まてよ is→was じゃなくて think→thought だったか...
>>328
ジョーカーは、漫画キャラだからな エイリアンのような化け物みたいなもの まあ、ジョーカーの方は、怖いというより、 精神異常者でメーキャップも化け物なので、こいつ馬鹿か?って感じ
シガーはカーソンを偶然見つけたということでいいのかな?
>>334 ジョーカーはこわいけど解りやすい感じだと思った
自分の欲望に忠実な感じ ある意味真面目
ノーカントリーのこわい人はなんか底しれん感じしました
あと映像もしみじみキレイでいい映画でした
>>308 いいよ!!
いいよキミ!!
その調子でこれからも、賞をとったからといって
変な色メガネで見ず
むしろ
「賞とった作品なんて、オレの価値観に合わねえ!」
と、切り捨てていってくれたまえ。
そうすれば、期待して落胆する事もない!
しかしこの映画嫌いな人も多いだろうね。 殺しの過程とかその面白さを追求するだけの乾いた映画と思うけど。 まさかホームムービーで家族全員で楽しむなんぞは・・・。
Coen Country for Odd Men だって
343 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/14(日) 00:21:07 ID:cKAA+crB
それにしても シガーの髪型が気に入らない あんな変な髪形の奴から殺されたら 死んでも死にきれない。
絶対笑わない武田鉄也
345 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/14(日) 04:23:05 ID:Cr65+5AQ
想像したらシガーそっくりで噴いた
だいたいCALL IT ってコインの表裏を賭けろ っていう意味で使われてるの? 南部の方言なのかな。
「コール」って普通に賭けで使う単語だろ
callはポーカー賭博に使う言葉だと思ってたよ。
糞映画本年度NO1
「羊たちの沈黙」のレクター博士(アンソニー・ホプキンス) 「セブン」の犯人ジョン(ケビン・スペイシー) そして、この作品のシガー(ハビエル・バルデム) 愉悦で殺すレクター、信仰(他人からは狂信と見えようとも)から殺すジョン。 それらに対してシガーは運命から殺すように思える。 自分に拠って殺される人間は、自動車事故で死ぬのと等価であるとするシガー。 彼の前ではあらゆる言葉がその意味を剥奪され、屠殺される家畜が漏らす 弱々しい鳴き声と化してしまう。 原作にあった、モスの妻が殺されるシーンでのコインのくだりを 入れて欲しかった。 あのくだりを入れることで、シガーは欲して殺すのではなく 運命から殺すのだということが、もっと明確になったろうから。
ベルが死体運搬のトラックを止めて 運転手に「こんな積み方はいかんだろ」っていうシーンは Old Manが見たモラル衰退の一例っていう解釈でいいのかな
俺はそんな風に思ったよ
>>350 あんだけ大胆に人を何人も殺しておいて変な表現だが、シガーは小心者だと思う。
カチンときたり気に入らない人はいちゃもんつけて絡んで「運命」にかこつけて
殺しているだけで、実際は自分が気に入らないだけ。
だからカーラ・ジーンの場面はコーエン兄弟の素晴らしい脚色だと思う。
>>351 あそこはベルの有能さを示してるだけじゃないかな?
原作を忠実に再現したとは言え、いらない描写が多過ぎるな ゾディアック然別、松ちゃんに撮ってもらいたかったわ
>>353 >あんだけ大胆に人を何人も殺しておいて変な表現だが、シガーは小心者だと思う。
自身でもシガーが小心者であるという断定が「変」だと判っているなら
その後に続く論理は破綻せざるを得ないことも理解すべきだな。
まずシガーを小心者としたいのなら「小心者」を貴方なりに定義する必要があるね。
まずそこを明示してから言垂れてほしいものだ。
シガーが人を殺すのは、それが殺される者にとって絶対的コミュニケーションだからだ。
大抵の人間は他者とのコミュニケーションを欲する。
それが社会的要請でも自身の生計を立てる上で必要な経済的要請でもなく
むしろそれら以外の自発的な欲求によって他者とコミュニケートしたいと欲する。
友情とか愛情との情愛がそれだ。
しかしシガーはそれらを抑圧(拒絶すると謂ってみても同じことだ)する。
抑圧されたそれらは抑圧の過程で歪み、変質し、先鋭化する。
そうしてやがてシガーは、他者にとって絶対者になろうと欲するようになる。
他者の存在を左右する絶対者に。一つの運命に。
シガーが欲するのは、運命であって感情などではない。
運命が殺人を要請するのであって、自身の感情がそれを要請するのではない。
これがシガーの不気味さの根源なんだな。
原作には、運命たらんとするシガーの不気味さが一貫して描かれている。
356 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/15(月) 09:40:57 ID:BhKkJ8u3
金はどこへ行った?という謎が解けない。 エルパソのモーテルでの事件後にベルが保安官と話してるが金はギャングは持ち出したんだろうという話の流れ。 モーテルの通気口は小さ過ぎでカバンは入らないし、シガーは嫁を殺しに来たから金を手にしてないとも取れる。 最後のベルの見た夢の話。。。ヒント???
357 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/15(月) 11:21:28 ID:LFIF7IJO
ラストはあれでよかったのか? なんかさんざんその気にさせといて告白したら、 「ごめんなさい、そんなつもりじゃなかったの」ってふられるくらいのダメージをくらったんだが。
>>355 ああ悪かった、文脈から察したりできない人だったんだな。
わかりやすく言うと器が小さい、度量が狭い/小さいだな。
小心者だからこそ行動が大胆な人っているんだよ。
そうした方が周囲の反応が予測しやすく、びっくりさせられる事が少なくなるから。
そういう人を「小心者」とだけ表現すると「あれだけ行動が大胆なのに?」
と疑問に思う人もいるだろうから但し書きをしたんだよ。
シガーは「運命」を都合のいい言い訳に使ってるだけの小心者だと思う。
GSのおっさんを殺そうとしたのも車のプレート見られて「ダラスから?」と
聞かれたからだろ?あの車は人を殺して手に入れたものだからシガーとしては
後ろめたさがある。だから何気ない会話なのに詮索されたと感じてカチンときた。
でもそれだけでは殺す理由としては弱い。そこで「運命」を引っ張り出してきた。
身許が割れる要因として本当にやばかったら有無を言わさず殺してただろう。
そういう風に「運命」を言い訳にして自分の意思じゃない事にしてるんだよ。
だからそれを指摘したカーラ・ジーンの場面は原作を超えた良い脚色だと思う。
長くなったがこれだけ書けば同意するかはともかく、理解くらいできるだろ。
>シガーが人を殺すのは、それが殺される者にとって絶対的コミュニケーションだからだ。
その後の自慰臭がする説明と合わせても色々とズレてると思う。
なんか自分の文章に酔ってないか?
>>358 俺もモス嫁の指摘は鋭いと思った。
あれは原作にはなかったのか。
361 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/15(月) 15:13:57 ID:oGSMIiWB
>>358 あなたの言うとおりだ。カーラジーンの指摘したことが、その解釈でないと無意味になってしまうと思う
>>355 >シガーが人を殺すのは、それが殺される者にとって絶対的コミュニケーションだからだ。
↓
>運命が殺人を要請するのであって、自身の感情がそれを要請するのではない。
自身の感情ではなく運命が殺人を要請するなら、それは絶対的という言葉を付けて取り繕ってみても
コミュニケーションではないよ。
まず絶対的コミュニケーションを貴方なりに定義する必要があるね。
362 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/15(月) 17:39:10 ID:KpddKU7j
>>357 原題には特に深い意味なんてないんだろ。
昔はよかった。世の中どんどん悪くなる。みたいな。
アメリカ人の一部はあの映画にうなずくと思われる。
マターリ推奨の日本人の大部分は意味不明な映画では?
俺は見終わったあとは、なんか不味い物を喰わされた感覚しか残らなかったな。。
>>358 >文脈から察したりできない人だったんだな。
どこの誰とも判らん他人に「察して」貰おうとか嗤える。
>わかりやすく言うと器が小さい、度量が狭い/小さいだな。
「小心」→気が小さくて臆病なこと。小胆なこと。(岩波辞典より)
小心と偏狭は違う。まず、言葉の意味を把握してから言垂れたらどうだ?
>あの車は人を殺して手に入れたものだからシガーとしては後ろめたさがある。
映画のどこにそんなシーンがあった?
表現として存在しないもの(後ろめたさ)を、さも存在するかのようにいうのは頂けないな。
>>361 絶対的コミュニケーション
定義も何も、言葉通りだが。絶対的なコミュニケーションだよ。
コミュニケーションとは、基本的に相対的であるが
それは双方が互いの意見に影響される場合にほぼ限られる。
しかし、シガーはそういった意味でのコミュニケーションを取らない。
シガーにとって重要なのは、相手にとって自分が一つの運命であることを
納得(強要とも謂えるが)させる(絶対的コミュニケーション)事にある。
ガソリンスタンドのコインのシーンが、振りになってたのに
モスの妻を殺害するシーンにコインのくだりを入れなかったのは、やはり拙かったな。
モスの妻に「決めるのはコインじゃない、あなたよ」と言わせたことで監督の
シガーという人物に対する理解の浅さが見て取れる。
あのシーンでコインの表裏をモスの妻に言わせないなら、原作で何の為に
ガソリンスタンドでのコインのくだりがあったのか解らなくなるし
監督もその辺りを理解してないんだな。
そこを原作通りにきっちり描いてれば、運命を言い訳に使うという
的はずれなシガー像を避けられたろうに。
感覚的な物を論理的に説明しようとするからいけない 言葉で表現できない物は出来ないのだから そう思ったで良いだろ
ID: 0K0JRZexは自分こそ全てを理解したつもりのようだな 別にそれでもいいが、それを他人に押しつけすぎるのはよくないぞ
367 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/15(月) 19:30:24 ID:BhKkJ8u3
シガーの運転するシーンとか見れば制作側の描く人物像がうまく表現出来てる思ったな。 運転しながらも周囲を気にする仕草とか姿勢がよく常に緊張している雰囲気とか。 リラックスしてる場面はコインを投げている部分だけ。自分の行動を他に求めた結果だからか? まぁはっきり言ってツマラン映画だったな。娯楽要素が欠落した作品。
>>367 コーエン兄弟の映画は良くも悪くも大体いつもこんな感じでしょ
>>368 構造が同じ「ファーゴ」は大笑い出来た。
品の無い笑いが今回封印されちゃって ツッコミ所に欠ける。
>>364 原作と映画でシュガーのキャラクターが違うというだけだね。
モス妻の一言で絶対者の地位からひきずり降ろされるシーンはいいと思うし
ここが気に入らなきゃ原作読んでればいいと思う。
シュガーの変化はベルの感慨に影響ないと思うしね。
どのみち老人には理解できないよ。
>>370 >モス妻の一言で絶対者の地位からひきずり降ろされるシーンはいいと思う
ささやかな抵抗だが、そういう解釈なんだろうね。
せっかく貰った生存の可能性を自ら放棄するあたりは、屠殺される家畜そのものという
解釈もあるだろうけども。
原作と映画でキャラが違うということには同意だが、原作の方が強いねシガーは。
シュガーと書いてるところから、原作概読なんだろうけども、貴方。
> モス妻の一言で絶対者の地位からひきずり降ろされる 自分はそうは思わなかったなあ。 シガーはそもそも自分が絶対者だいう認識なんか持ってないだろうと思ったよ。 モス妻に答えて「俺はこのコインと同じ道をたどって(=同じ必然あるいは偶然に導かれて)ここまで来た」 と言ってるし、自分もまた絶対的な因果に振り回される人間に過ぎないことはよっく承知してるんじゃないか。 だからこそラストで事故にあっても別に動揺はしなかった。 普通の人間なら「何で俺が?」って思う所かもしれないが、 シガーにしてみれば単に「因果関係は知らんが起きるべくして起きた」ってだけのこと。 コインの裏表がどうして決まったかは分からなくとも、その結果は絶対だってのと同じでさ。
374 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/16(火) 01:38:50 ID:OzIGHT8Q
>>355 絶対的コミュニケーションwww
絶対的コミュニケーションwww
晒しage
ぃゃ、なんつか「絶対的コミュニケーション」として殺人を犯すケースは あるみたいよ。大量殺人犯ジェフリー・ダルマーのドキュメンタリーを米国に居るときに 観た事があるけど、彼のケースなんかそうとしか呼べない感じだ。 ただシガーのは違うと俺は思うけどね
罪もない奥さんまで殺すなんて、 なんて残虐で投げやりな国なんだよ まあ「13日の金曜日」みたいな映画だな。
ちょっと前に、自分が数年間務めてた職場を辞めた。 どうせもう辞めるんならって感じで、辞める一月くらい前になると、 長年気になってた問題をつっこんで調べたり、新しくわいてきた問題を 後に続く奴等のためと思ってどうにかしようと頑張ったりしてた。 そうこうしてるうちに、なんとも言えず疲れてきて、 ああ、自分はこれまで手狭く仕事こなす狡い人間だと思ってきたけど、 その手狭な仕事範囲は、ある意味で正しかったんだなあと思えてきた。 長く同じ職場を続けてきても、触れられない問題というのはある。 長く続けるためには、本気で取っ組み合わない方がいい問題もある。 そういう問題は、適材な人間を待ったり探したり、なんというか、 基本的に後に任せるよりないのかなあ……という無力感を感じてきて、 自分はそろそろ辞めるべき時だったのか、という思いがわいてきた。 ふと、以前に観たこの映画の台詞が思い出されてきて、DVDで観直した。 映画館で観た時には、スリラーの合間に老人がボヤいてるってくらいの 印象だった保安官ベルのパートに、思いのほか、感情移入してしまった。 「先人たちならどう対処していただろう?」という冒頭の台詞。 終盤、先に引退した同僚との会話シーンでの、慰めのような空気感。 ラストの夢を語るシーンにも、何とも言えず感じ入った。 ベルが報告を受けていない殺人場面や死体は、その描写を省かれてる ということに気付いて、主人公はベルなんだとあらためて認識。 まあ自分はまだ二十代だし、新しい職場もあるから、引退したベルとは また状況が違うわけだけど。観る時期や、観た時の状況によって、 同じ映画でも印象が随分かわることを実感した。
そのへんが映画見ててモヤモヤする所だなあ。 原作は70越えたおじいちゃんが書いてるんだね。今のこの国を見て。 つまりベルは俺たちを見てぼやいてるわけで、 それに俺が「なんかわかる」とか共感しちゃってるのはウソだろうと。 いや、俺日本人だけどさ。
DVDで観賞。正直よくわからなかった。 理不尽な暴力が席巻する世の中になり、 老人の居場所はどこにもないってこと? なんで"for old men"取っ払ちゃったんだ?
シガーには「絶対的コミュニケーション」とやらは感じなかったな だから恐い ダークナイトのジョーカーの暴力には「絶対的コミュニケーション」とやらも感じなくはない ジョーカーはある意味、人間が大好き 殺すときでも人間の苦悶する表情がみたい バットマンという「親友」も必要としている そういう意味でジョーカーは極めて人間くさいキャラクター この世から人間が一人もいなくなったとしたら、彼は寂しがるだろう そこには人との関係を必要とする姿がある シガーは友人を必要としていない なんにもない この世から人間がいなくなっても変わらず暮らしていく 人を殺す時も淡々として、へんな機械で出来るだけ楽に殺す 殺すというより処理だ そこに執着は無い 悪意すら無い 「絶対的コミュニケーション」などというものは皆無 だからこそ、恐い シガーは、荒野を吹く風のような、災害のような、自然現象的存在
382 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/16(火) 15:51:27 ID:OzIGHT8Q
これからは殺人しても強姦してもすべて 絶対的コミュニケーションでおk
何という絶対的コミュニケーション
>>372 俺が「絶対者」と言ったのは「誰とも関わりを持たない存在」という意味ね。
コインに象徴されるとおり、彼は自分を動かすのは運命であると思い込んでる。
彼の理屈によれば誰も彼を動かすことは出来ない、コミュニケーションが取れないわけだ。
これこそ「絶対」でしょ。
ところが「決めるのはコインではない」という言葉だけは、
彼の本質ついちゃってると思う。もちろんシガーは歯牙にもかけなかったけど
あのやりとりだけはコミュニケーションとして成立してると思うんだ。
ガソリンスタンドでの同じやりとりが、コミュニケーションになってないのと対照的。
>>380 いやいやいやそりゃそうだけどさ、取っちゃダメだろ?
意味通らないじゃん。めちゃくちゃ重要だと思うんだけど。
>>387 俺は去年の夏お前が何をやったか知っているってタイトルがラストサマーになった
邦題では良くあることだ
あるとおもいます
原題ってかなりストレートな言葉をタイトルにしてたりするが、 それをそのまま訳すわけにもいかんしカタカナで全部表記するわけにも いかんかったりするからドラスティックに意訳したりするんだよな・・・ たぶんねw
「ノーカントリーフォーオールドメン」これぐらいは長いと思わないし 日本人でも十分意味分かると思うんだけどなあ。 「シンドラーのリスト」ぐらい必要性が分からない改悪邦題だと思う。 まあこの映画に興味持って見る人は原題ぐらいどこかで目にしてるか。
マイドク舐めるな
393 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/17(水) 00:42:24 ID:lMDqYVRf
>>355 >>363-364 の文体とか話の運び方がゼア・ウィル・ビー・ブラッドのスレで拾った下のトンデモ解釈のレスに似てる
876 :名無シネマ@上映中:2008/09/10(水) 23:17:25 ID:GMY5YF5m
「神の道具」が「神の使者」=正義の味方?
ケヴィン・スミスの「ドグマ」を見ていないのか。
佐藤哲也のHPに感想があるから見てみろ。
「神の道具」も出てくる。
大王はストーリーの整合性にこだわりすぎて
スクリーンに映っているものを見落としている可能性もある。
たとえば関節炎の女を癒すシーンのイーライと老婆をよく見ていたら
普通は強烈な性的含意に気が付く。カルトと見なすのはむしろ自然。
あれを原始キリスト教と見るのはよほどの宗教音痴かセックス音痴。
ラストのシーンについて佐藤亜紀は台詞ではなくダノの演技に基づいて語っている。
勝手に原文を歪めて反論したつもりはいただけないな。
394 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/17(水) 00:46:43 ID:lMDqYVRf
880 :名無シネマ@上映中:2008/09/11(木) 02:02:54 ID:U6O5N8Fi 本人後輪、とか言えばやり込めたつもりになれるとはお気楽だな。 そんな姿勢だから礼儀正しく議論する気もなくなるんだよ。 「神の道具」を「神の使い」に勝手に読み替えるから 「何故神の使いが人を騙し石油業に精を出すのか」と言ってしまう。 その迂闊さにまだ気が付かないのか。 せっかく「ドグマ」を見たかと聞いてやったのに。 あれを使者だと思うのはかなり変わった人だけだろうな。 見てもいない映画に付いてこれだけいい加減なことを言えるとしたら 見たと主張する映画についても怪しいものだと考えるしかないし あの場面のイーライの話し方、女性信者の反応、顔色や表情を 全く読み取れていないのも不思議はない。 一体あの場面は何だと考えているんだ? 整合性のある解釈を組み立てるのに不都合な箇所は飛ばして見たんだな。
395 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/17(水) 00:47:20 ID:lMDqYVRf
881 :名無シネマ@上映中:2008/09/11(木) 02:17:14 ID:U6O5N8Fi 原始福音派と原始キリスト教会の混同については謝る。 アメリカのカルトがアメリカ人でなくても知っていなければならないくらいの 歴史的重要性を帯びているとは知らなかったw だからと言って解釈のために映画を切り刻む姿勢が正当化はされないがな。 アンダーソンの映画はもっと多義的なものだ。 複数の解釈を可能にする鍵があちこちにある。 関節炎の女の場面はそのひとつ。 大王の見解はある種の秀才の見解ではあるだろうが、映画の全てではない。 もしその通りだったとしたら、この映画は見る値打ちもなかっただろうな。 福音派キリスト教対勃興期の資本主義なんて、 アメリカ史オタ以外には何の意味もない。 佐藤哲也の見解は秀才の見解が見落とすところを補完している。 勧善懲悪による解釈ではないよ。それは「神の道具」という言葉が示す通り。 むしろ普遍性をそなえた宗教説話としてとらえてアイロニーを強調した評だ。 ちなみにな、教えてやると「ドグマ」の「神の道具」とはゴルフクラブだよ。 正統的な教義を踏まえないと出て来ないギャグ。
396 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/17(水) 00:59:20 ID:lMDqYVRf
因みに上のコピペは絶対的コミュニケーションだから 批判は認めないw
絶対的コミュニケーションじゃあしょうがないなー(棒読み) つかそいつの説に誰も納得も同意もしてないし 自分のカキコでオナニーしてるようなもんだな
398 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/17(水) 09:34:47 ID:A3vj+fYE
とにかくシガーの顔とキモイ長髪が整理的に受け付けない。 猿の惑星のオラウータンに見えて仕方がなかった。
まあこの映画を一言で表すと「つまんなかった」でおk
原作のニュアンスとは違うかもしれないけど、 ロードショー見終わってまず感じたのは 「シガーもオールドマンだったな」てこと。 なんか生き方にルールとか意味を持たせている時点ですでに古いタイプの人間、 奥さんとの最後の会話とか、完全にシガーかっこわるくなってるし、事故でだめ押し。 この映画、実は全ての登場人物が「オールドタイプ」で、 映画の外の今の世界とまるで乖離していることを強調しているように感じた。 自分がそう感じただけだから怒らないでね>いろいろ詳しい人
俺も二度と観ねえなコレ だってつまんねえもん 長文の奴ら全員アホ(笑)
>>391 わかりやすすぎるんじゃないかなあ。そのまんまじゃん。
古来「言わずに伝える」のをよしとするのが日本語の表現だし。
403 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/17(水) 13:46:49 ID:3Quy250D
正直メッセージや意味は受け取り切れてないけど バイオレンスとしても緊張感がすごくて十分おもしろかったわ つまらないって感想はありえないだろ
>>378 原作はテキサス訛りの英語で表記されたベルの独白部分と、
標準的な英語で表記された三人称の部分があるわけで、すべてがベルの独白じゃないよ。
>>403 こういう素直な感想好きだな。
原作も読んだけど、オレもメッセージや意味を掴みきれなかった。
映画はバイオレンスや緊張感、コーエン兄弟らしい微妙なニュアンスがいっぱいで、
面白かった。ブルーレイで3回見たよ。
405 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/17(水) 17:48:39 ID:lMDqYVRf
>>401 コーエンの映画観たことも無いのにオスカーに釣られて見る様なアホは
花より男子でもみましょうねw
低学歴の分際でアホとか笑えるw
DVD買ったばっかりでBD発売とかもう舐めているのかと。
>405 ダメだよ、相手にしちゃ〜。 「完全スルー」が一番馬鹿レスにダメージ与えられるんだからさあ。
昨日観たんだけど、いや面白かったよ。 どうでもいいけど欧米はやっぱバイオレンスとかサスペンス上手だな〜 日本だったら三池ホラーがせいぜいだろ(元々サスペンスじゃないって・・・)
409 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/17(水) 18:49:11 ID:pGNxlePn
松ちゃんもBOSSCMのトミーリー起用に疑問を投げ掛けてたね オーラも無ければ味もない役者だ
ベルはオーラなんかあっちゃいけない役じゃないか?
