【悪徳】NBS対応悪いぞゴルァ【商法】

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239名無しの笛の踊り
文化、文化と叫ばれ続けても全然変わらないのがバレエ・ダンサーの生活です。
日々の生活のためのアルバイトをしながらレッスンに通い、怪我をした時も病気になった時も何の保障もなく、
ただバレエが好きで小さい自分の世界を中心に日々が過ぎてゆきます。

そんな生活の中でダンサー達が社会とのつながりを持つ事ができるのは唯一舞台です。
舞台で踊る事により観客の目に触れ、評価され、社会性を持つ事が出来ます。それ故にダンサー達は
日々レッスンに励み自分を鍛えていきます。一方、バレエ団の経営面も何年経っても変化する事無く、
今でも自己表現の夢を実現させるべき公演を重ねる毎に赤字が増える自転車経営を余儀なくされています。
あまりにも長い間、この様な生活に慣らされてきた私達にとって、今回の文化政策が打ち出される事により
バレエ団がどのような変化をもたらすのか想像する事も出来ない有様です。しかし今、この不況下にあっても
文化芸術振興基本法が成立し、一般からのコメントが募集されていると聞けば大いに期待し、夢を描く一人として提案したい事がたくさんあります。

まずは、観客に喜ばれる様な作品を上演する事によって、バレエ団の運営やダンサーの生活が安定するという
流れを作るために、「良い作品を創るための助成」を受けたいと思います。
私共バレエ団は、現在協議会の中でも文化庁の「芸術団体重点支援事業」による助成を受けていない、
たった一つの団体です。助成を受けていない理由は、毎日のレッスンに使われる稽古場の床の修理や、
衣装やセットのための倉庫の使用料など、バレエ団を維持するための経費は助成の対象にならないという点です。新作に係る仕込み費や、バレエ団員に支払うギャラも苦しいのが現状なのに、最低限必要なものを経費として認めないで、なぜ《支援》なのでしょうか。

私は今回の文化政策により、恵まれた新国立劇場のバレエ団だけでなく、色々な個性をもったバレエ団が
競い合い、芸術の巾を広げ、バレエ芸術がより豊かになる事を期待しています。そのために、以上に述べた公演に対する助成のあり方や、ダンサーの保険制度、又バレエ団に必要な稽古場の維持や設備の問題などに対する助成を見直して欲しいと思います。