出演:妻夫木聡、松山ケンイチ、忽那汐里、石橋杏奈、中村蒼、韓英恵、あがた森魚、長塚圭史、三浦友和
監督:山下敦弘「天然コケッコー」「リンダリンダリンダ」
脚本:向井康介
撮影:クランクインし、7月上旬にクランクアップ予定
公開:アスミック・エース配給で、2011年に全国で公開。
ttp://eiga.com/buzz/20100513/1/
2 :
名無シネマ@上映中 :2010/05/14(金) 10:32:27 ID:kcMxYBmM
この原作読んだとき、21歳の学生が21歳の自衛隊員を殺した・・・ってことに ちょっとした衝撃を受けたんだよね。 だからKを松山が演じると聞いてなんか違和感がw もっと若い俳優が演じると思い込んでた。
25才と21才てそんなに違い感じない
【キャスト】 (原作表記) 沢田雅巳(新聞社・記者):妻夫木 聡 ←「私」(=川本) 梅山(本名・片桐優/「赤邦軍」のリーダー):松山 ケンイチ ←「K」(=菊井) 倉田眞子(沢田が働く週刊誌の表紙モデル):忽那 汐里 ←保倉幸恵 安藤重子(梅山の「赤邦軍」の仲間/梅山の恋人):石橋 杏奈 柴山洋(同じく「赤邦軍」の仲間):中村 蒼 浅井七重(同じく「赤邦軍」の仲間):韓 英恵 唐谷義朗(東大全共闘議長):長塚圭史 前園勇(京大全共闘) :山内圭哉 ←滝田修 中平(新聞社・沢田の先輩記者): 古舘寛治 飯島(新聞社・東都ジャーナルデスク・沢田の上司):あがた森魚 白石(新聞社の社会部部長):三浦 友和 監督:山下敦弘 脚本:向井康介 原作:川本三郎「マイ・バック・ページ」(秋、平凡社より復刊予定) 企画・制作プロダクション:WOWOW FILMS、マッチポイント 配給:アスミック・エース
【マッチポイントについて】 ビターズE定井氏と根岸Pが(株)マッチポイント設立 (文化通信速報2008/11/27) このほど11月25日付で、ビターズ・エンド代表の定井勇二、「リンダ リンダ リンダ」 「天然コケッコー」などのプロデューサーである根岸洋之の両氏により新しい映画製作会社、 「(株)マッチポイント」が設立された。 マッチポイントには、映画監督の山下敦弘や脚本家の向井康介、宮下和雅子らメンバーが参加。 09年製作予定作品としては、山下監督・向井脚本コンビによる1970年前後のジャーナリストが 出合う社会事件を描いた青春映画、萩生田宏治監督によるアラサー世代女性のささやかな冒険を 綴った純文学もの、自主映画出身の新鋭監督によるスクリューボール・コメディなど、 数本を鋭意準備中。11月25日より業務開始。
保倉幸恵役が出てくるってことは、一緒に映画を見に行く場面あり? 彼女が自殺するところまではやらないよね。 永島慎二、赤瀬川原平、麿赤兒、鈴木いづみは出てくるのかな?
8 :
名無シネマ@上映中 :2010/05/22(土) 02:26:53 ID:zkR3zZBF
今日、偶然ロケ現場に遭遇したわ。 人がたくさんいて遠目からしか見えなかったけど。
神戸じゃないの?
11 :
名無シネマ@上映中 :2010/05/23(日) 20:05:44 ID:kmHkyx+O
12 :
名無シネマ@上映中 :2010/05/25(火) 11:53:13 ID:HfarFDLf
マイ・バック・ページってBob Dylanの歌(My Back Pages)から とったんかしら?
13 :
名無シネマ@上映中 :2010/05/25(火) 19:18:07 ID:GkOiqycD
規制うざい! 山下作品好きだからこれ楽しみ 二人ともキャラ合ってそうだよね
私は素直に、川本三郎さんのファンですが、業界でひどく嫌われていた ことも確か。(もうほとんど定年になられましたが) とくに「マイ・バックページ」を書いたことも。そのあたりも含めて、 もう一度、読みたいですが、どこにあるか分からないので、また、買います。 1:05 AM May 13th TweetDeckから 『マイ・バック・ページ』の特に後半に書かれている問題については、 別の当事者から川本氏の書かれていた内容とはまったく違うことを 聞かされているので、正直、この本に書かれていることはあまり 信用できないでおります。映画としてどうなるかは別の話ですが。 4:41 AM May 13th webから
15 :
名無シネマ@上映中 :2010/06/06(日) 11:08:21 ID:q2JV1qP5
松ケンはまだinしてないの?
今、坊主らしい 鬘かぶるのか?
普通の大学生役なんだから 伸びかけの坊主頭でも問題ないといえばないけど
18 :
名無シネマ@上映中 :2010/06/14(月) 03:25:33 ID:s5v9wFMs
自分はこの時代長髪のイメージがある よう知らんけど
ウヨ坊主、サヨ長髪な時代
20 :
名無シネマ@上映中 :2010/06/14(月) 13:34:20 ID:jSMQhUtd
ちゃんとボブ・ディラン使うのかな?
21 :
名無シネマさん :2010/06/14(月) 19:08:41 ID:kBUdMh+x
>>7 保倉幸恵と映画を観に行った部分があればこの作品のもうひとつの核になるだろうな。
ただそのときの映画『ファイブ・イージー・ピーセス』が使えるかどうか。
>>20 ディランはたまたまタイトルが同じなだけ。
CCRだよ。
Have you ever seen the rain?
23 :
名無シネマさん :2010/06/17(木) 20:59:08 ID:NE9v3B/M
映画雑誌とか読まないんだけどこの映画の制作に関して書かれたものはあるのかな? 自分が知っているのは川本三郎・鈴木邦男著『本と映画と「70年」を語ろう』(朝日新書)。 川本氏が映画化のオファーがきたのを嬉しそうに語ってた。二年も前の話だけど。
まだ今のところ 「映画化決定」程度のマスコミ情報しかないです。
ツイッターにてエキストラの感想および目撃情報有り
今日の読売夕刊に大きな写真入りで記事でてる
なにか情報ないかな?
28 :
名無シネマ@上映中 :2010/07/04(日) 15:29:59 ID:EtNzbljG
ニューシネマっぽい映画になるだろうな どんてん生活もスケアクロウっぽいし
中身のしっかりしたいい映画になると期待。 でも共感できる世代が限られるから、 ヒットはしないだろうなぁ。
30 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 16:42:35 ID:I4rmKI6H
妻武器とケンイチが出るから、ある程度はヒットするだろ
31 :
名無シネマ@上映中 :2010/07/15(木) 20:44:47 ID:xmPC4dD5
おい、過疎だな 川本の原作の話とか、知ってるヤシは書け
32 :
名無シネマ@上映中 :2010/07/17(土) 12:25:58 ID:T8K8SM5S
長塚圭史は山下作品はリアリズムの宿以来だね。
>>30 妻武木はコケ映画人知れずいっぱい出てるぞ
出演数が松山より多いだけだが
34 :
名無シネマ@上映中 :2010/07/22(木) 00:31:15 ID:RneWE8Zp
変な人が来てる(T_T)
36 :
名無シネマ@上映中 :2010/08/02(月) 21:36:52 ID:TBb8PjIG
情報なさ杉。ヒットしてほしいな
6月公開らしい
38 :
名無シネマ@上映中 :2010/09/08(水) 02:11:14 ID:HJZ5koMo
>>1 仕方ないんだけど、女性陣はホリプロじゃない方が良かったな
>>38 女性陣のホリプロって石橋しかいなくね
しかもこの中なら一番マシだが
40 :
名無シネマ@上映中 :2010/09/10(金) 20:00:34 ID:kbXu+ELh
キネマ旬報に、川本の連載が始まった
41 :
名無シネマ@上映中 :2010/09/20(月) 14:45:27 ID:De2HU0TO
42 :
名無シネマ@上映中 :2010/09/20(月) 14:47:31 ID:De2HU0TO
44 :
名無シネマ@上映中 :2010/09/20(月) 19:35:41 ID:De2HU0TO
リンダ〜もホリプロ系が出てたけど、山下と何か関係あるの?
46 :
名無シネマ@上映中 :2010/09/21(火) 00:33:35 ID:801QmOzd
香椎と松ケンが出てたね 松ケンと山下監督は多分三回目かな
保守ついでに 原作さ 川本氏はウソ書いたとまでは言わないけど 本当のことは書いてないよね
原作読んでないから判らんので どういう所がそう思うのか教えて
49 :
名無シネマ@上映中 :2010/11/10(水) 09:20:23 ID:AF0VQk6W
来年のGW公開予定だって
ん?5月28日って聞いたよ
W主演の二人とも大河の主役か ホリプロすげー
52 :
名無シネマ@上映中 :2010/11/24(水) 21:42:26 ID:KjgC/PH/
原作本、古本でしか手にはいんなかったけど、もうすぐ(11/26平凡社から)復刊するね。
53 :
名無シネマ@上映中 :2010/11/25(木) 17:28:38 ID:iLSTzJnz
ケンイチ演ずる菊井(映画では梅山)もうシャバに戻ってるはずだよな〜。 妻夫木、ケンイチと川本、菊井でマイバックページ・トークライブなんかしたら、もっと盛りあがんじゃねぇ? くだらねえ自己顕示欲の塊が起こした事件だけど、70年代安保に郷愁覚えるアンポンにはうってつけの企画だろう。 菊井が生きていればの話だけどね。
ポスター印象的だ
55 :
名無シネマ@上映中 :2010/12/01(水) 22:22:49 ID:oioJ+PXT
>>54 な。
マツケンの目付きがイイ
いや、目付きは悪いけど、それがイイ
56 :
名無シネマ@上映中 :2010/12/01(水) 22:24:03 ID:oioJ+PXT
山本剛史も、浩司も出る
57 :
名無シネマ@上映中 :2010/12/12(日) 15:25:35 ID:ypqgR1Gg
再版の原作読んだけど、こんなインチキくさい菊井良治になぜ川本三郎がだまされたんだろう?マツケンの演技期待していいのかな?
昨日山下監督が来たイベントに参加して、知人とこの映画について 立ち話してたのをチラ聞きしたけど、松山ケンイチで良かったみたい な話してた。表情もいきいきしてたし、初号見て手応えがあったように 感じた。期待大。
そろそろ特報が見たい
映画館でチラシもらってきた 年も明けたしそろそろだ どのぐらいの公開規模なのか気になる
題材からして単館系なんじゃない?
62 :
名無シネマ@上映中 :2011/01/14(金) 14:13:27 ID:0ySD/TCu
キネ旬に山下監督が「自衛官がひとり死んでいることを(自分たちのなかで)クリアしないと映画にはできない」といっていたのを読んでとても期待しています。 ただ、この事件に関して「暴力で世界は変えられると信じていた」とチラシに書かれているような程度の理解で「クリアした」といっているのでしょうか? この事件はそんな崇高な事件ではありません。 この事件のどろどろした部分を描ききってこそだと思いますが。 不気味でくだらない菊井を演じる松ケンの力量が鍵です。
劇場数が思ったより少ないな これから増えるのかね うちの県でも上映してくれ!
40館くらいか? 一般受けしない題材とはいえ ホリプロの二枚看板が主演なのに…
トレイラーつべにあがっとる
予告、山下にしては寄り画多い印象 メジャー意識してきたのか
67 :
名無シネマ@上映中 :2011/02/03(木) 23:29:59 ID:6ihs/P2f
予告見た 松ケンいいね
森直人がブログで絶賛してるな
EYESCREAM編集者のつぶやき 『マイ・バック・ページ』観終わりましたが、 文句のつけようがない傑作でした。ただ、ただ、素晴らしい。 山下監督は、またしても、そして凄いとこまで突き抜けた。 2011年2月3日 13:07:59 TwitBirdから いやいやいや、妻夫木くんがめちゃくちゃ最高の演技。 たとえファンじゃなくても特にラストシーンはぜったいクるって。 2011年2月3日 14:23:06 TwitBirdから まったく奇をてらったところのないクラシックな映画なんだけど、 心からオススメ。劇中出てくる『真夜中のカーボーイ』や 『ファイブ・イージー・ピーセス』といったニューシネマの傑作に 並ばんとする山下監督の気概を感じた。 2011年2月3日 14:29:39 TwitBirdから
日本映画magazine編集者のつぶやき 『マイ・バック・ページ』のキーワードは「普通」。 人の普通さを完璧に描いた映画久しぶり。 妻夫木もマツケンも、すげえ普通!あ、サイコーに褒めてます。 2011年2月4日 22:56:44 Keitai Mailから いまもっとも間違いない監督の一人思います 2011年2月4日 23:04:00 www.movatwi.jpから
平凡社営業マンのつぶやき 映画『マイ・バック・ページ』原作・川本三郎(平凡社)の公開は 5/28とまだ先だけど、関係者試写会があり観させていただいた。 1969年から71年、全共闘の嵐が吹き荒れる政治の季節。 若い記者はいかに悩み、事件に翻弄されたか。 最後5分の妻夫木聡の演技に鳥肌が立った。凄い! 5分前 webから
書籍関係者のつぶやき 役者はみんなよかったけど、なかでも光ったのは松山ケンイチ。 思想も志もないえせ活動家なのに、人を巻き込む狂気だけはある、 みたいなキャラクターを見事に演じてたと思う。 音楽(クラムボンのミトさん)と効果音が控えめなのもよかった。 やっぱり『ノルウェイの森』も見たいなあ。 約5時間前 webから
>>72 なんでそこだけ転載するんだよ?松山ヲタか?w
今日は『マイ・バック・ページ』の試写を見てきた。
川本三郎さんのあの本は人生で10指に入るぐらい大切な本だし、
あの時代の地味なドラマを30代の監督と脚本家がどう描くのかと
恐る恐るだったけど、長尺を忘れるとても良い映画だった。
ラストでは亡き奥さまのことも浮かんでしまってぼろ泣き。
約5時間前 webから
シネマスクランブル編集長のつぶやき 『マイ・バック・ページ』、しびれた。全共闘はモチーフになってるけど、 映画としての本質は、ホンモノになろうとした男の青春物語。 山下敦弘監督の演出がこちらの期待と合致していて、観ながらとてもしっくりきましたね。 男向きの良い映画。問題は主要キャストが良いので間口が広がり過ぎることか。 約18時間前 ついっぷる/twippleから ちゃんと練られて作られた良い映画ですね。 about 16 hours ago ついっぷる for iPhoneから
この映画を観たあとNHK放送センターのアーカイブで「黄色い涙」を観ようと思っている
77 :
名無シネマ@上映中 :2011/02/16(水) 01:05:33 ID:hnoAz66B
映画ライター(昨年の週刊朝日映画欄星取表担当者)のつぶやき 映画「マイ・バック・ページ」(5月公開)試写。素直におもしろい! 評論家・川本三郎さんのノンフィクションが原作。 ずっと座ってた朝日で起きた話なのに、詳しく知らず没頭。 何より先輩記者役の古館寛治氏が出てきた瞬間、リアル記者すぎて吹いた(笑)。 妻夫木氏も見事。 11:07 PM Feb 15th www.movatwi.jpから
この世代は戦後の偏った教育を受けて自分で是正できなかった低能のにおいがする。 あれ思い出すんだ。金九。根性が朝鮮人じみている。
あの時代の若者がどういう心境でいたのか単純に興味があるな
CUTにけっこう大きく取り上げられてるな やはり男の映画だそうだ そして誰もが口にするラストシーンが気になる でも期待しすぎないようにしておこう
2時間半は長い
映画を見終えた川本三郎のコメントって出てる?
一般試写始まってるな ガンツ見てキャーキャーはしゃいでる嵐ヲタ(学生らしい)の感想 >マイバックページは・・あんまりでした(泣) >なんかね、マイバックページの話の内容がさっぱりわかんないの・・・俳優さんは素敵なのに
これは・・ 何かの参考になるのか?w
日本がアメリカと戦争したことすら知らない高校生がいる時代だ 学生運動なんて生まれて初めて聞いたんだろう 予測できたとはいえ客層が極端に限られる作品だな 悪いことは言わん 公開規模広げるな痛い目にあうだけだから
広げるなも何も60館ぐらいでなかったっけ
今のところ90館弱だけど 妻夫木があちこちで主演男優賞とってるから結構拡大するかも
客層がヤバいことになるのか 地味俳優でよかったのに
前売りの特典余ってるみたい 売れてないな
ノートの使い道がない
93 :
名無シネマ@上映中 :2011/03/23(水) 00:47:43.05 ID:dI8R4eO3
滝田修と菊井良治を見つけ出して、メディアに引っ張り出すしかないな。
真心と民生のダサかっこよさがいい それだけ
95 :
名無シネマ@上映中 :2011/03/29(火) 23:02:38.87 ID:xu99fCQY
いつの間にやら公開まであと2ヶ月!
96 :
名無シネマ@上映中 :2011/03/30(水) 10:33:51.41 ID:IdFYuWIy
97 :
名無シネマ@上映中 :2011/03/30(水) 11:47:39.22 ID:LLlsh23Y
映画、地味っぽい
原作が川本三郎って地味すぎるよな… なぜこれを映画化しようと思ったのか
99 :
名無シネマ@上映中 :2011/04/02(土) 03:28:37.67 ID:DbZDIIBT
保倉幸恵の存在には何か惹かれるものがあるからこの映画を観ようと思っている。
今年のキネ旬ベスト5に入るのは確実だな
なるほど
キネ旬は身内みたいなもんだからなこの映画にとって 身内の誉め合いみたいでちょっとなあ
公式で流れるBGMがどれもいい あれは劇中曲かな
試写会見てきた 女優陣にはあまり期待していなかったが予想外に良かった 特に石橋杏奈素晴らしい ツマブキは予想通りの演技だったがマツケンの変化球具合はすごすぎ
石橋杏奈って時をかける少女でしかみたことないけど 現代っ子なのに昭和の雰囲気あふれる子だよね
106 :
名無シネマ@上映中 :2011/04/14(木) 11:07:14.20 ID:Z9etDte4
震災後、若者はすべきことを見いだしている。この映画の社会的価値は霧散した!
石橋杏奈は銭ゲバでも松山と共演してたよ
粉川哲夫がブログでかなり好意的なレビューを書いてるな 半分以上は原作の解説になってるがw
松山ケンイチめっちゃ良かった というか配役恐ろしいほどどんぴしゃ
つくなしおりちゃん、かわいいわー
くつな
ブラックスワン以下か
114 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/03(火) 00:06:29.71 ID:CWJ99JNb
でも、まあ、高評価だな
ホリプロ映画ってだけで地雷臭プンプンだな
原作読んだけど…これが面白くなるのか?
今日観てきた 確かに地味だったけどしっかりしてて良かった こりゃなんかの賞獲るっていう手堅い感じ 松ケンってこんなクズキャラも出来るのかとビックリした もう性格酷すぎるけどドコにもよくいる感じのクズの演技って凄いわ あと脇役の面々も味があって良かったよ
部屋に「初恋地獄変」のポスター貼ってあった。
松けんのアイデンティティの無い、思いつきな 行動を理解しようとしないこと。 妻ぶきの主役のかっこ良さを期待しないこと。 個人的には「意義無し!」の掛け声が欲しかった。 最初のウサギを埋める穴を掘るシーンは結局最後 に全てダメになるところにつながるのだろうか? 最後の涙は何なのかを皆で考えよう。
監督と脚本家は腰が低い人だった。 トークショーの後、入口のところで 出てくる人みんなにお辞儀をしていた。
誰も言ってないけど一番評価すべきは山内圭哉だろw 松ケンも消し飛ぶ存在感だった
>>123 ケチャップとマヨネーズの味しかわからないアメリカ人みたいな感想だなw
でもまあ好まれる演技って時代とともに変わっていくんだろうな
漫画やアニメで育った世代は何を演じてもキャラクター演技だが
漫画やアニメで育った世代がそれを見て上手いと感じる
125 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/15(日) 11:59:42.62 ID:ShHgu4CF
山内圭哉って初見だと思ってたけど 調べたらSPECの千里眼の人なのな 振り幅凄すぎて、全然気づかなかった
松ケンはどうも声があんまり好きになれない…ただ今作での演技力は非常に良かったと思った。 妻夫木はいつも通りだが、やっぱり安定感があるなあ。 まぁ、日アカにはギリギリで絡んできそう。 松ケンもいいが、既出の山内圭哉はたしかに存在感すごかった。ソーシャルネットワークのジャスティンティンバーレイクをなんとなく彷彿とした。個人的には古舘寛治の演技が結構好きだった。
試写会みっつぐらい応募したけど当たらないなぁ。 ツイッターで「試写会当たってたけど行かなかったw」とかいうつぶやき見かけて腹が立った。 チラ裏スマソ。
128 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/18(水) 00:02:06.61 ID:+cCghlW+
NTVCMやってたな
映画館に原作試し読みBOOKが置いてありましたよ
試写で観ました。 松ケン妻夫木の演技は確かに上手い。 だけど話は面白くないし、よく分からなくて退屈した〜
山下作品で評価されてるのはリンダ×3、天コケ 本意じゃないだろうが、若い女子を撮ってる方が良いんじゃねえの
今までは、しがない日常をテーマにしてたが
山下作品にあんまり乗れない俺は今回もいまいちだった だから山下好きならたぶん好きだと思う
サイゾーのレビューだとどえらい好評価だった
試写で見てきた 原作既読だが読んだのはずいぶん昔で記憶おぼろげ ラスト5分くらいのエピローグにテーマとクライマックスがぶっこまれてて しかもそれが役者の演技にすべてかかっているというリスキーというか 博打みたいな脚本だった、よく撮影GOサインが出たもんだ こんな構成のホンて他にあるのかな? あれラストで妻夫木が演技しくじったらどうするつもりだったんだろ 以下ネタバレあるだろうから読み飛ばしヨロ 映芸でジジイどもがあげつらっていたので年寄りが貶しているだけだと 半笑いで読み流したがまあ否定できないかなと ジジイどもは 1梅山のキャラ設定がだめ、あれでは人をだませない 2原作の縛りがつまらなくしている 原作準拠のジャーナリストの葛藤と挫折でいくなら 川本が意固地になって肉親の説得にも耳を貸さず社内で完全に孤立したあげく 「情報源の秘匿」を守りきれず警察の取調べに「落ちる」くだりを クライマックスにするのが自然(自分はその展開を期待していた) 青春の挫折で行くなら梅山の後日談がないのはどうにもすっきりしないし そもそも挫折キングの原作K=菊井=梅山を主軸に据えるべきだったんでは (つづく)
(つづき)菊井の顔について原作ではまったくえがかれていないが 見ればわかる、あれは人の上に立てない顔だ 背が低く色白でびっくりするほど下膨れ、あだ名は「おかめ」と断言できる 高校で病気→成績不振→ノイローゼ→他県の高校に転校→一浪→日大という 彼の履歴を知れば、「周囲に認められたい」「他者を見返してやりたい」と いう欲求が異常なまでに高かったのも理解の範囲内になる 映画での一連の行動もわかりやすくなる 対する川本は麻布→東大法学部→朝日新聞社、映画には出てこないが 大学生の美人と婚約中、 しかも原作では強烈なエリート意識を放っていてKに対する感情は 「みんなからバカにされているKがかわいそう」「Kが東大か京大だったらよかったのに」 あげくに逮捕時には「Kと心中かよ、どうせなら東大か京大のもっと大物と 心中したかったな」と言い放つ、徹底して上から見下ろすものだ (だから原作は面白い) 原作にある毒を映画ではことごとく削いで柔らかな毒気のない「沢田」に変換しちゃったね そういえば原作冒頭の安田講堂の取材から逃げ出したエピはないね、「見ていた」としている あれだけで川本の「ジャーナリストになりたい」という夢が覚悟のない甘っちょろいものと わかるのに、原作者に対する遠慮が縛りになってるようだ さて戻るがこうした川本の態度はKに伝わらなかったといえるだろうか? 逮捕時にKは真っ先に川本の名を挙げたという Kが川本を道連れにしようとした心境も見えてくるというもの Kは90年代前半には出所したはずだが、高校時代の挫折から這い上がろうとしたKは すべてを失ったのに、道連れにしたはずの川本は文筆業で地位を築いており美人の妻がいて 「マイ・バック・ページ」も著しているという現実 居酒屋の片隅で涙にくれるのはKのほうだろうよ あと気になったのは腕章の扱い 川本が焼いたんじゃないのに映画では沢田が焼いたことにしている これ問題にならないか?
ああ書き忘れたけど表紙の女の子が自殺したことはちゃんと表現すべきだ ラストの一言がぐっと効果的になるのにもったいない
>>79 わたなべりんたろうだろ。
それヨイショ記事だぜ。
わたなべはこの映画にエキストラで出ててクレジットもされてるからな。
ツイッターでもヘーキでエキストラに行った事を書いてる。
そいつが、週刊朝日でこの映画を絶賛してるとか、何かの冗談にしか思えんな。
>>138 えっ あれ自殺なのか
2年後に亡くなった としかナレで触れてないんだよね
>>136 映画はまだ未見だけど実際の状況知らないから面白く読ませてもらった
ラストは監督によると後付けできまったらしいよ
最後まで迷っていて妻夫木にも意見聞いたって書いてあった
腕章の扱いについては実話を基にしたフィクションと思って見る人が多いだろうから
そんな問題にならない気がするけどそれが重要なシーンなのかな?
>>139 違うよ
>>79 は中村千晶っていう去年半年間くらい
週刊朝日の映画欄担当したライターのツイート
わたなべりんたろうが書いているのは今週号の朝日ね
144 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/22(日) 00:08:11.50 ID:mVVBNi6F
Kを主役に据えて逆に川本を嫌なやつとして描いた方が面白かったと思うが 少なくともそのKじゃ松山ケンイチには無理だろう この映画でも沢田を騙せるような演技になってないがな
>>144 それは演技というより脚本の問題だと思うが・・・
っていうか、原作だと「裏切られた」にポイント置いているんだよね
川本は情報源の秘匿を主張して何も喋らないでいるのに
逮捕されたKは取り調べで嘘八百並べ立てて
川本を共犯者に仕立て上げてしまうわけで
それを知った川本は「はたしてKは守ってやる価値のある男だったのか」と
こういうとこ映画でネチネチやるかと思ったらなんかさらっと済ませてたね
昨日試写会で観た。原作、事実は置いておくとして映画作品からの感想。 主人公が若者特有の独り善がりな正義感・甘さ故に痛い目にあってベソかく話だった思った。 妻夫木聡は最適な配役でしたね。 90分の作品にしたほうがシャープで良かったかも。長回し要りません。
>>145 そういうネチネチ嘘八百シーンこそ難しいんだと思うぞ、結構
>>139 週刊朝日ひどいな。
さすがアサヒだわ信用出来ない。
そのわたなべって奴もよく平気だな。
150 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/22(日) 15:45:16.12 ID:i5e01AGy
芸スポ伸びなさすぎワロタ
>>148 自分で自分にレスするのって楽しい?
自演するならせめて文体は変えようねw
152 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/22(日) 16:58:12.37 ID:tbLn8+3k
あんまり関係ないですが、2011年度のキネ旬ベストテン、こんな感じかな 1 八日目の蝉 2 東京公園 3 恋の罪 4 大鹿村 5 朱花の月 6 死にゆく妻との旅路 7 津軽百年食堂 8 マイバックページ 9 一命 10 まほろ駅
153 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/22(日) 17:04:30.76 ID:N92dQu4F
原作は川本氏に都合よく書かれているからね。 真実は『一九七〇年の狂気―滝田修と菊井良治 』 福井 惇 (著) を読むといい。 京浜安保共闘(猟銃強奪事件や14人もの仲間をリンチで殺した組織)の幹部(実はガセ) を名乗って接近してきた菊井を身分照会すらせず 「ナゾの過激派幹部独占インタビュー」として週刊朝日に乗せたのが川本氏と先輩記者。
154 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/22(日) 17:09:13.80 ID:N92dQu4F
菊井⇒高校で病気→成績不振→ノイローゼ→他県の高校に転校→一浪→日大という これもデタラメ。旭ヶ丘高校(愛知の超エリート高校)でカンニングと万引きがばれた為に宇治山田高校に転校。
>>153 その週刊朝日の記事は映画にも出てくるよ
週刊プレイボーイとその記者は出てこない
評判わるそうだな
>>151 わたなべ真っ赤な顔して降臨乙www誰か週刊朝日に凸れや
ホリプロまみれ
159 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/23(月) 12:29:15.83 ID:bGnfQxd/
若者が社会を変えれると信じた時代があった!! アホか。ほら吹き滝田や嘘つき菊井や脚色川本にそんな事を言う資格はないぞ。
来週、僕らの時代に妻夫木、松山、山下監督で出るらしいな
監督真中で捕えられた宇宙人状態?
164 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/24(火) 23:04:50.31 ID:9M6a95MK
京浜安保共闘自体、実は交番襲撃する以前はマイナーな組織にすぎなかったのだが… 当然ながら菊井は連赤とつながってない 事実は川本も菊井もただのクズだな そんなんだから川本自身ずーっとpgrされてたんだけどさ
165 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/24(火) 23:07:03.32 ID:Tf2Q8qp1
マイ・ボッキ・ペニス
166 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/25(水) 01:09:14.58 ID:zc6VmPDF
妻夫木君のスレで書いたけど反応なかったんで、こっちにも。。。 新宿の初日舞台挨拶のチケット1枚余ったけど 定価(¥1800)でもOKって人いらっしゃいますか? 1回目の上映のヤツです。 ちなみに席はかなり後ろのはじっこなんで それでもよければ捨てアドもらえたら先着順で連絡します。 当日の連絡先はご挨拶後でおねがいします。
>>166 です。
妻夫木君スレでも怒られちゃいました。
流れガン無視のレスしてすいませんでした。
>>166 は取り下げます。
不愉快な思いされた方いらっしゃったらごめんなさい。
>>163 言いたいことは「俺は間に合った。川本は間に合わなかった。」
自分が運動の中心にいたことにしたいためにデタラメ史観をデッチあげている。
マイバックページって ボブディランの曲だったんだ 初めて知った
どうしてページズじゃないの?
