■■■■崖の上のポニョが【神】過ぎた件・2■■■■
1 :
名無シネマ@上映中:
こっちは神スレな。
2 :
名無シネマ@上映中:2008/08/29(金) 13:03:53 ID:8l00KN1M
?
声優はやっぱプロが良いな
所ジョージ&天海祐希夫妻は悪くなかったが
5 :
名無シネマ@上映中:2008/08/29(金) 14:02:58 ID:QWONRI1e
乙モト
6 :
名無シネマ@上映中:2008/08/29(金) 15:03:41 ID:hVhZ+6D5
これ間違いなく最高傑作だわ
アニメ映画が超えられなかった一線を超えた
7 :
名無シネマ@上映中:2008/08/29(金) 16:04:28 ID:kOba3SED
見てないけどそこまでの作品なら
今からDVDレンタルが楽しみだ
小学生の娘連れて行ったんだけど
映画見終わった後、急に女の顔になって
「・・・・濡れたわ」って言ってたよ
これは神作品間違いなし
賛否両論の世相を反映してこんなのを作ってみた。
ポニョスレが複数あることを知らない新入りさんもいるし。
誘導用にご活用ください。
↓↓↓↓↓
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| おお、迷い子よ。
| 道 案 内 | 貴方にはここより相応しいスレッドがあるかもしれません。
|_______| ■■■■崖の上のポニョが糞過ぎた件・2■■■■
∧ ∧ ||
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1219416073/ (´・ω)|| に行ってごらんなさい。
/ づΦ
あなたにヌクモリティのご加護がありますように。
☆ ☆ ☆ 神過ぎスレ住人一同 ☆ ☆ ☆
ずれたorz
やっぱり最後が分からないわ…
自分なりの解釈だけど、最後ポニョと宗介が戻ってきた場所って、まだあっちの世界なんじゃ?
陸地だけど、まだトンネルの向こう側じゃないかと。じゃないと婆さんたちが歩けるのがおかしいよね。
なんとなく違和感を感じる風景だし。
嵐の翌朝、宗介がポニョと一緒にボートで出発する場所は、もうすでに現実とあっちの境界世界だよね。
大正時代の人が出てきたり、ポニョが赤ん坊を成仏(?)させたり。
で、トンネルが三途の川(産道)だな。宗介は生まれてくるときに通ってきたから一度来たことある。
ポニョは魚だったから通ってないから怖い。
トンネルを通ること → 死を認めること(生まれる前の世界にもどること)
NHKスペシャルで監督が後半の絵コンテが描けなくて何ヶ月も苦しんでたよね。ストーリーはできてるのに描けないと。
あの放送では、トキに宗介を抱きしめさせるのに時間がかかったみたいな解釈だったが、
ほんとにそうなのかって思ってた。そんな単純(?)なことに彼が何ヶ月も苦悩するだろうか。
この作品で監督は主人公含め登場人物すべてをあっちの世界に置いたまま終わらせるという
今までの子供向けアニメでは考えられない難題に挑んだんではないか?
みんな死んでしまったという重いストーリーをどうやって子供向けに表現するか。
それを彼はあぁいう終わり方をすることで、子供は単純に楽しめて、大人はちょっとメッセージを感じて、
さらに深読みすると怖くなるくらい考えさせる…そんな多重構造を作り上げた。
そう考えると、パヤオの頭脳って・・・やっぱ神と思えてくる。
13 :
名無シネマ@上映中:2008/08/29(金) 22:33:03 ID:ZXXgR59l
>>12 だからなんで妙に説得力あるんだよ・・・
トトロ死亡説でもそうだが駿は人類は滅びるべきだけど
子供には面とむかって言えないから嘘ついてる
と言ってたから余計にまさかと思う
婆さんたちが歩けるのは老いに対する宮崎駿の悪あがき…
に、見える。
美しくない。
共感できないな。
>>12 まだ残ってるだろうからCUTの9月号買って読んだ方がいい
前スレでもいいけどね
16 :
12:2008/08/29(金) 23:37:26 ID:+/f4yu/g
>>15 前スレは全部読んでから書いたんだけど…やっぱおかしいかな。
CUTの9月号ってのは探してみるよ。
>>14 ババアが歩けるようになったのは、単なる事件の余波っていうか、
生命力の源に触れたゆえの副産物みたいなもんでしょ。
パヤの願望というより、物語から論理的に出てくる現象だろう。
この映画は、いままでの宮崎映画からは考えられなかったような、
常識はずれの描写(設定、登場人物の言動)などから、
監督は、これまでとは違った文法で映画を作ろうとしたんだな、とわかった。
これまでの宮崎作品の主人公は、気味が悪いほど躾のいい子しか出てこなかったしな。
それと当然ながらこの映画の世界は、監督の個人的な想い・理論・物理に従って動いている。
冒頭の出会いのシーンでの、クジラのような「目」が付いた大波の描写でそれがわかる。
ぼくは正直言って、この場面でかなりショックを受けたw
これをどう受け止めるか、を考えてるうちに映画は終わったぽーにょぽーにょぽ
19 :
名無シネマ@上映中:2008/08/30(土) 11:27:32 ID:5neTc+Tj
998 名前:名無シネマ@上映中 メェル:sage 投稿日:2008/08/30(土) 08:29:19 ID:Hj3RIaIE
998だったら金獅子賞
なんで4回目を書くかと小一時間ぽーにょぽーにょぽ
1000 名前:名無シネマ@上映中 メェル:sage 投稿日:2008/08/30(土) 10:30:53 ID:8A4AgSQ/
優勝決定
優勝って何だと小一時間ぽーにょぽーにょぽ
>>18 にょがないのは何でだよと小一時間ぽーにょぽーにょぽ
前スレで、ポニョが家に来た時のリサの行動にはポニョを封じ込める呪術的な意図がある、ってレスがあって
とても興味深かったんだが
自分は逆にあれはポニョを迎え入れる準備段階として描かれてたんじゃないかと感じる。
魔法の世界の生き物であるポニョを我が子と同じく扱い、
電気、水、ガスの3つの文明に触れさせ、食物を与えることで
海の属性を薄れさせ、人間に近付けた。
その結果、2つの世界の親和性が高くなって翌日の一連の事件が起こった気がする。
どちらにせよ、前夜のリサの行動が「儀式」のお膳立てであったというのに禿同。
「儀式」を完遂したのは宗介だけど
リサの、実の子と分け隔てなくポニョに接した態度が結果的に奇跡の呼び水いなったように自分には思えた。
2回目見てきた。妄想大暴走。チラ裏させていただきます。
『人魚姫』を読み直してからいきました。
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000019/files/42383_21527.html 泡になるシーンは綺麗だけど、
そのまま神様の国に行けるのかと思いきや、
その前に「おつとめ」を300年果たさないといけないってのが、もうね。
何度読んでも鬱。MAXで鬱。
で、ポニョのラストシーン。前スレ>287が
>そういやなんで最後のシーンでヘリ・飛行機がたくさん飛んでたんだ?
>異常な数じゃなかったか?
って言ってて、俺も1回目の時は変だなー「お迎え」っぽいなーと
思って見てたんだけど、2回目はちょっと違う印象を受けた。
ばーさんたち、お迎えを拒否してるんだよな。
人魚姫を迎えに来た「大空のむすめたち」よろしく、
大量のヘリと一緒にひまわり園の園長(?)が迎えに来て、
でも、ばーちゃんたちは、手を貸そうとする人たちを断って、
「私たち、歩けるわ」って言うところ。
車椅子の婆ちゃんたちに、歩けなかった人魚姫が重なって、
「私は自分の足を持ったわ」って
人魚姫が宣言したように思えて嬉しかったです。まぁ妄想なんだけど。
22 :
18:2008/08/30(土) 11:38:59 ID:y/miBoNJ
>19
なんと!
驚いたことにその2件は僕のカキコじゃないのだ・・。
これがいわゆるシンクロニシティというものに違いない。
おそらくその二人の御仁も、ワザと四拍目のウラを抜くことによって、
ブツッ、とちょん切られた感じを出したかったのだと思われる。
>>21 ラスト、カオスと化す港は ただのギャグ演出だろ!?
俺は笑ったんだけど… 真面目に 監督の意図を考えた人もいたのか。
>>23 あそこまでカオスだと人によって見方が違ってて、
妄想にも気合が入るってもんです。
前スレでも、
フジモトに父親の悲哀を感じた人とか、
ポニョからちゅーしにいった点に注目した人とか、
ただただ失笑しちゃった人とか、
いろいろで面白かった。ぽーにょぽーにょぽにょのこー
25 :
名無シネマ@上映中:2008/08/30(土) 17:16:30 ID:LmoEagqz
前スレ
>>990が「ハンスの帰還」をガチで信じていてワロタ
やってくんねえかな…子供も楽しめると思うがなあ…
>>17 もののけ姫では、植物の生と死を、シシ神の息一吹きで描いていたのに。
あの世界観とこの老人たちの醸す世界観は、180度違う。
もののけの世界観なら、生命の源に触れたとしても
婆さんたちを若返りさせたりはしなかったんじゃないかな。
自分が大きな命のサイクルの内に存在してるってことを実感させるだけで十分なのに。
もののけのほうが好きだなぁ。
そういや悪役1号のOVAポシャらせた元凶のカス監督ってどこのゴミ野郎よ?
パヤが「この悪役大佐は確かに女の子をさらうけど、さらった女の子を
力づくで手篭めにするような野暮な奴ではなく、あくまでも自発的に自分に惚れてくれる様
紙で作った花束なんかを渡して口説く男なんです」っていうパヤの説明に対して
「僕にはそんな男は理解できません。男は女の子をさらったらレイプするものです」と言い張り
それが原因で話が決裂し、企画そのものをポシャらせた元凶のキチガイ強姦願望野郎かつ
一族全員粉みじんになって死んでも贖えない罪を犯したゴミは。
>>27 へー幻に終わった悪役1号の監督はパヤオじゃなかったんだ。
プラモも作った俺としてはアニメで観てみたいやな。
ところでその話、どこに載ってましたか?
>>13 でもトトロの影がないから実は死んでるっつーのは、駿からしたら許せない考察らしいぞ
何かトトロの森か何かの清掃ん時に駿に直接的聞いたら、あの考察は本当に許せないと言ってたらしいし
はっきりいって、みんな深読みしすぎだと思う
>>29が言ってるのは
トトロの深読みはトンデモである
ゆえにポニョの深読みもトンデモである
こういう結論だよね
自分としては
トトロの実は死んでるってのはトンデモだと思うけど
ポニョのあの世とこの世ってのはトンデモとは思えない
この差はなんだろうな
だって「CUT9月号」で宮崎本人がほとんど認めてるようなもんだしな。
渋谷の指摘に対して「なるほどお!」とかうそぶいちゃったりして。
つーかトトロのは、ちゃんと影がついてるしさ
あれそもそも根拠が間違ってるわけよ
作劇上で死のモチーフを入れるのと直接的な死は全く繋がらんのに
何いつまでもギャーギャー言ってんのって感じ。
まさに「鈴木さんなんかイチイチ死のイメージがどうこう言う言うけど、
死ってもっとリアリティのあるものだと思うんですけどね・・・(苦笑)」ってやつだ。
つかお前等死んだ人間ってみたことないの?特に親しい人間の。
ありゃ実際イメージでどうこう語る隙なんかまったくないくらい、
ほんとどうしようもないほど「リアル」な現象だぜ?
>作劇上で死のモチーフを入れるのと直接的な死は全く繋がらんのに
ここはまあ同意。
> ありゃ実際イメージでどうこう語る隙なんかまったくない
ここは同意できない。
ほんまかいなww
─構想の際、最初に浮かんだイメージは?
宮崎 あやしい船がサーチライトをつけながら海を進んでいる。それを崖の上から少年が見ている。
その光景が発端なんですが、結局映画には入れられなかったんです。
まぁ、そういうことが多いですけど。
─津波に乗ってポニョが走ってくるシーンは迫力満点。怖いぐらい。
宮崎 女の子が夢中になってやってくるときは怖いですよ(笑)。あの場面は、何かが爆発してる、
弾けているんです。海の色も穏やかな青ではなく、力を出したくて黒くした。
その上を真っ赤なポニョがうれしそうに走ってくることで、すべてが浄化される。
そんなことを考えました。
─津波で街が水没する災害が起きたのに、人々に「悲惨さ」や「暗さ」がない。
宮崎 「悲惨な被災者」という枠ではくくれない強さやしたたかさがあるでしょ、人間には。
だから、映画でも、持ってる旗をみんな船に立てて櫓(ろ)をこいで力を出すシーンを入れたかった。
─その場面で、若い夫婦と赤ちゃんにポニョが出会い、関係を結びます。印象的でした。
宮崎 映画の後、元は魚のポニョが、成長して人とコミュニケーションしていけるのか?
不安になるでしょ? 親子と出会うあの場面には、ポニョがやがて他人のことを理解して、
この世界に受け入れられるであろうという「保証」を入れたつもりです。
まぁ、監督がこんな種明かしをしちゃいけないんだけど(笑)
─さて次作は?
宮崎 明治の文豪が出てくる探偵モノなんてできないだろうか、と考えたりするけど、
誰も乗ってくれない。面白そうでしょ? そんな案が自分の中でごろごろ転がっているけど、
まだ何も決まってません。
(文・岩田直仁、写真・大矢海寿帆)
>探偵モノ
パヤオ、論理で話を作るのが嫌いなんじゃなかったっけ……?
うろ覚えだけどなんか
「芥川がなぜか探偵やって、漱石の所に意見伺いに行ったら
何故か文学談義になって・・・」とかいう話をやりたかったらしい。
とどっかで見た記憶がある。
前スレでポニョを神話学と絡めて長々と面白い考察を書いてくれた人。
あなたのおかげで神話学に興味がでました。
モチーフの話とか面白いです。
トンネルとか贈与とか食べ物とか。
良ければあなたのお勧めする神話学か、
それに似たようなジャンルの本を読んでみようと思ってるのですが、
またここにいらしたら教えて下さいまし。
すごく違和感を感じたのが、あの世界で魔法が普通に受け入れられていること。
あの世界では魔法が珍しくないみたいな感じなのに、人間は魔法が使えないし、
海の人たち以外に魔法が使える生き物が出てこない。
あと人間の文明が現実と変わらない。
宗介が最初にポニョを見て「金魚だ!」って言ったことに違和感感じた人いるんじゃ?
その辺全部ひっくるめて、あれはああいう世界なんだと解釈すればいいのでは?
見る人によって見え方が違う、というのはよくあることで、
だからトキ婆さんに「人面魚じゃないか」なんてわざわざ言わせたんだろうな。
人間は往々にして、自分が見たいものしか見えていないものだしな。
ただ今回、監督は説明的な表現を嫌いすぎて、観客を突き放しちゃった感があるな。
妄想には妄想なりの道筋を示すべきだったかも なーんちゃって
映画でも演劇でも、
およそフィクションのすべては”説明的表現”の必要性から
完全に逃れることは出来ないよな。
清水義範がそういう実験的小説を描いて、その意味不明さをギャグにしてたけどw
この作品は、
岡本太郎のいう「爆発」のような芸術だと思うな。
何だかわからないけど、思わず作ってしまった、みたいな。
宮崎さんはそんなんじゃないと言うだろうけど。
でもたしかにリサが乗っているはずのリサカーに誰も居ないシーンでは「すでに母親は死んだんだな」と思ったし、
水に沈んだ町で幻想的なポニョママとリサが話しているシーンでは、「もうここは常世ではないんだな」と思ったよ。
リサもそれを理解してて、この先宗介はポニョと一緒に(私が居なくても)生きていけるでしょうか?
とポニョママに相談してるんだと思ってた。
走り回るばあちゃん達とかさ。魔法だからありえなくはないと言われれば、それまでなんだけど。
あからさまにそういう見せ方をしてるんだと思ったんだけどなあ。
例の3回の質問(試練)はさ、ちゃんと答える→ポニョと一緒にリサ達と居られる彼の世ルートで、
答えられない→ポニョやリサとは別れて、でも一人で常世で生きて行けるルートという選択肢じゃないのかね?
そこまで解ってて、リサのあの表情なんじゃ…
話が遡るけど、父親が見た水平線に集まる船の光、ポニョママが海中を通り過ぎる幻想的な光景も、「死後の世界」っぽい表現だよね。
日本人にかかわらず、死ぬ間際とか死んだ後はそういうファンタジックな現象に遭遇するってのはその手の話のセオリーじゃん?
48 :
名無シネマ@上映中:2008/09/01(月) 19:12:01 ID:NZ5I11Jb
前スレの過去ログ読みたいな
遅れてきたセカイ系なんじゃないの
世界の終りと純愛が並列的に描写されてるし
ポニョは常軌を逸してるね。
パヤオたん、おとぎ話がおとぎ話であるように、
ポニョをポニョにしようとした。
親子4人で見に行けてこんなdeepな神映画、
実写でも今時そう無いと思うよ、マジで。
「3回見ても面白かったです!」
最高に面白かった…、というかこの作品を楽しめる生き方をした人なら、
びんびんくる作品ですね。
ただ、いろんな天才がこのような説明しない作品で、名を残しつつあるから、
世に出されていない作品をまた作って欲しいな
53 :
名無シネマ@上映中:2008/09/02(火) 00:15:49 ID:AsdW2WJK
世界中のメディアが大絶賛してるね
海外向けだったんだねw
そういえばポニョって崖の上からやってきたっけ?
宗介の名前の由来が「崖の下の家にひっそりと暮らす野中宗助」
から取られてるっていうのに宗介は崖の上に住んでるし。
逆な気がする
マンマーレがあまりにも少女マンガっつーか、宝塚してるんでワロタ
>>51 thx.
むしろそこを見てこのスレに来たんだw
まとめ以外の内容って読む価値無かった?あおりとかなのかな。
ポニョ好きな俺もグランマンマーレのデザインは気になった。
なんというかディズニーっぽい。
何か訳でもあるのかな。
>>53 >世界中のメディアが大絶賛してるね
ソースは?
金獅子は日本人が獲るだろうがそれはバヤオでは無いよ。。。
>>57 手塚にああいう伸縮自在のゴッドマザー的女神キャラってなかったっけ
>>58 ソースは映画祭スレにいくらでも上がってるよ
一般客、プレス共に現時点でトップ点
ただ賞は審査委員の独断で決まるから取れるとは限らんねw
毎度新鋭に有利だから
61 :
名無シネマ@上映中:2008/09/02(火) 01:44:20 ID:T2Lig7S9
>>41 亀レスだけど、私もずっとそこに違和感を感じて見てた。
子供と老人はまだしも、リサあたりが1回でもポニョを否定してくれたら、
こんなに違和感を感じなかったと思う。
どうしてもああいった不思議な世界は子供が見るもの、
子供が信じるもの、っているイメージがあるんだよなぁ。
゚ |i *o゚ *゚・+゚ ||
*o ゚ |+ o。! ,,,,,,pxxvxxg,,,,_` *゚・+゚ ||
゚ | ・ i *゚,,df(^"゛ g、 ^゚゚lq *。 |
*o ゚ |+| 〈! ,,dl゚゛ ./==x]t,,_l} o |*
o○+ | ∨]l.__,,g[,,,,,,,,,,,,,,p4" .l[^k o ○。
・+ ,-i|',][「,,pr=t、`、 ____ .l[ ] 、゚ |
゚ |i | {r|g" ][_ ]! ./「゚^゚9,,「n,,]ヾ}|
o。! |! 4゚ .。、.\イ ゚lk ,,g[ .l] ゚|
。*゚ l ]l. 〈^゚ltn4,,,,_ ] ,'o ゚。・ ゚
*o゚ | ヨ。. ゚ll._ ゚"9n......./ff ]*|
。 | ・ o ゚ ヨ、.\q,,,,____ ,,gf゛ gl゚゚ ||
|o |・゚ ,.‐^9nnxxxxx゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚xvtf"゛ |
* ゚ l| / , ィ{ `' ― '´ }ヽ o.+ | ・
|l + ゚o i ` -、{! /_ \ ○・ |o゚
o○ | | ヽ. ヾ´  ̄ `ヽ *。
・| + ゚ o } } ヽ O。
O。 | | リ、 ..::: .. l 。
o+ |!*。| / `ー:::: , ヘ:::::.. | *
|・ | ゚・ |/ / :::... .. /:::/ | ::..... { |
|_|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_|
> <
/\ ──┐| | \ ヽ| |ヽ ム ヒ | |
/ \ / / | ̄| ̄ 月 ヒ | |
\ _ノ _/ / | ノ \ ノ L_い o o
> <
みんながよく知ってる伝説をある田舎町の一日の出来事に置き換え、
元の伝説をなぞっているようで実は解離しているストーリー。
中心にあるのは一人の男が愛によって救済されるまでの物語だが、
他作品のパロディがそこかしこに散りばめられ、それを覆い隠す。
これジョイスの「ユリシーズ」じゃないか!
64 :
466:2008/09/02(火) 03:17:17 ID:vQvCtgIq
ソウスケが親を呼び捨てにしてた理由って何かあるの?
考察してる人いる?
>>59 俺は「火の鳥 未来編(だっけ?)」のラストの、コスモゾーンがどーしたこーしたで火の鳥と主人公らが一つになるくだりを何となく想起した
太古の生物が泳ぐ沈んだ町がよかった
あの美しさは、最初の港のゴミだらけの海との判りやすい対比なんだろうけど此所では死後の世界か
ソウスケが
デボン紀の生物に詳しくてびっくりした。
基本的に利発なんだよね、だから女の子にもてるのかな
あと印象に残ったのは
旦那が帰って来られないと分かったときのリサの怒りっぷりは良かった
それと、細かいとこだと電波の表現ね、あれあんま描かないでしょ今までならアンテナの電波
子供に分かりやすくしてるんだと思うけど、意外で良かった
ラストについては
船のエンジンも計器も駄目だったのが
ヘリコプターとかラストで飛んでるから地球は元の状態に戻ったって印象
そこは素直で良いんじゃないかな
まぁ衛生が落ちて世界大丈夫かとは思ったけど
>>56 前スレはログ保存してあるから見せてあげたいのはやまやまなのだが。
htmlうpできるとこあるかな?
>>64 間接的に、
「いまいちダメな母親」を描いたんだと思う。
これでソウスケがジャンボ尾崎みたいな髪型で、
ジュキヤみたいな変な名前だったら、
もっとわかりやすかっただろうなw
所ジョージはひどいと思ったが、前スレでは評判良かったんだな。
むしろリサはホントに純粋な人間なの?
逆にこっち世界に取り込まれた元人魚とかじゃないのかと思った。
根拠はないけど、描かれ方が千と千尋のリンっぽいというかお助けキャラ的な感じ。
旦那が船乗りというのも。
>>60 そしたら「世界中」ってか
ヴェネチアでの評価ってことじゃない?
>ソウスケが親を呼び捨てにしてた理由って何かあるの?
>考察してる人いる?
映画観てる幼児にとっての「お母さん」は、今隣に座っているお母さんだけで
映画の中のソウスケのお母さんは、あくまで「リサ」だから。
>72
幼児の認知能力を舐めきってるなw
子供はお互いに自分の親を「おとーさん」「おかーさん」と呼んで会話するけど、
子供同士ちゃんと話が通じるよ。
パヤオにとって「お母さん」はトキさんだからじゃないの?
親がちゃんと「お母さん」呼ばせないと名前で呼ぶようになる
そういう家族としての機能不全を描写したかったんでしょう
それでも子供は育つんだというたぶん吾朗への当てつけというか言い訳
>>69 そんなにヒドく無かったろ。
普通に見れたぞ。
>>75 そういう家庭には見えないだろ
家庭としてめちゃめちゃ機能してるぞ
それに機能不全とか宮崎は意図してないし
>>75 夫婦同士名前で呼び合っているからだろ。
夫婦で互いに「お父さん」「お母さん」って呼んでるところは子供も普通にそうなるよ。
でも五歳でなあ、保育園に通っているのに…
子供同士の会話で自分の親に対する呼び方が変だとは気付いていないのかな?
79 :
名無シネマ@上映中:2008/09/02(火) 14:45:36 ID:y/5QLo9E
グランマンマーレと対比させる意味で、あえて未熟で良くも悪くも
人間くさい母親像を作ったのでは?
年齢的にも多分デキ婚だし。
80 :
名無シネマ@上映中:2008/09/02(火) 14:54:37 ID:wDMzptxu
最後辺りで
「ポニョが寝てくれれば」とか「目覚めなければ」とか言うのは
どういうことなの?
そこだけわかりません><
>>80 たぶん、ポニョをポニョママのところに連れて行くのには、ポニョの強力な魔法を封印しておかないと
フジモトでも手を焼くということじゃないかな。設定に、
「人間の姿を維持する為には大量の魔法の力を要し、力が減衰すると猛烈な眠気に襲われる。
そこで十分な睡眠をとらないと容姿の逆戻り(半魚人→魚)を招く。」
とある。
82 :
名無シネマ@上映中:2008/09/02(火) 15:09:52 ID:wDMzptxu
>>81 なるほど!
合点がいったわ!
すると船の上で寝てたら魔法の力が弱くなって船が小さくなった
そこであんまり寝てないのに寝ぼけ眼でリサ探しをしてるうちに
どんどん魔法が弱くなって魚に戻ってしまった。
ということか
親を名前で呼ぶのって気になる人は気になるんだね
私はよく名前呼びしてるけど親の反応普通だわ
>>82 ちなみに、船の上でポニョが眠くなってくるあたりで、水面に怪しい黒い影が2回ほど浮かんでくる。
画面上では水面に背中を出した古代魚とも取れるが、俺はフジモトの使い魔だと思ってる。
宗介が振り返ると水中に隠れるようにも見えるし。たぶんそいつにポニョの魔力を奪わせたから
眠くなったんじゃないかな。
あと、最後にフジモトが宗介に船を渡すけど、あの流れだと使い魔にトキ、宗介、ポニョを水中に
連れて行かせてる間に、フジモトが一旦トンネルまで戻って船を取って来たことになるけど、
あの怪しい影がフジモトの使い魔だとすれば、トンネルを通るときに船を持ってきてフジモトに
渡したとも考えられる。
まぁ、どうでもいいかw
>>85 いやいや!いちいち合点がいくわ!w
映画館で何回見るとそこまで達する?
俺2回見たけどそんなこと気づかなかったw
>>85 あれは歴然とフジモトの水魚でしょ
その考察であってると思う
>>87 そうだよな。
フジモトが「いま宗助君とポニョはこちらに向かってます」とか言ってたから
追跡する水魚がいたんだよね。
なるほど。
もう一度見に行くべきか・・・どうしようww
ポニョが眠くなるのは舟を大きくしたり赤ちゃんを笑わせたりと
さんざん魔法を使ったからでしょ。
トンネルにもなにがしかの魔法があるようだけど。
水魚が見えるのは監視役みたいなものだろうね。
>>89 赤ちゃん笑わせたのも魔法か
ほっぺとおでこの色が変わるのは強くこすり付けたから?
トンネルの魔法はどうだろう?
トンネルは試練のシステムかと。
そう言う魔法を感じて「ここ嫌い」って言ったんだろうなあ。
92 :
85:2008/09/02(火) 15:50:47 ID:AzdcIBkq
トンネルについては
>>12で考察してみた。前スレの考察も似たような感じだったと思う。
最後の場所についての考察は未だに自信がない。まぁ正解はないのかもな。
>>92 あー、一気に重くなっちまった
トンネルの向こうはあの世か
千と千尋の最初のトンネルと同じようなもんか
小金井丸もその他の船も取材のヘリでさえもあの世のものなのか
ただ、宗助はポニョとずっと一緒にいるという代わりに死んだってことになるのか
単純に海の中で何かに覆われたひまわりも歩けるようになったばあちゃん達も
ポニョかグランマンマーレの魔法が効いてるからと考えたいな
>>92 俺は全部現実のこっちの世界の話だと認識している。
古風な女性ではあっても大正時代の人ではないと。
赤ちゃんも全然今を生きている存在だと。
なぜ殺すw
後半は死後の世界ととる人もあるみたいだけど、
それじゃコピーは「成仏できてよかった」になっちゃうw
ジブリの森いってびっくりしたのは
全部作ってから編集があるっていうこと
アニメなのだから最初から必要な絵だけ描けば効率がいいと思うんだけど
そうは行かないみたいで
>>88の言うシーンの前に水魚とフジモトが話すシーンがカットされたりしたんだろね
>>94 リサの事知ってるしね
ただパンフには大正の女の人と書いてあったんだよなあ(千尋も大きくなりましたね)
赤ちゃんに優しくするシーンもこの後ポニョが人間社会で生きていく担保が欲しくて
描いたんだといってたし
母親を名前で呼ぶことに違和感を感じてる人は
クレヨンしんちゃんも駄目ってことか。
ポニョのおかげでえらいことになったけど
死人なんか出てないでしょ。
リアルで考えたらカタストロフで、
世界中で生き残った人間の方が少なくなっちゃうけどそういう話じゃないでしょ。
>>95 >全部作ってから編集があるっていうこと
それは実写も同じだね
構想や脚本上にはあって、しかも力を入れて撮ったシーンでも
必要でないと判断されれば編集で切られる。
それで演じた役者が泣くとか泣かないとか。
完全版とかディレクターズカットとか初めからそういう商売かよとか思ったりw
>>96 >大正の女の人
パンフのは監督の指示で大正頃の婦人をイメージしてってことでは?
サイトでは「古風な女性」となってる。
そうだよね。みんな死んだなんて…ないよね。そう思いたい。
あのパンフにあった「大正時代の人で生活感がない」ってのが強烈だったんだよな。
あとは久石さんの言葉かなぁ。
「死後の世界、輪廻(りんね)、魂の不滅など哲学的なテーマを投げかけている。
でも、子供の目からは、冒険物語の一部として、自然に受け入れられる。
この二重構造をどう音楽で表現するか。そこからが大変でした」
これで眠れなくなったw
>>98 ポニョの強すぎる力のせいで重力バランスが崩れて
月が落ちてきたり人工衛星が落ちてきたりしてるんだよね
海面が上がってるのもそのせいでごく局所的な現象だと思ってる。
だから世界の人には海面上昇的な影響は無かったと。
近くの逃げ遅れた人たちも生命力にあふれたすばらしい海のおかげで助かってるんじゃないかと。
>>99 古風な女性って書いてあれば何も思わなかったのにw
>>100 久石さんは宮崎さんからそんなふうに言われたのか?
それとも映像なりシナリオなり何かを見てそう解釈したのか?
