エロい?
4月25日公開だと思ってたのに、6月なんだ。
4 :
名無シネマ@上映中:2009/02/20(金) 01:15:51 ID:6Bm1Ack9
あげあげ
5 :
名無シネマ@上映中:2009/02/22(日) 21:27:41 ID:wxna7xrl
誰か教えて
基本的なことなんだけど、ハンナはなんで文盲であることを隠したの?
見ても分からんかった
あと、テープ録音して送ったりして優しかったのに、釈放の前に会いに行った時はちょっと冷たかったように感じたんだけど何故?
あと、なんでおっさんになってから録音テープ送ろうと思ったんだろ
プライドじゃね?
7 :
名無シネマ@上映中:2009/02/23(月) 17:21:58 ID:HiKSLJfS
主演女優賞 ケイト・ウィンスレット受賞しましたーage
スレタイ「ひと」にした方がよかったね
6/19公開ってもうアカデミーのことなんか忘れたころだね
うん…
今日チェンジリング見て来て、アンジェリーナ・ジョリー凄ぇて思うと同時に
彼女を上回ったケイトの演技、早く見てぇぇぇぇ と
垂れ乳腋毛おばさんと少年ちんぽの映画ですた
なんで映画のタイトルを朗読者にしなかったんだろう。
本もそこそこ話題になったのに。映画化すると聞いてから長かったな。
このタイトルじゃ原作本読んだ人は、見逃しそう。
海外小説が売れた時代が、ものすごく昔の事みたいに思える。
15 :
名無シネマ@上映中:2009/02/28(土) 05:09:33 ID:VTXoQzF2
チェンジングのアンジーの動の演技に対して
間をたっぷり取った静の演技が際立ってよかった。
単に少年の筆下ろし物語かと思ってたら
ヒロインが元SSでした、とナチの残党狩り裁判が始まってビビった。
常に年上風を吹かせているかと思ったら実は無学で文盲ですらある事を
涙ぐましいほどに必死に隠している演技が秀逸。
収容所の生き残りの女性が明らかにユダヤの富裕層なのがまた皮肉…
まだ6月の公開まで3ヶ月半もあるからこのスレ落として新しいの建てようぜ
スレタイ間違えるドアホ
>>1
>>16 自分もすっごく面白かったから語る所が欲しい
どのくらいで落ちるかな・・・
原題のThe Readerも入れた方が良いよね
YO!
test
20 :
sage:2009/04/16(木) 01:43:44 ID:JEoo+89A
アカデミー賞授賞式女優部門で、ケイトウィンスレットがでたとき
ハンナみたいだと思ったら、ハンナシュミッツの役を与えていただき
有難うございますと言っていたので、愛を読むひとが朗読者の
映画だとわかった。ケイトはすごい。本当にハンナはこんな人なんだと
思える風貌になっていた。ギリシャ風の洋服もハンナっぽいというか
髪型もそうだ。映画が終わってもまだハンナがとりついているような。
>>5 > 基本的なことなんだけど、ハンナはなんで文盲であることを隠したの?
> 見ても分からんかった
俺もわからなかった。
文盲だからレポートを書いたのはハンナでなかったんだが
誰の罪を背負ったんだ?
見た。
なんか違う。短い時間であれだけの心情を表現するのは難しいのかな‥一番泣いた所が無かったのも不満の要因。
ハンナの乳輪がちょっと大きかっかのが逆にエロく感じました。
でも、自分は【朗読者】読んであまりいいと思わなかったから
好きな人が見たら、また違うかも。
ハンナがとりついているような
なるほど
間違いなくベスト演技だったよ。
全くファンじゃないんだけど
>>21 裁判ではユダヤ人を護送中に空襲にあい宿としていた教会が火事になったときに
教会の鍵を開けずにそのままユダヤ人の囚人を焼死させた罪がさばかれていた。
ハンナは責任者ではないのに責任者だとされ罪を受けた(冤罪)
しかし、ハンナにはもうひとつの隠しておきたい罪があった。
それは囚人のなかにお気に入りを作っていたことだ。
文盲のハンナはお気に入りの囚人に朗読させていた。
ハンナの最後の朗読者であるミヒャエルにはハンナにとって
朗読者がどういうものか自分の経験と重ねないわけにはいかなかった。
(ハンナにとっての朗読者がただ朗読だけしていたと信じきれなかった)
ハンナは文盲であるといえば、冤罪とわかりその罪は放免されるが
もうひとつの罪が浮上する危険があった。ハンナは罪をかぶっても
もうひとつの罪についてあれこれ人からいわれたくなかたのではないか?
ハンナが亡くなって、遺言で最後の朗読者であるミヒャエルにユダヤの娘
のところにお金を持っていくように頼むくだり、ハンナはその罪をユダヤの
娘に告白するつもりがあったとは思えないが、娘はミヒャエルと会うことで
ハンナの罪を察してしまう。「僕は15のときにシュミッツさんと出会い
彼女の朗読者でした。そして僕たちは関係を持っていました」しかしその
告白はユダヤの娘の知りたいことだった。真実が告げられたことがユダヤの
娘の心のある部分をとかした。ハンナは缶に入れたお金を娘にわたすように
遺言したが、娘の心をとかしたのは、お金(ハンナの命)ではなく、
缶(ハンナの死ではなくそれを伝えにきた朗読者自身)だった。
>>26 原作読んで映画もみたけど、まったくそう感じなかった。
ユダヤ人の娘が缶をもらったのは、全てを奪われた彼女が何かを取り返したような…
うまく説明できないけど、ハンナと彼の経緯なんて彼女にとっては
どーでもいいし、だから何?私達がどんな扱いされたか知ってるでしょ?くらいな感じだと思ってた。
あと、ハンナがお気に入りを作ってたのは、ハンナの優しさだと思いたい。
文盲をひたすら隠したのも、当たり前のようにみんなが読み書きできる時代に
読み書きを覚えられないような環境にいた子供時代を知られたく無かったし、言いたくない何か(過去)があったんじゃないかなぁ。って勝手に思ってた。
長文スマソ
>>28 ユダヤの娘の心のなかにはずっと処刑されていった小さな朗読者たちのことが
ひっかかっている。ユダヤの娘は自分のことだけではなく、強制収用所に
いた若くて弱い女の子たちのことも思っている。その当時は余裕がなくて
その子供たちのために力になることができなかったという思いもあるの
だと思う。かわいそうだとおもっていたのだろうし、彼女たちは自分たちが
思う以上にかわいそうなめにあっていたのではないかという疑惑もあった
と思う。
当時、ハンナによって弱弱しい子供らが順番にひとりづつお気に入り
にされた。ユダヤの囚人たちは子供が酷いことをされているのでは
ないかとおもい尋ねると、子供は「ただ本を読んでいただけだ」
と答えた。それでみんなはよかったと思ってしまった。けれどもほんとう
によかったのだろうか?というのがユダヤの娘の長い期間かけての問い。
子供たちはお気に入りにされるとほどなく処刑されていた。
その問いについて、答えを持って訪れたのが最後の朗読者のミヒャエル。
ミヒャエルの言葉からユダヤの娘は小さな朗読者たちが必ずしも「ただ本を
読んでいた」だけというような平穏な状態にあったのではなかったと知る。
強制収用所時代にあったと同じお茶の缶は、まさにユダヤの娘のところへ
真実を知らせにきた若くて弱い朗読者たちの化身だったのではないだろうか。
ハンナはユダヤの娘にお金をこと付けた。お金を持っていくというのは口実で
ユダヤの娘に伝えたかったのはハンナが自分で自分の命をたったということ。
それはハンナの死が少しでも娘の溜飲を下げることになるだろうという思いからだ。
しかし、ユダヤの娘はハンナの思うよりもずっと理性的な人間だった。
彼女はハンナの自殺には心を動かされない。
偶然により遣わされた中年の朗読者から聞かされた話からあの朗読者の女の子
たちのおかれていた境遇をはじめて知り深い悲しみとまた彼女らに会えたような
懐かしさを感じて缶を手に取りなでるのだろう。
最後に哲学者であるミヒャエルの父の「自由と尊厳」についての言葉がここでまた
生きてくる。「私は他人がよいと思うことを自分自身がよいと思うことに上位に
おくべき理由は全く認めないね。」
31 :
28:2009/05/02(土) 09:09:04 ID:1Z6Xpa3X
>>30 じゃあ、ハンナはお気に入りの娘達とエッチな関係にあったってこと?
そう思いたくないなぁ‥
彼がお金を届ける事で、ハンナがひたすら隠してた(文盲)が知らされるから
お気に入り=純粋な朗読者で成立すると‥
>>31 エッチな関係にあったとは書いてないけれど
ハンナによって選ばれ愛される、そして突然の別れ。
子供たちにとって別れは処刑されることだったのだから。
それだけでも残酷なしうちだったのではないだろうか。
原作読まなきゃ
個人の解釈の話なんかどうでもいい。
この映画で最も重要なことは、BDで鑑賞すると、
マイケル(映画は名前も英語読み)の先細りで皮被りのチ○ポと、
Hシーンでのハンナでっかい肌色の前張りが、非常にくっきり見えるということだ。
w
36 :
名無シネマ@上映中:2009/05/17(日) 10:47:31 ID:a+JN8CMq
38 :
名無シネマ@上映中:2009/05/18(月) 23:23:46 ID:hUNmwfnN
安易でくだらない宣伝よく思いつくよねぇ・・・
映画観てないんじゃネーの?
40 :
名無シネマ@上映中:2009/05/19(火) 19:54:16 ID:5DinnByl
原作の小説がある場合は本屋とタイアップして宣伝するといいのにね。
双方にメリットがあってお金もかからないし。
小説なんて読まないんじゃないか。
原作は日本でも話題になったし確か新潮文庫の100冊に入ってるのにね。
結構良かったのだがレスすくなっ!
まだ試写会段階だから見た人少ないと思うよ
45 :
名無シネマ@上映中:2009/06/02(火) 20:43:18 ID:KOpRFc9I
試射会でみた。
ケイトの少しだけくたびれた裸体が熟女好きにはたまらない
わりと原作に忠実だけど、後半マイコーが親や裁判長でなく父親だったり
ドイツ人による戦争の反省というテーマがぼやけてるのは、非ドイツスタッフ映画だからしかたないか
むしろ原作を読んでない人に強く薦めたい
47 :
名無シネマ@上映中:2009/06/03(水) 00:58:35 ID:GpJxclmY
予告見たけど平井堅の曲がすごくあっててよかった
48 :
名無シネマ@上映中:2009/06/03(水) 12:04:32 ID:fCdZ5Zpn
PG-12とかR-15とかないの?
よく覚えてないが、どっちか着いてた。
PG12のようですよ
あんなにエロくてセックルシーン盛りだくさんなのにPG12でいいのか・・・?
52 :
名無シネマ@上映中:2009/06/05(金) 12:37:34 ID:bStuNw1l
切ない話でしたね。
最近レオと共演した作品と似て終わり方が暗い。
戸田ナッチの字幕で一気に萎えた
54 :
名無シネマ@上映中:2009/06/05(金) 17:34:30 ID:3NM7zdIY
ケイトがクンニされまくり
なんかこの映画のケイトはマドンナ(歌手)と似てた
いけちゃん諦めてこっち選んだのに満員で入れなかったぉ。
この話英語でやっちゃいかんだろ
いちいち気になっちゃったよ
ケイトは乳出しまくりで凄いけど
58 :
名無シネマ@上映中:2009/06/06(土) 00:50:32 ID:E1tWrPz6
ケイトがお婆さんを演じていたけど、目が濁ってなくて綺麗だったから少し不自然に感じた。
ベンジャミンバトンの時のケイト・ブランシェットの婆さん姿の方が全く本人とも気付かなかった。
お婆さんつっても60代くらいだから
皺がないんだよ。婆ちゃんのケイト
今頃映画化?って思ったけど良いタイミングだったかもね。
原作と比べられることもないし。忘れちゃったし。
62 :
名無シネマ@上映中:2009/06/06(土) 23:43:16 ID:9az4lMJz
マム・フェイタルの話だよね。
日本で言うところの運命の女。
60歳を演じるケイトが妙に皺がなかったり、目がきれいだったりして
不自然なのは実に魔物チックで原作に沿っていると思う。摩訶不思議な
ハンナという女をよく演じていると思う。
原作ではミヒャエルは60歳の実物のハンナを老いたと感じるのだけれども
アメリカへ出張で行ったとき、同じく年はとってはいるが異性としての
魅力がいささかも衰えないチャーミングなハンナと一緒に住んでいる
という想像をするんだよね。
ファム・ファタール?
ただのセフレに愛だなんて
なんだよマムって
切符切りから事務に昇格した時、喜んでいたけど、事務なら文字を書けないと無理だよね。
>>66 どこみてた?逆だ。逆。あんまり喜んでなかったぞ。
仕事内容が事務とわかったときにはかなり戸惑うように表向きで喜んでただけだ。
「事務をしてもらう。」
と上司?に言われた時も複雑そうな顔してたし。
文字が読めないからやりたくないんだと思った。
だから事務職に昇格前に仕事辞めたんじゃん。
公開の6月19日って、朗読の日なんだねw
>>67 将来性のある子をいつまでも構っていてはいけない、そんな思いもあったのではと思った。
試写会で見てきた
マイケル役の寄り目ドイツ人俳優が初々しくてよかった撮影当時17歳
ベッドシーンは18歳で撮ったらしいけど裁判所場面から撮りはじめたんかな?
ボズスキャッグスじゃなく平井堅な所が観る気が失せる
世界の中心で愛を叫ぶと同じ扱い
自分が見た試写会では平井堅の音楽流れなかった気がしたけど・・・
あのあと流れたのかな?
あ、分かった。
全部英語の歌詞だったので違和感なく気づかなかっただけだ
そう言えばP.S.アイラブユーは酷かったなぁ
18歳ならリアルでも盛んな年頃だな。
その相手役がケイトとは...
良いのやら悪いのやら
監督来日するね、トニー賞おめでとう
78 :
74:2009/06/09(火) 09:25:12 ID:UNNcIr8J
71が流れるって言うから、流れたっけ?じゃぁ流れたけど分からなかったのかな?と思った
ということは流れてないかも・・・すまん、正直平井賢全く分からなかった
80 :
名無シネマ@上映中:2009/06/10(水) 00:41:13 ID:pHhEJkpM
盛り上がらないね
なぜ平井堅に変える必要が
デヴィッド・クロスで全編やっても良かったかも
原作本よりマイケルがいい人になってる気がする(原作では嫌な奴だった)
あと、ケイト・ウィンスレットだったのは大正解だね
ニコール・キッドマンだったらイメージあわない
ニコールと少年と言う映画はもうあるからなあ でも声ならニコちゃん最強
ニコールは演技力がないから、ケイトの様に複雑な表現は無理だと思う。
ボトックスのやり過ぎで無表情だもん。
東京メトロに置いてある雑誌『Metropolitana 6』に
デヴィット・クロスのインタビューが出てたよ。
片頁だけだけど。
地方なので手に入れられない
要約でいいので内容教えていただけないでしょうか
>>88 有難う!!!
俳優休業してたかもってのが面白いね〜
ついでに本分↓も。
誤字があったらごめんなさい。
戦後ベルリンを舞台に、過去を背負った女性と年下の少年との悲恋を描いた映画『愛を読むひと』。
作中、ヒロイン役のケイト・ウィンスレットに負けない存在感を発揮しているのが、彼女と恋に落ちる
少年時代のマイケルを演じたデヴィッド・クロスだ。ドイツ生まれの現在18歳。
「国際的な映画は本作が初めて」という彼は、オーディション段階ではなんと、まだ中学生だったそう。
「実は、俳優業を休業して学校に戻ろうと思っていた頃に、ちょうどオーディションが始まったんだ。
もう映画に出るつもりはなかったんだけど、でも名作として評判の原作で、監督はスティーヴン・ダルドリー。
すごくいい映画になるだろうし、ひょっとしたら『リトル・ダンサー』のようになるかもしれないだろ!?やるしかない
と思ってオーディションを受けたんだ。でも決まったときは本当に驚いたよ」
その後、学業と両立させながら1年近い撮影期間に突入するが、ドイツ人の少年の前にはハードルが
いくつも立ちはだかることに。
91 :
つづき:2009/06/10(水) 13:07:00 ID:8/a94qSz
「僕はまだあまり経験がないから、簡単ではないと感じたよ。新しいことがたくさんあったし、台詞はすべて
英語だったしね。でも、ものすごく挑戦しがいがあった」
劇中、彼の演じたマイケルは戦後世代ながら、ナチスによるドイツの悲惨な傷を思い知らされていく。
デヴィッド自身も、問題への理解は避けられないものだった。
「撮影期間の長さにも助けられたと思う。マイケルが抱える難しい問題についてじっくり考えて、消化する
時間があったからね。僕は本作を、ドイツ人ではなくイギリス人の監督が手掛けたのはいいことだと思うんだ。
ドイツ的な題材だからこそ、客観的に描くことができたんじゃないかな」
ケイトとの美しい情事も見どころだ。ヌードに抵抗は?という質問には「もちろんあったよ!」と初々しい答え
が返ってきた。
「最初はすごく緊張しちゃって。でもケイトやみんなが僕が大丈夫なように助けてくれたんだ。監督の演出も
やりやすかったしね」
「役者として、本作のおかげで成長できた」と語る彼。成長途上の“今”の輝きは、映画のなかに閉じ込め
られている。
マイケルの父の書斎のシーンは写真あるから撮影はしたけど、本編に無かった気がする
カットしたんだろうね
ずっと家族の元に帰らないで
オバサンの家でセックル三昧だったのか
原作では早番の時は授業を1つ早退して通い、遅番の時は昼休みに行ってたと思う
97 :
名無シネマ@上映中:2009/06/11(木) 09:59:18 ID:CLu4l7VV
日本でもボカシなし?
下半身はそんなにしっかり映ってない気がする
ケツはドアップで映る
ただのセックス映画?
前半は年増女とのイチャイチャ映画
中盤は戦争犯罪とドイツの贖罪について
終盤は心の中に昔の女がずっといる男の話
本日読売夕刊に大々的な広告が出てました。
しかし公式HPはあまり充実していないですね。
監督を招いての試写会があったのに、公式ブログの更新もされてない。
筆おろししてもらったセフレをいつまでも忘れられないというお話
レイフファインズで良かったのか?
レイフ・ファインズは巧かったよ
でもこれは一人の俳優が全部演じた方が良かったかも
無名の新人に主演させるのはスタジオ的に難しいだろうけどね
それは回想はいらないと言う意味か?それとも主役の少年に老けメイクをさせろという意味のどっちだ?
あるいは別の30男にガキを演じさせるのか? そーいうのは小百合様だけで十分
デイビット・クロスが40歳まで老けメイクで演じるという意味
毛糸が一人で老人までやってるんだから男も一人でもよかったかもね的な意見です
声が若いからね
18じゃ無理よ
110 :
名無シネマ@上映中:2009/06/14(日) 02:49:57 ID:N3N02PSD
タイトルが不満だ。
この物語は一見すると
ある男が少年時代に経験した年増女とのラブストーリーの様に見えるが
それはホンの一部でしかない。
主人公の男(少年)→語り部が
不可解な自殺を遂げた初恋の女の行動を理解する為に
少年時代の自分と女との過去を回想していく。
それを元に男はその女を理解していくという
非常に繊細なヒューマンドラマなんだよ。
それなのに「愛を読むひと」とか…
上っ面しか見て無いんだな。
111 :
名無シネマ@上映中:2009/06/14(日) 03:08:56 ID:P/0pgZVU
無駄に長い。前半のセックルシーンいらない。
彼女の為にカセットテープを送るあたりを長くして欲しかった。
112 :
名無シネマ@上映中:2009/06/14(日) 04:35:18 ID:Iy332Dx5
婆さん連中は大喜びだろうけど、
俺には
「婆ァが純情な少年を誑かして童貞を奪う、非常に胸糞の悪い小説」
という印象しか残っていない。
確かにこの二人にそんなに愛は感じない
坊やのちょっと関係持っただけの人間に対しての
思いやりみたいなものにはグッと来るけどさ
小説の二人には全く共感しない
映画でも一番共感できるのは刑務所長
でもまぁ良い映画だと思う
重要なはずの若い頃にオバサンに少年が
朗読をしてあげるシーンがなんか希薄な感じで
全然印象に残らないのが・・
セックルシーンをやたら合間合間に挟むから尚更・・・
そう?タンタンまでもすげ〜熱心に読んでて、ハンナも一所懸命聞いてるなぁ〜と思ったよ
刑務所長さんはハンナの行動を見て、免罪だって気が付いてるし、テープを送ってくる相手もそれを知ってたって分かってるよね
あの人が読者というか映画の観客の代弁者だな〜
それにしてもなぜ返事書かなかったんだろう?
何かいていいか分からなかったから?免罪を見逃させ自分を法に反させた原因のハンナが許せなかったから?
118 :
名無シネマ@上映中:2009/06/15(月) 13:11:50 ID:WMVwpO2Z
主演の女と男が似すぎだw
近親相姦かイトコの恋愛か?w
119 :
名無シネマ@上映中:2009/06/15(月) 23:34:09 ID:o4PZih/V
免罪?冤罪だろ
120 :
名無シネマ@上映中:2009/06/16(火) 18:49:22 ID:V4vYHxCV
あのチンコは完全に児童ポルノだろ。何でモザイクかけねーんだよ。胸糞悪い映画だ。ショタコン腐女子向けのポルノだろ。日本は女向けのポルノには本当に甘いな。
イメージソング平井堅が歌ってたけど、あれ昔タバコのパーラメントのCMでやってたような…。
Yahoo!にケイトのインタビューが載ってるな。
この老けメイク、すごいな・・・
123 :
名無シネマ@上映中:2009/06/17(水) 07:13:35 ID:GbB7g3LN
>>118 あのふたりは近親どころか一心同体というか同類ひとつものが分かれた片割れ。
124 :
名無シネマ@上映中:2009/06/18(木) 01:42:19 ID:cewmSQat
日本でもチンチン丸見え?
刑務所長の人って、めぐりあう時間たちのメイドの人?
127 :
名無シネマ@上映中:2009/06/18(木) 20:46:23 ID:AWij/hDi
平井の兄貴の歌は本編では流れないよな?
女には観て楽しいAVとか、そんなに無いんだから、
男の子のチンチンくらい見せてよ。
うちが観たバージョンでは見えなかったど
チンコ見たきゃ北米版のBD買え。もう出てる。
リージョンも日本と同じだから普通のBDプレーヤーやレコーダーで再生出来る。
多分ボケてブレて暗い映画館より、はっきり皮の被り具合が分かるよw。
131 :
名無シネマ@上映中:2009/06/19(金) 02:32:58 ID:/4BzGtLl
>>121 そうだね。懐かしい。
書斎シーンはなかった
133 :
名無シネマ@上映中:2009/06/19(金) 14:33:28 ID:k5B90Ye9
電車の二両目に 乗ったことで 喧嘩になったのは どうゆう意味
なんだろう?
ハンナは自宅に踏み込む事は許せても職場に踏み込むのは許さない心のガードがあったって事かな?
結局あの秘密も絶対に漏らさなかったし、勝手に消えちゃうし
136 :
ry:2009/06/19(金) 16:09:04 ID:DkjOiCLh
137 :
名無シネマ@上映中:2009/06/19(金) 16:25:48 ID:+e3+g8xk
ケイト目当てで見てきました。ケイトはお尻はまだプリプリして後姿には若さを感じたけど
乳はニュウリンから乳首にかけてのしわが歳を感じさせた。でも、話としては単純ながら
男からみても思春期を思い出させてくれる内容で興味深かった。濡れ場がストーリーに
自然と溶け込んでいたから必然性があり、裸を売り物にしていないことがよくわかる作り
になっている。裸目当てで見に行った俺は恥ずかしい。
最後に・・・男のヘアを映画で初めて見た。男のヘアは不要だろう。
139 :
名無シネマ@上映中:2009/06/19(金) 20:32:02 ID:gVBkOPBM
まったくケイト・ウィンスレットはホントいい役者だよな。
俺的には役者目当てで観に行きたくなる数少ない人。
このままオバサンになってもメリル・ストリープ級の大女優
として末永く活躍してほしいぜ。
それにしても平井堅とか使って懸命にスイーツ(笑)層へ宣伝してるけど、
ケイト・ウィンスレット&ロジャー・ディーキンスって
スイーツ(笑)向けどころか完全に映画野郎向けの作品だと思うんだが・・・。
試写会ではヘアなんて見えなかったぞ!!
みてきた。なんか引き込まれたよ
142 :
名無シネマ@上映中:2009/06/20(土) 00:46:12 ID:kIGo56ug
DVDいつでんの?
部屋で抜き抜きしながらみたいんだよね
中学生はあんなんで抜けるんだ
144 :
名無シネマ@上映中:2009/06/20(土) 01:08:58 ID:D9UDAg+T
さっき見てきました。
僕の解釈間違ってますか?
