■■ 東北地方のジャズ事情 ■■

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仕方ないな。
この俺がマジレスしてやろう。

まず青森県だが、ここは基本的にジャズ人口はそれほど多くはない。
一部のオヤジたちと一部の学生が古いジャズをやっているか、
あるいはコテコテのフュージョンやってるくらいだ。
レベルは高くもなく低くもなく、
まあ趣味として楽しくやるならこんなもんだろ、という程度。

秋田県は、東北地方では岩手県に次いでジャズは盛んだ。
吹奏楽王国秋田の名に恥じず、
管楽器は基礎がしっかりしてるから技術は悪くない。
が、ジャズのレベルというと、他地域と大差ない。
基本的に4ビートに対する熱意がある人間は多い。
サックスの多田の人気が高い。

岩手県は東北地方ではもっともジャズが盛んだ。
アマチュアのジャズのライブなども、東北地方の他県とは
比較にならない頻度で行われている。
ジャズ気取りの水葬と根っからのジャズマンが渾然一体となっている
不思議な地域である。
山形とか宮城あたりからもプロ気取りの勘違いアマが足を運んで、
あくまで「楽しく」やっているが、
まじめにジャズをやってる人間は、
彼らとはそれなりにお付き合いしている程度。

山形県は最悪。
ジャズ人口は東北6県中最も少ない。
水葬フルバン=ジャズと信じて疑わないフルバン連中がほとんどである。
一部、コンボを経験してきたプレーヤーもいるが、
ジャズプレイヤーが少ないので、腕前を比較されることもなく、
ヘタクソでも「自分はプロ並」と勘違いしてる奴がほとんど。
語る価値もない県である。

宮城県のジャズに対する認識は、
ジャズ板の「定禅寺スレ」からも読み取れるとおりである。
自称ジャズマンは多いが、コンボで活動できる人間の「割合」は非常に低い。
吹奏楽部でジャズの曲をやっただけで、アドリブなんて概念が全く無くてもジャズマン気取り。
東京スカパラコピーバンド、アースコピーバンド、ただのサルサバンドのバックで
吹いてるだけでジャズマン気取り。
そういう連中の割合が非常に高く、そういう連中ほど4ビートを頑張る人を
「頭が固い」「視野が狭い」と馬鹿にする傾向があるというおかしな連中の多い地域である。

福島県は、福島県だけで外に出て行かず、
その実態はつかみにくいが、ジャズ研が高校にも存在するということから考えて
一般へのジャズの浸透度は高いと思われる。
実力の程は不明。