった、なぜか下げちまった。じゃあちょっと別の曲で。
クーベリックとのベルクの協奏曲もこの人のベストパフォーマンスのひとつだと思います。
>>69 アルレッキーノのEarlyRecordingsシリーズって何巻まで出てるか知ってます?
漏れはたまたま4巻だけ持ってるんですが。
>>88 ハチャトゥリアンも素晴らしいです。
>>91 私は4巻まで持っています。ティボーとのベトコンは2巻です。
ティボーとのベトコンは、LP時代に日本の CBS/Sony からも出たことが
あるね。
>>77 > これって、The Art of Violin でパールマンが言ってた科白じゃない?
そうそう、オイストラフは太陽の音楽家と呼ばれるほど、当時自他ともに
認める傑出したバイオリストだった。それゆえ他のバイオリストのことを
とやかく語ることはほとんどなかったし、またその必要もなかった。
>>94 クレーメルが師匠オイストラフから聞いたという言葉なんだが
ソースは「琴線の触れ合い」
>>95 なら両方とも真であるということで…。
昨年くらいに出た東京でのライヴ録音CDのライナーでも
解説者が似たようなことを書いていたはず。
>>96 とりあえずテクニックは殆ど完璧といっていいんじゃないの? 右手も左手も。
アクロバティックな意味だったらハイフェッツとかクレーメルとか挙げる人が
いるかも知れないけど。
>>53 >D・オイストラフ
> 「ラジオ放送で誰かとても上手にヴァイオリンを演奏しているのだが、それが誰だか分からないときは決まってシェリングなのさ」
しかしこれは「うまいが無個性」みたいな皮肉かもしれませんね。
オイストラフなんかの演奏ならラジオからの音を聴いただけで一発で
誰かわかる、という自信があったのかもしれません。
「うまいが無個性」とは言いすぎですが、逆に3Bなんかの場合は
その傾向は演奏家の個性でなく音楽自身に語らせる、という
シェリングの特質にもなっている気がしますね。
(もちろん漏れは無個性だとは思っていませんよ)
>>98 俺なら一発で分かる。テクニックは安定しているが窮屈な音楽で汚い音。シェリング以外にいるまい。
>>83 RCA系だとフルニエを交えてのピアノトリオも名盤ですね。
シューベルト、シューマン、ブラームス。ベートーヴェンもこの面子で
やってほしかったな。ブラームスが特に萌える。
おんなじフレーズをチェロとヴァイオリンが順番に弾く所なんかでは
なぜかシェリングのほうがかっこいいんですね。格調高いってゆーか。
(漏れはフルニエも大好きなんすが。)
ベートーヴェンのトリオはDGのケンプで十分満足してます。
「気品」ある三人が見事に揃ったという感じ。
うわっ!
いま塔でバラで出てるバティス・エディションの中に
チャベスのヴァイオリン協奏曲が入ってるんじゃん!
知らんかった! (ちょっと宣伝くさい?)
103 :
名無しの笛の踊り:03/05/12 11:30 ID:cXosiWuN
>>101 ケンプ、シェリング、フルニエ。
よくぞこの3人を集めたという感じだよね。
シェリングは室内楽も上手い!
>>103 漏れはケンプよりルービンシュタインのほうがいいな。
シェリング嫌いな人っているのかな?
>>105 むかしきらい、というか興味なかった。なんか健全過ぎるような気がして
毛嫌いしててた。でもバッハの無伴奏聴き直して考えあらためたよ。
尊敬する演奏家のひとりだけど、
いくつかの録音は音程を高く取りすぎてるから、もう聴こうと思わない。
ヘソマガリの一票
(シェリングのバッハは駄目駄目。無伴奏が最悪。合わせものは共演者の格で良さが決まる
マリナーとやった協奏曲集は当然薄味。ヴァルヒャと組んだソナタ集はヴァルヒャに引っ張られてナンとか聞けるものになっている。
欠点は”平板さ”。 学習者のサンプルとしては非常に見通しが良くクリアで結構だがナンとも”退屈””凡庸”なバッハ演奏家ではある。
しかしながらロマン派の演奏においては繊細で行き届いた詩情が香るようなところがたまらないのだからつぼがはまるはまらないというのは
あるのだなあ、と思う。)
>>108 なんとなくそういう見解がありそうなことは理解できますね。
私はそうは思いませんが。
ところでシェリングはグヮルネリ・デル・ジュスとストラディバリを使ったようなのですが
古い方の太い音のほうがグヮルネリで後期のすっきりめの音のほうがストラディ、
ということなのでしょうかね?
バッハのヴァイオリン協奏曲は、マリナーとの前に録音したのがありますよね?
両方を比較してみてもらえませんか?
111 :
1 ◆0JJ8wBlOCg :03/05/14 14:02 ID:k4FrDEGx
>>106 >>107 >>108 「退屈」なんてのは予想できるところではあるが、
音程の話になると音痴の漏れには「そうですか」としか言えない。
その分幸せなのかもしれないけど。
>>109 古いほうが太い?
言われてみればそうかな。
確かに録音によって音色が違う気はするが。
グリュミオーとはどの辺が違うのでつか?
グリュミオー 端麗華美
シェリング 質実剛健
114 :
名無しの笛の踊り:03/05/14 17:00 ID:GSjy331U
四文字熟語うまいね
グリュミオーのほうが好きだナァ
悩みかかえてるときは聴きたくないけど
漏れはグリュミオーもシェリングもどちらも大好きでどちらの音も
素晴らしい美音だとは思うけど似ているとは思ったことないなぁ。
>>113にはほぼ同意。
グリュミオー=楽天的・享楽的 → モーツァルト、ラテン物がいい。
シェリング=求道的・真摯 → 3B(+ベルク・バルトークの5B)、東欧物がいい。
いっとくが凡庸なバッハ弾きといってるだけで、
(これだけは絶対にゆずらん)
シベリウスとかブラームスとか良いと思ってるぞ、
シベリウスはこの人が初体験なのでチョンキョンファは未だに受け付けられない。
118 :
名無しの笛の踊り:03/05/14 21:58 ID:zwoJfI8u
凡庸だとは思わんな。
個性的な音色や解釈ではないが、歌い回しなんか個性的だし、力強いし、
特に表現力が豊かだ。
シベリウスは聞いたこと無いがよさそだな。
ハイフェッツやギトリスなんかいいと思うがどう?
