【No Country】ノーカントリー part3【for Old Men】
モス、待ち合わせのモーテルに到着、隣合わせの部屋を二つ借りてチェックイン。 作中描かれていないが、それまでの行動から金を通気孔に隠したと考えるのが常識的。 ↓ モス、プールサイドのおばさんと談笑。 ↓ メキシカンギャング襲来。モス、部屋の戸口で応戦。 ↓ プールサイドのおばさん流れ弾で死亡。メキシカンギャング一名重傷、モス死亡。 ↓ 応戦されると思ってなくて慌てたからか、白昼銃撃戦を やらかしたからかメキシカンギャング大慌てで現場から逃走。 ↓ 同時刻、銃撃が鳴り止まぬ内にベル、現場に到着。 タイミング的にメキシカンギャングがモスの部屋を探すのは無理。 ↓ 警察の現場検証。後の会話から金は見つからなかったと考えられる。 ↓ 夜、モス嫁、現場に到着。事件現場の部屋に入って物をいじるなんて無理。 (続く)
テンプレ候補 ・モス嫁はどうなった? ・結局、あの金はどこへ? ・ベルの最後の語り見逃した…
(続き) 同夜、ベル、エル・パソの保安官と会談、犯人像や時代の変化について語る。 ↓ 同夜、シガー、現場到着。シリンダーを吹っ飛ばして入室、 以前と同じ様にコインを使って通気孔蓋のネジを開ける。 金が通気孔にあると知ってるのは故モスとシガーだけ。 作中描かれていないが、シガーが金を入手したと考えるのが常識的。 ↓ シガーの去った後、ベル、現場再訪。 「理解できない」犯人像(シガー)が部屋の中にいたらと思い、死を覚悟。 ↓ ベル、無事だが限界を感じる。引退のきっかけに(決意は叔父と話してから)。
wikもけっこう詳しいぞ
ベルとシガーのニアミスを補足すると、原作ではシガーは外の駐車場の 車内でベルを殺そうか思案してる。ベルは「理解できないもの」が 外にいて見られてるのを意識し、部屋を出る時に死を覚悟する。 映画の脚本ではシガーは室内にいる描写。だから部屋に入る時緊張する。 だが、入ってみるとドアはバタンと限界まで開けられ、ドア裏にボンベと 鞄、銃を持った男がベルに悟られずに隠れていられるとはとても思えない。 車のライトをドアから照射していたのだから誰かが出入りすれば影ができる。 奥の浴室の窓は施錠されていて蜘蛛の巣が張っていた。脚本でも施錠済みと明言。 結果的に、ベルが部屋に入った時シガーは室内にいない。脚本でもいないと明言。 「シガーは通気孔の繋がった隣の部屋にいて、ベルはコインの表裏を 選ぶように生の部屋を選んだ」という解釈もあるが、画面のシガーは シリンダーの反射でベルの姿を認めているのでそれも的確ではない。 以上の事からドアの反対側にいたシガーはベルの脳内イメージと考えられるが、 わざとあやふやにされてる為解釈は自由。どちらにせよそれほど重要ではない。 重要なのは冒頭モノローグで「職務上、死ぬのは恐くないが、 『理解できないもの』に命を賭けたくはない」と言っていたベルがそうする事。
イチモツ
今日見てきた。ここを読んでエル・パソでの出来事が しっかり判った。 それにしてもテキサスとメキシコの国境はあんな簡単に出入り出来るの? 米国人はメキシコ行くのにパスポートとか要らないのか? 俺がロスからティファナ行って、帰って来る時なんか イヤって程調べられたのに。
米→メキはほぼスルー 逆はあんたの体験通り厳しい
10 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/02(水) 03:58:16 ID:OK+P9o/D
最初のコインのシーン凄い緊張感で妙な気持ちになるなぁと思ってたんだけど・・・ あれだ!初めてカツアゲされた時の気分だなwwwこれ!www
11 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/02(水) 06:10:56 ID:3pUyJPbk
昨日観ました。シガー最高!ベン渋い。モス・・・・・・ 余談ですがイーサン・ホークも老けたなぁ。と思いながら観てたら違う俳優さんだったんですね(モス)
12 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/02(水) 07:21:30 ID:A/FR3frL
殺し屋が魅力的に描かれすぎてる。行為は非道だがある意味律儀であり、 活力に溢れ生き生きとして活劇として現れると、魅力的。 だからその対極にいるはずの年老いた保安官の真からの落胆があまり伝わってこず、 ラストの昨日観た夢の話も響いてこなかった。ただ年老いただけかと。後から考えて 補完することで見えてくることはあるけど、一冊の本を、時間的縛りの強い映画で 漏らさず表現するのは限界があるのかと感じた。 最高の出来の映画だとは思っているけど。
13 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/02(水) 11:58:31 ID:lj1NPnui
>>12 殺し屋が魅力的に描かれていると感じるですか…感想は人それぞれですね
シガーは強烈なキャラクターですが、私は決してシガーになりたいとは思いません
変かもしれないが、自分はベルの引退する理由が「自分には力がないから」というのに泣けた。 長年堅実に務めあげた挙げ句、力がないから辞めるだなんて…
引退してこれから、何に心を注いでベルは生きて行くのかと思うと哀しい。 嫁さんに家事やんなくたっていいわよ、とか言われてるし。 どんなに無力でも、国を変えられっこなくても、保安官続けてた方が良かったんじゃないかな。 まあ耐えられなかったから引退を決意したのだろうが。
16 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/02(水) 12:22:07 ID:XGnB+oUB
ファーゴのマクドーマンドは 「理解できない」から辞める…てベクトルには行かなかったのに。 しかも腹ぼて、 ベルは彼女を見習え!
17 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/02(水) 12:25:24 ID:OBL/Mj3D
>>15 仕事やめて、妻は自分の趣味があるので構ってもらえず
速攻ボケるパターンだな
>>10 おれはコンビニの深夜バイトで
キチガイに因縁つけられた時を思い出したよw
最初のコイントスのシーンはかなりいい
最後シガーが事故にあったのは動揺してたから? ってどっかのレビューで見たけど もしそうなら何で動揺してたのか? もしかして女を殺した事で? 最後子供に服貰ってたけど、冷酷なシガーがなぜ殺さなかったのか?
子供がさっさと服を渡さなかったら殺したかも
+ . .. :.... .. .. . ∧_∧ シガー?ぼこぼこにしてやんよ ( ・ω・)=つ ..+ (っ ≡つ .. , + .. . .. . +.. .. :.. __ .. .|: | .|: | .(二二X二二O |: | ..:+ .. ∧∧ |: | /⌒ヽ),_|; |,_,, _,_,_,_,,〜(,, );;;;:;:;;;;:::ヽ,、 "" """""""",, ""/; "" ,,, """ ""/:;; "" ,,""""" /;;;::;;
シガーが服をタダでもらわなかったのは、自分の中のルールに基づいたからかな。 自分が非情を貫くには人からの好意も受けないみたいな。 モスが服を若者に売ってくれって言った心情とは似て異なるというか。 なんか気になったんですいません。
ただ今、原作読んでます。 いろいろ判って面白い。 イーグルホテルは映画のように一対一でなく、別団体も交えた銃撃戦だった。 こんな風に刈り込んだ箇所を読むと、映画の構成が秀逸なのがよく分かる。
動揺はしてないんじゃないかなあ。 モス嫁の態度(自分の規律とはまったく違う)を「理解不能だなあ」くらいには考えてたかもしれんけど。 事故の直前に、シガーがしっかりと信号を確認している描写があったと思うのだが。 そんな風にきちんとしていても、いきなり車が突っ込んでくるっていうのを、 ある意味、シガーと被害者との関係(何も悪くないのに殺される)に重ねて、 皮肉ってるのかなあと思った。
どんな背景があるかわからないが、あの事故はざまあwと思いました。
モス嫁には「決めるのはあなた」と言われて少し動揺したかもしれないけど 突然の事故にあって「裏かよ。やっぱりコインだな」とか思って結局生き方を変えなさそう
あの事故ですらコインの表裏の帰結にすぎないとすれば よろよろ歩く後ろ姿と、ベルの夢で仄かに灯った明かりの対比で 救済はぎりぎりで果たされたと思えるけどね
>>2 ,4,6 に書いてくれてるけどエル・パソの場面は分かりにくかったなあ。
わざとそうしてるんだろうけど。
で、ベルとエル・パソの保安官との会話を聞き損ねてて気になってる。
「現場にまた戻ってきて云々…」とあったような気がするけど、どういうことかね
ベルの夢って救いなのかな?そう思いたいけど 直前のシガーの事故があくまで混沌というかバーリトゥードの世の中を描いてるなら アメリカ映画では敬遠されがちな「ドロップアウトで幸せ」みたいなメッセージなのかとも思う そういえばオスカー争った『ゼアウィルビーブラッド』は強欲オヤジの狂気で正反対の側から描いてるみたいだし そういった価値観がバブルとその終了の時期のアメリカで必要とされてるのかも
>>30 > 「現場にまた戻ってきて云々…」とあったような気がするけど、どういうことかね
モスがシガーから襲撃を受けたイーグルホテルのことだよ
負傷したから両者とも避難したけど
あそこにウェルズもチェックインした
フロント係殺して、銃撃戦になった現場にすぐ平然と戻ってきてまたウェルズを殺した
普通は警戒してしばらく近づかないだろうに (ウェルズもそういう読みがあって裏をかいたつもりだったんじゃないか) 翌日、平然と戻ってきてまた殺したから どういう神経してるんだってこと
34 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/03(木) 05:43:47 ID:Zsjdi57o
∧_∧ ( ・ω・) (っ∩¬つ=…… ∪
35 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/03(木) 05:46:37 ID:Zsjdi57o
あらら失敗www誰かお願い!
∧_∧……=┐ ( ・ω・) │ (っ∩¬つ==┘ ∪
ブロンコとか久しぶりにかっこよく見えた 最初のディアハントは合成だよね?