原題はpagesなの? 映画のタイトルがページっていうよりは、曲の邦題がそうなんじゃね?
今更全共闘ですか あきれてしまうわ
天然コケッコーから4年も待たされるとは
試写会で見てきた なんか重い作品だったけど後からジワジワきたわ 妻夫木、松ケンをはじめ脇の役者も全てリアルで良かったと思う
洋服の青山の出番が少なすぎだぞ 衣装協力もしてるのにあんまりだ
一番美味しいどころ取りだったやん 沢田だけでなく見てるこっちもなんだそりゃって気分にはさせられたから キャスティングは成功してんじゃね
川本さんも山下監督もやさしすぎる
>>173 今時全共闘とか三里塚とか言われてもハァ?って感じだよね
あんなもん誰が見たいのかと思う
松ケンはうさドロまで待つわ
TVCMやってんだな 今日から公開なのに 大ヒット上映中って出ていた
そんなのどの映画でも当たり前だよ どんだけこけても大ヒット上映中ってCM流れてるから
今確かに2、3人しかいなかった。 ま、どこのシネコンも一番小さいスクリーンにあてがられてるし はなから興行的に失敗って烙印を押してるのはあながち間違ってないってことだ。 妻夫木と松ケンじゃ客は呼べないってちゃんと分ってるんだ。
アスミックの映画ってヒットさせるつもりないと思うよ 最初から
今観てきた ちょっと暗いね 過激派の人ってキチガイだな マツケンの彼女が可愛かったのが良かった
私も今日観てきた。妻夫木と松ケンで初日だから結構入っていると思っていたら、スカスカだった。 (以下ネタバレ) 山下監督のことは信頼しているので、安心して観ていたけど、最初のウサギの値段が1000円というので、少し「?」と思った。 当時のレートからすると高すぎるのではと思った。でも、その後、安川(?)と接触する食堂の値段表が「カレー120円」とかだったので、 やはり、その辺りはぬかりないのだなと。映画館で支払いをするときもしっかり旧札だったし。 ただ、ストーリーにはあまり入っていけなかった。誰視点なのかがよくわからなかった。 音楽の使い方も今までの山下監督とは違っていて、「新境地」ということなのかなと。 裁判の経過を文字で説明しているところで、「もしかして、これで終わり?」と不安になった。 いずれにしても、何か今回はイマイチだったかなと感じた。 でも、その後のシーンでやられた。偶然入った店でタモツと会う。そこでの会話で、監督と脚本の意図がわかった。 それがわかると、それまでのすべてのシーンがつながって少しジーンと来た。 タモツが「あれから、どうしてたの?山谷にでも行ってた?」という台詞で涙腺が決壊してしまった。 あまりヒットはしないかもしれない。原作を読んでいる人、川本さんの鼻もちならない感じが嫌な人から見ると、 少し気に入らない映画かもしれない。ただ、これは原作を参考にした映画オリジナルだと思って観るべきだと思う。 大傑作とは言わない。でも、いい作品だと思う。山下監督、4年待ったかいがあった。
川本さんてけっこう快く思われてないんだね
松ケン好きの中学生の娘に三里塚ってのは成田空港を作る時に色々あって 云々と説明したけど全然興味を示さなかった当たり前か 若い子が松ケン見たけりゃガンツあるしね
189 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/28(土) 23:18:40.49 ID:tzYidTO8
>>187 殺された自衛隊員の事をなんとも思っていないんじゃ
当たり前
>>186 うさぎの死と自衛官の死がつながってくるという
原作だと「ジャーナリストのモラル」を楯に自衛官の死そっちのけで
強情を張り爆死して会社をクビになるわけだが
映画じゃ取調べの「大迫さん」で心がぐらつきモデルの女の子でダメ押し
自衛官の死を背負って自分から会社を去るような描き方だったね
山下監督は川本さんに優しいなあ
やさしいというか、映画的な盛り上げ・大多数の観客の生理を考えても 前者はない
山下敦弘、4年ぶりなのか
途中 ドラマとか小品は撮っているけど 事実上4年ぶり 大学の先輩の熊切監督がいい映画作ったから 気合い入っただろうなあ
松ケンが演じた片桐のひとりよがりな感じ、勝手に熱くなっている感じは、リンダリンダリンダのマッキー に似てなくもない。 マッキーが卒業して片桐になったと言われても不思議やないと思う。 「ああ、あの子が」「昔から、そう言えば…」みたいな。 時代はずれるけど。
あのモデルの子はなんで死んでしまったん?
山下にはまだメジャー寄りの作品は早かった気がする
たしかに妻夫木君はメジャーすぎたかもしれない。リンダ繋がりで小出恵介君ぐらいがよかったかも。
198 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/29(日) 00:44:18.02 ID:k/Fj4gHF
結局どうなんこれ? 並?駄作? つかコケてるの?
題材的にメジャーじゃないのに なんで俳優をメジャーどころ二人にしたんですか
こういう前時代的な題材のものは比較的お金がかかるものだし 山下的にも今までの作品群と比べたらメジャーなお話だったよ 監督業としてひとつクラスアップしたお仕事への挑戦をするのは結構なことだが 話も役者も持て余したような感じを受けてしまうのが残念だった
この作品評価低いよね。 山下監督じゃ荷が重過ぎたんじゃね?とか言われてる。
映像が70年代っぽくて良かった フィルムの質感も世界観も昔の映像見てるみたいだった ノルウェイの森も観たけどこちらの方が相当低予算だと思うけど 当時の空気感はこっちの方が出せてたと思う リアリズムの宿とかもそうだけど山下監督は昭和を撮るのが上手いね
>>193 海炭市叙景か
熊切和嘉はフィルムで撮影したと聞いたけど
マイバックもフィルムで撮ってるのかな・・・わけないか
フィルムでそれも16ミリって言ってたと思う
206 :
ネタバレ注意 :2011/05/29(日) 01:58:52.57 ID:VyUp9gmX
全共闘に対してノスタルジックな感情を持っている人(世代)には受けは悪いと思う。
「荷が重すぎた」とか言っているのはそういう人だろう。
実は監督も脚本家も、批判的に原作を消化している。片桐の中身のなさを見れば一目瞭然だが、
前園も、ナレーションでは「カリスマ」と持ち上げ、片桐も沢田も「すごい人」と言っているが、
観客から見れば、ものすごく「ちっちゃい」人物に描かれている。
それに対して、大きく扱われているのは自衛官の死。それとフーテンのタモツ。
それが最後に来る。
>>190 を読んでようやくわかった。
冒頭で、ウサギをちゃんと土に埋めるタモツ。それを手伝うが、自分のせいでウサギが死んだということで
お金をタモツに渡そうとする沢田。「そういうことじゃないでしょ」とタモツ。
生命あるものとしてウサギを見ているタモツと、かわいい商品としてしかウサギを見ていない沢田の差。
自衛官の死を、人の死として受け止めている人とそうでない人の差。
ただ、メジャー感はたしかになかった。ヒットはしないのかな。まあ、妻夫木君を遣っても、
山下監督は山下監督の映画を撮ったということかなと。今度は4年後と言わず、もう少し早目でお願いしたい。
>>207 あの俳優2人の出演作としてはある意味異様なルックだったよ
>観客から見れば、ものすごく「ちっちゃい」人物に描かれている。 ここ大きかったと思うんだよ 梅山に沢田はなぜ惹かれたの?という部分がすごく曖昧だった気がする
役者なんて関係ないんじゃ 妻ぶきもまつやまも昔から今にいたるまでマイナー映画にも出てるし 妻ぶきはちょと画面上で派手な感じは確かにしたけどさ
改めて学生運動とか全共闘とかやってた奴って バカだと思ったよ 自衛隊員のお父さんのコメントが 一番正論だと思った
>>195 電車に飛び込み自殺
保倉幸恵スレには森本レオにレイプされたからとあるけどガセネタくさい
やっぱり16ミリフィルムなんだな 映像としては昔の雰囲気が出てて良かったと思うが 中身は・・・
216 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/29(日) 09:36:43.88 ID:EVjOg2ym
全共闘、新撰組 歴史は繰り返す。
大コケ?
長塚と、自衛官役の俳優さん個人的によかったなー。後者の名前が知りたい 松ケン太った?と思ったが、菊井がしもぶくれだったのか把握した
>>186 >誰視点なのかがよくわからなかった
うん、この映画の入り口で観客はいきなり迷子になっちゃうよね
ファーストシーンが東大に忍び込む梅山でしかもけっこう長いからなあ
うさぎ売りから始めれば観客にもっと親切になったのにね
ボクらの時代って対談番組に 山下監督と主演二人で出ていた
221 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/29(日) 16:26:33.30 ID:NXlavK78
川本三郎の文芸評論、映画評論は好きだが。これだけは何か自己弁護してるようで あまり好きになれなかった。しかし映画化するなら、その川本の「エリートの嫌らしさ」を 全面に出せば面白くなるかも…と思ったんだけど、やはり川本への遠慮もあったんだろうね。 あと、みんな書いてるけど保倉幸恵の自殺をなんで隠したのかな。 当時の風俗はよく描けてたと思う。帰りのエレベーターで「これって実話なの?」と 話してるカップルがいたけど、妻夫木とマツケン見に来ただけの観客は退屈だったろう。
もっと熱い映画かと思ってただけに肩透かし 山下監督の作風と題材がミスマッチかな
223 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/29(日) 17:28:28.46 ID:eV9yjQan
あんまり評判良くないね 松ガ根乱射事件が大好きだった自分には合わないのかな でもこういう売れ線じゃない映画が作られるのは良い事だと思うよ 原作が川本三郎ってのが気にくわないけど
好きか嫌いかと言われればすごく好きなんだが ツイッターで無邪気に手放しで絶賛してる人たちのように素直になれない ひねくれ者の自分はここに来てるw
なんかね、つまんなかったんだよ 自分が理解できないだけかと思ってここにきたんだけど うーん
低予算製作費のほとんどを二大人気俳優のギャラに使ったような妙なバランス。 時代を語るのに一番効果的な挿入歌がピンキラと平山ミキの2曲だけ。 出てくる部屋はみんなサッシ窓。ディテールに神は宿らず。 でもラストの居酒屋のシーンは良かったよ。それだけは収穫
ネタバレになるけど ラストで何でブッキ−泣いてたんだ? いろいろ思い出したのかな 意味不明だから感動できなかった
228 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/29(日) 19:16:35.06 ID:NXlavK78
怪しげな自称革命家になんで騙されたのか、あの時代の世の中全体が左翼に シンパシーを抱いていた雰囲気を知らない奴は理解出来ないだろうな。 高度成長時代と言いながら恩恵を受けていた人々はまだ少なく、今よりもっともっと 貧しい時代だった。豊かな今の時代、あの心情を理解しろと言っても無理だろう。
姉ちゃん達は色っぽいけどお前ら映画に出てくる必要あったのかよ 始まってるとか言われても俺のテンションは始まらないし 客にカップルが多いけどデートで来る映画なのかよ 完全に取り残されちゃったよ、よくわからん
>>227 単純だよ
俺馬鹿な事しちまったなぁ
って思って泣いたんだよ
231 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/29(日) 21:09:49.65 ID:rPWOcp3Z
昨日28日に、マイ・バックページとプリンセス・トヨトミを観た。 客の入りは、満杯を10としたら、プリンセスが7でバックページが4 と言ったところ。
最初に町山がセクトを作ってその後に何をしたいの?って聞かれた時に 「あわわ、あわわ」となって答えられなくて お前敵だなって逃げた事が全てだよな 結局松山は何がしたかったのかは松山本人にも分からなかったんだろ
映画館に行った時間にこれしかやってなかったのと、 妻夫木くんが出てるから面白そうって彼女に言われたのとで見てきた。 ・・・デートで見るもんじゃねーなこれorz
観て来た!日曜の夕方の会で俺入れて4人ってマジか。 当時のこと知しらない俺は置いてけぼりだったなぁ。飽きずに最後まで観れたけども、 結局何を言いたかった作品なのか全然わからなかった。
235 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/29(日) 21:27:19.57 ID:p6T+AsU0
>>227 俺はタモツが「生きてれば十分だよ」みたいなこと言ったときに、
初めて自分の犯した罪に気がついたのだと感じたけど、この解釈違う?
沢田は、安田講堂の時に現場から逃げ出したっていう過去を引きずっているから、 梅山みたいな胡散臭いヤツにのめり込んでいったのかな。 この映画は肝心なことは描かずに、さして必要のないことをダラダラ描いている。 沢田目線でいくなら、もっと絞り込まないとダメだ。 自分は70年代初頭にガキだった世代だけど、 世の中全体が新左翼にシンパシーを抱いてたなんてことはなかったよ。 シンパシーを抱いてたのは、 マスコミとか教師とか学生運動崩れの一部の「インテリ」のみだったと思う。 大多数の貧しい人々にとって新左翼の行動は、 自分たちと関係のない世界のことって意識だったと思う。
>>231 4/10も入ってたのかスゲーな、俺土曜昼見たけど3人しかいなかった。
>>233 みたいに妻夫木くんや松ケンが出てるから見てくれる人多そうなのに。
内容が難しいから敬遠されるって判断されたのは間違いじゃないみたいだな
>>236 ていうか70年も60年の時も
学生は4回生になったら普通に就職活動して
卒業したら普通に就職して何の疑問もなく資本主義の歯車に自分で飛び込んで行ったからな
結局連中はほとんど遊んでいただけの話。誰も本気ではなかった。
むしろ連合赤軍とかの方がピエロ
演出のせいで梅山が過剰に胡散臭くなりすぎたんじゃないのかな しゃべり方も仕草もいかにもでw なんでこんなあからさまなペテン師に引っかかるのかと 感じてしまう観客もいると思う もうちょっと抑えた演出でもよかったかも
>>239 確かに胡散臭いが、その場にいると引き付けるものがあるタイプでは
ITバブルの頃の若手社長みたいな感じ
騙されたと思っていた妻武器が最後に自分も他人を騙してたのに気づく展開もよかった
でも、沢田の鬱屈の背景は描き込み不足。
ただ臆病で頭でっかちの傍観者という感じで退屈なキャラだ
>>240 うーん・・・惹きつけられるかどうかは個人差があるからなあ
沢田がああいう性格だから惹かれたという脚本と演出なのだと
頭で納得したけど
惹かれるという点ではもっとわからないのが赤衛軍てか赤邦軍のメンツ 女二人はまあセックスだろうって補完できるが あの柴山って後輩?がなんであそこまで梅山に心酔してんのか描写がないもんだから もういっそホモってことにしておけよとw
この時代に左翼ごっこしてたインテリが今の日本の中枢にいるんだよな こいつらが日本を腐らせたわけだ
>>240 基本いいかげんなんだが、ここ一番でいいハッタリかましてたよ
赤邦隊グッズを特写させてやる場面の松ケンのバストショットとか
しかし、「お前のために世界を変えてやる」で押し倒せるなんでいい時代だなw
↑ 松山ケンイチ(=森本レオ)と石橋杏奈のドロドロ部分のくだりでは、上のスレを参考に 脚本化されていましたね。 処女を脅して宥めて御馳走になるところなんか、本家の強姦魔そっくりでした。
249 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/30(月) 02:47:36.10 ID:KPpQ3F6g
一緒に見たツレに「なんで妻夫木最後泣いたと思う?」と聞いてみたら、 「(元テキ屋との再会で)ウサギが死んだの思い出したからでしょ」と言われて 「その発想はなかったわwwwww」と思わず言ったんだけど、 上の方のレス見たらあながち間違ってないんだなーと思ったw
250 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/30(月) 02:49:01.57 ID:Lc3uOrxG
>>234 レイトショーで観てきたが、
こっちも4人だった。
クライマーズハイと比べると輪転機が出てこないから、
新聞社にリアル感が無かったな。
かろうじて、共同通信のピーコーはあった。
251 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/30(月) 03:25:08.32 ID:XOMKOa2f
色々な意味でホリプロらしい内容でした キャストもry
山下や向井がしきりに「梅山=カリスマ」みたいなこと言ってた気がするけど ちっともカリスマにはみえなかったなあ。仲間たちにも大して慕われてる風じゃなかったし。 脚本も微妙だしいくらなんでも長すぎたな。 山内圭哉の迫力と胡散臭さだけが突出してたw
上でも書かれていたけど、 迫真の演技だった自衛隊役の役者さんの名前が知りたい。 本当はもっと長い時間撮っていたと監督がインタビューに答えていたけど、 本当に監督が撮りたかったのは、学生の中2病みたいな自己実現の為に理不尽に殺された 将来ある若い人の無念だったんじゃないのかな。 あの映画観て思い出すのは妻ブキやマツケンの演技じゃなくて あの自衛隊役の人の演技だな。
254 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/30(月) 10:01:28.44 ID:KPpQ3F6g
>>253 残念ながら、その自衛隊員が這い蹲り息絶えるシーンと、
妻夫木が松ケンに蜂起の準備を見せられに招かれるシーンが
俺の寝落ちしそうになったシーンだったw
でもあの自衛隊員のシーンは山下監督っぽい撮り方だと思った
自衛隊。ふんふん
マツケンが自己陶酔して独り語りしてるシーン クラウザ−様とダブって見えた
山本浩司って太った? HPの人物相関図を見るまで判らんかったw
>>252 いやカリスマがないからあんなチャチな「活動」しかできなかったんだよ
ただ山下・向井は梅山を「ムチャクチャなんだけどなんか憎めない」に
したかったみたいだが
この「憎めない魅力がある」ってのを伝えるのは難しいね
>>253 大迫陸士長・橋本一郎
確かに山下監督は「ジャーナリストの葛藤」より
「人ひとりの命の重さ」に比重を置いてるよね
7年後映画評論家として落ち着いた沢田にもまだ自衛官の死を引きずらせている
表紙モデルの子の「嫌な感じ」「罪もない人が殺された」というセリフも
原作とではまるで意味合いが違う(原作で言うのは川本の兄)
土日興収約2600万円でした 悲惨なので気に入った人はリピってあげてね 自分はもういいw
>>258 そういう意味では、梅山のキャラクターってきちんとでてなかったよね
これみてなんとなく「ときめきに死す」思い出しちゃったんだけど
こっちはジュリーにうまいこと”憎めない魅力”が醸し出してたんだよなあ
>>261 梅山は初っ端の教室討論でしょーもなく論破され逆ギレしてるから
あそこで「こいつ中身空っぽのカス」と固定されちゃう観客もいるだろうね
だから沢田が梅山に惹かれていくのも沢田自身のメンタリティでしか
説明つかなくて
「なんで沢田が梅山に惹かれていくのかわからない」
>>209 という声も出てくる
>259 ありがとう。 そう、それなんだよ。 有名俳優使って華々しく両キャラ共演と宣伝しているけど、 本当に訴えたい事はそこなのかなって。 自分が言いたい事書いてくれてありがとう。
橋本一郎さんは役所公二のお子さんで2世俳優なんだね。
265 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/30(月) 14:02:20.33 ID:e0QLzWOO
>>234 どこの劇場?
初日の新宿ピカデリーは上映一時間前に完売だった。
橋本一郎って龍馬伝に出てた役所息子か。七光りじゃなく健闘してるな。
全共闘時代後期の胡散臭さがよく出ていた かっこつけているだけで中身空っぽで出世欲だけはあって思想なんてない 他人を批判して 闘うときは最前線になんかでないで後ろのほうで煽るだけで 自分が批判され行き詰まるとキレて 責任問題になると転化させて逃げようとする とにかくその場限りの対応でなんとか凌いで続けているだけ 梅山は菅直人にしか見えない 最後のシーンはきっとジョゼと虎と魚たちへのオマージュだな
>>214 へーそうだったのか
どうもありがとう
なんかあの女の子が死んだときいて何げにショックだった自分
>>239 沢田以外の人間はあやしいと思ってたわけだからな
偽物、とすぐいわれてしまったりさ
でも沢田はいってしまったというところが肝で
自衛隊のシーンはよかったよ
人間の死をあーゆ−風に見せるのか、と思った
>>227 こういうの人に聞いちゃう奴ってなんなんだろ、ゆとり?
人の感性であのシーン見ちゃうとあの映画全部意味無いと思うんだが
重いとか暗いとか言われがちだけど、それはそういう雰囲気なだけって映画だったね
シュールでもあり、空虚でもあり、色んな所が絶妙につぼ
めちゃめちゃ好きな作品になりました
若松や宮台や足立と言ったこの連中にシンパシーを感じている人間は、 かの映画はどうなのかね?
あくまで自分の感覚で見ると、だけど、 沢田が梅山に傾倒していったのって、 自分では「ガキだったんすよ」と言ってた沢田だが自覚して無いうちに少し先の段階へ進んでて、 一つ前の段階で自分がやり残した事というか考え残した事を、 全身全霊でやって(そうに見え)た梅山に知らず知らずのうちに託すかのようになってたというか 大人が学生を見て、俺もああだったらな、ああしとけば良かったか?とか思うのと同じで あと怖いもの見たさかと思った 梅山って嘘ついてる自覚が一切無いんだよね 全力で嘘ついててそれを嘘と思ってない だからカリスマってのとは少し違って天性のペテン師? でも根っこの所は何も無いただの子ども
梅山は最初の方で、結局あなたはセクト作って何がしたいのって聞かれて答えられなかったぐらいだし、 ただゲハラや毛沢東を表面的にしか見てなくて、 格好いいから、なんとなく真似したかっただけの話でしよ 内容が全くない。 そんな彼にシンパシーを覚えた妻夫木もやっぱり薄っぺらい。
薄っぺらいのに必死なのがシュールでいいだろw それを正統派の妻武器がやってるのがまたいい 人間ってそんなに賢くない 人を殺しても目的のためとか言い切るくらい狂ってるのに薄っぺららいんだぜwシュールだ
274 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/30(月) 18:42:25.72 ID:kHqDZh5W
ググってもなかったので教えてほしいんだけど この実話ベースなんだけど 結局梅山って逮捕されて15年牢屋に入れられて とっくに出所したと思うがその後ってどうなったの? それ以外の連中のその後は全部情報はあるけど
悲しいからだろ
>>274 同じく、調べても出てこないんだよね。
菊井は今いずこ?
>>278 なかなか分かりやすいしいい解説だね
さいぞーだけどww
誰か悪人スレたててよ
282 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/30(月) 21:27:51.95 ID:L3of/tlY
ほんと誰か悪人スレ立ててください。 自分は駄目だった。
283 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/30(月) 21:45:08.62 ID:BWqE4JN1
>>278 代わり映えしない邦画だと分かって良かった
マツケンが「愛国!愛国!」って叫んでる連中にダブって見えた。 右か左か、って違うだけで若いもんがやってることって今も昔も変わらんのだな。
>>216 学生側が機動隊に「新撰組帰れ!」と言ったんだけど、状況把握できてる?
>>284 同じこと思った
今極端なネトウヨやってる奴は当時だったら間違い無く学生運動やってたと思うね
これは今ならいろんなことを放り出して震災ボランティアに行きたいと思っている 若者が見るといい映画だと思った。 このチャンスに自己実現ができると思って行くなかれ。ちょっと道をふみはずせば 大きな挫折が待っている。大事なのはちゃんと自分の日常を生きることだ。
今週の「週刊朝日」の表紙が忽那汐里! 映画見た人だけがニンマリする展開。
忽那はら行の発音が嫌い あーいう舌使いの人時々いるけど、いつもイライラさせられる トヨトミのプリンセスもそうだった
扱ってる題材は実話なんだが、軽さがあるのがいい映画だった シュールさはもっと出してもよかったかも
292 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/31(火) 02:12:25.84 ID:VR/i+Ief
他の映画観た時の予告篇では、梅山が若き大物革命家に見えた(笑) だから見に行ったのに、あんな小物だったとは・・・まぁ沢田も小物 といえば小物だし、薄っぺらいもの同士の情けない話と思えばそれは それでいいか。おれも薄っぺらい人間だし。 忽那は今まで対して注目してなかったけど、この映画では凄く 良かった。若いのに昭和の雰囲気が似合う。 彼女に合う仕事を選択すれば、すごく伸びるとおもう。
たしかにしょうもない革命家とそいつに共鳴しちゃったしょうもないジャーナリストの話だから 大して盛り上がりがないのもしょうがないんだな だったらせめて山下らしいユーモアはもっと入れて良かったんじゃないかなあ 正直退屈な映画だった
>>286 やんないでしょ
ネトウヨが暴れてられるのは
あくまで匿名で書けるネットの世界だけ
外の世界で行動するような根性は無いよ
もっとりこうだよ
>>289 カラーページの方には、週刊東都の表紙が4種類載っているね。
保倉幸恵モデルの表紙を忠実に再現したんだろうな。
どうせなら元の表紙も掲載して欲しかった。それができるのは週刊朝日だけなのに。
うわこの娘なのか 映画以上に可愛いくてびっくり
梅山のカリスマ性が徐々に剥がれ落ちるようにすれば良かったのに と思って居たのだけど、このスレ読んで早々に薄っぺらさが分かる というのが狙いだったんだと思い直した。 ペラペラな人間同士の共鳴で悲惨な結末、結果得たものはという
ネトウヨてのはネットの中であばれて、外では あいつらバカですよね〜とかおれそんなサイトみてないすよ とかいう人たちだろ
>>292 沢田の目にうつった梅山は、君が予告編みたときの姿だったのかもなw
裏は違うという
しかし、梅山ってのはおかしなキャラだな
ペテン師なんだがペテンしてるつもりがないという
302 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/31(火) 10:19:57.03 ID:ZwZdywte
メイキングDVD付きの前売券買った人居たらどんな内容だったか教えて。 買おうか迷っている、まだ買えるのかな。
金券ショップに有るかも
つぶあんこ ★★★★★
妻夫木変換についてはともかく 無様な話を妙に美化しなかったのは良かったんじゃないかな 自衛官描写も含め川本三郎も罪滅ぼしの気持ちでOK出したんだろうし
>>267 オマージュと言うかはアレだが、確かにジョゼ虎のラストは思い出したな。
あそこは他の客に、「お前、澤田だろ」ってばらされるんじゃないかと、ドキドキしたw
>>300 そりゃ今の時代だからだよ
物事をさまざまな角度から見ようとせず思考停止するという意味では同じ
堤幸彦がブログに感想書いてた 見終わって映画の場面を反芻して 自分自身の過去がいっぺんに降ってくるって こういう感覚はある程度年齢がいってないとわかんないかもね
310 :
もろネタバレ :2011/05/31(火) 12:05:19.34 ID:ICXP4aiZ
沢田の涙についてだけど、 当時の学生運動の目的を乱暴かつセンチメンタルに単純化すると「資本家に搾取されて、社会の底辺で 生きていかざるを得ない労働者のために、我々学生たちは戦うのだ!」ということだと思う。 そういう利他的で自己犠牲的なメンタリティがあったから、沢田などのマスメディアも心情的に左翼運動に シンパシーを感じていたのだろう。 ただ、現実にはテロや内部抗争など、「理想」のためには他人の生命を奪ってもかまわない、 という思想に行き着いた。沢田も赤報軍の一報を知った直後は、犠牲者のことなんか頭になく今 興奮気味に前園の電話を受けているし。 表紙モデルの女の子に「運動にはどちらかと言えば賛成だった」「でも、今回の事件は嫌な感じがした」 と言われて、ようやく自分の欺瞞性に気がつく。沢田が業界の人との飲み会を断り続けているのは、彼なりの 贖罪なのだと思った(川本氏が実際どうかは、関係ない)。 で、最後少し躊躇した後、居酒屋に入る。そこにいたのがタモツ。タモツは、「搾取された労働者」 「底辺で暮らす者」の最下層にいる人間の象徴。それは最初に、商売物のウサギを(沢田が)ダメにしたせいで 上の人間にボコボコにされているところで明確に描写されている。 そのタモツが店を構えて、結婚して、子供までいる。色々あった沢田に、 「あれからどうしてたの?山谷にでも行ってた?」と昔と同じように接してくる。 それだけではなく、「あの背広、本当はお前にやろうと思っていたんだ。」 「お前、ジャーナリストになりたいといってたでしょ。」と言われる。 つまり、自分たちが救おうとしていた社会の底辺に暮らすタモツこそが、しっかりと 社会生活を築いている。その上、実は彼のほうこそ、保護者的な視線で沢田を見守ってくれていた。 それを知って、本当に自分の罪を理解したのだと思う。それで涙があふれたのだと私は解釈した。 最後、沢田が画面に映って、他の客とタモツとの会話が音声だけで続く。ここは、結構長かった気がする。 ただ、あの長さはなかなかよかった。居心地の悪さと居心地の良さが同居した沢田の心情に観客として同化できた。
311 :
ややネタバレ :2011/05/31(火) 12:33:59.81 ID:ICXP4aiZ
>>226 >出てくる部屋はみんなサッシ窓。ディテールに神は宿らず。
私は服装や灰皿など、ディテールまで配慮されているな、さすがだな、と思った。
が、たしかに「サッシ窓」はその通りだ。
誰も気がつかなかったのか、窓枠を交換するのが難しかったのか?工夫すればサッシ部分に
テープを張って木枠っぽく見せることもできただろうし、差込式の鍵をダミーでつければ完璧だったと思う。
ただ、やはり山下監督さすがだな、と思わせる映画だったと思う。たとえば、取調室で刑事が
「大迫さん」のことを話すけど、下手な監督だと、あそこで実写を挿入すると思うのね。映「画」監督である以上、
それは性というか。でも、それをあくまで台詞だけに留めるのが山下監督らしいと思った。
薄っぺらというのは簡単だが自分はあんまそういう目ではみなかったな 沢田の放浪記みたいな記事を、あれはよかったあーゆーのが読みたいいうシーンがあって 結局そういうのが地に足がついた世界といいたいのかとちらりと思ったが 空虚な絵空事に情熱傾けたり判断力も洞察力もなかったりする時はあるもんさ
315 :
もろネタバレ :2011/05/31(火) 13:05:37.38 ID:ICXP4aiZ
後ひとつ。 タモツに「ジャーナリストになれたの?」と尋ねられたとき、私は見ていてドキドキした。 つまり沢田は自分を偽って、タモツの生活をルポしていたわけで、この時点で まだタモツに嘘を重ねるのか?と思ったのね。で、沢田の答えが、 「いや。結局、なれなかったよ。」 本当になれなかったわけだし、その事実を伝えながら、同時に自分の甘さを告白しているようにもとれる。 上手いと思った。
田の涙については あんたの意見に同感だ 最初 エリートコースにいた沢田はタモツを上から目線で見てた しかし数年後に再会したタモツは貧乏ながらお店と家族を持ち小さな幸せを掴んでた その時 スクープに目がくらんで 殺人まで正当化して墓穴を掘った自分のバカさやっとに気がついたんだ
賞いけるんじゃね
>>315 自分もどう答えるんだろうと思ってたからあの台詞は上手いなぁと感心した
水崎綾女と結婚できたんだからじゅうぶん勝ち組だな
>>309 ブログ見てきた。評価高いね
学生運動のリアルタイム世代なんかは特に何か感じる事があるんだろうが
あまりCMも見ないし映画にアンテナ貼って無いと
公開されてることも知らなそうだ
面白かった でも不思議なんだよなあ メッセージ性がある映画でないせいか、スクリーンで展開されるあらすじは微妙なのに 見ている方は何となく居心地がよいというか モデルの女の子、いい感じだったし、運動家たちも皆よかった 三浦友和ほんとにワンシーンだけだったなw
322 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/31(火) 17:52:28.49 ID:LTzdBH8F
原作には鈴木いづみも出てくるんだけど、映画では彼女について言及されてる?
