☆★ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡 1枚目★☆

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249名無シネマ@上映中
ストーリーについては、思いっきりネタバレだから、見てない人は読まないように。
わざと読みにくいように書くからOK?

とにかく、一番最初にダメだししなきゃならんのは、この手の話は、主人公が最後に本当に大切なことに気がつかないといけない。
それはあったんだけど、重要なアイテムである手鏡をさいしょっから探しに行くってのがダメ。
「おかあさんの手鏡を返して!もうほったらけにしないもん!」って主人公は最初から考えて行動してる。これはダメ。
まず、手鏡の存在自体、最初は忘れてるくらいじゃないとダメだ。
序盤で、友達との会話で、手鏡を無くしちゃったなんてことをブツブツ言ってたら、だめなんだよ。
その時点で主人公は8割がた反省してるわけだから。もっと反省のカケラもない状態から出発しないと。
ベターな話としては、主人公が異世界に行き、そこで不思議な鏡を見つける。
どこか懐かしいその鏡は、子供の頃おかあさんからもらった鏡だった、と、
そこで気がつくという風にすべきだった。
250名無シネマ@上映中:2009/08/22(土) 23:42:08 ID:2u96agdK
設定もツメが甘い。
人間が異世界にいったら、そこでどうなるか、異世界との住人との絡みが、あいまいでダメ。
人間は敵なのか、人間は珍しいのか、人間を下等とバカにしてるのか、つきあうのが嫌なのか、
もっとはっきりさせて欲しい。主人公が男爵につかまったらどうなるのか、ハラハラ感が薄れてしまう。
異世界の人も、「人間からモノを盗んでるんじゃない、ほっらたけにしてたから、もらったんだ」なんて、
いいわけじみた説明はいらない。泥棒ってことでいいだろ。そんなもの。
コットンとの再会もよくわからない。観客は初めてコットンとの関係を知るわけだから、
もっと主人公とどんな絆があったか、回想でも入れるべきじゃないか?
入れるのも展開が遅くなるから無くてもいいが、だったら、コットンがすねて「嫌い」だなんて言う必要性なし。
あそこは、とにかく主人公がコットンを奪い取る勢いがないとダメ。
そして、異世界との住人とのバトルがはじまる、という流れでいいだろう。
その後、手鏡について、コットンからセリフだけで情報を聞き出すなんて、
あまりにも脚本として酷すぎる。あとは、いじめっこの3人組みが、たいして活躍もしないのが残念。
金につられてテオの手助けなんてあんまりだ。
だいたい、ホッタラケの島の人は男爵についてどう思ってるのか?
悪く思ってるなら、そういう風に描写してくれ。
細かいことを言えば、主人公が異世界にいって、すぐに環境を受け入れちゃうのもどうかと思う。
一言くらいセリフで「これは夢?」とか言ってくれ。2秒でいいから。
251名無シネマ@上映中:2009/08/22(土) 23:51:03 ID:2u96agdK
テオが飛行機つくって助けにいくのも、映画では見飽きた光景なんだが、もうどうでもいい。
ラストにかけての流れはあんなものだろう。
テオと主人公の別れがあるが、いまいち情緒が足りないな。
主人公はまた会えるつもりでいるが、テオはもう会えないと思ってるらしい。その理由がわからない。
テオが異世界の中でもっといい友達が作れたのかもわからない。3人組みとの絡みが薄いからだめなんだ。
こっちの世界に帰ってきた主人公が、異世界の記憶があるってのは、
ちょっとどうかと思う。忘れちゃってていいんじゃないの?
いっそ、テオが忘れ薬を強引に主人公に飲ませちゃってもよかった。
主人公が飴玉?食べてるのに伏線にもならない。
最後に、パパと電話して「●●が食べたい!」と誘うのはよかった。まあ、それだけ。
ほったらけだった家族が一つになったって話よね。