1 :
名無シネマ@上映中:
6月1日公開
公式
http://www.shochiku.co.jp/kinoshita/hajimarinomichi/ 「二十四の瞳」(1954)、「喜びも悲しみも幾年月」(57)、「楢山節考」(58)など数々の名作を残した
日本を代表する映画監督・木下惠介の生誕100周年記念作品で、木下監督の若き日の姿を描いた
人間ドラマ。
戦中、脳溢血で倒れた母を疎開させるために2台のリヤカーに母と身の回りの品を積んで山越えを
したという実話を軸に、血気盛んな映画青年として軍部ににらまれ、松竹を一時離れるきっかけと
なったエピソードなどを盛り込みながら、母子愛の物語を描き出す。
アニメーション映画「カラフル」「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」などで高い
評価を受ける原恵一監督が、自身初の実写映画に挑戦。
木下惠介役に加瀬亮、母親たま役に田中裕子。
出演 役名
加瀬亮 木下惠介(正吉)
田中裕子 たま
濱田岳 便利屋
ユースケ・サンタマリア 木下敏三
その他の出演者
斉木しげる
光石研
濱田マリ
山下リオ
藤村聖子
松岡茉優
相楽樹
大杉漣
宮崎あおい
2 :
名無シネマ@上映中:2013/05/18(土) 23:17:36.69 ID:bbNHPtVk
舞台は主に現在の浜松市。
静岡県と浜松市も後援。
3 :
名無シネマ@上映中:2013/05/19(日) 09:12:54.04 ID:nbvt+XLc
助監督には美少年ばかり揃えた例の性癖とかも描いて欲しいな。
4 :
名無シネマ@上映中:2013/05/19(日) 18:20:24.02 ID:UF4C1OlB
ようやくスレできたな、おめ
木下恵介再評価への最後の大きな花火
5 :
名無シネマ@上映中:2013/05/19(日) 22:02:21.76 ID:0CQMEklx
もうすぐじゃん、盛り上がる系の映画でも無いが、やっぱりレス少ないな
普通に家族愛の映画っぽいけどどうなるんだろうな
6 :
名無シネマ@上映中:2013/05/20(月) 08:46:49.61 ID:vNrn994D
加瀬亮は 以前押井守監督のアニメ映画『スカイクロラ』に声優として出演した
時「押井監督は実写映画も撮られているそうで 今度はそちらの方でお手伝い
出来れば」という旨の発言をしていたが 同じアニメ出身監督の実写作品でも
まさか原恵一監督の映画に関わる事になろうとは夢にも思わなかっただろうな
7 :
名無シネマ@上映中:2013/05/20(月) 20:38:37.45 ID:4lKtwA8P
主役と監督が有料試写と舞台挨拶で各地に行ってるけど、なかなか席が埋まらないで
苦戦しているようだ
予告見た限りではいい映画っぽいのにねえ
8 :
名無シネマ@上映中:2013/05/21(火) 09:49:45.17 ID:5H8NnLol
>>7 昨日の広島での有料先行上映に行って来たけれど、
観客が20人足らず。
地元のフィルムコミッションがフェイスブックで呼びかけて
原監督の舞台挨拶のみ無料でみれるようにしていたが
それでも50人はいなかったな。
作品はかなりの良作(実はラストカットが
ある原監督作品と同じ)なので
せめて舞台挨拶のみに足を運んだ人にも
見てもらえれば良かったのに…
9 :
名無シネマ@上映中:2013/05/21(火) 12:20:15.29 ID:TOZupKZy
とりあえず
陸軍と二十四の瞳だけ観たくて
映画を観るよ
便利屋だ主役
>>7 こういう映画って上映期間静かに終わった後で地味にいい評価付きそう
でも映画好きな人以外には話題には上らないっていう感じ。
それでいいじゃないかって気もするわ。
とりあえず東京工科大学での
試写会の感想をネタバレしない範囲で
「はじまりのみち」アニメではなくて実写だけど
画面の構図とか演出は従来の作品からは全くブレてない
原恵一作品そのもの
違う点は今回は河童や天使と言った不思議な存在は出て来ないだけ
出演陣は誰もが好演しているけど
特に濱田岳演じる便利屋は助演男優賞物
原恵一と言えば泣かせる映画を作る人
今回も例に洩れず涙がちょちょギレる出来上がり
今まで作品を見てきて必ず泣く人はハンカチは必需品
映画に対する愛を描いた映画としては
ニューシネマパラダイスに匹敵する傑作
見終わったら原恵一はアニメーション監督と言うより
アニメーションもやる生粋の映画監督と言うイメージに変わるかと思う
これとリンゴは絶対に見に行くと決めてた
もうすぐだね、楽しみだ
観た方へ。差支えのない範囲で教えてください。
木下恵介監督の同性愛に関しては、
この映画は触れていますか?
>>14 監督は木下恵介の伝記映画を撮ろうとしたわけではなく
木下恵介が体験した事を基にしたあくまでフィクションの映画
加瀬亮に対しても原はあまり木下恵介に似せなくても良いと指導したので
この映画の木下恵介は同性愛とかおねえ言葉の要素は無い
>>15 14です。ありがとうございます。
「はじまりのみち」の公開が楽しみです。
ちなみに木下監督で一番好きな作品は「お嬢さん乾杯!」です。
終戦直後に、何でこんな洒落たラブコメが作れたのだろう。
不思議です。
ヨムミルってスカパー入ってると毎月送ってくる小冊子の
今月のテーマが「家族のじかん」で
表紙がクレしんで
原恵一のインタビューが載ってた
インタビュー字体は一ページの四分の一ぐらいで、「はじまりのみち」のことだけだったけど
今まで映画には全然興味なくて木下恵介という名も知らなかったくらいだけど
そんな人間でも楽しめるのかな
陸軍のラストシーンを
劇場で観れるのが楽しみ
エキストラの兵隊さん
ほとんど戦死してるらしいね
観に行く層はだいたい高齢者なんだからそれに合わせたプロモーション展開すればいいのに
クレしん層が観に行くわけないじゃん
雑誌の評をパラパラと見た感じじゃ挿入される木下監督作品が素晴らしすぎて本編が見劣りするという意見があるな
『チャーリー』でロバート・ダウニーJr.がどれだけチャップリンを好演してもラストに出てくる本物の映像に全部持っていかれた、という話を思い出した
23 :
名無シネマ@上映中:2013/05/22(水) 22:05:05.08 ID:RSfdppnx
木下監督オリジナルフィルムや木下忠司音楽は映画中にかかりますか?
陸軍のラストシーンが挿入されているのなら絶対見に行くが・・
それにしても登場人物に木下忠司がいないのは違和感。
存命だから遠慮したのか??
>>22 巨匠のシーンを扱っているから
必然的にそう言う意見は出るだろうね
原恵一作品と木下恵介作品のコラボだから
妙な感じになっていく人もいるかと思う
映画本編と挿入される木下映画はあそこで繋がっていたのかと分かる
脚本の巧みさがすごい
>>23 木下忠司は当時は兵士として中国に居るので必然的に出て来れない
陸軍は『はじまりのみち』では最も重要な映画として扱われて
陸軍のラストシーンはほぼ丸々全部使われている
その他の木下作品はラストに総集編みたいブワーって流れる
ここで前述に書いた通りあそことあそこは繋がっていたのかと分かる仕組み
残念だけど木下忠司の音楽は使われていない
許可が取れなかったのかどうかは知らない
試写会で松竹のプロデューサーが肖像権や著作権の確認が大変だったと
言ってたので察して下さい
このスレッドで「陸軍」のラストがあまりに出てくるので、
You Tubeで観てきた。
これを戦時中に作ったのか。本物の「勇気」だ。
>>24を読んで、ますます観たくなった。
今夜 完成披露試写会やるけど
本格的に宣伝をするのは今夜の試写会後かな?
木下忠司の音楽は、あの時代を共に過ごした人には、特別響くのかもしれないけど
正直、今だと古臭くて時代を超えた普遍性がないと思う
個人的な主観だけど、木下作品が世界的に評価されにくいのは
音楽が足引っ張ってる気がする
今夜の試写会は木下忠司が来てたみたいだな
>>27 二十四の瞳の大石先生のように
運命をともに受け入れて
いっしょに泣いてあげるみたいな行動が
日本人しか理解できないからでしょ
原監督って、小水一男の息子さん?
原・細田両監督の作品は観に行くことにしてるんだけど、今回は実写だし、
なんとなく消極的な気持ちになっていて、観に行かないつもりだった。
でも数日前から『陸軍』のラストのこととか、どんどん気になってきて、
今ではもう、観に行くしかない感じになってしまった。
とりあえずコンビニで前売り買っとくわ
ネタバレなし、作品レビュー。
映画そのものが「木下恵介入門」になっているので、あまり知らなくても心配ご無用
http://cineref.com/review/2013/05/100.html
池袋・新文芸坐で、原監督セレクトによる木下恵介作品上映会があります。
1日には栗原小巻さん、2日には篠田正浩監督、5日には原監督のトークショーあり。
8日の『香華』上映時にもトークショーを予定しているとのこと。
http://www.shin-bungeiza.com/program.html 6月8日には、原監督作品のトークショーつきオールナイトも
http://www.shin-bungeiza.com/allnight.html >>23 木下忠司さんは、試写会にいらして、作品および劇中音楽を絶賛されたようです。
以下、公式Facebookより引用
>木下惠介監督の実弟・木下忠司さん(なんと97歳!)の感想を、すごく気にしていた原監督。
>忠司さんから「素晴らしかった。加瀬さんの大袈裟でない演技、木下映画の入れ方、音楽も良かった。
>誰が作曲したの?」と。たまたま居合わせた『はじまりのみち』の音楽を担当した富貴晴美さんも感激!
>「あなた、いいシャシン(映画)に出会ったね。おめでとう」と大映画音楽家でもある忠司さん。
>原監督は、終始目を真っ赤にして感動してました。本当におめでとうございます♪
>ちなみに、原監督と別れて帰る際、『この作品で、日本映画が復活するかもしれないよ。』とおっしゃってました。
>>33の作品レビューですが、物語の結末には触れているので(事実ですが)、
まるっきり知らずに観たい、という方はご注意ください。
‘おしゃれ’に加瀬亮とユースケ・サンタマリアが出ていたが、
加瀬亮のインパクトが強く「はじまりのみち」PRには
あまりならなかったたように感じた。
原恵一監督による「はじまりのみち」の貴重な絵コンテ公開!
http://eiga.com/news/20130526/8/ >>36 近年のトーク番組にしては、時間いっぱいびっしり話をきいていて
中身そのものは詰まってたように感じた。
ピンポイントで宣伝もしてくれてたので、
あとは見た人が少しでも興味を持ってくれれば。
この後も、番宣の関連番組がいくつかあるみたいだね。
明日は徹子の部屋
今、平日の映画館を支えているのは、ほとんど60歳以上の高齢者。
その層にアピールできるといいのだが。
「徹子の部屋」は良い選択。
http://hajimarinomichi.doorblog.jp/ ・フジテレビ「めざましテレビ」5/28(火)5:25~OA 加瀬さんインタビュー
・テレビ朝日「徹子の部屋」5/28(火)13:20~OA 加瀬さん出演
・フジテレビ「アゲるテレビ」5/28(火)13:58~OA 加瀬さん&ユースケさん&濱田さんインタビュー
・CBC/TBS「スジナシ」5/28(火)25:25~OA 濱田さん出演
・TBS「オトナの!」5/29(水)25:58~OA 加瀬さん&濱田さん出演(ユースケさんMC)
・テレビ東京「世界ナゼそこに?日本人」5/31(金)OA 19:54~ 濱田マリさん出演(ユースケさんMC)
・日本テレビ「シューイチ」6/2(日)OA 7:30~ 加瀬さん&ユースケさん&濱田さんインタビュー
この中で、じっくり話がきけそうなのっていうと、やっぱり「徹子」しかないな
「徹子の部屋」加瀬亮初出演終了。
さすが長寿番組だけあって、木下恵介監督出演時のVTRを出してきた。
徹子を見る年齢層にはかなりPRできたのでは。
>>43 『はじまりのみち』のメインになるエピソードを、木下監督ご自身が語っている映像を
いきなり持ってくるあたりが、たまらん!
予告編も流れたし、他の上映作品考えると、シニア層は一手にいただきですなw
レス番ミスった。
失敬
この後「アゲるテレビ」でも、男優3人のインタビュー映像が流れるか?
>>44 「アゲるテレビ」は5月29日水曜日。
下記情報が最新版。
〈テレビ〉
・日本テレビ「シューイチ」6/2(日)OA 7:30~ 加瀬さん&ユースケさん&濱田さんインタビュー
・テレビ東京「世界ナゼそこに?日本人」5/31(金)OA 19:54~ 濱田マリさん出演(ユースケさんMC)
・TBS「オトナの!」5/29(水)25:58~OA 加瀬さん&濱田さん出演(ユースケさんMC)
・フジテレビ「アゲるテレビ」5/29(水)13:58~OA 加瀬さん&ユースケさん&濱田さんインタビュー
・テレビ朝日「徹子の部屋」5/28(火)13:20~OA 加瀬さん出演
あんまり金かかってなさそうだし、公開規模からいって
5億いったら大ヒットて感じかな
どう見ても大ヒット狙う作風じゃないし
意外に上映館が多くてびっくり
「アゲるテレビ」のインタビュー映像、見た。
濱田岳が、自分のシーン(飲んだり食べたりを、落語家のように表現)を説明しようとして
つい「噺家ちゃん」、と言ってしまっててワラタwww
でも、そのシーンとか見た感じでは、いつも通りの「原恵一の映画」になってるっぽいね。
楽しみ。
たった19日で映画一本撮れって、ひどすぎないか?
関連本が何も無いっぽいのが気になる。
原監督の前作『カラフル』の脚本書いた、丸尾みほによるノベライズしかない。
主演の加瀬亮メインのビジュアルブックとかもない。
原監督の実写第一作だし、撮影日誌とかいろいろあったと思うのに。
パンフに期待するしかないのか?
>>49 全盛期邦画の実質撮影日数知ってたら、それでも普通か多い方だとすら言える。
上映時間意外と短いな93分だって
もっと135分くらいあると思ってたわ。
やっぱ映画って1時間半ぐらいがいいもんな
こないだのダイ・ハードの新作は98分で、それまで全作2時間オーバーで来てたから
みんな「あれ?」って感じになったけど、本来、映画として一番しっくり来る長さとなると
やっぱり90分ちょっとぐらいかな。
『二十四の瞳』みたいに長くなると「トイレ行っとかなくちゃ」とか心の準備も必要だし、
やっぱりどっかでこっちも構えて観てしまうところはある。
今日(5月31日)の東京新聞は15面がほとんど「はじまりのみち」。
親新聞である中日新聞も同じか?
どちらも高齢者読者率が高い新聞。
中日には載ってない
新聞媒体で紹介するのが一番効果的だな
59 :
名無シネマ@上映中:2013/05/31(金) 21:39:19.94 ID:Jhl2Z4yz
読売夕刊におっきめの評論が載ってた
絶賛してた
こりゃキネ旬で年間邦画1位を狙えるクオリティなのかも知れんな
あと、ラジオね。
この映画は実話をもとにしてるから、『ありがとう浜村淳です』で土曜日にやってる
「映画サロン」で、もし浜村淳がラストまでしゃべっても、まぁ問題ないだろw
いよいよ明日、伝説が始まる
千円だから満席になるかもしれん、早めに行くか
>>58 たぶん狙ってる客筋は高年齢層だから、テレビより新聞のほうが効果的だな
そいや明日CS放送(219ch 衛星劇場)で木下監督の「陸軍」を放送するみたいだよ
ちなみに無料で見られます
都内やなんかの小規模なコヤではなくて、
日本各地、100以上のスクリーンで同時に『陸軍』のラストシーンが映し出される。
これはひとつの事件といってもいいかもしれない。
前売り(1300円)買ったので、日曜か月曜以降に行くつもり。
Twitterやってる人は、公式サイトのトップページをツイートして拡散してケロ
68 :
名無シネマ@上映中:2013/06/01(土) 10:39:13.49 ID:wlnvzWi4
オリジナルフィルムがふんだんに流れるのに、木下忠司BGMが一切掛からない
って何か事情があるのかな。
>>24 の言われるように権利関係なのか?