ウィックスの演奏聴いたことある人いたら感想教えて。
119 :
名無しの笛の踊り:03/05/14 22:52 ID:tuBUw8x6
凡庸でもボヨヨ〜ンでもいいが、バッハの無伴奏は
CBS盤とDG盤とどっちがいいの?
120 :
名無しの笛の踊り:03/05/14 23:18 ID:cYVWATmn
一番いいのは
オレの作った海賊盤
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д` ) <
>>120を通報しま(以下略)
/, / \_______
(ぃ9 |
/ /、
/ ∧_二つ
/ /
ああいうバッハが好き、というのはどうもワカラナイ。
ヴァイオリン的にどうかはしらんが、
丁寧に丁寧に磨きすぎて
バッハの面白いところがみんな削れて
かえってのっぺりしてしまったような演奏だ。
そつがなさすぎる。
陰影がない。
何だか聴いてるとムカムカしてくる。
だが先ほども言ったように、ロマン派ではまったく別格。
なんでだろうといつも思う。
>>122 まあそうなんども強調せんでも(w
シェリングのバッハ無伴奏の純度はそれこそ凡百のヴァイオリニストには
到底到達できない高みに達してる、と漏れなんかは思うわけです。
陰翳がない、という風には感じたことないですね。
つまらないと感じるとしたらバッハ観が違うんだろうと思いますよ。
オイストラフ、シェリング、スターン、グリュミオー
ステレオLP全盛期の円満な大家というイメージ
バッハ演奏を無駄な飾りの無い端正・真摯と評価するか、
味気ないと捉えるか、なんだよね。
漏れはシェリングのは前者と捉えてまつ。
この人の演奏を聴いていたからミルシテイン、ハイフェッツ、シゲティのが
より興味深く聞く事が出来た。
バッハの無伴奏はPALEXAのライヴが最高!
ロマン派だから駄目とかストイックだから駄目てのは
ないな。
とにかく嘘っぽい演奏が嫌い。
バッハは演奏家の試金石やから殆どが化けの皮がはがされおるわい。
>>122 あなたは誰の無伴奏がお気に召すのですか。
129 :
bloom:03/05/15 19:21 ID:FwBePUWA
逆に漏れはこの人のシベリウスはあまり好きじゃない。
寒すぎる、ってそれでいいのかもしれないけどね。
突き放されてる感じがする。伴奏もそっけないし。
131 :
名無しの笛の踊り:03/05/15 21:40 ID:of3z5qAo
>>130 この軟弱者め
熱情に逃げるような演奏はだめだ。
シンフォニーを聴けばわかるだろうよ。
>>128 シェリングだめ。
ミルシテインだめ
この二人に共通してるのはポリフォニーをmidiみたいに弾くところ。
レゴブロックじぇねえや、といいたくなる。
倶柳澪、いい
蔵椅子螺ー、いい
茂茶、いい、
佛珠、いい、
出・美伊都、いい、
肺腑衛津、いい、
んなとこ。
(ちなみに恵禰須戸はあまりに骨董趣味・・・フィリップスの奴)
(雌乳韻はだめ・・・)
現代人のように化学調味料付けに慣れてしまった舌では、
シェリングや、あの時代の奏者たちの音楽を味わえない。
悲しい。
133 :
1 ◆0JJ8wBlOCg :03/05/15 23:09 ID:4c9RiHiJ
>>132 現代の演奏が化学調味料的かどうかいまいちわからないけど、
まあ一昔前の演奏家ではあるわなシェリングは。
グリュミオーもそう。
今まで見てきたところでは、
>>125が言うように
「味わい深い」と捉えるか「捉えどころがない」と捉えるか
どっちかに分かれるんだよな。
当然漏れは前者なわけだが、後者の人の意見もまた参考になる。
誰かグリュミオースレも立てたら?おもしろくなるかもよ。
>>131 > シェリングだめ。
> ミルシテインだめ
> この二人に共通してるのはポリフォニーをmidiみたいに弾くところ。
比喩だから突っ込んでもあまり意味無いと思うけどバッハの無伴奏を楽譜どおりMIDIで
打ち込んだら全然ソロヴァイオリンのようにはならないんだよ。例えばシャコンヌのピアノ版とか
編曲版を聞いてみたら分ると思うんだけど。その意味ではシェリングもミルシテインも
ハイフェッツも楽譜から逸脱してるんだ。だからそれなりの苦労が聴こえてくるんだけど、
それをのっぺりと断じてしまうのはちょっとどうかと思うね。
昔、リアル厨房でヴァイオリニストになりたいとがんがっていた頃は、シェリングは
神だったな。もっとも尊敬するヴァイオリニストだった。
結局、一般大学に入り、現在は学生オケで弾いているわけだが。
そして、段々と以前ほどにシェリングに傾倒できなくなってきた。
いま好きなヴァイオリニストは、ブッシュ、メニューイン、マルツィ、現役ではツェートマイアあたり。
深みのある音色が好みになってきて、シェリングは好みとしてはむしろ受け付けなくなってきた。
>>135 それは厨房の頃はシェリングの表面的な部分に傾倒してたんだな。
卒業した、ってわけだ。そういう人がいてもいい。
やっぱり
>>59のとおりなのかなあ…
しょぼーん
まあ、漏れがシェリング好きならいいか。
つーわけでage
>>134 よくみてみ、 ハイフェッツはいい、方に入ってるよ。
( ´D`)ノ<
>>137 >1さん、私もシェリング好きです。バイオリニストって癖のある人が
多くて、自分の好みに合う演奏家にめぐりあえなかったんですけど、
シェリング聴いて「あ、この人だ!」と思いましたです。
現役の演奏家ではデュメイが好きです。
あとジュリアードSQにいたロバート・マンが大好き。音色がたまらん。
彼のバイオリンを聴くためにサイトウキネンの室内楽演奏会に行ってます。
140 :
名無しの笛の踊り:03/05/17 10:53 ID:p4wDbX6a
時代の趨勢からして、シェリングさんっていつ店頭から消えても不思議じゃないっていうか、
この不況の折、そうそういつまでもプレスできないですよね。
(ま、再発はされるんでしょうが・・・)
で、そうなる前に、何枚か買っておきたいのだけれど、どれがいいですかね?
