【笑福亭鶴瓶】Dear Doctor ディア・ドクター 2【瑛太】
鶴光が2get
メルヘンだんなぁ〜
何だったんだ?前スレの最後・・・・・あっ、乙です
珍騒族の引きこもり版が暴れたのさ
前スレのあらすじ
「長文スマソ」
「きのうの神さま」ちらっと読んだが、文章が巧くて人物描写が凄く良かった
この人は才能ありすぎ
鶴瓶さんの「A-nation」ってTV番組、伊野先生を思い出す。
今日のゲストの天海さん、感極まって泣いてた。
心を癒すドクターなんだな。
8 :
名無シネマ@上映中:2009/07/25(土) 00:10:45 ID:0PLM6PVw
鶴べえはどうやって医者になったの?
医療メーカーの営業やってて偽医者のなった経緯は?
あとあの村にはなんでいるの?
もう1度見れば分かる。
大して面白くなかった
井川遥の出番多い?
>>12 後半だけだが、演技は良かった。
雰囲気女優と思っていたが、正直言って見直した。
キレイになったよね。
痩せて綺麗になったね
トウキョウソナタとディアドクターの井川遥はいいわ
どっちも似たような雰囲気だったけどね
17 :
名無シネマ@上映中:2009/07/25(土) 23:20:01 ID:Gg+t/Ses
鶴べえはどうやって医者になったの?
医療メーカーの営業やってて偽医者のなった経緯は?
あとあの村にはなんでいるの?
18 :
名無シネマ@上映中:2009/07/25(土) 23:58:14 ID:nKHd1Tz3
直接的に本編では描いてないけど、
相馬がスイカ持ってきた後の会話にほとんど集約されてると思う。
あそこの会話、告白が誤解されるところが上手く出来てるよな。ほんと感心する。
今日見てきました。井川遥綺麗でした。
見た後で、壁に貼ってあるポスターのpopに涙の文字がありましたが泣くところありました??
あと、最後の方で警察がホームまで追いつめていたのに泳がせたのは何故ですか
偶然、隣でタバコをすっていただけだと思う。
刑事は伊野の顔をよく知らないはずだし。
22 :
名無シネマ@上映中:2009/07/26(日) 00:42:25 ID:D68mx7ze
知らないってことはねーだろw
刑事が探しているのは偽医者の伊野で、白衣を脱いだ伊野を見分けられなかったと
刑事が見てた写真も白衣着てたし
よく映画のDVDについてる、未公開映像特典
個人的には、今まで未公開映像はあまり興味なかったけど、
この作品については気になる。
しかし見てしまうと、また違う解釈になりそう。
説明不足くらいがちょうどよいのかも
確かに最初に見たとき、まさに打ち破る作品だなと思った。
だけどあの歌はやっぱり不要では、最終話の”おめでとう”を思い出した。何かもうあちこちで暴走しすぎじゃないかな。
>>142のことも分かる。全体的に描写がもうちょっと欲しいと思った。
全体を通してのウォークマンの描写はよかった。
最後は何か安っぽくて、エヴァの生臭い憎悪がなかったね。
綾波をサルベージする流れじゃないと行けなかったのかな。
あ、誤爆しました
伊野については偶然居合わせたんですね。なるほど。
ww
俺もディアドクターと破の両方見たよw
>ディアドクターと破の両方見た
日本国内では、あなたがた含め5人ほどと思われます。
29 :
名無シネマ@上映中:2009/07/26(日) 12:03:14 ID:D68mx7ze
俺も観た。
俺も見た
これで4人目だ・・・
久しぶりにちゃんとした映画みた感じがするよ。この前みたMWは金捨てた気がした。あっちのほうが全然金かかってそうなのにな。
やっと見てきました。武蔵野に行く予定だったのだけど、時間の都合で日比谷に
予定変更。ここの前スレ読んだら正解だったみたいね。
なんか前スレの荒らしの影響か閑散としてるのをいいことにチラ裏失礼。
失礼な言い方だけど、とてもよく映画を分かっている方の作品だなあとしみじみ
安心して作品に浸れました。そして人間とか社会っていうものに対しても。
監督自身の言うように、「ゆれる」に比べて「エッジが鋭いわけではないし物語として
ゆるくなった」と感じられるかも知れない作りの作品ではあっても、「より多くの人」に
対する「奥行き」の深さという点ではしっかりスケールが大きくなったと思えたわけで、
狭〜い世界の小さな真理を描くより、粗削りでいいから普遍性のある大きな本物を
見たいという自分にとっては、そういう意味でもすごく安心して見られました。
ほとんど予備知識なし、小林信彦のコラムが文春に掲載された日に前スレを覗いて
「小林さんのように『ゆれる』を大絶賛した人で、今回もツボを押さえてほめてる人でも
あのラストには迷うんだねw。俺たち素人が迷って議論を続けるのも当然だ」という
書き込みだけを印象に残した程度で観ていた(おかげで勘三郎が出てきたときに
うわっと思ってしまったw)のだけど、ひっかかるところがほとんどなくてサクサクと
楽しんで見られました。
実のところどうかは別にして、観ている素人としては冒頭の高橋昌也(観てた時は
気付かなかった)の爺ちゃんにいきなり汗だくで心臓マッサージしようとしたところで
無免許医だと思えたし、専門医の娘のいる患者に近寄らないっていうところでそれは
確認が済んだと思ってしまったから、よくある「そういう設定」だと思って見てました。
(いや、ガキの頃からブラックジャックとか西村寿行の偽医者ものとかで育ったクチなので
こういう話ってどのジャンルにもいくらでもある定番だと思っていたものだから。)
小林信彦も書いていた鶴瓶の「目だけが笑っていない」顔をもっと生かしたような
不気味な話じゃないかと構えていたので、のっけから偽医者・伊野の「素の顔」
全開の展開で逆に驚いた。「弾がひっきりなしに飛んでくるからこっちも無我夢中で
撃ち返すしかない」という台詞がたまらなくリアル。何で医者になったのかとか、
セリフで説明しようとしたら、ちょうど松重刑事の質問みたいに薄っぺらで実態のない
言葉になって、当事者みんなから失笑を買うような扱いを観客から受けたでしょうね。
その小林信彦はバックトゥザフューチャー第一作について「昔の風俗とかにもっと
のめりこめば傑作になったと言う評価もあるが、この『ほどの良さ』が多くの人に
喜ばれた原因」という趣旨のことを書いてたけど、この作品にも言えると思う。
しっかしみなさん書いてるけど、役者ってホント凄いもんだと感心しまくりでした。
瑛太なんかも、終盤鶴瓶や松重刑事と会話するところなんて、シナリオだけなら
「現実が理解できてないバカな若者」「保身に走ってるこすいヤツ」と取ることもできる
場面を、相馬っていう若者自体を二段階くらい奥の深いキャラクターにしてくれている
立体的な演技で膨らませてくれていて唸った。
最後に松重刑事を「こんな奴には何言ったって理解できやしない」と侮蔑の流し目で
睨みつけた後で、でもそういう現実的な世界が人の世にはなきゃいけないし自分も
その一部なんだと思い直してゆっくり目を伏せていくとこなんて、ステレオタイプだけど
実にキッチリ演じてくれていて嬉しい。
もっとも白衣の落ちていたあたりの田んぼを狂ったように探し回る最初のシーンで、
瑛太が鶴瓶と過ごした二か月がどういうものかハッキリ伝わるいい芝居を見せてくれて
いて、この作品の基調がしっくり感得できたと思えたものだったけど。
それにやっぱり演出のうまさ、シナリオの巧緻の賜物だなあとも感じた。
瑛太と松重の会話までに、「あの」八千草が「この人たちには何言ったってわかって
もらえっこない」と悟りきった顔で鶴瓶の悪口(と「取ることもできる」言葉)を並べていた
シーン、香川の核心を突く一言などを積み重ねていたから、あの場面の刑事も相馬も、
現実を理解しつつあって、(松重が「誰もまともに話を聞いてくれない」「法を守ってる
俺たちの方が悪者扱いだ」と怒りを堪えているし)それでもやっぱり分かりあえない
っていう現実が素直に入ってくる。
面白かったのは、みんなが「名セリフ」と絶賛している井川の「あの先生なら、どんな風に
母を『死なせた』んだろう」という言葉。
公式のはずのパンフレットのあらすじでは「どんな風に見届けたんだろう」と言ったことに
なっており、解説の川本は「どんな風に治療したんだろう」と意訳してしまっている。
でも、やっぱり治療や看護じゃない。「死なせる」なんだよね。
それは安楽死させるとかそういうムチャなことじゃなく、監督が語っているように、都会じゃ
人が死ぬってことは(他人の責任を追及して訴えるだの何だのと騒ぐ)異常事になってるけど、
田舎じゃもっと地に足のついた「日常」になってる。最初の爺ちゃんが動かなくなったときに
慌てる鶴瓶を家族が止め、周囲の人も「先生に看取ってもらって良かったよかった」なんて
呑気なことを言ってたように、八千草薫にとっても死ぬことは生活の延長として、畑仕事や
芋のやり取りなんかの中で起こるべきことだった。(それを断ち切った病院や機械の中の
夫の死が、彼女にとって耐えられない嫌な記憶でしかなかったこともあるだろうし)
ところが娘の「好意」でそういう望んでいた未来は取り上げられてしまい、望んでいた
「地に足のついた自然な死に方」を葬られてしまった。それを鶴瓶が実現させにやって
来てくれた。望んでいた形に近い形で「死なせる」ということのために。
(あのラストでかづ子が感じたのは「口紅も用意してないのに」だったのだろうけれど)
なんというか、老人医療とか無医村の問題とか人の死とかいった硬直化しかねない
テーマっていうものを「突き破る」「笑い飛ばす」という性急さ・硬さすらなく、じんわりと
後ろに追いやって、人が生きている中でじんわり死に行くっていう当り前の事実を
あったかく見せ直してくれた感じてしまった。
だから診療所が閉鎖されているシーン群も不思議なくらい淡々と受け入れられたし、
いちばんの悪とも言える香川がごく普通のパパとして日常に追われたりするのも至極
もっともだと思えたものでした。
(ただ余の看護婦の家だけがことさら悲惨に描かれてる感じがしてしまうのがなあ…)
半ば無理やり連れて行った女性が観て面白がってくれたのがありがたかった。
「気道確保しないで心臓マッサージなんかするからすぐ偽医者だと思った」
「電車が通り過ぎると人が消えてるってのは映画の演出の王道。あれは嬉しかった」
「出血用の薬で医者の娘が気づくってのはよくわかる。(以下薬の名前がいろいろ話に
出てきたが私には理解不能)その後の会話でくどくど薬の話をさせなかったのもうまい」
などとサクサク話してくれた。西川監督の名前は知らなかったけど「蛇イチゴ」は見ていた
らしい。「あれは〜」とすっごく嫌そうな顔していたのが笑った。好きらしいけどw
失礼しました。引っ込みます。
まあ、単純に演出のスキルはあがってるよね
だから最後までかなりスムーズに流れていく
監督としての評価が高まったから、予算がかなり増えたんだろう
ゆれるの時は9千万くらいだから、撮影期間もぎりぎりでタイトだったそうだ
38 :
名無シネマ@上映中:2009/07/26(日) 17:33:19 ID:bAmBzSAf
今みにきているが、客の平均年齢がすごく高い。
39 :
名無シネマ@上映中:2009/07/26(日) 17:43:15 ID:mWH5LI+Q
9000万であんな傑作が撮れるなんて凄い
>>38 絶対に序盤の瑛太の診断のところで笑いが起きてるはず
CT撮りますか
あるんですか?
いや、ない(キッパリ)
43 :
名無シネマ@上映中:2009/07/26(日) 20:15:46 ID:bAmBzSAf
さっか、見終わりました。鶴瓶がお父さんに電話をしていた駅が、私が観てた映画館のちかくだったので、そこでもざわめきが。
44 :
名無シネマ@上映中:2009/07/26(日) 21:43:17 ID:D68mx7ze
どこ?
45 :
名無シネマ@上映中:2009/07/26(日) 21:48:45 ID:bAmBzSAf
電話していたのは、上菅谷という、水戸と郡山をつなぐ水郡線の駅でした。刑事と鶴瓶が一緒にいた駅はおそらく水戸駅。
>>40 別の映画館で何度かリピートしてるんだけど
このシーンは必ず小さい笑いが起きる
広島は地下にある地味な館のみ
自由席で休憩時間に入れ替えが終わらず
発券の列も治まらない。
無理
監督の地元なのに・・・。
49 :
名無シネマ@上映中:2009/07/27(月) 00:12:56 ID:HBUJFdUe
鶴べえはどうやって医者になったの?
医療メーカーの営業やってて偽医者のなった経緯は?
あとあの村にはなんでいるの?
刑事とつるべがニアミス→電車がゴーッ→人消えてる
というショットは
兄と弟がニアミス→バスがガーッ→人消えてる
とそっくりすぐる
まだ3作目なのに自己模倣?
3行目は「ゆれる」のラスト
言わずもがなかもしれませんが
ということはキミは、『ゆれる』の香川はバスに乗って去ったと確信しているんだな。
オレもそう思うけど。
八千草薫演じる母親にイライラしてしまった(八千草さんはうまかったけど)。
「娘に迷惑かけたくないから」と素人考えで病気をほっといたら、
どっかで倒れちゃったり、寝たきりになっちゃったり、
さらに迷惑かけることになるじゃん。ポックリ死ねるとは限らないんだから。
「田舎の人はバカ」って表現にも思えたよ。監督にそういう偏見があるのかと。
その一点で、この映画にあんまりノレなかった。
あと刑事(松重豊)に説明ゼリフ言わせ過ぎだと思った。
「彼が帰ってきたら俺たちが袋だたき……」のあたり。
説明不足なところと説明過剰なところの差が大きいね。
瑛太があの村に馴染んでいくエピソードもひとつ欲しかった。
54 :
名無シネマ@上映中:2009/07/27(月) 11:00:37 ID:t2CE8ez4
まずは、自分の感性を疑おう。
>>53 お前さんが田舎にコンプレックスとかあるんじゃね?
確かに合理的に考えるとバカな行動なんだけども
あの辺の世代は結構ああいった感覚の人多いんだよな
治療が恐かったりするからか色々理由つけて避けようとする感じ
自分に対する言い訳みたいなもんだな
あの人の場合旦那の辛い延命治療みてるから嫌だったんだろうけど
そのまま死んでたら娘に迷惑どころか自殺級のトラウマ作るとこだったろw
56 :
名無シネマ@上映中:2009/07/27(月) 12:40:35 ID:vT3jJWjX
鶴べえはどうやって医者になったの?
医療メーカーの営業やってて偽医者のなった経緯は?
あとあの村にはなんでいるの?
君はどうやってバカになったの?
あとなんでこのスレにいるの?
合理的なら定期的な健康チェックに通ってるわな
誰の世話にもなりたくないからって弱ってるのに頑張る人はいるんだよね
松重は狂言回しだから、ある程度説明的になるものではなかろうか
監督の苦手な描写だったけど頑張ったらしいから
瑛太が馴染む過程は前半の往診の数々で表したということなんだろう
上昇志向の塊で僻地医療に拒絶反応がある訳でもないし
59 :
名無シネマ@上映中:2009/07/27(月) 15:48:53 ID:t2CE8ez4
ラストだけはいただけなかった。最後鶴瓶は何をしたかったの?
「田舎の人」だからという描かれ方には見えなかった。
あのまま、あの家で死を迎えられたとしても、
癌であったことを娘が知れば、深く傷付くだろうなとは思ったけどね。
この母娘の関係とか西瓜のシーンとか、
どんなに近しい筈の人でも、目の前で話し合っている相手でさえも、
人間同士が本当に理解し合うのは不可能なんだって感じがした。
【問1】
主人公はどうやって医者になったのでしょう。
医療メーカーの営業マンが村の医者になりすますまでを想像して
400字以内で書きなさい。
みたいな授業、小学校でやらされなかったか?
