【イーストウッド】 グラントリノ 1台目

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205名無シネマ@上映中
先に謝っとく、長文&若干ネタバレスマン。


因果応報って感じがした。
序盤や中盤で従兄達に違う対処をしていたら結末は違ったかもしれない。
けどウォルトも従兄達も目には目をのやり方しか無く、そんな因果応報のツケが姉弟に回ってくる。
言ってしまえばウォルトの存在そのものが引き起こした、
分かっているのに避けられない悲劇な訳で、そして最終的なケツを誰かが取る事になる。
でも目には目をのウォルトを作った因果の最初は生きるか死ぬかの戦場なんだよね。
実際、戦争で性格を変えられた人は数多くいるだろうし。
最後のあのシーンはウォルトや物語のケリをつけただけじゃなく
ウォルトの様な戦争経験者に対して、ウォルトになる必要は無い、
ウォルトが少しでも罪を持っていくよ、っていうイエスの磔刑の様にも見えた。
空と木立が清々しいエンドクレジットはウォルトの心象に思えて歌と相まって気持ち良かった。
グラント〜リ〜ノ〜♪