>780
ショルティはバルトークのお墓の隣に埋葬してくれ、と言ってしっかり
実現させてしまったほどリスペクトしてたからねえ。
昔LDでオケコンについて熱っぽく解説しているショルティを見たっけ。
3楽章で「ここはずっとsul Gなんです。ヴァイオリン奏者はみんなパガニーニ
並みの腕を要求されてます(笑)」とか言ってた。
ショルティはことバルトークに関しては、あまりの傾倒振りが痛々しいほど、
力みが入りすぎててかえって聴き疲れするのが欠点。
青髭は有名な名演、キャストもいい!
そういう私はDVDが出るのを待ってる状態だからまだ観ていないので評論する資格なし。
LDとVHSは出てるらしいので、気長に待つつもりです。
CDはフリッチャイが振ってディスカヴが歌ってるやつにもうメロメロにされている。
あの凄さ、かっこよさ、深い救いようのない絶望感・・・気分がドーンと落ち込むので
さしずめ、音楽の絶叫マシン。
青髭はドラティだろ
ドラティまだ入手できたっけ?優秀盤なのは認める。
>>778 話題戻して。
バルトークとヤナーチェク!夢のような出会いですね。全く知りませんでした。
「アロイス・ハーバは一言も口を挟めなかった」
口をはさめなかったとしても、せめて記録を残して欲しかったですね。
両者の激しい議論のやり取りに、ただただ口をあんぐりあけて、事の成り行きを
見守っているアロイス・ハーバの姿が浮かんでしまいます。
二人とも当代きっての頑固者でしたから、さぞかし…
きっと「2台のピアノ」を思わせるほど、音楽的な話し振りで、
白熱した議論が展開されたのではないかと想像してます。
案外この曲って、ヤナーチェクとの激論の思い出が着想になってたりして。
バルトークは自作の珠玉のような美しい作品を携えて、
片田舎のブルノにまで赴いたというくらいですから、少なからず、
ヤナーチェクに対して、尊敬の念を抱いていたに違いありません。
二人の出会いの後に、ハンガリー民謡をヤナーチェクに捧げていることからも
分かります。お互いに記録を残さなかったのは、同じ芸術家として、
宿命のライヴァル的なものを感じてたからなのかなあ??
ここらへんは、専門家のご意見を待ちたいと思います。
しかし、「哲学博士レオシュ・ヤナーチェク」って一体…?
>>786 >風船さん
博士号を持っている人は、それを署名にも書くのが
ヨーロッパの慣わしですから、別に不思議でもないです。
例えば故・手塚治虫がヨーロッパ風に署名したとすると、
“医学博士・手塚治虫”と書いてよいのです。(書いたかどうかは知らないけど…)
バルトークは博士号をもってなかったから書いてないでしょうが、
コダーイはブダペスト大学で博士号をとったので(専攻は音楽以外だったはず)
署名に博士と書いたと思います(未確認です、すいません)。
788 :
名無しの笛の踊り:02/10/17 09:10 ID:TvpgsFz9
音楽家で博士号をもってるひとって意外と多い。べつに大学でその学科を勉強したわけではなく、一種の名誉称号です。
有名な例ではブラームス。大学なんか行ってないのに博士号をもらっています。『大学祝典序曲』(作品81)はそのお礼に書いたとか。他にもレーガーが医学、哲学の博士号をもらっていたり。
>>787-788 有難う御座います。でも単なる名誉称号であるにしても、「理論家」でもある
バルトークが博士号を持ってなかったのは以外な気がします。
(実はバルトークのことをあまり良く知らない…)
おそらくヤナーチャクの「哲学博士」の哲学もあまり意味の無いこととは
思いますが、あの風貌だけをとると、音楽家って言うよりも、そっちの方が
似合ってる気がします。
(しかも、とんでもなくイカれた思想を饒舌に語りそう…)
イカれた思想を饒舌に語るのは風船くんだろ(w
哲学博士って,Ph.D.のことだろう? 日本語の「哲学」で普通連想
されるプラトンだのデカルトだのサルトルだのより相当範囲が広いって
ことを承知の上で話してるのか?
792 :
名無しの笛の踊り:02/10/17 15:24 ID:TvpgsFz9
>>792 それは結構。ところで、じゃあなんで「イカれた思想を饒舌に語る」
なんていう言葉が出てきたの?
794 :
793:02/10/17 16:05 ID:???
まあいいや。激しくスレ違いだった。スマソ。
>>791 いいえ、承知してませんでした。
勉強になります。
僕は英語に限らず、外国語がゼンゼンダメなんです。日本語もダメかも…
ガビーン…(←落ち込みの表現)
「声に出して読みたい日本語」読んで出直してきます。
796 :
793:02/10/17 16:19 ID:???
>>795 ごめん。つっけんどんな言い方で申し訳ない。大人気ない…。
医学博士とか哲学博士とかっていうのは大昔に分類ができたので、
後になってできた(分化した)学問は、いちいちナントカ学博士って
いうのを立てずに全部哲学ですませちゃってるわけね。だから
例えば文献学とか歴史学みたいなので博士号を取っても
Ph.D.になります。
Doctor of philosophie
だろ?
保守ですよぅ
海外ではPh.D.で通すね。
日本だと、博士(学術)がPh.D.と対応してる。
ブラームスやクレンペラーの博士号は、名誉博士なので学術系の博士号とは
ちょっと意味合いが違う。言うなれば池田大作センセと一緒(w
800
GET!
だれか、バイオリンソナタの推薦盤教えてよ?
