1 :
名無シネマ@上映中:
2 :
名無シネマ@上映中:2014/01/14(火) 18:13:43.27 ID:EolB7WrR
封切り映画、発売直後DVDを観たら
2ちゃんの専用スレであーでもないこーでもない言ってるのを見るのが好き。
、、なんだけど、アニメ物のアンチはアタマのおかしい人ばかり。
ここもそう。
「まず批判しよう!どこに文句付けよう?」からの
「あ!ここダメ!、、ここもダメ!、、、あとは、、ないか、、あ!ここもダメ!」
俺のリアル知り合いのアニメ好きも
なぜかアニメ物だとすべて「まずアンチな批判ありき」で感想を言う。
気付いてやってるならいいけど。
3 :
名無シネマ@上映中:2014/01/14(火) 20:05:58.94 ID:i4kz8vpV
ここでクイズです。
原作「竹取物語」のラストシーンの場所は、現在では世界遺産に登録されています。
では、その場所はどこでしょう?
A.富士山 B.熊野古道 C.昌徳宮 D.ポタラ宮
4 :
名無シネマ@上映中:2014/01/14(火) 22:40:03.26 ID:QMzdRm29
あーそもそもあの時代の都は奈良って話だよな
5 :
名無シネマ@上映中:2014/01/15(水) 03:49:58.01 ID:4YMpHsJ/
794ウグイス平安京
6 :
名無シネマ@上映中:2014/01/15(水) 06:09:25.33 ID:s70ookTa
今日の笑ってコラえて 新春スペシャルはジブリの話で
朝倉、宮本、高畑勲が出る模様
7 :
名無シネマ@上映中:2014/01/15(水) 13:40:01.07 ID:WWYz6V0X
今は昔 竹取の翁といふものありけり
8 :
名無シネマ@上映中:2014/01/15(水) 23:51:33.87 ID:V6UlRbPN
「かぐや姫の物語」は無事に20億円を超えおめでとうございます
現在までに21億2196万8850円といったとこだそうですね
9 :
名無シネマ@上映中:2014/01/16(木) 00:14:02.13 ID:kyZ0Qk6j
風と合わせて十分採算取れるだろ
罪とは、本来あるのが不自然な現世(生命)にかかわった。あるいわ興味を持った。
罰はそこで生まれて暮らす。
笑ってコラえて、よかった
バックにあった高畑少年のようだったなw
あの体調で本編みせるのは無理とおもって予告編だけにしたのを
本編もみたいといってもらえて
その1週間後亡くなるって、できすぎなくらいの話だったな
ちょっと泣きそうになった
風たちぬはなんも感じなかったけど、このかぐや姫の物語はよくわからんけどなんかきた
かぐや姫の人の演技が良かったのかな
最初におっぱい出てきたからお偉いさんにめちゃくちゃにされて悲惨な運命って話かなって思ったけどそんなこと無くて良かった。
昨日の笑ってこらえての高畑推しというかジブリ推しはひどかったな。まあもう先もないスタジオだし好きにやらせたらいいかwww
15 :
名無シネマ@上映中:2014/01/16(木) 15:19:02.24 ID:iuz1lLSE
パタリロみたいな侍女がよかった。田畑智子が声やってたんだな
17 :
名無シネマ@上映中:2014/01/16(木) 19:08:17.16 ID:xRwudlZU
一面は人の裏切りについて描いている映画のようにも思えた
裏切る本人からすれば良かれと思っていたり欲だったりで
人間てのはどうしても矛盾が出るものなのかねえ
小さい嘘も裏切りになるのだと考えれば嘘をつかない人間いないわけでね
自分自身に対する嘘も含めて
3回目観に行くか迷ってる
姫にまた会いたくなってきた
数日後からじわじわと良質さが湧き出てくる映画だと思う
19 :
名無シネマ@上映中:2014/01/17(金) 02:58:41.26 ID:YZVqk9gL
宮本さんが言ってたけど、最初絵コンテもらった時の媼は
細いおばあさんみたいだったそうだが、できあがった映像は
ああいうふっくらタイプになっていて驚いたみたいだね
包容力というか、この作品の中では姫の理解者になるので
やさしげな雰囲気と母性を出したかったかな
授乳もあるから老婆すぎでも様にならんかったのかな
平安時代の平均寿命を考えると、爺婆の二人っていくつくらいだ?
関係ないけどオールドボーイの曲かかってなかった?
22 :
名無シネマ@上映中:2014/01/17(金) 04:27:16.52 ID:YZVqk9gL
清少納言「枕草紙」45段を読んでもらいたいが、そこに
いい年をした歯が抜けた年増女が、
若い男と付き合って妊娠したくだりがある
酸っぱいものを欲しくて梅干しを食べるのだが、
歯が無い口をすぼめるので、その女のことをババアっぽい、
みっともないと若い日の清少納言が馬鹿にしている
23 :
名無シネマ@上映中:2014/01/17(金) 04:29:58.17 ID:YZVqk9gL
つづき
その女は妊娠しているので、少なくとも30代の女だと思うが、
すでに歯が無いということは30代後半の老年突入を意味し、
40代ではかなりのババアという認識でいいだろうな
現代で50代後半が、平安時代では30代後半くらいの感覚かもね
江戸時代の武士は40代で隠居して家督譲る
竹取物語の翁と媼は少なくとも竹をとったり仕事をしているので、
年寄りすぎるわけでもないはずで、30代後半から40代はじめじゃないか?
翁に権力欲が残っているところを見てもヨボヨボではないだろう
>>23 妊娠なんざ閉経してなきゃ50代でも可能だろ?
26 :
名無シネマ@上映中:2014/01/17(金) 09:19:42.14 ID:YZVqk9gL
平安の栄養価ではまあ無理だな
当時の50じゃ今の80過ぎくらいのイメージだろ
清少納言が今で言うところの年増とその年下彼氏を皮肉っていたわけだ
美魔女?キメーw
ただのババアじゃねえか、
ってな
さすがだな
あれ書いた頃の清少納言はまだ若いだろうから、
彼女が馬鹿にするなら三十路の年増のことだろう
最初から本当の婆さんは相手にしないよ
観て感じたこと
・ダンゴムシって外来種じゃなかったっけ?
・巨匠って自分でわらべ唄みたいなの作るの好きだな。黒澤明もやたら農民の歌とか
祭りの歌とか作ってるし。
・そういや月の使者のBGMの賑やかさも、黒澤「夢」のラストの葬送曲に通じるかも。
風立ちぬよりははるかに良かった
もう一度劇場に観に行きたい
風と同じ年だったから余計にかぐや姫の良さが際立った
風立ちぬって宮崎の功労賞ノミネート?
かぐやじゃないのが意外だわ
>>30 かぐやは来年度の賞レースだよ
選ばれればだけど
>>20 昔の人のことを、犬猫の年齢を人間に置き換えて換算するときみたいに言ってるけど、
昔の人の寿命が短かったのは病気やら栄養不足やら天災やらに太刀打ちできなくて
早死にする人が多かったからじゃないの?
老化スピードが速かったわけではないのでは。
>>26 「にげなきもの」かな。清少納言の性悪さとセレブ志向が如実に出ているな。
それこそかぐや姫が一番嫌いそうなタイプなんじゃ。>少納言
100年前の農民は幼児死亡除いて60歳が平均寿命。
女性は21歳で結婚し最後の子どもは35歳で産んだ。
と政府のページに出てる。
当然武将など富裕層はもっと長生きしたはず。
現代と比べると乳幼児死亡率が極端に高いだけで
無事に成人した人間の平均寿命はそんなに変わらない
(むしろ障害児の延命ができない分長い?)
90近くまで生きるバケモノも大昔からいる
魏志倭人伝の時代でさえ既に倭人80歳から100歳まで生きてて長寿て言われてたからね
人間50年〜
>>34 清少納言は当時ではまだ性格いいほう。
平安貴族の陰湿さは現代の京都人が聖人に思えるくらいひどい。
かぐや姫は嫁にいかなくて正解。
いやだから1920年の農村で成人した人の平均寿命が60歳。いまよりは20年ほど早く死んだ。
やっと二回目を観てきた。満月は昨日だったんだよね。
やっぱり二回目はかぐや姫に意識を集中できるから、かぐや姫ファンとしては良かった。女童(侍女)とか顎とかあまり印象に残らなかった。
初見ではかぐや姫は年頃の娘にしては情緒不安定かなとおもったけど、
二回目の印象は、親に歯向かったりしないし、夜遊びもしないし、他人をけなしたりしないし、十分どころか立派な娘だなと。
あと、なんで空を飛ぶシーンがあるんだろうと思ったら、あれはかぐや姫が鳥になった意味合いなんだろうなとおもいました。
走ってるシーンは獣を表現してんだろうなとおもいます。
竹取物語をわかりやすく美しく現代によみがえらせた傑作
改めて日本はすごい国だと感じた
現代人は本当に大切なものを見つめなおさせられる
老化は遅くなってる。
「四十肩・五十肩」は60くらいで出ると整体の先生が言ってた。
すみません、追加。
ご存じと思うけど、江戸時代の大年増は25くらい。
発展途上国の農民見ると40歳で60歳くらいに見える人が結構いる。
野外で紫外線に当たって肉体労働するせいだろうね。
49 :
名無シネマ@上映中:2014/01/18(土) 16:40:53.09 ID:JJsiDei0
姫発見のときは
翁=41歳
媼=37歳
くらいだな
50 :
名無シネマ@上映中:2014/01/18(土) 16:47:12.84 ID:JJsiDei0
清少納言 24歳
51 :
名無シネマ@上映中:2014/01/18(土) 16:51:46.63 ID:JJsiDei0
媼が姫を得たときにすでに赤ん坊の育児の仕方を知っていたのはなぜか
子供を産んだか、育てたことが無ければ非常に難しいことであろう
あの夫婦は若い時代に子供を亡くしていたのではないかな
>>51 そういや媼が貰い乳をしようと姫を抱いて外に出た時
「乳が張った」事を自覚して、自分の乳を与える描写があったな
アレは赤ん坊に乳をやった経験が無ければ難しいか
ただ、当時は子沢山が当たり前なので
捨丸のように自分の兄弟の世話をしてる事が普通だったかも知れんが
>>41 女童って超重要キャラというかキーパーソンだと思うんだが…。
私的には帝のキャラをもっと原作通りに掘り下げて欲しかったけど、
それだと捨丸の役割が薄くなっちゃうか。
不死の山だからではなく士が多いから富士山とか
今やられても最高につまんないな
どう見ても男女の交わりだよねアレ
感じたまま受け取ればよいよ
あれは隠喩ではなく月人は重力が少ないため空中で交尾するのだ。
飛ぶ夢を見てたのは捨丸のほうだから、月が怖いとか捨丸は知らないはずなんだけどな。
かぐや姫も近くに向かっていたから、何らかの影響があったかも知れないのかもしれないけど、細かいことはいいか。
かぐや姫が言ってた、月でわらべ歌を歌って涙を流していたのは
かぐや姫本人のことだと思った。
記憶を消されても、なお地球での生活への想いが消えないことへの罰として
穢れた世界として認識されている地球へ堕とされて
帰ってきても結局忘れられなくての繰り返し
不細工の女って男から虫ケラのような扱い受けるよね。
それやとご先祖様と子孫の恋になってしまうやん
"ただひとつ、かぐや姫に足りなかったものがあるキュウ。
それは同性の友達だキュウ。
幼いころから男の子ばかりの環境で、ナチュラル・ボーン・サークルクラッシャー体質に育ってしまったのも不幸の原因だと思うキュウ。
かぐや姫のお世話係に女童という同年代の女の子(ブス)もいたけど、あれは要注意な女だキュウ!
