黛敏郎 人と音楽 遥かな愛・・・

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180名無しの笛の踊り:03/03/06 14:41 ID:xPuoB48A
一昨年の「題名のない音楽会21」の「20世紀の名曲ベスト30」選考会で、
指揮者の岩城宏之氏が、「金閣寺」を称して「ヴォツェックに匹敵する
作品だ」と話していたが、一方で「作品としては涅槃の方が上だ」とも
言っていました。ということは、涅槃交響曲はヴォツェックを超えたところ
にあると解釈してよろしいか?
181名無しの笛の踊り:03/03/06 14:52 ID:???
>>180
岩城の戯れ言など、はなから信用していないくせに8ワラ・・・・・
182名無しの笛の踊り:03/03/06 14:56 ID:xPuoB48A
>>180
いや、わたしは尊敬しているよ。素晴らしい指揮者だったじゃないか。
2月25日までは・・・。
183名無しの笛の踊り:03/03/06 22:16 ID:???
先月まで、岩城が素晴らしい指揮者だと思い込んでいた時点で終わっている。
184名無しの笛の踊り:03/03/07 00:07 ID:???
でも、岩城の場合タマ〜に当たりがあるのよ。
私は今まで一度しか当たりをひいた事は無いけど。
185名無しの笛の踊り:03/03/07 01:49 ID:???
武満の後期作品や、湯浅の「芭蕉の情景」のような作品は良いかもね。
でも、そういう曲なら尾高さんの方がさらに良いか・・・・。
岩城って、打楽器奏者出身という出自ゆえに勘違いされがちだけど、リズム的推進力でグイグイ押していくという曲に向いているとは思えない。
そういう曲なら外山雄三の方が良かったり。
186名無しの笛の踊り:03/03/07 01:52 ID:???
でも俺は岩城のおかげで グルッペン クロノプラスチック
モノプリズム 他数多くの現代物を聴かせてもらった
とても感謝してる
187名無しの笛の踊り:03/03/07 01:59 ID:???
そりゃ良いこともやっていると思うよ。そのことは否定しない。
でも、日本人作品の初演が岩城の専売特許みたい(これは大げさだが、かなりの多くの作品を岩城が初演している)
になっていた一時の状況が、音楽界に与えた不利益という奴も、やっぱりあると思うのよ。

クロノプラスティックなんかは、尾高さんの指揮で聴いたほうが良いと思うし。
188名無しの笛の踊り:03/03/07 02:16 ID:???
>>187
尾高の「クロノ」は確か45回転LPを持っているが
俺はもう少し奥行きと拡がりが欲しいとう印象を
持っている できれば今現在の演奏を聴いてみたい
189名無しの笛の踊り:03/03/07 14:37 ID:???
>>187
たしかに数多く振る指揮者と
いい演奏をする指揮者は違う
190名無しの笛の踊り:03/03/07 21:45 ID:???
>>187
そういう書き方はフェアとはいえんな。
現代物振るのは指揮者にとってもオケにとっても全くワリが合わん仕事。
名声の為か酔狂かしらんがそういう物好きがいないと後世に作品は残らない。
カルロス・クライバーがいくらいい演奏したからって、
音楽史に対する貢献なんてないに等しい。
比べると昔の指揮者は偉かった。
カルロスのオヤジのエーリッヒは「ヴォツェック」の初演者だし、
フルベンでさえ好きでもないシェーンベルクやった。
岩城の演奏や言動はどうあれその分野に限ってはいい仕事して来たと思うぞ。


191名無しの笛の踊り:03/03/07 22:43 ID:???

