コララインとボタンの魔女【3D】

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14名無シネマ@上映中
北米版BDで見たけど、「ナイトメア〜」や「ジャイアントピーチ」とはかなり違う印象。
ものすごく緻密に、箱庭世界を作ってる。
基本的な舞台は、アパートとその裏庭、裏の森、あと街がほんの少し。

キャラクターの演技も、かなり自然で、CG映画と言われたら信じる人もいそう。
(表情なんかはCGで作って立体出力してるんだけど)ストップモーションの
ギクシャクした感じが好きな人には、逆に物足りないかも。
美術も、歪んだデザインではなく、ソリッドなデザインで、昆虫をモチーフにした
家具とかで奇妙な世界を作ってて、不気味だけど、気持ち悪い部分は少ない。
(皆無とはいわないまでも)

セリック監督を「ナイトメア」で好きになって、「モンキーボーン」まで見た、って
人だと、あのちょっと狂ったような感じを期待するかもしれないけど、驚くほど
ウェルメイドな作り。
(エイプリルとミリアムのレビューのシーンとか、片鱗はあるけど)
コララインの仕草とか、本当に同じ監督か、ってくらい細かい演出してる。
とにかく、お話含めて、よくできたドールハウスのように、いろんなものが作り
込まれてるから、そういう世界が好きな人は絶対に気に入ると思う。
「ナイトメア〜」みたいなのを期待すると、映画としては普通すぎて肩すかしに
なるおそれはあるけど。

目が悪いので、3D上映だけの劇場公開は見に行けなくて、もの凄く残念。
映画館でみたいのに。