38 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/03(木) 19:33:10 ID:OJFF8lXm
メキシカンギャングが襲撃したモーテルにシガーも来たんだろ? さすがに見境のない殺しかたにジープにしがみついちゃった。 ひとむかしまえの、カメラがとらえた決定的な瞬間、的な番組にでてきそうな客観的な撮りかた、あれ逆にトラウマになるんだな。
最後の交通事故の場面はビックリした。
40 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/03(木) 20:47:28 ID:qMnWsyjH
>39 単純すぎwwww
単純ではないな
>12 トミーリー・ジョーンズがあまりにもナチュラルにハマリ役すぎて、シガーの強烈な違和感に対抗できないんじゃないかな?と思う。 勿論安定を象徴する必要があるからあまりに奇天烈すぎてもダメなんだけど。
43 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/03(木) 21:24:16 ID:qMnWsyjH
39=41wwww
>>32 ああイーグルホテルのことか。
そもそもウェルズのいたのが同じホテルだったとは気付いてなかったわ。
thx
45 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/03(木) 21:42:40 ID:p/mDutfY
原作ではモスの奥さん射殺される描写がちゃんと あるらしいね 映画版はどっちにもとれるけど ウッディ・ハレルソン呆気なくて笑ったw
>映画版はどっちにもとれるけど 映画だって射殺以外ないでしょ・・・ ブーツの裏に血がついてないか、玄関を出てすぐチェックしてたじゃん
47 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/03(木) 22:20:08 ID:svTQad3o
セックルシーンはありまつか?
48 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/03(木) 22:37:13 ID:F6hSfK8d
>>47 みんな切羽詰まってて、そんな事やってるヒマがない!
靴脱いで足音消してるシガーは 俺かと思った(´・ω・`)
ウディ・ハレルソンがどれほどの腕前で対抗してくれるのかwktkしながら見てた俺にとっては、 ホテルの階段で背後から「やあ」はマジで衝撃的だった。 ここ数年観た映画であれほど絶望感にとらわれたシーンはない。 しかしコーエン兄弟、てっきりもう下降線かと思ってたが……やっぱりすげえな。
51 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/03(木) 23:13:41 ID:wLI8b0zi
>>12 おれは殺し屋が魅力的にかかれているかどうかと言うより
人が死ぬところを見たいという人間の暗い一面
映画にかこつけてそういう面を満足させようという
アメリカ映画独特の偽善がちりばめられている方に疑問を感じた。
プライベートライアンなんかも同じ匂いがする映画。
52 :
!891~lsO333uX糞化& ◆fvSsSWKmIU :2008/04/03(木) 23:15:38 ID:vPYv98CF
爽??※※我很爽!?????★〓★哈哈哈哈哈哈!△▲※※☆a◆☆◇ 天外?仙√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√ 葵花宝典??????????????????????????? 敲??棒棒〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 血 洗 ?全家 ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? 我子子子起?娘?麻屁翻起?.??姐姐庇眼!小姨小穴子子子死?家女人!!!!!!! 如来神掌??????????????????????????? 天外?仙√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√ ??在天??????????????????????????? 斗?星移☆◎★☆◎★☆◎★☆◎★☆◎★☆◎★☆◎★☆◎★☆◎★☆ 化骨棉掌】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】 金?罩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩ 九?神功??????????????????????????? 和????在做,???的麻屁是?撕?的!
これはひどい
>>51 人が死ぬところとか世界の終わりとか犯罪の現場とか
普段見れないものを見れるのが映画のいいとこだろ。
別にアメリカ映画特有なものでもないし偽善とも思わないが。
単に残酷描写が苦手なだけなんじゃない?
>>49 そんなしょっちゅう人殺してるなんて恐ろしいこ!
あの爺さんにレヴォンヘルムをキャスティングすれば完璧なのに
59 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/04(金) 01:15:10 ID:tBwRCw6j
手錠って自分自身で鍵持って外せるもんなの?
最後事件ったシーンが印象的 その前のモスの妻とのやりとりとの対比かな。 シガーが交通ルール無視(逆に言えば信号など守る必要などないというルール)の人間に重傷を負わされるというのは。 自分(シガー)と交通事故を起こした人間は対して変わらないって意味にもとれる 政府(信号)→青だ突き進め(ベトナム戦争)→事故(心体に傷)→シガーやモスの様な人間はこの国の後遺症 流石に考えすぎか あと観てる最中に隣りの人がペットボトル型の炭酸飲料水を飲もうと蓋を回して開けた時の、プシューの音にビビる
事件った
うーん、事件った…… ものを食う場面があまり無い映画だったな。食前や食後はあったが。
そんなに高尚に考えてみるべきなのかな。 もっと単純に突き放してみてもいいかもしれないんじゃない?? ん?なんかピコピコ信号が鳴ってるんだが・・・
64 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/04(金) 07:44:24 ID:DU6mG075
シガーがモーテルでメキシカンを皆殺しにして後に ベッドに座るシーンのぎこちなさとかおもろいなあ。 コーエン兄弟相変わらずさすがだ。
カーソン殺したホテルで 椅子に座ってんのにベッドに足乗っけてる姿もかわいかったよな
67 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/04(金) 17:44:12 ID:9dKj6wM+
>>59 シガー、体というか関節がやわらかいのかね。
後ろでに組まれた自分の手を前に持ってこれる・・・
後で自分で試そうと思ってたんだけど忘れてた!
お風呂上りにやってみよう。
シガーって人殺さなきゃ、けっこう可愛いキャラだな いや、可愛いじゃなくてキモカワイイキャラか
>>51 そういう面はあるね。暗い(暗いと一概に言えるものでもないと思うけど)一面を
満足させるのも構わないんだが、この映画はもっと保安官の果てしない徒労感を
表現しなけりゃならなかったと思うんだ。
人間の暗い面が描かれて、それに対する反応と言うものが。
勧善懲悪ではなく、カオスに対する純粋な反応が。物語として物足りなさは感じた。
プライベートライアンは、その点ノーカントリーより完成度が高いとおれは感じる。
人が死ぬだけじゃなく、その反応もしっかり描かれてる。
友達の兄の顔がシガーそっくりなんだけど 性格が凶暴なので本人に伝えるべきか否かを迷っている
じゃあ、全裸で足の治療してる時、足を組んでるのでチンコは見えないところがかわいかった。
72 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/04(金) 22:44:52 ID:pjhu3kea
>>62 それなのにデプっとしたシガーにすごい違和感があった。
なんかあいつ痩せてるようなキャラじゃん
>>59 >>67 原作にはヤケに克明に書かれてるよ。
ケツの下をくぐらせた。確かに柔らかい・・・で、それも不気味だ。
>>45 描写はナシ。ただひとこと「射殺した」だけ。
>69 そりゃ戦争と平時の違いでしかなかろうよ
75 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/05(土) 00:15:57 ID:NHV78orP
保安官は不要だと思った
76 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/05(土) 00:29:50 ID:m3rz0q5e
この映画を見ると食欲がなくなる。
78 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/05(土) 01:01:20 ID:NHV78orP
>>76 原作は知らないが、追う者と追われる者だけで十分成立している。保安官は
何もしていない。
79 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/05(土) 01:24:17 ID:m3rz0q5e
>>78 何も出来ない事が、テーマにつながってんだってば。
「老人には居場所が無い」てのが原題の意味なんだし…
シガーが魅力的過ぎるのは分かるが、主題はあくまで保安官の方にあるのだわ。
>>78 ありえないことが起こる世の中になっちゃったって嘆いてるだろ。
寿司のタネ剥がして「刺身として美味いから十分」って 奴も世の中にはいるだろうからほっとけ
82 :
75 :2008/04/05(土) 01:32:43 ID:NHV78orP
保安官のぼやきは面白くもなんともない。映画としては追う者と追われる者の 応酬で十分面白い。保安官のおかげでピントがぼけちゃった感じがするわけ。 ぼやきを主眼にしたいなら、あんな魅力的な殺し屋は要らない。
ベルがいないと人を殺しまくったシガーが車に轢かれるだけの映画になるな
84 :
75 :2008/04/05(土) 01:36:07 ID:NHV78orP
轢かれてはいないんだが…。あと、奥さん可愛すぎ。
85 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/05(土) 01:44:51 ID:m3rz0q5e
>>82 やっぱりシガーが魅力的すぎるんだ。
ファーゴのピーター・ストーメアくらい不快な人物像なら焦点がボケないかもしれんが…
86 :
75 :2008/04/05(土) 01:49:20 ID:NHV78orP
それと日本人からすると、トミー・リー・ジョーンズがCMで農家の跡取り(笑) になりかけているのはマイナス材料www
75がそう思うって言ってるんだから、いいじゃないか。 この映画を高く評価してる人はたいてい、 追う者と追われる者の応酬が面白い、 保安官がいたから、より深みが出た、 と思ってるはず。
89 :
75 :2008/04/05(土) 03:34:36 ID:NHV78orP
何度もからんで申し訳ない。保安官がチョイ役として深みを出す働きをする のなら無問題。しかし、大スターがぼやくだけの主演として出てきたことに 違和感があるんですよ。緊迫した場面はモーテルに踏み込んだ時だけだし、 トータルの主演時間もうんと少ない。
>>69 同意。
ゾディアックなんかは事件を追う記者の私生活が壊れていったり
刑事の疲弊していく感じがよく伝わってくるんだけど
トミー・リーの役は傍観者でしかないもんね
渋いねえ〜で終わっちゃう
でもコーエン兄弟の映画っていつもそんな感じする
何か突き放してるっつうか、他人事みたいな感じ
後会話でベトナム行ったのか?
ってのが何回かあるけど、シガーとの対比として
分かり易かった
以下ネタバレ有り
その分意図的に娯楽としてのクライマックスを省略してたなあ
モスの嫁と母親にメヒコマフィアが荷物持ちますよって近づけといて場面変わって
(記憶が曖昧で違ってたらスマン)
べル保安官来たらモス既に死亡(傍観者の傍観者の法則?)
