幼い頃は視力があったが、若くして全盲になった。
耳で楽譜を覚え、数々のパイプオルガン曲を演奏した
ヘルムート・バルヒャについて、どうぞ。
2ゲト
オルガンサイコー
チェンバロサイテー
4 :
くろぶちメガネ:02/05/16 22:35 ID:nuHi1xXo
モノラル録音のバッハオルガン作品集が
印象深い。
クレンペラーとBPOのバッハ管弦楽組曲
のLPのB面に入っていたのも良かった。あれ
は大フーガだった。
新しい方のバッハオルガン全集なら持ってる。
お金無いから少しずつ買い集めた、俺のバイブル。
パッサカリアとフーガBWV582が特にお気に入りです。
というかバルヒャじゃなくてヴァルヒャと書いてほすぃー
ほとんどレコードでしか聞いたことがありません
7 :
*:02/05/17 02:55 ID:U0V6Y6b.
ヴァルヒャが未完のフーガの技法をかってに完成させた
のいがいに面白いよ。
ヴァルヒャというとJSバッハの「パッサカリアとフーガ」が
反射的に浮かんでくる。最初にきいたときは本当に驚いた。
沈着冷静に弾き進められるとこがかえって怖い。
9 :
名無しの笛の踊り:02/05/17 14:04 ID:81s0IZ6k
素晴らしいスレだ!!!
ヴァルヒャ大先生様で心底素晴らしいと思ったのは、トリオソナタ…
自分で弾くときレジストレーションをパクってました。
部屋を暗くして、ロウソク(アロマキャンドルとか)を燈してヴァルヒャの曲を流すと、なんともいえない神聖な気持ちになります。特にレコードだと、あのプチプチとした雑音がより一層雰囲気をかもし出します。
いつも思うんだけど、クラ板で立つアーティスト単独スレって、
どうして普遍性が低い方の日本語表記で立つことが多いの?
バッハ=ヴァルヒャで「この1枚!」っていうの、教えて。
できれば今でも手に入れやすいのがほすぃ。
>>14 サンクスコ。
でも"orgelbuchlein walcha"とか"オルガンコラール"とかの検索だと
うまくCDがみつけられないヨ・・・。
16 :
14:02/05/18 13:32 ID:???
>>15 現役盤なのかどうかわかんないけど、俺の持ってる国内盤の番号挙げとくね。
なんとなく気の毒な感じがしたので(w
PO-ARCHIV POCA-2079 『オルゲル・ビュッヒライン(オルガン小曲集)』
92年の発売だから、ひょっとしたらもう、店頭在庫頼みかも…。
でも、うまく見つかるといいね。
ヴァルヒャの国内盤と言えば、ブクステフーデの作品集も廃盤になって久しいなあ。
>>16 ブクステフーデというか、「北ドイツのオルガン音楽」まとめて出してホスィ。
ヴァルヒャの録音で一番好きなものです。
18 :
12:02/05/19 14:20 ID:???
19 :
Pie Jesu:02/05/20 01:44 ID:C71ovhoM
皆さんはコンサートとかよく行くんですか?
ヴァルヒャは良い。
「目覚めよと我らに呼ばわる物見らの声」の演奏は暖かい。
「目覚めよと我らに呼ばわる物見らの声」
いいっすねー
「目覚めよ、子連れで訪問 物見の塔の声」はうざいぞ
マイナーなプレリュードとフーガの演奏雑じゃない?
543とか
25 :
名無しの笛の踊り:02/05/21 02:05 ID:SBmmaCv6
>>23 543はマイナーじゃないずら…と思いたいんだけどだめ?
>>24 確かにお得だね
お試しセットとして良いかも
唐揚げ
28 :
名無しの笛の踊り:02/05/25 17:03 ID:.pHmEuX.
