1 :
しんや:
1971年春、10年ぶり、2度目の来日をしたクリスチャン・フェラスが、日本グラモフォンの依頼で録音した、フェラスの、もっとも新しいレコーディングです。
こんどの来日演奏は、4月9日のリサイタル(東京)にはじまって、4月21日のコンチェルト(京都)まで、短い滞在期間にもかかわらず、放送、レコーディング
をもまじえて、かなり多彩なものでした。演奏については、日によって出来ばえにムラがあったり、おたがいがはじめてペアをくむという、練習期日があまり取
れなかったフェラスと岩崎淑のデュオが、ソナタの表現において、ときとして、フェラスの強引なまでの自己主張によってバランスを崩しがちのこともないでは
なく、いづれの演奏会でも、アンコールの小品が、抜群のうまみとして絶賛をはくしたことがつよく印象にのこってます。
そこで、はからずも、C.フェラス/岩崎淑のコンビの記念として、日本録音のこのレコードの出現を知り、いちはやくテープでそれを聴き、まったくリラッ
クスした演奏ぶりのフェラスの小品が、やはり、水際立った妙技と個性、それに、この人だけの持っている独特の叙情味のかった音の美しさによって、ずいぶん
と聴き手をたのしませるであろうことを予感させられました。なかには、ほんとに初歩の人が弾くような曲もあるのですが、そういったものが、じつに鮮やかに
しあげられていて、さすがと感心したり、ヴァイオリンという楽器は、ここまで美しく、その音色を磨きあげてこそ、弦の伝統と言える「歌う楽器」の本質がう
かがえるのだ、などと考えさせられたりしたものです。
さあ、フェラスについて語りましょう
偶然今日聴いてたカラヤン/ベルリンのチャイコVn.協がフェラスだった。
なかなかいいね、彼。
フェラす
5 :
名無しの笛の踊り:02/04/20 12:53 ID:lZinEtdo
この人 技巧的には如何なの?
6 :
名無しの笛の踊り:02/04/20 13:44 ID:XymIlmaQ
>>3 いいよね、フェラス。フランスでは人気が続いているんでしょ?
サ変動詞(古)
フェラする?
フェラす サ変動詞(古) 吸茎する。転じて、感覚的官能的に卓越した音色のヴァイオリンを弾く。
11 :
名無しの笛の踊り:02/04/20 21:13 ID:4aJHUrqE
カラヤンと入れた、ブラームスのコンチェルト、いいよー
シベコン
>>5 MENU淫や甥ストラフよりは上と思われます
音はきれいだったけど、線は細かった
18 :
しんや:02/04/23 23:49 ID:Q.lQsaNo
>>18 '50年代〜'60年代、全盛期の頃の演奏聴いた事ある?>ツィガーヌ
いまどきのヘボい若手ヴァイオリニストなんかよりは、技巧的には勝ってる
と、思うよ
19 :
しんや:02/04/23 23:51 ID:Q.lQsaNo
わりと最近、BOXを見た記憶があるのだが…内容を忘れてしもうた。すまぬ。
EMIじゃったような……
22 :
名無しの笛の踊り:02/04/24 06:20 ID:gtbxMioc
フランスでは「フェラ」と発音する。いや、ほんとに。
23 :
しんや:02/04/24 20:40 ID:WxBpUb0M
>>21 2000年1月に、グラモフォン(ユニバーサル)から限定発売されてた
24 :
しんや:02/04/25 00:48 ID:vPIu4amU
『フェラスの芸術』
POCG-6091 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1965年11月、1964年10月 ベルリン
POCG-6092 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041(国内初発売)
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1967年1月ベルリン、1966年8月 スイス
POCG-6093 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042(国内初発売)
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1964年5月ベルリン、1966年8月 スイス
POCG-6094
25 :
しんや:02/04/25 00:49 ID:vPIu4amU
国内初CD化
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 作品78 《雨の歌》、ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品100、ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 作品108
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)、ピエール・バルビゼ(ピアノ)
録音:1968年6月 ベルリン
POCG-6095
国内初CD化
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 作品105
3つのロマンス 作品95、ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 作品121