ツッコミやアンチにいちいち反応するなよ。(o^-')b
>>400 でもシガーの「ルール」は、古いタイプの人たちが社会の伝統として守ろうとするような
ルールでなくて、偏執狂が異常性ゆえに固着するような妄想由来の「ルール」なような
気もする
トミー・リー・ジョーンズは十分味があると思うけど、 ちょっと手垢が付き過ぎちゃった感はあるなあ。 彼だけ「毎度おなじみ!」って感じ。この間ちょうどテレビでMIBやってたし。
ポール・ハギス監督・脚本のIn The Valley of Elah(邦題:「告発のとき」) を観たらこの映画のベル保安官、モス、モスのトレイラーパーク管理人の 太ったおばちゃんが出てて撮影監督も同じロジャー・ディーキンズ、 トミー・リー・ジョーンズは退役したキレ者の元MP(軍警察)でなんか笑った。 映画はすげーよかった。去年は本当に映画豊作だったんだな。
415 :
414 :2008/09/18(木) 14:31:46 ID:QGthWrQX
あ、思い出した、叔父のエリス役の人も出てたわ
IMDbを検索すると、端役でJosh Meyerというのも両方でてる。 モスと国境の橋の上であった3人のひとりらしい。
新作評判悪いなー
418 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/20(土) 23:40:47 ID:sTcY7R3B
早い話、コーエン兄弟「バイオハザード」のやりすぎで 影響受けたってことだよねーw
419 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/21(日) 04:42:45 ID:MlvKLn/p
映画の印象がすべて絶対的コミュニケーションという言葉に取って代わられてしまった
面白かったよ。85点くらいはつけていい。
421 :
西君とおれ :2008/09/21(日) 08:10:50 ID:ukoofti2
俺は75点だな。 眠い頭で見るんじゃなかったよ、もう一度見よう
俺は82点くらいかな〜ファーゴ嫌いだったもんで 99ミラーズクロッシング 92未来は今 90バートンフィンク 82ノーカントリー 78ビッグリボウスキ…くらい シガーELTのいっくんにしか見えなかったw
緊張感があって、時間が経つのがあっという間だった。 シガーについては、交通事故での決着のほうがいいのかねえ。 トミーリーに撃たれるという決着のほうがわかりやすいし、その体験でも限界を払拭できずに 引退、ならあのラストもすっきりするような気がした。信号青の意味とかもわかるんだけど。
すっきりするようじゃいけないと思う そういう映画ではない
425 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/21(日) 11:09:34 ID:62yVnl/5
そう、すっきりするような映画じゃない
426 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/21(日) 12:24:26 ID:DpG64Jhd
しかし、これが評価されるんなら 結末を中途半端でぶった切って強制的に終わらせる手法が流行るかもしれんな。 作品の意図など舌の肥えた見る奴が適当に脳内で補正してくれて、それなりの評価をくれる。
>>426 どこが中途半端なんだ?
トミー・リーの夢の話をちゃんと聞いてなかったのか?
428 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/21(日) 19:46:54 ID:rovn5uGY
最後のかみさんとの夢の会話だろ?聞いたよ。 オヤジが出てきて云たらかんたら。。意味不明だったw 教えてください。
こういう人がいるということは 「for old man」の三語はやっぱ必要なのかとも思う。
ベルが主演だって分かってんのかな? ハッパ!
>>427 おれもトミーリーの最後の夢の意味、教えて欲しい。居場所がない、ってことを漠然と暗示しているのか
ぐらいにしか理解できん。
雪の中を歩いていて、父親が待っている?だっけ。どういう結びつき?
432 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/22(月) 11:15:21 ID:3FS3TEYR
コーマック・マッカーシーの原題も「NO COUNTRY FOR OLD MEN 」で 邦訳本では「血と暴力の国」。テレビの映画紹介では『もはや善良な 老人の住める国はない』とタイトル説明していました。 トミー・リー・ジョーンズが善良な老人を体現していてその彼が ついていけない現実の惨状、、という事でしょうか。 原作者が高齢の時の作品なのもタイトルに反映されてるのかな、 などと考えたりしました。
>>431 父親が明かりを灯して待っているというのは、
なんだかんだいっても、誰でもいずれは死ぬという暗喩だよ。
死が明かりを灯して待っているんだよ。
年取ればわかるよ。その虚しさが。
>>432 むしろOLD MENになっちゃったらNO COUNTRYになっちゃうよ、という意味では。
このOLD MENってのは年齢に関係なく精神的なもの。
「昔はよかったなぁ、それに比べて今は……」なんて言い始めたり、ね。
とーちゃんが松明持って云々という夢の話は、
昔はよかったなぁなんてぼやく老人になってしまっても、
我々は松明持って前に進んでいかなければいけないのだ、
だって昔生きていた人たちもそうしてきたんだから……という
一種の決心というか、前向きな気持ちの表れだと思う。
もちろんこれは俺の解釈だから、右から左に受け流してもらってもいい。
……そういやムーディーって最近テレビで見ないねぇ……
435 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/22(月) 18:36:37 ID:JbXXEsXA
服を若者に売ってもらうシーンが二回ほどあるけど、あれはどういう意味? 人の善意を金でかき消してるって解釈だけでok? それとも何か他に深い意味があるのか。
理解できないって人いるけど当然じゃね? 銃社会とテキサスっていう土地柄の歪みの話なんだし 日本人が無理して理解しようとする必要ないと思うが とはいっても日本人にも共感できる部分は理解したほうがいいと思うけどね 全部理解しなくていいんだよ 半分ぐらい分かれば十分
ハレルソンが雇い主のビルの階数を指摘したのは何かの暗喩?
もう一つ質問。シガーはどういう経緯で、この事件にからんできた? 階数が違うビルにいたやつに雇われたんだろうけど、最初逮捕された時はまだ事件とは無関係? それとも砂漠の死体の撃ち合いに関係あり?
>>432 きみはYOUNG MENの一員だね・・・。うらやましいよ。
>昔はよかったなぁなんてぼやく老人になってしまっても、
>我々は松明持って前に進んでいかなければいけないのだ、
>だって昔生きていた人たちもそうしてきたんだから……という
>一種の決心というか、前向きな気持ちの表れだと思う。
でも、自分の主観だと断っているところが他のYOUNG MENに比べて大人だよ。
441 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/24(水) 01:48:38 ID:Lo6WRyg9
え?これで作品賞?? この一言しか感想ないな
最近の作品賞こんなんばっかだろ
443 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/24(水) 09:11:49 ID:zRMqQKuJ
作品賞は納得だよ
自分が理解出来ないから駄作認定…って幼児みたいな思考回路で書き込みするなよ。
現役の監督の中でコーエン兄弟ほど 魅力的な才能の持ち主はいない
448 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/24(水) 19:57:49 ID:I+rHIvB8
最後、妻は結局殺されたのか???? それが気になって夜も眠れないよ!!!
うん。 今日はゆっくり眠ってくれ。
ああ、そのまま起きてこなくていいよ
451 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/24(水) 21:46:00 ID:6GFSGoIp
北野映画ぽいとの話を何度か見たのですが、どうですか? 見たいけど、まだ貸し出し中ばかりで観れない、くそぅ。
おまえの血がついてないか靴の裏を確認しちまったよ
シガーの雰囲気ってなんか板尾に似てるw
454 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/26(金) 15:49:22 ID:mDgOBFM0
観てから二ヶ月たった今じゃ爺相手に‘フレンドォ’ってシーンしか覚えてねーな
>>454 記憶力悪いんだなw
痴呆が始まってるんじゃねーか?w
誘導されてきました。大体の疑問はわかったんだけど
>>437 のセリフがわからない。ジョークなのか?
「俺は抜け目のない男だぜ」みたいなアピール?しぬけど
そんなどうでもいいような事にも気付く観察力自慢みたいなもの 「椅子を無駄に〜」とか「駐車券にハンコを〜」みたいな軽口以外の カーソン・ウェルズの言動ほぼ全てが有能さのアピールだと思っていい その有能さを散々示しておいて、その有能な男の更に裏をかく シガーの底知れ無さ、セオリーの通じなさが相対的に強調されている まあぶっちゃけちゃうと当て馬
>まあぶっちゃけちゃうと当て馬 ぶっちゃけすぎw でもそのとうりだな
460 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/27(土) 01:30:32 ID:lp9zDwiY
で、結局金は誰が持ってたんだよ。
461 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/27(土) 02:33:14 ID:QiMQPN3W
今日、何の予備知識なく観た。 疑問は下の1つ 1)カーソン・ウェルズは殺されたのか? 否、と云うなら、それ相当の悪の行き場は?? 2)最後の保安官の夢の愛想譚には、どんな意味が??
463 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/27(土) 16:01:37 ID:g7gcedy5
見なきゃ良かった。作品賞とってるから期待したんだけど。 コーエン兄弟のって、こんなのばっかなの? そりゃリアルに異常犯罪増えるわ。 成長期にこんなのばっかり見てたら脳がイカれる。
464 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/27(土) 16:04:01 ID:g7gcedy5
まさか超絶キモすぎるシガーをカッコイイとか 思っちゃってる基地外はいないよね?
465 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/27(土) 16:22:14 ID:4/0kxnFQ
シガー普通にイケメンじゃんか。
幅の広い役者さんだとは思うわ 海を飛ぶ夢とノーカントリーじゃあ全然別人だもの
>>463 大丈夫!コーエン兄弟は感動作品専門だよ。取りあえず「バートンフィンク」と「ファーゴ」を薦めておく。
前者は 若手作家の感動的戦い、後者は 運命に翻弄される悲劇を描いたコメディだ。
468 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/27(土) 17:38:31 ID:g7gcedy5
羊たちの沈黙のレクターが放流されても不快でなかったが、 シガーは放流させたまま終わっちゃ遺憾だろ、と思った。 ああいう本当の基地外はとっつかまえて終わらせなきゃ。 芸術じゃないよ。コーエンブラザーのオナニに過ぎない作品だ。
あれは家畜を殺すような道具で人間を殺してる事に意味があるんだよ そしてそういう奴が朽ちず生き延びるのは象徴的なのだ
あのキモメン・シガーが「負けることを知る」瞬間を見せるのが大切なのよ 「俺様が王様」になってるやつと変わらんよあれは。 それをOKとする終わり方に納得できないな。
だからあれは象徴的な存在なんだからあれでいい トミーリージョーンズの嘆きがこの作品の主題なの
そんなのお前の主観だろ
>>470 >シガーの最後はシェーン的な物
これだけの短文でこんなに納得がいく説明はないな、素晴らしい
>>471 その「俺様が王様」が別の「俺様が王様」に車ごと突っ込まれるわけだが
お前の言ってる事は「モスが死ぬ派手な銃撃戦を見せないからクソ映画」
というかわいそうな輩と同レベル
いやーついに今日見た。 このスレ見てると、本当に映画見てたのか?と思うような馬鹿な質問が多いのに驚いた。 俺やっぱりコーエン作品苦手だ。 なんか、国語の授業を受けさせられてる感じがする。 この時の主人公の気持ちは?とか、これは何の比喩でしょう?とか この時、主人公は何をしていたのか?とかネチネチ質問されてる感じ。 トミーリーのギャラはどうなったのだろうか。
476 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/28(日) 00:08:10 ID:1O8vI+KD
冒頭でシガーに背後から襲われて絞殺された保安官がいたけど 最近の若い奴らは煩わしいことや汚らわしい事には、 簡単に背を向けるというメッセージですかね?
シガーが事故にあったとき、無償で助けようとした少年たちに金を払おうとした。 これは最近の拝金思想批判と、そういう世知辛い考えをしている者は天罰覿面で 交通事故にあったりする、ということを言いたいんだと思う
コーエン兄弟が「天罰」なんてものを描くとはとても思えないんだが
メッセージがあるとしても、伝わらないし、 下手すると逆のメッセージにも受け取れる。 異常犯罪を肯定してるみたいな。
全然してない、してない 日本語字幕の不備が多少はあるとはいえ、よくもまあ そんなズレた感想になるなとある意味感心するよ
481 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/28(日) 17:24:19 ID:t8Oetrlg
>>473 また出たw
お前の主観厨www
お前何なの?池沼なの?死ぬの?
ってかこんな分かりやすい映画理解できてない奴が多すぎてワロタw
さすが低学歴なゆとりが集まる2ちゃんwww
準うすっぺらい映画認定します
この映画で得た知識 大金を拾ったら、違う袋に移せ!! 田舎のモーテルは用心しろ。 以上 逃走中の君が助かる事を祈る。
オチがなくて残念な映画だと思いました
最後まで見たが、これってアメ公じゃないと内容が深くて理解できないと思う。 僕みたいな純粋な日本人はとくに分からないニダ。
>>296 羊たちの沈黙は、アカデミー狙いで公開を賞の対象になる期間に
変更した。
前年だと取れないからという理由で。
488 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/29(月) 02:18:29 ID:w7FoE9tf
たった今見終わった。時間と金の無駄だった。 以上
>>313 芥川賞は新人賞。綿矢りさでもとれる。
直木賞は車谷正吉うあ浅田次郎の世界。
昔は違ったよ。
芥川=松本清張 直木=司馬遼太郎
だが、今、そんなオーソリティないだろ。
選者からして、時代におもねっている。
文学を参照するな、わかりにくにくなる。
ただおれは個体の感受性やら潜在意識やら動員して
「つぐない」、「ノーカントリー」、「『There will be blood』を観たが
ダントツに『There will be blood』がよかったぞ。
99年に、『アイズ・ワイド・シャット』を観たとき以上の意匠を感じた。
ノーカントリーは、まぁよく言って、パルプフィクションのレベルだな。
490 :
489 :2008/09/29(月) 03:09:16 ID:x5xGm+Yf
↑
>>489 補足
『There will be blood』 に一番通底していると感じたのは
パゾリーニの『ソドムの市』だ。
ソドムが「うえええ」で観られないキレイキレイ系には
観られない域の作品だろうな…(呵々)
深読みするのは結構だがマジなのか釣りなのかわからんな それに共鳴する解説もどきもマジなとこが笑える
このスレ何か基地外が多いな
493 :
489 :2008/09/29(月) 03:56:12 ID:x5xGm+Yf
494 :
489 :2008/09/29(月) 03:57:54 ID:x5xGm+Yf
>>491 釣りなんて想定してる時間が無駄だと普段思わねえ?
おれは、無駄はイッキにすっとばしていくシュギだぉw
そんなシュギのインテリかぶれが平日の午前3時〜4時に2chか・・・ オマイ マンネリズムで悩んでるだろーー 笑えるよマヂ(呵々)
日本語字幕がいまいち、とか不備があるとちょくちょく
言われてるが本当にそんなひどいのか?そんなに難しくも
ない話をわかってない人が多過ぎるように感じる
まず「昔はよかったって話なんでしょ?」って意見が多いのに閉口
猫屋敷での会話の時寝てたのか?むしろ全然真逆、
「昔は美化されてるだけで別によくなかった、理不尽な暴力は昔から、
いつの時代もあった」と明らかにされてるというのに
あとちょくちょく出てくる「日本人にはわかりにくい」って意見
歳をとって世の中の仕組みがわかってくるのに人種や国籍は関係ない
>>209 や
>>377 を書いたのは日本人だろ?
>>493 >オマイらマンネリズムで悩んでるだろーー
>笑えるよマヂ
糞ニートにそんなこと言われるとは思わなかったw
笑えるよマヂ
498 :
名無シネマ@上映中 :2008/09/29(月) 16:19:53 ID:ElHfdQ3E
地方警察、FBIがほとんど無力なのが気になる。 あんな大きなサイレンサーつきのライフルもって、社屋には入れるのか? メキシコ国境付近の治安の悪さは聞くけど、それに対応した公安もいないのか?
>>496 自分もこの作品のテーマはアメリカの現代社会というより、
もっと普遍的な世界の理不尽さみたいなもんだと思った
>『There will be blood』 に一番通底していると感じたのは >パゾリーニの『ソドムの市』だ。 ずいぶんまた突飛な比較対照だな。 全 然っ 違うだろJK
『There will be blood』 に一番通底していると感じたのは 『踊る大捜査線 THE MOVIE』だ。
>>500 指し示すことはなんとなくわかるが
そこが一番肝なんで
もうちょっと、言葉にしてみてほすい
>>500 (連投スマソ)
>もっと普遍的な世界の理不尽さみたいなもん
世界の理不尽ていうとむしろ言葉の落とし所として決まりすぎて空疎な気がする。
普遍的な人間の闇、あるいは「得体の知れない、この世のぶれ」みたいに感じた。
>>504 シガーには普通言うところの人間の闇は無いだろ。むしろ人間的な
ものとは異質っぽい虚無が多分ある。
「人間の闇」だとかそんな中二病的な事は関係ない
ヤフー映画のレヴュー点数低すぎだろ ラブコメと勘違いして見に行ったのか?
>>503 漠然とした言い方になってしまってスマソ
あんまり細かく語ると叩かれそうでさ...
人間は多かれ少なかれ正義とか道徳ってものを信頼してて、
その信頼(あるいは他人もそれを信頼しているであろうという期待)に基づいて
社会が成り立ってると思う。
でも実際は、世界は血も涙も無い必然の連鎖によって動かされているんであって
死とか不幸な出来事とか大金のつまったカバンを拾うみたいな珍事は
道徳にも正義にも全然関係なく人間に降り掛かって来る。
正義や道徳を信じる普通の人(観客の視点)の代表がベルであって、
正義もへったくれもない必然(偶然とか運命と言ってもいいけど)の体現者がシガー。
>>504 の言葉を借りれば、ベル(観客)にとってシガーの無茶苦茶な殺しに代表される理不尽な犯罪は
得体の知れない、見通せない闇みたいなもんだけど
シガーにしてみれば全てはコインの裏表と同じく必然的/偶然的なこと。
ベル(観客)がシガーに対して感じる理不尽な感覚は
突然の死や不慮の事故に対して人間が感じる理不尽さと同じであって
ただそれが人間の姿かたちを伴って現れたというだけのこと
なんてことを考えたのさ自分は。長文スマソね
駐車券ある?とかビルの階数がどうとか、ナチュラルボーンキラーズの言ってる事がようわからんかった
>>509 シガーと違って自分にはユーモアがあるってことじゃ?
笑えるとか面白いとかは抜きにしても
なるほど ありがとう
513 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/03(金) 21:42:49 ID:2TPMGD+E
シネマチャンネルで見た。まあ面白いね。 ただ、シガーってホントに腹立たしい奴だよな、 自分の価値観とかルール押しつけて他人ブッたぎって。 今のアメリカそのものだよ。 だからアレだ、あの最後の青信号での、理不尽かつ予想外な横っ腹食らいは 911だな。 でも腕の骨むきだしになっても、何も変わんねえんだよな、あいつ自身は。 これからも涼しい顔でマイルールな殺し続けてくんだろな。
514 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/03(金) 21:56:19 ID:8v+3wS2x
シガーって職業殺し屋? 普通あんなのに依頼する人いないでしょ。
>「人間の闇」だとかそんな中二病的な事は関係ない 君が人生で何の闇も覗いたことの無い中二か引きこもりさんであることは判った
516 :
504 :2008/10/04(土) 03:00:32 ID:Fs7CtBIr
>>505 504で書いた「闇」というのは
保安官トミリー・ジョーンズが
最終的には「恐れ」へと転じた
得体の知れない「悪」が我々の周囲にあることについて。
誰かが書いていたが
猫屋敷で、リタイアした親族の保安官が
「悪は昔からあった」と話している。
昔はよかった、と括りたくなる人の自然な無常感を(笑い飛ばし)
闇の深さで、もっと不条理な奥行きへと引き込んでしまう映画だと思った。
517 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/04(土) 22:22:25 ID:KYHIO0M0
空気銃こえええw モスとシガーの戦いが緊張感あった 途中投げっぱなしで終わりそうと思ったら やっぱり投げっぱなしで終わった。
518 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/05(日) 03:20:42 ID:/bcuqGVe
何故この作品がオスカーとったのか理解できん
519 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/05(日) 04:00:43 ID:4GJ6sZTJ
他の映画がもっと駄作だからだろ ハリウッドは低迷期だからな
>>519 ゼア・ウィル・ビー・ブラッドもつぐないもJUNOも十分レベル高いだろ。
ノーカントリー含めどれも地味ではあるけどさww
まあ、低迷期でもダークナイトとか出てくるのがさすがといえばさすが。
邦画も馬鹿にされるがおくりびとやぐるりのこととか出てきたし。
とはいえこういう不条理系投げっぱなし作品はカンヌ最高賞とってたら普通に
2ちゃんでも絶賛されてただろうな。
逆にカンヌ最高賞とるような作品がアカデミー賞とっちゃうと
「これが作品賞?アカデミー賞レベル低いww」って言われちゃだよな。
みんなカンヌやオスカーの受賞作に先行イメージ持ちすぎ。
ウェルズの駐車券おねだりは浅ましさを、 ビルの階数指摘は精神年齢の低さを現してると思った
522 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/05(日) 06:32:31 ID:N8dee/iH
>>519 >他の映画がもっと駄作だからだろ
ハリウッドは低迷期だからな
wwww
死ねよ、クソ池沼www
524 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/05(日) 11:16:43 ID:PjPX1I/5
草民
バルデムがもうちょっと存在感あったら良かったんだがジョーカーやったヒースの足元にも及ばないからなあ
526 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/05(日) 12:20:38 ID:jSZCF9Cb
>>525 うーん。俺は甲乙つけがたいな。ちょっと種類が違うし。
まだジョーカーの方がコミュニケーション可能だし。感情移入できる。
シガーのほうが不気味だった。
527 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/05(日) 12:25:21 ID:MMKIaCKF
76 :名無シネマ@上映中:2008/10/05(日) 11:15:15 ID:PjPX1I/5 クソコテ死ねばいいのに ID:PjPX1I/5 こいつ超キモいw 高卒ニートのクセに知識人ぶってオスカー受賞作品スレに頻出して 荒らし、煽りしまくってマースwww
528 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/05(日) 12:27:10 ID:MMKIaCKF
>>526 >シガーのほうが不気味だった。
だってシガーは絶対的コミュニケーションだからなwww
大王は黙れよ
>>529 自演乙
何でお前がおれのこと大王ってわかるんだよw
俺は映画王だしw
531 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/05(日) 13:09:19 ID:MMKIaCKF
ID:PjPX1I/5 自演ID:gLRSzqbx こいつ超キモいわw 高卒ニートのクセに知識人ぶってオスカー受賞作品スレに頻出して 自演で荒らし、煽りしまくってます 死ねよ、糞池沼www
シガーがあのゴールデンカップスやモンキーズみたいな髪型じゃ なかったとしたらインパクトはかなり落ちる。
言えてる
>>522 カンヌでも下馬評ではノーカントリーが評判良くてパルム取るって予想多かったぞ。
監督賞かパルムはとるだろうって予想が多かった。
映画祭中の現地の批評家評は『4ヶ月〜』より上だった品。
>ウェルズの駐車券おねだりは浅ましさを、 >ビルの階数指摘は精神年齢の低さを現してると思った 全然違う。あれはアメリカ人がよくやる軽い自嘲ギャグみたいの。 なんつか大阪人のセルフボケの凄い弱い形。tongue in cheek とかで調べてみ。
駐車券おねだりって、 「一応言ってみようかな」的な、 それほど必死ではないものの半分マジだったんじゃないの? あれって自虐ギャグなん?
人を食った感じでおどけてるだけ。
そういうクダラン事を持ち出すのが不適切な状況と判った上で、 俺テラセコっ!w という感じのジョークを言ってるわけ。 或いは明々白々の、もうどうでもいいようなツマラン事をご大層にあえて話題にするとかね。 日本でもそういうタイプの冗談はないわけではないから似た例を考えれば わかるんじゃない?