>>138 いや、別にそれは論旨に関係ない。バッハのポリフォニーを切れよく演奏していても、
厳密には楽譜どおり、とは行かない、と書いてるわけだから。
131がハイフェッツをどう聴いているか、ということではないです。
>>141 あ〜はいはい。えらいえらい。
キーボードでで一度に鍵盤掴んで音出してみたときと、ヴァイオリンで弾いてみたときが違う、ってのはヘタッピな私でも自分でやってみたことあるからよくわかるよ
(練習の時ね)きらくに”midiみたい”っていってわるかったね。
要は陰影がない、平板、流れや勢いがあまり感じられない、ライトあてすぎたみたいなのっぺりした感じ、そんなことがいいたかっただけだよ。
>>142 そう何度も言わんでも解ったから。
そういう聴き方をする人もいるよ。
世の中は広い。同意する人もいるかもよ。
144 :
1 ◆0JJ8wBlOCg :03/05/17 15:58 ID:+HjB/IlT
頼むからここで変な言い争いしないでくれ。
>>139 漏れはいつのまにか好きになった感じだなあ。
シェリングに慣れると最近の若い人の演奏じゃあ物足りなくなる。
最近の人ではシャハムとレーピンが好きだな。
>>140 バッハ無伴奏はまず消えないと思うが、持ってないなら買っとくべし。
ほかにお勧めなのは、まあ人によって違うと思うけど、漏れとしては
ブラームスVn協奏曲(ハイティンク指揮) シェリングのバイオリンの音が透明で美しい。
ベートーベンVnソナタ5・9(ヘブラー) シェリングのまじめさが良く出た演奏。
の二枚。
>頼むからここで変な言い争いしないでくれ。
そうか? シェリングマンセーばかりよりおもれーぞ
シェリングマンセーばかりじゃつまらない、ということだし、
122さんも孤軍奮闘だから漏れも(122じゃないよ)シェリングのバッハについて
不満に思っていることを書いてみよ。
それこそフーガなんかの重音がたくさん出てくるところがあるじゃないですか。
あそこでシェリングなんかはリズムというか流れ重視なんで3重音なんかガツン、
ガツンと入れないといけないですよね。そうするとなんかアクセントつき過ぎちゃうんですよ。
耳に優しくない感じ。ポッジャーとか、デールとか癒し系ピリオド楽器派なんかを聴くと、
シェリング聴いたとき叱られてるような気がしてしまうんですよ。好きなんですけどね。
癒し系って・・・。
シェリングでCDで聴くとなぜか音がつぶれて聞こえるような。
たまにLP引っ張り出して聴くと、みずみずしい音色で驚く。
「おお、シェリングの音はこれだったよ」みたいな。
×・・・シェリングでCDで聴くと
○・・・シェリングはCDで聴くと
>>144 すまそ。 いちいち引っかからないようにするよ。
シェリングで漏れの持ってるのでけっこういいな、っておもったのは
1)シベリウスのコンチェルト:ロジェストヴェンスキ+ロンドン響
ひそやかに、忍び込むような始まり方からグッときます。
上の方で寒い、っていう言い方をしてたけどまさに。
太陽が地平線の下に沈み薄墨色が段々濃くなる雪原の彼方から魂を締め付けるような嘆きがかすかに聞こえてくるような・・・
最終楽章だって魔女の踊りだからとどたばた埃を立てないで勝つぐんぐん引っ張る演奏。
2)クライスラーの小品集(得体の知れないオムニバスCDに数曲入っていた)
東欧なまりの英語みたいな独特の味付けとでもいうか、クライスラーをなぞってたまるか、という意地がおもしろいっす。
たのしいっす。
ブラームスのソナタ、良いけどまあ、特別な愛情は感じない。 ってところだろうか・・・
151 :
名無しの笛の踊り:03/05/17 22:19 ID:F84mFsY6
シャコンヌの2泊めのウラの音を3本同時に当たり前のように
鳴らしているシェリング、何回聴いても「神業」と思うのは
僕だけでしょうか?
シェリングのバッハの低声部の凄み、たまんないです。
この人のバッハって、あまりにもさり気ないんだよね。
明らかに、やってますよ!ってのが無いから面白味が無いとか、何もして無いとか
思われちゃうのかも。でも、上でも書かれてる部分もそうだし、
このシャコンヌでも結構テンポでも強弱でもいろいろやってるんだよね。
でもさ、ヘブラーとのモーツァルト・ソナタ。あれだけはちょっと好きじゃないな。
>>151 技術的には他にもっと凄い所がいっぱいあるとは思うんですけど、
あの重音って、古き良きシャコンヌの象徴みたいになってしまいましたね。
9小節目で旋律のあるD線に弓を戻す弾き方も最近の演奏家はあまりやらなくなったし。
シェリング編のバッハ無伴奏の楽譜と、
学習者が良く使うガラミアン編あたりを比較してみるとなかなか興味深いですよ。
ここのみんなはLP時代からのファンが多いんでしょ? 基本的にCDでADD
の弦音を聴くのは、LP今でも聴いてる者としては物足りない。トランスファー
がうまくいったのもあるけど、やっぱり、シェリング聴くならLPだね。
自分LPで聴いた事は一度もない、CD時代に入ってから聴きはじめた人間ですが、
そんなに違うものですか?CDとLP。
>>154 ううむ。確かにヴァイオリンはADDでは音質的に厳しいのは認める。
でも漏れはLPでなければ、とは思わないな。感動はあまり変わらない。
ま、漏れのLP再生環境が大したもんじゃないというのもあるが、
シェリングの音楽はそういう次元で語れないと思うんだよ。
シゲティやティボーみたいな録音だって感動できる。
>シェリングは神経が細かいくせに第二楽章の二声部書式のダブルストップ
>の難所で下の声部の三連四分音符がちゃんと弾けていない。
>こうしてみるとシェリングも古い世代の名手の仲間に入るのかもしれない。
(シベリウス)
確かに音質は(特に器楽曲では)
LPの方がCDから再生されるものより良いと思う。
べらぼーに高い再生装置を使うとCDでも大差なく聞こえるのかもしれないが…
パソコンで聴いてる俺は逝ってヨシか
>154に同意だけど、フィリップスはアナログ録音のCD化も日本盤のLPも
がんばっている方だと思う。
161 :
名無しの笛の踊り:03/05/21 01:00 ID:Y7Lhketm
>157
そんなの、たいした問題じゃないと思うよ。
聞き流せばいいじゃん、そんなに気になる?