いくらやっても無駄だということがよくわかった。
阿部寛が出てた歩いても歩いてもって映画でも
家族とか親戚の付き合いっぷりがよく出てて
>>60が書いてることが思い出されたよ
歩いても、歩いてもはいいねぇ
さすが師匠の是枝監督って感じで演出がすごいと思う
自分にとっては去年のナンバーワン邦画だった
65 :
名無シネマ@上映中:2009/07/27(月) 20:50:33 ID:t2CE8ez4
くっ、マジで?
66 :
名無シネマ@上映中:2009/07/27(月) 21:39:59 ID:0xNrbHUp
>>53 ちゃんとした病院に行かなかったのは、「娘に迷惑かけたくないから」じゃないよ。
釣瓶との会話できちんと説明してた。
癌で死んだ旦那の延命治療を間近で見てて、ああいうのは嫌だと思ったから。
旦那と病室で撮った写真が映ったよね。旦那ののどからチューブが出てるの。
娘に診せれば、娘は医者として延命治療をしようとする。
それを拒否するのは娘の人生を否定することになるから娘には知られたくない。
そういう事情があるから終盤の井川の「あの先生なら、どんな風に母を死なせたのかしら」って台詞が大きく効いてくるんだよ。
いや、娘達に面倒かけたくないのはあるでしょ
旦那さんの時は自分も世話できたけど
今回するのは長女次女だけ、井川遥は手配と顔出すくらいだろう
それでも三女の気持ちを汲んで折れたんでしょう
68 :
名無シネマ@上映中:2009/07/27(月) 23:17:24 ID:jFVx0jz8
鶴べえはどうやって医者になったの?
医療メーカーの営業やってて偽医者のなった経緯は?
俺もジジイになったら、PPK(ピンピン→コロリ)で誰にも迷惑かけずに死にたいぜ。
八千草さんの言うことは、とてもよく分かる。
でも子供で医師の井川の言うことも、親を持つ子としてよく分かる。
この問題は、現代社会に普遍的な問題だよな。
日本だけでなく、各先進国はみな悩んでるんじゃないかな。
70 :
名無シネマ@上映中:2009/07/28(火) 01:10:38 ID:5qakj7fl
この映画つまんなかったなーーー
久々に爆睡したわwwwww
>>70 この映画おもしろかったなーーー
久々に感動したわwwwww
爆睡できたのなら、良い映画。
最近のロクでもない映画は、爆睡さえ許さない。
クラシックの演奏会によく行くんだけど、前半にたいてい入っている
モールァルトの曲って、眠るためにあるよねw。
ストーリーがはっきりしていて面白い映画はたくさんあるけど
別にテレビでもいーじゃんとも思ってしまう。
この映画はスクリーンに引き込まれた。自分の中では大ヒット
確かに話が進むにつれて引き込まれました。
76 :
名無シネマ@上映中:2009/07/29(水) 01:33:05 ID:CYNcziCN
>>53 田舎を蔑視ということではなく、私も観終わった直後、
八千草さんに鶴瓶が手を振る場面で、八千草さんへの怒りが最高潮だった。
(八千草さんは本当に名演ではあることは間違いないけど)
自分の信念に鶴瓶を巻き込んで、涼しい顔をしてるように思えたから。
巻き込まれた鶴瓶に後ろ暗いところがあったから、ドラマは変わるけど、
八千草さんが純粋な表情をすればするほど、
鶴瓶の責任を思って、見ていて苦しく切なくなったなあ。
77 :
名無シネマ@上映中:2009/07/29(水) 02:14:12 ID:CYNcziCN
>>76の続き
その上、井川遥との壮絶なやりとりの後の入院で、
だったら最初からそうしなよと思った。
覚悟の上の決断だということはわかるけど、最初から娘と向き合いなよと。
そう思うと、ラストの部分は八千草さんの罪悪感が生み出した
妄想なのかもしれない。
鶴瓶に会いたい、自分を恨んでいるかもしれない、許してもらえないかも
しれないと思った感情が、
鶴瓶の笑顔によって許された、という笑顔だったのかも。
前スレで「安楽死」と書いてしまったけど…
今回の
>>35さんの解釈が素晴らしいと思いました。
78 :
名無シネマ@上映中:2009/07/29(水) 07:45:12 ID:OkV3DiWO
黒澤の「夢」の「水車のある村」じゃないけ
ど、
昔の人にとって死ぬっていうのはそんな
悪いことじゃあなかったんだろうね。
それを若い世代が、ある意味残される側の感情を
優先させて本人も望んでないような措置を押し付ける。
やはりどこか人間の感覚を優先させた落とし所って
ものを見つけなきゃならないと思うよ。
残される側も自分のいわば自己満足じゃあない見取り方を
受け入れる覚悟を持たないと。
井川遥の言葉がやはり要だなと思いましたね。
79 :
名無シネマ@上映中:2009/07/29(水) 10:14:04 ID:OhjMTxGR
人間の嫌な面を描くのが好きな監督さんだね
ミスリードで観客をたぶらかすのも好きだしなー
心臓に毛が生えてる 確信犯にして凶悪犯だわ
こういうタイプの人は今までいなかった
80 :
名無シネマ@上映中:2009/07/29(水) 11:30:59 ID:ZGtSysWE
八千草が純粋ね〜。
俺には八千草は一枚も二枚も上手で、それでもその中に葛藤があった
くらいの感じに見えたけど。
三女と向き合ったら、自分が折れざるを得ないから隠してたわけでしょ?
人生否定することになるからと言ってたよね
あと伊野が最初に触診した時に、病状を隠してくれたから、嘘をお願いしたんだよね
わざとペンライト忘れて夕食時に再訪問して、真の意向を聞きにきたんだから
巻き込んでというより共犯関係だと思うんだが・・・
三女との質疑応答後に、親子関係の子供の心情にも共感してジレンマになって放り出してしまったけれども
82 :
名無シネマ@上映中:2009/07/29(水) 19:22:07 ID:CYNcziCN
>>81 最初の触診は、近所の人がいるところだったし、
ガンの疑いはあるけど、きちんと検査しないとはっきりしないのに、
あそこで協力しなければ検査すらもさせてくれなかったから、
当初は治療するための方便、
はっきりしてからは八千草さん自身の尊厳の尊重。
そのために治療薬も胃潰瘍(+貧血)のものしか処方しなかった。
香川の写真とすり替えたり、やり過ぎてたから、確かに共犯なんだけど、
鶴瓶にメリットがない分、断りきれずに流されたところが
巻き込まれたように感じてました。
医師資格がないことがストーリー上明らかになるまで、
医師だけでなく、弁護士も裁判官も他の多くの職業もだけど、
資格を持って人に接して他人の命を預かることの責任の重さを感じさせられて
いたからこそ、患者ということで自分の主張を飲ませる八千草さんに
自分が日頃感じる傲慢さを見た気がして嫌な気持ちになりました。
でも、皆さんのレスを読んで改めて怖くなった…。
映画板ってすごいね。
現世では叶えられぬ妄想の溜まり場れふからねえ。
84 :
名無シネマ@上映中:2009/07/29(水) 22:20:23 ID:aV6HOYIQ
>>82 別に怖がることはないんだけどね
触診のシーンは細かいんだよね
鳥飼さんは、村人たちが医者の三女の事を話す声のなか、
胃を押されて苦悶の表情を浮かべつつも痛くないといいはる
伊野はお腹を押しながら、その鳥飼の様子を見てて、すぐに訳ありと察して
大竹と相馬からもガードして単なる夏バテで心配ないと切り上げる
鳥飼さんは、触診でわかっているのに嘘をついてくれた伊野を驚いた表情で見つめる
その夜、真意と希望を聞きに来て娘への嘘を引き受けたんだから、やっぱり共犯関係だと思うんだよね
昼間のやり取りと鳥飼家で二人が距離の縮める描写は上手いと思うなあ
鳥飼さんとのことに関しては
そこに、伊野が「偽」医者であることの意味があるんじゃないの
医者の真似事ができる人間と、自分の意思で病気を隠したい人間との
人と人との係わりが生まれる中で秘密を共有したんだと思う
「本当の」医者だったら、してはならないことなわけで…
背中さすりながら、「ごめんな、ごめんな」と謝る伊野が切なかった。
八千草さんかわいかった、身勝手とは感じなかったなぁ。
怒りを覚える人もいるんだね。このスレ覗きに来て新鮮な驚きがありました。
伊野さん、鳥飼さんの家で、煙草はやらんのですよと言ってたけど
白衣捨ててから煙草吸ってたのは…元々は吸う人だったってことかな
館内で笑いが起きたとこ。
CTスキャン
犬の聴診
生き返るじい様
86の書き忘れ
余たんのOKサインでも笑いが起きてたな
瑛太が一生懸命探してたけど
結局ペンライトは、見つからなかったのかな…
前スレ読んでないのでいろいろ重複してると思うスマン
「偽る」という点で伊野と鳥飼さんが同じ立場にあるのは同意
あとは本心を打ち明ける人のいない孤独かなぁ
ところで相馬はペンライトを探してたのではないよ
ちょっと微妙な描写だと思うが、事故を願って伊野を探し回ってたんだろう
ペンライトは冒頭から刑事がずっと持ってるよ
伊野が置いて行ってしまったんだろう
>>88 ペンライト、そうだったっけ
伊野が、なくしてしもたって電話でお父さんに言ってたから
勘違いしたわ〜
田んぼで探す場面では、相馬に「居ないよ!」って声が掛かってたし
伊野が倒れてないか探してたんだね。
エイタって人は、悪役とか、ワルの役はやったことあるんでしょうか?
誰か教えて下さい。
91 :
名無シネマ@上映中:2009/07/30(木) 20:38:38 ID:vE4dLAN8
この映画のスレって二人だけで意見交換してるねwwww
かなりつまらない映画を一生懸命掘り下げて
盛り上げてるね。
>>89 同じく最初はペンライト探してたんだと思ってたわ
>>90 空中庭園で危ない役はやってかな
ドラマだとアンフェアとか
そういえば、瑛太て豊田利晃の作品によく出てるな
今度のにも出るのかな?
豊田監督も芸人を役者として使うね
作風は違うけど、西川監督とちょっと共通点
エイタの出演情報を下さった方、ありがとうございました。
>>95 プッ。芸人が役者として出てる映画なんて腐るほどあるじゃん。
下賤な話だが割に有名な人間を使ってる分の出費ってどれくらいなんだろう。
常識破りといえるほどのロングランを重ねた「ゆれる」の興収をすでにして
上回るペースの観客動員・収益を上げているっていうけど、支出との兼ね合いで
いうとどんなもんなのかな、とついつい。
まあ考えてみれば「蛇イチゴ」から有名芸人使っていたと言えば言えるわけだけどw
上半期のジャニーズ主演映画で何が当たった何が外れた、という話が出ていた時に
「それをいったら65億の『おくりびと』だってモックン主演のジャニ映画と
言えないこともないはずだ」という話になって笑ったのを思い出す。
おっと、いま見たら、好きな批評サイトにこの作品の感想が上がってた。
「(赤貝老人のシーンで)周囲の誰もが、安楽に逝くことを願ってる。出来も
しない心臓マッサージを伊野がしようとするのを、首を振って止める家族」
「ここでもう、伊野のこの地での役割を示してるんだよね。つまりは、彼が
求められているのは病気を治すことではなくて…これから生きていく人たちの
ために、死に行く人へ引導を渡すこと。それは見事にクライマックスへと
つながっていく。くしくも彼がニセ医者だと看破されるクライマックスへと」
「自分が望む死を迎えられるのか。迎えるためには、それを理解してくれる人が
必要であり、それって家族や医者がそうであることが理想だけど、家族や医者は
大抵……正反対を提示するのだ。それは……言いたかないけど、自分自身の見得や
保身や罪悪感のために」
「(伊野は)イイカゲンな立場だからこそ、味方になれる。テキトーなことが
言えるのだ。でもそれが…それこそが、いまわの際の患者たちが望んでいること。
これって、これって、ホントにすんごいテーマの提示だ。」
思わずだらだら引用してしまった。すんません。
赤貝老人は自分が死ぬことを望んでいない気がする、家族は望んでいるけど
1作目の宮迫、2作目のキム兄、3作目の鶴瓶か。
ディアドクターはもっとちょっと宣伝打って
公開時のスクリーン数ももっと増やしたら
さらに興収は上がったと思う
剣岳やおくりびとみたいに観客の年齢層高いから平日でも順調に人が入ったんじゃないかな
テレビマンユニオンだから赤字を絶対に避けるスタンスで冒険はしないんだろうけど
>>99 そうかなあ。ちょっと俺の印象とは違うのだが。
でもちょっと読んでみたい。誰のサイト?
役もそうだったけど、撮影にはいい場所だったね。
山間の小さな村って感じが閉鎖的な部分を示していたと思う。
みんな顔見知りで家族みたいな
>>103 「帳場の山下」でググってみてくれ。
俺は確か「ギャラクシークエスト」とクレヨンしんちゃんを検索してて
ここにたどり着いたと思う。
ギャラクシークエスト、おもろいよなあ。
また良く出来てるんだよってスレ違いだすまぬ。
伊野という人間には、志というものについては一切匂わせず、ただ目の前にあることに対しての対応能力だけで書いていきました。
ところがそういう人物が、相馬啓介のような人の目を通して見ると、志に見えてしまう。
だけど実際は伊野は、根っこのところは空洞みたいな人間だと。
そういうのがやりたかったんです。
buku vol.21 西川監督インタビューより
赤貝老人のシーンは、家族の妙なやる気のなさに
こいつらみんな遺産目当てで死を願ってるのか?と最初は思ってたよw
それはともかく、あのシーンで
嫁だか娘だかわからんが、一人の女性を意味ありげに映してたよね?
あの意味がちょっとよくわからなかったので誰か解説きぼん
本家だろうから介護で大変な思いしてる長男の嫁さん
蛇イチゴでいう大谷直子を見れば言いたいことがわかるよ
7/26までで約2.8億。
そろそろ3億に達したころだろう。
まあ興収的にはひとくぎりということで。
111 :
名無シネマ@上映中:2009/08/01(土) 22:14:21 ID:cYjLKqpE
この映画期待して観にいったけど
全然全く面白くなかった・・・
みなさん どういう所が面白かったのでしょうか・・・
>>110 十分だろうな。妙な大ヒットをしないところが「らしい」ねw。
113 :
名無シネマ@上映中:2009/08/01(土) 22:28:06 ID:5ZRcvxL5
111の中の人、何を期待していたの?
>>111 その意見でいいんじゃない?どんな作品であれ賛否両論あるだろうし
期待していたのは「ゆれる」みたいな緊迫感かな。
今回の演出は自由自在だったからね。自分は、演出家としての進歩と見たけど。
>>112 充分だろうね。
このくらいの公開規模で3億以上は
年間数えるほどしかない。
2008年では
百万円と苦虫女・・・3.0億(41scr.)
リアル鬼ごっこ・・・3.5〜4.0億(48scr.)
アフタースクール・・・5.5億(72scr.)
がある。
興収狙いでないとはいえ
支持されるのはうれしいことだ。
久々に、千円で観てしまって申し訳ないと思ってしまった日本映画だった。
映画に限らず、今は作品を「用途」で選んで「効能」を求める人が多くなってる気がする
泣きたい、感動したい、驚きたい、ハラハラしたい、、、、などなど
その意味ではこういう作品は説明がしにくいよね
僻地医療ものの感動とか、失踪謎解きのサスペンスを期待してた人もいるんだろうが
残念ながらそういう話ではないんです、というほかはない
>>118 俺はね、題名からみて
ニセ医者を一度は皆が否定・拒否するが
やはり最終的には村人皆が戻ってきてくれ、と心がひとつに
なるようなそんな感じの映画かな、と勝手に推測してた。
が、少し違ってた。
そんなステレオタイプの映画ではなかった。
西川がそんな映画を作るわけないわな(笑)。
>>120 まあねw
そしてただでは終わらんのも西川流
テーブルの上のイチゴ
兄が軽く微笑んだ(かに見える)ラスト
そして今回・・・
西川が嫌いな人はこういうのが嫌いなんだろうけどw
ま、3億超えは何よりだ。
変な欲だけは持ってくれるな、とファンのひとりとして願う。
鶴瓶はなぜ八千草に潰瘍の処置しかしなかったのか
八千草は癌だと感づいてたと思うんだよね
どういう対処方法をとればいいか皆目見当がつかなかった?