アンナはナチスの収容所でも、収容されたユダヤ人少年に朗読をさせていた。
(朗読をさせていただけでなく、肉体関係だった)
裁判を傍聴していたマイケルは、自分がその少年たちとなんら変わらなかった
こと、愛されていなかったことを知り、彼女を弁護する気になれなかった。
で、彼女、無期懲役に
マイケルは無期懲役の彼女にテープを送る。
そのことが、彼女に希望を与えてしまう。
マイケルから返事がこないことで、アンナは、無気力になってしまう。
刑務所職員のはからいにより、再会する2人
アンナは朗読よりも、本を読んでもらう方がいいとマイケルに言う
(つまりは、あなたと、暮らしたいという意味)
マイケルは、それができないということを態度で伝える。
アンナは生きる希望を失い自殺した。
145 :
名無シネマ@上映中:2009/06/20(土) 01:09:56 ID:D9UDAg+T
アンナは文盲が恥ずかしかっただけでなく、そうした罪が発覚するのを恐れて
無期懲役を受け入れたのか?文盲目を隠すだけで、無期懲役を選ぶのは不自然
北米版のBDでしか見てないんで、本も日本語字幕の内容も知らんが、
映画の台詞に限っては、逆ロリ趣味みたいな話は一切無かった。
てかそもそも、生き残った収容者の娘の方の証言では、
「少女たちを集めて食料と寝場所を与えてたんで変な下心をことを疑ったが、実は朗読させていただけだった」
みたいな話だったし、少年の話も一切出てないはず。
それに文盲を隠して罪を被れば、万が一変な趣味があったとして
バーターでその罪を免れるという仕組みでも全然ないんだよね。
性犯罪と結びつける妄想はなんか気持ち悪い。
147 :
名無シネマ@上映中:2009/06/20(土) 01:51:24 ID:ee1RVns3
>>144 >>アンナはナチスの収容所でも、収容されたユダヤ人少年に朗読をさせていた。
(朗読をさせていただけでなく、肉体関係だった)
肉体関係はなかったと思います。ただの憶測でユダヤの生き残りのあの娘が証言していたんだと私は解釈しました。他の看守の五人もハンナに罪を被す為にハンナに不利な偽造の報告書を書いてましたよね。
よってハンナは陥れられたと解釈しました。
マイケルが擁護しなかった理由はハンナが文盲である事をひた隠しにしているので彼女の意志を尊重したのもあり、突然自分の前から消えたハンナ、今運命的必然的にもこのような形で再会してしまいどうしたらよいのか解らない自分。複雑な葛藤があったんではないでしょうか。
そしてハンナが自殺した理由は
>>144さんが言う通り“もうあの頃の二人には戻れない”というのと読み書きも出来るようになり人生を捧げてまでコンプレックスだった文盲を克服した事で自分の人生を全うしたと心に決めたんではないかなと私は思いました。
平井賢の歌を聴かないで良いのであれば観たい映画だ
149 :
名無シネマ@上映中:2009/06/20(土) 13:09:21 ID:u5PHD5YV
関東の某シネコンで観たけど、堅ネェさんの唄は流れなかったよ
150 :
名無シネマ@上映中:2009/06/20(土) 18:15:58 ID:2B3z8tL1
今日観てきたけど。。千円の日だからw
何か、見てよかったのかどうか。。テンション下がりまくり
虚栄心や羞恥心で人生を誤り身を滅ぼす主人公や
人生を変えるほど愛しかった女性を救えなかった青年。。
二人のうちどちらかがもう少し勇気があればこんな悲しい結末は無かっただろうね
文盲ってそんなに恥ずかしいことなのか。。命を引き換えるほどに
電車の女車掌から昇進したのに何故と思ったが。。事務の仕事が彼女できなかったんだね
それでよりによってナチの収容所の看守なんて。。本当にバカだね
自分は主人公より、残り五人の女看守が彼女に責任を上手くなすりつけた時の嘲笑に我慢ならなかった
あの中に本当に文章を書いた人がいたと思うと。。。
結局主人公達は自分に負けただけなんだ。。マイケルが娘に告白したってなんになる
151 :
名無シネマ@上映中:2009/06/20(土) 19:48:54 ID:xoesFiRm
>>140 自分は昨日観たがヘアやモノは見えなかったよ
ハンナは収容所の本読みしてくれた子たちに性的なことはしてないということだよね。
本当にどうしても文盲を隠したかっただけだと。
ここのスレのレス読んで、他の元看守たちの目配せみたいのの意味がわかった
そうか、ハンナは元仕事仲間に意図的に?はめられたんだね。
でもようやく釈放され、せっかくマイケルが来てくれ、
これから残りの短い人生を〜ってときに首吊りしなくても…
と思ってしまった
そこまで必死に生き抜いたのだから、なにもこのタイミングで死ななくても。
平井賢の曲は流れなかったよ。
余談だけど、予告はxメンだけだった
観客は40後半〜60代、夫婦が多かった。
152 :
名無シネマ@上映中:2009/06/20(土) 19:57:57 ID:m6fAlckt
凡作の極み。
原作の良さが何も生かされてないね。
退屈でした。
>>151 オバちゃんはそうたいしてマイケルに愛はなかったんだと思う
だからマイケルにそこまでしてもらえて嬉しくなったと同時にむなしくなるのさ
原作に無い登場人物(娘、ハンナ以外の戦争犯罪者を糾弾した学生)のおかげで話が分かりやすくなってた
原作よりマイケルも性格まもとだし原作より良くなってると思う
>>133 ハンナは単純にマイケルが自分の働いている車両に乗ってこなかったので
自分を避けるような乗り方をしたマイケルに怒った
マイケルはがら空きの2両目で2人きりになれたらと甘酸っぱい期待をしていただけ
ハンナに自分のロマンティックな気分を分かってもらえず怒られて悲しくなったが
ハンナがなぜ単純な浅い理解しかできなかったのかについてはこの時点では気づいていない
狼少年(少女だったっけ?)と基本設定は同じ(人間として理解しているべき部分を文盲のため学べていない)だけど
こちらの方はハンナが自分のことを闇雲に恥じている点と
本を読むようになって人間(人命を含む)尊重という抽象概念を理解し得たという点で
更なる問題提起につながっている。
>>140 ハンナの家で風呂に入ったシーンで、湯船の中で股間を押さえてるシーンがアップになるとき
ヘアは少し見える。まあ、男のヘアなんて見たきゃ無いけどね。
>>144さんが書いてる通り、収容所の少女の話は出たが少年の話は全く出てこなかったぞ。
ハンナに罪を丸かぶりさせた他の5人の看守にむかついてしかたがなかった。
名前も服役してるときにやっと書けるようになってたが、サインする機会は多いだろうにどうやって乗り切ってたんだろう。
見て来た。
文盲をそこまで隠す感覚がわからなくて、なんかすっきりしない。
原作読んでみるか・・・
ドイツ語でやればリアルさが出るのに
英語で本読むなバカァ
今までの常で文盲を隠したいのもあるし
時代変われば価値観も変わる正義も変わる
生真面目で不器用なハンナは変化に対応しきれず戸惑い
投げやり気分にもなっている
罪と言われれば罪であったと認めたところで
責任の一端を認めるのも、より大きい方を被るのも同じ
どんな裁きでも仕方無いと諦めている
とよんだ。
>>159 いえる
ヴァルキリーもそうだったけど、ドイツが舞台なのに英語劇だと
興ざめで入り込めない
英語よりドイツ語の方が得意なせいもあるかもしれないが・・・
>>157 刑務所(収容所)で小包とか受け取るとき署名欄には線を1本引いてサインの代わりにしてたよ。
文盲を恥じる気持ちについては
サイクリング旅行のときに同じテーブルの小さな子供たちが笑いさざめきながらメニューを読むのを見つめるシーンがある。
「こんな小さな子供でも字が読めるのに」という気持ちは、この時点で彼女の中にある。
「私字が読めないのよ、だからメニュー読んで。無学であきれた?」と言えないのは、やはり文盲のなせるわざ。
家族がいなさそうなので、たぶん生き方の指針が成長の過程で与えられてこなかったから
彼女にできることはひたすら目の前のルールを守ってきまじめに働くこと。電車の会社でもSSでも。
似たような人がいる。
もちろん普通に日本語、英語、スペイン御の読み書き日常会話はできるが、致命的なのは本を読まないこと。漫画も簡単なものだけ。
会話のベースになる「世界の認識」が全く違うので少し突っ込んだ話(複数の人間間での雑談や仕事の話)になるともうついて来られない。
自分でも何かまずいと感じているようだが、わかったふりをして聞いているし、わからないとは絶対に言わない。
真面目でいい人なので皆できるだけサポートしている。
ハンナがマイケルをあっさり受け入れたのも、文盲を知られたくなくて他人を避ける生活をしていて
なんとなく淋しかったのかもしれない。
裁判のあたりからの話だが、まず彼女は職場のルールしか理解できず、
裁判官に「300人が助かるのと看守の仕事を全うするのとでは後者を選んだわけだ」みたいに言われて非難されてもその意味がわからない。
彼女が人として大切なことを文盲ゆえに理解できていないと正しくわかっているのはマイケルだけ。
でも彼女の行いは紛れも無く300人を焼死させた非道なもので、裁かれないといけないし
何よりも彼女が自分のしたことの非道さに気づくべきだ(人間として生きられるようになるべきだ)
と法曹家の卵であり、それだけに高い知性と知力を持つマイケルは考える。
ハンナの陥っている闇を考えると言葉もなくなるほどの絶望感がマイケルを襲う。
ずっとハンナを愛してきた彼は、彼女のプライド? が傷つかない形で文字への道に入るきっかけを与える。
出所が近くなった日、マイケルは初めて面会に行く。
そこで、本が読めるようになっ(て様々な人間観にやっと触れ)たはずのハンナに質問をする。
ところが、ハンナの答えはマイケルの期待とは違ったものだった。失望しながらもこれからの世話を決意したマイケル。
しかし、実は彼女は心の底からの理解に到達しえていたのだった。
とりあえず、出所日まではこんなところだと思っていた。
164 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 09:04:21 ID:cEhbA9Lq
最高のSEXシーン
マンコ載
デートにぴったり
マイケル(と、本を読む人たち)の世界は、抽象思考の世界。
一方、ハンナの世界は具体性にはっきりつながったわかりやすいものだけで構成されている世界。
マイケルが「愛してる?」と聞いたときにハンナの返事が遅れたのも
自分にわからない概念に戸惑っていたからではないか。
一方、セックスは分かりやすく与えやすい。
その世界を隔てる象徴として雪。
167 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 11:59:43 ID:gB73KUYH
ハンナが本を踏み台にして死んだのは、文盲時代の自分と決別したことの表れなのかな?
マイケルがハンナにテープを送っても手紙は出さず、ハンナからの手紙を大事にしまいつつも
足で引き出しを閉めるのは、彼の複雑な気持ちを表しているのだろうか?
ラストで被害女性がハンナの気持ちを受け取るのだが、マイケルとのやりとりがあっさりしていて、
嫌悪感から急に受け入れる気持ちになった変化がいまいち受け付けなかった。
168 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 13:21:41 ID:BwEYZaOV
>>167 >本を踏み台
マイケルにも思いが通じなかったし、結局学んだことに意味を
見出せなかったからかと思った。もう字なんてどーでもいいというか。
それにしてもこの辺のマイケルの心情は一方でテープを送ったり
してるんでよーわからんかった。複雑。
法(学問)に対する虚しさとか諦念みたいな視点もあった感じだし、
なんというか、不器用だけど、ある意味正直な人が、
文・学問、器用だけど不誠実な人々、そんで自分の罪の意識
そんなものからつぶれちゃったのかと。
>>167 彼女は生きて出所するつもりはもともとなく(「静かに」と言っていた)、自分で自分に死刑を執行した。
それが人間尊重の糸口を見つけた彼女なりの贖罪。だから生き残りの被害者に7000マルクを遺した。
確実に死ぬためには途中で見つかってはならないので
乗っても潰れず静かに蹴飛ばせる踏み台は、独房内では本くらいしかなかったんじゃないのか。
170 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 15:50:37 ID:AiIuFKrA
>>146 生き残った娘の話には続きがあるぞ。
わたしたちはよかったと思いました。
でもほんとうによかったんでしょうか?
問いで終わっているぞ。
本当はそれで済ませてはいけないことだったんじゃないか?
悪い子とされてない?されてないよ。ああよかった。
それでは終わらないんじゃないか?
悪いことはされてないがいいことはしてもらったハンナ大好きというのも
あると思うぞ。そこに性的な虐待があったかどうかは疑問だが、
やさしくしてもらって大好きになった相手に突然捨てられて処刑されるのは
やさしくしてもらったからよかったでは本人は済まされないわだかまりがある
のではないのか?
その繊細な気持ちにユダヤの娘もミヒャエルも気づいている。
力のない朗読者たちの心の痛みをうけとめてハンナに自分のしたことに
気づいてもらいたい、そうすれば自分もハンナを受け入れることができる
それがミヒャエルの真の気持ちでは?
171 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 16:11:47 ID:5U+QhhL9
エロいと聞いて飛んできた
>>170 翻訳のせいなのかはどうかは知らんが、その受け取りかたも間違ってる。
子供たちに朗読させてた件に関しては、「変なことはしてなかった。やさしくしていた。」
それでオシマイ。
で、他のオバちゃんたちは、番号で適当に選んでガス室に送ってた。
でもハンナは子供たちは守って、働けない老人等を選んでたと。
しかし結局毎月10人ずつガス室送りにしたことにかわりは無い。
その事実に対して「それが本当のやさしさといえるのか?」という疑問を投げたんだよ。
あといい加減性的虐待にこだわり続けるのはやめてくれw。
173 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 18:26:42 ID:xZam3fz/
ケイトいい演技だった。
ただストーリーはなんかイヤな感じ。
キーになるのが文盲というのもなんか古いし。
ユダヤ人の生き残りの女がニューヨークでいい暮らししてるのも
なんか納得いかない。
174 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 18:39:15 ID:xZam3fz/
あとあのマイケルの娘って裁判のあとに抱いたブスな学生の女との間に
できた子供?
175 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 18:47:06 ID:yRQvv5Xn
あ
176 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 18:53:25 ID:yRQvv5Xn
>>174 そう。あの女子学生がガードルード。
その娘がジュリア。
ガードルード役って、モデルのケイト・モス?
あとマイケルの同級生でゼミ仲間で裁判に異論を唱える役の男性も
GUCCIのイメージモデルだったような(名前は判らん)
エンドロールで見落とした。
判る方、いらっしゃいますか?
177 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 19:01:21 ID:YKS3ve6S
>>172 本ではユダヤの娘の言葉は「ほんとうによかったんでしょうか?」と
疑問形で終わっているよ。
それは問いなんだよ。
そしてその問いはミヒャエルの父親の言葉に関係しているんだ。
人間の尊厳について語った哲学者の父の言葉はこの物語のいろんな場面で
いろんな方向から視点を変えて問い続けられている。
「わたしは他人がよいと思うことを自分自身がよいと思うことより
上位におくべき理由は全く認めない」
この言葉はこの本のテーマになっている。
ハンナは親切で子供たちにいい思いをさせてやったのかもしれない。
けれども子供たちからそれを望んだのではない。ハンナのやったことは
やはりいけないことだったのではないだろうか。
ミヒャエルが裁判官にハンナの無罪を訴えなかったのもミヒャエルがいいと
思うことをハンナの意志に優先させることができないからだ。だからミヒャエルは
ハンナと会いハンナの意志を聞くべきだった。けれどもハンナに会うということは
ハンナの罪、ハンナの秘密についても触れずにはいられない。それでハンナには
会えなかった。ミヒャエルはどうにかしてハンナに自分の心を伝えたいと思った。
それで会わずにハンナに朗読のテープを送った。ハンナには文盲というハンディ
キャップがありそれがハンナの世界を狭窄させそれが原因でハンナは朗読者の
女の子たちの嘆きが理解できないのではないかと思ったからだ。そううまくいく
はずはないが、とにかくハンナの心を緩めて広げることはできるのかもしれないと
考えたからだ。ところがハンナは文盲を克服した。そんなにうまくいくとは思わなかった
ミヒャエルは喜んだ。しかし文盲を克服したハンナは自殺してしまう。広がった世界は
彼女から自信をうばい、今まで感じなかった罪の意識がめばえたのではないだろうか?
ミヒャエルは思惑があって、それはハンナのためになると思ったことだったのだが、
ハンナの文盲をどうにかしようとした。しかしそのために彼女は自殺してしまった。
本を足場に自殺したというのは象徴的だ。最後にまた父親の人の尊厳に関する言葉が
生きてくる。他人がいいと思うことを自分自身がよいと思うことよりも上位におくべき
ではない。
178 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 19:11:30 ID:xZam3fz/
>>176 えーそうなんだモデルか
宮崎あおいを百回くらい殴ってブスにした女だとしか思わなかったw
文盲テーマは古くないよ。
ここ数年の間に出版された(タイトル忘れた)宮部みゆきの本で
識字問題がキーになっている作品もあったよ。舞台は現代日本。
言葉が思考を作る、という観点からいえば、言葉の数が少ない(あるいはほとんどない)ことは現在でも大きな問題だよ。
180 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 19:57:04 ID:xZam3fz/
アウシュビッツの収容所らしきところをマイケルが暗い表情で歩いてる
シーンあったけどマイケルの年だとぶっちゃけそんなにホロコーストに
関心ないんじゃね?
アウシュビッツ行ったことあるけどユダヤ系イスラエル人の傍若無人ぶりに
むかついて帰ってきただけだったよw
181 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 20:14:57 ID:21YP86qS
マイケルが獄中のハンナに朗読のテープを送ることで過去の愛の思い出に浸れる。
それによってハンナが文盲を克服するのは彼の想定外だった。
ハンナは今でもマイケルが自分を愛してると思い手紙を書くがマイケルは無視する。
なぜなら現実の彼女は行き場のない愚かな老婆だった。
それはかつて収容所でハンナがユダヤ人の少女に朗読させたように。
お気に入りの囚人にやさしくしたのも自己満足のために利用しただけだった。
そして現実はアウシュビッツで処刑、裏切られたハンナも自殺しか道がなかった。
182 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 20:16:53 ID:xZam3fz/
ちゅうか全編英語で違和感感じないの諸君?
183 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 20:34:02 ID:fRaCmImD
184 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 20:35:21 ID:xZam3fz/
もうちょっとイデオロギー色が薄いほうが感情移入できたかな。
原作はそれでもいいけど映画は恋愛色が濃いほうが万人受けすると思う。
マイケルと学生の女の子は1回限りの肉体関係だと思ってたよ。
なんか、やったあと自分の部屋に帰っていってしまったし。
あれが後の奥さんになったんだね、レス読んで気付いた
ていうかあれケイトモスなの?ケイトモスはもっと綺麗じゃなかったっけ?
マイケルは生涯真剣に愛したのはハンナだけだったのかも。
ハンナが急に引っ越したのはなぜ?やはり事務になるからってだけだったのかな?
いまいちわかりきれてないやorz明日原作買ってこよ
187 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 20:55:35 ID:Xx+072ec
恋愛色を濃くしても万人受けは難しいんじゃないかな。
そもそも識字が絡んだ話は、それがメインテーマでなくても受け手を選ぶ。
188 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 22:27:40 ID:mhdAzZuJ
>>185 その女の子は原作ではゾフィーじゃないだろうか?
学校の同級生の色白の雌鹿のようなきれいな娘。
大学生のときミヒャエルは彼女の心に入り込み彼女とベットをともにしたが
「当時、高慢で優越的な態度を身につけ、自分が何者にも動かされず
揺るがされず、混乱させられない人間であるかのように振舞っていた」
彼に対して、彼が本当は自分を求めていないのに気づき、それっきりになった。
「」のなかの態度ってハンナに似ていますよね。
189 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 22:51:14 ID:xZam3fz/
ドイツの女性のイメージは地味で堅実、働き者。
ちょっと垢抜けなくてモッサリしてるかな。
ケイトは英語をしゃべってたけどそういう雰囲気はよく出ていた。
190 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 22:56:52 ID:xZam3fz/
>>188 女子学生は映画だと微妙に性格悪い感じになってるね。
「マイケルが私のトコ来るの狙ってたの!」みたいな感じで。
191 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 22:58:47 ID:21YP86qS
不謹慎だが一瞬でいいから
親衛隊の制服着て鞭を持ったケイト・ウインスレットが見たかった。
テーマから逸れるからな・・
>>188 ゾフィーはゾフィーで映画にも出てきたのよ。
15歳当時の同級生で、かわいい子だった。
でもマイケルとの絡みは15歳当時だけだったよ。
映画ではそのゾフィーの役割をあの同じ寮の女の子に充てたのかな。
今は検事で僕より稼ぎがいいはず、というくだりから
ゲートルードは元法学生=その女の子だと思ってたんだけど、
既出の通り、原作では違うのよね。
寮の女の子は作中で名前が出てこないから
やっぱりイコールではないかもしれない。
個人的に、あの寮生の女の子はいけすかない。
デヴィッド・クロスが良かった
自分だけが大人になったつもりの、特別な時間を知ってるつもりの
のめりこむ少年の初々しさがよく伝わった
うろ覚えだけど、疑惑だか嫌悪だかを表すのに
下まぶたを微かにピクピク痙攣させるアップなんて
どう演技したんだろう、なりきって感情をたかめて?
少年役との対比でレイフ・ファインズの老けに違和感があった
小さな女の子を連れてるシーンでは関係性が分からなかったくらい
少年の名残を残すような中年なら良かったのにと思うが
複雑な人間になった中年期のマイケル役は似合ってたのかも
194 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 23:47:18 ID:kf8nq8AJ
ああ確かに電車内のマイケルと幼い娘のシーンは、最初親子に見えなかった。
ご飯食べてるなかの台詞からわかったくらい。
結局、朗読デート重ねていた時期のハンナはマイケルを愛していたの??
自分はそうとっていたがここのレス読んでくと自分の解釈が違ってるぽいから。
195 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 23:52:13 ID:yRQvv5Xn
>>186 サンクス!
全くの見当違いで申し訳ない。
頬骨が張っている顔がケイト・モスに見えてしまった。
原作読んで出直してきます。
スレ汚し、スマソ。
196 :
名無シネマ@上映中:2009/06/22(月) 00:12:08 ID:/7xKnPZV
あとレイフ・ファインズ、知性と品性があり適役かとも思ったけど、
時々「小室 哲哉」入っていると感じたのは私だけかなぁ。
イギリスの俳優よりドイツ人俳優でやっぱりドイツ語で見たかったね。
久々に映画見て号泣した。
ケイト・ウィンスレットってあんまり好きじゃなかったけど、この演技には脱帽。
レイフ・ファインズはやっぱり「傷ついたナイーブな男」の役が似合うなあ。
生え際がかなり進行していて少しショックだったけども・・・。
あと、デヴィット・クロスは上手いね。最初は冴えない感じの男の子だったのが、
ハンナとの逢瀬を重ねるにつれて自信と男っぽさが現われてくる感じがよく出てた。
顔は、若かりし日のヤグディンに似ているかも・・・。
>>194 自分は、ハンナもマイケルを愛していたと思う。
でも、あまりにも住む世界が違うから黙って消えた。
職場で文盲がバレそうになってもいたし、愛情があったからこそ
束縛してはいけないと思って、自ら幕を下ろした。
おそらく、きちんとした教育も受けられないような環境に生まれ、
日々の生活にいっぱいいっぱいで生きてきた彼女にとって、
物語の世界と愛を与えてくれるマイケルは
かけがえのないものだったと思うし。
変化してしまった2人の切なさを出すためにも昔の面影を重ねるシーンがほしかった。
ケイトが評価されてるけどデヴィッド・クロスも凄く良かった。
文盲だと最後まで気付かない方がラスト泣けるかもね。
老けメークさせたデヴィッド・クロスを
ちらちら挿入しながら(アップなしで)
朗読するレイフ・ファインズに移行してゆく
だったらよかったかな
>>196 小室と似た雰囲気でてるね
200 :
名無シネマ@上映中:2009/06/22(月) 06:44:29 ID:YJMY8I3s
>>192 原作ではミヒャエルの女性関係はかなり数多くあったから
そのうちのひとりなのかもしれないですね
ハンナとミヒャエルの奔放な異性関係は共通しているのではないかな
なぞに満ちたハンナという人間がどういうひとだったのかは
ミヒャエルが自身について語ることに示唆されているのかも
201 :
名無シネマ@上映中:2009/06/22(月) 09:18:43 ID:yk0MMuhZ
ゼミで一緒だった女の子、パヒュームのプラム売りの子だったんだね。
美人ではないけど、何かインパクトがある人だな。
そう言われたらプラム売りの子だ!へ〜
序盤のテンポの速さは
「(映画上には出てこない女の感情の機微という)主人公マイケル(≒視聴者)に愛を読ませる物語」
中盤の裁判所のやりとりは
「法科生としてのマイケルが必ずしも善が良であり悪が罪ではない残酷な法、
そして被告として法廷に立っているハンナの気持ちを読む物語」
終盤の刑務所は
「文盲だったハンナが文字の読み書きができるようになる過程の感情、
そしてマイケルが求めていたハンナとの関係をハンナ自らが変えてしまい、マイケルの気持ちに気付けなかった、
そしてその事実に対するハンナがマイケルの愛を読む物語」
最後に、文字の読み書きすらできなかったのに、マイケルの愛に言わば答える形で学んだ文字を、
遺書ながら実際の「言葉」という形で、マイケルがハンナの愛を読む物語、愛を読む人、マイケル。
法の裁いた結論と同様、結果的には不幸な形となってしまったものの、
お互いが相手の愛を読み、言葉にせずともお互いを最大限に愛し、愛せた。
感慨深い映画だった。
法廷でハンナが裁判長に「あなたならどうする」という問いに
裁判長が言葉を失ったのは
・300人の死という重大さに気づかないハンナに対しての絶句
・自分も間違いなくナチの暴虐を見過ごしていたことに気づいての絶句
どっちなんだろ?
時代によって正義は変わる事への絶句では?
というかナチスの時代なんだからハンナがやったことは非人道的だが不法ではない
206 :
名無シネマ@上映中:2009/06/22(月) 18:35:24 ID:ENXhOVSw
>>204 後者じゃないかな。
野蛮な人物の言動が本質をふと突くことがあるから。
日本ほどではないが、裁判官は世間知らずなところがあるんじゃないかね
207 :
名無シネマ@上映中:2009/06/22(月) 18:50:52 ID:JJvqUc3R
>>192 ゾフィーは水遊びのときに水着着てたコ?
>>207 んだんだ
赤地に白い水玉のセパレート水着を着てた娘だ
映画館で観るべき?
で、マイケルはハンナを愛してたの?
ハンナの手紙をムシしたり、冷たい態度取ったり…
イマイチ、気持ちがわからなかった
情熱的で真っ直ぐな昔の自分を愛おしむように
老婆になったハンナへの愛しさはあったと思う。
今孤独な二人がいて、マイケルは互いの慰めに朗読していたけど
昔の日々よもう一度的な気持ははなくて
ハンナに情操教育を施すような気持もあった。
なのに、なかなか成果が上がらなくて苛立った。
でも徐々にマイケルの望む方向へ、ハンナに贖罪の気持ちが芽生えたから
マイケルは嬉しそうに昔初めて家を訪ねた時のように
花束を抱えて迎えに行ったけど
マイケルによって、自分の罪をようやく理解したハンナは
自分でケリをつけていたと。
マイケルはハンナをずっと愛していたと思うけど
愛情の持ち方は時とともに変化している
212 :
名無シネマ@上映中:2009/06/22(月) 23:37:14 ID:z2Mr3RXF
釈放が近くなって、ハンナと再会したマイケルは、ハンナが差し出した手を
握ることを躊躇してた。離婚した身なので、何もやましいことはないし、
抱擁してもよかったのに、あっさりとした面会だった。
時はさかのぼって、マイケルの少年時代に、マイケルがハンナに「自分を
愛してるか?」と聞いたとき、ハンナはすごく躊躇していた。
この2つのシーンが対照的だった。
213 :
名無シネマ@上映中:2009/06/22(月) 23:44:28 ID:JJvqUc3R
自分はこれだけベッドシーンが多い映画を映画館で見たのは
ほとんど初めてだけどこれはこれでいいもんだね。
DVDで観る人も多いしその鑑賞も否定しないけど映画への
のめりこみ方はかなり違うと思う。
214 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 07:30:34 ID:B3UtT4Tx
ハンナにとって文盲はナチの犯罪に加担するより
罪深く恥ずかしいことだった。
しかしマイケルへの愛のため文盲を克服するが
それは自分の過去の罪に初めて正面から向き合うこととなってしまう。
マイケルが手紙の返事書かなかったのと、ハンナの最後の決着のつけ方が意味分からん
今見てきた グラントリノ以来終映後しばらく感慨に耽った
最初からすっぽんぽん連発でもいやらしさを感じなかった
サイクリングで子供達の集団に出くわしたり教会で子供達の
コーラスに見入ったり あれってハンナにはない経験だったんだね
学校へ行ってないから 少しでも行ってたら読み書きくらい出来るよね
ヨーロッパだから貧しい小国の移民だったんだろか でも身元が
はっきりしないとナチには就職できないかなとか いろいろ考えた
いい映画だった 長文ごめん
217 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 14:53:19 ID:+oAYHTd4
あたしも。
コーラスを見ていたとき、泣いているようにみえた。
あれは彼女なりに300人死んだことに罪の意識を持っていた、ってことか。
ハンナは22年生まれだったからたぶんドイツ敗戦、ワイマール共和国、大恐慌なんかの影響で
それこそ学校にいく余裕もなかった幼少期を過ごしてきたんだろうね。
世界大戦後のドイツはものすごい状況だったらしい。
裁判の時ルーマニア生まれって言ってなかったっけ?(原作でだったかもしれん)
10歳くらいでドイツに併合された年代だからまともに教育うける余裕がなかったのかもね
まるでノンフィクションのように語りますね
さっき観てきた。 確かに悪くない映画だが・・・
ハリウッド映画には珍しくないパターンとは言え、
やはりこの内容でイギリス人俳優を使って英語で撮るのは無理があるような・・・
最後まで違和感が残った。
マイケルがトラボルタに似て見えた
223 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 18:48:20 ID:COPZ7Ygl
224 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 19:18:07 ID:B3UtT4Tx
ドイツ語と英語って日本語と朝鮮語ぐらいに違うの?
225 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 19:22:12 ID:COPZ7Ygl
>>224 内容がわからなくても話してるのを聞いただけでかなり違う。
衛星放送とかネットラジオでドイツ語番組とかもあるから聞いてごらん。
ドイツ語にこだわりないから全然気にならなかった
オダジョーがキム・キドク映画に出た悲夢なんて
オダジョーは日本語 他の韓国人俳優は韓国語だったけど
ぜんぜん違和感無かった 字幕を追うのはどれも一緒だし
227 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 19:34:39 ID:COPZ7Ygl
ドイツ人なのにマイケルなんて英語読みなんであれ?と思ったけどね
それはそうと字幕が戸田さんなんだね
あいかわらず感覚的すぎてわかりにくい翻訳だ
228 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 19:52:14 ID:COPZ7Ygl
「…を?」「…ので?」「…など!」「…せにゃ」「…かもだ」「…かもだぜ」「おっ死ね!」「ファック野郎」「コトだ」
229 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 20:15:13 ID:B3UtT4Tx
トム・クルーズとかの失読症とハンナの文盲は違うのかな?
230 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 21:11:26 ID:Rg6OlmYj
>>221 ドイツのベストセラー小説を映画化したドイツ・フランス・スペイン合作映画「パフューム」は
パリが舞台で全編英語でアメリカ人やイギリス人俳優が出演してたよ。
アニメや舞台なら気にならないけど
本を読んだりするシーンが英語って妙な感じだよね
232 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 22:03:39 ID:/zlAYVRO
服役中のハンナからの手紙、マイケルが返事を書くわけでもなく、捨てるわけでもなく、
床に直置きした物入れに丁寧に入れて最後足で引出しを蹴って閉めるシーン。
マイケルの複雑な心情が伝わってくる。
ハンナの手紙に返事を書く事は出来る。ハンナも喜ぶだろう。
でも、それはするべきではないのではないか?
自分はもう、ハンナとは遠く離れた所で、朗読テープだけでつながっているほうが良いのではないか?