なぜなら男も食べ物も、かぐや姫からのおこぼれを狙っていたからだキュウ。
こういうマスコットキャラクター気取りで打算的な女は影でかぐや姫sageをするキュウ。気をつけろキュウ。
対等じゃない関係で友人を装う奴はフレネミーだキュウ!"
不幸体質なサゲマン女…かぐや姫の幸せって何だキュウ? - messy|メッシー
http://mess-y.com/archives/5818 @messy_webさんから
64 :
名無シネマ@上映中:2014/01/19(日) 00:37:05.18 ID:/9C0ZjQz
観た直後「みなしごハッチ」の曲がずっとアタマから離れなかった。
言われてみればたしかに似てるw
66 :
名無シネマ@上映中:2014/01/19(日) 01:51:17.07 ID:xEdpkkRH
>>60 それ思った。
>>62 時間が違うんだよ。
ただ、次の転生ではあるがまま、思い切り生きることが出来るといい…
私たち一人一人の物語だと思うよ。
あの盲目の天女がかぐや姫であり、
この「かぐや姫の物語」こそ、すべて彼女の思い出なのではないか?
実は主人公があの天女であったのかも?
まあ、人は自分の人生を二回生きることができる、
心掛けで、ということだな
それは福沢諭吉も述べている
人生は一度しかないのだ
与えられた生命を一生懸命に生きなければならんのよ
自分次第で生まれ変わるものだ
そしてそれは生きているうちに、ということだよ
いろんな見方が出来るんだよね
観る者によって変幻自在に姿を変える映画
観る者が観たいものを観せてくれる
高畑勲、宮崎駿ともに人格は違うだろうけど心の奥底、フィロソフィは同じだと思う
作品は共に、常に普遍的で、一貫している
過去の作品もまったく古くならないのは、人間の本質を書いているからだろう
宮崎駿ももちろん天才だが、最初から派手なテクニックを出す
それを全部出してやろうというショーマンだからな
言いたいことが欲張りすぎでそれが複雑になる
小説家だ
一方、高畑勲のさりげない凄さ
いつもボディブロウのようにじわじわ効いてくる奥の深い作品だ
さりげなくスゲー、というのは本当の天才演出家じゃないと無理だ
こちらは詩人だな
>>63 いやー、面白かったわw
こんな見方もあったのか!
>>63 のリンク先は高レベルの批評だね。
読みにくいけど指摘はいいところ突いてる。いや突かれているのか子宮だけに。
これだけの反応を集める作品を作れる78歳の監督の
凄さに改めて脱帽する。
最近、一見プリミティブな物語こそ
人間感情の原点だと思っている
厨二病を卒業すると世界はもっと広くなる
相模「よし、泣け! どうした? 芸の一つもできないのか? そんなことじゃ貰い手はつかんぞ。
いいか、高貴な姫はペットショップの犬と同じだ! ペットの幸せは飼い主で決まる。
飼い主はペットをどうやって決める? 可愛げで決まる。時に心を癒やすように可愛らしく笑え。
時に庇護欲をそそるように泣く!初対面の大人を睨みつけるようなペットなんざ誰も貰っちゃくれない!犬だってお手くらいの芸はできる。
分かったら泣け、泣いたら食っていい。 ヤレ!」
76 :
名無シネマ@上映中:2014/01/19(日) 13:27:26.61 ID:7a/YZs98
観客に想像の余地を残す優れた物語は
多用な解釈を可能にし無限の可能性を秘める
77 :
名無シネマ@上映中:2014/01/19(日) 13:34:55.62 ID:xEdpkkRH
自分に引き寄せて、今必要な物語を感じるかもね。
老子の言うように、余地や間って大事。
78 :
名無シネマ@上映中:2014/01/19(日) 17:27:22.31 ID:K300ncGd
絵も、空間や隙間をあえて作って裏側を想像させたいと言ってたな
水墨画、俳句、その世界だな
高畑監督が言いたかったのは
かぐや姫は月に帰った
↓
死後の世界に帰った(死んだ)
でOK?
その根拠としてお釈迦様迎えにがきたんだよな?
この世から見れば死んだでおkだとおもう
月の羽衣を着せられると地上での記憶を失うが
なぜか歌を覚えていたりとかってのは輪廻天性を示唆しているなかなあ
かもしれんね
魂は不滅みたいな
でも天上の人やから転生はどうかわからん
83 :
名無シネマ@上映中:2014/01/20(月) 03:56:14.92 ID:K+p9tsmy
究極のテーマは「なぜ私は生きるのか」になるのだと思うが、
これは古今東西どこに行っても共通する人の悩みどころだ
今までは宗教に頼り切る、国家に頼る、政治のナントカ主義に頼る、
イデオロギーに頼る、科学技術に頼る、人に頼る、などなど
己の外部の物に頭・心を預けておけばどうにかなる時代だった
しかしそれがほぼ頼りにならないということが
人間は薄々気がつき始めた
すべて嘘じゃないか、と
さあどうするよ、ということだ
生きる人間が自ら考えなければならない時代なのだ
真剣にそれぞれ
そういう映画だよ
84 :
名無シネマ@上映中:2014/01/20(月) 04:16:41.48 ID:K+p9tsmy
そして地球で「普遍的」なものは「自然」しかない
その自然はもちろん人間などには容赦しない
地震、津波、洪水などが起これば人間など無力だ
人が思い上がった考えで自然さえ征服しようとしたことも
無駄なことがわかってきた
人も自然の一部でしかないのだ
しかし人は頭脳を持つ
それを正しい方向に、有効に使わずにどうするのだ
悩み苦しみ考えるしかないではないか
謙虚に、誠実に、地球という美しい星に生きていることに感謝して
それぞれやる事を考えて、精一杯、生きなきゃいけない
高畑監督も宮崎監督も言っているのだと思うよ
本物を見分ける目を持てってことだよな
姫はあれだけ落ち込んで罪を認めるとこまで行ったのに
最後「穢れてなんかない、喜びや悲しみの中で皆精一杯生きてるんだ!」
って台詞はエールだよな
>>84 それはマルクスの時点の共産主義であったり実存主義であったりするのだが今の若い人は偏見で最初から馬鹿にしてるな。
命の尊さを訴えてる
88 :
名無シネマ@上映中:2014/01/20(月) 15:02:52.63 ID:2wnrmqzL
原作にあれだけたくさんキャラがあるのに活かさず、
勝手に捨丸なんて作んなと。
最近の年金問題にしても原発問題にしても、
事が明るみに出てからワイワイと騒ぎ出す人が多いわけだよね
ほとんどの人が当たり前に安全だと最初から思っており、
考えることすらしていなかったわけだ
考える脳みそを使わない方向で育てられたというか、
仕組まれたというか、飼い馴らされたというか、
化けの皮を剥がしていくことも大事だとわかっただろう
世の中が嘘まみれなんだから
まともに考えられちゃ困るわけよ
ゆとりで居てもらわないとな
豚に食いつくか、飢えても狼でいるか、決めるのはお前だ
個人の自由と独立はよく叫ばれるが、
それが進めば進むほど個のエゴが強くなり、
個々の自由独立でなく単なる孤立化が際立ってくる。
これだけ文明が発達しネットであらゆる情報も手に入るのに、
なぜか、言い知れぬ怖さと孤独を感じている人は多い。
そのバラバラの個の自由独立というのは、実はまとめやすいのだよ。
それぞれが孤立を感じているので右向け右で動きやすい。
誰か特徴的な号令をだせば全部がなびく。
頭はどっかに置いてきて疑問さえ無く。
イベントの盛り上がりはその小さな例だな。
なんか知らんけど盛り上がって孤立を消したいと思うのだろう。
一時しのぎでね。
自由と孤立は最初から表裏でしょ
幼稚園のお遊戯会のかぐや姫で、竹の精とかいうオリジナルキャラをやって竹の周りをひたすら無言で踊ってた黒歴史。
93 :
名無シネマ@上映中:2014/01/21(火) 23:28:03.42 ID:5Dkcgvqp
作品としての良し悪しは言わんが、アニメとしてはルパコナは最低の部類だったぞ
この国は終わったな
山田くんの興収越えたから満足
ルパコナはどうでもいいです
興収22億ってすごいの?
制作費50億ってのが痛いな
まあ風立ちぬと合わせれば採算は取れたんだろうけどね
あとルパンとコナンは観る層が子供で大人同伴だろうし実質20億ってところでしょ
98 :
名無シネマ@上映中:2014/01/22(水) 05:56:29.20 ID:HAYoMSFv
興行なのでどれだけ儲けたかは大事だが、
この映画、高畑勲はそのカネ万能主義というのをすでに皮肉っているわけでw
純粋に子供が立ち上がるだけで姫!姫!と咽ぶほど喜んでいた翁が、
竹から金を手に入れ、着物を手に入れ、徐々に表情まで変わり、
媼にも言わずに小金を貯めこんで都での幸せこそ一番だと思うに至る
さらに姫を結果的に使うことで嫁ぎ先との関係、権力欲まで身につけてくる
背景にあるのは全てカネだ
そのカネで人類というのは変わったし、今のこういう状況がある
その興行とやらもその万能貨幣経済の延長にあるのだよ
人の心はどこに行ったのかな
それが本当の幸せだろうか?
ぽんぽこの狸たちはタヌキではない
あれは我々人間の、純粋無垢な幼い時代の比喩だ
一概には言えないが、映画ってのは基本祭り感さえあれば絶対にヒットする。
たとえ内容が糞でも祭り感さえあれば良い。巨大な宮崎祭りのあとの
高畑祭りってのは盛り上げることが難しかったってことなんかな。
いっそのこと、来年の夏休みの月見に公開してれば最低四十億はいっただろね。
初めに鈴木が予定していた風立ちぬとの同時上映が興行としては本当に
ベストだったわけで、そりゃあ鈴木もかぐや姫の進行状況を知ってトイレに
駆け込んで吐いたってのも分かるわw
鈴木Pは当然カネを第一に考える必要がある
ジブリを沈没させるわけにはいかないのだから
ディズニーと組んだのもカネだしな
これはビジネス、大人の部分だ
しかしそれわかってて、かぐや姫というのを作った
しかも高畑勲に頼みこんで
もっと儲けられる映画なんてジブリならいくらでもできるだろう
しかしそれをやらなかったことで鈴木Pのことは少し見直した
これは勇敢な子供の心の部分なのだと思う
それだけ、地球人類まずいんじゃないのっていう危機感があるんじゃないかな
鈴木Pは風立ちぬまで全てプラスだったけど今回初めての挫折らしいね
ただ評価が高まってるのもあってかなんかいけそうな気がするとは言ってた
あの若手プロデューサーの存在は一体何かということだよね
西村義明なる人物
高畑勲という頑固者の親父に対して、鈴木P自身は直接のアクションを起こさず、
若手に総責任者を任せた
商売っ気のある鈴木と、それが嫌いであろう高畑の関係の間に
ワンクッション入れる役割だろうからね
鈴木Pも一般受けすると考えてなかったから
若手育成兼ねてたのでは
西村Pは苦労話ばかりしないで売り方をもっと勉強しろよなプロデューサーなんだから
>>104 というよりジブリのブランド力が確実に高まった
107 :
名無シネマ@上映中:2014/01/22(水) 18:28:00.35 ID:EplxiKaw
実際どうなんだろーね。風立ちぬが百億超えても赤字ってどういうことやねんw
リクープする為には製作費の二倍の興行収入が必要だから、風立ちぬの製作費
は60億くらいなのかな。最終的な風立ちぬの利益は二十億くらい?