     ___
    /     \     ________
   /   ∧ ∧ \  /
  |     ・ ・   | < >>190、ソノトーリ!
  |     )●(  |  \________
  \     ー   ノ
    \____/
192名無しの笛の踊り:03/03/08 00:10 ID:???
>>190
そうですか?「いい仕事をしてきた」と言い切れるほど、当たりばかりだったとも思えないが。
秋山和慶や井上道義や尾高忠明が指揮していれば「残った」かもしれないが、岩城が振ったばかりに
埋もれた曲もあると思われ。
もちろん、表に出した曲も多数あることを認めた上での話だよ。
だから、彼の実績を全く認めないわけじゃない。
再演の機会が少ない現代作品は、たまたま挙行された演奏会の印象で運命が決まってしまう場合が
非常に多い。だから、岩城が「現代作品を好んで振る物好き」だということのみによって、彼を評価して
しまうのは危険だと思う。エーリッヒの「ヴォツェック」初演が素晴らしかったのも、100回を超えるリハー
サルを行う等、入念な準備が背後にあったことを忘れてはいけない。
193名無しの笛の踊り:03/03/08 08:15 ID:???
ライヒBOXのライナーには中谷美紀も寄稿。
194186:03/03/08 11:06 ID:???
>>192
「岩城が振ったばかりに埋もれた曲」 って例えば何?
カトレーンなんかは岩城N響より小澤新日フィルの方が
良かったかなと思うが 岩城のも
それほどひどいというほどじゃなかったけどなぁ
195名無しの笛の踊り:03/03/08 12:21 ID:???
外山雄三指揮の現代物の演奏はハズレばっかりだった。
岩城がいなかったら外山の初演指揮機会が増えていたはず。
外山指揮を防いだという意味でも岩城の存在意義は大きい。
196名無しの笛の踊り:03/03/08 12:26 ID:???
尾高が現代日本作品をたくさん振っていたのはもう10年以上前のこと。
今ならもっと奥行きも深みも出ているかもしれない。
あのような才能が英国に流失してしまったのは日本にとっては損失だね。
197名無しの笛の踊り:03/03/08 12:35 ID:???
せっかくの大友のような才能も三枝あたりに政治利用されてるし、
藤岡みたいに特定の作曲家の作品しかやらない指揮者もいる。
そのあたりの指揮者を囲い込める政治力のある作曲家と、
本当に一流の人の作品は演奏機会が多いが、
両者の真ん中あたりの人に光があたらないのがつらい。
3連続カキコ失礼。

198名無しの笛の踊り:03/03/08 16:02 ID:???
「真ん中あたりの人」のお勧めを教えて
199名無しの笛の踊り:03/03/08 16:37 ID:???
富士山をテーマにしたシンフォニーを富山県内のホテルで書き上げた池辺。
同県に因む交響詩「立山」を作曲した黛を思い出し、感無量だったという。
200名無しの笛の踊り:03/03/08 19:13 ID:???
沼尻が三善を振るのは作曲家の政治力?実力?
201名無しの笛の踊り:03/03/08 19:44 ID:g0L/zCdk
>>199
ソースは?
202名無しの笛の踊り:03/03/08 21:46 ID:???
↑毎日新聞 3/2頃だったと思う。
203名無しの笛の踊り:03/03/08 22:34 ID:???
>>178
現代音楽のコンサートで、さんまのからくりテレビに出ている加藤淳氏を
みかけたことがある・・・・・・・・・・・
204名無しの笛の踊り:03/03/09 00:42 ID:???
團伊玖磨の第3交響曲は初演が岩城指揮だったが、演奏が酷すぎて酷評された由。
205名無しの笛の踊り:03/03/09 09:10 ID:???
ダン池田?
206名無しの笛の踊り:03/03/09 16:07 ID:3i2Cph0u
皮肉ではなく、率直に言うが、黛作品を演奏してくれる
岩城宏之さんには、こころから感謝を捧げねばなるまい。

岩城さんあっての黛敏郎だと思うよ。

少なくとも、黛ファンは岩城さんをどうこう言う資格は無いと思う。
207名無しの笛の踊り:03/03/09 16:30 ID:6TQSQDoq
俺もそう思う 73年のN響定期のように話題性を狙って
わざと玉石混合の選曲をした事もあったが
彼なりにベストを尽くした演奏は黛作品に限らず
常に水準以上の演奏だと思う
208名無しの笛の踊り:03/03/09 16:34 ID:Oxoj5A70
>>207
異議なし。同感だ。
209名無しの笛の踊り:03/03/11 13:23 ID:???
>>207
 漏れは水準以下の演奏だと思う
210名無しの笛の踊り:03/03/13 14:08 ID:???
3月15日 研究例会『黛敏郎の音楽とその周辺』
目白にて
午後3時〜
無料
発表者:序○急