幸か不幸か、楽器やってる人はそういうところまで気になるもんです。
特に自分でシベコン弾いてたら、確実にそこまで耳がいってしまうね。
やっぱ、ハイフェッツ、オイストラフは弾けてるよ、スゲー、とかね。
こういうと技巧厨とののしられることもあるが、必ずしもそんなんではないんですよ。
シェリングでもシベリウスごときに(って言ったら何ですが)弾けないところが
あったんですねー。気がつきませんでした。意外ですね。
若いシェリング・ファンもグリュミオ・ファンも、最初はCDでいいが、極め
たければ、できればLPに走るべし。CDも聴くが俺がいまだにLPを収集し
続けるのは、弦楽器はLPに軍配が上がるからだ。その魅力に取り憑かれたら
一生抜け出られないだろうし、抜け出る必要も無い、素晴らしい世界だから。
(断っとくけど、俺、CDも聴くんだよ)
165 :
名無しの笛の踊り:03/05/21 11:36 ID:TO05/H5j
再生音にこだわりすぎると音楽を聴いてるんだか音を聴いてるんだかわからなくなるよ。
シェリングの美音はCDでも十分楽しめます。
>>165 漏れもそう思う。グリュミオーは知らんが(w
私は少しでも良い音で聴きたいよ。ちょっとした弓の動きまでしっかりと感じたいから。
音の良さがかえって弊害になるような事は無いと考える。
ただ、LP が最善の選択肢で今後もそうであり続けるかどうかは疑問。
ちなみに、楽器の音そのものはグリュミオーの方がよいのではないかと思う。
168 :
山崎渉:03/05/22 04:53 ID:???
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
漏れは世代的にCDから聴き始めたのでLPとは無縁なのだが。
ちゃんとした機器揃える金もないし当分はCDでいくつもり。
今のところCDでも満足してるし。
一万程度のプレイヤーしか買えないんじゃ、
わざわざレコードに乗り換えてもしょうがないでしょ。
シェリングもグリュミオーも、CDで聴いたって素晴らしい!
そうだねぇ。LPにはまるといくらお金あっても足りない…10倍お金かけて音が2倍もよくなるかどうか。
だったらCDの装置にお金かけたほうがいいかもね。漏れはシェリングを聴くならそれでいいと思うよ。
ティボーとかをマジにいい音で聴きたかったらSPの素晴らしい装置を買わなきゃならないかもしれない。
なんてさ、いいだしたらきりないもの。LPマンセーは突き詰めたらそういうことになっちゃう。
漏れはそういう趣味ないけど。
初期ステレオのころの録音が注目されがちのような気がするけど、
シェリング後期の録音では、不気味なほど透明な音色で弾いてるところがあってイイ。
ハイティンクとのベートーベンの第二楽章とか。
つーわけでage
クレーメルの本は読んだ。渡辺和彦のヴァイオリニスト33のシェリングも読んだ。
クレーメルは晩年アル中になったシェリングしか知らずにああいうことを書いたんだろう。
芸術家に大事なのは正義心だと思う。
シェリングは立派な芸術家だ。
第二次大戦中、約300回の慰問演奏会を開いた。
(1939年・南仏プロバンスの野戦病院での演奏会の話は有名)
(ポンセ「小さい星」の演奏中に独兵に発見・砲撃されそうになったが、
独軍の隊長が砲撃を許可せず、演奏会は無事に終わった。
シェリングはこんな最前線まで行って演奏していた!
人に指図されることを嫌がり、不満ばかりこぼすクレーメルにできることなのか?)
1942年ポーランド難民移住計画交渉のため通訳として首席のウニンスキーに同行した。
30年以上シェリングとコンビを組んだチャールズ・ライナーの回想
シェリングは私が『伴奏者』と紹介されると強く抗議した。
「ライナーは私の『共演者だ』」と言っていたかのようだった。
(カナダ・リサイタルのライナー・ノーツ。原文は英語。もっと長い)。
クレーメルはシェリングの演奏もぼろくそに言ってるが、全く同意できん。
漏れは、シェリングの才能を認めた人(フーベルマン、フレッシュ、ティボー、ルービンシュタイン、モントゥ、ポンセ、ミュンシュほか多数)の意見を信用するね。
>>172 もれはクレーメルの才能を認めん。DQNが何を書いても気にならない。
性格的にクレーメルとシェリングは正反対だな。
どちらも厳しい感じの演奏ではあるけど、
シェリングには大らかさがあるが、クレーメルはカリカリキリキリ弾いてる。
大らかさという点ではグリュミオーと共通しているかもしれないが
グリュミオーは厳しい演奏ではない。
ま、個性ですな。
シェリングは大好き。
ベートーベンのソナタは、ほのぼのとした感じの
グリュミオーとアラウがとっても好きです。
クレーメルは、聞いていて疲れませんか?私は苦手。
グリュミオーはシゲティの後継者
>>176
え?
