1 :
名無しの笛の踊り:
あまり好きじゃなかったけど、最近輸入盤が出たシューマンの
concert sans orchestre (ソナタ3番の初稿)
はすごく良かった。
ちょっとだけ見直した。
2 :
名無しの笛の踊り:01/12/06 21:53
最近の実演はあんまり評判よくない。
技巧にかげりがあるとか、方向性がわからないとかね。
前者より後者が問題だと思うよ。本当になにをやりたいのか、
最近ではよくわからなくなった人だと思うけど。
3 :
名無しの笛の踊り:01/12/06 22:14
ひょっとするともう終わった人,なのかも知れないが
結構楽しませてもらったんだからせいぜい良いところを
探して顕揚しようよ。特に70〜80年代の録音は素晴らしい
ものが多いんだし。
4 :
名無しの笛の踊り:01/12/06 22:57
ベートーベンの高貴ソナタ集は神の演奏だと思います
5 :
名無しの笛の踊り:01/12/06 23:00
ポリーニいつもハズレる
6 :
名無しの笛の踊り:01/12/06 23:03
独奏だとシューマン幻想曲・交響的練習曲
協奏曲だとモーツァルト19&23・バルトーク1&2
すぐに思い浮かぶのはこれ。
7 :
名無しの笛の踊り:01/12/06 23:13
プロコのソナタ7番もなかなかだね
8 :
名無しの笛の踊り:01/12/06 23:37
ポリーニかぁ・・・
決してキライではないんだけどねぇ・・・(以下略
9 :
名無しの笛の踊り:01/12/06 23:38
>>6 バルトークの協奏曲は良かったな。
あんだけキレの良い演奏は他にない。
10 :
名無しの笛の踊り:01/12/06 23:39
猫に小判という諺があったね
>10
?
12 :
クレンドラー:01/12/06 23:55
やはりペトルーシュカ
13 :
クレンドラー:01/12/06 23:58
息子は何してる?
14 :
名無しの笛の踊り:01/12/07 00:10
ペトルーシュカいーか??
15 :
クレンドラー:01/12/07 00:15
16 :
名無しの笛の踊り:01/12/07 00:17
ポリーニ君がこんなにも早く、衰えるとは。
17 :
クレンドラー:01/12/07 00:22
60再位か。同い年のアルゲリチーはがんばってるね
18 :
名無しの笛の踊り:01/12/07 00:27
衰えてからの方がメカメカしくなくてよいという声もあるよね
あるげりちーのほうが年上だとおもてたーよ
20 :
名無しの笛の踊り:01/12/07 00:30
21 :
名無しの笛の踊り:01/12/07 00:32
ポリ公CDは録音が変なのばっか
単純にエンジニアのせいだと思うが
22 :
名無しの笛の踊り:01/12/07 00:34
早々とテクが衰えたのはどうして?
筋トレのしすぎ?タバコの喫いすぎ?
23 :
クレンドラー:01/12/07 00:38
アルゲリチーも蛇ぃだよ
24 :
名無しの笛の踊り:01/12/07 01:02
25 :
名無しの笛の踊り:01/12/07 04:36
えー、今年のコンサートも超満員ですっごくよかったよ。
26 :
名無しの笛の踊り:01/12/07 04:38
>>23 その割には太りすぎのような・・・
アルゲリチー
27 :
名無しの笛の踊り:01/12/08 03:55
ポリーニって、指揮者としてロッシーニのオペラか何かを録音したらしいけど
聴いた人いる?CD化されてないみたいなんだが。
28 :
名無しの笛の踊り:01/12/08 04:18
≪湖上の美人≫のこと?
たしかソニーからライブCDが出ている(いた)ような気が。。。
ウロ覚えでスマソ
29 :
名無しの笛の踊り:01/12/08 14:22
ポリーニのボックスが出る(?出た)らしいが叩き売りのようで気の毒じゃ。
30 :
名無しの笛の踊り:01/12/08 14:43
>>29 叩き売り?そんなに安いのなら買いたいな!いくらくらいでしょうか?