>>322 されてない
保倉幸恵以外、固有名詞的な登場人物はいない
書き方が悪かったかな Kをめぐる本筋以外でってことね
オフィシャルサイトに名前見かけなかったから山本浩司は今回出てないのかと思ったが そんなことなかったな
327 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/31(火) 18:35:53.78 ID:mso/W+iQ
>>324 役名は似てるけど、唐牛健太郎は60年安保闘争だよ。
あれは、山本義隆でしょ。
妻武器は若手NO1俳優の座を揺ぎ無いものとした
悪人より作品評価はいい
この作品で悪人見てみようかという気になったんだけど そうか、評価これより低いのか
両方見たけどこっちのが作品的にも妻夫木の演技も好きだな
>>330 ぜんぜん傾向が違う映画だと思うな。俺はどっちも好きだ。
今回の妻武器の演技は悪人を経験したからこその演技だと思う
レスありがとう やっぱ見てみるわw なんでも見ずに語っちゃいかんもんね 興味わいた
表紙モデルの女の子は三年後に森本レオにレイプされたショックで自殺したとしって驚いた ところで京大のハゲサヨと片桐は今何してんの?
予備知識無くて、予想では全共闘に燃える若者の 栄光と挫折??なんて思ってたけど 予想裏切られたw 意外性があって良かったのか悪かったのかw
映画館は安保闘争を経験した世代?と思われる おじいちゃんが一人で来ているのが目立っていた。 でも映画が終わるか終らないかのうちに 早々に帰ってしまった。 俺の闘争はこんなんじゃないって怒った人もいるんじゃないのかな。 >ところで京大のハゲサヨと片桐は今何してんの? 口が上手いから、何かの宗教団体か NPO法人理事でもやってそう。
338 :
名無シネマ@上映中 :2011/05/31(火) 23:22:49.52 ID:a0RXicmF
韓国とかだとこういう政治的な映画って普通に大ヒットしちゃうんだよな でも日本は難しい映画は敬遠されてトヨトミみたいな映画が大ヒットしちゃう
滝田は本名の竹本信弘名義で手記出してる。映像製作会社をやってるとか。 菊井は知らん 唐谷こと山本義隆は駿台の名物講師 滝田も活動家しながら予備校講師やってたんだよな 大学解体を叫ぶ一方で受験指導で稼いでいた、という
>>339 竹本も川本も業界人だしな
菊井は出所後は大学行ったのに日雇いで3Kやるしかない
悲惨な人生送ってるはず
>>338 韓国は好きじゃないけど、
大人が大人のための映画を見ない今の日本はあかんと思う
日本総子供化みたいな
ハゲタカなんか見た時も同じ事思ったわ
同時でやってるパイレーツとかばっか見に行く大人ばかり
そういう映画も必要だけど、子供のレベルまで下がってしかエンタメ楽しめないのは情けない
342 :
スレチだが :2011/06/01(水) 00:02:25.93 ID:Qc23QY3L
デフレの日本で一般1800円というのは高すぎると思う。 近所のレンタルDVDなんか新作でも100円で借りられる。 1800円払って、時間を取られ、行動を拘束されて、つまらない映画だったらかなりへこむ。 そういうわけで、無難な映画が選ばれるのではないだろうか。 私はたいていメンズデーで1000円で鑑賞するが、これなら少々つまらなくても許せるかな。
マイバックページはローソンの特典DVD付き前売り券で初日に観たけど。
>>342 昔は映画は二本立て、三本立てが当たり前で入れ替え制もなかったのに
今は1800円も払って一本一回見れるだけだからなぁ
ほんと高くなったよなぁ
とにかく1800円は高過ぎる 無難な売れ筋選ばれるのも仕方ない 映画業界の怠慢もいいところだ
346 :
292 :2011/06/01(水) 01:46:48.26 ID:IQyBC1oZ
>>301 確かにそうだね。予告篇での梅山はなんか神々しくみえた。
乾杯のシーンとか、何かを成し遂げた後に沢田と祝ってる
ように見えたし。
革命家というよりは、新興宗教の教祖とかそういうタイプ?
それから、例のユッケの件の社長にダブって見えた。
それから石橋なんとなって女優の喘ぎ声がよかった(笑)
若い女優さんなのにがんばってたな。
沢田が最後に泣いて、この映画良かったなって思った。 最後にちゃんと泣ける男になれてよかったね、 甘ちゃん青年心情左翼ツッパリ返ったエリート意識抱えた若者が やっと泣けたんだよね、己の馬鹿さ青さに 泣けるだけちゃんと強くなれたんだよね、これ沢田の脱青年の物語でもあると思う。
まあそもそも映画評論家なんて 大手の飼い犬みたいなもんだからな… テレビ屋大手褒めないと仕事干される
あまり評判が芳しくなさそうだね 山下だから期待してたんだけどなあ
まあ妻武器に泣かせるなんてベタすぎるんだけどな さんざん泣き演技で評価されてる人なんだから もともとは最後モデルと話すところで終わる予定だったらしいけど こっちの案のが全然いいな
編集部のシーンで終わればよかったってこと? あそこで〆たら美談っぽくてうそ臭くなったんじゃないかな 傍観者だったおぼっちゃまが現実に直面する居酒屋のシーンは秀逸だと思ったけどなあ 騙された、裏切られたという被害者意識を抱いていたであろう沢田が 実はタモツたちを騙して裏切っていた(しかもたぶん見下していた)ことに気づく これは原作者に対する痛烈な批判にもなっている 泣きの演技の好き嫌いはあるだろうが、気骨ある脚色だと感心したけどね
俺も最後に泣くシーンがあるがための作品だと思った。しかも妻夫木の泣き芸というのがいかにも映画的で宜しいかと。 最後の涙のわけは、ウサギの死を金で償おうとした自分が時が経っても大して変わってないことに対する恥ずかしさからだと思う。 ジョゼの涙に通じるような。。上から目線の自分に気がついたんじゃないかな?
最後泣いて終わるのは途中で気づくよね 「きちんと泣ける男の人が好き」これは係り結びだから 泣いた理由は見た人によってさまざまに感じるんだろうけど うさぎから居酒屋まで10年 その10年が一瞬にして凝縮され過去の悔恨や罪悪感がよみがえってくる ああこういう映画なんだってそこで気づく このラストはとても印象的だと思う もう一度最初から見たくなる人もいるんじゃないかな 山下&向井はラストどうやって終わらせていいかわからなくて 妻夫木に丸投げしたって言ってたけどw
WOWOW以外で宣伝ってやってる? まだ地上波でCM見たことないんだけれど。
>>354 うさぎから居酒屋まで10年もたってた?
>>356 うさぎが1969年だよね?
最後試写室で見てた「十九歳の地図」は1979年の映画
泣いた理由について語り始めるととたんにありきたりで陳腐な話になる そういう意味ではそのシーンはなくてもよいともいえる あるいは語らないでいるか
十九歳の地図の試写会やってたのスバル座ってなってたけど 実際のスバル座は座席にあんなに勾配ついてないよね あそこは前にでかい人が座ると辛い
あっ、スバル座はファイブイージーピーセスだったかも
>泣いた理由について語り始めるととたんにありきたりで陳腐な話になる これは認めてもいいが >そういう意味ではそのシーンはなくてもよいともいえる これは論理が飛躍しすぎ
学生運動?とか全くわからない者だが観て楽しめますか??
監督、脚本ともに学生運動を知らない世代が作った映画だから心配すんな 若者によくありがちな、普遍的な失敗を描いてる ただ、安田講堂陥落や三島由紀夫自決くらいはネットで調べて行くとよい
>>357 なるほどそういうことね。
服や妻夫木の顔から、それなりに時間が経過したことは汲み取れたけど、具体的に提示されてたんだ。
ありがとう。
妻夫木は童顔だから10年の歳月は判らなかったな 3年とか5年後位かと思って見てた
三浦友和のスーツだけがやけに目立ってたw クソ暑いのにジャケット!?って出てきた瞬間に思った。 嵌められた。
>>361 同意
語ると陳腐になるのは作り手の側の問題じゃないw
>>362 、
>>363 いや学生運動知らなくても少しでもあの時代の文化に興味ある人なら
充分楽しめるが全く興味が無い人間には無理に薦めないな
そういう人はパイレーツでも見に行った方が楽しめるんじゃないかね
>うさぎが1969年だよね? >最後試写室で見てた「十九歳の地図」は1979年の映画 連合赤軍のあさま山荘事件が1972年ということは、 その頃には沢田も梅山も裁判中か服役中だったことになるのかな?
>>368 俳優に興味ある→時代に興味持つ
時代に興味ある→監督に興味持つ
主題歌が聴きたい→俳優好きになる
きっかけなんてなんでもいいんだぜ〜
無理に薦める必要は無いけど、一歩入ってみると得したなって事はけっこう多い
まぁ損も同じくらいあるのかもしれんがw
それもまた映画のいい所
あっ、でも朝霞の自衛官殺害が1971年8月であさま山荘が翌年の2月か。 梅山と沢田はいつぐらいに捕まったんだろう。
沢田は執行猶予でしょ この作品は評価は高いみたいだけど 興行的にはかなり厳しいみたいだね
>>352 下のブログのような文章を読むと、若いとき何かにかぶれると一生引きずり続けるんだなあ、と思う。
根暗な作品で見た後心が重くなった orz 純文学の原作だから多少は仕方ないけど 映画には映画の楽しませ方があるだろう。 金が無いなら知恵を出して感動させて欲しかった。
学生運動知らないうえに右も左もよくわかってないけど 若者の情熱が空回りして失敗する苦さを充分楽しみました この作品の事じゃないけど期待しないで見に行く作品に限って面白かったりする そういう時なんか興奮しちゃうよねw
>>375 だよなー。日本映画の悪い作法まで再現してしまったようだ。
>>375 純文学?
むしろ映画らしい映画だと思ったが価値観違うとそう見えるんだな
学生運動全然知らないけど 梅山みてて、あーいえば上祐思い出した あのままなれそうな恐ろしさ でも学生運動の方はまだ政治とか権力にかかわっていたという違いはあるのかな
>>373 でもさ、この映画の素性を知ってて観に行くような客は、多かれ少なかれ似たようなもんじゃないの?
>>371 梅山が捕まったのが71年11月で沢田は72年1月
梅山は実刑で沢田は執行猶予つき
リアル沢田の川本さんは当時大学生の恵子さんとつき合っていて
「会社クビになった、もう結婚できないから身を引く」
「私は朝日新聞社と結婚するわけではありません」
と事件の翌年めでたく結婚してるのであまり同情しなくていいぞww
そういやSPA!の坪内祐三と福田和也のトークで 妻夫木が川本さんにそっくりと話題になっていた 妻夫木老けたらあんな顔になるんだーw
タモリ × 妻夫木聡 ○ __ / ̄ l| ■■-っ ∀`/ __/|Y/\ ЁL__ |/ | |/ |
>>383 評論家になってから歩く姿がそっくりと言われてたね
演技してるうちに乗り移ったのかもなぁ
若かりし頃の苦い思い出をフワッとダラダラ描いたらこうなりましたって感じ。 もっとドロドロ描くのとか思ったけど、物足りなかった。 似非左翼の内ゲバ振りはいまの民主党そっくりで笑えなかった。 恋人役の女がむっちりしてエロかったのだけは良かった。
公式の音楽流しとくといい感じだ
>>355 地上波ではCMやっていた
WOWOW製作だから 他局ではあまりやらないと思う
>>384 そういう意味ね
でも蓮實先生よりは読みやすいじゃん
誰か頼むから悪人スレたててくれ
俺は無料で映画見れるけど、今年は半年で50枚くらい観ずに捨てた
>>380 同意
連合赤軍とオウム真理教は似てるな
リンチ殺人とか
若いときにこんなことばかりしていたサヨが今の日本の総理大臣なんだよな そりゃ日本もつぶれるわ
>>380 梅山の方が相当インチキ臭かったけどねw
梅山は知れば知るほどボロが出て小物に見えるタイプ
>>386 いやスチル写真しか見てないけどそっくりと言われていたw
>>393 オウムが出てきたんでふと思ったんだけど
今20歳くらいの人たちからすでに
オウムの一連の事件を克明に覚えていない世代になるんだね
今から20年後にオウムを題材にした映画が作られたりするんだろうか
ジャンパーでトボトボ歩く姿が似てたのかも 川本さんの顔は赤塚不二夫系
あのアイドルって誰の事? ま、すぐに自死した人なら今言われても判らないだろうが
>>395 なぜ澤田が逮捕されたのか分からなかったけど、管がこの役をすれば納得できる。
正月の新年の挨拶で、大勢の財界人が並ぶ前で、私は市民運動家上がりが原点ですとほざくアホ。
>>398 オウムってあまりにバカで唖然としたけど後の世代にちゃんと
あれはバカだ
って伝えていかないと同じことをやりそうで怖いわ
どれほどバカだったかを克明に記録した映画を作ってもらいたいよ
監督と脚本家は実際の事件のほうをだいぶ調べたみたいで、 その結果自衛官の臨終シーンが付け加わったようだ。 川本三郎の原作は自己憐憫ばかりで読むにたえなかったが、 この映画は被害者側の命や日常生活を営む者を描き込んでいて よかった。当時のことは知らないがオウム事件と重ね合わせると 監督たちのスタンスを強く支持したい。
松ケンの役は離れたところから見るといかにもイカサマ臭いんだが 正面から接すると巻き込まれる奴がいるのもわかる 言ってることはデタラメなのに妙な説得力がある サイコパスの犯罪者ってこんななんだろうな オウムとか自己啓発セミナーとかカルト人気の作家とかを連想した 団塊世代に限らずいつの世にもいるイカサマカリスマをうまく描いていた
>>404 川本さんは「東京人」の対談で
「自衛官の殺害場面がちゃんとあるから原作より映画のほうがいい」と
言ってたよ
ところで「東京人」て東京以外でも売ってるんだろうか
>>405 ちょっとマーク・ザッカーバーグも入ってる感じだったね
あいつもにせものの疑いをかけられたわけだが
>>406 そうなんですか、失礼しました
「十九歳の地図」のポスターには気がついたけど、むしろ「へぇ、73年(72年?)に映画化されてたのか」 と思った(苦笑 昔読んだ記憶があるが、そう言えばあの小説の主人公と片桐が少しダブるよな、と今思った。
川本さんの原作は読んでいないけど、「自衛官の殺害場面」の有無はどちらがいいとかの程度の問題ではなく、 もっと本質的な違いだと思う。 どこで読んだかは忘れたけど(ネットで読んだ)、脚本家の向井氏が川本氏と話していて「自衛官の死についてどう思いますか」と 尋ねたら、初めて言葉に詰まったらしい。そこで、これだと思ったと監督が言っていた。 リンダリンダリンダもオリジナルのストーリーに、これでは何か足りないということで、 山下監督がペ・ドゥナの起用を思いついたとwikiに書いてある。 山下氏も向井氏もなかなか、したたかだと言う気がする。
>>409 もう少し上の世代や、学生運動に思い入れがある監督だったら
自衛官=権力の犬といった認識だったかもしれないね。
「一人の命が奪われた」という視点は若い世代の作り手だから出てきたもの。
窓がサッシだとか時代が描けてないとか年寄りは突っ込むんだろうけど
自衛官のシーンを入れたことに、この原作をいま映画化する意味があると思う。
団塊批判とか深刻に考えた風じゃなくて
悪友同士でワイワイやってネタ考えたらこうなっちゃいました
みたなところもなんか好感触だw
>>410 おお、それだ。もう一度読もうと思っていたので、ありがとう。
>>411 >団塊批判とか深刻に考えた風じゃなくて
>悪友同士でワイワイやってネタ考えたらこうなっちゃいました
乱暴にテーマを言えば「人殺しは悪いことです」ということだから、団塊批判とかじゃないよね(笑
リンダリンダリンダのコメンタリーでも思ったけど、この二人仲がいい。おそらくモラリティが近いのだと思う。
ベースの倫理観がしっかりしてるから、映画のことだけ考えて作ってもおかしなことにはならないというか。
それと、蓮実さんのことを上でだれか書いていたけど、蓮実さんって山下監督について言及していないよね。
(私が知らないだけかもしれないけど)それも何かいい。「文壇」的なところにいない感じがして好感触だ。
>この二人仲がいい。 監督と脚本のこと? 大阪芸大の同級生だが カメラマンの近藤も
前田敦子ちゃんが観てくれたらしい 何でこんな映画と思ったらヒロインの葱ちゃんと月9で共演して友達だったんだな
>>412 山本剛史氏と山下監督は中学の同級生らしいけど、あまり「仲がいい」感じはしない。
向井氏とは大学のサークルで知り合ったのだろうけど、気が合っている気がする。
と、このレスを書くためにネットを見て気がついたけど、「つ同士!」の広島大学中退の元自衛官って
山本剛史だったのね。
>>403 「A」「A2」という事件後のオウム内部を撮影したドキュメンタリー観るといいよ
オウムの映画化のときには、上祐役は松ケンで
出演者は最高 演出家は最低
やはり出てくる人間が薄かったのが敗因か ちっぽけな詐欺師、ただの大ホラ吹きという一面的な視点でのみ描かれて 沢田や梅山の魅力的な部分を感じにくかったから、観客も入り込めなかったわけだ
>>420 >観客も入り込めなかったわけだ
勝手に一般化しないように
山下監督は落ちこぼれをちょっと引いた目線で撮るのが得意な人だから
>>421 興行がそれを示してるでしょ
いつもの山下作品なら口コミで増えてるはず
>>423 そういうのはあなたの感覚じゃなくて
過去作の初動を含めた動員を数字で出さないと意味ないと思うけどね
このスレ見ればあなたが欠点だと思ってるところが演出意図なのは分かるだろうから
単にあなたの好みの問題なようも気もする
ちゃんと届いてる客もいるわけだしね
426 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/02(木) 13:05:12.33 ID:1WLe4cQd
>>425 じゃないけど、興行が全てではないでしょうし。
腰が据わって、静かな怒りを伝えるようないい映画でした。
またブッキーがこんなに良いとは、正直ビックリした。
松山も良かった。この人は監督次第なところがあるけど、
今回はホント良かった。
まぁ、そんな目くじら立てなくてもいいのでは。 私は山下監督のファンで、この映画も堪能できた。 ただ、興行的には実際厳しい気がする。公開規模が既にそこそこ大きいので、 ここから口コミで広がるとかは、どうか。 このスレにも「沢田は何で最後に泣いたの?」と書いている人がいる。たしかに少しわかりにくかったような気がする。 何人かが指摘しているけど、だれに感情移入していいのか、いまひとつわかりにくかったと思う。 特に沢田。これは、私だけかもしれないが、唐谷を送る車の中で「ぼく、唐谷さんの後輩なんですよ。」とか、表紙のモデルの女子高生と 映画を観に行ったりとか、感情移入しにくい(笑 監督も脚本家も、沢田(=川本さん)とは距離を置いているだろうから、それが画面に出たのだと思う。 表紙モデルの倉田さん(と、あえて言えば唐谷)ぐらいしか、前半で感情移入できる人物がいなかった。 最後にタモツが登場して沢田と会話を交わすところで、私は映画的カタルシスを覚えたけど、 少し、いきなりな感じはした。 まぁ、世間の評判と関係なくDVDは買うと思うし、次回作も期待している。
窓サッシが案外新しい事をここを見て知った あんなのもっと昔からあるのかと思ってた
忽那栞里が意外に良かった。 最後、主人公は映画雑誌のライターになったということなのか。
>>426 前文同意
興行が×2言うのは金が入らないと困る関係者だけでいいw
見てる側としてはああいうのが見れて満足だった
>>420 原作があることすら知らず、ただ、作品の時代背景はテレビやら歴史やらで
知ってる程度で見たんだけど。
沢田=原作者に魅力を出せるような内容ではなかったな。
ノンフィクションものの場合、作者を悪く書けないから基本的に
作者をヒーローにするので大抵つまらない。
時代背景だけをいただいたものだと勘違いして見にいったのが失敗でした。
あと、ああいう特殊な時代を生きた人間にそうそう簡単に「感情移入」なんて出来んよw 共感しないと楽しめないってのは今のJポップみたいだな 俯瞰でみる楽しみってのもあると思う まぁ人それぞれだけどね サッシって枠はちゃんと上から木をかぶせてたみたいだね
JPOPが共感できるのかどうかはしらんが、 人物に感情移入できないってことは、物語に入り込めないってことだよ 劇場でなおかつ初見なのにもかかわらず、俯瞰でしか楽しめないなんて 劇映画としては駄作の烙印おしてるのと同じことだ
434 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/02(木) 14:40:15.81 ID:1WLe4cQd
忽那栞里、良かったね。低い声で落ち着いて話す子なんだね。 刺された自衛官が自分を見つけてもらおうと、必死で動いて息絶える処は、 監督や脚本家が川本さんに見せたかったシーンなのかも・・・と、後で思った。 これはこれで、ホント窮屈な時代だね。実録あさま山荘〜、ノルウェイ〜と これで、同じ時代のドラマを観たけど、この時代に大学生とかじゃなくて 良かったと、心から思った・・・。
共感派はもっと映画をいろいろみろとしかいえんなw
ペイできないと困るから規模を大きくしてるのかもしれんけど わかる人にだけどうぞ、てな作りじゃないと思うんだけどね。 ドラマ映画しか見てないのなら見にくるなって感じなら もっと無名の俳優さんですればよかったじゃない。 なら、映画をいろいろ見てる人だけのスレになって平和だったと思うよw
>>433 いつもの山下作品ならって口コミで伸びたっていうけど
松ヶ根とか共感できる登場人物皆無だし
マイバックもある意味すごく山下監督らしい作品だよ
>>437 なんかもうどっからつっこんでいいのか分からんぞw
これってこんなに紛糾するほどややこしい映画かなあ
読解力あるやつだけにわかる映画てことでいいわ 人が破綻してた乱射事件のほうには のれたけど、これにはのれんかった。 主演二人かえてたほうがより客層絞れてよかったんじゃね ライト層嫌いなやつにも
なんで有名な俳優つかってるから大衆うけする作品にしないと という発想になるのかわからんな 役者の知名度なんて関係ないね 第一、ツマブキもマツケンも非大衆作品に多く出てきた人たちだし
2時間ドラマで充分な作品。
>>442 最後の一行知らない人が書いてるんじゃないかな
客層を搾ったほうが「良かった」って何に対して良かったのw
興行的なことか?
客層搾ったら作品の質が上がるの?
なんかもうよくわかんないわw
>>440 全くそんな事は無いと思うんだけどなぁ
ちょっと書き込みすぎた もうやめとく
この程度の入りにしたって キャスト目当ての率高いんのに NHKでの2時間ドラマレベルだから。 内容の質の話したければキャストは無名でいいんじゃね 登場人物に魅力はなく、あるとしても 俳優がもってる、いつもの演技力。
観ていてどっちだろうと思ったのは。 自衛官の殺害は最初から予定していたのか。 潜入したふたりが“予定が狂った”(基地内の人数が多い)的なことを言ってたから、 本当はライフル銃とか武器だけを奪うつもりだったのかと思ってた。 でも殺したあとにヘルメットやビラをばら撒いたり。 で、あの自衛官を襲ったのも武器だけを奪うつもりだったのか。 抵抗が激しくて衝動的に殺してしまったのか。 どっちなんだろ。
これは単なる青春映画だと思う なに難しく考えてんの?
松ケンヲタにとっては、見てて恥ずかしくなるような青春映画のDMCにくらべると ずっとまともに見てられる青春映画ですたw
>>444 今回は有名俳優使ってるから
いろんな思惑で書き込みに来てる人が多いんじゃないかね
松ケンも妻夫木もいい仕事してるのに、
出なくてよかったみたいな言われようは不憫だな
「スター目当てで見たら話さっぱりわかんなかった」ヽ(Д´ ゚)ノ ってこと?
>>447 自衛官殺害は偶発的な出来事だと思った
奪った武器でもっとたくさん殺したかもしれないが
一ヶ月以上前から公開されてるガンツやら阪急電車やらよりも客入ってないってマジですか?
こういう映画がガンツ並みにヒットしたらそっちの方がビックリ
くつな汐里や中村蒼って上手いイメージがなかったけど 山下監督の演出だと上手く見える 話は100%は理解できてないけど 映画らしい映画を観たって気がする 大満足 でも友だちにはあんまり勧められないなあ 女の子がひとりで観に行く映画ではない気がするので
ホテルで柴山が仲間を殺したのは梅山の指示ですか? 自衛官殺害の前のホテルの流血は事件にならなかったの? その時柴山は未成年?
仲間なんか殺してない 悠然とタバコ吸ってたろ
>>455 あのあと殺されたはずの彼、タバコ吸ってたじゃないの。
赤い絵の具を用意してたり。金用意できないからハメたんだよ。
あの小芝居もちゃちな事やるな〜と思ったが、あれも実話なのかな? ああいうのや、自衛官殺害のシーンも、なんというかこの監督は 淡々と進めるよね。自衛官の時も、「あら〜・・銃、無いわ」みたいな、 いい意味で緊迫感無い感じで。 でも、喫茶店で梅山が笑いながらナポリタン食べてる 所と女の子達の緊張の対峙は凄かった。
>>451 偶発的?
じゃ なんで凶器のナイフを最初から用意してたんだ
460 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/02(木) 21:01:54.54 ID:/KSDlY5j
不明な点2つについて教えて下さい: @忽那さんが演じていた子は、どうして早死にしたのですか? A最後の居酒屋の場面における沢田の職業は?
ホテルのは小芝居だったのかぁ〜〜〜気が付かなかった 自衛官殺害も格闘の末って感じじゃなくていきなりだったから 柴山は殺人鬼なのかと勘違いした でも実話を調べると犯人は梅山(菊井)だから柴山はどうなった?と気になった
1.モデルになった子の死は諸説あるが、劇中では不明 2.映画ライター
>>462 ありがとうございました。
あと、広大中退の偽自衛隊関係者を仲間に引き入れた時、
眼鏡の人を別室で刺していましたが、あの人は死んでは
いなかったんですよね?