ヴァルヒャは、いかにも北ドイツの厳めしい寒々とした感じがしてたまらなく好き。(本当はどこの人か知らないけど)
全盲ということは、演奏にしても日常生活にしてもかなり不便だったことだろうな。
凄い方だよ。ホント。
実はあのバッハ全集の録音の中にDGのステレオ初録音(1956.9)の一連の
ものが入ってるんですね・・・なぜに最初がオケじゃなくてオルガン?<DG
光と闇の二面性が最高。
正にバッハ名演奏家。
ヴァルヒャ作曲の全3巻コラール集があるらしいね。
リア厨の頃、お年玉貯めて買ったアルヒーフの全集を暖房を消した部屋で聴き、
涙したその曲はBWV532・・・・
ワタシ的には、リヒターは(演奏が)durな人で、ヴァルヒャはmollな人。
ロンドンのハーフォード(全集)しか聴いた事ないな。
リヒターもヴァルヒャも録音が古そうで萎えそう。
バッハ以外ではアランのベームが結構いい。
ブクステフーデの全集持ってるけど誰だったか演奏者忘れた。
確か、フランスharmonia mundi のだったと思う。
でも、エンジェルから出てたヴァルヒャのフランス組曲はよかったよ。
名前が出たついでに脱線しますが、ハーフォードの演奏は、教則本
(ブルグミュラーだの、ソナティネ等)の模範演奏テープを聴いて
いるような印象を受けます。
つまり、そつが無さ過ぎるのです。
リヒターは、南方系の雰囲気を志向していたのか、または彼自身の
性格なのか、時として軽過ぎるような感も否めません。
M.C.アランは個人的には、時として奔放的過ぎて常聴しづらい
ものがあります。
奔放さと言えば、J.ベイトも揚げられますが、アングロサクソン
的な慎みがそれを押さえているような気がします。
ヴァルヒャは、何が何でもというまで好きではありませんが、彼の
バッハには陰影もあり、暗いだけではなく重厚な説得力すら感じます。
まだ探していませんが、ヴァルヒャの演奏によるブラームスなんて
聴いてみたい気がします。
シュヴァイツァー博士
ヴァルヒャが亡くなって、どれぐらい経ちましたっけ?
39 :
名無しの笛の踊り:02/05/30 00:46 ID:zBH4q6ZI
確か91年に亡くなりました。演奏自体は70年代後半にすでに退いていましたね。
私はヴァルヒャ以外に何人ものオルガン演奏家を聴いてきましたが、
やっぱり彼の演奏が一番鮮烈でインパクトがありますね。
特にバッハのトッカータ・アダージョとフーガは
まるでジャズの即興演奏を聴いているようで、
未だにこれを抜く演奏に出会えていません。
あと珍しくシェリングと共演したバッハのソナタも
とても盲目とは思えない素晴らしいものでしたね。
age
亀レス。
5 さんに禿同。
ヴァルヒャのことをバルヒャと書くのはほとんど間違いに近い。
ワーグナーのことを「ヴァーグナー」と書いても通じるが、「バーグナー」と
書いたひには誰のこっちゃわからん。
どうしてもヴァを使いたくないのなら「ワルヒャ」と書いた方がましだよ。
42 :
名無しの笛の踊り:02/06/03 14:41 ID:7s6EZ5/U
ヴァントがワントであっても、バントではないですからね
しかしアマゾンではバルヒャで検索しないと見つからない罠…
>>41 まだアルファベット表記の方がマシだと思います
そもそも外国人の名前を日本語に直して言ってる方が
おかしいんじゃないんですか?日本語で表した時点で
それが正しいとか間違ってるとかいうことは出来ないと思う
>>43 最近知られ始めた人ならまだしも、昔から語られている人の
場合には「通例」としての表記があるでしょ。例えば、現在
ゲーテを「ギョエテ」と表記する人はまずいないと思う
(特別な理由があるなら別だけど)。
外国語の固有名詞の日本語表記は“正しい/間違っている”の
問題ではなくて、適切さの程度の問題。その適切さを判断する
基準の一つとして、「通例」とか「習慣」がある、ということ。
・・・だと思うんですが。
それはそうと、ヴァルヒャの「半音階的幻想曲とフーガ」は
よろしおすなあ。ああいう曲をキッチリ構築的に弾かれると、
もうそれだけで私はあなたの虜。
>>44 ってことは
>>41の内容は
「ほとんど間違い」→「ほとんど適切ではない」
っていうことなんだな
47 :
44:02/06/03 15:36 ID:???
>>46 何故オラに振るだか、おめえ?