二人の今の間隔を、縮めてはいけない。できれば、ハンナを忘れたほうが良いのは分かっている。
でも、忘れることも手紙を捨てる事も出来ない。
233 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 22:20:09 ID:CdToMg4q
日本を舞台にした映画で登場人物が全員韓国語で喋ってるようなものか。
ハンナが後半単語を覚えようとする部分も
一生懸命英語を書き綴ってるから
なんか変な感じではあった
235 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 22:50:01 ID:qTuV4uzS
東方神起が英語混じりの日本語で歌を唄うような感じ?
236 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 22:55:42 ID:euG+Y/i2
ビーズの稲葉が日本語の歌詞を英語のように唄うような感じ?
237 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 23:20:21 ID:R8y0UP/j
気のせいか、ケイトウィンスレットも、ドイツ語かラテン語か、他国のアクセントで英語を発音してると思う。
あれは絶対、彼女本来のイギリスの英語じゃないはず。
238 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 23:21:48 ID:COPZ7Ygl
レボリューショナリーロードも見たけどケイトすごいね。完全に大女優。
タイタニックの頃はこの人は絶対にこれ1本で終わると思ってて正直すまん。
239 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 23:23:02 ID:COPZ7Ygl
>>234 字を書くシーン注目
アルファベットの書き順が普通と違うんだ
240 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 23:26:06 ID:kIp+SlK9
ハンナはもしマイケルが迎えに来なくても(あのとき面会に来なくても)出所前には死ぬつもりでいたのかな?
所長さんが"出ていくつもりはなかったようです"といっていたから…
マイケルが引き出しを足で閉めてたのと、
面会時にハンナの手にちゃんとふれてあげなかったのにはエッと思ったけど。
あんなに熱心にテープ吹き込んだりしてたり、ハンナを気にかけてばかりなのに。
複雑すぎて、マイケルの気持ちがいまだ理解できない。自分未熟なんだなorz
241 :
名無シネマ@上映中:2009/06/24(水) 00:03:17 ID:btwJIYve
ハンナがいなくなったのは転職の為なんでしょうか?それとも逮捕???
>>238 ケイトは「タイタニック」の前に
ピーター・ジャクソンが監督したNZ映画「乙女の祈り」で絶賛されてたよ〜
>>237 気のせいじゃなく意識的にドイツ語風アクセントでしゃべってたよ。
それがかえってヘンだと思った。
日本で韓国を舞台にした映画を作るとする。でもセリフは全部日本語。
韓流スターが出てきて朝鮮風日本語をしゃべるのは仕方ないとして、
主役の役所広司までペヨンジュンみたいな日本語になる・・・みたいな感じ?
説明ヘタでごめん。
15のガキが旅行を計画して金を工面して
二人分の食事代も当然のように払って一生懸命。
母親か?と訊かれたら、すぐさま恋人達のキスをする。
こんなマイケルと違って
ハンナの方は食事を出すシーンさえも確かなかったような。
名乗らないしマイケルの名さえ訊かない
物語を聞く以外になんの興味もないハンナ。
マイケルが愛の巣と思っていた場所は、ある日突然もぬけの殻で
偶然の再会では衝撃とともに重いものを背負わされる。
翻弄され続けたマイケルのハンナへの思いは複雑だろう。
ベッドで読み聞かせを始めた幼い時から時からずっと
マイケル方が保護者みたいだ。
だってハンナってただ珍子に飢えてただけだろ
246 :
名無シネマ@上映中:2009/06/24(水) 02:00:24 ID:jVWUXj8b
あの時マイケルが秘密をバラしたらハンナ、淫行で再逮捕
247 :
名無シネマ@上映中:2009/06/24(水) 02:19:30 ID:OoweP3ym
そういや15歳の子が切手集めしていてそれを売って旅行費用にあててたよね。
もう夢中だから必死だ。
ハンナは男性経験はたくさんあったのかな。でも愛するということはなかったとか。
手ほどきするのがうまかったから、年下と以前も付き合ってたのかなーと予想しちゃった
レボリューショナリー〜も複雑だったけどこっちはもっと複雑でびっくりした
映画の冒頭のシーンで、今晩娘と会うと告げると
不機嫌になって帰った女は何者なのかな?
いったいあのシーンは何の意味があるんですかねー?
>>248 そうだよね、わざわざヌード晒さしてまで出す意味があるのか疑問だった
あれはマイケルの女性関係が多そうなことを示唆したのかな?
原作未読だけど、ここのスレのレスに原作にそんなようなのが書いてあると書き込みあったような…
マイケルの女はいても実際深く付き合う相手はいないって事だろ
心の中にずっとハンナがいる
>>237 >>243 ドイツ語アクセントの英語でしゃべったってパンフレットに書いてあったような
マイケル役の子に合わせたとか何とか
252 :
名無シネマ@上映中:2009/06/24(水) 10:28:16 ID:2uAUcy3j
>>243 「愛を読む人」も「ワルキューレ」もアメリカ・ドイツ合作だよ。
253 :
名無シネマ@上映中:2009/06/24(水) 11:18:58 ID:p5C3Iutn
色々と考えさせられる、佳作だった。
大戦後の時代でも高等教育を受ける事が出来たClassのマイケルに対して悲識字者のハンナ。
囚人のハンナと法曹界に身を置くマイケル。
奇跡的に収容所から生還しアメリカに亡命した後、成功し裕福な生活を送る、ユダヤ人生き証人、ローズ。
人間の一生って何だろう?
塞翁が馬、か。
ただ一つだけ言える事。
戦争は悲劇しか生まないということ。
セックスシーンばかり取り上げるのは如何なものかと思います。
ちょっと重い。私には。
良い作品だと思いますが。
254 :
名無シネマ@上映中 :2009/06/24(水) 13:22:55 ID:HfAwhbJ0
昨晩レイトショーで観てきたけれど、
まさに『名作になり損ねた、凡作』という感じの映画だった。
ストーリーの大筋の流れはいいし、その発想も面白い。
そしてハンナとマイケルの演技も素晴らしかった。
ケイトは本当に良い歳のとり方をしてるなあ・・・・・・、と。
しかし、ツメが甘すぎ。
この物語の中心となるべき「読むという行為」への
両者の想いの表現が、あまりに大味すぎる。
延々と続く前半のラブシーンがいらないとは言わないが、
それよりもここの部分の表現に気を使うべきだったな。
それとマイケルの人物像の形成。
どうしてそういう行動をとってしまったのか、の部分が
事前にしっかりと積み重ねられていないから、違和感になってしまう。
ドイツ舞台の映画を英語でやってしまう部分にしてもそうだが、
こだわらねばならないポイントでの、いい加減さが目立つ。
それも『グラントリノ』という、まさに丁寧に映画を作ることの教科書のような
名作のすぐあとに鑑賞したからこそ、気づいてしまう問題なのかもしれないが。
>>254 愛を読む人はマイケルであると同時に、視聴者でもあったと思うんだ
序盤の早い流れやお互いの心理描写が少ないのは、視聴者に行間、
言わば映画上には表れないお互いのやりとり、感情の動き、
そのあたりの愛を視聴者が読みとる物語でもあったと思ってる
グラントリノもいい映画で比べようがないというか
単に好みじゃないかな
イーストウッドはあえて型どおりの分かり易い人物像を作っていると思うし
この映画ではハンナ以外の看守たちかな
愛を読む人は、観客それぞれが
ハンナという人物やマイケルの心情を想像できるよう
作られていると思う。
257 :
名無シネマ@上映中 :2009/06/24(水) 14:42:06 ID:HfAwhbJ0
心情をあえて観客の想像に任せる映画というのはあるし、
心理描写を極めて少なくして表現する手法というのも確かにある。
ただ、このドラマが主体となるであろう題材の映画で、
その表現方法を使うのは、やはり個人的には受け付けない部分が大きい。
具体的に例を出して言うと、
裁判でハンナが罪を認めてしまう理由となる部分や、
刑務所で踵を返して去るマイケルの心情など。
この辺は、このドラマの根底となるべき部分だったと思うんだが、
その理由となるものが、そこまでに積み重ねられていないから
一体なぜ?なのかの理解が難しくなってしまっている。
人間とは整合性のないものであるし、心情など人それぞれ。
それはそうなんだが、この映画はそこを曖昧にすべき映画ではなかったのでは。
>裁判でハンナが罪を認めてしまう理由となる部分や、
>刑務所で踵を返して去るマイケルの心情など。
そこは誰でも分かるように描かれていたと思うけどな・・・
まぁ人それぞれですが・・・
259 :
名無シネマ@上映中:2009/06/24(水) 15:24:32 ID:mdtbN+IT
マイケルとしては
少年の頃の甘酸っぱい初恋の思い出と、300人見殺しにした事への嫌悪感の間で揺れてたんだろうね。
返事を出さなかったり、引き出しを足で閉めたりといった行為に現れてるような。
マイケルの心情については、オレ自身が人に心を開かないタイプの欝持ち人間だけに、
勝手に重ね合わせてスゲー納得できたw。
最初の無駄に思えるシーンは、大人マイケルがそういう難しい性格の人間だと、女を通じてまず説明させたんだと思う。
で、少年マイケル時代のハンナとの強烈な体験と、一方的な突然の別れ、思わぬ形での再開、裁判での葛藤等によって
父親の葬式にも出ない、嫁にも娘にも心を閉ざす、偏屈な大人マイケルが形成させる過程を描いていると。
しかしそういう人間でも変わりたいとか、人の役に立ちたいという願望はあるんだよな。
そのために何らかのアクションを起こしたりもする。でも気まぐれで臆病なのよ。
相手から一定ラインを超えてなつかれたり、いろいろ要求されたりするとそれがストレスになって鬱陶しくなってくる。
手紙をしまって引き出しを蹴飛ばすシーンには、その辺の苛立ちが良く現われてるし、
刑務所で踵を返すシーンもその臆病な性格ならでわという気がする。
婆ハンナとの再開の時の冷たい反応も、そういう人種としてはまさにあんな感じなんだろうと思う。
ハンナのことはずっと忘れられずに心の中に渦巻いていたのに、同時に距離を置きたい気持ちもあり、
自分からテープを送ったのに結局フェードアウトしてしまった後ろめたさもあり。素直に抱きしめたりは出来ない。
しかし出所後の準備はいそいそとやったりもする。
その後ハンナに死なれ、あらためて気づいた存在の大きさと、自分への後悔で大泣きし、
NYでユダヤ婆に合い、誰にも言わなかったハンナとの関係を告白し、
ハンナという人間を一部受け入れてもらえたことで、マイケルもようやく呪縛から解放されたのかな?
で、最後に思い出の場所にあるハンナのお墓参りに娘と行き、ハンナとのことを話すと。
いい映画じゃないですか!
261 :
名無シネマ@上映中:2009/06/24(水) 16:01:47 ID:GDcpIF0O
マイケルに感情移入できなかった。
なよなよ おどおど して苛々してきた。
262 :
名無シネマ@上映中:2009/06/24(水) 16:04:52 ID:gzm2LO8N
マイケルと同じゼミにいた女の子、パフュームって映画で一番最初に殺された赤毛の子かなぁ
>>257 なぜ文盲だったのか、学習障害?無学?いろいろ想像してもいいし
文盲の恥を終身刑より重んずるのが納得いかないなら
マイケルのように文盲について調べてみるのもいいかも。
映画では、ハンナからのお金を示された生き残りの富豪ユダヤ人が
「ユダヤ人の識字率は高いけど、そういう団体(文盲者のための財団?)も
あるかもしれない」のような台詞もあるし。
マイケルから見たハンナしか描かれてなくて、ハンナの心情は説明されない。
それも、作りとしてあえて、のことだと思う。
年端もいかない子どもとベッドを共にしながら
その子供が読んで聞かせるチャタレイ夫人に猥褻だと口走ったり
裁判では看守として秩序に拘っていた発言のシーン等
ハンナが、もともと融通のきかない頑なな人物だと想像できる。
今風にはアスぺっぽいというか。
だから刑を軽くするためあれこれ巡らすタイプではないし
そもそも終身刑と秘密を天秤にかけることさえ思いつかないのだろうと。
世の中の価値観が変わっても柔軟な対応ができず
少年との情事から服役中まで、すべて人生投げやり的だったのかとか。
共感できなくても納得できるシーン挿入はあったと思う。
>>260 なるほどね〜.
マイケルの揺れる感情はわかる気もするけど,
おいらとはぜんぜん違うから,実感できなかったんだ.
君の感想は参考になったよ.ありがと.
>>264 頑なな生き方しかできないというのは確かに表現されてた。
が、ただそれだけでは、あの行動に達する理由には弱いと思うんだが。
自分は勉学が出来るだけの恵まれた環境にはいなかった、と証言台で言える人間が、
文盲なことにだけそれほどの恥を受けてしまうということに違和感を感じてしまう。
まあ、そういった部分での補完が出来るかどうかがこの作品の評価を大きく変えるのかも。
マイケルに関しては、260の感覚が一番近いんだと思う訳だけれども、
この作品がほぼマイケルの主観という語り口で描かれているだけに
性格によって感情が移入できるかどうかが変わってくるはマズイ気がするんだが。
ラストでユダヤ人女性が缶を見て「子供の頃は同じことをしていた」って言うセリフで
ハンナは精神的に子供の時から成長してないということを表してるのかと思った。
マイケルが返事を書かなかったのは、
彼女からの手紙にテープのリクエストやたわいのない言葉は書いてあっても
自分がSSとしてした事に対する気づきや贖罪の言葉などが一切無かったから
いらだたしい思いがあったとか?
自殺前の面会で彼女に「何か学んだか?」って聞いて、その返答にも失望していたし。
観て来た。
ダルドリー&ヘアーという、めぐりあう時間コンビに期待し過ぎたかなという印象。
法廷でのまさかの出会いがあって、そこから展開しそうなドラマの種があって、
けれども主人公はそのドラマを回避してしまう。彼女に会いに行くべき根拠となる
ロマンスシーンを前半でたくさん見せられ、なのに会わない根拠となるシーンは、
うだうだ悩み続ける情けない表情や、うだうだ歩き回ってる収容所見学映像だけ。
それで結局主人公が会わない方を選択するという流れは、やはり共感できなかった。
その選択が、それなりに共感すべきいっぱしの葛藤の末のものなのか、
時代や社会の流れに抗う事のできなかった彼の弱さによるものなのか、
そういうこととは関係無しに彼自身の性格や個性からくるものなのか、
そこらへんの判断を、どうせ観客に委ねてしまうのならば、
はなからクヨクヨと葛藤する場面にあんなに尺を使わないで、
とにかくこいつはこういう選択をしたんだという所だけ見せてほしかった。
あの悩み顔に共感できなかった身としては、正直イラついただけだった。
あと主人公役は、もうちょい美しい青年のが良かったのではと、失礼ながら少し思ってしまった。
映画の華としての役割は、ヒロインのウィンスレットが一人で担ってるけど、どちらかと言うと、
逆にヒロイン役は、後半でのファインズとの絡みもなんとかもう少し自然にこなせるくらいの
年齢の女優を配して、青年役を華とした方が、流れ的にも自然に見えたのではないか。
役者達それぞれの芝居内容は、とても良かったとは思うんだけど。
全体の感想としては、上のレスにも書かれてる言語の問題とか、
作品内でのホロコースト問題の妙な据わりの悪さだとか、
感情移入を拒むような主人公達のキャラクター性とか、
時間経過を老けメイクや役者変更でチグハグにこなすきわどさとか、
そういう、一つ一つなら頭の中で補完できたであろう部分が、同時に幾つか重なることで、
作品全体を侵してしまっている感じ。悪い映画ではないけど、やっぱり期待過多だったかな。
でもマイケルにハンナを裁く権利なんかないよね
マイケルは傲慢
>>243 渡辺謙が出た「SAYURI」みたいな違和感なのかな・・
芸者の格好した工藤夕貴が「パンプキン」と呼ばれてるみたいな
>>260 あー、260さんの書き込みで、
なんとなくマイケルの複雑な心の機微が理解できたような気がする
モヤモヤしたものがスッキリしたような感じ
今観てきた。
うーん、ちょっと期待が大きすぎたかなって感じ。
原作知らないけど、ハンナが文盲てのは予告で見当ついてたから
そこからのドラマを期待してたんだけど…。
上で書かれてた『共感は出来ないけど、納得は出来る』ってのが一番しっくりきた。
この作品は原作を読んでる、読んでいない、でかなり印象というか、
見方に差がでちゃうね。
教会での涙の場面は「声や、メロディーの旋律が胸に響いて」涙と見てた。
原作を読んでいる人は、もっと違う意味で涙のような事が書いてあったし
勘が鈍いので、レストランでメニューの場面も
「読めないからマイケルに任せた」なんて、その時は思いもしなかった。
「あなたが好きなものを決めていいのよ」みたく思ってたし、
旅行の日程表にしても地図にしても、後から思うと「ああ」って感じ。
複線が張りまくっているのに気がつかなかったのでもったいなかった〜orz
ラストのマイケルは、あの頃に大好きでたまらなかったハンナはもう、
あのままじゃないって、事に気がついての、それまで手を差し伸べなかった
自分への懺悔もこめての苛立ちの手紙キックかなぁ。
子供に、一生忘れられない女性であるハンナとの事を話す場面が不可解でした…。
マディソン軍の端みたいに、懺悔の意味を込めているならわかるけど、
子供としては複雑になだけじゃないかな。
それが、父との距離が分からず淋しかったり悩んだりした、
子供の気持ちの救いにはならないと思うのだけど。
あのラストが一番不可解。
>>272 それはかなり鈍くないか?www
自分は原作読んでないけど、粗筋だけで見る前から文盲なんだろうなと想像ついてた。
朗読のシーン、メニューのシーン、「事務にまわれ」で愕然のシーンと
かなり細かく伏線貼られていたと思う。
ところで海外って本の扱いは日本と同じ様なものなのかな。
自分は「本は踏むな、またぐな。先人の知恵が詰まった有り難いものだ」って躾られてきたから
例え物が無くても、本を踏み台に自殺はできない。
だからハンナの自殺について、自分的に納得できる理由がイマイチ見つからない。
>>273 そこは、娘が父親に嫌われてると思っていたという告白がキーじゃない?
娘は悪くない、妻も悪くない。
自分はこういうトラウマというか思いを抱えて生きてきたから
家族をないがしろにしてしまったんだという
父から娘への返答だと思う。
救いにはならないかもしれないけれど、何らかの答えにはなる。
>>273 確かに。
それまで良かったのにラストでなんかがっくり来た。
娘に告白…?え?え?て思った。
ちょっとなんかそれは…ね。
「ハンナが初めての相手だった」とか言うのかなー
ハンナの話をするって、そういうこと抜きでは語れないだろうし。
娘からすれば父のそんな話、聞きたくないと思うけど。
277 :
名無シネマ@上映中:2009/06/24(水) 23:30:54 ID:2uAUcy3j
>>270 「メモワール・オブ・ゲイシャ」(邦題SAYURI)は日本では知られてないけど
アメリカ人が書いてアメリカで発売してベストセラーになった小説だから。
英語の小説の中でパンプキンと書かれてたよ。
日本語の翻訳本ではそれを確か「おかぼ」と訳してた。
278 :
名無シネマ@上映中:2009/06/24(水) 23:45:10 ID:RlQm8DcC
この作品は評価高すぎるような気がする
演技もアンジーのチェンジリングのほうがずっと上だよ
279 :
名無シネマ@上映中:2009/06/24(水) 23:45:24 ID:PlvyZwpS
観てきました。
原作は読んでないが、映画は良かった。
最後まで物語に浸りました。
ただ、映画としては少し物足りない感じかな。
>>266 なるほど、頑なな生き方か。
ずっと考えてたのね、「他の看守はハンナが文盲だって知ってたんだろうか」って。
頑なであまり社交的でない性格なら他の看守がそのことに気づいている、ということに気づかないかも(気づくほど気がまわらない、気づくほどコミュニケーションしない)。
もしかしたらSS時代も周囲から微妙に浮いた存在だったかも。
だとすれば6人のうちで一人だけスケープゴートにされた、ってのもわかる気がする。
281 :
名無シネマ@上映中:2009/06/25(木) 05:18:25 ID:lrAgBSYD
自分が文盲である事をひた隠しにするハンナ。
大きな罪をかぶってまで。
プライド?過去の何か?それが何故かは映画の中では説明されない。
でも、「文盲」であるという事をハンナがどう受け止めていたのか?
現代の、当たり前に教育を受けられる境遇にいる私達が、
自分で考える部分だと思う。
マイケルは、ハンナとの面会を取りやめてしまう。
頑なに秘密を守るハンナを尊重する気持ちと、
マイケルの中でハンナの罪を消化しきれなかい気持ちがあったのだと思う。
でも、自分が理解しているという事はハンナに伝えたかった。
だからテープを送った。
282 :
名無シネマ@上映中:2009/06/25(木) 05:19:59 ID:lrAgBSYD
ハンナから手紙が来た時、マイケルは返事を書く事も出来た。
当り前のお涙頂戴物語なら、手紙のやり取りが始まっていたと思う。
でも、そうじゃない、そう出来ない所が人間の複雑さで、
ここのマイケルの心情も分かる気がする。
ハンナが本を踏み台に自殺したのは、何かを表してると思う。
読み書きを覚えた事によって、ハンナの中の何かが変わった。(罪の意識が芽生えた?)
マイケルには、後悔はしてないと言ったけど、
「後悔はしてない(あの時はしょうがなかった)」と口にしたからといって、
罪を感じてないわけではないと思う。
本を読む事によって、思想や発想が変化し、自分の罪を深く考えるようになり、
やはり自分は許されるべきではないと考えた。
ただ、マイケルだけが心残りというか、気にかかっていたけれど、
出所前の最初で最後の面会で吹っ切れた。
で、本のおかげで変われたという気持ちから、本を踏み台にしたのかな?と。
最後、ユダヤ人の娘や自分の娘に告白する所はウヘーと思った。
(そういう話は墓まで持ってけ!と)
でも、こういう告白をしたくなる気持は、私がもっと年を取ったら分かるようになるのかもしれない。
そういう解釈もできるんだろうけど、単純に他に踏み台に適したものがなかっのかもしれない。
でも、台の上にちゃーんとキッチリ本を並べて乗っかってるんだよね
単に「本のほうが何となく絵になる」からかもしれないけど
10代の子供に手出しちゃいかんね、性格ゆがむ元・・・という映画でした
286 :
名無シネマ@上映中:2009/06/25(木) 11:38:01 ID:1ajWALlI
まさに行間を読む映画だったね。
ケイトは骨太なところがドイツ人ぽくていいね。
うーん、前半のセックスシーンがクドくてゴテゴテし過ぎてて、中学生的青臭い性と言うより
ギトギトしたオヤジテイスト。
で、後半いきなり控え目なオトメ風になるようなバランスの悪い映画ってカンジがしたなぁ。
288 :
名無シネマ@上映中:2009/06/25(木) 12:15:19 ID:hkaNuLye
セックス無しでプラトニックだけだったら泣けただろうね。最初に誘ったハンナは何で?って。
面白いの?
童貞にはきついですかね?
そもそもの二人の関係を互いにどう捉えていたんだろう?
マイケルは裁判までは過去の思い出に過ぎなかったように見える。
拘置所へマイケルが面会に行こうとしたとき、ハンナは誰が面会に来たのか分かってたのかな?
ハンナはテープ送られて、それを愛ゆえの行為だと考えたのだろうけど
マイケルに情は当然あったにせよ、自身の過去への落とし前や贖罪の要素が多分にあって
そのギャップをハンナが悟ってしまったから最後の選択につながったような気がする。
裁判中に編物していたのって被告だよね?なんかとんでもないと思った。
マイケルのお母さん役が妙に可愛いらしい顔立ちだった
幼女が母や老婆に化けてるような
編み物って多分家族の着るものなんだよね
だからあの被告には愛する家族がいるんだよ
逆にハンナにはそういうのがない
最初のほうのエロシーンは必要だと思う。
マイケル位の歳ではやはりあのエロ体験がなくては
あれほどまでに心には残らない。
彼にとってはハンナは初めて身も心も夢中になった女性で
それこそ貪るように求めていた。
それが突然消えてしまいかなりのダメージ(心の傷)になってしまった…
という説明をする為にも前半は必要。
彼はハンナを愛して消えた後も忘れられなかったけど
きっとハンナはそれほど彼にダメージを与えたとは思わなかったんだね。
再会し今更のようにまたマイケルを求めても
マイケルからしたら許せないという気持ちもあるだろうし。
愛してるけど許せない気持ちから冷たくしたり無視したり
また利用されるのではないかという怯えからの態度だったのかな。
ハンナの看守時代の回想シーンがなくてすごくよかった
原作はどうか知らないけど、教会の火事のシーンとかあったら萎える
>>295 ああ。わかる。
ハンナの事は多くを語らないってところが、良い。
297 :
名無シネマ@上映中:2009/06/25(木) 20:38:04 ID:DAErqeOG
>>295 なくてよかったかどうかはわあらないけど、ナチスの制服とかが
出てきたら映画のカラーがまったく変わってしまったと思う。
298 :
名無シネマ@上映中:2009/06/25(木) 22:25:38 ID:X9oTKzxI
原作を今読んでる途中だけど、原作もわりと赤裸々な性描写だし
映画の前半のエッチシーンはあってよかったと思う
あのシーンにはそればかりではなく、ちょっとした細かい描写のなかに
マイケルがハンナに夢中になるのがよくわかるようにできてるし
でも原作のなかにはドキッとしたしぐさを他の女の子たちに再現させてたり、
原作のマイケル少年は映画のマイケルよりもうちょっと小生意気?やんちゃ?なイメージだ
299 :
名無シネマ@上映中:2009/06/25(木) 23:09:21 ID:PXoBIjnu
>>280 他の看守は知っていた。あの文書はハンナが書いた、って他の被告が嘲笑してたのは、
ハンナが文盲であることを隠している、ということを知っていて、それを利用したのだと
思う。
また、後半で、ハンナが囚人となっていた刑務所の看守は、ハンナが文盲であることを
知っていた。それがゆえに、図書室で、本を読みたい、と言ったとき、図書室の管理人が
驚いていた。囚人は本を読むぐらいしか楽しみがないので、本を借りにくる人は珍しいこと
ではないのに、ハンナの場合は、ものすごく珍しいと思ったのだろう。
300 :
名無シネマ@上映中:2009/06/25(木) 23:29:26 ID:VDA8tHfB
>>298 あーなんかわかる。
私は先に小説を読んだから、ストッキングのシーンを期待して見たけど
映像化すると普通の日常のような小説ほど伝わってなかった気がする。
ハンナに夢中になりながらも友達にはハンナと一緒にいる所を見られたくないズルさも伝わりにくいし
なんかなぁ‥って思った。
原作読了。
原作にも「下着にまでアイロンをかける」とあった。
ドイツの、または昔の女性はブラにアイロンかけるの?
それとも何か意味が?と思っても、よく分からなかったところ。
やっぱり普通はアイロンなんてかけないんだね。
他、ちょっと乱暴な介抱の仕方だなとかんじたところも
そのまんま乱暴だとみせてたみたい。
ハンナはきれい好きで癇性、万事柔らかさがなく生真面目で強情
よくある好色な年増女とは違った人
自堕落でも崩しきれないガチガチさがアンバランスな女性と。
原作読んで思ったこと。
ミヒャエルにはM男の資質があった。
>>301 原作は読んでいないんだけど、下着にアイロン掛けてたのは
単に洗い替えがあんまりなくてアイロンあてて乾かしてるんだと思っていたw
ホントにニコマンじゃなくて良かった〜
305 :
名無シネマ@上映中:2009/06/26(金) 07:53:41 ID:pncbKAfG
>>295-297 なくて当たり前なの。あると映画として破綻するよ。
そもそもマイケルの回想って構造の映画なのだから、その回想の中にハンナの回想を
入れるのはルール違反になっちゃうから。
307 :
名無シネマ@上映中:2009/06/26(金) 14:45:56 ID:4VQUBU3c
ハンナの勤務態度が認められて事務に昇格したっていうのに当のハンナはなんで失望したの?
そしてなんで別れも言わずに出ていったの?
原作よんでない僕に教えて下さい
>>307 原作読んでなくてもわかるはず
もう一回映画見なさい
309 :
名無シネマ@上映中:2009/06/26(金) 17:16:26 ID:LkFsAR/v
312 :
名無シネマ@上映中:2009/06/26(金) 19:19:52 ID:FPJfNa5U
>>307 事務は競争率100倍の高難易度の仕事だから
読み書きさえ出来ていれば、言われたまま事務仕事に昇進して何事もなく幸せな人生送れていたか?