それとも、癌向きの処方をすると余や瑛太にばれてしまうから?
123 :
名無シネマ@上映中:2009/08/02(日) 11:10:41 ID:sbKHNbCP
抗がん剤?とかって副作用きついんじゃない?
よくわかんないけど
今さら上映が始まったので行ってくる
相馬がスイカ持ってくる直前とか、医学書とかで一生懸命調べてたように見えた。
抗がん剤とか使わずに、なるべく鳥飼さんの苦痛を和らげる方法を
試行錯誤してたんだと思うんだけど。
必死に球を打ち返してる状態
小説のほうは直木賞残念だったけど審査員の浅田次郎氏は大絶賛で
これだけの権威に太鼓判押されたのだからこれからもチャンスあると思う。
自分的には芥川賞じゃないの?という読後感想だが
成功作家は圧倒的に直木賞に多いから直木賞でよし
抗ガン剤は、「街に一人のテロリストが入りこんだので、
街全体をナパームで焼き払いました」という処置だと
よく言われていたね。
あのまま伊野が治療してたらどうなったんだろう
やっぱりどこかで逃げ出さなきゃいけなかったとは思うんだけど
ちょっと想像がつかない
>>126 つーか、直木賞も「売り上げに貢献してくれて御苦労さん」っていう
功労賞だからね。だから基本的にベテラン作家から年功序列みたいに
順繰りに進呈していく。かつて凄い作品を書いたのに貰えなかった人が
受賞するから、その年一番の作品を書いた人は当然もらえない。
で、後年その人にあげなきゃいけないから、その年にもまた「いつか
あげなきゃいけない人」が出来てしまう。
そんなわけで今年の北村薫も6回待たされた。
アカデミー賞も基本的に同じなんだけどね。
批評家じゃなく、業界の身内が上げる賞だから自然とそうなる。
「身内」として「業界」に金銭的に貢献したと認められて初めて
「今までありがとさん。とりあえずこの作品を口実にして今までの
功績をたたえます」って表彰してくれるっていう。
ただでさえじっくり作品の構想を練る人のようだから、
なまじ直木賞を受賞したせいで小説の注文が増えてしまっても
映画ファンとしては困るしな
>>130 それは大変困る!
若手では一番期待しとるんだわしゃあ。
132 :
名無シネマ@上映中:2009/08/03(月) 00:49:41 ID:OE/tvC9H
糞つまんなかった・・・
1年に1本くらい撮ってほしいよね。
134 :
名無シネマ@上映中:2009/08/03(月) 02:26:11 ID:0pHZa2xu
八千草が井川に「・・・でもあなたがそんなに言うなら検査受けようかしら」のシーンと、
鶴瓶と瑛太のスイカのシーンの2箇所は、凄まじい演出だったな。
あまりの迫力にスクリーンに釘付けだった。
凄い監督だ。
二回目観てきました
やはりお母さん世代多い。
最後のシーンで笑いが起こったけどなぜ?ってかんじだった。
みんな色んな見方があって面白い。
あと、結局一番嘘がうまいのは八千草ですね。二回目の感想
この映画、モントリオール世界映画祭に出品するみたいだけど、
字幕だとやっぱり八千草さんが診療所に検査を受けに来た時の
白々しい演技のニュアンスとかは伝わらないんだろうなぁ。
逆に考えると、よく外人さんが変なタイミングで笑ってるって
報告があるけど、字幕では伝わらない細かいニュアンスを
拾ってるからなんだろうね。
鶴瓶が大葉を切ることはなにか意味あんのかな?
医者さんなのに、大葉の切り方が雑すぎるとか?
あの切り方はメスの入れ方だから?
139 :
名無シネマ@上映中:2009/08/04(火) 12:34:05 ID:NUWAb+Oo
>>136 たしかに
あと、病院で刑事さんに「鶴瓶があなたに何をしてくれましたか?」
って聞かれて「何にも」って答えたのも
全く伝わらなさそうだな・・
もう一回くらい観たいけど近くでやってないんだよな
『日経エンタテインメント!』9月号より
笑福亭鶴瓶の初主演映画『ディア・ドクター』が平日も高稼働を見せている。
6月27日より全国49館で公開され、公開18日目で興収2億円を突破した。
(中略)
スタート時は主要都市の上映館で満席が相次ぎ、特に鶴瓶の地元関西では
立ち見の出る驚異的な高稼働を見せた。若い女性に人気の瑛太が共演、
西川監督の深い心理描写と強烈な物語の力で、20〜30代のカップルから
シニアまで、幅広い客層を動員している。特に水曜レディースデイが好調だ。
鑑賞後の満足度も高く、夏休み以降77館まで拡大。
ロングラン上映で最終興収4億円を見込む。
『きのうの神さま』を読んだ。
収録されているのは5篇。
「1983年のほたる」
鳥飼りつ子が村で暮らしていた子供時代の話。
映画にも出ていた僻みっぽいお姉ちゃんも登場する。
「ありの行列」
とある島に3日間だけの代理医師としてやってきた男の話。
「ノミの愛情」
大竹朱美が小児心臓外科医の夫と暮らしていた頃の話。
「ディア・ドクター」
伊野治の弟の視点から見た、兄と父との関係。
「満月の代弁者」
相馬啓介の十数年後の話。
大竹朱美とその息子もちょっとだけ登場する。
どの話もそれなりに面白かったけど、映画の登場人物とは
いまいちリンクしなかったかな。
銀英伝の外伝みたいな感じで、「ふーん、そうなんだ」
としか思わなかった。
どの話も短いんで立ち読みで済ませられるから、とりあえず
「満月の代弁者」と「ディア・ドクター」を読んで、
気に入ったら買えばいいと思う。
よく考えたらこの本って映画のプロローグとエピローグのみで、
肝心の本編である「きのうの神さま」(映画)は入ってないんだよね。
そう考えると結構ひどい本だなw
そのまま本編をノベライズしても面白くないよ
脚本に全精力を注ぎ込んでるから、いまさら改めて同じものは書けないんだろう
ゆれるのノベライズも趣向を変えてたしね
というか、シナリオを一部ではなく全編発表してほしい
蛇イチゴの時は月刊シナリオに掲載されたのにな
経済誌だが、ちょっと面白いレビューを見つけた
http://facta.co.jp/blog/archives/20090803000885.html 他人事ではなかった。私の知り合いにも新潟の山奥の出の医師がいて、
「親戚が町長の時に町の病院で雇った医者が他人のなりすましで、
慶応大学卒業の免状はコピーでした。発覚して病院は診療所に格下げ。
親戚も責任をとって町長を辞めました」
よほど悔しかったのか、その親戚が出した奨学金で、
若かった彼は医学を学びに上京したという。
それでも、彼はいま東京で開業していて、故郷に帰る気はまだない。
145 :
名無シネマ@上映中:2009/08/05(水) 08:58:27 ID:gpzgFAKe
モントリオールで賞とれるといいな
余さんが、子供の喘息の発作の時に優しく声を掛けながら背中を擦ってたのが印象的だったな
うちの母ちゃんも、僕が喘息の時にずっと背中を擦ってくれてたのを思い出した
救急の場にもいたらしい余さんと子供を通じて、薬漬け医療にもアンチテーゼがあったんだと思う
手を当てる「手当て」、そして無償の愛は治療の原点かなと
そういや、エイタさん、絵本読んで子供を寝かしつけてなかったか。
148 :
名無シネマ@上映中:2009/08/05(水) 20:52:33 ID:OuWSM9GS
鶴べえはどうやって医者になったの?
医療メーカーの営業やってて偽医者のなった経緯は?
>>141 立ち読みで済ませられるか?
味わいのある文章と奥深い人間描写だよ。
「満月の代弁者」なんか胸が熱くなったよ。
相馬、やっぱりもうちょっといたかったんだなって。
この映画、最初の特報ではシネカノンが配給だったけど
なんで途中からアスミックエースに代わったの?
>>143 本編のノベライズが面白いかどうかは別として、小説単体としては不完全だなと思う。
>>149 個人的には「満月の代弁者」だけかな、グッと来たのは。
それ以外は左程って感じだった。
>相馬、やっぱりもうちょっといたかったんだなって。
そう思うのは映画を観てる前提があるわけであって、何も知らない人が小説だけを
読んでそこまで感じるのは絶対無理。
「満月の代弁者」終盤の電話の主が「ノミの愛情」の主人公なんて普通は思い至らない。
>>151 最初から映画のサイドストーリーだとして宣伝してなかったっけ?
小説に何を求めるかだろうね
自分にとって小説ってのはひたすら文章を愛でて楽しむものだから、
映画との関わり方なんて気にもならない。
154 :
名無シネマ@上映中:2009/08/07(金) 10:12:20 ID:O+WRKIig
もう一回観たいな
155 :
名無シネマ@上映中:2009/08/07(金) 13:03:48 ID:/310ge8U
>>146 違うだろ。無免許医だが、いなくなってぽっかり空いた穴は大きい、ってことでしょう。
だから背中をさすってる余の表情がけわしい
癌患者の家で晩ご飯までちゃっかりご馳走になる鶴べえはどうかと思う。
高齢で体もしんどいのに2人分作らせるなよ。
157 :
名無シネマ@上映中:2009/08/08(土) 10:08:13 ID:DDtRDCdn
そうゆうことじゃないと思う
本気で言ってたらそうとうアホ
家事労働を非常にストレスに感じてる人なら、
そういう感想を抱くことはあり得るかもしれない。
そういう人は農作業はやらないでしょ
>>158 もしくは、他人との関わりを面倒と思うタイプだな
なんだ?この流れ?
ここで
一人分も二人分も手間はそんなに変わんないよ
って話広げたらみんな怒る?
結論。156はニート。
自分が病気の時に、休養も許されず、家族の食事を作らされたイヤな思い出があるのかも?
糞レスにレス返すなんてみんな真面目だなあ
イワシが美味そうだった。
この映画は、
・恋愛映画である。←夫の思い出である落語のカセットをOFFにしてまでも、バイク音の主を追いかける乙女。
・「愛玩動物=治療」である事を唱える映画である。←技術、学術的に説明する事が出来ない治療も存在する。
・簡単なことで救急車を呼ぶんじゃないよ的な映画である。←医師不足、過剰勤務の原因の一つに「病院医療至上主義」があるはずだ。
・治療を受けない権利をさぐる映画である。
と思ってみる。
なんでモントリオール映画祭なんだろうな、どうせならトロントへ
出せば良いのに。
帰れトロントへ
171 :
名無シネマ@上映中:2009/08/10(月) 20:37:47 ID:EpAJk/75
まあ、ぶっちゃけモントリオールってトロント映画祭の裏扱いだからな
ニセモノには相応しいかも。
173 :
名無シネマ@上映中:2009/08/10(月) 21:25:38 ID:cNBRsoP8
おい笑
去年日本映画がグランプリとったからじゃん?
174 :
名無シネマ@上映中:2009/08/10(月) 22:33:57 ID:gm3IHVJV
鶴べえはどうやって医者になったの?
医療メーカーの営業やってて偽医者のなった経緯は?
多分、(香川)が先生になる。当然(余)が看護婦。
後は、創造しろ。
176 :
名無シネマ@上映中:2009/08/12(水) 00:00:05 ID:fMSUHHLZ
「おくりびと」で好演した余と笹野、「トウキョウソナタ」で好演した香川
と井川。キャスティングの勝利ですな。なかでも香川はさすが。鶴瓶の弱み
につけこんで薬の拡販を迫る場面と、刑事の前で急に倒れて「これは愛です
か」と問う場面がよかった。
177 :
名無シネマ@上映中:2009/08/12(水) 08:51:51 ID:/+olnG3G
トロントなんかコンペがない。
モントリオールはコンペがある。
178 :
名無シネマ@上映中:2009/08/12(水) 14:35:14 ID:ktdn+i33
>>176 香川が椅子ごと倒れこむシーンは良かったよね・・
でも自分が刑事だったら唖然として動けなかっただろうな
>>177 トロント映画祭の観客賞>>>モントリオールグランプリじゃないか?
でも、海外の人にこの映画の細かいニュアンス伝わるのかね。
「海外の人」にもいろいろいるから。
奥田瑛二がモントリオールの審査員になったのか。。
選ばれてもうれしくなかったりしてw
182 :
名無シネマ@上映中:2009/08/13(木) 01:49:28 ID:qaMCaFCQ
ディア・ハンターつながりで、鹿のお医者さんかと思った。
183 :
名無シネマ@上映中:2009/08/13(木) 01:58:25 ID:r6lg6X43
>>179 観客賞は観客が選んだ賞。あんまり価値ないよ。
非コンペ映画祭とコンペ映画祭を比べるほうが間違ってる。
モントリオール、トロントと同じ時期なら、ベネツイアがある。
世間一般的には
ベネツイア>>>>>>>>>モントリオール
なのは間違いない。
ただ、日本ではおくりびとのおかげでモントリオールの価値が高まったと思う。
でも最近のアカデミー賞的にはモントリオール>>>ベネツイアじゃなかろうか
185 :
名無シネマ@上映中:2009/08/13(木) 15:12:54 ID:T3cKlK2F
こんなに海外の賞ばっかり気にするのって日本人ぐらいだろうね
だって国内の賞は「日本アカデミー賞」なんだもん
仕方ないじゃん
たまたまその話題が続いただけで「ばっかり」てのも何だかなぁ
まあ日アカの話題になったらなったで「あんな賞の話かよ」とか
国内の地方の映画賞の話題が出たら「そんな誰も知らない賞の話されても」とか
賞絡みの話題は荒らされやすい傾向があるのは確かだ
見てきたよ。
平日の昼間でしかも映画デーの翌日なのにそれなりに人が入ってた。
映画の中身は「ゆれる」と同じようなサスペンスタッチ。
超面白いってわけではないけど、終始退屈させず時間を感じさせない作りでGOOD
自分が観た回はシニアが多かった
だからか村老人が腰が・・血圧が・・・って度にクスクス笑いが起きてた
何気ない会話や、ふとした合間の表情に真実が隠れている事が多いから
この監督さんの作品は一秒たりとも見逃さないようにと息詰めてて緊張するね
ところで、ひたすら独り言いう婆さんと、天井を箒でつつきまくってたシーンは
何を表してたんだろう?なんか意味不明でした
190 :
名無シネマ@上映中:2009/08/14(金) 02:20:55 ID:lsg2CUGr
御年78歳(!)の八千草薫が妙にエロかったと感じたのはおれだけか? 最後の
清純派女優だよな。のりピーだって、50年後にはこの域に達していただろうに
残念だ。
八千草さんが口紅付けるシーンがちょっと意味深
上品で可愛らしい
背中もすごい語ってるよね
>>188 最近になって、映画と全然関係ない雑誌の編集後記などで
「ディア・ドクターを観た」という記述をやたらと目にするんだよね
口コミもあるんだろうけど、そのあたりにも一因ある気がする
193 :
名無シネマ@上映中:2009/08/15(土) 15:42:26 ID:GQKlTjKI
>>190 八千草薫、エロかったよ。素晴らしくセクシー。
料理作っているところなんか、後ろから首筋をなめ回したいくらいだった。
さすが岸辺のアルバム女優。
194 :
名無シネマ@上映中:2009/08/15(土) 23:05:17 ID:AHaGr0Sx
>>174 そんなもん、もう一回観てから脳内妄想で補完しろ。
嵐のコピペなのでレスしないように願います(前スレ参照)
瑛太が田んぼで探してたのは井野本人ってのが上で出てたけど、
ペンライトでも解釈は成り立つんじゃないかなぁと思うんだ。
「いないよ!」って声をかけられてはいるけど、まさか皆は瑛太がペンライト探してるとは思わないし。
刑事にペンライト向けられた時の愕然とした表情は、
万が一見つかったら偽医者ってバレる糸口になるペンライトを、
刑事が持ってた事に対する絶望感だったんじゃないだろうか。
つまり鶴瓶がいなくなる前から、偽医者だって事に瑛太は気付いてた。それの遠回しな演出。
どうかなこの解釈?
