1 :
名無シネマ@上映中:
17世紀、スペイン。13歳から己の腕だけを頼りに死と背中合わせの戦場を生き抜いてきた
剣士アラトリステ。戦死した友との誓いを守るため、戦場からマドリードに戻り、彼の息子を
引取る。そんな折、「イギリスから来た異端者ふたりを殺せ」という奇妙な依頼が舞い込む。
そこには、スペイン国王をも巻き込む宮廷の謀略が隠されていた。剣に生きる誇り、共に戦う
仲間たちへの忠義、そして愛する女性、マリアへの秘めた想い…。すべてを胸におさめ、
アラトリステは再び激しい戦いへと身を投じる。
公式
http://www.alatriste.jp/ キャスト・スタッフ
監督:アグスティン・ディアス・ヤネス
出演:ヴィゴ・モーテンセン、エドゥアルド・ノリエガ、ウナクス・ウガルデ、
ハビエル・カマラ、エレナ・アナヤ、アリアドナ・ヒル
2 :
名無シネマ@上映中:2008/12/14(日) 13:55:32 ID:5jDoisno
良いのか?
とにかく長い。
間延びするから、根気よく見られない人だとダメかもね。
あと、当時の宗教戦争含む国際情勢わからんと難しいかも。なんでフランドルで新教と戦争しているのかとか。
執政の伯爵とか異端審問所とかも絡むから、スペイン内政の予備知識も必要かも。
要するに、時代に翻弄されたベテラン軍人というところか。
ヴィゴは、片手剣でフェンシングやるより、アラゴルン並に日本刀持った方が似合うかもね。
見たけど、知識が無さすぎてストーリーを楽しめなかったのが残念。
最低限、目的や因果関係がわかったら楽しめたかも。
ヴィゴモーテンセンはかっこいいと思った。
5 :
名無シネマ@上映中:2008/12/14(日) 23:36:40 ID:FKNItG5z
山川の世界史読んでみる程度じゃだめですか?>予備知識
用語集だと役に立たないかも。
戦況・政治・宗教などの状勢について説明らしい部分はほとんどなかった。
けどそのへんの流れ知ってないと面白さは半減するんじゃないかな。
というか残念ながら自分は分からなかったので…復習してから見れば良かったよ。
当時の絵画もチェックしとくと、まんまのシーンがあるから面白いかもしれない。
8 :
名無シネマ@上映中:2008/12/16(火) 23:40:08 ID:Iz6CMHtB
ヴィゴ来日してたのか
レベルテ先生の作品が
また映画化されたと聞いて
昨日観て来たけど、年末の大河ドラマの総集編みたいな感じでしたね
全6巻あるという小説のエピソード全部入れたのかね
序盤話がぽんぽん飛ぶから戸惑ったけど、それに慣れてからは結構楽しめた気がする
歴史をちょっと調べてから、もう一度観たいなぁ
11 :
名無シネマ@上映中:2008/12/19(金) 01:45:23 ID:Tg6xLfm+
よく見に行くブログの人が“予習しておいたほうがいい”とけっこう前から書いてたので
少し調べてから観に行った。たしかに何も知らないで行ったら駄目だったな
何度見てもアリストテレスと一回読み間違える
>>3 間延びしてた?
むしろぎゅうぎゅうに詰め込みすぎて
ダイジェスト版みたいで物足りなかったよ
原作者が「あのエピソードもこのエピソードも入れて」と
口を出しすぎたせいなんだろうなw
でも映像はすごく綺麗だった。
あとアラトリステがカメラに向けて帽子投げる所がカッコイイ。
14 :
名無しさん:2008/12/22(月) 15:24:53 ID:kyS+h6x2
私は先週の土曜に観にいったけど、素直に面白かったよ。
原作者は監督の書いた脚本に「原作の精神的なところは全部生きている」とGOサイン出してたし。
シャンテシネで配布していた写真がしょぼい…
プリンターで印刷とか貰ったこっちの方が切ないっつーの
タダ券もらったら行ったら9時半の回はブーリンに差し替えか、帰ってきたよ
3時半の回を見た。
話は早く進むのに映画の展開が遅くてかなり眠くなる
もちろん原作は読んでないから、所々お約束なシーンがあるのだろうなと思った
人物の描きこみがイマイチかな。戦闘というか殺すシーンはリアルだったけど
それだけを評価してもねえ・・・・
寝てしまった。
友人に誘われ見に行ったけど
この映画はその友人を上映時間の約半分位は爆睡させていたある意味凄い映画だ。
誰にも感情移入させてくれずストーリーもよく理解できないままタラタラ進行していくからつまらんかったよ。
脚本、監督、メインの女優二人が違っていればね〜。
残念でした
連ドラの最終回直前ダイジェスト、大河の総集編、そんな感じだね
原作ファンなら楽しめるんだろうな、的なさくさく進む怒濤の展開にワロタw
まあ、歴史好きだからそこそこ楽しんできたが
2部作とかに分けてたらもうちょい違ったかね?