そうではないから痛いんだろうな…
ハンナの抱えていたものがナチへの道を選ばせた。
文盲故に狭い世界しかしらないハンナは
文盲がとてつもなく恥ずかしい、決して人に知られてはいけないこと、
罪でさえあると思ってたんだろ。だからそれが知られそうになる度に
全て捨てるように逃げ出す。
なんで字が読めないことをあんなに恥ずかしがるのか分からない、って
レスがいくつかあるけど、それはやっぱり字が読めて、広い視野で
ものを見ることができるから思うことで、知識として
文字を読めない人がいると知ってるからだと思う。
315 :
名無シネマ@上映中:2009/06/26(金) 21:29:01 ID:XZrMIxk+
>>313 ハンナのかかえていたものはマイケルもかかえていた
おそらくマイケルの父親もかかえていた。
しかしマイケルの父親はナチ下では身の栄達を求めず
閑職に身をおくというナチと距離を置く術を知っていた。
マイケルはハンナがナチを選ぶと言う選択をしたのは
文盲であるからではないか?彼女が回りを寄せ付けず威厳があって
他人に冷淡な印象を与えるのも文盲であるからかもしれない
本当の彼女は威厳があるけれどもいい人なのだからと考えて
彼女に本来の自分になってほしいと(彼の独断だが)朗読の
テープを送ったのではないだろうか。
ここ見てますますこの作品の奥深さに驚いてる・・・。
原作立ち読みしたら、面会に行ったマイケルがハンナに優しくて驚いた。
出所の日を楽しみにしてる、みたく惜しげもない愛情を表しててさ。
あれならハンナの自殺に号泣するのも自然だと思う。
生き残ったユダヤ人女性も、ハンナの残したお金を寄付するにあたって誰の名前で?ってところで「差出人はハンナで結構ですわ」って笑顔で言ったみたいになってるし。
映画では厳しめの表現になってるのは、監督の解釈?
>315
確かに。
そして、置かれた状況によっては誰もが抱えうるものかもしれないと思った
舞台が西ドイツなのに何でみんな英語で話してんの?
あとちんちんが膨らんで痛いんだけどこれなんかの病気?
うちのお姉ちゃんに聞いたら知らないって言ってたけどあれは知ってる顔だった
誰か教えてください
患部を触ってはいけません
ハンナのために証言しなかったり、会わなかったりしたのは、
自分の保身のためと思ったが、そういう意見はないんだね。
先日観ました。
ハンナが自殺したのは、マイケルを自分から解放してあげるためと
マイケルの世話になりたくないプライドのせいだと思うんですが、
マイケルの気持ちがわからない。
なんで返事を書いてあげなかったのか?とか、
最後に娘にハンナの事を話すのは、ハンナの死で過去を清算することができたから
なんでしょうか?
あとハンナの墓はマイケルの家?の近くにあるんでしょうか?
シーメンス辞めてSSに入ったのも、トラムの車掌辞めたのと同じで
まじめに働いて昇進して文盲がばれそうになったからなんだろうね。
SSでもまじめに働いてしまうし・・・
ハンナもマイケルも、もしこうすれば・・・ということがこの映画にはない。
これ以外の選択や可能性がありえない、深いため息の出る救いのない映画でした。
でも良い映画でした。
なんでこんな腑抜けた題にしたんだ?
原作の大ファンだったが、
映画化されていたことになかなか気付かなかったぞ
「ストリップティーズ」を「素顔のままで」にされて、
映画化に最近まで気付かなかったのが幸いした事もあるがw
>321
え、「自分から解放してあげる」とか「世話になりたくない」はないでしょ。
そんな余裕やプライドはもうないと思います。あったらテープも拒否するでしょ。
むしろ面会で昔に戻ることはありえないということを認識したというのはあると思います。
罪を理解したというのもあるでしょうし。
325 :
名無シネマ@上映中:2009/06/27(土) 00:58:24 ID:2Evq2tIC
>>323 原作の小説がある場合は小説のタイトルと映画の邦題を統一したほうがいいよね。
お互いに宣伝効果があるし。
「レベッカのお買い物日記」→「お買い物中毒の私!」
「ティファニーで子育てを」→「私がクマに切れた理由」
これじゃ原作読んだ人が映画化に気づかない・・・
>>325 ああ、それもわっかんねーな
特に本作は、原作が相当に有名なわけだから、
ますます統一性が求められる
別題つけるにしろ、「愛」なんて便利な言葉使っちゃだめよ
どんな映画にも使えそうなぼやけた題だ
ドラえもん映画でも「愛を読むのびた」でokでしょ
だいたいテーマはラブストーリーというより、ナチス犯罪だし
327 :
名無シネマ@上映中:2009/06/27(土) 01:10:21 ID:lx7JywmY
愛といえば、80年代ぐらいに、『愛と○○の△△』みたいな
タイトルがはやったと思う。
愛と青春の旅立ち
愛と追憶の日々
愛と哀しみのボレロ
愛と宿命の日々
どれも映画は好きだけれど、タイトルはイヤ。
328 :
名無シネマ@上映中:2009/06/27(土) 01:43:11 ID:IgHIGvuz
>>322 もし こうすれば ばかりだったと思うんだが
>>322、同意。
裁判長(判事?)も「SSに応募せずとも、前の職場で働いていれば出世できたろうに」的な事言ってたよね。
筆跡吊るし上げで追い詰められ、ペン持つ事もなく濡れ衣かぶるハンナの姿を目にしたマイケルが、
フラッシュバックでハンナの文盲に思い至っるシーンは、見てて俺もシンクロ。胸が締め付けられる思いがした。
で、車掌から事務への出世知らされた時の憂鬱顔はこのせいだったんだ・・・
と観客にも連想させる・・・せつな過ぎる展開。でも、映画ならではの表現方法に感心。
>>320 保身ではない気がする。
裁判で看守リーダーって事にされ、
重罪覚悟でも文盲認めない姿を目にしたら、
「彼女は文盲です、火事顛末の報告書は彼女は書けません」なんておいそれと証言出来ないかなと。
その辺の葛藤をガンツ先生にも言ってたよ。
それに彼女の素性も知らず一夏過ごしただけだし、
マイケルはまだ少年だったし、ナチシンパで保身に走る要素は低いかと。
うーん、保身ではないのでしょうか。そこは読み間違っていたのか。
するとマイケルの行動がよくわからなくなるんですよ。
文盲ゆえに抽象思考ができないとすると、重罪を本当に覚悟していたのかどうか。
保身でないとすると「やましさ」を感じる必要がないわけで、
どうして、面会に行かなかったのか。手紙の返事を書かないのか。
彼女の手紙を喜びながら足でけったりするのか。
彼のアンビバレントな感情は彼女が重罪を犯した人間だからというだけなのか。
ユダヤの学生が、彼女たちだけが犯罪者なのか、みんな悪いんじゃないか?
と言っていましたが、一部の人だけを悪者にして自分が免罪されたいという意志がドイツ人に
蔓延していることもあり、法曹界に入ろうとしている学生がナチ犯罪者と付き合いがあり、
擁護する発言をするというのはそうとうにやばいのではないか。
証言をしないことを決めて、開放されたように同級生とセックスしにいくところがありましたね。
そこで彼は正義よりも生活を選択したように感じました。
でもやっぱりそっちにも行けず、どっちつかずで悶々とするのがこの映画での特徴で、「もし」はありそうで、
ない、のだと思いました。
保身が第一で本人の意思うんぬんは言い訳ではないのかという気がするのですが、原作ではどうなのでしょう。
>>330 ミヒャエルは
小さな朗読者であったユダヤ人少女たちと重ね合わせて
自分もガス室に送られただろうか?と想像したり
愚かな見栄で嘘をつき続けるくらいだったら
読み書きを学ぶこともできただろうにと思ったり
・彼女にとっての自己演出は刑務所何年分もの価値があるわけだ
・何を恥じるべきかどうかの話じゃない
被告が恥ずかしがっていることが問題
等々かなり葛藤して
旅に出、その後、正義を為そうと裁判長にまで会うが
結局なにも言い出さなかった
「それでよかったと感じた、ぼくはまた日常生活に戻っていける
これからも生きていけると思った」とある
とりあえず解放されたと感じたようだけど
保身というより、どちらを選択するか決断できなかった自分に言い訳して
納得しようとしたみたいだ
>>330 同級生とセックスするのは、開放されたからなんだろうか?
自分にはハンナとのセックス、ハンナの存在を忘れ去るためのように見えた。
保身がなかったとは思わないけど、それ以上にハンナの罪の大きさに怯んだり
文盲を隠すハンナの覚悟(さすがにハンナもあの局面で文盲であることを話せば
裁判の空気が一気に変わることは理解していたと思う)を自分が覆すことへの躊躇の方が
大きくて、背負いきれずに面会の場から逃げてしまったと思った。
そこで逃げてしまったことがマイケルのやましさの一部になっているんじゃないかと。
普通はあれを保身と思わないだろ
普段自分が保身を優先に生きてるからそんな冷たい発想になるんだよ
そのあとのマイケルの不条理な言動も全て機械のように説明つけようとするのか…
ひょっとして心から人を愛してカッコ悪い目にあったり苦しんだ経験も無いよね君?
私も同級生とのセックスは解放云々じゃなくて、
ちょっとヤケクソ入ってるんじゃないかと思った。
自分はどうあってもハンナの人生に深く関われないんだ、
みたいな軽い絶望もあったんじゃないかと。
踏み込んでいく勇気もなかったし。
だからこその朗読テープなんだと思ったんだけど。
>>330 「保身」ということじゃなくて、
ハンナ=ナチ であって、
彼女だけが悪いのではない、ってのも正論だけど、
彼女はやっぱ(いろいろ事情があったからとはいえ)悪いんだよね。
当然、ミヒャエルの中にもナチのホロコーストに参加した罪を憎む気持ちもあるだろう。
ミヒャエルにとってのハンナは、
ドイツ人にとってのナチ(の罪)でもあるってとこでしょ。
全部他人事として遠ざけることもできないし、かと言って全部受け入れるわけにもいかん。
336 :
名無シネマ@上映中:2009/06/27(土) 12:55:17 ID:OzSWYoAx
>>318 僕も以前おなじようなことがありました。
何もせずにほうっておいていたらちんちんが
腐っておちてしまいました。
椿姫彩菜
ハンナ程じゃなくても、人は毎日小さな決断を迫れれて生きてて、その選択の先に現在の自分がいる
過去を振り返ってああすれば良かった・こうしたらもっと幸せになれたって思っても過去は取り返せない
SSに行かなければ、裁判で認めれば…etc
どこかで違う選択をして普通のオバさんになってるハンナがいたらいいのにね(まぁそれじゃ小説になりませんが)
先日見ました。
連れが「最後にどうして娘に話すの?」って聞いてきたからビックリしたw
思い出のデートした教会に埋葬されてて、
いままで心を娘にすら閉ざしたままだったマイケルが
初めて心を開くんじゃん、今回のサプライズはいい話で、と言ったら、やたら感心されたw
それこそ、行間を読むいい映画だったと思う。
隣りのカップル寝てたけどww
これ男向け?女向け?一人でいこうと思うのだが・・
ちなみに俺は男
別にどちら向けとか無いと思います。
一度は愛した女なら助けたいと思うから、
文盲を証言しなかったマイケルの気持ちが理解出来ない。
難しい。
裁判を覆すこと=助けることと言えるかどうか?
法科の先生が証言するように促したのは、証人としての義務だけど
彼女の尊厳がどうすれば守られるかということにマイケルは悩んでいたのでは?
文盲だからあの文書を書けない、ということが証明できても
ユダヤ人を死に追いやる仕事をしたという事実は変えられないし・・・
と色々考え続けてしまう映画。
逆に
>>333みたいな書き込みを平然としてしまえる人が、一体人の、そして映画の
何を語れるというのだろう?と思ったり。
理屈を否定するための理屈に堕してしまってるという。
344 :
名無シネマ@上映中:2009/06/27(土) 20:39:15 ID:ncjjVv81
>>341 裁判の起訴理由はふたつあった。
一つは囚人を閉じ込めた教会の鍵を看守は開けることが出来たのでは
ないか?というもの
もう一つは、選別ということ。看守は自分の担当の囚人のなかから働けなく
なったものを選んでアウシュビッツへ送っていたがそこに個人的な感情が
あったのではないか?というもの。
ハンナの裁判での態度は、あまりにも自分に正直で裁判官を当惑させたり
他の看守と合わなかった。そこにいるのはすべての看守ではなく火事があったときの
アリバイのない者たちだけを集めたといったいい加減な召集のしかたを
されていたので、みんな自分たちには責任がないと逃げるつもりだったのに
ハンナが妙に正直に答えるので他の看守の反感を買っていた。
ハンナは責任者ではないのにそうされて一番目の罪をかぶることになった(冤罪)
マイケルがそれを明らかにすればハンナが囚人を選別していたという罪が浮上
してくると思った。マイケルはハンナに残忍な心や他人を貶めて喜ぶような
ところが全くないのは良く知っている。でもそのハンナの善良さや親切が世間一般の
ものとは少し違うところがあるので裁判官や聴衆がハンナを誤解してしまうかもしれない。
ハンナは誇り高く、こう証言しろといっても聞かないだろう。自分のやったことに
まったく罪悪感は感じていない、しかしそれは相手の立場になって考えるということが
できないからで、小さな朗読者の女の子たちの立場に立てば、つらいことだったのだ。
マイケルは文盲であることを言えば一番目の罪からは逃れられるが二番目の罪について
ハンナに余計なことは言わずただ親切にしてあげただけだと証言させることは難しい
と感じ葛藤していたのだと思う。余計なことを言わせないためにはまずハンナにハンナの
罪についてわからせ、何が問題となるのかを理解させ、ただ親切にしてあげただけですと
証言させなくてはならない。それは誇り高いかたくななハンナにさせるのは不可能だと
絶望したのだと思う。
この映画のなかでハンナの罪が取り上げられてるけど
それはハンナだけの罪なのか?その他のドイツ人に罪はないのか?という問題にぶつかるよね。
ナチスとヒトラ―は選挙で台頭し、合法的に独裁者となった事実がある。
そこには全てのドイツ人の罪があり、おそらく多くの人々が大なり小なりナチスに加担していたわけで。
ハンナが裁判官に「あなたならどうしましたか」とする問いかけをし、裁判官が答えられなかったところでそれは明らかなんだよね。
ハンナは、ドイツ人の罪そのものの象徴。自分のする仕事が道義的におかしいと感じても、一市民にできることは消極的に関わらないようにするだけ。
ハンナはそれすら出来なかったからこその罪であり裁判なんだろうけど。
アウシュビッツの周辺の住民はあそこで何かが起きてるらしいことは気付いていたわけで。
以前「アンナとロッテ」という映画でもそれを感じたけど、やるせないし辛いことだよね。
当時としては、どうしようもなかったとはいえ、多くの人を死に追いやった事実には変わりないのだから。
ヒトラーは最初は救世主だったんだよ
アンタも戦時中に生きてれば分かる
348 :
名無シネマ@上映中:2009/06/27(土) 23:45:06 ID:jxKuXcGD
330
335で納得がいった。マイケルにとってハンナは最愛の女性かつ、おぞましい犯罪を犯した女性。
アンビバレントな感情は「会いたい」というものと同時に「関わりになりたくない」、というもの。
すべてが彼女を思っての行動という解釈では会いに行かなかったり、足で手紙を蹴ったりという行為は理解できない。
保身もあるでしょう。ないという方が不自然。18歳の少年にとって、元ナチの女性と深い関係があったということだけでも
彼の周囲ではかなりスキャンダラス。でもアンビバレントな感情は最初思った「愛情」と「保身」ではないな。
それでは少し弱いし、彼の行動が理解できない。
最愛でありかつおぞましい存在がが人間という。
もちろん「ヒトラ―が当時のドイツ国民の救世主に見えた」ことは理解してるよ。
どん底にいたドイツ人はそれゆえにナチスを信奉したのだし、正義と思った。
だからこそハンナは裁判があるまで自分の罪がわからなかった。そのハンナの姿勢そのものがドイツの影なんだと思う。
だから尚更やるせないなあと思うんだ。
>343
釣り相手にそんな顔真っ赤手プル涙目で怒らなくても…
351 :
名無シネマ@上映中:2009/06/28(日) 00:25:32 ID:WdDXgB1Z
「めぐりあう時間たち」に全く乗れなかったんですが、
そんな俺でも愉しめますか?
352 :
名無シネマ@上映中:2009/06/28(日) 00:27:13 ID:nbjb8w64
自分ならやっぱり文盲のことを何らかの形で明らかにするだろうな
無罪になるからじゃなく
事実じゃない罪まで負わせる(冤罪)のは許せないから
愛してたからというより自分が一生苦しむのが耐えられないから
でもここ読むと違う意見の人も多いのか
俺はスゴい不満が残った。マイケルは失読障なのは知ってた訳じゃん、学習障害=知的障害である程度は無罪か減刑に持ち込めるよね?
それで、現在は弁護士って…
法の下に正義を誓った人間のやることじゃない。勝手に良い人ぶって終わらせてるが、テープ送り付けるとかアホじゃないかと思った。やれることは沢山&いつでもあったじゃん。
結末ありきの映画なのは分かってるんだが、ムカついてしまった。
坊やからマイケルって呼んで貰える時が来れれば…
354 :
名無シネマ@上映中:2009/06/28(日) 01:23:51 ID:ML8LwJFg
面会に行って途中で引き返した所に頭にきた。
355 :
名無シネマ@上映中:2009/06/28(日) 01:54:45 ID:odhp2SZX
本題から外れるけど、
マイケルは高校の同級生やゼミの同期から、「ひと目で」好かれるような
描かれ方をされていたけど、やはり性的な魅力がある少年だったのだろうか。
>>353 学習障害とかじゃなく、
教会の事件の書類を書けなかった=責任者じゃないという理由で罪の重さが違う
357 :
名無シネマ@上映中:2009/06/28(日) 02:42:25 ID:jW/cwglo
ナチスの裁判で、傍聴席にヒトラーがいて、
アウシュヴィッツの生き残り女性がヒトラーの秘書って配役は、
やっぱりちょっと狙ったのかね。
あと「パフューム」のプラム売りの少女、久々に見たな。
ケイトの老けメイクがいまいちだった。
ベンジャミンバトンは素晴らしかったのに。
ところで、マイケルのことが原因で消えたのかと思ったが
事務に昇進して文盲とばれたくなかったのが原因だったのかな。
だったら事情話して昇進やめてもらったらよかったのに
アウシュビッツで働くよりはずっとマシに感じるけど・・・。
原作から
ミヒャエルはハンナの人間や、自分への確かな愛情を掴めきれないでいるうちに
同級生たちとのティーンエイジャーらしい平和な時間も並行して楽しみはじめ
ハンナに後ろめたさを感じはじめる。
しかし、蜜月時代のこの頃からハンナのことは誰にも打ち明けない
それをハンナへの裏切り行為だと認めている。
その後も親密になったゾフィーに心の中を訊かれても隠し続ける
ハンナの存在自体を否定する罪悪感に苛まれながら。
傍聴席からハンナを特別な目で見つめていたと指摘した友人、女性刑務所長、その他
ハンナとの関係について尋ねられても答えないか、はぐらかす。
文盲が露見することを恐れて逃げるハンナのように、秘密にし続ける。
ハンナからの手紙に感激しても返事はしないが
もう自分で本も読めるだろうハンナにテープは送り続ける。しかも大量に。
ミヒャエルには、こういう関わりがエゴイスティックなものだという自覚があった。
出所後のハンナに“隙間”を空けてやり、そこに収めてやることは快諾しても
ハンナを自分の重要な位置に置こうとはしなかった。
以前からずっとそうだった。
ミヒャエルは自分の中の狡さをすべて分かっていて、良心の呵責や罪悪感に苦しむが
開き直ったりしていた。
ハンナの死後、ハンナの当時の自分への気持ちを確かめることができて涙する。
年老いた夫婦のように、老婆の顔の中にもあの日のハンナを見つけることはできたのにと。
生き残ったユダヤ人の娘に関係を問われた時、はじめてハンナとの関係を打ち明ける。
>>359 ハンナにとって文盲であることは、それこそ死ぬほど恥ずかしいこと。
そう簡単に打ち明けられるんなら裁判でも言うでしょ。
マイケルから離れたのは、将来のある子供をいつまでもしばりつけておくのは
良くないから、職場のこともあり、ここら辺が潮時だと何も言わずに去ったんだと思う。
学校サボるなら、勉強がバカバカしいのなら
もうここへは来なくていいと脅したハンナ
落第を免れるため、ハンナに逢うため、猛勉強する少年
卒業時に何か賞をうけたマイケル
別離後、その記事を手にいれ、大事にしていたハンナ
濃密な関係の中でハンナが与えてくれた自信について
回想し感謝するミヒャエル
ハンナとの関係をはじめて打ち明けた後、ユダヤ人の娘は
「15の子供を弄んだあの女」と罵るが
ミヒャエルの意を汲んでかハンナの遺志の一部は認めてくれた
ミヒャエル自身もユダヤ人娘の反応と似た
ハンナに対する感情があったのだろう
>>356 同期のSSとも仲間外れになる、変り者のハンナ。優しい所とヒステリックな部分を併せ持つ、謎に満ちた女性。
有りがちだが、ティファニーで朝食をのヒロインだって似たような性格だ。
失読障は罪か?彼女は一般的な罪と言う感覚を待ち合わせてない可能性があるのに、マイケルが守らないで二人が出会った意味がある?
正直、ホロコーストって題材が良くないよ。
364 :
名無シネマ@上映中:2009/06/28(日) 07:50:45 ID:AmarTAW4
映画中に、この言葉が何度も出てくる。
「誰かが大事に思う事を、自分が大事に思う事より上位に置いてはならない」
つまり、他人の価値観より自分の価値観を大事にしなさいという事。
正しいとか正しくないとか、共感できるとか共感できないとかは関係ない。
この世の中、正義とか共感とかで片づけられない事だらけなのだから。
(ナチの事もそれを象徴してる)
ハンナは、自分の文盲を隠したかった。
そのハンナの意思を尊重したいとマイケルは思った。
法曹界を目指す一人の人間としては、”正しい”行動ではなくても。
また、ハンナの罪に対しては、マイケルにも複雑な思いがあった。
重罪ではなくても、やはり加担しているし、罪はある。
マイケルはとても混乱して、面会に行けなかったんだと思う。
その後のマイケルの行動も、人間の複雑さを表している。
白か黒かで、昔愛した人だからすぐに手紙を出せたり会いに行ける訳じゃない。
>>338 ハンナが埋葬されたのは、あのデートで涙した教会だったんだ!
すごい、それは気付かなかった。
あそこならハンナは安らかに眠れるね。良かった。
365 :
名無シネマ@上映中:2009/06/28(日) 08:04:10 ID:UJlvBfKo
>>353 ハンナの件があったからこそ被告を守る立場の弁護士になることを選んだ、って解釈したけどなぁ
あと知的障害と文盲って別物じゃないの?
失読障は脳の障害が原因だから、守るべき存在だと思うんですがねぇ。
教育の機会が与えられなかったから文盲なんでしょ。ハンナの場合は脳は全然関係ないよ。
SSに入ったのも「仕事があると聞いて」だったし、
舞台版のサウンドオブミュージックでも、貧しい少年がナチに入るってあった気がする。
368 :
名無シネマ@上映中:2009/06/28(日) 09:38:55 ID:/oGZTcud
>>352 あなたがハンナは文盲だと証言すると
まずあなたはどうしてシュミッツさんが文盲だとわかったのですか?
そしてシュミッツさんとどういうご関係ですか?
と聞かれるよ。どう答える?
ユダヤの娘とマイケルの対面の場面になってしまう。
僕は15のときシュミッツさんの朗読者でした
そして僕たちは関係をもっていました
そう答えて相手が感情的にならないのはユダヤの娘ぐらいで
ドイツの法廷でそれをいっても、ハンナが収監されていた
刑務所の優しい所長に言っても感情爆発をおこされてしまうよ。
それでどうやってハンナを守れる?
ハンナを助けようとしてしたことで余計ハンナを苦しめることになる。
そしてハンナに詳しく尋問がされるとハンナは正直だから
検察の誘導にひっかかってしまうだろう
マイケルは法学生でとっても優秀だから、自分ひとりの力でいくら
ハンナを助けようとしても絶望的だとひとりで悩んでいた。
でも自分にできるできるだけのことをハンナにしようとした
それがあの朗読のテープを送るということ
マイケルは自分がいくらその人のためになるとわかっていても
その人が望んでいないことをするべきでないということが
小さなときからわかっている人だった
それでもその人をほって置くのではなくなにかあたりさわりのない
小さなことでもその人を励まし続けたたいと思っている
マイケルは賢く本当の意味での人情味のある人。
>>355 教室に女子が入ってきた時に、皆wktkしてる中
マイケル一人だけ無関心な様子だったし、
同じ年頃の女子には大人びてクールに見えたんだろう
>>361 自分が死ぬだけならともかく
アウシュビッツって他人を殺す仕事でしょ。
わからないで申し込んだとは思えないし。
自分の命と恥ずかしさなら後者をとっても
罪のないたくさんの命と恥ずかしさで
後者をとったってのがよくわからん。
371 :
名無シネマ@上映中:2009/06/28(日) 11:40:58 ID:WNAoxpWX
そういえば最後、原作ではユダヤ娘に
『あなたたちはどうゆう関係でしたの?』と聞かれ
『ぼくは彼女の朗読者でした。』て決め台詞が映画にはなかったね
ぼくは彼女のセフレでした
文字が読めないことに対するその人の
「それを知られたくない」という強い思いって
自分にはちょっとぴんとこないけど、
昔読んだ推理小説にもそういうのがあった。
たしか書き出しが、
彼女がその一家を惨殺したのは文字がよめなかったからである。
みたいな文章。そのことを知られたから殺しちゃうの。
ルース・レンドル「ロウフィールド家の惨劇」
なにせ昔のことなので記憶はあいまいなんだけど。
映画見てて思い出した。
>>373 私も同じ小説思い出した。それ文庫では、ルース・レンデル『ロウフィールド館の惨劇』 になってると思う。
文盲の女性が富豪のお屋敷の女中になる。
長い小説なんだけど、大半が、文盲がばれそうになるのをなんとか切り抜けるスリルの連続。
小説の最後のほうで文盲がばれてしまったとき、雇い主は全然バカにしないで学習費用を負担してもいいと親切に言ってくれた。
なのに、その女中はあまりの屈辱で(これがもうすごい自分勝手な思い込み)、雇い主とその場にいた家族をめった打ちで殺してしまう。
裁判で「殺人の動機はあなたが文盲だとばれたことですね」と尋ねられ、傍聴人に知られ新聞にも載って誰もが知ることになった。
というお話。文盲以前にこの女キチだろう。
文盲がばれないように人生歩むとものごとの善し悪しや問題の軽重がわからなくなるのか。
文盲を扱った映画ならロバート・デ・ニーロ、ジェーン・フォンダ主演の「アイリスへの手紙」があるね。
文盲がばれたデ・ニーロが仕事クビになる。老父も亡くし失意の彼はジェーン・フォンダに字を教えてほしいと頼む。
道に迷っても道路標識が読めなくてどっちに行けばよいかわからないデ・ニーロの演技がうまかった。
ラストはまるでアメリカンドリームで現実味に欠ける。
「愛を読む人」を観ると、本人が頑なというかなに考えてるかつかみづらくて周りが援助しにくいのはあると思う。
彼女はナチ以前の生い立ちが語られず、もしかしたら、東欧か欧州からの密入国者かもしれないが、時代背景を考えると、大不況から戦争に移りゆく時代で仕事をするって簡単な時期では無い。
少なくとも、あの時のヒトラーはドイツにとっては救世主であり、選挙によって選ばれた正式な人間。
監守をしたことが間違ってるとかは結果論に過ぎず、単純に仕事をこなしただけだ。
時代の被害者は彼女も同じだと思う。
日本だって、竹やりでBー29を落とす訓練してた時だよ?無理とは分かってもやらなくちゃいけない時代背景を考えて欲しい。
ナチ=究極の悪って作りが非常にアメリカチックなんだよ。
字を書ける・読めるようになることはアイデンティティの問題だと思う
初めてHannaとサインした時にaが反対向いてたのが
悲しくて美しかった
ロシア語っぽいねw
>>373 映画にもなってる。フランス映画で、観たのは高校生くらいの時だったが
全然意味が分からなかった。とにかくすごく嫌な気分になったおぼえがある。
マイケル巨根だったのかな
ガキにしちゃ立派だったから追い返されず深いカンケイに…
粗チンだったら起こらなかった悲劇
381 :
名無シネマ@上映中:2009/06/28(日) 23:51:54 ID:BDkaO/0G
しかしドイツが舞台の映画は重いのが多いね・・・
たまにはスペインが舞台の「それでも恋するバロセロナ」ぐらいバカ爆発なドイツが舞台の映画を見たいw
>>376 >日本だって、竹やりでBー29を落とす訓練してた時だよ?
