宮廷画家ゴヤは見た GOYA'S GHOSTS
http://goya-mita.com/ 2008年10月4日、スバル座、渋谷東急、新宿ミラノほか全国ロードショー
監督:ミロス・フォアマン
脚本:ミロス・フォアマン、ジャン=クロード・カリエール
製作:ソウル・ゼインツ
製作総指揮:ポール・ゼインツ
ロレンソ神父:ハビエル・バルデム
イネス・ビルバトゥア/アリシア:ナタリー・ポートマン
フランシスコ・デ・ゴヤ:ステラン・スカルスガルド
国王カルロス4世:ランディ・クエイド
2 :
名無シネマ@上映中:2008/10/01(水) 02:23:37 ID:WjXxRQwb
面白そうな映画だね 楽しみ
世界で初めて? 陰毛(のようなもの)描いた人ね
(古代の壁画やら彫像は除く)
俺らふたば住人の大先輩w
陰毛ならもっと昔にもいるだろ
着衣と裸体のヌードを二種類用意ってところが画期的なんだよ
ロレンソ神父はこんな人
教会の権威も落ちたから異端審問でもやって厳しくすっか
イネスが異端審問に引っ掛かるとイネスの父親の拷問に屈して彼女を助けに行く
牢屋でイネスを見たら欲情して一発やる、もち妊娠
もうスペインにはいられへんわ!と逃亡
数年後にナポレオン軍の役人として妻子と帰国
すぐにフランスが撤退して、ロレンソも窮地に
>>1 てっきり主演ジェラール・ドパルデューかと思ってたら違うのか!
フランス人ってみんなこんな鼻なの?
7 :
6:2008/10/02(木) 06:33:09 ID:tIEk+V7z
と思ったらスウェーデン人だし。
ゴヤ主役じゃないし。
朝からスレ汚し失礼いたしました。
近世スペイン舞台でなんでアメリカ人がヒロインなの・・・って
今更だな
案外ゴヤをネタにした映画っていいのが少ないんだよね、あんなに
激動のそれこそ映画向きの題材なのに。
ナタリーがお前ユダヤだろ、って拷問されるんだぞ
ナタリー、実際ユダヤ人だし。
どうせいっちゅーの?w
もう見た人いる?面白かった?
あ、公開は明日か。
13 :
名無シネマ@上映中:2008/10/04(土) 09:30:32 ID:jNrS8I31
日本版タイトル、何でこんなんなの?
「家政婦は見た」とダブってて、安っぽいイメージ。
劇場の告知じゃ今日からだったんだがホムペのスケジュールに
載ってなかった、今日の更新で来週から公開だった。早よやれや!!
>>13 ゴヤの幽霊、じゃ違う種類の映画だと思われるからw
愛と〇〇の××とか原題そのままカタカナよりはマシかもだ。
今月はブーリン家の姉妹も公開だし、ナタリー祭りワショ-イ
そういえばヨハンソン祭りでもあるなwww
今日、見てきた人レポよろしく。
私は、明日新宿ミラノに観に行く予定
池袋シネリーブルで観てきた。
初日土曜日昼間の回だっつーのに、数えるほどしか客入ってなかった。
観にいくつもりのやつは早く行くべし。
ミロシュ・フォアマンは前近代ヨーロッパの暗さ汚さバカらしさを描いたらピカ一ではなかろうか。
映画として耐えられる範囲でだけど。
ゴヤの絵の気味悪さといい按配にマッチング。
スペイン人とスウェーデン人はハマリ役だったけど、
ナタリー・ポートマンは、う〜ん…
後半は正視に堪えない汚いメイクで大熱演だったし、
小柄なせいかいたいけな子供にも見えて、「犠牲者」の雰囲気は出てたけど。
もともと見た目も中身も賢くてしっかりした娘さんだから、
箱入り娘からクルクルパー、したたかな娼婦、どっちの役も
「頑張って演技してます」という印象を受けちゃう。
ナタリー祭りw後半の腹黒アン・ブーリン役に期待しよう。
イネスが元に戻らないところがいいと思うけどなあ
ロレンソが愚かな人物に思えた。
教会関係者からもスペイン庶民からもフランス人思想家からも
信用されないままに死んだ感じ。
それ、当然だと思うけど
新宿ミラノ行ってきました
開放されたイネス、全くの別人でした。
面白い映画だと思いますよ。
23 :
名無シネマ@上映中:2008/10/05(日) 03:12:56 ID:2YzUCS44
ロレンソは絵に描いたような卑劣な男だね〜それに比べてイネスは絵に描いたような
天使のような娘だね〜この対照的な二人の禁断の愛の行く末がすごく面白かった!
24 :
名無シネマ@上映中:2008/10/05(日) 04:07:56 ID:w6a5ggR3
俺は千葉NTのシネリーブルで観てきた。
土曜21:20の回で客7〜8人。
>>18の池袋と同じ感じだったな。
2週間くらいで終わりそう。
ミロス・フォアマンだから出来については何も言うことが無いが、
なんかもう凄い終わり方だったな。
処刑の入場で楽隊が能天気なマーチとか、
処刑が終わるとまた能天気なマーチ&群集が踊り出したりとか、
「当時感」が妙にリアルだったわ。(って俺当時のスペインとか知らねぇけどw)
脚本・演出・撮影・役者、全てに満足。劇場で観てよかった。
25 :
24:2008/10/05(日) 04:21:52 ID:w6a5ggR3
1点どうでもいいことが気になったんだが。
ゴヤって確か耳が聴こえなくなったことですっかり厭世的になって
ヤバイ絵をたくさん描いて(「黒い絵」だっけ?)、
死ぬ直前に突然「ミルク売りの娘」を描いてこっちの世界に戻ってきたんだよね。
ミルク売り娘までは、今で言う引きこもり状態だったはずだけど、
この映画のオッサンは聴こえなくなっても普通に生活してるんだよな・・・。
案外この映画の方が正しい姿なのかな?
26 :
24:2008/10/05(日) 04:27:07 ID:w6a5ggR3
すまん。今Wiki見てみたが、
聴力を失ったのが1792年、黒い絵を描き始めたのがずっと後の1820年だな・・・。
俺の勘違いだった。
尋問であっさりゲロった神父に爆笑した
魔女狩り拷問映画はたくさんあるが
この展開は目新しくて斬新でスカッとした
実際にこんな逆転はあったのかね
無宗教な自分には最高の一瞬だった
ヨーロッパの女優を使った方が良かったよね
げ、処刑とか、拷問とかあるのか。
グロじゃない?
最近、R-18のイースタンプロミスを見たところなので、グロいのはちょっと抵抗がある・・。
グロはほとんど無いので安心すべし
拷問はただロープに縛って吊るすだけ
処刑も、これ程グロくない処刑はなかなかないかと
ナポレオンのスペイン侵攻で多少の流血があるくらい
>>29です。
>>31 ありがとうございます。
安心して見に行ってきます。よかった。
33 :
名無シネマ@上映中:2008/10/05(日) 12:25:50 ID:PPkE8N2n
ロレンソが処刑される装置(?)007にも出て来たよね。
ソフィー・マルソーがブロスナンを拷問する時。
34 :
24:2008/10/05(日) 14:13:45 ID:w6a5ggR3
>>33 「サルバドールの朝」もあの装置だったね。
35 :
名無シネマ@上映中:2008/10/05(日) 19:36:25 ID:qMrI0cq1
なんつーか、映画らしい映画っていうか、面白かった!
処刑でスカッとする映画っていうのも不思議だな
でも一番良かったのはエンドロールのゴヤの絵
映画を観てから、あの絵を見ると、よさが倍化する
でもこのスレ過疎スレ・・・ なんで?
ナタリーはアメリカ人というよりイスラエルの女優さんだよ
ナタリーの裸が見られるってのが売りなのだろうか?
それとも絶叫?
それにしてもレオンの時には考えられないほど演技派になったな
子役から成功したまれな例
>>36 3歳か4歳でイスラエルから米国に移住して
今じゃヘブライ語も訛ってるって人が
なんでイスラエルの女優?
