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名無シネマ@上映中:
『赤い糸』問題(1)過日、日テレ系で問題となった『14才の母』(主演:志田未来)以上の超問題作・『赤い糸』(主演:南沢奈央)がこの冬
からフジのドラマ・松竹の映画のメディア・ミックス形式で公開されと発表され、問題視されている。ケータイ小説の原作では、主人公は中学生で
、様々な男性遍歴を重ねていき、その間、主人公やその周辺では、強姦、妊娠、喫煙、麻薬(ドラッグ)などの性非行・非行を重ねていくが、その
生々しく、過激な性的表現と、現実にはあり得ない展開・進行が話題となった作品であるが、これがそのまま映像化できるのか?映画もそうだが、
特に大手キー局が、テレビという公共の電波でこういう非行を垂れ流していいのだろうか?この他、ケータイ小説の中には、「コドモノコドモ」な
ど、やはり、幼児・児童・生徒という低年齢層まで性的な対象としたもの(セックス、強姦、出産等)があり、これらのケータイ小説中の描かれる
過激な性的描写のさることながら、実話であるとしたら由々しき事態である。これら「ケータイ小説」のヒット→映画化にともなって、主人公の低
年齢化と過激な描写の頻出が気になる。去年流行の『恋空』の主人公は高校生だったが、今回制作中の『赤い糸』では、主人公は中学生と低年齢化
しており、かつ、なかばアウトロー的な非行・性非行のオン・パレードである。仮にこれらケータイ小説の末路で児童・幼児への性行為・性描写へ
のエスカレートしていく可能性は十二分にある。『赤い糸』については、一部、制作者サイドの見解では「(映像中、あるいはシナリオ段階では)
きわどいシーンは控えた」ともとれる発言が仄聞されるが、それがどの程度のものなのか、あるいは、逆に『赤い糸』の原作を相当改変した−すで
に『赤い糸』ではなくなっていないのでは?という疑問も残る。しかし、現時点で、公式HPからたどれるオリジナルのケータイ小説の文言や刊行
されている同シリーズを読む限り、どこがそのように「無毒化」されているのか、全くつまびらかではない。