あ、既出でしたね。やっぱりあれは芝居でしたか。
>>427 なんで表紙モデルの女の子と一緒に映画見にいくと感情移入しにくいの?w
あれは原作まんまのエピソードだよね
原作には彼女に本を借りっぱなしのまま返しそびれた話も出てくる
形見となった本は後に彼女の大ファンの高取英に譲った
そんなわけで高取はツイッターでこの映画のことをつぶやいているよ
最初はまじに殺したかと思ってびびったが、すぐずっこけたというかw くつなたんはすごくよかったね 今後も期待
>>460 試写室の外で手渡されたキネ旬に
沢田(川本さん)の書いた「アメリカ映画に見る泣く男の系譜」が掲載されている
>>466 登場時(高1)に比べて最後の編集部の場面(高3)では
ぐんと大人びているのもいいよね
あの年齢の女の子はすぐに大人になるからなあ
>>467 ありがとうございます。
くつなさんは、金八に出てきた時、英語ペラペラで、
黒人のモンド君を差別する役でした。当時から、外見
だけ見ても、恐ろしいまでの華やかさがありました。
同じ金八デビューの上戸彩級まで行くかも。
470 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/02(木) 21:57:19.59 ID:GHEiKYel
あの時代を描くのであれば、だいたいこんな感じだろうという風な 妻夫木と松ケンだったらこんな感じだろうという風な そんな映画・・ 二人の存在感も出てるし、物語としてもきっちり出来てる。 時代の雰囲気は一見それ風だがイマイチそれっぽくない。
へーくつなたんがよかったのは、山下の撮り方がいいのかと思ったが そうでもなくて、素材がいいんだね
472 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/02(木) 21:59:39.99 ID:GHEiKYel
「恋の季節」や「真夏の出来事」もいいけど 「夜明けのスキャット」や「或る日突然」「悲しみは駆け足でやってくる」「山羊にひかれて」 などの方が良かったw この監督はやっぱり女の子を描く方が上手いから 女の子たち、石橋杏奈、韓英恵らに焦点を置けば、この監督らしさ、良さが もっと出たんじゃないだろうか。
韓英恵が涙目だった時に、ナポリタン食べながら漫画読んで 笑っていた梅山には引いたなぁw
関連サイトや雑誌類みてないから わかってないけど青春映画を撮った(出た)つもりだったんだ。 じゃ選んだ元があってないわ
自分はもっと沢田中心を徹底して120分以内におさめればよいと思うな まあ、そうすると自己弁護ぽくなってうざくなるかもしれんから 距離感をたもつにはあの程度がいいのかもしれんが
476 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/02(木) 22:16:20.71 ID:GHEiKYel
原作は読んでないけど、学生運動の描かれ方って だいたいこんな風だし・・ それよか、あの女の子たちから見た方が面白そうだ。
二宮和也太ったなーと感じていたら松山ケンイチだった
取調べの時に言ってた、大迫さんがどうのこうのってのは何のこと?
479 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/02(木) 22:28:29.28 ID:p83+q286
殺害された自衛隊員=大迫さん
>>478 殺された自衛官の名前も覚えてなかった、知らなかったというショッキングなシーン
鬼畜大宴会を思い出した人っていますか?
この映画好きなところいろいろあるけど 自衛官殺害のニュース見た前園から電話もらって 沢田が「やりましたね!」って声弾ませちゃうとことか好きだ 人が殺されたのにやりましたねはねーよな 正常な反応じゃない 新聞社に入ってたった3年なのに本人は感覚が狂ってることにすら気づかないの 取調べで「大迫さん」って言われるまで死んだのは自衛官という記号でしかなくて 人格のあるひとりの人間で家族もいてってことに考えが及ばないの だからそこから沢田がちゃんと自責と罪悪感を持てるようになるまでの話になるの
前園は何歳の設定だったの、あれでまさか在学中?
でも今でも、テロとかでアメリカ人とか死ぬと喜ぶ連中いるじゃん 狂ってるというほどあっち側の世界の話でなくて、日常の中で意外とありふれてるような
沢田は狂ってるというより自分は特別だと勘違いしてたんだと思う 社会に出たての若造が自分には力が無くても会社の名前だけで 一般人が知りえない情報を得られる立場にいたら 勘違いして倫理観もマヒするだろうなと
今もマスゴミは 自分のスクープ欲しさから 被害者のプライバシーを書き立てたり マイクを向けたりする ハイエナみたい奴らなんだよ
そういう映画ではないと思うが
沢田は社内じゃ傍流だった感じで描かれてるから 思い上がりとかじゃなく一発デカいのを打ち上げて 「本物のジャーナリストになる」功名心から 思わず喜んじゃったという風に解釈したな俺は。 だから梅山は思想犯という事にならにと困る
自分は特別な存在って思うのは、若者に付き物な思考だと思うので
>>486 に同意だなー。
20年前ならオウム、最近なら若手ベンチャーやネットワークビジネス。若者の情熱って利用されやすいよな。
>>462 自殺したんだよね、女の子
電車に飛び込んで
学生時代はちょっと運動なんかしちゃった俺、
なのに全国紙の大新聞社に入社できちゃった俺
同期が地方支局に放り出される中で雑誌にルポ書いちゃう俺
無粋な社会派だらけの社内でナウな若者文化を理解する俺
ルンペンやプータローの気持ちがわかっちゃう俺
ブル新社員だけど左翼学生のルサンチマンに共鳴できる俺
モデルの女子高生とも話が通じる俺
川本さんには悪いが、こんな青臭いナルシシズムが
沢田という人物からはそこはかとなく漂っていた
そこに「クライマーズハイ」状態の高揚感が重なったのが、
>>483 の言う「やりましたね!」のシーンだと思う
書いててうんざりするような鼻持ちならないキャラなのに
跡に嫌悪感が残らないのは監督と妻夫木の功績だな
さる横須賀線の陸橋にて 痴漢車トーマス 葱子、ガキを堕ろしてくれ! 葱子 あなたの強姦は許しても、それだけは嫌。 痴漢車トーマス 堕ろせ葱子!! 葱子 この左右対称苗字の在日野郎! 私の赤ちゃんは堕ろさない!! 痴漢車トーマス それじゃ、轢くぞ!! 葱子 あーれー!! 痴漢車トーマス ザーメン!(合掌) 国鉄職員 またトーマスがネギトロ丼をつくっちまったか・・・・
原作は読んでないから、よくわからないけどそんなウキウキのナルシズムは感じなかった。 「東都ジャーナル」を希望しながら「週刊東都」に配属。エリート意識は当然あるだろうけど、 だからこその挫折感があってがあって、いつかスクープをものに、ということだと思った。 まあ、斜に構えたナルシズムはプンプンしていた。このレスで、山下監督は川本さんに優しいな、 と書いていたけど、逆に監督も脚本家も原作者に対して、すごく冷めていると思ったな。 ところで、ホテルの小芝居のところは、山本剛史氏の「同士!」の台詞とか、完全に笑わせるシーンだと思った。 後、片桐がセックスしている隣でヘルメットを赤く塗っているところも。 ただ、劇場では、なかなか笑いにくい雰囲気だったけど。
495 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/03(金) 02:24:40.00 ID:ZjFIg9lN
編集部のシーンで終わらせた方がノンフィクション映画としては 良かったと思う。あの時も沢田一応泣いてたし。あの娘のいう 男の涙って「女性の前でも堂々と泣ける男」って意味もあると思うし。 けど、沢田=川本氏でないのであれば、タモツに会う=涙は ありだと思う。自分が信じた梅山に裏切られた事を引きずって 生きてきた彼が、逆に自分が偽ってたタモツに凄く思いやられてた という事に号泣したとおれは思ってるんで・・・・ 原作読んだ限り、川本氏にそういうナイーブな部分は感じなかった んで、これは映画を作った側の意地かなってなんとなく思いました。
>>494 そうなんだよ!
明らかに笑いたいんだけど笑えなくてけっこう辛かった
ニヤニヤしてたわ、途中から終始
梅山が作り物だと気付いた辺りからかなぁ
女に「妊娠したって嘘つけよ、初めてじゃないんだから言えるだろ」とかって言ってる辺りがニヤニヤピークだった
この感覚を一緒に味わえる人とならこの映画について語れそうだw
>>496 もし山下監督の過去作品を見ていなければ是非
特にリアリズムの宿とか
『二十歳の原点』の高野悦子さんを思い出して、恋人役の子と重なった。
ホテルの粛清場面の血のりの色がテレビドラマチックだったので ほんと最近の映画はこういうとこダメなんだよなっ! と数分間本気で怒ってしまった俺を笑ってくれ
>>492 ホントだね。妻夫木は凄いと思った。
松山ケンイチも凄い。なんつうか、二人のキャラは対極的だけど、どこか
透明感があるというのか、こういう役やってても「臭み」が無かったのが
共通してる気がする。だから、澤田も梅山も嫌いになれなかった。
監督のお陰か、二人の持ち味か、三人の化学反応か。
ホテルのシーンでの、「同士!」には、自分も 笑いかけました。
502 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/03(金) 07:07:34.60 ID:fPN/bv/5
>>482 私、観ながら思い出してた。
そして、あの時と同じ位、衝撃受けた。
(コピペ) 462 :特捜芸能記者 :2006/12/24(日) 17:12:06 ID:BFhXOVK50 (名前なので自主規制)の未成年者強姦騙しテクニック 1−演技指導してあげるといってやたら難しい演劇論をぶちあげ時には怒ったりなだめたり 未成年相手に尊大な態度で大人物を装い圧倒し強姦に持ち込む。 得意の演技力をつかい巧妙なので子供相手なら簡単らしい=本人談話。 2−自分と関係したら後ろ立てになってやるので芸能会でチャンスをつかめると強調 自分との関係がいかにも得策であるといいふくめ強姦に持ち込む。 さらに自分にさからうと芸能界ではいきていけない、し必ずつぶすと 脅し強姦に持ち込む=本人談談話。 3−異常に処女に興味を持ち処女を見分ける能力がばつぐん、処女に対しては 未成年の恥じらいをみたいがため言語に絶する性技を使いまた男の喜ばし方 演技指導といいながら自分の性感を攻めるテクニックの指導しながら強姦する。=本人談 4−交尾を拒否すると(この世界は体をはる世界だ、体をはれないくらいならやめてしまえ)と恫喝 頭が真っ白くなった状態に落としてから強姦交尾=もうだいぶいたについているようである=本人談 5−上記の手口で劇団員の未成年処女を強姦すること4,50人ともいわれている。
>>491 高速列車に轢かれたために事故現場は凄惨で、遺体は顔面が完全に粉砕され、胴体も手足が
轢断して散り散りになるなど損傷が酷かったと言う。加えて身元を証明出来る所持品が一切
無かった事から警察は身元確認に手間取り、当初は身元不明人として荼毘に付された。その
後、家族からの捜索願や着用していた衣類、血痕などから自殺者が保倉である事を突き止め
たのは7月10日になってからであった。遺体の検視で強姦や妊娠の兆候があったとされ殺害
も疑われたものの、遺体の損傷や腐敗が酷く、すぐに火葬されたため結局再捜査はされず自
殺と断定された。
>>472 『二十歳の原点』をこの監督で撮ったらいいんじゃない?
来週は1日1回の上映になっていた そんなに客の呼べない映画かな? もう1回見たいと思ったけど時間が合わない
>>494 つーか山本剛史が出てきた時点で笑いになるのは、もはや山下映画のお約束。
梅山の役なんて本当はピッタリだと思うんだけど、まあ無理だわな。
赤衛軍のアジトを家宅捜索したら大人のオモチャが出てきたなんて 話もあるんだよね こういうの入れたかったろうなあww
>>495 原作の川本さんってナイーブ(本来の意味で)な感じすると思うけどなあ
ていうか昔の言葉で「おセンチ」っていうの?使い方間違ってるかもw
原作の川本さんはかなり強烈なキャラでやんちゃ気取った甘ったれで
実を言うと映画見ている間ずっと沢田に違和感感じてたんだけど
梅山とのバランスやラストから逆算するとああなってしまうのは仕方ないかと
時間が経ってから思うようになった
>>499 逆に、よく血糊の違いに気がついたなと感心した。
ところで、今思ったけど、結局片桐は殺人に関しては直接実行犯ではないのね。これは真相に寄ったものなのだろうか。
たとえそうだとして共犯が成立するので、罪は実行犯と同じだろうけど、仮に偶発的な殺人だった場合は少し弱い気がする。
刑事罰を問えないのでは、とかではなくキャラの立ち具合が。
しかし、初日の土曜に観てから一週間たった。日に日にいい映画だったな、という気持ちが強くなる。
もう一度観に行くかもしれない。
今思うのは、この現実の世界に、あの自衛官の遺族が存在するわけで、その遺族が
この映画を見れば、きっといくらか癒されるのではないだろうか、ということ。
たぶん、遺族は当時の映像や学生運動を肯定的に捉える言動を見るたびに心が痛んで来たと思う。
川本氏の活躍も、ある意味辛いことだったと思う。川本氏も思い物を抱えているだろうが、遺族も
それ以上のものを抱えているはず。その遺族の人にも観てもらえる映画だと思う。
菊井はこの映画こっそり見に行ったんだろうか
ああ、それも思った。もし観ていたら、とても辛かっただろうと思う。 彼の犯した罪は横に置いといて。
513 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/03(金) 12:36:13.14 ID:5d6D9tQs
キャスティングが良かったと思う。 目つきのいいのと悪いのと・・ それぞれ役に上手くハマッテた。 映画自体はそんなには面白くなかったが・・ いつもの感覚的な映像の魅力っていうの? そういうのが感じられなかった。
つーか、川本氏は思想犯だと思ってたとしても、現実に人を殺してたら逮捕はされるし自分も引っ張られるでしょそりゃ 原作読んでないんだが、川本氏は自分の逮捕には恨みがましい事は書いて無いんだよね? 検事がどういう罪状で告発しようが被告人になるのは最初から当然なんだから覚悟してないとおかしい いまいち事件後の妻夫木の自己認識が解らなかったような
原作もそうだし、この作品もそうみたいだけど 言い訳が入ってるな
オウムの信者みたいに梅山に洗脳された沢田なんだと感じた 言い訳というと卑怯な人のイメージになるけど 川本氏は知らんが沢田は誰にでもある心の隙につけこまれたボンボン 沢田のしたことは悪なんだというメッセージもちゃんと入ってる で梅山は何がしたかったんだろうな、ただの人格破壊者?
前園のような大物になりたかったんじゃね? 認められたかったと
そう思う。沢田も一人前に認められたかったんだろうと思うが 梅山がスクープが欲しかったんでしょって言ったシーンも 沢田も梅山も2人ともガキだなぁと思いながら見てた
キネマ句報の川本氏の書いたレビューを読んだけど この人 自分のした事を正当化してるなと思った
山本義隆とか、秋田明大って、この映画と関係ありそう?
>>514 川本さんの罪状は腕章を焼却したことによる「証拠隠滅」だよ
焼いちゃったけど写真は撮ってあったから
とっととネガを警察に提出してれば逮捕まではされなかったかも?
この腕章のくだりは原作でもなんかよくわかんないんだよな
知人に預けてあったが記事を載せないと決まったため不要になり
焼却するよう頼んだってのが原作にあるいきさつなんだけど・・・
それに殺人にまつわるものを持っていることが「気味が悪かった」とも
映画では「気持ち悪くて」焼いたと言ってるけど
「気持ち悪い」と感じるまでの描写がないからなんか唐突だよね
実際焼く描写を入れればいいというもんでもないけれども
なんだかんだで、東都ジャーナルの上司が、 沢田を逮捕に向かわせた気がする。
>>516 梅山は特殊な人間ではなくて
「自分はなにものかになれるはず」「自分はなにか成し遂げられるはず」と
夢見る10代のころって誰しもが思い当たるでしょ
そういう自分らと地続きの人間なんだけど詭弁という才能があったばかりにw
「記事が出れば本物になれる」と梅山は言ったけど
記事にならなければ活動家と呼んでもらえないんだよね
524 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/03(金) 21:08:12.32 ID:yHUyXcbL
>>512 菊井良治はそんなタマじゃない。
出所後のヤツを知ってるけど、彼に懺悔とか後悔という言葉はない。
彼は生まれながらのマルPだ。
「思想犯」「ジャーナリスト」ってものに人を殺しても何か特権的な地位があると思ってるのが不思議なわけ 「革命」に失敗した途端もうそれは単なる人殺しに過ぎないよ ラスコーリニコフは自分の矮小さに後から気付いて懺悔したけど、川本氏はいまだに単なる人殺し(支援者)扱いされた事に不満を持ってる様な気がして引っ掛かるんだわ あの居酒屋男がソーニャと言うには少し弱いしな
527 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/03(金) 23:03:05.60 ID:ziaI8QJr
みなさんなかなかいい批評書いてますね 勉強になった。最後の涙は、梅山のための涙じゃなく 居酒屋のためのものと思いたい
梅山のため? なんで?
最後まで自分に酔ってる そういう意味で 酔っちまったの?てな台詞は当たってるわなと思った。
530 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/03(金) 23:27:50.29 ID:B1j05o+Q
妻夫木って女のことになるとぶん殴るのなw
満島ひかりか
>>525 反省するとしたらこれからかもしれないね
もし自分が同じ立場だったら別の新たな人生を生きるのに精いっぱいだし
懺悔もしないが不満も持たずに
過去の事件は若気の至りと蓋を締めて封印してしまうかな
60位になって始めて自分に向き合える気がする
533 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/03(金) 23:40:42.62 ID:ziaI8QJr
>>528 梅山のための涙じゃない、と書いたつもり。
梅山は、大した男じゃなく、後に彼のためを思って泣くという線は無いかなと。
でも、昔の、束の間の友が、ひどい仕事やってたのに、店を持って、それなりにやってる
というのは、感極まって泣く材料には十分になりうるなと。自分ならね
534 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/03(金) 23:43:28.12 ID:ziaI8QJr
古舘寛治って、いい役者だね
松ケンのキャラだけど、「梅山」と「片桐」のどちらで呼ぶか迷う。「梅山」と書いている人が多いけど、 これは彼が作った虚構の名前。だから、「梅山」と呼ぶのは、彼の手の内に入っているみたいで少し抵抗がある。 「麻原彰晃」ではなく、「松本智津夫」だろ!みたいな。 まあ、いずれも映画上の架空の人物だから、わざわざ「片桐」とするのも何だけど。 ただ、それでも「K」や「菊井」と呼ぶのは間違いだと思うのね。 もちろんこのキャラの造形に影響は与えているだろうけど。 ところが、「沢田」については、明確に線引きできていない人が結構いるのね。 もしかすると、「川本」氏本人が、「沢田」の涙を見て、「これは俺だ!」と思っているかもだが。
梅山のために泣いたなんて、 そのレス読むまでこれぽっちも考えたこともなかった。 泣く訳ない。 自分を偽って近づいた名もない市井の人の優しさに触れて 自分を守ってきた意地が溶けて、自分の愚かさに泣いた。 って受け取っていたけどなぁ
>>533 >>538 たぶん、最後の涙を見て「梅山のため」と思った人はあまりいないと思う。
「居酒屋のため」と思った人も少数派だと思う。
まぁ、ひとそれぞれだと思うが。
この映画、メジャーな二人を遣っているのに、脇役があまり有名じゃない人が多いよね。
(まあ、何人かはそんなことを書くと失礼かもだけど)
古館寛治はたしかによかった。あがた森魚もよかった。昨日レンタルDVDでライブドキュメンタリー
(あがた森魚 ややデラックス)があったので、思わず借りてしまった。この人も、なかなか大人になれない人だ。
538 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/03(金) 23:57:41.03 ID:LXtNzvww
ホリプロばっかしだな
539 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/03(金) 23:59:57.67 ID:LByHhA4C
松ケンの愛人は利用されてただけ?
540 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 00:01:22.09 ID:4P/+xoCe
そういえば、酒場で、古館に「お前ときどき記者じゃなくなるときがあるからな」 と絡んで、沢田に「そんな悠長なこと言ってる時期ですか?」と返される 新聞社の人も、すごい古風な顔だけど、あの役者は誰?あの人も良かった
>>525 余計なおせっかいだったら申し訳ないが
ラストの居酒屋のシーンは完全な創作だよ
それに脚本に川本さんが関与してるわけではないし
>>535 喜んで手の内に入る訳じゃないけど、
乗せられてやんよwww
という気分で梅山と呼んでいる
片桐って呼ぶんじゃねーよとキレてらっしゃったしw
彼女には、優さんと呼ばせてたけどなw
>>428 1971年には普通にあったよ。風のつよい沿岸部では、既に殆どサッシになっていたはず。
その年に、貸家新築したからよく覚えている。
低予算の割には時代考証しっかりしているよ。
ラストとの沢田の涙は監督の創作 川本氏は涙なんか見せてない あのシーンは原作に対して 俺はこう思うんだって 監督の考えが入ったシーンだと思う
沢田は東大卒で、安田講堂には参加できなくて、実家の離れ住まいで、など氏素性がなんとなく読める。 ところが松ケンのキャラについては、生活感がまるでない。 後付けで、強引に解釈すると、この映画の最初のカットが「梅山」の誕生シーンだったような気がする。 安田講堂が生み出した怪物。何となく、牝馬が仔馬を産むような感じだったと記憶している。 ただ、その割には小物感を演出で出し過ぎた気も少しする。 まあ、松ケンは上手かったし、沢田との対峙場面は不気味でよかったが。
548 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 00:35:39.11 ID:fmXPxoDe
ヤフオクに保倉幸恵表紙の週刊朝日が20点ほど出品されていて、
画像が見られる。
>>297 は奇跡の一枚だな。
549 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 00:39:43.94 ID:uilcI4ps
この映画の一言感想 ようタバコ吸うなこいつら
冒頭のうさぎを死なせたエピソードも創作ね うさぎを売った話は出てくるけれども
ラストの涙って・・・ 改悛や後悔や安堵や・・・いろんな感情が溢れてきたのかなと。 観てるこっちも泣けてきた・・・。 原作には無い話なんだね。どれだけ映画=監督の考え=と違うのか、 凄く興味あるな。読んでみよう。
ラストの涙は、
自分のことを友人と思ってくれて、自分が姿を突然消したことをずっと心配してくれていて、
しかし自分はその人を騙して商売のネタにしていた、
そのことを突きつけられて、いたたまれなくなったのだと思うよ。
>>549 友人の大学の同級生が新聞社に就職したのだが、
その人自身はタバコを吸わない人だったが、
周囲は猛烈にタバコを吸いまくる人だらけで
副流煙食らって肺ガンで亡くなったそうだ
553 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 01:25:39.45 ID:uilcI4ps
>>552 だろうな〜…
主流煙より副流煙のほうがはるかに体に悪いっていうもんなぁ
そんであの時代は今と違って喫煙所とかなかった時代だし
あんだけの副流煙食らって死なない方が不思議だよなぁ
554 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 01:34:22.64 ID:4P/+xoCe
555 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 01:35:59.45 ID:uilcI4ps
タバコは魔力だな
556 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 01:38:09.06 ID:4P/+xoCe
冒頭で、「キリスト」が、就職面接の相談をしてるところで 「ネクタイは用意したんだけど」なんて、自分の長髪と髭を省みずに言ったときに 沢田とウサギ屋が「そういう問題じゃないだろ」っていう声が 見事に揃った、あの感じ! 山下が帰ってきたって感じで、胸が高鳴った。つかみはOK!と思ったね
いや、十分いい映画だと思うぞ。個人的には今年のベスト級。 熊切の海炭市叙景ぐらいの規模で公開していたら、絶賛されてたのだ多分。 妻夫木松ケンで大規模公開するから、いろいろ言われる。 もっとも妻夫木は繊細な演技で非常に良かったけどね。 松ケンは妻夫木と並べるとコドモにしか見えんなぁ(実年齢の話でなく)、 ということが気になってたのだが、あのコドモにしか見えんというのも、山下の計算なのかいな。
ここまでコケるとは ひっそり公開ひっそり終了かな
東大の議長、最初に出てきた時オーラあるなぁと思って見てたんだけど 移送中に車で沢田が話しかけて発した声が妙に高くて笑いそうになったのは自分だけ?
>>559 どんな声かは知ってるからそれは無かったな
普段と演説の時とのギャップを際立たせたかったってどっかで見たな 自分はオヤジさんの声(そうだ京都行こう)とそっくりって思った
>>558 ホリプロだからそうじゃね
他事務所なら即座にコケ記事で煽ってくるけど
ゆとってる奴は映画見なきゃいいのに
>>85 まあ俳優ヲタの女には分からないだろーな
時代背景についての最低限の知識がなければ何が何だか分からないだろーし
何故そうなるのか、を理解するには、もうちょっと細かい知識も要求される
話自体は青年の精神の彷徨という、時代に関係ない普遍的なものなのだが
「これは青年の精神の彷徨の話なのである」ことを理解するのに、知識が必要になる漢字
時代背景の知識以前に、動体視力や注意力の問題なのかもしれない 自衛官制服を受け渡すシーンで本当に殺人があったと思った人がいるわけだから 何本も見るうちに自然に見逃しは減っていくものだけどね わかんね、つまんね、で放り出せばそこで終わりだけど
数日前にここで書いた時は否定されたけど だから例え学生運動を知らなくても この時代の文化に少しでも興味があればこの映画は楽しめるが 全く興味無い人間には薦めないって書いたんだがな 興味がなければ集中してみることも後で調べようともしないから理解できるわけがない 役者目当てで話が判らなくても構わないというなら何も言わないが
個人的には好きな映画だけど もうちょっと大衆受け狙っても良かったと思う 多くの人に時代や事件を知ってもらうためにも でないと何のために売れっ子俳優使ったのかわからん
山下にとってはこれが限界ギリギリなくらいの大衆性を出してたと思うがw 自衛官の死も映画では1分だけど、本当は3分は這いずり回らせないと駄目だと言ってたし。 しかも自衛官に「痛い、痛い」と言わせて。 人1人死ぬのには3分は絶対必要だと。 プロデューサーがそれをやっちゃうと衝撃が強過ぎて、その後の沢田、梅山がなにやっても 薄くなるからと説得したらしい。 それと「君は敵か?」って台詞は山下と向井の知り合いの自主映画監督の台詞らしいw 勝手に周囲を巻き込んで、質問に答えず、言葉に詰まるとこの名言を吐くとのことw
私も個人的にはすごく気に入った映画だ。 ただ、登場人物のだれに視点を合わせていけばいいのか迷った。その辺りが少し不親切な作りになっていると思う。 このレスでだれかが「時代背景が違うのに、簡単に感情移入なんかできない」「俯瞰で観ればいい」と書いていた。 でも、たとえば「母なる証明」の場合、韓国人の、しかも異性である女性の視点で私は鑑賞していた。だからこそ あのラストは衝撃だったし感銘した。 そういう観客の視点の置きどころが難しい映画だったと思う。「動体視力」とか関係ないと思う。 むしろ、本当の俳優ヲタなら「なんか、よくわからなかったけど松ケンかっこよかった〜」 「映画は難しかったけど、最後の妻夫木くんの涙に感動しました」となるのではないだろうか。 まあ、一観客が興行を気にしてもしかたないかもしれない。しかし、山下監督のファンとしては、 もっとみんなに観てほしい。それにマッチポイントとかのこともあるし、これだけ大コケすると、 次回作にも少なからぬ影響があるのではと不安になる。 繰り返すけど、すごくいい映画だと、個人的には思うし、そのことを説明したくなったりもする。
「母なる証明」を出したのは、ネットか雑誌か忘れたが、マイバックページに関する記事で 山下監督が気に言った映画だと書いていたから。 それに、自衛官が最後に息を引き取るときに流れ出した血(すごく言いシーンだった)を見て、 「母なる証明」で母親がジンテの部屋から去るときに倒したペットボトルから流れる水を思い出した。
>>569 >自衛官の死も映画では1分だけど、本当は3分は這いずり回らせないと駄目だと言ってたし。
>しかも自衛官に「痛い、痛い」と言わせて。
>人1人死ぬのには3分は絶対必要だと。
>プロデューサーがそれをやっちゃうと衝撃が強過ぎて、その後の沢田、梅山がなにやっても
>薄くなるからと説得したらしい。
あの場面がもっと長かったのはどこかで読んだけど、具体的には知らなかった。
これは、たしかにプロデューサーが正しい気がする。
>>557 梅山は21歳だからな〜
殺された自衛官も21歳…
当時を知らない監督や脚本家が 川本氏の原作や学生運動を 理解はしたが共感出来なかったと書いてあったな 特に自衛官殺害に関しては 原作では川本さんの主観で書いてあったので不満があったみたいだ
何か、登場人物のだれも好きになれない感じがあった。「梅山」はともかく、沢田に関しては 作り手の監督と脚本家自体が愛し切れていなかった気がする。どこか「許せない」というか、 そういう微妙な距離感が画面に出ていたと思う。私は。 それがラストのシーンで一気に解消する。正直、私はフライングして妻夫木くんより先に 涙腺が決壊してしまった。 ただ、入っていけなかった人には、あのラストだけでは遅すぎたのだと思う。 それもわかる気はする。
その距離感のおかげで、あのラストも観客に客観的に受け入れられたのだよ まわりには泣いてる人など皆無だった
577 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 11:26:28.47 ID:iA73Te92
自衛官の死は壮絶って言えば壮絶だけど 実際観てた時はそんな感じはしなかった。 這いずりだした時、あ、生きてたんだ・・ 流れ出る血もなんか液体のようで・・夜の暗がりの中では・・ あくる日のニュースも、 重傷でしたが一命はとりとめました って言うのかと思った。 この人の映画はゆるいのか切羽詰ってるのか分からないのが 特徴だから・・
578 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 12:08:51.92 ID:LBnWZ3GV
ツイッターで感想読んでいると絶賛してる人が多い。 そういう人達は長文の感想で読んでて興味深い。 逆に否定的な感想は、つまらない、イマイチ、よくわからない、長い、寝た。 などなどひと言で書き捨てているのが多い。 学生運動とか知らなくて興味もなくて、 なんとなく主演のふたりを目当てに観た若い人達って感じ。 それでもやはり役者とラストを誉める感想は多いね。
妻夫木の顔が浮いていたことをのぞけば、いい映画だったと思う
>>579 ああ、確かに
髪型とかも、今風だったしね
>>568 大衆受けを狙うなら恵子さんを出せばいいんだろうと思うよ
その代わり表紙モデルの女の子を出さない
彼女が若くして亡くなったのは事実だから変えようがないけど
いきなりナレで死んだとか言われてもなw
川本さんの逮捕・解雇の苦境を支えた恵子さんとの恋愛映画
いやこれはこれでドラマチックだけどダメ男たちの男泣き映画ではなくなるねえ
>>578 俺はわかってるよという人がわかってない客を蔑んでみる映画ね。
それなりに長い作品なので一本で伝えられてなければ
その程度の作りなんだと思う。
やはぎだ
どういう層がこの映画を見るのか考えて造って欲しい。 2時間以上はションベンが我慢できない。
>いきなりナレで死んだとか言われてもなw 沢田が片付けをしてた場面での学生運動を肯定してる台詞とかで、この時代の 女子学生の感性(病死じゃなくて自殺)を読み取れって事なんじゃない? 難しすぎるか。
見てきたけどハナからこの2人に共感できなかったので、 やっぱり最期まで後味悪い内容だなぁと思った ラストの泣くシーンも「何今更泣いてんだ?」としか思えなかった (それが狙いだったのかも知れないが) あとは見終わった後、無性に煙草が吸いたかったw あとマツケンが彼女とギシアンするところは もうちょっと尺が短くても良いのではと思った
>>587 むしろ、あのナレは脚本家も悩んだと思った。私は。選択肢としては、
(1)亡くなっていないことにする。
(2)亡くなったことにする。
(3)不明確にする。
があって、(2)についてはさらに
(2-1)自殺したことにする
(2-2)病死したことにする
(2-3)不明確にする
の選択肢がある。思うに、モデルになった女の子は自殺しているという現実がある(2-1)。
それを考えると(1)と(3)は不誠実だろう。ただ、(2-1)を明確にすると、ナレーションで
終わらせるには重すぎる。そこで、そこはボカす(2-3)しかなかったのだと思った。
それでも、いきなりな感じはした。
とにかく、私個人は好きな映画になったけど、
>>588 さんの感想もよくわかる。
私は、前半は山下監督の新作を観ることができるという幸福感があって、画面を
「さすがだなぁ」といちいち堪能しながら観ていたから途上人物に共感できなくても
退屈はしなかった。ただ、山下監督に思い入れのない人は(全員とは言わないが)よく
わからない映画だったような気がする。
>>586 若松の実録連合赤軍は4時間休憩なしだったぞ!