>>197 却下
松重が瑛太をペンライトで照らし出した後もまだ探し続けてるよ
もういないよ、若先生〜と村民に言われてる
でも、瑛太が電話で話しながら伊野を呼びに来て家中探しても不在で
結局自分が急患の子どものところに行くシーン
あそこのシーンで、瑛太は伊野のデスクに山積みされてる胃がん関係の書籍に気付いたと思うんだよね
そういう演出なんだけど、だとすると以降の瑛太をどう解釈するか
八千草のことだとピンと来るハズだよなあ
探すのに必死で一瞬ペンライトで照らされたのに気付かなかった……とか。
最後に香川から井野から託された本当の胃の写真を渡されて、それを見た時の瑛太の様子は、
その時に胃ガンだった事に気付いたって感じだったよね?
疑いはあった、だけど確証は無かったって感じだろうか。
相馬と刑事のやりとりのシーン、台詞を一部当日に変更してるみたいだね。(公式本より)
撮影していくなかで、最初の台本と微妙に変わってきた可能性もある。
観客に迷わせるあたりが演出のうまさ
201 :
名無シネマ@上映中:2009/08/17(月) 01:36:31 ID:H/1I8ZTO
>>122 死に逝く人の介護ち悲惨なんで。
延命ものぞまず、娘も煩わしたくなかったじゃない、別にって発言があるからあやふやだけどさあ。
そーいった各々の手前勝手も描きたかったんじゃない。
っていろいろ考えたが俺は悪くはないけど期待ほどおもろくなかったが。
202 :
名無シネマ@上映中:2009/08/17(月) 01:50:00 ID:wnhPbIB5
鶴瓶のキーワードに生首って出てくるけど
これって昔、必殺シリーズに出た時の
鶴瓶の生首のワンカットが変な具合にひとりあるきしたものだと思う
>>190 この映画、実はアイドル(八千草薫)映画だよな
あれだけの美しさを保っており
なおかつあれだけの演技をした八千草さんはスゴい
またそれを生かし、あの色気を引き出した監督も見事
205 :
名無シネマ@上映中:2009/08/17(月) 20:19:36 ID:Hcup14V4
凛とした、という表現があれほど似合う女優も少ないわな。
井川もタレント色を払拭してあの境地に行ってくれればなと願う。
八千草薫だけ最初からあてがきだからね
207 :
名無シネマ@上映中:2009/08/18(火) 08:03:49 ID:Ahqhilqs
八千草薫を抱きしめた鶴瓶が、マジで羨ましかった。
よく起用したよなあ。
井川遥の実年齢33に対し、八千草薫78。
ちょっと年を取りすぎなんだけどね。
吉永小百合62歳にに志田未来14歳よりは自然だった
逆に俳優の実年齢が7才しか違わないのに親子役っていう映画を観たことある
鳥飼さんの年齢設定ってたぶん60歳代でしょ
八千草は見た目が若いから十分いける
逆に伊野は52歳くらいの設定だけど、鶴瓶だと60過ぎに見える
212 :
名無シネマ@上映中:2009/08/19(水) 20:37:54 ID:2OvzuOmZ
公式本によると八千草が75、井川が35の設定だとな・・・
余談だが公式本この値段ならもう少し中身欲しかったなあ
監督のラスト解釈読めたので俺的には一応満足なんだけど
>>211 望み通り、何もせずにいてくれた、と言う意味だよ。
214 :
名無シネマ@上映中:2009/08/20(木) 08:35:25 ID:2DIdqx7h
香川照之が鶴瓶の元の職場の人に「あなたの話をしそうになりましたよ」っていうシーンの
意味がわからん。
>>214 薬一杯仕入れて欲しいから軽く脅してたわけよ
つるべの元同僚にあいつは今偽医者やってますよとな。
っていうか寝てた?w
216 :
名無シネマ@上映中:2009/08/20(木) 09:27:53 ID:MakmVQOO
>>214 絶対寝てただろ
なんでわかんないんだろ・・
217 :
名無シネマ@上映中:2009/08/20(木) 09:32:06 ID:2DIdqx7h
あれ?
香川は偽医者であることを知ってて納入してた(共犯の)設定なの?
事情聴取されて「偽医者をやる心理はわからなくもない」とかのんびりしすぎだろ。
寝てたの確定w
俺もそれが分からなかった。
余は途中から感づいていたのか、初めから分かっていたのか。
余は気胸の処置の時に確信し、鶴瓶自身もばれたとわかった
けれど、余はそのまま医者として接し、鶴瓶も偽医者役の続行を引き受けた、暗黙のうちの共犯関係
香川は鶴瓶が昔営業マンだったころからの顔見知り
偽医者とばらさないで協力する代わりに納入で便宜計らせる、明確な共犯関係
忘れたんだけど、つるべが以前医療機器メーカーに勤めてたと言ったのは刑事の方だったっけ?
香川が知ってるとは知らなかった。もう一回見たくなってきた。
>香川は鶴瓶が昔営業マンだったころからの顔見知り
これはどうだか不明だと思う
だた共通の「営業マンの知人」がいるのは確実
223 :
名無シネマ@上映中:2009/08/20(木) 18:12:58 ID:MakmVQOO
>>217 のんびりってゆうか刑事に話しても理解してもらえないと思ったんじゃないの?
224 :
名無シネマ@上映中:2009/08/20(木) 18:16:20 ID:bt6m7gyT
>>220 余は当初から知ってたと思うけどな
あのシーン、その時気付いたような会話には聞こえなかった
余親子描写も仕方なく共犯せざるを得ない状況を見せてたのかと
香川については少なくとも面識はあり、主導権香川の共犯ってとこかな
香川が偶然あの田舎に来て一方的に脅し始めるってのも考えにくいし
面識なくて共通の知人がいる程度ではそもそも釣瓶に気付かんよな
今日見てきた。良い映画だった。
ところで私もよく分からなかったので、とりあえず先に確かめたい。
>>220 >余は気胸の処置の時に確信し、
一応気胸の応急手当て終わった後に、余が足元の開き戸みたいなのを開けて
青いケースかバインダーみたいなのを手にして、しゃがんだまま物思いに沈む顔をするシーンあったが
あの青いケースかバインダーかは、物(ブツ)として何か偽医者の証拠などと絡んでるの?
>偽医者とばらさないで協力する代わりに納入で便宜計らせる、明確な共犯関係
偽の胃カメラ画像が欲しくて営業マンに協力させてるシーンで
1400と言われて、その後700で手を打とうなどと釣瓶が言ってたが
あれは薬の納入量か何か?
冒頭に固定で給与年額2千万円などといった生臭い話題も出てたので
モロに1400万円寄越せといった口止め料要求に、700万円で応じたのかななどと思ってしまって。
>>217 あれは食えない営業マンといった面を示すためにあのようなセリフになっているのでは?
偽医者だなんてビックリみたいなフリしてるのも、なかなか堂に入ってたみたいだったし。
それから以上とは別にもうひとつ聞き取れなかったシーンについて質問。
八千草の娘の女医が、面談の最後の方で釣瓶に向かって
「先生(釣瓶)のご両親は?」と問い掛けての釣瓶の答えのセリフ。
「不孝(親不孝)してます」だった?よく聞き取れなかったもlので。誰か教えてください。
余の演技は読めない部分も含めてかなり良かったと思った。
「おくりびと」で評価されてるのは全然分からなかったけど。
余さんはいま最強の女優じゃないかw。
あの人が出てくると映画でもドラマでも締まる。
>>224 だから『確信』という言葉を使ったんだわ
余は何か違和感というかちょっとおかしいかなとは感じてたかもしれないが
こんな僻地の村に流れてくるような医者だから変わってるんだろうというのと
せっかく無医村から脱したのにやぶへびになるから
あえてあれこれ考えなかったんじゃないかね
でも、気胸の時に否応なくわかっちゃったと
香川と鶴瓶の関係は単に共通の知人がいただけじゃないよね
親しくはなくても多少なりとも面識がないと無理がある
>>228 >香川と鶴瓶の関係は単に共通の知人がいただけじゃないよね
>親しくはなくても多少なりとも面識がないと無理がある
そのようにも思うのだが、事前に目配せするとか不審に思ってそうな表情するなりの
伏線となりそうなシーンってあったっけ?
胃カメラのシーンで急に何やらきな臭いやり取りが始まったように見えたもので。
何か悟って企んでそうな無言の表情アップなどを、最初の登場シーンの直後くらいに
事前に入れてくれてれば分かりやすかったのにと思うのだが。
>>225 流し場のシーンは証拠とかではない
単にとりあえず処置が上手くいってホッとしたのと
ニセ者であることと知ってしまったことで嗚咽
胃カメラのシーンのやりとりは
現金ではなく、納品する薬の数でしょ
偽医者であることを知らない振りする代わりに
診療所の医者として薬を買ってくれということ
営業マンとしての自分のノルマ達成に利用してた
>>229 だって映画の中では、はじめから香川と鶴瓶の共犯関係は出来上がってたんだもん
ま、せん妄のお婆ちゃんとの診察時の香川とのやりとりで伏線はあるよね
余との関係は、気胸の処置から帰ってきた鶴瓶に
(ニセモノとわかってるのに)次の患者が高熱出してると余が告げて
(ばれてるとわかってて)鶴瓶が引き受けたことで完成するけどさ
232 :
名無シネマ@上映中:2009/08/20(木) 23:07:38 ID:p4DaS3kG
伊野はどうやって偽医者になったんだ?
>>230 なるほど。どうもどうも。
血圧降下薬の納入量だったのかな。
>>231 >せん妄のお婆ちゃんとの診察時の香川とのやりとりで伏線はあるよね
普通に名刺渡す行為などがされてたので、余り伏線的ではないかななどと思ってしまって。
事実とは別に事情が分かった上で世間知的に分かった上での対応をする人だというような
描写は、確かにほうきで天井を突いて回るシーンで成されてたようには思えたけれど。
>>233 瑛太に名刺渡す前、香川と鶴瓶が庭先でこそこそやっててでしょ
さっきのはどういうつもりや?
あれは孤独ですよ、相手になってあげればいいんですよ
あんなことしたらもっと悪くなるやないかい!
(鼻で笑いながら)それは『医学的見地』からですかw
お前なぁ、一度言おうと思ってたんだけど・・・瑛太と余が来る
>>234 なるほど。
>お前なぁ、一度言おうと思ってたんだけど・
特にここのところなども強気で対応してるようで、動揺してるようにも思えなかったので
そこは関係ないのかと見過ごしていた。
それ以前に、薬屋が直接薬を配ってる事について医師側が
ちょっと咎めだてしてるようにすら見えたので、シッポは掴まれてなく強気なんだろうなと
つい思ってしまってた。
おっと、礼を忘れてた。
色々教えてくれて皆さんどうもありがとう。
>>235 薬の宅配をやらせてたのは鶴瓶だよ
香川のノルマ達成に協力する代わりに、診療所に来られない患者には配れということでしょ
あと、セリフはちょっと違ったかな
あんなもん、拍車かかるやないかい!
ほー、そういうものですかぁ、医学的な見解って言うのはw
おまえそれ、前から言おう思っとったけどな・・・
238 :
224:2009/08/20(木) 23:58:38 ID:bt6m7gyT
>>228 うーん、自分は既に確信まであったという意味で書いたんだけどね
勘三郎が医者の中でもあんな処置が出来るのは稀だとか言ってたよね?
だからあそこで気付いたってのもちょっと?な気がする
やっぱり余は全部分かった上で釣瓶を助けてきたんじゃないのかな
そりゃ口には出さんかもだが香川とは違う形で嘘を支え合っていた
(香川、余ともに家族描写を出したのも共犯に至る理由を示したんだと思う)
素人同然でスタートした人と数年一緒にいりゃボロも出まくるだろうし
毎回運良く切り抜けながらも釣瓶の蓄積していく苦しみはよく分かってる
だが余も「共犯者」なだけに黙ってこの状態を保つしかない辛さ
車から賞賛される釣瓶を見つめるシーン含めそう感じた
身も蓋もないこというと脚本も書いた西川美和監督が緊急手術の時に気づいたのですと断言しちゃってるから
監督や脚本家がなんと言おうと映画から推測できることが全て。
単なる妄想と演出意図からの推測は違うけどね
>>238 勘三郎は処置自体が出来たことを称賛したのではなく
緊張性気胸と判定できたことを褒めたんだよね
知識としては知ってるけど、いざという場面では気づかないもんだと言ってる
鶴瓶は処置の仕方自体を知らなかった
余は香川を車に向かわせて二人っきりになってから症状を説明してる
それでも固まってる鶴瓶にさらに言い聞かせるように
処置の仕方もアドバイスできると説き伏せてる
看護士は伊野が偽医者だと知っていたはず。
それでも自分が助ければボロを出さずにやって行けると自分に信じ込ませていた。
だから伊野の反応に期待を裏切られて、
この次は嘘をつき通せないかも知れないという現実を付き付けられた。
その失望や悔しさから、あの嗚咽になったように思う。
243 :
名無シネマ@上映中:2009/08/21(金) 09:33:28 ID:cTVQEkhG
>>242 違うだろ。
医師免許のコピーを見て、本人の筆跡で書かれていたことに気づいて衝撃を受けていた。
うすうす気づいていた可能性はあるが。
>>238 >車から賞賛される
だん吉出てたっけ?村人役か何かで?
と疑問に思い、必死で出演者思い出そうとして5分くらい頑張った後
ハッと文章の意味に気付いたよ。
245 :
名無シネマ@上映中:2009/08/21(金) 23:28:50 ID:lJvCsz3x
昔、小泉内閣の再現ドラマで鶴瓶が飯島秘書官をやった時には、棒読みのセリフに
がっかりしたもんだが。マジで見直した。
246 :
名無シネマ@上映中:2009/08/21(金) 23:48:52 ID:Z18bhMdM
伊野はどうやって偽医者になったんだ?
247 :
名無シネマ@上映中:2009/08/21(金) 23:54:00 ID:edKfvBrc
>>245 やっぱ才能ある監督だと違うのかな?
監督と脚本家をしっかり育てられれば日本映画も面白くなるかなあ
ハリウッドの真似は別にしなくていいと思う
でも鶴瓶は棒演技だよね
今回のディアドクターは標準語のセリフを
鶴瓶の言いやすいように大阪弁に変えて良いですよ
お任せしますというスタンスだったから目立たなかったのかな
1/3くらいアドリブになったそうだ
演技というより雰囲気が嵌まってるからまあ許せる
ただ、カットになった西川監督の脚本(セリフ)も読みたかった・・・
殆ど知られてないが基礎はしっかりしてる俳優などに
今回の偽医者役やらせたら、どんな感じになってただろう?
釣瓶の場合は、「何だよ。演技色々言う前に、そもそも釣瓶じゃん」という
底にある違和感といったものが、実は偽医者というニセモノ感を既に醸し出してしまっており
それが上手く作用したといった面もあったように思う。
殆ど知られてないがしっかり技術のある役者でやった場合は
もっとニセモノに関しての前フリの作り込みや演出の積み重ねが必要であったのではなかろうか。
今回の釣瓶起用は適切であったと思う。
でも下手ではない無名の俳優でやってどうなるかは、ちょっと見てみたかった。
ソンガンホが西川美和のシナリオ執筆中のイメージ
252 :
名無シネマ@上映中:2009/08/22(土) 09:50:12 ID:iZUTkEpO
笑福亭鶴瓶 → 役所広司
余貴美子 → 室井滋
八千草薫 → 吉永小百合
井川遥 → 小西真奈美
香川照之 → ユースケサンタマリア
という路線も一応考えてみたが、画面に漂う「オッサン臭さ」が絶妙に失われるな。
鶴瓶の元弟分、6月に覚せい剤で逮捕されていた
良い映画だとは思うけど、観ていて辛くなってくる。二度みたいとは思わない。
「おくりびと」のようなうすら甘いベタベタお涙頂戴映画よりは遙かに素晴らしかったけど、
リピートでみるならおくりびとだろうな。
こっちは観るたびに切なく、辛くなるよ
失踪寸前の鶴瓶のテンパリっぷりが観る側に伝わってきて痛い。本当に痛い。
255 :
名無シネマ@上映中:2009/08/22(土) 23:21:56 ID:qSntkno1
伊野はどうやって偽医者になったんだ?