試験問題にしたらいろんな解答出てきそうで面白いだろな
540 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/07(火) 22:56:31 ID:YXqtGjMK
DVDもらえるキャンペーン応募した? 俺のところまだ届かないんだけどいつ来るのあれ
ノーカントリーとフィクサー アカデミー関連で見たけど 糞だった 以上
原作にもシガーの過去は書かれてなかったが、やっぱりベトナム帰還兵だよね? ウェルズが過去に一度一緒に仕事をした事があるというのは特殊部隊時代? 協調性のないシガーの軍隊生活は想像出来ないが、軍事訓練は間違いなく受けてるよね。
スナイパーとかなら協調性少なくてもやれるんじゃないかい? なんとなく
544 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/09(木) 04:49:47 ID:79R7VLIX
ひげ=佐々木蔵之助 ひげ妻=蒼井優 オカッパ=伊武雅刀 保安官=古谷一行
545 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/09(木) 20:57:13 ID:+kMFkHYG
原作が2005年か。ひょっとして原作者は、「殺人の心理学」 (D. Grossman, "On Killing",1995年)を下敷きにしてないか? シガーは人を殺すことに心理的な抵抗をなくする米軍の訓練の産物なのでは。 といってみる。
>>541 ゼアウィルビーブラッドとつぐないとJUNOも見よ
547 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/11(土) 20:42:37 ID:tRQF1GhT
ハビエル・バルデム って、インタビではすごく普通の人だね。 演じた男を気味悪くて嫌っだって言ってる。
とわいえ、あいつこそが俺の理想とする漢だ、 みたいな事言われてもなんか嫌な気がする
549 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/12(日) 23:13:08 ID:rILtjDPd
そんなに思考能力の欠如を自慢しなくてもいいよ
551 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/13(月) 04:15:56 ID:Zd7hsVPU
ラストにベルが言いたかったことがわかりません。。。
老いぼれの話なんて全く理解してやることないよ 興味のない部分は自分で勝手に脳内変換して看過すればいいだけの話 映画鑑賞とは暇つぶしのためのトゥールでしかないんだからさ
>>551 最初の夢は父親(先人たち)から預かった重要なものを失った失敗、挫折感
モスを救えなかった事から見たと思われる自責の夢
二つ目の夢は現状の認識と人生の晩節における自分の立ち位置の把握、
そしてあるがままの自分を赦す事、というある種悟りの夢
二つ目の夢に至った心情は
>>377 が近い感じ
コーエン兄弟の作品の中で一番骨太で 病的な感じがなくて、いかにも巨匠になりました という作品で最高傑作だろうね。 でもあいかわらず不快感を残す作品だよなぁ。。。 問題提起するとかいうけど、思うんだが、結局コーエンって 考えが浅いんじゃないかと疑っている。 かすかでも光を感じるもんだよ、過去の巨匠作品とかみると。 同じ救いがない映画でもアントニオーニなんかとまったく違うよな。 どうしようもない糞な世界だ。という突き放し方って、ドッグヴィルみたいなもんだけど 突き放し方がはんぱじゃない。 結局自分は、技巧的に完璧だけど、過去の巨匠より上だとは思えない。 これからもみることあるだろうけど、自分の人生になにかをもたらしてくれる作家ではない。
ショーン・ペンは技巧的にコーエンほどでないにせよ はるかに骨太で、明白なメッセージの映画をとっている。 ちょうど正反対の作家だ。 個人的には圧倒的にショーン・ペンの作品を好きだし評価したい。 彼こそまさに遅れてきたニューシネマの青年だ。
556 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/13(月) 10:08:42 ID:bvV0Tvva
劇場で観てDVDでまだ観てません 最初に観た印象を保存しておきたくて躊躇してる
557 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/13(月) 10:13:08 ID:r+7dPA3Q
ハビエル・バルデム 主演のゲイの映画おもしろかった。 ジョニー・デップの尻は綺麗だった。 一回みてみ。
558 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/13(月) 10:18:36 ID:bvV0Tvva
南米の映画ですよね あれ観たいんだけど近所のレンタルがダサくて置いてない
559 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/13(月) 10:29:03 ID:r+7dPA3Q
Yhaoo動画で無料で配信していたけどもう終わったみたい。 たしかノンフィクションだったよね。『夜になるまえに Before Night Falls 』 なんか同性愛者に対しての差別問題とかも含まれてて考えさせたら れる映画だった。
>>554 社会に光があるとするのが幻想だというのは。
そうなると上下が全く崩れ去るね。
だって、社会に光なんかない、それが現実だという映画だから。 もう多くの人は、光があるなんていう虚構を観るのにウンザリしてるんだよ。 光なんか信じられなくなってるんだよ。
橋のところでシガーが鳥に撃った弾は命中したんでしょうか
命中しまへん
金は諸悪の根源だよ。社会の変化は止められん。なんとかできると思うならそれは自惚れだよ。
だからそう言ってるじゃないか
まさしく、言った通りだ
567 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/13(月) 22:38:22 ID:BMmnf0OE
これ1回見ただけじゃわからん映画だね。そのへんは好き嫌いがはっきり分かれると思う。 でも何回かみているとはっとさせるような緻密な作りになっていて、 二重三重に深い構造になった映画だということがわかる。 その意味ではリンチのマルホランド・ドライブににてる。 だから劇場で1回だけ見た人の多くはポカ〜ンじゃないかな。もちろん俺も劇場だと あきれてたと思うw なんだこりゃと。1発でわかる人はすごい 俺的には何度も見返してセリフの深い意味や場なんかが再確認できるDVD向きの 映画だと思ったね。
はっきり言って単純な話だと思うけど、昔は良かった今はダメって、 現代社会がどれぐらいダメなのか実感できてない人には共感しにくいのかもしれないけど。 第一の牽引者であるアメリカがほころび始めて、これからはより実感できるようになるだろうね。
>>568 っぽくみてたけど、
トミーリージョーンズが最後に語った父親の夢の話は、
ある種の希望を感じたな。
だってあの場面は、愛する奥さんが自分の話を聞いてくれていて
独りじゃないわけだし。 寂しいけどどこか救いがある気がした。
富を得るために登場人物達はことごとく破滅するわけですよ。 富を得ることのなにが素晴らしいことなのか、そこに疑問が生まれないと この馬鹿げた物語は伝わらないしモスも犬死って訳です。 一般的に我々は自己の人間性を犠牲にして経済社会の中で生きているわけで。 誰しもがモス的な存在なんですよ。そこには善良さとか人の人間性は考慮されない世界なんですよ。 だから保安官は疲れきっちゃってリタイヤして、最後も目が虚ろで俺は救いを感じられなかった。 保安官はたぶん決断が遅すぎたんだ。
572 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/14(火) 00:09:25 ID:oTCxnFNr
>>569 聖書的に言うと、見ても見ず、聞いても聞こえずになってないか?
って映画だね。このテーマで観客に挑戦しているような映画だから
昔はよかったって解釈されるのもしかたない。そこが不親切っちゃあ不親切だけど
問いかけ考えさせる映画だからね。でも猫と住んでるおっさんのシーンでは
かなりダイレクトに答えを出してる。一見冗長に見えるあのシーンにセリフや設定に
ムダが一切ないの驚く。ここがわかってラストを見てみると、ふつうの市民に対して
やさしくもあり皮肉たっぷりなすごいシーンだということに気づいてうならせられた。
保安官の主観や脇役の台詞で、「昔のほうがマシだった、現実には対応しきれない」と臭わせてあるから、 昔がよかったという見方もあながち間違いじゃないだろ。 ネコ屋敷のオヤジが語ったのは 神の意志をあぁだこうだと詮索するべきじゃない、というキリスト教ユダヤ教的な じぃさん自信の見解であって、 それを映画の結論とするかどうかは見てる人の感じ方次第だと思う。
574 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/14(火) 02:18:25 ID:oTCxnFNr
ネタばれ注意 猫屋敷のシーンは昔がよかったかどうかの答えが明確に提示され、それにより 昔はよかったと現実を見ずに決めつけるあの一般人の代表である保安官(観客含め)が そういいきれないという事実に気づくかどうかのシーンであって 映画の結論ではないと思うよ。 ここでのもっとも重要なやり取りは、無惨におじが撃ち殺されたのがいつかと聞くトミーに このおっさんが(賢人として描かれている)1909年かなと100年近くも前であることを 告げたのに、トミーはすかさずそうじゃない、知りたいのは死んだのがすぐだったかその日の夜か ときくところ。ここでも自分の思い込みから昔も悲惨だったという事実に気づかない。 しかし潜在的に長期的に物事を認識できていることは、ラストの夢のシーンで示される。 ひとつ目の夢がそれ。正確な時間認識にもとづき、父の年を越してしまった自分がいる。 また内容的にも何か現実的であるところがミソ。 二つ目の夢が過去へのファンタジーだ。しかもそれは決して不健全なものとして 表現されていないのがうまい。親への信頼と愛情であり、それを否定できるものはいない。 過ぎし日のすべてを美しく錯覚するのは幸せに生きるための能力とも言える。
575 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/14(火) 02:38:44 ID:oTCxnFNr
この映画は「昔はよかった、てのはまちがい」がいちばん大切なメッセージや結論ではなく、 なぜ「人は昔がよかった」と思うのか、それはなぜでそれはどんな人なのかを 描くことこそが目的だと思われる。映画という表現手法ならではの試みと言える。 そしてそれは決してバカだからでも、ちゃらんぽらんだからでもなく、 むしろ誠実で、先人に対して敬意を払い、どっちが犯罪者かわからんような奴でもなんとか 助けようとし、最近の悪質で異常な犯罪に対して憤り、自らを厳しく問うて仕事を辞め、 その人生にふさわしく、やさしい妻のいるなんでもできる老後を迎える人物なのだ。 ただまあ哲学者、歴史家などではないがゆえに、目の前の現実に翻弄されてしまっている 我々の多くだ。 なんといっても昔と変わらぬ部分に気づきにくくする、激しく変化する現実がそこにある。 それを新しいんだか古いんだかわからない(ここもポイントだな)武器を使う (ピコピコ発信器まで)現代的犯罪者臭いっぱいのサイコやろうに代表させている。 ここで変わる部分と変わらない部分が本当は両方あるうち、変わる部分ばかりを否応なく 意識させられることになる。結果昔はよかったと。 ヒントは張り巡らされていて、立場も生き様も違いながらも、人間の本質は大きく違わないという 意味で(変化に対する不変)追われるヒゲとサイコの行動形態や人としての皮肉な運命までもが 驚くほどいっしょだったり(執拗に丁寧に描かれている。冒頭部の金はとったけど水は飲ませよう とする善意、ラスト近くの殺人鬼が守る青信号wというまともさがそれぞれ最も悲惨な結果を 生む対称性が見事)、ヒゲがベトナム兵だったり(保安官はこれは戦争だ、という。しかしほんの 少し前にベトナムという地獄があったわけでそこでは人は虫けらのように殺されていた。しかし そこには気づかない)てところがまたミソなんだけど長くなるのでえーかげんにしますわ 長文スマソ
Cがばがばアがばがばあが え
長文乙だけど、登場人物の名前くらいちゃんとしようぜ
いやいや、映画の見方は人それぞれだとは思うが
この作品について
>>575 ほど的確な文章は初めて読んだぞ
飲みかけの牛乳をトミーリーが呑んでしまうところがまた深い!まで読んだ ホントたいがいにしろよまったく
原作のウェルズの死に様ってむごいな 優雅とは程遠い死に方だわ
2chだと、どんな内容でも3行程度にまとめないと ウザがられがちだが、ある程度の長文が必要になる 内容って普通にあるだろ。上のは特に冗長でもないし 俺も感心すた
3行しか読めないとか知的障害だろ
ていうか、
>>575 は、ただものではないな。
文体は照れ隠しが入っているけれど
エセ評論家より余程説得力がある。
>>582 知的障害ってのを悪口程度にしか考えてないお前は屑だな
586 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/15(水) 00:26:51 ID:qkDXUp1v
>>574 >>575 だがほめてくれる人がいるので、調子のって
もうちょっと気づいたことを書こうと思う。
この映画は対称構造と共通性、○と言えば今度は×と言う事実(真理?)も突きつけつつ、
プラスここんとこでは根はいっしょみたいな、
そういうバランスのとり方を随所にちりばめていてそこがすごく面白いのだが、
なんといっても、最大の対称関係はモスとシガーだろう。
モスとは何か。これは、保安官ベルにとっての「理解できる昔型の犯罪者」だ。
しかも、どちらかというと悪人というよりまさに見た通りのカーボーイ。古き良きアメリカ
のイメージだ。大金が手に入る、欲しい、だから盗むというわかりやすすぎる動機。
嫁を愛し、金のことも隠さず、来るものは拒まず、一貫して男らしく対決していく勇敢なる男。
嫁はと言えば逃げない夫の生き様をしっかり理解し、声を聞いただけで負傷したことに気づく
ほど愛し抜き、あくまで夫の言う通りついていく。離婚があたりまえになる前の美しき夫婦像だ。
一方シガーとは、まさにベルの全く理解できない冒頭で本人の言う「会いたくもない
そんな奴のために命を投げ出すのはまっぴらゴメンな」輩、
「理解できない現代の犯罪者」だ。わからない記号満載の、国籍も武器も何とも不明な
キャラクター造形が見事だ。
587 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/15(水) 00:54:15 ID:qkDXUp1v
この追うものと追われるもの、まったく違うタイプの2人の犯罪者に、まるでマンガのような
驚くべき同質性をコーエン兄弟は描き出す。冒頭のかたや野生生物を、かたや人間を殺そうとする
ときのセリフが同じ。「じっとしていてくれ」以後、独自の自分ルールの生き様、ピンチでは
金でシャツを手に入れるやり方、極めつけは
>>575 に書いた、犯罪者ながら人としてまともな
行為を行っているまさにその最中に最悪の事態が勃発するという人生の皮肉まで同じ。この
エピについては時間軸としてもかたや冒頭あたりで、かたやラスト付近で出す対称性への
こだわりが徹底していてあきれる。
この同質性はベルが知る由もない。モスの生き様は知るが、殺人コインの件はわからない。
つまりこれは、観客である我々へのヒントだ。確かにいまの犯罪は昔と違うが、
人間としての(性質だけでなく運命までも含めた)根底にある部分に理解できる共通項は
ないのかと。
そして昔はよかったというベルのよくある妄想(夢でありあのラストの残酷極まりないセリフへと
つながる)は、
>>574 に書いたがここで断ち切られる、はずだった。が、彼は気づかない。
ここでもしつこくコーエン兄弟は物事を対置していく。
死の淵で苦しむ叔父を冷たく見ていた強盗の残虐性を現代の異常犯罪(の代表)と比べさせる
仕掛けがあるのが、次のシガーによる嫁の殺人シーンだ。ここで嫁の殺人が描かれていないのは、
ここで重要なのはそこではないからだと思われる。大切なのはその前にある。
シガーはここで助けを求める嫁にチャンスを与え、コイントスを行う。
ただ冷たく見ていた100年ほど前の強盗より、むしろここはほんの少しまともなのである。
われわれはコイントスをクリアできれば、シガーはこの嫁をほんとに殺さないことを
ストアのシーンで知っている。(この映画伏線効きまくり)しかし殺されたことは
ホテルでのきざ男殺人シーンから、靴の裏確認でわかるのだ。
これでも昔はよかったで片付けるのか?と問いを突きつける。
そして映画は最も重要なラストののどかなシーンへとなだれ込む。
588 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/15(水) 02:24:25 ID:aU5sJTXa
誰にも遠慮することなく 焼いた肉に集中する。 それが一人焼肉。 そ れ が 一 人 焼 肉
>>586 乙。面倒だから誰か3行に要約してくれ。
レモン大丈夫に決まってるのに レモン大丈夫?と聞くのがだるい
久々のぞいたら面白いことになってるね
>>587 に評論まとめて欲しいな。
ブログはないのかな。
そんな深い映画じゃねぇし
つかさ、三行以上読めませんみたいな事をほざくヤシらはもう 三分以上の映画を見るのやめれや。どうせ集中力も続かんし理解もできんっしょ
595 :
三行で説明 :2008/10/16(木) 00:28:47 ID:joPBJgfb
金は諸悪の根源。 純粋な悪と我々を金が繋ぐ。 本官にはなにも出来ない辞める…。
同じ映画をみても
>>574 のように深く理解できる人間がいて、俺のように表面的なことしか理解できていなかった人間いる。
俺はすこし恥ずかしい。
100年前の惨事も金がらみ。奪うものとそれを抑止するもの、金を巡る立場の違い。生死の分かれ目。この映画には絶望しかない。 そこに光を見いだせる。 『今の時代(近代)は全く良くない』
ようはアメリカ批判でしょう。経済第一主義の代償だよ全て。この国は人に優しくない。 爺さん婆さん殺して庭に埋めるのも金のため。 ただ途方に暮れるのみさ。
1つ目のホテル(リーガル・モーテルだっけ)でモスが取った2つの部屋の位置関係 ってどんな感じだろう。 あとあそこでシガーに撃ち殺された連中は、どうやって金のありかを知ったんだろう。 受信機持ってたってことでいいのかな。
そうか? いつの時代でも世界は理不尽で救いがなく、老人は思い出を美化し現実を受け入れがたいって映画だと思ったが? アメリカ批判っつーけど、どこの国を舞台にしても成り立たね?この話
601 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/16(木) 02:05:40 ID:DRmSc7NT
モスのジョシュブローリンて、グーニーズのマイキーの兄ちゃんだね。 だから何ってヤツだけど、年とったな。。そんだけ
変な髪型の奴には気を付けろ! シリンダー錠はポンッされるよ! って映画かと思ってた。
603 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/16(木) 03:11:23 ID:JTqkcSLh
序盤に保安官殺してシガーが脱走した後 パトでドライブして、一般車両止めてボンベで眉間撃って殺した場面の せいで、シガーが目的もなく人を殺すただの殺人鬼にしか見えなかった。 なんかあの場面のせいで、シガーの左脳を使った会話とかどうでもいいし激萎え。 もう1人の追っ手の「奴には行動規範がある」って言葉も説得力無くなっちゃったし 秋葉の加藤みたいな馬鹿のシガーが薄っぺらい持論や思想語って その馬鹿に殺される運のない連中の物語ですよって感じの駄作。 プロの殺し屋なら徹頭徹尾必然だけでシガーに動いて欲しかった シガーの演技だけでは認めるが、他は糞。アメリカのネタ切れを再確認。
604 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/16(木) 04:48:51 ID:k/OzWGf1
>>574 にラストシーンの夢の説明を簡単に書いたが(おれは
>>574 >>575 >>586 >>587 )
ほんとはもすこし、というかもっとかなり深い。
そしてラストのセリフに至ってはコーエン兄弟の才能と上から目線の嫌らしさ全開の内容
となっている、と思う。
このラストはそれまでのすべてのシーンをただの前ふりにしてしまうくらいの
絶妙な構築があるのだが、それをすべて書くかどうかはちょっと考えている。
ってえらそうに言って、もちろん俺の解釈(というかコーエン兄弟の狙いへの解釈)がすべて
正しいとは限らないが、映画の構造が明らかにそうなってるのでほぼ間違いないと思う。
で、これはネタばれの極地(他の批評や感想をみると全く理解されていないので)
なのでどうしようかと迷っている。個人的にはこの作品は大ヒットなのでその良さを
すごくいいたいし。
ということで、ひとりでも「もったいつけづに遠慮なくいえや」といってくれる住人がいれば
ネタバレになるが書こうと思う。この作品の素晴らしさは(構築の神経質なまでの完全主義は)
ぜひ伝えたいところではある。(我ながらえらそう)
なければやめとく。
もったいつけづに遠慮なくいえや …これでいいんでしょうか
待った。 ネタバレの前にもう少し遊ぼう。 ヒントくれ。 ラストってキーツだかの詩と関係あり? セリフって正確には何だっけ?
キーツじゃないや、イェイツだ。
モリッシー乙
俺の中では
>>600 だな。
正直、
>>574 は何言ってるのか理解不能。
2ちゃん以外のトコでやってくれってカンジ。
待てよ。。
>>607 は the smiths知ってて書いた?
単なる偶然?
もったいつけづに遠慮なくいえや 楽しみにしてる
>>610 スミスの音は好きだがモリシーがどうしたとかは知らん。
よかったら詳しく。
the smiths に、 cemetry gate っつ 曲があって、その中に ”Keats and Yeats are on your side but you lose because Wilde is on mine” ていう一節があるので、それをふまえて キーツ、いや、イエイツ、という冗談かと 一瞬思った次第。。
Thanks. 勉強になった。 分かってやってたらおしゃれだったが情けないことにただの偶然。
シガーは最初見たときふかわりょうかと思った
日本版シガーは 沢田研二がいいと思う。
ジュリーは太りすぎ
618 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/16(木) 20:23:55 ID:Qy9jL6Eg
岸辺一徳はどうかな?保安官は古谷一行が良いと思う。
619 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/16(木) 20:42:25 ID:KfwD7Ql5
ジョシュ・ブローリンの役は高橋克実がいいなあ。
620 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/16(木) 22:06:01 ID:DRmSc7NT
シガーはバナナマンの日村に似てるんで、日村でお願いします。
てことで、ネタバレお願いします!
原作読んだけどすさまじく面白いわ 映画じゃわからなかったことが大半わかった。大満足。 つか本当にこれ70過ぎの爺さんが書いた話なのかよ・・・ぶっ飛んだ爺さんだな 時間的な制約のせいだろうけど、モスと家出少女のエピソード、入れて欲しかったわ
おう! ここは名スレッドだな
624 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/16(木) 23:09:37 ID:TOAJp/h4
すんません質問です。 劇中カーラ・ジーンが観ていた映画て何でしたっけ??? 教えてください。。。
>>604 楽しみにしているので、はやくお願いしますです!!
626 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 00:12:08 ID:wY1HNcx0
>>604 です
ゴーサイン出してくれる人がいるので、
ラストの夢とセリフに対する自分の解釈を書きたいと思う。
だけどざっと下書きしてみたら、
これが大変で(涙 とにかく自分の解釈では
ラストは冒頭からその直前のシーンに至るすべてを
ぜんぶ受け止めて、三者の構造を一気に明らかにする
という凄まじい展開になっている(と思う)ので
もう丁寧に説明すると異常に長くなるし。
こりゃいかんとバックレようとも思ったけど
ゴーサイン出してくれた人もほめてくれた人もいるし。
特にほえられたあの日、俺落ち込んでて励まされたし。
頑張って書いてみるが、あくまで俺の解釈だから
突っ込み歓迎だがあんまりいじめないでね。
なお自分は原作は読んでいない。
あくまでも、この映画の表現をみての解釈。
それとヒントくれ、という人がいるので、
その方が楽しそうだから少しづつ書きますわ。
ヒントみたいなもんになるから。
すでに上のラストシーンの構成のされ方てのがヒントね。
そして最後に、old menの本当の意味が分かるようになっている。
キターーー!! 異常に長くなってもいいと思います 半端なものを読まされるより全然いい
>半端なものを読まされるより全然いい 言えてるな・・80分のダメダメ映画三本立てよりも150分の良作を1本 観た方がはるかに時間の有効な使い道なのと通ずるw
629 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 00:58:03 ID:wY1HNcx0
>>626 のつづき
ネタばれ注意
ノーカントリーのラストの夢とセリフの意味の
私の解釈ですわ
まずそもそもなぜ二つの夢かというと、
映画の世界感を統一し、
表現手法を一貫させているから。
先述したが全編通して二つの人物、二つの意見、
二つの見方、二つの状況と、様々なファクターを
対置させることで
なぜ人は現実を直視できないのかという現実を
浮き彫りにしようとしている。
>>574 >>575 >>586 >>587 ラストの夢も二種類の性質の違う夢を比較して保安官の本質を、
そしてそこから三者の違いと同質性をはっきりさせようというわけだ。
もうこだわりがすごいですわ。
あんまり考えすぎると禿げるぞ
631 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 01:14:13 ID:wY1HNcx0
>>629 のつづき
まずひとつ目の短い夢は、ずっと「昔はよかった」と嘆いている
この老人が世の中の避けられない変化と、いまという現実に
潜在的にきちんと向き合いかけ、
でやっぱりちっとも向き合えなかったという夢だ。
ゆえに短く記憶もはっきりしない。
向き合うべき「変化という現実」を、
避けようがない時間の変化というカタチで示している。
死んだ父親に象徴される愛してやまない止まった過去を
自らが変化、つまり年を重ね超えてしまう。
年下の親に会うなどとは、いい奴だがものの見方が極めて
凡庸な彼に訪れた、夢ならではの画期的な示唆だ。
変化した(あるいはある面変化していない)いまという時代を
構成しているのはまさに自らでもあるというのに。
だがこの気づきのチャンスは、親からもらった
金をなくしてしまうと同時に、さっさと短く消えてしまう。
632 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 01:19:05 ID:wY1HNcx0
>>631 のつづき
親の歳を追い越すという設定もうまいが、
ここでの凝りに凝った仕掛けは、
この父親からもらったいくばくかの金にある。
この金の意味するものは何か。
それを明らかにするのは
ここまでさんざん描かれてきた
モスとシガーの金に他ならない。
違いは、同じものをそれぞれが前にしたとき
より強調され明確になる。
この金という道具によるつながりにより、ラストにおいてついに、
モス、シガー、保安官は並列に置かれることになる。
同時代の構成員として。
(冒頭の昔の保安官ならどうするかを
ベルが想像するセリフ、日本語訳では「悪に立ち向かおう」
となっているが、英語では
Okay. I’ll be part of this world.