終了後の便所がえらいことになっててワロタw
1969年あたりの話というのは、日本映画では定期的に出てくる定番コンテンツなので
映画好きなら自然と知識はついてくると思うのだが、
そうじゃないやつは映画自体に興味のない、俳優好きなんだろうな
主な観客層
1 俳優好き
2 監督好き(
>>589 さんがここかな?)
3 団塊世代
4 仕事柄w(おいらはこれ)
592 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 17:08:29.28 ID:LBnWZ3GV
一般エキストラを沢山集めてたのって長塚が逮捕されるシーンかな? 機動隊役の人とか暑いなか動けなくて大変だったろうな。
長塚はいい演技してたな 出てきた瞬間から 学生リーダーって顔になってた
誰も言わないから言うけど オウム映画をマツケン上裕で作ったら ウッパラバンナー役は間違いなく小雪だろう
595 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 18:06:55.55 ID:4P/+xoCe
>>592 あそこで、古舘寛治に「今度は歩けなくしてやるからな」と言ってたのは
公安でしょう。脚本には私服刑事としか書いてなかったけど。なんかリアルだった。
オウムのドキュメンタリーで偶然転び公妨が映っちゃったシーンの公安は
あんな感じだった
597 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 18:40:59.08 ID:SN1EJR75
難波パークスで映画観ましたが、 客が4人だけで驚きました。 松ケンとブッキーが出ているのに、 どうして・・??
598 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 18:42:20.35 ID:SN1EJR75
キリストって、原作ではどこに就職したことに なっているのですか?
599 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 18:54:26.63 ID:iA73Te92
「松ヶ根乱射」「リンダリンダリンダ」「天然コケッコー」 の3本しか観てないけど この映画に共通点って感じます? 割といいなーと思ってたあの絵作りを これには見出せないんだけど・・
全部青春映画じゃん マイバックページも
>>599 逆に相違点を言えば、マイバックページはアップが多く、建物内部の場面が多いのではないだろうか。
唐谷が最後のアジをするところは戸外だけど、林の中であまり解放感とかなかった。
たとえば、リンダリンダリンダだと屋上の留年した先輩との会話のシーンとか、カメラの位置は遠い。
憶測だけど、戸外で撮影すると「平成」が映り込んでしまうから、その辺りを考慮したのではないだろうか。
最初、沢田がルポから新聞社に戻るときに、「西新宿」の線路脇を歩く場面があった。ビルが手前にひとつだけあって、
昭和っぽい雰囲気がした。よくそれっぽいのをロケーションできたなと思いながら観たのを覚えている。
602 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 19:43:42.22 ID:uilcI4ps
ブッキーと松ケン主演だから結構でっかめのスクリーンかと思ってたのに 割と小さいスクリーンでやってて拍子抜けした あ、そうかパイレーツとトヨトミで押さえてあるから マイバックはまたの機会にってことか
>>583 ほんとだ。
雰囲気は似てる。
でも、やっぱ、顔が浮いてるよねw>妻夫木くん
>>590 浅間山荘への道程のこと?
あれって、さすがに4時間はないよ
3時間ちょいじゃない?
出演者のファンだったので3〜4回は見たけど、
3時間あっても飽きなかった記憶がある
これの後トヨトミみたら安っぽい大衆向けテレビ映画って感じがした やっぱり山下作品は通向けなのかな
606 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 19:54:44.49 ID:iA73Te92
役者もメジャーだし アップが多いし ここらで今までより映像より物語作りに主体を置いた て感じがした。
そうか、沢田が外歩くシーン少ないと思ったら、ロケの問題か でも街なみでいいな、と思ったとこもあったよ
山下特集のユリイカの表紙をめくった見開きが、前園の京大アジトの写真。これがすごくかっこいい。 テーブルの上に置いてあるのはSuntory Whiteだったりする。 この絵をポスターに使えば、もっとマイナー感が出て、逆に団塊世代が観に来たのではないだろうか。 とか思ったりする。
左乙
ヤフーのレビューをこわごわ覗いたが落ち着いていて拍子抜けw 「つまんない」「何が言いたいのかわからない」であふれかえってるかと思ったぜw これってラスト10分のために2時間余があると言っていい映画なんだが 入り口(視点)がわかりにくいうえ筋道見失いやすくて ただ退屈でラスト蛇足とかなんで泣いてるのとかいう感想が 出てきちゃうんだよなあ 山下+向井は「自衛官の死の重さ」を核にしたかったようだから そこへ向けて脚本と演出で流れをわかりやすくできなかったものかな 大衆性ってわかりやすさが必要だもんね それとあと10分は削れるよね
612 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 20:36:48.08 ID:SN1EJR75
>>611 そうなんですか・・。ありがとうございました。
あの、漢字を教えるシーン、結構好きだったのですが。。
613 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 20:38:08.82 ID:SN1EJR75
あと、梅山に利用されていた古風な美人、 あれでもかなり若いんですよねw
614 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 21:05:15.32 ID:038EoQVp
ムチムチして美味しそうだったな
冒頭の松けんのシーンは深い意味があるんですよね?
616 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 21:53:08.37 ID:CcrygZbf
活動家側をわざと幼稚に安っぽく描いてて 昔の学生はしっかりした思想を もっていて情熱的で現代の若者とちがって.... 時代を変えようとして ってその世代の人達がする自画自賛に対して どうせ、この程度だろ!って叩きつけてる感じがした。
617 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 21:54:30.53 ID:CSnaG6EG
大パニックっす
>>615 東大紛争に間に合わなかったと云うことを
表してるんだと思ったけど?
619 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 22:27:10.74 ID:LBnWZ3GV
実録連合赤軍を観た。 公開当時は生きていた永田洋子も今年死んだんだね。 仲間を15人もリンチで殺しておいて65歳まで生きたのか。
漫画家のいましろたけしはどこにでてたんだろ。
621 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 22:43:45.51 ID:ay6FosMz
何者かになろうとして足掻いたボクたちの失敗。 ほろ苦い青春映画でした。 川本さんかなり引きずっただろうなあ(今もかもしれないが)。 あと先輩記者と体験ルポ先の先輩の優しさが染みたよ。役者も良かった。
>>619 SPA!で読んだのですが(笑)、ああいう形で国に立てついた
人間は、すぐには死刑にせず、寿命が来るまで生かしておく
らしいですよ。
623 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 22:52:20.12 ID:vXbbO3wZ
自分はラストシーンにいらいらした 自己憐憫乙!としか思えなかった
625 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/04(土) 23:21:25.25 ID:038EoQVp
映画はしょせん娯楽なんやからそれでええやろ リアル思想家はどっかいっとけアホんだらクソボケ
>>623 なんだか、髪質まで昭和テイストでしたよねw
>>578 これ、ヤフーのレビューでも同じ事が言えるね
そこに物凄く真実が現れてる気がしてたんだけど、
無粋かなと思って書かなかった
でもあなたが言ってたから乗ったw
興味を持ってなくて見に来ても、そっから色々感じたり考えたりした人はいるし、
そういう人はちゃんと長文で何か表現して書いてる
頭を動かしてみる気があるかないかだと思う
そしてそれは別に崇高な事でも、ハードル高い事でも無い
たぶん普通に映画好きなら普段から誰でもやってる
>>589 監督に思い入れは無かったけど(リンダは10分も見なかった)
大好きだぞ、これ
>>627 青春映画なんだろ、そこまで客選ぶ作品なら
違いのわかる俺すげぇでいいじゃない。
長文で、どこがどうよくなかったのか感想書いてる場合も沢山あるけどね。
(この作品についてはレビュー読んでみたいと思わなかったのでツイッターやレビューを漁ってはないけど)
>>629 いやだから、
作ってる方もやってる方も選んでる気なんてさらさら無いと思うぞ?
何をそんなにハードル上げてんだ…
違いの分かるってよりわかんない自分をもうちょっと省みた方がいいんじゃない?そこまで言うならさ
何ら衝撃がない映画だった。浅薄すぎる。糞なはずの大人の意見のほうが説得力があってどうするよ
浅はかな若者を描いた映画だぞ 何見てたんだ
yahooやtwitterの長文、短文と映画の出来に相関関係はないと思うよ。 そう思うのはバイアスによって無意識下で情報を選択しているからだよ。
お話は素晴らしいけどさ。画面がつまらなくね?
「天然コケッコー」「リンダ×3」で得た株を落としたな>山下
どんでん生活が1番。
637 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/05(日) 01:10:44.40 ID:qPzyKy3F
ブッキーは忽那しおりとムッハァな展開になると思ってたのに残念
638 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/05(日) 01:14:17.40 ID:bwdi40QG
>>635 そうか?
天コケもリンダもマイバックも、時が経てば経つほどに評価される映画だと思うんだが
民主党のテロリスト共の青春映画はどんなもんでしたか?
妻夫木の先輩記者の目線で描いたほうが痛さがもっと伝わったかとおもった。
>>635 その2作は山下作品の中では好みじゃない
観たい・・
>>635 それで株上げたわけでもないだろ
株があがってたからそういう「お仕事」が来たわけで
645 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/05(日) 10:00:15.65 ID:axnoM+Ac
もうちょっとギャグ要素や 叙情性をにじませれば良かったのに・・
>>622 法学を学んだことがあるモノだけれど、全然違う。
あれは共犯者(板東国男)が国外逃亡しているので執行が出来ないだけ。
死刑囚を共犯者の裁判で証人尋問するために生かしている。
福岡連続強盗殺人事件で後の古谷惣吉連続殺人事件の犯人が、
既に死刑執行された共犯者に罪を押し付け自分の罪を軽くしたから
片桐(梅山)が出てくるシーンは、ほとんどブラックコメディー。 注目されたい、一目置かれたい、だけの男。 笑いを堪えるのに苦労した。 三浦友和は少ない出演シーンだが、圧倒的な存在感。 韓英恵はセリフは少ないが、抑えた表情が印象的。 ラストは本当に良い。 他人を、自分を信じないようにしていた沢田が、 信じられる人に会って涙を流す。 今回の妻夫木は「悪人」より適役好演。 パンフレットは表紙のセンスも良く、内容もそれなりに充実。 正誤表がついているところは、ご愛敬。
648 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/05(日) 10:33:25.40 ID:JONCX45b
何気にすごいのは、この板で2007年公開の天然コケッコーだけでなく2005年公開の リンダリンダリンダのスレッドがいまだに残っているという事実。 さすがにリンダリンダリンダのほうはネタ切れで、現存のスレで終わりそうだけど。 さて、マイバックページのスレッドはどうなるのだろうか?地味に続きそうな気もするが。
三浦さんの演技は凄かったですよね。 一瞬だけでしたけど。石田ゆり子と 共演した映画を観たので、ギャップが 大きかったです。
時代の空気感がよく再現されていた。これが皆無だったのが「実録 連赤」。 本当は、都電や引きの街並みや学生集会の本会場も再現して欲しかったが予算的に無理だったのかな。 全体的に無駄に長い カットが多すぎてテンポがわる過ぎる。尺切りたいなー、切れば充分に2時間内に収まるのに。 あと、あのラストは、騙してた事を懺悔するのかと期待してたので拍子抜けした。ホフマンばりに顔をクシャクシャにしながら「怖かったんだよ〜」って。
で、心臓発作で店で死ぬの。
>>649 松ヶ根だともっとすごいよ
着てるセーターの柄まですごい
www
どうしよう 三浦さんのために見に行こうかな
アウトレイジでもおもったけど 三浦友和はあんなでっぷりした貫禄がある役者だっただなと 思ったよ。 なんか、スマートな印象があったからさ。
ほんとに一瞬だったよ三浦 何しにでてきたん、とワラてしまったぐらいだ 尺はもう少し短くできなかったのかな 2時間でおさめる努力をすべきだと思うが
偉いんだよ!!
初めは沢田(妻夫木)主観の90分くらいの映画を目指してたが 梅山のエピソードをリサーチしてたら膨大な量になり この尺になったそうだ。俺は長いとは感じなかったけど
川本夫人は2008年に亡くなられたんだね。
660 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/05(日) 13:30:18.55 ID:R7WSpPzr
>>591 原作者川本三郎ファンもいれてほしい。
亡き妻との思い出を語った「今も君を想う」にぐっときた。
>>646 政治犯だと見做されたら、先進国ではまず執行できんよ
政治犯というのは犯罪者の中でも特殊な立場
だからこの映画でも、政治犯なのか単なる殺人犯なのかで揉めてただろ
今年見た映画の中では、この映画と「八日目の蝉」が双璧だな。 トイレがガマンできなかったのは。
>>660 「政治犯」と認められれば、先進国では違法性がなくなるということ?
よく知らないけど、そもそも「政治犯」という犯罪はないよね。
実際に起訴される場合は「殺人罪」などの罪状になるだろうし、仮に「騒乱罪」を「政治犯」とするなら
それを犯せば当然刑を執行されるのではないだろうか。
東京裁判とかニュールンベルグ裁判では「平和に関する罪」とかあったと思う。
十九歳の地図の試写のあとにキネ旬渡してた女性を演じてたのって誰かわかりますか?
朝イチのシネコンの小さい箱が白髪頭の爺婆で7割方埋まってた。 40代半ばの自分が一番若かったw 先輩編集者達が当時の人にしか見えないのに 沢田だけが現代からタイムスリップした人みたいな浮き方だった。 沢田パートがとにかくダルイ。 特に同期の若い記者が皆無なため、一人だけ青臭いバカに見えてしまう。 ここは脚本・設定の失敗だと思う。 梅山のペテンぶりが面白くて、 ドロドロの罪なすりつけ合い裁判まで見せてほしくなってしまった。 冒頭の安田講堂陥落は音声だけでなく画像も出してほしかった。 ラストの居酒屋泣きシーンはグッジョブ。
梅山が沢田から1万円ちょろまかすシーンは要らなかったな 見てるこっちは 大金たかられて引き下がる沢田が頭おかしいとしか思えない 原作の川本さんならとことん問い詰めて金を奪い返しているはずw
>特に同期の若い記者が皆無なため、一人だけ青臭いバカに見えてしまう。 狙い通り。 会議での「そんなセンチメンタルな記事・・・」 「うちは大学新聞作ってるんじゃないぞ」を思い出せ
668 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/05(日) 17:06:15.92 ID:3JYea9Xh
ホリプロは金輪際映画に関わるなよ
>>667 同期の記者はいなかったんだよね確か
平均年齢30以上でひとりだけ若い
だから表紙モデルの女の子も話しやすかったんだろうな
川本さんは一回目の就職試験は落ちたんだよな。朝日。 卒業して2回目の試験で朝日に入れた。 東大ですからなぁ。
>>667 いや、だから馬鹿すぎて感情移入できない・・・
嘘にでも同期か2、3歳年上の先輩を入れてほしかった。
梅山は学生同士の討論シ−ンが有るので世代の空気を出し易い。
>>670 >東大ですからなぁ。
学生運動が盛んな大学出身は就職に不利だったと聞いたことがあるけどその事?
>>671 別に感情移入しなくていいのでは?先輩記者目線で眺めてれば
原作ではあの青臭さに暑苦しい気負いが加わってウザいことこの上ないよw
いや、普通はそんな卒業した人を合格させないでしょ。 なんか、二回目受けに来た時、また来たか。そんなにうちで働きたいならみたいなことで合格出来たみたいな事、本のマイバックページに書いてあった様な。 俺がこの本読んだの10年以上前の話だからぼんやりだけど。 新聞社とか一流大学出しか取らないからね。
青臭い馬鹿な若者の挫折を描いた映画だからなぁ 現代の若者にも通じるテーマ
676 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/05(日) 18:02:04.23 ID:JYaAJrDo
リンダの後半の演奏時のカラッポの校舎のシーンや 天コケのファーストシーンやドラマの間に挟まれる田舎の風景など 甘酸っぱいショットが好みなので、今回のは残念
原作の冒頭に樹村みのりの漫画のセリフが引用されてる。 その臆面もないセンチメンタリズムを嫌悪する人は多いだろうけど 正直そんな部分に心を寄せてしまう自分がいるのにも気付く。 なので原作を冷徹に批判して作られた映画版にちょっと鼻白んでしまった 映画の佇まいがなんというか立派すぎた
ルポから1ヶ月ぶりに週刊東都に戻ったときに、沢田に気づいた同僚が「おお、東大くん。戻ってきたか。」 と言っていたと思う。ここ、少し違和感があった。 週刊朝日がモデルだと思うが、東大出は少なかったのか?あるいは、フィクショナルな効果を狙ったものなのか? 後者だとしたら、監督、脚本家の川本さん=沢田に対する距離感が垣間見える気がする。
>>676 この監督はそっちが本筋じゃないからしょうがない
この映画に足りなかったものをひとことで言うと「貧しさ」だと思う。 70年と言えば、所得倍増を達成した後ではある。ただ、高度経済成長に乗りきれなかった人たちも いたるところにいた。いずれにせよ「貧しさ」は人々の記憶に生々しく残っていた。 あれだけ学生運動が盛り上がったのは、そういった「貧しさ」の記憶を国民全体が共有していたからだし、 その運動が下火になっていったのも、その「貧しさ」の記憶が薄れていったからだと思う。 その「貧しさ」が画面に映りこんでいなかった。たとえば「梅山」が沢田から1万円をちょろまかすところ。 今の1万円とは意味が違う。平均給与が7万5千円の時代の1万円だったりする。 それにしては沢田はあっさりしすぎていた気がする。 東京から京都の前園に会いに行くときの「交通費」はどうだったのか?女と二人で行く必要があったのか? ただ、その辺りを作り込むとノスタルジックになり過ぎて、三丁目の夕日的な「昔はよかった」系の映画に なったかもしれないので、それはよしとするべきか。
学生運動と貧しさの関係なんて初めてきいた むしろ学生運動というのは恵まれたぼっちゃんたちの運動というイメージだったんで だからすぐ転向したし、後輩たちはあーはなるまい、とノンポリにいったというか
>>678 東大は新聞本体(かせいぜいジャーナル)に配属されて、
週刊誌なんて部署には東大いなかったんでないの
今日観てきたけど、なかなかよかったよ 俺はリアル世代じゃないけど、理想に燃えて行動を起こそうとするけど、現実の壁にぶち当たって挫折していくところとか、全共闘時代の息吹が感じられて面白かった 俺から見ると梅山はバカなことしてんなーって感想しかなかったけど、リアルで学生運動してた人にはこの映画はどう映ったのだろうか 映画自体のスタンスとしてはそういう運動に対しては結構批判的な印象は受けた
>>681 連合赤軍のメンバーは貧困層が多い。
ぱっと思い浮かぶだけでも、坂口弘、重信房子、遠山美枝子。
まぁ、当時はほとんどが貧乏といえる時代でもあったが。
>>680 の「『貧しさ』の記憶を国民全体が共有」という認識は正しい。
>>680 >「交通費」はどうだったのか?
当時は今以上にキセルが多かった。
無人駅や改札を通らないでも出られる駅が多かった。
なんか「この監督は女の子を描くほうが巧いから〜」みたいなレスが頻出で驚いた。 ふつうにリンダやコケッコーよりも、リアリズムや松ヶ根の方が評価高いだろ
>>656 ゴッドファーザーやロレンスにも2時間で納めろって言うの?
あの時代ああいう運動してたのはあの時代に大学生にいけた人、 労働組合がある恵まれた会社で働いてる恵まれた少数の人達なんだよな。 貧乏な人達は一般的にはそんなに運動は参加していない。 仕事に追われてそれどころではないという人の方大多数。 で、その時期田舎に残れない二男三男の金が無くて都会に働きに出てきた、大多数の人達を、かっさらっていったのが創価学会。
大学進学率が2割の時代だっけ? そりゃ大卒者のエリート意識というか 自分たちが国家の担い手たらんっていう自負は強くあったと思う
689 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/05(日) 22:18:49.21 ID:axnoM+Ac
>>685 オレは「リアリズム」は観てないけど
「松ヶ根」より「リンダ」「コケッコー」の方が好きだ。
リンダの二人、バス停だか何だかでずっと座ってるとこのカットとか
タマンネー。
690 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/05(日) 22:21:24.76 ID:axnoM+Ac
コケッコーの あの田舎のほのぼの感・・
691 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/05(日) 22:38:11.36 ID:yMl+HMXe
>664 さおり
>>689 あそこは、私も好きだ。
ソンの「見たことある↑」のイントネーションを疑問文として聞いた恵が「いいや(ソンのこと)見たことない」と答える。
実は、ソンが言いたかったのは「(恵のことをバスの中で、私は)見たことがある」ということ。
それを理解した恵が「ああ、そうなの。」「気がつかなかった。」とボソっと言う。
ソンが周りから視線を避けられていることがわかる。それが、徐々に変化していって、最後のライブ.
みんながソンを見る。ソンもみんなを見る。ライブ後は、4人が交互に視線を交わす。
ああ〜、また観たくなった。スレチすまん。
>>691 ありがとう。小出早織だった子か。通りで聞き覚えのある声だったわけだ。
逮捕された梅山の新聞に載った写真は かなり菊井良治に似た感じに写ってたね どうせなら髪型も同じにしてほしかったなーwムリかwあれ笑えるから
連合赤軍は貧しい階層出身が多くてもさ たいていの学生運動は富裕層のなんちゃって運動だろ 安保がどーの豊かでないといえんと今では想像するが 留置所の中で漫画が散乱してたというが、梅山の食欲なんて実に納得というか
2週目で一日二回上映になる映画じゃないなコレ 冒頭のシーンが効いたね、梅山に関しては。 あの壁の文字に感化されてワナビーになってくっつうか。 見ておいてよかった映画。 ミカン農家の出としては、ミカン箱が現代のソレだったのがツッコミどころw
>>695 同世代ではなので、知識としてしかしらないが、学生運動と富裕層を結び付けるのはどうか。
かぐや姫が「神田川」で「三畳一間の小さな下宿」と歌ったのが1973年だったりする。
それから「富裕層」のイメージも今とは少し異なるように思う。
東大合格者トップ高が都立日比谷高から私立灘高に変わったのが安田講堂事件の前年1968年。
つまり、都立に代表される日本のイスタブリッシュメントの牙城を、私立の新興富裕層が崩しかけていた。
そういう側面もあったりする。
すいません。よくわからないままかっこつけて書いてしまいました。
煙かった
学生運動は階級闘争ではないから貧しさとかいった生活要因はキックになってない
>>699 >学生運動は階級闘争ではないから
「大学解体」とかも、一種の階級闘争だと思っていた。蒙を啓いてくれてありがとね。
>>697 三畳一間の下宿であろうが、子供を東京の大学にやれるような家庭は富裕層だ。
だいたいその時代にマンションなんかに住んでる学生いなかったろ。
賄い付きの下宿もしくはボロアパートだ。
学力のある中間層は地元国立大学に行き、優秀でも貧困層は高卒だ。
中卒がまだ珍しくない時代だぞ。
>>701 たぶん、701さんの言っている「富裕層」は私の言う「貧しさ」と矛盾しないと思う。
田中康夫氏が浅田彰氏との対談で「庄司薫がひとつだけいいことを言っていて、」と前フリして、
「義務教育のいいところは、色んな階層の子供が一緒に学ぶ機会を与えるところだ」みたいなことを言っていた。
つまり、当時は「(701さんの言う)富裕層」と貧困層の垣根が今ほど高くなかったのね。流動的だったというか。
だから、「貧しさ」に対する想像力を社会一般が共有していたみたいな。
それから、「ノルウェーの森」を昔読んだけど、その中でミドリだったか、「僕」の彼女が お嬢様学校に通っているのね。で、彼女自身の両親はたしか古本屋経営で、無理して彼女を大学に通わせている。 で、彼女の台詞に、 「お金持ちの子には言えて、貧乏人な子に言えないことはわかる?」 「お金持ちの子は『私、今日は貧乏なの』って平気で言うけど、私には言えないのよ」 と言うのがあった。「富裕層」というのは、普通こういう金持ちを指すのではないだろうか。
つまらなかったなー。何度途中退場しようと思ったことか。 男子中学生達と先生の青春ドタバタ劇って感じ。 褒められるとこは演技と時代描写ばかりじゃん。 それって映画の内容じゃなくて装置でしょ。 つまらんと言い辛い雰囲気は、なんちゃって社会派映画だからか。 もしくは今やメジャーな俳優二人を使ったせいでカッコいーしか 言えない人達が感想書いてるからか。
土曜日、吉祥寺のトークショー(山下、向井、w山本)に行った人いないかな?
>>704 >もしくは今やメジャーな俳優二人を使ったせいでカッコいーしか
>言えない人達が感想書いてるからか。
このスレ読んだの?
山下監督のファンの私は、どちらかと言えば、この映画に対して好意的なレスをしてきたし、好きな映画だったりする。 ただ、704さんの書いてあることはよくわかる。ここでも、雰囲気で誉めているだけの人が多い。 具体的な問題点を挙げたレスに対して「俯瞰で観ろよ」みたいな、何か言っているようで、実は中身のないレスをしている人とか。
どんな映画でも何かを拾えた人と拾えない人がいるのは 正解不正解の話でなく仕方がないことだと思うよ なんちゃって社会派映画(定義自体よくわからんけど)だと言われれば 上っ面はそうだけど、実際は青春が敗残する普遍的な話なんだけどなあと思うし 感情移入しづらいと言われれば ラストの一点でしかそれを許さない構造になっててそれゆえのカタルシスはあったけどなあと言うしかない だからお互いがお互いを極論で潰さないようにした方がいいと思うんだけどね
>>708 >感情移入しづらいと言われれば
>ラストの一点でしかそれを許さない構造になっててそれゆえのカタルシスはあったけどなあと言うしかない
それは、私もその通りだと思うし、それで落涙した。
>だからお互いがお互いを極論で潰さないようにした方がいいと思うんだけどね
この部分も含めて、708に書かれていることはすごく共感しました。
青春が敗残する普遍的な話だと言われれば 上っ面はそうだけど、実際はなんちゃって社会派映画だったと思うし ラストの一点でのカタルシスはあったと言われれば 全編感情移入しづらいがゆえ、ラストも淡々と流れていったと言うしかない 極論を極論で潰すってこういうことなんだがね
だからそういう不毛で相手をねじ伏せるのはやめようぜってことだよ
当時の女子学生はあなたまさか働いたりしないわよね て会話してたそうだよ 特権階級だな 学生運動してる連中は貧しい連中と連帯してるつもりでも 実は単にひとりよがりで浮いてたわけだ 親のスネかじってるやつは卒業したら今度は会社に媚びるだけだな と下の世代は学生運動したやつを欺瞞とみてバカにしてるよ だから題材きいただけでこの映画をみようとしないのさ 何も得るものないのわかってるからな
713 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/06(月) 19:29:12.59 ID:qDm739Pt
私は保倉幸恵に興味があったからこの映画を観ようと思っている。 レスを読む限りでは重要な役回りで、女優さんも好演してるみたいなのでうれしい。
村上春樹のノルウェーの森じゃないけど、学校解体・社会解体と 叫んでも、大学4年になれば、普通に就職活動して就職。 自分たちの考えに賛同しなかった奴を吊るしあげたりしてた奴らが ですからねぇ。
>>701 さんの感覚は良く分かる。
うちの両親は全共闘世代の4、5歳上だが、辺鄙な自給自足農村出身の中卒だ。
母は学校で一番成績が良く担任教師が祖母に進学させるよう薦めたが
貧しくて下宿費用が捻出できず進学できなかった。
両親はビートルズの曲を知らないし、学生運動もあさま山荘事件とよど号しか知らない。
子育てと食べていくのに精一杯だった。
そういう階層が世の中の大半を占め、高度成長時の工場労働力になっていた。
自分は正直言って、学生運動なんて暇な大学生の遅れてきた反抗期だと思ってるよ。
子供の頃ニュースから流れてきた熱い時代の空気はワクワクさせるものがあったけどね。
沢田の部屋はおぼっちゃんぽく見えたが あれは当時の生活水準だと上のほう?