それを加えればかぐや姫の製作費は回収できるのではないか。
で、全体の最終的な赤字は多く見積もって五十億くらいかな?ただし!ジブリの
場合、宣伝費にはちゃんとスポンサーが付くから、ジブリ本体の損失は
無きに等しいのでは?という勝手な希望的観測w まぁスポンサーに損害を
負わせたのだから今後の営業には苦労するだろうけど、みたいな
ジブリの役員クラスは年収が億単位の人ばっかりなのに赤字なんてありえんよ
儲かりすぎて困っているくらいだと思うが
かぐや姫の製作費が50億なのに風立ちぬが60億もするはずない
初めから風立ちぬとかぐや姫セットで計算していると思われます
次は「平家物語」か。指環物語みたく三部作にすれば観に行くかな
平家物語は無理でしょう。
担当するプロデューサーが居ませんし、プロデューサーが居なけれは
映画が出来ないことがよく分かりました。
10億くらいで手堅く作れないかな?
鎧描くの大変だぞー。
それこそCGでも上手く使わんと。
あー確かに武具甲冑、特に大鎧は凝ると半端ないな
合戦シーンがメインになるだろうから動きも派手になる
同規模の実写をやるよりはマシだと思うが
>>111 かぐやでさえ約8年掛かってるのに一体何年かかるんだよw
次回作って監督は誰?
それよりもうジブリはかぐや姫以上の物は作れないだろう
正直ジブリには潰れてもらってもかまわない
かぐや姫を観れただけで充分満足した
ハッキリ言ってかぐや姫でジブリの使命は終わり
かぐや姫はナウシカのように30年以上は語り継がれるだろうし竹取物語のように1000年後も残るだろう普遍的映画
いやいや、このあとは庵野によるナウシカ三部作みたいなのが待っている。
その為にカラーの社長を川上にしたんだろうし。それと、宮崎監督がこのまま
終わるとはとても思えない。まだまだ弾はあるでよ
うーん
庵野はジブリのイメージじゃないんだよなあ
庵野が携わるようになったらそれはそれでジブリの名前だけは残るだろうけど
今までのジブリとは違うものになるだろう
いい意味で裏切ってほしいけど望みは薄いかなあ
120 :
名無シネマ@上映中:2014/01/23(木) 06:33:00.76 ID:VVZvnEJh
人間社会のわかりやすい縮図としてテレビの世界があるが、
制作側はスポンサー(視聴率)のために「馬鹿向け」に番組を作る
つまり、世の中は馬鹿が多い
馬鹿によって馬鹿が作られ続けてこの無限ループ
地球人類オワタ、ということも最近は人類自身にバレてきた
すでに沈没する船に乗っているようなものだからな
それまで無駄な抵抗を徹底的に見せるか?
それとも享楽を受け入れて馬鹿向け映画でカネ儲けに走るか?
二大巨頭が退いて、ジブリの選択です
そこまでしてジブリ残す必要がないでしょ
ガイナックスやゴンゾの現状見てるとそう思う
庵野達がカラー作ったのも頷ける
「ジブリ」という名前だけでどうにかなる既成事実がすでにできてる
例えばわかりやすい例、鳥山あきらがドラゴンボールやめたくて仕方が無いのに
マーケット広がりすぎていろんなものが複雑に絡んできてやめられない
鳥山あきら自身が俺つまらねえの書いてるなとわかっているのにやめられない
つまり、お金儲けにたかってくる人たちがすでに生まれてるわけ
二大巨頭が引いてその後、宮崎さんが引退するなら、
ジブリ自体を解体してスッパリ消えるべきだったろう
しかしもう遅いでしょ
組織というのは30年から40年で必ずほころびがでてくる
どんな小さな会社でも政党でも、国家でも、
優秀な組織でも30、40年がほぼ限度と言われる
騙し騙しやってきているがしかし中身はもうどうしようもない状態なんて
そこらじゅうにあるがそれは「お前はすでに死んでいる」だろ
ジブリ初代から来年で何年だっけ
ジブリはすでに立派な役目は果たしたことは間違いない
>>122 それで考えると、ジブリで金儲けしたい連中は東映やトムスみたいに過去作のキャラ使った作品やキャラクターに特化した作品ばかり企画しそうだな
第一弾がナウシカか
近現代巨大文明社会の崩壊の予想をしていた宮さんらは
自分らの組織がその巨大産業になっていることを知っている
しかし、わかっていて抜けられないという矛盾と皮肉ですな
>115
実写のほうがマシなんじゃね?
NHK人形劇 三国志
NHK人形劇 平家物語
が名作すぎてな
西村Pは中途半端にオタに媚びているけど要点ははずしているという。
媚びない方がマシな感じに。
鈴木Pでは高畑勲を説得できないので、若いのを伝令役で入れたんだろ
高畑のところに西村がかぐや姫の話を持っていったら、高畑に逆に質問されて
何も答えられなくて困ったというところからこの話は始まる
口ばしの黄色いヒヨコが老ライオンに掛け合いに行くようなもんだ
仮にもプロデューサーだ
かぐや姫の話ではなく、これは「生きる」という話なわけで
それについての哲学、思想、意識、文学、歴史、現代社会、
映画とは、この業界とは等々、
つまり、「人間について」
三顧の礼で行くのであれば、勉強はしていこうなというところ
あまりにも力量不足の印象
たたかう〜きみのことを〜
たたかわないやつらがわらうだろ〜
ファイト 西村p
131 :
名無シネマ@上映中:2014/01/23(木) 14:43:42.77 ID:/6g9Un+J
キモい
高畑と雑談する自信はある
朝ドラの話でもすれば喜ぶんじゃね
高畑に関して、良きパートナーがいないんだよな。
宮崎×鈴木みたいな感じの人がいない。
テレビでたまに映る高畑と鈴木のツーショットも、鈴木は会話少なめ笑顔少なめ。
そういう意味では、ここまで食い下がった西村Pは、今1番高畑に信頼されてるプロデューサなのかもしれん。
まぁ1番は宮崎×高畑のコンビだが
プロデューサーには映画作るための集金力も非常に重要で
バックにどういうコネがあるかは知らんけど
30やそこらでできるはずもなく、鈴木人脈が当然背後にあったことになる
今回は氏家さんも大きいが
広告代理店やマスコミ関係者の社員の多くは
親などにバックボーンがあるズブズブのコネ入社が多い
ジブリは広告代理店と日テレが大きく関わっているわけで
なんとなくその流れはわかるけどな
今後もこのまま鈴木P系譜になっていくのではないかな
それしか維持できないだろ
西村Pは鈴木Pの指令で作られているのだし
鎌倉幕府源氏直流なきあとを引き継いだ北条執権家みたいな感じで
>>135 メイキングいくらか観てると鈴木もお爺ちゃんになってもうしんどそうだったよ
もうジブリの将来はどうでも良いと思ってる節があるからこのまま解散で良いと思うな
ジブリが大きくなりすぎて宮崎さんの一声で消滅する会社ではもうないからなあ
今までお金出してきたスポンサーが黙ってないでしょ
儲けられる最後の絞りカスまでこれは続くのだと思うよ
お金出しているところのほうが宮崎駿という一人の天才よりもえらいので
それが資本経済であり、本当の罪と罰
そこを解体したら潔く伝説になるのに
東京ムービー(トムス)は悲惨だよ
東映も日アニも
過去作の利権があるからねえ。
それなりに巨大な。
ディズニーと組んだ時点で将来的に版権全部売り飛ばすのは一つあるだろうけど、
それもなあ・・・
なんで俺らがアメリカの傘下にならにゃいかんのというのが高畑さんにはあるだろうし
今回もおっぱい出したり裸出したりしていろいろ抵抗見せてるんじゃないのw
ええことよ
141 :
名無シネマ@上映中:2014/01/24(金) 12:36:53.80 ID:OoVih5wl
「もう辞めさせてくれッ!『かぐや姫の物語』はこんなに凄まじい現場で作られていた」
って記事、ほうぼうで評判だけど
内容は複数の雑誌からのパクリ引用だろ?ええんかいな。
>>141 しかも一つじゃなくて複数同じサイトが存在するんだよな、悪質だよ
あの話読んで酷いって言ってる奴らさ、馬鹿じゃねぇーのって思った
制作費が高くなかったらアニメや漫画の業界ではよくある話だし
芸能界なんかもっとだぞって事でね
しかも70越えた老人に頼んで「集中力が続かない」って言われたって
そりゃ当たり前だろって
2020年完成じゃなくて助かった
フレデリックバック氏にかぐや姫見て貰えてよかったよ
笑こらのアレは泣いたな
バック氏までお迎えが来ちゃったw
火垂るの墓、イギリスで実写される噂があったがどうなったんだ
>>143 バックさんめちゃくちゃ喜んでて泣けたわ
30秒で制作費数千万円かける進撃実写版
30秒で制作費数千万円かける進撃実写版
151 :
名無シネマ@上映中:2014/01/25(土) 01:58:28.63 ID:A4vRxhmY
アニメ映画史上最高の美しい場面の1つだと思うのは、
火垂るの墓、投げ捨てられたドロップの缶のそばから飛び立つ蛍、
節子が立ち上がり、駅で野垂れ死んでいる清太に気がつきそちらに向かおうとすると、
背後から清太の手が伸びてきて節子を止め、節子に向かって見せるやさしい清太の表情・・
あの場面だけで、ああこの高畑勲という人は本当に強く優しい人なんだなと思うね
かぐや姫の物語を作ってくれて本当に感謝
救われた人は多いと思う
かぐやも清太レベルの救えないクズという見方ができないでもない
女に何言ってるんだよ
人間のエゴを描くのが高畑監督は好きなんでしょうね
とても嫌な部分なんだけど描かずにはいられないという
ワガママでありそのために誰かを裏切るのが人間という生き物なんじゃ
主人公ですらヒーローには描かないでえぐるように人の弱さを描いてきます
安倍首相の生涯とか描いて欲しいな。
火垂るの墓以上に泣ける話になりそう。
157 :
名無シネマ@上映中:2014/01/25(土) 22:45:01.74 ID:ZC4Kuh90
話が暗いんで興行を心配したスポンンサーが女の童てキャラを入れさせた
んだろなと思った。
シナリオの人の出世作に田畑が出演してたからシナリオの人のアイディアかもね
見に行きたいけど早くても2/1にしか行けない。
都内でまだやってるかな…
>>155 そんなの作らせたら、かぐや姫の御門以上に悪意的な造形になるだろうな
高畑監督の凄さが際立ってしまったこの「かぐや姫の物語」は
宮崎監督がかすむくらいだね
そしてジブリの後継者はもはやいない事もわかってしまった
かぐやはここ10年のジブリ最高の部類だな
千尋やハウルにも引けをとらないかそれ以上
163 :
名無シネマ@上映中:2014/01/26(日) 05:16:18.88 ID:k0DMT/z3
女童は、猫の恩返しに出てくる猫王秘書のナトル(声・濱田マリ)的な役回りかな
ハルを猫の世界に連れてきたあの猫キャラ
どこおとぼけキャラを前面に出しながらも、
どこかクールで裏切りも匂わせる雰囲気を持つ
>>164 細田監督のアニメもそうだけど、最近の日テレやNHKの番組を
再編集または更に追加してジブリアニメのBDに入れる事が
多いからありえるかも
金曜日見てきた。いろいろよかったわ。
DVD出るのいつごろ?