クレーメルって彼の書いた文章から判断すると知的で客観的というタイプ
からはほど遠い。
むしろ感情的で自己中心的。
人格的にも優れてないってどっかで聞いた。
演奏とは関係ないが彼の他の演奏家に対する批評なんかあてにせん方がいい。
179 :
名無しの笛の踊り:03/05/28 01:14 ID:MLH044LU
180 :
山崎渉:03/05/28 12:20 ID:???
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
おしんこ?
おらんだ?
クレーメルはどこがいいのかよくわからんのだが。
評論家はやたらとクレーメルを誉めたがるが…。
ところで、もれオイストラフ好きじゃないんだけど
ほかのシェリングファンの皆さんはどう?
184 :
172:03/05/31 09:54 ID:???
>>173〜175 178
漏れもクレーメルの演奏が苦手だ。やつのテクニックがすごいのは認めるが、好きじゃない。
>>184 もれは、ベートーヴェンのVn協奏曲では比較できん。
たいていの場合はシェリングを聞きたいと思う。
でも、残業続きで疲労困憊のとき、オイストラフを聞きたいと思うときがある。
なぜか分からん。
ちなみに、シェリングのベートーヴェンの録音(録画)は次の順番で良いと思う。
1 イッセルシュテット=バイエルン放送響
2 ツェンダー=ザールブリュッケン放送響
3 イッセルシュテット=ロンドン響、ハイティンク=コンセルトヘボウ、フォスター=N響
6 メスター=カナダ放送響
DVD(カナダ)はまじで最悪。音が左右にちゃんと入っておらん。
あと、チャイコフスキーに限っていえば、オイストラフのが良いと思う。
シェリングのチャイコフスキーはどうも・・・
メンデルスゾーンも微妙。
シェリングの古い盤(ドラティ)とオイストラフを比べて、オイストラフのが好きかなあ。
他は、シェリングの演奏のが好きだ。
ハチャトゥリアンの演奏は、評論家はオイストラフやコーガンばかり推薦するが、シェリングを聴け!と叫びたくなる。
>>184 >DVD(カナダ)はまじで最悪。音が左右にちゃんと入っておらん。
モノラルと表記されていますよ
>174
私もオイストラフ好きじゃないです。あの音の重さはどうにも。
すごいとは思っても何度も聞く気になれない。
コンチェルトってあんな風に演奏しなきゃいけないものとは思えない。
まあブルッフとか、そういうのならわかるけど。
教えてください。このあいだN響アワーでシェリングのベートーヴェンの協奏曲を
やっていましたが、その前にちょっと入っていたバッハの無伴奏は何番からでしたか?
全曲が放送されたことがあるのでしょうか?
オイストラフとセルのブラームスを聴いてごらん。
ブラームスが悲鳴をあげています。最悪の演奏。
なんかずいぶんなことになってるなぁ。シェリングのスレだからいいか。
>>172 ? クレーメルなら愛国心や正義のためなら一身をなげうつだけの覚悟はあると思うぞ。
ちょっと人間というものの見方が浅いような。
シェリングは厳しいというよりは端正さを身上としている、といえるとは思うが。
端正なだけで何が面白いんだかワカラナイ演奏をしているときもあるし・・・・
うーん、よくわからん・・・ロマン派の演奏では端正だが情感にどっぷり浸っているようなところも強く伝わってくることがあると思うが。
端正さの器に、情感が溢れている、というときが彼の演奏でイチバン良い感じの時のような・・・・
バッハでは端正なだけで何が彼にとってオモシロイのかどうかがよくワカラナイ。バッハはどうも彼の官能を十分に刺激するに至らないような。
クライスラーを弾くとなると、端正でもないし、感覚の喜びもなくってなんかクライスラーの幻影から逃れようとしてじたばたしているのばかり目立つぎくしゃくした感じだし・・・
晩年アル中かあ・・・・どうしたんだろうなあ・・・もったいない・・・ブラームスのソナタ、なんかいいよなあ・・・
グリューミオーは楽しい。曲をしゃぶり尽くしているような感覚。「美味」というかんじかなあ・・・
食べ方が上品でかつ堅苦しくなくってスマート、見るからにうまそうに曲を食べている感じがする。こちらまでよだれが湧いてくるような。
オイストラフが随分とひどいことになっているけれども、ベートーヴェンのソナタ全集を聞くとまあ、なんというか、大したオッサンだよマッタク・・・
室内楽なんかでもいいなあ。満腹になります。
クレーメルが良くワカランに一票。変わり者でつきあいにくそうな感じがするにも一票。 でも何となく気になってしまう・・・。
ま、どれも引っ張り出して聞くとみんなそれぞれに面白かったりなぞだったりして楽しい。故人となってしまった人には感謝の合掌。
夕べ、N響とのベトコンのビデオまた見ちゃいました。
うるうる。(;_;) やっぱり最高!
シェリングさん。私も第2楽章の第2主題がだーい好きです。
>>172さんに追加。
アンチェル=コンセルトヘボウとのライブもGOODです。
194 :
172:03/06/01 12:15 ID:???
>>185 カラー録画の方なんだが、突然片方から音が鳴らなくなる箇所があった。
聞こえる側が右へ左へと小刻みに動くから、俺には耳障りだった。
とくにバッハのフーガのときがひどかったような気がする。
あくまで音響的な問題で、気にせんヤツには問題ないんだろう。
俺も、シェリングの演奏には不満はない。最悪というのは音響のことだ。
ちなみに、白黒録画の方には音響的な問題はなかった。
パガニーニの「ラルゴ・エスプレッシーヴォ」の美しい演奏には感動した。
>>188 シャコンヌを冒頭から4分ほど放送していた。
録画したヤツはたくさんいるはずだから、誰かに頼んで見せてもらうといいぞ。
アート・オブ・ヴァイオリンのDVDに入っていたのとおんなじ映像を2分半長く放送した。
全曲放送がかつてあったかどうかは知らん。
195 :
172:03/06/01 12:16 ID:???
>>191 そうか、それは知らなかった。気分を悪くさせたなら謝る。
漏れには、「人間というものの見方」なんて抽象的なことを言われても、よう分からん。
もっと具体的な事実を教えてくれないか?