>>712 本気で運動にのめり込んだ連中は、大学中退して山谷行ったりしてたぞ
もうちょっと勉強してから書き込め
719 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/06(月) 23:13:55.94 ID:oDVOvLG2
神保町シアターが似合うなあ、川本対談つきで
>>716 私の両親も中卒なので、701さんの「感覚」はわからないでもない。
それから、ロッキンオンでビートルズフリークの松村雄策氏が「まるで当時の若者がみんなビートルズに熱中していたかのように
思っているかもしれないけど、クラスでビートルズを聞いているヤツなんてひとりいるかいないか。たいていはドメスティックな歌謡曲
しか聞いていなかった」みたいなことを書いていた。そんなものだと思う。
そういうことを踏まえた上で、やはりビートルズは日本でも旋風を巻き起こしたと言えるだろうし、
学生運動がムーブメントを作ったことはたしかだと思うのね。
学生運動が「遅れてきた反抗期」や「なんちゃって運動」で「欺瞞」に満ちたものだとしても、
それがなぜムーブメントになったかと言えば、その大きな要因に、図らずも701さんも716さんが詳しく描写しているように
当時は、社会全体に「貧しさ」が残っていたからだと思う。
貧しさって言うけど、今振り返るからそう見えるだけで 当時は貧しさそれ自体が自覚的なルサンチマンていうか負のエネルギーにはなってなかったんじゃないのかなあ
たとえば、最近の「ホームレス」は物乞いをしないが、当時は「乞食」「ルンペン」と言っていた。 私も数度しか見た記憶がないけど、ゴザの上に座ってお金を恵んでもらっている人を見た。 茶碗に、通りすがりの人が小銭を放り込むんだけど、見ていて子ども心に凄く切なくなった。 私は記憶にないが、wikiを読むと「傷痍軍人」なんかも、実体験として当時の人は記憶していたらしい。 そういう時代だったということ。 つまり、社会の矛盾が「貧しさ」というわかりやすい形で、隣り合わせに存在していたのだと思う。 自分自身のルサンチマンというのとは、また別の問題として考えざるをえないというか。
ただ、この映画に関してはその代弁は求められてないけどね
あれ、新宿東口から西口に繋がってる地下通路に 80年代の終わり頃でも傷痍軍人たまに見かけたけど 正直インチキ臭いと思ってたけど本物だったのかな
古今東西現状に不満足な若者はいつもいるわけだし。 「貧しさ」を火種に騒ぎたいだけだった輩も大勢いたでしょう。 当時は文化人も煽ってたらしいし。 この映画の主題もそんな若者の青さについてだと思うよ。
この映画の主題が「若者の青さ」だというのは、同意する。ユリイカの評を読んでも、そのことを理解できていない人が多い。 ただ、時代設定として「学生運動」を選んだ以上、何らかの政治性を持つのは作り手も自覚すべきだと思う。 「学生の左翼活動を描きながら、社会派の映画ではなく、青春ムービーを撮る」というのも、 ひとつの立派なポリシーだったりする。 そのためには「時代」をしっかりと描く必要があったと思う。たしかに時代考証的なことはよくできている。 服装や食事や街並み。たとえば自動販売機が映っていないことを見ても、注意深くロケーションしたことがわかる。 ただ、フェティシズムだけでは「時代」は描けない。当時のことを描いたのであれば、必ず映り込んでいたはずの 「貧しさ」が見えてこなかった。 ネットで感想を読んでいると、最初から沢田に甘さしか感じなかったから、最後に泣かれても… というのを見かける。 あくまで、たとえばだが、「梅山」と沢田が町を歩いていると「ルンペン」がいる。 「梅山」が「沢田さん、100円貸してくれませんか」と言って、借りた100円を恵んでやる。 そういう描写があれば、沢田がなぜ「梅山」を信じてしまったのかの説明にもなったと思う。 その上での「甘さ」であり、最後の涙につながっていけたと思う。
主人公への感情移入として、梅山になぜ傾倒したのかはたしかに説明不足だと思ったな。 でもウサギに同情したように「勝手に」梅山に入れ込んだ自分というのもこの映画の主人公らしいんだよね。 その結果自分が情けなくて涙したんだし。 薄っぺらい梅山に入れ込んだ本来の意味でのナイーブさを伝えるのが作品の趣旨だとおもったな。 「貧しさ」は現代的ではないけれど、「ナイーブさ」は今でも題材として通用するテーマかと。 ま、今の若者に伝わるように作らないと仕方ないんですがね。
>>726 貧しさにこだわってる人がいるみたいだけど
この映画の登場人物において貧しさは行動原理に影響していないし
逆にそれを織り込むと、上でも書かれてたけど階級闘争的なミスリードになる
729 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/07(火) 00:56:19.65 ID:FZNFPo6M
松ケンはノルウェイの森の二番煎じみたいなのだけはやめてくれよ・・・
>>727 >ま、今の若者に伝わるように作らないと仕方ないんですがね。
ようするに、そこなんだよね。どうやら大コケ決定のような気がする。
山下監督ファンとしては、何と言うか「悔しい」気がする。次回作にも、少なからぬ影響があるのではないだろうか。
>>728 >逆にそれを織り込むと、上でも書かれてたけど階級闘争的なミスリードになる
それは見解の相違だと思う。たぶん、話し合っても埒は開かないと思うので、説明はしないけど。
>この映画の登場人物において貧しさは行動原理に影響していないし
これは、少しおかしい。つまり、私は「この映画の登場人物において貧しさが行動原理に影響していない」点を
批判しているんだから。その批判が正しいかどうかはともかく、この部分は私の言っていることを繰り返しているだけだもの。
ちなみに、原作は読んでいないけどユリイカの小熊英二氏の評を読むと、原作には貧しさに対する後ろめたさが書かれているようです。
>>730 この映画で起きたことは貧しさが理由ではないでしょう?
>>727 毎日新聞のインタビューだったと思うが山下監督は
「沢田は行動しようとする梅山に対する負い目がある」て言ってたな
沢田は自分から動けないタイプだからね
そして本質的なところは似てるんだよこの二人
薄っぺらで甘ったれで子供・・・ええと類は友を呼ぶ?
それと意外と指摘されてないみたいだけど初対面で梅山は沢田に
「優しすぎる」「こんなふうに話してくれた記者の人は初めて」と
上手いこと言ってんだよね
大人ならこんなおべっかに騙されないだろうけどw
>>728 同意。時代の臭いは冒頭のフーテンの描写でも十分出てた。
というか貧乏といっても70年頃は高度成長期で社会全体が前向きだったし
戦時中みたいに一般層が食べるのにも困るという訳じゃなし
家も裕福じゃないけど廻りもそんな裕福じゃないから
幼かったがみじめな思いは別に無かった
ホームレスなら現代もそこら中にいる。なぜ貧乏の描写にこだわるのか判らない
>>731 だから「この映画でおきたことは貧しさが理由ではない」という点を批判しているわけです。
その批判が的を射ているかどうかは別として。
>>734 仮に貧しさを理由にした場合、整合性のある物語になる?
貧しさを描いていたらもっと深い話になったかもねたしかに。たとえば殺された自衛官は貧しさから公務員になったのだ!とかね。 しかしそうすっと、最後の涙ではまとめられなくなるんだよなー。 貧しさについての映画は「泥の河」が良かったね。 いまの若い人に観てもらうためには前半で主人公ふたりの類似性とそれにはまっていく陶酔感をもっと若者視線で描いて、後半オトナの現実で突き落とす。 うまくやれば「さらば青春の光」「マイプライベートアイダホ」クラスになれたかもね。 作り手が主人公に距離をおいてるから難しいかな。
事実として、客が入っていないというのがある。もし違っているなら、そのほうがうれしいが、
おそらく驚くほど入っていないのではないだろうか。
私はこの映画を楽しめた。ただ、twitterやyahooの感想を見ていると、どうも沢田に感情移入できないので、
最後の涙を見ても、理解できない、長すぎるという人が多い。
そういう人を「俳優ヲタ」だと見下している人が何人かいるが、やはりこのコケ方は作り手にも問題があると思う。
客観的に考えて、「優しさ」や「甘さ」だけで沢田の行動を説明するのは無理がある。
>>734 前面に出す必要はなくて、背景として匂わせるだけでも違ったと思う。原作には、そういう描写があるようだし、
それに「貧しさ」に拘っているわけではなく、当時のことを描けば自然に出てくる貧しさで充分だと思う。
繰り返すけど、「一万円」の扱いが小さすぎる。山下監督は、その辺は抜かりないと思っていたけどなぁ。
>>736 まあ、たしかにまとめにくくはなるだろうね。とにかく、
>作り手が主人公に距離を置いている
これが一番の問題点のような気がする。
ちなみに「泥の河」はマルセ太郎の再現パントマイムをテレビで観た。映画も観たかもしれないが、
マルセ太郎の記憶が強すぎて、あまり覚えていない(苦笑
>>736 ん?
>>734 の言ってるのは貧富の差に対する後ろめたさも
沢田の行動原理になってるって事じゃないのかな?
それもブレるから無くていいと思ってるが
貧乏人が苦労して公務員になったのに殺されてしまったみたいな
お涙頂戴な展開は個人的には全然いいと思えないなぁ
でもその方が受け入れ安くなってヒットするのかもね
あ、作り手が主人公に距離をおいてるのが問題というのは同意だ あと学生運動も間違った方向に進んでしまったけど 初期に参加した人達は青臭いけどちゃんとした理想を持ってた人も多かったと思うが そこをあまり描いて無いから若い人は 学生運動に参加してた=全員キチガイと思わないかちょっと心配になった
>>717 郊外なら中の中以下だが、東京の戦災にあった地域なら中の上ぐらいかも。
原作では以下の様なエピソードが書かれている。 学生運動が盛り上がるさ中、東京下町の工業高校で起きた学生運動を先輩記者と取材に行き 帰りに二人で飲んでいると、下町出身の先輩記者が酔っ払って 「ドロップアウトだのヒッピーだの、そんなのは経済的な余裕がある連中がやることだ。 今日取材した高校からは大学に行ける子なんて半分もいないんだぞ」 とからまれ、自分は何も反論出来ず結局記事は先輩が書いた− そんな話があえて日比谷高校を中退して奔放な行動をとる少年と対比する様に書かれている。
井筒監督の評(抜粋) 原作では実名で書かれている組織名や雑誌名が悉くニセの名になっていて興ざめ。 そんなところでウソついたら負けやろ。「僕たちホンモノになれるんですよ」って 台詞通りホンモノを見せてくれよ。 革命についての説明がないから今の若者には伝わらないだろう 滝田修と思しき黒幕本人にもちゃんと取材しろ、自分は当時京阪電車で本人見たぞ 見終わって秋田明大を思い出し、革命前夜の映画を撮りたくなった…等 あと、悪人の時は酷評していた妻夫木を熱演と評価しているが、 総じて前述の腰の引けた作り方のためピンとこない、とも
743 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/07(火) 07:39:51.50 ID:CU/So36R
沢田は梅山にシンパシーを感じていた以上に「信じたかった」んだと思った。 まだ逃亡潜伏中の滝田修に興味持った。 ゲバラみたいにポップアイコン化しないかなw
>>742 「ホンモノじゃない」からにせの名前なんじゃないかとw
あと「革命についての説明がないから今の若者には伝わらないだろう」
こういう思いこみで発言されても困るよな。今の若者ってどこの誰なんだと
井筒さんは良い映画撮るけど映画評はこれだもの
やはり、沢田に感情移入しにくいというのが一番の問題点だと思う。 このスレでは、「感情移入しなくても、俯瞰で楽しむ映画もある」「最後まで感情移入できない構造になっているからこそのカタルシス」 という意見があった。でも、これだけのコケ方を見ると、やはりそれは一般的には伝わらなかったのだと思う。 もし、沢田に感情移入できていたら最後のシーンも、もっと感動的になったと思う。沢田に感情移入できるということは、時代が違うだけで もしかすると、自分たちもあの時代に生まれ、沢田と同じ立場にあったら、沢田と同じ行動を取ったかもしれない。 そう同化できていれば、タモツの言葉が観客の心にも響いてきたと思う。 このスレの感想を見ても、学生運動に対して「なんちゃって」「甘い」など、否定的な意見が多い。 実際の学生運動を否定するのはかまわない。ただ、映画の感想として 「そうだよ、沢田くん。最後にようやく自分の間違いに気がついたのね。よかった。ぼくもうれしいよ。」 という、俯瞰した感想しか観客に呼び起こせなかったとしたら、やはり作り手の失敗だと思う。 色々インタビューとか読んだけど、やはり作り手自身がが沢田(=川本さん)を愛していないのがすべてだ。
>>745 でもそのためには沢田に何らかの形で美化を施さなければならないけれど
それこそ川本氏の本意ではないような気がするなあ
原作を読んでいないので川本氏の本意がどこにあるのかはわからない。 ネット情報だけで言うのもなんだけど、もしかすると、逆に「自分のとった行動を正当化したい(美化したい)」 というのが本音なのかもしれない。その辺りを監督や脚本家が「共感できなかった」と 言っているような気がする。よくわからないけど。 で、そういう部分も含めて、やはり川本氏を愛せなかったのが問題かと。 あるいは、愛させることができなかった川本氏が問題かと。 とにかく、これだけコケると、山下監督ファンとしては自己否定されたみたいで悲しい。
間接的とはいえ沢田の行動によって人が死んでるのに、美化されても萎えるわ。そんなことを感動ドラマになんぞする必要はない 俺も原作を読んでないんで、原作者がどういう姿勢でこの作品を書いたのは知らないが、仮に自己弁護をつらつらと書いてたなら それをある程度突き放して、映画化した監督の姿勢を俺は評価するね。興行収入と映画としての評価はまた別の話だよ
amazonで書評みてみるといい 多くの人が自己弁護に嫌悪感しめしてるから
自衛官の死について言えば、現代的な感覚で言って、あるいはこの映画で言っても、間接的というよりも、 むしろ直接的だと思った。 「梅山くん、事を起こす時には俺だけに取材させてくれ」 と、事件前に武器を目の前にしながら言っている。その後の腕章の件と合わせて、充分共犯、もしくは教唆、幇助が 成立すると思う。そういう現実の刑事罰とは別に、マスコミが直接煽っていると感じた。私は。 だから、その点を「美化」する必要はない。そもそも居酒屋のラストシーンは全くのフィクションだから、 その点で、作り手の原作(舎)への批判的な姿勢は充分伝わる。 やはり、問題は前半で沢田に感情移入しにくい点だと思うけどなぁ。 ただ、そういう問題点があっても、私としては充分楽しめたし、山下監督の力量を改めて感じた。 リンダリンダリンダのコメンタリーとか聞くと、この監督と脚本家は「反省」が得意なのだと思う。 今回のコケ方を見て、反省した後の次回作が楽しみではある。ただ、このコケ方は少なからず、 次回作のあり方に影響を与えるようで怖い。 「興行収入と映画としての評価は別の話」というのは、同意も反論もしない。
確かに沢田が梅山にどうしてあそこまで傾倒したかという描写はちょっと足りない気はする そこが沢田に感情移入できない原因の一端かもしれない
かなりのチラ裏だけど、今気がついたことがある。 以前から、山下監督の映画を観ていると,AKIRAを描く前の大友克洋氏の漫画の作風に似ていると思っていた。 「HIGHWAY★STAR」という単行本の「ハイウェイスター」という作品なんかを読んでもらえれば、 この感じはわかってもらえると思う。間の取り方とか、笑いのセンスが近い。 加えて、大友克洋氏の画力は当時から群を抜いていた。にもかかわらず、絵の印象が「白い」。 この「白い=空白が多い」というのは、単行本の後ろで評論家が書いていたことだけど、なるほどと思った。 画力があるけど、絵の印象が「白い」というのも、何となく山下監督に似ている気がしていた。 だから、半分本気で、いつか山下監督にはSF映画を撮ってほしいと思っている。 で、突然先程思い出したのだが、その「白い」と書いていた評論家が川本氏だった。 今まで忘れていた。そう思って、上の単行本をチェックすると「初版1979年」と書いてあった。 「ああ、タモツの店で涙した年だ!」と思った(バカ)。
なんかコケた理由でどうこう言ってるけど 学生運動っていうだけで客は入らないんだよ そこんとこ勘違いしないでね ドラマでも学生運動扱うと視聴率悪いでしょ
この映画は一部の評論家に強い支持を受けてて 絶賛レビューも書かれてたりするけど 「いくら勧められても見る気にならない」そういう題材なんだよ コアな映画オタクは興味持つだろうけどそれだけ
まあ内容が素晴らしかったとしても、題材的に客が入る映画ではないわな 松ケンと妻夫木目当てでいった客はさぞかし肩透かし食らったことだろうw
そんなに感情移入しにくい作品かな? 自分はラスト沢田が泣く前に泣いたよ
>>756 私もフライングした。タモツの「あれからどうしてたの?」の後の
「山谷にでも行ってたの?」で決壊した。
「あれからどうしてたの?」で、一瞬タモツは沢田が雑誌記者であることを知らされていて、
それで「あれから、(仕事)どうしてたの?」と聞いているのかと思った。
で、その後の「山谷」で、「あぁ、タモツは沢田を自分の仲間だと思っているのか」と理解できた。
そして、色々あった沢田に以前と同じように語っているところで泣けてきた。
>>751 沢田の前だけでは「惹かれてもしょうがないほど魅力的な人物」として
梅山をえがくとかね
で見ているほうは梅山の裏の顔や素を知っているとすれば
でも映画では1万円という大金ちょろまかされたりしてるでしょ
これは原作にはない創作
しかもそんなことされても沢田は梅山に対する態度を変えない
アホちゃうかという感想しか出てこないw
正直言ってなんでこんな作り話をねじ込んだのか理解できない
恥ずかしい話だが、あの「一万円」のエピソードの前後をよく思い出せない。 仮に、京都の梅山に会いに行く前だったら、あの一万円が旅費なのかなと、後から思った。
760 :
759 :2011/06/07(火) 13:00:09.75 ID:qMSTQiR6
×梅山 ○前園
キネ旬がこの映画の特集号組んでる 川本さんの文章も出ていた
>>759 京都よりけっこう前のはずだよ
オレも京都のシーンで、よく2人分の旅費があったなあと思った
>>747 コケコケうるさいなぁ
山下監督がどんだけヒット監督なんだよ
松ヶ根やリアリズムの宿の興収いくらよ
リンダリンダが例外で万人受けするヒット映画作る監督なんて認識元から無いし
この人の作風が好きな人が見て評価が高い監督だろうに
言いたいことも判らなく無いが一人で連投に長文いい加減しつこいよ
書き忘れ 今回はキャストもあって間口も広がったし題材も題材だから 批判も多いのはある意味当然だといいたかった
コケコケうるさいのは、監督の過去作の天然コケッコーとかけてるからに違いない
まあ先週2700万、今週1400万とまったく口コミがない状況だしなあ
767 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/07(火) 15:41:08.29 ID:JO2L7jCk
この映画を観てのいごごちの悪さは、どうして沢田(川本三郎)が梅山(菊井良治)に巻き込まれたのかが理解不能という点につきる。 それは山下監督も向井氏も菊井良治に取材していないという一言に尽きるね。 もう出所してるんだから、見つけ出して、「あの事件とは、いったいなんだったのか」を問いただしてもらいたい。 きっと滝田にも取材しないんだろうなあ。 それでリアリティなんて出せるはずがない。 だせるのは・・・川本氏の自己憐憫のみ! あっ、それでよかったのか・・・。
「最後沢田が泣く理由がわからない」っていう書き込みを見てたから、 観る前は自分なりに感情移入できるか不安だったけど、実際見て感じたのは、 自分がカラッポの人間だって気づいたからのような気がした。 タモツにも本当の自分を見せず、梅山にも同化しきれず、 それをジャーナリストとして描く基盤も自分には無い、っていう。
>>767 >この映画を観てのいごごちの悪さは、どうして沢田(川本三郎)が梅山(菊井良治)に巻き込まれたのかが理解不能という点につきる。
>それは山下監督も向井氏も菊井良治に取材していないという一言に尽きるね。
いや、沢田が巻き込まれた理由は単純に川本氏の問題で菊井は関係ないだろ
ただそれについては原作でも「文学的興味」とかいう微妙な言い方しかしてないし
映画が何かを掘り起こすとすればそこだった気もするから残念ではあるけどもね
ツイッターで菊井に関しての噂がちょろっと拾えたりする スパイ説とか 「Kには公安のスパイ疑惑があった、ただ日大全共闘の活動家には Kに何かしらの弱みを握られ、彼の出所に動揺する者もいたと聞く」 こんなのとか
ツイッターでもいろいろ面白い感想が飛び交ってるけど 自分が気に入ったのはこれ 「これって大人エレベーターの映画化だよね?」
加齢臭がキツい香具師ほど長いレスを書くのな。日中ヒマなんだろうな。 最近2ちゃんねるというものを始めたのでカキコしたくてしょうがないんだろうな。
香具師なんて使うやつ久々にみた
シリアスなクヒオ大佐みたいな映画
つーか原作知らずに言うのも何だが、川本氏はスクープ記事貰った!と思ってつきあってただけでしょ もう世間的にも時効だし認めたら良いのに、「もっと複雑な人間」で居続けたいだけじゃないの?
776 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/07(火) 21:27:27.18 ID:JO2L7jCk
福井惇『1970年の狂気 滝田修と菊井良治』読んだよ。 「マイ・バック・ページ」に載っていない(川本氏が載せたくない)事件の本当の姿が読み取れる。 映画の視点に近いかも・・・
>>775 原作では川本さんとKは映画と違ってもっと距離があるよ
>>767 細かく見てりゃ分かるのだが、最初のほうで沢田が
取材者としての(一般的な)事件からの疎外感、当事者感覚のなさについて語っている。
まあ一般に分かりやすい感覚ではないだろうが、そういう感覚にさいなまれてて
更に理想に燃えて就いたはずの職業の現実のしょーもなさにぶつかって
悶々としてるときに、梅山が現れた。
そこで、これこそが俺の事件だ!俺はいま事件のまっただなかにいる!
と思いこんじゃったわけだ。それで「俺の事件」にのめりこんでいく、という図式と理解した。
これは功名心とは違うし、梅山自身に魅かれたわけでもない。
まあ一般に分かりやすい感覚とは到底言えないので、
>>758 が言うような、梅山そのものに魅かれてgdgdgになった話にしたほうが
一般的には分かりやすいし、腐女子などの客層も獲れるので
たぶん興収ももうちょっと上げられた。
菊井もシャバに出てから、普通にそのへんにいるようなオッサンとして 暮らしてたりしてるのかなぁ。過去は封印して。 忘れられていた存在だったのに、映画化で一気に注目を集めるようになってしまって 彼はどう思ってるんだろう。
>>777 原作未読なんですが、そうなんですか。
原作ブックレビュー読むと、
川本氏はKを個人的に大好きになったゆえの結果でありそれを川本氏自身が認めていないのであきれる
という感想もあった。
映画では沢田の表情から警戒心が感じられて、行動とチグハグな印象を受けた。
ここで知った事ですが、安田講堂から沢田が逃げ出しすシーンを入れていれば
梅山をかつての自分自身と同一視て共感することに見せる事ができた思う。
原作読んでないけど 原作通り二人の関係に距離があったら映画としては更に淡々として退屈になりそう
>>780 どのインタビューか忘れたけど山下監督は
「映画では二人の距離を近づけた」と言ってたよ
時間のあるときに立ち読みでもどうぞ
>>780 >安田講堂から沢田が逃げ出しすシーン
製作費かかるから却下
>>783 金はかからんでしょう
安全なところから見ているだけのアルバイトだったから
見ているだけなのがつらくて帰りたいと先輩記者に言ったら
「苦しいからといって見るのをやめたらジャーナリストにはなれないよ」
と諭される
でも結局帰ってしまうんだな
>>779 菊井なら自慢しながら、またほら吹きまくってるよ。
「おれはホンモノだ〜っ!」って
監督は菊井を取材してないのに 梅山はモロ菊井を表現できてたってこと?
>>778 梅山を超イケメン設定にしておけば簡単だったかもw
「なんで惹かれたんだろね?
「顔じゃね?」」
実際の菊井はチビブサだけどなーw
梅山を信じたのは 信じたかった、自分も本物になりたかったのと 雨を見たかい?を歌われたからで十分でないの? ミーハーはああいう攻撃に弱い 更に疑ったときのダスティンホフマンの涙攻撃w 東大卒だけど、本質を見抜けないタイプなのを感じているから、あの女子高生に憧れるしコンプレックスも感じてる それと同じこと言われたら落ちるよ 身につまされる映画だったわ
女が言った「泣ける人が好き」という台詞を 偶然梅山も言ったからじゃないの?
東大卒の人たちがオウムに入信しちゃった構造と多分ほとんど同じだろうね
権力に近いところにいる人は、社会変革を自分の手でやりたいという欲求が強い(人が多い)。 それ自体批判すべきことではないが、ある意味で、官僚になるのも、学生運動に身を投じるのも、 オウムに入信するのも、「権力志向」ということで同じ類型で捉えることもできなくはないと思う。 まぁ、そんなに単純化すべきではないとは思うし、沢田は少し違う気もする。 むしろ「梅山」のほうにオウムに近いものを感じるけど。
最初の、沢田の先輩の中平が初登場する場面だけど、少し疑問がある。 たぶん、テレビに映っていたのはアポロの月面着陸で、それを記事にするために会社に残っていたのだと思う。 居眠りしながら見ていた。それは「東都ジャーナル」に配属を希望していた沢田の、現状に満足していなという気分を 表していたのだと思う。それは、わかる。 ただ、アポロの月面着陸って、結構ジャーナリスティックというか、センセーショナルなことではなかったのだろうか? それを、たとえ「週刊東都」とはいえ、ひとりで居眠りしながら会社で見ているという図に違和感を覚えた。 中平もまるで興味なさそうな感じだったけど、もう少し興味を持ってもいいのでは?と思った。 ところで、東大全共闘の「唐谷」は評論家の「柄谷」行人から来ているのだろうかと思っていたけど、 柄谷の本名は「義男」で「唐谷」の役名が「善朗」だったのね。これは確実だね。少し笑える。
>>788 そういうふうに感覚でわかる人ならいいんだけど
何しろ山下&向井がそこんとこわかってなくて撮ってるからなあ
「川本さん優しすぎるよね、どうして信じちゃうんだよ」とか
インタビューで言ってるでしょ
梅山のことも「人たらし」と位置づけてるけど
演出のせいで見た人の反応は「不気味」とか「気持ち悪い」とかが多い
「ダメすぎてほっとけない」タイプまでいっちゃえばまだよかったんだろうが
原作のスクープが欲しさという糸口からアプローチすればよかったんだよ
「入社3年目のペーペーが大きなネタを扱えるかもしれない興奮」と
原作にはっきり出てくるんだよね
ジャーナルの回収事件、2週にわたる休刊、有能なベテラン記者たちの左遷、
弱体化した編集部に放り込まれたおよそ政治向きでない未熟な記者が
焦りと気負いからまがい物に目がくらんで失敗する
原作をこっちから読み解けばわかりやすかった
>>793 スクープ欲しさというのをもっと強調しても良かったかもしれないが
映画では沢田はいろんな事に無自覚で
最後にいろいろ自分の浅はかさに気づいた事で
涙のシーンが生きたとも思う
あと梅山が人たらしという説明がどういう意味で言ってるのか知らないが
観客が見て不気味なのは沢田の知らないいろんな面を見てるからでもあるし
彼女とのやりとりはこいつ女たらしだなと思って見てたよ
ああいう男に騙される馬鹿な女って一定数はいるんだよね
スクープ欲しさを強調したとしても、最後のシーンを生かす方法はあるだろうし、 むしろ、いろんなことに無自覚で、みたいな理由だと、最後の涙も「自業自得じゃん」 「自己憐憫でしょ」となって白けてしまう危険があるし、実際、そういう感想をよく見るし、 客が入っていないところを見ると、やはり、最後のシーンを損なう結果になっているのだと、 私は思う。
>>793 >何しろ山下&向井がそこんとこわかってなくて撮ってるからなあ
>「川本さん優しすぎるよね、どうして信じちゃうんだよ」とか
>インタビューで言ってるでしょ
「どうして信じちゃうんだよ」は原作の読後感と一緒で川本氏の煮えきらない点の一つだから
あえて後付のアレンジを加えなかったんだなあと思った
だから解釈不足というわけではないと思うよ
>実際、そういう感想をよく見るし、 そうなん? 結構ネットでいろんな人の感想読んでるけど、 あの最後のシーンを否定してる感想って殆ど見かけないんだけど。
798 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/08(水) 12:54:59.70 ID:MZSnXYry
この映画の製作者に、あの当時の闘争をまだ総括したくはないという思いがあって、それがむし ろ中途半端さになった原因と思います。原作者の川本においては、この後の足取りを見ることで 彼がどう総括したかは掴める。記者を辞めた後、街路や呑み屋街の探訪を書いていく、そこには彼 がこの後、愛していったものが何だったか、感じ取れるわけである。一切歴史に名前を刻むことの ない無名性に彼が価値ーというより、価値とも呼べない価値ーの源泉を見るようになった。それ は川本のこの後の足取りに出ている。しかし、この映画製作者は、この川本の感性をそのまま採用 することはなかった。何故採用できなかったか、が問題で。それがこの製作者側の不徹底だとみる 。不徹底さがどこか中途半端さになってしまった。
799 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/08(水) 13:05:53.81 ID:MZSnXYry
続けると、この映画の座標軸を設定するとすれば、梅山-沢田の二名に、最初と最後だけ 現れるフーテンを入れるべきである。梅山は歴史に参加し、名前を残すことを渇望する、 そのためなら全てを道具にする。政治的情熱のいち典型である。これに対置されるのは 沢田ではなくあのフーテンなわけ。ヤクザの子分やったり、でも足を洗って結婚し、家庭 をもち、居酒屋をやり、梅山のような、歴史に参加したがる権力志向とは対極にある。こ れの意味がもっと映画のなかで掘り下げられたら良かった。
>>796 いやそこんとこを解釈してすっきりさせて映画に立ち上げてないから
「沢田が梅山に惹かれた理由がわからない」
この映画の欠点として挙げる人が少なくないのはそのせいでしょ
完全な創作パートで梅山のダメっぷりをあそこまで表現しているからなおさら
その方法論で言えばうまいこと円環させてたと思うし 結局、話をややこしくしたのは梅山を一人歩きさせ過ぎて 梅山の極論に拮抗する視点を沢田に用意できなかったからだと思うよ
>>800 それはすごくよく分かるんだけど、原作者すら明らかにしてない(できない?)その曖昧を
誰にも見てとれるフックにすることで沢田の曖昧のある部分だけが二元論的に決定されちゃうのを避けた気もするんだよね
沢田は梅山に「惹かれた」のか? 自分が出来なかったことを体現してくれる男を求めていて、そこにたまたま梅山が現れたから 自分の理想に当てはめただけじゃないの? 偽物だと薄々気付きながらも信じたいっていう話だと思った
>>795 スクープ欲しさに騙される方がよっぽど自業自得だよ
なんか自分の意見通すためにこじつけた様にしか見えないなぁ
具体的にスクープ欲しさだった場合のラストの涙のシーンの落としどころはどうするの?