雰囲気とか楽しめそうなのに話が理解できないともったいないね。
スペインではヒットしたんだっけ、確か。
22 :
名無シネマ@上映中:2009/01/02(金) 07:39:34 ID:f5AU/oqk
来週見に行くので、予習しておくべきポイントを押さえたサイトなどを
知っていた、教えてくだされ
23 :
名無シネマ@上映中:2009/01/02(金) 10:18:35 ID:tOl9XLaA
観にいかないのが一番いい
∧_
・ 〔)Д`>
; + ノ つ
% * と /〜
>>24 + し
.
ガッ! ∧_∧.
∧. (・∀・ )
.< >,σフ)=⊂二 ).
∨ / // ,「 ̄_」⌒>
'==='、\と.ノ/⊂二フ\
(.◎.)゙ー―-―' (.◎.)
>>22 ググると原作を訳した人のブログとか
海外版DVDを取り寄せて訳したり
要点をまとめた人のサイトが引っかかるよ
26 :
名無シネマ@上映中:2009/01/02(金) 22:13:55 ID:A1X0PqYe
いろいろぶち込みすぎ。演出がベタ過ぎ。
つーかあのラストシーンだけはねーだろ。
直前までアーここがクライマックスかーって
ベタだなあと思いつつもちょっぴりジーンときてたのに。
ラストのあのワンカットで爆笑になっちゃったよ。
27 :
名無シネマ@上映中:2009/01/02(金) 22:47:26 ID:GrEIpEJ9
いつまで上映してますか?
前売り買ってまだ行けてないのですが。
>>27 上映は4月以降もやってるよ
在住地区書かないと何も言えない。
公式に上映館が書いてあるから
自分で調べよう
ネックレスを渡す美しいラブシーン
でもパリダちゃんって粘膜感染するんだよね
大丈夫だったかなカピタン…w
30 :
名無シネマ@上映中:2009/01/08(木) 15:26:09 ID:ZeZyMoHK
どのみちすぐに戦場に行く予定があったわけですし、もうマドリードには戻らずに
フランドルで死ぬつもりだったんじゃないんですか?
31 :
名無シネマ@上映中:2009/01/08(木) 21:38:02 ID:I8Gy9M1L
歴史的背景もそうだけど、人間関係が掴みにくくてイライラした。傭兵仲間が
みんな同じに見えて誰と誰が死んだんだか〜だし。女優があの病気ってことは
国王がそうだったって事か。
養子は子供の頃がずっと美形だったし。スパイは結局濡れ衣。愛してる割には
お互い話し合っている場合が無いし。
戦闘場面は最初を覗いてはなんか泥臭くてまだるっこしいし。
結局誰にも感情移入できずに消化不良のまま見終わった。伯爵がちょっと美形
で気に入ったけど。ヴィゴは年寄りになっても体型や動きが若わかし過ぎるし
女は二人とも、命賭ける位の美貌じゃないし〜。スペインには美女はいないの
かいな?
>>31 >スペインには美女はいないのかいな?
イギリスよりはいると思う。まじで。
>>31 原作者が「あのエピソードもこのエピソードも入れてくれなきゃやだよぅ」って
口出ししたからダイジェスト版みたいになってしまったらしい。
インロック社から出てる翻訳された原作を読むと
もうちょっとわかりやすいんだけどね。
あとパンフも熟読するとすこしは判りやすくなるんじゃないかと思う。
34 :
名無シネマ@上映中:2009/01/09(金) 21:07:32 ID:UQCW8dhw
養子、成長してからはタカトシのタカみたいな顔になっちゃってて
非常に残念。
ヴィゴは色っぽかった。無口で男気にあふれる高倉健ってところか。
でも、歴史的背景とか、話の細かいところがよくわからなかった。
>>34 ケイトブランシェットのエリザベス見てくるといいかも
あの時代をスペイン側から見たのがアラトリステらしいから
でもアラトリステの個人的なトラブルしかなかったねw
36 :
名無シネマ@上映中:2009/01/09(金) 22:51:19 ID:m+m2TdSX
ちょっとネタばれ
まぁ男の矜持という所なんだろうが、目の前にある金貨にも手を出さず、豪華
な褒美を、愛する女の首飾り一本と交換。 傭兵という男の生き様を自分な
りにまっとうしたかっただけなんだろうけど。最後に命を落としてまで国に
忠誠を示す(?)のがどうもしっくりこなかった。
歴史的背景は先に解説を読んでいたので良く分かったが、だからと言って、
映画自体の理解に役立つとも思えんかった。戦いの相手が誰であろうと
傭兵だし。
ウィキペディアにいつの間にか映画版の詳細があったから
ストーリーがイマイチ判らないって人は
あそこ見に行くといいんじゃないかな
>>35 エリザベス1世の治世 1558−1603
映画の時代範囲 1621-1643
>>36 >目の前にある金貨にも手を出さず