>>37 あんな乳も見えない裸を売りにしたら詐欺だなw
裸を画面に出さないのがナタリー・ポートマンステータス
子役(っつーか、ローティーン時)から順調に育ったのってクリスチャン・ベールとか
スカーレット・ヨハンソンとかキルスティン・ダンストとかいろいろいるけどナー
リース・ウェザースプーンなんか子役バリバリ、今でもバリバリ。
監督、あいかわらず精神病院好きだなー
心の中で「キター」と叫んでしまった
>>37 ナタリーはレオンのときからキモ演技が上手かったと思う
空けて本日、ブーリン見てくるわ。こっちのナタリーは殺されるはず
>>68 イスラエルの宝石をアメリカの女優というのは違和感あるわさすがに
>>42 ロングパスに関しては謝罪する。
でも俺の中では「アメリカ女」じゃないんだ。
イスラエルなんてアメリカの犬だから生きてる国じゃん
45 :
名無シネマ@上映中:2008/10/06(月) 18:43:45 ID:EY/RGNtj
ツマンネー映画
>>44 イスラエルを建国したのはイギリスの策略だよ
>>46 44の反論にはなってないよ。
建国の要因はそうだが、現在はアメリカの属国みたいなもんでしょ。
あんないたいけな娘を捕まえて、いきなり拷問にかけるとか
見ていて足が震えた。
ある日突然わけもわからないまま捕らえられて
いきなり服を脱がされて、大勢の前で裸で吊るされて…
蝶よ花よと育てられた子が、想像もつかない痛みに晒される。
あまりに理不尽で恐ろしい。
娘を取り替えそうと必死になる父親にも涙が出た。
一生こういうわけの分からん仕打ちは受けたくないもんだ。
現代でもありえないことじゃないもんな…
平穏に人生過ごして、布団の上で死にたいよ。
ナタリーが何人でもかまわないが
いずれにしてもハリウッド女優。
ヨーロッパ映画の女優の雰囲気は皆無。
ヨーロッパ映画の女優の雰囲気って何?
知性や気品や儚さみたいなのはアメリカ女にない感じ。
パリ・ジュテームでも違和感なかったし。
女優が何人に見えるとか、どんな雰囲気感じるとか
おまえらの思い込みの話はどうでもいいから。
映画に関係ある話しよーぜ。
えええ、そんなー!な展開が淡々と進行する恐ろしい映画ですた。
あんな時代に生まれなくてヨカタと思うので、
>>48に禿しく同意。
僕らの時代も中々残酷だと思うんです。
今日観てきた。ロレンソが再登場してから一連の行動にワロタ
基地もいっぱい出てきたし、ソフトな拷問もあるし面白かったよ
誰か幽霊について解説してくれないかな?タイトルにもなってるのにそこがわからなくて…
53 :
51:2008/10/07(火) 17:05:57 ID:rCmFeNH1
>>52 あの時代はわかりやすい残酷さ。
現代はわかりにくい残酷さ。
どっちが嫌かっつーと… う〜ん、直接痛いのと汚いのはやっぱヤだw
ghostは「悪夢」とか「実体のない物」とかって意味もあるから、
この映画は悪夢としかいいようのない経験をした人も出てくるし、
ゴヤは傍観者(しかも後半、耳が聴こえないからますます浮世離れ)の立場で全部見てるし、
あの黒々とした絵に描かれたのはゴヤ本人や他の皆さんの分身だろうし、で
まぁ、それやこれやいろんな意味かなと。
正解はどっかに監督か脚本家の談話でもあればいいんだけどねぇ
あの拷問はかなりソフトな描写だよ
見ていて拍子抜けしたもん
パッションしかり、サディスティックなホラー映画しかり
目を背けたくなるほど凄惨な拷問描写のある映画はたくさんある
顔面変形したナタリーはすごかったけど
いや、別に拷問映画じゃないしw
ナタリーたんが演じるならあんなもんでそ。
裸も代役らしいし。
特に不満はない。
俺は単純に、Ghostsはバルデムとナタリーのことかと思った
ロレンソが頑なにナタリーと娘を会わせなかったのって乱暴(?)したのがバレたくなかったからだよね?
でもナタリーが解放された時点でバレてもおかしくなかったにも関わらず最初は平然としてる
普通に認知したくなかったって事か?
でも結婚する前にできた寝耳に水の子供なら奥さんも強くは言えないだろうし…
認知したくない、っつーか、できなかったんでしょーね。
純潔の誓いを立てた神父が誓いを破った生きた証拠だもw
せっかく出世してスペインに戻ってきたのに
過去の恥を晒すわけにはいかんでしょ。
イネスとの再会で平然としてたのは
自分の中ではすっかり過去のことになってたからでは?
占領軍の司令官とただの基地外女っていう超格差からくる余裕とか。
で、生きた証拠=娘を生んだ言われて、そこで初めてアセッたとw
ヘタレすぎるぜ、ロレンゾw
59 :
名無シネマ@上映中:2008/10/08(水) 02:27:02 ID:XIH4DjDj
これとかモンスターを観ると、やっぱり美人女優はその美しさが引き立つ
ような描き方をしてほしいと切に思った。30チョイすぎで老婆のような
役のナタリーはやっぱ見たくないわ。
ブーリンは大丈夫だろうな。その前にクマキレ観とくけど。
60 :
名無シネマ@上映中:2008/10/08(水) 05:01:24 ID:r4/lUtzd
でもさ、最後にひとつオチがよく分からなかったのは、イネスが抱いていた赤子は
あれはアリシアの子供なの?ゴアが居酒屋でアリシアに「君の子供?」って聞いたら
「違う」ってアリシアは否定してたけど・・・あれは、アリシアの子供じゃなきゃ、
誰の子供だ?
あと、少なからずロレンソはイネスに好意があったんじゃん。イネスも然り。
じゃなきゃ、15年後の再会の時イネスがロレンソに寄り添うような感じで来ないでしょう。
ロレンソがイネスの腰に手を回すシーンや抱きしめるシーンはなんか怪しいな〜って
思ったけど、15年後に牢屋で子どもを産んだって聞いて、なるほど納得って思ったよ。
もともと、気になっていた女性がいて、偶然再会し、その女性が必死に助けを自分に求めてきた
ら、いくら神父でも理性を抑えられないでしょう。しかも、全裸だし。
オチって何だよ?w
酒場で娼婦仲間がアリシアに赤んぼ預けてたじゃん。
もう一回観てこい。
そりゃロレンゾはゴヤの画房でイネスの絵見てムラムラしてたくらいだから
まぁ、好きっちゃ好きだったんでしょーよ。
牢屋から助け出すわけでもなく、さっさとフランスに逃亡して
再会するまできれいさっぱり忘れてたくらいの「好意」ね。
イネスは地獄に仏でロレンゾにすがりついて、世間知らずだから、
ヤられた=愛情と思い込み、その思い出にすがって
15年の牢屋暮らしを生き延びたんでそ。
クルクルパーになっちゃったけど。
62 :
名無シネマ@上映中:2008/10/08(水) 15:19:14 ID:UbsvBggu
>>36 イスラエルで女優業やって、それからアメリカに渡ったというパターンなら「イスラエルの女優」と言えるけど
アメリカでしか仕事してないんだからイスラエルの女優ではないよ。
シャーリーズ・セロンを「南アフリカの女優」とは言わないでしょ。
ペネロペ・クルスだとスペイン映画で活躍してハリウッド映画にも出てるパターンだから
「スペインの女優」とちゃんと紹介される。
ユダヤ人女優でいいやん
>>60 ロレンソがイネスに対して欠片でも愛情だか好意だかをもってたなんて思う奴は
映画会社のアホな「禁断の愛」っつー宣伝文句が頭の端に
染み付いてるんだろう。
映画を見てロレンソがイネスに愛情もってるなんてこれっぽっちも
感じなかった。たんなる若い娘の体に欲情した卑劣な男というだけ。
地獄の中にいたイネスにしたら、ロレンソは外界との唯一の連絡手段にして唯一の希望。
藁をもすがりたい気持ちだったんだよ。
それに肉体的な痛みを受けまくっていたところに唯一快楽を与えてくれた
(苦痛を忘れさせてくれた)男が天使に見えたことだろうよ。
多分妊娠してからは、その赤ん坊がイネスのたった一つの希望となった。
この子は自分の愛した男との子供だと自己暗示をかけなければ
生きていられなかっただろうしね。
ついでに最後にイネスが手に入れた赤ん坊がアリシアの子供かどうかなんて
映画にはこれっぽっちも意味のないことだってことがわからないのかな〜
イネスが赤ん坊を手に入れて、やっと幸せになれたんだよ。
死んだロレンソの手を握ってやっと「家族再開」できた。これがオチ。
頭狂ってるけどね。
ゴヤの存在感が薄くなるのは仕方なかったのかね
ヒント:ゴヤがゴースト
無実の人を捕まえて拷問とかって、アメリカでも平気でやってるしね。
フォアマンはチェコの歴史を重ねていたみたいだけど、現代でもじゅうぶん通じる。
ホント、キャッチコピーは最悪だと思う。
見るの止めようと思った位。
見て正解だったけど。
世界史忘れちゃってたよ
最後スペインで王政復古したのか?