hivで13枚組\9,990だそーです
32 :
名無しの笛の踊り:01/12/08 14:50
ポリボックス
33 :
名無しの笛の踊り:01/12/08 14:53
34 :
名無しの笛の踊り:01/12/08 15:05
ポリーニはかつてコミュニストだったと聞きましたが、彼の音楽性(音楽観)とコミュニズム(あるいはマテリアリズム)との関連(あるいは無関連)について、どなたか解説的に語っていただけないでしょうか。
37 :
名無しの笛の踊り:01/12/08 16:20
38 :
名無しの笛の踊り:01/12/08 16:22
39 :
名無しの笛の踊り:01/12/08 16:24
40 :
名無しの笛の踊り:01/12/08 18:14
>>36 それならアバドもそうだよね。
おれも関係ないに禿同。
41 :
名無しの笛の踊り:01/12/10 16:29
ポソーニ
42 :
名無しの笛の踊り:01/12/11 13:20
このひとのリサイタルでバルトーク「野外にて」をアンコールでやってくれたことがある(1曲だけだけど)
どうしてポリーニは全曲録音しないのか不思議。
ピアノ協奏曲ではあんなにいいのにバルトークはこれだけとは...
青裏盤でもでていない?
43 :
名無しの笛の踊り:01/12/14 22:41
下がりすぎ。ポリーニ・エディション購入記念あげ。
ボーナスCD目当てで買ったのだけど。
・不満点
ベートーベンの協奏曲1番が入ってない。
ベートーベンの後期ソナタは「ハンマークラヴィーア」しか入ってない。
ブラームスの協奏曲2番が入ってない(これは痛い)。
ショパンがエチュードOp.25とソナタ2番、子守歌しか入ってない。
ベルクのソナタ入ってない。
っつーか、この人のショパンエチュードはファンなら全員持ってる
だろうからそもそも収録する必要はないような気もする。
以下の曲が「20世紀の偉大なるピアニスト」とかぶってるので萎え。
・リスト:ピアノソナタ
・ショパン:ソナタ2番
・ウェーベルン:変奏曲
・シューマン:アラベスク
・ストラビンスキー:ペトルーシュカ
45 :
名無しの笛の踊り:01/12/17 22:33
>>36 「西側のピアニストとしては快挙とも言えるショパンコ
ンクール受賞者」ということでいろいろ騒がれ、ポリー
ニの父親(当地では結構有名な建築家。日本で言えば黒
川某レベルかな)がグラムシに心酔してたとかいう定か
でない情報もあり、「あいつは共産主義寄りか?」なん
て言われてる。しかしポリーニ当人にさほどの思想性は
あるとは思われない。そもそも、グラムシあたりを中興
の祖とするユーロコミュニズム自体が、日本の共産党と
か社会党とか革マルだの中核だのの翻訳ダサダサ共産主
義とはまったくもってちがうものだからね。君が向こう
に行ったことあるなら知ってると思うけど、彼らはベル
サーチのジャケットを羽織り、デュポンのライターでハ
バナに火をつけ、IWCの時計で時間を気にしながらマル
クスやレーニンやショパンやチャイコフスキーやピカソ
を語ったりする連中だからね。誤解されやすい素地はあ
ると思うけど。だからポリーニが「マテリアリズム」と
いうのもちょっとちがうと思う。(だから愛国者コー
ボーがポリーニを貶すのも理解できる。日本で、出版で
食ってる評論家でも案外この事実を知らない人多いみた
いだけど)
しかしながらショパンコンクール後の謎の空白期間に
イタリア南部の工場労働者や恵まれない児童施設
(言うまでもないけど、孤児とか虐待児童の収容施設)
でのプライベートコンサートを繰り返していたのも、
そのイメージにつながっているのかもしれない。
…ちなみに俺は共産主義でもなんでもないけど、ポリー
ニの弾くピアノはぜんぜん良いと思わない。ごめんね。
46 :
名無しの笛の踊り:01/12/18 01:48
ボーナスCDだけ欲しいんです。なんとかならないスカ?
47 :
名無しの笛の踊り:01/12/20 19:47
ポリーニくん食中毒で
6日のリサイタルを7日に延期してたよ。
48 :
名無しの笛の踊り:01/12/20 19:53
この人の弾いたシュトックハウゼンについてどなたか講釈お願いします。
>>46 ボーナスCDは大した内容じゃなかったけど。
それでも欲しいなら、なんとかして差し上げてもよくってよ。
とりあえずメアド教えれ。
>>9 あれはオケがシカゴだから余計にそうかも。あれがWPとかだったら
全然違う雰囲気の仕上がりになってたかも?