でも「陸軍」の謎の主題歌はフルでかかるという・・
ところで、「陸軍」で息子新太郎を演じる星野和正さんという俳優
は子役出身だけど、この後の情報が皆無。
やはり他の本物の行軍兵士とともに戦死されたのだろうか。
今回肖像権の関係で連絡を取ったとすれば存命なのかな。
80代だろうから生きていても不思議ではなく、インタビューとか
何故しないのか・・
あおいちゃんの出番多い??
へんな映画だった
陸軍の引用はあるとは思っていたけれど、ここまで木下恵介映画を取り込んでいるとは思わなかった
リヤカーの場面は原恵一らしいと思ったが、空襲のシーン等予算不足に感じられるシーンが多かった
川原での木下恵介と便利屋の会話はよかった
>>69 最初と最後のナレーション、1シーン出演
>>69 『二十四の瞳』へのオマージュ・シーンで、望遠でとらえたショットのみ。
原監督「ぜいたくな使い方ですよね」
陸軍の最後は木下監督の勇気などではなく、
現代の人が思うより戦中も寛容だったように感じた。
観てきた。
よい意味で日本映画らしい、穏やかな時間の流れは心地よかった。
>>52 物語らしい物語ではないので、93分で十分だった。
不満も沢山あった。
(1) 自然・季節の描写がデタラメ。
木下一家の疎開は、戦局が悪化した終戦直前の6月。
それに対して、撮影したのが11月ということで、ソメイヨシノの葉っぱは落ちているわ
田んぼは?稲(ひつじいね)が生えているし、畦には花の彼岸花の葉っぱだけが
茂っているし。どこを見ても秋の気配満載で、もうじき終戦になるという気がしない。
氣多に付く前に、空一面を黒い雲が覆い、雨が降り出すのだが、木漏れ日(日光)に
雨粒が輝いている。人物にも直射日光が当たっている。狐の嫁入り状態だとしても、
あの分厚い雲との整合が取れない。
(2) 遠州弁がダメダメ
木下は東京帰り、母ちゃんは東京出身ということでほぼ標準語。
それ以外の登場人物はみな、コテコテの遠州弁を話しているのだが、
語彙だけはそれっぽいが、アクセントが標準語のままなので違和感ありまくり。
標準語比率を高めればいいのに。
予算のなさは確かに感じられたけど
何気ない自然な芝居の中に
緻密な感情の動きが感じられてさすがと思った
カンヌにこれ出してほしかった
木下惠介PR映画としては、完璧な出来
楢山節考の色彩の美しさに感動した
原恵一監督作品という面に期待した人は、がっかりするかも
77 :
名無シネマ@上映中:2013/06/01(土) 20:16:02.77 ID:F0sPmtX4
「陸軍」挿入歌 作曲・作詞・歌:不詳
誰が捨てたか大太鼓 雷親父の忘れ物
ドンドンドドン ドドンドドンドドン
ドンドンドドン ドドンドドンドドン
小鳥はピーヒョロ驚いた
小鹿はびっくり大慌て
虫が起きるぞ 大太鼓 みんなぶるぶるおお寒い
ご機嫌如何か大太鼓 そんなにわめくと疲れます
そーらそら言わん事じゃない 破れてしまった
それごらん
「陸軍」の田中絹代に、こころ奪われた。
販促映画としては最高だよ、これ。
昔から映画興行の世界は、初日の観客動員数で最終的な(初日なのに!)
結果(ヒットしたかしなかったか)が判明するという、いまだよく理解できない
法則めいたものがあるらしいんだが(その後の口コミによる好評・不評を問わず)
本日ご覧になった方、どれくらいの入りでした?(不安…。)
初日の入りは悪いみたいだね
あtwitterの評判はよさそうだからこれから伸びるんじゃないでしょうかw
>>79 木下恵介監督の故郷であり、ロケの地元でもある浜松市の
TOHOシネマズ・サンストリート浜北で、朝一番の回、
しかも6月1日、映画が千円の日で、客入りはまばらでした。 orz
>>77 昔木下恵介アワーというTVシリーズがあったが
「おやじ太鼓」のOPもそれだった気がする
オブリビオン見に行くつもりだったけど、何となくこっちにしてみた。
DVDで良かったな思う作品が多い中、久々に映画館で見て良かった
と思える作品でした。
川辺の便利屋の語りのシーンでは正吉と一緒に泣きました・・・
大雨シーンの日差しはだけはちょっと気になったかな。
前の席で観ていた2人のおばちゃんが
「昨日、新聞見るまで知らなかった」と言ってた
テレビでCMが流れないのは致命的だね
まあ、後から動員延ばした「桐島」もそうだったけど
ちなみに大坂、朝一番の上映で入りは30名くらいでした
白魚のかき揚げだか天ぷらって静岡の名物なの?
浜松行ったら食える?
1000円で映画と舞台挨拶が観れたから満足
>>87 浜松では白魚はそんなに獲れないだに。
舞阪港や福田港に水揚げされるけども、庶民の口には届かんだに。
舞阪港なら、シラス(鰯の稚魚)の釜揚げがバカ旨いに。安いし。
今の季節は、生のシラスもスーパーに出回っとるだでね。
鰯をかき揚げにするんなら、シラスよりもうちっとだけ大きいくらいが旨いら。
90 :
名無シネマ@上映中:2013/06/02(日) 00:31:00.48 ID:JVsdGWIp
>>59を見て自分の中で超ハードルが上がった状態で初日観てしまったw
大期待して観ると肩透かしだな、佳品ではある
「原監督の新作、だけど実写」ということで敬遠した人はけっこういると思う。
ちょっと前まで、原監督の新作は一通り観てきた俺も、まったく行くつもりなかったから。
でも『陸軍』のラスト10分見たり、レンタルした『二十四の瞳』で涙腺決壊したりで
もう、観るしかない感じになっちゃったんだな。
いろいろ詰まってるので、水曜にでも行ってきます。
94 :
名無シネマ@上映中:2013/06/02(日) 01:37:43.14 ID:R+sSqHAM
映画「破れ太鼓」テレビ木下恵介アワー「おやじ太鼓」
主題歌 作曲・作詞 木下忠司
父母の慈愛に抱かれて
男子となりて 幾年ぞ
身は軍服に 包むとも
君に見えざる この戦
胸に受け継ぐ 祖先の血
流れて永久に 国護る
国にふたつの 道あらず
人にふたつの 心なし
兵の道こそ 一億の
心とすべき 我が身なれ
わが大君のため 国のため
仰ぎて 一宇
み教えを
我に抗する 敵ありて
出陣の日の 来るとき
みこと畏み いでゆけば
軍靴の響き 地を圧し
士気は溢れて 天を衝く
歩武堂々と 大進軍
>>94は、例の『陸軍』主題歌の歌詞でしょうか?
いずれにしても、ありがたいことです。
劇中で流れる映画、
女の人がスキップしてる映画とカレーライス食べてる映画は何ていうタイトルですか?
スキップしてるのは、カルメン故郷に帰るだと思う
異人達との夏にもあのスキップシーンが出てきたな
原恵一ファンで、木下恵介は微塵もしらないが、すごく興味がわいた。
劇場売店で売っていた評伝と、「陸軍」のDVD買っちまったよ
99 :
名無シネマ@上映中:2013/06/02(日) 10:17:06.49 ID:OGMBuhko
>>94 悲壮感溢れた歌詞が、一代で財を築きそして失ったおやじの心理を上手く表してる。
それにしても、斯様な歌詞をコメディに用いるとは恐るべし木下恵介
少なくとも
>>94は「おやじ太鼓」の主題歌ではないと思う
役としては、抑え目な兄弟よりも母親よりも、便利屋が断トツで美味しい役柄だな
芝居の仕方が、かつて木下ドラマにも出演していた、若き日の火野正平のようだった
102 :
名無シネマ@上映中:2013/06/02(日) 12:28:46.47 ID:aq5LovGs
作品自体は良かった。
あの宮崎あおいのシーンは最初二十四の瞳に絡んだシーンと気づかなくて
エンドクレジットで12人の生徒の配役が出てあっ!と気づいたw
でも不満点として
ちょっと木下恵介監督作品の紹介があまりにも長すぎてちょっと萎えた。。。
後、田中裕子が最後ところどころ流暢に喋ってるところがあってちょっと萎えた。。。
今年のベストではないがベスト5には入るくらいではないか
評論家筋には凄い受けそう
コメディリリーフの濱田岳がすごく効果的だった
予算もっとあれば松竹の撮影所なんかも出せたのにね
いずれにせよ原監督は予算増額でまた実写を撮ってほしい
最後のタネ明かし的なパートはもう少しあっさり目でもいいと思う
監督は自分の画作りにもっと自信を持っていい
アニメと実写で撮り方って違うんだろうけど
全然違和感なかったどころかすごくよかったな
こういうのを才能というのかね
実写コンプが実写に行ったか
正しい判断だ
>>101 金八に出てた頃、2chで火野正平って呼ばれてたよ
>>102 >後、田中裕子が最後ところどころ流暢に喋ってるところがあってちょっと萎えた。。。
手紙の所?そこなら心の声ですよ
108 :
名無シネマ@上映中:2013/06/02(日) 14:48:35.05 ID:lqFIyGDL
木下監督作品がセリフ無しの断片で流れても心を揺さぶられる、
こりゃレベルが違うわ。
原監督も木下監督を立てるのに徹したって感じで良いな、
まあ撮影期間も予算も限られてた中で良い仕事してくれたよ。
無性にカレーが食べたくなった、それも貧乏くさい黄色いモッサリした
給食カレーみたいなのを。
公開2日目なのにスレが伸びないのは
見に行くのは2chに書き込むような層とは違うということなんだろうな
>>109 初日に行ったがほとんどがリアルタイムで木下恵介作品を見ていたようなお年寄り、
原恵一ということで来た年季の入ったオタが数人って感じだった
じじばばが多かったから平日に期待できる
20台以下は誰も居ない感じで若くても30代後半って感じだった
まぁこの時期若者が見る映画いっぱいあるからね
高樹沙耶や袴田利彦、鈴木砂羽に声をかければ出てくれたと思うんだが、
コネがなかったか
なんでそんなの出す必要あるの?
>>77 >>94 どっから拾ってきたか知らんが題名と内容が明らかに逆
あおい輝彦のおやじ太鼓OPとか動画サイトでも確認できる
濱田岳のエアごちそうはなかなか笑える
カレー食べたくなる
濱田岳は今年の助演男優賞は総なめかもしれないな
117 :
名無シネマ@上映中:2013/06/02(日) 17:15:53.40 ID:WStnTnWj
見たよ。
>>73と同じ不満を持ったがそれを帳消しする出来の良さだ。
20年ぐらい前に見た「陸軍」では泣かなかったが今回は泣いてしまったよ。
今日観てきた
面白かったけど、上で書いてある通り、木下恵介のPVだったので
原恵一の実写第一作としてはどうなんだろうと思った
一番の泣きのシーンが「陸軍」だったしねえ
ネタバレになるかもだけどラストに木下惠介が○○○○にむかって入って消えてくのがなんか
悲壮感というか物悲しさみたいなのがあって気になったんだけど
あれってただ単に映画館の暗闇に向かって、これからどんどん名作を世に送り出す
って言うだけじゃなくて
木下監督が現在では忘れ去られた存在
っていうような皮肉というかメッセージも込められてるのかなあ、と思った。
淀川長治さんが最後に背を向けて去っていく映画は、悲劇を暗示している
みたいなこと言ってたのを思い出してさ
>>119 んなことはないですよ
入る時の正吉の表情を見なさい
地元民だけど方言の扱いって難しいね
あんまり忠実だと現在からだとなんだかわからない
つか正確な考証というのはほぼ無理
地方の終戦後あたりの言葉の正確な考証やったら
今の現地の言葉がその時代から変わって
事情を知らないニワカから逆にニワカ扱いされた映画の例もある
今日、舞台挨拶のある上映回で観た。
原監督は「すごく面白いから観てください」とおっしゃった。
この言葉から逆に、監督の謙虚さが伝わってきた。
そして充足感と。
映画はすごくよかった。
泣いたり笑ったりだったけれど、感涙を超えて唇がわなわな
震えだし、自分で自分にびっくりしたのは、便利屋がたまに
最後に挨拶するところだった。
>>122 あんなに無理矢理に方言を使わせなくてもいいのにと思った。
アクセントが違うので体がムズムズした。
地方在住者がみなコテコテの方言で生活しているわけじゃない。
ところどころ方言が出てくる程度で十分。
カレーライスって当時、一般的に普及してたのかなあ?
監督は東京の人だから食べてただろうけど、
濱田のような田舎者で貧乏人が食べたことあったんかなあ?
>>126 明治から軍隊食だったので
昭和の頃は既にかなり一般的になっていた
ただし戦前のカレーは今より黄色で
カレーライスではなくライスカレーと呼ぶ方が一般的だった
昭和初めには即席カレールーが出来てたくらいだし、洋食店に行けばメニューにあっただろう。
ただし、S16〜S20年は軍用カレーしか許されてなかったから、市井の人が食べる機会はなかった。
131 :
名無シネマ@上映中:2013/06/02(日) 21:05:03.04 ID:NDCkNmVN
>>94 陸軍の神がかった挿入歌をスクリーンで見ると鳥肌ものw
これがかかるだけでも本作は神映画なんだけど、
あえて苦言を呈すと、
・戦時中シーンが緊迫感なく戦時には全く見えない。
監督は当然戦争知らなくても、それこそ「陸軍」見ている
んだろうが、と言いたい
・木下忠司の音楽が全くハブられている
・せっかくの木下恵介生誕100年映画なんだから
木下作品に出た役者を一人くらい出せよな、と言いたい
加藤剛でも中井貴一でも、いやテレビの木下恵介アワーまで
裾野広げれば秋野太昨・栗原小巻、、いくらでもいるのに
全く出ていないとは??
肝心なところで手抜映画になってしまう体たらく・・
>>121 そっかあ。原監督がインタビューで
木下惠介は冷遇されている再評価されるべきだ、みたいに言ってたから。
ネガティブな感じで見てしまってたかも
表情といえば泣きながら鼻水たらしてるのもいいな
お母さんはヨダレ垂らしてるし
リアルさに拘るというか、ありのままの人間を撮りたいんだ!
というのを感じたよ
>>131 この作品はあくまで原恵一映画であって
木下恵介映画ではないって事をお忘れなく
134 :
名無シネマ@上映中:2013/06/02(日) 21:42:26.50 ID:Rxz30W7z
「新・喜びも・・・」の映像が引用されてるのに、加藤剛や中井貴一が役として出て
きちゃ変だろう
135 :
名無シネマ@上映中:2013/06/02(日) 22:05:45.06 ID:Ut4Oznh2
木下けいすけにまったく興味ないんだけど楽しめる?
>>135 むしろ、そういう人にこそ観てもらいたいのだろう。
映画作家としての確かな腕を持ってる、原監督が初めて実写で作った長編。
ただ、「興味ない」といっても、多少下調べして行った方がいいだろうとは思う。
たとえば
>>1の公式サイトの「作品情報」にひと通り目を通すだけでもいい。
>>131 あなたの戦中のイメージも想像なだけでは
大体田舎は戦争でも何も変わってないってシーンもあったくらいだし
>>137 戦時中とあるのは2回ほど挿入される浜松と東京の空襲のシーンでは?