面白かったけどもっと拷問シーンが見たかった
70 :
名無シネマ@上映中:2008/10/09(木) 01:05:40 ID:I2zZiO5Z
もっと拷問が見たかったし、乳首も見たかった。
イスラエル出身のハリウッド女優
72 :
名無シネマ@上映中:2008/10/09(木) 01:12:23 ID:I2zZiO5Z
この映画のイネス(前半)を「天使のような子」ってよく書く人いるけど、ナタリーって実年齢はもうおばさんだよ。
面白かったけど、ゴヤがロレンソに「なんであの女を気にかける?」みたいに聞かれて
「彼女に惹かれてたからだ」みたいに答えたのがちょっとしっくり来なかった。
特に異端審問所に拘束された頃とか、そこまで愛情持ってるように感じられなかったんだけど
しつこい描写とか演出を求めすぎなのかな?
74 :
名無シネマ@上映中:2008/10/09(木) 08:51:07 ID:EFTgvHmx
これ年齢制限かかってないけど、いいのかな?
ghostsだからバルデムとナタリーのことだろ
76 :
名無シネマ@上映中:2008/10/09(木) 10:47:49 ID:MLCZZOwq
カルロス4世は一家の肖像画とソックリだったな。
ゴヤの、本来は反骨精神旺盛で、
貴族だの教会だののイカす風刺画を描いたりしてても、
世渡り上、ヘタなバイオリンにも「素晴らしいです」「感動しました」とか
言わなきゃならない描写も面白かった。
人間そんなもんだよな。
ナタリーがヌード披露して、チャイルドポルノかっ! って揶揄されたのって、この映画だっけ?w
しかし、本当にゴヤ見てるだけだったな。邦題、ナイス(か?)。
見てきた。
今更だけど、ネタバレしてもいいんだよね?嫌な人は、見ないでね。以下ネタバレ入っちゃってます。
かなり良かった〜。
あの、イネスの使用前使用後は別の女優さん?表情作るのが、すごく上手だった。
同じ女優さんだとしたら、アリシアとあわせて一人3役?
ロレンソは、何の象徴なんだろうね?おろかな人間?
不思議だったのは、ロレンソが最後に処刑されることを選んだこと。
悔い改めるといえば、許してくれそうだったのに、なぜ?
ついでに、処刑の場面、その瞬間がわからなくて、え?もう終わったの?って感じだった。
で、アリシアは、どうなったのか良くわからんかったけど、ああやって奔放に生きていくんだろう。
ロレンソの冷たい手を握って、子供を抱えながらトコトコ付いてくイネスと、それを追うゴヤ。
複雑だけど、どこかホッとするところもあったりした。
観に行ってビックリしたよ。
チラシでは小さな悲恋物語、みたいな宣伝だったぞw
歴史大作じゃん。見ごたえあったからいいけど…
>>73 彼女が何もなく平凡に暮らしていればそんなに執着することはなかったろうね。
父親のような愛情に感じたし彼女を救えるのは自分だけ、さあどうする?という
正義感の話でもあるし。
>>80 確かに父親のような、とか正義感と言われればそうかも。
俺がちょっと訝りすぎたのかな。
ナタリーポートマンがすごく良かった。
あまり期待してなかったんだけど、予想以上に面白かった。
もっと悪い意味で重そうで観るの迷っていたけど、
思って頼り重厚すぎずに観やすかった。
ナタリー・ポートマンは優等生のイメージから脱却したいのかもしれないけど
何をやっても上手にナタリーが演じているように見えてしまう。
その点、バルデムはさすがだった。
ハビエルバルデムはあの鼻づまり声がどうにかならんか。
スペイン訛りは仕方ないけど。
聞いてるとイライラしてくる。
なので、最後に無事、死刑執行された時はなんかホッとした。
人でなしでスマソ
なんか複雑な映画だね。時代背景もあるんだろうけど拷問が横行していたり処刑で市民が活気付いたり・・・
審問所は酷いが、解放の名の元に進行してきたフランス軍もいまいち。それを追いやった英国軍は描写は
少ないが、女性たちを見てニヤつくあたりいい印象ではないね。憎たらしいロレンソが最後処刑されるのは
本来はスッキリ。見てるほうも溜飲を下げて映画館を出れるところだが、処刑するのが復活した審問所の面子
で、しかもイネスはロレンソを慕ってる状況なのは・・・最後の荷車のシーンはなんともいえなかったよ。
ゴヤはあれこれ奮闘したのに、結果何もしてやれなかった。よく出来てると思うがモヤモヤが残る映画だね。
87 :
名無シネマ@上映中:2008/10/10(金) 23:45:48 ID:WlnjQxeV
朝日の夕刊に載ってた
ストーリーほとんど書いてたね
浜村淳でもここまではしゃべらんぞ
公開処刑はあの時代の娯楽
前世紀末まではアメリカでも縛り首を見に行くのが娯楽だった
すげー面白かった、しかしアレだな。こういう時代劇もの(?)は
食わず嫌いの人が多いよな、箱も小さいなら観客も5人だし。
いまからクマキレみるわ、で今度は姉妹を見てミッションコンプリートwwww
91 :
名無シネマ@上映中:2008/10/11(土) 13:51:18 ID:z8gaWcxk
これ、マラーノ(偽装改宗ユダヤ人)の問題を知らないと、
まったく理解できない映画かも知れないよね。
おれも、つい最近まで知らなかった。日本人には難解な映画なのかも。
いや、別に。
難解ではないわな。
観てきたけど、以外と客が入ってた。
年齢層高めな感じだった。
95 :
名無シネマ@上映中:2008/10/11(土) 20:08:49 ID:M5yv50Ya
この邦題はないよなあ。
結局顔芸だけの人だったねバルデムって
>>89 マジで!!
アメリカの1990年代恐るべし。
>>97 1990年代?
そんな最近までやってたのか?
99 :
名無シネマ@上映中:2008/10/12(日) 16:51:15 ID:KdCpzYZA
マドリードのプラド美術館で沢山見たゴヤの怖い絵や版画の
理由を判りやすく説明してくれている映画でした。
ヒエロニムス・ボスの絵があまりに奇妙なのでフランス・パリに送らなかったから
プラドにあるのだという事も判った。
イネスの憐れな運命が可哀相だった。裕福な良い家族に恵まれた
美しく健康な娘さんが、あれほどヒドイ異端審問に引っかかって・・・
生きて開放されたのに、家族は全員殺されていて・・・
狂って、よその赤ちゃん抱いて、死体になった「夫」についていくイネス
心に残りました。
100 :
100get:2008/10/12(日) 18:22:44 ID:yhjPSEwK
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>>73 天使の顔をイネスにするくらいだから結構惹かれていたんじゃないの?
103 :
名無シネマ@上映中:2008/10/13(月) 00:46:00 ID:tJGEzUsY
>>73 そこは自分もしっくりこなかった。
101の言うように、ゴヤはイネスに惹かれてたはず。
それなのにイネスに対してそこまで気にかけてあげる演出がなかったので、
「もう見捨てたくない」みたいなことを言ったときは逆に違和感が…
そこんところ以外はかなり好きな映画だった。
ゴヤの存在が薄かったことは、この映画はあくまでロレンソとイネス、それと
この時代に生きた民衆の悲劇全般がメインだったからと考えてOKなのかな。
それと公式・HMV・タワレコのサイトにはサントラの情報がないんだけど
これのサントラって出ないのかな?誰か知ってる?
話がぶれすぎ、どこに焦点当てたいのか。
これならロレンソの罪とか贖罪とか神と肉と変わりゆく世界とかそういう精神的な
内面に絞った映画にした方が良かったんじゃ。せっかくバルデムみたいな
希代の名優を使っているのに(しかもスペイン語で演技させることもできたのに)、
単にのっぺりした一面的なキャラクターやらせて。
そもそも主人公の一人がゴヤである必然性が全くなかったな。
単に宮廷周りの関係者で十分だった。音楽家でも医師でも何でもいいよな。
彼の絵とか彼の業みたいなものが全然映画には絡んでこなかったし。
あと、言葉がよくわからんな。何でメインの人物には英語で喋らせるのに
(スペイン人の俳優にも)、背景の言葉とかちょい役の台詞はスペイン語なんだ?
使い分けの意味がよくわからん。
せっかくの現地ロケだけど、逆に綺麗に整備されたな現代のその場所でロケしたんで
光景が綺麗すぎるのも違和感。下手に実際の場所でロケするよりセットの方が
リアリティ出ることってあるよな。
良かったのはフェルナンド7世があの絵に似すぎ。出てきた瞬間笑った。
少しでもあの後スペインがどうなるかどうなるかこの人がどういう人か知っていれば、
悲惨すぎるシーン>>死刑の場面での民衆の王への拍手喝采。悲惨としか。
スペイン人ってアホや。
ちなみに今でも続いているバスク独立問題だのETAの問題も元をたどると
この人に原因の一部がある>>フェルナンド7世
海外植民地の大半もこの人の時代に失った。
>良かったのはフェルナンド7世があの絵に似すぎ。出てきた瞬間笑った
「アマデウス」でも皇帝が肖像画にそっくりだったなぁ。
107 :
名無シネマ@上映中:2008/10/13(月) 18:56:22 ID:oC4OOcMY
カルロス4世も似てたな。
108 :
名無シネマ@上映中:2008/10/14(火) 02:54:29 ID:X97UHYgy
ゴヤはイネスに恋愛的な感情はないだろ
天使の絵を描くときの清らかで美しいイメージとして捉えただけ
ところでレスピーギのローマの松が使われたのはなんで?