それは違うw 竹やりの訓練は、B29から落ちてきた米兵を
やっつけるためにしていたらしい。うちのおばあちゃんが言ってた。
ハンナも時代の被害者だというのにはまるっと同意。
そのせいでまともな教育も受けられなかったんだろうし。
刑務所で名前を書けるようになるが、それまでサインする機会はどう乗り気ってたんだろう。
車掌してたけど切符の文字も読めないだろうに。
384 :
名無シネマ@上映中:2009/06/29(月) 01:18:45 ID:HCV1wlIS
ハンナの片足あげて深く挿入するシーンがエロかった
色んな体位を楽しんでたね
性器は見えないようにアングルとかフォローしてたね
ケイトのセックスシーンて妙にエロい
今回も、タイタニックん時も、日陰の2人の時もかなり興奮した
386 :
名無シネマ@上映中:2009/06/29(月) 02:56:23 ID:QHdnQL93
>>385 あなたですね?
■ おすすめ2ちゃんねる <開発中。。。>by FOX ★
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388 :
名無シネマ@上映中:2009/06/29(月) 11:46:49 ID:HmAmRjDt
この作品に限った事じゃないが、「共感した・出来なかった」と
感動の基準に共感を持ってくる事っていかがなものか。
>388
いかがなものかと言ったって仕方ない
それぞれの感じ方だしね。
共感できなきゃ感動出来ないのは、その人の性質だからどうし様もないでしょー
共感出来ないから駄作だ、と言い張るなら問題だが。
アサシンを頼んだ事を告解した人がいたのかもね
あなおそろしや
>>379 クロード・シャブロル作品ね。
あれと合わせて「愛を読むひと」を見ると
文盲であることがいかにコンプレックスであるかということがしみじみと判る。
コンプレックスという言葉じゃ足りないくらい、深い深い傷なんだよね。
同じ言葉を話しているのに、文字だけが読めない。
小さな子供でも読めているのに、大人な自分は読めない。
>>383 耳で聞いて丸覚えなんだろう。
言葉の意味が分からなくても、前後の会話でしか意味を確認できないしね。
サインは、刑務所で初めてしたときには、適当にぐねぐねとした線を書いていた。
「ハンナ(Hanna)」だからできた芸当だと思う。
誰かが書いているのを見て、適当にマネしたのかもしれないけど。
たとえば、tやiみたいな点や何かをつけないといけない名前なら
ぐねぐね線だけでは、乗り切れなかったと思う。
もう一度みにいきたい。人の心の描写がリアルに響いた。
号泣だし、終わったあとも余韻でいっぱい。
愛って幸せだけど切ないことも多いね。
393 :
名無シネマ@上映中:2009/06/29(月) 16:48:32 ID:qeN7wCo7
誰かがスレ検索せずにもう一つスレ立てたので上げとくね。
394 :
名無シネマ@上映中:2009/06/29(月) 17:00:43 ID:poaH5Lxr
>>220 「余命1ヶ月のAV嬢」を実話だと思っている連中ですからww
観てきた。泣いた。
ここを最初から読んで、納得できた事たくさん。ありがと。
混乱してるんだけど…SSに入ったのは切符切りの前、後?
質問でごめんなさい。
SS入ったのがいつかわからないのに、感動できるのか?
397 :
名無シネマ@上映中:2009/06/29(月) 18:31:37 ID:uKs+1EFG
>「誰かが大事に思う事を、自分が大事に思う事より上位に置いてはならない」
これって大切なことだよね
自分の尊厳を守るためには、自分の頭で考えなければならないという
ことでしょう?
そしてもうひとつ、他人の尊厳をないがしろにするという罪をおかさない
ためには、たとえ善意でも他人に自分の意志を押し付けてはいけないということ
ものすごく大切なことなのに忘れさせられているね
399 :
名無シネマ@上映中:2009/06/29(月) 18:50:06 ID:fypTJQKC
原作読み終わった。
原作だと、ある日突然いなくなった理由は昇進のことだけみたいな記述なんだよね…
映画での手紙を入れた引き出しを足でしめてしまうような描写はない。しまっておいた、というだけで。
あれは映画の演出だね
映画と原作の微妙な描写の違いがまた興味深い。
ミヒャエルはその後誰を抱いてもハンナの面影(感じかたも)がつきまとうから、
考えたら抱かれた女性達カワイソス。ゾフィーとか泣いちゃうし。
よくよく考えると原作のミヒャエルは性格が悪いわけじゃないけどなんか考えが自分本位かなぁ
若さゆえなのか。
>>396そう思われても仕方ないカキコしたけど、そんなん言わないでw
自信ないんだよー
>>398ありがとうございます!スッキリしました。
個人的に引っ掛かってるポイントが旅行中の教会での涙。二通り意味が取れる。
食事の時のメニューが読めずに誤魔化した後なので、神に嘆いた。
もう一つは過去の贖罪。
自分としては長年に渡り、字が読めないのと裁判での主張の仕方から前者だと思ってる。
皆さんはどうですか?
>>401 過去の贖罪って、なにに対して?
あの涙はおそらく初めて聞いただろう賛美歌の美しさと
本当には理解できなくても、何か尊いもの(神とか宗教とか)がある
ということへの感動の涙だと思ってる
昔、教会でやった事
私も少年たちの歌う賛美歌に感動して、だと思ってた。
メニューの読めず誤魔化して神に嘆いたって思いつかなかった。
あの旅行も計画表も地図も「あなたに任せるわ」「案内して」とか、
後から思うと、あーナルホドネって思った。
キリスト教はドイツでも普及してるでしょ?
誰でも行くから、初めて聞いたってのは無いと思うが…
初等教育もまともに受けられないような暮らしをしていた人が
普通の子供がするように、父母と教会へ礼拝に行っていたとは思いづらいなぁ。
>>403 もしSSの看守時代にユダヤ人を見殺しにしたことを言ってるのなら
それは教会で涙を流した後の話だよ
ハンナが旅行以前に、教会に行ったことがあったか、なかったか
それは語られてないけど、自分も
>>406同様に読み書きさえ
教わることのなかったハンナが教会に行けたとは思えないし
神という概念を知っていたとは考えられないな
あのシーンは、教会という身近な啓蒙の
場さえ未体験だった(かもしれない)ハンナという人は
文盲というだけでなく、多くのこと知らない人なんだと
思わせられて、印象的だった
戦時中に教会で見殺し
それから10年後くらいにマイケルと恋仲になってサイクリング旅行で教会
でもやっぱり贖罪ではないと思う。旅行の8年後(?)の裁判でも悔いてる様子はなかったので。
単純に音楽の美しさに心打たれたんだと思うな
ただ美しい物を目の前にして感動してるとしたら、彼女の純粋さを表してる訳で、ハンナは被害者に償いの意味を込めて遺産の一部を残し、文字を教えてくれたマイケルにも残したが、謝罪の手紙は被害者には出してない。
文字が書ける事を喜ぶ純粋無垢で有りながら、一方で罪滅ぼしをしてる。
結論として、モヤモヤ感が残る。
410 :
名無シネマ@上映中:2009/06/29(月) 23:08:45 ID:MGkQP28n
ハンナがマイケルと再会したときに
テーブルの上にだした手をしまったとき、せつなかった。
プライドが高いから文盲であることも隠し、
どんどん年老いていく自分をみられたくない女としての
プライドも高かったから自殺したのではと思った。
労働の対価として優しくするとかもあるが、切符切りでお釣り渡してたじゃん。計算も出来るから初等教育は受けてるはずですよ。
412 :
名無シネマ@上映中:2009/06/29(月) 23:34:45 ID:rFZUte7m
教会事件って、マイケルと出会う前のことだよね?
ナチスに入って、戦後に路面電車に勤め、そのころにマイケルと出会い、
さらに数年後にやっと裁判があった、ということだよね?
413 :
名無シネマ@上映中:2009/06/29(月) 23:41:01 ID:MGkQP28n
しょっぱな「あ、デーブスペクター!もうデーブにしか見えない」とガックリしてたんだけど、
話が進むうちに気にならなくなったから良かった。
見ようによっては、ナチ嫌いな権威主義者による現状追認、保守の映画だな。
そこそこいい身分で、いい暮らしている観客には面白く見れる映画だろう。
眉間に皺寄せて登場人物が悩んでいるような作品に余り深さは感じない。
格好いい素振りなだけ。
>>412 1943年ハンナSSに就職
1945年終戦
1958年マイケルと出会い恋に落ちるがハンナが姿を消す
1966年裁判所でハンナを見つける
1976年テープを送りはじめる
1985年刑務所で会う
1995年墓に行く
ゲロで知り合う前からバスの中でどちらかが惚れてたってことはないの?
恋愛描写が美しいよね。恋をしたひとなら誰もがきゅんとするような場面いっぱい。
毎日彼女家直行とか、覚えたてのエッチ三昧。家族といても考えて罪悪感あったり。
これは万国共通だよね。
そして二人ともねは純粋だよね。
電車の中ではないと思うな
ストッキングからでしょ
419 :
名無シネマ@上映中:2009/06/30(火) 07:59:47 ID:lDeFgouW
>>418 そうですよね。
二人が知り合ったのは吐いてしまったとき。どちらもそれまでは見たことはなかったはず。
ちなみに
>>416さんも書いてるけど、SSには過去に勤めてて、マイケルに会う(車掌)よりも以前の仕事。原作より。
原作読んだことのある人とない人だと、やはり前後関係わかってる読んだことある人のほうがわかりやすいのかもね。
教会の涙、は確かに二通りとれる。でもレス読んでたら、なるほど、
過去の罪を思い出したのかも?と思った。
420 :
名無シネマ@上映中:2009/06/30(火) 10:27:54 ID:8nQulM2k
>>415 >見ようによっては、ナチ嫌いな権威主義者による現状追認、保守の映画だな。
その反対だと思うよ。高慢で冷淡で上から目線で信じがたい残忍性や異常性しか
描かれてこなかった旧ドイツに、高慢でかたくなな態度からはうかがい知れ
なかった文盲というような同情すべき深刻な事情があり、その実は
理解されがたいが素朴で純真で性的に奔放な欠点はあるが愛すべきところも
あったのだと主張するのではなく見せている。
嫌われ松子の一生ってこれぱったのかな?
ナチスが悪役なのはハリウッドにユダヤ人が多い事や、実相に虐殺したのはドイツ兵(SS含む)よりも占領下の自国の兵士達の数が多いのを隠すためのスケープゴートでしょ?
人の心って簡単じゃないし、はっきりした形では表現できないと思うので
この映画に関しては煮え切らない箇所があっても納得できたし感情移入できた。美しい空気感があるから許されるんだろうけど。
人の心のヒダには色んな気持ちが隠されてるよね。
424 :
名無シネマ@上映中:2009/06/30(火) 15:48:18 ID:hJgThn8F
ユダヤの生き残り(本書いた人)は、どうやって教会から逃げられたの?
鍵が外から掛けられてたから、「300人全員焼死」なんでしょ?
>>424 見捨てたのかもしれないね。という疑惑が出てくる。
>>424 今は手元にないが、原作には書いてあった。
教会の2階に上って九死に一生を得た感じだった。
原作には描写があるけど、扉の方に逃げないでわざと火の近くの2階に行ったらそこは焼け残って助かっただったと思う
かぶった
すまん
法廷では法に基づいて裁くのだ、ということ
それも当時の法律に照らして合法か否かを
ところが被告がナチ関係なのでどうしても感情的になってしまって…
みたいなところ、本当はもっと焦点当てたかったけどちょっと及び腰に
なってしまったみたいな映画で
…原作を買わせるキャンペーン映画としては抜群。ええ、早速買いましたとも。
430 :
名無シネマ@上映中:2009/06/30(火) 17:46:21 ID:5kT1vY9x
>>422 この映画はドイツ人作家が書いたベストセラー小説の映画化なんだけど。
アメリカ・ドイツ合作だし。
>>429 原作買わせるキャンペーン映画とか何アホなこと言ってんの。
小説の映画化なんて昔から腐るほどあるのに。
お答えありがと。
もいっこ疑問点を書いてみる。
ハンナって、堅物で融通がきかない性格だと映画を見る限り思うんだけど(原作未読です)
そんな女性が、思春期〜若い時期をあの時代に生きて、
ふと出会った20歳以上の少年を、あんな風にリードしてエチー出来るものなんだろうか。
部屋の様子から、色恋とは無縁っぽい中年に近い女性なのに… と不思議に思って、
彼女の人物像があいまいなんだよね。
最近日本で公開された作品で小説を映画化したものというと
「天使と悪魔」
「お買い物中毒の私!」(レベッカのお買い物日記)
「マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと」
「ベンジャミン・バトン/数奇な運命」
「トワイライト」
「バーン・アフター・リーディング」
「スラムドッグ$ミリオネア」(僕と1ルピーの神様)
とかあるね。
ヨーロッパの教会というか、教会は
基本的に無知な人にもOKなシステムになってない?
教会に行く人=教育のある人または経済的にゆとりのある人ではないような。
haihai suru-
436 :
名無シネマ@上映中:2009/06/30(火) 18:58:49 ID:ylug8KIQ
>>424 ユダヤの母と娘が生き残った理由は他の人たちと反対のことをしたから。
それを生き残るためにしたのではなく、火事になってみんなが大騒ぎ
しながら出口に殺到したとき、もう生きるのをあきらめて母はせめて
娘を静かな場所に連れて行こうと二階席に行った。そちらのほうが
火に近く危険だったが、母と娘は壁に身体をおしあてて立ち生き残った。
ほとんどの女たちは窒息死ではなく、パニックをおこしてあちこちで
さけびながらおしあいへしあいしながら明るくごうごうと音をたてる炎に
焼かれて死んだ。
437 :
429:2009/06/30(火) 19:30:59 ID:4NqyCBwf
>>431 どうして字面通りにしか受け取らないのさ
映画としてこなれてないように感じたよ、て話
原作、図書館で借りてきた。
うちの地元では7/10までて公開終わってしまうみたい。
確かにもっと詳しく知りたくて鑑賞後に本を買ったんだけど
字幕を追うのに忙しくて小エピソードみたいなのを
流し見してしまうことはよくある
それが実は大事な伏線だったりする
こなれてないかな?確認に明日また見てくるわ
>>432 その点は私もちょっと不思議だった。(原作未読)
外ではゴツゴツした仕草でいかり肩、男みたいなのに
ベッドではすごく余裕のある大人の女性って感じで、
「これをしに戻ってきたのね」(うろ覚え)とか、坊やって呼ぶのとか。
でもきっとすごくプライドの高い人だから、子犬みたいに尻尾振ってくる
マイケルが相手だと、普段劣等感ばかり抱いてる自分が
優位に立てることが嬉しかったんじゃないだろうか。
本を読んでもらう最初のシーンでも、ラテン語?か何か分からない言葉のくせに
「素敵」とか言ってたし、本当は言葉に対する憧れが物凄くあるけど
文盲だと悟られないように余裕こいて振舞ってた。
マイケルが刑務所に会いに来た時も、その頃のように大人のイイ女風にしたかったけど・・・
悲しい人だ。
サイクリングのシーンと、ハンナがマイケルに「愛してる?」と聞かれた時の、しかめ面した後にうんうんと頷くハンナの顔が好き。
川で泳ぐハンナの姿には驚いた。
442 :
名無シネマ@上映中:2009/06/30(火) 20:51:29 ID:RjUN4AoX
>>432 ハンナはギリシャの女神のような人なんだと思う。
太古のおおらかで芸術的で身体がのびやかでバランスがとれていて
肉感的な人。性にもおおらかで争いも好みかつ理知的。
ハンナの分身のようなマイケルも数多くの女性との遍歴があるように
描かれているのは彼とハンナは同類でハンナの隠された過去の投影
なんだとおもう。
ドイツ出身のアーノルドシュワルツネッガーのように普通の人とは
違う普通の人よりも優れた超人といった人たちだったのではないだろうか
マイケルも原作ではつつましい語り口に反して、勉強は対して難しく
なかったとか普通の人が苦労して勉強したりするのに超人っぽいことを
言っている。そしてその超人の性質のひとつが性的に奔放ということ
ハンナもきっと威厳があって性的に奔放だったのだろう、それがまた
ハンナの魅力を増していたのだろう
ケイト・ウィンスレットがアカデミー賞の授賞式にまるでギリシャの女神
のようないでたちで出てきたときは鳥肌だった。まるでハンナ・シュミッツが
そこに居るように感じた。
彼女の為に作った詩も披露去れなかったのも、がっかりしたポイント。
送ったテープの一本に入れてくれてれば、彼女への想いが分かるんだけどなぁ。
原作本の訳では「坊や」の他は「あんた」
いかにもな感じでが映画観た後なせいかハンナのイメージと違う
本を読んでも馴れ馴れしくない「あなた」が似合うと思う
ハンナは小さな朗読者ユダヤ人少女といい
やはり子どもだからミヒャエルを選んだと思う
最大のコンプレックスに踏みこませないために
未熟な者なら主導権渡さずにすむから
行為は知り尽くしていても
ハンナはかけひきのある大人の恋愛は出来ない
シリアスな展開なればいつも逃げ
一途な恋愛もしてこなかっただろう
ミヒャエルとのことも恋愛のつもりはなかったと思う
ミヒャエルの真っ直ぐな気持に感化され
惹かれはじめていたのでは?とは思うけれども
「私は彼女の朗読者でした」は
慰み者でした(ユダヤ人少女共通)
先生でした(後年の二人の関係)
>>442 映画からはそういう印象受けなかったけれど、原作ではそういう風に描かれてるの?
447 :
名無シネマ@上映中:2009/07/01(水) 01:50:06 ID:TxYGAqsW
ようつべに上がってるこの映画のシーンで
少年の家で食事をしたり、下着をプレゼントしたり
書斎で話したりしてるシーンって映画館で流れてないよね!?
カットされてたの??良いシーンなのに寂しいーーー
何版dvdを買えば入ってるのかな
448 :
名無シネマ@上映中:2009/07/01(水) 01:57:08 ID:TxYGAqsW
ようつべに上がってるこの映画のシーンで
少年の家で食事をしたり、下着をプレゼントしたり
書斎で話したりしてるシーンって映画館で流れてないよね!?
カットされてたの??良いシーンなのに寂しいーーー
何版dvdを買えば入ってるのかな
後追いで原作読んでるけど、なんか小説の中のミヒャエル(マイケル)は
映画よりも突き放して客観的に裁判を傍聴してる印象。
映画版だとハンナへの未練の残り具合が強い感じで、
あれなら「愛」を前面に出した広告を打つ気持ちもわかる。
>>448 プレゼントのシーンと書斎のシーン好きなのに
カットされてて悲しかったんだが撮ってるんだ!?
見たくてようつべ漁ったが見つからない・・・
どう検索したら出てくる?
あと、マイケルの腕の中でハンナが号泣しながら聞いてた本の
題名が知りたい。
>>450 2つ
Kate Winslet & David Kross - deleted scene
David Kross & Kate Winslet - deleteced scenes from the Reader "Seeking Advice"
David Kross the Reader deleted scenes - the German Guilt
これも?
ケイトはまり役だったね。
ニコール・キッドマンが演じる予定だったらしいけど
なんか想像つかないな。
原作を先に読んでいたので、やっぱり映画には違和感を感じました。
演出の範囲内なのかも知れないけど手紙を保管しているトレイを足で閉めたりとか、ありえないでしょうwww
が、マイケルは思っていたより長身で大人っぽかったけど、ハンナは想像通りの女性でした。
前半のエロシーンは、映画が逆に控えめだったので上品に仕上がっていると思います。
でも、ハンナが騎乗位で絶頂に達するくらいのシーンは欲しかったです。
初見で映画観た方々って、ハンナの自殺の理由をどのように捉えているんだろう?
>>454 面会した時のマイケルの態度から、実は迷惑がってそうなのを感じ取って
身を引いた印象>ハンナの自殺の理由
二度目を見てきました
「昔のことを考えたことある?」
「私たちのこと?」
「いや、その他に」
「・・・死んだ者は生き返ってこない」
のようなやり取りがある
ハンナなりに償うとすればこの方法しかない
マイケルの問いがケジメを迫ってしまった形になっていたと思う
その前に、刑務所長がハンナは以前と違って身を構わなくなったと説明しているので
ハンナはそのまま刑務所内で世捨て人として終ろうとしていたことが分かる
朗読でつながっていた二人の関係が終わる不安
マイケルの態度でハンナの生きる希望の小さな灯が消えた
映画はマイケルを監督の解釈で作り過ぎ。
マイケルにそっけなくされて力が抜けて自殺したみたいに見えた
458 :
名無シネマ@上映中:2009/07/01(水) 20:51:22 ID:ClTo4V35
そうなんだよねぇ
結構マイケルと原作ミヒャエルの描きかたには差があるかなとは思った
晩年のハンナがここんとこは身を構わなくなっちゃった、という刑務所の証言は原作にはなかったような。
459 :
名無シネマ@上映中:2009/07/01(水) 20:55:38 ID:hsubnU6L
お風呂に入らなくなったとか、あったと思う。
460 :
名無シネマ@上映中:2009/07/01(水) 20:59:56 ID:lmPoiPAB
>>451 このシーンが入ったDVDって発売されるのかな。
ノーカットは何版なんだろう。
書斎のシーンて、プログラムのはじめの方に載っている写真?
あの画すごく好きなんだけど、カットされていたんだーもったいないね。
是非観たいです。
ケイトはよかったけれど、レイフファインズはミスキャストじゃないかあれ。
ばあちゃんメイクのケイトより老けて見えたし、朗読だって若マイケルの方がよかったよ。
463 :
名無シネマ@上映中:2009/07/02(木) 00:17:21 ID:AhUV0yDD
なんでカットしたりしたねかな?
カットしなきゃいかんほどにエロいか問題でもあるん?
464 :
450:2009/07/02(木) 01:39:59 ID:gxW7gWOB
>>451 ありがとう!
原作のイメージとは違ったけど、やっぱりいいシーンだ。
ノーカットのDVD、是非ほしい。
>>463 特に問題ないような。
上映時間かな?
466 :
名無シネマ@上映中:2009/07/02(木) 02:52:59 ID:A85hIu+4
>朗読でつながっていた二人の関係
繋がっていたとも言えけど、それは取り繕いの関係でもあるよね。
ハンナは最後までマイケルに文盲であることを打ち明けなかったわけだから。
マイケルに送られた手紙の文面も昔のハンナそのものだし。
ハンナが自ら文盲であることを認めて、姿を消したことを謝るような手紙であれば、
マイケルの気持ちは救われたと思うけど、そうはならなかった。
釈放前のマイケルの態度は、その意趣返しともいえる。(言葉は悪いけど)
結局それが二人の関係の限界を示唆しているように思えるな。
マイケルがケイトモス似の子に、あなた真面目そうね。っていわれたら
マイケルが真面目になるように教え込まれたからね、って感じの事ニヤリとしながらいってたけど
あれはハンナにそういうふうに飼われて育てられた、って自分ジョークなのか
真面目どころか隠れてエロスを知っちゃってたマセガキだけどって腹の中でバカにしてんのかどっちだろう?
誰にも知られたくない程恥ずかしかった訳だけど
婆に成って出来るなら30代のうちに勉強しとけよ
>>467 家庭は厳格そうだったから、そっちのこと言ってるのかと>教え込まれた
でもちがうよ〜ん、見抜けなかったな、お前 という気持ちは表現してたかも
ゼミ生の議論の場面、あれはナチというだけで脊髄反射して全否定してしまう空気に
冷静であろうよと問いかけているシーンなのだろうか
マイケルはハンナが死刑判決を受けたとしたら裁判長にハンナの文盲を黙っていた事を後悔したのだろうか
そっちのほうが自分の中で堂々巡りしてる
471 :
名無シネマ@上映中:2009/07/02(木) 08:55:13 ID:/kRFfz+X
ファインズ・・ハリソンフォード
若いときのミハエル・・・クロエオブライエン
>>462 逆に、お年寄りメイクのケイトが若く見えすぎると思った。
473 :
名無シネマ@上映中:2009/07/02(木) 11:38:03 ID:unk34rzu
老けメイクは難しいね。
ハンナは親世代の象徴
その性格もドイツ的な気さえする
ナチへの加担をいうなら当時のドイツ国民のほぼ全てが該当する
今法廷でナチを裁いている者も罪人であり
またマイケルたちは罪人の子でもある
ハンナに押し付けるナチ元看守たちは罪の意識が薄く
ナチを罵る若い世代のゼミ仲間に罪人の子である認識はない
「あの女(ハンナ)を銃殺してやりたい」とゼミ仲間が憤るシーン
マイケルは罪人を愛した自分も断罪されたように感じる
壮年マイケルも長い時間を演じてるわけだけど
離婚から墓参りまで容貌の変化に気付けなくて違和感があった
娘が幼いころは若マイケルに老けメイクさせたらどうだったんだろ?
今もまだ18才なデヴィッド君には厳しいか
ではレイフにヅラとか・・・
朗読時、刑務所での面会、NYでのマイケルは
レイフの陰鬱な感じがピッタリ合っていたと思う
476 :
462:2009/07/02(木) 17:34:28 ID:bgQR+eHh
>>472 確かにケイトのメイクが微妙だったかもね。
なんか目のあたりに若さを感じた。
でもやっぱりレイフの朗読はピンとこなかったな。
若い子の朗読の方がぐっときた。
レイフは上手いだろ。あの溜めまくる静の演技も好きだ。
今回はわりといつもの定番の役柄に近いのかも知れないが、
ちょっと前にイン・ブルージュというちょっとマイナーな映画で、
fuckingを連発するぶち切れたギャングの親玉役を見てたんで、
そのあまりの落差がめちゃ楽しかった。
>>477 レイフ・ファインズが上手いのは同意。
っつか今更語るのが面倒なぐらい上手いべw
479 :
名無シネマ@上映中:2009/07/02(木) 17:57:57 ID:unk34rzu
イン・ブルージュって日本で公開されったっけ?
ゴールデングローブ賞のコメディ・ミュージカル部門で作品賞とってたし
見たいなあと思ってたんだけど。
>>479 オレは海外版ディスクを買った。日本公開はされて無いと思う。
マシンガントークでアイルランド訛りとか、ロシア訛りとか、ベルギー訛り?とか
変な英語が飛び交うし、英語字幕を表示して、
ちょくちょく止めながらようやく付いていく感じだったけど、
個人的にはメチャクチャ面白かった。特にレイフの切れた演技が。
482 :
名無シネマ@上映中:2009/07/02(木) 18:56:29 ID:rSDpROXM
路面電車で、マイケルがハンナに自分がいる車両に
来てもらおうとしたら激怒されて喧嘩になった場面
二人が最後に刑務所で面会した時もハンナはマイケルの
ことを坊やとしか呼ばない等が二人の関係を如実に
物語っているよね。
483 :
名無シネマ@上映中:2009/07/02(木) 20:03:26 ID:unk34rzu
>>481 d
2年ぐらい遅れて公開されるような気がするw
2年前公開で全米1位とってる「30 Days of Night」や「3:10 to Yuma」が
今年やっと日本で公開されるらしいし。
484 :
名無シネマ@上映中:2009/07/02(木) 21:32:32 ID:7/TPQngx
一口に贖罪といっても色々あるよね。
ホロコーストに対する贖罪
ハンナのマイケルに対する贖罪
マイケルのハンナに対する贖罪
その全てが必要だったのは言うまでもないけど、
そのどれもがチグハグなまま終ってしまったように思うな。
レイフが上手いのは皆解ってるって
それとは別に、ナレーションは少年がいい
>>484 判決までは最高の展開だったのに、そのあとがちょっと急ぎ過ぎた感があったね。
ここまでゲロの記述なし。
リアルすぎだろう
冒頭からめっちゃ気分悪くなって途中退出してしまった。
こんな自分には映画はレンタルすると諦めるか。
488 :
名無シネマ@上映中:2009/07/03(金) 23:00:04 ID:s8q/FKxU
高校生のデートでみてもいいでしょうか
エロとかどの程度ですか
君にとって相手が一生の宿命の人になるかどうか。
490 :
名無シネマ@上映中:2009/07/03(金) 23:09:42 ID:s8q/FKxU
>>489 無茶(´・ω・`)
まだ付き合ってる訳でもないんで
そもそもエロさが気になる時点でこの手の映画はやめた方が無難だとは思うが。
まあ映画見慣れてる人ならデートもありかな。
デート向けの映画ではないと思う・・・
こういう重い映画が好きな子ならいいかもしれんが・・・
高校生のデート向きじゃない
494 :
名無シネマ@上映中:2009/07/04(土) 12:57:47 ID:wEaPanRT
もうチケット買っちゃった
死んでくるノシ
間違って観たとしても、男子のほうがはまるのかな。
若い女子には難しいと感じるかも。
おとなしくルーキーズでも見に行けばいいものを
女の子があなたを好きなら良いと思うよ。
結果がたのしみね。
>>488 そのままどこかでエチの流れになるか、
気まずくなって解散かどちらか
武運を祈る。
ちなみに自分は大人同志だったから前者ww
独りで2度行けってんだ
500 :
名無シネマ@上映中:2009/07/04(土) 16:04:03 ID:tNIDYEeA
冒頭で、大人マイケルと、誰か見知らぬ女性の全裸がありますが、
これって、ストーリーとは無関係ぽくないですか?
