バカ向けの映画っていうのが
ド派手なエンターテインメント映画だろ。
女でも子供でも楽しめるっていうやつ。
こういうのは基本的に徹底的に金を掛けて作るから、
話題性も高いし、ある程度、売れることは売れるんだよ。
みんなでワイワイ楽しめるし、客も入りやすいように作る。
エンターテインメント目的に作られたのに、
ぜんぜん売れなかった、っていうやつは中身が薄っぺらいオバカ映画だから
マニアさえも寄り付かないし、単なる興行的失敗映画だな。
マニアック映画は、ある程度、根強いマニアが存在する。
テクニックは非常に高い、難解でパズル的、っていう映画とかもマニアが好む。
だから知性と高度なテクニックというものが含まれてる。
理解し難い難解な知性と高度なテクニックでも入れておけば、
これは芸術的だ、と思うやつも多いからな。
でも、芸術ってのは、そんなに甘くはない。
芸術ってのは、もっと、筋が通ってる。
知的に高度に飾ってるだけではない。
知的に飾ってる奴、と、真に革新的芸術か、を見抜くには
高度で深い計算が必要になってくる。