うろ覚えだけど原作だと金貨の場面で相棒(セバスティアン)と「俺たちはバカだな」「ああ」と
いう会話をしていたような気がする。
あとこれもうろ覚えだけど、原作だとアラトリステは金貨を持ってトンズラしなかったことを
後々までちょっぴり後悔していたような描写があったような気がする
>最後に命を落としてまで国に忠誠を示す
原作のキャラと基本同じなことを前提に考えると、あそこでアラトリステたちが
戦死を選んだのはスペインという国家への忠誠からではなくて、スペイン陸軍と
してのプライドだったんじゃないかと。3巻のエピローグの最後の部分からの推測。
「スペインでは我らが国王フェリペ四世陛下が君臨していた一六二五年六月五日の朝十時。
私はアラトリステ、セバスティアン・コポンス、クーロ・ガローテ、そして数多くの犠牲を
出した分隊の生き残りの兵士たちとともに、ブレダの開城を見届けた。
その九年後、マドリードでディエゴ・ベラスケスが描いた絵を前にした私は、
戦鼓の響きを再び聞いたような気がした。立ち上る煙の向こうに見える陣地や塹壕の間を、
世界最強の名を欲しいままにした歩兵連隊が、長槍を立て軍旗をなびかせながら、
騎兵を引き連れてゆっくりと行軍してゆく。その残酷さと傲慢さで憎悪の的となったスペイン兵たち。
規律正しいのは戦闘中だけだったスペイン兵たち。
彼らはどのような猛攻をも耐え凌いで戦い続けられる一方で、大声で話しかけられることだけは全く我慢できない男たちだった。
>>38 正確に同じって意味じゃなくて…
時代範囲が近いから雰囲気だけでもって意味だったんだけどw
正直エリザベスの方がわかりやすいし
話が忙しすぎて余韻とか溜めが弱いから、登場人物の行動理由がしっくりこないのかも。
無言の演技で見せる余裕がもっとあれば良かったと思う。
エピソード入れたいなら2部作とかにすればいいのに。
私は女だけど、カピタンの愛人になるよりもカピタンの戦友になりたいと思った。
そういう映画。
そんなに説明が必要な映画か?
てか、細かなところまで説明してくれる親切なハリウッド映画基準に毒されてないか?
姉は弟を父の戦友の元に送るとき、兵士にはしたくないという伝言を託した。
(戦友の遺言だったか)
しかし少年は単純に強い男に、そして兵士になることに憧れていた。
やがて戦場に従軍した少年は、憧れていた強い男である養父が
給料もなく、食べ物も乏しく、泥にまみれ、這いずり回って戦っている姿を見る。
カッコよくも勇ましくもない。
しかし、トンネルから仲間を引きずり出して助け出す姿を見て
何かを感じる・・・みじめな姿でも、そこには戦士の誇りがあった。
宮廷のいろんな陰謀とかが絡むから少しややこしいが、
それは下っ端兵士であるアラトリステたちとお偉方を交錯させるための仕掛けであって
それを通じて、兵士がそのために戦っているはずの、国王や貴族の醜い姿が映し出される。
国王のために戦う必要があるのか?それでも兵士は孤立無援でも一歩も退かずに戦い続ける。
それがスペイン兵の誇りだと信じているから。
っていう話だろ。
原作者は従軍ジャーナリストだったというから、戦争の前線ってこんなもんだよというのを
詰め込んだ話だろう。そういうところは時代に関係ないんだろうと想像できる。
パンフをチラッと読めば大体の背景は分かるし、そんなに深い知識が必要でもないよ。
映像も衣装も背景も音楽もきれいで、様式美があって、深く考えなくても楽しめた。
自分、歴史は苦手でほとんど予備知識なしで行ったけど
すっごく面白かった。
オヤジたちの小汚い顔がワイルドバンチを思いだした。
小難しそうなのでDVD待ちと思ってたけど、
ちょい気になりつつ東京は16日までかぁ・・・
46 :
44:2009/01/15(木) 02:13:57 ID:NWOAxC3Y
>>45 全然小難しくないよ。
ちゃんと役名と顔が判別できるなら、楽しめる。
歴史を知っていた方が、更に楽しめるのかもしれないけど
基本、冒険活劇&男のロマンみたいな感じ。
大阪も16日までだから、慌てて行ってきて良かった(・∀・)
47 :
44:2009/01/15(木) 02:18:48 ID:NWOAxC3Y
ちなみに私は原作も全く読んでないよ。
パンフ買って読んでおくといいかもしれない
原作の翻訳手掛けた人が解説書いてるし
私は原作も読んだけど面白いと自分は思ったよ
ただ改行とかなしでぎゅうぎゅうに詰め込みすぎてるページもあって
読み始めはちょっととっつき難いかもしれないけど
アンへリカ(イニゴの彼女)なんかもっと腹黒いw
49 :
名無シネマ@上映中:2009/01/15(木) 20:39:38 ID:sLTrXhR8
>>38 おお、30年戦争の真っ最中だ!