上映してるうちにもう一回見てこようかな。
笑コラでHD画質のを観たら、劇場で観るより美しかったのでDVDよりBDで買おうと思う
メイキングのネタには事欠かないだろうな。映像特典たくさん入れて欲しい。
169 :
名無シネマ@上映中:2014/01/27(月) 23:34:50.47 ID:LG1BmHX0
観れば観るほど気がつくところがある恐るべき作品
人によってまた違うのだろうし、同じ人でも観た時期や環境によっても違うだろうし、
無限に広がる
高畑勲、恐るべし
今日観てきた、何も期待していなかったから結構面白かった。
風立ちぬよりよくまとまっていたと思う。
黒字なのかこれは?こういうのは黒字であってほしい。
真っ赤っからしいよ
山田君のあと5年位構想練って製作7年原画枚数3倍
ただ作品としては50年は保つだろうね
あらゆるアニメーターの頂点に立つ仕事した
>>170 あなたが封切り後二ヶ月近く放置してきた理由はなんでしょう。
宣伝の仕方なのかな。
とにかく黒字にはほど遠い。
これほど皆に見て欲しい作品も無いのに。
173 :
名無シネマ@上映中:2014/01/28(火) 07:20:01.37 ID:5ixAHhdB
ジブリの問題は、最初から最後まで宮崎駿というブランドでしかないのだろう
鈴木さんは高畑勲のかつての作品を再評価するような土壌を
作れたはずだったのに、切り捨てていたに等しい
伝説の男が帰ってきた、なんて宣伝するんじゃないよ恥ずかしい
高畑勲という作家の評価をジブリがしなくてどうするんだ
「高畑では儲けが出ない」
鈴木さんは完全に広告代理店メンタルだったのだろう
売れればいいんだ、の延長はミヤザキというブランドにおんぶにだっこだったから
これからのジブリの行く末はよくわかる
高畑勲の作品を売上だけでしか見ない人がジブリ内部にさえいた
完全に現代の金ありきの経済観念に毒されている
実は、かぐや姫は高畑勲による鈴木Pへの復讐劇の一面でもある
鈴木さんは自分が求婚してきた貴族の誰かに例えられていることを
わかっているのかな?気がついていなかったらプロデューサーやめたほうがいい
それくらいジブリに対する強烈な皮肉が入っている
宮崎駿は気がついていると思うけど
もう一つ、鈴木Pこそ翁そのものかもしれんな
姫が立ち上がったこととジブリ立ち上げ、
姫が月に帰る(死)ことと、ジブリ宮崎駿引退
翁が鈴木Pでかぐや姫の物語を観てみたらよくわかる
都に行く=ディズニーと一緒に世界市場
かぐや姫=宮崎駿
翁=鈴木
媼=西村
都=世界市場
貴公子たち=スポンサー
炭焼きの老人=高畑勲
178 :
名無シネマ@上映中:2014/01/28(火) 08:41:16.69 ID:/aStHeCF
なんと作者の投影は炭焼きの老人だったのかw
炭焼きというのは旅をする
ナウシカで言えばユパ様のような存在だと思う
炭焼きというのは厳しい自然を知り、人を一人で考えていくのだろう
ジブリから少し離れたところにいる客観の達人・高畑勲ではないか
180 :
170:2014/01/28(火) 10:56:53.75 ID:fy4VFSPf
>>172 近所の映画館でやってなかったから。
今回遅い正月休みで帰省してついでに観た。
宣伝方法、も関係あるかな。テレビほとんど見ない自分はこの作品の宣伝に出会わなかった。
風立ちぬの時の宣伝で知ったくらいかな。
>>180 これは映画館で観て、動く絵本だ、凄い、と圧巻されたんだが
タイトルはかぐや姫と言えど、竹取物語
童話でリメイク、ってのが売り上げ伸び悩みの原因だと思う
内容は社会風刺で全年齢適応だとおもうけどね
cmはそこそこ流れてて本屋とかでも何冊か特集本見掛けはする
金曜ロードショーでゲド戦記流して促進にはなってるはずなんだけどね
逆にgwに風立ちぬ夏休みにかぐや姫やるだろうから、
急いで劇場行かなくていっか、的な風潮も否めない
182 :
名無シネマ@上映中:2014/01/28(火) 16:44:53.54 ID:5ixAHhdB
鈴木西村P「高畑さん、映画作ってくださいお願いします」
高畑「嫌です」
貴公子「かぐや姫、結婚してくださいお願いします」
かぐや姫「嫌です」
かぐや姫の物語の裏の顔は、高畑による鈴木への大人の復讐劇です
この本当の皮肉に気がついていないジブリ関係者は間抜けです
高畑勲は本当の天才です
宮崎駿さえ子供扱いです
6分の予告編も良くできてるな。
冒頭から主題歌のピアノがすーと入ってくるところとかいい感じだ。
フレデリックバック氏もそりゃ本編見たくなるわ
鈴木への復讐というより最近の日本のアニメへの徹底的な批判だろう。
まあ皮肉ではあるよな
この作品が赤字ってのは今の世を表している
徹底的に商業主義の永遠の0がバカ売れして
商業主義を批判したかぐやが空前の大コケ
現実は悲しいね
189 :
名無シネマ@上映中:2014/01/29(水) 03:56:59.16 ID:rF26gaTJ
アニメの作画知識のない人が見ても綺麗な日本昔話でしたってだけだからな
凄いことしてるが伝わらなかった
CMや特番で凄い人らが作っている凄い映画だ!
で客はある程度来るが…って感じ
190 :
名無シネマ@上映中:2014/01/29(水) 04:04:30.46 ID:5kk3Fa5B
芸術にとてつもない才能があるかぐや姫とは、宮崎駿のことである
そしてかぐや姫の物語とは、ジブリの生と死の物語である
高畑勲が遠くから見ていた物語である
dvd特典で鷹の爪みたいにバジェットゲージをつけたらいいんだよ。
>>188 どんなに商業主義で扱下ろそうとしても無駄だよw
193 :
名無シネマ@上映中:2014/01/29(水) 16:53:24.14 ID:iaGz2AYl
上映中、スクリーンに目がくぎづけになった。映画館でみて良かった
他と比べると言うのがそもそも現代社会の罠にまんまとはまってるわけ
いいものはいいのだ
このかぐや姫は世紀の大傑作だと思う
それでいいのでは?
勝ち組負け組とやらがよくあるけれど、それもおかしな話
なぜ他のモノで自分の尺を測ろうとするのか
自分の中の尺度が定まっていないお粗末な証拠ではないか
そんな子供騙しの中で生きていて何が面白いのか
大事なのは自分の精神でしょうに
かぐや姫の物語はそれも言っている
青臭いけど毒もある。今日見てきた感想。
197 :
名無シネマ@上映中:2014/01/30(木) 00:01:48.25 ID:vHBBXkXH
こんな映画をつくるのに8年もかけて馬鹿じゃないのと思う。
1年でつくれるだろ。
即物的で上辺しか見えないインスタント商品に囲まれていると低能が生まれる
逆にいえば、世の中それだけバカが多いので
だからこそそれに合った流行モノというのが出てくるわけだ
流通、カネというのはバカを中心に回っている
それが経済だ
途中までは結構つまんなく感じた。爺にもイライラしたし。
後半は引き込まれたけど、2人で空を飛ぶシーンは悪い意味でジブリだなーってちょっとガッカリ
あのシーンだけ現代ちっくっていうか「ファンタジー」って感じ
なんか違和感が。
終盤はぐっとくるシーンが結構あったけど泣くのこらえた。
一人で見に行けばよかった…。
>>197 まあ絵作りや声優にこだわらなければもっと短期間で安く作れたろう
でもフレデリック・バック氏への想いもあったしフレデリック氏も亡くなる前に観れて喜んでたしそれでいいと思う
ベタベタ色を塗っている宮崎駿のアニメーションが粗悪に見える
それくらい素晴らしい出来
宮崎さんが嫉妬して復帰しないかなと思うくらい
202 :
名無シネマ@上映中:2014/01/30(木) 06:33:21.27 ID:shpebknr
褒めれば褒めるほど胡散臭くなるな
>>199 > 後半は引き込まれたけど、2人で空を飛ぶシーンは悪い意味でジブリだなーってちょっとガッカリ
いやー同感、そこまでそういうのが無かったから好感持ってたんだけど
ちょっとがっかりだった。
初めて観た時はオリジナルストーリーが気になって
特に捨丸との結末が不倫だったことに退いた
しかしもう一度観にいったとき
あれ?二回目の方が面白いってどういうこと?と不思議になった
1回目>2回目>3回目
観れば見るほど
感想や感情、知識が蓄積されていく変な映画「かぐや姫の物語」
面白い映画を観たときに
「記憶喪失になってもう一回見たい!」と思うことがあるが
逆にいえば「繰り返し鑑賞するほどの価値はない」と
無意識に判断しているのか?と考えさせられた
確かに飛ぶシーンはホッとしたようなガッカリしたような気持ちになった
そこだけ背景の動きも手書きじゃなくCG丸出しだったしw
作者はなぜわざわざ捨丸に家族を作る構成にしたのかだな
別に家族などいない話にすればそれは初恋の人に出会ってまた別れたで済んだ話
しかしあえてそういう関係にした
自分の思った通りには人生行かないのは誰でも、姫にも捨丸にしても同様であり、
浮気心がふと湧いてしまうのも人間の痛いところなのだろう
しかし子供や嫁が現れれば現実に何事もなかったように戻るのも人間だ
そういう生き物だということをそのまま描くのが高畑だろう
嘘をついたことない人間はいないのだしな
>>194 感覚が鈍感で数字でしか判断出来ない連中は数字だけで安心したいんだよ、アホだから
>>205 CGなのはベースだけで手描きの背景画だよ
背景画の良さを活かして動かすならあの方法しかない
手描きの動画でも悪くは無いが、背景画のあの味が出せなかったと思う
>>206 既婚だから現実的な厳しさがある
そこで安易な夢に逃げられないというね
結局、帝のアゴが長いのはなんでだったの?
211 :
名無シネマ@上映中:2014/01/30(木) 23:40:05.60 ID:noo9T85M
かぐや姫と名付けた貴族の爺さん
村山元首相そっくりだったね
私はずっと捨丸兄ちゃんの手下だよ!ってあれいいなw本人もそれが恋心なのか
よく分からない感じが。それだけに再開シーンでのいきなり不倫展開にちょっとびっくり。
姫は月からの迎えを予期してるし。捨丸は所帯持ち。いっときままならない同士が心触れ合って、
でもそれも一時の白昼夢。あの容赦なく現実に引き戻される感じが切ないね。
あの白昼夢みたいな飛翔シーンは作画的にも明らかに異質だけど、特に違和感感じなかったな。
>>206 まあ何を思ったのはわからないけど、それを受けての描写が全くないので、
単に捨丸が常軌を逸した薄情な人間あるいは好色漢になっただけのような。
その結果、姫の見る目とかその恋情も地に堕ちた感じ。
もしやそれが狙いだったのかも知れないが、そんなことをして何が嬉しいのか、
浅学の身にはさっぱり。
人は一度しだけしか生きられない
だからその命を大事にしなさい、というのも一面
そして、自分には違う人生もあったのではないか?と
どこかで思っているのも人生であるね
あの時ああすればよかった、っていうのが必ずあるのも人生
人生が二度あれば、と思いたいけどそれはできない
やはり今を大切に生きなければいけない
人間の人生で最もインパクトを与えるのもは死だ
これは確実なことで、そして人の死は公に大っぴらになることだ
しかし恋をするというのは自分の内面を中心に展開されることで、
相手がいようと片思いだろうと、自分の心の動きのことなので
これもインパクトの面では人の人生に大きいことなのだろう
未だに恋、性はよく解明できてない
これがなかったら人間はどこかで滅んでたし、あるからこそ人類が発達し、
逆に長い時間をかけて滅ぶ道を歩んでいるのかもしれんからね
ゴローが今秋放送予定のNHK「山賊の娘ローニャ」制作
ジブリとは関係ない武者修行らしい
「ミヤザキ」という名跡を消せない鈴木プロの物語は続くようだな
オヤジの才能は一代限りなのに
北斗神拳の後継者探しみたいになってきたなw
とてもつまらなかった。
218 :
名無シネマ@上映中:2014/02/01(土) 11:33:49.52 ID:r9eOwM1M
かぐや姫の爆走シーンは結局夢なのか現なのかわからんけど、
貝合わせの貝は割れてるんだよね
月の世界が見せていたのかな?