>>43 それはひょっとして青いメディアで×××・・・ということなのでしょうか?
だとしたらここではお話しできませんね(汗
52 :
名無しの笛の踊り:01/12/21 10:35
来年のリサイタルは、S席22,000円。
今年が19,000円だったから、
一気に3,000円も値上げ。
ポリーニ・フェスティバルも皆勤盗み撮りですか?
黄泉のワグナー、ブーレーズもあって、大変ですね、
岩佐さん(w
54 :
名無しの笛の踊り:01/12/21 21:57
っつーか今年のポリーニ来日公演、盗み録りする価値あったっけ?
大爆発した初日アンコール以外はダメダメだったと思うが・・・。
<初日>
シューマンアレグロ:ピアノ調律失敗。ボケボケじゃん。
クライスレリアーナ:リズムよれよれ(なんだあの終曲は)。
リストソナタ:途中二カ所で度忘れ。聴いてる方がハラハラ。
アンコール:それまでがウソのように大爆発。6曲もやるなよ(w。
<二日目>
前半:ピアノ調整悪し。キンキンしすぎてコントロールしずらそう。
後半:この人のバラードは端的に言って「騒音」なので記憶から消去済み。
<三日目>
前半:雨が降ってたせいかピアノが鳴らねー鳴らねー(泣)。
後半:やはり消去済み。というか、お疲れみたいでヨレヨレ。
アンコールも早々にさようなら。
結論:二度と聴きに逝かねーよ!プンプン!!
55 :
名無しの笛の踊り:01/12/28 01:30
倉庫逝き阻止アゲ
56 :
名無しの笛の踊り:01/12/28 21:43
>>54 お前何やったんだよこら。
正直に吐けよ。
57 :
名無しの笛の踊り:01/12/28 22:17
これだけけなされるというのも実力の裏返しなのかね。
58 :
名無しの笛の踊り:01/12/28 22:29
10何年か前の超絶技巧全曲録音の真偽は?
59 :
名無しの笛の踊り:01/12/28 22:37
録音はさすらい人がベストと思われる。
>>57 うーん、実力ねえ。
正直言って、アルゲリッチとポリーニは、80年代までと比較すると
もう終わってるかな、という気もする。
でも今年出たポリーニのシューマンのCDは好き。来日公演に近いイメージで、
とにかくピアノを鳴らしまくる感じ。以前の雰囲気とはだいぶ違うんで驚いた。
ああいう方向性って、いかにも脳天気なイタリア人気質で賛否両論あるだろうけど
自分は気に入りました。
トータル的なピアノの音響ってことではブレンデルとかラローチャみたいな
ジジババ勢の方が上かも。ポリーニはペダル踏みすぎで音が濁るんだよな。
61 :
名無しの笛の踊り:01/12/29 01:21
「月光」「田園」のCDを中古屋で買ったのですが
香水の匂いが染み付いていてウゲーとなった。
62 :
名無しの笛の踊り:01/12/30 20:35
63 :
名無しの笛の踊り:01/12/31 10:14
彼の昔のベートーヴェンは、水も漏らさぬ演奏といった感じで、とても
好きだった。でも最近のはペダル踏みすぎで、良く言えば「スケールが
大きくなった」んだろうけど、・・・。一皮剥けずにこのまま終わるの
だとしたら、残念。
そういや、ミケランジェリ・ブレンデル・ポリーニって誕生日一緒だった
よな?1月5日。ポリーニは還暦、ブレンデルは71歳、ABMは生きていれば
82歳か。
64 :
名無しの笛の踊り:01/12/31 10:16
ペダル踏んで何が悪いのかさっぱりわからん。
よくいるんだよこういうしったかぶり。
>>64さん
う〜ん、別に「ペダル踏むのが悪い」と書いたつもりは全く
ないのですが。「ペダル踏みすぎて輪郭がぼやけるのは勘弁」
って言いたかったんです。
たとえば88年の『ワルトシュタイン』と97年ライヴのそれを
比べてみると、後者は冒頭数小節からして、和音がぐっちゃり
繋がってますよね。
輪郭がくっきりしていて透明な演奏が好きな自分としては、
ポリーニのこうした変化を残念に感じる、っていうことです。
ま、好みの問題ですよね。最近のポリーニが好きだっていう方
もいらっしゃるだろうし。
>よくいるんだよこういうしったかぶり。