欲にかられて俺って馬鹿だったなってだけにならずに
今より良い終わりってイメージできないんだけど
客の入りが問題っていうならこんな挫折物語を題材に選んでちょこちょこ直すより
悪事を暴くヒーローみたいな記者を題材にする方が早い
806 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/08(水) 15:45:50.46 ID:uDwNovm5
観てきた。今年観た映画の中ではかなり好きな部類。 一番最初のウサギのシーンでウサギが死んだ理由ってなんだったんでしょう?
馬鹿だから小難しいことはよく判らんけど。 「菊井を恨んでない、今でも会いたい」 「一緒に“雨を見たかい”を歌った時のことが一番印象に残ってる」 ↑キネマ旬報の特集記事に載ってた川本氏の言葉。 沢田が梅山に惹かれた理由ってのは単純に、 なんとなくピンとくるものがあったんじゃないか。 そういうもんじゃない、若い時は特に。 同じ唄(雨を見たかい)同じ作家(宮沢賢治)が好きで、 こいつちょっと変だけど面白いな、みたいな。 先輩記者はすぐに梅山の本質を見抜いたけど沢田は見抜けなかった。 単純に人間としても記者としても甘かった。 俺はそれで納得出来たけどなぁ。 逆に何故惹かれたのかとか判りやすく描いて欲しくない、気もする。
オウムを映画化してその信者目線でドラマつくって なんで彼がオウムにのめりこんでいったかわかった!と思いたいかね 自分はなぜ?という気持ち悪さをむしろ見たいね もっともオウムなら、たとえば坂本弁護士事件を追求する側の立場から描いたりする 社会派ものの方が見やすいと思う この映画は外部から見たつくりではないからわかりやすくはないが まあ面白がったよ
トーホグの人?
>>799 見終わった後に思い返してみてそういやあの二人って対極だったんだなとか
いろいろ余白残した作りの映画もたまにはいいもんだけどね
まぁこの映画は明確に打ち出した結論がある訳では無いから
中途半端と思われてしまうのも判る
今日見てきたのだけど 邦画らしい映画だったけど あのゆっくりした展開が眠気を誘う 妻夫木と松ケンの演技対決が面白かったね 時代背景もあって、沢田は梅山に惹かれるところもあったのだろうが 自分にはわからなくて、でもわからない、答えはない、っていうのが この映画の醍醐味なんじゃないか 実際あの場所にいた人たちでさえ、何と戦ってたかわからないんだろう? 最後は妻夫木お得意のシーンだったから笑い泣きみたいになった でも飲み屋の主人(昔、ウサギ売ってた人)の 「生きていればいいさ」って言葉はよかった
あのフーテンに象徴される裏町の、呑み屋街のざわめき、たむろする人間の如何わしさ…そこに あの後川本は牽かれて、訪ねていくわけで、そこに川本の感覚は明らかに見い出せる。あの映画が もしも救いを描けるとしたら、唯一そこだった。また、沢田がモノを書いていくことの、あり得る 方向もそこにあった。その意味でもフーテンの存在は鍵になりえた。あのフーテンとの出会いが あったのだから、そこに何か、政治闘争の取材では見つけられなかった何かを見つける、というこ ともあり得た筈。そこが掘り下げられなかった。それがあれば、最後の場面も違うものになったと 思う。ただ若かりし頃の苦い思い出、というだけの物語にしないために、川本の内面的風景、価値の 在り方にまで踏み込むことが出来ていればよかったが、出来ていないまま作ってしまったという 印象。
>>805 スクープ欲しさを強調すれば
被害者の名すらロクに覚えていない愚かしさがより際立つと思うんだよね
山下&向井が軸にしようとしたのはそこでしょ>人一人の命の重みと罪悪感
ラストの「生きてりゃいいよ」の痛烈さも強まる
・・・とか思ってたけど考えてみればどうえがいたところで
万人が同じ受け止め方をするなんてありえないよね
なんかいろいろ押しつけがましいことばっか書いてごめん
>>806 中華料理店の排気口?の真下に置いてしまい
熱風と油にまみれてうさぎたんたちは死んでしまったのです・・・
>>800 そういう風に単純化したら、一般ウケはするかも知れんが
糞つまらん映画になったと思うよ
むしろ、この映画はそういう単純化を避けてるように見えるが
816 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/08(水) 23:20:14.18 ID:uDwNovm5
>>814 ありがとう。色弱であまりに画面が暗いとよくわからんのだ。スッキリした。
監督は固定カメラ長回しやフェイドアウトで日常性やリアリティを出すタイプなんだろう。 でもこの映画は一つの「社会的事件」を扱っている以上、その手法はそぐわない。 梅山のペテンは早々に討論場面で観客に明らかになるので、沢田が騙される過程が退屈だった。 映画的には 徹底的に沢田の功名心や学生運動に対する共感を描き、梅山の本性は徐々に観客に判明するようにするか、 梅山中心にして奴のペテンぶりを観客に堪能させつつ沢田の前にいつ本性が露呈するかヒヤヒヤさせる。 どちらかにハッキリ重みをもたせるべきだった。 事件に対する考え方自体は正しいと思う。 ただ、見せ方に工夫がほしい。
>>816 あの場面は暗いしせりふも聴き取りにくかったね
自分も「車から出して別の場所に隠したから死んじゃった」以上のことはよくわからなかった
あと、ウサギ1000円ってあの時代にしては高くね?
テキ屋の露天だから法外な値段ふっかけてるのかもしれないけど、
いまとは違う時代だと印象づけるのに、ウサギの値段が邪魔になってる気がした
その後出てくる食べ物屋の値札とかは時代を感じさせたんだけどさ
なんでこんな無能監督が使ってもらえるのか不思議。熊切も。
ポン・ジュノの「母なる証明」で主人公のト・ジュンがある「真相」を知っていたかどうかが
映画ではボカしているのね。DVD特典の解説でポン・ジュノ監督は、あえて曖昧な演出をした
と語っていた。ただ、続けて
「曖昧な演出にするのと、映画全体を曖昧にするのは、似ているようで全然違う」
と言っていた。さすがだと感心した。沢田がなぜ「梅山」に惹かれたのかについては、
どうも「曖昧な演出」にしたのではなく、単に「映画全体を曖昧」にしているだけのように思えてしまう。
個人的には世代的なこともあって(といっても団塊より若いけど)「東都ジャーナル(=朝日ジャーナル)」の反体制的な姿勢に
憧れていた沢田(=川本氏)が、色々あってあのような行動に出たことは理解はできる。共感はしないけど。
ただ、それは映画から読み取ったわけではなく、単に知識として理解できるということだったりする。
800さんも、そのことは踏まえた上で、映画の演出上の問題点を指摘しているのだと思った。
その内容も、私は大いに頷けるものだったから、つい795のレスをしてしまったら、私の代わりに813で謝罪されてしまった。
なんかゴメン。
でも、この記事の山下監督のコメントを読むと、やはり監督自身がわかっていないのが
問題だったように思える。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000014-eiga-movi
>>818 >あと、ウサギ1000円ってあの時代にしては高くね?
このスレにも書いたけど、同じことを思った。そこが気になっていたので食べ物屋の値札を見て
安心したのを覚えている。
もしかして「1000円」というのは適切な価格なのかもしれない。ただ、あそこでたとえば「500円」にして
ひやかしの客に「えぇ、ちょっと高いわね」とかしゃべらせると、一気に70年に入っていけたのにと思う。
沢田が梅山にひきつけられた理由はいろんな形で説明していると思う 好きなものが同じだとか、はぐれ者だが一山当てようという野心があるところとか。 観客の目から見ればバカ正直と大嘘つきという好対照の組み合わせだが、 パッとしない会社員生活を送る沢田が、 梅山に勝手な幻想を抱いて疎外感を埋め合わせようとする様子は いろんなエピソードを重ねて描かれていたと思うよ。 問題は、その沢田という男がちっとも魅力的ではないということ 沢田の梅山に対する共感ではなく、作り手の沢田に対する共感がないから 彼が出てくるシーンのほとんどがひどく退屈に見える 最後のシーンでそれをねじ伏せた力技は評価するけれど、 2時間ひっぱる主人公としてはすごく弱いよ
妻夫木はまっすぐな演技をするというか、陰影を出したり深みや厚みを表現する 役者ではないから、淡々と描くと退屈になってしまうんだな ラストシーン以外にはコメントするところがないというか 個性的な脇の先輩たちや運動家たちがよかったから、その受けとしてはいいと思うよ
820にも書いたけど、個人的には「なぜ沢田が梅山に惹かれたのか?」については、特に引っかかりはしなかった。
ただ、後でネットの感想を読んでいると、その点を疑問に思っている人が結構いて、「たしかにそうだな」と思った。
全然関係ないけど、欽ちゃん(萩本欽一)のしゃべり方を「気持ち悪い」と書いているのを見てショックを受けたことがある。
彼のしゃべり方は昔からああだったし、特に気にしたことはなかったけど、男で年寄りなのに甘えた感じ。
全盛期を知らない若い世代が見れば、たしかに「気持ち悪い」と思うかもと感じた。
>>822 さんと同じ意見なのかどうかは、わからないが、私が感じたのは観客がだれにも共感できないまま
映画が2時間ほど続いていくという点。沢田がその役目を果たすべきだと私は思うが、そのきっかけがなかった。
梅山を「殺人犯」とするのか「思想犯」とするのかで、先輩と口論になったときは一瞬「おぉ!」と思ったけど。
それは、やはり作り手が沢田(川本氏)に共感していなかったからだと思う。
作り手の意図としては、
>>799 さんが書いているように、むしろ「タモツ」的な存在に価値を置いたのだろう。
それと「自衛官の死」に対する川本氏の距離感に違和感を覚えたのではないだろうか。
そのスタンスは正しいと思う。ただ、映画に仕上げるには消化不足だと思う。
>最後のシーンでそれをねじ伏せた力技は評価するけれど、
>2時間ひっぱる主人公としてはすごく弱いよ
私自身は、あまりにいきなりだったのでその力技に投げ飛ばされてしまったけど、
「だったら、もっと早く…」という気はする。まあ、それでも嫌いな映画ではないし、
次回作も期待はしている。
ところで
>>822 =
>>817 ?どちらの内容も、すごく納得できた。
825 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/09(木) 03:09:54.27 ID:AaDB3A9H
賞狙いだからコケとか関係ない(キリッ)byホリプロ
今日見てきたけど役者目当てだとわけわからんだろうな。 丁度、自分が生まれたころの話だし。 当時のことを本で読んでたから自分は楽しめたけど。
>>813 >>805 だけどあなたのレス(
>>793 )は筋が通ってるから理解できたよ
ただラストの涙は自分を信じてくれてたフーテンを
無自覚に騙していた事に気づいたのがきっかけだから
スクープにがっつく沢田だとあの涙には繋がらないから別物になるね
こじつけと書いたのは
>>795 に対して。
無自覚だと自業自得で最後のシーンを損ない
スクープ欲しさ強調すると自業自得にならず最後が良くなるという理屈が意味不明だからさ
判り辛いけどウサギ1000円は飲み屋街仕様のぼったくり価格のつもりだったのかもね 女にせがまれて男が買ってやる感じの ただ一般的な物は安いけどLPレコードは当時で1800円だし 輸入品や家電製品とか生活必需品以外の贅沢品は 今よりもずっと高かった物も結構あるんだよね 電卓10万円とかw
>>927 795だけど、私も793は筋が通っているので理解できた。理解できなかったのは
>>794 さんの意見。
たとえスクープ欲しさを強調したとしても、
>>813 さんが書いているような流れにすれば、
最後んおシーンに充分つながると思った。
794さんがなぜ「自業自得⇒最後のシーン」に拘るのか理解できなかったので、ああいう書き方になった。
むしろ、805のほうがよくね?的な書き方になった。実は未だによくわからない。
ただ、いずれにせよ最後の涙はいいシーンだったと思う。ネットの解釈を見ても、自分が感じたのとは
別の理由を書いている人も結構いて、「なるいほど」と納得させられたりする。
それだけ、各自で思い入れが強くなって、他人の意見を受け入れにくくなるのかもしれない。
794さんと私のことだけど。
×むしろ、805のほうがよくね?
○むしろ、
>>793 のほうがよくね?
作り手が人物に思い入れがない、というのはそのとおりかもしれず、この映画のダメさを言い当て ているかもしれません。どこか半端な後味がある。単に風俗映画に過ぎないではないかという批判 を反論できない…。救いは主題歌が良い。yo-kinの訳詞もよくやってる。原曲は素晴らしいし。ど うせならあの3人でカバーアルバムも作ってはと思いますけどね。あと、今時の映画に出てこない 梅山みたいな青年を登場させた。それだけに仕上がりが惜しいと思います。
>>829 悪いけどあなたの意見はどうも説得力に欠けるんだよね
>>794 は自業自得なんて書いてないし
>>793 と考えが違うだけで話しの筋は通ってるよ
沢田が無自覚だと自業自得に見えて最後の涙が白けると言う理由で否定するなら、
スクープ欲しさを強調すると涙が自業自得に見えず白けないという理由を説明しないと何の説得力も無いでしょ
考えが違うからって無理矢理理屈をこねて否定しようとするから意味不明になるんだと思うよ
単なる時代回顧映画以上のなにかがあったか、は疑問です。元々原作が時代回顧のニュアンスを 持っている本であるし、元々政治やマスコミ色に染まれなかった人間からみた時代回顧の本だっ た。この映画を通した何が伝えられたか、というと、ナイーブゆえの傷、ということになる。そこ で、梅山‐沢田の関係以外の群像を描く手もあったのにそこも中途半端だった。唐突に3年後に 自殺したと書かれているアイドルにせよ、先に書いた元フーテンの生き方にせよ、梅山‐沢田のく だりに挿入することで彩りを添えられることはできたのに結局しなかった。ただ、「その通り、こ の映画の意図は時代回顧だった。だからあれでいいんです」と言われたらそれまでですけども。ど うも勿体無い気はします。
>>829 >悪いけど
別に悪くはないです。どうも私の言葉が足りなかったようで、この祭793のことは忘れてください。
要は、793を読んで私は「ああ、この人頭いいなぁ」と思ったのね。それに対して794さんのレスがなんだかなぁと思った。
>>813 を読んで、ますます「やっぱ、この人頭いいな」と思った。
それだけです。どうも。
1947年生まれ京大で学生運動してた夫に当時の話聞いた。 68,9年頃は日大ピラニア軍団が来襲するって戦々恐々としてたって。 代々木対反代々木とか内ゲバが盛んだったとか。
836 :
834 :2011/06/09(木) 12:37:46.50 ID:clnuJSGG
あ〜何かレス番号間違った。スマン。
×この祭793のことは忘れてください
○この際、
>>795 のことは忘れてください。
今一度考えてみて、実はかつての、60年代までの古典的問題を描いていたのかな、という気もし ました。古典的問題というのは、当時の思想用語でいう共同幻想と対幻想の乖離、これが核心にあ ったのかなという。政治闘争というのは共同的真理ープロレタリア革命ーをめぐる闘争であるし 、マスコミもまた、市民社会という共同原理を守るという前提で正義をかざす。ところがそれらは 共同幻想の領域での真理であり、対幻想や個人幻想と背反していく。沢田は対幻想としては梅山 に初めから終わりまで、実は今も、親近感を捨てきれない。しかし思想としては、その行動に同一 できるわけではない。それはマスコミにたいしても、その論理にたいし、ズレを感じるようになる 。社会を死守することはそんなに大事か、という疑問を感じていく。沢田というのは明らかに彼が 対峙する先々で、共同幻想ということとの乖離を感じていく。しかし同時に梅山にたいしては、 どこかでその人間性に、捨てきれないものを感じている。その背反した感情が核心にあって、その きつさが最後、涙となって溢れああなったと考えることができる。。共同幻想と対幻想の背反、と いうと、今はあまりピンとこないけども、当時は切実だったと思う。あの映画の今からみた実感の なさにそれがあって、今の観客にピンとこないという感じを与えたかもしれない。
「日本のコーエン兄弟」山下&向井には、次はとびきりお気楽なのを1本撮って欲しいな。 「ノー・カントリー」の後の「バーン・アフター・リーディング」みたいな。
このスレだけスゲー年齢層高いのな。全員60歳以上。 長文でわかるよ。 もちろん長文スルーな。
うむ。この映画はこの映画で良かったと思っているので文句は無いんだが 何気に一番好きなシーンはホテルの「同志!」だったりするから ああいうノリを違う作品でもっと見たい
山本剛史のテカテカの顔がまたいいんだよなw
同士は自分も好きだ
843 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/09(木) 20:43:01.51 ID:askuFHNa
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000308-oric-movi 俳優の妻夫木聡と松山ケンイチが8日、公開中の主演映画『マイ・バック・ページ』の山下敦弘監督とともに、
一般客を招いてティーチ・イン(討論会)を都内で行った。妻夫木は批判を恐れず、日本映画界について言及。
「映画の興行を回しているのはテレビ映画ばかり。一方で、ほかの国に発信できるような映画を作るチャンスが小さくなっている。
自分たちがどういう映画を作っていきたいのか、作る側の立場として変わっていかないといけないと思う」と真摯に話した。
「芸能人になったら、適当に仕事して、お金もらって、女にも持てて、ちやほやされながら過ごせると思っていたけど、
やってみたら何もできないし、セリフは出てこないし、芝居なんてわからないし、すごい挫折を味わった。それがあったからこそ、今の自分があると思う」。
また、世間が抱くイメージと自分自身とのギャップについても、「映画賞とかもらって、妻夫木は演技の才能があると言ってくれた人もいるけど、
芝居が下手なのは自分でわかっているし、感覚だけでは演じられない。だから努力家ではあると思うけど…」と話し、昨年公開の『悪人』を撮影していた頃から、
「自分自身をどう捉えていいのかわからなくなって、体調も悪くなった」ほど、自分探しの苦しみが続いているという。
山下監督は「原作をもとに、映画的に面白く脚色することもできたが、どこかでこの話を面白くしてたまるかと思っていた」と話していた。
844 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/09(木) 20:44:45.17 ID:kNWJEDeD
■『マイ・バック・ページ』は127scと突っ張ったブッキングだったが初動2689万円、 単価1,357円、スクリーンアベレージ21.1万円と残念な結果 ださwwwwwww
じぶん
>>793 >>813 です
レスくれた人どうもありがとう
わたし頭悪いしまったく世の中の役に立ってない人間だよ
>>834 ただ原作→映画の順で見た者としての意見をいろいろ書けるのかもしれません
当たり前だけど見た人の数だけ感想があるわけで
>>822 さんは沢田が退屈と書かれてるけど
もちろん沢田を自分に引き寄せて見ている人もいるし
梅山に強い拒絶反応を示す人も少なからずいてそういう人が
「沢田が(あんな底の浅い)梅山に惹かれたのかわからない、馬鹿すぎる」と
いう感想を持ってる
だから映画内で沢田が梅山と距離を縮めていく描写をいくら積み重ねても
梅山を受け入れられない人には無理みたいだ
自分は梅山をダメ男の滑稽さとして見てたけどちょっと盛りすぎかなと
たとえば彼女を妊娠堕胎させたエピまで入れる必要あったのかとも思う
>作り手の沢田に対する共感がない
これに関しては山下監督がどの雑誌かは忘れたけど
「東京生まれ東京育ち、東大から大手新聞社に入った川本さんには共感しにくい」
「新聞社を辞めてライターになったのはむしろ川本さんにとって
居るべき場所にいけたのだと思う」
一字一句このとおりじゃないので申し訳ないがだいたいこのような趣旨の
発言をしてる
ラストの涙についても見た人の数だけ解釈があって 見た人の年齢や経験によって違ってくるのだと思う 自分はタモツの一言でこれまでの悔恨やら慙愧やら罪悪感やら いっぺんに立ち上ってきて感情があふれて抑えがきかなくなってしまった状態 だと思ったんだけどネットで同じ感想を見かけたことがないw なんかとりとめがなくなっちゃったけど 「この映画はこう見るべき」みたいなのじゃなくて ほかの人と自分の感想や感じ方の違いをも楽しむ映画じゃないかと 最近思うようになってきたわけです
自分は梅山タイプは元々ストライクなので、もう少し魅力的に描いてくれてたらホレてな 多分甘え上手で無邪気なところがあるはず
書き忘れた 「すばる」の山下監督のインタビューはいろいろ参考になりました
マツケンの今流行の「ペテン師」ぶりに 時折、笑わしてもらいましたwww
>>849 尾崎、舟木の延長線上なのよね。
「君は敵か?」って山本剛史でやってもらいたい。
妻夫木と松ケン主演だから無理して100本以上もプリントして各シネコンにゴリ押しでねじ込んだのに ここまで客が入ってないとはアスミックもビックリというか上映したシネコンにつるし上げ食らってるんだろうな。 やっぱりくっつくのならホリプロよりジャニーズだなw
852 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/09(木) 23:59:03.00 ID:uzNgpYQO
生きているだけでいいんだよ、という言葉がきっかけで感極まり涙がこぼれて「ごめん・・・ごめん・・・」て2回つぶやいてたね 身分を隠して「ジャーナリストを目指している」とウソをついていた自分のことをまったく疑わず、なお暖かい言葉をかけてくれるタモツ、 梅山のことを思想犯であり取材源を秘匿すると主張し証拠品を燃やし、ジャーナリストとしての立場に固執するあまり、自衛官の死=奪われた自衛官の人生 から目を背けてきた自分 沢田は、タモツと自衛官の青年に向けて謝ってたのかな...
ホリプロは映画でもこちらの思想なのか
>>853 映画観ました…? 観てないんだろうなあ
柳下毅一郎が感想つぶやいてる
まあ確かに長いわな ここ削れるだろーって部分がいくつもあった。 実際削っちゃうとどうなるかはわからんけどね
柳下毅一郎は松ケンパートが全部創作だと教えられて 「それは脚色が間違ってるとおもう」と言ってるね
バカにしか見えないとしたらそれも正解なんだと思うけどな そう撮ってんだもん
山本浩司が映画を再見。 「沢田に自分を投影しながら見たら、やーな気分になった。」 出演者でもやっぱりそうなのか…
>>845 ラストで涙しながら
>>793 を書けるところが、やはり頭いいなと思いました(しつこい)。
自分の涙を絶対視しないで、冷静に感想を述べているところが。
どこで読んだか忘れたけど、「Kのことは恨んではいない。今でも会いたい」と述べる川本氏に対して
山下氏&向井氏は「え〜」と驚いたそうです。思うに「(自衛官を殺害したKに会いたいなんて、倫理的にどうなの?)」
ということかもしれない。やはり、川本氏に対する違和感があって、それが映画の沢田の造形に影響を与えたのだと思う。
その倫理観は正しいと思うけど、映画としてはもう少し沢田に寄りそう視点がないと、
観客は迷子になってしまうと思う。人に勧めにくい映画になってしまった気がする。
「すばる」はまだ読んでいなかったので、thanks。
>>859 検索して見たけど、なかなか率直にツイートしていて少し驚いた。
862 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/10(金) 10:24:11.85 ID:Vvr7wqvz
若い頃何かに打ち込んで、挫折して風流人・仙人風になってる人を私は「ちくま文化人」と名付けている。 川本三郎もその一人。
大学の教授のオファーもあったみたいね。 で、小谷野敦が犯罪者でもオファがあるのにって愚痴ってた。
柳下は結局否定派なの? この映画
「なんでそんなこと聞くんですか?」 「・・今のあたし、普通ですか?」 またしても、ヤラレタwww 山下映画に出てくる女の子がツボすぎるw 夏帆、香椎、尾野真知子といい、女の子を撮るのが本当に上手いわw
明日から午後一回だけの上映になるから、今晩見ておこう。
>>866 くりいむレモンの村石千春もかわいかったな
どこ行ったんだろな・・・
向井康介もツイッターやってる やっぱラストは力技
うちの近くの上映は来週、打ち切られるみたい・・・
最後はジョゼのことを思って泣いたんだよね(´・ω・`)
>>858 だからその脚色そのものが間違ってると言ってるんだよ柳下は
作り手の意図(A)そのものについて批判(B)を加えているのに、 「いや、作り手の意図はBではなくAだから。」と書く人って結構多い。 空振三振していることに気づいていないという。
そういう場合は「作り手の意図(A)のほうが批判(B)よりも正しい」と論を進めればいいだけ。 「作り手の意図がA」というのは単なる前提。それで何かを言った気になっている時点でアレだ。
マツケンの演技に期待して見たけど、今スランプなのか?と思うほど色褪せてた。 準備期間が短かったのか、役を自分のものに出来てない感じがした。 山内は凄い俳優になったね。 それから、妻夫木の先輩記者役の俳優もなかなかいい味出してたと思う。 山下監督、次回作に期待してます。
>>875 >>872 が言う柳下の意図は百も承知な上で
バカに見えるというフックについて違和感ではなく物語上機能していると思ったから
そう書いただけだよ
ならば「物語上機能している」と書けばいい。 「そう撮ってんだもん」というのは「先生がそう言ったもん」と同じで、自分で理由が言えない かわいそうな子どもみたいだ。 にしても、果たして物語上機能しているんだろうか。たとえば「梅山」が偽名であることがバレそうになる場面で 加納が大演説をぶって、沢田が思わず惹きこまれる場面が、ドリフの「志村、うしろ!うしろ!」的なコントに なりはしないだろうか。沢田がバカに見えると。
だから沢田は間抜けで未熟に映っていいんだよ 柳下が言及する前からここであれこれ言われてることだけどね
何だか朝っぱらからめんどくさい人がいますね。
「だから」の前に理由がない。「そう撮ってんだもん」「いんだよ」「機能している」 という主張しか言えていない。 やはり、かわいそうな子どもか?
内容には一切触れす、シニカルに振る舞うことで自分を優位に見せようとする人も多い。
わざわざ連投するようなことか?
自分のことを言われているとも気付かず、なおもシニカルな態度を崩さず、 その発言が自家撞着に陥っていることにも気付いていない人もいる。
>>879 間抜けで未熟な若者の話なんだから勿論そう映るべきだ。
この映画でもったいないのは、沢田の気持ちに観客が乗りにくい事。
>>885 その気持ちが乗りにくい理由が
「梅山みたいな中身空っぽなカスにだまされるバカ」だから
↓
梅山のせいでバカに見えちゃう創作部分に問題があるんじゃね?