モスに色仕掛けしてた女も気になるし
複線張っといてなんかズルいなあと思ってしまった
結局、ベル保安官にとっては守れなかった事件のひとつに過ぎないんだよ。 いつものように朝食がてらにボヤボヤものを言ったり、屠殺の話をしたりする普通の毎日に過ぎない。 その一方で、ベル保安官が思ってた以上に非情なシガーとルウェリンの戦い。 その対比がすごいと思ったけどね。 結局、モスが死んだあとにしか知ることができなかった彼の運命。 そして、シガーというプロのやり口に脅威を感じて「現代は老人の住める国じゃねえ!」って思って、引退する。 そして、いつかは死ぬんだ。ってぼやく。
モス → 死亡 ベル → 引退 シガー → フェードアウト その他 → ほとんど死亡 考えてみれば、すごい結末だ・・。 誰一人として勝者はいなかったのかな?? 事故もシガー自ら作ったルールが絶対的では なくなりつつあることを暗示しているようだし。 絶望だらけの世界に夢の中にわずかな希望を見出すのみか・・・。 まさに「No Country for Old Men」
モス → 死亡 ベル → 引退 シガー → フェードアウト その他 → ほとんど死亡 考えてみれば、すごい結末だ・・。 誰一人として勝者はいなかったのかな?? 事故もシガー自ら作ったルールが絶対的では なくなりつつあることを暗示しているようだし。 絶望だらけの世界に夢の中にわずかな希望を見出すのみか・・・。 まさに「No Country for Old Men」
二重カキコスマソ。 このスレはもう俺の住める世界じゃないのかもw 逝ってきます・・。。
最期に賭けてけよ コールイット、フレンドー (゚ω゚)っI ↑似てないか?映画見ながら思ったんだが
シガーがシュレックに似てる
新聞に出てた安藤忠雄が髪型そっくりでぎょっとした。色も似てた。
大胆な方法で薬局から薬を盗む。
テキサス(ニューメキシコか)の荒野と モスのウエスタンルックと ヤング保安官のウエストの高さと 髪型と髪型と髪型。 すんげー怖かった。 スポン!ていうたびにビクン!てなった。
あとやっぱりモス嫁萌え
シガーが事故って子供から上着を買ってる場面はよかったなあ。 死神とか運命の象徴という感じの殺し屋が、子供相手に金を払ったり、警察に嘘を言えと 頼んだりしてるんだよなw 残酷で不条理な世の中を体現してるような殺し屋だけど、自分自身も、やはり不条理に 対しては無力な人間の一人でもある、と。
102 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/05(土) 20:59:28 ID:NHV78orP
これこそ「死神の精度」じゃないか?
こんな殺して殺して殺しまくる映画がアカデミー賞制覇って・・・ 素晴らしいことだと思う。 コーエン兄弟の作品ってことで、作家主義的な視点で語られることが多いんだろうし、 もちろんそれはそれで全然かまわないんだが、 単純にホラーやサスペンスなんかのジャンル映画ファンに対しても 「最高に恐ろしい映画」と自信を持って薦められる作品だよな。そこがいい。
104 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/05(土) 22:32:51 ID:AeNAdVI6
そんなことはないな
105 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/05(土) 22:55:24 ID:xakk/pGT
本日、静まり返った映画館で唯一 漏れた笑いは、唐突なマリアッチの登場
一番のベタは病衣にウェスタンブーツだな
対立軸がないと楽しめない人ばっかりなんだな
予備知識なしで観た。 正直、追われるモスと追うシガーの話だと思って観てた。 脇役だと思ってた保安官が主役の話だと気付いた時には もうエンディングだった。 誰もが絶賛するような作品とはちょっと違う気がするので これがノーベル賞作品にふさわしいかと言えば疑問だが 個人的には良い作品だと思った。
109 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/06(日) 01:04:19 ID:7tn2Y875
触れそうで触れない、シガーとベルの距離感が好きだ
そりゃ「ひどい世の中なんだよ、受け入れろ。どうにかできると 思うな、あきらめろ」を伝える映画が平和賞ってのも困るな
夢も希望も無い映画だな。 溜息ついて映画館出た。 作ってて楽しかったのかしら。
諸行無常とか、そういう映画だよな。 子供には分からんと思う。 見た直後はそうでもなかったが、日増しに評価が上がってきた。あとから効く映画。
もうコーエン兄弟は駄目かと思ってたところに久々に凄いコーエン兄弟を見た思い なんだが、なぜかDVDが出ても再び見ない気がする
昨日コレを夫婦で見てきた 嫁との感想の結果、 世の中、人生の表と裏がテーマなのかね?で落ち着いたよ 暴力と無力 若さと老い 古いアメリカと新しいアメリカ などなど… 久々に観た映画だけど、本当に面白かった! 最後の事故のシーンで館内中に 観客みんなのビックー!!ってした空気が流れたのがワラタw
ちょっと何言ってるかわかんない
119 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/06(日) 15:34:09 ID:V2YMrFpt
シガーがバナナマンの日村に見えた。
字幕で一度見ただけなので、全然違ったら申し訳ないけど。 奥さんが殺される前に、「金はない、いろんな支払があって…」というようなことを言って いたと思うけど、あれは、実は殺された夫の金を何らかの方法で見つけていて、だけどいろいろ あって、結局全部なくなってしまった、ということ? 最初は、夫が殺されたんだから金を受け取ってるわけないよな、と単純に思っていたんだけど、 そうすると台詞が変なような。
>>120 その部分は字幕の不備でミスリードされやすいのです
いろんな人が引っかかってます、もう何度目だろうか・・・
テンプレに入れた方がいい気がする
あのシーンはこう言ってる↓
CARLA JEAN :
I knew this wasn't done with.
I ain't got the money.
What little I had is long gone and they's bills aplenty to pay yet.
I buried my mother today. I ain't paid for that neither.
CHIGURH :
I wouldn't worry about it.
CARLA JEAN :
... I need to sit down.
トレイラー暮らしでもある程度のお金は持ってるわよ!!
123 :
120 :2008/04/06(日) 16:25:19 ID:i3v293bI
>>121 ああ、ありがとうございます。
やっぱり受け取ってるわけなかったか…。シガーの答えの字幕も、よく意味がわからなかったし。
全然関係ないけど、この映画は、ちょっとだけ『セブン』に似てるように思った。
124 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/06(日) 16:55:13 ID:sxmFbyht
所々、顔を手で覆ってしまう場面があったので また見なくては・・・と思った。 DVD出たら。
イーグル・ホテルのシーン。
モスが鞄の中をあらためる。発信器を見つける。
そのとき、廊下の端あたりで「ことん」(ボンベを床に置く音)。
・・・この音の「間」が見事。
で、もちろんモスはシガーがボンベを所持していることを知らないが、
観てる我々は知ってるから、「あ〜、来ちまったよ!」「早く逃げろってば」
否応なくガーッと感情移入させられるわけで、続いてドア前に座るモスに
「そこに居ちゃダメだーッ!」「てめぇの敵う相手じゃないぞ」(笑)
てな感じで、<シガー情報>をモスより豊富に持ってる観客は、
持ってない画面のモスより、そう言う意味で遙かにハラハラさせられる仕儀となる。
・・・全部計算済みだよね。
もちろんみんな既出の技法ではあるけれど、その使い方の緻密さ、間が超絶的に上手い。
>>124 DVDが出たら、ショッカー技法の秀逸なサンプル集としても楽しませて貰う所存。
劇場ではホント、ハラハラのし通しで、とても冷静に観られなかったから(笑)。
シガーの髪型、シガー役の人が相当嫌がっていたって朝のニュース番組でやってたな。 コーエン兄弟の映画に出れるのは嬉しかったみたいだけど
このスレの意見とか見てるとこの映画は「不条理」とか「運命」って言葉が 似合うのかと思った。 モスはエル・パソで起こるであろうこれからの運命を受け止めてるようだし モス嫁もシガーに殺されるのは運命だと思って受け止めてるし シガーは自分の中のルール(運命)に従って最後まで生きている気がした。 それでベルを客観的な存在として置くことで、そんな不条理な世の中を 力の無い人間も運命に従って生きなければいけない事を表してるのかと勝手に解釈してみた。 あと関係ないが今日見てて隣のおっさん3人組がシガーが銃で人や物を撃つ度に爆笑してたんだが それらのシーンはちゃんと解釈すればおもしろいのか?
特殊なツボの持ち主だったのだろう
DVDで見ても、BGMが無しで耐えられる構図の良さとか音響の素晴らしさが感じられんだろうな。 テレビ買い換えて5.1chスピーカー買わなきゃだよなorz
作中の要である 殺し屋が全く不気味に見えない。 普通に腕の立つ殺し屋って感じ。 後半から急に(悪い意味で)分かりにくく雑になるなと思ったら 原作を映画化したんだね、これ。 納得。
>>126 輸入盤DVDの特典映像で本人が語ってるよ。
アメリカに渡ったときに、コーエン監督の映画に出たいって
まっさきにアメリカのエージェントに言ったんだって。
でもコーエン監督の映画はディープなアメリカの話が多いから、
本人は出られるとは思ってなかったと言っていた。
コーエン兄弟はあの髪型を最初に見たとき、大笑いしたと
メーキングで喋ってるよ。
今日観てきた。 シガー、あんなに人懐こそうで、それでいて人間味の感じられない 笑顔は初めて見た。
もし日本人の配役でリメイクしたらシガーは板尾
バナナマンの日村の方がいいとおもう
普通の殺し屋って感じだけどな。 別段、大してキャラも立ってないっつーか。 今まで観てきた映画やマンガの中に あれよりもっと個性的なキャラ 余裕で出てると思うんすけど。
例
そこで漫画を持ち出してくるあたりがゆとりクオリチー
批判のつもりでは全然ないんだけど、シガーの殺人の基準って、考えてみると、よくわからなかった。 理不尽そのものにも見えるけど、例えばモス夫妻は、やばい金に手を出そうとしたんだから、ある意味 仕方ないとも言える(奥さんは気の毒だけど)。他の人も、仕事上邪魔とか、顔を見られたからには 口封じとか、まあそれなりの理由はついている。全く意味不明に殺されたのは、依頼のため現場に 案内してやったのに、なぜか瞬殺された二人組くらい?w 店のおじさんは、危なかったけど、結局はコイントスで生き残ったし。 全体のテーマからいうと、全く理不尽とか意味不明な殺人というよりは、いろいろ頑張った人 (モス夫妻)や素直で善良な人(車を取られた人たち)が、容赦なく殺される、ということだろうか。 全くの意味不明というよりは、善とか努力とかが容赦なく負ける話ということかなあ、と。 いや、本当に批判じゃないので。本当に理不尽な殺人だけを見たかったら、ギャグみたいな ホラーがいくらでもあるんだしw
>>138 シガーは神と同じ行動を取ってんだよ。
神は気まぐれで、それこそコイントスで人の運命を決めてしまう。
そこには人レベルの善悪など関係ない。
で、最後にはそのシガーも、神から人の側に引きずり落とされるわけだけど。
神という言い方が分かりにくければ、運命を象徴するもの、でも良い。 善い人に幸福が訪れることもあれば、 善い人が理不尽な酷い目に遭うこともある。 悪いやつが大儲けして天寿を全うすることもあれば、 悪いやつにしっぺ返しが来ることもある。 それが人の世。
141 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/06(日) 22:49:12 ID:FaUaZZq+
このての映画を「つまらんっ!」って思えた自分に安心
途中までは面白いじゃん
>>140 ちょっと陳腐な解釈じゃないかなあ。悪いけど。
>>143 どういうのなら陳腐ではないと思うのかね?