よし、俺もしっかりこの世界の一員になろう、
積極的にかかわり責任ある行動しようというような意味だと
思われるが、ベルが気づくべき現実の世界へ向き合うべきという
真理も、同時代のpartとしての三者の関連も、
すでに冒頭で自らの口で述べられていたことになる)
633 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 01:25:39 ID:1vi/CFyV
がんばれw
634 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 01:25:54 ID:wY1HNcx0
>>632 のつづき
最初の夢では、モス、シガーの追跡劇の中で描かれてきた
極端な違いとあきれるほどの同質性のうち、
まず違いが示されている。
同質性は、次の夢とラストのセリフで明らかにされる。
まず、モスの金。
言うまでもなく二百万ドルだ。
ではどういう二百万ドルなのか。
それはシガーの金との対比で明らかになる。
が、そっちの説明から入ると
行ったり来たりになってややこしいので
先に答えを書く。
まず、紙幣で二百万ドルなので
そのかたまりは大きくて重い。
言葉にするとアホっぽいが、映像的対比において重要。
次に価値。二百万ドルは二百万ドル。
盗んだものであろうとなんであろうと、
金の価値としてはそれ以下でもそれ以上でもない。
まあちょっと抜いてたからそれ以下か。
もちろん、モスにとってはそれ以上に価値が大きい。
自分や妻の命を危険にさらしても手にしたい大金なのだから。
いずれにしろわかりやすい、昔ながらの
犯罪の対象として申し分のない大金である。
では、シガーの金とは。
635 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 01:33:59 ID:wY1HNcx0
>>634 のつづき
では、シガーの金とは。
シガーも二百万ドルを追っているし、最終的に
手にしたようだがシガーの金はこれではない。
そのせいかシガーが札束の山を手にするような描写は
最後まで描かれていない。
シガーの金とは、コインである。
手のひらに置けて簡単に飛ばせる
軽くて小さな、金額も少ないたった1個のコインである。
しかしこのコインの価値は、二百万ドルの比ではない。
重さも価値もとんでもなくでかい。
シガーの狂気のルールにあっては、
それは値段がつけられず、地球より重い人の命を左右する。
シガーに殺されるキザ男が言うように、
シガーは金を(ドラッグも)超越してしまっているのだ。
(キザ男のセリフは現代の犯罪すべてを金とドラッグのせいにする
保安官仲間の安易なセリフに対置されている)
もちろん金だから金としても使うが、
もはやただの金とは到底言えない。
シガーはコインの裏表をあてたので、殺さなかった店主に言う。
そのコインはポケットに入れるな。
でないとただのコインに成り下がっちまう、と。
ご丁寧に製造年まで正確に把握していることが描かれる。
636 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 01:47:37 ID:wY1HNcx0
>>635 のつづき
シガーの金とは金を超越した狂気そのものである。
(人を殺したかった、殺して死刑になりたかったなどという
金銭などではない、最近の異常な動機による犯罪を
象徴しているのはいうまでもない)
ちなみにモスが金を隠すため、
重たい鞄を放り投げるシーンがあるが、
このアクションはコイントスに対置させたもの。
いくらなんでもあの隠しかたは不自然である。
それとモスがシガーをシュガーと聞き間違える
場面があるが、sugarとはアメリカのスラングで
金の意味がある。モスはあくまでシンプルである。
一見たんなる犯罪劇に見せかけた
この映画の仕掛けをひもとくヒントとなる
重要な意味のあるセリフやシーンは、
ほぼ一貫して
比較的唐突感をもって挿入され演出されている。
637 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 01:53:02 ID:wY1HNcx0
>>636 のつづき
さて、さいごに保安官の金である。
夢で見た父親から渡された金。これは何か。
金額は二百万ドルに遠くおよばないが
これはこの中で最も価値ある金だ。
かけがえのない親の愛情であり、
モスやシガーが喪失した質素だがあたたかい日常である。
金そのものは必要でふつうの道具であることもわかる。
二つ目の夢のように美化されていない、
現実的な夢だ。
が、彼はそれに気づかない。
その金に象徴された、
明らかな幸せを手にしているというのに、
感謝より先に口から出る言葉は、
いまの世の中はどうなってる、昔はよかった。
現状を憂えるのはいいだろう。
だが、それだけなのだ。
638 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 02:02:45 ID:wY1HNcx0
>>637 のつづき
(ここでリクエストに答えてちょっとヒント:
ラストシーンの冒頭の妻のいれたコーヒーが
じつは夢や最後のセリフの意味を明確化するための
ちょっとしたアイテムとなっているんだけど・・気づいた?)
こうして老保安官は、
目の前にあるささやかだが価値ある幸せをあっさり見失うと、
すやすやと二つ目の夢、
美化されたいとおしい過去にどっぷりとひたるのである。
二つ目の夢は「昔はよかったいまはおかしい」としか
見ない老人の、美化された過去のファンタジーだ。
昔のように保安官は子どものままで、父は大人だ。
現実的に歳を追い越すような、はじめの夢とは違う。
だがこの夢自体の存在は決して否定されるべきではないだろう。
あたたかく、美しく、
幻想的で父親の愛情に深く守られた幸せな夢である。
暗く寒く、毛布を羽織っているあたりに
過去にも苦闘があったことは示唆されているが、
大いなる安心感がそれを上回る。
誰もがこうした夢を持つべきだし、持てていることは
幸せなことだと思う。誰にも盗まれず、なくすこともない。
が、問題は現実と対峙することなく、この幻想の中だけに、
この保安官がずっととどまり、生き続けることにある。
639 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 02:17:43 ID:wY1HNcx0
>>638 のつづき
そして保安官はこういう。
そして、目が覚めた、と。
これはかなり残酷なセリフである。
保安官よ、残念ながらあなたは全く目覚めちゃいない、
目を開けても、あなたは昔はよかった、
という自分の望む夢の中を頼りなく歩くだけ。
いまの社会はなんだ?まったく理解できん、
なんでこんな世の中になったんだと、
これからも現実の変化と不変という両側面の存在に
きちんと対峙し「目覚める」ことなく
自らを変え、進歩させることなく嘆きながら
生きていくのだろうと。
トミーリーの何ともおろかそうな表情と、
やさしい妻の哀れむような表情が印象的だ。
そしてここでついに、この三者、
モス、シガー、保安官の同質な存在としての
一面が明らかとなる。
この映画の核心部分だ。
その硬直した生き方を、現実を直視して
前向きに変えていくということが、
できないのだ。
タイトルの意味はここで明らかになる。
640 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 02:26:45 ID:wY1HNcx0
>>639 のつづき あーしんど。自分で言ったもののw もう少しだあ
タイトルの意味はここで明らかになる。
老人だからold men なのではない。
心が老い、使い古されたものにしがみつくから、
old men(複数形なのはそこに意味がある)なのだ。
有名な青春という詩のまさに対局にある生き様だ。
(もちろんoldにはいい意味もある。
ここでは悪い方だが。日本語に
年の功と老いぼれがあるのと同じ)
現実を直視し、それにあわせ
かたくなで古い生き方から脱皮できないものに
都合のいい国など、この世にありはしない。
NO COUNTRY FOR OLD MEN なのだ。
641 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 02:31:15 ID:wY1HNcx0
>>640 のつづき
モスは意味のない無謀な戦いを拒むことなく受け続け、
(それが男らしくかっこいいかのように)
自分はおろか、愛する妻も失う。
シガーは狂った自分だけのルールで
(キザ男のルールを批判するくだりは
自分のルールのゆがみがまったく見えていない
シガーの性質を明らかにしている)
生き続け、多くの罪もない人間の命をこれからも奪い続け、
その末路が決して幸せでないことは容易に想像がつく。
事故の後、シガーは医者にもいけず、
骨を突出したまま、再び狂気と殺戮の人生を歩き始める。
だが、希望はある。
この映画は必ず対置するものを用意する。
変えられない者に対する、変えられる(た)者だ。
ヒントは、コーヒー。
…ここで終り? 乙でした。
643 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 03:10:26 ID:wY1HNcx0
>>641 のつづき
保安官は妻のいれたての温かい幸せなコーヒーを
手にするが、その男は
週に一度くらいしか新しいコーヒーをいれられない。
だが厳しい生活の中でも人を許すことを覚え、
現実を直視し、心豊かに生きる。
猫と暮らすあの男、エリスである。
本来、「昔はよかった」は犯罪の被害にあい下半身不随となり、
貧困の中で孤独に暮らす彼のためのセリフである。
世を恨み、嘆くことを誰が責められるだろうか。
ここでもま逆の対称性が見事である。
しかしぼやいてばかりいるのは、
奥さんの温かいコーヒーを飲み、
何でもできる老後を迎えた男なのだ。
車椅子のエリスが、
大きく人生を変えることができた事実は
保安官の次のセリフからわかる。
彼を撃った犯人に復讐など考えない
という彼に、保安官はこういう。
「あんたがそういうとは意外だな」と。
644 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 03:14:03 ID:wY1HNcx0
>>643 のつづき とりあえずラストシーンについてはこれでラスト
このキリストの重要な教えである許しの会得、
自分を撃った犯罪者を責めもしないエリスに対置して
保安官が老境に入った彼の生活に
神が来てくれないことに幻滅し、
「(だが)私は神を責めはしない」、
という愚かなセリフをはくくだりは、
キリスト教信者の多い
西欧では相当深く刺さるものと思われる。
だが、賢人は孤独だ。
自ら人生を変えられる者が少ないのは、
この男の住居が草原の中にぽつんとあり、
同居人はたくさんの野生の猫だけ、
という状況がそれを象徴している。
しかし彼には、厳しいながらも
心豊かにくらせるカントリーが確かに存在するのだった。
とりあえずおしまい 超長文スマソ
お疲れ。 やっぱ面白いな。いや面白いわ。
おはよう、夜中に来てたんだ。力作長文ありがと、おつかれ。 映画版で久々にみた知性だわ。 俺ヒントくれくれ男だけど、劇場で一回みただけ、原作未読。 金の対比の着眼と分析に感心した。 確かにシガーが札カバンに触れた描写はなかった。 モスが投げたカバンをコインに見立てたのはお見事。 ラストの保安官の夢の金のはなしは聞きのがしたなあ。 コーヒーね。 猫老人の一週間コーヒーは確かに思わせぶりで気になった。 保安官がミルク飲むとこも引っかかった。なんだろう。 おもえば「水をくれ」にほだされてモスの逃亡話は転がり出すわけで、 最期はモーテルのプール女にビールを誘われて一緒に殺された。 他に飲み物出てきたっけ? あと対比と繰り返しといえばもちろんシャツ、 店への入り方もモスとシガーじゃえらい違うな。 そのへん気にして見直してみるわ。 人生、神、過去、未来、価値、意味、などなどはそこまで深くは伝わらなかった。 闘っても闘っても、あんな天災みたいな理不尽がいたら、いろいろやりきれんわなあ、そんなところ。 もう一言いうならコーエン兄弟、いままでそんなに精密緻密目指してたっけ。 計算づくで外してるわけでもなく、当てずっぽう、ハッタリこけにみえたこともしばしば。 とにかくなかなかの分析、ありがたし。うれしかったす。
>>641 シガーのルールにゆがみなんてあるかなあ?
普通の人間のルールとの齟齬はすさまじいものがあるけど
ルールそれ自体には矛盾はないような。
そもそもシガーが「幸せな末路」を求めているとは、自分には思えないんだが...
一般的ルールとシガールールの間のゆがみってこと?
648 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 08:56:38 ID:q3vu24xp
この間電車にのってたら、シガーそっくりのやつが乗り込んできた。生き写しだった。おばさんだったが。
俺がこういう細かな分析の十分の一もせず、 シガー恐ぇー、モス頑張れ!、程度の レベルで観ていた事実は否めんw。 なんつか、他の映画の分析も聞いてみたいなぁ。 読み込みすぎ、になる場合もあるとは思うけど、 一方こういう読み込みをするべき映画も あるしな。イワン雷帝二部とか。 あれは監督の精緻なノート見てぶっ飛んだわ
650 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 10:14:53 ID:dGctq74a
イェイツの話は聞かなくていいの?
原作よみかえしたくなったわ
652 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 14:27:40 ID:bN81rOrH
>>647 >>641 だけど、ご指摘の通り、シガーのルールに一貫性という意味での
ゆがみはもちろんないと思う。徹底的に一貫している。
ここでいいたかったゆがみとは、人として間違った
ゆがんだルールという意味。ゆがんだまま見事に一貫している。
彼は自ら変われない、現実を直視できないold menのひとりだから。
ゆがんでいるが故に当然ろくな結果は招かないはずだが、
キザ男に対し、おまえのルールは何だ?
結局俺にやられるってことは、効果なし、それルールか?みたいなことをいってる。
その自信満々ぶりの狂気、地獄まっしぐらな自分の「ゆがみ」に気づかない、
傲慢ぶりを描きだしているといいたかったんす。
幸せについては求めているかどうかより、
狂気の殺人鬼ですからね。
もはや世間並みの
(最後のひとつ目の夢の親からわたされる素朴な金のような)
幸せなんか手に入らないし、いまも末路も修羅の道以外にはないし、
そのように描かれている。友だちなんかいないしw
まあ彼にとっての幸せとは、自分のルールで生きて
勝ちつづける(殺しつづけること)だろうけど。破綻は目に見えている。
653 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/17(金) 14:45:29 ID:bN81rOrH
>>652 のつづき
あんまりしかけが多いので書かなかったけど
シガーのルールについてもある対象構造で性質を明確に表現している。
トレーラーハウスで、管理する女性に質問するシーンがそれ。
モスがどこで働いてるかに答えてもらえないとき
無表情なシガーとしてはかなりいらついた表情、態度になるが、
ここはシガーの(ゆがんだ)ルールと、顧客情報を勝手に教えられないという
世間の真っ当な「ルール」とがモロ対決するところになっている。
シガーは自分のルール通りにいかないといらつき、簡単に殺意を抱く。
もちろんそのルールは世間のルールに受け入れられることはない。
おばさんが「管理人」(まともなルールの管理人)であることや、
肉体的には全くシガーに勝てない女性であることもさることながら、
ちょっと不気味なのも対称性として見事で
自分のおかしなルールでごり押ししてくる不気味なシガーに、
まともワールドルール管理者代表としておなじようにちょっと不気味な
おばさんが堂々と対峙するという構造になっている。同質性だw。こだわっている。
おばさんの風貌については(特に髪型に注目w 髪型対決ww)
しゃれというかギャグというか、
構造がわかるとちょっと笑えるところ。
遅くなったが長い批評乙。
>>643-644 このへんは見事としか言い様がない。素晴らしい。
原作との引き比べなんかではなく、コーエン兄弟作品であるところの
「ノーカントリー」評にきちんとなってるのがいいな。
結局原作買ってきました
>>652 解釈乙!
面白かった
原作とは変えられたって言われているカーラ・ジーン殺しって
なんかシガーにとっての分岐点に思える
(俺は原作読んでないが)
シガーは約束を守るためにカーラを殺しに来たんだろうが
カーラがコイントスというシガーのルールを理解してそれを拒否した
まともルール側の初めての人間だったのでは
カーラを殺しても金の在処をもはや云々出来る訳じゃないのを知っているのに
シガーはそれでも殺してしまった
自らの運命をコイントスで決めさせるというシガールールを破ってまで
それが自信満々だったシガールールの破綻(ほころび)なのだとしたら
すなわちその後のシガーの破滅の始まりの象徴かなと
彼は今後不意の交通事故(のようなもの)に会い続けるに違いない
old menは破滅か消えるかってことの補強にすぎないけど
なんつって
いいぞいいぞ。 力作君のおかげでみんなマジで謙虚で正直で賢くなって来たぞ。 コーエン兄弟も棄てたもんじゃないぞ、いい映画撮ったぞ。 力作君があの婆さんに着眼したのはさすがだ、ほんと感心するわ。 あの手こそシガーの天敵なんだなあ。
自作自演で自画自賛。
遅くなったが昨夜やっと観た。 賛否両論だがオレは好きな映画だったな。 映像の無機質な雰囲気もいいし音楽無しであの緊迫感を出せる監督 はなかなかいないんじゃないかな? シガーの自分のルールに従って行動するトコは善悪別にしても「殺 す必要はない」と答える者より理にかなってるような。 いや 殺人はダメだけどw
>>656 原作ではカーラ・ジーンも結局コイントスに答えてるよ。
ガソリンスタンドの親爺とおなじく「表」と答えたけど結果は裏だった。
そして殺された。
>>660 原作だとコイントスの結果がどうであっても殺すつもりだったみたいだけどね
カーラが死ぬのはもう運命だけど、ちょっとだけ希望を見せてやるためにコイントスした、みたいな発言をしてる
たぶんコイントス当たり→いったんは見逃してやるようなふりをして、カーラがほっとしたところを射殺 だったんだと思う。
シュガールールって要するに仕事の邪魔になる者&殺し屋としての自分の顔を知ってる者は皆殺しってことだろう
で、それを遂行するにあたって金や憐憫は一切通用しない、考慮もしない、と
もちろん気に入らない奴がいたら誰であれ殺すが、どうでもいいような奴はコイントスをさせて「運命」を自分で選ばせる
雑貨店の店主はそれで助かった。トレーラーハウスのおばちゃんも、第三者がそばにいなかったらコイントスさせられてたかも
カーラの場合はもう殺し屋としての自分を知ってるから生かしておくはずはなかった
ベルはついにシュガーの顔を見ることはなかったが、もし見ていたら死んでたな
>>661 なるほど
でもわざわざ顔を見せられてしまったカーラは災難だな
それまでは見てなかったのに
シガーの方にもっと殺したい動機があるような気もする
ルールとは逸脱した何かが
663 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/18(土) 17:13:36 ID:0PQrIkd8
>>661 原作読んでない長文力作君wですけど、なるほど、
それでコーエンはカーラの殺人シーン描かなかったんだなと合点が行った。
それを描くと本質的には生き方を変えず
昔の強盗よりはある種の人情?がむしろあるというシガーではあっても、
コイントスルールが破綻するので観客が一貫性がないように強く認識してしまう。
(それはそれで異常性は強調されるのだが、この映画では自分のルールにしがみついて
変えられないという生き様を描く方が大事と思われ)
見せないと、ラストに来て殺人鬼なりの意外な人情味はあらわれたものの、
シガーのルールが徹頭徹尾守られて殺された解釈ができて
(あのまま答えなかったので当初の基本ルール通り殺した。
いやがっていたものの答えたが、はずした。ゆえに殺された。
この展開では答えて当てたのに殺されたとはかなり考えにくい)
シガーなりの昔の強盗よりはむしろましな思いやり?が強調され、
(主のシーンが伏線として生きてきて、本気でチャンスを与えた、ように見える)
コイントスルールに対する信仰のような絶対的な忠誠心もキープできる。しかも原作に忠実。
描かなかっただけで、変えているわけじゃない。
観客を混乱させず(まあ十分わかりにくい映画だがw)
原作にリスペクトしつつ、それを手際よく伏線の効いた靴裏確認アクションひとつで
極めて映像的に解決するという。
よく考えてるなー
>>662 カーラは本来なら殺すリストには入ってなかっただろうね
でもモスが予想以上に手強かった(なにせシュガーに手傷を負わせている)上に、
素直に金を返さなければ女房を殺す、って脅しにも屈さなかった。これがすべてじゃないかな。
シュガールールでは、それは脅しではなくカーラの運命を決める決定的瞬間なのだが、もちろんモスには理解できなった。
そしてモスの女房であるカーラは、そういう男と一緒になったのが運の尽きで、コイントスするまでもなく
カーラ自身が死ぬ運命をすでに選択していた、ということのようだ。
(原作ではそのことをシュガーがカーラに説明して、カーラが納得した後に射殺)
俺はね、 シガーは情を持ちつつ決断をあいまいにしたまま本気でコインに賭けた →かみさんはコインを外した →自己意志は放棄してルールどおりに殺した →ちょっとでも情けをかけたり迷ったりした自分へのズレと齟齬が →あのアホみたいな事故を呼び込んだ つうふうに見てただよ。 だいたいシガーはモス本人を殺せなかった訳だろ。(俺、勘違いしてる?) その当てつけにかみさん殺しに行くってのもスーパー殺し屋としては忸怩たるものがあるだろうに。
∧__∧ (´∀` ) (⊃⌒*⌒⊂) /__ノωヽ__)
かみさん殺しに行ったのはあてつけじゃない。モスに約束したからだ。 シガーは自分に利益も情も全然考慮することなくカーラ・ジーンを殺す。 シガーは一度起きたことは決して変えられない、という いわば「運命」あるいは「必然の連鎖」の具現化だから。 と、自分は思っているので ここの人がけっこうシガーのことを「人間」として見ているのに驚いた。
× 自分に利益 ◯ 自分の利益
原作では金は最後に誰が持って行ったの? 教えてください。。
>>669 シュガーがモスのいた部屋の換気口からカバンごと現金ゲット。
その後、自分が始末した男の上司(親玉?)を調べて見つけ、直接手渡してる。
その上司もシュガーの顔を見たので殺されるかと恐れたが、シュガーは少なくともその時点では
「自分が有能な仕事人であるという証明」のために相手を信用する(殺さない)と明言。
これで金に関しては一件落着。
>>667 シガーが一度出たらというか勝手に決めたら確かに誰も避けられないのだろうけど、
それが必然の運命の具現かどうかは疑問だな。
殺される側からすればただの偶然の不条理な厄災だぜ。
じゃシガー本人だけが独り偶然から逃れられてオールマイティーなのか?
それだったらほとんど神様だろう、ヘアーが変だけど。
シガーだってでっかい偶然の連鎖の中にいるちっぽけで惨めな人間だよ。
それでなきゃ一丁前の現代悲劇として成り立たんだろ。
672 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/19(日) 19:36:13 ID:h2v4id1L
>>626 だけど
保安官の牛乳&テレビのシーンの意味はラストの解釈を上に長文力作したので
(それが正しいとしたら)謎な人はそこから逆算してもらえると
すっきりしてもらえるのではないかと思うんだけど
このシーンが面白いのは、コーエンはここでラストへとつなぐため、
(コーエンとしては)かなりあからさまなサインをおくっていること。
テレビに保安官のシルエットが映り込んでいるカットに
ぴったしであてている英語のセリフがそれ。
このシーンに?と思ってる人でDVDもってる人は
英語のサブタイトル出すとはっとすると思う。ミニネタばれねw
この作品好きな人はどんな所が好きなの?
>>670 ありがとう!
でも映画ではイマイチ金の流れがハッキリしないのは何故だろう
それとやっぱり映画版のカーラ殺しは何かひっかかるなぁ
>じゃシガー本人だけが独り偶然から逃れられてオールマイティーなのか? もちろんそんなことはないよ。 ただシガーは演劇における道化のように、 一種人間離れというか日常ばなれした役回りを与えられていると自分は思ったのさ。 あくまでも役回りとしてってこと。 >殺される側からすればただの偶然の不条理な厄災だぜ。 死とか事故はすべからくそういうものじゃないか? どうして死んだのか、とかどうして事故にあったのか、という因果は それをこうむった人には、完全に見通すことなどできない。 だから何で俺がこんな不条理な目にあうんだって思うけど 実際はその人がそれまでにしてきた些細な選択の積み重ねがあったからこそ、 その結果(死、事故、などなど)があるわけだよね。 そういう選択ってのはひとたびしてしまったら決して覆すことはできないわけで シガーが普通の人の考える損得よりも、一度約束したことを遂行するということにこだわるのも そういう不可逆性の象徴かなと思ったわけよ。 ちなみにシガー=ちっぽけで惨めな人間という見方を否定する気は毛頭ないよ。 ただ自分はこう思ったってだけ。
「運命」には両義性があるんじゃないかなぁ。 シガーは、人間の運命は必然の積み重ねだと勝手に思ってるけどね。 ガソリンスタンドの老オーナーが、義理の父の遺産相続したのも、必然だと決め付けてるけど、オーナーにしてみたら結果論に過ぎないし、 モス嫁がシガーに殺されるのも、必然とは云えないだろ? 殺そうと決めている本人、シガーが必然=運命だったと思っているわけで。。 中世の教会壁画や祈祷書の木版画によく登場するモチーフに 「運命の車輪の女神」があるけど、運命を司る女神って、盲目なんだよね。 シガーも運命論者を気取っていても、自分は盲目だったと思ってる。
>>675 意見の半分は納得する。
不可逆の象徴も分かる。
だけど、
>実際はその人がそれまでにしてきた些細な選択の積み重ねがあったから
この因果論をみとめるとオカルトまで紙一重、
映画内でのそれぞれぎりぎり必死の行動選択(アクション)が意味なくなって、
まともなアクション映画としてが成り立たないような気がするんだ。
> この因果論をみとめるとオカルトまで紙一重 うーん、別に「因果応報」なんてことを言いたいわけじゃないんだ。 善悪を抜きにして考えてみてくんろ。 例えばガソリンスタンドの親爺はコイントスにはからずも命をかけるはめになったわけだが 過去にあのスタンドの主人の娘と結婚していなかったら、そんなことにも陥らなかったわけで。 ある悪い選択をしたから悪い結果がある、ていうことじゃなく 善悪を越えた所にあるどうしようもなさというか... まあこれは現実の全てを必然と見るか否かの話になってしまうので、 映画の解釈以前の人生観の問題になってしまう。 ここらへんで止めるよ。
んだな。 つきあってくれてありがと。 やっぱシガーは下手な考えじゃとても手に負えんわ。 映画から外へは金輪際出てほしくない奴ってことな。
そろそろ力作君に保安官牛乳のネタバレ披露をよろしく願いますかな。 あのシーンの思わせぶりのフックに始末つけとかないと、 どうにも居心地悪いんだぜ。
長文ウザイ
ていのー短文ウザイ ウザケレバあぽん
この映画観たんだけど、感想としてはデカいアンチャン人ぶっ殺し杉クソワロタwwwwwwって感じで面白かったです
684 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/21(火) 02:20:13 ID:S6rpKWvb
>>603 シガーがあの爺さんを殺したのも、
「自分の顔をみた者は殺す。」
っていう自分ルールの中の出来事だと思う。
685 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/21(火) 02:26:59 ID:73cIHnXo
ディーパテッドでがっかりして、もうアカデミー賞なんて信じないと思って、昨日TSUTAYAでスルーしたが、なんか評判いいみたいだね…
686 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/21(火) 06:22:56 ID:LMZV5VIn
長文連投野郎うざすぎるwww しかも自画自賛の自演が痛すぎる 今世紀最高の評論、映画板最高の知性とかwww
道に糞が落ちてたら黙って踏まないように避けるだけ。
朝6時に過疎スレでageて自演を叫ぶwww
ゴッドファーザーを越える暴力映画が未だにないって悲しいね
>>688 午前11時にsageて煽る糞ニート乙www
自画自賛自演かどうかは知らんが、長文君の文章を読んで 少なくとも平均以上の知力があると判断しないヤシは世に 居ないんでね? 然るに、三行レス君の書き込みに 知性のかけらすら感じる者は皆無だろう。 別に長文君を崇める必要も無いが、アンチ粘着する必要はさらに無い罠
短文粘着君と天才長文君は同一人物らしいよ
せっかくいい流れだったのになあ
原作読み終わったんだけど、映画の方の細かいところを忘れてしまった。 カーラとシガーの会話のところなんだけど、 シガーがコイントスをして表か裏か当てろと言ってから カーラが「(賭けは)やらない」と言ったんだっけ。 それともシガーがコイントスをする前に言った? 頼む、誰か教えてくれ。気になって夜も眠れない。
>>691 いやいや、平均以上の知性があるからとか内容は関係なく
長文連投は2ちゃんでは、叩かれるのは当たり前だろw
長文連投はなるべく避けるのが2ちゃんのマナーなんでしょ?