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)、ピエール・バルビゼ(ピアノ)
録音:1965年5月、10月 ベルリン
POCG-6096
国内初CD化 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)、ピエール・バルビゼ(ピアノ)
録音:1965年10月 ベルリン
26 :
名無しの笛の踊り:02/04/25 00:51 ID:qjnAwR2U
フランクは持ってるよ。ルクーが聴きたかったんだけど。
27 :
しんや:02/04/25 00:52 ID:vPIu4amU
POCG-6097 ヴァイオリン小品集
愛の喜び(クライスラー)/愛の悲しみ(クライスラー)/トロイメライ(シューマン)/アヴェ・マリア(シューベルト)/
28 :
しんや:02/04/25 00:54 ID:vPIu4amU
ベートーヴェンの主題によるロンディーノ(クライスラー)/五月のそよ風(メンデルスゾーン)/ホラ・スタカート(ディニク)/ユーモレスク(ドヴォルザーク)/ウィーン奇想曲(クライスラー)/
タイスの瞑想曲(マスネ)/スペインのセレナード(シャミナード)/子守歌 作品16(フォーレ)/インドの歌(リムスキー=コルサコフ)/アンダルシアのロマンス(サラサーテ)/スペイン舞曲 第1番(ファリャ)/
白鳥(サン=サーンス)/ロシアの歌(ストラヴィンスキー)
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)、ジャン=クロード・アンブロシーニ(ピアノ)
録音:1968年12月 パリ
どれも素晴らしすぎる…
ただ一つ残念なのは、'71年来日の時に、岩崎淑の伴奏で録音した小品集が、今回の発売に無かった事。。。
マスターテープがダメになってしまったのか?
29 :
しんや:02/04/25 00:55 ID:vPIu4amU
ふぅ・・・ 長さ制限ウザイ
30 :
しんや:02/04/25 01:03 ID:vPIu4amU
>>26 ルクーのソナタ入ってるよ>POCG-6096
31 :
26:02/04/25 03:53 ID:DGKRqYC2
>30
…??
持ってるわけだからもちろん知ってるけど…。
でもちょっと期待外れかな。音が今一つ好きじゃない。
悪くは無いけど、グリュミオーと比べるとね。
32 :
しんや:02/04/27 12:39 ID:Evu2w66Y
レコード('60年代and'70年代プレス、もちろん中古品,,,)と比べると、あきらかに音のキレ
解像度、音場感、残響音の表現…etcが、劣化してると思う
なんだかノイズゲートでも通した様な音にも聴き取れる
低音は、若干ブースト気味に聞こえる
ただ単にテープの経年劣化か?
33 :
しんや:02/04/29 12:01 ID:a66rcwpQ
発起人age
勃起人sage
シューリヒトとのブラームスもええよ
晩年のフェラスは、身辺の世話をする者もなく、いつも孤独で、録音スタジオ
や楽屋に小さな飼い犬を連れてひとりで現れることが多かったという。
(「ヴィオリニスト33:渡辺和彦」より)
チャイコフスキーとシベリウスのコンチェルトがベストと思います! 巧い!
37 :
しんや:02/05/01 19:43 ID:iQQjmPx2
>>36さん、情報ありがとう
「晩年は、あまり幸せではなかった…」と聞いた事がありましたが、
どこから人生が狂ってしまったのか・・・・・・
38 :
名無しの笛の踊り:02/05/02 00:13 ID:kJzSIo2o
>>20 >>21 EMIボックス5枚組(比類なきC・フェラス)
未CD化だったラロとブルッフが本当に良い。
フェラス節を満喫できる。
ただ、日本盤も出ていたモーツァルトはやや音が劣化しているし、
フォーレに至っては(ステレオ再録のほう)
日本盤と同じくモノーラル状態。
「比類なき」シリーズはどうも音質に問題があるみたい。
DG EMIとまとまった量で出たので、
次はデッカ(特にベルク「室内協奏曲」)か
コンサートホールのCD化を期待。
39 :
しんや:02/05/02 09:39 ID:TnCeg0hQ
おほ〜っ
ボックス出てるの知らなかったっす
>>38さんに感謝
40 :
しんや:02/05/04 00:42 ID:pjrfCJBQ
個人的には、
>>24にコピぺしたバッハのコンチェルトが好かったと思う
自分は、バッハ(と言うか、バロック音楽全般)というだけで、堅苦しい
イメージがして、全く受け付けなかったが
フェラスのバッハは、メロディーの謡いまわしのセンスが抜群で
聴いていて、肩がこる様な事がない
41 :
名無しの笛の踊り:02/05/04 01:31 ID:PJzMG1eY
フェラスのベートーヴェン、Vn.協で、好きなのは
第1楽章の展開部の真ん中、ト短調のところで
テンポをぐっと落とし、
表情を抑えて奏する。
ここは本当に卓見だと思うのだが。
持っているのは
サージェントとのEMI盤
ベーム/BPOとの海賊盤
カラヤンとのDG盤は聴いていないが
ここだけ気になる。
42 :
名無しの笛の踊り:02/05/06 21:58 ID:3.6Nktt.