そんな喧嘩腰にならないでくださいよ。(^^;
66 :
名無しの笛の踊り:01/12/31 11:31
>>64 煽りに乗らせてもらうと、「知ったかぶりじゃなくて、本当に知ってるんだよ」
ですかね。何度も演奏会で見て(足元ばかり見てた)、聴いての感想ですから。
端的に言って、ペダルを上げるタイミング、速度ともに遅いんですよ。それで
豊かな響きになるときもあれば(シューマン)、濁ることもある(ショパン、
ベートーベン)。
ペダルに留まらないですが、最近のポリーニの演奏は無神経なところが目立ちます。
譜読みを間違ってるとか、内声の表現を無視するとか(ショパン全般。昔の彼はそうでは
なかった)、もし私が彼の先生だったら注意したい点がわんさか出てくるんですよね(笑)。
そういう点が気にならないほど魅力があれば良いのですが、残念ながら私は彼の大ファン
というわけでもないので小言を言いたくなるのね。
68 :
名無しの笛の踊り:01/12/31 16:00
>>64のカキコ読んで藁た。議論の摩り替えも甚だしい。
無意識的にやっているのなら、真性ヴァカ。煽りのつもり
でやっているのなら、かなり拙劣な煽りだ。
ペダルは演奏には絶対必要なもの。そんなことは当たり前。
ここで皆が議論しているのは、微妙なペダリングの難しさ、
そして最近のポリーニはそれができていないのではないか
という話なのに。
>>64って、日常生活でも下のような会話して
周りから馬鹿にされていない?
「塩分の取り過ぎって身体に良くないらしいね。」
「塩分取って何が悪いのかさっぱりわからん。塩分だって
身体に必要なものだろ。よくいるんだよこういうしったかぶり。」
ププ
70 :
名無しの笛の踊り:01/12/31 16:49
このスレでポリーニのペダリングに難癖つけてる素人や
ウダツの上がらない自称ピアニストどもよりも
オレはポリーニを信じるし、彼のペダリングを良しとするけどね。
当然だろ?ププ
71 :
名無しの笛の踊り:01/12/31 16:53
63は「かつての水も漏らさぬ」演奏に比べてのこと
を言ってるだけだからよしとして、その後の66,68は
マジ素人っすね。
おそらく素人が趣味でピアノ弾いた経験で
それらしいこと言えてるようにみせてんでしょう。
72 :
名無しの笛の踊り:01/12/31 22:01
≫62
あ、まだ聴いてないです。そうですか?
何しろポリーニってなんかこう、
腰が据わってないというか、音が挙動不審じゃありませんか?
構造を意識しすぎてそれにつぶされてるのがバレてるような気が。
彼のベートーベンもちゃんと聴いたことないので、
あんまり偉そうなこと言えないんですが、ロマン派を聴く限りでは。
ミケランジェリだって、ポリーニが狙ってるほどに、
厳密にやってた訳ではないと思いますよ。彼は師匠を意識しすぎなのかも。
↑なんかペダルで盛り上がってますね。
ライブで聴いたことないんで何とも言えません。
73 :
名無しの笛の踊り:01/12/31 22:47
74 :
名無しの笛の踊り:01/12/31 23:03
75 :
名無しの笛の踊り:02/01/01 00:01
76 :
名無しの笛の踊り:02/01/01 00:02
77 :
名無しの笛の踊り:02/01/01 00:03
78 :
名無しの笛の踊り:02/01/01 00:40
ポリーニの66年だったかの録音でベートーヴェンの第6p協(Vn協の編曲版)は貴重版なのだろうか?
引越しに伴なって整理しようか考え中
79 :
名無しの笛の踊り:02/01/01 02:57
冬房スレ晒しあげ
明けましておめでとうございます(笑)。
>>74 あなたがそう思うならそれで良いです。
でも私のことなど気にかけている暇があったら、ポリーニの演奏について
あなたが思うところを書いて欲しいのですが。コミュニケーションしたく
ないというならそれも結構。2ちゃんですしね。
なお>73は自分ではありません。誤解なきよう。
>>78 それは貴重です。ショパン以外で60年代の協奏曲録音は珍しいのでは?
