【祝復活】ザ・レスラー - The Wrestler【ミッキー・ローク】

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409名無シネマ@上映中
上の方でも書いてるけど、これ現実逃避の話なんだよ。
かつて栄光をつかんだ男が壮年になって落ちぶれてしまう。
そんな中、心臓病になって「あっさり」引退を決意する。
ところがいざ引退するとこの世のすべてがシットに見えてきて、自分にはプロレスがすべてだったと気づく。
だから最後のマイクにつながる。引退を決めるのは医者でもないし、自分でもない。
ファンこそが家族だと。愛してると。
でも一方で、彼はファンがすごく残酷で飽きたら容赦ないことも知ってるのよ。
一度落ちぶれてるからね。最後のビンゴホールだってメモリアルだから客入ってるだけなんだ。
人気が戻ったわけでも、まして復活したわけでもない。
その不安定さと危うさをハッピーエンドとして書けるのがこのドラマの良いところ。
人間賛歌としてよくできてる。人生はシットでファックだけど美しい。
おっさんであればあるほど泣くわ。