>>252 見終わった後、つるべえ→タモリ が面白いかも、
と思ったな俺。「インチキかつ誠実」な感じは上手く出せそうだな、と。
監督に「太り気味」とかのイメージがあったそうだから
まああり得ない話なんだけどね。
タモリの存在感って何だか好きなんだよ。
イッセー尾形はどうだろう?
インチキかつ誠実
>>254 良い映画だとは思ったけど、
少し薄くて軽いというのが大半の意見なのかと思ってた。
例えば
>失踪寸前の鶴瓶のテンパリっぷりが観る側に伝わってきて
というシーンにしても、あそこでそのままやり取りを終わらせて
これからもずっと居座る事もできた訳で。
それをやってしまうと、ドラマにならないのであの展開で良かったのだろうけど。
演出上表面に現れてる部分では
娘の医師が来年しか帰ってこない(つまりもう母親は死んでいるだろう)という事と
偽医者釣瓶にその女医が「先生のご両親は・・・」と問いかけたところくらいかな。
今までの数多くの展開とその場の緊迫したやり取りからして、納得できるシーンではあったのだが、
そのままスルーする事も可能だったはず。まあスルーさせてしまっては映画にならない訳だけどね。
良い映画だと思ったのは、地味で暗いと捉えられがちな過疎地医療や高齢者医療について
全体として軽みの中で描いてるというところも含んでいるので、そこらについて厳しく批判すると
映画の良さも失われるため、全体の均衡を考えずに厳しく追及すべきではないとは思うのだけれど。
民主党所属の都議会議員が同党の衆院選マニフェスト(政権公約)を
「(耐震)偽装マンションのパンフレット」と 批判する論文を発表することが
24日、分かった。都議会民主党の土屋敬之副団長が
26日発売の月刊誌「WiLL」10月号に寄稿したもので、衆院選投開票を
目前に身内の反乱が起きた格好だ。
民主党は7月に発表した政策集に、永住外国人への地方参政権付与の方針の維持、
選択的夫婦別姓の導入、慰安婦問題への取り組み−などを盛り込んだ。
だが、その後に発表したマニフェストにはこれらの政策を盛り込まなかった。
土屋氏は「国民の目を欺こうとしている。国論を二分する政策を載せれば、
有権者の支持が得られないと考えたからだ」とし、マニフェストを
耐震偽装マンションのパンフレットになぞらえた。
その上で「マニフェストを読んで民主党に投票しても、
思いもよらなかったような政策が実行される」と指摘している。
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090824/elc0908241925004-n1.htm
今月のオール読物で直木賞の選考講評が出てる。
西川女史の「きのうの神様」には才気、才能、衝撃などの言葉が連なり概ね絶賛
二人受賞どころか評価の分かれる北村氏に代わり一人受賞の可能性もあったらしい
個々の評価は高いが、総意としてはもしフロックだったらと最後の最後に腰がひけた模様。
今回の映画のヒットがわりと地味であったこと、
直木賞の選にもれたこと、
長い目でみればよかった気がする。
渡辺淳一がホントに老害であることがよくわかる
特に「1983年のほたる」が絶賛されてるねぇ
りっちゃんに思春期特有の毒と嫌悪感が満載でしたw
ゆれるや蛇イチゴのシナリオも小説っぽいし、西川美和はもともとの資質は物書きの人だな
いずれ物書きにシフトするんだろうけど、出来る限り多く映画をやってほしい
日常を描くのが上手いね。
もっと重厚な映像も作れるのかもしれないけど、この作品には必要ない。
大水での土砂崩れの場面などは描写が少し弱いようにも思うが
災害描写が主とされてる訳ではないので、あれで丁度良いのかも。
ラストについてはあれで何か救われるとか解決するとかいったものでもないと思うが
その直前の駅ホームでの処理などを考えると、ちょっとファンタジーの域に入った
軽快な落ちとして有効なのではないかと思える。
余りに重厚で濃密な映像空間を作られると、想像力が踏みつけられてしまうような思いが
最近してしまう事も多く、この映画の存在感は種々の思いを抱くのに実は丁度良かったりもした。
つるハゲでは既成の個性が強すぎて、落ち着きとか映画の格とかを落としているな。
阿部サダヲなんかもよかったかもね、若手にしては奇特な志のある医者という。
特に認定資格が制度化されている職種(ユウキャンにある講座等)に就く者たち
つまり、「資格を持った者」と、「資格を持たぬ者」が仕事を遂行する上で、
それぞれの関わり方、考え方、悩み、優劣感なんかを上手く立場を変えて表現されていると思う。
266 :
名無シネマ@上映中:2009/08/31(月) 00:17:56 ID:KXHKLhGm
これは素晴らしい映画でした。
洋画邦画含め
いまのところの09年度ベストワンです。
痛い映画。
面白くて笑える映画なんだけど、同時に痛みが走る。
黒は本当に黒か?黒は同時に白じゃないのか?
と大人チックな問いを投げかけ観客を挑発する。西川監督、凄いじゃんw
「悪いものは悪いんだ」と単純な世界観ですべてを括った
黒澤明の「野良犬」から60年。
日本映画に大人な作品が増えるのは良いことだと思います。
役者陣、素晴らしい。
誰もかれもハマってる。特に余さんの演技に感動する。
演技というか、佇まいに説得力があるんですよね。
267 :
名無シネマ@上映中:2009/08/31(月) 01:01:48 ID:nj8sJ1Jh
監督がいいとやっぱ役者も演技うまくなるのかな?
もっと才能ある日本人の映画監督、脚本家がでてくるといいよね
テレビ屋はかかわってほしくないな
268 :
名無シネマ@上映中:2009/08/31(月) 14:54:44 ID:QdULNs5J
西川美和は好きだけど過大評価され過ぎている気がする
少なくとも現時点でゆれるもディアドクターも大した映画ではなかったし文学的思考能力をもった映画監督として手放しに絶賛されている感はある
>>268 グラントリノ見ても同じこと言いそう。
ルーキーズでも見てろよ。
>>268は「大した映画ではなかった」の部分を除けば、なかなか興味深い意見だと思う。
どういう観点で「大した映画ではなかった」か?
ではどういう映画なら評価できるのか?
このあたりを具体的に書いてくれれば、面白い議論になるかもしれない。
いや、年度別の評価で言えばゆれるもディアドクターも称賛に値する作品ですよ
特にゆれるが2006年の映画賞を軒並み獲得したのは至極だと思う
自分自身はどちらの映画も大変良い作品だと思っているし、西川監督への高い評価も妥当だと思っている。
その事と、そうでない意見に興味を持つ事とは、両立しないワケではない。
この映画は灯りの使い方が非常に特徴的だね。田舎道を走る自転車の灯り、
原付バイクのライト、ペンライト、デスクライト、玄関先の灯り。
都会の、全てを照らし出す平面的な灯りに比べ、田舎の橙色の灯りは
闇の中にぽっかりと浮かぶ小島のように見える。
夜の場面を多用する事で映画全体がより暖かみのある仕上がりになっていた。
「ゆれる」の2006年は、同じ会社(シネカノン)の「フラガール」が賞をとりまくってかわいそうだったね。
「ゆれるスレ」にわざわざこの映画の感想を書いてる人もいるし、何だかなぁw
西川監督、鶴瓶、瑛太でモントリオール出発したみたいね
これDVDの発売日とか決まってないの?
このスレ
公開して1週間は過疎の中の過疎化してたのにな
いいと思う人が殆んどだろうけど、別にと思う人も居て当然だろ
価値観の違いのみだから
攻撃するのはやや醜い
伊野が失踪した直後に研修医が必死こいて田んぼ探したのに
警察に覚めた証言したところが笑えた
私も今日見てきた。
全体的にはよかった。
だが、もっと鶴瓶が死に直面する場面があってもいいと思った。
つか、この映画の中では助けた話ばかりで、
高齢者が半分の村で医者やってんのに、呆けた老人は出てくるけどホントに死にかけた老人が出てこないって、ちょっとおかしくね?
まぁ、八千草薫が死んだら話続かないけれど。。
せっかくおくりびとの余さんと笹野さんコンビ出てるんだし。
井川遥は久しぶりに見たけど綺麗になったね。
>>280 > つか、この映画の中では助けた話ばかりで、
> 高齢者が半分の村で医者やってんのに、呆けた老人は出てくるけどホントに死にかけた老人が出てこないって、ちょっとおかしくね?
ちょっとでも手に負えそうもない患者は全部大きい病院に回してたんでしょ
だから鶴瓶が死に直面しそうになったのはみな突発的な状況の患者ばかり
280です。
そっか、じゃなきゃ村人にとって神様仏様より医者にはならないもんね。
肺に空気入れる場面でも最初は自衛隊でも何でも飛ばせるものないんか?!って看護師さんに言ってたもんね。
大きな病院に入れた方が自然だし、僻地に居る理由も納得いく。
ちょっと自分の考えが及ばなかった。ありがとう。
283 :
名無シネマ@上映中:2009/09/03(木) 20:30:50 ID:MxfaH8f0
いいともでモントリオールのつるべから電話があったよ。
一回目の試写後。
「みんなにブラボー言われた」というようなことをいってました。
285 :
名無シネマ@上映中:2009/09/04(金) 07:19:36 ID:XGVuT3M2
>>284 ありがとうございます。
たぶん出てないと思います
>>284 1101サンの、おれはわかってるよ感がすこーし鼻につくにゃ
糸井さんは昔からああいう物言いをする人だからね
それも含めてけっこう好きだ
どうせならイトイ本人よりイトイ妻との対談がよかったな
役者の視点から見たこの作品の評価が聞きたいよ
この糸井との対談は面白いね
西川美和は基本的に聞き上手だから受けに回るんだけど
どちらもクリエイティブな仕事人だからか、作品の解釈や物事の見方が噛み合ってるかんじ
今週の水曜日の有楽町は昼の回が満席で売り切れてたよ
相変わらず地味にロングランだわ
今くらいの時期から公開してたら、スクリーンも確保出来てもっと興収も稼げたんじゃないかね
>>289 英語で"Nipponese"って「日本的な」という意味なのかな
面白いもんだね
有楽町、夜の回で「ゆれる」を上映するみたいだね。
ここで「ゆれる」をスクリーンで見たことない人はいるかな?
293 :
名無シネマ@上映中:2009/09/05(土) 00:38:20 ID:gr9xDQDc
トロント映画祭って何か賞取ったの?
トロント国際映画祭 2009年9月10日〜9月19日 ←出品してない
モントリオール世界映画祭 2009年8月27日〜9月7日 ←コンペティション部門に出品
>>284 エンディングは付け足しだなんて1101もボケたかね。
もう数ヶ月で死んでしまう末期癌の絶望感を、笑顔で吹き飛ばして過ごす生き方
を示すのに、にっこり笑う場面をどう作るか、そこでツルベ登場、じゃないのか。
296 :
名無シネマ@上映中:2009/09/06(日) 20:19:14 ID:RR8z+MEw
今日見てきた。
正直な感想は期待外れ。
最初の30分ほどは笑いもあって良かったけどあとは退屈な間延びするシーンばっか。
まあ西川監督の才能は認めるので今後に期待。
最初の30分が好きなら、今後西川美和に期待しても残念な結果になるよ
たぶん西川とは合わない感性の人なんだと思う
前半の和気あいあいとした、ある種の典型的なわかりやすい描写はとても苦手なものだったそうだ
撮っててとてもつらかったとまで言ってるくらいだから
最初の30分は前フリだからねぇ。
前半が冗長、というならまだ分かるんだけどなあ。
きっと前ふりを偏愛する人なんだよ。
評判がいいと、どうしても反対のことを言いたくなる人もいるものさ
よっぽどくやしかったんだろう
>>296さんは、中盤以降を本当に退屈と感じたんだと思うよ。
そういう人がいてもおかしくはないし、
そういう感想を「くやしかったんだろう」と全面否定してしまうのは良くないんじゃないかな?
>>296さん、あなたの感性と西川監督のそれが本当に合わないかどうか、
ゼヒ次回作も観て確認してみて下さい。
モントリオールで上映中、何回も笑いが起こったらしい。
鶴瓶さんの日本語での挨拶も大ウケ
日本人的感覚って、以外と海外と共通の部分あるんだね。
鶴瓶さんの世界万人受け凄い
303 :
名無シネマ@上映中:2009/09/07(月) 16:50:14 ID:RnW03K9c
田舎は先日やっと初日で見てきた
ゆれるは特に何も思わなかったけど、これは素晴らしかったわ
DVDコメンタリー入れてくれないかなぁ
304 :
名無シネマ@上映中:2009/09/07(月) 20:19:02 ID:WJFJT+ul
気胸のシーン、胸の写真撮れよと突っ込んでしまった。
レントゲンの準備も出来ていたのだし。
患者は昏睡しかけてて立つこともできなくなってたんだし
そんな余裕は時間的にもなかったということだろう
胸にプスとやってメガネが曇るところが生々しくていいね。
307 :
名無シネマ@上映中:2009/09/08(火) 08:29:03 ID:QYJdtqH1
モントリオールの結果は?
残念だったね
残念でしたねー
でも地元の映画ファンに評判よかったのは何より
微妙なニュアンスとか伝わらないのではと心配したから
西川監督お疲れ様でした
310 :
名無シネマ@上映中:2009/09/08(火) 19:42:19 ID:DFCKTAai
結果的にモントリオールに出すべきじゃなかった。
おくりびとと同じ系統の映画だし。
他の映画祭に出すべきだった。
国際映画祭は、各国のバイヤーが見て配給権を買うということがいちばん重要ですから。
おくりびとと同じ系統なのか??
バイヤー話ならトロントとかのほうがよくない?
グランプリなど三部門はフランスのベテランか。
詳しい講評記事とかどっかにあるかな?
「いやしびと」かな。
おくりびとは、「納棺士は誤解されているけど立派な職業です。皆に感動を与えます」ちゅう単純なストーリーで、見終わったあとみんなすっきりするけど
ディアドクターは、そんな単純じゃないな。見終わったあとしばらく色々と考えさせられる。で、答えはなかなかでない。
向こうの審査員は、シンプルなストーリーのが好みなのかな。
今北。残念だったな
監督残ったからちと期待したんだけど…
まあでもいい経験になったよ!
お疲れさまでした
監督の作品大好きです まだこの映画は観てないのですが(申し訳ない)
でも必ず観ます どんなに遅くなっても!
318 :
名無シネマ@上映中:2009/09/09(水) 11:01:23 ID:Y19DV0pp
監督経験少ないし、海外での受賞実績ほとんどないから、しょうがないよね。
コンペ通っただけでも良かったほうなんでは。
ぶった切ってすまんが
伊野の部屋にあったフラダンス人形とハワイの表紙の本は
金貯まったら移住でも考えてたってこと?
>>122 亀レスで恐縮だが
最初の胃カメラのときはわからなかったんじゃないの。
弁当食いながら別?の所見の紙見てたじゃん。なんちゃら5ですって書いてあるやつ。
しかしスゴい作品だ。
もう一回見てくる。
>>319 そんなもんがあったのか。気づかなかったw。
最初から、いつも逃亡を考えていたんだと思う。
>>315 あなたみたいのが西川美和とか是枝とかを手放しに絶賛してしまうんだろうね
通ぶりはもうよしてくれ
>>289 え、むしろ八千草でしょ。
The pic belongs to Shofukutei, who shines as the benevolent protag. Supporting cast is strong, but vet Yachigusa is particularly compelling as the widow who entrusts her well-being to Ino.
って書いてあるし
>>320 もちろん胃癌と判明してからの処方や処置のことだよ
井川遥にバレた時も結局潰瘍の薬にメール貧血の薬を加えてただけだし
あとは点滴打ったくらいでしょ?
あれだってたぶん食欲がなくて痩せてきてるから栄養剤の類いだろうし
一回目にボールペンなくす時は、わざとタンスの下に蹴り込んで
後でそれを理由に訪ねて折り入って話をするためでしょう。
二回目の逃走の際になくしたのは、置いてきた?
もしくは途中で慌ててて落として紛失した?
