みなさんすでにご存知かとおもいますが
「LPレコード再発見」という本が発売されていますね。
んで私は購入してみました。
このスレッド(前スレ含む)の話題とかぶるところもあったりしてなかな
か面白かったです。アナログが好きな人(このスレの住人の方々?)は読
んでみると楽しいとおもいます。
(まあ、気が合わないところもあるけど....。笑;)
でも、リバーサイドの初期ステレオってあんな仕組だって書いてありま
したっけ?。ファントムスピーカとか書いてあってスピーカ3つ使う様
な図でしたけど...。ちゃんとライナー読んでみます。
「逆相成分」ってなに?。あの時点で「サラウンド効果」とか昔の4ch
みたいなのを意識していたってこと...?。
フォノ・イコライジングについてはもっと突っ込んで欲しかったです。
45/45方式のステレオカッティングは片チャンネル逆相だっていうのはそ
のとおりだと思いますけど「じゃないとステレオ・カッティング・ヘッド」
で切ったモノラル・レコードをモノラル・カートリッジで再生できないっ
ていうのは違うんじゃないでしょうか...。
45/45方式ステレオカッティングで片チャンネル(Rch)を逆相に切る理由(うろ覚え)
45/45方式ステレオは、(理論的には)Lch、Rch が完全に独立していますよね?
Lchは完全に無音でRchだけに音楽信号を記録するようなことが出来ると..。
どうしてか?。
まずおさらいとして、音声信号の波形は「振幅」が音量で「密度」が音の高低ですよね。
んで(乱暴な言い方ですが)この波形をそのまま盤に刻み込んだ(カッティングした)
のがモノラルレコード。なので、モノラルレコードは横振動だけを拾えばよかった。
(この技術はステレオ以前に確立されていた)
45/45方式ステレオはイメージ的に表現するとこのモノラルのカッティング技術
を 45度の角度を持つ Lch用 Rch用 それぞれの斜面に応用したもの。
カッティングヘッド(マシン)はLch、Rch 別々の信号を同時にそれぞれの専用の斜面
に波形を記録(カッティング)していく事が出来る。
(もちろん、Lch、Rchの斜面は双方45度の角度を持つわけだから、カッティングヘッ
ドは縦振動、横振動双方に対応する必要がある。)
だから上記したように45/45方式ステレオは
「Lchは完全に無音でRchだけに音楽信号を記録するようなことが出来る」
めでたしめでたし...
でも大問題が...「カッティングヘッドは一つ」
Lch、Rch 双方に 同相、同音量の信号が入ってきたらどうなる?
(同相、同音量ってことは完全なモノラルの信号がLch、Rchに振られた状態)
カッティングヘッド(コイルはLch、Rchそれぞれ用に二つあるはず)はそれぞの
斜面に波形を刻もうとするはずですが、ヘッドはLch側に(かなりの音量があって)
大きく振れたいのに同時にRchにも同じ力で振れようとするので結果的に溝
の中央で立ち往生してしまう....。ダメじゃん。
でも、頭の良いひとは居るものだという事なんですよね?
「同時に同じ波形が切れないなら片チャンネルは逆相にすれば良いじゃん」
というのが
「45/45方式ステレオカッティングで片チャンネル(Rch)を逆相に切る理由」
じゃなかったでしたっけ....?
ステレオでも中央に定位された音像はあるはずだし....。
なんで違う波形なら同時に刻めるのかは謎なんですケド.....
で、モノラルレコードと45/45方式ステレオレコードの互換性について
(1)左右チャンネルの変調面はレコード表面に対して45度傾いている
(2)左チャンネルは音溝の内壁、右チャンネルは音溝の外壁の変調
(3)左右チャンネルが同相の時は横振れ音溝としてカッティングする
(4)横振れ音溝を再生する場合は、信号が同相になる
(5)音溝の内向角は90度である
(6)音溝の底半径は0.2ミル(5.08μm)以下である
(7)録音・再生特性は RIAA 特性である
(8)外観寸法は、従来のLPやEPと同じである
という事が言われると思うんですけど、
> (3)左右チャンネルが同相の時は横振れ音溝としてカッティングする
って左右が逆位相になってれば良いって事なんですかね?
(それで横振動になるんでしょうか?)
溝がつぶれるとかいう話は別にして、モノラルシステムで左右逆相のステレオ
を再生して、なんでOK(ちゃんと聞こえる)なんでしたっけ?
んが〜、うろ覚えで書きなぐっていたら収拾つかなくなってきました。
間違いも多いカモ....。ご意見、お願いします。 > 識者の方々...
あとVL方式と45/45方式の互換性ついてもお願いします。 > デッカファンの方々
>>151 自己突っ込み
> > (3)左右チャンネルが同相の時は横振れ音溝としてカッティングする
> って左右が逆位相になってれば良いって事なんですかね?
