【ネタバレ専用】スカイ・クロラ Part.2 【徹底分析】

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98名無シネマ@上映中
>>90
まず一つには、自殺ってのは意外な難しさがあるってこと。
俺も若い頃、ぼんやりと自分の人生を終わらせたいって思っていた時期があったんが、死ぬタイミングが無いんだよ。
よし死んでやろうって思っても、あえて今自殺する理由がいつまでたっても見つからないわけ。

次に、愛っつーのが非常な苦痛を伴うってこと。
相思相愛であっても、逆に、それゆえに耐えられないほど辛い時がある。
そういう実体験が無い人には想像する事すら難しいかも知れんが、
人生最大の苦しみと喜びが同時に襲ってきてパニックを起こしてしまうほどだ。
俺は何度も「今死にたい」って思ったよ。
俺は小説家じゃないから上手く説明できないが、死が究極のエクスタシーになるような予感がしてた。
死ななかったけどなw

まじめな話、こういう激しい愛を人生で一度でも経験する男はかなり少ないと思う。
押井がそれを経験したことがあるかどうかは知らんが、伊藤ちひろはその感情を知ってるんだろうな。
だからああいうラブシーンを書いたんだと思う。
そういう激しすぎる愛を描いてる。
そういう感情を体験するのはなかなか難しいだろうが、そういうものがあるって事くらい知っておいて欲しいもんだ。

さて、「自殺しない理由はなんですか?」答えだが、簡単だ。
水素は自殺したかったんじゃな.い。
優一と一緒に死んで究極の愛を完成させたかったんだよ。