「つまらない」とまでは感じなかったけど 雑でベタな気はしたね。 単純な完成度は『ファーゴ』のが上だと思う。 コーエンってこれが初の原作モノらしいけど やっぱ彼らに原作モノは合わないな。
>>144 横槍ゴメン。
陳腐と言うか、今更そんなありふれた何処にでも転がってる解釈を
大層にテーマとして掲げちゃう映画ってどうなの?
って俺は思った。
>>143 いや、そのまんまでしょ
米はいまだに努力至上主義がメジャーだから
この程度の含蓄でも「深過ぎるぜ…」ってことになる
アメリカンドリーム(笑)
>>142 逆に終盤でぐいぐい引き込まれた。
中盤までは、まあコーエン節で面白いけど、割とダラダラ見てた。
最後ら辺は釘付け。
>>146 八百万の映画が作られてきて、テーマとして使い古されてないものなんて無いと思うんだけど。
そりゃまあ、カルト系なんかで一見、物珍しいものはあったりするけどさ。
結局どれも原点が有る訳で。
テーマ云々よりも、それをどういう風に言おうとして見せているかが大事なんじゃないの。
>137 この子はいろいろと可哀想な子なので 「ああそうだね、その通りだね」とだけ言って マジレスしないであげて下さい
>>146 それを説得力を持って見せられるか否かじゃねーの。
まさか、努力、友情、勝利なんつーお題目信じてるわけじゃないよな?
>>149 、
>>151 要するにこの映画は
見せ方として失敗してるってことですね。
事実は小説より奇なりな出来事もいっぱいあるし
狂った登場人物が出てくる映画なんて
今までに沢山作られてるし
今更って感じだよなぁ。
しかもそんな言うほどキャラ立ってないっつーのがw
あの髪型も、如何にも変な人を表現しようとしてるって感じで
逆にベタになっちゃってるし。
>>140 の解釈を
「大層にテーマとして掲げちゃう映画」としか感じられないなら
そりゃつまらんのも道理。
>>152 なんで君は自分の審美眼を絶対なものだと思い込んでる訳?
世の中色々な考えの人が居るって知ってた?
自分のものの見方は洗練されていて、周りは皆バカだと思い込んでる?
>>152 あなたは失敗と感じても
世界的に多くの人に大成功、素晴らしいと評価されてる。
何かのインタビューでイーサン・コーエンがシガーを「善悪を超えた存在」と言っていた。 努力至上主義のアメリカ方面では、そういうのが斬新に思われてるんじゃないだろうか。 だけど、それをそのまま描いただけでは、あまり面白くないと思うのだが、 映画は面白かったの? 俺はまだ観てないんだが。
だからマジレスすんなって言ってんのに
ばnの鳥でググればどんだけバカなのか一瞬で理解できるのに
>>154-155 個人的な感想を書いただけなんすけど。
ココって個人的な感想を書いちゃダメなんだっけ??
>>156 どうだろう。
とりあえず興味あるなら
観てみるべきかも。
その後、是非
語ろうよ。
>>147 主義とかではなく宗教的にこの無常観は新鮮だったんじゃないのかな?
テーマ、ストーリー、キャラが ひらがなでわかりやすく書かれていて マンガを読むように観られる映画でないと この子にとっちゃ失敗作 行間を読んだり、自分に手繰り寄せて色づけしたりする 本読みの眼で観るような映画はすべからく失敗作 だからマジレスしても不毛にスレが伸びるだけ
もう一度俺も書いておこう。 BANの鳥でググってくれ。 それで全て理解できる筈だから。
むしろ不必要に小難しい作品が好きそうだが
鳥ぐぐって大体のことは理解した。 まあデスノでも読んでればいいんじゃね。
漫画で言えば、手塚治虫(暗黒系)や、ジョージ秋山(ほぼデフォルト)あたりの作品には シガーのような虚無感溢れる俺様ルール&気分次第の殺人鬼ザラ。 でも、生身の役者がああいう雰囲気出せるのは凄いと思った。 「ファーゴ」だって実話が元だから、ある意味原作有りを経験済みみたいなもんだしな。
>>166 >「ファーゴ」だって実話が元だから
ファーゴって実は完全なフィクションで
実話が元じゃないんすよね。
もうそれも手垢がついたネタだからw さてNGへ入れとくか。
テキサスの保安官が対峙する「悪」ってのは、 アメリカが対峙する「悪」と重なるんじゃないか。よくしらんけど 逆に言うと、今まではアメリカの正義が通用する相手との対峙であった で、この映画では、テキサスの保安官はシガーと対峙する 保安官はシガーがさっぱり理解できない。今までの経験が生かされない なんもできずに、最後なんて引退しちゃう で、これから、どうしましょうか? みたいな話じゃね? しかも、これすでに数十年前の話ですから、現在はもっと訳分かりませんね、みたいな絶望感の映画に思えた
続き。 だから、モスがベトナム戦争の帰還兵であることがとっても重要なんじゃないか そして、シガーが金を渡した少年達は、やっぱり言い争いをする。 諍いの原因は昔から、ずうっと金。 時代は変わっても金で争うだろうってことだけは確実だよね みたいな、絶望感を楽しむ映画に見えたよ
テーマ(保安官の独白)とシガーのキャラ・行動が噛みあってないってのは これまでも指摘されてきたよ シガーはコーエン風にアレンジされてたとしても 殺人鬼じゃなくて(近いけど)プロの殺し屋だし 上にあったような神とか運命とかは言葉の選択としてもちょっと違うと思うよ(キリスト教的な神じゃないことは分かるけど) 神なき世界で生きる人間が描かれて、ベルの夢につながるんだし
神なき世界で生きるとかいうのは、あまりにも日本人的解釈に過ぎるんじゃないの。 アメリカ社会を描いたものなんだから、そういう感覚にはならんと思うよ。 神のいる世界で生きるか、そうでないなら「神はいたけど死んだ」世界で生きるか、だ。
>>167 おお、今ググって詳細知った。サンクス。
>>169-170 個人的にはすげーいい解釈だなぁ、と。
正直、自分はこの映画を駄作だと感じたけど
アナタのそれを読んで
もう1回観て見ようかなって。
>>173 いえいえ。
自分もその事実を知ったときはビックリしました。
175 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/07(月) 05:09:26 ID:W0i23r8H
シガーが神とかありえないだろ。 神が通りがかりに鳥を撃ち殺そうとするわけがない。 シガー本人(キャラクターとしての)は神と思ってるかもしれんけど。
176 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/07(月) 05:22:33 ID:W0i23r8H
シガーもベトナム行ったのかな?
ベトナム行ってぶっ壊れちゃったのかもね、タクシードライバーみたく。 元々のサイコかもしれんけど。
ウッディ・ハレルソン演じるカーソン・ウェルズも、 特殊部隊の中佐だったって言ってるよね。 彼も、壊れてるよね。
人を平気で殺せちゃうって時点でどうかとは思うし、 ずる賢いっちゅうか利己的だけど、カーソンは壊れてないだろ。
シガーと立ち向かえるのが平民じゃアリエナス 特殊部隊だから戦いも燃える
>>175 お前の考える神という概念とは、全然違うものだと思うぞ。
ユダヤ教はガチガチの唯一神だし、
舞台はプロテスタントとカトリックがごちゃ混ぜになる米墨国境。
182 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/07(月) 13:10:05 ID:GbU6TyqS
デブが出てないし コーエン兄弟っぽいしょうもなさもあまりなかった 日本人には監督が言いたいことがピンとこないと思う
この水準の映画を撮れる監督が、唯一神とか象徴神を信じてるとは思えんが 人間が便宜的に創造した神は、その想像力を超える存在とはなり得ないし 実際に宗教という世界観の中でイデオロギーを戦わせるための道具でしかない 彼が無神論者で無ければ、神を人間が定義することは不可能であり、あらゆる 想像をも超越した存在であって、如何なる万物や事象の象徴でも有り得無い 人を創造し人は与えられた運命を生き必ず、死ぬ みたいな結論には達しているだろう
日本人が無神論を名乗るように、無責任に何も考えずに無神論名乗れるわけじゃないし。 つか、「無神論」という概念でさえも、日本人が考えるそれとは全然別物だろ。 そもそもいまの日本人ほど、神(仏含む)をないがしろにする国はないわけで、 そのへんの差異を考慮しないと、本当にわけがわからなくなると思う。 考えれば考えるほど、手ごわい映画だ。
とりあえず、 無神論の俺こそ慧眼、信仰など持ってるやつは目の曇った馬鹿、 みたいなとっても日本人的な考えから、脱却しておく必要があると思う。
なんかどんどん話がずれて、 皆無意味にイライラするばかりで、訳分からんことになっとるがな。
188 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/07(月) 14:18:38 ID:0FYk7I9h
何の予備知識もなく(受賞作とか)いきなり見ても、ここにいる肯定連中は、この映画を褒めるのか? 深夜のテレビで偶然流されたら、確実にチャンネルかえるか寝るだろうが! 気取って通ぶってないで、いい加減「じつは面白くありませんでした」って白状しろよ
なんて…デカい釣り針…
この映画は人が殺される事の不気味さをリアルに見せるのがメインで 神だの運命論だの高尚な解釈は些末なことだと思う。 この映画から殺人や殺人現場のシーンを取ったら 誰も見向きもしないと思う。
そんなドギツい描写でも無かったが。
首絞めるシガーのアップ。
ホースでボシュッ。
この2点くらいか。
殺人現場のシーンとは何のことだろう。
モスの死体?