81 :
名無しの笛の踊り:02/01/01 18:25
>>78 ひょっとしてチェトラの録音のこと?ありゃ音がひどいよ。
82 :
名無しの笛の踊り:02/01/02 01:12
78ですが
調べて見たところ、1966.6.15の三毛ランジェリ国際ピアノフェスのライブ
カップリングはべと4協同じくポリーニ
ベルガモ、ドニゼッティ劇場
HUNTCD533
83 :
名無しの笛の踊り:02/01/02 01:12
しまった
三毛ランジェリ→ミケランジェリ
84 :
名無しの笛の踊り:02/01/02 01:29
ショパン・バラード集は衝撃だった。ポリーニらしくないような。
85 :
名無しの笛の踊り:02/01/02 02:30
ブラームスコンチェルトの新旧録音を最近聴きなおしてみたけど、
新しい方が数段良くなってるね。
古い方はとにかく譜面を音にすることに腐心しているけど、
新しい方はそれを踏まえた上で曲全体からみた各フレーズ、各部分の役割を入念に引き分けている。
とても深みと味わいが増していたよ。
86 :
名無しの笛の踊り:02/01/02 02:32
87 :
名無しの笛の踊り:02/01/02 12:21
>>85 同意。自分は2番が好き。あれはポリーニに合ってると思う。
旧録はビデオでも見たが、とにかく譜面に書かれた音符をすべて鳴らすことが
第一というかんじで内容的にはいまいち。ちゃんと全部弾けるってだけでも
けっこうすごいとは思ったけど。
新録は、なんか色っぽい。ブラームスがイタリア旅行からインスピレーションを
得て作っただけあって相性が良いのかな、と思ってみたり。ま、そんな単純な
ものではないと思うが。
88 :
名無しの笛の踊り:02/01/03 00:41
ラフマニノフ弾かないね〜
89 :
名無しの笛の踊り:02/01/03 02:19
バッハモナー
90 :
名無しの笛の踊り:02/01/03 02:21
85,87に同意。極端なこと言えばこの曲はこれさえあればO.K
91 :
名無しの笛の踊り:02/01/03 02:39
ブーレーズの2番もポリーニ君ので、間に合ってます。
92 :
名無しの笛の踊り:02/01/03 04:09
親父(建築家)、叔父さん(メロッティ:彫刻家)同様に
ポリーニは筋の良いモダニスト。
ロマン派については、ご本人は意欲的に演奏するが、正直感動したこと無い。
でも、シェーンベルクやシュトッックハウゼンの演奏ナマで聴くと
ホールの空気が変わるくらい凄い。この体験をより多くの人に伝えることこそ
彼の天命と思うんだけど....
「円熟」とか「丸くなった」とか言われる彼のロマン派は、ツライなあ。
モダニストの老い方って難しい。
ペトルーシュカの時代のようなテクは最早望めなくなってくるし、片や
ベトとかきっと弾きたいんだろうし.......
バッハの平均率とかスパッと録音したりしたらなんか見えてくるかもね。
93 :
名無しの笛の踊り:02/01/03 05:08
去年秋に出たシューマンのDavidsbundlerとConcert sans orchestreのCDは
待望の1枚でした。前者については、同系統で万人受けする謝肉祭でなく、
ダビッドの方を選んだのが玄人受けするし、演奏はとてもポエティック。
後者op14は僕のとても好きな曲で、かつていろいろ探し回ったのですが、
いい録音がなく、幌ビッツので我慢していたので、ポリーニのは天の恵みでした。
ホロビッツのはスケルツォも入れて4楽章の録音ですが、ポリーニはここでも
初版にこだわってスケルツォを省いているのも彼らしいところ。実は、もう20年
くらい前になりますが、FM放送で今回の2曲が流れたことがあり、録音してしばらく
聞いてましたが、もうテープがボロボロになって10年以上聞いていなかったので、
今回のCDはまさに救いでした。
それから、シューベルトの3大ソナタまではライナー・ブロックがRecording engineer
でしたが、彼が亡くなってからのポリーニのCDは明らかに音質が違います。ライナー・
ブロックが手がけたミケランジェリなどの録音もすばらしいものでした。録音技師の腕
一つでCDの音がずいぶん違ってくるものだと感じられます。
94 :
名無しの笛の踊り:02/01/03 18:14
>>93 あなたのボロボロになったテープと同内容のCD−Rが現在入手可能ですが、
スタジオ録音で発売されてよかったですね。
95 :
名無しの笛の踊り:02/01/03 18:23
通称ソナタ第3番、日本で弾いた時もなかなかの名演だった。
>>94 え?ちょっと詳しく聞いてもいいでしょうか。
そのボロボロのテープを引っ張り出してみて、記録をみたら、正確には
1986/8/24のザルツブルグ・フェスティバルのライブ録音であることが
分かりました(ダビッド舞曲集の方)。その時の演奏がCD化されている
ということでしょうか?