どうなんでしょうね
あと、ブリュンヒルデっていう名前だよね。
「戦死した兵士を主神オーディンの住むヴァルハラへと導く戦女神ワルキューレの一人」
でしょ。波乗りポニョのBGMもワルキューレっぽいんだよね。
ね、眠れなくなるでしょw
>>103 パッパーーパラッパーーーー
ホントだw
明るいワルキューレっぽいw
105 :
名無シネマ@上映中:2008/09/02(火) 16:59:28 ID:yurMkJTq
>>90 あー それ俺も気になった。
嵐が明けた明朝、ソースケとポニョが目を覚ました時、2人がおでこをぶつけたけど、
その時もあの赤ちゃんの時と同じ色がソースケのおでこに付くんだよね。
何かちょっと引っ掛かる。
お前ら深読みし過ぎじゃないか?詮索屋は嫌われるぜ
考えすぎだな
監督の名前に完全に踊らされてる
勝手に踊っているとも言える
>>102 マスコミ用のプレス資料には「古風な女性」とある。
110 :
名無シネマ@上映中:2008/09/02(火) 17:11:50 ID:y/5QLo9E
>>93 オレは海中の巨大くらげ(?)で覆われたエリアはあの世ではないと思う。
もしあの世だったら、キャノピーで覆われているのは逆に不自然だ。
あの中は人間とフジモト達が同時に存在できる世界になっているという事じゃないかな?
フジモトは長時間地上にいられないっぽいし。
一応水中なんだけど、魔法によって一時的に人間も呼吸ができるようになった世界みたいな。
二つの世界がほぼ完全にまざりあった世界というか。
ポニョの波乗りシーンでなんか聴いたような音楽が…
あ、ワルキューレだ!そうかブリュンヒルデだからなあとニヤリ
ブリュンヒルデは神々の力で怪力無双なので、
家の前で宗介に抱きついたシーンとかラーメンを粉々にするところでもニヤリ
>>108 ハヤオの手の平の上でねw
>>110 この作品は全体的に水と空気の境目の無さがおもしろいと思った。
>>111 ラーメンが粉々って…
子供ってゆうか、小さい子って
ああゆう袋に入った物をわたすと、よく袋の上からニギニギしちゃうのよ。
んで、中身がボロボロ。グチャグチャってのはよくあること。
実際、ウチのチビにも、まだ開けてないスナック菓子を、何度中身ボロボロにされた事か…。
ハヤオは、よく子供の事観てると思った。
>>113 知ってますよ。
子供に壊れ物は迂闊には渡せません。
平気で破いたり投げたりしますから。
そういう点も踏まえて、あそこはギュッと握りしめたって感じがしたんだよね。
115 :
名無シネマ@上映中:2008/09/02(火) 18:20:56 ID:gESaAg92
神作品とは思わない。ただ、終わった後の得も言われぬ恐怖心があった。
ジブリで一番好きな作品になった
絵本やおとぎ話って、語られない事のほうが多いからこそ
絵や少しのセリフからいろいろ奥行きを妄想して楽しめるよね
ポニョもそういう作品だと思いました
作者がどう考えて作ったかはさておき
>>67 ありがとう!
クレクレしといて申し訳ないのだがログもらうの初めてでよくわからん(´・ω・`)
拡張子htmlをうpできるロダさがしてくればおk?
たいした考察もしていないし、1回見ただけの印象だけだけど、
一個人の感想としては気味の悪い映画でした。
でも、こうした色々な人の考えを聞いてると、また見に行きたくなります。
>>77 父親は家に帰らない
母親はフラストレーションを抱えてる
子供に名前で呼ばせてる
与える食事はインスタントラーメン
家族の在り方を暗に歪に描いてる
名前を呼ばせるというのは家族としての役割を演じてない
自立した個としての家族の在り方を描写してるんでしょ
モデル的な家族像じゃなくても子供は育つ
家族を顧みることのなかった仕事人間
宮崎の言い訳だ
ようつべニコ動ともになぜか削除されまくってるNHKプロフェッショナルを
誰かうpたのむ
神スレには神がいることを祈って
よく分からんけど、「考えるな、感じるんだ」な映画を作ったってことなのかなぁ。
ある意味では、最初に言った「よく分からんけど」こそが作り手に想定された感想と言っても良いくらいの。
そして客に「考えず感じさせるため」に、作り手は「必死に考えた」と。
さらに客の中には、その作り手が考えた事を考えたがる人もいたと。
個人的には、そんなイメージの作品。
最初に宣伝とか見たときは「これはねーよw」とか思ったんだけどね。スマン、ハヤオ。
>>102 海面上昇が局所的なものだから
海面が盛り上がって船の墓場状態だったんだね
いまさら気が付いた
月が近づいてきて、潮汐力が大きくなったんなら、反対側も洪水で、横は海が干上がってるんだろうな。
と思った。
でも、人工衛星は落ちないと思うぞ。むしろ、どっか宇宙の遠くへ吹っ飛んでいくと思う。
>>90 あの赤ちゃん風邪ひいてたんだって。
始めの頃にそういう描写あったろ。
赤ちゃんが不機嫌なのも
ポニョがじっと赤ちゃん見つめてたのも赤ちゃんの異常を見つけたからだろ。
ポニョの半魚人状態って、どう見てもコワいと思う
>>123 リサの言葉を借りると・・・
不思議なことが起こってるけど、後で考えればいい、今は落ち着いて
落ち着いて映画をみましょう!
後で考えてみよう!
でいいんではないでしょかw
↑時系列↑
↓
前半ポニョ大暴れ!
↓
↓ 不思議なことが・・・
↓ ↓
ポニョ、宗介んちに到着 落ち着いて・・・
↓ ↓
ポニョと宗介のリサ探しの旅
↓ ↓
おしまい
!?! ←今ココ・・「ポニョ」一考・・
エンドロール短いのも
考えたり
後で子供と話したりしやすいようになのかな?
131 :
名無シネマ@上映中:2008/09/02(火) 21:11:22 ID:6/kIXVTp
>>120 おまえさんが、どれだけ立派な家庭を作るのか楽しみにしてるよw
132 :
名無シネマ@上映中:2008/09/02(火) 21:44:09 ID:yXSsWQGh
>>127 3歳娘がローソンでポニョキーホルダーをみつけた。魚ポニョと半魚ポニョの2種類。
半魚人の方を欲しがってたから、やんわりお魚ポニョを勧めてみたが
「半魚人のがいいー!」と言い続けて、結局買った。
「とりのあしー!パンツー!」と言いながら半魚人を触って喜んでいる。
キモくないらしいよ、子供は。
133 :
名無シネマ@上映中:2008/09/02(火) 23:04:50 ID:w+y2xMJv
『ポニョ』は宮崎駿にとっての「真実」がすべてを支配する映画。
現実世界の因果律なんて眼中に無い。
恐ろしい映画だ…いろんな意味で。
>>120 呼び捨ては単に、ほぼ母子家庭状態で「ぼくがこのおてんばママを守らなきゃ」という主人公の気分を表現しているだけ。
母親の頭をよしよしとなでるとか、露骨に示すシーンがあるだろ。
それは園児のくせして「ポニョを守るよ」などといきなり言いだす設定にもつながっている。
>父親は家に帰らない
・船乗りや単身赴任父の子供はみなひずんだ家族観をかかえがちなのか
・あらしの最中にラーメン以上のものをいちいち作らねばいかんのか
何やらそれこそ教条的な家族観に基づかずに、全体の描写をまるごと普通に見ていれば、
呼び捨てにすること等はこの映画の中で特に違和感のあることではないわけ。
関連して、
「呼び捨てにしたり母親の運転が荒かったり子供だけ置いてけぼりなのはケシからん!
それだけとっても最低映画だ!」とか平気でクサしている職業評論家とかが複数いるようだが、本当に何かと思うわな。
「食べ物を粗末にするドリフの番組は即刻打ち切るザマス!」(笑)教条主義ババアと同等の文化批評眼であることまるだしで、
プロとして致命傷に近いように見えるわけだが。
アンチのコピペはスルーしましょ
>>135 教条主義的な価値観があるからギャグとして成立するわけで
ある意味違和感を演出してるのよ、ドリフは
違和感を感じてもらうために宮崎も描写したと思うよ
138 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 00:02:23 ID:CPQNRwpB
70歳近い爺さんが作った映画だと思うと、涙腺を刺激されるものがあった。
こんなに成功したくせに、まだ満たされてないのか。
欲が深いのか、業が深いのか、
なんだかなぁーーーーーーー
チキンラーメンは人間側の魔法ということだったと思う。
ふた開けるといきなりハムと卵があったりして。
我々からみると,何でもないことでも,
あちら側のポニョには魔法にみえる。
それと同じように,あちら側の魔法にも同じ事が言えるのではないか
140 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 00:09:46 ID:+6UJZsg3
>>126 赤ちゃんが風邪をひいてたっていう描写はどこにあった?
日清は宮崎駿に感謝しても感謝しきれないだろうなぁ
チキンラーメンをジブリに大量に送るくらいはしたのかな?
日本のみならず世界中にチキンラーメンを宣伝してくれたんだから
やっと観てきた。夏休み明け平日のレイトショーはさすがに空いてた。
個人的な神シーンは、ポニョと宗介が大きくなった船で海に漕ぎ出すまでの流れ。
あそこの高揚感はちょっと異常。
ずっと忘れていた、子供の頃にお気に入りの絵本を無心に読んでいた時のような気持ちを呼び起こされた。
いままでのどの宮崎作品でも味わったことのない体験だったわ。
またあのシーンの二人の何気ないやりとりがいちいちツボにはまってしまった。
特に「ポニョ、上々だよ」「宗介、上々だねー」には、なんだかわからないけど背筋が震えた。
とにかくあのシーンだけでも観た甲斐はあったよ。
フジモトの頭に張り付いてる気泡
多分あれで呼吸は大丈夫って事にしたいんだろうけど
あんな大きさじゃすぐ窒息する
あれ鰓のように酸素だけ透過すんのかな二酸化炭素は水に溶出
最初は婆さん達もそのような気泡の中に居るのかと思ったが
完全に水中で。そこが若干怖かった
肺がLCLで満たされれば直接酸素を取り込んでくれます
>>144 あのクラゲドームの中だけ別みたいよ。フジモトも顔出してるし。
>>142 あの即席麺を見ただけでほとんどの人が「チキンラーメン」と認識する。
いまさら宣伝の必要はないだろ。
むしろあのパッケージを描くことで描き手はその味まで伝えることが出来るのだから。
安藤百福翁死去の際には世界から哀悼が寄せられているよ。
148 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 01:03:50 ID:XF6QP6Le
宗介にポニョとリサが「大好き」とオーバーなまでの愛情表現が、この映画で宮崎監督が一番表現したいことじゃないだろうか。
だからポニョが赤ん坊に顔をすりよせるシーンが、人間としてのポニョの成長を強く印象付けるんだと思う。
ただ同時に少しひっかかる部分でもある。
あの家族は本当に生きているのだろうか?
父親が宗介に渡したロウソク→彼らの残りの寿命と考えると、あのロウソクをもらうくだりは何だか意味深で、そら恐ろしいものを感じさせる。
あのろうそくは大きくなれなかったね
なんで大きくならなかったんだろう?
死んじゃった世界のものだから?
死人を「産まれて来て良かったんだよ」と慰めてどうすんだっつー
70近くになってリミッタ-外したパヤオに痺れた
若夫婦も赤ん坊も死んでないってw
オカルト好きが多いなあ
蝋燭が大きくならなかったのは魔力を使って疲れて眠いから
何かしようとしても眠くてそのまま寝ちゃったって経験あるでしょ?
リサの家では同じようにラーメン食べながら寝ちゃうし
いろいろな解釈が成り立つからこそ「詩的」な作品なんだと思う。
単に説明不足なのかもしれないけど妄想で片付けるのは惜しい。
ただ裏設定とか洪水でみんな死んでしまったという解釈で固めてしまわないほうがいいと思うけどな。
たしかに死後の世界厨はウザイ
>>148 >宗介にポニョとリサが「大好き」とオーバーなまでの愛情表現が、この映画で宮崎監督が一番表現したいことじゃないだろうか。
あれはいいねえ
ところで、夫婦(と子供)の揃った家族というのがいない
これは、宮崎作品にはありがちということ以上はないのかな
(宮崎作品で安定した家族というのはあまり覚えがない
トトロ、ラピュタ、クラリス、千尋と、欠けていたり離ればなれになっているような希ガス)
>>156 宗介の父親に対する憧れは見ててほほ笑ましかったけどね。
トキさんやグランマンマーレで母親の多面性(神としての母、日常のひねくれた母との葛藤)を描こうとしたようにおもえるが、消化不良のような気がする。
ポニョと宗介が再会するシーンで涙が止まらなかった。
そりゃあ再会は感動的なことだけど、それでも普通あの程度なら涙腺ジワーぐらいで
涙がボロボロ出たのは異常だと思う。
そんな感じで涙が止まらないシーンがいくつかあった。
なんだかよくわからないけど怖かったり、
なんだかよくわからないけど涙が出たり、ということを、
恐らく意図して出来るパヤオは偉大すぎる。
159 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 04:55:15 ID:zramxHsf
アニメ=動画として見る分には、本当に神作品だな。
CGはいっさい使わずオール手書きで水の半透明をちゃんと描いていたり、
魚の大群が一体一体違う動きをしながら押し寄せたり。
この作品を作れるのは世界でもジブリだけだな。
惜しむらくは優秀なシナリオライターがいないことか。
160 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 04:56:27 ID:1qQNmg27
2ろぐからきますた
/⌒ヽ
⊂二二二( ^ω^)二⊃
| / ブーン
( ヽノ
ノ>ノ
三 レレ
>>141 宗介が映画中で最初に保育園に入ったときに、
あの古風の母親があの赤ちゃんを先生に引き渡す時に「この子、熱があるみたいだけど…」って言ってた
先生曰く「このくらい大丈夫よ」とも言ってた
古風な母親も退出中に宗介に「宗ちゃんおはよう」とさりげなく言ってた
あれって同じ母親だったのか
気づかなかった
163 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 06:17:01 ID:5ZTxsMbP
何でも理屈で考えなきゃいけない人はこの映画見る必要ないよ
曖昧なままでいいんだよ
ヤフーのユーザーレビューが気持ち悪いことになってる・・・
>>162 ジアートオブで見る限り別人。
保育園のお母さんは耳が出てて、和舟の婦人は耳が隠れてる髪型。
赤ちゃんも保育園は1〜2歳位で和舟の方はせいぜい生後3ヶ月位。
とりあえず島沈没後、軍曹とポニョの影がないのが気になりました。
>>165 そうだったのか。今の今まで同じ人物だと思ってたよ。
でも海の上であった時に、宗ちゃんって呼んでなかった?別の知り合い?
そこがね・・・
向こうは宗助を知ってても宗助はあの夫婦知らないっぽい気がするんだ
なんとなく
>>156 子どもが冒険するためには親の存在は邪魔だからっていう
作劇上の理由でしょ。パヤもどこかでそう語ってたよ
170 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 11:54:37 ID:LDfdmUgA
鈴木プロデューサーが
船に乗ってた赤ちゃんは
「生まれてこなければ良かった」
と思ってると言っていた
それを反転させて
「生まれて良かった」
と言うキャッチコピーにしたらしい
ポニョをあと二回観に行くか
絵コンテ本買うか悩む
>168
4〜5歳の子は、大人を認識するのに、保育園の先生とか、○○ちゃんのお母さんとか思っているから、
親同士が知り合いくらいじゃよく知らないって事じゃねえ?
>>170 で、赤ちゃんはパヤオ監督自身で、大正風の女性ってのは正に
パヤオ母なんだとNHKの番組見て思った
>>168 なんでそんなに死人が好きなの?
宗介が夫婦のことを知らないのはあのシーンを見れば容易に解る
だから過去の人、死んだ人というのはおかしい
そのことに関しては
>>172が書いている
家族で一緒に冒険しても良いわけで
作劇上どうしても邪魔になるというわけじゃない
むしろファミリー向けにはそのほうが都合が良いこともある
実際ハウルのあれは疑似家族のようなものだし
176 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 12:38:22 ID:Ln77IawD
リアル婆はウンコ食うよ
ポニョすでに死んでるって本当?
問題の婦人だけど、パンフ持ってない人のために書いておくと、
声をやった柊瑠美の話として
「…監督から大正時代の落ち着いたお母さんだけど、生活感がない感じでいいと言われ、
安心して演じることができました。」
というのが載っている。婦人の紹介としては
「ポニョと宗介が出会う、赤ん坊を抱いた古風な女性」
となっている。古風な女性というのは設定上で、監督の頭の中では大正時代の人なのかな。
>>175 古典的英雄譚の主人公の行動原理は「本当の父親探し」
であることが多いからね。
若者を孤独な冒険に駆り立てる動機としてはこれ以上に
切実なものはない。現実の親に対する幻滅→神格化された
「どこかにいるはずの本当の親」への渇望というのを含めれば
多くの神話がこの類型に属する。
180 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 13:16:30 ID:EtMBOI61
>>171 両方を薦める。
絵コンテを見てシーンを頭に叩き込み、ポニョを見る。
181 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 13:18:07 ID:EtMBOI61
>>171 両方を薦める。
絵コンテを見てシーンを頭に叩き込み、ポニョを見る。
パヤオの場合は文明批判が一種の
父親探しの代謝になってるのかな
ポニョはそれすらも自嘲する感じで
物語全体が母性原理に覆い尽くされてる
>>171 見に行く方が良い
絵コンテなんて半年後でも買えるが
大画面であの世界を堪能出来るのは今だけだ
>>180,181,183
ありがとう
観に行ってくるお
ハムログから過去ログ読んで、やってきました。
この解釈はまだ書かれていないようなので、以下、チラ裏
宮崎駿が「ポニョ」の構想をたてたのは広島県福山市の鞆の浦。
ここは、壇ノ浦や屋島ほどじゃないけど源氏平氏の戦いに関係している土地。
このあたりの暗喩も入ってるかも。
例えば、最初のあたりでフジモトが追っ払ったカニは平家ガニ。死者の魂そのもの。
魔法の水を飲んでしまうと死者が生き返ってしまうのでそれはまずい。
壇ノ浦では二位尼は、安徳天皇に「極楽浄土にお連れします」「水の下にも都があります」と慰め
入水する。
ただ、宗助を安徳天皇に重ねあわせるのは、年齢も違うしちょっと無理があるでしょう。
ポニョが人間の姿をして津波を起し、その波に飲みこまれた世界は極楽浄土であり、古代魚や
大正時代の人もいる時間のない世界。
宗助の友達の女の子も含めてここに出てきた人々は全員死者。
ただし、宮崎監督はそれを悲壮感とともには描かない。極楽浄土なので、人々に苦しみは無く、
皆、朗らかに笑っている。
そこを父のモチーフである船、ロウソクは父の命?を使って宗助はポニョと渡ることが出来た。
耕一は嵐に飲まれてもう死んでいるのだろう。
後は、母親を探し、トンネル=産道を抜けて再び生まれ出る。
ヘリが飛び交う現実の世界では、高台に逃げられた人だけが生き残ることが出来ていた。
人間になったポニョは宗助にキスをする。
そこで「おわり」
その後はあまりに悲惨な現実を描かないといけなくなるので、そこで「おわり」。
そういや高畑監督が平家物語作りたいそうだな。
>>185 そういう考察好きだよ。また死後の世界厨とか言われるんだろうけどさw
CUT9月号のインタビューでも死後の世界を意識して描いてたってパヤオ言ってるしね。
(死後の世界として描いたとは言ってないけどね)
188 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 15:12:23 ID:6JP2yvGU
リサが宗助に「シートベルト締めなさい」っていうシーンが引っかかるんだけど関係ないのかな?
宗介は旦那説
耕一は外の顔(仕事してる時)宗介は家に帰ってきた時の顔
男なんて家では幼稚なもんて意味かなと 旦那だからリサの事を呼び捨てにしてるのかな
ライトを使って会話をするシーンは外の顔で得た知識でとりあえず愛してるとかいうセリフを言ってみる
その後宗介が自分のつたない言葉でリサにかける言葉で宗介を抱きしめる
ここに本心が見えたのかなぁと
興味からポニョを拾ってくる=興味でSEXをしてみる
ポニョを拾って来た時は責任感とかそんなの考えてない リサは愛する男が言うからとりあえず受け入れる
人間も胎児の時はエラがあったりまるで魚類それが十月十日の間に母体の中で数億年分の進化をする
ポニョには魔法の力があるって言うのは子供には無限の可能性があるって事を言いたいのかなと
嵐の中リサが一人出て行くのは陣痛が始まったって事で普通の男はどうする事も出来ず待合室で無事を祈るしか出来ない
ポニョがトンネルをくぐる時に「ここきらい」って言うのは産道を通って外の世界に出る事を躊躇してる
胎児も母親の見聞きしたモノを感じて成長する それは父親の愛情だったりね
そしてトンネルを通ってる時にどんどん体が戻って赤ちゃんになっていく
リサがグランマと別室?で会話をするのは分娩室で頑張ってるイメージあの間は神との交信にも似た特殊な体験だと思う 男の私にはわからんがw
子供を産むと女は強くなるからね
最後 宗介に選択を迫られる それは子供を育てる責任を問われている
映画を見た時に5歳の子供にそんな責任を押し付けるか?と違和感を感じた
しかし 宗介は精神年齢が子供なだけだと思えばちょっと納得
最近の親を見ると子供に対する愛情が自分の大事なモノって感じる
ヒトでは無くモノである 他の子供より出来が悪いだけでイライラしたりね
人間を育てるって事がどれだけ大変な事か理解せずとりあえず出来ちゃって堕ろすのがイヤだから産んでみたってのが多い気がする
だから自分達の都合で簡単に離婚なんてしちゃう そんな親に育てられた子供は・・・
なんて事を危惧してるようにも感じた
ぶっちゃけなんで大正時代風の女性かって言うと
まず先にあったのは「和舟出してぇ!」だったんじゃねぇかと俺は読んでる。
流石に「今時自家用和舟かよ」と言われるだろうから、それに
「この人たちは大正ロマンとかそういう古いものが趣味なんです」と
言い返すために「大正時代風」と。
と思ったが、前に松島行った時、海の向こうに見えた小島にある一軒家に
自家用和舟が止まってた気もするなぁ。結構普通なのかな?
>>174 宗介の方からいきなり「おじさん、リサ知らない?」と聞いてるんで
さすがに宗介も夫婦の事知ってると思うよ
191 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 15:46:26 ID:25uM2osQ
>>177 どういう事?
瓶に頭を突っ込んで浮いてた時点で、死んでるって話?
でも、宗助に蘇生の儀式をしてもらって
ポニョって名前までもらった。
ここで驚くのは、宮崎が、千と千尋であれほどこだわっていた自分の名前を、主人公にアッサリと捨てさせてしまっていること。
それまで、一言も話さなかった主人公が、自分で自分をポニョだよって言っちゃう。ある意味死んだのは、ブリュンヒルデでポニョじゃない。
気の毒なのは、次期後継者を失ってしまったグランマンマーレとフジモトだけど、ありがちなオノレ!人間共め!海は汚すし娘は変えてしまうし…みたいな展開は無い。あるがままを受け入れちゃう。
この夫婦は凄い。
後、妹達もだ。キスして別れた行方不明の姉が帰って来たと思ったら、公然と父に楯突いているし、姿形は変わっちゃうし、自分をポニョだと言い張っている。
でも、アッサリ大好きな姉だと認識しちゃう。閉じ込められたポニョをハムハムして助けてくれる。(かわいいw)
コレって何だろ。見かけや名前はモノの在りようを決める重要なファクターだけど、それだけじゃ変わらない本質みたいな物があるってメッセージか?
だとするとブリュンヒルデも死んで無い。
あの後のポニョが宗助に会いに飛び出すシーンでは、やっと姉と一緒に外に出掛けられる妹達は、めちゃめちゃ嬉しそうだし。
>>190 監督は「被災者たちが難民に見えるとヤなんで活き活きと描写した」と言ってたよ。
現実的な被災者描写を避け、悲惨さを緩和する為のノスタルジックかと…
>>192 そういうところが宮崎さんらしいね。
悲劇は描きたくない。
苦しそうな顔も描きたくない。
でも絵的にスペクタクルな大事件は好き
船に乗ってた人たちや宗介の父が死んでるって解釈が
いくつかあるみたいだけど
それってぽにょの起こした災害のせいで死んだってこと?
それともそれ以前に死んでたってこと?
>>194 大筋、ポニョが人間の姿になって引き起こした嵐のせいだと解釈している
大正時代の親子は、山野上ホテルに向かってたっけ?
そうだとすると、あの中にはいろんな時代の海難事故の被害者がいたことになる。
監督の表層的な言葉を、無邪気に
信じてしまったら「Cut嫁」で終了じゃない。
ここに来る必要もない。
前スレみたいに面白い考察や裏読みが
でてくるかもしれないんだから
色々刺激しあえると良いよね。
ただ、それと明確に区別しなくちゃならないのが
単純にオカルト・都市伝説が好きな中学生。
これはスルー推奨。下手すると映画さえ見てない。
>>194 宮崎の描く人間は凄い逞しいぞ。おまけにヒエラルキーが下の階級ほどゴキブリ並みの生命力を持っている。
あれくらいで死ぬわけないだろw
重力爆弾の雨霰でも火の7日間でも生き延びてんだから
あんな台風と高潮くらい屁でもないだろ。
じゃなきゃフジモトだって苦労しないよw
船の上の女性が大正時代の人って、
誰かも言ってたけど大正時代的な性質をもっている人でFAでしょ。
もののけメイキングで烏帽子のことを”現代人”と言っていたし。
パヤオは人間をとらえる/表現するときに〜時代の人ってする感覚があるんだと思う。
むしろ逆に大正時代のってどんな人だろうって気になるがw
>>197 少数でも生き残ればそれでOKの人だからなあ>宮崎監督
>>191 (原作とは全く違うが)ゴローの映画でもいいがゲド戦記が参考になる
ゲドには幼名(親が名付けた名)と本質的な名(成人の際魔法使いが名付けた名)と通り名の3つの名前がある
ゲド:本質を表す名/ハイタカ:通り名
魔法使いはものの本質(真の名前)を知る者
wiki辺りで調べてもらえばそれぞれの名前がわかる
千と千尋では名前を奪われてしまった→奪う事で束縛された
実はゲド戦記でのテナーが千尋に似ている
テナーが巫女にされた時アルハという名前になり自分の名前を忘れてしまった
但し、テナーの国の文化はゲドとは違うのでテナーの国では名付けられた名前がその者の名前→千尋
ポニョの場合はゲドと同じで、ポニョは宗介に真の名前をつけられた=認定された
フジモトは魔法使いであるにも関わらずポニョを違う名(ブリュンヒルデ)にしてしまった
これはフジモトの望む名前とも取れる→ポニョの本質はブリュンヒルデではなかった
宗介は魔法使いのように物事の本質を理解できる資質を持っていると考えられる
例えばある魔法使いに真の名を告げられた者が、別の魔法使いにその名を見破られる事は当然ある
但しゲドの世界では魔法使いによって本質を知る能力に差がある
ゲドは竜と会話できる(竜の名を知る)竜王→ハイクラスな魔法使い
ポニョは人外の者なので宗介はゲドに匹敵するくらいの設定になっていると思われる
(宗介がそういう類い稀な存在である事は監督が発言している)
>>200の続き
グランマンマーレが「ポニョ、いい名をもらったのね」と言い、フジモトが「ポニョは〜」といつの
間にかポニョポニョ言ってるのが不自然でないのも、彼らだけでなく観客もポニョはポニョだと認識
しているからだろう
本人も「ブリュンヒルデじゃないもん!ポニョだもん!」と言ってることだし (笑)
「ブリュンヒルデ」のやり取りの時には、内心「フジモト・・・そんな大層な名をつけて・・・親バカ」
くらいに感じた人もいるだろう
ポニョがポニョだと宗介に言われた事でポニョは本当の自分らしく自由になったのかもしれないな
「ポニョを守る」「自分の本質を理解してくれた(教えてくれた)」→「スキ!」 ←すごく納得
いくら愛されても幻想を追ってるだけならいつか破綻する
ポニョと宗介が大丈夫だろうと思えるのは、そういう点に問題なさそうだからでもあるな
>>197、
>>199 コナンがあるからOK!
何が起きてもどんな結末でも最終的な希望は最初に作られてる
という宮崎マジック!
この安心感は実は大きいかもしれない
コナンを知らない人がいろいろ不安を感じるのかな?
まあ、そういう滅びと再生を(小規模でも)繰り返しているいるのが人類の歴史
っていう認識があるのは確かだよ
(連投スマソ)失礼〜
>>200 ゲド戦記(原作)の三巻でハイタカが老女に新しいまことの名を与える
(息子が「そのせいでお袋が分からなくなっちまった」とハイタカを
なじる)シーンがあったよね。
あの辺が下敷きになってるのかも知れない。
ゲドとポニョを同列で語るのは無理があると思う
なら、となりの山田くんも(ry
折り返し点読み返してたら例の山小屋のエピソードで
小学校5年位の子達にわざとチェーンソー与えて使い方を教え
マキ割をさせ、自分は隣の部屋に控えてたみたいな事を言ってた。
悲鳴が上がるかもとドキドキしたが、結果として子供たちは
ちゃんとチェーンソーを扱い事故もなくマキ割したらしい。
(つっても後半は斧の方が使いやすいし面白かったらしく、チェーンソーから乗り換えたらしいが)
で「母親だったら絶対子供にチェーンソーなんて触らせられないでしょうね」なんて言ってる。
まぁ母親が心配する気持ちは判るけど、じゃあ「チェーンソーは危ないから触るな」って隔離した結果
子供がチェーンソーの危なさを学ぶかって言ったらそんなことはなく、
じゃあ何を学ぶかいったら「母親には逆らわない方が良い」とか「余計な事はしない方が良い」とか
本質から随分ずれた事ばっかりなワケで。
そういう意味でリサの教育に対して、特に母親が拒否反応示すのはわかるけど、
そのおかげで宗介はちゃんと一人前の男に育ってるわな。
初見時、ポンポン船のろうそくに火をつける時の描写が単に記号レベルではなく、
妙に生々しく描かれてたのが引っ掛かったが、あそこは「この子は火の扱いになれています」ってのを
見せるため、明確な意図的を持って演出されてるんだろうね。
206 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 17:59:04 ID:m20l0Tmi
>>203 なるほど、ある意味フジモトだな
フジモトは本当はわかっているが「いつまでも幼く無垢で」あって欲しいんだろな
そんなのは不可能ってこともわかっててさ
うーん、哀愁のフジモト
>>204 山田くんは・・・無理!
(嫌いな作品じゃないけどな)
>>205 同意
チェーンソー話の宮崎駿のドキドキ感に笑った
>>190 パンフレット見返してみたら、大正時代風ではなくて大正時代の人だと言い切っていたよ。
209 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 18:17:49 ID:m20l0Tmi
>>113 >>201 ポニョの細かい台詞とか動きとか見事だと思う。
声を当てた子役の子と大橋のぞみと久石譲が居なければポニョは出来なかった。
>>209 千尋にはモデルがいるのだが、その子の親が「娘の記録フィルム」と映画を評してたらしい。
個人の癖までトレースしてるのだろうか? 素晴らしい観察力だね。
なんだなんだ?平家の亡霊まで出てきたのか
そうまでして死者の世界にしたいのか
オカルト板にスレ立てた方がいいんじゃない?