>>500 ちゃんとした奥さんがいない。
女とはやることはやるけど、精神的には結ばれている関係を持っていない。
女の方じゃなく、本人に問題がある。
というマイケル(ミヒャエル)の性格描写。
>>488 相手や君がこの映画を見て、
「これは今のぼくたちにもつながっている問いかけなんだ」という問題意識を持てればいいんじゃないか?
ナチの戦争犯罪とそれに対するドイツ人の意識。それはナチ側で実際に戦争していた日本人にもつながる問題だし。
また、ホロコーストの被害者になったユダヤ人のヨーロッパへの不信と欧米の同情が、シオニズムを勝利させ、
そしてイスラエル/パレスチナ〜中東全体の問題に拡散してしまったということもある。
「インテリ」に弱い女の子も多いよw
502 :
名無シネマ@上映中:2009/07/04(土) 16:45:17 ID:wEaPanRT
なんとか凌いだ
ポップコーンこぼしてびびったww
まあ…終わって笑ってくれたんでそう悪くはなかった希ガス
正解だったかも
503 :
名無シネマ@上映中:2009/07/04(土) 16:56:53 ID:wEaPanRT
あ、お礼を忘れました
みんなのレスありがとう!
よかったです!!!
後日談もよろしく。
彼女が刑務所に入っても付き合い続けろよ!
原作を買ってあげて今後、彼女のあだ名は「馬」でお願いします。
507 :
無意味な映画:2009/07/04(土) 22:45:14 ID:p0E0LdVu
この映画を久しぶりに会ったある男と女の会話にたとえると
男「おい、このまえ貸した30万返してくれ」
女「え!私1万円しか借りてないわよ」
男「え、そうだったけ」
女「ほら、裁判所のまえで1万円貸してくれたでしょ ボケたの?」
女「ショックー 死んでやる」
ですか?
508 :
無意味な映画:2009/07/04(土) 22:49:50 ID:p0E0LdVu
別な男と女の会話
男「30年間たっぷり反省したか?」
女「わたし1年分しか悪いことしてないのに・・・・・・」
女「なんで30年も反省しなきゃならないの」
ですか?
ハンナの昇進が運転手から事務に変更されたのは分かるけど
ミヒャエルはハンナの裁判傍聴から考えるところあって
判事も検事も弁護士にも興味がもてず大学に残ったはず
ここ重要だと思うんだけど
なのに映画ではなんであっさり弁護士にしたんだかな
時間の都合
ハンナが急にいなくなったときマイケルがハンナの部屋で壁ぎわへ後ずさりする場面は
後半大人マイケルの仕事部屋でも同じようなシーンがあってだぶらせてあるんだね。
ハンナが署名のかわりに罪を認めるところで、被告の一人が弁護士とヤッタネ!って感じで手をタッチするカット
ああいう人間の醜さ・自己中さをさらりと見せつけるのが巧い映画だった
513 :
名無シネマ@上映中:2009/07/05(日) 17:53:46 ID:65pB3t8F
ハンナに捨てられたマイコーが家に帰ったとき、マイコーの父ちゃんが「やっぱ帰ってきたじゃん」
と、家族にドヤ顔で言うシーンがありましたが、
あれはマイコーが家出してハンナの家に住み着いていたということですか?
ソコんとこ良く解んなかったんですよね。
一晩帰ってこなかったので家出したかと心配していたが、
父は思春期だから色々あるさ〜帰ってくるよ〜と思ってたのでドヤ顔してたのでは?
515 :
名無シネマ@上映中:2009/07/05(日) 19:03:28 ID:31uI0m6B
本スレこっちか。
児ポ法改正されたら、この映画もアウトなんだろ。
マイケル15歳って設定だし。
おかしな法案だよな。
516 :
名無シネマ@上映中:2009/07/05(日) 19:38:45 ID:mAkgkQr2
517 :
名無シネマ@上映中:2009/07/05(日) 20:00:54 ID:31uI0m6B
>>516 演じてる本人が18歳以上でも、18歳未満に見えると判断されたらアウト
じゃなかったっけ?
プラム娘とのシーン撮ってからケイトとのシーン撮影って順番だね
マイケルはユダヤ人じゃないの?
>>517 本来の法の目的が、「未成年性被害者の保護」にあるわけで、
実写に関しては単純に実年齢で判断される。現在わけわから
ないことになっているのは、本来被害者の居ない、非実写の
そういうものまで規制しようとしている連中が居てて、その
基準がどうなるの、というところで色々なっているから。
522 :
名無シネマ@上映中:2009/07/06(月) 12:48:33 ID:/Yv31mxb
>>521 非実写も他国で規制されてるから「世界標準」を目指してるんでしょ。
世界標準って言っても、アメリカくらいじゃなかったっけ。
で、そのアメリカって
犯罪者が「創作物に影響されてこんなことをしてしまった」
とか言えば刑が酌量されたり、
「犯罪を引き起こした」とか言って犯罪被害者が映画監督を
訴えれば賠償金がとれちゃったりする、そんな国。
というかスレ違いだな。
ハンナが引っ越す際、牛乳瓶を洗うのって男性と決別する隠喩?
>>524 立つ鳥跡を濁さず
きちんとしていたハンナならではと思う
別件
ハンナ達の裁判の最中に大学の教室で男子生徒がまくし立てる場面あるじゃん
あいつらだけが悪いんじゃない、みんな悪いんじゃねーかっつって
演説の途中で他の男子生徒一人が離席するシーンあるよね?
あれは、あの当時悪者はナチだけで他は悪くない思想の反映なのか?
鑑賞中は何で突然出て行ったのか理解できなくて
あとで考えてみたが可能性としてこれくらいしか思い浮かばん
>>525 法律で裁くことができるのは
悪いことをした人間すべて(←理想)ではなく、
悪いことをしてその証拠がある人間(←現実)に限られる。
ハンナたちが裁判にかけられたのは、
生き残ったユダヤ人母子の体験記という「証拠」があるため。
あの男子学生は「理想」を夢見て法律の勉強を始めたが、
自分の理想と現実のかい離に絶望した。
…などと適当なことを言ってみる。
>>526 熱血学生だけでなく退席した学生もそうなのか?
あの場にいたのは全員法律を勉強中の学生だから
法律家としての考え方と己の感情の折り合いを
まだうまいこと付けることができないでいる
だから感情的になって出て行ったんだよね
問題はその理由で、熱血学生に対して
「なにお子ちゃまなこと言ってやがんだ裁判の根本だろうが」なのか
「全員悪いなんてそんなことあるわけない!」なのか
自分の限界を見てしまったのか
熱血学生の憤りは法律を勉強するなら当然ぶち当たるべき壁だ
と思ってみていたから、突然の退席がわけわからんかったよ
ハンナが部屋で機嫌悪くてやさぐれてるとき、
酒じゃなくて牛乳なのが笑えたw
離籍学生はそういう現実や議論から目を背けたいドイツ国民を表してるんじゃないか?
>>529 しっくりくるが俺が勝手にイメージしていた戦後ドイツ人と違ってくるな。
意味なぞ考えなくてとにかく戦争反対平和万歳路線なのが日本人で、
WW2を正面から受け止めたのが戦後ドイツ人だと思っていた。
このギャップは観賞後もひしひしと感じていたから、アリなのか。
>>531 そうかなあ?
「すべてナチスが悪いんです一般ドイツ人は被害者です」的な責任転嫁が、
今も昔もドイツ人には少なからずあるんだと思っていたけど。
だからこそ、あの学生が問題提起したわけだし。
第二次世界大戦というより、ホロコーストでしょ。
残虐性は日本軍の南京大虐殺もよくいわれるところだけれど
その性格が異なると思う。
ナチを声高に非難するドイツ人の中には
ナチ政権を誕生させたのもかつてのドイツ国民である
という反省が出来ていない者もいる。
「誰それが、何々が悪い!」と攻撃の的を絞りこむのは
だから「私は悪くない」と安全な場所を確保するためだったりする。
今原作よんでる途中。
前半は映画とずれはない感じ。
ただハンナが綺麗好きという特徴は本をみなきゃわからをかった。
535 :
名無シネマ@上映中:2009/07/08(水) 22:28:59 ID:VzEtiwyf
ここ読んでると、何人かの人が時系列がごっちゃになっているみたいだけど、
ハンナが罪を犯したのはマイケルの元を去った後の話だから
教会での涙とナチは関係ないでしょ。
いろんな解釈を知ることができておもしろいです。
みなさんの書いているとおり、多様な解釈を呼ぶ映画でしたね。
文盲は抽象思考ができないというのは実感わかないな。(一般的にいわれていることだけど)
本読まなくても言葉は使えるんだし。世界が狭いというのはわかる。
ただ、複雑なことはわからなくても根源的な「愛」なんかわかる(感じる)んじゃないのかな?
それを自覚することはできないってこと?だからマイケルへの答えをためらった?
デビット(ダフィット)クロスがハンナに笑いかける顔が可愛かった。
536 :
名無シネマ@上映中:2009/07/08(水) 22:34:35 ID:vnBxhPbW
いや、15歳のマイケルが、ハンナと出会うのは、1958年。
法廷でハンナを見つけるのが、8年後の1966年。
ホロコーストは、1940年よりも前じゃないかい?
>>535 >ハンナが罪を犯したのはマイケルの元を去った後の話だから
そりゃ君のことだw
犯罪がばれて裁判にかけられたのが、マイケルの元を去った後の話。
犯罪がばれて、ってのは語弊があるな。
ホロコーストでの犯罪が明るみになって、ということね。
>>535 え!?
第2次世界大戦っていつあったのか小学校で習わなかった?
540 :
名無シネマ@上映中:2009/07/08(水) 22:56:27 ID:NMAsPHkf
今日観て来た。
とても良い映画だった。
少年時代とても好きだった年上の女。
老いて化粧もしない彼女の姿を観た刑務所での再会。
あれは主人公にとって残酷な再会だったんだろうなぁ。
娘に過去を語ろうとする主人公の姿でエンド。
ようやく大人になったということだ。
でもさー原作を読んだ者としては
あの終わり方はどうかと思うわけよ。
娘に告白することで、なんだかハンナも自分も赦しちゃっているようなさ。
あと刑務所の壁に「坊や」の切り抜きあった?
>>536 あの協会で300人死んだのは44年か45年でしょ。
ハンナがSSに入ったのも43年か44年って裁判のとき言ってなかったっけ?
>>535 釣りですか?ととりあえず言ってみる
この上から目線の恥ずかしさ・・・
>>541 カットされてた。<坊やの切り抜き
Youtubeにはあったから、DVDのおまけに入ってるんじゃないかな。
>>544 おーありがとう。
泊まりがけ遠足の翌朝のメモと切り抜きは
欠かせない大事なエピソードだと思うけど
どうしてカットしちゃったんだろう。
あれ?坊やの切り抜きはあった気がしたけど・・・気のせい?
547 :
名無シネマ@上映中:2009/07/09(木) 04:40:13 ID:Ue8N1fY1
坊やの貪欲な性欲は理解できるが
ハンナの性欲があの年代にしては強かったのにはびっくりした
>>547 30後半から性欲強くなるよ 独りなら余計。
>>550の一番下のシーンって原作にあった?思い出せない
552 :
名無しさん@恐縮です:2009/07/09(木) 13:44:32 ID:j0eILtuS
ナチ時代に看守だったらk
囚人を勝手に解放したら国家反逆罪だろ?
戦争責任は難しい・・・人道持ち出されても
白薔薇なんざビラ撒いて断頭されるし
ウチのオカンはエロシーン基本的に受け付けないんで勧められなかった
サスペンス、血を見る、エッチがダメなんで
無難に「つるぎたけ」勧めたわ!6月公開の映画・・・
553 :
名無シネマ@上映中:2009/07/09(木) 14:15:44 ID:Icn4SQjS
坊やの切り抜きとか書斎のシーンとか、遺体と対面だとか
知らない人にもどんなシーンか分かるように解説を、優しく親切なエロいシト頼むわ。
お前が自分で知ろうと努力すれば余計な手間がかからなくて全員に優しい展開になるけど
なんだかいまひとつぴんと来なかったな。
ケイトの裸も全然魅力的じゃないしw
それはともかく、50代とか60代になってから見ると、グッとくるものなのかなー。
>>556 分かっとるわw
いちいち「冗談です」と書かないといかんのかよ。
558 :
名無シネマ@上映中:2009/07/09(木) 22:49:46 ID:l3WZxurQ
>>552 看守として裁かれたのは、個人的な選別をしていなかったかどうか?
ということ。アウシュビッツへ囚人を送ったということが罪と
されたのではなく、囚人のなかからアウシュビッツへ送るものを選ぶ
時に個人的な感情が混じらなかったか?
ということが問題とされた。
囚人護送のときに教会が火事になり教会の扉の鍵が開けられなかったために
囚人が生き残りの2人を残して死んだ。その罪はだれか鍵が開けられるのに
開けなかったのではないか?ということではかられた。その夜にけが人を病院へ
運んだりしていたなどのアリバイのない看守だけが集められて裁判を受けた。
東西冷戦のとき、ベルリンの壁を越えるものを狙撃した警備兵が
なぜ頭をうったのかどうして足をうたなかったのかということで裁判に
かけられていたのと似ている。彼らの考え方がわかるような気がしませんか?
>>558 俺に読解力がないのだろうが、
正直論点がわからんぞ。
個人的な選別をしていなかったかどうかと
教会の鍵を開けなかった云々は、焦点が全く別物に見える。
扉を開け放ったらパニックになるって言い分は説得力あったし。
あくまで映画の中だけの話。
560 :
名無シネマ@上映中:2009/07/10(金) 15:37:37 ID:c3xt6Kbf
>>559 ハンナたちが裁かれた裁判では2つのことが裁かれたということ。
そして裁判所に召集された看守たちは看守全員ではなく
アリバイのないものだけが集められたということ
本にあったと思うが。
>>558 最後の3行、言いたいことはわかるんだけど、
裁判ってのはえてしてそういうもんだよ。
いろいろストレスの溜まる展開ではあったけど面白かった
長期間の物語を映像化するときの宿命ではあるけれども、大人になったマイケルが
実家に帰ったときの母親と同年代過ぎたところは違和感ありすぎて笑いそうになった
ジプシーギタリストの伝記読んでたら
相棒のヴァイオリニストにサインくらいは出来るようになっとけと言われてた
読めない人がそれなりの生活するのは難しいな
564 :
名無シネマ@上映中:2009/07/11(土) 07:01:18 ID:ZCKkivYt
小説だと分かっていても、ハンナとマイケルの顔を見ると引き込まれてしまう。
人生は不条理で過酷なものだと思わせる映画だった。
識字障害とかじゃなく、ただ読もう(書こう)としてなかっただけなのか?
軽い障害はあったんじゃないだろうか?
でも生きるのに精一杯で学ぶ根気もなかったかも?
54歳くらいから学び始めて習得できたわけだから若い時だってやろうと思えば出来たはず
自分なんて英語読み書きできないから同じようなもんか。
ならってたのに汗
568 :
文芸しゃ:2009/07/11(土) 13:15:24 ID:1umu4ENh
ゾボタをシュリンクと一緒にしたらだめだよ、
あれは別格なんだから。
ホモのシュリンクなんか、毎晩犬にケツを掘られてりゃ、
それでいいんだよ。
あんた『朗読者』のファンなら、シュリンクに
日本のコケシをたんと贈ってやれ。
やっこさん泣いて喜んで、
自分の黄色いケツの穴に突っ込むぜ。
オー、ヤーパン大好き、コーケシ大好き、
モット、モット、・・・。
>>565 時代的に微妙だし、勉強するチャンスを逃していたとしてもおかしくないね。
つかマイケルがテープ送ってこなくてそのまま刑期終わってたら普通に出所して生きてた気がする
日本でも中学に行けなくて、じいちゃんばあちゃんになって
夜間中学で学んでいるのをテレビで前にやってた。
今は夜間中学がかなり減ったみたいだけど。
学ぶ気持ちもそうだけど、機会がいつかってことも重要だよね。
最初のえっちシーンは居心地悪かったけど、なんか切ない映画だった。
ハンナは孤児だったのかもね。近親者もいないわけだし。
それで里親が貧乏だったりして、教育を受ける環境になかったわけだ。
子供の頃から働き詰めで、キレイ好きの性格もその頃に養われたことが推測できる。
実の親子関係があれば、学校に行けなくても識字教育くらいは施せるだろうし。
要するに貧乏暇無しってこと。
573 :
名無シネマ@上映中:2009/07/11(土) 18:16:29 ID:ONbZpswo
大人マイケル以外の演技は見事という以外にない。
ハンナの顔を見るだけで、一瞬にして感情移入した。
>>572 原作未読。
想定外だったが、572氏の推察支持。
ハンナ…哀しすぎるorz
ハンナがまともな教育を受けていなかっただろうことは、
文字の読み書きだけでなく、裁判での応答でも推測できるよね。
教育を受けてないからあんなに偏屈なんだよね
本が好きで、最後には字が読める様になっても
本を踏み台代わりに出来る
それは幼少期の一定期間教育を受けていないから
このスレにはわかんない人がいるみたいだけど
なんでわかんないのかそっちの方が不思議
幼少期の一定期間教育を受けていないと
>>576みたいに偏屈になるんだね
納得だ
579 :
名無シネマ@上映中:2009/07/11(土) 23:04:30 ID:RGEum+3x
>>577 ファインズはいい俳優だと思うけれど、小マイケルの純情さが、大人になってからも少しは残っているような俳優のほうが違和感がなかったかも。なんていうか、ちょっと少年ぽさが残る大マイケルができる俳優は・・・・、ディカプリオとか? ケイトつながりでw
>>579 つか、自分もレイフはなんだかなーと思ったがw
最後のシーン、ケイトより年上に見えるんだよな。
ケイトの老けメイクが原因という見方もできるけど、
ケイトを主軸に考えるなら、それを考慮した上で
ケイトより若い俳優を選べばよかったのに。
>>579 眉間にしわを作ることを演技と思ってる俳優なんぞいらん。
582 :
名無シネマ@上映中:2009/07/11(土) 23:36:30 ID:y16Sk/VF
>>580 レイフ・ファインズがもともと老け顔なのが問題なんじゃ。
>>582 まさかそう突っ込まれるとは思わなかったけれど、
言うまでもなく外見年齢の話だよ。
レイフ本人は年上好き
585 :
名無シネマ@上映中:2009/07/12(日) 00:32:14 ID:UXlCNxmL
教育熱心なドイツでも未就学児童がいたということ。
アラビア語圏では女性の文盲率が高い。
トルコは文字革命で飛躍的に識字率アップ。
>>581 眉間にしわを作ることを演技と思ってる俳優なんぞいらん。
最近の竹内力は不必要に怖い顔をしている。
586 :
名無シネマ@上映中:2009/07/12(日) 00:43:32 ID:UXlCNxmL
>>576 教育を受けてないからあんなに偏屈なんだよね
語彙の多寡とキレル子供は反比例の関係にあるようです。
レイフ・ファインズは好きだし、いい演技だったとは思うけど
デヴィット・クロスと顔立ちが違い過ぎて、同一人物だと思えなかったよ
>>587 確かにいい演技だったけど、どちらかを選べと言われたらデヴィット・クロスだな。
デヴィット・クロスに似た顔立ちの俳優っている?
鼻が大きくて、目と目の間の距離が比較的狭い人。
589 :
名無シネマ@上映中:2009/07/12(日) 01:03:31 ID:c2VAe7ZM
>>588 ラッセル クロウ
マット デイモン
二人とも、デヴィット・クロスに少し似ているかも。
576の人気にSHIT!
アメリカ映画に比べて
全編英語がとてもききとりやすかった。
ズボンをパンツといわずトラウザーズといってたから
イギリス英語またはヨーロッパ(ドイツ風?)英語だったからだろうね。
メインでない女優俳優さんたちはみなドイツ人だったのかな。
592 :
名無シネマ@上映中:2009/07/12(日) 17:09:47 ID:AjHHgkIT
593 :
名無シネマ@上映中:2009/07/12(日) 17:20:26 ID:mM+/ldPW
監督もレイフファインズもケイトウィンスレットもイギリス人だし、
小マイケルはドイツ人。
ユダヤ人の富豪の夫人は、スウェーデン人だし。
この映画に関わる主要な人は、みんなヨーロッパ人。
そういえば、最初にかかわっていたミンゲラ監督もイギリス人だね。
アメリカは金を出したってだけかもな。
一流の職人が揃ってるのに国籍もなにもないってか
どこの部分がアメリカなんだろ?確かにアメリカっぽくはない
>>595 え、出資者がアメリカ国籍とドイツ国籍ってことでしょ?
デヴィッド・クロス(ダフィット・クロスと呼んだほうがいいのか?)に合わせて、
みんなドイツなまりの英語で話していたようだね。
599 :
名無シネマ@上映中:2009/07/12(日) 19:52:42 ID:3NJvljhx
ドイツ向けと英語圏向けの撮り分けがあるのだと思う。
刑務所でテープの音声と本を照合し始めたのがそれ。
Theにかたっぱしから○をしていた。
最初はなにかの暗号解読かと思ったが、言語習得方法だったようだ。
車掌時代も地名を記号として理解してたのであろう。
私の子供時代も相撲取りと野球選手の漢字名は読めた。
>>599 >ドイツ向けと英語圏向けの撮り分けがあるのだと思う。
?
>最初はなにかの暗号解読かと思ったが、言語習得方法だったようだ。
暗号なんて発想が出てくる方がスゴイよ。
601 :
名無シネマ@上映中:2009/07/12(日) 20:07:56 ID:nX/xJ69Y
ドイツ向けとかないよ…
どこの国でも同じものが上映されてる。
602 :
名無シネマ@上映中:2009/07/12(日) 20:31:11 ID:3NJvljhx
ドイツ版ならDerとかDasになるはず。
ドイツ語のテープに対応する本を用意すると考えるのがふつう。
さすがに俳優の差し替えはないんだろうけれど。
>>602 あの文章はすべて英語だったけど、ドイツ公開分もそれは一緒だと思うけど。
英語ベースの映画なんだから。
604 :
名無シネマ@上映中:2009/07/12(日) 21:14:35 ID:W9sFJAAk
>>600 あの本の朗読を途中で止めてと言った理由が分からないから
俺も暗号かと思ってた。
文盲の哀しさがイマイチ伝わってこないんだよね
「ノーマーシー・非情の愛」のキム・ベイシンガーは一文字づつたどたどしく権利にサインした。
それで白系ヒスパニックの出自というか文化的背景が知れる
ハンナが文盲を恥じる理由が最後まで明かされないが、当時のドイツにも学べない層があったのか
それとも単に本人がディスレクシアなのか
おそらく後者だと思うが
ハンナが生まれたのって時代的にはベルサイユ体制下でしょ
学びたくても学べない時代ではあったと思うよ
日本でも戦中から戦後にかけては戦災孤児の非識字者が多かったらしいし
>>605 文盲だという事実だけならばディスレクシアという可能性も考えられるけど、
裁判での知性に欠けるやりとりを見る限り単に学習の機会がなかった人じゃないかな。
本当にディスレクシアなら、60代で独学で読み書き取得なんて無理なんじゃ。
608 :
名無シネマ@上映中:2009/07/12(日) 22:19:41 ID:rNqkvgmv
今日観てきました。
ストーリーもGOOD。
撮影、カメラも良かったです。
ライティングとかカラーの発色とか。
609 :
名無シネマ@上映中:2009/07/12(日) 22:20:52 ID:SoL+kEQl
愛を乞うひと?
にしては難しい仕事してんだよな、ハンナ
611 :
名無シネマ@上映中:2009/07/12(日) 23:43:23 ID:AjHHgkIT
>>608 そういえば撮影賞にノミネートされてるね。
>>610 切符売りでしょ?
知能に問題あるわけじゃないんだから、文字が読めなくても何とかなる。
もうすぐうちの方では公開終了。
慌てて観てきた。
ハンナの文盲を学習障害っていう人がいるけど、勉強の機会がなくて文盲なのは学習障害とは言わないよ。
ハンディがあるのを隠したいと思う、それを言うのがとても恥ずかしいと言うのはよくわかったし、ケイトの演技もとても良かった。
予想外の演技。
自分も隠している障害があるから、それを大衆の前で告白なんてとてもできない、というのはわかる。
ハンナにとっては戦争犯罪の重さより、自分がかかえた障害を如何に秘密にしつづけるかが大切なんだろう。
だから読み書きができるようになってはじめて過去の犯罪まで考えられるようになった、その答えが死者は生き返らない。
そこでがっかりする主人公のキャラクターって、とても幼い。
上の方で、自分が似ているからわかる、って人のスレ読んでやっとこの不愉快な主人公の思考がわかってきたけど、
ハンナとは別の意味でとても幼稚だ。
裁判のやりとりってそんなに知性かける態度だった?
無知で裁判のノウハウを理解してないとは思うが、知らなければあんなものでは?
泣いたり叫んだり見え透いたうそ言ったりしたら知性にかけると言われても仕方ないけどさ〜
ハンナーァーおまえの愛の火はまだ燃えてーいるーかいいー
ここ数年の中で素晴らしい映画だったな。
>>613 >そこでがっかりする主人公のキャラクターって、とても幼い。
そうなんだよね、それなのに法律家やってんじゃね〜と思った
>>613>>617 マイケルは自己保身のためにハンナの文盲を証言しなかったわけではない
ゼミの教授に言われた「法の裁く罪は狭い」という言葉に思いとどまったんじゃないかな
マイケル自身の倫理観はハンナのしたことはやはり許されることではなかった
情状酌量と罪の償いが過不足ないことの方がむしろ稀だろう
マイケルの後半生はハンナの気づきのために費やされたようなもので、
その原動力は何かといえばやはり「愛」だったんじゃないだろうか
>>619 マイケルの幼さが指摘されてるのは証言しなかった事じゃなく
ハンナ出所前の面談のことだと思うよ
あそこでハンナに反省や後悔を求めるマイケルは、ないと思う
刑務所に入っている時間は評価しないのかっていう
まず、率直に言うと……
舞台ドイツなのに話も字も英語ってw
まあいいや。
ハンナは法によって裁かれたのであって、絶対の正義が裁いたのではないから
(社会正義という言葉もあるし囚人教育もうけただろうけど)
たとえ何も反省していないとしてもそれでどうこういう権利はマイケルにはないだろう。
朗読もなぜか放棄した。とりあえず邦題の「愛を」はずせってカンジ〜
なんで自殺したのかわからなかった。
仕事も住むとこも用意されてたのに。
受け入れてくれると思ったんじゃない
でも色々用意はするが一緒はいやという絶対的な拒絶
絶望自殺
守りたい秘密があったように、戦時下で体験したことなんて
家族にだってそうそうしやべるもんじゃないし、
それこそ語ったことだけがすべてじゃない。
625 :
名無シネマ@上映中:2009/07/13(月) 21:30:09 ID:kT4saOi0
>>614 同意。実は自分も、裁判でのハンナの発言は教育を受けていない人の発言とは思えなかった。
だって、「収容所がいっぱいになるから誰かを出さなければならなかったのです。
あなたならどうしますか?」と問いかけるシーンで、判事が何も答えられなかった
のですから。
これと合わせて、教会の火事のとき「収容所から囚人を逃すことできなかった」って言うんだよね。
職務に忠実で、当時のことを考えると、きっと誰も「いや、人命のほうが大事だから逃すべきだった」
などと答えられないに違いない。
626 :
名無シネマ@上映中:2009/07/13(月) 21:33:39 ID:tk1o9kLz
>>621 原作読んでないので推測だけど、
拙い字で手紙を書けるようになったので、カセットテープの
代わりに本を送り始めたんじゃないのか。
本棚に並んでいた本は図書室の蔵書ではないと思われる。
先輩がた教えてください
ナチーーと罵倒されるシーンってありましたよね
あれは同じドイツ人が言ったの?ユダヤ人なの?