>>796 いえいえ、どうかお気になさらないで下さい。
元はといえば、わたくしめの発言の無責任さから生じたことでございます。
間違いを指摘していただいたことは、大変ありがたく存じております。
…と、不甲斐ない自分を慰めるために、
今日はケーゲルのオケコンを買ってしまいました。
こうして人は、確実に買い物依存症に陥っていくのでしょう。
>>800 無伴奏でしたら、既出のテツラフをお薦めいたしますが、ピアノとのソナタは、
わたくしも皆様にお伺いを立てたき所存に御座います。
といいますか、アルゲリッチ&クレーメル盤ってどーよ?まだ聴いてないもんで…
アルゲリッチは基本的に好きになれないもんで、他ので何かないですか?(800)
どんな曲にせよ、アルゲリッチの演奏をいいと思ったことは一度もないなぁ。
ガイシュツではあるが、バルトーク当人がピアノ弾いているシゲティ盤はやはりお薦め、
最近のものでは、ムターがやや耽美的・官能的なヴィオロ演奏で気に入っているが、
これはバルトークの意図に沿った演奏かとと尋ねられたら、そうだと言い切る自信はない。
無伴奏ソナタなら、テツラフのは必聴。
全部なら、イザベル・ファウストのが2枚で揃う(HMF)。しかも廉価盤。
ただし、新人紹介の“Les Nouveaux Interprètes”シリーズなので、
廃盤の可能性もあり。まあまあいい演奏と思うが。
805 :
804:02/10/19 23:36 ID:???
ピアノ伴奏つきのヴァイオリンソナタは、第1番はちょっと難しくて
よくわからないんだけど、第2番は実にいい音楽だね。
第1楽章のメロディ、第2楽章のリズム、ヴァイオリンのヴィルトゥオジテ!
いま聴いてる。
バル本人やシゲティも二番がお気に入りだったようですね。
伴奏付の1番、2番ってちょと変わった音楽だね。
隣接して作曲されたペアになる2曲って、対称的な構成を持っているものが多いんだけど、
この2つは対称性がないし、両方ともカッチリした構成を持っていない。
でも、なんだかつよい表現意欲がただよってくるんだよね。バルトークの自演には特に感じる。
>806
1番についてメニューインがアドバイスを求めた際に、バルトーク本人が
「あの曲は少し長すぎたね。だから2番は短くした」と言ったそうですな。
どこまで本気のコメントなのか分からないけど。
1番はオイストラフ+リヒテルが個人的には結構好き。
>>804>>807 喧嘩売りレス(w
伴奏付きヴァイオリン・ソナタなんて存在しません。
名前が“ヴァイオリン・ソナタ”であったとしても、
音楽の内容は“ヴァイオリンとピアノのソナタ”、二重奏曲です!!
810 :
あゆ:02/10/21 09:15 ID:VgSTdjdX
>>809 ハゲドウ
このスレ初めて来たけど、いいスレだね。
高潔で、黒い線の強いバルトーク、大好きです。
インテリで官能的な演奏をするテッツラフは10年くらい前から
大ファンです。
812 :
805:02/10/21 11:27 ID:???
>>809 ナハハ・・・スンマソン!
わかっちゃいたんだけど、つい無伴奏との対比でああ書いちゃった。
ベートーヴェンの時代から対等だよね、ヴァイオリンとピアノ。
>>809 喧嘩売るつもりなんかはじめからないんでしょう?
この板の住民はみんなピアノとヴァイオリンが対等だって知っているでしょう?
問題とすべきは二台の楽器が協調・対立を通して表現していく課程。
私には一,二番ともにベトみたいにぐんぐん前に進んでいく求心力みたいなものに欠けるように感じる。
どうも、取り留めなく聞こえるんだよね。自作自演盤以外は。
ナクソスのパウクの一連のバルトーク好きです。
バウクは「伴奏付」出してたっけ?
出してる出してる。
ヤンドーの伴奏。
1番、2番が入ってて、余白にコントラスツ。
Thank you.
明日ディスクショップへ逝ったらみてくるね。
ナクソスのパウク、ヴァイオリンの音の美しさは特筆物だと思う。イチ押し。
>>818 815~816は粘着系。
820 :
名無しの笛の踊り:02/10/22 15:26 ID:Cr8t7TXR
保守あげしておきます。
秋の夜長、バルトークを楽しんでおられますか>御同輩
>820
ヴィオラ協奏曲の異稿を楽しんでおります。
822 :
名無しの笛の踊り:02/10/23 18:22 ID:GHHsbgdW
今日、アバド/ロンドンの
中国の不思議な役人を買ってきますた
今聴いてます
イイ
一昨日のブーレーズの弦チェレ聴きに行った人いない?
感想キボンヌ。
hozen
救済age
念のために保守sage
保全レスばかりではチョト情けないので、半分冗談だけど。
『青髭候の城』が意訳されて『青髭候の4人の嫁』だたーとしたらどう受け取られるとおもう?
漏れにはカミサン4人から散々イヂメ倒されておたおたしてる中年男が思い浮かんじゃって(藁
一度、4人の嫁を思い浮かべながら聴いてみたらF.ディスカヴの叫びが全然別なものに聞こえてきて
一人で爆笑してしまったよ。
>828
その題名じゃネタバレだってば。
バルトークは女性関係派手(というよりストーカータイプ)だったようだけど、
複数のカミサンと愛人との軋轢に手を焼いたなんて経験なかったのかなあ。
全員展翅してガラスの箱に仕舞い込んでいたわけじゃないだろうに、
>>830 俺の知り合いで、自分はバルトークの子孫かもしれないっていってる奴がいる。
母方の祖先がバルトークの愛人だったって言ってる。「かもしれない」の域をこえないらしいが。
ちなみに彼はイギリス人。