少なくともあちこちのスレでそういう書き込みを見つけたがね
長文天才君はブログでもつくってそのリンクをここに貼り付ければいいんだよ
あと、俺は今日久しぶりにここのスレ覗いたんで、アンチ粘着はしてないよ
今までの奴とは別物ざんす。
三行と言われて七行書いてみる
698 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/21(火) 23:57:26 ID:6jegrAuc
こんな面白い映画、初めてみたよ。 何故か主人公が、途中から見かけなくなったのが謎だけど、 かえって知性が刺激された。こういうのが芸術なんだな。 今まで見た映画の中で最高傑作。
699 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/22(水) 00:28:46 ID:Wm7yGAJl
ウザイと評判のw長文連投の
>>626 だけど
リクエストがあるので牛乳テレビのシーンの俺の解釈書いちゃおうかな。
でもここはまたすっごく計算しつくしてる(と思われる)シーンなので
説明しだすとすんごく長くなるからどうしようかと。
ヒントは
>>672 に書いたよ。ラストから逆算すると言いたいことはわかると思う。
あと問題はここでやってるあからさまのサインと、
なぜこのシーンがこのタイミングかなんだけど、
誰も指摘しないので言いたいんだけど
この映画のはじめの方でコーエン兄弟は観客にある仕掛け(ヒント:洗脳)をしている。
それをカットするためのシーンがこれだと思うんだけど
それがわかると鳥おじさんやカラージーンの殺害シーンが
あえて描かれていないかもわかるしくみ(長文自主規制。いつかまた)
この映画は全宇宙で一番の大傑作なんだよ 向こう千年はコレを越える映画はでてこない 映画史に残る名作の数々もこの映画と比べたらゴミのようだ そう思う俺の脳みそも宇宙で一番賢いんだよ そう思うだろ?ゴミクズども
嫁の実家にダックスフントがいるだよ。 たまの会食の後、大人たちでゆったり会話してると、 こいつが仲間はずれにされたと思い込んでキャンキャンバタバタ騒ぎ回る。 しまいにはかくれて部屋の隅にシッコをふりまく。 現場を押さえてもとぼけてしらを切る。 まあしつけの失敗だからしょうがない。 夜も遅いし、ほっといてまったり映画話といこうぜ。
>>694 カミさんが「賭けはしない」といったのはシガーがコインを投げた後。
しつこく「コールしろ」というシガーに
「コインが決めるんじゃない、あんたが決めるんでしょ」という。
シガーは「自分はコインに従うだけだ」という、、、
玄関を出て靴の裏を確認する。
>>699 保安官の牛乳シーンてのはなにかい、
「あいつ(モス)も自分と同じ情景(ギャングたちの殺し合い)をみたはずだ、
少なくとも俺は衝撃を受けたがね」
つって、テレビに映る窓にカーテンそよそよ、ここのことかね。
704 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/22(水) 02:49:25 ID:Wm7yGAJl
>>704 牛乳シーンまで見直してみた。
同じ情景とは言ってないな。
同じもの(same things)を見たと言っている。
保安官とモスが重なるってわけ?
テレビに映るカーテンそよそよの構図は保安官とシガーが一緒。
セリフと構図で三人がうまいこと重なって、
これで力作君の主張のサイン(三人の同質性)の出来上がり?
でもまだ保安官がなぜわざわざ牛乳を飲んだのか分からない。
三者三様それぞれのルールに従って生きているように見えるが
所詮Old menは新しい時代を前に消えゆくのみって事か
古いアウトローのルール → 死亡
古い保安官のルール → 引退
シガールール → 生存
シガールールだけ絶対的に見えるけど
最後の交通事故は結局シガーも
世界の運命のルールに従属しているにすぎないって事で
シャツを買ったのはモスと同じ運命を辿る事の象徴だな
って事が解ってきた
>>699 自分のルールに従って最後まで書くべき
と後押ししてみる
>>699 長文ウザいからコテ付けてくれないかなぁ?
そうすればNGに放りこめるからありがたいんですけど。
708 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/22(水) 15:05:29 ID:C8uSyRU9
長文連投の
>>626 >>699 だけど
>>705 >>706 さんの考えと近いけど、俺のとらえ方はまたちょっと違う。
まあもちろん俺のが正しいということでは全然なくね。
まず牛乳、テレビのシーンについての
俺の考える結論だけなるべく手短かに言うと、
もうラストについて
さんざん書いたので今さらだけど、ベルとシガーが実は
正義と悪で立ち位置は真逆ながら
オールドマンとして同じであることを
観客に示すサインというか予告編、
もっと言えば冒頭でコーエン兄弟が
たたみかけるように巧みに行った洗脳、
観客をいったんベルと同じ「昔はよかった思考」にする
催眠をとくために指をならしたようなもの。だと思う。
しかもそれだけでなく、ここでいったん三者は
立場が違うまま「同じものを見てきた」、
そして見ても現実はなんにも見えていないという意味での
同質なオールドマンとして横一列になるシーンでもある。
では、どこがどうなってるから
そういいきれるのか(えらそうに)。
まずヒントであげたセリフから見てみたい。
709 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/22(水) 15:36:09 ID:C8uSyRU9
>>708 のつづきだけど
上で書き損なったけどベルとシガーの同質性については
同じものを見、同じものを飲む
(ここは深読みし過ぎかもしれないけど、
小道具として牛乳、テレビという両方とも極めて日常的なもの、
つまり日常的生き様の表現になっている)
という記号的表現で示されている。
だからシガーと間接キスになって気持ち悪くても、
ベルは牛乳を見るだけじゃなくて飲まなきゃならないわけだ。
シガーは牛乳を飲んでいるから。
ここで「あれ?もしかしてこの2人はなんだか同じ?」が示唆される。
(ということで704さん。モスとベルはもともとわかりやすい事実関係として
同じものを見ているんだけど、そこにベルとシガーが異様に重なり合うことによって
三者の妙なつながりが示唆されるのがこのシーンの肝だと思ってます)
事実としてベルはシガーと同じものを見て飲んでおり、
モスと同じものをまた見ている。
ある条件に置いてA=BでA=Cなら、その条件に置いてはA=B=Cなのだ。
そしてこのあと、このB=Cががんがん描かれ、ラストでA=B=Cが
中途半端にもったいつけて明かされw完結する。
この関係を強力に結びつけるのがここでの
英語のセリフ。なんだけど、ちょっと時間ないのでまた。
連投するとうるさいしw DVDも返しちゃってるしなあ
710 :
694 :2008/10/22(水) 16:41:35 ID:ZqCTbD4o
>>702 ありがとう! これでグッスリ眠れるよ。
カーラは原作では19歳なんだよね。
原作を読んでなおさらあのシーンが切なくなった。
>>697 低脳短文君は一行レスしかできないからな、知能障害自慢乙。お前のレベルに合わせてやったぞw
>>701 長文天才君に賛同したところで、お前の知能は高くなるわけじゃない
高卒か専門か三流大卒の脳内知識人よ。
仮にお前がコーエン兄弟やゴダールやタルコフスキーやらが好きだとしても
お前は彼らの知能には絶対に及ばない存在なんだよ、
スノッブなお前は自分のことをインテリだと思っているようだがなw
お前はせいぜい自称知識人が集まるゴキホイ(2ちゃん)の中の
知識人に憧れる馬鹿で間抜けなゴキブリにしか過ぎない。
>>709 長文天才君は一度
>>373 で紹介されているここを見たほうがいいよ
>他のスレでの拾いものだけど読んでみな:
>
http://news23vip.blog109.fc2.com/blog-entry-946.html >便所の落書きの「あるあるネタ」だけどけっこう的を射てると思うよ
長文天才君は頑張って理論武装してますがネットに頼りすぎると、どこからどう引っ張ってきたかは
概ね似通ってきますのでそこの浅さが見えますので気をつけて頑張ってください
いささか無駄な箇所が多いように感じます。
因みに内容面について批判すると、
モス=ベル=シガーとかそんな独りよがりな説は
マッカシーとかコーエン兄弟が聞いたら
失笑モノのレベルだろ。
圧倒的少数派な異端的解釈なくせに、正論であるかのような独善的な解釈を長文で次々と披露するのは
もうやめてもらえるかなあ?それを熱狂的に支持して、アンチの批判を絶対に
受け入れない信者達の存在もウザ過ぎる。
読んでると笑えてきちゃうよ
↓以下、アホな信者共による反論が続きます
>>709 シガーはほんとに牛乳飲んだのか?
俺は映画館では飲んでないとみたんだよね。
直接描写はない。保安官がセリフで言ってるだけ。ボトルの量も曖昧。
だからシガーは飲んでないのになんで保安官が飲むんだべ、とずっとひっかかってた。
再度DVD借りて間接キスをきっちり確認してくれ。
>>713 よお、下衆なゴキブリ野郎
ゴキブリニートも一日中2ちゃんに入り浸って大変だな。
人のレスの粗を探す前に、仕事探せよ。
アホがw
おやおやリロードしてなかったら、 「大王と呼ばれるはずが道化かな」 君がはさまってたんだ。 俺は暇で退屈してる金持ちの映画好きのハゲちびのおっさんだよ。 力作君にはほんのパトロンごころでこころざしや見所を確かめつつ、 押したり引いたりして遊んでもらってる。 かつての現場と同じことやってるだけだ。 そんなささやかな楽しみもダックス君は許してくれないようだ。
716 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/22(水) 18:54:18 ID:C8uSyRU9
>>709 ですが、過疎スレなりにジミーにもりあがってますな。
>>713 さんのご質問の件ですがw
まあ確かに飲んでないかも。
ということで言い換えるとすると、このフィクションの中では
「飲んだと判断することが妥当」とでもいえばいいのかな。
シガーはわざわざ冷蔵庫を開け、牛乳を取り出し、
ソファーに座って封を開け、ほぼ飲む態勢で手にする。
保安官は「さっき牛乳を飲んだ男」としてとらえている。
何より大事なのは、牛乳をお互い飲んだことで
観客に同質性のサインがおくれること。
(まだ書いてないけど英語のセリフの効果を上げるのに
シガーが飲んだシーンをいれてないのは一役買ってる。
ヒントは(まあ正しいとは限らんけどねw)
このシーンでのベルは鋭く見抜くベテラン保安官としての
側面が強調されていること、そしてその会話の流れ)
もひとつは、シガーの異常性の表現。いちいちムダのない映画だ。
日本でも犯行現場で冷蔵庫の中のものに大胆にも犯行後手をつけて
しかもそのままほったらかしにしたのがいて
まだ捕まってないが、それと行為そのものが見事に同じなのが暗澹たる気持ちになる。
日本もこのての狂気がつかまることなく(くしくもシガーも捕まっていない)
闊歩する時代になったのかなと。ほんと早く捕まってほしい。
といって何でもかんでも昔はよかったじゃ、ベルになっちゃう分けだけども
あとヒマ持て余したお金持ちだったらDVD買って間違い指摘してほしいなw
よろしく
つうかみんな現実的なミステリー解釈が多いけど、アメリカ文学の文脈的にメタファー読解が必要なんじゃない? そこで題名を解釈 まずはOld menから 同質性がうえにあがっていたが、この作品では様々なものがある関係性によって繋ぎあわされている それは簡単にいえば追うものと追われるもの(まあこれだけではないが) ところで当たり前だがOld Menとは論理的因果的に全て追われるものに分類される だが、追うものと追われるものの関係はシガーの交通事故や保安官、保安官の夢のように反転可能である 追うものは同時に追れるものであり逆も然り つまりこのような関係は対立関係同質関係ではなく反転可能な相互依存関係である シガー(追うもの)が事故にあう(実は追われるものだった)などこのような関係性の反転を繰り返し描く事で異常/正常 善/悪 新/古の区別を無効化し相対化する 次はNo Countryの部分
>>691 >>697 横レスだが、文章の長短で知性が量れるとか言ってるほうがよっぽど知能が低いと思われ
高等教育もちゃんと受けてなかったり、仕事もしてないだろうから
分からないだろうが、普通あんまり文章長いと嫌がられるよ。
「冗長」
って言葉をご存じない?
>>716 >>718 の書き込みは一般的な話で、力作君の文章はまあ確かに長いけど
面白く読ませていただいたので、力作君のことを批判してるわけじゃないので
誤解しないでね
力作君には是非とも「ノーカントリー」とオスカーを競い合った
「つぐない」と「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」の評論も書いて欲しいな
(もちろんそれらの当該スレでねw)
あと「ダークナイト」「トウキョウソナタ」あたりも読みたいな
最後にすまんが、sageないから余計変なアンチが粘着するんじゃないのかな?
とりあえずsageといた方がいいぞ
720 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 03:35:28 ID:f/tSvHvV
>>719 あ、俺長文君なんだけど確かにねー
別に俺この映画が特別気に入ってるわけじゃなくて(まあ好きだけど)
ラストが変だったので、何だろうと思って何度か見直してるうちに、
ははーんと自分なりにわかった気がしたけど、ネットで調べてみたら
真逆の意見とかがあったりしてもやもやしてたからここに書いたら
えらいほめてくれる人もいるので、まあおだてりゃ木に登るタイプなので
わざわざもっぺんDVD借りて詳細確認しながら書き込んだんだけど
この映画はやってることが巧妙すぎて書くの大変だし
長文ウザイとか言われるし、あげくにDVDで確認して書けとか
自称お金持ちさんに命令されるしw
ノーギャラでやるにはちょっとなーww 一応書くことで食ってるので
他に見たい映画もやりたいこともあるし
はっきりいってめんどくさくなったのでここで引きますわ
ヒントは全部言ってるし
言ってない重要シーンを言っとくと保安官とシガーのニアミスシーンで
あそこにシガーがいたかどうかが話題になってたけど
あれはいた、と考えるのが妥当。でないと映画の最大のテーマが言えない。
まあラストから逆算するとすべては明らか。以上
では、他の見るわww
いろいろ長文スマソ
別に書くのはいいんだろうが叩かれるのは態度じゃないか? 手前の解釈にヒントって何だよ?とは思うぞ。
722 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 03:50:16 ID:f/tSvHvV
>>721 おっと、ねようと思ったんだが。
確かにそれもそうだなw
ヒントくれって人もいたのでその流れでつい。
もちろんしょせんすべては俺の独自解釈。
ただどっからもひっぱてない100%オリジナル。
俺の書き込み中のヒント、というコトバはすべて
俺の解釈でのポイントとなったところはここなんです、
という意味に置き換えさせてくだされ。
以上 失礼 おやすみ
723 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 04:50:53 ID:PRL7Lfrf
なんだこの長文スレ、アホの一人言スレにしか見えねーww
>>720 終わると言っているのに、呼び戻して悪いんだけど、答える気があるなら、是非返事が欲しいんだ。
>保安官とシガーのニアミスシーンで
あそこにシガーがいたかどうかが話題になってたけど
あれはいた、と考えるのが妥当。でないと映画の最大のテーマが言えない。
これだと、ベルは、同じ部屋にいたシガーを故意に逃がした事になるよね。
命をかけられない臆病さから、シガーを逮捕できるチャンスを自身で潰した。
カーラとの対比、彼女が勇気を持って、シガーにあんたは間違っているとNOを突きつけ異議申し立てしたのに対して、臆病なベルは屈してしまったというのは理解できるんだけど、これだとシガーのルール、会わないやつは殺さない(殺せない)はどうなるの?
シガーがベルを殺さない理由がないもの。会ったヤツ(顔を見られた者)は殺すのが、シガーのルール。
トレイラーパークの管理人を殺さなかった理由は彼女もルールに拘る人間だったからだけじゃなく、他の人間の気配がしたからだった。
ポニョスレに居た人かな?
>>717 続き カントリーは場所です 追う追われるという反転可能な相互依存関係はどこで生じ、両者が出会うことを可能にしているのか?
誰だって変なおかっぱに追っ掛けられたくないし交通事故にあいたくない
場所については序盤の通気孔(同一な自己において上記の役割が反転、記憶のメタファー?)やブラウン管の影や境界線にあたるフェンスや飼い猫野良猫が共生する部屋などありかききれないが、一つだけ曖昧に演出された場所があった
それがシガーと保安官が対峙する場所である
あれはどこでおきているのか? 現実? 虚構? 保安官の妄想? つづく
728 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 13:49:23 ID:k1oA+0WA
書き込みは3行以内にまとめろ能無し
729 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 14:40:21 ID:g7RZk2ku
>>724 うう〜ん、引くと言っておきながら
こういう的確ないい質問されるとついなーw
なんつってもていねいに頼まれるといやとは言いにくいタイプ(そうでもないか)
私の解釈でよければ答えやしょう
まず肝心のシガーのルールだけど、ここでもきっちり守られてる。
ルールの基本をわかりやすく示す依頼主だかのおっさんを容赦なく殺したあと
近くの会計に「俺に会ったか」(だっけ、見たか?sawか?DVD返したので)と、
もう殺すぞと同じ意味のひどい質問をする場面があるが、あのとおり、
殺人鬼シガーであることを知ってあってしまった人間は殺されなければならない。
そうでなくても殺したり、殺そうとしたりしてるけど、
(気に入らなかったりクルマを手に入れるためとか、交渉上の約束とか)
まあシガールールの大基本ということですね。殺し屋はシガーでなくてもそうするだろうけど。
その意味ではトレイラーパークの髪型対決おばさんは、
気に入らない(俺の質問には答えなければならない)ので殺すというのはあっても
大基本ルールに引っかかっていたわけではない。ただの質問者だから。
ではなぜ、ベルは同じ空間にいながら殺されなかったのか?
答えは単純。いるにはいたが戸の陰に隠れていたシガーを、ベルは見ていないから。
つまりシガーを「認識」していない。気づいていない。ゆえに殺す必要はない。
そしてこれが、この映画の最大のテーマのひとつの表現となっている。
この現場に戻る前のシーンのベルのセリフを思い出して欲しい。
またこの部屋にシガーがいるのはモスとの同質性としても重要。
同時にそのためにはベルも必要だった。
どのシーンも極めて重層的な意味合いをもたせてつくられている。偏執的w
730 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 14:58:27 ID:g7RZk2ku
>>729 のつづき
では前のシーンのセリフとは。
モスは昔はよかった!いまはおかしい!これからどうなる?の
嘆き仲間の保安官とコーヒーを飲むが(このコーヒーに特に意味はないと思う)
ここで、「この犯人は本当にいるのか、なにか幽霊みたいなもんだと思う」、といっている。
ここがポイント。嘆き仲間すら、「そりゃいるだろ」といっているのに。
つまり、「いま」という現実を直視することのないベルにシガーは見えない。
もっといえば、この映画のテーマから、昔の幻想(夢)に浸りつづけ
その生き方を変えないベルにシガー(現実)が見える日(直視する日)は来ない。
その意味で、モスの死体に死体安置所でじっと悲しげに見入るベルのシーンは
意味深だ。モスの人物造形は、金が欲しい、だから無茶するという
昔タイプの犯罪者として描かれているが、奥さんを大切にしたり、
夫婦がすごく心が通い合っていたり、危険な組織(モスの部屋で保安官助手が
その危険性を強調)を相手に堂々と迎え撃つ、とちょっとかっこ良すぎる。
まるで古き良き時代のカウボーイだ。服装も。
そんな古き良き時代のカウボーイのようなわかりやすく気持ちいい犯罪者は
死んだんだよ、というよりそんなのは少しはいたかもしれないが幻想だろ、
(これがかなり幻想であったことは猫おじさんの部屋で明かされる)
とベルに突きつけているシーンであると思う。
ベル(現実)にシガーが見えてはならない。モス(妄想入り過去)には死体でしかあえない。
それと、冒頭のシーンを思い出して欲しい。
おもしろいっす
さすがに読んでないぞ。。 もういいだろ。
733 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 15:33:07 ID:g7RZk2ku
>>730 のつづき
おっと、書き損なったけどあの会計士との異常な会話は
ベルとシガーのニアミスシーンへの伏線として重要で、
単にシガールールの原則を示すだけでなく
「気づいてなければ許される」ということが「ありうる」ことを示している。
修正
ベル(現実)にシガーが見えてはならない。
→ベルにシガー(現実)が見えてはならない。
時間なくなってきてあせって書き損じw
また長文連投だ。コーエンはややこしいこと緻密にし過ぎ。
で、同質性だけど、モスも冒頭で現場に戻ってるでしょ?
ふつうに外からながめるっていう、よく言われる犯人は現場に戻るというレベルでなく、
方や水を与える、かたや金をとる、という真逆の目的で
同じように現場のまっただ中にはいり、かつ会ってはならない相手が
そこに登場、方や組織、方や保安官があらわれるがまあ両者ことなきをえるという。
モスはひどい目にあってそこはちょっと違うけどね。お互い相手がよく見えないのも同じ。
真逆の思考、性質ながら、行動原理も起きた風景も極めて近似してるんだね。
あとモスの殺害現場でシガーのカットが挿入されてるでしょ?