そのシーンに関してはちゃんとやると制作費が桁違いに跳ね上がるので
あまり責めるわけにもいかないが
笛吹川って木下監督の中では知名度低いほうで、
今回初めて映像みたけど、凄いスペクタクル作だな。
黒沢の「影武者」に匹敵するじゃないか。
便利屋の台詞で「戦争やってんのは人間ばっかりで山とか川とかはいつも通り」とか
何とかと言う台詞があるので
戦時中の田舎はそんなもんです
戦争についての映画、映画監督の映画なんだけど、どちらも描写が薄いんだよね
でも、だからこそ「やりたいことができない」っていう誰にもいつの時代にもある挫折が、
観てる人に伝わりやすいんだと思う
戦争描写、監督描写が強いと、「戦争中だから」「特殊な職業だから」ってなっちゃうから
>>141 映画監督を主人公にしておきながら映画人が全くって良いほど
物語に関わってないのが特殊な映画だな
一時的に現場を離れて(一時は完全に辞めるつもりで)いた人の、
ちょうどその時期の話がメインになってるからね。
便利屋ってしんのすけが
そのまま大人になった様なキャラだよな
>>141 加瀬がカチンコ持って「よーい、ハイッ」みたいなシーンは入れたくなるからこそ
入れなかった、というような経緯もなんとなくわかる。
原監督はそういうの極力ないほうがいいと
思うタイプだろう。
アニメ出身だから、どうしても抽象的なほうが普遍性が出ると思ってしまう。
しかし大半の観客はある程度具体的に問題点を提示ないとわからないと思う。
最近のあほな加瀬ヲタババアのことか
>>145 作りたいものが作れないってのも、子供に死んでこいなんて母親はいないってのも、
バッチリ台詞で説明されてるから、全然わかりにくい映画じゃない
パンフレットで脚本家の中島かずきだかにも突っ込まれてたけどな
もうちょいケレン味のある映画が見たいっていうような
原監督のスタンスは好きなんだけど、
あんまりストイックになりすぎると
このままだとまるでキャンバスに絵の具ぶちまけるだけの現代アートみたいな
そういう映画しか作れなくなってしまいやしないかと思うんだよなあ
澤田屋に着いたところの親子のシーンが凄かった
美しくいんだけど近づきがたくもあり、しかし誰しもが持ってる情愛の姿にやはり心打たれる
あそこだけでも観に行った価値はあった
150 :
名無シネマ@上映中:2013/06/03(月) 21:59:43.97 ID:v4eeVnof
これを機に全国MOVIXで木下作品リバイバル上映してほしいな、
池袋新文芸坐で平日じゃいけないよ。
>>150 大規模なものではないけど、既にあちこちでやってる。
仙台では31日まで『二十四の瞳』を一週間やってた。
他のMOVIXでは、複数の木下作品をかけたところもある。
>>152 明らかにクゥやカラフルのときより宣伝少ないし。
まあ予算が少ないとはいえ。
プロデューサーが自らコケたとか言うのはどうなんだ?
映画自体は良いのに、泣けてくるな
加瀬亮が二十四の瞳な宮崎あおいを見て、手をかざして構図を探るところなど
映画監督という表現者の業が出ていたね
またダイジェストとはいえ、スクリーンで見る「楢山節考」の色彩感覚、「笛吹川」のスペクタクル描写はすごかった
DVDで見ていたけれど、やっぱり劇場で見ないと映画の真価はわからないのかな
プロデューサーやけ酒飲んでるんじゃねーのか
これ
157 :
名無シネマ@上映中:2013/06/04(火) 03:31:04.76 ID:MjGAnXZc
>>153 同意。
宣伝出来なかったのも、プロデューサーの責任だろうが。最低だよな、この男。
番組や媒体で取り扱ってくれないって、もうちょっと旬な俳優とか女優がいたら違ってたかもな
そういうキャスティング含めてプロデューサーは考え直さないと
賞狙いにしても松竹がプッシュするのは
山田の東京家族だろうから日アカにはかすりもしないだろ(俳優関連はともかくとして)
>>158 それは、メインキャストのうち誰かをジャニーズにするとか、そんな感じ?
ユースケのかわりに、芝居ができる中堅どころを持ってくるとかだったら
たとえジャニタレでも納得できたかもしれない。
ただ、そういうのを原監督が良しとしたかどうかは判らないけど。
あと、要所要所に武井咲先生とかゴーリキー師匠を使うとか?
>>160 日アカは要らない。
それ以外の映画賞、あと海外で評価されれば。
162 :
名無シネマ@上映中:2013/06/04(火) 07:19:41.57 ID:RW6x4sGv
30年程前に、大阪で釣瓶のラジオ主催の『二十四の瞳』の上映会があった。
会場は、大爆笑の渦に包まれ、釣瓶に怒られたのはいい思い出。
>>161のレス番、
>>159でした。スマソ
東スポの映画賞で評価されたら、うれしいかもしれないなw
164 :
名無シネマ@上映中:2013/06/04(火) 07:35:23.78 ID:Y+IIJ3ZU
165 :
名無シネマ@上映中:2013/06/04(火) 07:47:04.57 ID:RW6x4sGv
>>164 昔の映画だから、何かにつけて貧乏臭い。だから、釣瓶としては泣くだろうな、
って思うところで、みんな大爆笑になったんだよ。生徒が出征するところや、
大石先生に自転車を送るとこは、特に大爆笑になったんだよ。で、釣瓶が怒った。
166 :
名無シネマ@上映中:2013/06/04(火) 07:49:56.15 ID:RW6x4sGv
>>164 上映会は土曜日だったんだけど、釣瓶のラジオ番組は日曜日だったんで、
その時の放送によると、映写技師の人もこんなに爆笑するとは思わなかったんで、
呆れて帰ったらしい。
>>153 ツイッター見てるとPが自分からネガキャンやってるのはどうかと
嘘でも大ヒット上映中とか言わないとね
お試しか!に加瀬亮とユースケ出てほしかったな
昨日、阿部サダオと菅野美穂が出演して、りんごの映画3回も宣伝してたw
宣伝してどうにかなるって言う陳腐な発想こそこの映画には似合わない
170 :
名無シネマ@上映中:2013/06/04(火) 11:00:22.75 ID:XeaWnTMI
てか、普通にテレビの新作紹介でやってたと、木下恵介は名前くらいしか知らない嫁が言っていたが、何か?
>>162 日本経済がまさにバブル期へと突入していく時代に
“貧しさ”“悲しさ”“暗さ”などもっとも忌避されるものだったからねぇ。
>>167 土日の興行収入見ただけでもかなり微妙ではあるが
それでも自分で言っちゃねえ・・・
あの『コドモ警察』関係者たちの「根拠のないポジティブさ」を見習うべき
いや、今の時代「大ヒット上映中」が嘘だったらすぐにばれるから
(ツイッターでも書かれてるように、最初の2〜3日でその後の上映館や上映日数が決まる)
素直に「入らなかった」と言うのは、早めに終わってしまうことを考えると、
観るのを後回しにしようとしてる人に対しては親切だよ
コケたということをツイッターで呟くことや、
自分たちの宣伝力の無さを棚にあげてることのの是非はあるだろうけど、
この人はこの映画がほんとに好きなんだということだけは伝わった
ジブリ、エヴァ、細田作品、そして何より映画クレしんのように
なぜ公開前に『クゥ』や『Colorful』を地上波でやらないんだろう?
(テレビ局制作映画じゃないからと言われればそれまでだが)
やはり口コミ・前評判で入る客層というのはミニシアター系作品を
観に来るタイプの映画ファンであることぐらい気づいていそうなものだが。
まだまだこれからですよ
桐島みたく奇跡のロングランになるかも
原恵一ファン、木下恵介ファン以外がどれだけ来るかだよなぁ
うーん、やっぱり途中の陸軍と最後のラッシュがすごくて本編の印象が薄れる
山越え、宿屋、疎開先、前後する回想シーンでちょっと散らかってる感じがするし
ユースケたちの得体の知れない方言もちょっと残念
179 :
名無シネマ@上映中:2013/06/04(火) 21:33:28.57 ID:4G0tMg4S
作品一覧の観閲式の映像に出ていた女優の名前教えてください
大原麗子?
ノベライズの化粧カバーをめくってみると…
>>175 そりゃ大ヒットしていないからだろ。
そういう映画は視聴率的にも取れないからだろうし。
しかしこれでまた原監督が不入り監督の烙印を押されてしまうのは
残念すぎる。
そうなると人気原作の映画化ぐらいしか仕事が入らなくなりそう・・・。
熱のこもったインタビュー。
アニメ界の旗手、原監督の巨匠へのリスペクト 木下恵介作品を見ないともったいない
http://toyokeizai.net/articles/-/14150 松竹は『釣りバカ日誌』みたいに、1000円均一興行とかやんなきゃダメ。
もともと1000円で観られる層に頼るだけじゃなく、それ以下の層も取り込まないと。
TVCMなし、関連書籍もノベライズだけ、なんだこの状況は。
一方ではamazonで『陸軍』などのDVDが売れ始めていたりするのだが。
都内でもピカデリーじゃなくてジジババ御用達の東劇メインだからなあ
ガラガラかと思ってたけど自分が行った時はそこそこ入ってた
あくまでも記念絡みの小品って感じなので確かに通常料金だと高い気はする
雨の場面は天気雨って解釈なのかもしれないけど
最近の映画やドラマでは大抵安易にあのパターンが多いので、
ここは拘ってメリハリをつけて欲しかった
あれじゃあ何か爽やかなんだもんw
個人的にはこの子を残しての♪にんげんをかえせ〜も見たかったけど入ってなかったな
今回参加してる山田太一が脚本書いてたけど、あえて外したのかな
あと、山下リオじゃない方の妹が後の楠田芳子なのか
これまで原監督の長編はすべて劇場で観てきて、正直今回は不安もあったけど、
まごうかたなき「原恵一の映画」で、安心した。
まぁ、俺ら以外の客は、普段から1000円で映画観られるような人ばっかりだったけど、
みんなしっかり泣かされてたし、満足したようだった。
何より一緒に行った家族が「これまで何かを観て、ジワーッときたことは
何度もあったけど、涙が流れたのは初めてだった」と言っていた。
映画そのものの世間の評価はわからないけど、俺には間違いなく今年最高の映画のひとつ。
濱田岳は、他の映画賞はともかく、少なくとも東スポ映画賞は受賞確実だろうw
>>184 思えば、『この子を残して』が、初めて俺が木下監督の名前を意識した作品だった。
もう、十二分にトラウマでしたよ、あれは。
自分が木下恵介をはじめて意識したのは「二十四の瞳」。
レンタルビデオで観た。
木下恵介が観たかったんじゃなく、「二十四の瞳」作品自体への興味。
そのあと意識しはじめ、高校の体育館で観た「この子を残して」が
木下作品だっことを知った。
なかなか観かえす気になれない内容ではあるので、ストーリーがまったく
うろ覚えなんだけど、加藤剛が担架で運ばれながら、心配する娘に豚の
鳴きまねをしておどける場面がありましたか?
映画のタイトルとそのシーンだけは、美しいシーンとして何十年も
忘れずにいた。
(記憶違いなら、この何十年はなんだったんだと思うけれどw)
原監督作品が好きでずっと追っかけてきたのも、知らずに木下作品の
ワンシーンを大事に思ってきたのも、心の中の同じ根っこなんだなと思う。
188 :
名無シネマ@上映中:2013/06/05(水) 20:02:16.53 ID:VltIqFBw
当方、「陸軍」のラストシーンに衝撃を受け
好きな作品は「破れ太鼓」と「お嬢さん乾杯」なんですが、
陸軍は、
>>94 の主題歌は流されるのですか?
(引用シーンは音楽は一切ない、と聞いたので)
また、「破れ太鼓・お嬢さん乾杯」のシーンは挿入されますか?
とても気になっているので、見た方教えてください・・
本日行われた原監督を招いての新文芸坐での上映会
大盛況だったみたいで非常に喜ばしいのだが、このノリを
シネコンで全国展開というのは(TVCMもやらないで)
いくら作品の出来がよかろうと流石に無理だと思う。
そういえば同じ松竹配給の『おくりびと』って
公開前にTVCMあったっけ?
>>187 ごめんなさい。
俺も見返してないので、細かいところの記憶はありません。
>>188 『陸軍』の主題歌は、しっかり流れます。
ラストそのものが、編集しながらもほぼそのままの形で観られます。
きょう聴いてみて、やっぱりどうも歌い手は伊藤久男さんっぽい気がします。
音楽に関してですが、『新・喜びも悲しみも幾歳月』の一部分の音楽は流れます
(大原麗子さんの、あるセリフを活かすために)。
また、『敗れ太鼓』『お嬢さん乾杯!』からの抜粋もあります。
191 :
名無シネマ@上映中:2013/06/05(水) 21:14:34.64 ID:7sqSS94i
>>190 ありがとう! 「陸軍」の神曲がついに最新のシネコンで見れるのねw
それにしても、あの行進シーンで不思議なのは、
進軍するのは実際の兵士だとしても、あくまでロケ協力
の筈なのに、旗を振る福岡市民たちは誰もカメラを意識していないし
田中絹代が目一杯の演技をしてるのにw
群衆は目もくれない。 これは全く不思議です。
どうしてこんなに凄い画像が取れたのか??
後年の円谷東宝特撮なんて避難シーンで笑いながら走る群衆
なんて幾らでもあったのに・・
あの迫真の市井の人たちの演技は一体・・・
>>191 それ気になった。
途中からあれ合成?実際の出征の記録映像に被せてるの?とも思ったけど
田中絹代と旗とか人触れ合ったりしてるしなあ
最初はめっっちゃ人おるやん!ってびっくりしたが
その不思議さが気になった。
>>190です。
まずはもちろん、
×敗れ太鼓
○破れ太鼓
ですね。スマソ
既にamazonではよく売れるようになってきてるけど、俺もたまんなくなって
ポチりましたよ、『陸軍』のDVD。
行ける範囲のレンタル屋のどこにもないし、宅配レンタルも契約できないし、
買うしかないのです。
それにしても、パンフは秀逸だなぁー。
関連書籍が出てないに等しい分を、ほぼこれ1冊でカバーしてる。
観る前に買っちゃっても問題ないですよ、これ。
ちなみに600円。
観終わってから、ノベライズで浜松の地名や方言、固有名詞を確認
方言で???ってなったところが、あ、そういうこと、みたいな。
>>191 長部日出雄の「天才監督 木下恵介」によると
テストと本番を繰り返すうちに、だんだん撮影に参加している人たちが本気になって
ついにはスタッフも万歳万歳してしまったそうだ
群集心理なのかねえ
戦争中に撮影したとはいえ、あれだけのセミ・ドキュメンタリーになったのは
木下恵介はじめスタッフの力だけでなく、当時の人々の思いが出ているんだろうなあ
撮影のあとにロケに協力した連隊は、一ヶ月後、映画と同じ道を行進して出兵していったんだと
800人ほどの連隊のうち、帰国できたのは数十人だったらしい……
貴重な記録映像だよ
観てきた
すごい映画だわ
客入りが悪いのはもったいないな
クチコミで盛り上がるといいんだが
自分も「陸軍」ラストの行軍シーンは、どうやって撮ったのか疑問だったが
答えがパンフレットに載っていたよ
「撮影は、福岡の中心の大通りを交通止めにし、西部軍司令部と市内の国防婦人会や
国民学校(小学校)の全面協力の下に行われ、その現場で発揮された
恵介の演出力は実に恐るべきものであった」
今日発売の週刊文春の映画評では
全員満点三ツ星を付けてるね。
週刊文春の満点は星5つじゃなかったか?
星5つが満点だね
>>198-200 週刊文春のシネマチャートは星5つが最高の筈。
(おすぎが降板して変わったのかしらん?)
こちらは発売が明日なのでどなたか誰が何点投じたか
どうか教えてください。
>>205 品田雄吉 中野翠 芝山幹郎
斎藤綾子 洞口依子
全員三ツ星。
207 :
名無シネマ@上映中:2013/06/06(木) 10:19:07.02 ID:f5r8QOUN
>>206 おいおい、嘘書くなよ。
先立ち読みしたが、4人4つ星、2人2つ星だったぞ。
名前まで記憶してないので、
帰りに買ってくる!
文春の映画評を参考にして映画を観に行ってた頃が懐かしい。。。
今は自分で決めてるけど
『陸軍』まだ発送されないんだ是!
早く届いてほしいんだ是!
珠玉の短編小説を読んだかのような映画でした。
木下恵介が母親の顔を拭くシーンから、ずっと泣けた。
最後の木下作品フィルムシーンは、ほとんど白黒なのに、色が見えた。
平日のシネコンは年配者ばかり10名程度(ここでは普通)。
映画冒頭からすすり泣きが聞こえてきた。
帰りは当然カレーライスを食った。
ココ壱あたりとコラボすればいいのに。
>>207 中野翠はサンデー毎日で絶賛していたので、高評価だと思う。
このスレは嘘つきが多いのか?