しかしハヤオは難民描くのが大好きだよねえ
日本で一番難民を描くのがうまいと言われている
>日本で一番難民を描くのがうまいと言われている
どこで言われてんだよw
いやまぁ、おれもナウシカ漫画の大海嘯以降そこかしこで描かれる
難民や撤退するトルメキア軍の描写には唸らされたが。
ジブリ作品なのに賛否両論なのは
今までには無かった
舞台が現世界だからだろうなぁ
しかしここ見てると
また見たくなってくるね
あぁやっぱりもう一度(3回目)見に行くべきかなぁ
>>212 ラピュタのOPでも難民描いてるね
ナウシカでの難民描写は芸術的
>>213 これまでも常に賛否両論だった。いつも封切り直後は
否定的な意見が多かったとおもう。評価が定まるのはしばらくしてから。
ナウシカだって、ラピュタだって当時はマニアから酷評されたんだよ。
>>215 うん
それも知ってるけど
死後の世界説とか見ると、この人たちは
現世日本の話を受け入れられないんじゃないか
そんな人が結構多いんじゃないか
と思ってね
「イヤーそれはありえないわ」とか
>>211 ラストの世界は死後の世界ではないと思うけど元の世界でもないと思う。
しいて言うなら産まれ変わった新しい世界。そこではお婆ちゃんたちが歩けるようになった世界。
ゲド戦記出すんなら,リサがグランマンマーレって言ったことにも触れてよ
>>219 うん
それも知ってるけど
そのときとまた質が違う気がする
自分がいる世界の話だから受け入れられない
マニアじゃない一般の人が多い気がして
死亡説、現代説、共に認められるよ
死亡説は確かに「またかよ」と思うけど、それをオカルト的と退けてしまうのも狭量
なんでそう両極端に分けたがるのか
どっちでもいいじゃないか、と
パヤオの中に死のイメージがあるのも事実だし、難民たちの生きる活力を描きたかった、というのも事実
3回観に行った俺の個人的な感想だけど、死んでないと思う。
というか境界の曖昧な世界に行ったんだと解釈してる。
ただ、若夫婦の登場シーンだけは寒気がするくらい他のシーンとは違ってて浮き上がってた
ここはガチ。あの登場シーンは凄いよ。
でも死んでるとか言うつもりはないんだよ
時代すら曖昧になった、とかいくらでも他の理由はつけられるし(でも無理に理由を付ける必要もないと思う)。
それからクラゲドームね。天国っぽいなー、とは思った
それから色々考えた挙げ句「もうどっちでもいいや」と思うようになったw
でもラストは大団円だと思うよ。生存!現代!
>>222に同意。死者らしい人物が出てきたからといって、こっちの人間が死んだとは言えない。
死者の側からこの世に来ているとも取れるんだし、生死が曖昧にひとつながりになった世界かと。
それに水に包まれるというのは、生者にとっては死を、死者にとっては再生を体験する経験(生と死の無限ループ=輪廻)の意味では。
大正夫婦が出てくるあたりで、やけに目立つように白い鳥が飛んでるよね。
なんか意味があると思うんだよなぁ。「気づけよ!」みたいな。
挑戦的に何度も何度も出てくるよね。
NHKスペシャルであの鳥を適当に書いたアニメーターにパヤが「これじゃ鳥は飛ばない!」と
すごい剣幕で怒ってたのが印象的だった。どんな意味があるんだろう。
あの世説・この世説のヒントになるんじゃないかと思うんだが。
だれか読み解いた人は居ないか?
225 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 20:43:45 ID:F78CGMBD
>>224 鳥は確か生と死を表してるとか何とか聞いたことある
>>224 浄土思想だと渡り鳥は海の向こうから飛んでくるから
鳥も天と地を、あの世とこの世を媒介するものと
浄土思想関係あるとは思えないけど
227 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 20:50:25 ID:F78CGMBD
>>215 マニアっていうかおたくは自分の思い込みと違うとか、理解できないものは否定するんだよ
素直にものを見ることができない、その後の評価を見ればわかる。
□渋谷洋一
今までは「異界」が畏れの対象だったり怯えの対象だったりしたと思うん
ですけど、宮崎さんの中における「境界線」が溶けてきちゃったんでしょうね。
■宮崎 駿
「死が匂う」とかいろいろ言う人がいるんだけど、生と死はいつも同居してる
ものであって、そんなことを描こうと思ってやってるわけじゃないんですよ。
死がどうのって言われると「さかしらな」って感じが僕はする。(=「ガキっぽい」
という感じか?)死というのはもう少しリアリティのあるものじゃないかと。
友人がずいぶん向こうに行ってますから。僕には天国とかの考えは何もないん
ですけど、またどうせ会うんだっていう風に思ってるところはありますね。
否応なく死を感じなきゃいけないとこにきてますから。「死ぬ前に、最後に
会いたい」なんて言われて人に会いに行って、本当に最後になったりとか
そういう経験していて「向こう側」にいる人間がどんどん増えてくなあって
感じでね(笑)。向こうのが多いんですよ。僕がひょいっと向こう側に移っても
またそこで会うんだろうって感覚が生まれてきたのと、スタッフの間にボコボコ
生まれてきた赤ん坊が僕の目に見え始めてきたのと、たぶん同じ時期ですね。
白い鳥で思い浮かぶのはイノセンスでの少佐
エトロフで鳥に変身?してバトーを見守ってた。
現世を俯瞰する超越した存在、の暗喩と思うんだけど。
ポニョ的にいうと、とりあえず死んだ状態で
新たな生を授かるのを待機?している
「泡」の具象化かな>白い鳥
大正時代ふう夫婦はソウスケも知ってる近所の人でしょ。死んでるって解釈は
無理があり過ぎだなあ
大正時代って指示が出た意味は、監督の中にその時代がのんびりした典雅な
雰囲気とかのイメージがあって、洪水後の水が支配した静謐な空間の中に
そういう雰囲気の人を配してみたくなったという美学的要請に由るものだと思うね。
大正時代の人はトキさんが恐れてた
昔の津波で死んだ人かと思った
>>230 後段同意
でも、だからこそ「宗助も知ってる近所の人」とは思えないんだよなぁ
もうこの際どっちでもいいんだけど
ほとんど映像詩の世界だわ
あのポニョと赤ちゃんのエピソードを入れた件について
ポニョがこの先、ちゃんとやっていけるように・・・云々の話をした後
「監督自らネタバラシしちゃ駄目なんですけどね〜」とか言ってるんだよね。
だから、基本的に「これが正解です」という話をする気はなくて、
適当にお茶を濁すつもりだろうと思う。
パヤオの言葉より、周辺にいて演出意図を聞かされてる人の話の方が
素直に受け取れる気がするのは、自分だけかな?
>>228 「死が匂う」って言われるのを「さかしら」と言っておきながら
結局後段で認めちゃってるもんなwww
白い鳥といったらヤマトタケルの魂も死後白鳥になって飛んでいったよ
もうみんな死んでることにしましょう
それで全てが丸く収まるんでしょうね
ポニョはあの世の物語〜
パヤオはやってみたい企画として明治時代の探偵ものとかあるんでしょ?
年とったせいもあって、懐古趣味が出てきてるんじゃない?
だいたいソウセキの髪型やポンポン蒸気のオモチャだって、およそ
現代的ではないわけでさ。
もしそれを監督のただの懐古趣味ということで片付けるのが安易なら、
監督の中で生と死が曖昧になったというより、現在と過去の区別が
あいまいになったといったほうがより近くないかな。
>>230 あの場面は夢解釈っぽい読み方をすべきだと思う。
すなわち「近所の人だけど、何となく母が若い頃の時代の人のようでもある」
という。
よくユング派の夢解釈では「近所の人だが、被っている帽子が父のものに
似ている」というようなイメージが出てきて、これが父に関する隠された
記憶の手がかりになったりする。
>>234 そうそう、みんな死んでる
ハヤオが認めた
男をとことん画面から排除してるのはどう思うね
男の登場人物でまともな「個性」があるのは、両方の父親と宗介の三人だけと言っていい
それに次ぐのが舟の乗組員、港湾労働者、舟にのった夫婦の夫だが、ほとんど個性はない
なにしろ、老人たちも全員女性だし、幼稚園でも女のこは二人出て来るが、男の友達は一人もない
それほどまで「男」を排除してる
まあ、パヤオが男は嫌いなんだろうがw
みんな死んでしまった、というのは語弊があるよね。
いったん死後の世界を漂いつつ、生きてる世界に戻ってきた(生まれた)
というのが前スレの話だと思うけど。
死についての話って、タブーっぽいのかな?
やっぱアレルギー反応強いねぇ。
生とか死とかの言葉を簡単に使って語りたくない、という感覚が
パヤオにあるとすれば、それは何となく分かるけど。
あっちの世界にいってる友人が増えて、死が自分のすぐ隣に「あるもの」になっている老人と、
未来のあるまだ若い人たちじゃ、感じ方が違うのは当然だよね。
・死後の世界の人たちを、安らかで楽しげに描きたい老人
・死後の世界なんて考えるのも嫌な若い人
こんな感じかな。
だけど、死後の世界を描くなんて受け入れがたい、恐い、と若い人が思うのは健康な証拠だよなと思う。
(頭から否定しちゃうのもどうかと思うけど)
>>241 今までの宮崎作品見た事ある?
男を描いてる作品はないよ
豚を男のロマンだとか言ってる人がいるけど
あれも徹頭徹尾女が強い話
なにしろ主人公が顔を隠してるんだから
>>242 死、と言ってしまうと言われた側の死生観がそこに投影されてしまうからね。
特に死=無と考えているような人は彼岸から帰ってくるような話は受け入れ
難いだろう。
彼岸とか無意識の世界と言えばある程度普遍性はあるだろうが。
そもそもいかなる天才監督でも
自分の作品を完璧に意図下には
留めておけないんじゃないかなぁと。
監督が言ったからとかCutではってのは
エクスキューズでしかないよ。思考停止ちゃんの。
オタク云々、オカルト云々って決めつけて
話を仕舞いたがる人も同様にね。
で、大正時代の人w
津波前に一切描写がないんだから
台詞ひとつで簡単に納得できちゃう人だと
逆につまらないんじゃない?
248 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 21:49:20 ID:mi7ZkyH9
誰か今日の読売朝刊見てないの〜?
19面の3分の1位とって映画のワンシーンと多摩美の所長とか
いう人が評論っていうか解説みたいのしてるけど、
内容が前スレでの内容にそっくり〜〜とか思うのは自分だけ?
「崖の上のポニョは死の世界との融和を描く、そうした系列の
作品の中で、ことによるともっとも過激な作品である。」とか、
「子供はつい最近ことらの世界に出てきたばかりの存在だから
死の世界のごく近くに住んでいる人間として・・・
〜子供というものに対するそういう信頼がなければ、
こんな素朴で力強いお話がつくれるはずはない。」
このお方の中ではあの世確定W みたいだよねW
しかしポニョ神レス1をそのままうつしたかのような内容に
…見たの?と聞きたくなる。もしくは本人。(な訳ないか)
>>245 >男を描いてる作品はないよ
カリオストロやもののけでは、ここまで排除してないよ
250 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 21:53:01 ID:mi7ZkyH9
あ、248は
ことら→こちら ね!間違えた〜〜
>>245 コナン、パズー、アシタカ、ソウスケ
ヒーロー(主人公)の男子はいるけど大人の男っていうと、
脇役で味のある役か、父親の場合は存在感薄いね。
252 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 21:58:19 ID:YVSm0o3I
ポニョより宗介がかわいかった。
父親の話っていうのも、宮崎アニメを考えると興味深いね。
ラピュタとポニョでは、父親は不在で、だから憧れの人なんだな。
ナウシカではすぐ殺されちゃった。ちょっと近寄りがたい存在?
トトロのお父さんは、優しい人だけど肝心な時にいない。
魔女では・・・いた気がするけど記憶にない!誰だっけ?
もののけでは、確か、登場しないよね?
千尋では豚にされちゃった。
ミミちゃんもクラリスもシータも、両親いないね。
NHKでパヤオの母親のことは語られたけど、父親は
どうだったんだろうね。兄弟多いみたいだし、パヤオ自身も
お父さんとの記憶が薄そうなイメージだけど。
面白い表現だと思ったのは、リサの怒りをあらわす表現として
缶ビールの泡を吹き出させてたんだけど、
あれは当然ポニョの水鉄砲に対応してるわけだ
>>248 497が参考文献に挙げてた人だね。「カイエ・ソバージュ」の中沢新一。
この人の本面白いよ。
ポニョファンには「アースダイバー」がおすすめ。
岬は特別な場所だってテーマの本。
宗介ん家も、岬っちゃ岬。
>>253 おそらく現実の父親のことで何か辛い思いをしたことがあるんだろうな。
病弱な母を慰める看護者としての役割を演じつつ、『僕は本当はお父さんの
子じゃない。本当のお父さんは立派な人で、どこかで僕を待っている』と
いう幼少期の家族幻想が宮崎駿の創作の原動力なのだと思う。
一方で現実の父親に関しては、どこかで心に蓋をしている部分がある。
だから父親というものの存在が希薄であるか、そもそも存在しない話を書く。
>>253 たとえば「巨人の星」みたいに、父親の存在は克服すべき対象ではないんだよね
>253
戦前の裕福な家の父親ってのは、文字どおり家長で絶対的な権力者で、
子供から見れば近寄りがたく畏怖の対象だったろう。
抱き上げられた記憶さえないかも。
そんな存在だから、愛情みたいものは感じにくいだろうな。
>>252 黄色いレインコートでお辞儀したり、風に吹き飛ばされる所なんか殺人的愛らしさだったな。
油断して観てたので 危うく萌え殺される所だった…
>>256,258
あーなんかありそうな話だ。でも想像だよね?
こういうのこそ、パヤオの言葉とか、実際のエピソードとかがあると
参考になるんだけどね。
>>260 >実際のエピソード
パヤオ自身がそうなったw
クラゲのドームの中で婆さん達が息を切らしてかけっこしていたが
その後のシーンでは水中にいる感じで口から泡を吐き出していたのにも何か意味があるのかな
>>257 星一徹! うーんまさに昔ながらの超頑固親爺だね。
上の方で、神話における「父親探し」の話が出てたけど、
「父親殺し」もまた神話における1パターンだよね。
殺すまでいかなくとも、父親との相克みたいのは男の子が大人になる
一つの過程だよね。でも、超えるべき父が不在なんだなぁ。
あー、それでパヤオはいつまでたっても父親になれない、
永遠の少年が年くった老人なのかw
>>261 まさにそれだ!!!
>>260 前に読んだ「宮崎駿の世界」という新書に父親のことについて少し書かれていた。
兵器工場の工場長で、宮崎家はかなり裕福な生活をしていたという内容だった。
父親の性格や親子関係について具体的な記述はなかったが、俺が興味をひかれた
のは高校時代にそれまで好きだった兵器や飛行機の本を全て焼いた、というエピ
ソードだ。
つまり戦争を否定しつつ戦争の道具である兵器に入れ込む気持ちを持つ自分への
嫌悪のあらわれなんだが、これはつまるところ「戦争のお先棒を担いでいた父親
と同じ趣味を、いつの間にか持ってしまっている自分」への嫌悪だと思うんだよね。
で、吾郎が歴史を繰り返したのを見て何か思うところがあったんじゃないかと。
>>262 本スレで話題になった「バケツの水道水」さえ、明確な演出意図があった事をインタビューで知って戦慄した。
この映画には、無駄なシーンなんて無いのか!?
てっきり父親は戦争でなくなってるのかと思ってたけど
そういう話はないのかな
>>263 「父親探し」が重要なテーマなら、嵐の後リサに置いていかれるシーンで宗介はもっと取り乱すと思うんだよね
>>268 つまり、この映画では父親の不在はたまさかのものだということかな
宗介って、いろんな意味で王子様なんだよね 存在が
ポニョの冒険と、死にかけたポニョを、傷つきながらも、救出。
血を分け与える。
名前を付ける。
この辺、神話的に神解釈&解説してくれる方はおられませんか?
>>267 監督「バケツに海水入れるんなら、最初から海に戻してますよ」
思うに「ポニョを一生面倒見る」という ソースケの決意表明ではないかと…
名前を付けるっていうのは、死を表すんじゃないかな
仏教で言うところの戒名みたいに
生前の名前を一字を戒名に取り入れることは良くある
千尋→千
>>268 父親はいつも不在なのだから、取り乱すことはないでしょう。
父親を象徴するアイテム(帽子や船)に囲まれて「本当のお父さん探し」をする
というのが後半のテーマだと思う。
これは矛盾しているようだけど、俺自身も父親を頼ることができず寂しい思い
をする一方で父親の万年筆や原稿用紙といったものに依存しながら成長した経験が
あるので感覚的には理解できる。
>>270 「傷ついた英雄」という神話の類型だけど、一番有名なのはキリストじゃないかな。
1)自らが傷つきながら他者を救済する=聖痕
2)流された血が人に生命を与える(生命のあり方を変容させる)=新しい契約の証
3)生のあり方が変化した証として新しい真の名を授ける=洗礼
似たような神話は北アメリカの原住民とか世界各地にある。
もしくは、新しい命
名前を与えられないと存在が認められないというかなんというか
275 :
名無シネマ@上映中:2008/09/03(水) 23:07:22 ID:xhU1jC4d
>>270 あれはワーグナーからの緩用だろう
ジークフリート(ブリュンヒルデの結婚相手)が、
大蛇に変身した巨人の返り血をあびると、ただちに鳥の言葉を解するようになった
ジークフリートは、鳥の言葉に導かれてブリュンヒルデが待つ岩山へ向かう
>>271 トン
>>273 >「傷ついた英雄」という神話の類型だけど、一番有名なのはキリストじゃないかな。
それ、間違いないけど、いくらなんでも戻り杉
>>276 神話学の手にかかると石器時代まで余裕で遡る。
だから死じゃなくて生でしょ。
「ブリュンヒルド」として生きる生の他に「ポニョ」として生きる生を与えられたんだよ。
で、彼女は「ポニョ」として生きる生の方が気に入ったと(あの時点では)。
辺に裏読みするより素直に生を肯定する話だって基本を押さえて考えた方が良いと思うよ。
アニメだろ。ファンタジーだろ。
現実を描けよ、パヤオ。
>>277 うん
ただ、この映画ではパヤオは、泰西宗教的色彩は注意深く排除したって言ったらしいので
>>278 >辺に裏読みするより素直に生を肯定する話だって基本を押さえて
そのとおり
そこはとりちがえてはいけないところだと思う
>>278 死は生の一部、死なくして生は存在しない。
よって死を肯定しないと生を全て肯定したことにはならない。
これは「ゲド戦記」(原作)にも共通するテーマ。
船が男性の象徴=ペニスって説は興味深いなあ
津波の後宗介とポニョが一生を疑似体験していく中で船の大きさに注目してると面白い
っとここまで書いて思ったけど宗介ってトキさん(=母親)に船を渡してるんだよなあ
しかもそれを船と認めてもらえずバッタと言われてしまうw
ここらへんも何かパヤオの原体験が反映されてるんだろうか、とか勘繰ると面白い
若夫婦だけど、なんか絵コンテ集には旦那のこと「青年」って書いてあるね。
赤ん坊の父親を青年なんて書くだろうか。
とするとあれは夫婦じゃないんだね。
まぁ、あの世説とは関係ないか。
285 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 00:02:47 ID:DBvIpsQb
パヤは「死が匂うだとか言ってる奴は間違い」のようなこと
言ってるらしいじゃんw
おまえらの低能な妄想には呆れる
さんざん言われてるが、べつに監督の発言をすべて鵜呑みにする必要ないし。
2ちゃんの発言鵜呑みにするよりマシじゃね?w
288 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 00:15:02 ID:nvW+4ElL
>船が男性の象徴=ペニスって説は興味深いなあ
>船が男性の象徴=ペニスって説は興味深いなあ
これがただの妄想じゃないとでもいうのかよwww
結局、おまえらの「考察」とやらは単に事象を何かに当てはめてるだけw
289 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 00:22:13 ID:8s4TLVjH
ポニョを見てきてついさっき境界云々の考察を見たんだが,ひどく的外れな気がするんだけど
俺の解釈と全く違う
まーた会話に参加できない馬鹿が暴れてるのかw
水没に関してはパンダコパンダの水没した世界や千と千尋に出てきた
電車の走る海のイメージと本質的な違いがあるのかどうか聞きたいね。
世界の水没というのはパヤオの強迫観念的イメージだと思うが、
そこには死のイメージにつきまとう不吉さや禍々しさはないように思う。
パンコパではベッドを船にして出かけるワクワクするような状況だったけど、
ポニョの場合も魔法の船にお弁当持って出かける小旅行以上の意味があるのかどうか。
かつて死のイメージではなかったものが、歳をとったことで死のイメージへ変質した
という可能性もありえなくはないが、少なくとも自分はそこに死というものの臭いを
感じなかったね。
なんにせよ「あいつらは死者だ!」っつーんなら「ふーん・・・で?」の先を考えんとな。
あいつらは死んでる
・・・で?
ぶっちゃけ死んだはずの人間がひょっこり何気も無く現れるのってポニョに限らずあるわ
何もこの作品が特別だ、なんて口調はやめようや
295 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 01:20:16 ID:xuWT5WLP
まあおまいら深読みもほどほどにしろよ
何事も深く考えすぎると素直に物事が見れなくなる
ポニョはなぜ「そーすけすき!」→「ポニョ人間になりたい!」
と思ったのですか?
ポニョの無邪気さだと「そーすけすき!」→「一緒にいたい」→
「そーすけを海に連れてっちゃおう!」のほうがしっくりくるような
気がして。
前スレ読めてないので既出だったらごめんね
今日やっとみたけど、途方も無い作品だった
ただ驚いた… なにもわかってないけど…
「ワルキューレの騎行」の本歌取りの見せ方が凄いと思った
疑問:船への魔法が解けて船が元の小ささになってしまったとき、
船の中においていた宗介の船長帽子は(多分おなじ縮小率で)
元よりも小さくなってしまったのは何故なんだろう?と思った
しかも物語が進むにつれ、いつのまにか帽子の存在自体
なくなってしまったように見えたのだが…
船をポニョやフジモトが手にしているときはもう描かれてないよね?
これはなにか意味があるんでしょうか?
帽子≒お父さんの存在を探求する必要がなくなってしまったからということなのかな?
魔法が解けたのではなく
新たな魔法にかかったとか
>>296 オバQの出来損ないみたいな体にコンプレックスを抱いてたんだよ。
>>282 生きてる人間を死者扱いする事はむしろ死と生に対する冒涜だろ。
それはゲド戦記における、テナーをアルハに仕立て上げたアチュアンの神官や
ナウシカにおける墓所の主達と一緒だよ。
そういや、ナウシカの最後を読んだ奴の中にも、
あれはナウシカの行動の方が間違いだと
墓所側に同調した人間が一定数いたらしいが、
この件もそれと同じような感じかね?
301 :
297:2008/09/04(木) 01:52:44 ID:gMN80uB3
ついさっきようやく前スレのまとめをハム速で見つけたんだけど
俺が書いたこととかなり似た考察(もっと詳しくて凄いけど)が既出だね…すみませんでした
302 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 02:16:09 ID:Nii0U9vF
>>297 双眼鏡と帽子と通信機器(電話、無線、モールスライト)はお父さんと会話(通信)する為に必要な3種の神器なんだと思う。
で、あの段階で既に通信機器は全て不通状態。
残りの双眼鏡と帽子だけが父親との繋がりで、その2つも手放さなくてはいけなくなるのがあのシーン。
つまり守られる立場から守る立場へ変わる為に、
父親との精神的な決別を表してるんじゃないかなぁ。
だからこそ、船(=父親の象徴)だけがまたソースケの手に戻ってくる辺りも頷けた。
ちなみにロウソクが消えたのは父親の死の擬似体験なんじゃないかな..と。
303 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 02:16:43 ID:Cf6J2QBY
プニュンヒルデだからポニョなんだと思って見てた。
ブリュンヒルデって由緒ある名前だったんだな。
>>298に同意
フジモトがトンネルに魔法掛けてるだけじゃないかと思った。
ポニョがトンネル嫌がったのも。
帽子が小さくったのも、その副次的な効果程度じゃないだろうか。
ろうそくが大きくなったのもそんな感じに見えたし。
森みたいな場面から水の色が変わってるが
あそこからはマンマーレの魔法の影響下にある水だから色変えたって美監が言ってた。
307 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 05:26:45 ID:nvW+4ElL
神経症がたくさんいるスレですねw
○○にはこんな隠された意味があるニダ!
だからポニョは凄いニダ!!
という考え方そのものが的はずれ
308 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 05:33:14 ID:sZhH61wI
2004年5月12日付け聖教新聞「正義と勝利の座談会」79より
西 なかには、ろくろく仕事もせずに、朝から晩までパソコンにかじりついて、
狂気じみた妄想を書き殴っている連中もいる。
弓谷 深夜までの「ネット狂い」で、朝も起きられない。満足な社会生活もできない。
そのくせ言うことだけは一人前。バカバカしいやつらだ(笑)。
(略)
弓谷 インターネットの世界では、自分の名前も、素性も、顔も分からない。それをいいことに
言いたい放題、やりたい放題という連中も多い。
杉山 東京工業大学の影山任佐教授も、こう論じていた。
「ネット上は匿名の世界で、自分を傷つけずに暴君的に振る舞うことができる。そして、
実際の世界で挫折した幼児的な万能感を募らせていく」と(毎日新聞)。
西 その「幼児的な万能感」が爆発した果てに、残虐、異常極まりない凶悪犯罪を起こす。
谷川 ところで最近は、インターネット上の掲示板などへの書き込みが社会問題になっている。
なかでも、悪辣な人権侵害事件が増えている。
後藤 その通りだ。2003年の1年間だけで、法務省が救済に乗り出したケースだけで272件にもなるそうだ。
松尾 匿名をいいことに、インターネットを悪用して人権を蹂躙する。卑劣なやつらだ!
森井 まったくだ。なかにはインターネットを使って、学会をデマで中傷する連中もいる。
後藤 臆病者めが(笑い)。
正面きって学会に物を言えない。そんな勇気も確信も根性もないものだから、こそこそとインターネットに書き込む。
竹内 ご苦労、ご苦労(大笑い)。
森井 それで何か、自分が大きなことでもやった気になっている。おめでたいやつらだよ(爆笑)。
谷川 「まともな人間じゃない」んだ(笑い)。
だいたい、そういうのに限って、真夜中や真っ昼間にパソコンにかじりついて他人の悪口を書いている。
通常の社会生活を営んでいたら、そんなヒマなんか、あるわけがない
子供の頃FFの4つのクリスタルの影響で、4という数字が好きだった。
友達に3じゃ駄目なのか?ときかれて、
3本足のイスは不安。1本折れただけで倒れてしまう。
4なら安全だと答えた。
3はこの世とあの世の境界で、2〜はあの世、〜4は現世なのかも。
>>296 > ポニョはなぜ「そーすけすき!」→「ポニョ人間になりたい!」と思ったのですか?
ポニョは宗介が好きなだけでなく、フジモトの与えるアブクの檻から飛び出して
「人間になりたい!」と熱烈に思ったのだと思いますよ。
>>262が書いた 「バケツの水道水」は「意図された演出」だ、というのとリンクしますが、
宗介の血を飲んだのは、人間の血を与える、という血分けの儀式。
ならば水道水は、文明の水を与える儀式。ハムを食べたのは、文明の肉を与える儀式。
こうして、どうしようもなく「人間の世界に憧れてしまった」のでしょう、ポニョは。
だから、首尾よく宗介と再会できた直後だって、非常用ランタンに心を奪われてしまっている
わけで。あれは、文明の光を与える儀式。ついで、水道、ガス、電気…を、次々に文明を
吸収していってしまう。もう戻れない。
>>307 横でブツブツ言ってくさそうったって、止まらないよww
ぽにょ、おもしれーもん。すっげー、おもしれー。 あっちいねー。
311 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 06:56:13 ID:nvW+4ElL
妄想で「俺はポニョを理解した!!!」とか悦に入ってるのが滑稽だと言うんだよww
>ハム・水道水(ついでにチキンラーメン・トドメに「神経症」のキーワード)
こんだけ明確な意図丸出しの演出してるのに
いまだにリサの教育はどうだこうだいうやつが減らないのは何のギャグだろうな?
リサの名前ってさ、リサ・ランドールから取ったんじゃないかなぁ。
異次元に一番近い女性だよね。
>>311 神経症の患者ってのは想像力を働かせることを
しない。
「子供向けとプロデューサーが言っているのだから
深い意味は絶対にない」
「制作者の意図を読もうとする人は物語を楽しむ
ことができない」
こうした二分的思考法こそが神経症的であって、
あれこれ妄想を巡らせることは寧ろ統合失調症
の範疇に入る。
315 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 09:43:32 ID:WC74O76O
>>314 そういう決めつけこそが、お前が神経症だという証だよw
暗喩探し(笑)
317 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 09:52:57 ID:WC74O76O
>ちなみにロウソクが消えたのは父親の死の擬似体験なんじゃないかな..と。
>ちなみにロウソクが消えたのは父親の死の擬似体験なんじゃないかな..と。
神経症の具体例
>>315 頼むから精神科の教科書読んでから神経症って言葉を使ってね。
319 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 10:28:57 ID:dBWDr+yt
320 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 10:36:37 ID:FzShuJxv
神話とか宗教世界の暗喩探しはさすがに痛い。
単に作り手が、それらの知識がある者をニヤリとさせたいために盛り込んでるのかもしれないが、
それに一喜一憂して掘り起こしてるこの状況は異常だなw
321 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 10:47:41 ID:X/reQiRQ
>>318 俺は精神科の専門家じゃないから詳しくは解らないけど
偏執的な美の追求→萌え
萌えも一つの神経症のような気はするな。
>>320 そうかあ? あんた、いきなりこのスレ読んで、脊髄反射しちゃってんじゃないの?
前スレ読んだ?一人のユーザーのオカルト解釈によって都市伝説的な「本当は
コワい「ポニョ」のウワサ」が組みあがってゆく過程、とても面白かったよ?