2晩寝たら納得できました。これはこれで良いんですね。(スッキリ)
左正相、右逆相で同相信号を記録した音溝を真上から奥行き(深さ、内向角)を無視してみれ
ば一本の波形(モノラル用)として捕らえることができる、ってことですよね。
だから、ステレオ・カッティング・ヘッドで切ったモノラル盤(左正相、右逆相で同相信号)
もモノラル・システム(モノラル・カートリッジ)でちゃんと再生することができる。
もちろんこの盤をステレオ・システム(ステレオ・カートリッジ)で再生する時はLchには音
溝そのまま、Rchには音溝の波形を(カートリッジ)さらにで逆相(正相に戻して)にして再生
されるので左右スピーカからは同相の音(モノラル)を聴くことができる。
また、モノラル・カッティング・ヘッドで切ったモノラル盤をステレオ・システム(ステレオ
・カートリッジ)で正しく再生できるのは、モノラル音溝の内壁、外壁をステレオ音溝の
Lch、Rchに見立てた場合、結果的に左正相右逆相の波形が記録されていると判断できるから。
これで良いんですよね?...(間違っていたらすいません。.....恥;)
でも、
> 溝がつぶれるとかいう話は別にして、モノラルシステムで左右逆相のステレオ
> を再生して、なんでOK(ちゃんと聞こえる)なんでしたっけ?
これはやっぱりよく分からない....。
ステレオのRchだけに音楽信号がある(Lchは無音)場合もちゃんとモノラル・カートリッジで
再生できるんですよね?。「stereo playable mono」ですものね?
でも、Rch(逆相波形)をどうやって正相にもどすの?。戻せるの?。(勉強しますデス〜)
>>148 リバーサイドのステレオシステムの件、つたない英語力で読んでましたが、
「左右スピーカ」を外むきに設置」なんてところは読み取れませんでした。(私には)
「通常のステレオ再生では左右に音像が別れすぎて(ピン・ポンがききすぎて)、中央に
無音のホールができてしまいがちである。しかし、リバーサイドのステレオ・システムは
左右スピーカの中央に幻のスピーカがあるように自然な再生音を得られます」
というようなことが描かれていると思います。
なので、これは間違いですね...
> したっけ?。ファントムスピーカとか書いてあってスピーカ3つ使う様
> な図でしたけど...。ちゃんとライナー読んでみます。
ファントムの意味が分からなくて、スピーカ3つ使うのかと思ってました。(恥;)
でも、あの絵は単純に左右のスピーカを示しているだけなんじゃないですかね?
そんな風に設置するスピーカはなしなんて聞いたことがないし....。
筆者は同じ文章からスピーカ横向きって読んだんでしょうけど...。
筆者は「初期ステレオには変なのが多くて、やがて普通の録音(のステレオ)になっていく」
というようなことを書いていますけどあの図がかいてあるレコードはみんな変ってこと
何でしょうか?
手持ちだと「キャノンボール・テイクス・チャージ」のステレオ盤はあの図(ファントムスピーカ)
が書いてありますが、私には音は良い(変なところはない)とかんじます。
その割にリバーサイドステレオ最初期の「モンクス・ミュージック」は誉めてるし....
というか、「変なステレオ」の例に「ブリリアント・コーナーズ」を挙げてるのが怪しい
かんじがするんですよね?。これって
「擬似ステレオ」
じゃなかったでしたっけ?。1174盤は1960年代になってから発売されたでしょうし。
「擬似ステレオ」なら「逆相成分」満載も理解できるんですけど....
私はその昔「ブリリアント・コーナーズ」の日本版ステレオ盤を所有していました。
これは聴感上も「擬似ステレオ」と信じて疑わなかったのですが....。(処分しました)
あと、例に出てるのはジャズランド末期の編集盤とかだしな〜。
この辺は未聴なのでなんともいえませんが....。
でも「ウィントン・ケリー」はビクター制の国内盤もモノラルでした。
この辺がファンタジー/OJCの再発でモノラル盤で発売されたのはもともとマスターテープ
がモノラルのものしかなかったからじゃないんでしょうかね〜。
良い内容の書籍だと思うのですが、この辺は「思い込みで書いてないか?」感じてしまい
ます....。(こちらの思い込み、勘違いも激しいのは棚に上げて...すいませんデス。笑;)
>>153 > ステレオのRchだけに音楽信号がある(Lchは無音)場合もちゃんとモノラル・カートリッジで
> 再生できるんですよね?。「stereo playable mono」ですものね?
> でも、Rch(逆相波形)をどうやって正相にもどすの?。戻せるの?。(勉強しますデス〜)
んが〜、大丈夫じゃん。
Rch(逆相波形)をトレースしようとしたときには無音のLch側にスタイラス自体は正相(逆相の
逆相)の波形に振れていく。左右をあわせて深さ、角度を無視して真上から見ればきれいに
正相の波形になるのでOKってことですよね?。
一応溜飲下がっ....ったつもりでよいのかな?。(笑;)