発起人AGE
44 :
名無しの笛の踊り:02/05/07 01:55 ID:XHYHP5u.
このスレがきっかけで
フェラスの小品集(DG、LP)を聴いてみた。
>>1の文章は
ジャケットのライナー(小林利之氏)だと判った。
演奏は良くも悪くもリラックスした演奏ぶり。
選曲も無難だが、
今一つインパクトに欠けるか?
あらためて小品の難しさを感じた。
45 :
名無しの笛の踊り:02/05/07 01:56 ID:XHYHP5u.
>>24 メニューインとやった2つのvn.協では
大先輩に遠慮しすぎて
堅苦しくなっているのが面白い。
46 :
名無しの笛の踊り:02/05/09 00:21 ID:ZgQIrLDo
age
47 :
しんや:02/05/09 20:42 ID:oUP7y2VA
>>44 個人的には、
A面4曲目の『歌の翼に』は、とってもセンス良く朗々と歌って弾いてるのと
後半を聴くとフェラスの重音の奏で方が、実に巧みなのが良く判ると思う
B面5曲目の『アルベニスのタンゴ』は、軽快でノリが良く、活き活きとした
曲作りが好感が持てた
B面7曲目『美しきロスマリン』は、今まで聴いた同曲の最高傑作だと思う
さわやかで軽やか、 ショボイ奏者がやりがちな、曲の後半をもたつかせたり
変な歌いまわしをしてムネヤケさせることは絶対にしない
ただ、録音の所為か、ワンボースタッカートが一弓々かえして弾いている様に聞こえる...
それにしても、録音が痛い!!
キコキコ音は硬いし、音場感は悪くてVn.とPf.が横一列に並んで弾いてる様に聞えるし、
ホールの響きが、わざとらしいディレイをかけたっぽく聞えるし...
それでも、一日も早くCD化して欲しい
48 :
しんや:02/05/10 23:31 ID:1b0P98ko
発起人age
49 :
名無しの笛の踊り:02/05/10 23:40 ID:FsHklED6
>>41 新しく出たカイルベルト/フランス国立のを聴いてみようよ。
51 :
名無しの笛の踊り:02/05/11 04:26 ID:Kiug5UYE
>>49 どのレーベルから出たのですか?
ぜひ聴いてみたいですね。
ベーム盤もTAHRAから再発されたし
(TAHRAは音がいいので期待)
シューリヒトとやったのも確かあったはず。
(ディスクモンテーニュか?)
聴き比べたら、正規のカラヤン盤が
一番つまらないかも?
>51
答えは50に。元はモンテーニュかな。カイルベルトがいい。
53 :
しんや:02/05/12 12:43 ID:OCzLJBzM
発起人age
54 :
名無しの笛の踊り:02/05/14 02:13 ID:VHGgGxU2
フェラスのモーツァルト第4協奏曲の
レコードを聴いたのがきっかけで
ヴァイオリンを習い始めました。
今聴いても、最高の名演だと思います。
しんやって誰や?
漏れの知ってるヴァイオリニストで平○しんやってのが居るけど、そいつか?
56 :
しんや:02/05/15 20:00 ID:LoEsmnFE
57 :
名無しの笛の踊り:
クリスチャンのフェラ