楽しい遊びをしてるなぁ、と微笑んで見ていたけど。
「ガンダム」に夢中の層がモビルスーツ開発史なんかを二次創作しちゃうなんてのと
同じノリでさ。「ポニョ」が面白い、と感じた連中が、薄々分かりつつも遊んでいる
ように見えたが。「おッいきなアソビやってんじゃん」と思った。
323 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 10:55:43 ID:X/reQiRQ
>>322 そういう見方しか出来ない奴が、中身がスッカラカンな萌えアニメや
人を殺すしか能がない作品を大絶賛するんだよ。
324 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 11:03:26 ID:75HHhfBU
おまえらって結局ストーリーのことしか語れないのな
いつまでも言葉にのみ頼ってる間抜けどもめ
326 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 11:21:17 ID:8gquEFjc
ID:TOrogEd0
妄想のまとめなんかまでして、必死だなw
エヴァと同じだな、こりゃ・・・ つまり、作者より信者が痛いというパターン
空いてたから、つい理沙でぬいてしまったお…
329 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 11:23:44 ID:8gquEFjc
ポニョをエヴァみたいに、神話だのなんだのと深読み(笑)すること自体が
自ら厨だと言ってるようなものw
330 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 11:27:48 ID:Oy+kdhl0
>>327 エヴァと一緒にすんのはどうかな?
エヴァは意味ありげに作ったのが収拾着かなくなったのをファンが謎だと言い出したんで
根本的に違うと思う。
ポニョは死を感じさせる場面がある。
331 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 11:30:52 ID:gfk0uwrN
キャラの行動ひとつひとつにすべて意味や理由をこじつけて何か滑稽だわ
芸術は考えるんじゃない、感じろとはよく言ったもんだ
332 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 11:31:18 ID:8gquEFjc
>ポニョは死を感じさせる場面がある
それがお前の妄想
つかこのキモスレでも「ポニョはつまらなくないニダ!ポニョにはこんなナゾがあるハズニダ!」とか
勝手に信者が言い出したんじゃんw 同じ
Aさん「ポニョは子供向けの素直な作品なんだ!ここで妄想を語ってるやつらは異常!」
Bさん「あの場面は〜の神話から取ったモチーフだよね」
さあ神経症患者はどっちでしょう?
334 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 11:32:36 ID:8gquEFjc
こうだろw
Aさん「ここで妄想を語ってるやつらは異常」
Bさん「あの場面は〜の神話から取ったモチーフだよね」
明らかにBだなwwwwww
俺がお前の立場だったら
Aさん「ポニョは子供向けの素直な作品だろ。深読みしてるやつは馬鹿」
Bさん「あの場面は〜の神話から取ったモチーフだよね」
と直すね
他人の言説を妄想だの異常だのと決め付けて自分だけが正しいと信じる態度はキチガイそのもの
ID:8gquEFjcは本スレの方でも、ほぼ同時刻に荒らしを行っている
"火消し"請負人と目されるので、取り扱わずに、NGIDで。
245 名前:名無シネマ@上映中[] 投稿日:2008/09/04(木) 10:47:55 ID:8gquEFjc
ブログ(笑)に取り上げられて、ホルホルしてるんだろw
254 名前:名無シネマ@上映中[] 投稿日:2008/09/04(木) 11:19:51 ID:8gquEFjc
言葉で説明するのが好きなら、富野アニメでも見てろよw
337 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 11:45:27 ID:8gquEFjc
>ID:5xKwFxTs
キメエIDストーカー乙ww
なに火消しってww
ポニョを見てきてまとめを読んだがあの解釈はおかしいと思う・
まず神話関係はこじつけに近いと思うし,もし神話をモチーフとしているとしても
「じゃあ神話をモチーフにして何が言いたかったのか?」と言う所を考えることが
重要ではないか.
まあすぐに工作員認定してちゃ信者と言われてもしょうがないわなw
しかしせっかく人がいるのに単に煽り合いに終始するのは不毛だな
どうせなら妄想のおかしさにまで具体的に突っ込んで欲しいところ
340 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 11:51:17 ID:8gquEFjc
>あの場面は〜の神話から取ったモチーフだよね
このような発想自体が、パヤオに対する冒涜だなw
庵野じゃあるまいしww
まとめでは宮崎駿映画を読み解く鍵として.「境界」をあげているが俺はそうは思わない.
駿の思想の根本に流れているのはナウシカから一貫して「生命に対する畏怖」だと思っている.
これは特に漫画版ナウシカのラストなんかを見るとわかると思うけど.
またもののけ姫のあたりまでくると,単純に自然を破壊する人間=悪ではなく
人間と自然の太古からの関係が描かれ,どちらにも言い分があり単純な善悪二元論では語りえない
世界が示されているところなどからも,駿がいいたいことは単に自然を守ろうとかではなく,
あくまでも人間を含めた生命の讃歌じゃないかと思うんだ
>>338 >「じゃあ神話をモチーフにして何が言いたかったのか?」
497の意見は↓らしいよ。
88 :名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 01:55:26 ID:AmeZh4tx
駿が来世で元気な母親とくらせたら・・ なんて願望もミックスされた映画だというのか?
>>88 近い。
死んでようが生きていようが多分関係ないんだよ。
境界の向こう側もこっち側も、もうどうでもいいじゃないかと。
みんなが一緒にいられる方法があるなら、
それがどこであろうと、みんなを連れて行けばいい。
そこで試練が待ちかまえているなら、挑んでクリアすればいい。
そういう映画だと思った。
漫画版ナウシカのラストで,ナウシカは前時代の人間のいう救済を否定して
現在生きている人間の素晴らしさを説くが,あれは前時代の人間は神の比喩であり
神を否定し,今生きている人間の実存の優先を説いたニーチェなどの思想に近いと思う
したがって駿が愛しているのは神話的な世界ではなく,あくまでも泥臭い人間や生命の
世界だと思うのだ
344 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 12:02:46 ID:Oy+kdhl0
>>332 ここで言われてる物とは違うけど、
1.ポニョが連れ戻されて宗助がポニョを捜して沖に出て行くのを、リサが崖の
上で見つけるシーン、あれを誰の視点で見るかによるけど、リサの視点で見たら
自分の子供が波にさらわれるかもしれ無い(死ぬかもしれ無い)と必死になっている
これは見ていて怖いシーンだと思う。
2.遭難者が山の上ホテルに向かうシーンも「紅の豚」で死者が飛行艇で空に上って
行くシーンとダブる。
最後に敬礼するのも死に別れみたいに見える。
「紅の豚」とか「名探偵ホームズ」なら遭難者全員で宗助にエールを送るみたいな
シーンになると思う。
3.最後にカラフルな救援隊の中に灰色のでかいイージス艦が居るのも異様だ。
見方はそれぞれで332が見ているかどうかも判らないけど自分の思い込みで他人を
妄想呼ばわりは社会人として失格だな。
このようなことと,今回は子供へのメッセージだという発言や,吾朗のような子供
を作らないために〜発言などからポニョのことを解釈してみた.
俺は駿が自分の最近の考えに整理をつけるためにこの作品を撮ったと思う
多分ゲドが無かったらこの映画は無かっただろう
結論をいうとポニョのテーマは
・大人は子供っぽい面があるけどやはり大人
・子供は大人っぽくてもやはり子供
・大人の小難しい理論なんかでは計り知れないパワーを子供は持っている
・素直に表現されなくてもあなたは愛されている
・生命は素晴らしい
まず宗助は吾朗であり,リサは駿であると俺は解釈した
そして耕一が駿にとっての映画であると思う
作中で宗助が母親のことをリサと呼び捨てにすることに違和感を感じた人も多いと思う.
宗助は礼儀正しい少年だから普通にお母さんといってもいいじゃないかと.
これはこう解釈できる.
即ち,吾朗が宗助の年の頃には駿は父親ではなかったということだ.
吾朗の目からみたら駿は「お父さん」ではなく「天才アニメーター駿」だった
ということだ.
スルー覚えようぜ
リサは確かに宗助のことを愛しているのだろうけど,無茶な運転をしたり旦那に夢中な
ところなどは,アニメに夢中だった駿自身を投影しているのだろう.
耕一に対してリサがバカバカ…と返すところも興味深い.駿は何度もアニメを辞めようと思ったとか
もう嫌になったとかいう発言を昔からしているが,リサの耕一に対する愛情とふて腐れた態度から
耕一は駿にとってのアニメではないかと思われる.
罵倒合戦よりはマシな流れ
そのような子供っぽい大人達の中で,宗助は年不相応に大人びてしまっている.
これは後のポニョに水道タンクとかプロパンを説明する所でも強調されているけどね.
そのような大人っぽい子供である宗助に対して,大人は見落としていることがある.
それはどんなに宗助が大人びていてもやはり子供であり,愛に飢えているということだ.
宗助がポニョと出会うことにより,愛し愛されることを知り,周りの大人達も自分を
愛していたことを知るのがこの作品のポイントだと思う.
そして大人びた宗助に対して,生まれ持った子供の無邪気さとパワーを象徴しているキャラクター
がポニョだ.
>>344 他作品との比較で死のイメージを持ち出すのなら、
>>292で上げた
作品に登場する水没後の世界について説明してくれないかなあ
他にもコナンの初回やカリ城の水に沈んだ古代都市の遺跡とか
いろいろあるけど、およそ死のイメージはなくて、澄んだ水に洗われた静謐な
世界の美しさの印象のほうが強い。
耕一は駿にとってのアニメなんていくらなんでも飛躍しすぎ
愛情を示したり不貞腐れたりなんて普通に良くある夫婦の描写でしかないだろう
リサは放任的であるけどフジモトは対照的に過保護な親の比喩であるといえる.
ポニョがハムを食べるシーンは子供の持つ生命力を表現したシーン.
またポニョが魚から人間になる途中で鳥の足のような形態になるのは
生物の進化が魚類→鳥類→哺乳類と進み海から陸へ揚がってきたことを象徴している.
ハムは良くない,地上は健康に悪いとか理屈をいうフジモトに対して子供はもっと
原始的な生命力,エネルギーを持っていることを示した演出だと思う.
>>354 とりあえず鳥類から哺乳類への進化は無い
老人ホームの中で一人冷めた婆さんがいるだろ
あれが宮崎のいう神経症の人であり現代人の象徴だ
だからあの夢の中のような物語の中で唯一まともなことをいう利口な人とも言える
がとてもつまらなそうで一人浮いている
ポニョとリサは自分の愛する人の為なら危険を顧みない愚か者として描かれる
しかし物語の終盤でその冷めた婆さんも自らを危険にさらし宗助とポニョを助けようとする
そして歩けるようになり夢の中の住人となる
生きるということは利巧になることではなく素直になることだと宮崎はいっているのである
みんな今日も元気に死んでる?*^ー゚)ノ
書いてるヒマがあるなら論文書けよ
359 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 13:01:06 ID:zcOC1gK9
あの女神姉ちゃんの落ち着きぶりがすべてを読み解く鍵
死んでも生きても泡になってもみな同じ。
すべての源はひとつというメッセージを感じたな。
>>355 直接的な進化ではなくても系統上では鳥類は哺乳類と魚類の中間に位置する
人間の子供が子宮内で胚から育つときも途中で鳥類のような形態を経るし
おそらくこの解釈で良いと思う
で,宗助がこれほどポニョに惹かれたのはポニョが正面から宗助が好きと言うからじゃないかな
大人から見ればリサも老人も宗助を愛しているのは分かるんだけど,それが宗助には実感できない.
どんなに大人びていても子供だからだ.リサの愛情は耕一に向いてるように思ってしまうんだね.
>>356 偏屈な老人が神経症の現代人の象徴というのも変だ
NHKのドキュメンタリーじゃ宮崎の母親を投影したとか言ってたし
362 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 13:11:05 ID:gfk0uwrN
あれは鳥じゃなくてカエル
駿の考えではポニョは最初カエルだった
>>361 ドキュメンタリー見てないんだがそれでいくと
宗助=吾朗
リサ=駿
おばあさん=駿母
で年代的にも一致するね
そういや町を飲み込んだ水は古代魚を復活させるような生命の水だったわけでしょ?
他にも生命力の源と言われるグランマンマーレの力が水に働いているのであれば
洪水後の世界はなおさら死のイメージからは離れていかないか?
>>360 分岐点は両生類だから中間でもなんでもないよ
俺も洪水後の世界は死のイメージとはとは程遠いものだと思う
海は生命の源であり水中世界は生命力に満ち溢れていることの象徴だと思う
子供がポニョを見て怖いと言ったのは,宗助の寂しさ孤独感に共感したからではないか
駿はどちらかというと耕一だろう
仕事でいつも家にいないし
あるいは子供の暴走をコントロールできないで
半ば隠遁生活を送ってるフジモトはハウル以降の駿自身とも重なる
ぜんぜん話は変わるんだけど、
70年代のアニメには母親はあんまり存在しない。父親はいるんだけど。
男の子の主人公は父親に急き立てられるように戦い、時には母を捜しに行く。
これがいつのまにか逆になる。
母親は存在するんだけど、父親はどこにいるんだか存在感がない。
男の子よりもむしろ女の子のほうが強かったりする。
現実がそうなってるからだと思うんだけど、
子供をとりかこむ母性の肥大化が問題になってるんじゃあるまいか。
まとまってなくてすまん。もすこし考える。
>>361 神経症とは欲望に素直になれない偏屈な人なんだよ
利口であろうとするが故本質を見失う
枝にばっかり拘ってるこのスレの住人のようにね
母性の肥大化は問題だが
駿はそれどころじゃない母性の神格化までいってる
駿の世代は戦争で実際に家に父親がいなかったり
父権の象徴としての天皇制が戦後崩壊したりと
戦後の核家族化とか社会の在り方が激変した時代を過ごしてるから
その辺の歪みが作品に表れてる可能性はある
371 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 13:33:56 ID:X/reQiRQ
そういや、ポニョの原点は「駿がゲド戦記見て、自分の息子の育て方にえらく失望したから」
って笑い話があったっけな。
>>368 夫婦が分かれるとき
母親が子供を残して出て行ってたのが
子供を連れて出て行くパターンに変化したからじゃないか?
>>368 >70年代のアニメには母親はあんまり存在しない。父親はいるんだけど。
そうかい?
結局家族がわからないから家族を描けないんだろう
吾朗の映画を見たときのうろたえ振りをみるとそう思う
父親だという実感がないくらいに家庭での駿は希薄だったのだろうと
そのせいかポニョは父親不在で何が悪いという居直りのような映画になって
母性が極端に肥大化してる
リサからは母性感じないけどなあ
ポニョが半魚人に変身するとき、脚がスポンと出る描写が
なんかデジャブなんだけど、なんだったかなあ
リサは等身大の今時の母親像を描きたかったんだろう
ただこれまでの無謀だけど勇敢な宮崎アニメのヒロイン像は踏襲してる
そういうヒロイン像を昔から支持してくれた元少女の女性ファンに向けて
等身大化させたんだろう
ただ戦闘美少女は卒業した感があるね、駿自身はあまり興味がないみたい
肥大化した母性はグランマンマーレのこと
>>374 主人公が主人公たるには一般と違う性格やリアクションが必要だから
一般と違うのエピソードかプロフィールが必要なんだよ
ただ感想言ってるだけでなんの説得力も無い
まとめサイトあたりから飛んできた
小利口ちゃんが一昨日辺りから
大暴れだったみたいだねぇ。
人に冷や水かけて楽しんでるような子は
そのうち周りに誰もいなくなって
独りぼっちにちゃうんだよ。
>>370 海を母として女神として明示的に描いたということは、母性の神格化「まで行ってる」
のではなく自らの母性に対する神格化に自覚的であるということだと思うよ。
ナウシカの腐海は紛れもなく母性に対する神格化だった。しかし宮崎自身がそれを
自覚していなかったために明示的に母のイメージを与えられることはなかった。
水や海というものに対する畏れと自分は空を飛んでいたいという気持ちは密接な
つながりを持っていて、これは歪んだ形のマザー・コンプレックスの表れである
と言える。母性に対する畏れを直視することは男にとって非常に恐ろしいことだ。
千と千尋以降の宮崎はこの畏れを直視することができるようになった。その一つの
表現がグランマンマーレだろう。
382 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 16:11:02 ID:X/reQiRQ
>>370 グランマンマーレが出てきた時点で、絶対にあれは、宗助かポニョかリサの死亡フラグだと思った俺が居る。
>千と千尋以降の宮崎はこの畏れを直視することができるようになった。その一つの
>表現がグランマンマーレだろう。
うーん直視なのかどうか知らんが、グランマンマーレ=母性原理の象徴という
キャラ作りはちょっとあからさま過ぎというか、キャラとして面白みに欠ける気も
するんだよな。
このスレの神話的解釈にも感じることだけど、映画に登場する存在が
何かを象徴・暗喩する記号的な意味しかなくなったら、物語には読み解く
意味しかなくなってしまい、映画は逆に痩せていく気がするんだけど。
384 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 16:30:04 ID:KOTtj6hf
解釈はいろいろあるんだろうが、
作品そのものや他の作品と比較して解釈するのは分かるけど、
監督の家庭環境だとか成長過程がどうとかと心理分析を通して
作品を分析していくのは好きになれないな
385 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 16:30:14 ID:8gquEFjc
「境界」「神話的解釈」
陳腐すぎw
>>383 >映画に登場する存在が
>何かを象徴・暗喩する記号的な意味しかなくなったら、物語には読み解く
>意味しかなくなってしまい、映画は逆に痩せていく気がするんだけど。
熱心なキリスト教信者が聖書の象徴論的解釈を拒絶するのと同じ考え方だね。
「イエズス様は本当に復活されたんです! 復活の神秘を単なる隠喩に貶める
ことは許せません!」みたいな。
物語を読解すること(作者の意図を読み取ること)と素直な感動は決して
相容れないものではないと思うよ。むしろ歴史を見るとメタフォリック
なものがいかに人類に神秘的な影響を及ぼしてきたかに驚かされる。
素直にそのまま受け取って欲しいなら
ああいう演出はないしなぁ〜
安易で強引な解釈もぼちぼち見受けられる
ようになったし、検証と言い争いの境界も曖昧だ。
この遊びもそろそろ終りか。
みんなあの世にいったんだろ
390 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 16:45:55 ID:8gquEFjc
始めから「検証」なんか、妄想を書きつづってるだけじゃんw
>象徴論的解釈を
なんにでも象徴的なもので解釈したがる精神こそ、病にかかってると言えようw
それが無いと、ポニョの物語を楽しめないのかねwww
391 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 16:46:49 ID:8gquEFjc
ID:29hFsvPc
IDストーカー
スレチだな
393 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 16:47:50 ID:8gquEFjc
まともに反論出来ないから、排除するしか出来ないんだなw
愚かよのうwww
映画を見て初見で理解した表面的ストーリーでは消化できない
モヤモヤがここまで分析に駆り立てるんだろうな。
ポニョ、モヤモヤ方面ではかなりの作品だと思う。
395 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 16:51:00 ID:Oy+kdhl0
>>352 「
>>292で上げた作品に登場する水没後の世界について説明してくれないかなあ」
パンダコパンダは見たことないし、千と千尋以下については同意見。
ただポニョの一部分に違和感がある「他の作品との比較」と言っても「紅の豚」の下りだけだし
敬礼とか宗助が沖に向かっていくシーンは不安感がある。最後のイージス艦なんて要らないだろポニョに
別にここで言われている神話的とかそう言う意味で言ってるんじゃないんだけどね。
とりあえず、もう一回見に行きたくなった。
ヴェネチアでポニョを批評した人間もそろそろもう一度観たくなってる頃だ
「パンダコパンダ」とかには、犠牲を想起させるような
描写は最初からないしねぇ。
台風とか雷や大雨にワクワクする感じと
頼れる人(パパンダ)と過ごせる幸せみたいな方に
注力されてる。
けど打ち捨てられたサーカスの動物たちピンチ。
「ポニョ」は婆ぁさんたちの会話とか、リサの危なっかしい
運転とか、フジモトにポニョが連れ去られた時の宗介の
立ち位置とか諸々全部ひっくるめて「死亡フラグ」にしか
見えないよ。 愚か者的にはw
399 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 17:08:47 ID:8gquEFjc
それはいかにも愚か者な見方だなw
>>394 劇場から帰宅した時、「消化出来なかった仕事を家に持ち帰る」時のような重さを感じた。
宮崎作品はいつも そうだな。 劇場内だけで完結せずいつまでも引きずる。
大正時代風の親子が登場するのは、
ポニョが生命について学ぶのに必要だったような気がする。
「スープ」⇒「赤ちゃん」ではなく、
「スープ」⇒「母親」⇒「母乳」⇒「赤ちゃん」
って母親が言っていたような。
最近の粉ミルク育児じゃ説明できないだろうし。
逆に粉ミルクが悪いというわけじゃないだろうけど。
402 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 17:16:28 ID:X/reQiRQ
>「ポニョ」は婆ぁさんたちの会話とか、リサの危なっかしい
>運転とか、フジモトにポニョが連れ去られた時の宗介の
>立ち位置とか諸々全部ひっくるめて「死亡フラグ」にしか
>見えないよ。 愚か者的にはw
まあ俺も愚か者の一人なんだけど、それもひっくるめて今回は見せ方が上手いな、って思った。
冒頭のゴミの山とか、老人ホームのおばあちゃんとか、ひねくれモノのアニメ好きからしてみれば
「やれやれ・・・また社会問題を絡めた説教臭い作品か・・・これだから宮崎は」って思ったけど、
最後までみたらあれはフェイントにしか思えなかったし。
あと、なるべく視覚的な萌え要素を強調させないまま、それ以外の要素で最大限キャラクターを可愛くさせる事が出来る
そんなアニメ作家が最近ホントに少なくなってきたような気がして、ちょっと悲しくなった。
宮崎さんは洪水大好きだなと思うw未来少年コナンとか
オレも好きだし
洪水神話は世界各地にあるからウケるに決まってると思った
絵としてかなりクるものがある、
スマトラ地震の津波映像ははっきりいって面白かった
不謹慎だが。
>>395 敬礼の不安感というのはよくわからない。今度観る機会があったら
注意してみる。
>宗助が沖に向かっていくシーンは不安感がある。
それはソウスケがポニョを追いかけるのに必死で溺れそうになってるんだから
当然だよね。でもリサに助けられたわけだし、なんでこれが死亡フラグに
なるのか理解できないな。
>最後のイージス艦なんて要らないだろポニョに
イージス艦ってそんなに不吉なイメージなのか?最後に出てきたヘリコプターなんかと
同じで、一時停滞した文明が復旧したってことじゃないの。
405 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 17:41:26 ID:Qqt7xQYb
NHKスペで「ポニョ来る」のイメージボードを描いたときに監督が一番に最初に一言
「怖い。」
って言ったよね
(でそのあとすぐ「いやちがう。かわいい」って言い直した)
もし皆が境界の向こうに行っちゃって終わった話だという解釈が
正しかったらと思うとそりゃ怖いとも言うだろうなって思ったよ
とんでもないな宮崎駿
宮崎作品の今までの死のイメージでいうと、ナウシカの原作に出てきた
触れると冷たい虚無みたいなイメージがあるね。アシタカの腕に取り付いた
ゴニョゴニョした黒い生き物や、何でも貪欲に喰らう巨大化したカオナシも
死のイメージに近いかな。
宮崎作品における水というのは文明の垢を洗い流して、そこから新しい
生命が生まれてくる浄化の水というイメージが支配的だと思うよ。
>>398 パンダコパンダは、作監の大塚氏や小田部氏の絵が柔らかかったのも大きいかも
全体的なデザインも全て絵本調に抑えてあったから死のイメージは感じないな
>>403 洪水ってか、水没ネタはどこら辺から来てるんだろうね
J・G・バラードの「沈んだ世界」なんかも読んでそうだけど…
>最後のイージス鑑なんていらないだろ
あそこは笑わせる所なんだから 大げさな程効果的なんじゃ?
航空母艦があっても良かったと思うが…
>
>>333 > Aさん「ポニョは子供向けの素直な作品なんだ!ここで妄想を語ってるやつらは異常!」
> Bさん「あの場面は〜の神話から取ったモチーフだよね」
自分はどっちでもないな
素直に感激できる部分を含めて多重構造だと思っている
生と死についても意見が分かれてるね
ここには何種類もの見解を持つ人がいるんで、そのどれかについて否定的意見を持つ人を含めても
2分類にはできないよ
>>401 > 「スープ」⇒「母親」⇒「母乳」⇒「赤ちゃん」
母親を通して(栄養になるもの、毒になるもの含め)モロ幼子には影響するのだと感じたな
単純に栄養素の話ではなく、リサ→宗介、ポニョを観ている観客の母→子もしかり
リサと宗介の場合は、リサ←→宗介の双方向性が強い
そういう親子は結構いい関係じゃないかと思う
そのせいか、赤ん坊の状態に気付かないボートの母親は好きになれなかった
雷のせいかまたIDが変わりそう...orz
>>218 (自分は
>>200です)
> ゲド戦記出すんなら,リサがグランマンマーレって言ったことにも触れてよ
リサが最後に1回しか名前を言わなかった「グランマンマーレ」は気になっていた
言われて気付いたが、リサはグランマンマーレの真の名に気付いて言ったのかもしれないな
あまりにも誰もその名を言わなかった事が、言葉(セリフ)をとことん吟味する監督だし
リサは本人とかから名前を聞いたんじゃなく、気付いてついそう呼びかけたという感じがしてしまう
もしそうだとするなら、全くとんでもない作品だな
(やりかねないと思うからおもしろい)
>>300の話もおもしろかった
そんな気がするなあ・・・
主旨が明らかそうにみえても、結局は何かについてどう感じるかはその人次第なのかもしれないと
いろんな論争や見解をみると思わざるをえない
>>343については基本的には同意
だからその両方が融合する「ゲド戦記」をあげているが、ポニョは更にその先の未来の「ゲド戦記」
のような進化した、思考的にもその先へ行った話だと捉えている
リサ←→和舟のモガ の対比はどうか?
魔法のようにインスタントラーメンを饗するリサと
子供からもらったサンドイッチを放ってしまうモガ。
リサの運転の荒さや、子供にインスタントラーメン?とか
子供を置いて人助け(?)に出ることに非難集中だったけど
モガは割とスルーだったよね?
>>412 まあ、赤ん坊が動き出してサンドイッチを取りこぼしたくらいに考えておいたが、ちょっとムッとした
ポニョのスープの件も含めて少し鈍感なのは確かなんで一貫性はある
(だから設定として大正だの古風だの、よく言えば鷹揚で細かなことは気にしないキャラってことかも)
そういう点で気にする必要のある事とそうじゃない事が線引きされたかもしれないな (神経症の件)
ボートの母親は取っ掛かりは鈍感だが提示されれば(ポニョの抗議)気付くタイプではある
リサはポカはやるが鈍感じゃない
モールスのシーンで耕一のことでふてくされて宗介に対して少し鈍感になってたが、宗介の言葉で
ちゃんと気がついた
そもそも宗介がポニョの事で沈んでいたから「今日は耕一が帰るんだから元気を〜」ってところから
つながっている流れ(厳密には話の最初からつながってるが)なんで、うっかりしてしまったリサは
実物大の人間として本当によく描かれていてリアリティがあった
ところで、
崖の上の宗助
崖の下のぽにょ
なんじゃないのかっておもったんだが、答え出てるの?
世界一受けたい授業で武田鉄也が風の又三郎の別の解釈をネッカーキューブを例にだしてやっていた
それがこのスレと似てるんだよな
宮崎駿はやはり宮沢賢治から影響をうけてるんだろうな
>>416 崖の下(海)から崖の上(人間の世界)に行ったってことで
母性に対する畏れに無自覚だからグランマンマーレみたいのが描けるんだろ
こういうのを大衆作品でやるというのはエヴァのころの庵野と似てきたよホント
419 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 19:48:04 ID:X/reQiRQ
最後のエンドロールポニョの歌のところの絵は後日談だったのかな?
そうすけの家のすぐ隣に「売地」の看板が立ってたけど(最初からあった?)
人は庭に何人かいて、ポニョっぽい赤い服を着た人がいたのはわかったけど
他の人が誰かはわからなかった。
おばあちゃんと子供がいたと思う。
赤っぽいのもいた。たぶんポニョだと思う。
主人公から名前を取ったり、インタビューで神経症なんて言ったりしてるのは夏目漱石を意識してるのかな?
>>420-421 あの絵って、たぶんパンフレットの絵といっしょだよね?