当時イタリアもスペインを侵略したことがあったのか?
109 :
名無シネマ@上映中:2008/10/14(火) 03:52:27 ID:/fhQB4G7
バルデムが良かったー。ノーカントリー、コレラと観て来たが、存在感が
すごいね。彼が出てくるだけで場面がキュンと引き締まる。最後の白眼も
また良し。
110 :
名無シネマ@上映中:2008/10/14(火) 21:33:37 ID:eJapZjMx
>>73 >>103 同じく。
ボロボロになったイネスのために奔走するゴヤに違和感があった。
最初に逮捕された時には、さして動揺したようにも思えなかったし
(女性として惹かれてなくても大事なモデルだろ!)
ロレンゾへの仲介を頼まれた時も「ヤバイことには関わりたくない」って感じで
腰がひけてたし。
111 :
名無シネマ@上映中:2008/10/15(水) 15:20:26 ID:vPDqmK/2
精神的に鬱になりそうな映画は苦手なんですが、
これは観に行っても耐えられるぐらいでしょうか。
>>111みたいな奴って面倒くさい。
欝になりそうな映画が苦手なんだったら、
欝にないそうな映画を見に行くなよな。
少なくともここにそういう質問してるってことは
欝になりそうだと予感してるからなんだろ?
おまえに会ったことも話したこともないここの連中が
おまえがこの映画に耐えられるかどうかなんて知るかよ。
この前の三連休に映画でも観ようかと思い立ち、何の予備知識も無く
単に「ゴヤ」に惹かれて観てみたらかなり良かった。
エンディングで席立つ人が何人かいたけど、
最後の絵を観なくてどーすんのってカンジだ。
上の方でサントラの話があったけど、ローマの松以外は皆オリジナルなのかな?
王妃に絵が気に入られなくて、ゴヤの立場が危うくなる?とドギマギさせといて
あやふやなままいきなり15年後になったのには笑った
あれどんな意味があったんだ。単に時代を描く一要素ってだけ?
ゴヤの描く人物が実物より醜く見える、って何度か出てきたけど、あれはどういう意味なんでしょう
イネスとロレンゾは気に入られてたけど
これは休憩入りの四時間半とまではいわないがく三時間くらいの長尺で見たかったかな。いろいろ未消化部分が多くてさ。
それにもう少しロレンソの卑劣さやイネスの基地ぶりを眺めていたかった。
EDのゴヤの絵にはひたすら圧倒。
劇場は空いてたが、感受性の強いお客さんがいて、ロレンソ処刑のとき一緒に昇天されたような声を出されていて、なんか心配した。
>>114 映画見てた?王家の機嫌を取るどころじゃなくなったんだよ。
イネスの肖像画を描いている時に
顔ナシ神父(ゴースト)の絵が出てきたけど
あの絵にロレンソの顔だけを書き足したのかな
118 :
名無シネマ@上映中:2008/10/17(金) 00:20:07 ID:qm7Whqrm
>>114 あの馬にまたがる王妃の絵と国王一家のポートレートは実在するゴヤの作品
どちらも王妃が遠慮なく醜く描かれてることで有名
実物より醜く、ではなく、実物通り醜く描いたんだろうけど、当時は珍しかったのかも
特に貴人なら美化して描かれたりすることが多かったようだから
王妃は案外気に入っていたらしいが・・・
イネスが15年もほっとかれたのがあんまりだ。
ゴヤはもちろん、家族もそうそうに諦めてしまったのだろうか?
121 :
名無シネマ@上映中:2008/10/17(金) 16:31:04 ID:KM3KE1e2
いや諦めはしなかっただろう。15年頑張ってたと思う。国王にも陳情してたのに、結局誰も善処してないのが…
そういえばロレンソがフランス兵を呼んでイネスのことを打ち合わせしたとき、内密に銃殺でもするのかと思った。
悪人なんだが少しは良いところもあるのか。まあ一番質が悪いんだろうが
122 :
名無シネマ@上映中:2008/10/17(金) 23:39:18 ID:10Yd+DN2
イネスが「魔女を見たわ」って多分気の毒な老婆かなんかを「魔女」って言って笑ってる
ところで、無知の残酷さってひどいなと思った。
後年ほかならぬ自分が「魔女」顔負けの姿になって皮肉。
ロレンゾって最後父親の前で悔い改めたのに
薬か何かで喋れないようにされて処刑されたってことであってる?
ぜんぜん違う。
ロレンソは権力主義者だから
修道士になるくらいなら死ぬと思ったのかな
126 :
名無シネマ@上映中:2008/10/18(土) 07:51:01 ID:8pFeHDVw
バルデムのヘタレっぷりが最高。
「ノー・カントリー」の罪滅ぼしのようだ。
フォアマンの映画は相変わらず濃すぎる。
巨匠衰えずだ。
観終わった時は「えっ!?そこで終わり!?」って思ったけど、
思い返すほどに味わい深く感じられる。
観ている間はロレンソって酷い奴だって感じていたけど、よくよく
考えてみると登場人物の中で一番人間らしいんじゃないかと思う。
最初のゴヤの版画を糾弾すべきか審議しているシーンでも、ゴヤの
見方を擁護しているあたり、宗教的理想に染まりきっていない結構
リアリスティックなバランス感覚の持ち主だったんじゃないかな。
そして、それが決定的になったのがイネスの父親による疑似異端審問で、
後にゴヤに対してトマスに感謝している旨の発言があったけど、案外
本心だったと思う。
最後に宗教裁判にかけられても屈しなかったのは、彼なりの筋の通し方
だったんだろう。
教会もフランス軍も主体が違うだけでやっている事が全く同じあたり
強烈な風刺であり、ロレンソもそれを感じ取り、且つ宗教が支配する
時代の終わりも感じ取っていたのかも知れない。
っていうか、教会内でもフランス軍内でも出世してるから普通に考えて
相当優秀な人物でしょ>ロレンソ
128 :
名無シネマ@上映中:2008/10/18(土) 11:34:09 ID:ju63TPHm
>127
オメッー と同じタイプの人間ということで 桶?
イネスがロレンソと関係を持ったのは、牢獄から出るためにいやいやながら関係したのかと思ったが
解放後の彼女の姿を見ると彼を心底愛しているような感じだった。まあ、精神的におかしくなってしま
ってる部分もあるからなんともいえないけど、ちょっと意外だった。イネスにはロレンソを恨んでいて欲しかったな。
聖職者のこういうことはきっと太古の昔からあって、きっと今もおおぴらにできない
だけであるのだと思う。
イネスの解放されてからの笑顔はまさに聖母の微笑み。ロレンツォは最後の
チャンスでも告解せず今度こそ嘘をつかず自分に自身を持ち首に縄を巻かれて
刑場の露と消えるが、あのイネスの叫びと子供の顔を見て混乱しつつも
彼女の愛に心から応えたのではと思いつつ帰宅。ラストの荷台のロレンツォの手を
しっかり握るイネスが切なかった。
132 :
名無シネマ@上映中:2008/10/18(土) 22:06:18 ID:EF+vbcV4
たしかに「立ち入り禁止の愛」かもしれんと思う。
イネスの狂ってしまった頭の中のみでの愛。
ラストを見ていて思ったのは、イネスって
見た目のヨボヨボさの割に足は達者なんだなと。
このスレ見てると面白いな、と思う。
ここにレスしてる人は男性が多いのかな。
私は女なんだけど、映画の感想というか見方がさ。
>>64 イネスに肉体的な快楽なんてなかったと思うよ。
ロレンソは「祈ろう」と言ったでしょ。
イネスはまだ性知識がなくて、そういう行為が「祈り」になると思ったんじゃないかな。
それか拒めなかったか、でしょう。
ゴヤがイネスに惹かれたというのも、孤独の身となったイネスが
ほっとけなくてそう言ったんだと思う。
>>123 やっぱ父親だったんだ、あのエライ人。
イネスの父親がロレンソを拷問(?)にかけたとき、ハラハラしてしまった。
そんなことしたら、仕返しされちゃうんじゃないかって。
でも、あれはちょっとウルウルきた。
娘を思う親心に。
「スペインの宗教裁判」というモンティ・パイソンのコントを思い出した。
そう揶揄したわりに、イギリスは宗教裁判側だったんかい。
>>133 あのエライ人は父親ではないよ。
「わが子よ」ってのは、カトリックの聖職者が信徒に呼びかけるときの文句ってだけ。
カトリックの聖職者は妻帯禁止なんだから、たとえ禁を破って隠し子作ったのだとしても、
あんな裁判の大勢人がいる前でわが子とは呼びかけない。
ロレンソが最後、悔い改めの誘いに屈しなかったのはなんなのかね。
卑劣極まりない人物で、自分じゃ信念があるなんていってたけど、危うくなればすぐに
逃げ出すあたり、客観的に見て信念がある人物ではないし。
「自分は信念のある人間」っていう、自分だけの幻想を守りたかったのかね。
>>135 「わが子よ」じゃなくて、ロレンソに深い情けをかけてるように思えたの。
思わせぶりな心配そうなアップとか。
137 :
135:2008/10/19(日) 00:54:45 ID:u6QUbsbA
自分を牢屋に入れたロレンソに対して、
悔い改めれば助けるみたいなこと言ってなかった?