何にせよ
>>190 は無いわw
釣りなのかもしれんけど。
>>190 はテーマと見どころは別だということに気付いてないんだろう
シガーのこと怖いと全然思わなかった。 彼は大抵の人間よりも圧倒的に強い(殺傷能力が高い)、食物連鎖ピラミッドで 行けば人間の上位に位置するような存在なんだと思うけど、あれだけ無差別に 殺してくならもうそれは天災とか自然死と変わらないレベルで、気にしても仕方 なくない?誰にでも平等に訪れる死、て感じで、理不尽だとは思わなかった。 子供とか女とか有色人種とかそういった本人にどうにもならない属性を根拠に (しかもその属性の持ち主が、やりやすい「弱者」だからという理由で)選んで 殺しまくるような輩の方がずっと理不尽だし怖い。 911以降の米国の立場とオーバーラップさせて、今まで捕食される立場にいな かった白人成人男性が初めて捕食される恐怖を知ったという話なら、地球外 生命体の侵略ものとかでもよく出てくるテーマじゃない?デスプルーフなんか もちょっと流れは違うけどそういう話だし。 そういう意味で斬新さとか新鮮さってのは感じなかったわ。全て予定調和的。 この作品、予定調和を淡々と描いた点が評価されてるのかな?
そう感じたのならそれでいいんじゃないだろうか。
195 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/07(月) 19:06:47 ID:HklbgWiN
納得出来ない人は原作読めばスッキリする 映画は原作を忠実になぞりセリフもほぼそのまま 脚本も演出も端折るトコはうまく切り、みせるトコはみせ よくこんなに上手くまとめたと感心する。
>>193 凄く同意。
俺自身は単なるクライムムービーとしては楽しめたけど
それでも(物語の)完成度の高さは『ファーゴ』のが上かな、って。
>>195 後半の展開、端折りすぎて
全然分からなくなかったですか?
197 :
195 :2008/04/07(月) 20:38:38 ID:HklbgWiN
あと追記だけど原作は文体がかなり特殊だから 我慢が必要、慣れれば苦にならず特色としては ・心理描写が一切なし ・会話に「〜」がなく誰が喋っているのか分かり難い ・完璧な三人称小説
>>197 原作買ってきた。今ほかの小説が途中だから、まで読み始めてないけど。
ほんとだ会話に引用符が全然付いてない。ちょっと読みにくそう。
ぱらぱらっとページを捲っただけだけど、英語だと、シェリフの独白
がイタリックで"I"で書かれているようだから、完璧な三人称小説ってことは
ないんじゃないの?
重要なテーマのひとつに金があると思う あんだけじいさん達が言ってるんだし夢にも出るし アメリカンビューティがアメリカのセックスを巡るゲームを描いたのと同じように アメリカにおける金を巡るゲームを描いてるんだと思う もちろんそれが端的に表れてるのがモスの逃亡劇で シャツ売った奴にしろ若い奴らがみんな参加してる シガーはそんなゲームの鬼役(金を取るまで) そして、そんなゲームに命を懸ける意味を見出せない老人たちが悲観している
>>195 に関して
自分は原作を読んでいないんだけど、パンフレットを読んだら、原作に関して、ちょっと
面白い内容があった。
コーエン兄弟は、「シガーのことを純粋悪と言った人がいるが、適切でない。シガーは
善悪を超えた存在だ」と言っているらしい。
しかし、別の解説によると、シガーを純粋悪と言ったのは、他ならぬ原作者らしいんだよなw
このように捉え方が違うのに、台詞や場面自体は忠実に再現したんだとしたら、ちょっとした
ギャップがいろいろあってもおかしくない気がした。
201 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/08(火) 02:48:11 ID:ivX7Jum6
日経エンタ掲載の松本人志の映画評。 本当はベタベタで、もっとわかりやすい話だと思います。でも、トミー・ リー・ジョーンズの保安官を出したくて、しかも彼で終わりたかったから、 話がわかりにくくなったのでしょう。追いかける男と、追いかけられる男 の2人だけで十分見られます。そこに保安官が入ってくるのですが、その 必要性を感じなかったですね。 いつもは松本に共感することはないのだが、この評はまさにその通りだと 思ったよ。
202 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/08(火) 02:55:20 ID:iyK5k9W+
この映画を見てそう思っちゃう大半の人を切り捨ててる映画だから仕方無いね
>>201 その程度のことだから、松本はコント以上のものが作れないのだ、
と理解した。
そういやベルの存在意義についてきちんと考えて理解した上で、 やはり不要だったという説得力ある意見って聞いたこと無いな。 こいつがいるから活劇の痛快さが失せたっていうボヤきばかりだ。
>>199 それでちょっと思い出した。
殺人事件のニュースとかで動機が「金のため」だと、なんとなく納得するじゃん。
殺すだけの価値があるもんなんだって無意識に思ってることが怖いよなあ。
モスって幾つぐらい? 職業を聞かれて引退してるって答えているけど、軍ではあの歳で引退出来るほど 年金がつくの?それとも職業のこととか溶接のこととか元軍人の間の何かの暗号? ゲーム仲間にヒスパニックの元軍人がいたけど、退役していらい十年間株で食べていたと聞いた。
>>204 そもそもベルが存在する映画なんだから不要って議論自体がアホ
>>199 に加えて言うと
ベルもアメリカンビューティの主人公も社会の異常性に気づいて
ゲームから降りる点で一緒なんだよね
208 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/08(火) 13:22:53 ID:CcSniVw3
松本っさんもトミー・リーがいないと映画に深み・救い・テーマ・問題提起etc なにも無くなってしまうのはわかってて言ってると思うけどな・・・
>>206 年齢はよくわからないけど、モスはトレーラーハウス暮らしの貧乏白人だね。
元溶接工うんぬんと言ったのは、ベトナム帰り以後、普通の社会人として適合できなくなったんだと思った。
>>208 それでも「必要性を感じなかった」と言ってるのは、
ベルがいなくても=深み・救い・テーマ・問題提起etcが無くなってもいいんだ、ということ?
トミーリーのシーン全部カットして上映したら良かったのにな
原作、やたら銃器の記述が詳細。 大藪晴彦の方向ってわけじゃないんだけど、興味ないヒトは辟易するんじゃないかな。
要するにそんな深いテーマを持った作品でもないってことでしょ。 観客が勝手に深読み読みしてくれてるだけで。 なんつーか、コーエン補正が掛かってる気もすげーするけどね。 これ、コーエンが名前伏せて上映してたら お前らそこまで深読みしねぇだろ、みたいな。
Baka(Backward) Ahou(Asshole) Nonashi(Nobrainer)はスルーでお願いします。
了解
映画の前のCMでBOSSの秋葉原編が流れたので トミー・リーが萌えーとか言ってる姿が目に焼き付いて 本編は終始変な気分だった。
216 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/08(火) 18:21:37 ID:ZyxX/uID
俺的に駄作。 好きな監督だし期待がデカいだけに ハードルを上げてるってこともあるけど ガッカリだ。
217 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/08(火) 19:17:24 ID:4We0Iq5d
分かってない人いるけど、必要性を感じさせないような保安官が この映画の問題なのであって、保安官不要論はまったく読み違えてる。 特に松本さん。追いかける男と、追いかけられる男、確かに十分見れますよね。 しかし軸としての保安官がしっかり機能したらもっと深みのある映画にってなるはず。 追いかける男と、追いかけられる男という一つの事件から一歩引いて、 世の中を俯瞰してはじめて、ノーカントリーなんだと。それを伝える役目が保安官にはある。
保安官が主軸になりきれなかったのは、シナリオがダメだったのか、役者がダメだったのか 監督の演出なのか、それの全部なのか、
つうか、「保安官が主軸になれない時代のはじまり」を描いた映画に見えたけどな
保安官が疲れてるのは、時代の主軸になれないからではないと思ったけど。
221 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/08(火) 19:48:57 ID:dL4GZ5m2
原作読んでないヤツを相手にしてないだけだろ
>>221 だとしたら映画化する必要ないでしょ。。
Baka(Backward) Ahou(Asshole) Nonashi(Nobrainer)はスルーでお願いします。
同じ殺人者でも、『セブン』のジョン・ドゥは、「罰と言いながら自分が楽しむのはおかしいだろ」 と指摘されると、「お前だって刑事なのに俺を殴りたいだろ!」と、答えになってない逆ギレで返し、 しまいには「普通の幸せを感じてみたかったんだ〜」とか言い出したりして、どうも、ただの 下衆野郎に思えて、よろしくなかった。 その点シガーは偉い。 「コインじゃなくてあんたが決めてるんでしょ!」とキレられたら、「俺はコインのとおりに進んできた」 と宣言し、その後、体を張って事故ることによって自分の言葉の正しさを証明した。 気合いが違う。まさに殺人者の鑑だw
フィンチャーの安い映画と比べる必要無し。 No Country Old Menは掛け値無しにすげぇ映画だよ。
226 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/08(火) 21:57:20 ID:m9r5k82E
しっかりと罪人を描けてる時点でコーエンよりは上けも
モスとシガーの話に絞ればとかそんな発想するのか・・ それじゃ単なるチェイスものになっちゃうだろう
クライム・ムービーとか言ってるのもいるからな
229 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/08(火) 23:53:44 ID:cqaKXKAe
>>215 宇宙人ジョーンズ
「この惑星の住人は、おかっぱ頭で酸素ボンベを持ち歩いている。極めて不自然だ。」
問題です なぜベルは深夜一人で事件現場に戻ってきたのでしょう?
アメリカが世界の保安官でいられなくなり、 中国、ロシア、インドなどえたいの知れないヤツらが力を振るっていくことへの 諦念。
232 :
名無し :2008/04/09(水) 01:22:00 ID:LYQyU4zl
コーエン監督の一番の肝は トミー・リーは殺されても良かったのに見逃されて殺されなかったこと。 そして妻の最後は殺されていないのが意図的に描写を避けた点。 最後にやはりシガーが事故る。痛みを受ける。 この映画は相当深い。
妻は殺されただろう・・・ そういう描写があったじゃん
234 :
名無しシネマ@上映中 :2008/04/09(水) 02:31:15 ID:LYQyU4zl
えっ?? うそ??? どこにあった???その描写?? なんかすげえダセエおれ。かっこつけたのに。
235 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 02:45:29 ID:zfkYeM8E
236 :
名無しシネマ@上映中 :2008/04/09(水) 02:50:15 ID:LYQyU4zl
そんなにいわないでよ。 ごめんちょ
>>234 嫁の家を出て扉しめたあと
おもむろに靴の裏を確認してただろう
ウェルズを撃ち殺したあと、モスとの電話中に
シガーは流れてきた血にどういう反応してた?
