アフター・アース　AFTER EARTH

息子の成長物語なんだろうけど。作中の流れ見ると、
「むしろ模範であるべき親父もかなり無能なんじゃね？」と思えてしまう。
息子に云わずに眠くなる薬を使うし、蜘蛛に気付かないのも息子に不信を与えたように見える。
間に合うルート・間に合わないルートも教えない（だから息子がジャンプルート強行したのも
強引すぎに見える。息子視点でジャンプルートなら間に合うって根拠が何もないから）
バイパス手術も失敗しちゃったし。事故そのものが親父に責任あるはずなのに、
部下の生存の確認や部下の死に後悔してる描写もない等々･･･。
結局、反対してたジャンプルートも、息子の強行でうまく行っちゃったしね。
もうちょっとだけやりとりを変えた方が、そつなかったと思う。

親父、痛み止めを使おうとするも。ただし書きに副作用で眠くなると
書いてあったんで、息子への通信フォローのために使うのを我慢する。
↓
息子の嘘を見ぬいた際、ジャンプルートならいけるけど危険だから戻るよう伝え、
宇宙船をもっと探せば酸素装置はまだどっかにあるはずだから一端戻ってしきり直せと言う。
↓
その通信の際、痛み止め使ってなかったんで思わず苦痛が漏れ。
息子は父が想像以上に深手なのをさとり、「父さんのためにも今、戻る時間はない」と
たどり着ける可能性があるジャンプルートを強行する。

･･･って流れなら、両者とももうちょっと角が立たなかったんじゃないかと思う。