イネスは助けなかったのにさ。
138 :
名無シネマ@上映中:2008/10/19(日) 01:37:37 ID:K5kshGnw
>>137 あの司教(?)だか何だかのエライ人にとって、イネスとロレンソでは
重みがまるで違うじゃない。
>>135 再び神さま側へ寝返っても浮かばれないどころか、すんごい仕返しがあるのは目に見えてるからでないの。
たぶんハッピーエンドなんだよなあ・・・イネスにとっては。
あれがイネスのヴァージンロードか・・・
EDのあと、ゴヤがもう一回引き取って、
食事とか面倒見てやって欲しいなあ
>>135 俺も最後は坊さんに戻るという皮肉な結果になるかと思っていたが、
ロレンソなりに異端審問のことは悔いているかもねえ。
それとももう終わりにしたかったのか・・・
グレゴリオ神父とロレンソには親子関係があるとは思わなかったが、
「我が子よ」という字幕は、キリスト教に弱い日本人なら親子と勘違いするかと思う。
ただ136みたいに言葉以外の部分で親子関係を感じた人もいるから、
ひっとしてホントに親子だったのかも知れない。わからない。
そこまで妄想する必要なし。
カトリックの坊さんが慈悲深い(見せかけだけでも)のは大前提。
>>132 15年もあんな極狭い所に閉じ込められてたら、
足腰弱って立ってるのもやっとのはずなのにねぇ。
実は日々トレーニングしてたのかしら?イネス
サラ・コナーみたいにw
でも、あのボロボロの服の裾からにょっきり出ている脚の細っこさには胸を衝かれた。
こんな子供みたいな女の子がひどい目に…と哀れさ倍増。
ていうか14才の娼婦役はやっぱ無理がありすぎたな>>ナタリー・ポートマン
実年齢の半分の年の役じゃねーか。若作りにも限度が
そんなこと言ってたら「篤姫」だって。。。
サイトなどの予備知識なしで観てきた。邦版のコピー「愛」てなってるが
欲にまみれた男とその男の欲望にしかすがるものがないまでに
追い詰められた女の間にあるのは愛じゃないだろうと。
あのコピー考えた奴、アホだよな。
ちゃんと内容見て作ってんのかよ、と。
コピーライターもこのストーリーで
観客を呼ぶコピーなんて作れねぇよ、と思ったろうなぁ
苦肉の策だったんじゃない
タイトルの方は、最初この邦題はどうなのと思ったけど
確かに内容には添ってるかも。
休みに何を観ようか迷った結果これにして正解だったわ。
話がどんどん進行するから2時間弱があっという間に感じられて
もう少し長くしても良かったのにと思った位。
私が行った時は観客はチラホラだったけど、レディースデイに行った友人は
席ほぼ埋まってたと言ってたな。
メンズデーで朝一の上映だったせいか観客20人ちょい。
CMとこのスレを見てから行ったけどなかなか考えさせられる内容で面白かった。
世界史の知識があるとより楽しめると思う。
CM詐欺だと思ってたが、内容を反芻するうちにあれはあれで間違ってない気がしてきた
さっき越谷で見てきたが、客6人w
しかも上映開始と同時に大音量のノイズが発生して5分で中断。10分くらい
待たされた後再開というハプニングのオマケ付き。
…しかし、映画は良かった!
興奮しながらこのスレ見てるんだけど、やっぱ皆さん同じ様な感想なんです
な。オイラもロレンソは寝返ると思ってましたよ。エライ爺さんが親父だと
は夢にも思わんかったがww
ノーカンのひと、白目剥くことできるんだ
さすがだね
152 :
名無シネマ@上映中:2008/10/21(火) 01:24:46 ID:rGsCa/OS
偉い爺さんは親父じゃないと思うんだが。
「息子よ。」って、そういう意味の台詞じゃないでしょ。
やっぱキリスト教とかを知らない人は、親子って誤解しちゃうんだなぁ
>親父だとは夢にも思わんかったがww って普通に皮肉でしょ?
信者が「神父様」と呼びかけるのも”Father”ですよね。
神様の下で一つの家族という概念なんでしょ。
ゴヤが絵を描いてる段階がみれてうれしかった
よくできてたなー!
劇中なんで英語だたんだろー
マリーアントワネットも英語だたのがうーん,て感じだたし
素朴な疑問なんだが…
牢獄から釈放されたイネスの口がヒン曲がってた
のはなぜ?
ロレンソのペニスがデカすぎて顎が外れ、15年間その
ままだったということか?
それとも獄中で新たに拷問を受けたのか?
どうでもいいことなんだが不思議でならん。
>>158 サーセンww
オレが悪かった。
でも本当に不思議なんだわ。
別に獄中で驢馬みたいに繋がれていたから、口
まで驢馬みたいにヒン曲がったって訳じゃ無い
だろうし。
>>159 栄養失調とか
クル病とかで検索してみろ
>>160 早速検索してみた。どうやらクル病っぽいな。
こんな病気初めて知ったがw
アリガトウ
アリシアとイネスって同じナタリーだけど歯並びが違うような気がしましたた。
イネスは普通でしたがアリシアは歯が出ていて八重歯のように見えましたた。
雰囲気が違うからそう見えたのですかね。
歯つけてたよ
>>163 ありがとうございます。
やっぱり歯をつけてたんですね。
麻生はクル病だったのか。
金持ちなのに。
166 :
名無シネマ@上映中:2008/10/21(火) 22:16:25 ID:icP0tA9P
>>143 「コールドマウンテン」のニコール・キッドマンに比べればかわいいもんだ。
ナタリーは小柄だから、まあ・・10代半ばは無理あるけど。
アリシアのアバズレぶりも、いっそすがすがしい感じがした。
>>156 丹念にとってあった銅版の過程も面白かった。
168 :
名無シネマ@上映中:2008/10/22(水) 03:40:01 ID:lonFYwZg
最後の処刑シーン、よくわかりませんでした。
ギロチンじゃないのに即死。
仕事人シリーズみたいに、後頭部、延髄のあたりに、ネジを刺したように見えましたが、
どういう処刑方法なんでしょうか?
直後そのまま前のめりに倒れこんだけど、首に傷とか血とか見えなかったし。
>>168 一気に締め付けて脊椎砕いたのかな?
「拷問全書」と「死刑全書」に載ってないか読み直して見るよ。
170 :
名無シネマ@上映中:2008/10/22(水) 11:12:46 ID:ImHWdxGp
ミドルティーンの役でもまったく無問題>ナタリー
>>168 ヒント 007ワールド・イズ・ノット・イナフ
大発見。ともさかもクル病っぽい。
いや、あれは骨格からきてるだろ。
白目はコンタクトじゃないかなー
175 :
名無シネマ@上映中:2008/10/23(木) 00:01:39 ID:5Jr9/uet
>>168 「サルヴァドールの朝」の処刑方法に似てるような気がしたけど、
全然違う?
>>168 あれは有名なスペイン伝統の絞殺機
ガロッテとか言ったかな
座らせるタイプじゃないけど似た仕組みの絞って殺す式の絞殺機は
他の欧州にもあった気がする
面白かった。元々絵を観るのが好きだってのもあるけど。
映画としての評価はどうなんだろう?