628 :
名無シネマ@上映中:2009/07/13(月) 22:22:11 ID:tk1o9kLz
戦前戦中、沿道でヒトラーに旗を振っていた人たちだよ。
ドイツ国民全員がナチス党員と誤解している人が多いようだが、
国土や支配地域が拡大すればナチスを賞賛したものだ。
党員や親衛隊SSは一部でしかない。
ありがとう
ついでに教えてください ナチスの存在は今のドイツにあるのですか?
強烈な思想の人は今も存在するのですか?
あのマークをドイツ人に見せると嫌な気分にさせますか?それとも過去の遺物ですか?
>>629 >ナチスの存在は今のドイツにあるのですか?
今日のドイツでは、現在の社会システムを脅かすような政党は、憲法で禁じられているはず。
>強烈な思想の人は今も存在するのですか?
そりゃまーいろんな人がいますから。
極右(だっけ?)の政党が解散命令食らったの、ドイツじゃなかったっけ。
そうなんですか
僕のひいおばあちゃんは戦時中に日本の旗とナチのマークの旗を同時に沢山の人と振っていたと
言っていました。日本人ですよ
僕は高いお金をだしてミリタリージャケットにあのマークを貼っているの買いました。
それってめちゃヤバイ?
632 :
名無シネマ@上映中:2009/07/13(月) 23:12:32 ID:tk1o9kLz
>>630 極右政党は同じドイツ語を話すオーストリア
>>631 釣りだろうけれど、それ着て腕章つけてドイツの街を歩くといいよ。
公平を期して書くけど昔はそれ着てサバイバルゲームやっても
なんら咎められなかったよ。
米ソ冷戦以前は日本ではヒトラーにもけっこう寛容で、テレビ番組でも
特集やパロディがよく放送されていた。
ネオナチの台頭やカギ十字使用禁止の歴史はせいぜい20数年ぐらい。
>>625 いや、むしろその逆じゃないかな。
「あなたならどうしますか?」と判事に問いかけるシーンは、教育を受けてないからこそ投げかけることが出来る、根源的な問いかけだと思う。
法律や道徳的な倫理観だけで簡単に判別出来る問題じゃないからね。
だからこそ判事は質問に答えることが出来なかったわけだから。
ハンナは偏屈なんかじゃなくて、むしろ純粋なんだと思うよ。
下手に知恵を身につけた人間の方がよっぽど偏屈でしょう。
635 :
名無シネマ@上映中:2009/07/14(火) 07:13:27 ID:LENMmTtR
「文盲」というハンナの秘密は、マイケルには最後まで守って欲しかった。
636 :
名無シネマ@上映中:2009/07/14(火) 07:33:07 ID:8dBhT9Ns
>>622 自殺した何分の一かの理由はユダヤの娘に自分の死をさしだすことだったと思う。
だからミヒャエルにユダヤの娘のところへ行かせた。
けれどもそれは自分勝手な考えにすぎなかった。裁判所の裁判官は
「あなたならどうしますか?」という問いにひるんでしまったが、ユダヤの娘は
そんなことにひるむような人間ではなく永久につきつめるような人間だから
ハンナのやり方は通じない。ミヒャエルにはユダヤの娘がどんな人間かわかって
いるからハンナの代理人としてユダヤの娘の前に引き出されたとき(ユダヤの
娘と会うとき)そこに嘘やごまかしやあいまいさというのは許されずすべてが
はっきりと明らかになってしまうとわかっていたのでユダヤの娘のところへ行って
くれというハンナの最後の願いに憤ったがハンナの意思のとおり行動し
娘は真実を知ることになった。
面会でのマイケルの態度は、ドイツの戦後世代の気持ち代表じゃあるまいか?
ナチスドイツなんて怪物を生み出し、協力して、非人道的好意を行った親世代への嫌悪
そして彼らが反省せずのうのうと生きてる事への不満
しかし自分たちもその子孫であり、同じ状況だったらやってしまったかもという心の闇
一方で自分の手は汚れていないのに、国際社会ではナチスを産んだ国の子供であるという現実
そういうのが綯い交ぜになった嫌悪感むき出しって感じがした
>>636 ハンナは裁判官がひるむのを見てどう感じたか、したやったりと思っただろうか?
裁判当時は罪の自覚に欠けていたハンナだからこそ、裁判官への問いかけは素朴な疑問ってやつだろうと思う。
同じドイツ人として、どうかおしえてほしいという。
さすがに同じ問いを被害者のユダヤ人に向けることはなかっただろう。
文盲を克服してからは自ら関係資料を集め(原作より)
知識を得て罪の意識が芽生えたハンナは、不当な裁判だと思っていたときよりも、かえって苦しむことになる。
それでも、ミヒャエルとのやりとりは幸福感に浸れる楽しいひと時だった。
元看守たちのように過去に蓋をし、罪悪感から逃れることができた。
しかし当のミヒャエルから現実を突きつけられて絶望する。
真摯に過去と向き合ってみたかを確認したミヒャエルに対する答えが自死だと思う。
唯一の生存者に茶缶と金を償いとし、ミヒャエルに託したのは、「罪を罪と自覚した」という報せだろう。
ハンナは自殺で罪を許されようとは思っていなかったと思う。
実際ユダヤ人娘に許しを乞うたのはミヒャエルだった。
>>639 全編マイケルが戦後世代で、ハンナが親世代の代表
だからハンナは10才年上とかではなく、21才差でなければならない。
マイケルはハンナを愛していたというのが肝心。
他人事ではない
そう簡単に親世代(ハンナ)を切り捨てての非難はできないはずで
深いつながりがあれば、非難も恥も一緒に負うもの。
マイケル(戦後世代)のような苦悩があって当然。
裁判長にあんたならどーすんのよ、の場面は原作の方が良かった
>>612 通りの看板も読めない。地図も読めない。連絡事項の書類も読めない。
少なくとも「優秀な車掌」を務めるのは、文盲にはムリ。
そもそも応募書類は代筆屋にでも書いてもらったのだろうか。
643 :
名無シネマ@上映中:2009/07/14(火) 20:26:22 ID:mOfxlGIa
>>640 大学のゼミでハーバマスを引用していることからも
西ドイツの贖罪意識が映画の底流にあるのは間違いない。
644 :
名無シネマ@上映中:2009/07/14(火) 21:14:36 ID:gnQxHR7h
>>639 そうですよねぇ。でも、
>しかし当のミヒャエルから現実を突きつけられて絶望する。
ここは違うと思う。ハンナのもとをくりかえし訪れていたのは
ミヒャエルのテープだけではなく死んだ小さな朗読者の女の子たちだった。
原作にはハンナの言葉がある。「刑務所で囚人たちのなかには
私に文句をいってくるものもあった(幽霊?)、最初のうちは
おっぱらっていたけれど、そのうちに追い払えないようなときも
あった」
小さな朗読者の女の子たちだってハンナが大好きだったのだろう
けれども「どうして?」「あなたも私を好きだったのでしょう?どうして
急に私を離してしまったの?」という疑問が心のなかにうずまいていただろう。
ミヒャエルはハンナに捨てられても何をやってもうまくいく人生が
待っていたが、女の子たちにはその正反対の死があった。
文盲でなくなるとともに心の鎧を解いていったハンナにその子供たちの
問いは深く胸をつかれたのではないだろうか?しかしどれくらいハンナが
相手の気持ちに心開いたかは原作ではぼかしてある。
明らかになっているのは、ミヒャエルに対してハンナは罪の意識を感じては
いなかったということ。
つまりミヒャエルに罪は感じていないし、罪をつきつけられたとも思っていない。
645 :
名無シネマ@上映中:2009/07/14(火) 21:15:21 ID:gnQxHR7h
>唯一の生存者に茶缶と金を償いとし、ミヒャエルに託したのは、
「罪を罪と自覚した」という報せだろう。
そうですよね。でもそれはハンナの独善で頓珍漢なことでした。
>実際ユダヤ人娘に許しを乞うたのはミヒャエルだった
いいえ、ミヒャエルはハンナのために代弁してやったが
それがユダヤの娘に伝わるとは思っていなかったし事実そうだった。
でもミヒャエルの訪問はユダヤの娘の心を潤した。
ハンナの託けたお金ではなく、何気なくそれをいれた缶が
ユダヤの娘の心を打った。
>>639 > 文盲を克服してからは自ら関係資料を集め(原作より)
ほう・・・これは。
原作買いに行くかのう。
>>644 ハンナがミヒャエルに対して罪の意識を持っていたとは解釈していませんが?
ミヒャエルに現実を突きつけられたとは、映画の中での再会シーン
ミヒャエルのセリフ「過去のことを考えたことがある?」のことです。
確かハンナは微笑んで「私たちのこと?」と勘違いするけど、ミヒャエルが指した過去とはハンナがナチ時代に犯した罪の方。
獄中罪悪感に苛まれはじめたハンナにとって、朗読者ミヒャエルの存在が逃避先だったろうに
ミヒャエルにもあらためて質され、この世にもう安らぐところはないのだと感じたのではないかな?と。
>>645 代弁といっても、ハンナは胸の内を明かしていないのでミヒャエルの解釈です。
「彼女は首を横に振った。僕の解釈を否定するつもりなのか、ハンナの意図を認めることを拒んでいるのかは分からなかった」と原作。
ハンナは金を渡すことで許しが得られるなどは思っていなかった、と私は思う。
しかし、もし許されるものならばと思っていただろうことは、想像に難くない。
ミヒャエルはミヒャエルの解釈で許しを乞い、「彼女を許さなく手も、認めてやることはできませんか?」と粘ってもいる。
ハンナを思い骨をおる。ミヒャエルの、ハンナに対する償いといえるかもしれない。
649 :
名無シネマ@上映中:2009/07/15(水) 22:03:59 ID:/TbG9mzi
>>648 >ハンナは金を渡すことで許しが得られるなどは思っていなかった、と私は思う。
しかし、もし許されるものならばと思っていただろうことは、想像に難くない。
ここの金はイコール、ハンナの命ではないでしょうか?
小額のお金を命としてしまうのはせつないのですが。
ハンナは命を渡すことで許しが得られるなどとは思っていなかったが、
もし許されるならばと思って命を捨てた。
そのときハンナにとって自分の命は小額のお金ほどの値打ちもなかったのか。
やっぱり自殺の理由が分からない
あとマイケルが面会でハンナを責めるけど、罪を逃れたほかの看守や、罪に問われてない戦争犯罪者はほったらかし
ハンナ同様に罪を犯し、しかも他人に罪をなすりつけ服役もせずにいるという正義とは対極にいるのに
なんでマイケルはハンナを責める権利があるのかさっぱりわかんね〜。若者の傲慢さを感じる
651 :
名無シネマ@上映中:2009/07/16(木) 11:25:32 ID:K8w1Hr5e
今日観にいこうかと思ったのですが
エンドロールに何か仕掛けがありますか
普通に音楽とクレジットだけだったら退館しようかと
10分以内に近くの映画館へはしごしようと思っています
652 :
名無シネマ@上映中:2009/07/16(木) 13:39:08 ID:G5D7tJU6
マイケルの優柔不断さが幾つもの悲劇を招いてるような。
エンドロールに普通なら使用音楽の一覧(著作権がらみで)が出てくるけど
読んだ本の一覧がリストアップされていて
ちょっとにやりとした。
家に帰るまでが遠足
エンドロールが終わるまでが映画
エンドロール、時系列で、俳優さんたちのリストがでて、
(映画の中で登場した順番)
それを眺めつつ、ストーリーを振り返ることができてよかったです。
ぼうっとみてたから、朗読された本のタイトル一覧に気づかなかった。
ちゃんと見てればよかったな。
エンドロールを最後まで見ることにこだわってる人を見ると昔の自分見てるようで微笑ましくなるw
だって、せっかく安くはないお金を払って映画を見るのだったら、最後の最後まで観て
満足感に浸りたい、、、、と思う自分は貧乏人かな。
エンドロールも作品の一部だと思う。
席でしゃべったり携帯点けたりする奴は、さっさと出てって欲しい。
それにしてもヒトラーの教えを受けた青年が、強制収容所の所長に成長したのはどう考えても笑える。
そんなこといったらヒトラーは天使なんだぞ。
60年代のドイツ大学のゼミって
たばこOK,途中退席OK?
662 :
名無シネマ@上映中:2009/07/20(月) 01:08:22 ID:3eRHqdth
今年の映画でいいと思った作品のうち3本がロジャー・ディーキンス。
(「愛を読むひと」「ダウト」「レボリューショナリーロード」)
撮影って大事だよな。
663 :
662:2009/07/20(月) 01:17:05 ID:3eRHqdth
>>656 俺も小便漏れそうなとき以外はエンドロール最後まで見るが、
こだわりというより「DOLBY DIGITAL」「dts」「SDDS」とかズラ〜と下から出てくるところで
「映画を観た」って感じになるんだよな。
見応えのあった映画であるほど、あそこで「あ〜最高だわ・・・」と感無量になるw
>>662 ダウトは見てないけど、映画の画面から醸し出す雰囲気がいいよね。
スーッと映画の世界に入り込むんだよね。
客観的に見ているんだけど、映画の世界の空気を吸う感じで。
>>663 自分はフィルムがフジかコダックかをチェックするのが好き。
フジだとやわらかく、コダックだとハッキリした映像になるんだよね。
1本の映画でも使い分けてたり。
>>666 わーすげー
絶対ノーカット判dvdほしー
ちんこデカ!きっと日本人向けにカットしたんだね。比較にならないもんね。
ラジオでウタマル語りますね
歌丸? 笑天?
671 :
名無シネマ@上映中:2009/07/26(日) 02:45:24 ID:MdxcJan5
↓↓ 愛を読めない人↓↓
>>650 外に出る唯一の楽しみがマイケルに会うことだったんじゃない?
やはり愛していた人には自分の愛していたとおりの人であってほしいという願望がなせる強制もあったかもね
誰だって自分の人生を否定されるのはイヤだよね?
まして人格形成期に影響を受けた相手ならなおのこと
>>650 ハンナは積極的に生きることを諦めていたんだと思う。
釈放とミヒャエルに会えたのはハンナにはおまけじゃないかな。
ずっと心にとどめていた坊やにあえたことは喜んでいるけど
釈放には抗った。
原作ではミヒャエルが刑務所での面会時に
「僕が朗読したときに、過去のことは考えなかったのか」と問うと
ハンナは「誰も私のことは理解していないって気持ちがぬぐえない。
誰も理解できないなら、説明を求めることもできないでしょう?
裁判も私から説明を引き出すことはできなかった。
でも死者だけはできる。
私の希望なんておかまいなしに毎晩やってきた。
裁判の前は追い払うことができたけど」
(原書からの大雑把訳。すまん)
って答えているんだよ。
ミヒャエルが追いつめたように思えるけど
本当はハンナが拒んでいるシーンなんだよね
(=生きている人は私のことを理解していない)
もっと言うと、ここの台詞の
「死者は私を理解している」は現在形だけど
「死者は夜ごと刑務所に来ていた」は過去形になっている。
いまも刑務所にいるハンナなら当然
「死者は夜ごと刑務所に来ている」と現在形で言うべき部分なのに
ハンナの中ではすでに過去になっていて、未来がないことがわかる。
自殺したのは出所日の朝ってのは映画だけでもわかるかな?
長文失礼。
そんなことより、チンコはどこで見えるんですか!?
677 :
名無シネマ@上映中:2009/07/29(水) 12:44:13 ID:OhjMTxGR
お互いに敗戦国は大変ですなあ、と思ったよ
アメリカって原爆や枯れ葉剤や劣化ウラン弾や
プラズマ兵器で有色人種殺しまくってんのに
ナチを糾弾しすぎだろ 自省しろボケ
678 :
名無シネマ@上映中:2009/07/30(木) 13:18:22 ID:ju3UV+PE
>>677 これドイツ人の作家が書いた小説の映画化なんだけどw
アメリカ・ドイツ合作映画。
枯れ葉剤はじめベトナム戦争における問題を糾弾した映画なら
エイドリアン・ライン監督の「ジェイコブス・ラダー」(アメリカ映画)があるよ。
とてもいい映画なのでおすすめ。
エロシーン多そうだなぁ。
初デートで見に行く映画じゃないかな?
>>679 どうでもいい映画なのでおすすめ。
かと思ったので、眼科に行こう。
それはさておき、ジェイコブスはいいよな。
気持ちが落ち込んだ時に見ると、これ以上ないというぐらいに絶望できるw
>>680 トランスフォーマーにしておけよw
でもトランスフォーマーは長いよ。
じゃあアイスエイジ3にしろw(90分ぐらいだ)
もう2番館でしかやっていないと思うけれど、
上半期でいちばんのデートムービーは
スラムドッグミリオネアだった。
>>675 原作ではハンナ自身が恩赦願いをだし続け
ようやく認められて釈放ということになってるでしょ。
一時は出所して悪夢から逃げたいとも思ったんじゃないかな
でも、どこへ行っても逃れられないものと悟った。
ミヒャエルとの面会がそれを分からせることになったのだと思うよ。
686 :
名無シネマ@上映中:2009/08/07(金) 00:32:23 ID:XjJzOZNE
も一回みてみたいDVD待ち
687 :
名無シネマ@上映中:2009/08/11(火) 16:05:34 ID:sWd/NBT4
都内まだ2館上映してるね。
グッジョブだ!
お盆休みに見納めしてくる。
688 :
名無シネマ@上映中:2009/08/11(火) 23:31:29 ID:WKfgUmb2
>>685 原作読んだけど、恩赦願いはハンナ自身が出し続けたものではないでしょう?
映画見て自殺原因がはっきりとは分からなかっので原作読んだんだけど、
映画とは自殺にしてもミヒャエルの成人してからの心情も
原作とはニュアンスが違う感じがした。
ちょっと先だけど
8/26から2週間、下高井戸シネマで上映するよ。
場所なんかはぐぐってみて。
DVD楽しみだなー。
監督の前作「めぐりあう時間たち」のDVDは
監督&原作者、主演女優達のコメンタリーがついてて見ごたえあった。
この作品も あるといいなぁ。
演出の意図とか聞いてみたい。
691 :
名無シネマ@上映中:2009/08/12(水) 18:20:47 ID:U/PQ0Knx
レディースデーで新宿で観てきた。
立ち見が出るほど盛況でしたよ。
なんか嬉い。
692 :
名無シネマ@上映中:2009/08/13(木) 12:13:19 ID:BfcLd6yS
いいなあ。地方ではもうやってない。
693 :
名無シネマ@上映中:2009/08/17(月) 02:49:52 ID:lz+SUa4B
前3分の1は少年好き女性向けAVかと思って見ていたら
後3分の2はシリアスな展開になってビビったw
しかし、このスレで長文レスしてるひとは、みなレベル高いなぁw
ハンナは、なんで文盲だったんだろうか
貧しい家庭で育ったのかな
694 :
名無シネマ@上映中:2009/08/17(月) 07:38:22 ID:hh+43Su5
失読症と貧困のダブルパンチというのはどうだ。
少なくとも失語症の登場人物はいなかったね。
ルーマニア(?)生まれでドイツには移民で来たせいで学校に行けなかったのかも
あるいは学校には行ってたけど親がドイツ語できずに、自分は話せるけど書けるまではいかなかったとか
単に貧困や時代的な背景から学校に行けなかっただけだと思うがな。
ディスレクシアなら、あの歳から独学で文字を覚えるなんてこと不可能だろう。
「ヨーロッパの男性はワイシャツの下にアンダーシャツを着ない。なぜならワイシャツ自体が
下着に該当するものだから」と聞いていたが、おっさんミヒャエルはバリバリ着てたなw
やっぱ質実剛健のドイツ人だから?
日本て平和だよね。普通の人間でも、教育を受けなければ文章なんて読めない
ものなのに、そして教育を受けられない人なんて世界中にたくさんいるのに、
そういうことがまったくわからない人がたくさんいる。
>>699 そういうときのヨーロッパが指すものは、イギリス、フランス、イタリアのみ。
ドイツ人は平気でいつでも白い靴下はくなど、ファッション面ではカスだから、
参考外だ。
>>700 学習障害なんて一歩上のことを知っている人は大勢いるのにな。
教育を受けられなかったから文盲だった説は、それなら文盲もいっぱいいてハンナは特殊じゃない事になり
大きな罪をかぶってまで隠し通す必要があったのかという疑問が残るがどうなんだろうね?
>>702 教育が受けられなかったから文盲→文盲が沢山いるって一体どういう理論だよ。
文盲を隠していたのは恥ずかしかったからでしょ。
ハンナのプライドの高さは前半の流れでなんとなくわかるが、そのプライドの高さが邪魔をして
読み書きができる他の被告人や上から目線の法律関係者の前で
自分が文盲であることを告白するだけの勇気がなかったんだよ。
もしくは、裁判で有罪判決を受けた後、
自分がどういう扱いを受けるのか想像できなかったのかもしれない。
ハイハイ
もし教育を受けられなかったのが時局のせいならば、同じ境遇の人が大勢いることになるという一文が抜けていたよ
大人マイケルは原作のイメージと違った。
もっと学者っぽい雰囲気のおっさんを想像してたんだよな。
同じイギリス俳優なら、リーアム・ニーソンとかがよかった。
まだレイフ・ファインズよりは少年マイケルにも似てるし。
彼女にとって常に努力すべき最優先すべき事項は
世間に自分が文盲だと知られないこと。
それによってこうむる不利益やリクスは
「文盲ではない私」であれば負うべきものなわけだから
むしろ彼女的には努力に対する達成の証左であり報酬であり
故にそのことについて思い悩んだりする理由がそもそもない。
むしろ刑務所という世間の目の触れない場所で
ようやく彼女は字を覚えようという気になれたに違いない。
原作で好きだった場面が少ししかなかったのが残念
刑務所に入っても、面倒見がよくきれい好きで受刑者たちの評判良かったハンナが
マイケルの朗読テープをきっかけに文盲を克服、ナチの資料を読む決意をしてそ実情を知ると
身の回りのことに構わないくたびれたオバサンに変わる。
それまでハンナに豊かな物語を伝えた書物が
淡々と現実を突きつけるものになる、という…
本とハンナの関係は
ハンナと、彼女がやさしくしてあげた少女たちとの関係にも似ているんだなと
ここ見て思った
子供(マイケル)相手に快楽を与えるだけ与えて突然消えたハンナは
ユダヤの少女たちにしたことの残酷さを
本が読めるようになるまで気づけなかったような気がする
先日映画を見て衝撃を受けて(小説は読んでいない)
このスレでもいろいろな意見を見てなるほど、と思った。
「本を読む」というのは、登場人物や筆者の視点でその世界を見るから、
それを通して人の考え方や人との関わり方を学んでいくんだろうけど、
文盲のハンナは幼い頃からそうやって本から学ぶ事もできず、
更に学校での団体行動も経験していないだろうから、「空気を読む」
「人の心を読む」「人の立場になって考える」事ができなかったんじゃないかな、
だから収容所でも一人浮いていて、ユダヤ人達にもあんな対応をしてしまったんだろうな、と。
でもそんな自分が異質であると認識していただろうし、それが恥だったんだから、
その葛藤の中で苦しくも強固に生きていた彼女の心を思うとまた泣ける。
>>704 初歩的な読み書きは普通両親から教わるものだろう
ハンナの場合は家庭事情が特殊で、なおかつ教育を受けれない境遇にあったのだと思う
複合的な要因が重なってのことだから、ハンナと同じ境遇の人間がそれほど多かったとは思えない
>>709 >複合的な要因が重なってのことだから、
上二行憶測でしかないのに三行目でいきなり断定ってどういうこと。
朝から晩まで、ドロドロになるまで働かされていた当時の労働階級で
うちに帰って家事の合間に子どもの勉強の面倒見る親が居るとは思えないけどねえ。
可能性があるとすれば比較的時間のある祖父母だろうけど、
当時は彼らも立派な戦力だろうし、教育熱心な兄弟がいれば可能か?
愛を読むひと=読み聞かせをしていたマイケルだと思ってたけど
マイケルからの愛を必死に読み取ろうとしていたハンナのことだと分かった
見たのは夏になる前だったのに、やっと気付いた
「愛を読むひと」でミスリーディングされちゃったね。
ほとほと配給会社のセンスに呆れるよ。
原題はただの「朗読者」だし、
そうじゃないと「僕は彼女の朗読者でした」が活きない。
なにがしかの愛はあったかもしれないけれど
それ以外の部分も読み取って欲しい。
離婚後マイケルの朗読って結局「愛」だったんだろうか?
特に面会時は愛というより憎しみに近いよね。
まぁどっちも激しく相手を思っている感情だけどさ。
>>713 ナチスに加担していた女と知らずに愛していたことにまず苦しむでしょう
でもそれが無知ゆえの罪とわかったら?
ベタな恋愛ものなら「性愛→愛憎→寛容→慈愛」ってなりそうなんだけど、
マイケルの場合「愛憎」のところで相手が死んで、それから10年後やっと娘に話すことで開放された感じだった
原作よんでないので愛を読む人ってタイトルで映画をみたくなったくち。
朗読者じゃ固いイメージでそそられなかったかも
717 :
711:2009/08/28(金) 16:50:47 ID:I2NRacod
>>712 ミスリーディングというか、そういうちょっと意味深なタイトルで
逆に上手いなと思ったんだ。
上でさんざん色んな話がされている、「愛とは何か?」という疑問も
含まれているし、語感もいい。
原作が好きな人には違う印象なんだろうけど、知らない者にとっては
なかなか効果的な邦題だと思う。
朗読者だったら朗読する人の話ってのがタイトルだけでわかってしまうけど
愛を読む人 だとあのイメージ写真と合わせてながめると恋愛ものなのか、ヒューマンものなのか
本で愛を伝えるってどうやって、何何?って興味そそられたよ。
勝手に先生と生徒の話か、演劇みたく本のセリフだけで愛を伝え合う内容かと想像してた。
719 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 03:23:50 ID:XryBs1e6
DVD待ちなんだけどまだまだかな?
訳者(松永美穂)のあとがきには、
朗読者のドイツ語原題Der Vorleserは男性単数形であり、明らかに主人公ミハエルを指している、と書かれている。
厳密には「朗読する男」と訳すことも出来るので、「愛を読むひと」というタイトルはあながち間違っているとは思わない。
「愛」という言葉に込められたメタファーは広い解釈が成り立つからね。
DVDいつでるかな
原作を移動中の暇つぶしにラブロマンスのつもりで買った。
前半はエロくていい感じだったんだけど、アウシュビッツとかでてきて
だまされた気がした。最後の刑務所のシーンでは泣いたけどね。
DVDかブルーレイがでたら、借りてこよう。いつかな?
723 :
名無シネマ@上映中:2009/09/23(水) 20:13:34 ID:J8fVuqN3
ずっと本屋さんで原作本探してるけど見つからない。
見つけたいからAmazonで買わない。
>>722 6月に公開されたばかりだからねえ。
>>723 俺の行く本屋には、どこでも置いてるぞ。
町内のちっこい個人営業の本屋でも、一冊だけ置いてあった。
>>724 当方名古屋ですので察してください・・・。
あああ新潮社・朗読者。
Amazonしかないのか。
>>723 観光地の駅前にある本屋の、すかすかな本棚にもあったのに。
店の奥に入るとピアノが陳列されていたw
>>725 もしかして、新潮クレスト・ブックス(2000円ぐらいの)を探してますか?
新潮文庫なら、新潮文庫を取り扱っている書店なら、どこでも少しは在庫を持っていると思う。
728 :
723:2009/09/26(土) 19:43:32 ID:cpwVIfmh
>>727 いえ、新潮文庫ですよ。
そして本日発見しました!!
