ジャコ・パストリアス -Part2-

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野音べろべろだったです。
でもあの年('80)の野音以外の演奏は素晴らしくて、Jacoの円熟期と
言ってもいいかと思う。日比谷の野音の公演がハプニング的にダメダメだった。
しかし、その後の年の演奏は常にベロベロだったとも言える(笑)…。
読売ランドのギル・エバンス開演前のソロパフォーマンス、私も見ました。
ステージ上ではスタッフが誰も止められずに遠巻きに見てたのが印象的でした。
私的にはあれを見て、これはJacoはもう本当に狂ってしまったんだ。。。と
悲しかった覚えがあります。そこにはJacoをJacoたらしめていたような
スタイリッシュなカッコ良さも、演奏のひらめきも、カリスマも何もなくて、
ただ昔のフレーズをだらだら弾き流すような、オレはこんなになっちゃったけど
あのジャコ・パストリアスなんだ!文句あっか!みたいな…、怒りにも似た感情
というか、狂人特有の異常なテンションがあったように思います。
'70年代のJacoの音には、レコードを通して聴いても演奏の向こう側にいるジャコ
の存在というか、愛のようなもの(笑…)が感じられたのですが、'81年を境に
たとえ同じフレーズを弾いていてもそれが感じられなくなってしまったです。
読売ランドでの開演前のソロ・パフォーマンスはその典型のように私は感じました。
確かにものすごいエネルギーというかテンションがあって尋常ではなかったですが、、。
ギル・エバンス・オーケストラとの共演は、それでも演奏中にハッとするような
ひらめきや、さすが!というようなカッコ良さがありました。Jacoの音はすごく
デカくてオーケストラのメンバーは迷惑だったかもしれないけど(途中でアンプの
ボリュームを下げられてた・笑)私はジャコが目当てだったので平気でした(笑)