その愛国心と正義心あふれるところのクレーメル氏は、バルト3国がソ連軍に侵攻されたとき、郷土ラトビアで、どんな行動を起こして一身をなげうったのか。
>>192 もれもオイストラフのベートーヴェンは好きだ。
ただ、シェリングのバッハも大好きな点で異なるが。
人によって良いと感じるものが違うのは、ある意味当然だわな。
シェリングのファンにオイストラフを苦手と感じる人がいるのは分かる気がする。
オイストラフの演奏は、音量がデカすぎる。あれが無造作に聞こえるんだろう。
あの迫力が良いと言うヤツにはたまらんのだがな。
>>193 ん?コンセルトヘボウ?
アンチェル=チェコ・フィルハーモニーなら知っていたが
(未所有、誰か売ってくれ)
音楽の好みって1番人間出るんだよね。クラシックだけかもしれないけど。
音楽の話から遠ざかって悪いんだけども、
個性をやたらとありがたがる人って嫌いだなあ。
金子みすずの詩で「みんなちがってみんないい」みたいなのがあったけど大嫌い。
そんなことを改めて言うお前こそ本当の意味で個性を受け入れられてないじゃないか、と。
言ってることは正しいが、頭単純すぎ。
ついでにage
通りすがりカキコ
>194
>パガニーニの「ラルゴ・エスプレッシーヴォ」
プニャーニじゃ?
ついでにシェリングは金字塔といわれるバッハしか持ってないけど
漏れにはある種の忍耐力を要させる。
シャコンヌだけは別格で極端な話、この曲はこの演奏しか受けつけられなくなったわ。
198 :
172:03/06/01 12:51 ID:???
>>197 そのとおり。プニャーニだった。
かなり情けない間違いをした。すまん。
199 :
193:03/06/01 15:44 ID:???
>>195 >ん?コンセルトヘボウ?
>アンチェル=チェコ・フィルハーモニーなら知っていたが
>(未所有、誰か売ってくれ)
ごめんなさい。チェコフィルでした。
コンセルトヘボウはクレッバース版でした。
>196
個性を聴かなくてなにを聴くのかな?
201 :
188:03/06/01 23:00 ID:???
>172, 194
ありがとうございました。さがしてみます。
Art of Violin にも入っていたとなると、そのシャコンヌは日本での録画
ではないのですか?
age
>>200 スマソ、別に音楽の話じゃないのよ。
関係ない話でageてゴメソ。
つーわけでついでにage
204 :
名無しの笛の踊り:03/06/05 14:02 ID:ifQecVqc
フランクのヴァイオリン・ソナタは無いんですか?
わたしフランクがすきなんだけど。
age
この人のフランスものってどうなんだろ?
シェリングというとドイツものって感じだが。
シェリングってフランス系でしょ
あれだけメキシコに長く住んだんだから、ラテン系だろう。
実際メキシコ小品集、みごとなものじゃないか。
先日、BS1で放送されたシュピルマン(「戦場のピアニスト」)の
ドキュメント番組を見ていたら、
彼の奥さんのインタビューの際に映っていた脇のピアノの上に
シェリングの写真が有った。ルービンシュタインの写真も飾ってあった。
>>209 ラテン系ってフランス系を含むのでは? シェリングが何系か知らないが。
でもシェリングといえばドイツ三大Bが1番有名でしょ?
だから単純にドイツ的だと思ったんだがどうかな。
ポーランド生まれのユダヤ系ですよ ハルトナックの本にも出てるけど
…で、ハナルトックって誰?
『 20世紀の名ヴァイオリニスト』 ハルトナック著 松本道介訳 白水社
名著でございまする。
先日新装復刊されていたので買いました。
シェリングのページ真っ先に読みました。
しかし時の流れを感じさせる本でした。
著者前書きの日付が1967年・・・。
シベリウスがいいかな。
先日放送されたシュピルマンのドキュメント番組で
彼のピアノの上にルービンシュタイン、シェリングらの写真が飾ってあった。
ポーランドつながりだからか〜と納得した。
渡辺和彦がハルトナックの真似しようとして書いた「名ヴァイオリニスト33」
無様な結果だな。
お前には無理だって。
>>219 単に自分と趣味や意見が合わなかっただけだろ?
懐古趣味のおっさんがそう思うのは無理も無いけどね。
ゴメソ。
>>214でハナルトックって書いてました。
ハルトナックの打ち間違い。
222 :
219:03/06/19 17:29 ID:???
>>220
趣味とか意見とかそういう問題じゃないや。
ハルトナックの本を読めば自分がある演奏家の演奏を聴いてなぜ感動するのかが
よく分かるべ。
ハルトナックに比べて渡辺は演奏の分析が情けなくなるぐらい中途半端でいい加減。
まあ誰にでもハルトナックみたいな事は出来るもんではないが。
ハルトナックには指揮者やピアニストなんかの評伝も書いて欲しかった。
それにしても日本の音楽評論はなんでこんなにレベルが低いんだ?
ハルトナックってその後どうなったんだろう?
まだ生きてんのかな?