読み始めから読み終わるのがもったいない本というのは久々です。
映画の内容をより深く理解するためには、やはり原作が必要な作品と感じました。
ただ、文体が結構翻訳翻訳しているから、どっちの解釈すればいいのか迷う箇所有り。
原書と比較しながら読みたくなりますね。
729 :
名無シネマ@上映中:2009/09/28(月) 00:18:05 ID:V095k/c8
これはひどい映画だった。
ドイツ人の青年なのに平気で英語で読み書きするし(ドイツ語のふりをして)
なにより
いまだに一方的にナチは悪い、ユダヤ人収容所で働いた人は、それだけでもう悪人
ひどいもんだ
730 :
名無シネマ@上映中:2009/09/29(火) 01:08:36 ID:AVd791Sg
セルBlu-ray Disc
愛を読むひと <完全無修正版>
発売日:2010年1月8日
定価:¥4,990(税込)
ディスク枚数:1枚組(2層)
音声:1. 英語 ドルビーTrueHD 5.1ch 2. 日本語 ドルビーTrueHD 5.1ch
字幕:1. 日本語 2. 英語
画面サイズ:ビスタ
特典:
●「愛を読むひと」不朽の名作への挑戦
●老いてゆくケイト・ウィンスレット
●愛を奏でる作曲家
●削除シーン集
●スティーヴン・ダルドリー監督 来日記者会見
●オリジナル版劇場予告
●日本版劇場予告集
731 :
名無シネマ@上映中:2009/09/29(火) 01:09:23 ID:AVd791Sg
セルDVD
愛を読むひと <完全無修正版>
発売日:2010年1月8日
定価:¥3,990(税込)
初回特典:美麗スリーブケース
ディスク枚数:1枚組(片面2層)
音声:1. 英語 ドルビーデジタル 5.1ch 2. 日本語 ドルビーデジタル 5.1ch
字幕:1. 日本語 2. 英語
画面サイズ:ビスタ
特典:
●「愛を読むひと」不朽の名作への挑戦
●老いてゆくケイト・ウィンスレット
●愛を奏でる作曲家
●削除シーン集
●スティーヴン・ダルドリー監督 来日記者会見
●オリジナル版劇場予告
●日本版劇場予告集
おお〜!やっと出るのか
楽しみだ
来年かぁ
長いな
1月かあ
11月くらいだと思ってた
完全無修正版とか書かなくていいよ
737 :
名無シネマ@上映中:2009/10/10(土) 13:26:30 ID:uiUJ3B7T
>>702 ハンナはもともとドイツ人ではなく、ロシアに近い東欧から
ドイツに来た人。今でいえば移民とか出稼ぎ者とか。ドイツ人と
そっくりだが出自が違う。生まれ育ったところはドイツからは
想像もできないほど貧しく酷いところだったのだろう。
ハンナが文盲だというところから本はつっこんではないがぞっと
する暗さが隠されている。悪童物語にも通じる。あの双子の
おばあさんのような生活からドイツへと流れてきたのではないだろうか?
文庫本はBOにも複数でていましたよ。
古本でお嫌じゃなかったら
105円か廉価で買えるかもしれません。
原作は名作です。
738 :
702:2009/10/10(土) 14:29:45 ID:97a/np3j
ハンナの出身地はルーマニアのHermannstadt(ヘルマンシュタット)今のシビウ
歴史的にドイツ人の多かった地域。
ハンナが生まれた1922年、ルーマニアは共和国だけど複雑な少数民族問題を抱えており、
周辺の国(ハンガリー、ブルガリア、ソ連)からの圧力に翻弄されてた。
推測だけどそんな社会背景があって親が移住した可能性はある。
でもそれが文盲の原因と断定はできない。
739 :
名無シネマ@上映中:2009/10/10(土) 15:59:22 ID:uiUJ3B7T
>>738 ハンナ本人がルーマニアから来たんでしょう?
ハンナ本人がドイツ人であるかあやしいでしょう。
見た目はドイツ人とかわりなくても中身は全く違うということではないの?
ハンナが文盲だということで、はっと息をのむような衝撃があるのでは?
ただ可哀想というだけではなく、そこにはぞっとするような異質性も
ただよわせている。
740 :
名無シネマ@上映中:2009/10/10(土) 16:14:34 ID:uiUJ3B7T
当時のドイツの識字率は非常に高いが
ハンナの育ったルーマニアの識字率が当時高かったとは
思えないな。
ルーマニアから来た人でルーマニアで教育を受けることの
出来ない層の出身だから文盲だったんだろう?
ハンナはそんな惨めな貧しい出自などだれにも悟られない
ようにドイツで皆に負けないように非常に努力して肩肘
はって生きてきた人だろうというのはデフォかと思っていた
こういうものいろんな意見があるもんだな
1922年にルーマニアで生まれたのと、1943年に前のシーメンスを辞めてSSに入った以外は全部推測に過ぎない
だから文盲の原因も戦争のせいか本人の学習障害か家庭の事情か特定できない
高齢になってから独学で文盲を克服できているので、学習障害は
考えられない。学習障害は身体的機能の欠損なので、加齢で治る
ものではない。継続して訓練を行うことで、人より遅れて問題の
無いレベルに達することは出来るが、ハンナは明らかに違うよね。
743 :
名無シネマ@上映中:2009/10/10(土) 23:21:58 ID:Q0qVa9Ax
>>742 そうですね。独学で文盲が克服できたということはまず学習障害ではないですね。
>>741 文盲だということは初等教育(それも小学校低学年)の教育も満足に
受けられなかった、あるいは回りにも文字を教えてくれる環境が
なかったか文字を習う時間がなかったということ。
戦争で満足に学校へ行けなかったという世代はあるが、それでその世代の
識字率が大幅に下がるということはない。読み書きとはごくごく初等の
教育だからだ。
ハンナが文盲だったということにそんなに含みはないと思う。
「文盲だった」ということから彼女の生きてきた環境の厳しさや
困難さを感じ取ることが出来ないならば、いったいこの本のなにを
読むのだろうかと思う。ハンナの生き難さは、文盲であることに
あるだけでなく、彼女が読み書きが学べない環境で生きてきたという
その環境にもある。誇り高い彼女はそういうものをすべて秘密として
心の中にかかえている。
ん〜
だからぞれは全部推測に過ぎない
持論展開するのはいいけどさ
745 :
名無シネマ@上映中:2009/10/11(日) 00:11:17 ID:+PtkROdt
>>744 推測じゃないだろう?
学習障害でないのは明らか。
外国から来たと言っているのだから
文盲の理由はそこにあるということだろう?
ドイツで生まれ育っていて文盲ということはないから。
そういうのは推測じゃないだろう?
ハハハ
頑固だな〜
無修正と言うことは…
無修正だけど日本版はカットあり
749 :
名無シネマ@上映中:2009/10/30(金) 22:44:24 ID:ALbxQFYS
今日観て来た
751 :
名無シネマ@上映中:2009/11/03(火) 23:21:58 ID:Fha+ce03
1958年以降のドイツを描写するのにどうして役者に英語を話させるんだろう
ヨーロッパの観客はしらけないのかね
752 :
名無シネマ@上映中:2009/11/04(水) 19:05:06 ID:uuqrYkRo
>>751 世界的なベストセラーになった。
特にアメリカでよく売れたということが関係あるのではないだろうか?
映画を見る人がドイツ人に感情移入する。だからそのときに言葉が英語で
あってもかまわないのではないかな。
アメリカで一番多いのはドイツ系だろう?
あのとき自分もその立場にいたら?なんてことも頭をかすめるのかも。
ドイツ系でなくて、日本人でも非常に感情移入をさそわれ、詳しい
文化的なことはわからないままに、みんなハンナの立場にたったり
ミヒャエルのことについて考えたりした。普遍性のある作品の見本
のようなものだろうな。
「ぼうけんかつげきはへらしてもっとろまんすものをください」は
見てるこっちが「調子に乗るなw」と思っちゃうよな
マイケルはどう捉えたんだろ
サンプル版DVDを今朝観たけどカットもモザイクもなかった。しかし良い映画だわ。深過ぎて朝から泣いてしまった。
マイケルは一生後悔して生きて行くんだろうな
755 :
sage:2009/11/15(日) 17:52:59 ID:claupvPF
後悔はしていないような気がします。
756 :
名無シネマ@上映中:2009/11/15(日) 17:55:08 ID:A0/3muzP
>>751 ドイツ語しゃべらしたら一番しらけるのは、ドイツの客でしょ。
日本語をしゃべってる台湾とか中国の映画見たことない?
ここまで完成された世界の前には言語はどれであろうと関係ない。
英語だろうがドイツ語だろうが、肌で理解できてしまうんだから日本語聞いてるのと一緒。
大事な事なので、2回いいました。
騎乗位はありますか?
763 :
名無シネマ@上映中:2009/12/06(日) 00:32:41 ID:XA3wHASn
>>714 >ナチスに加担していた女と知らずに愛していたことにまず苦しむでしょう
自分映画館で観てマイケルのその感情感じ取れなかったんだけど、そんな描写あった?
そこに苦悩してるとは思わなかった。
マイケルは結構勝手な男だよね
もし裁判で証言してれば、朗読を送らなければ、
手紙に返事してれば、最後に会いに行き冷たい態度しなければ
そういう事では苦悩してない気がする
自分の悩みで手一杯
なんか人間が小さい
レンタルも1/8開始かな?
766 :
名無シネマ@上映中:2010/01/09(土) 22:19:54 ID:NdP/7OOe
期待age
DVD出たのに人こない
だってスレタイが違うから…
原題しか覚えてないや
携帯規制でかきこめなかった
773 :
名無シネマ@上映中:2010/01/28(木) 22:49:43 ID:foBH5eLP
ニコールキッドマンじゃなくて良かったね
774 :
名無シネマ@上映中:2010/01/29(金) 23:21:58 ID:F4I3XOmn
>>768 キネ旬のベスト10は評論家が選ぶベスト10だよ。
2ちゃんねらーが選ぶ賞じゃないw
2ちゃんの反応は関係ない。
>>751 最近多いね
英語でナチスねたの映画
原作者がドイツ人法学者で法哲学的議論を前提にされたものなんだろが
他所からの批判にどうしても見えちゃうんだよな
最近ばかりじゃないだろそれは。
基本的にはドイツ本国が扱うのは
非常にデリケートな問題なので
未だに作るの大変なんだよ。
>>764 同意。マイケルってさぁ一体…
最後の面会の会話や態度なんて複雑な心境なのはわかるが、更に器がちっさい
一番つらいのは彼女なのになぁ、お前がそんなんでどうする。
レイフの顔が元々、ちょっと冷たい印象にも見える顔立ちだから余計そう見えただけなのかな?!
公開時に劇場で観て、その後原作を図書館で借りて読んだんだけど、
無修正版て内容どれくらい違うのか気になってきたからレンタルしてこよ
ダメだ・・・ダフィット・クロスがマーくんに見える
あんま言われてないけど前半の恋愛のシーンかなりよかったと思う
後半冤罪を見逃すシーンでわりとみんながイライラするのが
それを物語ってる気がする
いい感じに進んでたから二人で幸せになれる展開を期待しちゃうんだよね
単純にケイトが美しすぎただけかもしれんが
ケイトが不器用過ぎて泣ける映画だった。
少年チンポと思いきや、18歳かよ
金返せ!
782 :
名無シネマ@上映中:2010/02/16(火) 10:41:30 ID:FxUBJ2Xo
>>779 確かにそうだね。どうしても後半の印象が強くなってきて、観終わった後前半を観た記憶が薄まるというか、
無意識の記憶の中で前半が後半の影に隠れる感じ…うまく表現が出来ないけど…。
ところが2回目に観ると、今度は後半を知ってるために、前半のシーンが尚いっそう輝きを増す。
特に自転車のシーンあたり。2回目観た時はその時点から涙ボロボロになった。
784 :
亀田パパ:2010/02/19(金) 03:28:20 ID:unuX3Qqu
>>777 ささやかな希望を持たせて突き放す
残酷な男やな
日本で一番愛を感じられる家族て誰やろ?
俺は亀田家しか思いつかへん
これからも亀田家を応援したってや!
785 :
名無シネマ@上映中:2010/02/19(金) 11:02:45 ID:alK0hIk9
>>775 「愛を読むひと」はアメリカ・ドイツ合作
「ワルキューレ」もアメリカ・ドイツ合作
786 :
名無シネマ@上映中:2010/02/19(金) 11:05:05 ID:alK0hIk9
>>776 ドイツならアカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされてた「ヒトラー/最期の12日間」が記憶に新しいところでしょ。
787 :
名無シネマ@上映中:2010/03/04(木) 09:30:07 ID:Ak28FhZD
>>786 記憶に新しい所でしょとか偉そうに言ってるけど
制作するのにどんだけ苦労してるのか分かってねーなこのお嬢さんはw
原作は読んでないけどハゲてからのマイケルは見ててイライラしっぱなしだった
とにかく行動が中途半端でメソメソナヨナヨしてるくせに妙にプレイボーイだし
アメリカでユダヤの娘が「・・・で、何?」って思うのは当然だろ んで正論言ったら泣き出すし
ハンナが自殺したのもこいつが中途半端に希望を見せたせいだろ
自分は弁護士でいい暮らししながら都合のいいときだけ情を出してハンナに不必要な悲しみを与えてる
あげく死んだ後は墓の前で娘に自分の昔のセックス談義喋りだすってほんとどうかしてる だから包茎なんだよ
マイケルの娘の母親って誰?
離婚した妻
>>787 ヒトラーを演じるドイツ人がなかなかいないだけで映画はいっぱいあるだろw
今日、見ました。自分は、結構感動しました。
原作未読ですがタイトルはあってないかなと思います。
戦争裁判でハンナのような人が裁かれるべきか?
とか考えさせられます。
結局、裁判など弱い人間に対する集団リンチにすぎないという真実に
突き当たります。
正義が裁くのでなく法が裁く訳ですが、法にはいくらでも抜け穴があるので、
ハンナのような文盲の人間は法で裁く以前の存在として扱われる。
弁護士がハンナの文盲を見抜かなかったというのも凄いなと思います。
(みんな結託してハンナを陥れたかった。みんな知らない訳がないのだから)
法治国家であるということは法を知らないということは、
人間である事を放棄しているのと同意であるからこそ、
ハンナは文盲である事を隠したかったがそれを逆手にとられて陥れられた。
ハンナが謝罪しようとしてもそれを受け入れる人はいなかった。
そもそも生贄の血のみが必要でそれがメーと鳴こうがギャーといおうが、
気にしないという事でしょう。
794 :
名無シネマ@上映中:2010/03/27(土) 06:53:10 ID:GwlfZ8UH
「ハンナが突然姿を消した」って所の描写が少なすぎて分かりづらかった。
マイケルが海で一人きり座ってる所ぐらいだよね・・・。
795 :
794:2010/03/29(月) 20:43:41 ID:Dl7/0mH9
見直したらもっとありました。見落としてました、すいません。
ナチ思想ではユダヤ人との性交渉は獣姦と同じくらいの重罪。
もし、看守時代にユダヤ人に手を出していたら
ハンナは全くナチではなかった、ナチ思想も全くチンプンカン
だったということの証明になるという皮肉。
マイケルは包茎なの???
今日ようやくブルーレイ見れたけど
チンコモザイク無しでビックリ。
日本ってポルノじゃなくてもモザイクかけるから驚いたw
デーブスペクターが朗読テープを刑務所に送り込んでた理由がいまいちよく
わからなかった。
最初から文盲であったと証言してればケイトは刑務所にも入らなかったし、そこで
文字の読み書きをデーブが教えればよかったのに。まだ2人とも若かったんだしね。
>>799 1、終身刑も覚悟で文盲を隠し通したプライドの高すぎる彼女の意志に委ねて証言しなかった
2、罪の意識がないまま結果的にナチと同じ罪を犯した彼女に対し、法に仕える身として証言しなかった
3、明らかに周囲が結託して彼女を陥れている中で助けられる算段が立たなかった、又は関わりたくなかった
テープを送りつけたのも「愛」ではなく、マイケルの一方的で傲慢な過去の精算であり、自分の正当化。
配給会社は何を思ってこの邦題をつけたのか疑問だが、愛情はハンナが去った時点でとっくに終わってる。
あとは自分の環境を守りながら、自分の後ろめたさを一方的に解消しようとする器の小さすぎるハゲ男の話。
>>800 丁寧な説明サンクス!
デーブは正義からやったわけではなかったのね・・ なんか空しくなってきた。
802 :
名無シネマ@上映中:2010/05/07(金) 04:17:19 ID:8edGe13O
>>800 器の小さすぎるハゲ男とプライドばっかり高いバカ女なのに
二人が自転車旅行へいったりするときのみずみずしさはあせないね。
この二人に愛があったかどうかははっきりとは描かれてないのに
二人がすごしたほんのひと時が二人の人生にとって後悔ではなく
美しい記憶になっている。男のほうはそれ以来他の女を愛する
ことができなくなり娘にもさびしい思いをさせているし、女の
ほうは自殺しているのに、二人にとって思い出はいつまでも美しい。
どうしてなんだろうね。
でも、他人や世間のモラルから言うと
少年虐待なんだよね。
その、心の傷で被害者は女を愛することもできなくなって、メソメソ。
これ、男女反対にすると全く違ってくる映画だね。
確かに15歳での恋と失恋は重たいだろうが
それ以上に裁判時23歳での経験がマイケルをダメ人間にしてる
あそこでちゃんと自分なりの正義を尽くしたと納得出来てたらその後の人生も変わったんじゃなかろうか
まぁそれもこれも15歳の夏が原因と言われれば反論できないけど
35歳のおっさんと15歳の少女の純恋愛はロマンチックにできないこれ不思議
17歳の肖像とか?
807 :
大阪のトトロ:2010/05/21(金) 16:32:08 ID:hXNVeYVG
DVDでこの作品を見ましたが、重い主題に対して最後で、あまり深く考えていない事
を露呈した作品だと思いました。
それは主人公が本を出版したユダヤの女性に面談した際の会話です。
ハンナが残した金をユダヤ人の識字率を上げる財団に寄付すると言うアイディアに
その女性が賛成する事です。ユダヤのホロコーストを招いたハンナの文盲を改める
のなら、ユダヤの名でドイツ人の識字率を上げるための団体に寄付すべきではない
でしょうか。
ハンナの遺志はユダヤ人への罪滅ぼしとしてお金を使って欲しいというものだから
ユダヤ人文盲に使ってなんらおかしな事は無いと思うけどなぁ
文盲じゃ、車掌は務まらんでしょ
ちょっとフィクショナルすぎるよな
810 :
名無シネマ@上映中:2010/05/28(金) 14:38:43 ID:zUTv/QrU
この映画が好きな人はきっと、「愛を読むひと」ではプロデューサーだったアンソニー・ミンゲラ監督の「コールド・マウンテン」も気に入ると思う。
生活のため実用一点張りの女性が、文化に触れて感動し、その一方で世間知らずのお嬢様が逞しく生きる術を身に付けてゆく・・・。
対比的な描写が似た美しい作品ですよ。
ってか、ダルドリー監督好きもミンゲラ好きも、ジョー・ライト監督(「つぐない」)好きもカブると思う。
811 :
名無シネマ@上映中:2010/05/28(金) 15:19:53 ID:zUTv/QrU
あと、あの「蜘蛛女」のレナ・オリンが美しく年をとってて嬉しかったなー。
812 :
名無シネマ@上映中:2010/05/29(土) 12:00:48 ID:UTYdRFsL
10年くらい前に原作読んで内容うっすらとしか覚えていなかったのだが、
映画見てたらすぐに思い出した。
いろいろ皆さんは登場人物や主人公の欠点を非難してるが、むしろそういう欠点がある
弱い人間を描く事で人生のやるせなさ、上手く行かない事、悲しさが描写されてるんだと思うが。
何もかも裁判も万事うまくいくストーリーだと後味もいいのだろうけど、なんか嘘っぽく奇麗事だけの
つまらない映画になる気がする。
まあ内容よりも、ケイトが素晴らしい。それだけで俺は満足だけど。
レナ・オリン綺麗だね。カサノバでも綺麗だった。
ダフィット・クロスはこのまま歳とらないでほしい。
予告ではなんとも思わなかったのに映画観てファンになった。
今月wowowで放送するね
ケイトの素晴らしい演技が観れただけでも満足。
小マイケル演じたクロスもレイフのようにいい役者になりそう。
816 :
名無シネマ@上映中:2010/07/17(土) 22:53:08 ID:zykAYi6/
映画自体はかなりつまらなかったがな
817 :
名無シネマ@上映中:2010/07/28(水) 22:01:36 ID:UMW/r8To
かなり良かった
と思ったのに過疎なんだね
やっとDVD観た。
観た後でいろいろ解釈を考えたくなるいい映画だったなー。
いろいろな解釈を読んだけど、わからなかった点で
>>260が一番腑に落ちたw
>>260の解釈で考えると、出会った当時のハンナも同じだったように感じる。
気まぐれに、マイケルの希望(欲望)を適えてあげたいと思って相手してあげるけど(倫理的な問題はあるw)
愛して欲しいとか、どこ行きたい、あれしたいこれしたいという要求をされるとうっとうしくなる。
何も言わずにマイケルから去ったのも、別れでぐだぐだ言われるのが面倒だったという気持ちもあると思う。
>>810 コールドマウンテンはニコールキッドマンに失笑した覚えしか無いわ。
同じ監督作ならイングリッシュ・ペイシェントの方がずっと完成度も高いし好きだったな。
820 :
名無シネマ@上映中:2010/08/22(日) 00:20:47 ID:9NuoSlii
西部さん見てこのスレきてみたらリンクあったw
さすがだな〜西部さんって感心した、映画も見てみようっと
822 :
名無シネマ@上映中:2010/08/25(水) 18:52:04 ID:6emsR2bv
西部さんが思春期に女性に
全くもてなかったのがよくわかったね。
映画館で見たときはモザイクがかかってたがレンタルのには
かかってなかった・・・
しかしレンタルのには特典映像が付いてなかった
やはり販売用のDVDを買わなきゃ見られないの?
824 :
名無シネマ@上映中:2010/09/03(金) 13:48:22 ID:mocmqTw+
小説の映画化じゃなくて
小説の設定を借りたイメージビデオ
もってこいってw
>>419 映画だけでも一回見れば十分わかりましたよw
この監督はめぐり合う時間でも時間軸をしっかり描くのでとてもわかりやすいはずです
827 :
名無シネマ@上映中:2010/10/14(木) 22:40:00 ID:+3K2vxq7
マイケルの娘役の人、なんか見おぼえあるなって思ったら
4分間のピアニストの人だったのね
「嫌われ松子の一生」とどこがどう違うかkwsk
829 :
名無シネマ@上映中:2010/10/29(金) 13:35:58 ID:cM10GGVz
ハンナが突然マイケルから去ったのは何で?
マイケルの誕生日云々って、この場合、普通に友達と誕生会しちゃまずいわけか?
昇進するって話だったのに、会社も辞めて失踪しちゃったってこと?
あんなに家具丸残しで、家具つきの物件だったのかしらw
830 :
名無シネマ@上映中:2010/10/29(金) 21:18:58 ID:5oLs04+U
昇進したら文盲がばれるから姿を消しただけで、誕生日の事はただの言いがかりというか八つ当たり
家具付きの物件だったんでしょうね
ロマかねぇ?
それにしては歌ったり踊ったりしないし雰囲気が暗いけどねぇ
ロマなら、どうして看守になれたのかで、
焦点がそっちへいってしまうわ。無理ありすぎじゃない。
とりあえず本踏むなよって思ったよ
本を読めるようになった結果の踏み台使用だから仕方無いけど、やっぱり本は踏んじゃいけないよね
映画公開後に原作読んで、やっと映画を見た
期待よりエロが少なかった
838 :
名無シネマ@上映中:2010/11/28(日) 14:49:36 ID:fTohbCbD
『朗読者』が文芸社の『消せない記憶 Der Minus-Mann』にそっくりだと聞いたのですが、本当でしょうか?
気に入った作品だったので、ショックです…
839 :
名無シネマ@上映中:2011/01/01(土) 11:19:08 ID:nPW0lS24
西部の説を聞いた
ほんとなんだろうか
でも、原作を読んだときから不可解だったことが氷解する説でもあるな
ロマだったら仲間ネットワークがあるはずし暮らしぶりにロマらしさがあるはず
そもそも原作にもロマを匂わせる描写なし
もし主演女優が毛深いってのが推測の発端だしなぁ
ナチを支持していた親世代と子世代はどう向き合うかって小説だもんね
841 :
名無シネマ@上映中:2011/01/04(火) 07:06:13 ID:fmCgy723
西部氏の説だと、彼女は瞳が少し青い=混血なので、ロマの側からも排除されているだろうと推測している。
842 :
名無シネマ@上映中:2011/01/08(土) 21:18:08 ID:bdaDW1jC
同年のイングロリアスバスターズも一筋縄では読めない映画だった。
ナチが残虐というけど、どっちもどっちじゃねえか、と言ってるようにもとれる。
シンドラーのリストや戦場のピアニストの頃とは違う流れになってるね。
843 :
名無シネマ@上映中:2011/01/08(土) 21:22:10 ID:bdaDW1jC
同年じゃなかった。08年と09年。勘違い。
844 :
名無シネマ@上映中:2011/02/22(火) 11:46:45.17 ID:DX20lLfr
なんの予備知識もなく見た。素直に感動しました。
845 :
名無シネマ@上映中:2011/03/10(木) 09:50:36.32 ID:MG3tOt4a
GYAOでやってるね。
PG12だろ普通にだれでも見れるがいいのか。
本も読んだけど良かった
教会でハンナが無くシーンは映画のオリジナルなんだね
サイクリング旅行のとき、原作でもハンナは違った泣き方をするけど
847 :
名無シネマ@上映中:2011/03/27(日) 07:20:48.86 ID:G5SGAFnk
マイケルは娘に絶縁されて孤独に死ね
ラストのマイケル+娘シーン必要か??
Gyaoで観た
どんな映画か知らずに観て大泣きしてしまった
朗読テープと手紙のやり取りはまでは素直に感動できた
出所後のハンナをマイケルが暖かく迎えてあげて二人で仲良く本を読んで老後を過ごせたら
どんなに良かっただろうと思った
マイケルは罪悪感のないままのハンナが許せなかったのだろうとか言われているけど
愛していないと言われ黙って捨てられたのを根に持っていただけだよね?
小せえ男だなー
849 :
名無シネマ@上映中:2011/04/18(月) 19:28:27.71 ID:Yw5XoeBp
今観ましたけど・・・
マイケルが手紙の返事を書かなかったり、面会の時に冷たかったりしたのは何故?
手の届かない女だと思っていた相手が自分に関心があると分かったら
急に冷めてしまったという事?
よく分からんかったわ・・
面会の時にもう少しハンナに優しく接してりゃ彼女は自殺しなかったのかな〜
あとユダヤ女性から毅然と「あなたの懺悔は聞く気しません許す気もない」と言われ
娘に聞かせるってのはどうなのよ
自分はスッキリするかもしれんが、そんな重たい話を聞かされても娘が迷惑するわ
>>197 ヤグディン似ワロタ
このスレでその名前を見るとはwww
>>851 あーなるほどね。どうもありがとう。
あ、あとマイケルが面会の時に冷たくしてしまったのは
ハンナが未だに坊や呼びしたからかな?とか・・・
坊や扱いしたのもハンナの変なプライドから来るものだったとしたら..
ツンデレ過ぎだわ
>>852 坊や呼びの時のケイトの表情の演技が秀逸だと思った。
プライドも消えた訳では無い。
本やテープ送ってくれたイコール昔と同じ親しい関係だよねという相変わらずの単純さかも知れない。
坊やだったあなたが立派な大人になったものよねという皮肉。これはプライドの表れとも近いだろう。
他にもあるかも知れないが、そのどれか一つだけにも見えるし、それらが複雑に相まったようにも見える。
色んな風に捉えられる表情を、結局はマイケルがどう捉えどう行動したのか。そちらがポイントのように思った。
うろ覚えだけどマイケルは面会の時は目をそらして真剣にハンナを見てなかった印象。
この邦題が良くないね。内容は恋愛も入ってるけどそれだけじゃない重さがある。
題名で受ける印象って大分違う。
同意
856 :
名無シネマ@上映中:2011/08/16(火) 21:06:08.19 ID:B+TJNyCN
あげ
857 :
名無シネマ@上映中:2011/09/01(木) 13:15:29.65 ID:OB1dMzsz
あげ
スレを読んでなくて書くんだけど、
面会でマイケルがハンナによそよそしかったのは
年老いた姿に落胆したのもあるのでは?
分かってはいても、お婆さんな姿に萎えたというどうしようもない生理。
そして更に、ハンナの後悔の無い態度に怒りを感じて。
ハンナは男前だな。
自分の罪を許されないものとして断罪している。
死者は戻らないという言葉を、そういう意味を込めて発したハンナだったが
マイケルは真逆の意味で受け取ったわけだ。
アカデミー作品賞のスラムドッグ$ミリオネアより良かったけどな
難しいテーマだから仕方ないのか
この映画だとケイト・ウィンスレットがあまりガタイよく見えないね
どっちかっていうと可愛く見える
861 :
名無シネマ@上映中:2011/09/24(土) 18:20:22.55 ID:rwkpSwf0
名作やん。
坊やエロイやん。
海外版のだと坊やの坊やはモザイク無しでみられるのん?
男の子が可愛い。
年取ってからあのおっさんになったのは悲しい。いい俳優さんだけど。。。
スティーブン・ダルドリーの作品は今のところハズレがない
864 :
名無シネマ@上映中:
邦題が最悪だな。
DVDとかBlu-rayとかで再発売するときは邦題を変えるべき。
朗読者に。