この映画では妙なシーンはあるものの、一貫してそれは夢でした、
(ラストの夢も口頭で語られる)あるいは現実との整合性を欠くようなことは一切していない。
それはベルが宇宙人だったからでしたwとか言う反則のトンデモ展開とかはもちろんなし。
つまり描いた事実はそのとおり、そこにある。
734 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 15:46:21 ID:g7RZk2ku
>>733 のつづき
現実的な演出では、ベルはよくある突入シーンのように、バーンと
戸を蹴飛ばしたりしないので、戸の陰に隠れてる奴がコントみたいに
顔面を打つこともなく隠れてられるし、そっと開けるだけで全開にしない。
(モスのトレーラーハウスのシーンの突入のし方で軽くこの伏線を張ってる。
あのシーンで戸の陰になるところにアイロン台かな?が立てかけてあるのが意味深)
ゆえに隠れるスペースが残ってる。この開け方がそれほど不自然なわけではない。
気づかれないようにするため、そっと入ってるわけだ。
また基本的には幽霊かもと思っているので、やや慎重さを欠き戸の裏を確認しない。
ヘッドライトで室内を照射してるが、バスルームは正面右にあり、
ベルはそこに入って電気つけちゃうので
シガーが動いた場合のヘッドライトによる人影には気づかないし、
電気つけたせいで換気扇が回りはじめて音もする。
この間にシガーはカラカラ音させてあの屠殺銃もって逃げたと思われる。
ということで、もす殺害現場にベルもシガーもいた。
ベルは故意に逃がしたのではなく、幽霊かもという先入観、
なんといっても現実を直視できない彼の生き様から
見つけることなく、またシガーは気づかれなければ殺さないのもまあ有かwという
自らのルールにしたがい殺さなかっただけ。このシーンにより、同質性とともに
最大のテーマ、見ても見ず、聞いても聞かずなOLD MENが表現されている。
でもベルは安心したのもつかの間、(へたすりゃついさっきまで)殺人鬼がいたのかもと
気づき、ついにマジメで誠実な彼は無力感から引退を決意。
賢人猫おじさんに救いを求めてあいにいくのだった。
これが俺の解釈っす。
735 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 17:16:43 ID:g7RZk2ku
>>734 のつづき
あ、あとわかりきってる(ようでもある)ので書かなかったけど、
このシーン、シガーがいたのかいないのか、かなりわかりにくくあいまいな演出にしたのは
そうした重要なメーッセージを示すため。シガーは「幽霊」のように描かれている。
ラストの次に思わせぶりなシーンだ。
あともういっこ俺の解釈言っとくと、
冒頭からラストに至るまで、グラデーションかけるように
単純な犯罪映画から哲学的思索の映画へと変貌、
というより正体を見せていっている。
非常に細かく巧妙にやってるけど、大きなところで言うと、
変化(種明かし?)の最初の明確なサインはテレビにベルの影が映り、
前のシーンのシガーの影とシンクロするところ。ラストの三者同質への予告編だ。
で執拗にシガーとモスの違いと、それにしちゃずいぶん妙な同質性が描かれ
ついに正体もあらわに単純な犯罪ものじゃなくなってしまう分岐点が、
モスとシガーの対決が描かれず、モスの死体だけがころがっているシーン。
736 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 17:38:14 ID:g7RZk2ku
>>735 のつづき
ふつうのアクション、犯罪、追跡もの映画でこの見せ場を描かないなどありえない。
というか犯罪アクション映画としては
かなりおいしい見せ場になるのが間違いないのでもったいないくらいだが、
じつはそういう映画じゃなかったので、とw。
犯罪劇としてはストーリーが単純極まりないのもそこにあると思う。
言いたいことは別にあってね、みたいな。
その意味でデビッドリンチのブルーベルベットににてるな。
ここでこの映画はほぼ100%、ほんとは哲学、人生論映画だったんだごめんねw
という正体をあらわにし、ラストへとひた走る。
そしてラストのぶつ切りな終わり方で、見直しを迫ってくるw
劇場で見てて入れ替えだったりしたら、ちょっとカチンと来ますな。
DVDでさんざん楽しんだからいけど
連投長文スマソ
>>724 だけど、返事くれてありがとう
賛同できる部分も多いんだけど、長くなりそうだから、疑問点を少しづつ書いていこうと思ってる。
エルパソのモーテルの場面
ベルはエルパソの保安官の会話から、モスが持ち逃げした大金は警察が回収していない事を知る。保安官達はメヒコが現場から持ち出したんじゃないかと推測してた。
もう一つ、イーグルホテルのフロントを殺した後、また同じモーテルに現れウディハレルソンを殺した事も知った。
痕跡(ドアのシリンダーをふっ飛ばした跡)は残るのに、誰も顔を知らない男がシガーで、ベルは、そんなヤツをことを幽霊だと言う。
で、エルパソのモーテルに再び戻る、再捜査する気になってベルはココを夜にひとりで訪ねた。
ベルが再び訪れた時には、ドアのシリンダーが吹き飛ばされた跡があった。
昼間の事件の際にはこの跡はない、警察もバカじゃないからドアのシリンダーは確認してる筈。
モスのトレイラーハウスで、ベルは同じくシリンダーが吹き飛ばされたドア、そのシリンダーによって壁に出来た傷跡も確認してる。
シガーがそうやって、部屋に侵入する事をベルは知ってる。
エルパソのモーテルで、シリンダーのないドアを見た瞬間、ベルはシガーがこの部屋を訪れたと確信した筈。だから、モスのトレイラーハウスの時には抜いていなかった銃を構えて、用心してモーテルのドアを開けてる。
シガーが部屋に潜んでるかも知れないと分った上でして中に入ってる。
緊張はしているけど、モスが殺された時に出来た血痕は注意して跨いでる。ベルは慌ててもいないし、冷静だよ。
ベルは決して無能な保安官じゃない。
作品内で、保安官としての能力はキチンと示してある、気力の方は問題だけどw
最初から、部屋の中にシガーが潜んでいる可能性を考えた上で、モーテルの部屋に入っている筈だよ。 バスルームの窓を確認したのは、其処がドアから出て行くのを除けば唯一の逃走経路だし、イーグルホテルで、モスとシガーが遭遇した時もモスは窓から逃げた。 狭いモーテルの部屋の中で、逃げ出せる場所はそんなにない。 どのモーテルも似たような造りだし。 ベルは大きなため息をついてベッドに座り込んでしまったのは、部屋の中にシガーがいなかったと安心できたからで、その後、排気口のカバーが外されていた事に気付いてる。 ベルはココで、モスが排気口に金を隠す事を知った。 先に知っていたら、モス殺害時の昼間に警察たちは捜査している筈。 この場面を見せるのは、シガーがこの部屋に入って金を回収した事を観客に解らせるため。 テキサスの片田舎の保安官で、出来れば銃も持ちたくない、彼の奥さんが人を傷つけないでとお願いしてたけど、彼も同じ気持ちでいる。 銃社会アメリカにあって、それも南部のテキサス人なのに、銃を使いたがらない。 ベトナム以降、アメリカの銃の所持率がそれ以前と比べ物にならないくらい飛躍的に伸びたのは歴史的事実。 ベトナムで大儲けした銃器メーカーが、一般市民の手に銃が渡りやすいような環境を整備し、政治もそれを後押しした。 バイブルベルトのテキサス人なのに、信仰にもあまり興味を持っていないベル。 ベルが体現しているのは、アメリカの良識的な一般市民、出来れば銃も持ちたくないし、福音派のようなキリスト信者でもない。 そういった普通の人間が、住みにくい土地、人に厳しい土地なのがアメリカ。 そんなヤツが幽霊の影に怯え恐怖しなくちゃならないのがアメリカ。 シガーとモスが対置されてる、この2人がそっくりな行動をするのは、どっちもベトナム帰りだからだと思っている。 シガーは所謂戦争後遺症のサイコじゃないかな。
Okay 力作君おつかれ。 ゆっくりDVD見直して、ゆっくり読み直さしてもらうよ。 何せ Old man なもんでね。 たしかにノーギャラは酷だった。 ワインの半ケースでも贈りたいところだがそれもかなわぬので残念。 おつきあいに多謝、今後も健筆を祈る、じゃまた、どこかで。
740 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 20:18:41 ID:g7RZk2ku
>>737 >>736 の長文君だけど
もちろんベルはシガーが中にいるかもしれないと思って入っているよ?
その可能性がある限り、警戒するのも当然。
だた、幽霊のように思っててやや半信半疑。
最後の安堵の表情は「やっぱりおれにとっちゃ幽霊か?w」という感じ。
ところが、来ていたことがわかり愕然とするんだな。
やっぱりいたのか、もうわからん、俺には手におえん、と。
なお俺のとらえ方ではベルは臆病者ではない。
殺人鬼が「いま」いる「かも」しれないホテルの部屋に単身乗り込んでるし、
そもそも冒頭で言ってるように
この職に就いた以上命を投げ出す覚悟はできている、
ただ「わけのわからない」犯罪者のために
命をかけたくないと思ってる。
このシーンでは、いままでの硬直した世界感を
一歩踏み越えようとしているんだけど結局
「気づかない、見えない」というのがポイントだと俺はみる。
741 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 20:38:08 ID:g7RZk2ku
>>740 のつづき
あとベルの信仰心だけど、これがあるのは間違いない。
猫おじさんの家でのシーンの発言からわかる。
年を取ったら神が人生におりてきてくれると信じてたのに、
来てくれなかった、と激しく失望している。
これが人生の大きな憧れだったわけだから、まあそれなりの信仰心だ。
しかしここはキリスト教信者にとっては
ベルの愚かさを露呈するシーンとなっていて
誠実でマジメで勇敢なベルに
こいつじつは、なんにもわかってないんじゃないの?
といままでの同情や共感を吹っ飛ばし、疑問に思わずにはいられなくなる。
ラストの夢の解釈への布石となるわけだ。
ところが善良なベルはある面、観客のなかの「昔はよかった」グループの
代表のようなところがあり、ここがこの映画の嫌らしいとこ。
その対比で現れるのが「ゆるし」を会得した賢人。
そもそもキリスト教において神は年取ったから来るのではなく
心から信じるものとは常に共にあるのであり、
また敵すらも許せというのが重要な教えなのに、
その神を「責めはしない」などとは
信仰心の厚い人なら劇場で卒倒しそうな発言である。
誰のご加護のおかげでいままでやってこれたと思ってんだ!てことですね。
あと
>>740 さんワイン半ダースほしいなあw ウソですw
また長文スマソ いいかげんにしよ
742 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 20:40:16 ID:GwP57nYQ
リメイクしないかな。保安官=峰岸徹さん おかっぱ=東大の教授してた建築家のひと 髭=中村獅童 で見たかったよ。
743 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 20:41:47 ID:g7RZk2ku
あと
>>740 さんワイン半ダースほしいなあw ウソですw
>>739 さんのまちがいでした。冗談ミスるとかっこわるい。失礼
いい加減つまらない長文やめてくれないかなぁ・・・ それか上の方でも書いてあったけど、コテハン名乗ればNGに入れられるからお願いします。
745 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 20:53:23 ID:clETrI5u
うわぁ
746 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 21:08:44 ID:pgERJPFP
マッカーシーのザ・ロード。面白いよー
ところで
>>727 の続きは?
747 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/23(木) 21:15:41 ID:clETrI5u
ロードはいいですね 早く映画が観たい
>>748 コテハンつけると叩かれるからじゃないの
>>749 それにしても574からちょっとやりすぎな感があると思うんだけど。
あと既に叩かれてるし。
2chでこんなに勉強になるとは思わなかった 満足した
自分も読んで納得した方 色々な他者の考え=現実 を受け入れられない人こそ まさにold menじゃねーの
ま、いかにもこの映画のスレの終盤らしく、リアルでいいんじゃないの。 Old men 去った後には見たいものしか見たくないノッペラボーの亡霊ばかり、 悲劇も喜劇も狂気も殺伐もないふやけた荒野ってことで。
>>727 続き
追う追われるという相互依存関係が繰り返し反転することで正常/異常 善/悪新/旧が相対化されました
そこでその関係を成立させる場自体が曖昧に演出される場面(シガーと保安官が対峙する)は現実なのか、非現実なのか、
これはどちらでもありえる事を、どちらでもいいことこそを示している
つまりノーカントリー、どこにもない、何処にも属さないけれど、確かにあることはある、偏在しているということ
すなわちその場自体が反転可能な相互依存関係であり、そこでは現実/非現実の区別も相対化されるということです
これは最後の夢の話で裏付けされます、夢だろうか妄想とか関係なくそれらが現実に依存し模倣しあっている、かつ反転する以上、それら全てまるごと含めてリアルと感じることが本当だろうと
反転可能な相互依存関係が生じる場自体が反転可能だということです
これはアメリカが抱える問題を反映している
つづく(かも)
>550,551,552,553,554,555,556,557,558,559,560,561,562,563,564,565,566,567,568,569,570,571,572,573,574,575,576,577,578,579,580,581,582,583,584,585,586,587,588,589,590,591,592,593,594,595,596,597,598,599 >600,601,602,603,604,605,606,607,608,609,610,611,612,613,614,615,616,617,618,619,620,621,622,623,624,625,626,627,628,629,630,631,632,633,634,635,636,637,638,639,640,641,642,643,644,645,646,647,648,649 >650,651,652,653,654,655,656,657,658,659,660,661,662,663,664,665,666,667,668,669,670,671,672,673,674,675,676,677,678,679,680,681,682,683,684,685,686,687,688,689,690,691,692,693,694,695,696,697,698,699 >700,701,702,703,704,705,706,707,708,709,710,711,712,713,714,715,716,717,718,719,720,721,722,723,724,725,726,727,728,729,730,731,732,733,734,735,736,737,738,739,740,741,742,743,744,745,746,747,748,749 >749,750,751,752,753,754
>550,551,552,553,554,555,556,557,558,559,560,561,562,563,564,565,566,567,568,569,570,571,572,573,574,575,576,577,578,579,580,581,582,583,584,585,586,587,588,589,590,591,592,593,594,595,596,597,598,599 >600,601,602,603,604,605,606,607,608,609,610,611,612,613,614,615,616,617,618,619,620,621,622,623,624,625,626,627,628,629,630,631,632,633,634,635,636,637,638,639,640,641,642,643,644,645,646,647,648,649 >650,651,652,653,654,655,656,657,658,659,660,661,662,663,664,665,666,667,668,669,670,671,672,673,674,675,676,677,678,679,680,681,682,683,684,685,686,687,688,689,690,691,692,693,694,695,696,697,698,699 >700,701,702,703,704,705,706,707,708,709,710,711,712,713,714,715,716,717,718,719,720,721,722,723,724,725,726,727,728,729,730,731,732,733,734,735,736,737,738,739,740,741,742,743,744,745,746,747,748,749 >749,750,751,752,753,754
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>550,551,552,553,554,555,556,557,558,559,560,561,562,563,564,565,566,567,568,569,570,571,572,573,574,575,576,577,578,579,580,581,582,583,584,585,586,587,588,589,590,591,592,593,594,595,596,597,598,599 >600,601,602,603,604,605,606,607,608,609,610,611,612,613,614,615,616,617,618,619,620,621,622,623,624,625,626,627,628,629,630,631,632,633,634,635,636,637,638,639,640,641,642,643,644,645,646,647,648,649 >650,651,652,653,654,655,656,657,658,659,660,661,662,663,664,665,666,667,668,669,670,671,672,673,674,675,676,677,678,679,680,681,682,683,684,685,686,687,688,689,690,691,692,693,694,695,696,697,698,699 >700,701,702,703,704,705,706,707,708,709,710,711,712,713,714,715,716,717,718,719,720,721,722,723,724,725,726,727,728,729,730,731,732,733,734,735,736,737,738,739,740,741,742,743,744,745,746,747,748,749 >749,750,751,752,753,754,755,756,757,758,759,760,761
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>550,551,552,553,554,555,556,557,558,559,560,561,562,563,564,565,566,567,568,569,570,571,572,573,574,575,576,577,578,579,580,581,582,583,584,585,586,587,588,589,590,591,592,593,594,595,596,597,598,599 >600,601,602,603,604,605,606,607,608,609,610,611,612,613,614,615,616,617,618,619,620,621,622,623,624,625,626,627,628,629,630,631,632,633,634,635,636,637,638,639,640,641,642,643,644,645,646,647,648,649 >650,651,652,653,654,655,656,657,658,659,660,661,662,663,664,665,666,667,668,669,670,671,672,673,674,675,676,677,678,679,680,681,682,683,684,685,686,687,688,689,690,691,692,693,694,695,696,697,698,699 >700,701,702,703,704,705,706,707,708,709,710,711,712,713,714,715,716,717,718,719,720,721,722,723,724,725,726,727,728,729,730,731,732,733,734,735,736,737,738,739,740,741,742,743,744,745,746,747,748,749 >749,750,751,752,753,754,755,756,757,758,759,760
>550,551,552,553,554,555,556,557,558,559,560,561,562,563,564,565,566,567,568,569,570,571,572,573,574,575,576,577,578,579,580,581,582,583,584,585,586,587,588,589,590,591,592,593,594,595,596,597,598,599 >600,601,602,603,604,605,606,607,608,609,610,611,612,613,614,615,616,617,618,619,620,621,622,623,624,625,626,627,628,629,630,631,632,633,634,635,636,637,638,639,640,641,642,643,644,645,646,647,648,649 >650,651,652,653,654,655,656,657,658,659,660,661,662,663,664,665,666,667,668,669,670,671,672,673,674,675,676,677,678,679,680,681,682,683,684,685,686,687,688,689,690,691,692,693,694,695,696,697,698,699 >700,701,702,703,704,705,706,707,708,709,710,711,712,713,714,715,716,717,718,719,720,721,722,723,724,725,726,727,728,729,730,731,732,733,734,735,736,737,738,739,740,741,742,743,744,745,746,747,748,749 >749,750,751,752,753,754,755,756,757,758,759,760長文うぜえ
↑荒らしがスゲーなwご苦労さんですw
>>751 あの程度で勉強になったとは、相当お前はオツムが弱いと見たw
>>752 うまくまとめたつもりなんだろうが、
この映画そんなテーマじゃねーだろw一体なに見てたんだよ?
映画の見方は人それぞれだろ
768 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/24(金) 07:59:52 ID:dLcmpg1X
事故ったあと寄ってきたガキが何度も「骨折れてるよ」って言ってくるところでワロタ
あのカスが子どもを弾くんじゃないかとムネムネした
>>767-769 お前ら頭悪いな、一行レスしかできないのか?
>>691 によればこのスレではレスの長短で知性が分かるらしいからなw
よってお前らは池沼www
ダブリューを書ければみんなオツム良し
>>770 単にレスの長短で知性が分かるのではなく、長文で曲がりなりにも論になってる
意見と一文で「ツマラン・アホ」とかだけ言ってる意見には自ずから知性の
差が見える、っつことだろ。後者は多分、インコやオウムでもできる
ダブリュ三つでオレは天才
「コーマック・マッカーシー考」 トマス・ピンチョンやフィリップ・ロスやドン・デリーロなどと並び称され、現代アメリカを代表する純文学作家コーマック・マッカーシーの代表作のひとつ 『ノーカントリー・フォー・オールドメン(翻訳タイトル:血と暴力の国、映画版・日本公開タイトル:ノーカントリー)』(2006)は、 そのタイトルをアイルランドの詩人W・B・イェイツの代表的詩集『塔』の中の『ビザンチウムへの船出(全4節)』の冒頭句から借用(オマージュ)している。 僕の持っている筑摩世界文学大系の田村英之助・高松雄一・出淵博訳によれば「あれは老人どもの国ではない」となっている。 そのあとはこう続く、「若いのがたがいに抱きあい、(中略)夏のあいだじゅう、種をうけ、生まれ、死ぬもののすべてを讃える。 その官能の音楽にとらわれて、すべてが不老の知性の記念碑をなおざりにする(第1節)」と。 ビザンチウムとはビュザンティオンのことであり、現在のトルコ領イスタンブルのことを指している。対して「あれは・・・」とは、 1900年代初頭頃のヨーロッパなどの文明先進国を示している。英国作家のD・H・ロレンスがそうであったように、 イェイツは産業革命以降の文明国の発展を激しく嫌悪し、自然への回帰や精神性や神秘主義へと時勢に逆行して傾倒していったひとりだった。 また日本の能の様式にも影響をうけていることは有名だ。 ニュアンスは異なるがマッカーシーによる本作ではそれがアメリカ国家の惨憺たる現状を指し示していることは如実のことである。
第3節目にはこうある、「神の聖なる火のなかに立つ賢者たちよ、聖なる火のそとに出てくれ、(中略)おれの心を焼きつくしてくれ。 (中略)それはおのれの何たるかを知らぬのだ。おれを抱きしめて、永遠の工芸品に変えてくれ」。 「すべてが不老の知性の記念碑をなおざりにする(第1節)」と「おれを抱きしめて、永遠の工芸品に変えてくれ(第3節)」とは、 文明によって奪われた内なる精神性や魂、及び芸術性の奪還と回復・復活の主題を、共鳴し合いながら指し示す。その媒介となるのが「聖なる火」という一種の象徴である。 コーエン兄弟監督による映画版と原作小説のラストはまったく同じものだが、 主人公のひとりである老保安官ベルは、生前さほど親しくはなかった父親が他界した際にかつて見たふたつの夢の話をする。 「どこかの町で親父と会ってお金をもらったのにたしかそれを失くしちまう夢だった。だが二回目のはまるで二人とも昔に戻ったみたいな夢でおれは馬に乗って山の中を進んでいた。 山の中の細い道だ。寒くて地面には雪が積もっていたが馬に乗った親父はおれを追い越してどんどん先へ行くんだ。なんにも言わずにね。 親父は毛布を身体に巻きつけて顔をうつむけて馬に乗っていたが追い越していくとき昔の人がよくやったように牛の角の中に火を点したものを持っているのをおれは見た。 その角は月の色をしていた。そしてその夢の中でおれには親父が先にいってどこか真っ暗な寒い場所で焚き火をするつもりでいていつかおれがたどり着いたらそこに親父がいるはずだってことがわかった。 そこで眼が醒めたんだ」(黒原敏行訳)ここで物語は閉じる。
この次回作となったマッカーシーの最新作『ザ・ロード』(2007/ピューリッツァー賞受賞)をすでに読了の方はお解かりだと思われるが、前作のラストで示された火の象徴はこの作品において、 崩壊した世界を漠然とただひたすら「南」に向かって寒さをしのぎながら歩き続ける父と子の姿とその物語に継承されることになった。 世界がほぼ終わってしまったこと以外いっさいの具体的な事実が最後まで判明することの決してない広大な虚無の空間の中にあって、 それを受け取る者とてままならない人類最後の火を掲げると表象された親子の姿には、ギリシア・ローマ神話や『黙示録(新約聖書)』のみならず、『創世記』内のアブラハムとその息子イサクのいわば旧約聖書的世界観も想起される。 それと同時にここにはアメリカ文学、ひいてはアメリカ史の根底に座す、かつてのユダヤ人の歴史性同様の、砂漠を彷徨し続けてきた人々の過酷に血塗られざらついた原風景(体験)と魂の記憶が横たわっている。 アメリカ文学でいうならばウィリアム・フォークナーやカースン・マッカラーズやフラナリー・オコナーやウィリアム・スタイロンなどに共通する南部性というものに統括されるだろう。 これはマッカーシーの遡ること出世作となった<国境3部作>の第1部である『すべての美しい馬』(1992/全米図書賞・全米批評家協会賞)から決定されてきた世界観でもあった。 物語の後半部にメキシコ人たちが、アメリカ人の主人公ジョン・グレイディー・コールに語って聞かせるこんな箇所がある。
「彼らは人がよその土地ではなくこれこれの土地に生まれたというのは決して偶然のことではないといい、 その土地の気候や風土はそこで生まれた人間の内的な運命をも形づくるので その運命は子から孫からその子へと伝えられそうたやすく変わるものではないといった」(黒原敏行訳) 南部カトリック作家オコナーは1963年のエッセイ『作家と地域』でこう語っている。 「ウォーカー・パーシーが全米図書賞を受けたとき、新聞記者たちから、なぜ南部には優れた作家が非常に多いのかと問われて、彼はこう答えた “われわれは南北戦争で負けましたからね。” 彼の言わんとしたことは、単に、負け戦というのはいい題材になるということではない。 真意は、われわれ南部人が、原罪による人間の堕落に比すべき経験を持ったということなのだ。 われわれは、人間の限界の認識を胸の内に焼きつけて、現代世界に踏み入ったのだった。 新生の無垢の状態の中では決して育たない神秘の感覚を身につけて、南部は現代に入ったのである。 もし堕落の経験がなかったら、神秘に対する感覚が十分に成長しないという点で、南部はアメリカの他の地域と大差はなかったにちがいないのである。 あらゆる負け戦が、その敗北をなめた社会に、われわれ南部に対してと同じ効果を及ぼすとはかぎらないだろう。 しかし南部は、堕ちるという経験に加えて、それを解釈する手段を持っていたから、二重に恵まれたというべきである。 (中略)南部人は、いかに希薄なかたちであろうと、偶像を打ち砕いたときのモーセの顔を心に見ているのである」(上杉明訳)
オコナー文学はそのキリスト教的な精神性を垂直に極めてしまったがゆえに、人間存在に対する徹底的でグロテスクなまでの辛辣さへと結びついていったが、 これはまたマッカーシーの文学にも類似的に通底する部分がある。だがそれは宗教性の範疇を超越し、より具体的で即物的な、世界の真の風景の体現へと読者を誘う。 ここにおいて暴力による惨劇は、なにをも見出しはしない。 『ノーカントリー・フォー・オールドメン』に登場する純粋殺人者シュガー(シガー)は、時に自分が殺害しようとしている人物に運命の神よろしくコインを弾いてみせ、 裏か表かを選ばせようと話しかける。すなわち今ここにあるということは少なくとも賭けに勝ち続けてきたからこそ、この地点までこれたのだと。だから選ぶ以外に道はない。 存在しているということは生であれまた死であれ、そういうことであるのだと。 だがシュガーは自分もまた手にしているコイン同様に自分も彷徨い転がり続けてきたことをしっかりと自覚し認識しているのだ。 物語の最後のほうで、モスの妻を殺害した帰路にシュガーが遭遇する突然の交通事故による重症は、それを指し示している。 この人物像には原型となるエピソードがある。再び『すべての美しい馬』から引用してみたい。主人公がメキシコの牧場経営者である女主人から、 メキシコ革命の話も交え言い聞かされるくだりである。なお@とAとに区分する。
@ 「わたしの父は別々に起こった事柄のあいだに関連性を感じとる才能に恵まれていました。 (中略)父はものごとを決定する最終的な要因は偶然などでは決してなくその事柄といかにかけ離れていようと 結局はある人間の決断に求めるほかないと主張していました。 父がよくあげた例は硬貨を投げて裏と表のどちらが出るかは貨幣鋳造所の職人が溶かした金属をまずどちらの型板に入れたか、 裏か表か、によって決まるというものでした。あとはどんな投げかたをしようと何回投げようと変わらない。 わたしたちに投げる番が回ってくるとあらかじめ決まった面が出てそれからつぎのひとへ投げる順番が回ってゆく。 (中略)貨幣鋳造所の作業台で仕事をしていたどこの誰とも知れないひとりの人間がすべてを左右するという考えはついぞわたしの頭から去らないのです」
A 「(中略)わたしの父はこの譬え話がものごとの本源に近づく鍵だと考えたにちがいありませんがわたしにはそうは思えません。 わたしにとっては世界はむしろ人形劇に近いのです。 カーテンの後ろを覗いて人形を操っている糸を上のほうへたどってゆくとそれをにぎっているのはまたべつの人形の手でその人形をまたべつの人形が操りさらにまたべつの人形がと続いてゆく。 わたしはこのような無限の連鎖する糸に操られ偉大な男たちが暴力と狂気のなかで死んでいくのをこの目で見ました。 ひとつの国家が滅びるのを見ました。(中略)歴史において対照群は存在しません。こうなっていたかもしれないとはいえないのです。 ひとは悲痛な思いをこめてこうなっていたかもしれないと考えます。 しかしかもしれないものなど存在しません。これまで一度だって存在しませんでした。 歴史をよく知らない者は過去の誤ちを繰り返すといわれます。でもわたしが知ったからどうなるものでもないと思っています。 歴史において常に変わらないものは貪欲と愚かさと血を好む性癖であってこればかりは神も、 およそ知り得ることはすべて知っている神も、変える力を持っていないのです」(黒原敏行訳)
@の場合は、かならず訪れる個体の死などによってあらかじめ決定された抜き差しならない、<必然性>及び<運命論的>世界観が提示されている。 あまりにも過酷な現実に対置させられた人間は、時に運命論的思考を有することがある。 例えば対独レジスタンスの経験のあったフランス映画の名匠のひとりジャン=ピエール・メルヴィル監督のメタファーとして描き続けられた フィルム・ノワールの登場人物たちは、彼等の生きる犯罪的裏社会のなかで運命論的な宿命的破綻と死をむかえる。 これは戦時下レジスタンスたちへのレクイエムであった。 イヴ・モンタン、アランドロン出演で1970年度製作の日本公開タイトル『仁義』は、原題を『運命の輪』という。 また一方Aの場合は、<後天的>世界観としての<偶然性>によって築かれるがゆえに、 限りなく変容し続け確定され得ない関係性の連鎖を指し示している。 『ノーカントリー・フォー・オールドメン』は、このふたつの世界観が苛烈に絡まりあって表出された小説空間であり、 それが世界のほとんどの有様を構成していると捉えられる暴力という具体的で虚無な回路の行程を定義することに成功している。 それはアメリカ国家の現状のみならず、その歴史性にまで遡る原風景や根源的縮図の炙り出しにまで至った。 これらの状態や状況を打開するものは、残念ながらその根源性ゆえにまったくない。 だがマッカーシーは静かに我々にむかって、まるで墓へ献花を供えるようにして、言葉を紡ぐ。
「眠りのなかでジョン・グレイディは馬の夢を見その夢のなかの馬たちは ある古代の遺跡にやってきたかのように傾いだ石の建物の残骸のあいだを 重々しい足取りで歩くのだったがその遺跡は世界の何らかの秩序が崩れ去ったあとなのであり 石の上に何か書きつけられていたとしても風雨に晒されて既に跡形もなく消し去られていて、 そこを歩く馬たちはこの遺跡も含めてかつて馬が存在しまたこれから存在するであろう さまざまな場所の記憶を血のなかに携えて慎重に警戒怠りなく動くのだった。 最後に彼がこの夢のなかで悟ったのは馬の心臓のなかにある秩序は雨に消されることのない場所に 書きこまれているためにずっと永続的なものだということだった」 あるいは、 「世界の美しさには秘密が隠されていると思った。 世界の心臓は恐ろしい犠牲を払って脈打っているのであり世界の苦悩と美は互いに さまざまな形で平衡を保ちながら関連し合っているのであって、 このようなすさまじい欠陥のなかでさまざな生き物の血が究極的には一輪の花の幻想を得るために流されているのかもしれなかった」 (上記のふたつの引用は、黒原敏行訳『すべての美しい馬』より) これらの部分が後のマッカーシー文学のなかで反復されていることはいうまでもないことだ。 これは冒頭にあげた『ビザンチウムへの船出』と一致する詩的霊性でもある。 苛烈な抜き差しならぬ剥き出しの自然とそのなかの生。かたちは違えどもイェイツ同様に時代に逆行した偉大な作家である。
783 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/26(日) 10:58:13 ID:sYytFHSq
というのがおいらの解釈って人、あと五回くらい映画を観た方が良い 解釈は人それぞれっていうのを隠れ蓑にして、あまりに拡大解釈をする人って、最近多いな
784 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/26(日) 12:24:28 ID:a2CiUg74
え?
