【菊地凛子】スカイ・クロラ The Sky Crawlers【加瀬亮】

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126名無シネマ@上映中
>>122
確かに「軽い」というのはCGの特性(弱点)でもあるが、今回に関しては演出意図も関連すると思う。

ムック『スカイ・クロラ オフィシャルガイド』の押井の対談から
「散香っていうプッシャー(プロペラが後ろに付くタイプ)の戦闘機は、ある種の繊細さがあって、ヒラヒラとよく回転する。
襲う側は回る必要なんてないんだよ、というようなセリフも原作にあったけど、
逃げることを前提としている戦闘機であって、子供の戦闘機なんですよ、散香っていう戦闘機は。」

同書からプロデューサーの石井朋彦
「レンダリングに膨大な時間がかかりましたが、圧倒的な雲の密度と空の青さの中を飛んでいる
戦闘機『散香』の軽さは、非常に意識していましたね。
実はハリウッド映画のプロペラ戦闘機の描写ってフィクションで、実際には、はかないほど軽いんです。
航空・軍事評論家の岡部いさくさんに監修してもらったら、プロペラ戦闘機っていうのはジェット戦闘機と違って、
浮かんでいるように軽く飛ばないといけないんだそうです。そもそも飛び方の構造が違うんですよね。」