238 :
名無しシネマ@上映中 :2008/04/09(水) 03:01:31 ID:LYQyU4zl
ごめん もう一回見てくるわ。 うろ憶えだ。そうなんか・・・
>>212 いえてるわ、それ。
悪い映画じゃないけど。
240 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 05:18:02 ID:r5w4vsNC
意味ありげだけどたいして意味がない、 屁理屈こねたり、哲学的なことを語ったりしてるけど全部雰囲気だけで中身なし。 意図的に説明不足の演出にしてるんだろうけどそれがなんのプラスにもなってない。 ただただわかりづらいだけ。映画としての娯楽性もなし。 ただキモイおっさんストーカーが人殺ししてるだけの激浅の映画。 よくこんなオナニー中2病映画でアカデミー賞とれたなあ。
構って欲しい奴ってだいたいageでレスするんだな
>>231 米国の保安官は郡の民衆の投票で選ばれるが、
米国自身は保安官ていうより自薦の顔役だがな。
ついでにまだよくわかってないことを質問。 シガーに現場でドランスポンダー (探知機) を渡したのは麻薬取引の購入側だよね。 カネに発信器を仕込んだんだから。 高いビルの一室でふんぞり返ってた人も、シガーが撃った後 「なぜメキシコ人たちに探知機を渡した」と言ってたからカネを出した側だよね。 彼を殺したのはメキシコ人にも探知機を渡したりウェルズを寄越したりしたからだろうが、 最初に現場で探知機を渡した2人を殺したのは何故? あと、ドラッグの供給側のメキシコ人達 (MP5やAKで武装していた連中の仲間) は以後出てこないね。
中身わかってないのに「もったいぶってるだけで中身がない」とか・・
すごいシンプルな話なのに理解できてない人が多いんだな
>>243 メキシコ人たちやウェルズを殺したのと同じ理由
シガーは金はベストな一人(つまり自分)が追えばいい、他の奴は
不要と考えている(セリフで説明あり)ので、競合者を排除してる
245 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 11:00:25 ID:7Q4vmiLt
>>240 同意。
大劣化版ワイルドアットハートって感じか。
芸術ぶってコケちゃってる寒い映画。
>>240 >よくこんなオナニー中2病映画でアカデミー賞とれたなあ。
自分で言ったこのセリフを良く考えてみよう
@ 奥が深く、アカデミー賞を取るほどの名作なのに、自分はその良さを全く理解できない。自分の思考力が低い。
A 特に中身の無い駄作なのに、アカデミーの審査員も中二病だから賞を取った。
どっちかな
さあ考えよう
原作ファンとしては あの映画はちょっと語らなすぎじゃねえかと思うw
No Country for 2channeller
249 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 13:21:23 ID:122aW1CW
モスは40代くらい?と思うけど、80年代のドックソルジャーのニックノルティに 雰囲気が似ているなーと。モスの配役がその頃のニックノルティにダブリます。 80年代、テキサス、Gパン、ウエスタンブーツ、タフガイ、ベトナムなんてイメージが 似合います。 ダイハードとは違う、タフガイでもあり、死んでしまう辺りが、なんとなく。 週末にドックソルジャーをビデオ(セコンド品購入済)で鑑賞予定です。 ローリングサンダーの昔のトミーリーもイイ味なんですが、20代には判るかな?
あえて多く言葉で語らないことで、時代に取り残された老保安官の無情感を表現している
語りたくない気持ちになるのはよく分かるんだけど あれで伝わるのかね
>>244 そんなことしてたら二度と仕事の依頼はないよね。
ゴルゴ13並の腕ってわけじゃなし。
>>248 それをいうなら 2channelers だろ?
>>249 撮影当時はモス役は39になるかならないかだね。
253 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 14:49:34 ID:7Q4vmiLt
話の展開も予定調和なんだよな。 いつもシガーが逃亡者のところに現れる。 昔から腐るほどある平凡なホラー映画と同じ展開。
255 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 15:41:32 ID:7Q4vmiLt
B級ホラーだと思うが。 逃亡者の行く先に必ず現れるのが萎える。 なぜその場所がわかったのかという説明もないしな。 屁理屈こねるジェイソンみたいなもんだ。
>>244 同意。シンプルな話なのに理解力が乏しくて分からなかった人が
必死に駄作扱いしてるの見ると恥ずかしくなってくる。
分かった振りしてないで素直に分からなかったって言えばいいのに。
別にもったいぶってるとは思わんが、そもそも表現しようとしてるテーマ自体が 非常にありふれてるっていうか、新鮮味がない。 話の進行も観客が期待してるようなどんでん返しはまったくなくて、粛々と予定 調和的に進んでいく。 起承転結でいうところの転がなくてそのまま終わってしまったイメージ。 その肩透かし感が斬新なのか。 雰囲気が好きだって人がいるのは分かるよ。でも深いって言ってる人は何を 持って深いと言ってるのか説明してくれると嬉しい。 殺伐とした世の中についていけなくなった老人の繰言、という構図は劇中で まんま台詞で説明されてるし、めずらしいものじゃないよね。
>>255 屁理屈こねるジェイソンってのはいいなw
でも行く先に現れないと映画にならないだろ。
そこ批判するのはおかしいぞ。
何で行く先々に現れるのかは映像でもセリフでも説明されたけどね。
>>257 主人公がほぼ傍観者であるという点と諦めて終わるというのは
斬新じゃないかな。
後者はアメリカ映画にしてはという注釈はつくだろうけど。
シガーは悪とかっつうより 抗えない運命を象徴してるよーな存在で 世の人間はその抗えないものに支配されてる いつ死ぬか ナニが原因でどういう目に合うかわかんねー みたいな。
>>260 前者はどうだろう。主人公が狂言まわしというのはそんなにめずらしくないような。
諦めて終わるというのがアメリカ映画的じゃないという点は分かる。
それが面白いかどうかは別としてね。そういう展開だとカタルシスはないわけだし。
諦めて終わる=現実の世相そのまま=深いっていう話なのかな?
自分は深いっていうと理に沿わない人間の業のようなものを感じさせるストーリー
を思い浮かべるんだけど、これにはそういうものを感じなかったんだよね。
>>262 カタルシス不足は不意の事故という力技で補ってたもんなw
あそこはマグノリアの蛙思い出した。
>>257 =262
その前に、あなたが「ありふれてる」と思った「テーマ」を教えてもらえないか。
どんなテーマだと解釈したの?
絶賛する人が「深い」と言うのも
・シガーの存在自体が奇抜な殺人者に留まらず哲学的な面を感じさせる
・モスなど、ベトナム帰還兵とあの時代という設定を据えたことで、アメリカ社会の変節点を考えさせる、「9・11以後」みたいに
・ベルはただ時代遅れの存在というだけでなく、シガー、モスと三角形の相互関係に置かれることで、価値観の対峙を図式化する
みたいな抽象的なことから始まって、具体的にはどんどん細かく、それこそ深いところまで考えることができる、そういう面白みを言ってるのだと思う。
簡単には説明できないし、だからこそ「深い」という言葉を使ってる。
おれも
>>257 がとらえた「テーマ」ってどんななのか知りたい
自分が感じた「テーマ」っていうのは書いたそのまんまだよ。 殺伐とした世の中についていけなくなった老人の繰言。 保安官が回想してるような古きよき時代ってのは一体いつの話だってぐらい 昔のことに思えるしそもそもそんな時代は本当に存在したのか?存在したと したらそれは一部のWASPにとってのみなのではないか?と思っている。 だからそんなこと言われても何を今更感が漂うんだよ。 資本主義社会の行き過ぎた弱肉強食システムが人間性を疎外するっていう 話って題材として語られ尽くしてない? しかもその諦念感を台詞でべたに説明しちゃってるあたり、表現としても洗練 されてると思えない。
感動できなかった映画を理屈だけで理解しようとするのって、苦痛じゃないか?
>>266 は、まだこの映画に興味があるなら、もう一回見てみる事をおすすめする
あらたな感動があるかもよ?
要はテーマはごくごくシンプルだけどそれを台詞だけでなく登場人物の背景 とかにも絡めていろいろな形で反復させて表現してるのが「深い」と言われて るのかな? 自分はたったそれだけのテーマなのにくどいよ、と思った口だけど。 台詞での説明がなかったらまだマシだったかも。 シガーは殺し屋というよりはただの死神だろ、と最初のコイントスのところで 思ってしまった時点でその後のシガーの行動に対して全然違和感がなくなっ てしまって、以後のシガーのキャラをより明確にするためであろう数々の描写 も単にくどいと感じてしまった。 どうも自分にはそういう反復は「深い」とは感じられないようだ。 でも「深い」という人の基準の理解はできたわ。ありがとう。
>>268 コーエン兄弟の他の作品はどう思ってるの?
彼らの作品が嫌いな人は、くどいところがいやなんだそうだけど
ちょっと訂正 彼らの作品のくどさが嫌いだという人もいるみたいだけど だ
新鮮味のないテーマでつまらないって、そうですかで終わりだよ。 否定の理由として弱すぎないかね。チラ裏の範疇だろそれ。
272 :
264 :2008/04/09(水) 19:07:41 ID:oUvVwFzS
>>266 =268
ちゃんと答えてくれてありがとう。
あなたが「保安官は必要ない」と思ってる否定派とは違うことは分かった。
でも映画の楽しみ方のひとつには、
普遍のテーマをどういう素材を使いどんな物語でいかに語っているか、を味わう、ということがあるはずだ。
シガーとモスの追跡や対決を楽しませつつテーマを被せていくとか、
ノワール的な描写を極めるとか、
そういう作り手の手腕を味わうことも映画の楽しみだろう。
たとえばベルについては、最近は理解できない云々の台詞はガイドでしかないとおれは思う。
夜のモーテルに踏み込む、台詞のない場面が主眼だ。
あそこでついに得体の知れない幽霊(死神)と対面し、しかし幽霊(死神)のコインからは免れた、その体験を通じてひとつの人生を諦めざるをえなくなった感慨。
おれたちもやがて、いろんなものからリタイアしなければならないだろうし、その無力感も含め、ベルの人生への感慨が、コインを選ばなかったモス妻の末路や、ラストの夢の独白で後押しされる。
普遍と特例がないまぜになった、台詞の説明以上のものを、おれは感じたよ。
>>266 凄く同意。
自分的にはツマラナクはなかったけど
深いとは全く思わなかった。
この映画の最大の敗因は
「シガーのキャラが言うほど立ってない」
だと思う。
Baka(Backward) Ahou(Asshole) Nonashi(Nobrainer)はスルーでお願いします。
淀川さんだったら何とこの映画を評しただろうか。
>>252 取り扱い要注意だけど金を取り返すという依頼は完璧にこなしてる
>>255 トラックの車台番号から住所探ったり発信機の存在は完全に無視ですか?