バナナマンとよく言われるが、俺には板生いつじに見えた >シュガー
786 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/26(日) 13:57:25 ID:oKlnUvQ2
知ったか長文ってホントウザイな。 自己顕示欲が強いけど満たされないんで はけ口を探した訳だが、精神の身障者は自分がその自覚がないだけに うっとうしい。世にいらない屑野郎だ。
ID: AVwBnC+j は誰かのブログをいくつかのスレに夜中じゅうコピペしまくってたみたい。 自演かどうかは知らないけど。
みんな真面目だねぇ、ちゃんと読んでんだ。 俺はこう言うのはサッサとスクロールして飛ばすことにしてる。 映画を分析したがる奴ってのは何処にでもいるからね。
789 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/26(日) 16:39:55 ID:AVwBnC+j
>>786 お前無様でキモいな
お前が一番自己顕示欲が強い件について
三行レスしかできないお前に比べれば余程長文書ける方がマシだと思うよ
ID:oKlnUvQ2はこんなネット掲示板でしか憂さばらしできないキモオタ身障です
低学歴なので長文を見ただけでアレルギーを起こして拒否反応を起こしちゃうんだねw
父親の腐れ珍股と母親の腐れ漫湖から生まれたお前みたいな腐敗人間は
一家全員心中しろよ
お前みたいな基地外鬼畜人間がこの世に遺伝子を残したら、
(まあ、お前みたいのは遺伝子も残せないだろうが)
社会にとってのごみが増えちまうw
790 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/26(日) 16:42:13 ID:AVwBnC+j
>>787 これはあるブログからのコピペで自演ではないが、おやおかしいねえ?
>>772 には長文で曲がりなりにも論になってる意見
なら長文でもいいと書いてあるのに、
長文力作君より内容も表現もより高度な文章を載せると、
バッシングばかりになるというw
しかもこの文章はシガーのコイントスのオリジンにまで
迫っていてより物語の本質に迫っているというのに。
長文力作君を絶賛していた奴らはどこいったの?あれはやっぱり自演だったの?
自分たちが理解できない文章になると、途端に叩くという
その神経が全く理解できません。
↓以下、低脳くん達による反論が続きます
791 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/26(日) 17:39:47 ID:P70hvCR8
コピペでも関係無いや 読みたかったものが読めた >790 さんきゅ
ID: AVwBnC+j は自演確定だね。ふつう他人のコピペにここまであつくなれないし。 というかあいつじゃん、低脳とニートと高卒とWWWしかボキャがない人で、 長文ウザイってただひがんでたってことすか? 長文だって読ませるオリジナリテイとキャラとふいんきは大事とおもうけど。
ノーカントリー、って邦題もう少し捻って欲しかったな ハリウッド映画は最近面白いの少なくなったけど、 コーエン兄弟の新作はたぶん次も見に行くと思う。 傑作ファーゴと殆ど同じ話だったけどw
原題はなんなの?
シガーはヴィエトナム戦争行っておかしくなったんかね
>>793 ファーゴと同じか?
全然違うと思うが・・・
797 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/27(月) 09:28:08 ID:8m/OozMB
>>774-782 これ長文力作君よりも余程説得力あって面白いが
バッシングばかりで、力作君のときみたいに
異様な絶賛と批判を一切受け付けないダークナイトスレ
みたいな気持ち悪い信者が沸いてこないのは何故なんだぜ?
やっぱあれは
>>790 の言うように絶賛の嵐は力作君の自演だったわけか
と、書くとまた頭悪いお前らのことだから
>>790 の自演だって言うわけですね…
>>792 自分がそのコピペを全く理解できない高卒ニートだからコンプレックスを刺激されたんだろうが、コピペの中身の批判をしないで、個人の人格攻撃と揚げ足とりに終始してるのは、傍から見ててみっともないぞ
単に書き手の顔が見えるかどうかの違いだろ。 キャッチボールできるリアルタイム書込みと転載コピペでは、 その内容に関わらず、反応が違ってくるのは当然。
>>774 〜〜 は引用も大量でそれを明示してあるし、論文に近いな。
こんなものブログに書いてるのか。
ぜんいんしね
なんで荒れてんだw
まさに、このスレが No Country For Old Men
804 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/28(火) 00:32:56 ID:tgxBf8ei
プレゼントのDVDがまだ送られて来ない件 来た?
>>793 去年から今年にかけてのハリウッド映画は結構面白いの多かったと思う。
また来年つまらなくなるかもしれないけどww
>>797 まあ、ダークナイトは実際相当な出来だしあーなるのも理解は出来る。
20世紀少年とかイーグルアイのスレが大絶賛のみだったら嫌だけどww
てか『ノーカントリー』はアカデミー賞総なめにしないほうが評価高かっただろうな。 コーエン兄弟は残酷でエグいけどポップでどこか不思議な話を本人が楽しみながら撮ってて、 おなじように同調して楽しめるファンが観ているという良い状態が築かれてる感じだった。 この作品でアカデミー賞獲得したから怒涛の勢いで色んな人が見たことで「これ、アカデミー賞 取るほどの ものか?」といいだすやつがたくさん出てきちゃった。 注目されすぎるのも 大変そう。 もともとコーエン兄弟の作品ってどの作品がアカデミー賞総なめしても「は?これがアカデミー賞ww?」 って馬鹿にされたろうな。いわゆるアカデミー賞作品賞的なものを期待する人とコーエン作品は相性悪い だろうからね。
>788 >映画を分析したがる奴ってのは何処にでもいるからね サラっと凄いこと言うね・・ 食べ物と同じで映画も色々あるっしょ。流動食みたいなもんもあればよく 噛み締めなきゃ味わえないものもいくらもある。何でもかんでも分析しろとは 言わないが、熟考しなきゃ半分も楽しめたことにならない映画も事実あり、 多分これはその手の映画、ってことだ
>>806 そうそうインテリのユダヤ的なブラックユーモアが理解できる奴じゃないと。
コーエン作品のような綿密に構築された不条理なブラックユーモア劇は
大方の日本人には理解できないんだよ
>>807 まあ
>>788 はリアルに話し相手が一人もおらず、映画について議論したこともないんだろうね
知能がある程度高い人なら普通映画を分析した経験はあるはずだ。
特にコーエン兄弟やリンチの作品ならば分析するのが当然だよ
>>788 は池沼でしょ、無様だねw
馬鹿なの?死ぬの?
まあしかしあれくらい読み込んでもらえれば作品も幸せってもんだね。 幼児みたいなレスも多いけど、このスレ見て作品の理解が深まりましたよ
>>788 お前、あまり他人のプライドを傷つけるなよ
暴れ出しちゃっただろ。
811 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/28(火) 14:11:22 ID:Fql8kzrI
このスレ読んでパンフ読んで映画見て・・かなり楽しめたよ。不親切でわかりにくい点はあるが事前の予習でかなり理解出来たし。今年は四本しか見てないが三位だね
自分と違う視点もらえるなら 長文でも悪文でも英文でも別にかまわねー。 俺と同じ意見を読んでもしゃーねーし。
>>811 ベストワンとかツーとか出すなよ
また池沼wあらしが暴れるから
絶対出すなよ、、、、、ぽにょとか、、、
814 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/28(火) 20:34:54 ID:RA5sOxFB
二つ目のホテルでモスがシガーに襲われたとき モスは右脇腹から血をどくどく流していたが あれはドアのシリンダーをまともに受けてできた傷だよね? 2階からシガーから狙撃された弾は外れてるよね? あまりに血が流れてたので弾がもしかしてかすったのかなあとも 最近思うようになった。
いや、シリンダーは胸に当たったんじゃないか 2階から撃った弾だと思われ シガーは軍隊で狙撃兵だったそうだ
モスの流血は2階からの狙撃が当たったから。 しかしシガーが狙撃兵だったなんて設定は原作にもなかったはずだが。 モスの親爺の話と勘違いしてないか?
↑つまりモスの親爺が自分の息子について語ったのを、 シガーの親爺(そもそも登場しない)が語ったのと勘違いしてないか?って意味
あーすいません勘違いしてましたorz...
819 :
名無シネマ@上映中 :2008/10/29(水) 02:01:27 ID:sF+OSFTu
モスの受けた傷はシリンダーだってw ちゃんと横っ腹に命中してたろ
えー、あれはショットガンによる傷だろ?
脇腹の出血はドアの打ち抜かれたシリンダーだろ?キズ一カ所だし。 ショットガンの弾だったらもっと何発も食らうはずだ ショットガンの弾の構造を知らんのか・・・
2階から確かに撃たれてるが、後ろから撃たれてる 出血は前からだけだろ? 2階から撃たれたのが当たってるなら、背中からも 出血しないとおかしいと思うがどうだい?
撃たれるシーン見直した
シリンダーは胸の辺りに当たってるな(出血の位置よりも上)
出血は脇腹の辺りっぽいんだが、あの辺りなら弾は貫通しそうだが
キズは一カ所みたいだよな
後ろから弾がかすったと見た方が自然かねぇ・・・
という事で
>>822 、
>>823 は取り消す
>>824 避けようとして腹の脇から前にかすったんだよ
>>792 お前痛いな
自演だろうがなんだろうが、あれだけの長文が書けるのは
相当な知性の持ち主だろうに。
お前のレスからは知性の欠片さえ感じられない。
知性が無い者は、えてして知性を示す者を羨みやがて憎んだりするもの。 発奮して自分も努力するようならまだ望みがあるんだが、それもしたくない場合、 相手を貶したり懸命に引き摺り下ろそうとして心のバランスを取る・・ ありがちなパターンだな
今DVDで見たけど、やっぱりラストでモスの奥さんは殺されたんだよね??
原作では「年取ってくると神様が人生に入ってくると思っていた・・・・」 のせりふはクリスおじさんが言ったことになっている。 映画でのクリス叔父さんのイメージと少し違っている。
832 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/02(日) 14:57:13 ID:kElY4Mac
Aloysius' Rating: 7/10 テキサスの片田舎で失業者の男が荒野へ狩りに出て、そこで関係者全滅状態の麻薬取引の現場に遭遇し、 見つけた二百万ドルを持ち逃げするが、妙な親切心を起こしたせいで身元が割れ、 組織の殺し屋に狙われる。組織の殺し屋は常識的な次元を超えたところで殺戮をおこない、 その様子を遠くから眺めている老保安官は自分の時代の終焉を感じて引退を決意する。 トミー・リー・ジョーンズは老保安官を演じて説得力があり、 ハビエル・バルデムの殺し屋は否定しがたい異常さを日常性に同居させている。 ジョシュ・ブローリンもなかなかに印象的な演技を残していた。 撮影は美しく、音の扱いはこまやかで、緊張は持続し、きわめて物質的な暴力が ところどころで顔を出して人間の運命に非情な抑圧を加えていく描写は薄ら寒さを感じさせる。 しかしコーエン兄弟は状況全般をあるがままに投げ出すのではなく、 老保安官のモノローグを通してそこに一定の距離感を与えることで、観客にある視点を提示する。 この視点が見たままなのか、それともたちの悪い冗談なのか、はっきりしないところに戸惑いを覚える。 実はコーエン兄弟版 『トラフィック』 だった、ていうことはないだろうね?
『ノーカントリー』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『告発のとき』 どれも映画ファンや批評家からは評価高かったけど、mixiレビューでは3作とも 評価平均点めちゃ低いな。 やっぱりmixiだと往年の名作とかで無い限りシリアスなバッドエンド系はウケ悪いんだな。 「暗くて重かったです」(2点) 「最後がすっきりしなくて残念です」(2点) 「後味悪い!」(3点) とかこんなのばっか。 やっぱりアカデミー賞などの有名賞受賞すると普段映画見ない人とかの注目も浴びるから 良いことばかりじゃないな。『4ヶ月、3週と2日』も尋常でなくmixi評価低い。 『容疑者Xの献身』なんてめっちゃ平均点高いのに・・・。
だから何とか言われても困る
>>833 なんか70年代のアメリカなんだな今の日本って
837 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/04(火) 09:22:34 ID:0xyq7RCL
>>836 てか今年は映画に関する現象が日本国内と海外で尋常でない温度差があった年なんだな。
海外では批評家・一般人どちらにもべらぼうに評価高い『ノーカントリー』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
が日本では少なくとも一般人には大不評。
世界中で大ヒットした『ダークナイト』も日本でだけ目だって大コケ。
839 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/05(水) 02:41:09 ID:i4fupvjw
>>833 後味なんてどうでもいい。
発信機見つてから殺し屋くるまでが一番緊張した。
>>832 この的確な評論はこの映画の本質をよく理解しているな
さすが佐藤哲也だな
今までのノーカントリー評の中で最も説得力あると思ったな
なんか、必死な人がいるw
>>832 はただの解説だろ。
批評する方がおかしい。
>>838 何故なんだろうね?
ある程度国によって差があるのは当たり前だが、ここまで日本だけ顕著に違ってくるのは珍しいな。
ゼアウィルビーは、映画館ロビーで、趣味人っぽいオバちゃんたちが 「良かったわぁ」って褒めてたから、少なくとも映画館に足を運ぶ人種には それなりにちゃんとウケていたような印象を持ってたんだけどな。 ノンジャンル系統の文法が受け入れられなくなってる層が多くなってる気がする。 アクション、コメディ、ホラー、サスペンスみたいなジャンル系のものは、 やっぱりホラーを見るなら映画館では思い切り怖がらせてほしい、みたいな 宣伝等で抱いた期待にちゃんと答えられたかという分かり易い判断基準がある。 観る前に期待していたものを得て、満足しながら映画館を出て行きたいと。 たとえ期待したイメージと合ってようが違ってようが、一本の作品をよく観て その後で全体を総括して評価する、というようなプロセスをまどろっこしいと 感じる客層が増えてるんじゃないかな。
ノーカントリーはアカデミー獲っちゃったからね。 日本での広告が全然違った。いつもの日本の悪い癖だな。
845 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/07(金) 05:45:19 ID:OOUbIc/a
>>842-844 そんなことはもうこのスレで何回も語られててまたループだからもういいよ
結局、今の日本の観客はバカが増えてるけど、自分達はこの映画の価値が理解できるから
頭いいって言いたいんだろ?そういうスノッブな態度はいただけないな。
>>838 コレやゼア〜って向こうで一般人に受けてるの?
映画ファンなんじゃなくて?
>>846 コーエンやPTAの歴代作品で最高の興業収入出したらしいし、一般ウケはしてるんじゃないかな。
ライト層の批評サイトでも評判いいし。
日本だとこれやゼアウィル〜はmixiでもヤフーでも非難轟々で平均低い。
シネスケだと評価高いから映画ファンには好評なんだろうね。
癖の強い作品がなまじアカデミー賞撮って普段映画あまり見ない層にも注目されたから
ってことなんだろうけど。
今見終わった。普通につまらん。トミーリージョーンズが出演する必要性が無い。 コーエンならバートン・フィンクのが面白いしオススメ。
>>852 必要性wお前はバカか
結局お前がこの映画観る必要性も無かったって事だな
たしかに要らないよね。保安官。
855 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/10(月) 02:16:49 ID:sDUhcDho
あれてきたねw
保安官いなかったらこの作品のテーマが完全に消失してただのサスペンスになっちゃうだろ。 事件に関わってるのに何の役にも立てなかったってのが重要なのに。 てかバートンフィンクでコーエン兄弟がアカデミー賞作品賞とってたらやっぱり この作品と同じように「はあ?これがアカデミー賞?」って言われたろうな。 逆に『ノーカントリー』がオスカー無冠だったら普通にいつものコーエン作どおり 評価高かっただろう。バートンフィンクやミラーズクロッシングはアカデミー賞作品賞 に絡んでないから下手なミーハー映画ファンに知られて評価を落とすことない分幸せ。
そのテーマを教えてくれ
>>856 確かに私もこの映画は評価するが、アカデミー賞な時点で駄作と評価してしまう。
アカデミー賞も結構いいのあるよ。少なくともハズレはないね。
mixiレビューの平均点を基準にすれば『アルマゲドン』は映画史上最高傑作だな。 レビュー数が4桁ある上に平均点もほぼ4.5点だから、『ダークナイト』すら上回る 驚異的高評価。『ノーカントリー』や『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』はレビュ ー数は3桁と多いけど平均点は3点台・・・。 一方でシネスケやIMDBでは『ノーカントリー』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』は 評価平均点がかなり高いが『アルマゲドン』は平均点低い。 一般層と映画ファンの両方に高く評価される映画ってなかなかないんだな。 というか映画ファンに評価される映画は悉く一般ウケ悪いな。 まあ『ノーカントリー』と『ゼア〜』は日本以外では一般人気もあるらしいが。
BTTFとかジュラシックパークとかは両方人気高いんでないの
>>856 テーマどうでもいい。つまらん物は何も伝わらないから。残念w
なんだろ、まあ、あれだ
ばあさんのカバン運んであげようとしたスーツ姿のメヒコ人は何者ですか
868 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/12(水) 22:21:43 ID:XZmEKJiS
まあ、そうなら、あれだな
>>861 まあ、アルマゲドンを評価する人とは俺は映画の話をしたくないと思う。
ただそれだけだね。
あれはあれで好きだけどな
>>862 ジュラシックパークはシネスケとかIMDBの評価は低い。
>>863 そりゃそうだが、どんな名作でもつまらんと思う人は居るわけで、
だから意味ないとか言われたら何も始まらん。
>>869 というかアルマゲドン評価する奴とは映画だけじゃなく何の話もする価値が無い、
と思っている。
アルマゲドン好きな奴って頭の中空っぽなんじゃないか?
小さいやつだなぁ。
俺の頭空っぽだったのかあ
875 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/15(土) 16:06:13 ID:zMZfCoDo
主人公が要らないって意見にテラウケタww そういう見方もあるんだな。
876 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/15(土) 16:22:36 ID:xNIGu7c1
テス・ハーパー20年ぶりに見た、老けたなあ。 オバサン通り越してお婆さんに近い。自分も歳をとったw
>>875 主人公は、モスだろう。正直に物事を捉えることも重要だよ。
原作は読んでないので知らん。
主人公はおかっぱ頭
879 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/16(日) 11:28:21 ID:yL8jzOz/
872さんから観て 大いなる陰謀 はどうでしたか?