それはないか。
224 :
名無しの笛の踊り:03/06/19 17:42 ID:EttuYVWD
↑ブラクラ注意
シェリングファンの皆さんには申し訳ないが、俺には退屈だ。最後まで聴けない
ことも多い。しかし1曲だけ忘れられない演奏がある。プロコの第二協奏曲だ。
テンポを揺らさず淡々と弾くアプローチが作品にとてもフィットしていた。
ともするとロマンティックすぎる第二楽章の高雅で上品な佇まいが忘れられない。
ハイフェッツ盤を買って聴いてみたが、天と地ほどの差を感じた。ハイフェッツ盤
はその後二度と聴いていない。
あげ
もうネタ切れか
>>226 いや、申し訳なくない。
ファンであっても、全部が全部良いと思うわけじゃない。
退屈に感じる演奏もいくつかある。
俺はメンデルスゾーンとチャイコフスキー(指揮ハイティンク)が苦手だ。
ノロすぎる。オケの反応もイマイチな気がする。
226が退屈と感じた演奏が何か知りたい。
メンデルスゾーンに関しては、ドラティ指揮の旧録がイイよ。
というかハイティンクは未聴。
音がぶっとすぎて嫌いかもしれないけど。
>>230 シューマンの入ってるやつね。確かにあれはいいね。
ただ、俺は別にシェリングの演奏のメンコンの話をしたいわけではない。
シェリングの演奏の中で退屈と感じるものが何なのかを知りたい。
俺が素晴らしいと思う演奏を「退屈だ」と感じるやつがいるとして、
そいつに、どんな理由でそう思うのかを聞けたら、新たな発見があるような気がする。
そう思って書いたのだが・・・
シェリングの演奏で退屈と感じたことはないな。
しいて言えばパガニーニの協奏曲1番。
いまいち楽しめないんだよなああれは。
↑
納得。俺は4番の第1楽章もつらい。(2・3楽章は好き)
こんなスレがあったとは。
シェリング、好きなヴァイオリニストです。
これはひょっとして短所かな?と思えるのは一つの音をひくと
その音がひき続けられる間はずっと均質なことが多いと思うのは私だけかしら。
誰かがmidiにたとえていましたが、別のことばでいえばオルガン的な発音。
まあ、そういう発音であってもオルガン音楽が成り立つわけですから、
一概に短所でならないかもしれませんが、ヴァイオリンであるからには別の愉しみがある。
そこを要求するむきには退屈至極かもしれませんね。
そして、パガニーニが必ずしも最良の結果をもたらしていないというのも
ひょっとしたらそういうところかなあ。鈍くさくなりますからね。長文スマソ。
日本ライヴの印象はいかがですか? インプレキボンぬ。
>>21 CD持ってます。禿堂です。録音もいいですね。
教科書的な演奏ですが、秀演ではなく、明らかに名演の分野です。
>>236 あいやー、そうでしたか。カエスガエスも行かなかったのが残念…
まさかあんなに若くして逝っちゃうとは…
238 :
236:03/07/06 15:24 ID:???
音の綺麗さでは、シェリングのほうがグリュミオーより上だと思う。
シェリングもグリュミオーも、一言で片付く。
「下手だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!
!!!!!!!!
!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!
!」
ハイフェッツのSPを竹針で聴いてみろ!
240 :
名無しの笛の踊り:03/07/07 02:09 ID:+jXm33I5
>239
バイオリンの事が根本的にわかってないんじゃないか?
ハイフェッツは確かに当時は斬新な弾き手だったんだろうけど、
巧いことは認めるが、すぐに聴きあきちゃう。
242 :
名無しの笛の踊り:03/07/08 16:00 ID:qPHDJstV
シェリングでいいのは音程だけ。
>>242 それじゃ、ジャン=ジャック・カントロフ > シェリング
、ってことになるんだけどw
244 :
1 ◆0JJ8wBlOCg :03/07/08 17:22 ID:yEHQ4lWA
漏れカントロフも好きだが。
バリバリ弾いてるところがいい。
まあどっちかといえばシェリングのような非技巧的なほうが好きだが。
非技巧的、というと語弊があると思うんだけども、
シェリングは難しいところでも確実に弾いてる感じがするが
カントロフは「どうだどうだ、おらおら」みたいに弾いてるかんじ。
245 :
243:03/07/08 19:32 ID:???
カントロフはルヴィエ(伴奏)との
フランク、ヴァイオリン・ソナタのCDを聴いて好きになったんだけど、
ピッチの正確さはデュメイ盤以上だったし、そんなにテクニックを誇示
したかの様な演奏には聴こえなかったよ。
ちなみに82年録音、DENON盤。
246 :
242:03/07/09 01:24 ID:???
カントロフにかんしては>1に同意。音程もいいよね。
おれはシェリングは音程以外聴くべきところがない、といいたいわけ。
つまりつまらんヴァイオリン弾きだと。
パールマンが「アート・オブ・ヴァイオリン」でシェリングのこと小馬鹿にしてるけど、
まったく同じ意見だね。パールマンはべつに好きじゃないけど。
で、242は誰が好きなんだ?
誰ならつまらなくないヴァイオリン弾きなんだ?
アート・オブ・ヴァイオリンを見た。
“It must be Szeryng! Because it's good!!”
ヤツがシェリングを小馬鹿にしているというのはどういう意味だ?
「誰が弾いているのかわからない」というのは、パールマンの耳が悪いだけだろ。
馬鹿にしたようには聞こえんがな。
そうそう、パールマンはっきりいって音程悪いだろ。素直にシェリングの音程がいいと思ってるんじゃないの?
シェリングが音程だけのヴァイオリニストって言うんなら、
J・Sバッハの偉大さがわかる。
“It must be Szeryng! Because it's good!!”
のgoodって「はいはい、お上手ぅ」ってニュアンスだろ
>>251 どうしてそういえる?
パールマンは最初にシェリングのことを
「シェリングはカメレオンだ、でもうまい」と言っている。
(“But good.”は字幕では訳されていないがな)
“But good.”といってるときのヤツの表情を見てみろ。
あれがシェリングを小馬鹿にした顔か?
後半の笑いはジョークだ。嘲笑の意味は含まれていない。
それより242よ。
誰ならば、つまらなくないヴァイオリン弾きなんだ?
254 :
1 ◆0JJ8wBlOCg :03/07/13 21:28 ID:R4uCVseh
カメレオン?どういう意味?
そのドキュメンタリーは見ていないので、何とも言えないが
good という言葉そのものは決して誉め言葉ではない。「お上手
だ(器用だ)」というより、成績で云えば5段階評価で言えば、
2で、単に合格というニュアンスといえば言い過ぎかな。カメ
レオンは変幻自在という良い意味ではなく言動に一貫性のない
無節操な人という意味で日本語でも使われているが、英語でも
同じでしょう。仮に音楽様式に合わせて演奏スタイルを器用に
変えることができるという良い意味ではなく、器用貧乏という
ニュアンスに近いかも。無価値な巧さ?