文春、星4つと星3つだったぞ
大絶賛してる人もいないかわりに否定的な人もいない、まあまあみんな好意的って感じ
212 :
名無シネマ@上映中:2013/06/06(木) 23:32:07.22 ID:cg1CWDws
田中裕子には喋らせないで欲しかったな
そこ以外は不満はない
雨のシーンや秋景色なのは気にならなかった
文春にもあったけど確かに音楽はちょっとあってなかったかも
普通の映画に比べたらむしろ押さえ気味なのかもだけど、この映画には大仰に聞こえる
215 :
チラ裏すまん:2013/06/07(金) 00:51:57.11 ID:l75R0k1p
自分の地域、6/13までは上映スケジュールが出てるけど、
14日以降も続映するか心配だ。微力ながらオレも応援するけど
地元の人間も知らない浜松の木下恵介記念館
波の音や鳥の鳴き声と音楽がかぶっててどっちつかずな違和感があった
>>210 『週刊文春』最新号シネマチャートは(今日発売なので)未見だけど
中野翠が『サンデー毎日』で高評価とは意外だなー!
日本映画のウェットな要素をもっとも嫌うタイプだと思っていただけに。
低評価はたぶんクール&ドライを売り物にする芝山幹郎あたりか。
扱う題材の割にジメジメ説教臭い話になってないとこが
スレで評価高い理由じゃないかな
これは監督の腕だと思う
220 :
名無シネマ@上映中:2013/06/07(金) 18:24:51.19 ID:df51gY4j
今 BSスカパーで
陸軍を無料放送中
221 :
名無シネマ@上映中:2013/06/07(金) 23:01:56.69 ID:bNA66ZAB
原監督はカラフルでも「こんな飯食ってる場面ばっかの映画でいいの?」
なんていってたからな、日常の細かい場面を丁寧に作ってるが、見せ場みたいな
モンはサラっと流す感じなんだわ。
全体的に良く出来てても地味で客受けはしないんだよな、
「クレしん」はそれをしんのすけ一家と脇役でアクションが出来たんだが
オリジナルになるとそれができないのがキツイ。
丸尾みほさん(『カラフル』脚本担当。原監督とはもともと、長いつきあい)が書いた
ノベライズが素晴らしすぎる件
とりあえず、映画観て感動した人は必読。
とだけ。
>>222 そうなのか。買ってみよう
映画が素晴らしかったんで、逆にノベライズに手を出しにくかったんだよな
読みやすくて、映像が目に浮かんで来るような感じは脚本家だからかな。
映画観てノベライズ読んで、また映画観に行きたくなった。
226 :
まだ気づいてない人のために:2013/06/08(土) 10:46:30.63 ID:Ve8EBAWA
大阪駅探偵(141)14:30△
〃 俺俺(113)12:40△
〃 グランドマスター(113)12:45△
〃 はじまりの道(113)14:10△
オレも三度目見に行って貢献してきます
今日 24:00〜24:25
BSジャパン 「シネマアディクト」
木下惠介&はじまりのみちスペシャル
229 :
名無シネマ@上映中:2013/06/08(土) 19:07:44.24 ID:MxGrTgoV
今日見てきた。
入りは少ないうえに中高年客ばかりw
若い人にこそ見てほしい映画なのにな。
木下恵介作品はほとんど知らない妻も大感動して
木下作品見たくなったねと言っていた。
・木下八兄弟は存命なのは木下忠司と楠田芳子だけなのかな?
映画内で忠司について全く台詞の言及もないのは違和感。
(史実では出征中だったが)
・リアカーは時間も掛かるし画面で見ても揺れが激しいし
雨に濡れるしバスよりも安全に搬送できるとは到底思えない
ま、リアカー使わないと映画にならないがw
・木下監督が「中国に出征」していたのは初めて知った。
戦時中に「中国」なんていう表現は有り得ない(当然、支那)
ま、これは現代の作品だからやむを得ないが。
・「陸軍」のインサートはタイミングといい神レベル。
民間人も兵士も現代とは顔つきが違うし、本物のの兵士による
行軍シーンは迫力が全く別次元。伊藤久男の主題歌も神がかっている。
一か月後に出陣した兵士はほぼ全滅、博多の街も翌年には
焦土廃墟と化した現実を知ってみると、なおさら胸に響く。
・出征する息子を演じた星野和正さんは、今回の作品を見て
どう思われているのか、ぜひ聞いてみたい。
たしかに陸軍の使い方は絶妙だったな
全然知らなかったけど、涙が出た
231 :
名無シネマ@上映中:2013/06/08(土) 19:10:54.34 ID:MxGrTgoV
あ、あとユースケサンタマリアは木下恵介の兄役なんだが、
どうにも木下忠司さんにそっくりなのに驚いたw
232 :
名無シネマ@上映中:2013/06/08(土) 19:12:24.51 ID:MxGrTgoV
>>230 うん、映画館でも中年婦人の咽び泣く声が聞こえました。。
233 :
名無シネマ@上映中:2013/06/08(土) 19:26:23.58 ID:MxGrTgoV
あと、忘れないうちに書きなぐっておくがw
・楠田芳子は藤村聖子が演じていて登場しているのですが、
役名は「木下芳子」なのに映画内で着ている着衣の名札
には「楠田芳子」と書かれている。調べてみたら当時
すでに楠田キャメラマンと結婚していたんだな。
なのに何故役名は「木下姓」なんだw まぁ、どうでも
いい事ですが・・
・ムリとはわかっているが音楽が木下忠司さんだったらなァ・・
終盤の木下映画メドレーで「喜びも悲しみも幾年月」で
大原麗子のあるセリフ流すために、ここで初めて木下音楽
が流れるのだが、当該映画は見ていない私でも一瞬で
懐かしい木下BGMと瞬時に判った。とにかく全編で
流れている富貴BGMとは風格も質感もレベルが段違い
でした・・
キショイ
235 :
名無シネマ@上映中:2013/06/08(土) 19:54:32.32 ID:cfgMeHo6
>>229 サンクス。明日見に行く気になってきたw
伸太郎少年、今も健在で映画館で若い日の自分を見ててくれたらいいなあ。
昨日観てきた(PM19:00の回、田舎のシネコン)
お客は私を含めて2人だけ(orz)
次回作はどうなるんだろう?
初の実写監督&低予算内であれだけのものを作って
今回もいろいろ受賞が予想されるので、次の
プロデューサーがつかないなんてことだけは
絶対無いと思うけど…。
「何が当たるか最初からわかっていれば僕ら
(漫画雑誌編集者は)苦労しないよ、ははは」は
『バクマン。』の服部さんの台詞だが、よい意味での
商売っ気ももう少し必要なんじゃないかなぁと思った。
今日MOVIX伊勢崎で観てきました
監督の舞台挨拶があって、初めて原監督を拝見
パンフにサイン書いてもらいました
>>236 トークショーで、次のアニメ作品に取り掛かっている…という発言があったと思うんで、
次回作は心配ないと思う(アニメが劇場かTVかそれ以外なのかはわからないけど)
>>237 原監督って帝都大戦の魔人加藤みたいな人じゃない?
あと007シリーズのジョーズにも似ている
>>229 バスの件だが、プログラムにこう書いてある。
恵介は脳溢血で寝たきりの母たまを、
木炭ガスを燃料としていたその頃のバスで、
遠い山奥の喜多村勝坂まで運ぶのは無理と判断して、
リヤカーで運ぶことにしたのだが、
父周吉と他の家族が乗ったバスは山道では揺れ通しで
坂が急になると降ろされた乗客が皆で後押しをしなければならず、
恵介の判断は正しかったことが解った。
>>236 自分が原恵一の名前を意識したのは
クレしん映画の「ブタのヒヅメ大作戦」で、
コメディとしてもアクション映画としても、最高におもしろいと思った。
あれだけのエンターテインメントが作れる人なのに、
すっかり地味な作風になって、なんか勿体ないなー
原恵一がインタビューでアニメのドラえもんについて
漫画は好きだがアニメのドラえもんはあまり好きではない、原作のよさがあまり出ていない、
スタッフもみんな所詮は仕事でやっているのかとがっかりした
特に映画版だからといって、かならず派手なアクションや感動は必要ないのでは
みたいに語ってて、原さんらしいなと思ったんだけど
でも原さんはもうちょっと「仕事」と割りきって、ある程度は派手な見せ場を織り込んで映画作ることもしてほしいかなあとも思った。
>>227 大阪ステーションシティと新宿ピカデリーはどんな映画でも割と入ってくれる映画館
松竹なのに新宿ピカデリーでかけられないって珍しくね?
ここ数作観ていて、このままだと悪い意味で「第二の高畑勲」になっちゃうな、
と思ってたから、ここで実写、それも敬愛する木下監督についてのものに挑んだ、
というのは、原監督にとっても観客にとっても、幸福なことだったと思う。
木下惠介という映画監督のフレキシブルさだとかラジカルさを再認識することにより、
原監督のこれからにもよい影響が生じてくれることを、祈っております。
>>236 プロデューサーはいくらでもついてる
問題はスポンサー探し
あと原本人のモチベの問題
さっきコンビニで文春みてきたけど、
シネマチャートに「はじまりのみち」、となりのページでは木下作品「日本の悲劇」。
見開きで木下恵介プチまつり、開催中!
248 :
名無シネマ@上映中:2013/06/09(日) 11:13:16.95 ID:cinYFFdE
エンディングで現在の澤田屋旅館とかトロッコの線路跡が
紹介されるが、
という事は本編映像は全てCG補正だったということ?
リアカー道路もガードレールとかが実際にはついていたし・・
結構なSFX映画、という事かw
それにしても、もう少し潤沢な資金があったら
陸軍のラストシーンも新撮で制作可能という事なんだよな。
カラー・ドルビーサウンドで当時の街並みが再現されて
現代の役者やエキストラが行軍・応援、田中絹代のそっくりさん
が走り、チャゲ&アスカがあの主題歌を歌う・・
恐るべし、技術革新。
CGよりロケハンした方が安上がりかと思います
250 :
名無シネマ@上映中:2013/06/09(日) 11:51:07.31 ID:gNvayED6
>>249 当時の福岡市街地はロケハンでは再現不可能。挿入歌の伊藤久男さんも故人なのでチャゲさん
に歌ってもらう、という事だろう。あの歌詞では現代の社会通念上難しいかもだが。
ああすまん、皮肉っぽく言わないほうが良かったか
前半部分の本篇の話ね。全部ロケだよ
252 :
名無シネマ@上映中:2013/06/09(日) 13:37:17.53 ID:LDXt/XaY
だ れ が 見 る の
こんなの!
つうか同じ場所をそのまま同じ所で撮ってると思うなんてよほど純粋な子ね
現代劇だって例えば東京という設定で埼玉やら千場で撮ってたり普通のことなんだが
254 :
名無シネマ@上映中:2013/06/09(日) 13:46:17.84 ID:zMJeMWAo
陸軍のラストシーン撮影は、実際に福岡市橋口町で行われ、陸軍・国防婦人会・国民学校の全面協力で動員された。
翌年には空襲で廃墟と化しているし、ロケ出演した軍人は数十人しか帰還出来なかった。
当時の事情も調べずして軽々しい妄言を吐くものじゃない!
マジレスもなんだがCGを駆使しても陸軍のラストシーンを再現はできないよ
>>243 原恵一は藤子・F・不二雄が好きだからね
ドラえもんの各話演出のときもベテランのアニメーターともめたらしいし
エスパー魔美でブルーハーツ流そうとして
却下されたけどどうしても流したくて随分揉めたとか
結構頑固なエピソードあるよね、監督
今日、大阪なんばパークス1330の回、プレミアムスクリーンに昇格してるのと
ほぼ満員なのにはうれしい驚きだった。
おかげでやはり多くの人たちと一緒に笑って泣けた
*リヤカーの田中裕子の表情が映ったとたんに、もう鼻をすすってる人がいた!
*宿屋の人たちが、母と子の姿いココロ打たれてるシーンでの
浜田マリの表情は何度見ても面白い。タマシイをもってかれてる
表情とでもいうべきか。
*ピークはやはり、手紙のシーンだと思うが、隣の人は「陸軍」の田中絹代の方に
より強く反応していた
260 :
名無シネマ@上映中:2013/06/09(日) 17:19:50.69 ID:IO/bxow9
この映画、福岡市橋口の映画館でも掛かっているんだろうか?
ロケ地の大スクリーンで見る陸軍は感無量になりそうだ。。
原恵一監督もすでに次の作品に取り掛かってるみたい
新作発表はまだだが、アニメの絵コンテを書いてるらしい
さすがに実写は疲れたか
>>247 映画評論家の春日太一さんが、試写で観た『はじまりのみち』に
感動して「6月の『週刊文春』の連載は木下作品と『はじまり〜』
で行こう!」と興奮気味にTwitterに書いておられたっけ。
(くわしくは春日さんの数ヶ月前のtweet参照)
エスパー魔美星空のダンシングドールをとっととDVD化して欲しい
すくなからず固定ファンはいるのに、ブレイクの手前で
足踏みしている感はあるね、原作品。
>>258 私の住む四国では高松でしか『河童のクゥ』上映しなかったので
なんばパークスシネマまで観に行ったのがよい思い出になっています。
(『クゥ』も7月末に公開したころは入りが悪かったのに、8月のお盆の
頃になるといくらかお客が増えた過去があるので『はじまり』もせめて
制作費回収までにはこぎ着けるといいんだけど…。)
前作、「カラフル」が、イジメ、自殺、不倫、という重すぎるテーマだったからねえ。
「蛍の墓」がトトロと2本立てだったときみたく、ヘビーさを和らげる、併映作品があったらよかったかも。
それこそ、「星空のダンシングドール」みたいな短編とか。
クゥ、は、封切り初日に行ったら、けっこう入ってて、安心したんですが。
ソフトは結構売れてる気がしますね。ワタクシもDVDとブルーレイを持っておりますです。
>>263 地味なやつが一気にソフト化されるには、新作で一発でかいのが欲しいとこだろうか
>>265 「火垂るの墓」ね。
268 :
名無シネマ@上映中:2013/06/09(日) 20:52:15.85 ID:7vcfG8Gl
>>260 昨日、中洲大洋劇場で観たよ。
木下恵介監督の予備知識ほとんど皆無の状態で観たので、
帰宅してネットで調べてロケ地が福岡中心街と初めて知った…
知っていれば昭和通りに寄って当時に思いを馳せ、
感無量になりながら帰ったんだが(泣
269 :
名無シネマ@上映中:2013/06/09(日) 21:50:00.08 ID:VFicxQM1
>>268 福岡の地で本作を見れただけでも、十分に感無量環境だよ。
昭和通りにも映画館はあるのか?
上映中に福岡に行けたら、先ず主題歌歌いながら道路上を行進して、次に歩道を田中絹代走りして当時を偲びたいorz orz
むしろリヤカーのルートをたどりたい
>>243 このガッカリしたドラえもんはたぶんTV版のことだと思うけど、
原恵一が演出したドラえもんは、動きまくってるしスピード感あるしで、凄く面白いよ
最近のドラ映画は評判いい作品もあるみたいだけど、藤子・F風味がだんだん薄くなってきてるから
一度、原恵一に監督してもらいたいんだよなぁ
原恵一の監督で仕事した水島努監督
今でこそ水島監督はエキセントリックな演出ばっかり(いい意味で)だけど
原監督だって水島監督に負けないぐらいなんだよね
・ドラ演出の時そのスピード感ある演出が作画スタッフと対立を起こしたり
仲裁したのは総作画監督の中村英一氏
・魔界大冒険は細かいセリフの調整などが、芝山監督の知らないところで行われていたみたい
それをこの前のトークショーで初めて知った芝山氏曰く「そのうちひっぱたいてやる(笑)」
・ブタのヒズメでお色気に三石琴乃を起用した理由は“エヴァ”にはまってたから
このスレで教えてくれた、映画のノベライズを読了。
このノベライズ小説における、母たまが陰で応援していたりする描写や、
恵介の荷物の中に、母の愛情を示す内容物があったりする描写には
泣かされた。
こういう細やかな描写は原さんの撮影前の脚本にもきっとあったような気がするが、
原さんはあくまでシンプルな演出に徹する>なんと過激な!