97 :
名無しの笛の踊り:02/01/04 01:05
>>96 93さんではないのですが、参考になればと思い横レスします。
中古CD屋で見つけて買ったCDのデータ↓ 裏青ではないです。
Maurizio Pollini plays Robert Schumann
KREISLERIANA Op.16 (Salisbury August 21 1982)
DAVIDSBUNDLERTANZE Op.6 (Salisbury June 7 1984)
CD品番 EXCLUSIVE EX92T31
というのがあります。ソナタのかわりにクラスレリアーナがC/Wなんですね。
クラスレリアーナ→クライスレリアーナです。逝ってきます。
99 :
名無しの笛の踊り:02/01/04 05:37
やっぱライブがいいよね。公式盤で積極的に出して欲しいよ〜。
97さん、ありがとうございます。
これを機に1986年のボロボロテープをもう一度聴き直してみたのですが、
ほとばしる情熱というか、この頃のポリーニが絶頂だったのではないかという
気がします。音質が悪くても、伝わってくるものがあるのです。ライブのせい
もあるのでしょう。ダビッドと第三ソナタの他に、アレグロop8とショパン
数曲が入っているのですが、アレグロには惚れ直してしまいました。もういい年
なのですが、久しぶりに胸キュンとなりました。かの吉田秀和先生のいう
「ロマンティークの精髄」をこれほど見事に表現できるのはやはりポリーニ
だけでしょうかね。謝肉祭や幻想小曲集などは間違っても録音しないでしょうが、
アレグロはぜひ録音して欲しいです。
101 :
名無しの笛の踊り:02/01/06 11:37
>>100 アレグロOp.8、すでに録音済みという話です。
クライスレリアーナとのカップリングで今年中に発売予定とか。
102 :
名無しの笛の踊り:02/01/06 13:10
ベートーヴェンチクルス、東京とウィーンと両方で行ったけど、
感動には乏しいというのが正直な感想。なぜこれだけ無味乾燥
に弾けるのか、というのが、不思議なんです。
彼の演奏会にはそれなりに結構足を運んでいるのですが、1度たりともカ
タルシスを感じさせてくれたことがない。これがなぜか協奏曲でよく
共演するアバドの演奏も同様なんですよ。
なんとなくどちらも、論理構成だけを重視して精緻な体系を作り上げ
ているけど、現実の問題解決には全くなんの役にもたたない法律家の
自己満足の議論と同様の雰囲気が感じられるんだけど。
昔(20年以上前)の実演は知らないけどね。
103 :
名無しの笛の踊り:02/01/06 13:20
管弦楽なしの協奏曲も大分昔にライブでやってたの聴いたなあ(80年代)
104 :
名無しの笛の踊り:02/01/06 13:24
>なんとなくどちらも、論理構成だけを重視して精緻な体系を作り上げ
>ているけど、現実の問題解決には全くなんの役にもたたない法律家の
>自己満足の議論と同様の雰囲気が感じられるんだけど。
それは求めるものの違いでしょう。
論理構成を重視した精緻な体系がポリーニの魅力の一つでしょう。
ただ、現在となってはその魅力さえあると言えるかどうか....。
105 :
名無しの笛の踊り:02/01/06 23:51
「論理構成を重視し、精緻な体系を作り上げるような演奏って、具体的には
どういうのだよ?」って言われると、説明するの難しいような・・・。
アレグロほんとに出るのでしょうか? 楽しみです。比較のためにテープをとって
おこう。
小難しい理屈はあまり意味のないことと思いますが、ポリーニは形式の美学も十分
意識して弾いているということでしょうね。最高に明晰な演奏がもっとも陶酔が深い
ということを実力で示した不世出の天才でした(って、まだ死んでませんけど、笑)
107 :
名無しの笛の踊り:02/01/07 02:31
>>102 >>104 欧米によくあった傾向ですが、ある演奏家が強烈なイメージで登場し、何年(あるいは
何十年)かの間、楽壇に君臨すると、たとえその演奏家が衰えてしまったり、あるいは
演奏解釈の微妙な方向転換がなされた後も、聴衆はかつてのイメージを大切にし(ある