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
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\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
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age
無伴奏あげ
260 :
直リン:03/07/20 20:38 ID:UkhGHWCY
>>246 >パールマンが「アート・オブ・ヴァイオリン」でシェリングのこと小馬鹿にしてるけど、
パールマンのごときがシェリングを馬鹿にしているとは…。そのビデオ早急に見ないと。
>>254 『 20世紀の名ヴァイオリニスト』 ハルトナック著 松本道介訳 白水社
で「カメレオン」という副題でシェリングが紹介されてたはず。
age
パールマンのほうがよほどカメレオンだと思うが。
9月にパールマン聴きに行く人いますか?
265 :
名無しの笛の踊り:03/07/28 12:48 ID:uCf/Fyvb
シェリングの無伴奏にはずいぶん助けられました。
1歳の娘の夜泣きがひどかったんですが、このCDをかけると
即効で眠ってくれました。友人にも薦めて感謝されました。
ほかにクレーメルとか聞かせましたが、シェリングにかなうものなしです。
全国の夜泣きに苦しむ方々に推奨してまわりたい位です。
シゲティを聞かせると、辛抱強い子になります。
シェリングという人は、パリ音楽院では「完璧生徒」と言われ、各科目で記録的な好成績を
収めたというし、ヨーロッパ諸言語にも完全に通じ、パリ音楽院での修行と同時にパリ大学
で哲学を修め、もちろんヴァイオリンを弾いても非の打ち所がない(特に音程・解釈において)し、
同業者にとっては何かと「嫌味」な存在だったのだと思われ。
すなわちパールマンがgoodなんて言うのも「負け惜しみ」ってやつね。
↑(訂)収めた→修めた
>>261
>『 20世紀の名ヴァイオリニスト』 ハルトナック著 松本道介訳 白水社
>で「カメレオン」という副題でシェリングが紹介されてたはず。
うそつけ、ハルトナックはそんな事一言も言ってないよ。
もう一回読み直してみなよ。なぜシェリングの演奏が人を感動させるかよく分かる。
270 :
269:03/07/28 15:17 ID:???
>>261
ごめんなさい。けなしてた訳じゃなかったのね。
でもカメレオンでは無いと思う。シェリングはどの曲でも常にシェリングだよ。
さっきからパールマンがシェリングをどう言ってたか問題になってるけど、芸術家
が他の芸術家に対して公平な頼りになる判断を下すことはほとんど無いと思うよ。
まず第一に芸術家というのは自分のそれと異なる個性や主張を否定するぐらいの強烈
に自己を主張する個性が必要だし、他にも嫉妬やら色々な感情があるだろうからね。
271 :
名無しの笛の踊り:03/07/28 17:34 ID:2qYENnSW
ギブソンと共演したモツVn協奏曲が良いです。
真面目すぎてモツらしくない不器用な演奏ですが、それがまたいい味。
272 :
名無しの笛の踊り:03/07/29 09:42 ID:SFfilX5h
悪魔のトリルをパールマンで聞いたとき、なんかきたないと思ってしまった・・。
シェリングのをきいて、良さが分かった気がする。
シェリング、いいよねぇ・・・
274 :
名無しの笛の踊り:03/07/29 18:31 ID:quf+JjxS
シェリングって、確か、ピアノも相当の腕前ぢゃなかったっけ?
ベートーヴェンのソナタ30番だか録音したとかなんとか・・。
275 :
_:03/07/29 18:38 ID:???
シェリングのバッハ無伴奏(DG、2枚組)1968年録音とは思えない鮮明な音
で、安く売ってたのはカネのない自分には福音でした。演奏はすごい秀逸。
あと、ルビンシュテインとのブラームスVnソナタ集、確か評論家の誰かが
良くないって言ってたけど、今の演奏家たちにはない巨匠時代のスタイル
というか風格が漂っててて、自分は好きです(RCA)。
>276 俺も持ってるよ、その2枚組み。
めっちゃイイ! 正に教科書!
278 :
1 ◆0JJ8wBlOCg :03/07/29 20:36 ID:Q9bUYmsz
>>274 知らなかった!初耳だ。
シェリングのベートーベン30番なんて、どんな演奏なんだろうな。
(^^)
ひょえー! ピアノも弾くのか。
ビクーリ!
281 :
1 ◆0JJ8wBlOCg :03/08/07 15:34 ID:WsPPUazj
シェリングのシベリウス買ってみますた。
バイオリンの音がきれいでイイ。
282 :
名無しの笛の踊り:03/08/07 18:24 ID:5QFN4N+O
グリュミオーがピアノも上手いことは有名だが、シェリングは初耳だす。
シェリング+ルビンシュタインのベートーベン・ソナタ集買ってみたが、
やや失望。5,8,9番の中では5番の出来が一番いいように思うが、曲自体
好きでない。大好きなクロイツェルは期待はずれだった。やはりブッシュ
+ゼルキンを越える演奏はあり得ないことを確信した次第。
284 :
名無しの笛の踊り:03/08/07 19:52 ID:4AyoLNOJ
>>283 そういう頑迷な男が一人くらいいてもいいじゃないか。なぁ!
>>284 シェリングファンってグリュミオーも好きなのかな。
かくゆー漏れは両方とても好きだけど。好きなバイオリニストベスト2だ。
次にすきなのはコーガンだな。え?意外ですか?
つぎはFPZとかミルシテインとかシュナイダーハンとか…
287 :
名無しの笛の踊り:03/08/12 13:15 ID:cPTZiI7l
バッハの無伴奏シェリングとグリュミオ―
(ステレオ)どちらが好きですか?
以前はシェリングだったのですが、オー
ディオのレベルが上がるとグリュミオ―
に惹かれます。コンセルトヘボウ大ホール
をたった1つのVn録音に使うなんて・・
スタジオを使わなかったプロデユーサ―
(エリック・スミスだったっけ?)の意図
がようやく,耳にできるようになりました。
>>287 演奏でなく音質を比べよ、という話でしょうか。
シェリングとリバールのバッハのコンチェルトほすィ