赤い服で、白いカボチャパンツもちゃんと描いてあるw
宗介っぽい服の色の子もいるね。ばあちゃんたちも。
424 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 21:57:09 ID:RVomFipS
テーマとかエピソードとかは神話民話から取るのは良くある事だし、
細かくこじつけるテクニック凄い。
宗教の勧誘かまるで自己啓発セミナーみたいで、乗せられる人もいるのが
又怖い。都市伝説はこうして作られるのかと逆に興味深い。
425 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 22:04:23 ID:HYPTXP07
>>422凄くタチの悪いじーさん(しかも天才)が気合入れてアニメをつくると、こんなグロテスクな作品が出来上がる
これだけ甘くふわふわとやわらかいものでコーティングされていると、 それがトラウマの原因だと一生つきとめられない、そんな精神的外傷を負わされる、そういうイメージ
はっきりと「小さい頃あの残虐なシーンが怖くて眠れなかった」とは自覚できないのに、一生にわたって心の傷として無意識下に潜んでジクジクと痛みと歪みを植え付け続けるような、そんな、おぞましさ
宮崎監督はこの映画を「神経症と不安の時代に立ち向かおうとするもの」だと形容しましたが、実際には「神経症と不安の原因オンパレード」
敵に立ち向かおうとするならば、そこに敵が存在せねばなりません。 こちらの神経を逆撫でるというよりは、神経を麻痺させ鈍痛と激痛を交互に繰り返す波状攻撃。
確信犯なアメコミな動き 生命を与えられるものに生命を与えない。一旦与えてそれを奪っていく
アニメの動画において、“生命感の表現”というものを 倒錯的に拡散させていったのです、今回のこの「崖の上のポニョ」においては。
車や海の波をまるで生物であるかのように描き、 人間や魚を機械のように描く。技巧の頂点にあるこの老人は生命感の描写を弄んでくれた。
それも、単なる手遊びというよりは、かなりの真剣勝負で、です。 僕ら若者は嘲笑われているように錯覚しそうですが、彼の眼は笑っていません。
今だに、アニメーションに対して命がけで取り組んでいると思っていいでしょう。
そんな風に、アニメーションのキャラクター(この“キャラクター”という概念も、
この映画の中では崩壊しつつあります
426 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 22:05:33 ID:HYPTXP07
魚と波の境界線は、曖昧どころかここでも弄ばれています。
どこからが背景でどこからがキャラクターか、論じるのは疲れることでしょう)の“生命”を 彼は敢えて与えてみたり、与えた後に奪ったりを繰り返します。
気持ち悪いという意見がでるのも当然です。
そこにあるぬめりが、魚の生きたぬめりなのか泥のぬめりなのかわからないぬめりなのかわからないわけですから。
(まぁ、泥のぬめりの中には微生物がたくさんなんですが)
生命を抱いたと思ったらセメントで、セメントだと蹴飛ばしたら生命だった、といういわゆる トラウマ型の(神経症的な!)体験が、秒単位で繰り返されるのです。
427 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 22:07:10 ID:HYPTXP07
この、“生命感(それは同時に生命観でもありますが)が与えられまた奪われる”というモチーフを 代表するのが
“朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足”ということで、そう、人間の、『老人』になるわけです。
老人とは、最初赤子から体躯を大きくし隆盛を極め、そこから体力なり気力なり容貌なり、まぁなんでもいいんですが、そういった“一旦得たものを悉く失っていく”過程にあるものの象徴、と抽象化することができます。
(実際の老人がそんな単純な括りで見れないことは自明です。てかそもそも“老人”という形容自体不適切でしょう。
その用語を敢えて使うことでこれが抽象的な用法であることを強調しているつもりです私)
最近の宮崎作品では、特に前作「ハウルの動く城」から顕著になりましたが、
老人が非常に緻密な描写で描かれています。その前作では主人公からして90歳の老婆でしたし、
出色の存在感を放った「荒地の魔女」もまた、老婆でした。そして今作「崖の上のポニョ」でも、
何人もの老婆たち(しつこいようですが、“老人”とか“老婆”という単語は象徴的に使用しています)が
物語に登場し、それぞれに魅力的な個性を放っています。
この、人間にとって“不可避的な衰え”を 宮崎監督がそのまま映画の題材にしている、のは
その老婆たちの描写の緻密さ、執拗さからも 窺い知ることができます。
428 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 22:09:06 ID:HYPTXP07
単純に、彼は自らの“老い”と真剣に向き合っている、ということにも、なるかもしれません。
パステルカラーに彩られた“老い朽ちる物語”なんだと思うわけです。
もし僕がこの映画を5歳のときに見ていたとしたら、嫌がって目を背けたか、 退屈で寝てしまっていたことでしょう。
というのは、どの場面を見ても、そこには「未知への期待や希望」が 描かれていないからです。
勿論、“ストーリー上は”、期待や希望を描く場面もありました。
僕が言いたいのは、理屈ではなく動画の中でそれを感じさせる描写力が皆無だったことを指しています。
どの希望の描写も記号化され形骸化していて、何も感じさせてくれません。
そこにあるのは、「未知のものへの出会い」という希望ではなく「まだなにかあるのか」という不安の方ですらあります。
多くの場合は、そこにはもう何も残されていない、という描写ですから不安は裏切られ続けるのですが。
自分の子供のころを思い出せば、自分自身をときめかせるのは何よりも「未知との出会い」でした。
ここからまだなにかあるかもしれない、また新しいものが現れるかもしれない、という期待・希望そのものが、 私にとっての糧であり目の輝きでした。
それを喚起させるものが(少なくとも私の眼には)この映画に皆無だった。い、という期待・希望そのものが、
(少なくとも私の眼には)この映画に皆無だった。
この映画は子供向けというよりは、これから年老いて様々なものを失っていく、
或いはもう既に多くのものを失ってきた人々にこそ、より共感を得られるかもしれません。
429 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 22:09:28 ID:ibBw/g84
また神話民話厨・境界厨かw
境界(笑)
430 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 22:16:25 ID:RVomFipS
>>425 そこまで妄想深読みしてるとあちら側に行ってしまうよ。注意して。
いや、これ、ほんと。
まあ境界越えは殆ど全てのビルドゥンクスロマンに共通するテーマだからな。
その「あり方」を論ずるのはいいが、そうしたテーマの「有無」を論ずるのは時間の
無駄だ。
432 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 22:20:26 ID:uhi9I5Nt
まあ、松本人志の映画評からしたら、
ジブリ宮崎発信じゃなきゃ星6つ以上は行く作品じゃね?
最後のイージス艦ってどっから出てきたの?
しかし凄いわ。
巨大なプレッシャーにもかかわらず、
二番煎じを絶対にやらないし。
67にしてこの意欲作。
オムカエがくるまえに、サクっと次の作品作ってくれw
436 :
名無シネマ@上映中:2008/09/04(木) 23:19:06 ID:ibBw/g84
境界超えとかいう奴は、よほど見方が単純なんだろw
>>436 単純、というかそこに拘る奴は物語を読むのに慣れてないんだろうな。
英語に慣れてない奴がいちいち語順に拘ったりするのと同じで。
>>433 モデルの町が鞆の浦なら呉がすぐそこだろ。
俺は松島辺りかなあってずっと観てたけど。
なんか瀬戸内海な感じはしなかったから。
>>438 なるほど
てかあのイージス艦がヌッていたのは気持ち悪かった
440 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 00:15:43 ID:cXBxKB6n
>>404 >>必死で溺れそうになってるんだから当然だよね。
そう、でも何で溺れさせる?崖下でポニョが居ないって泣いてのをリサが見つける
シーンでもいいだろ。わざわざ入水自殺みたいなまねさせなくても。
>>イージス艦ってそんなに不吉なイメージなのか?最後に出てきたヘリコプターなんかと
同じで、一時停滞した文明が復旧したってことじゃないの。
不吉と言うより何でわざわざ書く?ファンタジーだしへり飛ばしときゃいいじゃん。
>>408 あそこ笑う所なの?
ポニョが死をベースに書いてるとは思わないんだけど、どうしても引っかかるんだな
441 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 00:17:26 ID:CVjDzxJ2
>>440 >わざわざ入水自殺みたいなまねさせなくても
あのシーンを見てそう感じるお前が変
これBGMが物凄く良いな
特にプロローグとOPが壮大で美しすぎる
443 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 00:32:21 ID:UoMDK1iR
赤ちゃんと出会うところで終わってれば傑作だったかも知れない。
ここまで魔法の論理を全面展開するなら、人間はみんな魚になったことにでもしちゃえばよかったのに。
変なところが律儀ですね、ハヤオ爺さんは。
444 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 00:33:36 ID:umey2Gz3
>>443 律儀というか、好き嫌いが多いんだと思う。
しかも、他人に共感してもらえない物の。
パヤオって自問自答っていうか、自分独自の問題意識を深めていって、
自分なりの解答を捻り出すようなところがあるな。
パヤオの問題意識は必ずしも世間的に問題とされているものではなく、
あくまでもパヤオ独自のものなので、そんな問題について考えたことも
ない観客はひたすら置いてきぼりを食う、と。
ナウシカの原作を読んでて最初にそう感じ、ハウルでもそう思い、
ポニョにも多少感じる。
つまりどこかしら自己完結してるきらいがあるんだよね。
久しぶりにNHKスペシャル見直したら大正夫婦のところが出てたんでチラ裏。
このシーンについてパヤ
「ポニョがちゃんと人間の世界でうまくやっていけるかどうか」
「だけどそのシーンを入れればやっていけるんじゃないかなっていう」
「感じがするはずなんだけど もくろみ違いかもしれないから…」
ポニョがサンドイッチをあげるところ、
「ポニョが初めて人に物をあげるシーンなんだよ」
「これはひとつ子供にとっては大きなステップなんだよね」
「こんな絵コンテ切っていて気がついたりした」
「おもしろいね」
赤ちゃんの顔にグリグリの絵コンテを描きながら、
「僕は生まれてこない方がよかったんじゃないかなって思ってる子に」
「生まれてきてよかったんだよって言ってあげているんだよ」
「それがだからポニョの担保だよ」
「ポニョが人間になったときにこの子は何かやっていくだろうって」
「ちゃんと思いやりとか いたわりとか そういうものを持てる子だっていう」
…正直漏れはそこまで感じ取れなかったよ。
魔法で赤ちゃんと会話できるのかなぐらいにしか感じなかった。
お顔グリグリのところちゃんと理解できたヤツなんているんだろうか。
449 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 00:57:10 ID:CVjDzxJ2
>>446 気に入らないレスは荒らし扱いの神経症w
450 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 01:00:03 ID:CVjDzxJ2
>>448 ふつうに、ポニョが赤ちゃんをいたわってるのだと思いましたが。
少しだけ想像すれば、直接ミルクをあげられなかったポニョが
それでもなんかしてあげたいと思ったから、そのまますぐに走り去らずに
戻ってきたのかもしれん
>>437 監督自身が小賢しいと一刀両断にしているわけでな。
>>228 話の構造なんて文字通り単なる人魚姫だろう。素直にとればいい。
結局、特に最後の方で、あまり説明なしにことを進ませているから話がやや不定になっている、
そこを普通に補足出来ない人間が変なメタファーを持ち出して、ややこしいことを言っていると。
あるいはラスト前の、女王とリサが会話するあたりで、(あれを少し前に持ってきて)
女王がベタベタなこういう説明セリフでも言えばいいのかね
「夫の薬と宗介くんの血でポニョは人間化し魔法を持ち、しかし反作用で世界に綻びもできました。嵐やあの月はそのせいです。
元に戻すにはポニョを純人間化させるしかなく、それには愛する男の子とのキスと約束が必要なのです。
(ここからはやや想定だが)
その前に、この臨時に作った契約用の場所(水中ホーム)に、彼らなりの機知と勇気を持って子供たちだけで来なくてはなりません。
近づくに従ってポニョは眠くなり魔法を失い、トンネルを超えれば魚に戻ってしまうでしょう。
宗介君の気持ちと能力と勇気を試すためです。
(<愛することを誓いますか><誓います>の言葉だけでは足りず、多少の試練はそりゃ普通に課せられねばなりません。w)
子供だけの旅はたたでさえ心配でしょうが、我慢してくださいお母さん。」
このくらいが普通の解釈じゃないのか。細部はともかくも。
で、こんなのは全くよくある物語の構造や設定で、妙なメタファを入れる余地はほとんどない。
で、なんでそういう説明をハヤオくんがほとんど入れなかったかといえば、多分、
入れると文字通り「人魚姫ベースの恋話」や「試練乗り越え成長話」な印象が強くなりすぎて、
本質的に表現したいものと齟齬が起きる、だから抑制した。抑制しすぎの感もあるが。
そして本質的に表現したいものはといえば、まあ単純にあのシーン(この歌詞)だろう。(不安と神経症の時代とやらに)
>あしっていいな、かけちゃお
w
本当にこのスレを読んで宮崎駿の作品に対する考え方が変わったよ…。
他の作品もこんな感じで考察できたんだな。
千と千尋の神隠しで千尋が両親が豚の中にいない事を当てた内容も今まで分からなかったけど、
調べたらやっと分かったよ。
ハウルの動く城のヒロインが若返ったりする理由も分からなかったが、調べて自分なりの答えがでてしまった。
トトロに会う通路=ポニョのトンネルを当てはめると、トトロが本当は怖いという考察も納得してしまった。
基本的に宮崎駿の作品で何故かと分からない場面は調べると様々な考察がある。
なんか宮崎駿に若い頃純粋に楽しんでいた自分をレイプされている気分になるよ。
最後でワロタw
454 :
452:2008/09/05(金) 01:55:59 ID:LfT8wWX7
実は、宮崎駿は子供は単純に楽しめて、大人はちょっとメッセージを感じて、
さらに深読みすると怖くなる作品をトトロ時代から作っていた気がするな。
メイの影を無くしたり、千尋を妄想と混ぜたり、考察していくと奥が深いな。
まぁ結局、色々な考え方を考えて作ったのなら宮崎駿が人を超越した存在に思えてくるけど。
455 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 02:12:14 ID:DID+p8tQ
津波のあとで会う人々はあちらの世界の人で、
りさと優しいおばあちゃんたちはポニョを
受け入れたから特別に助かって、
意地悪ばあさんは、最後に愛でポニョと宗助を
助けようとしたから、一緒に津波から助かった
って考え方はどう?
ポニョを否定した保育園の子は助からなかった…
みたいな
ポニョ、イコール神様?
456 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 02:25:55 ID:DID+p8tQ
あと、おばあちゃんたちが歩けない→足が無い
ポニョは魚→足が無い
も、何か意味ありそう。
457 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 02:29:25 ID:CVjDzxJ2
>>452 どんだけ妄想に影響されやすいんだよw
おまえは新興宗教にころっとひっかかる質だなw
>>456 人魚姫を分解再構築する際に
まず魚の子が人間なることの意味として、間違いなく「足と腕」をスタート地点にしてるから
婆さんたちの足萎えは、まぁそれなりに意識してやってると思うよ。
そうなると腕の方が欠けるが、無理矢理当てはめると、フジモトの最後の握手か?
娘を抱きしめてやれなかった父親がようやく踏み出した第一歩。
・・・ちと強引か。
見てきたけど良かったよ!感動した。
ただ、子供の頃にこれを見る事が出来たら良かったなあ....とも思った
とりあえず、ストーリーを教えてくれ。理解出来なかったぜ。
>461
単細胞すぎてわろたw
おまえらは少し傷ついた猫や犬をすぐ安楽死しすぎなんだよ。
463 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 10:27:21 ID:8BBaWP8i
>>461再度url上げてh付けてもアクセスできない
464 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 10:37:58 ID:KXP/RoOD
なんだかストーリーが支離滅裂でついていけない、
どうしちゃったの
465 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 10:45:00 ID:8BBaWP8i
>>440 あの、宗助がおぼれているシーンは、今までのお話ならば
まさに魔物に取り付かれて連れて行かれちゃうところだよね。
普通なら御祓いかなんか始めちゃうところだけど、その化け物を
受け入れちゃうって話だから、すごいといえばすごいな。
>>464 一般的には分かりやすい単純なストーリーっていうことになってると思うけど。
どこがついていけなかったのか書くと誰か教えてくれるかもよ。
この映画なんとなく怖いなと思ったけどここ見て余計に怖くなった。
>>468 本当は恐いシリーズ?
あれはこじつけが過ぎてワロタ、なんでもフロイトなんだもん
あんまり意味意味いってないで、映像だけを楽しんでも良いと思うね
宮崎です、単純に好きな映像をつなげて描いてみたって作品でもあると見た
ニコニコ的に
そういえば諸星の海神記をおもいだしたよ
ポニョはわたつみなんだよな 海童
元ネタは日本書紀だっけ
なんでも西洋ネタとはかぎらないな
嵐を呼ぶぜ、
そういえば侍ジャインツの番場も嵐を呼ぶぜ
>469
なんでも荒らし呼ばわりは良くないよ。
それより「おまえら莫迦だなぁ〜
単純に見れば良いんだよ」っていう
スタンスは此処で語る価値があるのかね?
根拠レスで単純に見るのが正解って決めつける
ばかりで、あげく人を小馬鹿にする奴もいるし。
都合がいい所だけ監督の言葉引いてきたりさ。
信者痛ぇ、オカルト痛ぇ以外には
言いたいことや言えることが無い風だし…。
荒らしのせいでこのスレつまんなくなった
アンチいわくの神話(笑)でも境界(笑)でも死語の世界(笑)でも何でもいいから、刺激的な考察希望
んじゃひとつネタを。
宮崎がポニョ製作開始前に渡英して鑑賞したというミレイの絵画『オフィーリア』。
この絵をみて「原点に還り、素朴さへ舵を切る」ことを決意するわけだが、
ようするにこの絵は入水自殺した女性の絵。死んでいるとは思えないくらい美しい。
そもそもなぜこの絵に興味を持ったのかを考えると、絵の描き方だけでなく
ストーリー的にも通じるものがあってもおかしくはない。
…なんてのはどうだろう。
絶望に瀕してもなお、世界は美しい。
原作ナウシカから。
夏目漱石もオフィーリアに感銘を受けていて、
ソースケの名前も漱石の「門」から取ってきてるし、
インタビューでは、芥川が探偵で漱石の所に相談に来る話云々をアニメで作りたいとかいってる。
漱石の影がちらつきまくるね。
>>475,477
そうそう。死んでないの。死に瀕している、というスレスレのとこにある美しさが
「崖の上」っぽいかもね。「みんな死んでるんだ」とか単純じゃないの。
つまり、崖っぷちの漏れ。
そうか。まだ死んでないのか。補足ありがとう。
渋谷行ってみたくなった。
さぁ、ここからは『美の巨人たち』風に!(ナレーション:小林薫)
>>452 >なんか宮崎駿に若い頃純粋に楽しんでいた自分をレイプされている気分になるよ。
もしかすると、パヤオは『ポニョ』を見たちびっ子たちが、将来そんな気分にならないようにと思って
製作途中でストーリーを変更したのかもしれない。
『ポニョ』のストーリーが変更される経緯については次のページを参照されたし。
ttp://www.martsun.com/ponyo/ >>100で紹介されている久石氏のコメントや、パヤオが久石氏にイメージアルバムを発注した時に
渡したというメモから推察すると、「表向きは子供向けだが実は〜」という、2ちゃんでも散々語られている
『ポニョ』の二重性は、少なくともある時点までは実際パヤオの構想の中に存在したと思われる。
そしてその二重構造は、結果として完成した『ポニョ』よりももっとハッキリした形で表現されるはずだった。
パヤオが大橋ちゃんの歌う『崖の上のポニョ』デモバージョンを聴くまでは…。
大橋ちゃんのあまりにも純粋無垢な歌声に骨の髄までとろかされたパヤオは、同時に自分の賢しさを恥じた。
「俺は子供をダシにして映画を作るところだった…。俺のBAKABAKABAKA!!!」
自分の頭をポカポカ叩くパヤオ。そして『ポニョ』を徹底して子供達のために作ることを誓い、製作途中で
ありながらも、ストーリー変更を決定したのであった……
……と、小林薫調でなくてスマンが、オレなりに想像してみた。でもストーリーが変更されたのは本当らしいよ。
パヤオが大橋ちゃんのデモを聴いた時点で、製作がどこまで進んでいたかは分からないけど、
ポニョを「分かりにくく」している理由の一つは、このような経緯が絡んでいるせいかもしれない。
もしかしたら既に出来上がっているアニメーションはそのままに、セリフだけ変えたシーンとかもあったかも。
まぁそれはいいとして、『崖の上のポニョ』は魚の子が人間になるまでのお話だが、実はこの映画自体も
少女の歌声によって生まれ変わりを経験していた、なんて考えるとちょっと素敵じゃね?
伊集院光のポニョ感想
「ストーリーはわからないけど絵は綺麗、もうすこし壊れればデヴィッド・リンチ、
つーかポニョ全然面白くねぇw、ちっとも面白くねぇんだw
所さんああいうのやめたほうがいいよ、ああいうの、声の演技できるわけないじゃん、
子供に伝えればいいって言ってたけど、あれだけ楽しく主題歌を歌ってた子供が上映後には無言、
ずっと子供が親に質問してて親子連れが困ってた、最初にお母さんと見に行った映画がポニョだったら嫌だ、
子供には通じてないと思う!子供が反応に困ってたぞハヤオ、子供を根こそぎ教育しなおしたのはすごい」
ポニョってもしかしたら子供や大人ではなく、本当に老人に理解される映画なんじゃないだろうか、
ベネチアで絶賛していた審査委員も年寄りだろうし、歳を取ればきっと違う視点で見れるのかもしれない
>>484 そんな事は無いよ
それならここでポニョを喜んだ人間の多くが年寄りと言う事になってしまうでしょ
その時点で破綻してるんだから
ポニョは年齢や性別で理解度が変るわけではないよ
>>484 こういう偏ったレッテル貼りしかできないってのも可哀相だなあ。
宮崎作品は権威がある(と思っている)から、
そういう権威を評論したという自己満足が欲しいんだろうな。
>子供が上映後には無言
これも言い切りだよな。
ポニョを見た子供の反応は全てこうなのか?
いろんな反応があるぞ。
口にしなければ無反応と言うことになるのか?
子供を知らない証拠だな。
愚かしい。
自分の感想を子供にすり替えて言ってるだけじゃないか。
こういう自分の言葉を持たない感想モドキばかりだ。
まあ、誉めるにしろ貶すにしろ、
なにか一言言いたいって魅力が作品にあるってことなんだろうけど。
評論家を看板にしてる奴等なんかは見なくても評論するしなw
487 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 19:34:09 ID:xCMJtbwA
>>486 でもまあ、賞賛と批判が半々くらいがちょうどいいんだよ。
伊集院が「つまんなかった」って言えばつまんなかったんだろう。
むしろ、「アニメはこう見るべき!」「アニメはこう語るべき!」って論理で思考停止してしまう方がおかしい。
具体名だして申し訳ないけど、ここ1〜2年、京アニ信者と関わって学んだ事でもあるんだけども。
ちなみに押井守のポニョ感想(ジブリ公式ラジオより)
押井「映画になってないし無理がある、ただの妄想の羅列、もっというと願望炸裂映画」
鈴木「・・・押井さんポニョ面白くなかったの?」
押井「いや面白かったよ宮さんの妄想が、海月のシーンなんて本当にすごいと思った
でもなんなの(ここからちょっとキレる)、ああいう女房と息子だったら良かったの?映画として回収してない、
大体フジモトって何?あのお母さんなんで家に帰ったの?なんでずっとひまわりにいないの?何しに家に帰ったの?
鈴木「・・・ポニョとの出会いのシーンを描く必要があったんですよ」
押井「最低限の必要性が無ければ誰も納得しない、今回鈴木さん何もやってないよね」
鈴木「宮崎さんは構造のない映画を作りたかったんですよ」
押井「テーマなんてとっくに無くなってるんだよ、子供と老人しか出てこない老人の世界、日本のアニメは手書きの世界じゃ何も出来ない」
鈴木「・・・ここでそういうこと言わないでくださいよ」
>>448 >映画になってないし無理がある、ただの妄想の羅列、もっというと願望炸裂映画
全然関係ないけど、庵野監督がエヴァってそんな作品だって言ってたよなあ。
>>488 押井は言いたい放題だな
鈴木Pは(ポニョの内容について)俺に責任は無いよって感じか…
>あのお母さんなんで家に帰ったの?なんでずっとひまわりにいないの?何しに家に帰ったの?
劇中で家に明かりをつけて海の男たちの灯台になるっていってなかった?
492 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 20:32:56 ID:xrFajsGr
>>484 デッビトリンチって言えば俺は映画をわかってるって思っているんじゃない?
伊集院がおもしろくないっていっているのはポニョにとってプラスだね
>>491 「あのお母さんなんで家に帰ったの?なんでずっとひまわりにいないの?何しに家に帰ったの? 」
仕事終わって家に帰るのはふつうだろ。そんなこともわからんのか押井は?
493 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 20:34:45 ID:xCMJtbwA
>>492 伊集院は深夜の馬鹿力で「デビットリンチ占い」ってコーナーやってたからね。
結構ハマってたんではないかと思う。
子供と老人といえばヤメテケレ、ではなくてw
大友克洋もガキとジジババを好んで描いてたな。
だいぶ前のインタビューだけど、宮崎さんも押井監督に言いたい放題言ってるw
rockin' on「風の帰る場所」より (宮崎×渋谷)
――『攻殻機動隊』も観てらっしゃらないんですか?
「観てないです」
――押井守さんから、宮崎さんについては、いろいろ面白いコメントいただいてるんですけど、
宮崎さんからはどうですか?
「いや、なにを犬に狂ってるんだ、バカってね(笑)」
――(笑)よく知ってますね。
「知ってますよ。人の犬に悪口言ってきてね、それで、喧嘩したんですから(笑)。
汁かけ飯がなぜ悪いってね。僕は汁かけ飯で犬飼ってたんですよ。それで十七年も生きましたからね。
だけど、押井守は、なんか犬のために伊豆に引っ越ししたでしょう。家の周りに犬の通路作ったりしてね、
そのバカ犬をさ、雑菌に対する抵抗力がないから外に出さないとかね。
それを聞いたとき、なにやってんだこいつ、って思ったんですよ。大体、ブリーダーってみんな胡散臭い顔してるでしょ(笑)。
押井さんに言ったんですけどね、『そんなに犬が好きなら、愛犬物語作れ』って。くだらないもの作ってないでね。
人間の脳みそが、電脳がどうのこうのなんて、そんなんじゃなくてね」
――観てるじゃないですか(笑)。
「いや、観てないんですけど。分かるんですよ。史郎正宗の『攻殻機動隊』は読みましたもん。
これ全部入らないから、どうせ適当に全部意味ありげに語るんだろうって。
意味ありげに語らせたら、あんなに上手な男いないですからね(笑)。
『機動警察パトレイバー2 the Movie』のときなんか、まいりましたもん。
なんか意味ありげだなあと思っていたら、『しょせん意味などないんだ』ってね(笑)。
おかしいなあと思うと、先回りして言うんですよね。実に語り口は巧妙なんですけど、
要するに押井さんが言ってるのは、東京はもういいやってことなんだろう、だから、伊豆に行って犬飼うんだろうって。
自分が短足だからって、短足の犬飼うなってね。そのバカ犬がさ、家の中にウンコとかおしっことかしてると聞くと嬉しくてね」
――しかし、押井守の宮崎駿評と、宮崎駿の押井守評ほど面白いものはないですね。
「いや、基本的に友人ですからね。だから、元気に仕事やっててほしいんですけど・・・・・・(行数制限の為以下略)
496 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 21:17:15 ID:COAHlL/u
なんかやけに精子と卵子の受精のような描写が多かった気がするなあ
497 :
名無シネマ@上映中:2008/09/05(金) 21:22:17 ID:xCMJtbwA
>>495 warosu
ところで、ポニョの世界では男の老人がきれいに排除されてるのは不気味だった
まぁ、くされ縁で実は仲いいんだろうけど、押井さんもあんまり海外では
パヤのことけなすのは止めたほうがいいんじゃないかなぁ。
今回ばかりは足元すくわれそうな気がする。
>>493 あのコーナーはぶっ壊れていて面白かったwww
やはり駿本人が映画の百倍おもしろいなw
あ、ちなみにポニョはトトロ以来の傑作だと思う。
しかもトトロ以前の良い意味でのお約束映画とは違う路線で。
>>499 宗助の友達だって劇中で絡んでくるのは女の子だけだよ。
お母さんはいるけどお父さんは留守。
老婆はいるけど老人はいない。
並の作家だったら主人公が年頃の女の子に囲まれるハーレムアニメ作るところを、
宮崎はもっと回りくどい方法でそれを実現している。
宮崎駿自身すでに老人なのに、
あれだけ自分の欲望をストレートに爆発させられるってすごいことだよ。
それこそが創造の原動力だもんな。
昔のオタクってこんな感じじゃない。
岡田斗司夫ぐらいまでくると、マジ喧嘩しちゃうのよね。
NHKスペシャルで宮崎さんが泣くシーンで、
「おむかえはまだこないから〜」って歌詞のところで、
宮崎さんが笑いながら「お迎えにきちゃった」って言うね。
やっぱりそういう映画なんだなと思った。
死とか極限状態に瀕した人間のパワーとか美しさに昔から
強い関心がある人だからな。
戦記モノとか大好き。同時に人間の愚かさも憎みつつな。
それでも絶望的状況であっても前向きに進もうという美しさを描いている点では
原作ナウシカと共通点を感じる。
>>507 宮崎のような日本を代表する監督にすら男が描けない。
並みのアニメ監督が描く男は皆、判で押したように中二病ばっか。
実写の世界はヤンキーばっか。
日本全体が、まっとうな男像を描けない病理に罹っているんですよ。
現代の日本社会が、
「男らしさ」みたいなものの定義を見失ってるからじゃないかね。
映画でもTVでも、昔の「男らしい男」なんかが出てくると、イロモノ扱いでしょう。
宮崎さんも、豪快でマッチョな成人男性を描くときは必ずコミカルにしてしまう。
間違っても手塚治虫の「シュマリ」みたいなヒーローは描かないよね。
押井は取りあえず誰の作品でもボロカスに言うなぁw
自分の作品がヒットしていない理由はどう思ってるのか聴きたいな
スタジオジブリ制作の「ホーリーランド」なんて想像もできないw
>>499 やっぱり?
宮崎は爺ぃ描くの好きなのにね?たまたま、必要無かったからかもしれないけど。
ポニョには、何でもない台詞やシチュエーションだけど、深く考えると怖い想像になってしまうところが多い。
トキさんがポニョを見るなり「人面魚じゃないか!」って言うシーン。
俺的には、「やっぱり、そう見えてたのかよ!w」ってずっこけたシーンだけど、あの反応の早さは、トキさんは、前にポニョかポニョそっくりの何かを見たことあるよね?そして津波も実際あった。トキさんはそれを生き延びている。他の人達は?
ポニョと妹達は、ポニョの妹達に対する接し方からみると、同世代では無いよね?じゃあポニョと同世代の姉妹達は、どこに行ったの?
ポニョの台詞「フジモトはポニョのお父さん、ポニョを閉じ込めるの」フジモトが傍で聞いてたらお茶噴いて、必死に言い訳しそうだw。でも何故閉じ込めるんだろう。単なる過保護?
さらに、「お母さん大好き、でも怒るととても恐いの」普通にかかあ天下な家庭とも取れる。宗助も「家と同じだ」って言ってたし。でもポニョはお母さんのとっても恐しいなにかをみたのかも…
そして、ある世代の男達が居ない港町。
全部一つの出来事で繋がっていたとしたら?
>>515 ポニョは特別だから同世代が元からいなかったんじゃね?
でもその考察もおもしろいなー
517 :
名無シネマ@上映中:2008/09/06(土) 00:20:40 ID:/dbqI3Vq
>>515 これは、異界の風景に変わってしまった町で、宗助とポニョが赤ちゃんと夫婦に出会うシーンで、結構沢山の人が死を連想してしまう原因にもなっているのでは?
このシーン自体に死の匂いは無いのに、
水に覆われた町と親子というシチュエーションに死を感じてしまうからじゃないだろうか?
以上は、俺の個人的妄想だから。公式のガイドブックとかを見て、全然違う事が書いてあれば指摘して下さい。
フジモトの下の名前は弘
>>515 いや、おもしれーぞ。「あの町では、その昔、何かがあった」。
この入り口から、また何か、イロイロ出てくるかもなww
そういやイメージボードの段階では、宗介がポニョを拾った崖の下、
あそこには赤い鳥居が描いてあったそうだし。
海の神様を祭っていた、津波避けかねえ。それとも慰霊?
あんとく様を迎える鳥居
創価の集会はここですか?
>>518 そこで単純に「死」に行ってしまうのがワトソン君気質の限界。
冷静に考えりゃあらゆる条件が「生以前」を指し示してるだろうに。
「生以前」 ニアリーイコール 「死」 じゃ駄目なの?
ゴメンw 『エヴァ』世代じゃないんで。
検索しちゃったよ。
>>495 宮崎は攻殻観てるよな、エヴァンゲリオンも全部観てるし
ウィキみたら
この賞は武が座頭市で銀獅子賞を取った時に一緒に貰ってるね
押井「ポニョは映画になってないし無理がある、ただの妄想の羅列、もっというと願望炸裂映画」
鈴木「・・・押井さんポニョ面白くなかったの?」
押井「いや面白かったよ宮さんの妄想が。なんなの(ここからちょっとキレる)、ああいう女房と息子だったら良かったの?映画として回収してない、
大体フジモトって何?あのお母さんなんで家に帰ったの?なんでずっとひまわりにいないの?何しに家に帰ったの?