今週で終わっちゃう所が多いみたいで残念だ。
178 :
名無シネマ@上映中:2008/10/23(木) 12:35:40 ID:3/GALGiQ
昨日見た。適当にチョイスしたけど、上映開始してすぐ
「おおぉぉぉ!!! 本当にこれ選んで、大スクリーンで見られて良かったぁぁぁぁ!!!」
と思えるくらい良かったです。
ナタリーの熱演からも気迫が伝わってきて
とても印象に残った。ぜひまた劇場で観たい。
素晴らしい映画なのに、なんの賞も穫れなかっ
たのね。なんか残念だな。
>>168 >>176 「死刑全書」によると、ガロット(発音によってガロッテ?)っぽい。絞殺。
ただ「窒息によってゆっくり死んでいく」とあるから、ちょっと違うかな……。
まあ一気に締めればすぐ死ぬだろうけど。
あ、ごめん、ページめくると続きがあったw
「(略)おもりによる最初の強い推進力でねじが素早く回転し、首輪がいきなりしまって頸動脈と喉頭を砕く。
さらに、柱の上に突起がとりつけられ、同じ一撃で小脳を粉砕することができるようになった。」とのことだ。
ポルトガルとスペインでのみ使用されてたってさ。
おまいら、ガロットは、スペインの植民地だった南米では、つい数十年前まで使われてた処刑方法ですよ。
しかし、反革命だからギロチンを絶対に使わんところはニヤっとした。
ところで、ゴヤとブーリン家の姉妹の両方券を買ったら、両方主演がナタリー・ポートマンじゃねえか・・・orz
ちなみにイギリスの処刑は、貴族は打ち首、平民はタイバーン(鈴ケ森か小塚っ原みたいなとこ)で吊し首だそうだ。
184 :
名無シネマ@上映中:2008/10/24(金) 01:53:24 ID:MKz10Xeb
>>183 むしろ喜べ。
自分もなんでこれ見ようと思ったのかさっぱり思い出せないけど見てよかった。
ランディクエイドが出ててちょっとびっくりした。
王様は肖像画とそっくりなだけで
キャスティングされたんだろうな。
ヴァイオリンのシーンはいま一つ
しっくりこなかったし。
あれは、王妃のゴヤへの皮肉だろう。
ヘタな肖像画のお礼に、ヘタな王様のバイオリンを聞かせるという。
さすがはブルボン王朝のエスプリだ。
188 :
名無シネマ@上映中:2008/10/24(金) 08:51:51 ID:xKZidRFe
いい男が1人も登場しなかったよナッ!!!
バルデムさんはいい男
190 :
名無シネマ@上映中:2008/10/24(金) 12:35:50 ID:2vNKPbEF
傑作だなこの映画
フォアマンは、ありきたりなハッピーエンドを作らないから好きだ
191 :
名無シネマ@上映中:2008/10/24(金) 12:44:29 ID:7m44sdXH
これ初デートでも見に行っても大丈夫そう?
むしろ初デートでこそ行くべき。
ここの感想見て相手の好みそうならいいんじゃないの。
但し趣味合わなくて初のデートで話が弾まない可能性もw
自分は二人で観て、後日一人でも観に行っちゃった位気に入ったけど
194 :
99:2008/10/24(金) 18:57:16 ID:vSYwSpBl
これは、ある意味ハッピーエンドだと思うんだがな。
それぞれにとって。
すまぬ、上の名前欄99は、このスレじゃない。消し忘れた。
ロレンソが家族を連れて逃走してるとき、白馬に乗って彼に併走している人物
が居ますが、あれは誰ですか?
最初はただの従者かと思ったんですが、そいつが撃たれて落馬したとき、あの
ロレンソが自らの危険を顧みず引き返したので(結果、自分も捕まり、家族に捨
てられ、世を儚んで救済の道を自ら拒み…あぼーん)妙に気になってます。
分かる人教えて!
197 :
名無シネマ@上映中:2008/10/25(土) 09:16:55 ID:Sw63bn/N
ラスト近く、アリシアがたらしこんでいた相手はイギリス軍の兵士?
>>197 英軍が突撃して来たんだから英軍人でしょ
最後父親の例の場面もバルコニーから仲良く見下ろしてたよね
199 :
名無シネマ@上映中:2008/10/25(土) 14:14:23 ID:QEA6tYxC
ラスト処刑場で家族3人が再会。
母は、頭がおかしくてそれが「処刑」であることが解らず、愛する人との再会に喜び、
娘は、今処刑される男が「父親」であることを知らずに、ヘラヘラ笑いながら見物。
処刑される本人だけが全てを知りながら死んでいく。
凄まじいラストだな・・・。
下手なバイオリンのシーンは
その直後に聴力が衰えてることを感じる導入部なのだよ
202 :
名無シネマ@上映中:2008/10/25(土) 15:33:30 ID:6Y7N00Ln
やりきれなさを残しながら、どこかに救いがあるというか。
余韻が残る映画を作れる人って、すごいなと思う。
>>196 記憶があいまいで役に立たんが、ロレンソが名前を呼んでたような。
フランソワか、フランシスコみたいな名前
年格好は確認できなかったけど、長男かな?
ロレンソ家の食卓でしゃべってたのは、もっと小さな男の子だった印象だけど。
>>203 全然違うけど、パンズラビリンス見た時そんな感じのこと思った。
>>196,204
自宅を脱出する時の雰囲気で従者かなと思ってた。
従者の為に引き返すような男か?ってのはやはり疑問だが。
でもロレンソがあのまま逃げても、結局追い付かれて
その場合は家族諸共捕まってたかもね。
208 :
196:2008/10/25(土) 22:11:46 ID:ncjvQiyY
>>204>>206 ありがとう。
たしかに名前を呼んでいるのは覚えているんだけど、どんな名前だったかは
自分も失念…。しかも自分は204さんの書き込みを見るまでロレンソの子供
は全員娘だと思っていた愚か者w
もう1度見に行って確かめたいが、近場は全て昨日で終了。DVDが出るまで
待つしかないようだ。無念でならない。
209 :
196:2008/10/25(土) 22:23:31 ID:ncjvQiyY
210 :
名無シネマ@上映中:2008/10/26(日) 01:46:41 ID:8JFFAlGd
ちょっと確認したいんだけど・・・
イネスを居酒屋で見張ってた時も、捕らえた時も、
尋問・拷問した時も、ロレンソはその場にはいなかったで
OKだよね?
父親による拷問は、実際に尋問した奴にも食らわせて欲しかった。
211 :
名無シネマ@上映中:2008/10/26(日) 03:50:51 ID:JqiJezq9
>>197 ウェリントン公じゃないかと思ったんだが。・・・クレジット見て後出しで
>>210 父親と兄たちは、復讐のためじゃなくて娘を助ける手段として
ロレンソを脅したんだから、それはちょっと話が違うような気がする。
もっと気分的な話なのかな?
そういう意味では、俺はロレンソが最後どうなるか知ってて見てたからよかったが、
そうでなかったら、途中イライラしてたと思う。それだけいい演技だったわ、バルデムはw
あの赤い制服は通称「エビ」と言われたイギリス陸軍だな。
あれがウエリントン公だったら、
本人はスペイン美人を現地でちょっとつまみ食いしたつもりだろうけど、
うまくいけばホーンブロワの親戚か。
いや、もうちょっとウェリントンはおっさんだろ 史実では43歳だし。
いくらなんでもにやけすぎている・・・と思ったら、肖像画にそれなりに似ているな・・・
>>216 214ですが、確かにおっしゃる通り。ニヤケすぎ、は自分も思ったし。
ウェリントン公なのかなと思った根拠は
1.マドリードを解放した連合軍の司令官はウェリントン公
2.そこそこの規模の英軍の指揮官ぽかった
3.ゴヤの描いた肖像画にわりに似ている
4.他にウェリントン公の可能性がありそうな人を見た覚えがない←要はコレだw
フェルナンド7世程度の顔見せシーンがあって、俺が気づけなかっただけかもしれない。
「あのシーンで出てたよ、バーヤバーヤ」の突っ込み待ち。
「あの頃はまだウェリントン公じゃなくてアーサー・ウェズレー」という突っ込みはなしの方向で。
最終週だったので今日観てきた
いい映画だったしナタリー熱演も目を見張った
ゴヤがイネスに魅入られ固執するまでの描写が薄かったように感じたのが惜しい
219 :
名無シネマ@上映中:2008/10/28(火) 17:18:02 ID:CIufwelC
観てきた。ナタリーの変貌ぶりにびっくり
シャーリーズ・セロンのモンスター思い出したな
220 :
210:2008/10/28(火) 22:03:05 ID:+DKOj9XG
>211
>212
>213
返事ありがとう・・・俺の解釈は正しいって言ってるんだよね?
>214
はい、気分的な問題です。
>>199 遅レスで恐縮だが、そこ自分もとっても好きだった。
こうまとめるか!と思って戦慄した。いいよね〜
ブーリンとみると感慨深いね
とくにラスト
良い映画ですね
登場人物の心情を推し量る余地が
多分に残されているのが気に入りました
レイプ同然に貞操を奪われたイネスが二度目にはむしろロレンソを求めていたり。
牢を出たイネスが15年も昔のロレンソや赤ん坊とのつながりにすがっていたり。
↑別に不自然な脚本ではないが、15年の暗闇の中で彼女の心情がいかに動いていったのか…やるせない
そんでラスト、ロレンソの改宗拒否。
一面的で単純な心理描写の映画が多い中(それも良いけど)、本物の「人間劇」が観れたように思います
ワカル。単純に笑って泣ける映画も好きなんだけど、
この映画は後からジワジワ来る
EDのゴヤの絵の迫力も素晴らしいと思う
>>200 バイオリンのシーンは
女王陛下をお世辞なしにソックリに描き上げてしまい、
王様がへたなバイオリンをゴヤに聞かせ無理に感想を聞いた。
ゴヤは「素晴らしい!とにかく素晴らしい」
王様「そういうことだよ」←この様に絵にもお世辞を使ってやってくれって事でしょ?