そういう、もうすこしだけ見てみたい、映画の描写のほんの少し先を
この小説は味あわせてくれる。
オススメです。
>>273 ノベライズ著者丸尾みおさん
「カラフル」「ドラえもん初期〜中期」の脚本書いた人
>>273 ノベライズにあって本編にない場面は、主に予算の問題からカットされたのだと思う。
ただ、それが結果オーライになった部分もある。
<TVオンエア情報>
6/11(火)
日本テレビ「スッキリ!!」
よしひろまさみちのおすすめ映画ランキングコーナー
加瀬さん・ユースケさん・濱田さん3ショットインタビュー
オンエアとなります!
はたして『はじまりのみち』は何位に選ばれるのか?!
3ショットインタビューも必見です!
戦災で焼け野原になった描写がないと無茶を言っていた人がいたが
(撮影期間1ヶ月!)『日本沈没』('74年のほう)なんて
取り壊し中のビル現場でロケした場面を大震災後の東京に見立てて
使ってたぐらいだからなぁ。
279 :
名無シネマ@上映中:2013/06/10(月) 20:20:37.29 ID:JlXSntfT
>>278 今回もしっかり、戦災地を歩くシーンあったよね。
一体どうやって撮ったのかね?
時間も金もなかったのに。
燃えたビルの下を恵介が歩いてたよな。
実は
>>277は、映画の公式FBからもらった情報なんだけど、
この映画単独の情報源がFBしかないのは、ちょっとどうかという気がする。
ツイッターアカウントは「木下恵介生誕100年」のやつが兼ねていて、
映画の感想のリツイートぐらいしかなくて役に立たないのでフォローやめた。
こういうところひとつとっても、松竹はダメだと思う。
加瀬亮と濱田岳が川べりに腰掛け、濱田岳が「陸軍」について語るシーンが良かった。
濱田の話し方、加瀬亮の表情とも絶品。
劇場もすすり泣いていた。
役者に穴がなかったな
斉木しげるまでうまく見えた
>>280 他の人の感想をRTしまくる公式はだいたいウザいだけだな
そういうのはTL埋まるからフォロー外してしまう
最後の方まであんな役者いたっけと思ってた>斉木
いい意味で空気だった
生誕百周年とかいうくせにショボい予算だしもともと負け戦のつもりなんだろ
『スッキリ!!』で、映画ライター・よしひろまさみちさんが
「今年前半の邦画No.1!」と絶賛。
しかし「年間500本観る」「おネエ系映画ライター」って………何者?
………いや。
そんなことはどうでもいい。
ほめてくださって、どうもありがとう。
TBSのNEWS23をチェック!(新文芸座の原恵一監督トークイベントより)木下惠介監督の『二十四の瞳』に子役で出演された方々と原恵一監督が一緒に『はじまりのみち』を鑑賞するとの企画があったが、
それがテレビ(NEW23)で取り上げられたそうだ。12日(水)予定。変更もあり。
ttps://twitter.com/K_Hara_AnimeFan
近所のシネコン、土曜日から上映回数が1日4回→2回上映に。
第1週は1日5回上映だったので、これはいささかヤバい。
とにかく、未見の方は大至急劇場へ。
これを封切りで観た、というのは、後々自慢になりますよ。
>>291-292 改めてありがとう。
『はじまりのみち』のテレビスポット(CM)って観た人いる?
『クゥ』『カラフル』はテレビ東京系のアニメ枠(夕方と土曜朝)で
観たんだけど…。
あとヤフオク!で使用済み半券が500円前後で落札されているのに苦笑。
(まぁ私も地元のシネコンが前売りやらないので、同オークションで
全国共通鑑賞券落札したのであまり大きなことは言えないのだけれど。)
>>294 入りがいいのか、劇場の人が気張ってくれてるのかは判らないけど、有難いね。
ただ、ランキングでは2週連続で10位圏外なので、危機感を持つことは必要。
>>297 いや、めんどくさいからいいわ、もう。
だいたいの『はじまりのみち』情報は、木下監督生誕100年公式Facebookでわかるし。
って、今書いてて思ったけど、
同じ木下100年でも、ツイッターとFacebookって担当者が違うのかもしれないな。
なんだか連携もクソもない感じだし。
299 :
名無シネマ@上映中:2013/06/11(火) 21:00:48.12 ID:tL5yAhP8
城戸四郎が善人として描かれているのに超違和感w
史実知っていたら、有り得ねぇんだけど、
まぁ、現松竹社長が城戸四郎の孫だから仕方ないか・・
(しかし何で姓が違うんだよ、孫なのにw)
300 :
名無シネマ@上映中:2013/06/11(火) 21:17:32.97 ID:rWYK72B8
この映画で悪人を描いてどうすんのさ(笑)
便利屋さん、大盛カレーライス食えて良かったな°・(ノД`)・°・
>>299 リアルにこだわったらそれこそ、木下監督は「グレーゾーンの人」ということにw
小津と木下を擁して大船の全盛期を築いた大プロデューサーであることは疑いないしな
>>301 木下監督はグレーゾーンではなく、完全に・・・だろう。
俺ももう1回見にいきたいなあ
新宿バルト9かピカデリーでやってたらいいのに・・・
305 :
名無シネマ@上映中:2013/06/12(水) 04:56:27.26 ID:Q6k9VSQZ
>>303 それはゲイなだけでしょ?
映画でもマザコンぶりと、便利屋との対照で女への無関心は描写されていた。惜しむらくは、24の瞳につながる例のシーンで美少年の子を呼び寄せて、頬を密着させて可愛がるシーンとか挿入出来れば完璧だった。
寂しさを紛らすために散歩してた訳だし。
もう最高だった 涙が止まりましぇん…っと書きたいところなんですが
うーん なんだかなあ
一本の映画として成立しているのかどうか というか
松竹の思惑が透けてみえてきちゃうんだよねえ
どうです?我ら松竹では木下作品を豊富なラインナップで
DVDとブルーレイ販売してまっしぇー
みたいな思惑
何か残念な作りの一本
>>305 宮崎あおい「おまわりさん、こいつです」
>>306 あの構成は松竹のというより、原監督自身の意図。
もちろん松竹の思うツボ、という部分はあるだろうが。
あの名場面集の構成・編集に一番時間がかかって、当初は20分ぐらいになり、
切り落とす作業が本当にツラかった、と、原監督は語っている
そういう穿った見方をすればニューシネマパラダイスも映画会社の宣伝にしか見えないだろうな
「天才監督 木下恵介」にあった
木下監督が高校時代に仲のいい同級生(もちろん男)と
手を繋いで登校していたというエピソードを読んで
「タモリのボキャブラ天国」の「あるよ/その気あるよ」という
フレーズを思い出したw
腐女子に媚びる必要はまったくないと思うけど、やはりある程度の
サービス(いくら市井の普通人という役柄でも、映画もアニメも
フィクションは主役が美男・美女じゃないとはじまらない)は必要で
今回(松竹サイドからの推しもあって)加瀬さんが主演というのは
前進かなぁと感じた(アニメのほうでもキャラクターデザイナー&
作画監督でいいパートナーが見つかると本当にいいんだが)。
監督が各地を舞台挨拶で廻ってるのは偉いな。
濱田は「自分は河童だと思って演じてた」らしいね。
>>309 河童のクゥのキャラデザインは、完全に原監督の意図的なものだよ
わざわざ、可愛らしさを消してる
宣伝見てたら、もっとリヤカー引いた道中をメインにした感涙どばーって話
だと思ったけど、よかった。
ゴールデンスランバーのキルオ役も大好きだけど、
浜田岳っていい俳優になったなぁ。おかげで各所で笑顔にしてもらえた。
でもラストの木下監督作品紹介が長過ぎ。
さっきまで泣いてたのに、冷めてしまった。
途中から、私は何を観てるんだ?って気になった。
そこをもう少し短くまとめていれば、あぁ戦争・不遇を乗り越え
自身が思い描く作品、見る人を楽しませる作品、いろんな映画を
世に送り出してきたんだなぁと思えるのに。
最後は
>>306と同じ気持ちでした。
生誕100年記念なのはわかるけどさ(植田正治と同じだね)。
ちょっと惜しい映画。
>>295 製作委員会に名を連ねている、CSの衛星劇場では、スポットCMや記念特番で
宣伝しています。
今晩のNEWS23のように、地上波でも、ガンガンとりあげてほしいもんだが。
>>314 地上波でスポットCMやナビ番組やんないと意味ないのにね。
他の映画だとウザくすら感じるけど、いざそれが「ない」となると……。
316 :
名無シネマ@上映中:2013/06/12(水) 20:00:24.32 ID:dJSF/YEC
317 :
名無シネマ@上映中:2013/06/12(水) 21:30:23.86 ID:sY+hOqXD
>>281 パンフのどこにも書いてありませんが・・
それより、さらっとパンフに
「便利屋は実在の人物で後年木下恵介はテレビ番組で再会した」
というくだりが気になった・・
存命なのだろうか?? この人の情報ってありますか??
318 :
名無シネマ@上映中:2013/06/12(水) 21:41:37.68 ID:sY+hOqXD
↑ すいません・・パンフに書いてありましたorz
廃工場だったんだね
>>306>>313 同意
最後の方の作品見せる所はエンドロールとかぶせてしまえばいいのにと思ったな
木下監督をリアルに知ってる世代にはいいだろうけど
直接知らない世代は過去作品に時間さくよりも本編をしっかり見たかった
『 人 間 の 幸 福 と 平 和 を 希 ふ 』
(『二十四の瞳』台本・冒頭のページより、
「企画意図」)
NEWS23の特集中、数少ない収穫でした。
>>320 ×「企画意図」
○「製作意図」
失礼致しました。
322 :
名無シネマ@上映中:2013/06/13(木) 09:17:21.75 ID:eFQBnB8L
きのうのニュース23どんな感じでしたか
働いてて見られませんでした
映画「陸軍」の胸打つラストシーンを「はじまりのみち」の劇中で
初めて見た。
これは是非、全編を見たいものだと思ってたら、CSの衛星劇場で
木下恵介特集の中で見れることを知り、早速加入し、見てみた。
最初のタイトルに「陸軍省協力」がある通り、戦意高揚のフォーマットの作品だが、父親役の笠智衆も母親役の田中絹代も気弱な息子を優しく、時に厳しく育て上げる。このあたりのシーンは静かでリリカルで微笑ましい。
しかし、息子が入隊できた時、笠智衆は「天から貰った命だから天に返すことに躊躇するな」と、さらっと言う。
「立派に死んでこい」なんてのよりはマシだが、「はじまりのみち」を見た今では、ここまでの戦意高揚のシーンは、ラストシーンの為の前フリに思える。
下手したら、二度と会えなくなるかもしれない息子を出征する兵士たちの中に必死に探し出し、手を合わせて祈りをささげる母親。
軍の検閲時には、きっとこの母の姿を、「立派に務めを果たす」事を祈る姿として、通したのだろうが、どう見ても、無事に生きて帰ってくることを祈ってるように見える。
だから、軍部に睨まれてしまったんだけど。
原恵一さんが、木下恵介を「二十四の瞳」の叙情だけの人でなく、過激な作風でもある人というのがよくわかる。
オススメです。
>>322 名も無き庶民の生活と幸せを願い、見つめた木下恵介は戦争で一番傷つくのは庶民だと
知っていた。そんな思いが二十四の瞳を生んだ、、、というナレーション
「はじまりのみち」の紹介は、「陸軍」で軍に睨まれたあたりを取り上げています。
映し出されるシーンは、「陸軍」のラスト、城戸四郎とのシーン、雨の中のリヤカー、
河原で便利屋君に「立派に死んで来いなんて言う母親はいない!」というシーン、
そして、来光を拝むシーンの後、子役たちの今の姿に続いていきます。
下手糞な説明ですみません。
326 :
名無シネマ@上映中:2013/06/13(木) 18:22:30.33 ID:mKGpMEA1
>>319 あのリヤカーの旅こそ過去作品のオマージュそのものなんだが
映画として成立してるかどうかという意味ではあの作品紹介の仕方は長すぎるんだよ
>>327 返事は早いけど「成立…」とか言ってる意味が判らねえや
あんたに取っては「間が持てませんでした。」ってことでいいんかね?
>>328 自分で書いたわけじゃないが
>>313さんが言ってる内容まんまなんだが
自分は過去作品のハイライトに比重置いて見たかったわけじゃなかったから
映画なんて色んな観方があっていいはずだし自分は長く感じたからそう書いただけ
2/3ぐらいはエンドロールと被せても良かったな
現在情報はDVDのオマケでいいだろ
画だけ見せられても物足りないし
331 :
名無シネマ@上映中:2013/06/14(金) 18:19:13.09 ID:N1VYBRGn
いろんな意見があるんだな・・
オレは木下恵介作品を見たことのない嫁と見に行ったのだが、
嫁は「陸軍」も含めた木下作品紹介シーンが一番感銘したみたいでw
お嬢さん乾杯のあのイケメンは誰?
破れ太鼓の楽しい親父は誰?
とか思いながら見て、鑑賞後関口宏や田村正和の父と知って
その話題で小一時間盛り上がったw
早速木下作品のDVD借りるとか言ってるし、
もっと長時間見たかった、と言ってた。
やはり人それぞれなんだなぁ
佇んでる佐田啓二が中井貴一そのまんまだったのはちょっと驚いた
急にアレじゃなくてそういう意見もあるってことでしょ
どんな映画でも絶賛ばかりなわけない
見てる年齢層に偏りありそうだし
木下作品紹介中に涙が乾いて丁度良かった
>>332 「アレ」ってなに? 自演してる人のこと? どれ?
337 :
名無シネマ@上映中:2013/06/15(土) 07:40:37.05 ID:T/cObw4j
立川シネマシティで、監督のサイン貰った。
とても嬉しい!
濱田君良かったわ〜
何か不気味でエキセントリックな役が多くて微妙だったんだけど
今回のは好きだな
原恵一監督作品って面白いし評価も高いのに興行的に弱いのがネックなんだよね
空襲シーンが間接的にしか描かれなかったり
季節感の描写がいまいちなのが残念だ
予算をふくめて待遇がよくなかったんだろうな……
こういう作品こそ、しっかりと金を出してていねいに作ってほしいわ
お金出してるのが松竹と原監督のパトロンのサンライズと
地方紙の静岡新聞だけだからね
今の製作委員会方式で金集める方式の中でも貧弱すぎる
空襲シーンは必要なかったから結果オーライ
というか、予算ないぐらいのほうが持ち味出せそう
石塚慶生Pのツイッター、ひとしきり愚痴ったあと鍵かけちゃってそのままだね
加瀬と田中の顔がよく似てるのは、あえてのキャスティング?
儲け役は何と言っても濱田君だし、加瀬や田中の上手さは予想できたけど
ユースケも非常に良いなと思った
345 :
名無シネマ@上映中:2013/06/16(日) 17:27:46.63 ID:y5TLW7Di
空襲シーンが……というより
戦時下の映画なのに人が死ぬ場面がない
なぜか?解っているのかな
>>345 「誰もがいつ死ぬかわからない」という状況下である、ということはわかるように
作ってあったし、「空襲があったんだな」とわかるシーンも、ちゃんとあった。
というかあの映画で、誰かを死なせる必要ありましたっけ?