いは墨守し)、生身のその演奏家のステージの演奏を聴いていても、実際に頭に想い
描いているのは、過日のその演奏家の姿である、というケースがあります。
たとえば、ロッテ・レーマンがキャリアの晩年にすっかり声を失っても、オールド
ファンは彼女のステージに大きな拍手を送り続けた、というような。
ポリーニについても、どうもそういう傾向が出てきているというのがボクの感じです。
特にウィーンではそういうような中老年ファンに出会います。
日本でも、遠山一行氏が数年前のポリーニの演奏を聴いて、「演奏にはいくつかのミス
もあったが、私の中にある彼の完璧性に対するイメージは壊れなかった。」という
ような発言を読むと、遠山氏もそういう欧米のオールドファン的な受けとめ方を
したのか、と思ってしまいます。 ただし氏はそれに続けて、「完璧さはポリーニ
にとっては技術的目標ではなく、倫理的目標だ。」というような演奏美学的な観点に
論を展開していますので、最初の例とは少々異なる気もしますが。
ただやはりボクはポリーニが本当に方向転換するのか、あるいはしたにもかかわらず
さっぱりダメなのか、ちょっとわかりません。 かつての彼の魅力(
>>104 さんの
言うところの「論理」「体系」)の記憶をいつまでも大事に、というのではなく、
やはり変化を期待したい、とは思いますがね。(ムリかな....?)
ごめんまさにその話題が直前に出てたんだね。
レスを全く読まずにカキコした。スマソ
109 :
名無しの笛の踊り:02/01/09 05:19
フィッシャー・ディースカウとの「冬の旅」は貴重なものなんでしょうか?
冬の旅は何種類もあるので買うかどうか迷ってます。
110 :
名無しの笛の踊り:02/01/09 06:15
>>109 それって、大昔のザルツブルク・ライヴ?
あの、弾きながら自分で踏めくりをした(=適当に音を省いた)ということで
一部に猛顰蹙をかった演奏のことかしらん。 聞いてみたい気はするけど。
111 :
名無しの笛の踊り:02/01/09 06:41
>>110 '78年のザルツブルクです。
顰蹙ですか・・・だから今まで出てなかったのかな。個性強すぎるのかな。
聴いてみたいことは聴いてみたいですね。
112 :
名無しの笛の踊り:02/01/09 11:38
ポリーニが12歳だったか6歳だったか(適当でスマソ)の時に近所の人が
ショパン10-1をお遊びで録音してたのが流出したってのはマジ?
いきなり演奏が始まったので最初の数小節は間に合わなかったとかまことしやかに言われてるんだけど。
113 :
名無しの笛の踊り:02/01/09 12:07
5月に出るというクライスレリア-ナ、聴くのが怖い。
僕はアレグロよりも、Op133の朝の歌に期待するところが大きいな。
もしかするとポリーニは晩年のシューマンの境地を目指しているのか?
なあんてね。
114 :
名無しの笛の踊り:02/01/09 20:37
>>113 前の書き込みにもあったけどクライスレリアーナは昨年のリサイタルでもかなり
荒っぽい演奏だったのであまり期待しない方が。とにかくリズムが甘く、切れが
なかったです。
115 :
名無しの笛の踊り:02/01/09 20:44
まあ彼も人間だから出来不出来があるんじゃないかな。
それに年とると人間さとるもんがあるからそいつに耳かたむけてみるのも
いいんでは。
イタリア人だし許してやれって。
116 :
名無しの笛の踊り:02/01/09 20:49
クライスレリアーナは80年代に一度DGへ録音しているようだが、
本人のOKが出ずに陽の目をみなかった。 今回再度トライしたそうだが、
また発売直前にNG出る可能性があるかもしれない。
117 :
名無しの笛の踊り:02/01/09 20:57
>>115 やれ完璧だなんだとなどと騒がれなくなって、本人は肩の荷を下ろして
いるだろうな。淡々として我が道を行く、というようになっているかも
しれない。あそこがミスっているだの、間違っているなどというファン
の批評を聞いて本人はニヤリとしている可能性はある。
晩年のシューマン?
