【中級】 元祖 Sax Ad-Lib Forum Part2 【上級】
ジャズのアドリブに於いて「このスケールを使う」とか「このテンションをはさんで」とか言うのはよく聞くが、
起承転結をつけるとかモチーフをどう展開していくかというような追求があまりなされないのはいかがなものか?
ムズいこねくり回した音使うより単純なスケールでも十分味のある魅力的なアドリブは出来るはず。
最近、DearLordというコルトレーンのバラードを練習しているがコード進行も、メロディーも構造は簡単。
しかし最高に美しい。数多いコルトレーンの名演奏バラードの中でも筆頭にくるものだと感じる。
この素晴らしいバラードのメロディーの後には、どんなアドリブも邪魔になる気がする。
コピーし演奏しているだけで、こういう素晴らしさを感じられるのは、パーカーの「ウォーミングアップアリフ」と
このコルトレーンの「ディアロード」位なものか。
「ウォーミングアップアリフ」は音楽を演奏する真の楽しさを、「ディアロード」は崇高な開放感を味あわせてくれる。
この2曲を演奏するだけでもサックスというややこしい楽器を練習する甲斐がある。