>>340 起『河童のクゥと夏休み』承『Coloruful カラフル』転『はじまりのみち』
ときて結に何か意外かつ納得できる作品が来るといいんだけど。
イメージが固まっちゃうと(原監督の支持者以外を除く一見さんが)
色眼鏡で見ちゃう恐れもあって…難しい…。
>>347 もし『カラフル』の次もそのままアニメだったら、
本当に「(よくも悪くも)高畑勲の後継者」みたいになっちゃってた恐れがあった。
いろんな偶然が重なったとはいえ、ここで実写長編の仕事が来た、というのは
原監督にとっても、その作品をずっと観てきた我々にとっても、よかったと思う。
観て来た。
正直俺にはあわんかった。
河原のシーンは良かったが、加瀬演じる木下監督の葛藤がなさすぎた様に思えた。
もうちょっい木下監督が映画に見れんがある風にしても良かったと思う。
構図も窮屈で、奥行きがなくて平面的。
バカバカカット割る作品じゃないにしても、同じ様な構図ばっかりなので退屈に思えた。
濱田岳は最高でした。。
>>348 なんかよく言われてたな
宮崎駿の後継者が細田守、高畑勲の後継者が原恵一
それ以外の今後のアニメを引っ張っていく人材に湯浅政明、新海誠
あの時は何とも思ってなかったけどこれって結構的を得てるな
>>350 頼むから、ジブリなんていう最低最悪映画スタジオを比較にださにないでほしい。
>>350 ちょっと前までは、そういう認識で合ってたんだろうけど、
細田監督が『おおかみこども』まで行っちゃって(しかも当ててるし)、
一方の原監督は(もちろん、必死になって取り組んだはずだが)
実写を手がけてリフレッシュというか、ひと息ついたような感じになったので、
今後両者の作品ががどうなってくのか、ちょっとわからなくなってきた。
楽しみな部分も大きいけどね。
加瀬亮鼻水垂らして熱演なんだけど
なんかいまいちってのも分かる気が
文春に「過不足ない演技」って書かれてて、確かにそうだよなあと思った
>>350 無理やり当てはめてるだけでどれもピンとこないよ
355 :
名無シネマ@上映中:2013/06/17(月) 07:58:17.55 ID:Nzjijq6f
寺脇研のツイッターでのつぶやき
「「はじまりのみち」。単調。「陸軍」で軍部から睨まれ次の作品が流産したといっても、
それが特攻隊映画というのでは戦意高揚映画に対して木下が持つ意識に疑問を感じる。
特攻隊映画が撮りたかったのに挫折したから監督を辞める?
映画に対してより戦争に対して何を思っていたのか、そこが重要だろう。」
寺脇研も「戦争」を重要視してるんだけど…まぁ、重要なのは当然なんだけど、
「はじまりのみち」の中では、戦争に対して何を思っていたかよりも
映画(表現)に対しての思いの方が重要なんだよな
作中の木下は、描いて当然だと思っていた「母の息子への思い」にダメ出しをされた事への
憤りから挫折が始まるからね
>>356 うーん
戦意高揚映画っていえば戦中の映画はみんなそうでしょ
円谷英二の特撮も戦意高揚映画がなければ育たなかったわけだし
木下監督の姿勢は「本当の人間の姿を描く」ということで、それは戦中戦後一貫している
戦後たくさん作られた共産党の映画監督の反戦映画とは全然意味が違う
黒澤明も今井正も山本薩夫も戦意高揚映画は撮らされているし。
ただ、同じ左寄りの社会派でも今井正は軍部に協力したことを
戦後正直に告白しているのに比べ、黙殺を貫いた山本薩夫が
代々木(日本共産党)からもっとも支持されたというのは
皮肉な話だけど。
別に思想映画でも歴史映画でもないからね
戦争はあくまで親子関係の普遍性に対する障害で
戦争自体が重要ではない
見てる現代人はそこに違うものを個々人で置き換えてもいいような表現になってると思う
『戦争と一人の女』よりこちらのほうが反戦映画だったと思うぞ。
反戦映画とみなされるのは一向に構わない
ただ上のtwitter氏のように反戦の部分だけ取り出してたところで
この映画を語ったことには全くならない
しかもそっちのほうがが重要とか言う外れっぷり
陸軍の本編は全部見てないけど
映画の中での印象は
反戦を訴えたかったわけではなくて、あくまで子を思う母の心を映画の中に織り込んだら
人間らしい自然な感情のはずなのに
思いがけずそれが批判の対象となって
「なんでなんだ!」
って感じだったよなあ
戦争が良い悪い、というのとはちょっと違うかなあと思った。
あのラストシーンの印象から、『陸軍』を「反戦映画」としてとらえたり
紹介したりするのは、その人その人の自由。
だけどやっぱり、木下監督の「想ひ」は、それとはまた異なるものだったと思う。
うまく言えないが、少なくとも「反戦」で片付けられるものじゃない。
一応陸軍省がGOしてるんだから反戦映画じゃないわな
脚本に口出しもできた上にあれで公開してるんだから甘いというかなんというか
「反戦」の「は」の字も出てこないのに、何をイメージで語ってんの(笑)
テレビの宣伝は「母子の愛情」を全面に出しているが
それで片付けられるものでもないけどな
反戦に突っ掛かる奴の方が過剰反応
ほっとけよ
>>365 確か川本三郎(違ってたらゴメン)がキネ旬のコラムで書いてたんだけど、
軍内部にも『陸軍』のラストに理解を示した士官がいて、
その人が働きかけたおかげで公開中止はなんとか免れたって話してた。
369 :
名無シネマ@上映中:2013/06/18(火) 20:43:27.33 ID:4Xkazrlu
要は、後生の左翼フィルター通した軍隊像と相違して、遥かに現実は弾力的だったという事でしょ?
370 :
名無シネマ@上映中:2013/06/18(火) 22:37:20.51 ID:Kz0wkeY3
dvd化まで待とうかなあと思っていたが、今日みてきた。
結論から言うと映画館でみてきて良かったと思う。
原監督初の実写映画ということで不安だったが、よくできていると思う。
しかし、明らかに木下ファン向けの映画にしかみえんかった。
木下監督作品みたことない人や知らない人みたらどう思うんだろ?
「陸軍」やラストのダイジェストシーンにけっこう尺取っているから
ファンじゃないときついんじゃないの?
ラストはただダイジェストシーンなのに泣けてくるのなんでだろwww
371 :
名無シネマ@上映中:2013/06/18(火) 22:39:37.34 ID:Kz0wkeY3
カレー食いたくなったから鑑賞後にココイチで野菜カツカレー食ってきたよ
>>370 自分の周りの狭い範囲で申し訳ないけど、木下映画を観たことある人ほど
「木下恵介知らないと辛いんじゃない?」と言ってて、観たことない人は
「観たこと無いけど良かった」と言ってる気がする
>>371 俺もカレー食った。観た知り合いも結構な割合でカレー食ってたなw
原監督は、食べ物を使った表現がほんとに上手い
アニメ監督が実写をとってここまで評価されてるのって原恵一監督ぐらいじゃないのか
庵野秀明監督や押井守監督、山本寛監督も映画撮ってるけど
さほど面白かったという意見は聞かない
まあ個人的意見だけど
つ市川昆
>>374 市川崑監督って「犬神家の一族」の人だろ
あの人アニメ作ってたのか?
市川崑の場合はごく初期のキャリアだろ
アニメ監督と言うには少し無理がないか
海外だと「アイアン・ジャイアント」「Mr.インクレディブル」のブラッド・バードが
「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」で高評価だったり、
ちょっと変わった所で「プチバンピ」や「星の王子さま」の漫画家ジョアン・スファールが
アニメ映画「The Rabbi's Cat」実写映画「ゲンスブールと女たち」で、高評価だね
ちなみに「The Rabbi's Cat」は、原監督の「カラフル」が
アヌシーで観客賞と特別賞を取った時の、最高賞作品
市川崑、アニメ監督として名を成してから実写とったってわけでもないからなあ
ティムバートンももともとはアニメーションか
今でもCGアニメ映画撮ったりしてるけど
ブラッド・バードすごいよな
ミッションインポッシブル、シリーズ1の面白さだった
が、原恵一も劣らずすごい
ジョンカーターで大ゴケしたCGアニメ監督もいたっけ
あれは素材が悪すぎたな
ジョン・カーターの監督もアニメやってたんだっけ?
チキンとプラムっていう映画の監督(共同監督だけど)も、漫画家でアニメ映画を作った人だな
はじまりのみちを見ると、原恵一ってドラマ作りのたしかさと構成力があるなあ、と感心させられる
こういうところはアニメ、実写と関係ないのかな
>>368 この前の立川での陸軍上映のトークイベントで原監督も言及していた
なぜ公開できたのか不思議だったが、陸軍にはそういう奇跡があったんだって
あと、当時の松竹の資料によると、陸軍の興行成績はよかったらしい
便利屋みたいな人が見ていたのかも
382 :
名無シネマ@上映中:2013/06/19(水) 02:07:42.12 ID:yfIvAwgF
俺はミッションインポの最新作は完全に失敗作だと思っている。
シリーズ中最もつまらなくて欠伸出たよ。
あの監督の実写作だから期待したし、評論家受けもいいからと
楽しみにいったのにあれだもんなあwww
話変わってラストのダイジェストシーンみて「楢山」みたいと思った。
「楢山」は今村監督のは大好きで何回もみているが、木下監督のはどうも
特殊な感じがしていて敬遠していたが、ダイジェストみる限り
俺でもすんなり入れそうな雰囲気だからみてみようと思う。
あと興味そそられたのは「笛吹川」だな。
映像迫力あるね。
「永遠の人」と「喜びも」みたい。
みていないのばっかだなwww
>>381 おもしろくて客が入る監督ということなら
そりゃ城戸四郎もひきとめにかかったはずである
>>378 ティム・バートンはディズニーにアニメーターとして入社、
在籍期間中に『ヴィンセント』(ヴィンセント・プライス好きの少年が主人公の
ストップモーション・アニメ。ナレーションをヴィンセント・プライス本人が担当)、
そして去年公開されたストップモーション長編アニメのオリジナルにあたる
『フランケンウィニー』(こちらは実写)のふたつの短編を監督。
特に『フランケンウィニー』はリバイバルの『ピノキオ』と同時上映されるはずが
年齢制限がついたことからお蔵入りしてしまい、やがてティムはディズニーを退社、
次のキャリアを模索することになる。
後年、一定の地位を築いたティムは、どちらもクレジットは監督ではないものの
どうみてもティム・バートン的世界のストップモーションアニメ
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』、そして『ジャイアント・ピーチ』を
送り出し、さらには共同監督として『コープスブライド』、
そして自作の(CGではなく)ストップモーションアニメでのリメイク
『フランケンウィニー』を、初の単独監督長編アニメーション映画として世に放った。
・アニメーターとしてキャリアをスタート→実写で地位を確立
→定期的にストップモーションアニメも製作(たぶん実写での稼ぎを、こっちにつぎ込んでる)
という、ちょっと屈折した、いかにもこの人らしい道のり。
『陸軍』に関しては刀を抜いて「木下を出せ!」と息巻いた
軍人もいれば、理解を示して許可を出した軍人もいたからこそ
上映出来たそうで(『キネマ旬報』川本三郎氏の「映画を観ればわかること」)
そのへんも“カラフル”だなぁとw
あとこの土曜日、宇田丸さんがラジオで取り上げるそうなので
どうかレポートよろしく!
>>385 映画コーナーは番組オンエア後、
>>363の番組HP内「ポッドキャスト」で
ノーカットで聴けることになってるので、非ネットエリアの方も安心
>>386に補足しておくと、宇多丸師匠の番組のポッドキャストを聴くには、
iTunesのダウンロード、および番組HPでの登録が必須(どちらも無料)。
少し前までは、HP上でストリーミング形式のものを聴くことができたんだけど、
それは終わってしまったようだ(WMPで聴けたので、気楽でよかったのに)。
なおオンエア後、ニコ動などにコーナーの音声がアップされる可能性もある。
宇多丸師匠ねぇ・・・
宇多丸は原監督の作品、推してくれてたと記憶してるけど。
さて、今回はどうか。
舞台挨拶多いなあ
原監督も自作のためというより、木下恵介再評価のためにやっているのかねえ
ん?? ポッドキャストなんて登録なんか一切必要ないよ
だたダウンロードして、MP3が聴けるソフトや外部のプレーヤーに
移すなりして聴けばいいんだよ
この後 20:00〜
BSジャパン 「カルメン故郷に帰る」放送
この映画、コケちゃいました(>_<)
悲しいことにこけても大丈夫なくらい金かかってない
396 :
名無シネマ@上映中:2013/06/22(土) 07:51:01.54 ID:nZjZZsVC
興行収入公開されてるの?
興行収入を見守るスレで完全に無視されてるよね〜
398 :
名無シネマ@上映中:2013/06/22(土) 09:28:39.45 ID:3PV+R+qH
誰にでも、安心してお薦めできる希有な映画なのになぁ
制作費ぐらいは稼いでそうだね
『はじまりのみち』は100スクリーンちょっとでスタート。
約150スクリーンで始めて、「コケた」とされている『コドモ警察』は
水曜(祝日)初日から日曜までの5日間で60661人動員、興収6920万円。
まぁ、どっちも動員ランキングでは圏外だったんだけども。
東劇がメイン館ってことからして松竹もヒットは期待してなかったのでは
(以前は普通の松竹系ロードショー館だったが
今は主に歌舞伎や落語の映画や回顧特集をやってて
たまに新作がかかる。客層は圧倒的に高齢)
ぶっちゃけ旧作DVDの販促的な役割も担ってるでしょう
これ短いんだし、二番館扱いでピカデリーの小箱で1000円映画としてしばらく置いとけばいいと思うよ
逆に言うと1000円じゃないと、ただ筋追いで終わる人には、リアカー引いただけと捉えてしまうし、
木下作品引用長いしで損した気になる人まで出そうだし
単館上映で始めて、話題になって公開拡大というほうがイメージはよかったかも?
木下恵介自体今や一般には知られて無いし、
本作も作品として話題になるような核が無いんだよね、男の自分探し映画としての
一応構成的には、名も無い観客の一言に勇気付けられ、母親の一言がダメ押しになるという体なんだけど、
まあ作り手にとって大事な部分かとも思うんだけど、後世に名を残した人物描写としては
私的過ぎるちっぽけなサイズに描かれすぎていて、スケール感を感じない
これは、観て良かったとブログに書いたりはなかなか出来ない作りだと思うよ
今作中のエピは使った上で、もっと大変だった事象を乗り越えるエピを描いての
偉人物として成立させた方が良かったような気がする
そうじゃない木下ワールド導入口映画程度だから、ミニシアターに安く長く置いておくしかないような感じかなと
例えば三茶や早稲田で、これと本作内紹介映画の2本立てってのはアリ
406 :
名無シネマ@上映中:2013/06/22(土) 20:29:01.21 ID:wq9rCPu7
>木下恵介自体今や一般には知られて無い
からこそ
>私的過ぎるちっぽけなサイズ
で合ってるんだよ
そこで終わった人じゃないのに、今作中そこまでで描かれる事で一旦人物像がそこで固まっちゃうんだよね
それが良くないなと思う、木下恵介にとっても、作品の拡がりにとっても
本当に特殊な才能を持ってて、ちゃんと具現化して残してる人だから
要は木下監督が自分の木下像より小さく描かれてたということ?
木下恵介を止めて木下正吉に戻るシーンから始まって
木下恵介に還るシーンで終わるからあれでいいんだよ
監督をやってる恵介の部分はいっさい描かれていない
TBSラジオ
宇多丸大絶賛
宇多丸 点数は100点
五億点じゃないのか
これの企画した人は5億点とも言ってた
あくまでもフィクションだし、
困難に出会いどう向き合ったかという一人の人間としての
木下さんを描いたことが大事で、そういう人の作品が
こんなにあるよという構図になっている。
単に作品としてもいいし、木下監督のプロモーションとしても
すごくきれいにまとまっている。プロの仕事だよ。
原さんはインタビューで今何かのアニメの絵コンテ書いてるって言ってたけど
また映画かな
それともクレしん以来のテレビアニメか?