実はこの物語は全てが夢か思い出であり、それを見ていたのは
月の世界で泣いていた盲目?の天女(かぐや姫)その人の夢だったとか?
>>218 今は昔、の語りで始まる竹取物語
宮本信子役のお婆さん目線と考えるのが妥当だとおもうの
220 :
名無シネマ@上映中:2014/02/01(土) 12:45:57.09 ID:r9eOwM1M
翁と媼はまだ若かったころに一人娘を亡くしていると考える
あの愛情のかけかたはそれを感じる
しかし女である媼はかぐや姫の心もわかるので苦しむのだな
>>218 月の世界が死を意味すると高畑が言ってるんだから天国とかあの世なので
月の世界で見せるとか無いと思う
地球が現世であり生まれ出て去る所だから
222 :
名無シネマ@上映中:2014/02/01(土) 15:47:24.79 ID:r9eOwM1M
「月」なら平安時代でも通用するが「地球」という世界は当時の人には
まだわかってないわけで、今回あえて「地球」というのをジブリ側が出しているところを見ると、
「地球レベル」の危機という認識で話作りたかったのだろうなあ
平安時代の世界なんて本当に小さいのだろうしな
「我々日本人」という認識がそもそも幕末の勝海舟くらいにならないと
本格的には出てこないわけでね
当時はまだ薩摩人であり土佐人という国の集合体認識でやってたのだろうから
月と地球の違いを国の違いと同じに考えて作ってたら今作の様な感じにはなっていないよね
糞アニメ爆死御礼
視点が定まってないだけじゃね。
現代人目線なのか当時の価値観なのか。
場面によってぶれぶれ。
糞アニメ爆死御礼
荒らしが湧いてきたか
228 :
名無シネマ@上映中:2014/02/02(日) 00:29:30.77 ID:BhFyr2x5
西村Pが最初から地球という言葉を出してたし、
竹取物語に地球という概念が出てくることに違和感を感じた
でももう地球を出さない事にはどうしょもない時代に入ってきたんだろうな
価値というものが多様化しすぎてるしどれが本物なんだかすら
地球上の誰もわかってない時代なんだろうから
この映画は生死が根本なのだろうから言いたい事はわかるものの、
宇宙から地球を振り返るかぐや姫はずいぶん思い切ったね
地球に生きている私たちという存在に地球丸ごと出すかw
奈良時代の話なのに平安平安言ってるやつなんなの
>>222 庶民レベルは知らんが国政レベルなら
平安末期には国を統合するという意識が出てくるが
>>228 あの時代のイメージの地球(世界)を描くのが順当だったと思うけど、
まあイメージが貧困なんだろう。
天人も来迎図まんま書き写しただけだし。
だけってw
アレを描くのにどれだけ大変だと思ってるんだよ
アニメ描いた事もない素人が勘違いして上から目線になってるだけだからそっとしておいてやれ
だから絵コンテでは現代の地球イメージではダメという指定があるのに、
その後何らかの理由で考えを変えたんだってば。
なんで手間の話が出てくるんだか
>>234 いいのを思いつかなかったからお茶を濁しただけじゃないの
237 :
名無シネマ@上映中:2014/02/03(月) 04:56:00.75 ID:popxyxW8
地球出しちゃったことによって目視できるからその世界が有限になってしまうわけで
無限の広がりがかえって小さく限定されてしまった気がする
そこを上手に表現できればそこに観客は無限を見たのにね
あえて神様目線でみた地球、すなわち地球儀の地球=有限という狭い世界を
表現した意図なのかな
ここでお前ら生きていくしかないんだぞという
しかし地球はちょっと強引な印象が残るかな
それともあと100年もすれば宇宙時代が来て違和感なんでもなくなるのか?w
地井さんに見せてあげたかった
239 :
名無シネマ@上映中:2014/02/03(月) 18:34:40.55 ID:popxyxW8
なよ竹のかぐや姫と名付けた御室戸斎部秋田は今で言うところの
政治家にもとりいられている祭祀に関わったり、プライベートの占い師みたいなもんか?
今は年をとっているが如何にしてあそこまで上りつめてきたのか
あの人間の本質はおそらく金で動くし、美女にも目が無く、
そして権力者に対して犬になれるという役割だな
人間の内面はどうあれ、先生先生とちやほやされて
長老的でもあり、嘘まみれの宮中の中では上手に人渡りしながら
生きていけるいいポジションだな
>>239 斎部って名字は今も残ってるのかな?
自分は今までの人生で見たことない
一人の人生なんてそんなものでしょ
自分もないよ
242 :
名無シネマ@上映中:2014/02/03(月) 21:23:13.58 ID:Y614s19H
>>238 アカデミーで助演男優賞獲得する夢を見た俺
なんやねん・・・・
244 :
名無シネマ@上映中:2014/02/04(火) 05:40:18.86 ID:wRwAw+4Z
最近特に目立つのはスピリチュアル系、占い、風水、
などのお手軽宗教なんだよね
確かに昔からあったものだけど、これだけ不確かな時代だと
ヘビーな宗教とは言わなくとも、そこにちょっと腰かけて
話を聞いてみたいと思ってしまうのが人間の弱さだろうか
テレビで毎朝お手軽占いやってるけど、典型的だよね
でも知らずにそれを軽く信じちゃってる事は怖いよ
あれもマインドコントロールの一種だからな
「気をつけたまえ。この国は今こそ、罠だらけだからな」
ってなんだっけ?ジブリのサイト内で見たが
スピリチュアルはドイルも信じたガチ宗教だけどね。
西欧化された儒教道教のような。
スピリチュアルは古代からあったことだからな
が、全体主義つまりナチスドイツの狂信的な国になったドイツという国
そのメンタリティの背景にはその手軽なスピリチュアルのような
宗教的な政治の罠があった
人間の弱さというものはそういうものだ
宗教やお手軽スピリチュアルが悪いとは言ってない
信じるのは自由
だからこそ、気をつけろ、罠だらけだからだ
●高畑勲監督が語る映画「王と鳥」〜先見的で、きわめて今日的
でgoogle
宮崎監督の文も熟読必至
249 :
名無シネマ@上映中:2014/02/05(水) 04:29:25.04 ID:RtVGpXxJ
爆笑問題の太田は世界のカラクリがわかっている人間だと思うが、
お笑いやらせたら全く面白くないのが残念だ
大袈裟すぎる人間なんだろうな
王と鳥で高畑さんと伊集院光の対話も見たかった
ブルーレイいつくらいに出るかね?
また観たいけど当分先か
まあ劇場でまだ上映してるけどね
ジブリのBDは公開後一年は経たないと出ないので
海外の映画祭に合わせて10〜11月くらいかな
初期は映像ソフト化は早かった
魔女宅がロングランになった頃は上映中にLDとVHSが出て驚いたな
DVD以降はソフトが出るのが遅くなったよね
その代わりネタバレ全開の出版物が早く出るよね
絵コンテ、フィルムコミック、ビジュアルガイド、ジスイズアニメとか
今日見に行ってきた。
時期外れなのと小さい劇場なのとで、1日1回上映なのに4人しかいなかった。
お陰で快適に見れた。いい作品でした。
254 :
名無シネマ@上映中:2014/02/13(木) 11:45:13.52 ID:oG6uYNPI
宮崎駿(かぐや姫)という大天才を抱えたスタジオジブリ
プロデューサーとして世界市場(都)に売り出す凡人鈴木敏夫(翁)
カネがカネを呼びスポンサーがスポンサーを呼び、
理想と現実から逃れられなくなるかぐや姫がついに引退
それを遠くから眺めていた真の天才高畑勲(炭焼きのおじさん)
かぐや姫の物語、怖い話を作ったものだ
255 :
名無シネマ@上映中:2014/02/13(木) 12:15:51.53 ID:9nKw6ebY
下らない見たて
その3人の中だと凡人は高畑じゃね
257 :
名無シネマ@上映中:2014/02/14(金) 19:02:58.63 ID:cu/tKnBh
赤毛のアンが名作すぐる
>>199 ファンタジーというかセックス、高畑は否定してるらしいが、
あれをそう見るなという方が無理、飛んでる必要のないシーンだし、
あんなん見せられるならほんとにセックスシーンでも
描いといてくれりゃいいのに。
259 :
名無シネマ@上映中:2014/02/15(土) 03:07:48.00 ID:Qw4wUT18
宴会で怒り狂い飛び出して雪に倒れた時からこの話は
かぐや姫の夢の中に切り替わっていた?
つまり雪山遭難する人間が夢うつつのような状態で死んでいくその状態か?
雪に倒れたときに、天女?みたいなのが姫の周りを飛んでいた
あの時にかぐや姫はすでに死んでいるのではないか
そして死ぬ直前の夢を見たのではないか
飛び出すところから夢なんじゃね。
絵が変な感じになってるし。
261 :
名無シネマ@上映中:2014/02/15(土) 19:34:43.84 ID:IfCpcOp5
桃から生まれた桃太郎
桃とは、いにしえの中国では魔除けの果物とされる
桃(太郎)が鬼(魔)を退治しに行く
竹から生まれたかぐや姫
竹とは、いにしえより清浄の意味がある
竹から生まれた姫は清浄そのものの事である
つまり、人は生まれる時は誰もが清浄なのである
そして徐々に穢れていく
人が生まれ、穢れた俗世で生きて、そして再び清浄の地に帰る(死)までの話である
262 :
名無シネマ@上映中:2014/02/15(土) 19:39:57.75 ID:IfCpcOp5
月とはもちろん死のことである
月こそ死の象徴である
264 :
名無シネマ@上映中:2014/02/23(日) 06:34:42.49 ID:Fmn6Hrn/
感性鋭い人は衝撃的な作品かも
私はなぜか映画を見て知的欲求が出たというか、勉強不足が身に染みたというかw
知りたい、まなびたい、考えたい、
それこそ生きることかなあなんて
とりあえず本読まないと
古典や実際の自然に親しんでない人はそうかもね
266 :
名無シネマ@上映中:2014/02/23(日) 17:35:36.41 ID:d0IWiLkC
野山とか、動物とか、鳥や虫とか、赤ちゃんとかってものに、ほとんど触れた事がないって人が仮にいたとしたら、
このアニメのスゴイ部分ってのは、まるで伝わらないんじゃないかなあと想像してみたりする
267 :
名無シネマ@上映中:2014/02/23(日) 17:58:37.18 ID:Fmn6Hrn/
この映画全体に流れているのは、人間が嘘をつくということかなあ
と思った
登場人物ほぼ全員が嘘つくよね?