880 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/16(日) 11:47:07 ID:Gm+pBGgJ
コメディタッチにすれば、アドレナリンドライブのパクリ。
881 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/16(日) 12:05:42 ID:LT5LfgdM
懐石料理ともんじゃを同じ土俵で評価する阿呆
あれだよな日本人って遠回しなのがダメなんだな
あと、自分が理解できなかったら却下、って考え方も多い気がする
今日DVDで視聴。自分の見た印象としては、 短くブツ切りのシーンが多かった事や、唐突な描写が多かった点、 主人公?であるジョーンズが中盤ほとんど登場しなかった事などから 流れや構成のバランスがあまり良くない映画だと感じた。 またシガーの設定にイマイチ深みがなかった点や、登場人物の誰にも感情移入できなかった点、 立ち位置のわりに、出て来ても大して存在感を示せず、すぐ消えて行く登場人物が多かった点、 気を利かせたつもりがそうでもない会話が多かった点なども、個人的にマイナスポイントだった。 映像は非常に奇麗だったが、これがアカデミー賞作品賞?と言われると、 う〜ん?と考えてしまうような映画だったかな。
コーエン兄弟は合わないみたいだね 仕方ない。
886 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/16(日) 21:55:47 ID:DEqW3dY/
これは父親と息子の映画だよ。
888 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/17(月) 06:34:45 ID:peuqaPmN
>>884 「アドレナリンドライブ」を観ることをすすめる。
889 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/17(月) 23:42:10 ID:yVSIRqZU
>>884 >流れや構成のバランスがあまり良くない映画だと感じた。
その構成に意味がある映画だから、こういう感想は駄目だね。
ただ「ツマラナイ」「合わない」と言えばこちらも納得するのに
890 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/18(火) 03:08:13 ID:3ocpPyV1
DVD借りてきて今見終わりました 全然おもしろくなかったです ちなみに一番好きな映画はエディー・マフィーの「星の王子様NYに行く」です
骨が飛び出るような大怪我、さすがにシガーでも治せないんじゃ・・・
力作の評でおもろいとおもったのは シガーVSトレーラーおばはん は 気違いルールVS社会ルールの構図だったということ あのシーンでババアがウザイと思うか、それともシガーが怖いと思うかで だれを主役として見るかは変わるんかね。
追う男と追われる男、ただそれだけでよい。 トミーリーをヨイショしておけば通ぶれると思ってる浅はかなオタクには困ったもんだ。 プロモーション上の都合で仕方なくキャスティングしただけなんだがな。 やたら彼がオスカーにノミネートされるのは、俳優陣の票のせいであろう。 キングオブコントで優勝したバッファロー吾郎のような存在だと思うね。 自分のしのぎを脅かさないであろう愛すべき阿呆(無能)に票を投じたのである。
ビッグリボウスキのカウンターに座ってたカウボウイハットのオッサンもいらね ファーゴのマクドーマンドもストーリーを台無しにしてしまってる まあ世の中無駄で成り立っていると言われればその通りなんだけどね
>>895 うーん、、、
あのシーンではオバチャン、ウザイと思った。なんかヤなカンジって。
なおかつシガーはやっぱり怖い、理解できない。
899 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/22(土) 01:16:13 ID:YQrgci2W
俺にとってジョーンズは魅力のない俳優だな ボスのCMも全然笑えないしさ イーストウッドとともに老害の一人だ
900 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/22(土) 11:08:18 ID:Fti7VHPy
地味なオッサンだからな かといってバルデムとブローリンの知名度がイマイチだし キャスティングの意味はあったのでは
>>895 >気違いルールVS社会ルールの構図だったということ
お前ホントに頭悪いな
そんなこと人に言われるまでも無く、ゆとりや池沼じゃなかったら普通に分かるだろ
普通お前みたいなキチガイじゃないかぎり、シガーに共感する奴はいないし、
シガーが不条理の体現者ってことぐらい、見てりゃ分かるw
それともお前さんは力作君本人ですか?
>>896 まずは原作を読んでから言えよ、キチガイ
お前には低級な「お笑い」がぴったりだと思うよw
それからアニメでも見てしこってろよ
>>897 まあ低学歴はコーエン観る前に、ちゃんと学校行こうなw
>>899 お前は地獄へ落ちろ、負け組がwww
どうでもいいがテツヤくん、メアド貼ってるのはわざとかい?
原作読むとなんか優越感に浸れるよね
904 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/24(月) 03:07:23 ID:ycGsHHCt
今見た おもろかった
905 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/24(月) 08:52:05 ID:rArN7JP7
文体からして長文力作君を叩いてた奴も同じ奴だろ ゼア〜スレに必死にコピペするのもやめてくれよ 笑えすぎるからw
設定が荒唐無稽で入り込めなかったな 映画はリアリティが最も重要なファクターであると再確認できる一作
907 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/24(月) 20:07:46 ID:i9oZ9tBn
ラストコーヒーCMのおっさんが語って終わったが意味分からんかった。理解力ナッシングですかい? 俺的にはアメギャンの方が面白かった。 ジョンタトーロ?主演の奴は意味わからんでも面白かったけんど。ミラーズクロシッシングとかも見てる輩ですよわたくしは。だからなんだってか!? なんだちみは。
909 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/25(火) 01:19:30 ID:xAoM/Z7j
そのミラーズクロシッシングは帽子に意味があるとか。 赤ちゃん泥棒では、殺し屋がケイジの抑圧された欲求の体現だとかって昔本で読んだ。 これ詳しい人いない?
>>909 左右対称に成るうんぬん
兄弟にとって昔の恥部かもしれないw
前評判通りだった 殺し屋のキモいおっさんの怪演以外見所のない映画
912 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/25(火) 02:58:37 ID:LyEeiG/7
ジョーンズがいらないという意見は至極まっとうで この作品の核心をいいあててるとおもう 老人が生きにくい国が原題なんだから
結論出たな 平均寿命の高齢化が人間を苦しめていると言うこと 医療技術が間違った方向に高度化してしまった 死に対して真剣に向き合わなかった結果であろう
こんなものを作品賞ならゴーンベイビーゴーンにしろよ
お前に関係あるのか? フレンド…?
てかコーエン兄弟の映画ってどの作品がオスカー受賞しても
>>884 みたいな事言われただろうな。
「嵌る人には嵌る」系の監督の映画がメジャーな賞をもらっちゃった時の宿命だな。
てかmixiレビューとか見ると一般人と映画ファンとの好みの乖離って凄いんだなと感じる。
2ちゃんでは嘲笑の対象でしかない『limit of love 海猿』とか『アルマゲドン』が
レビュー数4桁で平均点4点台半ばというウルトラ級の高評価だもんな。
『アルマゲドン』はまだしも前者の高評価にはビビる。
それでいて川端康成とかカフカとか漱石とかは3点台連発だしorz
mixiのレビューはAmazonレビューばりにダメなのが多いよ 発売前のDVDに「これは期待!」で☆4とか5とか付けてるやつが 平気でいるしな・・・ 一言二言で済ませるのも多いし、どこがどうってちゃんと書けって 思うのがめちゃくちゃ多い
918 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/26(水) 22:00:43 ID:e/XO1k49
>910 そんな感じだった、、、かな。ちょと違う気もするけど。 バートンフィンク公開直後のFlixの特集。1992年のはなし。 mixiもGoogleも無い時代、、、
mixiレビューはいわゆる「泣ける」系の映画は評価が馬鹿みたいに高くなるな。 海猿2なんてmixiレビューだけ見たら邦画史上最高傑作なみの高平均点だしな。
>>2-3 の原文書いた者だけど久々に来たら面白い事になってたんだな
流し読みした程度だけど長文力作君は冒頭ナレーションについてや、
エリスの自分を撃った男に対する考えとか「明らかにこれは違うだろ」
って解釈も多いけど、エリスとベルのコーヒーの対比とか
なるほどと思わされるものもあってなかなか面白かった
今
>>2-3 を読み返すと明らかな間違いが多いので手直ししたのを置いていきます
モス、待ち合わせのモーテルに到着、(恐らく隣合わせの部屋を二つ借りて)チェックイン。 それまでの行動と後の状況から金を通気孔に隠したと考えられる。 ↓ モス、プールサイドのおばさんと談笑。 ↓ メキシカンギャング襲来。モス、部屋の戸口で応戦。 ↓ プールサイドのおばさん流れ弾で死亡。メキシカンギャング一名重傷、モス死亡。 ↓ 応戦されると思ってなくて慌てたからか、白昼銃撃戦を やらかしたからかメキシカンギャング大慌てで現場から逃走。 ↓ 同時刻;銃撃が鳴り止まぬ内にベル、現場に到着。 タイミング的にメキシカンギャングがモスの部屋を探すのは無理。 ↓ 警察の現場検証。後の会話から金は見つからなかったとわかる。 ↓ 夜;モス嫁、現場に到着。事件現場の部屋に入って物をいじるのは無理。 ↓ 同夜;ベル、エル・パソの保安官と会談、犯人像や時代の変化について語る。 ↓ 同夜;シガー、現場到着。シリンダーを吹っ飛ばして入室、 以前と同じ様にコインを使って通気孔蓋のネジを開ける。 金が通気孔にあると知ってるのは故モスとシガーだけ。 通気孔床部分のカバンの痕からシガーが金を入手したと考えられる。 ↓ シガーが室内、もしくは去った後;ベル、現場再訪。 「理解できない」犯人像(シガー)が部屋の中にいたらと思い、死を覚悟。 ↓ ベル、無事だが限界を感じる。引退のきっかけに。
ベルとシガーのニアミスを補足すると、原作ではシガーは外の駐車場の
車内でベルを殺そうか思案してる。ベルは「理解できないもの」が
外にいて見られてるのを意識し、部屋を出る時に死を覚悟する。
映画の脚本ではシガーは室内にいる描写。だから部屋に入る時緊張する。
実際何が起こったかに関しては以下の可能性がある:
1.シガーは去った後で、画面のシガーはベルの脳内イメージ
2.シガーはドアの裏に最初から最後までいて、ベルは気付かない
3.シガーはドアの裏にいて、ベルが浴室にいる間に出て行った
4.シガーはドアの裏に最初から最後までいて、ベルは気付いてるが見ないふりをした
5.シガーはモスが恐らく借りた、隣の部屋にいる
しかし、どの説もおかしな部分がある:
1.一番無理がないが、浴室窓の施錠を見て安心するならドア裏も確認すべき
2.・ずっと有能な描写を強調されてきたベルにしてはあまりにも無能過ぎる
・シガーはそれまで屠殺銃でドアのシリンダーを打ち抜いた後は
毎回ドアの外に屠殺銃(ボンベ)を置きっぱなしにしている
・ドア裏に隠れるスペースはあるが、ボンベと鞄、銃を持っては無理がありすぎる
3.上記1.2.に加え、いつ浴室から出て来るかわからないベルの隙をついて
ボンベと鞄、銃を持って音もなく出て行くのは無理がありすぎる
ベルを殺した方が安全で確実、ベルを殺さない理由がない
4.ベルの命を賭して部屋に踏み込む、という覚悟が無意味になる
5.シリンダーの反射でお互いの姿を認めている
どの説をとっても多少無理があるが、わざとあやふやにされている為解釈は自由。
どれにせよそれほど重要ではない。何より重要なのは冒頭モノローグで
「職務上、死ぬのは恐くないが『理解できないもの』の為に命を賭けたくはない」
と言っていたベルが、部屋に足を踏み入れる事でそうする事。
http://img179.imageshack.us/img179/2663/picture1fj5.png
923 :
名無シネマ@上映中 :2008/11/30(日) 01:08:48 ID:TlT1GEGY
今日見たけど個人的に苦笑いな映画だった アクションとか怪我の描写がリアルなのはすごくいいんだけど あれだ 地味すぎる ゆとり世代のオレにゃ退屈すぎた まあ好きな人は好きなんだろーなーと 最後はわざと省略したにしてもいい演出とは思えないし 10点満点で5点くらいが正直な感想かな
ハレルソンの中の人、どうしてシガーの恐ろしさを知りながら、 あの仕事請けちゃったんだろう? まさか殺されることはないだろう、と思ってたの?
昨日観たんだけど、最初のモーテルのシーンがよく解らない シガーが入って男3人を襲撃した部屋は38号室なんだよな? でもダクトについてる跡は、そこが36号室か もしくはモスが居ないと付かない跡なんじゃ…
男3人がいた部屋ってのがモスが最初に取った部屋で、 受信機でもってあの部屋を割り出して待ち構えてたんだろ? モスはあの部屋のダクトの奥に鞄を突っ込んでから外出した。 で、戻ってきてダクトがL字型に繋がる隣の隣の部屋(だっけ?)を さらに取って、そっちから鞄を引っ張り出した。 モスが金を引っ張り出してる最中にシガーが来て、3人を襲撃する 事になった。(だから銃声が聞こえてる) シガーは3人が来てるとは思ってなかったかもしれないね。
>>923 たぶんコーエン兄弟の映画はどれを見ても同じ感想を持つと思うよ。
巨匠・名匠といわれる監督の大部分は「好きな人は好きなんだろうなー」
って映画ばかり作ってる人たちだし。
フェリーニやゴダールやベルイマンだってもし罷り間違って一般人にもメジャーに
なってたら彼らの作品はレビュー平均点とか2点台になってただろうね。
『ノーカントリー』はある意味不幸な作品。でも海外では一般層にも評価高いらしいが。
オスカー穫ったって事で変に?期待して観に行った人が 多いと思うんだよな・・・
>>926 あー、あの3人は宿泊客じゃなかったって事か!
そうだよな、よく考えたら追っ手が律儀に部屋借りないか…
じゃあ最初に38号室のドアが映ったのはフェイク?なんだな
やっとすっきりしたぜートン
高卒ニート王子www 801 :名無シネマ@上映中:2008/10/27(月) 12:10:37 ID:bmbAfIGa ぜんいんしね 792 :名無シネマ@上映中:2008/10/26(日) 17:58:20 ID:0ebUg9Ng ID: AVwBnC+j は自演確定だね。ふつう他人のコピペにここまであつくなれないし。 というかあいつじゃん、低脳とニートと高卒とWWWしかボキャがない人で、 長文ウザイってただひがんでたってことすか? 長文だって読ませるオリジナリテイとキャラとふいんきは大事とおもうけど。
>>923 ゆとりって本当に馬鹿なんだな
ってかそもそもゆとりが何でこれ見ようと思ったのか理解できん
932 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/01(月) 23:37:15 ID:Cjvgnb2j
シガーは牛の生まれ変わり コラテラルと何か似てる
ていうか面白くないんだよこの映画
んなこと言ったらどんな映画にでも誰かしら「面白くないんだよ」って奴いるぞww
935 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/02(火) 03:02:37 ID:S8VMF/5R
久しぶりに面白い映画観た。満足。 地味だとは全然思わなかったけど。 淡々としてるけど最初から最後まで緊張感が途切れなかった。
よく居るよな。 醒めた事言ってる俺ってカッコイイ!!みたいな奴w
全角でsageを入れるオマエはかなり格好悪いな 半角を知らないのかプププ
938 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/03(水) 11:58:42 ID:F9mXE9P7
設定は「ファーゴ」と一緒だったかと。。。 ただラストが希望的か絶望的かの違い。
一緒ではないと思うけど、似たところはあるかなあ ファーゴは楽観的に終わるはずの事がまったく計画通りにいかなくて 最悪の状況になる、っていう決定的な違いがあると思う ノーカントリーでのモスは、最悪の状況(=自分たちが殺される)って のは十分予想した上でどこまで逃げ切れるか頑張ってみたんだろうしね 嫁さんに死を覚悟してる事を匂わす事言ってたし。
940 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/03(水) 23:21:30 ID:F9mXE9P7
>>939 >ファーゴは楽観的に終わるはずの事がまったく計画通りにいかなくて
>最悪の状況になる、っていう決定的な違い
そこは馬鹿オヤジの愚かさを表現している設定ですね。
純朴な保安官、
殺人鬼、
金のため生活を壊してしまう男、
この三人の相関関係の設定が一緒です。
で、そこから先は何を言いたいの? 同じ設定のをまた作ってるからつまんないみたいな事?
942 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/04(木) 11:13:44 ID:ICFMkVsf
↑ >同じ設定のをまた作ってるからつまんないみたいな事? その通り。 比較すればファーゴの方が良い。 これで満足か?
ボンベを持ち歩くマッシュルームカットの殺し屋 これだけでもおもろい
>>942 その基本設定で比較してつまんないと決めるおまえさんに乾杯!
満足した。
まあなんだあれなんだろあれだ
946 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/04(木) 17:13:56 ID:ppzeZjoP
この映画ってジャンル的には何に分類されんの?? サスペンスアクション? だとしたら3流もいいとこだろ
>>946 純文学だろ!?
原作者純文学作家だし…。
948 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/04(木) 22:11:05 ID:ICFMkVsf
>>944 >基本設定で比較してつまんないと
お前ホント馬鹿だな。
「基本設定で比較してつまんない」
なんて一言も言ってねーだろ。
949 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/05(金) 00:23:34 ID:3JQvliaz
今観終わったんだが、何も説明がないので気持ち悪いところがいっぱいあった。 二番目の追っ手のあんちゃんがなぜモスの入院を突き止められたのか。 このあんちゃんが橋の上からかばんを見つけるのも目ざと杉。 このあんちゃんの泊まってるホテルをシガーがつきとめるのも唐突杉。 トミーリーはなぜ現場に戻ったのか?また現場にシガーが隠れてるカットが ありながら、そうじゃなかったっていう解釈らしいが、それは混乱をまねくだけだと 思う。 ラストのトミーリーの夢の話もつまらん。親父の時代とは違うってことを 言いたいのかも知らんが、台詞で説明されてもな。
ヒント:タイトル
951 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/05(金) 01:27:29 ID:VU4HQ3KC
で、アカデミー男優賞(助演?)をとっのは黒い人?
今日(4日)BDがメール便で届いてた
>>946 原作が原作だからね
80年代なのに携帯電話出てくるし
強いて言うならバイオレンスドラマとか?w
この映画は基本的に日本人には理解しにくいもんなんだろうなぁ。。 ところで、モスが住んでたトレーラーハウスにシガーがやってきて、ソファー に座って牛乳を飲むシーンでテレビのブラウン管が映って、その後に保安官が 来た時も、ソファーに座って牛乳飲むシーンでブラウン管が一瞬映るんだけど、 どういう意味があるのだろう?
ヒント 冒頭の詞 〈世界の一部である〉 それとタイトル 〈ノーカントリー〉
956 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/06(土) 06:04:32 ID:KVZibGeb
糞つまんねーぜ
演技、演出もよく面白く観た。 が、オタクが語りたがるは無理もない造りだが、たいした内容のない映画だった。
こういう原作読んでないと理解できない映画ってどうなんだろね。 俺はたまたま読んだから大丈夫だったけど。 あと2001年宇宙の旅とかさ。
959 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/06(土) 06:59:01 ID:BNUq6W2s
映画だろうが本だろうが時事ニュースだろうが 興味のないことは理解しなくていいのだよ。 能力ないのに 必死に頑張ってどうするの? 努力して報われるのは適性のある一部の人だけ。 つまんなかったら二度と見なければいいだけ。
>>954 犯人の心理を理解する為に、同じ場所に立ってみる…
犯罪ドラマではよくある描写だ、 普通のドラマなら何らかの突破口を見いだす場面なんだが…
>>959 お前は能力がよっぽどあるんだな、自惚れ天才君
適性があるお前はせいぜい努力して報われてくれよw死ね
ゲスパーですね
なぜシガーはモスをヌッコろした現場にコインを放置したのか。
通気孔の蓋開けて金取り出したまさにその瞬間に保安官の気配を感じたのか?
>>901 895だが全く気がつかなかった。原作しらんかったんでそのシーンのときには
まだシガーが自己ルール厳守の人とはわからんかったんよ
>>901 >普通お前みたいなキチガイじゃないかぎり、シガーに共感する奴はいないし、
シガーに共感&むしろ感激しながら観ていた俺は、残念ながらキチガイなold men
manか
966 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/07(日) 07:08:29 ID:uqEJMAfs
>>230 俺はシガーの心理状態がおかしくなっててぼーっとしてたんじゃないかと雰囲気的に解釈した
殺すことを躊躇してるからコインで無理やり決めようとしてるっぽい
とりあえず原作読め。
モスはなんで200万ドルあるって分かったの? 数えたんなら、発信機に気付くと思うが。
970 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/10(水) 13:16:23 ID:9qaiVmlY
気分はゲッタウェイ
971 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/12(金) 16:42:12 ID:q6LYT61y
まじつまんなかった ノーカントリーもお前らのやりとりもクソwwwww
ちっさい発信機で探し当てる殺し屋、すげえええええ
>>972 モーテルって道路添いにしか無いから、発信機ONで車流してたらワリと簡単に引っかかるんじゃねえの?
昨日見たけど、映画評論家が好きそうな映画だな。
異常犯罪が多くなったっつー話だからそれを実感できないとピンとこないよな。 最初からシガーが主役でシガーに感情移入して見るとちょっと違うかもしれない。 殺人鬼が物語のヒーローとして描かれるほど世の中狂ってるんだよと。 コーエン兄弟はストーリーを練るのが面倒になったのかな
976 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/14(日) 11:56:43 ID:bOyM0Tqi
アントン・シガーはゴッサムシティでも天下を取れるか?
派手派手なのと正反対だからゴッサムだと埋もれてしまう。 バイオレーターとは気が合うかも。
978 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/14(日) 12:42:57 ID:jSlRlVHo
シガーならジョーカー秒殺
むしろトゥーフェイスとコイントス勝負を
最後のほうで、保安官が1人でモーテルに戻った場面がよく分からない。 何をしに行ったのか? あと、そこになぜシガーがそこにいたのか?あのモーテルに金は無いはず。 なぜ保安官を殺さなかったのか? 疑問は尽きない。
最初のモーテル(138号室)のカーテンが開いてたが、 侵入したのは「だれ」なん? シガーは、発信機で気付いたわけだし…。
モスの女房は、やはり殺されたのか? ポーチで靴の裏を気にするシーンがあるが… 最初の方でモスの働き先を 太ったオバチャンからシガーが聞き出せなかった時に 殺すかな?と思ったが殺さなかったので、 女は殺さない規則なのか? モスの女房が初めての女殺しで ボーっとして事故?
同じ、「金に目がくらんで犯罪なんてアホのすること」というテーマなら、ファーゴのほうがよかった。 「私たちは普通の生活しててこんなに幸せなのに」との対比がよく描かれていたから。 こっちは最後のほうでカフェで話すのと夫婦で話す場面しか心情を描写する場面が無いしね。 というか、原作ががあると縛られるのでつらいかも。コーエンはオリジナル脚本で輝くね。
984 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/15(月) 22:31:25 ID:w3U2R27Q
━━━━━━━ No Country For Old Men ━━━━━━━━━━━━ 早い話が敗北主義者の負け犬保安官はしっぽ巻いて失せろと 我々が望んでいるのはマクレーンやリッグス・マータフ [ゲッツも] 或いはバージルの様なヒーロー以外は(゚听)イラネ ━━━━━━━━━━終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>>983 ファーゴで撃たれる社長やけど。
あのおっさんもおええちゅうねん。
ヒットラーにまで出てて出た瞬間わかるやろて
986 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/16(火) 00:11:06 ID:rx0V7XeC
>>986 そういうテーマ。
よそ見しないでよく見てろって。
殺し屋かっけー、ちょっと圧搾空気ボンベもって、歩行者天国行ってくる( ^ω^)
I need you to step out of the car, sir. (^ω^ )
あのボンベで殴ったほうが早いような…
991 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/16(火) 19:42:39 ID:HDWlW/Ls
993 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/16(火) 20:13:59 ID:XW7eAML7
いいじゃんそう思わせとけば
次スレは? 俺は携帯からなんで、他力本願で申し訳ないが。
今見た コーエンは久しぶりに見たがやっぱり難しいな 何度か見ないと理解できなそうだ 二度も見る気力がおきないことが問題だが
保安官のわけのわからない独白シーンが苦痛で苦痛で なぜ苦痛かといえば大勢の人が無慈悲に殺されてるのに放心した表情で語る夢の話なんて どうでもいいのだよ。
997 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/17(水) 10:15:27 ID:NlMxbHaC
メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬見た後にこれ見たので記憶がごっちゃになってるな。 暗殺者が出るのがこっちか。
998 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/17(水) 12:25:33 ID:dt8dBKtS
そうそう
999 :
名無シネマ@上映中 :2008/12/17(水) 13:19:48 ID:MgXl/VC/
part5もいよいよいわりでつね
DVDで観た。 コーエンズは好きな作品(ミラーズ、赤ちゃん、ブラッド、ファーゴ)も嫌いな作品(バートン)もあるが 物語の軸がブレているように感じてしまって、今回のは駄目だった。 その軸のブレ具合自体を描きたかったって事なんだろうけど、フラナリー・オコナーの域には 達しなかったっつうか。
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