うむむ、どうでしょ?その後の文章から推測するに、
>>41氏の
真意は「ほとんど通じない」ということなんじゃないかな。
・・・えーと、実はこの「ほとんど間違いに近い」という表現、
個人的にはチョト変な気がします。「ほとんど間違い」か、或いは
「間違いに近い」でいいんじゃないかなーと。
(中傷とか誹謗の意図はないですー。
>>41氏御容赦を)
>>41 です。偉そうなこと書いてすみません。
しかし、ドイツ語のw表記はすごくひっかかるんです。
たとえば
ウェーバー→ヴェーバー→ベーバー
ウェーベルン→ヴェーベルン→べーベルン
サワリッシュ→サヴァリッシュ→サバリッシュ
シュワイツアー→シュヴァイツァー→シュバイツァー
フルトウェングラー→フルトヴェングラー→フルトベングラー
ワルター→ヴァルター→バルター
43さんのおっしゃるのはもっともですが、日本語表記としての指標
が確立されているにこしたことはないように思われます。
>・・・えーと、実はこの「ほとんど間違いに近い」という表現、
個人的にはチョト変な気がします。
たしかにちょっとヘンですね。
まぁ It' been a hard day's night みたいなもんですよ。
自己レス。
「シュワイツアー」は「シュワイツァー」の間違い。
スマソ
51 :
44:02/06/03 22:46 ID:???
>>49 ビートルズの有名な破格文。んで、It'の後にhasのsがいる。
・・・ファイナルアンサーです・・・ドキドキ(゚д゚;)ドキドキ。
52 :
名無しの笛の踊り:02/06/04 13:28 ID:pEgNFLzU
ヴァルヒャのバッハは好きなのでage。
アルヒーフから出てるパッサカリアBWV582の入ってるCD久々に聴きたくなったです。
良スレ立ててくれた方に感謝。
ドイツ語のW表記は見慣れているもの見慣れてないものありますな。
勉強になります。49さんありがとうです。
53 :
名無しの笛の踊り:02/06/04 14:42 ID:PGQotDQ6
WalchaのDG2枚組み番聞いていたけど、落ちつかないナ
同じ者聴くなら、近代兵器をくしする リヒターのDGのほうがいいな
ムカシのアルヒーフレコード時代は、Walchが好きだったけど
歳とって、趣向が変わったみたいです
急に上がってきたので嬉しくなったので
とりあえず「あげ」
でも、予想通り脱線してて思わず微笑んで
しまひました。
ヴァルヒャの『フーガの技法』、好きです。
個人的には、彼にしては珍しく、これからの季節向き
な奏法・解釈だと思ってます。
秋冬用ではない、との喩えです。
55 :
名無しの笛の踊り:02/06/05 01:25 ID:o9cagMRk
>>54 素晴らしいですよね!! とくにコントラプンクトゥスとインヴェルススの
対比があまりに美しくて。
56 :
名無しの笛の踊り:02/06/05 02:10 ID:laEAWTB.
初めて来て、こんなスレがあって感動
シロウトがこんな事言ってはアレですが、
ヴァルヒャ「フーガの技法」、
個人的にはジルバーマン・オルガンよりも
シュニットガー・オルガンの音が好きなんで
終結フーガの補完版は後者で聞いてみたかったなー、とか
57 :
名無しの笛の踊り:02/06/05 18:38 ID:gLYvfCBk
>>56 同意。
シュニットガー・オルガンの方が深みのある音がして
ヴァルヒャの名演も多い。
58 :
名無しの笛の踊り:02/06/05 20:26 ID:dJ0sJQ7w
>>56、57
シュニットガーが素晴らしいのに同意しつつ、シュトラスブールの
ジルバーマンについては、ぜひ一度本物の音を聞いてみていただきたい。
あれも奇跡のオルガンだと思います。
>58 ストラスブールの聖トーマス教会のジルバーマンの事ですよね。
確かに、初めてそのオルガンをレコードを通して聴いた時、ストラスブール
へ行ってみたいと思ったほどの衝撃を受けました。
同教会オルガン使用で割と新しい録音として聴けるものに、wergoから出て
いる『バッハ名作集』もお薦めです。ファンタジーとフーガト短調イイ!
wergoって、あの現代音楽レーベルのwergo?
>60 現代専門かは存じませんが、楽譜・音楽書出版のSchottの音楽・メディア部門と
あるから、恐らくそうなのかも知れません。
ついでに訂正。ストラスブールのジルバーマンでも、ヴァルヒャの録音は聖ピエール・ル
・ジュヌ教会でのものでした・・・・誤爆すみません。
でも、興味をお持ちでしたら是非聖トーマスのジルバーマンも聴き比べてみて下さい。
『SILBERMANN - J.S.Bach』 Ref No. は ORG7002-2 287 002-2
にわかに「ジルバーマン巡りの旅」なんてしてみたくなりました・・冬のヨーロッパしか行った
事が無いので(ウチュ
あ、CD番号書いてくれてる。ありがたやー。早速探して
みようっと。日本からでたことのないビンボー人には
実に羨ましい話じゃのう(当社比40%増の鬱。