冒頭のシーンであの若い研修医が草原の中を必死で探してたのは
もしかしてボールペンかなどと、つい思ったりもしたがそれはやっぱり違うだろうな。
ボールペンかどうかという点から見直してみてはどうか
ペンライトは警察が押収した証拠品になってるよね。
329 :
名無シネマ@上映中:2009/09/11(金) 20:38:59 ID:CBjVZeRD
前スレに出てたらごめんなさい。
伊野は娘を納得させたにもかかわらず、
「次に帰ってくるのは1年後です」といった言葉に
動揺して、逃げ捨ててしまったのは
どうしてなのでしょうか?
このまま「治療」を続けてたら1年後には鳥飼さんがこの世の人ではなくなってるから
332 :
329:2009/09/11(金) 21:39:24 ID:CBjVZeRD
>>330 >>331 ありがとうございます。
西川監督の対談があったんですね。
井川遥の「1年後」といったようなセリフに引っかかって
”2,3ヶ月ならいいの?1年後なら病状が悪化したとか
説明できるのに・・”と何か理由づけを考えていました。
素の伊野に戻ってしまったんですねえ。
しかし「泣いた!」「感動しました!」と一言で結論づけられない
いろいろ後に引く映画ですね。
次に帰ってくるときはもう母(八千草)がいない可能性があるから
このままだと、それまでに母が亡くなってしまうから。
すまん、大幅にWっちまった。
>>327>>328 そうか。ペンライトか。
終盤で逃亡中の釣瓶が自宅に電話して謝るとき
「あのボールペン盗ったの・・・」と言ってたような気がしたので
ボールペン機能付きなのかと。
そこのセリフもやっぱり
「あのペンライト・・・」だったっけ?
伊野がいなくなって、夜(夜明け前?)玄関先に佇むかづ子がいいねえ
その視線が伊野を求めるごとく、丘の稜線を辿ってゆく
叙情たっぷりのシーンで好きです
あのシーンはバイクの音が響いてるんだよね
伊野を求める心が聞かせたのかね
>>340 バイクの音か
音の使い方もうまいですよね
お好きなシーンどこですか?
りっちゃんとのシーンが好き
長女次女家族を見送ったあと、玄関先で薬のことを問われて冗談めかしてはぐらかすシーン
あとは入院を勧められて結局受け入れてしまうシーン
このあと玄関先で佇むんだけど、母娘の関係の描き方が好きだ
昼寝してるりっちゃんと長女次女の会話のいやらしさもニヤリとする
>>338 かなり嬉しい知らせなのにスルーですか?
その瞬間の動画を是非見てみたい。
>>342 母娘の描写はよかったですよね
おっしゃってるシーン全部好きです
あの姉妹も身内なのにねえ。
>>343 スルー?
賞はなかったけど、監督残って少し報われたかな
なんともう国際線の機内で見れるらしいですよ。びっくりしました!
そしてなんだかこの頃は、思い返すと、手をふっていたヤスエさんの
姿と、新聞の差し込まれた郵便ポストばかり浮かんできます。
本筋じゃないのに、妙に心に残るとこ多いなあ。
346 :
名無シネマ@上映中:2009/09/24(木) 05:23:45 ID:b2oSYxSs
あげときますよ
いい映画でした
349 :
名無シネマ@上映中:2009/10/07(水) 05:16:23 ID:SU397Qmw
偽医者の話なら
むかし二時間ドラマで「雲の階段」(だったかな?)が面白かった。
島で医療技師やってた小野寺が抜群の医療技術で偽医者となり
大病院の娘(叶和貴子)と結婚し跡取りになる、、、
と言うストーリーだった。
見たことないのですが、面白そうですね
書いてくださったストーリーからまた展開するんでしょうか?
ってそれは土ワイのみすぎですね(^^ゞ 失礼しました
この間ブログで、ディアを学校で上映するための事前試写として
「学校関係者」むけ試写会なるものがあることを知りました
この映画が素晴らしいので、多くの方にみてほしいという動機で生まれた
お話らしいです。うれしい話でしたので書いときますね
351 :
名無シネマ@上映中:2009/10/08(木) 03:01:11 ID:cQE5DBdm
前スレで「ディアドクターがこの監督の初めての作品で、あまりの凄さに驚いた」
と書いたら「ゆれる」を観てみろと言われた者だが、昨日DVDで観た。
あまりの凄さに驚いた。
よく知らんが、女性の監督でここまで腰の据わった演出+撮影ができる人って
他にいないんじゃないか?
ここまで演出巧いと、多少大根な役者でも演技上手く見えちゃいそうで怖いわw
352 :
名無シネマ@上映中:2009/10/09(金) 23:13:13 ID:uEtsYSLe
「ゆれる」を観たけど、、、よー分からんかったワ。
結局、稔は殺意を持っていなかった。
智恵子を助けよーとして腕に二筋の爪痕を深々と残していた(猛の記憶)⇒事故死
自分には今の猛の「記憶」より七年前の猛の「判断力」の方が正しい(稔が智恵子を殺した)
と思うけどなー。
ま、ソー見ちゃうと作品の評価が落ちるワケだが。
瑛太はやればできる子なんだから演出で指導してやれよ。
この映画では放っておかれたんじゃないのか。
あんまりよくないぞ。
354 :
ポメラニアン:2009/10/11(日) 01:30:24 ID:rPOFA137
自分のblogの宣伝をこんなところでやっちゃうと。後日むなしくなるよ
あーあ。
ここで評判よかったので、昨日観にいきました。よかったです。
質問なんですが、
そもそもどうして鶴瓶医師は八千草のことあんなに特別気にかけたのですか。
娘が医師でそもそも鶴瓶の診療所に来ないのなら、偽医師からしたら関わることで発生するリスクがないわけで
まことに好都合だと思うのですが。なぜペンライトわざと忘れるような余計なことをしたのでしょうか。
最初の八千草の登場シーン、農道で野良姿の八千草とすれ違った後の車の鶴瓶・瑛太・余の会話に何かヒントが
あったのでしょうか。
それから、最後井川から次の帰省が1年後と聞いて慌ててちょっと待ってて、すぐ戻るから、と言って
一目散に出て行きましたが、てっきり八千草のところへ行って事情を反して説得してくるのかと思いきや
それは逃走だったわけですが、なぜあそこであんなに急いで逃走したのでしょうか。井川がここにいるうちに
真実が明らかにならなければいけないと観念したということですか。
あと、井川が三女のようですが、姉二人を登場させる意図は何なんでしょうか
別に一人娘の設定でもよかったように感じたので。
それと瑛太が最後刑事との会話で「ぼくも目を光らせていたので」と言ったセリフに
ちょっとドキッとしたのですが、いつから瑛太は無資格に気づいていたのでしょうか。
井川と鶴瓶の診察室のやりとりを陰で瑛太が固唾を呑んで見守っていたシーンはわかり易かったですが
鶴瓶の留守宅の家の机の上にそのまま拡がる素人本とあがり込む瑛太、というシーンで暗示していると解釈するものなのかもしれませんが、
するとその後のスイカのシーン(対してここでは慌てて鶴瓶は本を隠す)では確実に気づいていたということになりますよね。
>>357 ピノキオさんにはこの映画は無駄だよ。
他の娯楽映画を見た方が楽しめる。
>>357 ・瑛太と鶴瓶の会話と香川と松重の会話にヒントがあるかな
弾が飛んでくる云々と椅子ごとひっくり返るシーン
鶴瓶は基本的に患者側が望むような対処の仕方をしてた
八千草と通じ合う部分もあったと思う
・井川に病状を話したら八千草との約束を破ることになる
井川を騙したままだとまたも死に目に会えず苦悩させることになる
共犯者としての立場と親に負い目のある子供という立場、さらには偽医者を演じる苦痛から
鶴瓶も限界に達しすべてを投げ出して逃げた
・一人娘より三人姉妹で一人独身の女医の方が立場が複雑でしょ
・瑛太がいつから気づいてたかは、気づいてなかったかもしれないし
このスレでもはっきりしない
>>359 どうもありがとうございます。これという答えがでるものではないようですよね
あと、一人っ子じゃなくて、姉妹にしたのは
姉妹の会話で井川の性格を描写する意図もあると思う
別の女(しかも家族)目線で語らせるとリアルになるし
都会で年下男と暮らすって聞くだけで
地元には戻らないんだろうなって感じがするもの
>あと、井川が三女のようですが、姉二人を登場させる意図は何なんでしょうか
・八千草と井川は40歳以上離れている。一人娘じゃ不自然。
・姉に井川の批判(「ノースリーブで」とか)をさせて、井川の立ち位置を明確にした。
どこで洋服買ってるの?
って私も数年ぶりにあった親友の同級生に聞かれたことあるよ。
何をどう答えればいいのかわからん質問。
彼女は大学卒業後30歳くらいまで親に甘えて派遣社員でいまもパラサイトシングル。
私は就職氷河期だったがメガバンに総合職で入社しいまは千万超える年収があり贅沢ができる。
年収が違うから、遊び方も違うが当然身なりが違う。女はこういうとこ敏感で凄く気にする。
特に負けてるほうは。
そんなこと思い出した
364 :
名無シネマ@上映中:2009/10/25(日) 20:56:49 ID:5axiy7UY
下らないレスのせいでスレが止まってるからアゲます
366 :
名無シネマ@上映中:2009/10/29(木) 09:48:54 ID:rXaEm04W
これは鶴瓶の方のDVDのが欲しいかもw
来週、地元の映画館で公開です。楽しみ。
「スジナシ」とかに似ているドキュメントになりそう
369 :
名無シネマ@上映中:2009/11/08(日) 20:32:53 ID:kTnOY2yB
興行収入5億円突破 〜鶴瓶談〜
しっかしハスミ信者らシネフィルからの評価めっちゃ悪いな。
何で西川ってシネフィルに嫌われるの?
女性監督だから?
>>370 評価低いのか?
もうちょっと役者の演技指導しっかりすれば良いのにと思う
ことはある。演出がちょっと甘いよね。
ただこの映画で駄目なら、邦画のほとんどは屑ってことになるな。
演出はむしろ神クラスだろ
脚本を捻りすぎな方が欠点といえば欠点
蓮実は女に映画は撮れんって考えだからなあ
もっと上映館数多けりゃ10億超えてるだろうなあ。
もったいないわ。
376 :
名無シネマ@上映中:2009/11/26(木) 04:13:35 ID:J+Tu/7ST
報知映画賞おめ!
最優秀作品賞取ったのか
報知発表は明日
なるほど。まだポロリされてない作品賞の行方がきになるところ・・・。
>>380 でも、ディアから監督、助男、助女、凄いね
亀だが
>>320 薬の営業のオッサンに胃カメラ飲ませる時に、名前性別の入力を偽造したり
そのオッサンの胃の写真は、医者の娘に見せるダミーにしたのとか
鶴瓶が学生用の癌関連のテキストめくって、一生懸命知識つけようとしてたのとか
八千草の胃カメラ撮って、癌だと分かったからやった事だ
(検査結果のPhase4だか5だかは、癌だと確定して鶴瓶が逃げるとどめの一撃と解釈した)
薬は八千草が延命治療するなって言ったから、鶴瓶は気休め程度に貧血薬を処方した
>>382 作品賞もきて欲しかったな他の出演者さんもみんなにあげたいくらい
>>383 それであってると思いますよ。
伊野の勉強してた本、学生用だったんですか。気付かなかったです!
第33回 山路ふみ子映画賞 受賞者名
■山路ふみ子映画賞 西川 美和 さん
おめでとうございます
387 :
名無シネマ@上映中:2009/11/29(日) 21:14:04 ID:WCEXg7VC
日刊作品賞も重ねておめでとうございます
主演男優賞おめでとうございます
既出だろうけど、これまんま古和医師だよなぁ
日刊スポーツ映画賞。
作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞の四冠は凄い。
しかし助演が余だったのが意外。
余も巧かったが、八千草にとらせたかった。
キャスト4人が受賞ってすごいよね
>>392 391だがありがと。
八千草薫。
「しゃべれどもしゃべれども」も良かったが、無冠だったので気になってた。
「ゆれる」「ディア・ドクター」と役者の魅力を引き出すのが巧い。
西川美和は。
西川さんの次回作が楽しみ
次回作 ゆれるドクター
西川監督。
至近距離で見たが、かなりの美人。
スタイルも良く、お洒落。
香川照之が「知らないで街で会ってたらナンパしてた」発言は頷ける。
改めて、いい映画でした。監督、キャストの皆さん、その他スタッフの皆さん、完璧でした。
ヨコハマ作品賞おめでとうございます
400 :
名無シネマ@上映中:2009/12/21(月) 13:16:34 ID:Gfh4wv5F
いくつ賞をとったんだ。
401 :
名無シネマ@上映中:2009/12/21(月) 13:37:07 ID:0reLWQcv
ほんとに良かったもんなエンディング終わるまで誰も立たなかったもん
こういった邦画がどんどんでてくるといいな
ほかにいい邦画がないもんな
だから文句なしにこの映画に賞がいくんだけど・・
ハリウッドみたくこのぐらいの映画が何本もあっての賞レースが見てみたい。
西川監督また3年ぐらい休むのかな?
ディア・ドクター
日本アカデミー賞でも作品賞候補になったね!おめ!
DVD&Blu-rayリリースまだぁ?
DVDはもう2週間ほどで出るけど、BD版は出ないんだよなぁ
405 :
名無シネマ@上映中:2009/12/27(日) 20:12:11 ID:ZqUsnJcj
406 :
名無シネマ@上映中:2009/12/27(日) 21:07:48 ID:E10933AD
愛のむきだしとどっちが面白い?
ディアドクターが一般向け
愛のむきだしは若いマニア向け
>>408 お、俺の地元でもやるな
母親が見たがってたんで教えてやろう
411 :
名無シネマ@上映中:2009/12/30(水) 04:31:40 ID:Eog3vWqy
医師の医療過誤がすぐ訴訟に結びついて、小児科や産婦人科になる
医師がへっている今現在、想像上にせよ、こういう牧歌的な医者もどき(偽が存在できる
余地などあるのだろうかと考える、と一種のカルト宗教的な死生観の押しつけとも
言えなくはないわけです。極論でいうと医療行為を否定したり輸血を否定するような
原理主義につながる思想が含まれている。それがまた後期高齢者の医療費節減にも
シンクロしてくると低所得者にとって、これはほんとはとっても怖い話なのではないかと
勘ぐってしまう要素がありますね。
>>411 コピペ? どうせ西川さんはそこまで何も考えてないですよw
>>401 アバタースレではこの映画は駄作扱いされてるけどな。
「ディアドクターみたいな無駄の多い映画が騒がれてる邦画は終わってるw」
とかひどい言われよう。
個人の好き嫌いはまぁどうでもいいが
やたらと『駄作』!とか安易に言い切っちゃう輩って思考停止だよな
そんなんでいくら映画見ててももったいないしつまらんだろ
死が身近じゃない、ってのもあるのかな。
蘇り爺さん宅の、何かみんな言い出そうか迷ってるところ、嫁のこぶしとか、
若い頃だったら理解できなかったかもしれない。
まあ、理解できないなら理解できないなりにそのモヤモヤも楽しめばいいんだけどね。
>>415 駄作じゃないだろうけど、言われるほど名作でもない
>>414 ベクトルというか楽しみ方が全く違う映画だから比べようがない気がする。
アバターは映像世界に身をゆだねて右脳で感じる映画
西川作品は左脳でロジカルに考えながら見ていくと脚本上の伏線や細かい描写が浮き上がって
リアルタイムで知的興奮を味わえる映画。
どっちもいいと思うよ。
しかしポン・ジュノと作風似てるなあ。
420 :
418:2010/01/02(土) 02:47:52 ID:gtkZ5HWS
>>419 「母なる証明」のプログラムにも似たようなコメントが付いてた。
脚本家としては決して負けてないし、演出家としてもかなりいい線いってると思うんだけど
やっぱポン・ジュノとの間には超えられないカベがある気がする。
人間の業みたいなのを描き切る能力や覚悟とでもいうのかな。
それが西川流に言えば「気合」なのかも。
この2人がコラボったりしたら、とんでもない作品ができそうだね。
というか今気付いたが上のレスの日付時刻が1尽くしだった。
新年早々縁起がいいw
421 :
名無シネマ@上映中:2010/01/04(月) 21:11:47 ID:ThzB4iOE
今日初めて見た
ちょっと疑問だけど
なんでこんなに評価高いの?