帝は究極の馬鹿だとしても、嘘で世の中できあがってるっぽい
嘘ついてないのって、草木花けもの、赤ちゃん、ギリギリで子供たち、
くらいまで?かぐや姫さえ途中で自分に嘘をついた
翁のために
不変で正直なものは自然や乳幼児な素直な心しかないのだけど、
人間はそれを忘れちゃいけないというメッセージも感じた
268 :
名無シネマ@上映中:2014/02/23(日) 18:33:38.98 ID:54cLCstI
嘘って何だよ。
269 :
名無シネマ@上映中:2014/02/23(日) 18:41:50.71 ID:DTnuQTnP
ありとあらゆるきたねーてをつかって変態馬鹿がボーダーラインの判例をつくろーとした
しかし、ジャニーズはわいてこなかった、ゴキブリみてーなやつばっかだったあたりめー
270 :
名無シネマ@上映中:2014/02/23(日) 19:52:01.99 ID:Fmn6Hrn/
嘘すなわち、人は表の顔と裏の顔を持つ
それは世間というものを意識するからである
表の顔で世間には接する、表面上は
しかしそれは仮面という嘘であることが多い
社会で生きていくために誰でもそうなる
しかしそこが行き過ぎるととんでもない悪い人間になりかねない
道端の可憐な花の素敵さを言って姫を口説いてきた男さえいる
幼児なら楽しければ笑い悲しければ泣く
花なら春になれば芽吹き、花が咲き、必ず散る
そこに嘘はない
二面性はないのである
嘘と同義だと思うけど、自分が気になったワードは「偽物」
姫が後半連呼するし、都での生活も求婚者たちも
そして姫自身も「偽物」に過ぎないと理解してしまった
憧れを抱いてやってきた「穢土」は結局、仮の世でしかなかった
もちろん「浄土」を肯定しようと言うわけではなく
最後に姫が地上の良さを訴えようとしてはいたけどな
抗うことは出来なかったね
272 :
名無シネマ@上映中:2014/02/24(月) 02:42:39.34 ID:x60ZyAnm
高貴な姫君、幸せ、というのもキーワードだったけど
これには貴族社会、世間体、見栄という人間の欲がちらちら見えるし
周囲を意識するからこそそういう言葉が出てきた
山里では考えられない意識の変貌は、やはり翁がお金を得てからだ
しかし姫はそれがニセモノ、虚偽であると姫はうすうす気がつき
ついに終盤爆発する
しかし、それが人間の作る社会というものであることも知る
さらにしかし、自然があり、初恋をの気持ち、そういう純粋な嘘のない気持ち、
そういうものにも囲まれているんだな
忘れがちだけど
それぞれ自分で考えないとね、という制作者の問いかけで終わるのだと思う
273 :
名無シネマ@上映中:2014/02/24(月) 02:55:20.18 ID:x60ZyAnm
対比の面白さがいろいろ仕掛けられてたように思う
ウリ坊を守るために姫に突進してくるイノシシ(けもの=自然)、
まさに猪突猛進
桜の木の下で姫がぶつかってしまった子どもと、土下座して謝る身分の低い母親
さらに謝ったあとは「行くよ!」といきなりプイッと
反対側に歩き出す母親
つまりそこにも人の二面性がある=ニセモノ
強いもの(高貴な姫)に対しているときだけは態度が違う
274 :
名無シネマ@上映中:2014/02/24(月) 03:06:38.58 ID:x60ZyAnm
もののけ姫のオッコトヌシはあくまでもイノシシだったな
年老いても猪突猛進
イノシシは嘘がないまま死んでいった
これを馬鹿な奴らだと笑えるだろうか?
純粋さ、嘘のないこと、頑固さ、
生きにくいことだが大事なことだとジブリの二大巨匠は意識しているはずだな
275 :
名無シネマ@上映中:2014/02/25(火) 06:01:48.65 ID:TK4XXZuk
姫が怒り狂って故郷の山里に走っていく。
転んだり疲労ですでにボロボロだ。言葉は悪いが浮浪者だ。
自分の家につくとほかの家族が既に住んでいる。
その浮浪者のような姿の姫に、子供は泣き、その母親は飯を恵む。
桜の木の下でぶつかった子と、その母親の態度。
明らかに身分の高い高貴の姫君に対しては浮浪者の姫と扱いが違う。
見た目で人は判断する。自分に利益が不利益かを瞬時に判断するのだ。
恐ろしい高畑勲の罠。
そんなんで感心してるのか・・・
あの御門のアゴと間抜けさっぷりが最高で笑えたwww
複雑な世の中において、唯一の間抜けを貫いたのはあの男だけ
その他は他愛もない普通の人間だったから
極端なアゴ御門が強烈に残ってる
>>199 穢れてるな…
あれは捨丸と一緒に自由になりたかったって描写
280 :
名無シネマ@上映中:2014/02/27(木) 06:35:31.86 ID:QEpopmE+
そのシーンに限らず、いろいろあってしかるべきってことだよね。
これが正解ってのはないからいいので。
気が付けることがあることが0素晴らしい。
そうやって学問てのは生まれるもんだし。
281 :
名無シネマ@上映中:2014/03/01(土) 17:56:01.24 ID:yg2kFuh0
さっき笑ってコラえて 新春スペシャルの再放送やってたな
>>278 今更時代遅れのフロイトを持ち出すまでもなく、そういう解釈の
認知があり、そういう表現として使われたり解釈されてしまう事実があるので、
高畑であるなら露骨に二人でああいう表現をすればそうとる人がいる
というのはわかっていたはず、その上で高畑は何をあれに込めたのか、
自由になりたかっただけかは、はてさて。
283 :
名無シネマ@上映中:2014/03/01(土) 22:00:15.77 ID:yg2kFuh0
人間社会を描いている作品であるのならば、
露骨なカネの描写と、男女の問題を出さざるを得ないだろうな
それが正直というものだよ
ジブリなので制約はあるだろうが
>>282 子供が観たらそうは思わないんじゃないかね
大人とかになるといろいろ想像しちゃうんだろうけど
まあその辺も含めて観る人によっていろいろな解釈が出来るのはいいとは思うけど
285 :
名無シネマ@上映中:2014/03/02(日) 07:29:10.79 ID:4g1+8pP+
月から迎えに来た時にみんなあの音楽を聴くと眠ってしまうところを、
子供達、犬は眠らずに元気に歌っていたな
途中で翁と媼も目が覚めた
あのあたりの描写というのはピーターパン的な
欲のある大人は忘れた素直な心の者、うそやニセモノではない者、の
表れかなと思う
お金や性のことはどっぷり浸かっている大人と、
純粋な子供達ではとらえ方は違うように思う
286 :
名無シネマ@上映中:2014/03/02(日) 11:54:58.50 ID:JVXJxhcQ
天女が地球で覚えたわらべ歌を月世界で聞いたかぐや姫
天女が地球にいた時代西暦と、かぐや姫が降りてきた時代西暦ってどれほどちがってるんだ?
まったく同じわらべ歌を地上の子どもがうたってるんだから、まったく同時代か十年くらいのズレでしかないんじゃないのか?
287 :
名無シネマ@上映中:2014/03/02(日) 12:23:07.19 ID:4g1+8pP+
あの泣いてた天女が実はかぐや姫なんじゃないのか?
最も古い羽衣説話が風土記にある
当時は紙も文字もままならない時代で
記録を残すメディアとして口伝えの伝承ってのは今よりも重要度が高いだろうから
わらべ歌が長い期間伝わるって事は十分有り得る
いろいろな解釈はいいけど、行き過ぎたら結局、何も語ってないkのと同じことなわけで。
ならこんなもん見てる暇があったら、本物の自然や人と触れ合う方が何万倍も有意義。
290 :
名無シネマ@上映中:2014/03/02(日) 19:25:28.63 ID:4g1+8pP+
結局そこに行き着くんだろうけどな
人が生きていくための精神性や知性や知識を促すための道具が映画や読書なんであってな
人はライブで生きているわけで
本物とふれ合っても、感性が鈍ってると気付きがないから、
物語が必要になる。
292 :
名無シネマ@上映中:2014/03/02(日) 21:52:56.62 ID:PkOOpV1y
妻子を捨丸
質の悪い現実より質の高い虚構のほうが有意義
人が物語を求めるのはそこに真実があるから
>>289 それ言ったらおしまいよ…
>>290 映画とかの物語りは自分の人生を俯瞰で観させてくれる道具なんだね
だからしっかりテーマを絞って、それをちゃんと受け手に伝えることが大事なわけで
そうとも言えないと思う。
創り手が頭で考えたことより、インスピレーションで表現したことが、
より重要だったり。
297 :
名無シネマ@上映中:2014/03/03(月) 04:45:23.33 ID:DiPzkKdz
宮崎さんや高畑さんは、正義の味方と完全なる悪というのを二つには分けないね。
真っ二つに分けて物事を決めつけることはしない。
そこには思考が無ければいけない。
思考とは苦悩であり、それは悲しみでもあるのかもしれない。
その悩みの巡りの中に身を置いて現実を生きることがいかに大切かなのだろう。
生きる価値を自分で考え見つけなさいということだ。
そういう映画だと感じる。
それに関連するかもしれないけど、自分は姫の犯した罪の部分が特に気に入ったな。
欠陥品の地球に興味を持ってしまった、完全で完璧な「月」に疑いを持ってしまった。
宇宙の始まりも小さなゆらぎから始まったし、月はそんなバグ絶対許せないだろう。
浦島伝説みたいな古典にもあるけど、不完全に安寧する日本人にとてもしっくり来るんじゃないかな。
299 :
名無シネマ@上映中:2014/03/03(月) 07:27:13.86 ID:DiPzkKdz
不完全にいることは怖いのだがしかし安心なことでもあるという
深層心理を人はもっている
振り子のように右へ左へ強く弱く、その状態で人は思考を続ける
未完の中の安定とでもいうのか
しかしそれさえ奪っていくものがある
それは死である
生まれたからには死は必ず来る
善悪も賢愚も美醜も富貧も年齢も無く、まさに無差別でくる
その怖さを人はどこかで意識している
だからこそ、不安定な位置で迷っていたい心理がある
生きることと死ぬことは同じ意味である
だから精一杯、生まれたからには人は生きなければならないのである
その意味では死と月の世界は似てるかもね
でも、だったら余計に姫には人の弱さとか、醜さも受け入れてほしかったなと思う
振り子の右左、プラスとマイナス両方あって生きるということなんだから
301 :
名無シネマ@上映中:2014/03/03(月) 08:06:48.17 ID:DiPzkKdz
衣をかけられる前、
穢れてなんかない!
鳥虫けもの草木花!人の情けを・・・の先を言おうとした瞬間に
衣がかけられてしまい姫のすべては消えてしまう
それほど死というのは無慈悲であり突然来る
普通の作家だったら地球の素晴らしさを姫は言いまくり、
翁と媼と抱き合って泣きわめくだろう
観客も同情する気持ちになるだろう
しかし、高畑勲はそんなことはしない
ぶった斬ってしまう
死の怖さをそれで表現するとともに、
逆説で生きることの素晴らしさ、人の弱さ醜さを表したのだろう
高畑は絵に余白を残し、物語にも余白を残す
すべてを見せないで想像させ思考させる
「決めつけない」ことの力を高畑勲は言っている
かぐや姫ってさ、自らが地球に降りることを望んで来たじゃん
自ら望んで産まれたってこと
そこが人間とは違うよね
そしてかぐや姫は自分で死を選んだ
それは人間でも出来るよね
もしかして俺たち人間個人個人も記憶がないだけでこの世に産まれることを望んで産まれて来たんじゃないかね…
人間も精子の時に望んで卵子に突撃してます
しかし、生まれ変わりのメタファーなら、金銀財宝が竹から恵まれる意味って何だろう。
あえて地球に落とされた割には、援助し過ぎだろ。月の人。
これ、来年度のアカデミー賞にノミネートされるかな?
