あのさぁ、指摘無いから言っちまうけど、野生の思考所収のプラザ・リアルってさ、ありゃもうルペ・ヴェレスの葬儀と近いよね。
あの、ま、プロフェッションの方がさ、美しさって意味では勝ってると思うけどね。ポップス偏差値的な見解からね。
ルペ・ヴェレスの葬儀って90年代に書かれたもんなんでしょ。俺、知んないけどさ。楽曲構造は多分変わってないんだろうね。
このさ、もうまさにピアソラよろしくな孤独感と郷愁なんだけどさ、これエキゾチカだよね、うん。半ば細野的なね。
南米の方はめっさつまらんロックアルバムだったわけだが、野生の思考はちゃんと面白いものになってるよね。一歩退いた面白さね。
そういう意味ではね、デギュスタシオン下地の南米良いとこ取りとも言えるね。ま、中島ノブユキの功労だけどさ。