鈴木「・・・ポニョとの出会いのシーンを描く必要があったんですよ」
押井「最低限の必要性が無ければ誰も納得しない、今回鈴木さん何もやってないよね」
鈴木「宮崎さんは構造のない映画を作りたかったんですよ」
押井「テーマなんてとっくに無くなってるんだよ、子供と老人しか出てこない老人の世界、日本のアニメは手書きの世界じゃ何も出来ない」
鈴木「・・・ここでそういうこと言わないでくださいよ、ところでスカイ・クロラ面白かったですよ」
押井「そりゃどうもw」
鈴木「ところで押井さんって恋愛とかしたことあるの?w」
cgを使わずに手書きを追及したのにデジタルアワードってwww
「手描きを追及し、デジタルを極力使わないこともまた
デジタルを上手く活用すること事に他ならない」・・・みたいな?
まぁ理屈と膏薬はどこにでも付くっておっさんも言ってたからな。
>>515 ちょっと考えてみた。
…以下、比較的テガタイ線でのオレの妄想。
・トキさんは過去にポニョみたいなのを見たことがあるのか?
むかーしむかーし、
今回の映画で描かれてるコトに類似した事件があの街であった。
それをトキさんは伝承として聞いているのかもしれない。
・ポニョの妹たちってなに?
フジモトは自分の遺伝子と、グランマンマーレの力を合わせて、
フジモト自身の代行者…海の管理人みたいな生物をつくっている。
ポニョはフジモトのプロジェクトの試作1号機…
妹たちは第2世代(量産型)なのでは?
・なぜ閉じこめるのか?
まだ完全とはいえない生物で、なにが起こるかわからんから。
フジモトは理想主義者なので、自分の思ったとうりに
ポニョを育てたいってのもあるかも。つまり、過保護ですね。
・おかあさん恐いの…
グランマンマーレは、フジモトより上位の存在で、世界各地に男がいる。
(中には、現状の海浄化派の男とか、ふよふよ浮いてるだけの老荘男もいそう)
マンマーレは、フジモトの太古の海復活プロジェクトには賛成していて、
フジモトもポニョも、グランマンマーレの支配下にある。
かかあ天下というよりは、ひれふしてる感じ。
ポニョにとっては、たまにしか会わないけど、優しく厳しいおかあさんって感じ。
ポニョがワルイコト(危険なイタズラ、妹で遊ぶなど)
したりすると、すげー怒るんじゃないかなあ。
あのポニョが怖がるぐらいだから、かなりのモノかも。
ポニョを口の中に閉じこめて、真っ暗にしちゃうとかw
>>503 同意。
個人的に絵はトトロの方が好きなんだけどな。
トトロはまとまった佳作だけど、ポニョはこの破綻ぶりがむしろ清々しい。
駿は若い頃、児童文学研究してたから、ロシアフォルマリズムの『魔法昔話の起源』
『昔話の形態学』など、プロップの著作を読んでいるはず。だから、メタファーを
クリスマスツリーの飾りつけのように過剰にちりばめるのはお手の物。
物語の核心を含むもの、遊びで入れたもの、カオスにメタファーをぶちこむ。
ただ、『雑想ノート』読めば分かるが、まことしやかに飛行機物描いて、それを
史実と信じた飛行機マニアを釣ったことを「釣れた、釣れた、うしししし」 と
喜ぶ性格の持ち主であることも忘れてはならないと思う。昨日のBSの特番で
オレは、あやかしの術を使っているんだ、と語っていた。子供が楽しめるものを
というポイントをおさえつつ、観客を幻惑させるのも大好きなのだ。
だから、本質のメタファー、デコイのメタファーを観客があれやこれや考察するのは、
ポニョを楽しむやり方としては、ありだと思う。
>>535 凄い、そーいうの見たい!
短編つくってジブリの森で上映してくれないかな。
グランマーレの顔のぽっかり開いた真っ黒の穴に吸い込まれるポニョ。
とにかくこえーよあの母ちゃんw
グランマンマーレについては宮崎自身が
「正体は身の丈がさしわたし一キロメートルくらいある巨大アンコウ」
という発言していたぞ。
さすがにそんなものを描くのはバカバカしいから美人にしたとかw
540 :
名無シネマ@上映中:2008/09/06(土) 09:53:51 ID:j4x68Pem
>>484 所ジョージは演技できなくて当たり前。黒澤明曰く犬ですからwww
北野:
松村達雄さんて「まぁだだよ」の人は、普通の頭を真っ白に染めるんだけど、一週間で真っ白になったって。
一週間でノーメイクになったって。所(ジョージ)が言ってたもん。「所、お前はどうなの?黒澤さんに
怒られなかったの」って聞いたら、「いや、相手にされてないもん」って。「何でだ?」って聞いたら、
「俺、犬扱いだよ」って。「あ〜、所君、その辺にいて」って。「立ち位置は?」「いいんだ、何処に
いたって。犬みたいなもんだから何処歩いても関係ない」だって(笑)。でも松村さんは、「役者だろ、
アンタ?そんなこともできないの?」って。本人は「もう降ろしてくれないか?」って言ったんだって。
「バカな事言ってんじゃない役者のクセに」って言われて。
http://www.tv-asahi.co.jp/ss/179/special/top.html
映画の批評じゃなくて
単なる日本バッシングだな
敵がいて、強い父親がいれば
こんな屈折した悟り(混沌に愛)を目指さなくてよいのかもな。
地球侵略を目指す海底女王とその科学者フジモト。
それに立ち向かうべく耕一は自分の息子宗助をロボットに改造する!
立ち上がれ!宗助!半漁人を殲滅するのだ!
>>484 伊集院はどちらかと言えば「ガンダム」とかの系統の人だし、そもそも声に俳優や女優とかを使うのが
割と許せないってとこがあるっぽいイメージがあるけどな。
まあ、伊集院的に、山口智子とかって「おしゃれ側」の唾棄すべき存在っぽいから。
>>539 いやいやw
みんながマンマーレと呼んでいたのは、アンコウの提灯部分ですよw
たしか、アンコウは雄と雌の体格差がめちゃめちゃあったよな。
>>546 あの光ってる女形が提灯部分?
それで男を誘って置いて水面下にある更に巨大な本体部分で丸呑み?
>>547 ポニョ「お母さんとっても恐いの」
(´・ω・`)そりゃこえぇぇよ!
宗助「あは、家とおんなじだ」
(´・ω・`)違うよ!全然違うよ!
>>548 あはは、おもしれえ。豪華客船も護衛艦も、乗客乗務員全部丸ごと一呑み。
もぬけの殻になった船体だけが高潮のふもとにうず高く漂い…
その様子を見ていた魚ポニョの、驚愕で見開かれたまん丸な目がカワイイな。想像すると。
あとで宗介親子に一生懸命、自分の見たものを説明しようとするポニョ。
「とぉ───っても、こわいよぉぉ───!!!」 それコワイわww
>>539 「ポニョが魚の子」の意味がやっと解りました。
とーても怖いあんこうの子供だったんですね!
>>273 神(キリストか)解釈ありがとう。
オープニング近くのプランクトンの描写は
10匹程度手書きして
ランダムにPCで配置かな?
それとも律儀に全部手書きかな?
>>551 あの動きは手書きに見えないよね。
実写合成かと思ったよw
最初の海中の生物たちのシーンに、
もっとも多く枚数使ったって言ってたよね
556 :
名無シネマ@上映中:2008/09/06(土) 18:16:57 ID:z87jq9fe
>>484 所詮マトリックスをべた褒めするような馬鹿な豚だから。
ごめんなさい、マトリックスは2まで大好きです。
意見を変える気はないです・・・。
558 :
名無シネマ@上映中:2008/09/06(土) 21:12:33 ID:/UaAA819
>>551 NHKSPでやってたけど
オール手描き
12秒のカットで1613枚の作画
マトリックスもポニョも、絵的に面白いし、すごいと思うよ。
あと所ジョージのアフレコは最悪。下手くそ。
ストーリーはズタズタに寸断されてて、謎が多くて訳わからないけど、筋は追える。
ツッコミどころ多いから、子供には合ってると思う。逆に親が困る。
パンフの「大正時代」の件だけど
今日買った本のインタビューで柊が監督に
「生活感のない、大正時代のたおやかな女のイメージで」と言われたとあった。
なので「大正時代の女」ではなく「大正時代風の女」ということみたい。
なので「大正時代の女がいるので死後の世界」とかいうのは深読みしすぎかと。
幼い子供がポニョ見てポカーンとしてたってのは、
別に悪い反応じゃなくね?
幼児は、つまんない映画なら寝るか、ぐずって帰るとか言い出したりするだろ。
それよりも、文字通り中学二年生くらいの少年少女が、
二回目を見に行くかどうかが、カギになると思う。
もののけも千尋も「よくわからなかったから数回見た」
って子が多かったんじゃなかったかな。
中学2年の姪は友達はポニョほとんどみんなみてて結構人気だそうな。
でも、中学生ってあまり2回目はみないのでは?そんなにお金もないし部活だの塾だの忙しいから。
小さな子供連れ同士で観に来てたお母さんが、
一人が「もう一回見に来よう!」
一人が「また見るの?」
と会話してるのがなんかおかしかった。
565 :
名無シネマ@上映中:2008/09/06(土) 22:51:56 ID:ZEHXExhs
これは芸術作品だ
子供の為の映画にしたいならプロットとか分かり易い物語は必須だと思うなぁ
伊集院がそういっちゃうのも分かる。シーンとしては子供の興味をひく部分はいっぱい散りばめられてるんだけど。
大人から見た映画としてはモノノケ以来の傑作だった。
ポニョがソースケと再開するまでのシーンはパヤオでしか描けないね。
再開したところも全身で好きを表現しているというか
キャラに魂が入ってるというかすごかったね なんか陳腐な言葉になっちゃうけど
子ども好きにはたまらん映画だなぁ 特にソウスケはかわいすぐる
ベネチアで「まさに詩の世界」だとか絶賛されたらしいが、
これっておかしくないか?そりゃ高い評価されるのは問題ないけど、
一人くらい「話が理解できない」という人が居てもいいと思うんだが
限られた小遣いで二度も同じ映画を観に劇場へ行く子供はいないだろ
話自体は簡単に理解できるだろ。
シーンのつながりの不可解さや、細かいところの説明不足(あえて説明してないのだろうな)
があって、わかりづらいっていうのはわかるけど。
「話が理解できない」って大人は、単に頭が悪い人だと思う。
>>566 子供の為の映画とは謳ってないよ
子供にも理解できると子供でも楽しめると言うのは違うし
本人も鈴木も子供のために作ったって言ってるんだが
>>572 取りかかりの段階で「子供の為に作るかっ」て始めて
駿の創作は作ってる過程で肉付けが決まってきた登場人物の動きに任せて変化して行くから
だんだんずれていって目的の位置には付かなかったんでしょ
出来上がった後には子供が最初に見るような映画としか駿は言って無いよ
574 :
名無シネマ@上映中:2008/09/07(日) 00:51:44 ID:R3Ohv222
>>574 挑んだと言ってるけど
出来た物がそうなったとは言って無いでしょw
挑んだ←×
臨んだ←○
「子供のため」なんてのは営業トークだよ。
「俺の妄想」なんて企画が通るわけないでしょ。
パンフレットのお題目を鵜呑みにしないように。
そのくらい理解しましょ。
なんでも額面通りに受け取ってたら社会に出てから大変ですよ。
いやほんと、妄想爆発でよかった。
>>577 「俺の妄想」と作品との差って無いんじゃね
何作ってもファンタジーは作者の妄想だから
>>578 それはファンタジーに限らないと思うよ。
逆に言えばファンタジーにはファンタジーのセオリーもあるんだし。
ハム速で過去ログ読んで今日見てきてきました。
冒頭で宗助の傷がポニョになめてもらって治ったのを知って「私の足もなめてもらいたいねぇ」
と言ってたおばあちゃんが
くらげドームの中で「怖がるモンじゃあなかったわねぇ」といいながら自分の足で立って
かけっこまでしててさらに最後のシーンで「自分の足で歩けるからいいわ」と車椅子拒否。
宗助たち残してひまわりの家行った後宗助が発見したリサカーの中に葉っぱが入ってたり
みんなあっちの世界にいっちゃったんだなぁと涙出てきた。
介護の仕事してるから余計おばあちゃんたちに注目して見てしまったよ
そういえばハウルでもお婆ちゃんの動きに注目してしまったわw
生と死というモチーフならデイケアとはいえひまわりの家と保育園が隣接してる舞台設定で
ハヤオはこの作品で生と死について描いたんだなぁと思ったわ。
死後の世界をファンタジーで見事に描いた傑作だよな
生と死が云々っていうのはもういいよ。
死のイメージっていうことで言ったら火垂るの墓を上回るものはないし、そういう
テーマの追及は、宮崎駿よりもむしろ高畑勲の役割でしょ。
それに、そんな「生と死が〜」みたいな解説を加えたところで、ポニョの持ってる
価値が高まるわけでもない。
ファンタジーなんだから、宮崎駿のイマジネーションをそのまま楽しめばいいんじゃ
ないか?今まで自分では想像することもなかった映像が目の前で展開している、って
いうそのことだけで十分だよ。そこに余計な蘊蓄は必要ない。
んー矛盾するけど死後の世界ってかハム即かかれてた通り「あっち」の世界だと思う
「あっち」を「死」にしてしまうのは簡単だけど。「あっち」イコール「死」ではないように感じた。
けど「あっち」は「死」に限りなく近い。
「あっち」を「死」にしてしまうとおばあちゃんたちが車椅子を拒否する理由が判らないし
>>579 妄想にもセオリーあるぜ
いやそれは個人的な話か
不思議の国のアリスやら鏡の国のアリスやら
ストーリーは分かるが脈絡が無くて良くわかんない
ポニョはまだ分かりやすいというか取っ付きやすい
>>582 。ファンタジーなんだから、宮崎駿のイマジネーションをそのまま楽しめばいいんじゃ
>ないか?今まで自分では想像することもなかった映像が目の前で展開している、って
>いうそのことだけで十分だよ。そこに余計な蘊蓄は必要ない。
それが本来の宮崎映画の楽しみ方なんだよなぁ。
火垂るの墓は「死のイメージ」じゃあなくてまんま「死」だからねぇ
イメージどころの話じゃあねぇわw
ポニョに限らず映画作品の価値は見た人それぞれにあるんじゃない?
けれど今回ポニョについてはあまりにもモチーフとしての考える要素が詰め込まれすぎてるから
観客が「こういう風に捉えたよ、こういう風に読み取ったよ」よ意見を交わしたり、
海外で「誌的な作品だ」と評価されたりするんじゃないかな?
それは観客などの第三者の「意見」であって決して薀蓄じゃあない
私、男だけど宗助になら抱かれてもいい。
いつか女3人が宗助を取りあう日が来るのか、それなんてエロg・・・いや逆に可哀想だな宗助。
>>71 魚も生きるために魚食べるんだから別に普通じゃない?
なんという誤爆・・・書き込むスレを間違えてしまった。
ゴメンなさい。
588 :
名無シネマ@上映中:2008/09/07(日) 04:06:14 ID:7MUEoYcT
この映画の何が怖かったって
リサカーが中身そのままにある。まるでついさっきまでリサがいたかのように。
けれどリサカーの中身には千と千尋みたいに葉っぱが紛れ込んでてリサだけがいない
水際に整然と並んだお婆ちゃんたちの車椅子。
波でさらわれた様子ではなくおばあちゃんたちだけがいない。
おばあちゃんたちもリサも自殺したみたいないなくなりかたで怖いんだよなぁ
589 :
名無シネマ@上映中:2008/09/07(日) 04:32:40 ID:7iWe1sTG
ニュー速+でまで、必至にこのスレを宣伝して馬鹿じゃねwwwww
結局ベネチアでは残念賞しか取れずww
590 :
名無シネマ@上映中:2008/09/07(日) 06:22:49 ID:tbAw+PtO
ID:7MUEoYcT
↑は
>>580での「ハム速で過去ログ読んで今日見てきました」
って時点で語るに落ちるだね。
いくらそれっぽい事声高に叫んでだところで1mmも自分の意見じゃねーよ。
きっとスカスカの頭だから、色んな事が染み込んじゃったんだね。
物事を自分の頭で考えるって事を完全に放棄しちゃってる奴が最近多過ぎ…。
591 :
名無シネマ@上映中:2008/09/07(日) 07:14:52 ID:7iWe1sTG
>時点で語るに落ちるだね
>時点で語るに落ちるだね
厨丸出しw
映画って素晴らしいですね
それでは皆さんまたお会いしましょう
593 :
名無シネマ@上映中:2008/09/07(日) 09:47:25 ID:jeJ5AcZ1
ナイス厨二病
594 :
名無シネマ@上映中:2008/09/07(日) 10:29:43 ID:Jg/crShf
宗介が『リサー』って言ってたのが『リンさん〜』に聞こえて仕方なかった
595 :
名無シネマ@上映中:2008/09/07(日) 11:53:37 ID:7iWe1sTG
信者が愚かなのは、他人の価値観に不寛容であり、想像力が大きく欠落している所。
否定的な意見が「好きじゃない」「興味がない」であるなら、積極的に関わる事をしなければいいだけの話なのに
わざわざ首を突っ込んで「好きじゃない人」を「アンチ」認定、それを攻撃する事に快感を覚える事。
まあ、ナントカ予備軍とまでは言わないけどさ。
レス攻撃に飽きたら、ファンの人格攻撃にまで手を出す辺り、危険だと俺は思うよ。
これはポニョだけに限らない事ではあるんだけど。
>>595 いくらアレでも仕返しはよくないw
糞の方に一緒に帰ろうやw
復讐は復讐を生むだけじゃよ。
少し引っかかるのはフジモトの当初の目的。
人類から海を取り戻すみたいな。
そうなったいきさつまで考える必要は無いんだろうけど、気になる。
ポニョが人間になった後も、生命の秘薬みたいなのは作り続けるのかねぇ?
それと、ママと会って何をしようとしてたんだろうか?
598 :
名無シネマ@上映中:2008/09/07(日) 12:03:27 ID:Pctws6CS
>>557 >>559 絵的に面白いのは認めるけど、設定が無理矢理すぎる。べた褒めする映画じゃない
平均的なハリウッド映画だと思う。
599 :
名無シネマ@上映中:2008/09/07(日) 12:05:29 ID:Pctws6CS
俺はポニョが人間になった事で、今までの魔法も帳消しになり、
全てが元通りになったと勝手に解釈しました。
高波も引いて、濡れてたはずの物も乾いて、生態系も死んだはずの生き物も全て元通りに。
もちろん老人達もまた車イスに。
人間になるのは「地球を救う」的な行為でもあるから、途中で起きた変な事も
すべて魔法のせいで、それが消えるんだ、良かった良かった。
と都合良く考えてました。
未だに分からないんだけど、ドームの中って現実なのか?それともあの世なのか?
ばぁちゃん達は自分であの世に来ちゃったとか言ってたんだけど、
ただ最初と同じように魔法の存在する現実世界にいるだけだよね?
グランマンマーレかフジモトに魔法の力で守ってもらって非現実的なもの見てるからあの世と勘違いしてるだけで。
トキさんは怪しいからついていかなかった、車椅子が並べられているのも
みんな自分の意思でついて行った証拠(潜水艦にのったのかな)
ばぁサン達は魔法の力で歩けるようにしてもらった?
最後はリサもコウスケもポニョもばあさん達も生きてるんじゃないかな。
オレンジの救急救命隊もちらっとうつってたし。
死んでたのは、朝起きてからトンネルくぐるまでに出会った人たち・・・。
リサ見送ってから朝までの間のつながりはわからん。
ライト操ってたやつもわからん。
ババーと母ちゃんとグワシはなんで水の中で生きてんのよ?
俺が気になったのは水害のせいで、
島に住んでた昆虫や植物が全滅してしまったということを誰も気にかけないのが怖い
>>601 >魔法の力で歩けるようにしてもらった
プロフェッショナルでぼそっと「本当は歩けたんだ」とか呟いてた気がするんだが。
介護施設で車いすに乗ってる老人って、足が麻痺しているとか関節痛がひどくて
歩けないとかじゃなくて、歩かなくなって廃用性の筋力低下を起こしてるだけの
ケースが多い。
だからあれは魔法でも何でもなくて、本人たちが「自分は歩ける」ということに
気づいただけなんじゃないかと。
おトキさんは宗介を助けるために立っちゃったから、一足先にそれに気づいたんだ
けど。
>>603 島とはどこのことか?もしかして物語の舞台のこと?
あと昆虫はともかく植物は全滅してないだろ。常考
昆虫も津波の前に逃げてるよきっと
>>603 お前は手を洗うたびに雑菌をジェノサイドしてることでノイローゼになればいいと思う
だからババーと母ちゃんとグワシはなんで水の中で生きてんのよ??俺に教えろ
魔法か?
ガキの残酷さがよく描けててほんといい映画だと思ったよ
熟練したロリコンじゃないとこういうのは作れないな
エンディングの短さは、ああいう終わり方しかできなかった、
ということも考えられるよね。
魔法の力による水害で、「きれいな」水害なのかもしれない。
家も、植物や生き物たちも、生命の水のおかげで死ななかった
というハッピーエンドかもしれない。
誰も死なない「めでたしめでたし」なおとぎ話かもしれないけど
やけに現実的なヘリや救助の人たちのおかげで、やっぱり現実的な
被害や死者の存在も想像してしまう。
監督のこれから辛い現実に立ち向かっていく〜云々の話からは
おとぎ話のラストじゃすまないものも感じられる。
後日談を見せるのではなくて、絵本っぽい絵でどうとでもとれる
エンディングで、観客はけむに巻かれて映画館を出ると・・・
観客も竜宮城を旅して、現実に戻されたような感じだね。
>>604 あーなるほど。
努力もなしにただ便利なものを与えて貰っただけになっちゃうね。
そっちの方がしっくりいく。
てか、トキさんが立ったの気づかなかった・・・。
細かいなぁ。そういやトキさん人面魚ってのも見破ったんだよね。
>>607 俺もわからんわ。
自分なりの解釈なら魔法の力だと思うけど。
分からないことが多すぎて人に断定して答えるなんてできん。
>>595 おま、それ本末転倒w
だからこそ信者と呼ばれるわけで。
そこらへん見事にアンチと表裏一体だよね。
信者だけを糾弾してるとこ見ると君はアンチ寄りの人間のようだが。
>>595 面白いといってる人間を信者認定してるのが
つまらなかった派だぞ
>>612 すまん!
やはり突っ込まずはいられん!
IDが、ウンコ…(笑
>>612 そのまま糞スレでカキコして神になるべし
とりあえず行ってきたが気の利いたレスが出来ん買ったw
せっかくのウンコがw
ポニョは間違いなく面白くないけど、嫌いじゃない。
618 :
名無シネマ@上映中:2008/09/07(日) 15:47:24 ID:d+UI517/
最後の世界はなんかジョジョのストーンオーシャンの最後と同じ解釈
に感じる。
現実世界に戻ったんだけどその世界は破滅前の世界とは微妙に違っている。
その違いを知っているのは宗助だけ。
恐ろしいな。
>>611 >>595のレスは糞スレ荒らしにきたレスを
「アンチ→信者」に改変したコピペですよ。
やり返したつもりなんでしょう…。
大目にみてください。
>>615 あの流れはネタに見えないってば…。
>>604 あれ?でもヨシエさんってひまわりの家に着いたとき杖ついてなかったっけ?
トキさんは最初から車椅子だったけど
>>620 ありゃ、そうだっけ。
最後の救助されるシーンはどうだった?
UNCO
大人気だなw
>>604 トキさんが陸上で歩けるようになったのは宗介を助けたいがあまり思わずっていう感じ。
クラゲドームの中で婆さんたちが歩ける(走れる)のはポニョママの力。
ポニョママはエンジンが止まった耕一の船も直している。
624 :
名無シネマ@上映中:2008/09/08(月) 00:14:46 ID:Kh7y3PVz
駿は考えてるようで実際は何も考えていないんじゃないかと思えてきた。
前スレからの考察といい、深読みすればするほど駿の作りたかったモノと離れていくように感じるなぁ。
駿がこのスレを見たとしたら、ニヤニヤ笑ってそうだ。
何はともあれ、ここまで信者アンチ共に熱くなる作品として俺は「神」だと思った。
ただ次回作があるとしたら、駿は完全に終わる気がする。あらゆる意味でポニョは駿の終着点だ。
ソウスケが「ポニョが大きくするから」とロウソクを受け取った時にはさすがに赤面した…
これはストレート過ぎますよWWパヤヲ
えーと後、ソウスケお父さん達が水平線に浮かぶ月を見た時に「間違ってアメリカに着いたか!?」(たぶんこんな台詞)
と
言った時には、最初はこの世界観にして何故今さらアメリカなんだよと突っ込んだが
世界は太古に戻り、生命のカオスが出来たのではないかと。
新世界の例えなんだと思った
頭おかしいんじゃねえか?
ポニョがおでこを合わせた意味ってなんだろう?
一回目はソウスケとおでこをぶつける
二回目は赤ちゃんとおでこグリグリ
三回目はバケツから飛び出たポニョとトキさんが顔面衝突
深く考えないようにしてるんだけどなんか気になるシーン。
電気・ガス・水道 リサカーの「333」 人間・半漁人・魚 父・母・息子…
「3」ばっかり出てきて気持ち悪い
考えもしなかったが、
深読みすると「キス=祝福」かな?w
トキさんのは「和解」に近いかも。
あと、3の数字は昔から「三位一体」とかいって
重要な数字とは言われてるよね。
パヤオが意識したかは知らないが。
一茂の起用も、父の「背番号3」からw
よくよくBGMを聴いてみたら
ポニョが魚に乗って宗介を追いかけてくるシーンはワーグナーの「ワリキューレの騎行」風
耕一が水平線に浮かぶ月を発見するシーンはドヴォルザークの「新世界」風
…に聴こえない事もない、かもしれない。
にわか軍事オタクの俺も言いたい事書きます。
落書きだと思って読んでくださいw
最後で自衛隊のイージス艦やチヌークヘリ(日の丸あり)が出ている。
これは自衛隊が災害派遣に出動しているためだと思う。
他にもラストシーンで一杯航空機が飛んでいた。
ヘリ→報道ヘリ(赤いマーキングが多かった。消防かも)、セスナ機→海上保安庁かどっかのよる生存者捜索のためか。
上空にエンジンの爆音が鳴り響いていたのは、津波被害の大きさや社会の震撼ぶりを表しているのではないか??
一番気になるのは、セスナ機とは別のプロペラ機が飛んでた事。
俺の目には<ゼロ戦>に見えた。
ちょっと考えたんですが、
1、最後でソウスケ達が死んでいるのかどうかは別として、ゼロ戦が飛んでたという事は時空がゆがんでるのではないか?
2、ソウスケや船に乗ってた人が、救難機をガン無視してる件。
まあ、もう救いようがないわけで・・・救難機も地上におりようとしてる訳や誰か吊り上げようとしてる訳でもない。
ずっと必死に捜索してるように感じた。
はい全く論拠になってないですねwすいませんでしたー
で、おまいらの深読み妄想を省いた正解の解説は何処に有りますかね?
リンク貼って下さい。
ポニョはすごく脳みそが疲れる映画だ。
画面のはしっこも動いてるし、音楽も芸が細かい。
脳みそに押し寄せる情報量が多い。
絵本なら自分のペースでページをめくれるけど、
これは映画だからそうもいかないしね。
なので、1回見ただけだと、ひじょーに見落としが多い。
ちゃんと見てるんだけど、見えてない…
台詞はおぼえてるけど、台詞言ってるときの表情まで見えてない…
ってな状況がじつは多い。
くわえて、物語の濃淡が、ぐちゃぐちゃになって頭に残ってるから整理しづらい。
リピーターが多い理由はこのへんかな。
>>636 シンプルな解説サイトって欲しいよね。
オレは自分で済ませてから、2度目をみたら、
筋書きの謎テキなのはほぼなくなった。ちゃんと描けてる映画だと思った。
でも、また見たいw
ラストシーンの空の飛行機たち…
ほとんどアニメーションしてなかったよね。
サカナはちゃんと動いてるのに、飛行機は止め絵が移動してるだけ。
たんにラストはにぎやかに…みたいな文法だと思うし、
宮崎監督は、過去に何度か同じコトしてる気がするんだけどね。
でも、みょーに印象的だったな。
宮崎以前の絵本テキな原風景として、あーいう絵がどこかにあるのかな。
ラストと言えば、オヤジさんが乗ってた漁船が何十年と経った後みたいにボロボロになってた件、
誰か妄想してない?
>>633 何を今更…
ポニョの本名はブリュンヒルデと言ってるではないか…
こんなスレもあったんだな
昨日娘と観てきた。これ、傑作だね
でも子供には難しすぎないか?宮崎監督は現代の価値基準が大嫌い
、消費文化が大嫌い。ポニョを使ってそれを全部ぶっ壊しちゃえ
その後の世界のほうが断然素晴らしいんだよ。別に人間が頂点に立って
いるんじゃねーんだよ
そういう解釈でした。
ほのぼのしたって感想の人結構いるみたいだけど(このスレの人は別)
それには違和感を覚える。
そういやばーちゃん達が
竜宮城にきたとでも思ってたの?とか言ってたなw
しかしトキさんは何か魔法の力持ってるよね?
半魚人と見抜いたり、停電をなおしたり…
>>634 軍事ヲタクなら災害救助にイージス艦を派遣するのはおかしいっていうところまで考えないとね。
インド洋津波の時はかなり叩かれたらしいよ。
>>639 それも一応「あの世説」の根拠のひとつだった訳だが、単に嵐がすごくて船がボロボロになったっていう表現
なのかもね。
俺は結局さんざん考えて「この世説」に改宗したよw
645 :
名無シネマ@上映中:2008/09/08(月) 12:50:38 ID:2EvZUocV
>>642 それは真逆だわ。
結論として「ハムうめぇwww」なわけだし。
トキさんが「人面魚」って言ったのは単に空気が読めないだけで、
他の人にも普通に人面魚に見えててそれを普通に「金魚」と言ってるんだと思う。
だから「人面魚が浜に上がると津波が来る」と言う言い伝えもあるんだろう。
あの世界は人面魚や多少の魔法は認知されてるようだし。
と、俺は受け取って観てた。
何も問題ない。
↑あんた目付いてるの?
648 :
名無シネマ@上映中:2008/09/08(月) 13:27:09 ID:FLCOn9N2
トキばあちゃんも元は海出身なのかな・・・・
>>646 前半はだいたい同意。他のバアサン連中にも人面魚として見えてるけど、
まあそういう金魚もいるかぐらいに思ってたんだろうなと。
>あの世界は人面魚や多少の魔法は認知されてるようだし
これは違うと思う。
>>649 解釈か?それ。
長文だけど、前半はポエム、後半は抽象的な感想を列挙してるだけじゃね?