聴覚が衰えて行く伏線には思えませんけど。
敬虔なクリスチャンのお嬢さんだった訳だし、当時の女性の立場を考えれば
相手がどんな男であろうと、セックスした男=「夫」 ってことですがるしかなかったんだろうけど
不憫すぎて泣けた
現代に生まれてよかった…
200は物事を何でもそのまま受け入れる、いい人なんでしょうな。
あれがお世辞以外の何かに思えるなんて。
捕まるまではイネスは甘やかされ放題のビッチに見えたが・・・
あんな風に変わるとはなあ
15年も不潔な環境に置かれたらああなるよな・・・
しかしこの映画自体も不憫だ
ブーリン家はがんがんに宣伝やって映画館もたくさんかかっているのに
主演女優は同じナタリー・ポートマンなのにこの格差は何だ。
未成年のくせに居酒屋に行ってたし
箱入り娘じゃないよね。
元はチャラチャラしてたんだと思う。
あの時代、飲酒は20歳になってから! なんて取り決め、ないだろw
イネスは中途半端に可愛い顔の女優がやってったらアレはビッチにしか見えないと思う。
だけどナタリーが清楚で可愛い顔してたからビッチに見えなかった。
ここでのビッチってどういう意味で使ってるの?
イネスはフツーに裕福な家庭の箱入り娘って設定じゃないの。
スイーツ(笑)くらいの意味じゃないの
これはイネスに萌えるための映画だよね
「非処女=ビッチ」という意見が多いけど、
まさか異端審問官の書き込みじゃないよね?
今日観てきたけどなんかよくわかんなかった
正直、話の焦点はぶれすぎだよね。何でもかんでもと欲張りすぎ
語り手がゴヤである必要なかったし。
時代を映したゴヤの絵がこの映画の核だと思うんだが
イネスに萌えなければ2回も見なかっただろうが
1回目はストーリー詰め込みすぎと思ったが
2回目は冗長さがまったくない、なかなかの佳作だと思った
>>217 2回見て思った。やはりあれはウェリントン公だろう。そうでなければわざわざクレジットに出す必要がない
スペインのゴドイ宰相やフランスの諸元帥、特にスルト元帥あたりいないかな〜と思ったが
クレジットを見たがいないようだ。
昨日見たきたんだが、自分はイマイチでした。
前半、ゴヤの絵のロレンソが火刑にかけられるあたりまでは
ぞくぞくしてたんですが。もうちっとロレンソなりゴヤなりの
苦悩が表に出てきても良かったかなと。ストーリーの展開中心
になりすぎてしまった印象があったもんで。
ぼくの感想はアメリカ人がセンスある時代劇作ったらこうなるって感じかな(笑)
>>99 そうてすか。一度ゴヤの絵を生で見たいと思いました。時代背景も勉強したい。
ブレはなかったよね。
動乱に次ぐ動乱で権力がどんどん移り変わる中で、
自分のヒューマニズムを頼りに自分の見た現実の地獄絵図を
描き続けたゴヤの絵、てことだよね。
ゴヤとロレンソが「お前が売春婦だ」「いやお前が売春婦だろ」と言い合ってたシーンで
ゴヤの耳がキーンってなる演出は何を暗示してたか今一わからなかったのですが誰か教えて頂きたいです
日本シリーズを見てて気づいたが、読売のクル
ーンという黒人もクル病っぽいな
アレは顔が長いだけ
>>243 ゴヤの話や絵の進展と、メインストーリーのイネスとロレンソの話が別に関係ないじゃん。
黒い絵はフェルナンドの元での反動政治の関連で語られる代物だし。
ていうかゴヤの役は宮廷画家である必要なかったし。只の傍観者、狂言回し。
欲張って何でもかんでも詰め込んで整理できてない脚本のいい例だと思う。
「傍観者太郎花子は見た」だとお客さんが入らんだろう。
僕は昨日みた。
ナタリーの変貌ぶりにビックリした。
体張ってますね。Vもそうだったし。
250 :
名無シネマ@上映中:2008/11/09(日) 22:15:28 ID:ZhCMdQaK
女優魂がひしひしと伝わってくる熱演だったね。
スター・ウォーズでの演技しか知らなかったけど、ゴヤでファンになった。
手を後ろ手に組んであんなに上がるもんか?と変な感心をしてしまった。
身体やわらかい・・・。
良い子のみんなは真似しないでね
>>247 >ゴヤの役は宮廷画家である必要なかったし。
必要はあるよ。史実を無視すると完全にフィクション(虚構)になってしまい、説得力を失うから。事実とと関係ない映画だと思ってるの?
良くも悪くも、宮廷画家という特別な地位にいたからこそ、権力が目まぐるしく変動した時代にあっても、筆がぶれずに絵を描けたということでは?
ゴヤは批評眼を持ったカメラアイなわけですな。
カメラアイは、観察の対象から一定の距離を取ってこそ機能する。
宮廷画家時代と、宮廷を去ったあとの作風の変化を知っていれば、
ゴヤの批評眼がいっそう凄みのあるものに思えてくる。
>>247 ドキュメンタリー的なものはあんま見たり読んだりしないの?
うーむ。
今NHKを見てて気付いたんだけど…どうやら工
藤静香もクル病っぽいよ。
症状は軽そうだが。
>>257 フランス人役だから「フランソワ」って字幕つけたんだろうな、
字幕の人はそのへん結構凝ってたから。
ところで原題は何? 同じような感じなのかな?
もう終わっちゃったのかな…また見たい
DVD出たら買おうと思うんだけど出るよねえ
久々に発見!シルベスタースタローンもクル病
だわ。あの口の歪みは間違いない
264 :
名無シネマ@上映中:2008/12/10(水) 13:27:43 ID:0heLzbWn
hosyu
265 :
名無シネマ@上映中:2008/12/11(木) 09:37:46 ID:nr55aIku
後半のナタリーの痛々しいことったら
前半は頬もぷっくりしてて最高に愛らしかった
何気に豚肉拒んでるシーンに萌えるww
266 :
名無シネマ@上映中:2008/12/12(金) 02:11:39 ID:byHuG/P1
イネス本当に乙
267 :
名無シネマ@上映中:2008/12/18(木) 10:08:35 ID:JGC9bvfz
まさに「激動」って二文字がふさわしい映画
268 :
名無シネマ@上映中:2008/12/20(土) 23:20:51 ID:3hKQB0Ez
緊張とその緩和という、泣かせる王道がないなこの映画には
イネスが解放されたシーンに緩和があった
270 :
名無シネマ@上映中:2008/12/22(月) 23:03:55 ID:/Etybe1w
>>269 真後ろのオヤジの足が俺のイスにガンガン当たってくるから、
こいつ刺してやろうかと思ってたときだったから、
緩和を感じなかったよ。
>>270 心の底から同情する。
俺が見た時は空いていたからなあ・・・
272 :
名無シネマ@上映中:2009/01/06(火) 01:23:33 ID:EOHs16Vj
hosyu
保守
4.22
275 :
名無シネマ@上映中:2009/01/22(木) 04:04:44 ID:SaTkjJsQ
>>274にDVD発売らしいけど訂正入るのかな??
4.22か・・・
で、訂正ってなに?
278 :
名無シネマ@上映中:2009/02/08(日) 02:55:57 ID:aYsJOpGJ
ほ
実在の人物、いわゆる伝記物をやらせたらこの監督の右に出る者はいないと思う
もちろんそれ以外の作品も素晴らしいが
>>277 ラスト前にばーんと巨人が出て来るから
DVDの何処かに上映後に別人の作品と分かりましたとか
注意書きでも付くのかなと思って
まあそれは無いにしても今更巨人がゴヤじゃないって吃驚だ
281 :
名無シネマ@上映中:2009/02/17(火) 19:17:21 ID:bmJmDw6c
ho
282 :
名無シネマ@上映中:2009/03/02(月) 18:29:28 ID:iLWFaqSK
Blu-rayでも出るんだね
283 :
名無シネマ@上映中:2009/03/13(金) 21:37:50 ID:+shwedks
落ちちゃうぞ
284 :
名無シネマ@上映中:2009/04/07(火) 23:35:36 ID:jHGfbugv
ho
285 :
名無シネマ@上映中:2009/04/15(水) 20:08:24 ID:Rfph1KU/
当時のスペインの異端審問について分かりやすく勉強できたって感じだった。
アマデウスと比較してしまうけど、なんか垢抜けないな〜という印象。
ロレンツォ神父、いかにも欲深い、場当たり的なキャラなんだけど、いかにも過ぎて、ちょっと興ざめ。
ゴヤが社会風刺画を出版し、流通させていくところを、監督の視点で踏み込んで描写してほしかったな。
出版するって1人だけじゃ出来ないし、沢山の人がどんな思いで参加し、どんな方法で流通させ、教会や権力からの処分を回避したのか…、演出として見たかった。
まあゴヤは見ていただけで積極的に何もしないから。
バルデムがゴヤを演じたら変わっていただろうけど
おや、今日DVD出るのかな?