ttp://www003.upp.so-net.ne.jp/johakyu/
211名無しの笛の踊り:03/03/13 16:32 ID:S8aO+9Wb
N響伝説のライブ・尾高賞受賞者編に収録された「涅槃交響曲」は
名演だったと思う。その後の岩城氏の演奏と比較してもレベルは高いと思う。
212名無しの笛の踊り:03/03/13 16:53 ID:S8aO+9Wb
先日の黛個展。舞楽と饗宴について。
岩城氏は、それらの曲に新しい解釈を
与えようとしたのである。違和感を
感じた向もあろうが、一方で新鮮に
感じた方もいよう。曲の解釈は時代に
よって変わっていくのだ。岩城氏は
そのことを、あの演奏会で語りたかったのだ。
213名無しの笛の踊り:03/03/14 15:19 ID:j9VjLfSK
黛氏が何故、映画音楽から遠ざかっていったのか、それが不可解だ。
「黛敏郎の世界」などを聴いていると、優れた作品がいくつもあるのが
分かる。誰か、そのあたりの事情について、承知している人いますか?
214名無しの笛の踊り:03/03/14 17:53 ID:Fvzh3GiQ
とにかくテレビを通じての啓蒙活動に追われていたんじゃないか
一度だけ『題名』の収録を見に行ったが
ほとんど編集の必要が無いくらい完璧なものを2本続けて撮っていた
良くやったと思うよ本当に
215名無しの笛の踊り:03/03/14 23:27 ID:???
>>213
 単純に映画の斜陽で製作本数が激減したからに決まってるじゃん。クラヲタは他のこと何も知らないんだな。
216名無しの笛の踊り:03/03/17 06:40 ID:???
>>195
ハゲハゲ同!!!!
217名無しの笛の踊り:03/03/18 15:11 ID:mCtK9L9i
>>215
それだけでは説明がつかないだろう。
1970年ころを境に全然作曲しなくなったんだから、
単に製作本数激減ということよりも、、他の事情が
働いた結果ではないか、と思うのだ。
218215:03/03/19 01:27 ID:zSVTlyCh
そうだね その間にも武満や池辺をはじめとする
人たちがたくさん書いてるんだし そもそも
映画がぜんぜん撮られなくなった訳じゃないしね
219名無しの笛の踊り:03/03/19 01:29 ID:zSVTlyCh
↑名前214の間違い
220名無しさんの笛の踊り:03/03/19 14:09 ID:oL2aRkI3
いや映画音楽という方法にイマジネーションを投影できなくなったんじゃないか?

そういや中山ヒデがリゲティの楽譜見せびらかしててびっくりしたが現音ヲタだったのか
221名無しの笛の踊り:03/03/19 14:16 ID:???
川島雄三監督の名作「幕末太陽伝」の音楽も黛なのだが、
冒頭は「アレクサンダーズ・ラグタイム・バンド」そっくり。
昔の映画音楽は、黛に限らず、この手のパクリすれすれが多
かったような気もする
222名無しの笛の踊り:03/03/20 00:49 ID:qud0IIhY
ぢゃぁ『赤線地帯』もウェーベルン?
223名無しの笛の踊り:03/03/21 14:30 ID:rBpJv3hb
結局は黛氏が政治運動に関り出したのが大きな要因だ。
それに尽きるだろう。
224名無しの笛の踊り:03/03/24 06:19 ID:PZDaN2e0
黛氏の政治活動についてちょっと教えて欲しいのですが、

涅槃とバッサカリアの相関性も
225名無しの笛の踊り:03/03/25 15:31 ID:tRsWfI7E
>>224
黛敏郎氏は、「日本を守る国民会議」の議長を長く務めていた。
詳細は分からないが、多分、昭和50年ころから議論されるようになった、
元号制定問題が本格的に黛氏を政治的活動に参画させるきっかけと
なったのではないか?

この団体の主な主張は「憲法改正」で、天皇陛下の国家元首化、国旗国歌の
法制化、国軍保持などで、その中心的役割を担っていた。

現在の「日本会議」の初代会長に就任する予定だったが、直前に亡くなっている。

パッサカリアは聴いた事が無いから分からない。
226名無しの笛の踊り:03/03/29 06:21 ID:???
>>224
涅槃とバッサカリアに相関性ってあるのか?
黛敏郎が作曲したという以外ないと思うが。
227名無しの笛の踊り ::03/03/29 15:53 ID:Jfkl836h
age
228名無しの笛の踊り:03/03/29 16:45 ID:???
パッサカリアっていう曲、聴いた事無いんだけど、どんな曲なの?
涅槃に近いのか? 情報キボン。
229名無しの笛の踊り
ベト7のコラージュがシュニトケの書くアダージョみたいな楽想と交互に出てきて、
その後、盛り上がる予定だったのだろうが、絶筆のため5・6分で途切れて演奏は終わる(しかない)。