>>646 トキさんを空気が読めない意地悪ばあさんと皆は言うけど、
「人面魚が浜に上がると津波が来る」は事実だったんだよな。
結果、あの村は水没して、誰かさんの解釈によれば全滅しているw
警告を与える長老の意見に耳を貸さず村が全滅するのは
結構よくある昔話のパターンだな。
>>649 前半の美点は禿げ同。後半のマイナス部分の指摘は特に面白くないな。
ワーグナー絡みの指摘とか全く的はずれだろ。
Bunnkamuraでマンマーレ見て来た。
去年のNHKの特集で印象に残ってたので、
実際に自分の目で見ることができてよかった。
>>654 ん?オフィーリアのこと?
なんでマンマーレ?
ブリュンヒルデ…っていう名前で、
物語全体の構造の解釈しようとして、おかしくなってるヒト多いね。
あれはフジモトがつけた名前だからね。
フジモトの願いや想いや趣味は、あの名前に込められてると思うけど、
それをいともたやすくうち破って、ポニョ…になるのがあの映画の筋書きだろう。
ブリュンヒルデってノリというかシャレで付けたっぽいw
さらにそれに乗って久石も音楽を付けた感じ
658 :
654:2008/09/08(月) 15:13:02 ID:7KWB/Mrg
>>655 オフィーリアです。
宮崎監督がテート・ブリテンでこの絵を観て、「なんだ、彼ら(ラファエル前派)が
やっていたことを下手くそにやってんだって思ったわけだよね。驚嘆すべき時間だった。」
と大きな衝撃を受けたといっていました。
で、自分たちは、緻密に写実的に描く方向に進むのではなく、アニメートする方向に
行かなければ、ということでポニョが生まれたと。
実際にマンマーレのモデルになったかどうかは知らないです。
背面泳ぎだけども。
>>658 あ〜、背面泳ぎだからマンマーレか。了解です^^
背面泳ぎw
661 :
名無シネマ@上映中:2008/09/08(月) 17:47:36 ID:pbR1XJou
まじこの作品は神だった。なんか異論があるなら受け付けるぞ。どうせ無いと
思うがな。
面白くないけど、すごい作品だとは思う
663 :
名無シネマ@上映中:2008/09/08(月) 17:57:27 ID:alQAAsls
>>661 神なのはいいとしても、じゃあどこかどのように神だと思ったんだよ
664 :
名無シネマ@上映中:2008/09/08(月) 18:12:15 ID:pbR1XJou
>>663 絵かな。金かかってるなーと思いながらみてた。
巨大背面泳ぎママが下を通過した時、船の乗務員が「観音様だ〜」って言って
拝むところがなんか笑えた。精霊とか海の女神みたいなイメージで見ていたんで
いきなり日本的な発想にギャップを感じたんだろうな。
フジモトとの会話で、ちゃんと人間サイズに縮んでくれてほっとしたわ。
もしずっと巨大なままだったら、アレのときとか変な想像しそう。
…というか魚だからアレはかけるだけか。
666 :
名無シネマ@上映中:2008/09/08(月) 18:36:50 ID:alQAAsls
>>664 絵が神だったとしてそれでどうやって異論を受け付けるんだよwww
マンマーレ…全裸だったらもっとインパクトあったと思うんだよなあ。
顔と同じように、宝石とかで飾られた、全裸ね。
そこが残念、妄想で済まそう。
正直、ポニョは女の子になる必要はなかったと思う
ホモ?
思い返してみると、ポニョを水揚げしてから海に帰すまでの間で
ポニョにとってよかったことってハムぐらいしかない気がした。
後はずーっとバケツの中で、女の子やばあちゃんがのぞき込んでくるぐらいしか
変化がなかったし。
何が、あそこまでポニョをかき立てたのかなーと考えてみると、やはり血を舐めた
というのが大きいのかな、と思った。なんか魔術的な意味で、それが心理に影響を
及ぼしていそう。
宗介というイケメンと知り合えたじゃん
命の恩人って認識はなさげだけど、死ぬかと思った後だしな。
人間の男のコって初めて会った感じだったし。
宮崎も言ってるけど、あれは別の種族同士の恋が結ばれる話
今日見てきた面白かった
こんないろんな解釈させるなんて面倒くさいアニメですね
何にも考えずに見ちゃいました
宮崎駿の押井へのコメント
「作家」にはならないで欲しい。人は皆、心騒ぐ自分のイメージを持っている。
押井にとってはゾクゾクするイメージなのだろうが、
それは自分の夢を聞かせるようなもので、他人には通じない。
他人に語れる言語に置き換えなきゃいけない。
押井さんのやってみたかったことは良く分かる。
でも、僕はそういう風景だけで映画を作ろうとは思わない。
「天たま」では全てが、いわくありげなものとして出てくるが
そういうものに象徴させてしまうほど世界は単純なのかな?
あの少女のご飯は誰が作っているんだろう。
そういう部分を棚にあげてしまうと何も見えてこないと思う。
まさにポニョにもいえるな
>>676 ポニョはちゃんと表面的にはエンターテインメントだからいいんだよ
679 :
名無シネマ@上映中:2008/09/08(月) 21:40:48 ID:sMYPVqYW
過去の作品とは比べ物にならないくらい登場人物の個性とか深みがよく描けてる。昔はストーリーに頼るばかりでキャラが薄っぺらだった。
異種婚礼譚ってのはすごいよ。
リクツもクソも、設定の奇抜さだけでグイグイ話をもっていくからな。
安珍清姫とかもそうかな
ポニョをホモと読み替えると、この映画に女子供しかでてこない理由が説明できる
>>681 清姫は元々人間だから異種じゃない。
変化したのは怒りで安珍を取り殺すため。
鶴女房とかはそうだな。
三輪山の神の通い婚とか。
つまりこれは宗介にポニョが夜這いを掛ける話。
古い物語は姿がばれると破綻するけど
宗介は試練ののち受け入れて成立。
ソウスケってジブリの子供の中でも1,2位を争う魅力持ってると思ったんだけど
いまいち不評なのかな〜 イイって意見をあまり聞かない気がする・・・
育児板とか主婦が集まってるスレでは好評だよ
686 :
名無シネマ@上映中:2008/09/09(火) 01:36:28 ID:aXBhkT0g
>>674 日本人と在日韓国人の話だと思えるところもあるね。
ポニョに限らず。
「本当の名前」が問題になる話とかあったりするし。
魔力がなくなるのは、在日特権を失うとか。w
ソウスケ良い子や〜
最後のグランマンマーレの質問を意味あるものにする為だと思うけど
未だかつてないほど、利発で勇敢な男の子じゃないの?
孫に男の子が出来たのはパヤオにとって大きな意味があったと思うよ
むしろ、ポニョ自体が男の子に向けた作品だったんじゃないかな?ってくらい
現実的じゃないくらい、生きることに男であることに美学が(願望が)あるよ
さすが年寄り、昔の人間
宮崎アニメに出てくる子供は男女とも
みんな利発で勇敢で飲み込みが早くて機転が利いて大人の言うことをよく聞くいい子ばかりだからなあ
でもかわいい(*´∇`*)
トトロのカンタ
ポニョのソウスケ
どっちが好き?
自分はカンタ
ソースケってこの映画にそんなに多く出てたっけ?
あんまり印象に残ってないぞ
何を言ってる
ポニョが人間になろうとまで好きになった人だ
そしてポニョと世界を救った男だ
子供なのに健気に周りの女どもを守ろうとする
言わば主役のお手本
現実のあの位の男の子も母親に対して健気なところあるから
主婦に好評なのは分かる気もする
トトロは印象に残ってない
だけどポニョの歌は死ぬまで歌い続けるヨ
そもそもオフィーリアやワーグナー発言時、
グランマンマーレの存在は確認されてない気がする
この映画、
どっから死後の世界なのかな
>作曲家の久石譲さん
>「死後の世界、輪廻(りんね)、魂の不滅など哲学的なテーマを投げかけている。
>でも、子供の目からは、冒険物語の一部として、自然に受け入れられる。
>この二重構造をどう音楽で表現するか。そこからが大変でした」
夜が明けて、
崖の上まで水が来て、ポンポン船で旅に出るとこから、仮死状態(三途の川)
トンネル抜けて、死後の世界
でいいの?
つまりは
化け物ポニョを石で殴り殺した幼児が
化け物ポニョに取り憑かれて殺される話ってことでいいよね?
港町の住人は化け物ポニョに殺されて
幼児の父親は洋上で化け物ポニョに殺され
幼児の母親は化け物ポニョの母親に殺され
幼児は仮死状態で
三途の川をおもちゃの船で渡り
トンネル抜けてあの世にたどり着き
殺された町の住人と父母と化け物を同伴して
新世界に転生する・・・
こあい映画だ
なんとなく。
大正時代の女性が抱いてた赤ん坊=トキさんかと思った
あと宗介とトキさんの髪型が似てるんで、トキさんが耕一の母親なのかと思った
「リサ」「耕一」と呼ぶ家庭だから、「おばあちゃん」とは呼んでないのかなと
フジモトは彼なりの計画で世界を救うつもりだったんだよな
そういう人があの世界ではこせこせした小人物に見えるんだな
面白かったよ
>>623 > ポニョママはエンジンが止まった耕一の船も直している。
マンマーレが来る直前になぜかエンジン停止→通過→エンジン再始動
マンマーレが通過する時海が乱れてたし、安全の為マンマーレが停止と再始動の措置をしたんじゃないかな
どっちも原因不明でタイミングからするとそういう感じ
>>649 そのレビューの残念な点はその人はそう感じたのかもしれないが、実際は全く逆でそれ故ポニョは素晴し
かったと思うのだが・・・
実際に、気持ちが細やかに描かれた登場人物達、哲学てんこ盛り、子供も大人もワクワクして観た人多数
傲慢さを感じたのはその人であって、だからといって作品が傲慢だということにならない
>>684 自分は宗介、歴代のキャラの中で一番だと思うよ!
黄色のカッパで「せんせいさようなら」「みなさんさようなら」とか
かわいすぎる。
リサカーが空っぽだった時Tシャツぎゅっと握って泣いちゃったとことか、こっちまで貰い泣きだよ…
そうすけの声、素晴らしく良いね
最初見た時は変な頭(髪型)、と思ってしまったが
映画観てるうちにそうすけの髪型も可愛くなってた
逆にりさの中途半端な刈り上げもどきが気になって仕方ない
あれはテクノカットだろ
705 :
名無シネマ@上映中:2008/09/10(水) 01:56:20 ID:XylNbIWm
勘ぐり過ぎてる人達って、磯野家の謎とか、トンデモ本好きそうね。
NHK記者「ポニョを海外の人にどのようにみてもらいたいですか?」
宮崎駿「お金を払って観ていただく方々がどんな悪口を言おうと、どこを面白がろうと自由だと思ってます」
って、またポニョが流出してるぞwww
ここ見てるジブリスタッフなんとかしろw
>>694-696 オフィーリアもシャロットもテイト・ギャラリー所蔵
すると駿は、「一枚の絵から」ではなく、NHKでは「オフィーリアにインスピレーションを得た」といい、
新聞の取材には「シャロットにたまげた」と別のことを言ったのが混乱につながってるわけか
709 :
名無シネマ@上映中:2008/09/10(水) 09:40:38 ID:h3HjHsEQ
見おわったあとの心地よさは数時間はつづくねぇ
なんなんだろ
>>701 実は宗助とポニョが船出したあの世界はマンマーレの内宇宙と推測
外の世界ではマンマーレは巨大な水塊として存在し、その姿が女性に見えるのは
フジモトなど一部の関係した人や存在だけ。
フジモトの水の使い魔がリサや宗助にはただの大波にしか見えなかったようなもの。
海で亡くなった生き物は皆、マンマーレの中に帰っていくし、生まれていない生き物も
マンマーレの中にいる。フジモトの実験室。
そしてまた海に生まれ出て行く。
死後の世界というよりは、生と死の狭間の異世界と表現したほうが適切かも。
宗助はポニョと一緒にいたので取り込まれたが、自らの意思でそこに残るか再生する
かを選択できる。
その時に助けたのは、まず父親・耕一。外部の耕一の船とリンクしていたのだろう。
次に助けたのは、母親・リサ。これは母親の喪失とトンネルを抜けての再生として
表現されている。
ってのはどうかな。以上、チラ裏
郵便局でポニョの絵葉書セット売ってた。
リサの絵葉書セットなら買ったのに。
>>649 中二病でしょうw
>>697 そう見ることもできる
が、
おれはそうは見ない
これは結局だな
愛だよ愛
わからんか
いろいろな意見読んで、それぞれ納得したけど
宗派替えはしないぜ。俺は「あの世」派だ!
あの世派だけど何でもかんでも
結び付けて怖い怖いいうと
チープになるから「なんとなくあの世」派。
境界とか転生とか希望とか不要。
「TUNAMI」ムービー見てゾクゾクくるのと
同質なんだよね、俺にとっての『ポニョ』は。
あの世だとゾクゾクしないなあ
やっぱり生身の体の方がゾクゾクする
ハヤオが津波を災害としたんじゃないって言ってたけど、
実際、災害にしか見えない
災害には見えないなあ
あれは災害の描き方じゃない
台風の水害で自宅全壊の俺が言うから間違いない
しかも街中に津波の到達水位とか書いてあったりする地域在住
水害が多いから予防線張ってるんだろう
クラゲドームの中で婆ちゃんたちがかけっこしている時は空気があったのに、
宗助が連れてこられた時は水が満ちているっぽい描写がよくわからない。
アレは死後の世界だから、と言われても納得してしまう違和感だった。
>716
水害の描写に関しては、あえて現実とはかけ離れた描写にしているはず。
あと、死後の世界とかそういう意図があるかどうかはともかく、
パヤオはああいう透明に澄んだ水の中に町が沈んでいるというイメージが
好きなんだよね。
コナンしかり、ルパンしかり。
>>719 俺もそれ気になってたわ
最初は空気ある感じなのに、後から急に口から空気の泡が出る描写になったよねえ
おい、消されるぞ・・・
おっとエントリープラグ内描写に対するツッコミはそこまでだ。
文明を滅ぼしたい心境なんだろう全部海に飲み込まれてしまえと
そういう中二的な欲望を映像のなかで実現させたいと
最初のNHKのインタビューでもそんなこと言ってたし
老人が若返る水というイメージは、「コクーン」からじゃまいか
クラゲドームの中は最初から魚が泳いでるし、ウバザメ号が宙に浮いて止まってるし、
空気があるようには見えないはず。
宗介とトキが連れて来られた時に口から泡が出てるのは、肺がまだLCLで満たされてないからだよw
ハムが出て来る映画でもっとも有名なのは「2001」
別冊カドカワのポニョ特集読んでたら、映画の終わりのほう、
ケアセンターでバアサンたちが踊りまくるシーンを入れたかったらしいね。
それ入れたら2時間近くの映画になって公開に間に合わないし、バアサンたちの
ドラマが介入するとソウスケとポニョの話じゃなくなっちまうという鈴木Pの
意見でそのシーンはなくなったんだって。
>>728 ジアートオブにそのシーンらしきイメージボードがあるが
正直ちょっとやばいくらい逝っちゃってる雰囲気が漂ってて、
入れてたら今以上に死後の世界がどうこういう奴が出たろうなと思う。
730 :
名無シネマ@上映中:2008/09/11(木) 02:49:35 ID:6fhakHWM
男30。
ポニョで泣きました。
(;´・`)「…どうしよう?」
(´〜`;)「ヌルーするしかないな…」
>>710 宗介「グランマンマーレ、ここは?」
マンマーレ「ここはLCLの海。生命の海の中」
宗介「ぼくは死んだの?」
マンマーレ「いいえ、全てがひとつになっているだけ。あなたが望んだ世界そのものよ」
宗介「でもこれは違う、違うと思う」
>>728 鈴木Pの言い分はもっともだ。
ババア映画なんて見たくねえw
正直、ハウルで何がイヤかって、荒地の魔女の扱いがね。
あんなに嫌われ、恐れられてた魔女に、
ボケたからって、みんなが急に優しくしちゃう心情が理解できない。
崖の上の明かりはみんなの希望の光なのに、グランマンマーレも余計なことをするな。
>>733 理解できないという心情が理解できない。
弱者はいたわれよ。
オマエはうるさい母親が急に惚けても介護もせずに放置するのか。
まあオマエのような人非人には介護なんて重労働は無理だろうがな。
どうにも最近のジブリ婆は目が子供みたいで受け付けん
それは近藤が悪い
同じような顔ばかり描く
老人問題を盛り込みたいなら、最初からそれをメインにした物語にすればいい。
「自分の死んだ母親の面影をどうキャラに生かすか」「死後の母親に会う」なんて、
観るほうからすりゃ余計なこと考えるなって感じ。それで面白いなら良いけど、やっぱ話がズレてってるし。
後半から、宗助の思いはずっと母親にしか向いてない。「釣った魚にはエサをやらない」恋愛のリアルさを
表現しているというつもりなら、リアルだとも言えるけど。
ポニョが勿体無い。
母親探しは冒険自体が本当の目的でしょ
あんなに楽しそうだったじゃないか
うん。たしかにバアサン関連は話の本筋(があればの話だが)から
ズレてるよな。駿の個人的な母親への思いとかは正直どーでもいいし。
それよか老人問題って何だ?老人であることに何か問題でもあるんですか?
老人になって初めて老境を知ったんだろう
>>741 老人問題にしろ少子化問題にしろ
実質社会を支えてる成人男性の問題なのだ
グランマンマーレが宗介の母親に何かを説明していたシーンは
どうも違和感があって蛇足だと思った
蛇足つったら8割くらいは蛇足だろ
そもそも魚に足が生えるところから始まる
話だし
>>746 蛇足っていいな
書いちゃおー
このスレじたい、蛇足って言えるし
>>744 あの場面はグランマンマーレの頭の上にある日傘が気になった。
>>738 パヤオ作品では、作画監督は実質、サブ作監。
本当の作監はパヤオ。
近藤も佐藤もハヤオとは目の位置が微妙に違う
751 :
名無シネマ@上映中:2008/09/11(木) 23:35:41 ID:utHd16ML
そういや宗介がつれてこられたクラゲドームは薄暗かったのも気になるところ。
ばあちゃんが走っているときは、真っ昼間みたいに明るかったのに。
口から泡がでているのもそうだけど、なんかモードが変わったっぽいよな。
最初見たときは、アレは贋物なのかとか疑ったわ。
試練を行うために作られた場所と観客。
マンマーレの「クラゲの天蓋」はお気に入りのシーンだな。
海の女神とも言うべきマンマーレが素で人間の前に出るのは憚られる。
おしなべて貴人に天蓋を翳すのは故実に倣うものと意得る。
ポニョを観ていたら、無性に和菓子の「すあま」が食べたくなった。
不謹慎だけど、ポニョはきっとすあまのように甘いにちがいない、なんて
思ってしまったよ。
グランマはそういうことにはこだわらないような印象を受けた。
どっちかというと太陽の光に弱いのかと思ったよ。
夜行性かもね
757 :
名無シネマ@上映中:2008/09/12(金) 02:49:45 ID:3CEB+XNW
>376
デスピサロ
旦那が、帰ってこないと知って、不貞腐れるリサを子供っぽい
女性と思うのは、誤りだ。この日のためにリサが、いったい何日
オナニーを我慢してると思ってるんだよ!
リサの車が、暴走気味なのはカリオストロの焼き直しじゃない。
彼女の性的欲求のあらわれだ。つまり、リサの車=マンコ
舞台が瀬戸内で狭い道だから、軽自動車なのではない。
リサのマンコは小さくて、キツキツなのをあらわしているのだ。
>>754 あの淡くモチモチとした食感が…。
ポニョがすあまにしか見えなくなってしまったじゃないか(笑)。
実写化が宮崎あおいで検討中です
>>728 ラストに踊りまくる婆さんたち・・・
リンチのインランド・エンパイアみたいだな〜。
クラゲドームもそうだけど、シュールな多幸感。
無線に詳しい人いたら頼む
50.194.00→50.194.70
ってなんか特別な数字?絵コンテで番号変えないことって注意書きがあるんだけどなんか意味あるんかな
>>222 いいね。俺も同じような感想。
死後の世界を連想させるような映画でありながら、
現世なのか死後なのか結局不明なシーンが沢山ある。
それは宮崎さん自身も不明なのかも知れないし、
意図的に解らないようにしているのかも知れないし、
現世とあの世をmixしたようなものかも知れない。
救助ヘリコプターと第一次世界大戦(大正時代)の戦闘機が同居
しているラストシーンですら死後の世界だと思えない事もない。
765 :
名無シネマ@上映中:2008/09/15(月) 04:05:03 ID:ujVmzM9k
水没した街のクラゲドームでのお婆さん達の会話の一部です。
お婆さんA「あの世もいいわねえ。」
お婆さんB「怖がるんじゃなかったねえ」
お婆さんC「あの世なの?竜宮城だと思ってたわ。」「あはは・・」(6人で大笑い)
結局
>>222の言うように現世か死後の区別がつかない世界なのかも知れない。
戦後まもないアニメを見ているような古臭い感じがした。
色あせないようにも作ったのかな、後世に残るように。
>>763 北三田
ビデオカメラで車載動画やってるの見てワロタ
おもしろかった
思いつきなんですが、
宮崎さんの映画の作り方というのは映画の作り方じゃない気がします
製造業でいう試作屋みたいな感じ
宮崎さんのオヤジさんが、やっていた会社の影響なんじゃなかろうか
なんてちょっと思った。
このスレはなんじゃタウンか?
高!
>>769 むしろ何で公式グッズで作らなかったのか不思議。
映画の一番のキーアイテムだし、映画を見た後に映画館でポンポン船買って、
お父さんが息子に使い方を教えてあげて、子供は一つ賢くなって、
ってのが理想的なのに。
公式パンフのグッズ欄にポンポン船が載ってなかったのを見て、
なんで???、頭悪っ!!!、って思ったよ。
そうだよね、原価レベルの安値販売を会場なりでして
家族そろって、ぽんぽん船を手にしながら映画を見るって最高だよね。
それだけ、商売商売しなかったのかな・・・それとも宣伝費拡大で
収益優先で、グッズ販売の微々たる商売はいいや〜みたいな感じだったのか。
逆にいえば、商標とるろくしてなければ、中国並みの商売でかせgっる。
鳥足ポニョのキモいぬいぐるみとかその他グッズは色々とは作ってるから、
商売する気はまんまんでしょうねえ。
ディズニーの例もあるように、グッズ収入は版権ビジネスの基本で、
結構大きな収益源にはなってるはずだよ。
商売する気はまんまんだったけど、決め細やかな心が無かったんでしょう。
ポンポン船は火を使うから
何かあったときに訴訟になるとややこしいじゃん
ジブリ商品部には「映画の内容より先に商品企画があってはならない」みたいな自戒があって
それを守ってるのは良いけど、宗介のポンポン船は、完全に映画先行のネタだからな。
商品化してもバチは当たらんだろうに。
俺も劇場出たとき最初に探したのはポンポン船だ。
>>775 そういう考え方を一番嫌がるのが他ならぬパヤだ。
自分の知り合いの小5の子供集めてチェーンソー渡し、
一通り使い方を説明した後「よしお前等マキを割っておけ!」と言って
隣の部屋にドキドキしながら隠れてるような爺だぜ?
777 :
名無シネマ@上映中:2008/09/16(火) 19:44:27 ID:IsNcovaM
778 :
名無シネマ@上映中:2008/09/16(火) 19:50:20 ID:DSYYxAQS
780 :
名無シネマ@上映中:2008/09/16(火) 20:09:14 ID:2M4j0uqZ
リサ家の充電ランタンも、出したら売れるぞ!
娘が所望しているのだが、同じ形が見つからないんだ。
リサの車って明確なモデルあるの?
車にはぜんぜん詳しくないもんで・・・
黄色ナンバーだから軽自動車だね。
ターボには見えないけど、あんなパワフルな車はないよね。
リサのドライビングテクニックもF1レーサー並み。
いかにも、アニメ、宮崎っぽくていいけど。
オートマであのエンジン音はないよなぁ。
786 :
名無シネマ@上映中:2008/09/17(水) 17:50:19 ID:Ap+NOjCa
788 :
名無シネマ@上映中:2008/09/17(水) 19:23:41 ID:VhLSO8tt
ようやく見てきた。見終わった後すごくすっきりしたよ
俺も深読みするの好きだからあちこちで言われてるモチーフも頭にひっかかってて
本当は暗い話とかだったら嫌だなぁとか考えてたけど
そういうのも全部引き受けてポニョと宗介はがんばってきて、
物語の終わったこれからも一緒にがんばっていくんだろうな、って思うとやっぱりいい映画だなって思う。
映画代がもっと安けりゃ何度でも見に行くんだが・・
ライムワイヤダウンロードして、【映画】(アニメ)崖の上のポニョ (本物です)[1h40m52s 720x480 XviD]
をダウンロードする。
生まれてきてよかった っていうのは
生まれてすいませnのアントかね
>>791 私達は血を吐きながら飛ぶ鳥だ!
↓
だからみんな死んでしまえばいいのに
↓
生きろ
↓
頼まれなくったって生きてやる
↓
父さえいなければ、生きられると思った
↓
生まれてきてよかった
お禿様だけ招かれざる出演者って感じ
794 :
名無シネマ@上映中:2008/09/18(木) 01:43:31 ID:RlLxIJCp
どなたか、この映画の解説的入りのあらすじを教えてほしいです。
僕には最後、ポギョが人間になれて、世界が平和を取り戻してよかったね
としてしか見れません。
>>794 それでいいんじゃね
蛇足としてつけくわえると、映画の中で「世界に大穴をあけてしまった」とは言ってるけど
それによってひきおこされた津波をパヤオは必ずしも災害とは見てないでないじゃろか
さらにいえば、ポニョはウルトラマンや怪獣みたいなもんで
あの津波の犠牲とかは、考える方がおかしいというのがおらの意見
最後のほうで、みんなが海底にいってるよね?
海底は現実の世界なの?足が治っているんだから現実世界じゃないよね。
トキさんが宗助とポ魚に、だまされるんじゃないよ!こっちだよ〜っていって
宗助がトキさんのところに向かっていくとき
ポ魚のお父さんが、そうじゃないのに〜って言って全員を海底に連れていくんだけど
そうじゃないってことは、海底にいったほうが正解で幸せになれるから
そうじゃないのに〜って言ったんだろうけど、その幸せって何なの?
>>796 そんな事、あれこれ人に聞くのはどうかと思うよ…。
本当に知りたかったら、何度でも見に行って。
自分なりの答えを、自分で見つけなきゃ。
ポニョって見た後はすっきりするんだけど、時間たつと疑問が沸いてくる。
さんざん既出のネタで恐縮なんだけど
あの大正時代の服装の婦人(&だんなさん&あかちゃん)は、なにもの?
・生と死の狭間の世界のヒト
…だとしたら、彼女らがソウスケを知り合いとして扱うのはなぜ?
・グランマンマーレか、フジモトの息がかかったおばけ、幻、魔法。
…試練のタメのしかけだと考えると、こーなる。
・ソウスケたちの住んでる街のヒト
…もっとも単純な解釈、服装のセンスが古風なだけ。
・劇中に出てくる誰かの若いコロ
…たとえばトキさんとか。
・リサのおばーさんとか、過去に死んでしまった親族。
…ソウスケと知り合いであるという説明になる、知らないけど知ってる気分になるヒト。
一緒に和舟に乗ってる男の人は旦那じゃないみたいだぜ
ソースは絵コンテ
「青年」と書いてある
▼ひらけ!魔法の扉〜いっしょに歌おう夢のうた〜[B][文]
09/19 後07:45〜後09:00 NHK 2 (BS2)(102ch)音楽
スレ違いっぽいけど、これ絶対見たほうがいいよ。
子供の日に放送してたんだけど、あまりのクオリティの高さにぶったまげた。
録画して永久保存版にすべし。大橋のぞみちゃんも出るよ。
最初に見たときは旦那には見えなかったけどな
俺も絵コンテ集みて思った。
やっぱ赤ん坊の父親をわざわざ青年と書くのはおかしいんで、
パヤの頭の中では夫婦ではないんだろ。
だいたい「父親不在」がテーマな映画だしw
父親不在がテーマ?
ポニョはむしろ母親不在だぞ?
宮崎映画は父親の影が薄いってのは共通してると思う。
「青年」ってのは、たんに「青年パパ」って意味で、パパを略したのではなかろうか?
たんなる青年だとしたら、渡し守=カロンみたいな役目かなあ?
しかし、あの場面でのソウスケの反応が、みょーに薄いんだよなあ。
魔に魅入られてるよーにも見えるし、
小さなコドモにありがちな、オトナがぼくを知ってるって言うんだから、
ぼくは覚えてないけど、とりあえず相づち打っておこう…みたくも見える。
あっちの世界の人間が、現世の人間を勝手に知り合い扱いする展開って、
カタチとしてあるような気もする。
しかし釈然としないシーンだな。あのシーンだけ、とびぬけて抽象的だ。
トンネルからクラゲの中の老人ホームにはどうやって行ったっけ?
トキさんもろとも水魚に飲まれて。
812 :
sage:2008/09/18(木) 15:36:24 ID:N3B/J7/I
ポニョは最初宗介の血を舐めて半漁人になるけど何でポニョは人間の血を飲み込んだの?
わからんなー
よっぽど自分の父親が嫌いだったんだと思うよ
宮崎さんは
>>812 舐めた後、もののけ姫のサンみたいに血を吐き出されても嫌だが。
>>813 だろうね。理想的な父親キャラってのはパヤには描けないと思う。
NHKスペシャル見ても彼の頭の中は母親でいっぱい。
マザコン通り過ぎてほとんどノイローゼ状態。
でも作品作りの原動力になってるんだからそれはそれでいいけどね。
816 :
名無シネマ@上映中:2008/09/18(木) 15:55:10 ID:zVawJ39w
あの赤ちゃんはお腹が空いてるのにスープを飲めなくて、もらったサンドイッチも
お母さんのだし、もうやだよう、って思ってぐずりはじめたから、ポニョが行って
「大丈夫だよ、お母さんのおっぱいになるから」って伝えてあげてるんだと思った。
赤ちゃんにとって生きること=食べることだし・・
わざわざ和舟なのは、赤ちゃんがいるから他の人に迷惑にならないようにのんびり
行こう、っていう夫婦の考え方だと思ってた。モーターはうるさそうだし・・
ふろしきに必要な物は包んでありそうだから、しばらく船の上で過ごせそう。
あの地方の人はきっと、緊急用に自分の家に船を持っているのかな、とか思ってた。
レトロなファッションの現代人なんじゃない?
山のトンネルが出産どうこうっていうのは、山道=産道だから?
でもアニメーションの現場でのパヤオは父親そのものだけどな
家庭では吾朗に失格の烙印を押されてたが
>>814 まぁ確かにwww
自分的にそこがすっごい気になる。
血を舐めたことによって何らかの契約が宗介とポニョの間で交わされたことになっていて、
二人とも思い合うようになったのかな?