風立ちぬより余程有望だと思うけど。
2Dアニメーションとしては独自の技法で作られてるから
確実にノミネートはされる
>>304 翁をそそのかして姫を都に連れて行かせ、人間世界の裏表や汚い部分を体験させるためかな。
あのままだと姫は、自然に囲まれた中で翁や媼とそして捨丸や仲間達と共に貧しくともずっと満足に暮らして、
何時まで経っても月に戻る気を起こさないだろうから。
>>307 案外、都の暮らしが水に合って短歌で
男や目上の人間と渡りあい、清少納言や紫式部のように
バリバリのキャリアウーマンのように活躍しだしたら
どうするつもりだったんだろうw
日本の仏教は権力者が意図的に持ち込んだもんだし。
311 :
名無シネマ@上映中:2014/03/04(火) 03:35:39.89 ID:vExUO18g
いろんな意味にとれる
かつての土地を転がして儲けたり、IT関係とやらで濡れ手に粟みたいな儲け方、
それは経済でもなんでもなく、例えば捨丸家族のように額に汗して労働してこそ
お金の価値があるという含みもある
翁でさえ竹細工で細々とだが穏やかなささやかな幸せの生活をしていたのだ
しかしカネで一変するわけだ
幸せとはカネと出世と言い切るまでに変貌する
同じ人間か?というほどに
姫の月に助けを呼ぶという行為が自殺ってよく解釈されるけど、「幻滅しました!地球のファンやめます!」程度の感情では
あと当然単純に帝にお持ち帰り即ハメされるのが嫌だったのもあるが
まあ自分が男を不幸にしてきた罪悪感とか、翁に我が身を売られるも同然のことされたショックとか
総合すると「死にたい」って感情になるか
しかし第一天人たちは仏でも何でもないし奴らもいずれ死にゆく(しかも惨たらしく苦しんで)存在だからここで自殺という言葉を使うのもなあ
まああくまで比喩的な意味でのか
外国に引っ越し程度のもんだろ
314 :
名無シネマ@上映中:2014/03/04(火) 10:18:23.24 ID:vExUO18g
いろんな解釈ができるからいいんじゃないの
地球が生きている世界であり月が死という無の国のことかもしれんし、
本当は月という理想社会こそが現実であり、そこの娘が地球という新興宗教にはまり
そこから脱会させるために月の親が必死になっているのかもしれない
または世間知らずの金持ち娘の海外留学で現実見て帰った話かもしれんしな
解釈と妄想は切り分けないと
316 :
名無シネマ@上映中:2014/03/04(火) 19:16:09.54 ID:vExUO18g
アスペに言われてもな
観る人間によっていろいろな物語になるということで正解はないんだね
314はなかなか良い例えだと思った
どこかのコメントで見たけど、何の欲望も偽りも穢れも苦しみも無い、
美しいもの楽しいものだけの完璧な理想世界って、実は凄く恐ろしい場所なのかもしれない。
それこそナチスやオウムの発想と似たり寄ったりだから。
(ディズニーに対するアンチテーゼもちょっと含まれているかも)
偽りや醜さといった、自分にとっての嫌なものを受け入れてこそ本当に「生きる」ということなのかもしれない。
アニメなんかダメだってことですね
321 :
名無シネマ@上映中:2014/03/07(金) 06:25:39.22 ID:jD4mPd1X
金銭万能アメリカ商業社会から始まる世界の消費文明に対しては
宮崎駿、高畑勲ともに明らかに批判的だからな
ハリウッドなんて最たるものであるし、しかし
映画業界に携わるからにはその呪縛からは逃れられず
アカデミー賞なんてある意味で宮崎駿への高等なSMプレーじゃないか
宮崎駿の中に矛盾がありすぎて困るだろうw
高度に発達していても生きながら死んでる世界が月
苦しくも力強く生きている世界が地球
機甲界ガリアンも似たテーマだったよな
323 :
名無シネマ@上映中:2014/03/08(土) 07:53:10.39 ID:U8Y+4Ef0
ニセモノ!ニセモノ!この世はみんなニセモノよ!!
この世は嘘つき野郎をいかにして見抜くかのゲームなのよ!!
嘘つき同士の泥仕合の縮図を昨日見たわよ
駄作なのは一目瞭然なのに盲目ジブリ信者が擁護してて痛い作品だったな
つまらない映画だったよ
325 :
名無シネマ@上映中:2014/03/08(土) 11:35:50.06 ID:NeXh/atD
>>324 こんな作品を擁護しても、バカにされるだけなのになww
無から有を生み出そうとするかのように必死に誉めてたな
はい、次の患者さんどうぞー
>>310 この作品はさ、人生で色んな嫌な事に直面して躁鬱病になった人間が自殺したいなぁって思ってたら、不治の病にかかって後悔しながら、死んで行くと言う切ない人生をイメージして描いているんだよ
だから高畑監督は月に行く事は死の世界へ行くと言う事と言ってた訳だと思われる
金や美貌があっても幸せにはならない、
貧乏でも幸せはあるというメッセージも含めて
329 :
名無シネマ@上映中:2014/03/09(日) 13:16:01.41 ID:EwcGBdWh
まあこの作品が本物か偽物かは後世の人達の判断に委ねるしかない
それが人の歴史
間違いなく後世に残ると思うけどね
制作費とかかった時間のことでレジェンドにはなるだろうな
>>328 むしろ金と美貌が姫を苦しめていたように見えた
幸福というものは、幸福それ自体のなかに。
自然な人間的欲求を満足させることのなかにあるのだ。
そしてすべての不幸は、不足ではなく過剰から生じるのだ…
なんつってな!
中二病ってやつですか
トルストイを中二と言うとはね
程度が知れちゃうよ
そんなのを嬉しそうに引用する行為が、だよw
どうやら本物らしいなw
>>331 金で喜んでたのって着物ではしゃいでいたくらいじゃ?
都の生活って後はじじばばと相模とくらいしか関わりがない、
そこからすぐに5人の求婚話にいくもんだから、姫の都の生活に
対するスタンスがようわからんのよねぇ。
もうちょっと良いも悪いも都での社会的な関わりがありそうなもんだけど、
引きこもりの隠喩でもしてんのかと思うくらい
みんなが楽しく雑談してるところにわざわざアンチ行為に来るのも中二的な行為だよね
俺だけはおまえらと違って解ってる的な
ほっといてもらえます?
ジブリを叩くオレカッケーwww
こうだろ
>>337 あの着物とかで喜んでるシーンがあるからよくわからなくなるんだよね。
人間的っちゃそうなんだけど、結局何を描きたいのやらという感じ。
341 :
名無シネマ@上映中:2014/03/11(火) 14:12:36.00 ID:1GjFvzz/
>>337 姫なら社会的生活なんてない。
深窓が価値だから
一気に生き生きとした生活から隔離されてしまった。
>>深窓が価値
貴族なら貴族なりの社交があってしかるべきじゃない、
和歌だのなんだのはそういうとこから生まれたもんだし。
笑ってコラえて!で、かぐや姫を観たであろう著名人にインタビューしてたんだけど、
浦沢直樹と太田光のは、言いたいことわかったんだけど、三池監督と大林監督のが
少しわからなかった。
■浦沢直樹
「ぶっちゃけ言ってね‥あの〜‥最高傑作だと思うんですよ。かなり奇跡のような画面ですよね。
描いた人のタッチっていうのがねぇ、その〜‥絵描き心をわーっ!と湧き立たせるんですよね。
割りとあの線で描かれると皆さん、サッサッサーッと雑に描いてんでしょっていう風に
思われるかもしれないんですけど割と。チャチャッと描いてみ!ってことなんですよw
出来ないから!ってwね? このような表現で出せたら、本当に良いのになぁ〜って思ってることっていうのが、
本当にキレイなベストな形でアニメーションになってて羨ましかったですよね‥うん。」
■三池崇史
staff「かぐや姫の物語ってご覧になりました?」
三池 「もちろんですよ。初日に行きましたよ。そらぁ初日でしょ。始まってすぐ観ないと。
リピーターとしても優秀ですね。3度ほど行きました、トータルで。劇場に。」
staff「率直な感想というのは?」
三池 「んー‥‥良く分からない。物語として完結するところの1つ大事なピースをね、パスッと
外してあるんですよ。そこを敢えて外してあるので、まんまと術中にハマってるんですよね。
確実に言えるのは‥やっぱ観なきゃ損だろうなぁと」
■大林宣彦
「感想を言えと言われると‥。うーん。う〜ん‥。高畑さん‥(目を閉じ)う〜ん‥。そうだよなぁ‥。う〜ん。
(ハグするポーズ。ハグして肩をポンポンと叩くジェスチャー。)
おそらく、誰にとってもあのラストシーンは違和感でしょうね。あれが違和感に見えるか、あれこそが透明な
自然な姿に見えるかってのが、この映画を理解する、あるいは共感できるヘソの緒みたいなものでしょうかね。
『かぐや姫の物語』っていうのは、とんでもない‥物が生まれちゃったってことですよ地球上に。
えぇ‥スゲェことですこれ」
■太田光
「いやもう鳥肌がたちましたね。ま、くたびれましたけどね。とにかくwなんていうの、こんな集中して長時間ね、
あの〜画面の隅々まで目が離せないっていう。蛙がとぶ‥飛び跳ねる様子とか、バッタがとんでく様子とか、
本物観ててもそんな感じないんだけど、ああやって表現されると、あぁこうですよっていう‥改めて思い知らされるというかね。革命的な映画だなっていう感じはしましたけどね」
三池監督の「大事なピースをひとつ外してあるんですよ」ってのと
大林監督の全般w
誰にとっても違和感のラストシーンってwそうかなぁ?
なんかすげー表面的なこと言ってるだけのような気が。ほんとは観てないんじゃね?とかw
三池と大林は正直評価低かったけど、まあそうハッキリ言うわけにもいかないんで
濁した言い方してるんでしょ。端的に言うと「この映画には欠陥がある」。
あえてピースを外しているということは観る者に考える余地を与えているということだろう
最近の分かりやすい映画は人間の考える力を衰えさせてしまっている
三池監督の「観なきゃ損」
大林監督の「とんでもない物が生まれちゃったことですよ。すげえことです」
は完全に分かっているな
意見ありがとう
実は、この番組を観たときはまだ映画観に行けてなくて
「完結するための大事なピースを1つ外してある」ということと
「誰もがエンディングに違和感を感じるはず」ということを聞いて、
え?!どんなエンディングなんだ?!外してあるピースってなに?やっぱり観とかなきゃ!と思って
観に行ってみたわけです。
なので、おふたりのコメントは集客にちゃんと効果あったw
で、自分的には映画を観て、昔話として知っている竹取物語の大枠からは外れてなかったし(最後、やはり月に帰ったし)
映画を解釈するのに必要なピースの不足や、エンディングの違和感も特に感じなかったので、
お二人のいわんとした「足りなさ」「違和感」とはなんだったのだろう、と逆に気になった。
(なんかもっと、宇宙人的な人達が迎えにくるとか?w 姫が爺婆を殺してしまう!とか、最後月に帰らなかった!とか、そのくらい違和感のある結末なのかとw)
つづく・・
ただ、ラスト明らかに仏様の姿の人がお迎えに来てるし、心が乱されない月の世界=死後の世界、に戻る?