宇多丸氏の評、ラストの木下映画ダイジェスト部分を「DJ原恵一」ってのは笑った
あの場面の面白さを伝えるいい表現だなw
>>415 インタビューでは「またアニメやってます」とだけ言ってるな。
それ以外のことは、長いのか短いのか、映画なのかOVAなのかTV用なのか、
どういった立場で関わってるのかも含め、まったくわからん。
過去にはNHKでやった「川の光」という中編に「演出協力」という肩書きで
関わったこともあったけど。
あれもなかなかの佳作だった。DVDあり。
>>416 あそこに関しては、そういうことだよな。要するにw
宇多丸がここまで誉めるのって珍しいな
原監督はむしろドラえもん映画やってくれないかな
未来の道具の力を使わずにのび太が何かをなしとげるような
>>420 今年がこれでもかっていうほどひみつ道具使ったからな
こういうのもいいかもしれない
422 :
名無シネマ@上映中:2013/06/23(日) 19:02:20.99 ID:yAkh5l+Z
もうシンエイにはもどれないでしょ
四騎の会で言うと若い頃は才気煥発な市川崑に魅了されたけど
齢とってからは木下恵介や小林正樹にひかれる
黒澤は昔から苦手だったw
>>420 大人が悪の結社により昭和ノスタルジーの世界に入り浸り
ドラえもんは機能停止させられ
のび太率いる多摩川防衛隊が親御を救うために奮戦
>>424 原恵一監督は初期のTVドラに不満を持ってたくらい原作(藤子F先生)のファンだから、
そういうのはたぶんやらないと思うw
っていうか、河童のクゥでドラえもんっぽいことは結構やってるんだよな
ドラえもんは新シリーズの映画でも傑作作ってるから
わざわざ原恵一投入してもカタルシスに欠けるなぁ
俺は逆にドラの新シリーズ映画はあまり好きじゃないんだよね
(評価が高いのも知ってるし、実際レベルは高いと思うけど)
それこそ木下映画じゃないけど、「文部省選定」的な印象に引っ張られて
藤子ドラにある毒や黒い部分(あと「SF」の要素)が排除されちゃってるから、
原恵一が監督するとそういう部分が戻るんじゃないかな…とは思ってる
作者が不在になって目も当てられなくなった今のドラえもんやクレしんには
もう関わって欲しくない
シンエイの顔に泥塗って
サンライズのプロデューサーの口車に乗って独立したんだから
シンエイ作品をやることはもう無いだろ
確かに水田ドラえもんの映画には寺本幸代監督がいるし
彼女がいる以上はまだ水田ドラも安泰だよ
原監督には一度深夜帯のアニメ作ってほしい
あとシンエイ動画の出身者は原恵一監督以外にも著名な監督が多い
Aプロ時代も含めると、宮崎駿、芝山努、水島努、渡辺歩、森脇真琴など
>>430 寺本監督はいいよね。鉄人兵団は出来れば瀬名秀明の小説版ベースでやってほしかったな
藤子原作にあった「ロボットと分かり合おうとしたしずかが世界を救い、
強引にロボット(頭脳)を改造するのび太やドラは戦争をするだけ」っていう
物語の中心部をゴッソリ削った新鉄人は、完成度は高いけど藤子っぽさは消滅してたからね
原恵一ならこういう藤子っぽい部分を外さないだろうけど、上に書いてあるように
シンエイ作品に関われないなら、残念だな
k.onodera @kmovie
『はじまりのみち』観たけど、ひど過ぎる。寄りの絵ばっかりで、力強いシーンが皆無。スペクタクルは木下の『陸軍』の引用に頼る厚かましさ。見所はラストの引用台詞と鼻水・粘液くらい。
戦争で自由な映画が撮れないという話なのに、現在の映画は戦時中よりしょぼかったという悲しさもある。
2013年6月23日 - 19:55
いやそんなスペクタクル求めるような作品とちゃうし
教科書どおりの構成や構図に近づけることが作品の価値と考えてる典型的な批評中毒
そういう排斥行動とる保守メンがいる映画は劇場に人来なくなるので注意ね
これだけは宇多丸に同意だけど、部分的なダメ部分指摘した批評が集まる映画の方が
結果客が増える、だから手放し絶賛はしないと
要はバランス
>>432 お前がひど過ぎるわ!
90分間、ナニ観てたんだ一体。
お前の目は節穴か!
お前、いや、てめぇみたいなゲス野郎に、映画を語る資格なし!>k.onodera
なんでいきなり小野寺さんをフルボッコしてんだか
構成は賛否あるだろうが
この映画の第一印象が「酷すぎる」という感想は酷すぎる
あの文脈だと、映画の第一印象じゃなくて画撮りの印象だろう
確かに画はよくない、
例の川原での、木下の転換点になるシーンが、
別に川じゃなくてもどこでもいいような窮屈な2バストショットで押し切ったのには辟易とした
邦画にありがちな、風景の中の2人みたいなミドルな画ばかりでも困るけど、
もうちょっと温かみを感じる背景や画の構成で、あのシーンは描いて欲しかったわ
千円の日だから見てきた。全体は地味な印象を受けたけど
カレーライスの演技うまそさとか宿屋の娘さんの初々しさとか
何だか妙に印象に残るシーンがあるな、実写の才能あるわ
どういうわけか高齢者の方々が多くて、若い人は皆無だった。
職場の映画好きに口コミしとく
そりゃ年寄りなら木下恵介ぐらい知ってるよ
逆に若い人はまったく知らない
443 :
名無シネマ@上映中:2013/06/25(火) 10:43:18.01 ID:E7ZcVcPt
>>440 早いとこは、もうそろそろ終わるので注意
主役の人とか若い女性に人気ありそうなのになあ。
パッと見のキャッチーさがないのが理由かね。次がアニメならゴリゴリのSFが見たい。
俺は今年で32だけど
それなりには古い邦画も見てるつもりだったけど
ヘンな話、木下惠介はまったく知らなかったんだよなあ
二十四の瞳は知ってたけど、だれが監督かは知らなかったし
カルメンが日本初のカラー映画とか、回想シーンで卵が浮かぶ映画とか
そういう知識はあっても木下惠介という人の存在はすっぽりと抜けてたよ
お年寄りが多い客筋だけど、若い人にこそこういう丁寧な映画見て欲しいなあ
まあ見に行きたくなる要素があんまりないけどね
同様に比較的地味な題材を扱った『奇跡のリンゴ』が
ヒットしているのは、やはりTVCM等のよる宣伝量の違いだろうか?
口コミによる集客が見込めるのは、ミニシアター等での小規模な公開の
されかたをする映画限定の話であって、シネコン形式の全国公開では
屁の突っ張りにもならないと痛いほど思い知らされた『はじまりのみち』
ではあった(…ホント、何とかならんの?)。
>>447 おいおい、テレビ番組をまったくみてないのか?
奇跡のりんごPRの為に、菅野美穂や実際の農家が20本近いテレビ番組に出まくりだったじゃないか。
あれぐらい広告費をかければ客が入るだろ
加瀬亮・ユースケ・濱田岳もいろんな番組に出たけど、量的に限度があった。
とにかくすべての過程において、松竹にはカネがなかったということか。
やっぱり帰れま10でムチャ食いしたり、時には各地のローカル生ワイドに
生出演とかまでしないと、ダメなのかね?
せめてソフト化の際には、それなりに手間をかけてくれよ………。
便利屋がCoCo壱で帰れま10とか車の替わりにリヤカー引いて通勤の黄金伝説とかなあ
原恵一ってすでに木下恵介的だよなw
>>451 テレビで「原恵一アワー」が出来るぐらいじゃないと
>>449だけど、「帰れま10」とか地方の生ワイドは、今回の映画の番宣で
阿部サダヲが実際に出まくってたんだよね。
あと、各地のシネコンとかも廻らないとダメだったのかな。
監督はひとり、かなりの強行軍で飛び回ったようだけど、やはり役者も一緒でないと。
若い映画好きも来ない、原監督作品のファンもほとんど来なかった
(これは俺も直前まで行くつもりなかったしな。「実写?なんで?」みたいな感じで)、
観に来てた人の大部分は、いつでも1000円で映画が観られる世代の人ばかり。
そもそも企画段階から、何かといびつだったとは思うんだけど、
なんかこう、興行面にもそういう、いびつな感じが出ちゃってるんだよね……。
水曜に一人で見に行ったんだけど客の年齢層高めだからか、
おにぎりの所とかいろんな場面で周りの人達が声出して笑ってるのが新鮮だった
満員でもいつもシーンとした中で見てたからさ
キャストも皆良かったよ、公開前もっと宣伝すればよかったのになぁ
>>452 クレヨンしんちゃんとエスパー魔美を延々と再放送する番組だろ
>>455 「エスパー魔美」のオンエアは、児ポの関係で難しいらしいよ
トトロどうすんのよ
のび太の雲の王国の、しずかのシャワーシーンはアングルがムーディーだった
いい映画なのに、知られざる名作扱いになっちゃいそうだな
>>453 原監督ファンだけど
休憩所に置いて有った週刊誌の映画評を見なければ気が付かなかった。
一応、劇場で予告編も見たんだけど
原恵一のテロップも殆ど無かったし
>>459 原恵一監督作品てみんなそんな感じ
クレしんはともかくとして、河童もカラフルも案外知らない人多い
どっちも名作なのに
それは良く仕事を共にしてた湯浅政明監督作品と似てるな
何かに付けて未だに語られる世界の黒澤や小津安二郎に比べると
すっかり過去の人になっている木下監督。
レコーダーに有った二十四の瞳で号泣でした
続き
原監督が取り上げなければ、スルーしていました。
上っ面しかしらない俺みたいなひよっこにはいい映画だったわ
黒澤とかは話題に上るが木下監督なんてたぶんこれがなければ意識することもなく墓に入ってただろうよ
『二十四の瞳』での、
あとはもう死を待つだけの状態で寝かされてる教え子を見舞った時の
「先生、わたし苦労しました」
「そうね。苦労したでしょうね(泣)」とか(これはノベライズでも取り上げられていた)、
奉公先の店に、修学旅行でかつての仲間たちと一緒に来ていた大石先生が訪ねて来るも
女主人に蛇拳、いや邪険に扱われていてゆっくり話もできないまま別れを告げ、
店の裏口で先生を見かけ、駆け寄ろうとして、だけどかつての仲間たちの姿も見えて
とっさに姿を隠してしまう(そして後で、先生を乗せて小さくなって行く船を見送る)とか、
木下監督、泣かせのテクニックがいちいち凄すぎだよ!
なんであんなに泣かされてしまうんだろう?
>>465 丁稚に出された娘に弁当箱を渡す場面かな
原監督では、大人帝国の東京タワーで
オラ、今が良いって台詞で涙腺ダム崩壊です
>>466 『オトナ帝国』も、原監督の爆笑と泣かせのテクが炸裂していたな。
「あれ。いま俺、なんで泣いてんの?」みたいな。
あの名作を、本来の観客であるたくさんの子どもたちのいる劇場で観られたことは
何物にも代え難い、貴重な体験でした。
しんのすけが東京タワー(型の建造物)の外階段を駈け上がるシーンで場内に響いた
子どもたちの「しんちゃーん、がんばれー!」の声は、今も忘れない。
原恵一ってほんとにそうだよな
なんでこんなささいな描写で涙が、って不覚感がすごいw
最初、「変なサイズで撮る監督だなぁ」っと思って地雷踏んだ感が湧きあがって来て
バカにするポイントを探す事に専念しようと思い始めた事は憶えてる
でも、気が付いたら泣かされてた
これはDVDじゃダメもっとみんな見るべきだ
この映画とは関係ないけど「風立ちぬ」のトレーラーはもうやめてくれんかな
初めて見た時は「おおーやっぱ父ちゃんの方は間違いないわ」っと思ったけど
映画見る度にあれを見せられたら上映前に嫌いになっちゃうよ
天才監督木下恵介って本読むと、使えそうなエピソードは
たくさんあるんだが、すごい話絞ってるね
師匠の島津保次郎が死に際に「戦争が終わった、これからは俺たちの作りたいものを作ろう」
と言う話なんか絶対入れたくなるんだが
>>469 長編予告映像長すぎですね
デジタル時代だと、画面の密度が不足気味でスカスカに見えて映像に力が無い
>>470 死は悲しさを表現出来るけど
はじまりの道は、母は数年後に亡くなったで終了
くれしん映画も又兵衛死亡だけ
二十四の瞳でも
病気の娘・母親・娘と死を描く場面が有っても
葬儀や墓参りの映像のみ
両者とも、拘りがあるのだろう
母親の死のナレーション聞いても寂しさを感じさせないよね
一度映画監督として死んだ木下が甦り羽ばたくストーリーだから死が別れというより巣立ちって意味に思える
そう考えると
>>470のエピソードをいれるとその辺りがぶれちゃうからいれてないのかなって思う
なぜか木下恵介名場面集の楢山節考から笛吹川の流れでジーンときてしまう
なぜなんだろう
木下恵介に思い入れはないのに
>>470 >>473氏も書いてるけど、敗戦後のエピソードを入れると、ブレてしまうから。
木下監督が白いスーツで現場に復帰するあのシーンだけで十分、ということなのでしょう。
476 :
名無シネマ@上映中:2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN ID:AFIg5F1s
白いスーツはデビュー作撮影時の回顧シーンじゃね?
個人的には面白かったけど、実写映画としては残念な印象。
中身が『木下惠介生誕100周年記念作品』のプロモーションでしかない。
これがアニメなら充分で高得点だった。
>>475 >>476 結局どっちだったんだっけ?
ハッキリ覚えてなくて、どうも気分が悪い。
どっちにしても、映画監督・木下惠介の新しい一歩を表す象徴的なシーンではあるけど。
479 :
名無シネマ@上映中:2013/07/04(木) NY:AN:NY.AN ID:KCLCSbxK
流れ読まずに感想ですみません。
原監督のクレヨンしんチャンは評価の高い「大人帝国」「戦国大合戦」の前から面白かった。(その頃子どもが小さかったんで毎年見に行きました。)
「大人帝国」「戦国大合戦」ではこれが子ども向けアニメかとビックリした覚えがあります。個人的には「大人帝国」がNO.1 ですけど「戦国大合戦」の人が死んで終了というのもえっ?これがクレヨンしんチャン?とビックリした思い出が…
で、はじまりのみちですが原監督らしさとかは正直、わからなかったのですケド、心に残る作品でした。役者さんも良かった。観て良かったと思う作品でした。
長文、ごめんなさい。
480 :
名無シネマ@上映中:2013/07/04(木) NY:AN:NY.AN ID:KCLCSbxK
>>479 あれ?、sageになってなくてすみませんm(_ _)m
>>479-480 最近、メール欄が「sage」になってるからってそのまま書き込むと、
どういうわけかageで書き込まれてることが多いですな。
クレしん降板後の原監督作品『河童のクゥと夏休み』『カラフル』も、
よろしかったらどうぞ。
この2本を観ると、『戦国』と『はじまりのみち』の間が
頭の中でうまくつながると思います。
陸軍シーン撮影が福岡って初めて知ったわ
映画ロケって昔は移動手段限られてるから
関東関西中心で済ませてるだろって思い込んでた
>>268 中洲大洋はどの映画にも上映前予告広告時に
開館時から平成初め頃までの、ヒット
した映画看板や館周辺の記録映像を流すんだよね
本編観る前にそれ見たんで、木下作品
連続シーンはそれ連想した
今日、仕事終わったら東劇行ってくる。
映画観た人に貸してたノベライズがやっと戻ってきたので確認してみると、
木下監督が浜辺を白いスーツを着て歩くシーンは、
戦時中のデビュー作『花咲く港』の地元でのロケ初日の朝、ということになる。
よって、『はじまりのみち』には、敗戦後(の設定)の場面は1カットもない。
そのあたり、すべてはあの名場面集に託してあるんだな。
484です、ごめんなさい、
感動に浸りながら家に帰ってレスしようと思ったら、
アク禁だったんで凹んでました、
最終日までに時間出来たら、また観に行きたいです。
>>488です。
調べてみると、タイトルは「小説版としての続編」っぽいけど、
メインは『河童のクゥ』のノベライズで、前と後ろに6年後の話がある、
という構成らしいです。
でも原監督の名前も共著者として表記されてるので、気になる一冊です。
>>489 「6年後の主人公が、当時の出来事を振り返る」という形で書かれているので、
単純に映画のノベライズとは言えないかも
「6年後」の話も丁寧だし、そういう後日談があることで
映画を壊すということも全く無い
映画を観てない人にはすすめないけど、映画が好きなら読んだほうがいい
>>490 某ブログで「新しいとこが追加してある、ただのノベライズ」みたいな
書き方されてたから、どんなもんかと思ってたんだけど。
(ちなみにそのブログ主、原監督の作品が好きすぎて期待値上げすぎたせいで
『はじまりのみち』にはガッカリした、とか書いてたなぁ……w
近所の本屋さんで注文したよ。ありがとう。
492 :
484:2013/07/14(日) NY:AN:NY.AN ID:FIbPIYU8
488さん、ありがとうございます。
>>492 >>488とかです。
そうなんだよね。
規制があることを忘れちゃいけないね。
今からソフトがいつ出るのかとか仕様のこととか、ちょっと気にしてる。
木下監督生誕100年の締めくくりということなら、暮れまでに出すのがいいのかな。
映像特典とかコメンタリーとか、ちょっとがんばってもらいたい。
木下作品名場面集の長いやつとかも観たいような。
>>488 読んだ。
泣けた。
よかった。
『河童のクゥ』が大好きな人は、読むといいよ。
この映画と関係のないステマはやめてください
>>495 またか。
ステマステマって馬鹿の一つ覚えみたいに、しかも過疎スレでうるせぇんだよ、お前は。
原恵一はもちろん、本作の監督だ。共著者の丸尾みほは脚本協力でクレジットされてるし、
ノベライズも書いてんだよ、バーカ!