なんか全体の話を通して宗介はポニョの傀儡みたいだった印象
ポニョが怖いって人がいるけど、
安部公房の人魚の話の人魚も萌えるよw
オレこの映画見てて何故かアンデルセンとか小川未明じゃなくて、
安部公房のはなしを思い出した
>>816 おぉ〜。なんか、初めて納得できる解釈を見た気がする。
ほんとのところは監督にしかわからないけどね。
アニメは描きたいんだけど、どうしても、父親というものは
描きたくなかったんだね。
確かにポニョや最近になって父親像みたいなのは特に減ったけど
紅の豚など見ても父親としてと言うか男としては理想は持ってると思うけどな
あくまでも理想って感じがするけど
>>817 現場では誰よりもハードワーカーでアイデアの中で一人悶々としてる姿とかなのかな?
そりゃ、スタッフも辛いものもあるかもねw
823 :
名無シネマ@上映中:2008/09/18(木) 17:22:08 ID:JMcKfIEy
監督と息子の関係をアニメに投影したら面白いものができそうだけどなーw
ふかよみの
しすぎはただの
おろかなり
深読みでストレス溜まるなら愚かだけど楽しんでるんだからいいじゃん
宮崎も最後の作品だと認識して作った
人間として、最後には原点に戻ろうとする。
手書きにこだわったのも、そのあらわれだろうし、より原始的に作りたかったと思う。
(いつの時代の人が見ても、それを真似て作られるもの、CGは作れない)
内容も、世の中、すべてが通じてて、すべてが幸せなんだよ!みたいな作品に思える。
世の中に起こっている戦争も、人の苦悩も、すべてが通じていると思えば
な〜んだ!戦争なんてやるもんじゃないね〜あ〜きちゃった〜
みたいに思ってもらえるように作った映画と思える。
父親というかスタッフにとって宮崎は神に近い存在だろうな
乗り越えられる壁とか越えちゃってるし
830 :
名無シネマ@上映中:2008/09/18(木) 20:05:27 ID:fcpznlam
観にいってきました。波の表現に感動しました。映画の迫力が伝わったというか
波の上をポニョが走って、家で抱き合うとこまで鳥肌立ちました
渋谷対談のボロの構想で、たくさんの子供がいたんだけど1匹だけのこってる
ってのがでてきてるが、ポニョの無数の妹と1匹だけのこったポニョというのは
ボロからの流れなのか。
ボロってなんだ?
フジモトもあれだけポニョに共感しちゃった
妹たちいるんじゃこの先も大変だね
フジモトだけじゃなく地球もw
トンネルを抜けると海であった。名前はまだない。
DVD出るのいつ頃かな
今までの作品ではDVDは特に早く欲しいとも思わなかったけど
ポニョは見てる最中から早くDVDが欲しいと思った。
それぐらいリサに萌えた。
母親が活躍するパヤオ作品て今までにあったっけ
>836
ドーラ
あと原作ナウシカも、終盤はママ
ぽ、ぽにょがクル━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!(嵐的な意味で
昨日観てきたけど
完全に子供視点で描かれてる映画だね。
リサとポニョ母が話してる場面とか正にそうだよね。
きっと難しい話してるんだろうけど、話してる場面を映すだけ。
俺は、
年寄りが子供の頃を思い起こしてる視点にも見えたな。
まあ見たのはちょっと前だから、NHKのドキュメンタリとか
このスレを見てそう考えちゃってるのかもしれないけど。
>>838 今、館山辺り
アホらしいけど、嵐が来る度にポニョが走ってくるシーンが浮かびそう
きっと子供たちもそうだろう
リサとpぎょ母との話って、単純に
これから歩魚が人間界で生活していきますのでよろしくお願いいたします
っていう感じでOKですか?
「うちのフジモトが御迷惑をお掛けしまして…」
>>839 >リサとポニョ母が話してる場面とか正にそうだよね。
ていうか、あそこは異質なとこだけどね
ファッキンポニョぐらい解るよコノやろう
846 :
名無シネマ@上映中:2008/09/20(土) 16:53:07 ID:KdiVfDsB
山のトンネル=産道
水中の養護施設=母親の子宮
丸い壁になっててその中で息できるのはそれの象徴?
ばあさん達が歩けるの一度子宮に戻ってもう一度手足をもらったから?
ポニョたちは洪水で一度死んで産道を通り、母親の子宮まで戻って
復活した・・・フジモトかわいいよフジモト
>>842 ポニョを拒絶したときは泡となって消えて
ソウスケに一生消えないトラウマを残しますがいいですかとかそんな話だったり
>>847 子宮説もなあ…
湯婆の湯屋だって子宮構造だったからなあ
後宮小説で、女大学は女性器そのもので
だから「たると」は膣口なんだと説明してたのを思い出したよ。
どうしても、最後、スーパーマリオの死亡時の効果音がだぶってしまう。
何で糞ツマラン騙しリンク貼る奴に限ってそこらじゅうに一斉爆撃するの?
2ちゃんの新参なんだろう…
マルチまでやってるし
ポニョの主題歌の替え歌作って喜んでるやつ居るけど、
あの歌は、「ポニョ」って言葉の語感それ自体が面白いんで、
そこの歌詞を変えちゃったらたいして面白くないんだよな。
パロディとして弱いw
「ぽにょっとしてる」だもんなあ
パクパク チゲ
パクパク チゲ
キムチが大好き 真っ赤っかの〜
パロディの使い方が間違ってる
863 :
名無シネマ@上映中:2008/09/22(月) 02:24:00 ID:wbAH1G2f
つまりもののけ姫は面白くないと
ポニョニョヶ姫
ちょっと言ってみたかっただけです。
>>855 ワロタwその映画全部見たいw
てか、なんちゅうか話逸れとるwww
でもあれですね、ポニョが精子だとして、ウッディアレンと真逆な精子ですね。
何も恐れず進んでいくもんね。
ウッディは「自慰だったら天井に当たって死ぬかも。出るの怖い」とか言ってるしw
だってアレソは、生まれてきてよかったなんて口が裂けても言わんだろ
ポニョと宗介の船出が結婚を表してるっていう意見があって感心したけど
そうするとロウソクはチンコの暗喩かね
そんで火が子供
火が消えた時にポニョがバイバイって言ったのは
子供が死んじゃったか自立して親離れしたのを表してるのかな
ポニョが2本目のロウソクを大きく出来なかったのは旦那がEDになったから
869 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 09:30:36 ID:roAKELb6
ポニョ観てきた。
確かに一見しただけでは不可解なアニメだ。
「神話をモチーフにしている」説や「男女の結婚を比喩している」説など
様々みたいだけど、
俺は単純に、あれは「ハヤオとハヤオが作り出した作品」についての物語だと
思う。
文章書くのあんまり得意じゃないから意味不明な説明になるかもしれないけど、
俺なりに思った考察を聞いてくれ。
870 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 09:33:28 ID:roAKELb6
まず「宗助」。
宗助はハヤオ自身のことだ。
そしてポニョ。
ポニョは「ハヤオが生み出したジブリアニメ」を表していると思う。
871 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 09:48:16 ID:roAKELb6
「フジモト」は、ハヤオが活躍する以前の、テレビやアニメ業界のこと。
「フジモト」の中で、確かにポニョは生まれた。
しかし、その枠に収まっていられなかったポニョは、フジモトの元から逃れようとする。
そして宗助と出会う。
最初はまだ小さくて、ガラス瓶の中に押し込められたままのポニョ。
そのガラスの瓶を打ち砕いて、ポニョはハヤオの手の中に収まる。
アニメ業界ではまだ活躍していない、駆け出しの頃のハヤオを描写しているんだと思う。
872 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 09:52:23 ID:roAKELb6
ポニョはヘンテコな魚だ。普通の金魚とは違う。
当時、ハヤオの作品は斬新過ぎたのだろう。
周りの人間が容易に受け入れてくれるものではなかった。
それゆえにポニョは、幼稚園の女の子から変な魚と言われてしまう。
それでもハヤオは、ポニョを手放さなかった。
大事に大事に、ハヤオはポニョを育てようとする。
873 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 10:11:22 ID:roAKELb6
ポニョを育てるにあたって、唯一力を貸してくれたのはリサだ。
「リサ」は、アニメ界で駆け出したばかりのハヤオを助け、力になって
くれたハヤオの仲間達のことだと思う。
「リサ」は母親のようにハヤオを見守り育ててくれたのだろう。
しかし、テレビでも放送されていた通り、ハヤオにとっての本当の母親は
作中では「トキさん」として表わされている。
母親のように暖かく見守ってくれた仲間たちは、あくまでも仲間であって
母親ではない。
だからこそ宗助はリサのことを「お母さん」ではなく「リサ」と呼ぶの
だろう。
874 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 10:20:00 ID:roAKELb6
ポニョは宗助の血を舐めて半魚人になることに成功したが、まだ完全な人間
にはなれなかった。
駆け出しの頃のハヤオは、自分の中で練っていたアニメの構想を、どうにか
作品として完成させ世に出したかった。
しかしポニョが人間になることを「フジモト」は何としてでも阻止しようとする。
テレビの中で、ハヤオが全くアニメ業界に相手にされなかった時期のことが
紹介されていたが、これはまさしくそのことを表しているんだと思う。
875 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 10:33:23 ID:roAKELb6
ついにフジモトに捕まり、連れ戻されるポニョ。
フジモトはポニョが再度逃げ出したりしないように、元居た場所に閉じ込める。
しかしポニョは以前のポニョとは違い、フジモトでも抑えきれないような力を
持つようになっていた。
それに恐れを抱いたフジモトは、「生命の水」の抽出になお一層の力を入れる
ようになる。
フジモトが大事に育てている「生命の水」は、当時のアニメ界が必死になって
守り抜こうとした、アニメ界の「常識」や「ルール」といったものだろう。
もはや地上に降り立って人間になることは不可能のように思われたポニョ
だったが、周りの人間(金魚の妹達)に助けられ、「生命の水」をぶち壊し、
再度地上に降り立つことに成功する。
876 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 10:44:21 ID:roAKELb6
ポニョが地上の全ての物を飲み尽しながら、大津波に乗って宗助の元に
やってくるシーンは圧巻だったが、あれは「ジブリ」というブランドの
成長力が、リサやハヤオ自身も圧倒されるほどの物だったのだろう。
今までのアニメ界の常識を覆し、人間という完成された姿になって
現れたポニョ。
最初はそれに戸惑いながらも、宗助とリサはポニョを受け入れ、家に
迎え入れる。
海=北朝鮮
陸=日本
フジモト=よど号犯
ブリュンヒルデ=本名
ポニョ=通名
クラゲ=工作船
津波=テポドン
個人的にはこの解釈が一番しっくりきた。
878 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 10:53:07 ID:roAKELb6
一方その頃、生命の水をぶち壊され困り果てたフジモトは、グランマンマーレ
に苦境を訴える。
グランマンマーレとは、フジモトが今まで一人で独占してきた「視聴者」
のことではないかと思われる。
しかし視聴者は、ポニョが人間になることを許してしまう。
ハヤオが世の中にアニメを送り出し続けることができたのは、視聴者がそれを
許したからだ。
グランマンマーレの前では、フジモトは無力だということが分かる。
>roAKELb6
もういいからやめてくれ
880 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 11:03:57 ID:roAKELb6
>>879 まぁ単純で下らない解釈かもしれないけど、ここまで来たら一応最後
まで言わせてくれ。
881 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 11:14:04 ID:roAKELb6
ジブリというものが大きくなるにつれて、宗助はリサの加護から離れる
ことになる。
ハヤオはポニョを連れて、大海原へ自分の力で漕ぎ出すことになる。
当初は大きな魔力を持っていたポニョだが、眠くなると同時に次第に
その力は弱くなっていく。
「トトロ」「ラピュタ」等々、日本に大きな影響力を与えたジブリの
力が次第に衰えていくのを、ハヤオ自身が感じ取っていたのかもしれない。
「昔のジブリは良かった」という風潮が、ポニョの魔力の衰退を表して
いるんだと思う。
882 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 11:20:11 ID:roAKELb6
魔力の弱ったポニョを引き連れ、宗助は「トンネル」に対峙することに
なる。
このトンネルこそ、今回の「崖の上のポニョ」の制作のことを表して
いるのでは無いだろうか。
トンネルを抜ける事は大きな挑戦だったが、トンネルを抜けることにより
ポニョは元の姿になる。
つまり「原点」に還ったわけだ。
883 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 11:25:14 ID:roAKELb6
いざ原点に戻って辺りを見渡してみた時、もうそこにリサはいなく
なっていた。
テレビの放送で、ハヤオの昔からの戦友が亡くなったというエピソード
があったが、リサの不在は、そういったことを表しているのではない
だろうか。
884 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 11:48:50 ID:roAKELb6
トンネルを抜けた以降は、ハヤオにとっての「これから」だ。
これからハヤオは、津波に襲われてリサと同じ「向こうの世界」に
行くことになる。
その際ハヤオは、トキさんも一緒に連れて行く。
母親が亡くなった以降もなお、ジブリ作品の中に母親を映し出して
いたハヤオにとって、母親はそれまで、まだ「向こうの世界の人」
では無かったのかもしれない。
だからこそ、母親の死を受け入れることを象徴するあのシーン(宗助が
トキの胸に飛び込むシーン)を書くことを、ハヤオは躊躇ったのかも
しれない。
しかし最終的に、ハヤオは自分の死と共に、母親の死を受け入れるのだ。
885 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 12:01:18 ID:roAKELb6
向こうの世界に行った際、宗助はグランマンマーレに問われることに
なる。
元は半魚人であったポニョを、ありのまま受け入れることができるのかと。
ジブリ作品は今まで沢山の脚光を浴びてきたが、同時に沢山の批判を受けて
きたことも事実だ。
想像の域は越えないが、もしかしたら過去に送り出してきた作品の中で、
ハヤオ自身納得のいかない作品もあったのかもしれない。
数々の栄光と数々の批判、失敗や成功全てをひっくるめて、ハヤオは
ポニョを受け入れているのか。
宗助の答えは「YES」だ。
886 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 12:15:30 ID:roAKELb6
「ジブリで作り上げてきたものを、後悔はしてはいない」
宗助の答えは、ハヤオ自身のジブリに対する「答え」だと思う。
崖の上のポニョのキャッチコピーである「生まれてきてよかった」は
ハヤオの人生そのものに対する言葉かもしれない。
周りからなんと批評されようと、ハヤオはポニョに出会えて幸せだったの
だと思う。
ぜし、ハヤオ自身に聞いてみたいね。
年齢も年齢だし、ハヤオの年齢になると
自伝とか書きたくなるし。
888 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 12:35:22 ID:roAKELb6
いずれ訪れる死を控えて、ハヤオは最後に、この「崖の上のポニョ」で
そんな自分の思いを綴ったように思う。
トキさん(母親)、リサ(仲間達)、フジモト(アニメ界)、
グランマンマーレ(世間)、そしてポニョ(作品)。
ハヤオが自分の人生の中で出会った人達や、築き上げてきたものを
今改めて振り返り、そしてそれに対する答えを出した。
それが「崖の上のポニョ」なんだと思う。
889 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 12:40:37 ID:roAKELb6
>>887 「自伝」って言ったらその通りだね。
今回のこの「崖の上のポニョ」はまさしく自伝なんだと思う。
トンネルを抜けた以降は「遺言」も含まれているように思うけど。
そうゆう意味では、ハヤオは本当にこれを最後の作品にするつもりかも
しれないな。
題名も 崖の上の なんて普通はつけないよね。
常に、崖の上に立たされていたミヤザキアニメということ?
891 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 12:42:00 ID:roAKELb6
以上、俺なりの考察でした。
長々とスレを埋め尽くしてしまってスマン。
892 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 12:47:28 ID:roAKELb6
>>890 いつも崖っぷちの思いをしてきました、的な比喩もあるかもなw
実際いつも製作は崖っぷちだったしな。
でも宗助の家は、崖の上の「灯台」だったことを考えると、
「俺が常に頂点でアニメ界を引っ張ってきたんだぞ」
的な意味もあるような気がする。
ハヤオなりの自負だろう。
>>891 俺も同じような解釈を考えていたので、似た考察は嬉しく思う。
ただ、俺の解釈では「フジモト」もハヤオ。
895 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 13:09:18 ID:roAKELb6
>>893 なるほど、興味深いな。
ハヤオ自身でさえも、ポニョを抑えることができなくなってしまった
ということか。
ジブリはハヤオの手中を超えて、独り歩きをするようになってしまった
という解釈もあるわけだ。
だからフジモトは「ポニョを一度眠らせなければいけない」と
必至にポニョを追いかけたわけだ。
独り歩きして収拾がつかないポニョを原点に戻すために。
なるほどなるほど。
>>890,892
あのなあ
主人公の名前は漱石の「門」から直接引用されてるし
「崖の上」ってのも「門」に参照があるんだよ
いいかげんな推理は、やめい
897 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 13:33:37 ID:roAKELb6
>>896 夏目漱石の「門」に出てくる宗助は、崖の「下」の家に住んでいる。
でもポニョは崖の下ではなく「上」だ。
なぜ「上」なのか。
色々推理すると面白くないか。
>>897 崖の下に住んでたら家が沈没してるだろが
いいかげんにしなさい
若いころに読んだものが作品に影響する
実生活をキャラにかぶせて描いたりもするし
現実の人間を非人間にかぶせて描いたりもする。
そういうのよりも、一番大事なのは、何を映画で伝えたいのか。
自分の人生を後世に伝えたかった。
>>895 あとね、宗介とポニョの未来の姿が、フジモトとグランマンマーレだと思う。
歴史もすべて繰り返され、輪廻されるってこと?
ニーチェの永劫回帰
>>902 ニーチェよく知らないのでkwsk
面白そうなヨカーン
>>903 俺の説明を聞くより、ググるか、wikiで調べるかした方がいいよ。
キリスト教色の払拭とか、輪廻なんて出てきたら、
ニーチェと関係ないという方が無理だと思う。
ニーチェって、哲学話には、どの哲学者よりほんとよく使われるよね。
>>905 哲学者といえばニーチェしか知らないという人がいる。
そういう人に限ってニーチェの著作は読んだことがなく、名前を知ってるだけだったりする。
西田幾太郎やソシュールさえも知らない。
そして他の人もニーチェの名前を知ってるだけだと思い込み、知ったかぶりをしてもばれないと思っている。
>>904なんか、その典型だな。
907 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 15:25:34 ID:roAKELb6
もしハヤオが永劫回帰の思想をポニョに取り入れていたとすれば、
自分の人生をそっくりそのまま肯定したハヤオは超人になり得たということか。
ハヤオ、達観したな。
燃え尽き症候群で、一気に老けていくかもね。
やっぱ、作り続けてきた人だから、今後も何か作り続けていってほしい。
>>907-908 ニーチェの本なんてブックオフの100円コーナーに投げ出されてるもんなのに、なぜ一冊たりとも絶対に読もうとしないんだ?
思想学ってのは昔からある程度知識として
身に着けておかないと、いまさら感はあるし
それに哲学ってのは人生において、あまり良い知識ではないと思うよ。
哲学者に鬱が多いでしょう。
人生について考える事は必要だけど、それを身につけるなら
ほかの知識を身につけることにまわしたい、能力は限られているしね。
911 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 15:39:17 ID:cN71IUnE
ニーチェの永劫回帰って簡単に言えばどういうこと?
字からすれば、人が生まれ死ぬってのは、それで終わりとされているけど
死んでから、その次にまた生まれ変わり、元に帰り、また延々と繰り返されていくってことでしょ。
ボーダー線がないっていうか
>>910 それはその通りだな。
哲学書を読んでる人は偉いと思ってる奴は、とんでもない馬鹿だ。
>>906 俺は哲学のカテゴリからニーチェを出したのではなく、
キリスト教批判の立場から出したんだけどな。哲学自体には興味ないし。
「キリスト教色の払拭」なんてわざわざ言わんでもいいことを
何故ハヤオが宣言したのか、俺はそこが気になる。
>>912 後頭部をいきなり殴られたような衝撃を受けた。
王監督が引退するけど、国籍が日本ではなく苦労したりと言ってたけど
その若い当時の思いってのは、人生に大きく響くから
ハヤオの若いころ、そういう思いが強かったんじゃないの。
それを時代遅れって言う人もいるけど。
917 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 15:54:25 ID:roAKELb6
>>909 ニーチェのことをよく知っている人のようなので教えて欲しいのだが、
>>904の書き込みのどの辺りに間違いがあるの?
確かに俺はニーチェの事も永劫回帰のこともあまりよく知らないから
適当にググった情報を参照した上で、904の書き込みに妙に納得したんだけど
この解釈に異論があるのであれば、その点を教えてほしい。
またおまえか
919 :
名無シネマ@上映中:2008/09/24(水) 16:27:50 ID:fmmSir7o
>>910>>913 もともと欝な人が生きるために必要なのが実存哲学
哲学のせいで欝になるんじゃないから
>>912 別に間違ってはいないが説明不足すぎるだろW
どういう意図を解釈させたいんだよ
哲学は作品の下敷にはなってるだろうけど、
監督がポニョで言いたかったことって、もっとシンプルで力強くて
根元的なものじゃないかな?
「本能万歳!」みたいな。
>>920 ニーチェがツァラトゥストラで言った「汝なすべし」の竜を殺す「我欲す」の獅子てのが
まさにその「本能万歳」だと思うんだよな。
その後獅子は童子になるわけだが。
実存哲学って構造主義者たちにコテンパンにされて終了ってイメージしかないんだけど
関係ないけど
パヤオって、ADHD傾向の人かなって最近思う。
悪い意味で言ってるんじゃなくて、偉人とかにいろんなタイプの人がいるけど
ああいう感じに近いかなと。アインシュタインとかエジソンとか。
パイオニア的な人には、こういうタイプの人が結構いるっぽい。
創造性に富むこと、好きなことへの集中力(過集中ともいう)、
常識にとらわれたがらず、協調性が低い→独自性
あと自己肯定と批判精神。
否定されればされるほど、なにくそって跳ね返すバイタリティー。
自分は駄目だ、となっちゃうより、自分を否定する周囲を否定するのね。
で、相手の気持ちを繊細に捉えるのは、ちょっと苦手、みたいな。
作品を作ること=生きることなんだろうな。
スレ見てると、黒澤明とよく比較されるけど、やっぱ似てるかもね。
今後どうなるか分からないけど、ポニョの賛否両論ぶり見て
さらに奮起するかもしれないなぁとそこはかとなく期待している。
>>922 レッテル貼って分かった気になってるだけでは面白くないだろう。
「振り子の理論」を念頭に今一度ゲーテ→ショーペンハウエル→ニーチェと
読み直してみてほしい。
アニメーションとして先ず見ようね
ちまんね
927 :
名無シネマ@上映中:2008/09/25(木) 00:18:26 ID:ciMrXHMr
>>923 ADHDっぽいというのは、俺も感じてた。
作品に底通する、前のめりの疾走感とか見るとそれっぽい。
キャラで言うと、ナウシカやポニョなんて、多分ADHDの範疇に入りそうだし。
それでいて、非常に穏やかな部分も持ち併せてるというのが面白いね。
ADHDとかw
しかしなんでも病気にしたがる人達ですね
そういう枠にはめないと自分が安心してみられないんでしょうね
まさに神経症ですね
今週のモーニングのバガボンドがなかなか凄い。
パヤがポニョでたどり着いた境地と、結構似たものが語られてると思う。
バカボンまだやってたのか
バガボンのパパなのだ〜
>>929 ちょうど思い出していた。
『どんなに孤独でも理解者なんていなくても、
天と繋がっている』って悟る坊さんスゲー
武蔵もそれは分かってたよな。孤独〜でガクブルしてたがww
諸星の「太公望」にも…
935 :
名無シネマ@上映中:2008/09/26(金) 20:35:53 ID:jdkkQs2P
久しぶりに立ち読みしたよ バガボンド
普通の言葉が深いな
毎週読んでれば良かった
いつのまにか連載再開してるから困る・・
936 :
名無シネマ@上映中:2008/09/27(土) 09:58:41 ID:H+ScG1ny
「生きろ!」の先にあるものを遂に描いてくれた映画だったね。
>>937 記憶あると色々不便だからじゃないか?
前世がイスラム圏の女性が、次に裸族に生まれたら大変だろww
役者が役を演じてるのと同じだと思うんだよ。
舞台に上がってる間は演じてる誰か。
ソデに下がったら(人生が終わったら)色々考えて、
次は何の役をやろうかな〜
んでオーディションに行って、
受かったら晴れて生まれ変わる、と。
ポニョロジストに任命
見てきた。面白かったー。
海怖いよ洪水怖い津波怖い。埼玉に海がなくてよかった。
グッズ売り場にポンポン船がなくてがっかりした。
ガケウエポニョカル
パヤオ映画の水没都市って、
ポニョ
千尋
パンダコパンダ
ラピュタ
で全部かな
ポニョクソすぎてワロタwwww
クソっぷりが神スグルww
かりおすとろ
こなん
ナウシカの腐海の底もある意味「水没都市」
千尋は冠水
948 :
名無シネマ@上映中:2008/09/30(火) 12:01:26 ID:cHSy6fEx
だから何?って感じ
謎を隠せばよい作品だと思ってんのか?こんなの宮沢賢治や純文学でよくやってる手法じゃん
しかもポニョは純文学と違って中身がない、そんな意味のない謎ときなんかゲームと同じ
ポニョ厨は馬鹿ばっかり
作画は、派手なシーンばっかり語られがちだが、
「リサーーー! リサーーーー!」で
一回転したら涙目になってるとことか
あの絵の説得力と、感情に訴える力はすごい。
あれはなにげに神作画だとおも。
作画だけは神
>>948 「中身のない作品」など存在しないよ。あるのは「自分にとって心地よい情報を
与えてくれる作品」と「そうでない作品」だけだ。
ポニョを擁護する訳ではないが、「こんなものは見る価値がない」「誉める奴は
馬鹿だ」という一面的な価値判断の裏にはその作品に含まれるある要素から無意識に
目をそらそうとする心の働きがあることが多い。
試しにあなたが「中身がある」と判断した純文学作品をあげてはくれまいか。
952 :
名無シネマ@上映中:2008/10/01(水) 01:22:35 ID:Stj+Ispo
喜んだり、ダダこねたり、眠ったりと、表情豊かなポニョだけど、
そういえば泣くとこだけは本編中にはないね。
泣くポニョ、すねるポニョ、そして慰める宗介、そんな場面も想像すると楽しい。
思春期になってポニョを女の子として意識し始めた宗介が、
ポニョの相変わらずのスキスキ攻撃にドギマギするとこも見てみたい。
なんか宗介の場合、赤い顔しながら説教とかしそうだw
想像して萌え氏んだ
ろーれぐのおぱんつをはくのですねわかります
>951
>「中身のない作品」など存在しないよ
では恋空についてあつく語ってはくれまいか?
>>952 見たいなそれ!
ポニョより宗介に萌えそう。
とりあえずネットやっててポニョ厨という言葉をようやく目にした
>>955 「ケータイ小説」考察本は結構できてるよ
959 :
名無シネマ@上映中:2008/10/02(木) 21:25:09 ID:lWczlmM2
そろそろ次スレは?
うち立てれないから、誰かよろ!
>>948 純文学って何さw
中身が無いのは君だべ
かつて実学が奨励され文学などという中身の無い学問をやるなと
いわれた時代があったのを知らざりしか?
そもそも何故映像作品に純文学が引き合いに出されたんだろうか
純文学の定義を調べてみた
(1)大衆文学・通俗文学に対して、読者に媚(こ)びず純粋な芸術をめざした文学作品。
(2)哲学・史学を含む広義の文学に対し、美的形成を主とした詩歌・小説・戯曲などの類。
>>948の主張はよくわからんな
ところで純喫茶てどんなとこ?
966 :
名無シネマ@上映中:2008/10/04(土) 18:35:12 ID:hIEtCQnE
今夜また行ってきます!5回目。
967 :
名無シネマ@上映中:2008/10/04(土) 19:20:10 ID:VTRucPdj
>>966 wwwwwwwwwwww
おれももう一度見に行こう。
神作品。生まれてきてよかった。
968 :
名無シネマ@上映中:2008/10/05(日) 00:55:52 ID:+DmxnnSa
「童の時は
語ることも童の如く
思うことも童の如く
論ずることも童の如くなりしが
人となりては
童のことを棄てたり」
これ、何気にポニョに通じるとこない?
続編を望む
DVD特典何がつくかな?
ポニョが若すぎるんだよねやっぱり。
15歳くらいの設定でどうでしょう。
ナマ臭い話になるかなw
ぽにょはつまんなくて寝ちゃったんだけど、おまいらみたいに深く受け止めてるやつがいるんだな
哲学とか子供向け映画なんだからパヤオはそんなこと考えてないんじゃない?
ストーリーは糞つまらなかったがキャラクターの動作には感動した
誰かが本能万歳と言ってたけどそんな感じだとオモタ
デジタル版で見てきた
更に動きが細かく鮮明に見えてよかった
975 :
名無シネマ@上映中:2008/10/10(金) 23:29:45 ID:dh1L76v7
境界を越えた人がこっちの世界に帰ってきて、そんでもって
こっちの世界で食べ物を食べると、あっちの世界にいる人間が
殺されるか、とにかく死んでしまうみたいなんだよね。
だから映画や音楽に影響されすぎるのは毒であって、かつ、
睡眠はたっぷりと取らなければならない。
さもなくば、境界を越えやすい精神構造に変化してしまう。
趣味は寝ることとしておけば安心だ。
>>973 いやいや、そこらへんのオタがドン引きするほど考えてると思われ。
インタビューで今までで一番考えたとか言ってるし、
鈴木Pに「考えすぎ」といわれて怒った、ってくらいだしw
本能とか自然の摂理にわざと逆らった描写も入れてるくらいだし
(fe:水道水にポニョを入れる)
水道水に関してはハム・インスタントラーメンと合わせて
「逆禊(ぎゃくみそぎ)」って事で俺の中で確定。
要するに現代人がすっかり「汚濁」と認定してしまった
「人間の英知の結晶」を体内に取り込んだうえで、それを「好き」だと感じた事で
ポニョは人間になる資格を手に入れたって話。
水道水に関しては「自宅の水はタンクの貯蔵水だから水道水じゃなくネ?」って
つっ込みに対抗するためか、ひまわりでも水ぶちまけ>水道水補給のカットを
妙に不自然な形でつっ込んでるし。
金魚を飼うのに水道水ならカルキ抜きが必要だけど、
真水か海水かの境界自体、特に意味がないんじゃないかな。
海水でも真水でも、水はあった方がいいけど、
実は水がなくても生きていられるんじゃないかな。
そう思う。
>>979 パヤオはポニョを水道水に入れたのは意図的だったという意味のことを発言してる
>>978 ハム、インスタントラーメンの解釈は激しく同意。
同じこと考えてる人がいたのは嬉しい。
水道水については、個人的には
>>979の解釈だけど。
初めて見た時に水道の水にポニョ入れるシーンで
「ああ、これは観ている側の常識で考えちゃだめってことね」と、
かってに解釈して大正解だった。