イネスたんのために買うかな
DVDで初めて観たんだけど、1つ疑問が。
イネスが開放されて家に行くと、家族が殺されてる。
死体の感じではそんなに古いものではなさそうなんだけど、あれはたまたま
フランス軍に抵抗して殺されました、ということ?
ロレンソ神父の復讐心が背後にあったってことはないのかな。
何となくそんな感じがしたんだけど…。
人間は本当に脆く愚かでどうしようもない。
宗教も権力もとても扱えない。
ロレンソはこの世の至る所にいる。
ただ汚濁の中、イネスの無垢と母性は痛々しく、狂おしくも美しかった。
イネスの美がこの世に沢山ある事を信じたい。
見応えのあるいい映画だった。
ナタリー、ハビエルあっぱれ。
>>288 そういう解釈もあるのかも知れないが、
悲劇性を引き立たせるためにやったんじゃないかと思う
291 :
名無シネマ@上映中:2009/05/03(日) 17:03:15 ID:LW2fnDnx
最後認めたら許してやるみたいに言われて、てっきりロレンソは認めると思ったのに
認めないで処刑されたけど、ただの日和見主義者じゃなくて、本当にフランスの
自由思想に感化されてたってこと?
さすがに見苦しいと観念したんだろう
その疑問は前も出たような気がするが、
二度目の寝返りが選択肢として何故あり得ると考えるのか、
自分であれば二度目の寝返りを選択できるのか、
を逆に質問してみたい。
ポートマンが体当り演技と聞いたので
よこしまな気持ちで借りてしまった
台詞が英語だから舞台を見ている感覚になる
脚本だけを見るとややご都合主義で退屈
邦題に関して批判があるけど
本当に「家政婦は見た」状態だから
上手いこと題を付けたなと思った
295 :
名無シネマ@上映中:2009/05/05(火) 22:27:02 ID:DcHjBJLl
良い映画だった。考えさせる。ハリウッド映画らしくない奥行きの深さが
ある。監督がチェコ出身のユダヤ人と聞いて納得。
カトリックもフランス啓蒙主義も共産主義もカルト。カルトを操る知識人は
どの社会でも「指導者」になれる。救われないのは権力を持たない人間。
296 :
名無シネマ@上映中:2009/05/05(火) 22:29:50 ID:DcHjBJLl
カトリックの醜悪さも描かれている。
DVd借りようかなと思ったんだけど、止めとく。
ナタリーポートマンの役が可哀相すぎる。
そうだな、借りるくらいなら買え
299 :
名無シネマ@上映中:2009/06/18(木) 20:08:36 ID:eTAOmqfU
やっとレンタルで見つけた。来週の安く借りられる日が待ち遠しいぜ!!
300 :
名無シネマ@上映中:2009/06/23(火) 17:02:28 ID:hOzs8PDY
>>136 キリスト教って
父=神
じゃなかった?
保守
302 :
名無シネマ@上映中:2009/08/03(月) 09:46:55 ID:tLmAnpu3
深夜でもいいから地上波でやってほしいよ
303 :
名無シネマ@上映中:2009/08/24(月) 16:28:24 ID:6a4qUqP0
二つ質問
ロレンソが処刑される時に、王が出てきて
民衆が自分の手首を片方の手で持ったポーズは何か意味がある?
イネスを描いた絵は実在するのか?
ゴヤで画像を検索しても出てこないんだが
見たことあるような
304 :
コヨーテ ◆Coyote7ZPM :2009/08/25(火) 01:50:33 ID:pvX958m7
ナタリーのヌード目当てでレンタルしたのに
しょーもない映画だった・・
なんかすべてが古臭い作りだったな
最初からもうロレンソの末路が見えたわw
ダラダラやられて見てて疲れた
ナタリーも仕事選べよw
305 :
コヨーテ ◆Coyote7ZPM :2009/08/25(火) 01:53:13 ID:pvX958m7
それにしても全然ゴヤ関係なかったな
ゴヤの絵画が頻繁に出てくるけどその精神性みたいなのはまったく絡めず
戦争の悲惨さも大して描かず
滑稽な男の人生なんてどーでもいいんだよ
これで現代社会を皮肉ったつもりなら嘗めすぎだわw
そしておまえらに言いたい。
もっとゴヤの中の人についても語ってやれ。
307 :
名無シネマ@上映中:2009/09/02(水) 05:09:18 ID:6fHuZqP2
今日レンタルで見た
素晴らしい!
ロレンソの人間くささがたまらなく良かった。
処刑の時にイネスに微笑みかけたのが印象的。
役者の皆さんみんないい仕事しましたな
ところでおまいら堀田善衛の「ゴヤ」くらいは読んでんだろうな?
読まない。堀田善衛よりオレの方が造詣が深いから。
>>308 もちろん読んでますよ
他にもおすすめの本があれば洋書和書問わず教えていただきたい
可憐なナタリーたんがやると主人公の運命の悲惨さとか痛々しさ、哀れさがひとしおだ。
同じ美人でもキャサリンゼタジョーンズとかだったらこれくらいじゃ
へこたれずに復讐しそうだし拷問シーンとか無駄にエロそう。
ミロス・フォアマンの映画はミロス・フォアマンの作品ってすぐわかるから好きだ。
教会の神父がって・・・・グヘヘ、いいなこの映画。
Sチックな場面で抜けるシーンが多そうだ。
俺はロレンソ神父がつるされるところで抜いたぜ。
316 :
コヨーテ ◆Coyote7ZPM :2009/09/16(水) 21:49:59 ID:zCm/f7Fi
絞首刑って審美的に最高の刑罰だよな
絵になる
ギロチンとはえらい違い
やっぱりギロチンが登場してからが「近代」だな
317 :
名無シネマ@上映中:2009/09/29(火) 11:59:33 ID:z0gCWb+Y
これ面白い?
ロレンソが吊られて、あっさりゲロ吐くところがワロタwwwもう少し粘れよww
映画らしい映画だから、見て損は無いと思うよ。
微妙だった
ロレンゾがイネスを兵士に渡して出し渋ってるときは自分の恥部だから抹殺したのかと思ったのに一応生きてるし
最期悔い改めないのもキャラと合ってない気がした
なんで娘をアメリカ送りにしたがったのかもよく分からん
ゴヤは狂言回しの役割でしたね。
彼がこんな激動の時代を生きていた事がわかって作品への興味が深まった。
近代への時代の変遷の描写として面白かった。
322 :
名無シネマ@上映中:2009/10/08(木) 22:25:50 ID:50dmsHjs
今さらながらレンタルで見ました。
流石フォアマンな後味の悪さ!
気がふれてハビエルの死体に頬擦りして幸せそうなイネス…
狂っても娘を探し求めるイネス…
それに対し権力者たちは裏切りと殺しあいで闘争に明け暮れる。
宗教や政治に振り回され踏み潰される無垢な魂を見事に描いていて流石と思った。
それを一部始終見守っているゴヤが観客の良心を代弁していて、この救いのない物語の緩衝役になっていて良かった。
323 :
名無シネマ@上映中:2009/10/09(金) 00:36:13 ID:MtSbY5je
まったく精神病院を描かせたら、この監督の右に出る者はいないな。
なんか凄い特技だけどw
暇つぶしに借りたけど、良かったよ
最初からグイグイ引きこまれて、一気に見てしまったよ
ゴヤの伝記ものかと思ったら・・・魔女裁判みたくかけられてしかも孕まされて人生メチャクチャにされる女の子の話でした
原題が「ゴヤの亡霊」となっていたけど、その亡霊とは何を指しているのかな
地味に良い映画なのに地味すぎて話題にもならないのか・・・。
326 :
名無シネマ@上映中:2009/12/22(火) 21:08:41 ID:I7NCItRS
ハビエルはキモ男やらすと天下一品ですね。
序盤のオタクっぽい喋り方から、後半の変わりっぷり。お見事。
ハビエル、コレラの映画でもすごかった。
ブサメンの自覚あってあの演技なのがいい。
328 :
名無シネマ@上映中:2010/01/12(火) 22:30:01 ID:2MhouUjS
>>322 >ゴヤが観客の良心を代弁していて、この救いのない物語の緩衝役になっていて
あなた、うまいこというね。
>>327すごかったよねぇ。マザコン風だしw
ほんとハビエルは凄いよ。何が凄いって授賞式とか
普段のショットは男前なんだよなぁ、これがw