【百田尚樹原作】永遠の0 大ヒット御礼 14機目【山崎貴監督】

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92名無シネマ@上映中
>>81
君の知識は間違いだらけのようだ。

* 零戦には着水してしばらく浮いていられる「浮泛装置」があったが、救命ボートや生存キットなどはない。
83が書いてるとおり。

* ガダルカナルへの出撃の前に宮部を殴ったのは、飛行服の階級章から見て先任搭乗員(下士官搭乗員の中で一番古い人)。
精神注入棒(バッター)は、上官が見ていない時の、私的制裁で使うもの。あんな白昼に持ち出せるものではない。
海軍では、「気合いを入れる」時は
「殴るぞ、と予告して歯を食いしばらせ、必ず拳で横から殴る」
ように決まっていた。
原作では、ガダルカナル出撃の前に宮部を殴ったのは海兵出の若手士官。

* 対空射撃指揮官の絶叫は、既に迎撃が間に合わない状況で上空の敵艦爆を発見したから。
赤城・加賀・蒼龍を襲った敵艦爆は、爆弾投下までほとんど対空砲火を受けなかったとされる。
効果的な対空射撃指揮をする暇がなかったわけ。

* 講和条約が成立して、昭和27年4月28日に日本が独立を回復するまで、「遺族年金」や「軍人恩給」は
出ていない。
戦争で働き手を失った遺族は悲惨だった。
最初の特攻で戦死した関大尉の母は、小学校の住み込みの小使をやって戦後を過ごし、昭和28年に
貧困の中で死んだ。
「せめて息子の墓を建てたかった・・・」が最期の言葉だったそうだ。

* 日本語の文体は、戦前も今も大して変わっていない。
宮部が大石に譲った21型の操縦席に残したメモは、用語も使っている字も当時のものとして矛盾ない。