B級ホラーだと思いこみたいので余計な情報は廃除 しかも無意識
>>275 日本で最初期にサム・ペキンパーやたけしを絶賛した淀川さんなら、無視も罵倒もしないと思う。
淀川コーエン論聞いた事無いのでなんともいえんけど。
しかしこのご時世に斬新なテーマなんて存在するのかね? 著しく倫理に背いた物以外では難しいと思うが。
斬新うんぬんじゃなくて 今更感漂うテーマをさも意味ありげに掲げちゃってる姿勢を 問うてるんだよ。
だから今更感が漂わないテーマは存在するのか?と言ってるんだが。 そもそもテーマの鮮度と意味ありげとお前が感じる演出にどんな繋がりがあるんだ?
282 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 20:59:02 ID:O/Z/JTmf
クローバーフィールドスレが喧嘩レスで埋まって辟易してんのに ここも罵り合いの応酬になったら いやです。
283 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 21:03:14 ID:7Q4vmiLt
意味不明なのを「芸術的」「深い」と勘違いしてる信者が多そう。
態々、そういうこと書かなくてもいいよ。 寄ってくるだろ。
>>281 ん?
もう1度ちゃんと読んで下さい。
今更感漂うテーマを
“さも意味ありげに掲げちゃってる姿勢”ね。
今更感漂わないテーマなんて存在しないだろうけど
視点や切り口でそれを感じさせないのが良い映画なわけじゃん。
この映画はそれが失敗してるな、って。
個人的にこの映画の敗因は
シガーのキャラだと思っててさ。
単なる普通の殺し屋で
不気味でもなんでもないし
不条理な奴でもなんでもない。
キャラが全然立ってないというか。
散々、色んな映画(に限らずドラマ、演劇、マンガetc)を観てきた人間としては
今更こんなキャラ主軸にされて何だかんだ言われても
「はぁ?」としか思わないっす。
「もっと異常な奴、いっぱい居たよな」って。
>逃亡者の行く先に必ず現れるのが萎える。 >なぜその場所がわかったのかという説明もないしな。 こんな程度の理解力の奴が何言ってもなぁ・・・ というか、IDも変えずによくまた書き込みできるね 恥ずかしくないのかな
老人のつまらんぼやきがどうのとか言ってる奴がいるが、 この映画の1番の見所はそのぼやきを「何様だ、調子に乗るな」と 叩き潰す猫屋敷の爺エリスの↓だぞ Whatcha got ain't nothin new. This country's hard on people. You can't stop what's coming, it ain't all waiting on you. ...That's vanity. 意訳すると: 「お前の憂いは普遍的なものだ。この国(世の中)は酷なんだよ。 時流に抗って世の中を嘆いたり変えられると思うのはうぬぼれ/傲慢だ」 もっと簡略化すると以前も書いたが: 「ひどい世の中なんだよ、受け入れろ。どうにか出来ると思うな、あきらめろ」 これだけシンプルでやるせない言葉を聞いて世の無情/無常を感じない、 考えない奴は最初からセガール映画とか観てた方が周囲も本人も幸せだと思う
猫屋敷?
>>287 だよな
あとシガーは純粋悪だとかなんかいうが
自分としては、理不尽の象徴という把握をしたけどね
シガー自身には基軸があってぶれがなくても
それを押し通される相手にとっては理不尽以外の何者でもない
シガーが理不尽な相手でないのはモスだけだと思うよ
>>287 と言うか、その程度で感動しちゃう人の
底が浅いって言ってるんじゃないかな?
それこそ今更感と言うか。
映画(小説、ドラマ、etc)を滅多に観ない人ならともかく
それなりに色んなもの観てる人にとっては
そんなコメント読まされても
「はぁ、そうですか」って感じでしょ。
Baka(Backward) Ahou(Asshole) Nonashi(Nobrainer) Please disregard this asshole. You simply wasting your precious time.
292 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 21:39:43 ID:7Q4vmiLt
>逃亡者の行く先に必ず現れるのが萎える。 >なぜその場所がわかったのかという説明もないしな。 これがつまらん。 逃亡者の行く先に速攻で現れるのは別にいいんだが、なぜ その場所がわかったのか、という説得力のある説明をしなきゃいけない。 それがなけりゃご都合主義のB級ホラーと同じ。 てかこういう「ご都合主義」のシーンが多いんだよな。 入院してる逃亡者を発見した説明もないし 河原に放り投げたトランクを発見するのも早すぎるし。
今日見てきたけど めちゃめちゃ怖かったんですが・・・。 シガーが事故るシーンは「プレッジ」のラスト思い出して 無常感いや増してて 凄いと思ったけどね。 どこともなく消えていくシガーが恐ろしすぎる・・・。
>>290 うんうん。で、「その程度」の事さえ理解出来なかった
人がこれが駄作、もしくは凡作だと訴えてるわけだ
残念ながら一般的にも、批評家的にも傑出した作品だと
評価されちゃってるけどね。まったくもっておかしいよな?
世の中アカデミー関係者含め分かってない馬鹿ばっかだよな?
でもその見識豊富な「この作品を駄作、もしくは凡作だと
思う人達」にはその現状をどうにもする事ができないんだよ
まさに
>>287 だよね
>>294 判断基準がアカデミーってのがw
アカデミーだから深いって考えは
中学生的というかミーハー的発想と言うか…w
296 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 22:24:54 ID:7Q4vmiLt
>>293 あの事故るシーンって
殺し屋としての精密でミスのないシガーの人格をすべて否定してるんだよな。
それまでのシーンがぶち壊しになってる。
ただ単に奇をてらいたいだけの中2病映画といえば納得いくんだけど。
>>295 賞を獲ったから誉めるようなミーハーも中にはいるんだろうね
「権威に媚びない俺カコイイ、何故作品が評価されてるのかは二の次だぜ」的な
中二病患者とどっちが厄介なんだろうな
でもその現状も誰にもどうにもする事ができないんだよな
まさに
>>287 だよね
そろそろ理解出来た?
298 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 22:32:52 ID:7Q4vmiLt
ワイルドアットハートになりきれなかった映画って感じか。 おもしろいとこはオカッパでメタボでキモオタ風味のサイコパスな殺し屋 という設定だけ。今まででこんな殺し屋いなかったからな。 しかしそれだけで2時間ひっぱれるわけもなく、話が進むにつれてグダグダに・・w 見る価値のない映画だな。
>>298 可哀想な人 アクション映画と思って見に行ったんですね。
1800円無駄になりましたね、アー可哀想に…
>>297 >「権威に媚びない俺カコイイ、何故作品が
>評価されてるのかは二の次だぜ」的な中二病患者
こんな人、いるの?w
301 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 22:51:16 ID:EJR4pIlb
>299 はあ?1800円?レイトショーだから1000円でしたー お前こそ1800円払ったの?このクソ映画に。アー可哀想に・・・
>>298 >おもしろいとこはオカッパでメタボでキモオタ風味のサイコパスな殺し屋
>という設定だけ。
個人的には
あの風貌すらベタだなぁ、って思いました。
「変な髪型だけど殺し屋でーす」って感じが余りにベタというか。
まさしくTHE今更感。
303 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 22:53:56 ID:7Q4vmiLt
>>299 アクション映画としても駄作だよ。
ことごとく「ご都合主義」なんだよな。
銃撃のシーンでシガーが脚を撃たれる場面があるけど
車のかげに追い詰めたのになぜかそこにいくと姿がない。
消えてる。そして消えた説明が全くない。
脚を撃たれたメタボのおっさんが瞬時に逃げられるわけないのに。
あの場面でシガーが捕まっちゃうと物語として成り立たないからなんだろうけど
それならちゃんとした合理的な説明をしなきゃいけない。
ジェイソンはいきなり現れたり消えたりしても「人間を超えた怪物だから」で
説明がつくけどシガーはただの人間だからなあ・・。
こういう「ご都合主義」な場面が多いんだよ。
304 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/09(水) 22:58:30 ID:7Q4vmiLt
>>302 そこまで否定するともう観るところがなくなるなこの映画w
基本的な娯楽映画を撮る技術のない監督が芸術に逃げちゃいましたって感じ
で痛々しい。もちろん芸術にもなりきれてない。かと言って娯楽性もないし
ホラーとしても中途半端。
原作立ち読みしたけど結構違うね シガーって最後の事故みたいなことがあるって想定してんじゃん。それでも大怪我するけど 全然意味合い変わってくるよ ベルも結構働いてるし あとシガーをああいうキャラにしちゃったせいもあって ベルに取ってつけた感が出ちゃうのかも
>>303 上で他の人も言ってたけど
(ダメな意味での)B級映画だよね。
>>305 >シガーって最後の事故みたいなことがあるって想定してんじゃん。
へー、どういう感じで書かれてるの?
>>307 シガーはこういうこともあろうかとシートベルトを締めず
事故の瞬間助手席に逃げたとか
どっちみち大怪我で殺し屋としてダメっぽいんだけど
青信号を確認して安心しきってる映画とは違う
ちなみに原作は相手の一時停止違反
>>308 へー、原作だともうちょっと緻密な殺し屋像なのかな
立ち読みだからアレだけど 映画みたいなイロモノじゃないような
シガーって うまいもん食べたらリアクションとか可愛いんだろな(´-`).。oO
口一杯ほおばってモグモグしながら目をまん丸にするシガーが浮かんで吹いた
313 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/10(木) 00:34:36 ID:7uxnJgWb
松本っさんも「大日本人」に等身大の警官でも登場させるきがきけばね。
ひ…日本語でおk
316 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/10(木) 00:39:01 ID:7uxnJgWb
>>249 おれはイーサン・ホークも老けたなぁと思いながら観てたよ>モス
モスを追っていく手順をみても、 シガーはちゃんと細かに頭を使ってる。 (人殺しの時は荒っぽいが) 事故のところは、コインの行方を「見る」ことを 信号を「見る」ことに重ねた変更だと思う。 不感症な自分 見たいところだけしか見ない自分 何かを読み取ろうとはしない自分 そういう「おれさま」を判断基準にして「今更感」の烙印を押したがってる奴がいるな。 映画がつまらなかったなら、それでもいいのに、 何で自分は何にも感じ取れないことを喧伝したがる?
