コードを作った人

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495カンカン嬢
 C Am7 Dm7 G7にはいろんな代理ケーデンスの組み合わせあるよね、メロディにたいし
てはある意味無数といっていいぐらいあるよね。これらの理論書を段ボール箱いっぱい
にしてタイムマシン乗ってシューベルトの時代にいくよね。それで彼にそれをほらっと
見せて、かつ1ト月にわたる理論講座の特訓オマケ付きでね、ついでに比較文化人類学
も教えて音楽的思想の洗脳もやってみる。でも天才の耳はどこまでおれらの時代のサウ
ンドを受け入れてくれるんだろう、どこまでを雑音として切り捨ててしまうんだろう。
 う〜ん、謎だ。
 結局どんな理論式でも、それを楽曲に採用するかどうかは最後はやっぱり耳が決める
んじゃないの? だってさ、200年後のジャズメンがタイムマシーンでバークリのテ
キストなんか持ってきても、一体どれだけポスト・コンテンポラリージャズのすんごい
演奏ができるのか疑問符→? むしろ未来人に試されているのはおいらの耳だよ。そい
つらが、Cを暗くCmを明るく聞こえるジャズ虎の穴の特殊訓練を受けている奴らだっ
たら、俺泣いちゃうよ、きっと。君は泣かないのかい? Cが明るく聞こえる奴らは、
未だに縄文時代の耳しかもってない奴で猿並みだって言われて。そして彼らがさ、「こ
こまで来た家庭でできる遺伝子操作」なんとかというワニブックスまで一緒にもってき
たら俺本気で泣くよ。彼らがおれをタイムマシンで200年後に拉致していったら、き
っと俺反面教師になって、山にこもり「よみがえる邦楽のひととき」つう本を書いて大
論戦するだろうな。
  ‥‥理論が○△によって×□をすると△×になるという怖いネタ寓話でした‥‥。