ポリーニも狂って死ぬんかいな
120 :
名無しの笛の踊り:02/01/10 18:36
>>115 確かに昨年のリサイタルは調子が出ない感じでしたし、非常に苦労しながら弾いてる
様子も伺えました。さすがにCDであれより酷い演奏はないと思います。
ただ演奏解釈に釈然としないものがあって(各曲のキャラクターをほとんど強調せず
に一本調子)、そのあたりをどう詰めてくるかは興味がありますね。
ちなみに自分は昔の完璧なポリーニはあまり好きでないです。音が痛いというか、
ヒリヒリするような緊張感があって疲れるし。近年の彼の音色は丸みと暖かみを帯びて
好きなのですが、その音色でキレのある指さばきを見せて欲しい・・・
121 :
名無しの笛の踊り:02/01/11 10:24
>120
その2つは両立しないものなんでしょう。
それに昔のポリーニは単に「技巧が凄い」というレベルではなかった。
特に解釈や表現が秀逸だというわけではなかったけれど、
トータルで何もかもが徹底していたような感じ。
今は全体的にそれが衰えてきており、解釈の面での“何もなさ”が
目立つようになってきたという考えもありますね。
122 :
名無しの笛の踊り:02/01/11 10:30
そんなに騒ぐほとのピアニストかね。
騒ぐ「ほと」のピアニストではないと思う。
騒ぐ「ほど」のピアニストではあると思うが。
124 :
名無しの笛の踊り:02/01/11 22:26
ポリーニのブートライブでお勧めは?
DGスタジオよりもいいものがあるというので。
完璧から変化した最近の芸風はスタジオ版ではわからないし。
リサイタルバカ高いし。
125 :
名無しの笛の踊り:02/01/11 22:33
126 :
名無しの笛の踊り:02/01/11 22:35
123=足の爪にたまったカス
127 :
名無しの笛の踊り:02/01/11 22:36
>>124 おれも。
特にベートーベン。スタジオ盤の良さが理解できない厨房より。
128 :
名無しの笛の踊り:02/01/11 22:38
129 :
名無しの笛の踊り:02/01/11 22:40
>>127 スタジオ盤が好きになれないんだったら、
無理にポリーニ聴くこともないかと思われ。
130 :
名無しの笛の踊り:02/01/11 22:42
131 :
名無しの笛の踊り:02/01/12 00:16
イコール厨房どもを晒しあげ!
132 :
名無しの笛の踊り:02/01/12 21:04
133 :
名無しの笛の踊り:02/01/12 21:12
DGのボックス分売もしてるらしいね。シェーンベルクとシューベルトあたりは
買っておこうかな。ノーノも気になるな。そういえば「ヴァルトシュタイン」
は97年のライヴらしいね。これって初出?
自己レス。勘違いしてた。「ヴァルトシュタイン」は98年に既出だった。
135 :
名無しの笛の踊り:02/01/12 21:22
>>124 俺、最近買いはじめたので比較できないんだけど、JOY CLASSICって
いうところから出てるベト第4協奏曲の裏青はいいですよ。指揮者誰だったかな。
音もいいし、迫力があって最高です。アバドとのブラ第2に負けません。
間違ってる事書いてたら、詳しい方フォローして下さい。
136 :
名無しの笛の踊り:02/01/12 21:43
ジャケ写のポリーニカコイイ。>>DG箱分売
137 :
名無しの笛の踊り:02/01/13 00:00
>>136 ペトルーシュカの入ったやつかな? あれは、ジャケ買いしたくなるね。
ageついでに。
ボックス分売を4枚海外通販で発注した。
シェーンベルク・シューベルト・ノーノ・ベートーヴェン中期ソナタ。
一番楽しみなのはシェーンベルク独奏曲(特に「組曲」!)の録音との再会。おまけに
協奏曲もついてくるし。リマスタリングはどうかな。変にいじらないでおいて欲しいが。