ただの偽医者→ばれて村人は戸惑いながらも感謝してる
ていうありがちなストーリーだと思うが
あとなんで鶴瓶は井川遥に一年後にまた来るって言われて逃げ出したの?
それが別に警察に通報するに直結するってわけでもないし
ていうか鶴瓶は偽医者になって何がしたかったの?
最後は八千草の前に現れて何がしたかったの?
最近この監督に興味を持ったのですが、
西川監督って演出方法として現場で役者やスタッフを怒鳴ったりして緊張感を持たしたりするの?
あとこの人って現在独身なんでしょうか?
目黒で年末、ゆれると二本立てでみた。
ゆれるはエンディングが微妙で、その後をいろいろ考えさせられたが、
ディア・ドクターはエンディングが救いになっているのがいいな。
鶴瓶の役はニセ医者の保身が前提になっているが、
人情(死語?)がそれ以上に強くて周囲が魅了されたんだろうな。
人情がわからないと刑事と同位置になっちゃうわな。
>>421 前スレは落ちてるからしょうがないけれど
せめてこのスレくらいはざっと読もうよ
>>422 たぶんまだ独身
怒鳴り散らしてコントロールすることはない
基本的に、自分の意図を説明してあとは役者にお任せ
この人はライターとしての才能は豊かだけど
監督という役割には馴染めてないし経験不足の自覚もあるので
現場でなるべく苦労しないように
はじめから撮影時の演出も考えて脚本を仕上げるそうだ
>>422 怒鳴ることは一切ないと思う。
何人かの出演者が口々に「こんなに穏やかな現場は見たことがない」と言っている
ただし監督本人はそうせざるをえない自分の性格があまり好きではないらしい。
一昨日、「ゆれる」のED曲を作った人との対談をラジオでやっていたんだが、
その人は完成度のためなら仲間に罵詈雑言を浴びせようがまったく気にしない人だそうで、
監督はそういう強さがうらやましいと言っていた。
ちなみにその人、本来「ゆれる」には別の曲が使われる予定(打ち合わせ済み)だったのに、
土壇場になって「いい曲ができたから」と勝手に変えてしまったんだとか。
(監督にデモすら聞かせなかったらしい‥‥‥)
思うに鶴瓶を薄っぺらいキャラにしたのが最大の勝因じゃないかな。
意図的に感情移入させないようにしていると感じる。
>>421 それらの謎を、観客一人ひとりに想像させるのがこの映画の魅力なのだが。
「ゆれる」のラストは「ディア・ドクター」以上のぶった切り。
想像力で補うしかない。
そういう映画が嫌いなら西川監督の作品は観ないほうがいい。
>>422 現場での監督について(「ゆれる」だが)
オダギリジョーは「迷ってなかったですよ」。
香川照之は「威風堂々とされていましたよ」と言っている。
怒鳴らずともリーダーシップがとれる人なのだろう。
>>425 カリフラワーズとの対談ですか!聞きたかった。
監督の恋人という噂があった(あくまで噂)。
>>426 人間の本質をえぐると意外と薄っぺらくなるのでは。
鶴瓶だけではなく瑛太も薄っぺらい。
「ゆれる」の香川もオダギリも薄っぺらい。
ていうか女の現場で怒鳴る監督っているの?
荻上、井口、横浜、河瀬、西川、蜷川、安田
このあたりはおとなしいよね
女に限らず、怒鳴るような監督は今じゃほとんどいないんじゃ?
「○○組」とか言われていた昔の撮影現場のメンタリティって感じだな
>>427 >オダギリジョーは「迷ってなかったですよ」。
>香川照之は「威風堂々とされていましたよ」と言っている。
その一昨日のインタビューでも言っていたけど、
人の顔色を伺いやすい性格なので、現場で「ここはこうしたら?」という提案がされても
ちゃんとジャッジできるよう、考えられる限りの選択肢と答えをあらかじめ考え抜いてくるらしい。
カリフラワーズの人はそのことを西川監督の凄さとして褒めていた。
崔洋一とか豊田利晃とか中島哲也あたりは怒鳴りまくってるイメージだな
木村大作もやたら怒鳴ってそうだ
>>428 河瀬直美ってエキセントリックな感じするけどなぁ
>>431 河瀬はそもそも怒鳴るような相手と作ることをしなさそう
つーか「アタシの感性100%」で撮る監督相手に反論する気もないだろう
>>425 俳優にオマカセなんだよ。だからベテランの場合、過剰な演技を
招いてしまうときがしばしばある。それでも文句言わない。
ゆれるの蟹江や木村の演技は不快な感想をもった。
反面、俳優が稚拙な場合でも、細かく演出指示をしないので
俳優の持っている良さが半減してしまう。本作での瑛太がそう。
この映画の瑛太は良くない。
>>432-433 要するに河瀬も西川も監督としては無能なだけ。ファンは贔屓の引き倒しし過ぎ。
スレに工作員でもいるのか?
>>426 たしかに笑福亭がどうしてニセ医者になってそれなりその役をばれないようにずっとこなしていたのか
全部包み隠すことで観客の想像に任せてるよね
ニセ医者になった理由はただの金のためって笑福亭に言わせたけれど
その辺も謎の人物にした事が良かったと思う
もちろん突っ込みだしたらキリがない設定だけど
436 :
名無シネマ@上映中:2010/01/05(火) 22:07:26 ID:7zinpjrW
少なくとも2009年に私が観た映画の中では、もっとも飽きさせなかったな。
そりゃよかったね
今日、DVD買ってきた
初回限定版のDVDはなかなか豪華だね
初回限定版を買う価値ありますか?
西川監督の作品で今回初めて特典ディスクがついた2枚組を出したからねぇ
自分はそれだけでも買いだったです
それ以外にもいろいろついてるし、アマゾンとかで26%引きならお得だと思います
441 :
名無シネマ@上映中:2010/01/09(土) 02:27:39 ID:gYkTIo2C
レンタルで今見終わった。
敢えて色々と突っ込まなければいい作品。
そういう意味では今年だと「ラースと、その彼女」に近い路線だ。
最後はちょっと格好付けすぎで蛇足だと感じた。
村人たちの鶴瓶に対する思いはあれでいいとして、やはり本人は
物語全体を引き締める為にも情け容赦なく捕まるべきだったと思う。
その上で彼の残した、或いは存在を連想させる物品を
八千草が見つめ、微笑んで終わる方が良かった。
鶴瓶を良い人っぽく纏めてるのが温いというか、それは違うでしょうと言いたい。
「ゆれる」に比べたら大分ドラマとして構成されたお陰で見応えがあったな。
>>441 >物語全体を引き締める為にも情け容赦なく捕まるべきだったと思う。
なんか、それはつまんないよ。
ラストは八千草薫の願望だと捉えた。
八千草薫は鶴瓶に会いたかった。
鶴瓶の笑顔が見たかった。
鶴瓶に赦されたかった。
>>443 もっと病態が悪化して、現実と妄想が交錯するという
パターンがいいのかな
伊野だけ特別ハートフルな“医者”だったのかなぁ。
以前居た人はどんな人物だったんだろう。
気胸の若者はたまたま対処を知ってた大竹さんが
背中を押さなければ確実に死んでたわけだし、ちょっと美談に偏ってるような。
見る前は資格とは、免許とは何か的なメッセージ込みの無医村お涙ちょうだいものだったら最悪だなと思ってたので
いい意味で裏切られた。
一番鳥肌立ったのは胸に穴空けてつるべの眼鏡が曇ったときかな。
みんな言ってると思うけど、目だけ笑ってないつるべの演技はある種の怖さすら感じる。
演出もしっかりしてるんだろう。
この人はどんくらいリハすんのかな。
447 :
名無シネマ@上映中:2010/01/09(土) 14:48:35 ID:DzbcEDoL
村人がそういうふうな医者に仕立て上げたんでしょ
んで手のひら返す・・
日本人の特性?
448 :
名無シネマ@上映中:2010/01/09(土) 16:32:52 ID:PXEQQIYR
最後は体格や目元がよく似ている看護士が微笑んだから
伊野の事を思い出して微笑み返したんじゃないの。
現実に伊野が現れたわけではないし、孤独が見せた妄想でもないし
メタ的な※映像はあくまでイメージです。でもないと思う。
たぶん、頭巾やマスク取ったら別人なんじゃないかな。
贋医者だった伊野が、今度は顔を隠して贋看護士として潜り込んでまで
入院した鳥飼さんに会いに来たんだ、と観客に思い込ませるあたりが上手いと思った。
449 :
名無シネマ@上映中:2010/01/09(土) 16:36:12 ID:usTl4LfK
なんか普通の映画だなーって思いながらずっと見てたのに最後のシーンでなぜか
号泣してしまった・・・。すごく不思議だ
450 :
名無シネマ@上映中:2010/01/09(土) 18:20:39 ID:DzbcEDoL
>>448 あれは伊野だと八千草も観客も思ったとおもうよ
でなきゃその前のシーンの意味がなくなるのでは?
>>441 捕まった方が良かったし、
刑事は、刑事として真っ向から犯人を疑わないと、嘘臭くなる。
医師免許無く医師として診療するのは、重罪だからな。
ただ、捕まる展開だと、この映画は破綻するけどな。
「ゆれる」は良かったが、今作は、駄目。見るところなし。
役所から2000万は意味不明だったな。
>>449 もう1回見ると、いろいろ気付いて更に引き込まれるよ
>>415 ディアドクター観たがいまいち俺には合わなくて
スレを覗きに来たが、アバターと比較されて
駄作よばわりされるのは違う気がするねw
神和田村に研修医を派遣するという人事を行った組織(医局なのか?)は
村の現状をどの様に把握していたんだろう
1、無免許の伊野治という人物を「医師として勤務している」と誤認
2、4年前に亡くなったヒライワ医師がまだ存命・勤務していると誤認
3、ヒライワ医師が逝去して以来、無医村の状態と誤認
3なら現場の医師に師事するはずの研修医を独りで送り込む訳がない
送ったところで診療所が営業して医師(伊野)が居る時点でおかしいと気付く
2だと相馬はヒライワ宛ての紹介状ぐらい持参してるはず
伊野なんて聞いたことがない名前の医師に普通は不信感を抱く
それより村長の4年に渡る訴えは全て伝わってすらいなかった事になる
1は論外 あり得ない 日本全国を揺るがす大問題
見てきた。
最後のホームでのニアミスは刑事の想像かなと思った。(犯人が高飛びしたイメージ)
いずれ捕まるのは自明なんだから、いちいち映像で見せなくていいよ
安物のサスペンスドラマになっちまう
そんなに良い映画かな?これ
458 :
名無シネマ@上映中:2010/01/11(月) 01:25:47 ID:bekkXUzf
映画的、と言うより現実的、あの話のオチとしては捕まるか、あのまま綺麗さっぱり失踪にした方がよかったと思うけど、
あの程度でダメだの見るとこ無しだの改行してまで強弁出来るとか心底アホじゃないかと思うが。
その辺が現実的かそうじゃないか、て話だけで全体が破綻するような軽いテーマ扱ってるわけでもなし。
重いテーマだから偉い!、なんて話じゃなくて、それを上手くエンターテイメントとして昇華出来てる、とでも言うか。
良く言えば社会派と人情ドラマの合いの子、悪く言えばどっちつかずの中途半端、ってとこかと思うから
手放しで絶賛するのも違うと思う、それこそ現実性だのオチの賛否なんかも言われるべきだろうけど、
こういう話を見てそこら辺の理由だけで、もしくは絶賛の反動で中身を考えずに駄作認定出来る神経、てのは正直(
大体現実性どうこうを言うなら454の話の方がなー。
単純にやりたいからやってる、て話で済まさずに、誰か死んだ友人になりすまして、て話にしとけばよかったと思うわ。
香川のイスのくだりもより生きるだろうし。
ところで本題だけどDVDあれ音量バランスなんとかならんかったんか。
普段テレビの音量10弱、諸々のDVD見る時で20前後で見てちょうどいいぐらいだけど、
30にしてもまだボソボソ喋っててよく聞こえないとか初めてだよ。40強にして丁度いいシーンもあるし。
それだけなら全体的に小さいだけ、でいいけど、そのくせガヤや効果音は結構大きな音出るから調節が面倒臭くてかなわんかった。
字幕実装してくれれば楽だったのに。レンタルだから無かったんかもしれんが。
捕まるか捕まらないかなんてどーでもいいポイントだろこの映画の場合は
>>454 普通に1じゃないかな。紹介状はバンバン書いてるだろう。
「日本全国を揺るがす大問題」ではあるんだろうけど、
10年くらい医師会診療所で勤務してた千葉の偽医者の判決は去年の話だが、
そんなに報道大きかったかな、という感もある。
馬鹿ほど長文でわめきたがるんだよな
>>460 見る人によってそういう場面があるかないかで作品全体の印象が変わる。
決してどーでもよくはない。
ただ
>>459はもう少し頭の中を整理してから書き込め。
465 :
名無シネマ@上映中:2010/01/12(火) 00:39:42 ID:M5X9noTl
鶴瓶DVD見た人いるかな?本編は買ったけど迷い中なので感想聞きたいです
西川美和はいい監督だと思うし注目してるけど
インサートされるイメージカット(アイスクリームとけるところとか)
多いし、しつこくないか?
ちょっと鼻につく
撮影の柳島さんはかなりいい仕事してた(たけしの映画でもいい仕事してる)
ゆれるに比べるとだいぶ洗練されてきたように感じるけど。
確か魚のどアップとかなかったっけ
>>467 ゆれるの時はそれほど気にならなかったけど
今回は八千草薫と井川遥の後ろ姿をシンメトリーで見せたり
虫を裏返してジタバタさせたり
ちょっと演出が思わせぶりであざといなあと思ったよ
もちろん気にならなかったならそれでOK
469 :
名無シネマ@上映中:2010/01/12(火) 15:44:29 ID:n39BRZOv
1位は「ディア・ドクター」と「グラン・トリノ」 09年キネマ旬報ベスト10
2010.1.12 15:28
>>462 ご意見どうも。
千葉の偽医者は亡くなった医師の名前を騙ってなかったっけ?
ただ「分かってます、分かってます、伊野でございます」というセリフからして
やっぱり1になっちゃうのかな。村長は「お上には確認してません」と言ってるんだよね。
何かしらの事件が起きないと身元も確認しないとか
現実離れを軽く通り越して非常に怖いんだが・・・。
>>468 個人的にはゆれるの方が鼻についた。
飛び立つカナブンや緑の自然に囲まれて走る赤いBMWみたいな
動的なビジュアルは良かったと思う。
詳しい人が多そうだからシロウトの自分に教えてくれ
・そもそも医師免許ってどういう体裁のものなの? 偽造は難しいの?
・勤務にあたって、勤務先に提出する必要はあるの?
実は書類に登録番号みたいなものを書くだけで済んでしまう、とか
>>470 そら、現実でも、医療求人って免許状のコピー提出で済ましてるし。
医師から検査技師までひっくるめた医療職が異動する度に
資格照会されても厚労省なり出身校は対応できないし、実際照会してないんじゃないの?
まあ、失踪だか廃人だかになった「伊野治」医師に成り済ました
同音異字の伊野オサムという設定でもよかったかもしれんけどね。
473 :
名無シネマ@上映中:2010/01/13(水) 00:49:37 ID:m78TdvRJ
これがキネ旬の1位って・・・不作だね、去年。
他にいい映画がなかったんだろうね。
個人的にではありますが、この映画はおくりびとよりも上です。
475 :
名無シネマ@上映中:2010/01/13(水) 01:56:25 ID:RUZaLiKx
俺も一般紙が1位にするのは?だがキネ旬って確か複数本選ぶ方式だったよね
各人高めの点が積み重なっての1位ならまあ納得だな
文句なしの1位だな。「グラン・トリノ」も。
477 :
名無シネマ@上映中:2010/01/17(日) 13:57:08 ID:2Fu4BLqU
昨日見てきました。
白衣を着た村人を皆が先生と間違える。
このエピローグがすべてを物語ってるような気がします。
ラストシーンは良かったです。
白衣を着ていないけれどイノさんだと八千草薫はちゃんとわかった。
刑事はわからなかったのに。
478 :
名無シネマ@上映中:2010/01/17(日) 13:57:57 ID:2Fu4BLqU
>477
間違えました「プロローグです」
すみません。orz
キネ旬なら別にいいんじゃないの。最近ならこんなもんだ。
映画芸術で一位なら驚くけど。
「ゆれる」に続いて、河原さぶさんが相変わらずいい味を出していると思った。
ゆれるにも出てきたけどこの人ベイスターズが好きだったりするの?
