コードを作った人

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674664
こんばんは皆さん。現在批判の矢面にさらされている664です。

現在僕は某音大で作曲を勉強している一介の学生です。みなさんの白熱した議論は常に
興味深く拝読させてもらっています。全レスを再読させてもらいましたが、なかなか
見識的な実りある論争で、発展途上的な音楽の可能性に多大なヒントを提供されて
いると思います。それは現代音楽に限らずジャズ音楽にも言及できる上質な問題意識です。

アカデミズムに裏打ちされた科学的な所見、現場の人の実践に裏打ちされた音楽思想、
お互い共通点を見いだせないまま、少しずつ論戦の焦点がずれていると危惧していま
す。
私の立場は専攻上、理論的な音楽解釈が、その作曲家の意図する演奏に具象化させる
事によって、音楽思想が自らによって発現されるべきものだと考えています。

そこの立場を中心軸にして、僕は理論派と実践派の相互的な見識が融和することを目的と
しています。それが私の作曲理論の考えです。一見教養主義に陥りやすい音楽の理論体
系も、実践との共有部分を再発見していくことで、音楽の制作やその部分的な楽しみか
たを拡張できることを提言します。僕の立場は、必然的に、時には中立的な立場に甘ん
じ、一方では理論的な可能性を堅固に支持する、と、この場を借りて言明しておきます。
そして同時に実りある僕への論理的な反駁文なら、快く甘受します。

 次回より理論派と実践派の論理上の誤謬や両者視点の位相格差を指摘し、僕なりに論証、
あるいは反証していきたいと思います。