みたいな解釈に仕上げてあることを、「違和感」と受け取る人もいるのでは?と言いたかったのかな大林監督は・・
とは思った。
絵本の竹取物語に死生観を絡めて、物語を味わう子供は普通いないだろうし
ずっと童話として親しんできた話に、そういった意味を持たせて昇華させたことのすごさを
「とんでもないものが生まれてしまった」と評したのかな?
うーん、うーん・・・となにか言いたそうで(つまんなかった、って言いたいのかなと最初思ったので)
唸ってばかりで言わないのは「言ったらネタバレ」だからってことなのかな?とか。
連投長文失礼しました
昨日からあれこれ考えて、そんなところに行きついた。
>>347 評価してない作品を3回も観たのか三池は
そんなこともあるんじゃない
観終わって、後からさらにジワジワきてる
いい映画だな
大事なピースとラストシーンについてだけど
竹取物語ファンの俺の意見
今までも散々出てきたけども
なぜ月からやってきたのか、そしてなぜ帰らなければいけなかったのか
高畑勲は竹取物語に描かれていない部分に答えを与えた
とは言え、いわゆる罪と罰の部分に関してはシーンを削った
その辺りが抜けたピースなのではないかな
また、描かれていない部分を描いたことによって、
原作の神秘的な姫に、人間性を与え感情的に描くことになった
これは竹取物語に見られる超然とした冷酷とも見える姫の姿とは180度異なる姿だと思う
まったく違う新しいかぐや姫の姿を描いた
でも結末は変わらなかった、180度異なるかぐや姫も救われることはなかった
ハッピーエンドにも出来たはず、俺も初見の時は捨丸と幸せに暮らすのではないかと最後の最後まで思っていた
でも当たり前だが高畑勲はそうしなかった
その辺がラストの違和感なんじゃないかな
見た人の感想として、原作のまんまってのをよく見るけど
原作ファンからすると全然違うと思うんだよね
まさかかぐや姫がいきいきと走り回ったり、苦悩するなんて想像もしたことなかったもの
罪と罰は鈴木が勝手に言い出したことで正直迷惑と高畑は言ってるんじゃないの?
そうだよ
罪と罰ってキャッチコピーで宣伝しだしたから
そのシーンばっかり目立っちゃうのが嫌だったから削ったんだよ
>>356 それマジ?監督がすねて勝手にしてくれと言ったとは聞いたけどカットの話は聞いたことないな
>>354 おお、いろいろと腑に落ちるレスだ!
ありがとう
たしかに、大枠は原作と一緒の顛末だけど、キャラは人間味があって原作とは違うね
月から来る理由、帰る理由に意味を持たせたことも、この作品ならではだった
竹取物語の大枠の流れを変えずに、キャラに生命感を持たせて
エンディングも変えずに、新たにいろいろ考えさせられる作品に仕上げてるってやっぱりすごい
ただ「罪と罰」については、たしかにシーンは少なかったけど、語られてたし(歌いながら涙する天女のシーンなど)
自分はなんとなく汲み取ることができたので、「ピースをパスッと抜いてある」ってところまで抜いてる感じがしなかったんだよね
でも、わかりやすい表現だったか?というとそうではないよな
こうして、ああでもないこうでもないと考えてるくらいだからw
鈴木Pが考えたキャッチコピーとしても、あのコピーを全面に出したら
もっと目に見えてわかる罪を犯して、罰が下ることを予想して見る人も多いだろうし
(自分も、原作とは違うなんらかの結末が用意されてるのかな?とも考えた
月に帰らないためになにか想像を絶するような罪を犯して、逃げきれはするが、罪の重さにずっと心を痛めて生きる・・という「罰」が下る?とか)
そういう意味では、完結するためのピースが外してあるということなんだろう
ちなみに、自分はこのコピー結構好き
まさに「人間界」に生きる我々の目を引きつける、渾身のコピーだったと思う
まとまらない長文だった、すまん・・
元々はかぐや姫が月の王から
カクカクシカジカでお前は罪を犯したから地球に行ってこい
と言われて、かぐや姫がそれを喜ぶというシーンがあった
でも、罪と罰ってキャッチコピーがバーンと出されて
そこばっかり際立ってしまうからシーンを削除したんだよ
もしそのシーンがあったら、と想像すると
まさにかぐや姫が罪を犯し、地上で罰を受け月に帰るという、ひとつながりの物語になると思うんだよね
捨丸と離れるのも罰、自由を奪われるのも、求婚者たちが不幸になるのも全て罰
まぁようするに、もしそのシーンが削られていなかったら
かぐや姫の不幸、苦悩は全部月の王から与えられたものになってしまう
あえて苦しむような境遇にさらされているのだと
全てが腑に落ちる起承転結の話として終わるのではないかと
でも、シーンが削られたことによって
生きていくってのは辛いことの連続だよね、だけど…
みたいな受け取り方の余地も生まれたと言えるのではないか
死後の世界、仏の世界なんてものがホントにあるのかどうかwわからんけど
もしあったとして、、そこが欲もなく心が平穏で揺れないことを良しとする世界だとして、、
それの長たる神様が、イケズな罰を与えるというのってのが解せないというか、神様が一番俗っぽいw
しかも、最後どうせ記憶を消すなら、歌の記憶も切ない感情やらもまるごと全部消したらいいのに
イケズすぎる
本当に心が揺れない世界なら、楽器を演奏すらないと思う
演奏しようって思うことも、もうある種の欲だと思うし
意志で演奏してないなら、神の作った演奏マシーンってことだよね
神様こわいわ
>>360 それが本当なら説教臭いジブリ映画ど真ん中になるはずだったんだなw
観客の想像の余地が生まれる構成になってよかったわ
っていうか、月の世界から追放するならまだしも
絶対に性根を矯正させて連れ戻すって、どんだけかとw
かぐや姫は、月の世界不適合者なんだから
地球に解放してやればいいのに
>>363 脚本にはあるシーンなんだって
俺の脚本は読んでないけど
ユリイカの高畑勲インタビューに書いてある
「僕のアイデンティティというのは、
罪を犯してこれから地上に下ろされようとしているかぐや姫が、
期待感で嬉々としていることなんです。それはなぜなのか。
地球が魅力的であるらしいことを密かに知ったからなんですよ、きっと。
しかしそれこそが罪なんだと。
しかも罰が他ならぬその地球に下ろすことなんです。
なぜなら、地球が汚れていることは明らかだから、
姫も地上でそれを認めるだろう。
そうすればたちまち罪は許される、という構造。
それを思いついたんです。
でもそれは前提で、ねじれて矛盾しているように見えるし、
完結には伝えにくいから暗示にとどめて、
プロローグであからさまに説明するのはやめようと思っていたんです
なのに、「姫の犯した罪と罰」というセンセイショナルなコピーが出ちゃった。
しょうがないから、チラシ裏に書いたり、本篇もそれで少し直したところがあります。」
坂口理子のノベライゼーションにはプロローグとして残ってる、とのこと
少年院みたいなもんでしょ>地球
アニメーション、折にふれての最後にも削られた月王のセリフがある。
369 :
名無シネマ@上映中:2014/03/20(木) 23:54:12.56 ID:6ejO73L5
憧れていた地球での暮らし自体が罰だったというのはすごいヘビーでショッキング
コペルニクス的転回というか
金品や高貴さや美貌によって不幸になってしまうという発想も面白い
そのショックが薄れたし意義もよく分かんないという点でやはりあのコピーは害悪
「あそこいいなー」「じゃあ実際に暮らしてみろ」ってことだから、
とても順当なような
例)
「雪国ってロマンチックー」「じゃあ一冬暮らしてみろ」
住んでみて、一瞬「ああ、結構キツイなー」って思ったら、
撤回認めず!ってのが怖いんだよなぁ
一瞬の気の迷いで、総撤収させられるんだもん
心底うんざりするまで置けばいいのにさぁ
まぁ流刑者だから仕方ないのか
373 :
名無シネマ@上映中:2014/03/21(金) 14:54:55.40 ID:+FrvlxF1
>金品や高貴さや美貌によって不幸になってしまうという発想
これは古典の中で頻出のドラマツルギー
金があっても刑務所に行ったホリ○モンの物語でもあったんだな
>>372 罪人を猿の檻に入れてる罰みたいな感覚じゃない。
あのかぐや姫の意識も、本来のものじゃない擬似人格なんだろうし。
地球のかぐや姫と月のかぐや姫ってまるで別人だよね
はたしてどちらが本当のかぐや姫なのか…
そりゃ月だべ
飼い猫が、外に興味持ってニャーニャー鳴くので
じゃぁお庭の中だけね、と外に出してやったら
庭に野良猫がやってきて「お前誰ジャイ!」と喧嘩ふっかけられたり
塀の外に出ようとしたら車が行き交う道路にビビったりして、軒下でうずくまってたから、
飼い主が「ほら、やっぱりね」と強制的に部屋に連れ戻した
でもたまに外見て、ちょっと出たそうに「にゃぁ・・」と鳴いてる
みたいなもんかね(´・ω・`)
飼い主は猫の幸せを思って、安全な室内と食事を与えて世話するけど
猫的には、どっちが幸せか
猫の性格によっても違うんだろうしなぁ
ちなみに、お庭は悪いことばかりではなく、生えてたネコジャラシで遊んだり
初めてチョウチョってものを間近で見て、掴まえようとしていたり
お日様もぽかぽかして、腹毛をなでるそよ風にうっとりしながら、
芝生の上で昼寝もしたりしたんだ
お庭に虫が飛んでくると、忘れかけてたなにかを思い出してしまうんだ(´・ω・`)
その例の場合は猫が自由意志で庭を好んでいるからちょっと違うと思う。
人間を記憶喪失にして赤ん坊に戻して狼に育てさせた後、
記憶を戻したと考えるのが近いんじゃないかな。
>>378 完全にうちの猫だわ
前は外に出してたけどのら猫にケガさせられたり猫嫌いの人間に毒饅頭まかれたり、あとやっぱり車が怖いから今は外に出してない
なまじっか外に出したせいか今でもたまに外に出たがる
逆に可哀想なことした…
危険でも自由な世界で生きて死ぬほうが幸せなんかな…
完全に飼い主のエゴだね
>>380 現実にある出来事に例えようとしたんだが、複雑な返事が返ってきたw
いやありがとう
そういうことだよねきっと
>>381 飼うのは人間のエゴかな?なんて、ちらっとでも考えながら
お世話してくれる飼い主さんの元なら、猫はきっと幸せだよ
>>376 地球人である我々からすると
楽しみも悲しみも無い月の世界を異常な世界だと思い
天人の発想はまったく理解できないけど
天人からみたら完全に逆のコトなんだろうな
天の羽衣をまとったかぐや姫は
地球での生活で乱されていた心が平穏に戻ったと言うべきなのか
羽衣の力で感情がコントロールされたと言うべきなのか
>>383 月のかぐや姫はほとんど感情のないロボットみたいな印象を受けるなあ
人間は自分の「常識」を絶対だと思い込むものなのです。
欲望のままに生きてる人間からすれば、現代日本人が感情のないロボットに見えても不思議ない。
天人の意見も聞いてみたいな