プロ野球が好きなのは確かだ。何かで言ってた。
483 :
名無シネマ@上映中:2010/01/19(火) 16:45:04 ID:58tQbHPK
今年になってレンタルDVDで見た「愛のむきだし」とこの作品は面白かった。
最近映画館に行ってなかったけど今後行くわ。
初回限定版アマゾンでポチった
484 :
名無シネマ@上映中:2010/01/20(水) 00:00:35 ID:9VXsb6zw
鶴n主演男優賞@東スポ映画大賞
久々にたけしと鶴nの絡みが見れるぜ。
神戸のパルしんでこれと南極料理人の二本立て、立見続出の盛況で
「こんなことめったにないんですけど」と映画館の人も恐縮していた
486 :
名無シネマ@上映中:2010/01/21(木) 03:20:13 ID:1sieSaRF
今DVD見た
この映画の八千草とか「蛇イチゴ」の大谷直子の描写は女の監督ならではだな
着替えやメイクのシーンが凄くいいな
487 :
名無シネマ@上映中:2010/01/21(木) 03:23:41 ID:1sieSaRF
上でボン・ジュノの名前出してる人がいるけど、
この監督は本格的なサスペンスやったら面白そうだなと、俺も前から思ってる
アクションは無理にしても「ゼロの焦点」みたいのこの人がやったら面白そうなんだけど
犬童のアレは悲惨だった
犬童はダメだなぁ
ジョゼで期待してたからずっと観てるけどまぐれだったんだな
489 :
名無シネマ@上映中:2010/01/22(金) 21:08:57 ID:AwRN3siF
「蛇イチゴ」にも「ゆれる」にも共通して言えることだが、
この西川美和って監督は、映画の内容は重たい内容で結末は自分で考えろ!的な映画撮る割りに劇中で流されてる音楽は意外にクールでスタイリッシュな。
蛇イチゴの挿入歌のインディーバンドの曲とか、まんまJB(ジェームズ・ブラウン)だな(笑)
この監督って、多分スライの「暴動」やJBの「セックス・マシーン」が好きなんだろう。
音楽のセンスとか人脈は是枝の影響なんじゃないの?
ゴンチチとか、ああいう感じのやつ
蛇イチゴはもともとFamily Affairっていうタイトルだったからな
492 :
名無シネマ@上映中:2010/01/23(土) 12:42:05 ID:P95gDfzG
It's A Family Affair〜♪
あのアルバム(暴動)は中毒性があって、いつ、どんな聴き方してもファッキン・ファンタスティックなグルーヴ感が得られる。
JBのライヴ・イン・パリ71、
ダニー・ハサウェイのライヴ!、
マイルスのオン・ザ・コーナー、
などは不世出の超絶ファンキー名盤だな。
493 :
名無シネマ@上映中:2010/01/23(土) 13:56:09 ID:pqk/DpWM
この映画を観て、西川監督にはまた「やられた!」と思わされた。
いい監督だと思う。
これからも頑張ってほしいな。
おとうと見てないけど、山田洋次監督は
鶴瓶の役者としての魅力を引き出すってことでは
西川監督に負けるように思う。
ゆれるでも役を魅力的に見せるのが
すごくうまい人だと思った。
HMV ONLINEで予約購入したやつでサイン入りプレスシートあたった
やついる?ようやくブックレット読んだけど西川は文才があるな。あとバンダイビジュアルは邦画にも英語字幕つけるからいいね。
WEB−SHAKEってのもつかってみたいソフトだし
なんだかんだ予約購入してよかった限定版
497 :
名無シネマ@上映中:2010/01/28(木) 13:26:12 ID:PYA5aF3u
ブルーリボン賞で鶴瓶と瑛太が受賞
499 :
名無シネマ@上映中:2010/01/28(木) 20:53:18 ID:I6LbQx5b
蛇イチゴ、最初見たときはそうでもなかったが、良い映画だな。
劇中音楽もファンキー&グルーヴィーだし、
>>497 ブルーリボンは監督賞も。
西川監督、これから諏訪監督みたいに毎回賞をとりそう。
501 :
名無シネマ@上映中:2010/01/29(金) 03:00:41 ID:YSXe9gkm
/∵ ▼ \
/∴ ヽ
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|`──-( / )-( \)l |
| [ , っ l |
`-, 'ヽ、_ソ }'
ノ ヽ、 `' ノ、
/ ゝ ── ' ヽ
/ ,ィ -っ、 ヽ
| / 、__ う 人 ・ ,.y i
| /  ̄ | |
ヽ、__ノ ノ ノ
| x 9 /
| ヽ、_ _,ノ 彡イ
| (U) |
医療メーカーの営業が何年間もばれずに医者続けられるのか?それって医者舐めすぎじゃね。
しかも名医扱いされてたよね確か。田舎もんは白衣着てれば崇めますってか。
それって田舎の人馬鹿にしすぎじゃね。
医学部卒だが医師免許を取得できないとか
又は中退とかで医療メーカー勤務もありえる
もう一度見直すと、冒頭での「(車の)免許ないねん。」っていうのが面白かった。
お、監督やるなあて思った。
サカモトさん(気胸の患者さん)を病院に搬送する時に看護師が棚を開けて何か見つけて崩れ落ちたけど、あれはなぜ?
何か見つけたんじゃなくて
薄々気がついてた伊野の無免許をこの件で確信することになって
これからどうするのかというものすごい不安感とか
とりあえず患者さん死ななくてよかったみたいな安堵感とか
そういうのが同時に襲ってきたのでは
>>506 サンクス
なるほど
久しぶりにまた見たくなってきた
ゆれるよりグサグサ来なかったけど十二分に面白かった
気胸の患者の胸に穴を開けた時、鶴瓶のメガネが曇ったのにワロタ
香川の「これって愛ですか?」にぐっときた
509 :
名無シネマ@上映中:2010/02/04(木) 01:06:23 ID:kQoa7cWv
DVD特典ディスクで、鶴瓶の眼鏡をどうやって曇らせるか、スタッフが議論を重ねていた。
結局、すごく単純な方法で実現してた。
面白いんだろうけどなんか違うという気もしていまいちのれなかったなあ。
テーマが蛇イチゴ、ゆれると同じといえば同じだし。
蛇イチゴは好きなんだけどゆれるはギリギリ許容できないと感じた。
面白い返してみると良くできていた気もするが驚きはなかったな。
面白い→思い返して
キネ旬決算号に興収4億7000万と書いてあった。すごいね。
513 :
名無シネマ@上映中:2010/02/07(日) 00:06:05 ID:CJccX5lP
レンタルDVDで見たけど。びっくりしたけど最後のシーンで涙が出た。
自分でもなぜかわからなかった。
最初はちょっとしたきっかけだったのだろうが、過疎地で医者に
なりすます男。父が大病院の医者で憧れたが医者になれずに、
医療メーカーのセールスマンをやっていたのだろう。
それを示すのが父から盗んだペンライトを使う場面でわかる。
出来心だったのが、勤務すると、回りの期待が大きかった。
過疎地での医療への活動は大きく、期待される。
それは医療技術であるとともに、閉鎖的地域の
精神的な存在として、過大な期待をうける。
自らもとまどいつつもまわりの期待が男を振り立たせる。
医学を勉強し、医者になろうと努力する。
男は期待の大きさから絶えず降りる機会を計っていたのだろう。
そのたびに回りが、医者であり続けることをもとめるのだ。
緊急場面に追い込まれたとき、看護婦が治療方法を教える。
彼女は偽物であることに薄々気づいていたのだが、
男が医者であり続けることを求めていたのだ。
514 :
名無シネマ@上映中:2010/02/07(日) 00:14:48 ID:CJccX5lP
赴任した新人の過剰の期待から、思わず自分が偽物であると話すが、
疑うことが考えもおよばず、精神的な偽物だと勘違いする。
大きな病院の息子である彼は父こそが偽物だという。
このような話の中で、現代の医療問題が浮き彫りにされていく。
過疎地の医者不足、免除を持つことが医者なのか、という
現代の患者と向き合わない医療問題。
このような問題そのものが、男をみずからの意思とは
別に医者であろうとさせつづける。当初、詐欺師であった男が、
医療問題から医者であることを強制されるつづける犠牲者として
現れてくる。
そして男が逃げたのは、偽物があることがばれそうになったから
ではなく、一人の余命短い老女の命と関わり、その重さのを
背負うことができないと悟ったとき、である。
彼の逃げ足は速かった。ちょっと用事で近所でかけるように
逃げ去った。それが彼のまったきたきっかけだったのだろう。
515 :
名無シネマ@上映中:2010/02/07(日) 00:23:31 ID:CJccX5lP
ここまでならば、現代の医療を浮き彫りにする問題作となるのだろうが、
最後の最後に、その老婆が入院した病院に、食事を配達する給仕として
ひょっこり現れる。そして食事を渡しながら、にっこり笑う。
犯罪者として終われているのに、なんという脳天気さ。この笑顔が
すべてを救っているのではないだろうか。このドラマは単に医療問題を
投げかける問題作などではない。人間を描くドラマである。
この最後のシーンでなぜ涙が出たのか、ボク自身もわからない。
その笑顔を見たときこみ上げてきたのだ。 そこにあるのは
それでも生きていく人間のやさしさ、たくましさなのではないだろうか。
真の映画の力とはここにあるのではと想った。
自分のブログに書けカス
>>516 が、あまりにも情けないんで、数字を赤く塗ってさらしてやることにした
ざまぁw
よっぽどくやしかったんだなw
ほんとくやしかったんだね、>516はw
これは、神話だよね。
寓話だよ。
映画だよ
カガテルがいきなり後ろにひっくり返って「これは愛ですか」とやるシーンが好きだ
伊能治=いのち
528 :
名無シネマ@上映中:2010/02/22(月) 23:39:23 ID:OEtPGv/P
レンタルみたよ〜
面白かった。「揺れる」>「ドクター」>「蛇いちご」かな。
「揺れる」のときはざらっとしたモヤモヤ感が残った(いい意味でね)けど、
これはすらっと見られるファンタジーだね。別に社会問題としての無医村を
強調するわけでなく、偽医者として村にはまりこんでしまった男の悲喜劇
だと感じた。
でも何か老成しすぎのような・・・
うますぎてエネルギーは余り伝わってこないのが欠点かなあ。
529 :
名無シネマ@上映中:2010/03/04(木) 00:48:08 ID:3b9O4s/p
月刊シナリオにディアドクターが載ってたよ
日本シナリオ作家協会が選んだ2009年最優秀シナリオ賞、菊島隆三賞を受賞したからだそうだ
ゆれるは載らなかったので、蛇イチゴ以来の久しぶりのシナリオ掲載だわ
やっぱり文章で読むとわかりやすいね、短編小説っぽい
530 :
名無シネマ@上映中:2010/03/06(土) 00:35:26 ID:fLtnd9Pp
今レンタル見終わった。
最後の茶出しつるべぇは、どう解釈するのが正解・・・?
妄想?現実?
531 :
名無シネマ@上映中:2010/03/06(土) 01:30:58 ID:+69E9CUj
どっちでもええねんで。解釈は自由や
シナリオの記述からすると現実
余さんおめでとうございます
余貴美子さん日本アカデミー賞助演女優賞おめでとうございます
余さんおめでとうございます
予算おめでとうございます
余は満足じゃ
余のメラだ
余さん、おめでとう
余さんおめ
>>529 批判している選者たちが、伊能を鶴瓶へのあて書きだと言っているのがちょっとね。
確かに標準語で書いてるわ
改めてディアドクター、いろいろな賞おめでとうございます。
ようやく観た
発想が蛇イチゴとまんまだな
面白いけど あの古臭い村人の描き方が萎えるなぁ
きょうび病気一つで年がら年じゅうあんなに集まらんだろ
いくら1500人の村でも
しかしあの葬儀屋に連絡しろと言った婆の存在は超リアル
伊野はソンガンホをイメージして書いてたんでしょ
まぁ、当然配役は無理なので是枝に相談したら鶴瓶の案はでてきた
シナリオは標準語で書いたけど、鶴瓶に言いやすいように自由に変えさせてたんだよね
>>545 そうそう、鶴瓶への当て書きではないんだよね。
なのに「シナリオ」の選者が、当て書きの鶴瓶の力に頼ったシナリオだと
批判しているのがなんだかなと思ったんだよね。
途中で寝てしまいました
もったいない
1回目より2回目の方がしみじみくるよ
事実を知った井川遥と八千草薫の会話のシーンはくるな
井川遥が出色だったね
文化庁は12日、芸術の各部門で業績を残した個人に贈る2009年度芸術選奨を発表した。
文部科学大臣賞は音楽家の坂本龍一さん(58)、演出家の鵜山仁さん(56)ら19人。
新人賞は映画監督の西川美和さん(35)、アニメーション映画監督の細田守さん(42)ら11人を選んだ。
19日に文化庁で贈呈式を行う。
背小さいよね150位?
西川監督おめでとうございます!
これってすごい賞なの?
そういう訳では・・
本屋大賞みたいなもんでしょ
洋画と混じえての順位で、しかも映画をよく知ってる単館系の興行側の人たち
から選ばれてるから、うれしくはある
560 :
名無シネマ@上映中:2010/03/21(日) 23:38:51 ID:tutYxvLr
いまでも町医者でひどいのがいるよ、やたら高圧的で命令するやつ。
561 :
名無シネマ@上映中:2010/03/22(月) 00:32:25 ID:C1r9eA8y
大天才だよ!
まっつぁんは
鶴瓶が出てるってだけで何の予備知識も無く観ました
鶴瓶先生が村の人達と濃厚な関係になってたので、これは鶴瓶先生破綻するなと思ってたらあんのじょう
でも偽医者ってのにはビックリ。
鶴瓶偽先生の大好きなお父さんは立派なお医者さんだったんでしょうね
優しい気持ちになれる良い映画でした
564 :
名無シネマ@上映中:2010/04/10(土) 17:48:10 ID:JgZwJsk2
これとかゆれるって単館って話だけど
東京ではどの劇場で公開されてたの?
すいません無知なので教えてください
ゆれるはシネカノンとかCQNとか武蔵野館とか
ディアドクターは東宝系シネコンとかシネカノンとかヒューマントラスト渋谷とか武蔵野館とか
566 :
名無シネマ@上映中:2010/04/15(木) 14:15:01 ID:QBG6n+78
すいません無知なので教えてください
気胸の処置の後、看護婦が崩れてたのが不思議だった。
以前に救急にいて、元旦那が医者ならば、偽医者なんかすぐ見破るはずだから。
余看護婦は、鶴瓶に本当に医師であって欲しい、
と僅かな希望を持ちながら、三年間補助してたんだな。
と好意的に解釈する事にした。それでも、かなり無理あるけど
そんな不躾な事よりも、映画の感想も書いとこ
なんというか画が綺麗。静かに染み渡る映像というか…。
柔らかなストーリー展開も落ち着いて観れる。
女性特有のあざとさが良い作用を起こしてる。所々に計算されたヤラしさが。
ジジババ禿げに見慣れた頃に、突然降臨する井川遥が眩しすぎるトコとかw
昔はこの手の偽医者が捕まった事件が時々あったね。
二目度は映画館で見ます。 良かったぁ−!
>>568 単純だけど【赤い外車に田舎の緑】も画がしゃっきり締まって良かった。
>567
ニセ医者という事実が露呈して、驚いて崩れたというより、
人の生死を左右したことの重圧から崩れたんじゃないの。
それだけ医療行為が責任感を伴うもので、一連の事件の重大さを
象徴するシーンなんでは。
井川遥がいい感じになってて驚いた
イケメンしかハンドル握らせない
この先もたぶん・・・