その時代のドイツ史はたくさん読んだけど、スペイン・ハプスブルグは
いつも脇役だったから、この映画には興味がある。
最終日に見に行こう。
>>40 予断だけど。
「エリザベス」って、結構ムチャクチャではなかったか?
メアリ・スチュアートがベッドの上で殺されたような記憶が。
無茶苦茶度はアラトリステの方が高そうだw
原作6巻は翻訳されるのかね
続きが気になる
51 :
名無シネマ@上映中:2009/01/16(金) 12:03:06 ID:nDrhWA5o
昨日、アラトリステ観に行ってきました。歴史ものは苦手だけど、アラトリステは良かった〜ヴィゴ渋い!!
52 :
名無シネマ@上映中:2009/01/16(金) 16:34:30 ID:/nHX0aqk
見てきた。感動した!
東京は終わりか。これから地方に行くのか。
地方の人面白いから行ってーな。
アラトリステって、無駄にプライドが高くて損してること
分かっていながらやめられない男なんだよね。
自分、不器用ですから、の高倉健が好きな日本人には受けるキャラだろう!
それをヴィゴ・モーテンセンが演じてるわけだし渋いよな。
そう、不思議な映画。
「自分、不器用ですから」→男性一般受け
ヴィゴ渋格好いい→女性ニーズにも応える
と非常に間口が広いw
55 :
名無シネマ@上映中:2009/01/18(日) 07:34:01 ID:JHls4/5d
音楽もよかったよね。
知らない人は見に行く前に、スペイン史を予習していくといいと思う。
ウィキペディアで、関係ありそうなところだけでいいから。
三十年戦争、オランダ独立戦争、ベラスケス等々
近所で始まったから行ってみた。
ちょっとつぎはぎ感が否めなかったけど、とにかくヴィゴがかっこよかったな。
イニゴがジム・スタージェスに見えた;
イニゴ子供時代はすごい美少年なのに
大人バージョンはプクプクしてるのが気になった
惜しい…
58 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 15:26:31 ID:gQ+D6T6s
ガレー船内で健康すぎてワラタ
59 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 21:41:22 ID:STKiLVyY
60 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 10:31:47 ID:ilPfggIz
>>58 ガレー船から解放された時、ちゃんと足枷の跡がついてたのに感動した。
ウィットに富んで、政略に長けたベス統治下のチューダー・イングランド。
シャルルマーニュ時代から頑なにローマカトリックを守り続けるハプスブルク・スペイン。
どちらも魅力的だが、アラトリステやゴヤを見る限り、
よりスペインは烈しくて狂信的だ。
しかし傭兵時代とはいえ、軍人の経済福祉面の待遇は劣悪だなあ。
隊長なら、常備軍を任せられ、国家から俸給を貰えないのか。
>>61 残念ながら「カピタン」は渾名であって本物の隊長じゃないんだな。
63 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 20:52:02 ID:ilPfggIz
ドイツで活躍したヴァレンシュタインも、最後には
オーストリア・ハプスブルグに見捨てられたしなあ。
まあ、社会福祉面が悲惨なのは、兵隊さんだけじゃないけど。
一般人は、戦争があると略奪されたりしてもっと悲惨だしなあ。
正直、惚れた女を国王に○○○れたり、貴族にいいように扱われて、
じゃあペイがいいのかというと貧乏で、マジでいいとこなしなのに、
最後の最後までスペインに尽くすのが納得いかなかったんだよ。
>>43で、ちょっと納得した。
ただむなしいのは覆らないな。
侠気って大好物なんだけど、報われなさすぎて虚しさと哀しさしか
残らなくて、トータルでがっかりだった…。
公開したのは世相を反映したからか?と穿ったね。
>>39 そのセリフは映画でもあったよ。
1/31から東京でまた上映ある!
観光もかねて行った事ない場所で見ようかななんて酔狂なこと考えてたけど・・・。
今週中にちょっとは予習して見に行こうかな。