まぁちょっと真面目に答えると、原恵一は特に作家性の強い監督だから、
この「はじまりのみち」という作品だけでは語り尽くせないし、
原恵一の他作品は、全て「はじまりのみち」に繋がってるといっても過言ではない
だから、原恵一の他作品を語ることは、はじまりのみちを語る上でとても重要だと思っている
…ってな感じで、どうでしょうか
因みに「河童のクゥ 6年目の夏休み」は、「カラフル」や「はじまりのみち」っぽい部分が
かなりあるよ。
ラストシーンが監督の過去作から取ってたしね
この映画見て木下恵介監督を知ったんですけど
初心者向けの木下作品てありますか?
二十四の瞳は見ました
>>499 いろんなタイプの作品があるので、どれを選んでもいいと思うけど、
『お嬢さん乾杯!』とか『花咲く港』とか『カルメン故郷に帰る』とか
軽めのやつなんか、まずはいいかもね。
ちなみに本作を撮った原監督のイチ押しは『永遠の人』。
501 :
名無シネマ@上映中:2013/07/20(土) NY:AN:NY.AN ID:G87ciX5m
>>500 ありがとうごさいます!
その中から少しずつ鑑賞して行きたいと思います!
ソフト化は、けっこう遅い予感がする。
「河童のクゥと夏休み」「カラフル」と、夏公開で翌年の4月とか5月の発売だった。
年末年始を避けるとすれば、やはり来年の2月とか3月ってとこか。
でも実写だから、逆に早いかも(年内?)。
>>503 前に読んだ。
これ以外にも「否」の声はそれなりにある(近年の細田作品ほどじゃないが)。
それは『河童のクゥと夏休み』あたりからそうだから、もう慣れてるんじゃないか。
>>503 こいつ、これアップして、こんなツイートしてやがった。
>早速ディス記事を書きました!
>「『はじまりのみち』は敗北の映画である」
なんだ。
こいつただのクズじゃん。
>>503 いやいやこのレビューくらいは監督の想定内だろ
ないないつくしの中で引き算を重ねて撮影してるわけだから
507 :
名無シネマ@上映中:2013/08/04(日) NY:AN:NY.AN ID:aY879vqO
この映画は良かったが、やたら評価が高いので見てみたクレヨンしんちゃんはそうでもなかった。
見る前に期待で評価基準を上げ過ぎてしまったか?
>>508 「良かった」「そうでもなかった」だけでは何も伝わらないから返答は難しいが、
原恵一監督のクレしん映画については大量の評がネットにもあるだろうから、
それを参考にすれば、何が「そうでもなかった」のかがわかるんじゃないか?
>>508 『はじまりのみち』の前に、2007年『河童のクゥと夏休み』、
2010年『カラフル』の2本があって、どんどん実写に近づいてきてるので、
それらの近作を観てみると、頭の中でうまくつながるんじゃないだろうか。
なにしろ最後に手がけた“クレしん映画”からでも、10年以上経ってるから。
>>503 映画にはお手本があってそれと比較してどうかって発想が
まず批評を勘違いしてる
話題がないと、こういう映画はしんどいね。
とりあえず保守
東京では新文芸座や下高井戸でも上映始まるらしいから、
そうなったらもうちょっと書き込みがあるかもね
あとはDVD発売(いつかわかんないけど)の時かな
514 :
名無シネマ@上映中:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:BCG3dNNr
>>514 Joshin、またクーポンつけてる。
一方、amazonは値上げ。
で、次は?
次回作のコンテ作業に入っているとトークショーで話していたそうだよ。
作風がどんどんストイックな方へストイックな方へとシフトしているので
(もちろんいい意味で)それとは反対の方向にに振り子を戻さないと
予算がどんどん削られていくスパイラルに陥っていく感じなのが
もどかしくてもどかしくて。
その点、今回加瀬さんと仕事できたのは非常にプラスだったのじゃないかと
思う。
加瀬量が出てる映画ってジリ貧じゃん
>>517 『はじまりのみち』のパンフの対談で、中島かずきにダメ出しされてたし、
ちょっとはその辺、考えてるんじゃないのかな(と思いたい)。
つか、そうしないと本当に「悪い意味で高畑勲もどき」な人になっちゃうよ。
520 :
名無シネマ@上映中:2013/09/18(水) 09:43:39.45 ID:UIqDJ5hA
ビール
バイト
お前ら
ドライブ
521 :
名無シネマ@上映中:2013/10/02(水) 02:14:18.63 ID:QVZkeuYl
何でもかんでも、その映画がよかったら買うってわけじゃないけど、
これは予約した。
522 :
名無シネマ@上映中:2013/10/03(木) 12:34:13.58 ID:PUDkhHbh
B'z New Album「SAVAGE」リリース決定!!
01.Scoop!!
02.疾走
03.DEARLY
04.ストイック★LOVE
05.SAVAGE
06.NIHILISM
07.この身、燃えつきるまで・・・
08.昼庭
09.SLUDGE
10.GO FOR ITBABY
11.哀切な色
12.SAMIDARE
13.二人あえる日まで
523 :
名無シネマ@上映中:2013/10/07(月) 12:25:44.67 ID:ELLM2YaV
ラストの大原麗子の台なの持つ意味とは何かな?
>>523 「戦争に行く船じゃなくて、よかった」
『陸軍』のラストと、コントラストを成している。
525 :
名無シネマ@上映中:2013/10/13(日) 08:15:16.16 ID:w2nUXRwd
>>524 そういった事が堂々と言えるようになったって、。
526 :
名無シネマ@上映中:2013/10/25(金) 06:33:27.03 ID:f1BBNxXE
fecebookに、そういう情報がのってたのか…
ツイッターしか見てないから、気がつかなかった
それにしても、原恵一監督は写真に写ってる時の顔がほとんど変わらないなw
>>527 FBだけでは、限界があると思う。
欧米じゃないんだから。
529 :
名無シネマ@上映中:2013/10/27(日) 23:34:54.25 ID:77726A/5
>>528 いや、欧米とか日本とかという問題じゃないだろうw
facebookそのものに、あんまり可能性が感じられないって部分はあるかな。
それ言うと、原監督なんか、多分なーんも触ってないわけだけども。
531 :
名無シネマ@上映中:2013/11/09(土) 02:45:00.78 ID:KIAuIv3J
『永遠の人』、DVD借りて観た。凄すぎた。
ブルーレイ出す時は是非、原監督のコメンタリー入りで!
ニコニコで監督ゲストではじまりのみち上映やるそうですよ
533 :
名無シネマ@上映中:2013/12/04(水) 17:19:55.23 ID:/Tm2tWB0
初回版ブルーレイ届いた。
とりあえず、ブックレットが予想以上のものだった。
まぁ、パンフを一部再構成したとも言えるものだけど、
原監督によるプロットが冒頭にあって、絵コンテも30ページ以上!
これは凄いよ。
原監督のファンだったら買うべき。
マイナーだし3000セットあるそうだから、もうしばらくは大丈夫だろうけど。
>>533 ありがとう!
まだ注文できたよ。
6年目の夏休みもいっしょに買ったった。
メイキングとか見ると、本ッ当ーに予算なかったんだなーって、よくわかる。
だからメイキングも(たぶん、見せられない部分も多くて?)30分ぐらいしかない。
50億円以上かけたという『かぐや姫の物語』も素晴らしい映画だったけど、
これ1本に『はじまりのみち』の何本分かかったんだろうと思うと、
口の中に苦い味が広がって行くような気がしないでもない。
高畑さんは、原さんの映画をいつもほめてくれるから、
こういうことはあんまり言いたくないんだけどね。
それはそうと、視覚にハンデのある人用の音声ガイドが、なかなかいい。
『はじまりのみち』に協賛していたTBSの長峰由紀アナが、おだやかなトーンで担当。
例の「木下作品名場面集」は、音声ガイドつきで観ると、さらに楽しめるかもしれない。
早く原監督も高畑さんにとっての氏家齊一郎のような
「赤字になってもいいから次の作品が見たい!」という
パトロンを捕まえてほしいなぁ…というのは筋違いかな?
駿と高畑が居なくなったジブリが声をかける事はあるんじゃないか
嫌がる人もいるだろうけどw
サンライズの社長がそういう人だろ
シンエイから独立させてカラフル作らせたり
この映画にも金だしてる
>>539 そうなんだよね、これが。
改めてクレジット見たら、製作委員会にサンライズも入ってた。
ガンダム以外のコンテンツを確保しておく必要も、そりゃあるだろうけど、
そういうことだけだったら、ここまでのことはしない。
あと「協賛」でTBSテレビがクレジットされていて、ソフトに入ってる副音声の
「音声ガイド」をTBSの長峰由紀アナがやってるということは、
この映画を地上波でやる時はTBSで、それも月曜2サス枠で「特別企画」として、かもね。
まぁ水曜プレミア枠で、LiLiCoがナビゲートするって雰囲気じゃないかもなw
541 :
名無シネマ@上映中:2013/12/16(月) 01:37:29.09 ID:Ak6Cl24D
TSUTAYAで誰も借りてなくて、悲しかった。
ぜひ一度、みんなに観てほしい。
542 :
名無シネマ@上映中:2013/12/22(日) 07:30:22.31 ID:sgbBTajJ
『あさひるばん』なんかは、『釣りバカ』原作者とはいえド素人監督だったから
大コケしても言い訳できるけど、
これの場合、かなり事情が違う。
いずれにしても、松竹が無能なのには違いないが。
543 :
名無シネマ@上映中:2013/12/22(日) 14:58:19.01 ID:gjmW8zDy
木下恵介
素晴らしい
>>541 こっちは3本DVDがあるんだけどいつも貸出し中
原恵一初の実写監督ってことで宣伝してるから人気あるんだろうね
星2つ評価のヤツが
>パリテキサスを思わせるスライドギターも
なんて書いてるが、「永遠の人」オマージュだよな
的外れすぎ
>>546 総じて、いわゆる「サンプルをもらってレビューを書く」という、
Vineでディスクもらって※書いた連中のレビューが酷いな。
緑色で「Amazon Vine レビュー」って書いてあるやつ。
もうちょっとでいいから、まじめにやってくれ。
※基本、市販のものとは違う、焼かれたディスクと薄いケースだけで送られてくるようだ。
永遠の人にスライドギターの音なんて出てこないだろ
フラメンコっぽいギターは出てくるけど
はじまりのみちのはライクーダーっぽいから
パリテキサスはあながち的外れじゃないよ
>>545 なんかいろいろと残念なレビューが大杉。
こんな馬鹿連中にボロクソ言われるなんて、なぁ……。
拗ねてキレた映画監督が病気の母親を疎開させて励まされ再起するだけの平坦な映画。
評価が高かったから観たけど、つまらなかった。
どこが良くて感動するのかわからない。
キネ旬のベスト10にも入らなかったし
多摩映画祭はおなさけの特別賞
この程度の作品を持ち上げてるバカがたくさんいることに呆れるわ
ただの凡作
>>552 心に余裕のないクズなんだね。
かわいそうに……。
ホモの映画監督が母親をリヤカーで運ぶだけ
ラストはニューシネマパラダイスのパクリ
感動レベルの低いバカだけが喜ぶ駄作
なんだか知らないが必死だな。
尼のレビューに「いいえ」入れまくってるのもお前だろ?
いいえ
少なくともベスト10に入るようなレベルではないと思った
雨に降られるシーンでは晴天で撮ってるのがバレバレで
その後に陽光が射す場面への流れの邪魔になってるし
旅館で濱田岳が繰り出すアドリブに娘役の二人が
対応しきれてないのも痛々しく、
俳優やスタッフをコントロール出来ていないんではって印象
アニメなら原監督は絶対リテイクするだろうに
原はアニメだけにしとけ
押井の実写と比べてどう?
押井風だと押井は負けない作品を作ろうとするけど
原監督は勝敗なんか気にしてない作品を作ってる
何言ってるんだオラ?
この映画が唯一評価されそうな
日本アカデミー賞にも完全無視されてミジメすぎる
ゴミ映画だから当たり前
原には実写は無理だったな
ここやなんかで叩いてるアンチの連中には
「じゃあ、あんたが撮れば」
の一言しかない
あ〜あ、それ言っちゃったか
批評や評論を全否定するバカなんですね
自動車評論家が批判したら、自分で作ればって言うわけ?
不毛ですね
ここには醜い言い争いしかないな
キネマ旬報ベストテンだけが最後の望み…
>>566 入ってないよ。
でも、あなたが「いい」と思ったなら、もうそれでいいじゃないか。
568 :
566:2014/01/27(月) 19:53:13.17 ID:YnHtxHsX
>>567 最後の望みも絶たれたか…
桐嶋みたいな展開を期待していたが
毒にも薬にもならない映画だから仕方ないだろ
アマゾンのレビュー数がかなり多いね
意外とレンタルで浸透していくかも
>>570 緑色で「Vineレビュー」って書いてあるのが多いでしょ?
あれ、サンプル配布してレビュー書いてもらってるんだよ。
要するに「ただで観た感想」。
確かに、結果、少しでも多くの人にこの作品を知ってもらえればいいけど。
つまらない駄作
レンタルして損したわ
キネ旬ベストテン、評論家が15位で読者が10位か。まあ健闘したと言える成績。
松竹はこれで放ったらかしにしないで、もっとましな予算とスケジュールで次作を撮らせるべし。
原はアニメしか無理
まあクレヨンしんちゃんにしとけ
原はクレしんはやり尽くしたと言ってるからもうないだろう。
アニメでも実写でもいいが、過去のパターンから見れば
次回作は2、3年先かな。
キネ旬助演女優賞の田中裕子が「『共喰い』ほか」となってるので、
かろうじてここで引っかかった、という感じか
>>575 『はじまりのみち』の撮影現場を訪れた樋口だったか細田だったかが
「原さんが実写を撮るようになってくれれば、毎年(原さんの)新作が観られる」
みたいなこと言ってたけど、
まぁ、ああいう人だから、そういうわけにもいかないだろうなとは思うwww
次の映画が事実上のラストチャンスだな
またコケれば原は観客動員できない監督にされるから
578 :
名無シネマ@上映中:2014/03/10(月) 06:31:40.70 ID:ITfvpr3S
はじまりのみち、結局興行収入は何億??
陸軍の星野和正さんについての情報判明。
昨年発刊の「我らに光を 蜷川幸雄の挑戦」(徳永京子著)
によると、劇団東童⇒劇団人間座⇒劇団民藝⇒病没 との事で
残念ながら故人との事でした。
星野さんの出身旧制中学で3つ下の俳優のインタビューとして
取り上げられていました。劇団民藝の出演記録は1974年が最後
なのでこの頃亡くなられたのかもしれません。
いずれにしろ、これで「陸軍」出演者は全員故人と判明・・
地味だけど良い映画だと思ったな
濱田は味のあるキャラだったw
地味過ぎるわ。
ホモの映画監督が拗ねて会社を辞め、病気の母親を疎開させるだけ。
言い得て妙
近所の小さなTSUTAYAにも木下恵介作品が
かなりマイナーな作品まで置かれるようになった
はじまりのみち効果あったな
583 :
名無シネマ@上映中:2014/04/29(火) 00:13:25.17 ID:iIW77LqE
次回作は浮世絵師の爺を娘が世話するだけの地味過ぎる映画です。
去年のマイベストワンツー
横道世之介
はじまりのみち
この2本で近年敬遠してた邦画への認識を改めました
ベストワンツーwwww