という堂堂巡りなわけなんだなw
>>886 梅山は沢田と会っている所だけ出しておき、
中身空っぽなカスであることが最終的に判明するのが逮捕後であれば
沢田の受けた衝撃も効果的に観客に伝わっただろう。
沢田が知らず観客が知っている梅山情報が多すぎて、沢田に同情心が湧きにくい。
むしろ梅山がハッタリだけで大物に面会しテロを決行するまでの経緯の方が興味深かった。
両者を均等な分量で描きたいなら
取調べや裁判での責任のなすりあいと、逮捕に至る回想シーンを交互に見せる方が良かったんじゃないか。
>>887 昨日の夕刊広告では「ラスト10分、世代を超えて涙する」みたいなコピーが
つけられててラストを売りに宣伝するようになってた
等分で描きたいのか沢田目線でいくのかだが
作り手側があのラストへ向けての作品なのだと認識しているのなら
ここでさんざん既出のようにもっと沢田目線に寄せて絞り込むほうがいいと
いう意見ももっともなんだな
まあこのあたりはプロデューサーの仕事なんだろうけども
17日で上映終了
890 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/11(土) 17:13:37.10 ID:PvVgaUhD
何で赤邦軍なんて名前。赤衛軍と書けよ。
>>888 ラスト評判良いからねぇ。
感想でも、ラストが最高、ラストは必見、ラスト泣いた、とかが多い。
でもまだ観ていない人が意識して構えて観てしまうと思うから、
あまり話題にしないほうが良いと思うんだけどね。
>>888 あーあ、やっちゃった
ラストを売りにする映画って、
その前の1時間以上は見るとこなと言ってるようなものだからなあ
宣伝コピーとしては下の下
>>892 ×見るとこなと言ってる
○見るとこない、と言ってる
内容よりも、若手が扱ったこともあり、 ネオレフトの幕開けを感じますね
と、宮崎哲弥のトーキングヘッズを観て思う
>>892 おっしゃるとおり。
あのラストがなけりゃあの映画クソだと思います。
ウロウロバタバタしていいように弄ばれ時代の雰囲気だけを語った沢田君ってだけでしょ。
あのラストで沢田少年が大人へと脱皮していくんだな
高い授業料を払ったけどちゃんと大人へなるステップを踏み出せたんだなと思い
胸が痛くなった、そしてホッとした。
珍しく井筒評に共感した
898 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/12(日) 03:41:14.71 ID:dztlkmWJ
このぐらい小規模公開なら 主役2人のヲタ動員だけで何とかなりそうなものだが 見事にクラッシュしたなあ まあ宣伝だけのホリプロらしいとも言えるが…
899 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/12(日) 10:09:16.66 ID:MX+6HibZ
今の若者に「権力と闘う」と言ってもね。
観に行こうと思っていたけど、地元のシネコンでは、日に1回、22時近くからの1回上映のみで17日上映終了 興行的には良くなさそうだけど、作品の出来としてはどう?
どうって言われても君の好みを知らんしな
>22時近くからの1回上映のみで17日上映終了 充分見に行けるやん
903 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/12(日) 18:20:54.25 ID:vQmoTx9h
事件は当時の事件捜査を担当した亡父から教えられて知っていたうえで 原作をまだ読んでない状態で映画を見てきた。 うーん、川井氏のいないシーンでの菊井らの描写については、 原作がそうなのか脚本や演出がそうなのかどっちかわからんが、 菊井について相当の恨み骨髄というか敵対的だったように思う。
904 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/12(日) 18:22:49.49 ID:vQmoTx9h
なにせ、同志がメット塗装に励んでるのにふすま一枚向こうでセクロスしてるわ、 彼女に堕胎させたに飽き足らず堕胎代と偽って親に無心するように命じたり、 同志が殺人という一線を越えようというときに自分は快適な喫茶店で 漫画で笑いながらナポリタンを食べてるとか 挙句に同志を裏切るわ権力に売って保身を図るわで、 創作というか、かなり菊池が極悪人に描かれているような感じだった。 もし実際にそうだったならば出所後、ブチ殺されて当然な悪党だが。
905 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/12(日) 18:26:13.23 ID:vQmoTx9h
どこで読んだのか忘れたけど、松ケンが監督からキャラ作りの参考にと渡されたのが、 「ラスト・キング・オブ・スコットランド」だったらしい。 なるほどと思った。ただ、アミンに比べて「梅山」の造形が弱いと思うけど。
鬼畜大宴会思い出した
田舎だからやってる所探すの苦労した マツケン今回はイマイチだった 最後だけはよかったと思う
脚本3年もいじっておいて、ここでみんなが指摘したような明らかな穴があるというのは ゴーサイン出したプロデューサーの責任も重いんじゃないか 現場の演出による変更ではなく、脚本の構造が問題なんだから、 プリプロダクション段階で改善できたはず 資金集めちゃったから脚本の詰めが甘い状態でインしなきゃならなかったとか 松ケンと妻夫木がダブル主演になるよう出演時間を按配しろとか 何か制約があったのかと邪推したくなる もちろん、どの映画も何らかの制約と戦って作っているとは思うが 準備時間がありスタッフもキャストも力があるのにもったいないことしたなと思うよ
冒頭で車の中じゃ熱いからと、してやった事で結果兎を死なせてしまった事と 社会の為、世界を変える為だと自衛官を見殺しにしようとした事がリンクしてるのかなと思う 保を見て、自分のしてる事がその頃と何も変わってないと感じた 変えるべき世界なんてどこにも無かったんだと解った。その涙だったのかなと思った
山下もやっと大人になったか と思った作品だった
これ事件や歴史背景詳しくなくてもそこそこ楽しめますか?
『ユリイカ』が特集してますね。妻夫木聡インタビュー、監督×脚本の対談、評論多数、相当に入れ込 んでる。かくいう僕もすごく久しぶりに映画見に行って。映画に1800円払ったの久しぶりだった 。原作をかなり昔読んで印象的だったので、期待して見に行った。製作者が1976年生まれとかで、 その人が二十歳なら1996年。90年代半ばなわけです。やはりその年代の人が素材とするにはやや 無理があったんじゃ、と思います。共感しがたい、想像しにくいところがあったろうし。脚本書く のにも時間がかかったとか。主題を絞るのにも苦労したとか。いくらか裏話読んで、無理したのか な、という気もした。焦点の絞り方でこれだけ時間かかるというのは既に問題があったと思います 。何故今この素材か、というところで、必然性がなかったんじゃないのか。原作は僕は面白かった し、映画化も正直嬉しかったんだけど。全部中途半端で、焦点の定まらない映画になった。この映画 から今に繋がる何か、は見つけにくい。取り柄は主題歌と2大スター共演(言い方古いw)でしょ うね。2時間ドラマだったら良かったかな。
ブックオフまわったけど文庫ないなあ。
915 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/13(月) 08:55:15.70 ID:SBoZPr6Q
>>912 売国朝日新聞の記者と左翼ゲリラが繋がってたというだけで、何が言いたいのか分からない映画だった。
当時は「左翼」的であることが、今ほど否定的に捉えられていなかった点を理解していないと辛い映画だと思う。 (たとえ理解できていても辛いかもしれないが) 「報道ステーション」の前の「ニュースステーション」が開始したのが1985年ですが、キャスターの久米宏さんのスタンスは 「中道左派」でした。それは彼が確信犯的にその立場だったということもありますし、世間の多数派が少なくとも 「建前」としては「中道」+「左派」だったからだと思います。 80年代のマスコミにおいてもそうだったのですから、当時のマスコミをや、ということです。 もし
>>903-904 梅山周辺は原作に出てこない創作だよ
原作の菊井はあくまで川本さんから見たKという青年
山下&向井はかなり面白がって「梅山」というキャラを造形したと
インタビューで語ってるね
いくつかは菊井自身のエピソードから拾ってるようだが
自分はそこまで詳しくなくてどこまでが本当の話かわからない
彼女を妊娠堕胎させたのは確か裁判で彼女がぶちまけた話だと思ったが
三浦友和がそんなにえらいんですか!?
>>913 自分も2時間ドラマだったらすごく豪華なドラマでよかったと思う
レビュー評価は高いし好きな人にはいい映画だけど一般受けしないし興収も少ない
後味の悪い黒歴史を作ってしまった
モデルの子が「どちらかと言えば賛成(だった)」と言う台詞があるが、この「どちらかと言えば」 というのが当時のマジョリティだったと思う。「どちらかと言えば賛成」あるいは「どちらかと言えば反対」。 政治自体、「独立」「単独講和」「自主憲法制定」と言った政治的なことよりも「経済成長」を重視するスタンスへと 舵を切った後の時代。それでも、「岸壁の母」の映画化が76年であることからわかるように、「戦争」や「平和」が 今よりもリアリティを持って語られた時代。 だから、世論も揺れていた時代なのだと思う。今なら、「どちらかと言えば」という留保なしに「反対」という人が 多数派だろう。 ただ、当時の学生運動に対して「流行に乗っただけで主体性なんかない」的な批判を加えるのは、 その批判自体も、今現在の風潮に載っているだけの危険性があるということを自覚して置きたい。 チラ裏になったけど、この映画はその辺の繊細なメンタリティについては描き方が足りない。 というか、むしろ思いが至っていない。だから、現代のものさしで過去を断罪しているようで、 その点で強者の視線を感じる。
長いよ
922 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/13(月) 12:55:24.88 ID:SBoZPr6Q
>>920 新宿駅で皆でフォークソングを歌ってたり、学生運動は子供ながらに楽しそうな雰囲気があって、皆を熱狂させる何かが合ったんだよね。
主人公が何故必要かを語れないから駄目駄目な作品になってしまった。
ドラマと映画の違いは画づくりであってストーリーではないと思うのだが むしろ何かいいたいことがあるだの共感できる、だのがドラマ向きだよ
求む、菊井良治と川本三郎の対談! 題して「あれってなんだったの?」 続編、滝田修が菊井良治に問う! 題して、「俺ってなんだったの?」 山下監督おねがいします m(_ _)m
>>912 苦めの青春映画が好きなら、そこそこ楽しめると思う
926 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/13(月) 13:56:32.88 ID:SBoZPr6Q
>>923 スターウォーズさえストーリがあるのに、訴えるものがない映画なんて興行に向かないだろ。
趣味でやってる方がいいんじゃない。
この映画にとって社会状況とか風俗とかは副次的なもんだから その深度を物差しにされたら不幸だなあと思う そういうのは若松孝二がやればいいんじゃないの? 沢田が守ろうとしたジャーナリストとしての矜恃っていうのは 思想というよりは青春のピュアネスだし その喪失と再生っていう普遍的な話でしかないと思うんだけどな
なんでスターウォーズさえになるのか理解できんw
駄目駄目とか黒歴史とか 勝手に総意の様にまとめられてもねぇ
マイバックの比較対象がスターウォーズに禿ワラタw
>>922 > 新宿駅で皆でフォークソングを歌ってたり、
キャンプファイヤーやって歌えばよくね?
わざわざ駅前を占拠しなくても
>>899 この映画の時代の若者だって権力に甘えてるだけで、戦ってなくね?
だから革命ゴッコとか言われちゃうわけで
932 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/13(月) 17:37:21.39 ID:ny6gfZPq
強盗殺人罪は死刑か無期が相場だろ。 何で15年なの? ということは、もう出所してるの?
933 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/13(月) 19:39:06.90 ID:RmMjgE/5
沢田は梅山の思想と行動に何かがあるんじゃないかという期待もあったわけでしょう。梅山を 取材する背景には友情と思想がない交ぜになったものと、自分が東大闘争で 敗けていくのを傍観しかできなかったという後ろめたさもある。ただ、沢田の思想というと〈?〉と 思うのは、沢田が運動家を見る視線は心情的なんです。突き詰められているわけではなく、そこが 当時をむしろ反映してるとも言える。また、沢田が所属してた『朝日ジャーナル』からしてサルトル ですね、あそこは。サルトルは晩年までフランスの新左翼の同伴者だった。そのサルトルをずっと 政治的にフォローしていたのが『朝日ジャーナル』でしょう。沢田の存在を鑑みると、どっかやはり 同伴者ー同一化はせず、しかしまったき否定はせず、必要な助言をするーです。そこが古典的な存 在で、どこか見てて歯がゆい感じを誘うところでもある。この映画の湛える歯がゆさにもそれは かかってる。また、旧世代的なところでもある。だからそこが今の若者ー監督含めーからすると、 〈?〉なところだと思う。で、その箇所が理解しがたいところになってる。一緒にやる気はないが、 どっか期待もしてる。結局は失望させられる。でも、こういうのは、90年代に青春期を送った人間 からすると、消滅したものを知るわけで、逆に新鮮さがあったかもしれない。それがこの映画だっ たのかな、という気もします。梅山の象徴する名声志向、権力志向、駆け引き、他人の道具化は梅山 だけではなかった。むしろ政治の原動力として機能していた。にも拘わらずそこに何かあるんじゃ と付き合っていく沢田はナイーブ過ぎる。ましてや新左翼運動の顛末を知っている者からすると 余計にナイーブ過ぎる。しかしそのナイーブさも、今や消滅したナイーブさとして若い作り手には 興味深かったのかな、と思います。
長いわ改行ないわで読む気になりません
935 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/13(月) 20:58:34.22 ID:BJh8aodZ
妻夫木も「ノルウェイの森」の松ケンみたいに 鼻水たらして泣けば良かったのに
936 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/13(月) 21:33:54.00 ID:W92dmVB4
忽那がやったモデルは実在の人物なんだよね?誰?
新宿でフォークソング歌ってた人たちはヒッピーの影響受けた 平和主義で反戦運動してたんでしょ? その人たちと過激な活動してた人とは全く別物気がするんだけどどうなんだろう 実際かぶってるのか知らないけど
>>904 昔、NHK銀河テレビ小説「青春前後不覚」(60年代のお話)に出てきた
ナンチャッテ左翼学生に行動ソックリだよ。
テロまでは起こさなかったし、チョイ役だったけどね。
普段は大層な論説ぶってるんだけど、真面目な女子大生を妊娠させたら雲隠れしちゃう。
当時はよく有った平凡な話なんだという描写だった。
>>937 運動の行き詰まりを感じて過激派とエコに分かれていったんじゃなかったか。
小熊英二の「1968」を読めばよく分かると思うぞ。俺は読まないけどw
940 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/13(月) 23:28:59.99 ID:MzIgK2HH
この映画を観たあと、NHKアーカイブズで「黄色い涙」を観ることを強くお勧めする。 保倉幸恵さんはあんまり目立たないけれどドラマ自体が面白い。 保倉関連の資料として山下監督も観た可能性が高い。梅川サイドの雰囲気はこのドラマに影響されているかも。 この頃の岸部シローが梅川をやったらピッタリだと思った。
ここのレスを眺めてると、やっぱりあの映画に描かれた当時をリアルタイムで、或いは遅れて、 知っている人と知らない人といる。で、そんなに知らない人にとって、やっぱりどこか新鮮味があ るわけでしょう。それはあの映画の今作られた意味でもあるのかな、と思える。例えば今の、〈1968 年〉に何かの今に繋がる意味を付けて語っていく評論家もいる。そういう評論家の影響下で戦後学 生運動史を調べたり、安保闘争史を調べたりする人もいるでしょう。この映画の制作背景にも若い 、当時を知らない人間にとっての関心ー今の時代にはないムード、友人関係ーがあって、それが 動機だったのかなと思います。こういう謂わばイマイチ新鮮味に欠ける映画の制作される背景に、 実は若い世代にとってのノスタルジアがあるのかな、という。この映画で全共闘議長の名字が「柄 谷(からたに)」だったでしょう。これ、今、マルクス主義の復権を本にしてる柄谷行人を思わせる わけで、制作者が愛読者なのか?と勘繰ってしまうのはそこです。ただ、この映画をみる限り、ノ スタルジア以上のメッセージはみえないので、そこがまたよく分からないとこですけど。今とは 違う熱さと真剣味が若い世代にある時代を敢えて描いた。でもそれ以上のメッセージは見えなか った。そこが制作動機のイマイチ分からないところです。
942 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/13(月) 23:41:33.73 ID:SBoZPr6Q
>>310 こう書かれるとまさにその通りの映画なんだが
ホンはそうなっていても演出も映画文法もほんとうに下手だった。
あの頃はもっと複雑でデリケートでナイーブだった。
今は実在していない種類の若者であふれていた。
そんなガラパゴス感が映画に練り込まれてないと
澤田のドラマは観る者に何もつたわらない。
時代背景、梅山の描き方、学生運動というものの紹介が不足。
何より、妻夫木が力量不足。「悪人」もぜんぜん内面演技できない下手だったから。
944 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/13(月) 23:49:10.65 ID:QCeHrWjz
>>924 それ「ゆきゆきて神軍」の新郎(当時)と奥崎が「神様の愛い奴」で再開して
新郎だった左翼活動家に殴りかかった奥崎が反撃されて負けそうになって
「俺病気だから、病気」と逃げたのと同じ展開になりそうな悪寒w
>>938 うーむ菅直人みたいな奴だなw
>>136 しくじってるし
構成のだめさかげんがそのままでてる。
落ちるシーンも、後日談も不足なら
梅山をマンガ的に描きすぎてリアリティが消えたことで
登場人物ほとんどから実体性が抜け落ちてしまった。
企画上げていくうちにこうなったんだろうか。
今がこんなにヤスイ時代になったから通用するとでも・・
>>924 川本さんは「もし会うとするなら菊井良治のほうが会いたい
滝田修にはその後失望させられたから会いたくないけど」
って言ってるんだよね
でも菊井は川本さんのこと覚えてなかったりしてw
どっちかっていうと週刊プレイボーイの記者とのつながりが強かったんでしょ
逃走資金渡されたり警察の捜査が迫ってるから逃げろと教えられたり
ユリイカの大澤真幸氏のマイバックページ評を読むと、彼がこの映画を理解できなかった(楽しめなかった)ことがわかる。
映画を語るのではなく、当時の状況を語っているだけだったりする。その結果、映画評としてはやや的外れで、ペダンティックな
内容になっている。
この映画を先入観なしに観れば、思想的なことは特に何も語っていないことは明白だと思う。
>>798 さんが書いているような「総括する/したくない」という視点は76年生まれの山下や向井には、
そもそも初めからない。
>>933 さんが書いているような、運動に対して伴走者的立場にとどまることへの歯がゆさは、
旧世代が感じるかもしれない。ただ、それは映画そのものを観ているのではなく、単に映画を通して
何か別の物を語っているだけのように思う。
>>941 役名が唐谷「義郎」で、柄谷行人の本名が「義夫」だから、そこは意識していると思う。
ただ、「マルクス」云々は考えすぎでしょう。
>>927 社会的なことを前面に出す必要はないと思う。テーマにする必要もない。ただ、たとえ「副次的」であれ、
何らかの役割があるはずで、その点が弱すぎる。つまり、
>沢田が守ろうとしたジャーナリストとしての矜恃
の部分が、社会的な背景を描いていないから、すごく弱い。むしろ殺いでいる。
と、私は思う。
>>202 ぜんぜんそうではないのに、こんなこと言っちゃう客がいればそうなるのかな
あなたが見ているその星は、すでに存在していないかもしれません。 あなたがレスしている人は、もうこのスレを見ていないかもしれません。
>>949 美術や撮影は頑張ってたと思うよ
ノルウェイの森は70's風現代ファッションというか
エキストラの大学生がみんなクリーニングしたてみたいな衣装で萎えた
ただ、自衛官の制服を受け渡す部屋があいつらが使うにしては豪華すぎる気がした
確かホテルのスイートルームだったよね
洗面所の作りが新しすぎるし、あんな若造が借りたら怪しまれると思うんだが
引きの画で長回しすれば映画的な演出になると思ってる監督っているよね センスって大事だなあと思った
>>951 リアルタイムで作り続けていた大島渚の映画をずっと観てきたからか
もっともっと、風景はサビていて、人の表情には恬淡としたものがあり、
声は甲高く、とりとめもないものが席巻している・・
この映画のビジュアルは、整いすぎているし
60年代末の臭い出す生々しさもなければ、
(70年代まで踏み込んだかぎりは)
朽ちてゆく光景と
建設されつつある新時代の光景が
もっと効果的に視界に飛び込むべきだった。
新聞社がちっとも新聞社に見えないし
ブッキーはキレイすぎるし
もっともっとヤスイものが魑魅魍魎のようにとぐろ巻いててくれなければ・・
思うに、‘本物になれるのか’という問いかけだけは、この映画に携わった今の製作者、俳優らの 切実さ、ではあったんでしょうね。こういう、謂わばアナクロと言われてしまう可能性の高い映画 の制作に携わる動機として。主演の妻夫木のインタビューとか見てて、彼なりに今の風潮の中で どうやれば表現の真骨頂に達するか、模索中みたいだ。この映画に携わった若手の監督や俳優の 中にある、‘どうやって本物に’という切実さの現れとして、この映画を捉えられるかな、という。 ただ、前レスにあった大島渚の1960年代の作品とか、ああいうものを仮に目標にしてしまうと、 僕はよくないだろうと思うのは、大島渚らの世代を意識的か無意識かに越えてるものを、模索す ることが、実は今の若い世代の見つけるべき‘本物’じゃなかろうか、と思うから。今の若い映画 表現者からみて、今の時代が素材として物足りない、そこで過去の題材に向かったとしたら、それ は難しいな、でも方法論としては分かるけどな、という気がします。
959 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/14(火) 07:39:40.85 ID:IGHaCYNX
>>951 朝日新聞がスポンサーなんだから、豪華過ぎることはないよ。
>>951 >ただ、自衛官の制服を受け渡す部屋があいつらが使うにしては豪華すぎる気がした
それは私も思った。演出意図としては、金がないということを隠すためにハッタリをかました
ということだと思う。しかし、当時の金銭感覚から考えると、やはり違和感が出る。
1970年の給与平均(初任給ではない)が75,670円。ちなみに1999年のそれが396,291円。
この辺りの感覚が作り手の実感に乏しかったのだと思う。「梅山」がちょろまかした一万円、
京都の前園に会いに行く運賃など、首を傾げる場面がいくつかあった。
たとえばポン・ジュノの「殺人の追憶」では「深夜の工事現場」や「戒厳令のサイレン」など、
当時の時代風景がさりげなく映り込んでいる。最後の場面も時代が変わったことが一目瞭然。
この映画の場合、時代考証が単なるフェティシズムに終わっている。最後の場面も
「十九歳の地図」というモノだけで時間経過を示そうとしているので、その点がわかりにくい。
>>960 なんでその部分でくびを傾げるのかりかいに苦しむ。
東京の風景が大きく変化したのは、東京オリンピックとバブル周辺。
大学は移転等で変化したが、都心や町並みは比較的変化が少ない時期だったから、映画を使って時の変化を示すのは道理に叶っている。
セキュリティは今よりずっと甘かったから、梅山たちがホテル代や交通費をまともに払っているとは考えにくい。
>861 >>セキュリティは今よりずっと甘かったから、梅山たちがホテル代や交通費をまともに払っているとは考えにくい。 映画に映っていることを前提にして、その矛盾点を後付けで合理的に解釈すればそういう回答もありだとは思う。 ただ、それは作品の無謬性を無条件で信じるところから出発しているのだと思う。 たとえば大学入試も問題作成の段階でミスを犯すことがままあるわけです。そもそも、 作り手自身に何か欠けている可能性もあるわけです。 特に「セキュリティ」云々については、なおいっそう首を傾げたくなります。 果たしてそのような解釈をすることが一般的なのか? 作り手のそのような意図があったのか? 多分、かなり特殊な解釈だと思う。
私は、むしろ金集めの結果、要求された金額には及ばなかったけど、ホテルのスィートを借りるだけの金額はあった。 そこで策を巡らせた、ということだと思った。そのほうが「セキュリティ」より自然ではなかろうか。 そう思った上で、やはり当時の金銭感覚とのズレを観客に与えてしまうと感じる。
>>963 当時の金銭感覚なら、今よりずっと景気がよかったはずだけど?
まして梅山たちは私大生。金銭感覚緩くて普通だと思うが。
当時の方が金銭感覚としては今よりスイートは高かったと思うよ 大きな組織で資金も豊富と思わせるためにはったりかましたんだろう 時間借りくらいならどうにかなったんじゃないかね でも、金払わないってのはさすがにないと思う
>>964 おそらく「いざなぎ景気」などからイメージしているのだと思う。その辺りの感覚を実感しにくいと思って
平均給与を示したんだけど…
たしかに今は不景気だから、若い人には「今よりずっと景気がよかったはずだけど?」となるのかもしれない。
ただ、好況/不況というのは相対値だから、現在と当時を絶対値で比較すれば、当然今のほうが豊かだよ。
お父さんかお母さんに尋ねるといい。
ちなみに乗用車の普及率がまだ22.1%だった時代です。
大学進学率はもっと低いよ
格差ってことで言えば、昔の方が貧富の差はあった
>>966 つうか、その時代運動していた日大生何人か知ってますが、お金無くても親のコネで使えるものがけっこうある時代だよね。
大企業なんか、社用のものの流用の福利厚生で給料の安さ補っていたぶんもあるし。
ホテルの部屋とか旅費なんかは、別の口実で親にねだれそうな気がしたし。
それから、東京の大学生って、今よりずっと車乗りまわしてたでしょ。
> それから、東京の大学生って、今よりずっと車乗りまわしてたでしょ。 1970あたりでそれはない
971 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/14(火) 11:38:20.20 ID:elUVNLUN
>969 >>お金無くても親のコネで使えるものがけっこうある時代だよね。 意味がよくわからないけど、お金はなくても親のコネでホテルを借りれたり、旅行できたりできるってこと? ちょっとイメージしにくい。 私よりずっと年下だと思っていたけど、「その時代運動していた日大生何人か知っていますが、」 ということは、私よりずっと年上だったのか。失礼しました。 でも、書いている内容から類推すると、やはり単なる憶測というか思い込みで書いている気もします。 その「日大生」に直接聞いた話ではないのでは?「セキュリティ」の話も彼らから聞いたのですか?
>>952 >>954 長回し好きな人多いね。溝口健二の影響?
近年で流行らせたの誰だろう?相米慎二かな。
最近の邦画の長回し見るたびに残念な気持ちになるよ。
相米以降で近年で長回しで有名な監督って誰?
上の方でサギに関して話題出てたけど 澤田がニュージーランド産のウサギだよって言ってたぞ 1ドル360円の頃だからたとえ国産でもぼったくり価格で売ってたって事だろう
>>970 なんで?
当時の大学生で運転免許持ってないのは少数派だと思ってた私はお金持ち?
このスレに限ったことじゃないが長文連投する奴らって大抵押しつけがましいな 注意されてもお構いなしの時点でひとりよがりな人間性がよく出てる
>>971 学生運動していた頃のことは知らない。
ただの知り合いだが、金銭感覚が違うと感じただけ。
この映画の頃には足を洗っていたはず。
福利厚生は当時そうだったという一般論。
ホテルに関してはあなたのいう通りかも知れない。
丸の内東映の日本語字幕での上映って何? 今度の土曜に観る予定なんだが別の映画館にしたほうがいいんだろうか
>>976 まわりに話を聞いてくれる人もいないんだろ
字幕上映って想像以上にうざいよ
>>975 横だけど
免許持ってるのと車持ってるのは違うんじゃない?
それに、大学によっても状況は違うでしょう
私立だって慶応と早稲田ではそのころはずいぶん違ってたわけだし
思い込みだけを基準に断定したがるややこしい人が増えてきたよね
まぁ当時を知ってる人は自分が感じた印象を語りたいのは判る けどそれを絶対的基準みたいに連投で語るのはよくないね 当時の印象も立場が違う人から見れば全く違う印象を持ってるだろうし 映像に関しても70年代子供だったけど自分もあの頃見た映像みたいだと思ったし 感じ方は人それぞれかと まぁデジタル映像に目が慣れすぎてフィルムで撮ってるだけで 昔っぽく見えてしまうというのもあるけどね
初めて来た皆様 ここわ2ちゃんねるです。 ,,,──-____ _/´- \ ―――― / / ./ヽ `ヾ ヽ 長文はイナバウアーで / / |∩| 彡\ | スルーだクマー ―― | ミ ( ● ) | ヽ ). | | | | ● ● / / / .| (_/ ヽ /| (_/\ | ∪ ̄ ̄_|U⌒´|. | | .(___) |`⌒´|_ ──────── ┻┻ .(___) ──────── ┻┻
>>980 やっぱりそうか
せっかくの山下作品だから違うところにします。
ありがとう。
986 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/14(火) 20:04:23.00 ID:IGHaCYNX
そもそもセクトとはどういう意味なんだ。 ググれかすなんて言う前に君達には説明する義務がある。 以上
先日観た軽蔑って映画は非常に台詞が聞き取りにくくイラついてしまったので 字幕あったらもう少し楽しめた・・・ってこともないか
>>983 この映画、この原作は60年代を背景にしてて、
それに「遅れてきた」日大生が絡むという話だから
60年代という砂漠の太陽のような脂ぎった時間帯があり
日蝕のような1970-72があり、という見立てをしたほうが……
>>988 そういう見立てがノイズになってる気がするんだよなあ
自分の大学時代はちょうどバブルの時だったが、まだたて看もあったし 学生のストライキもあったしヘルメット軍団の学生がもぶもぶしてたのもあったぞ お昼休みは当然のように学生が演台にたって演説してたな ついでに原理もさかんでしきりに勧誘してたw
クレジットカードも無い時代に、親の金でホテルのスイート借りるとかw 私大生でも、車乗り回してるようなのは一部の金持ちで、 ほとんどが風呂なしの下宿やアパート住まい 共同トイレ、共同流し(台所)も普通だった でもそんな時代にホテルのスイートで合流する段取りが、 「こいつ何者?」という不気味さというか畏怖を感じさせる効果があるんだよね 大学生は金持ちだから親の金でどうにでもなると思われるとは、制作側もがっかりだろうねw
クレジットカードとどこが関係するのかまじ理解できん
>>992 ああ、ごめん
あなたへのレスじゃないよ
994 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/14(火) 23:36:30.89 ID:zpuf1VRn
リンダリンダリンダや天然コケッコーのスレが未だ現役なのに、マイバックページはこのpart1で終了かな。
そもそも良い映画を撮りたいなら同事務所から大量起用止めろよと
>>991 金持ちでも地方出身なら、共同トイレ・共同炊事場の下宿に住むやつもいるだろうし、
貧乏人でも自宅通学なら車も乗り回すだろう。
ホテル代安くあげられるかどうかは
当人の才覚の問題で、全部バラバラの話だろう。
親に甘えてでもホテル都合するだろう、は
この映画の梅山のグループならやりかねないというイメージ?
まあ、かなり飛躍しているのはまちがいないな。
1000 :
名無シネマ@上映中 :2011/06/15(水) 00:25:33.27 ID:I7cOs3JH
観たかったけど、レイトショーしかもうやってないし(近くのとこでは)、 土曜日に行こうと思ったらもうやってなすび。1000
1001 :
1001 :
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