明日の記憶

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93名無シネマ@上映中
たった今、見て帰ってきました。
「ベタすぎる」って評、個人的には「?」だと思います。

自分の両親もアルツハイマー性認知症(当時は痴呆症)でした。
母は現在進行形の認知症。自宅にお袋だけおいておけないので
グループホームにいる。
親父の時には、その前に寝たきりになっていたからあまり感じなかったが、
お袋の時には、正にあの映画の1シーン1シーンを振り返っているようで
映画を見ながら逃げたくなってきた。
これではいかん、と思いながら、できるだけ直視してました。

浅田次郎氏の作品「天国までの百マイル」とこの作品をダブらせて見たのは
私だけだろうか。
ある年齢の親を持てば、そして自分がある年齢になれば「笑って見られる」
映画じゃないと思う。
見るほうもつらいが、現実の認知症患者の家族はもっと大変。
映画だから、あそこまでで済んだのだと思う。

いい映画です。