>>309 原作だと
雰囲気がヤバい
瞳はラピスラズリのようて……
中肉中背
くらいの描写しかない。顔形にも何にも触れられていないし
服装も怪我を治療しようとしたとき、ジーンズの繊維が傷口についていて云々、
という部分でジーンズを履いていることがわかるくらい。
>>312 「ウエイター・・・。シェフは・・・いるか・・・?」
好き嫌いがあるのはしょうがない。 ここにそういう意見を書いたって良い。 ただ、 「この映画は酷すぎる、自分は素晴らしい感性を持っているからそう判断する。 これを面白いなどという奴は阿呆だ。」 なんて、自分本位なことを言い出すから話がおかしくなる。
>>319 > 「この映画は酷すぎる、自分は素晴らしい感性を持っているからそう判断する。
> これを面白いなどという奴は阿呆だ。」
> なんて、自分本位なことを言い出すから話がおかしくなる。
もうこれは仕方ない。
ここが2ちゃんだからどうしようもない。
物を知らない、
学ばない、
視野が狭い、
本を読まない、
映画もロクに見てない、
他の意見を理解しない、と向上心皆無で
なおかつ評判のいい作品を貶して己の糞みたいな自我を保つのに腐心している子供らが沢山いるんだから。
そういやあ劇場用のチラシの著名人一言コメントのメンバーが (Sキングとか中原昌也なんかもいるんだけど) 井筒和幸、川平慈英、キャイ〜ン天野、マギー となんだかこうパッとしないんだが・・・なんとかならなかったのかね。
かと言って秘宝繋がりの面子ばかりでも頭痛くなるしね
323 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/10(木) 07:36:30 ID:hylh4/8l
シガーは(アメリカ人から見て)外国人という気がする。アメリカ人だったら、 アンソニー・シガーになるだろう。アントンというのはドイツ系か?
>>319 逆に「この映画は傑作だ、自分は素晴らしい感性を持っているからそう判断する。
これをツマラナイなどとと言う奴は阿呆だ。」
なんて、自分本位なことを言い出すから話がおかしくなる。
とも言えますがw
全然返しになってないじゃんw
>>276 え?自分の物にしたんじゃないの?
じゃ誰にカネを渡したの?依頼者はみんな殺しちゃったんだと思ってました。
>>299 俺は先々週の週刊文春の映画レビューでこの映画を知り、
BitTorrentでダウンロードして観ました。
外付けHDDに保存だけの価値のある映画だと思いました。
ほぼ同じころダウンロードしたオデッサ・ファイルは保存する価値がないと思いました。
シオニズム寄りすぎて不快だし。
>>330 依頼者の遺族か、組織のNO2に郵送したと思われ…
>>324 つまらないと感想言ったり、保安官の描写が足りない・機能してないと分析するのは自由だ。
だが、シガーの追跡経路をみてなかったり
「No Country For Old Men」という映画なのに保安官は必要ないと頓珍漢なことを言ったりするから阿呆扱いされるんだよ。
納得できる批判なら、論争だって楽しめるだろう。
それから、映画ってのは殺人に麻痺した人間や高度なゲージュツに慣れた人間だけを相手にしたメディアではない、とおれは思ってる。
シガーのスピンオフ たまたま少女を守ったがために、組織に狙われる そして返り討ち 最後に圧搾ボンベでラスボス貫通 なーんて、なんちゃってレオンみたいなこと考えちゃった(゚ω゚)
>>333 >保安官は必要ないと頓珍漢なことを言ったりするから阿呆扱いされるんだよ。
俺「保安官は不必要」なんて言ったっけ?
>それから、映画ってのは殺人に麻痺した人間や高度なゲージュツに慣れた人間だけを
>相手にしたメディアではない、とおれは思ってる。
もちろんそうでしょ。
俺の主張は
「この映画、まあ普通に楽しめたけど深くはないね」
だから。
BANには、デスノとかハルヒがお似合い。
Baka(Backward) Ahou(Asshole) Nonashi(Nobrainer) Please disregard this asshole. You simply wasting your precious time.
>>335 > 俺「保安官は不必要」なんて言ったっけ?
お前のことじゃないよ。
全然読解力が無いからバカにされるんだよ気付けよ。
お前ら仕事は?
殺し屋
映画を理解できなかった自分を認められないんだろうな。IQの問題だな。
>>306 B級映画ってもっとチープな感じじゃないか?
この映画は違うよ
「起こってしまったことは元には戻せない」 何てシンプルで、何て本質を突いた言葉だろう・・。 しかし、人生を様々な出来事や選択の連続と考えると、 それは我々が生きていく上で避けることができないことであろう。
344 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/10(木) 23:27:34 ID:KRH9ECHI
>>342 芸術ぶってるB級映画って感じで
ただのB級映画よりタチが悪い
345 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/10(木) 23:33:39 ID:vFUHoOBu
深い映画ぶってる浅い映画
346 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/10(木) 23:45:41 ID:vFUHoOBu
>343 この程度の台詞で感動できるとは 何て単純で薄っぺらな人生を送ってきた人だろう・・。
煽るだけの無内容なレスが多いな
348 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/11(金) 00:05:46 ID:17LJJpqq
無内容な映画にぴったりじゃあないか
内容を明らかに理解できてない奴が「内容がない」なんて 息巻いても全然話にならないんだよな・・・ 詳細聞いても抽象的な事しか言わないし
まあ煽るだけのレスはスルーしようよ。
前スレにいたトニーもさんざん見落とした上でけなしてたw いい加減ちょっとかわいかったよね。
352 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/11(金) 04:03:26 ID:8lCRWiEY
本当に内容のない薄っぺらい映画だよな。
353 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/11(金) 04:07:36 ID:8lCRWiEY
>内容を明らかに理解できてない奴が「内容がない」なんて >息巻いても全然話にならないんだよな・・・ 「理解できてない」 これも中2病お決まりのセリフだよな。 自分だけが理解できているという錯覚の中にいる。 誰もが通る恥ずかしい時期だよなこれw
ひょんな事から赤ちゃんを預かる事になったらシガーはどうするだろう? ルカ・ブラジは焼き殺したけど。
ラスト近くでシガーが事故にあったのは、モスの妻がコイントスに 「賭けない」事によってシガーのルールを壊したからなのかなあ?
356 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/11(金) 07:39:17 ID:uaiLeYwK
最初に殺された警官が谷亮子だったら抜けられたろうか。 背後からやられるシーンは、ついそう思っちまうw
>>354 「おもちゃと武器を用意した、 選べ。
おもちゃを選ぶなら殺す、武器なら共に冥俯魔道へ…」
358 :
西君とおれ :2008/04/11(金) 08:26:48 ID:Hgl3tWWn
シガーなぞハンター世界に行けば所詮ジョネスレベル
>>353 >自分だけが理解できているという錯覚の中にいる。
この映画すごいシンプルな話なのに叩いてる奴は叩いてる
内容を見てみると「なんで行く先々に現れるんだよ」とか
テーマ云々以前の問題の奴が多いんだよ
IMDbで8.5
Rotten Tomatoesで94%好評の8.6
賞を獲ったり好評だからみんな流されて誉めてる映画、じゃなくて
良い映画だからみんな誉めてて好評で賞を獲ってる、ってのがわからない?
メジャーなものや自分が理解できないものを簡単に叩く方が中二病じゃないかな
モス嫁の家でシガー泣いてなかったか? 実は強情ぱりなだけで気が弱かったりしてな
361 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/11(金) 09:06:59 ID:NevRE0c5
>>361 うろたえてるようには見えたが、泣いてはなかったような。
泣かせたら それはそれでいいかも。
>>360 泣きはしてないけど何でも「運命」や「ルール」のせいに
丸投げして自分の行動に責任を取らない、ってのはあるよな
行動が大胆だから小心者とは少し違うかもしれんが、気は弱い方だと思う
泣きながら、でもやっぱり殺すシガー
364 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/11(金) 10:18:53 ID:wntKf6v+
事故の時の演出がいやだった。 あからさまな事故フラグがたちまくりで心臓に悪かった。
モスがウェルズに電話を掛けたら、出たのがシガー。 (原作ではウェルズぶち殺したあと、彼の携帯に掛かってくるんだが 映画での改変はいろんな意味で凄い効果的、見事だと思う) 「それがお前に出来る最良の選択だ」 普通、金持って来させるために「助けてやらんでも無いよ」とかなんとか云う(わせる)んだけど この時点で「持ってきても殺す(ヨメは助けてやる)」って言い切っちまうんだよなー。 本職のウェルズがさっさと殺されてるって事、 なによりモスにとっては自分がどうしようもない閉塞状況に居るってことの証明なんだが 「どうやっても俺は死ぬ」と確信するって、どんな気持なんだろう。 ハラハラドキドキの怖さももちろんだが、こういうコワさも堪んないよね、この映画。
>>330 もったいなぁ・・・自分も一回鑑賞したあとにトレントで落としたけど
劇場で観ないとこの作品の持ち味である緊迫感を楽しめないよ
>>355 その解釈面白いね
コンセプトを理解してない人は、この映画をみんなが手放しで褒めてると 錯覚してるようだけど、色々と難点は有るわけで、こうすればもっと深く、 しっかり伝わるよね、または、理解できない人が沢山出るんだから 機能的欠陥が有るんじゃねーか失敗じゃーねーか、って流れだったんだから、 誤解しないように。 松本の保安官不要説や、テーマに新鮮味がない、ご都合主義って批判は 読み取れてないだけと。
そろそろ中南米・スペイン映画との関連を語るやつはいないか? コーエン兄弟からイニャリトゥへの返歌としての側面とか。 今のところメルキアデス・エストラーダの話題が何度か出ただけだよな。
殺し屋イチって外国のDLサイトなどで見かけてずーっと座頭市のことだと思ってた。
理解出きる・出来ないってのは的外れな気が。 だって単純な話しだし。 単なる単純な物語なのに 「深い」とか言ってるから 突っ込まれてるんだと思いますよ。
373 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/11(金) 17:06:21 ID:uaiLeYwK
>>372 深いと思わせるのが凄いんだよ。きっと。
諦念っていうのは決して浅いテーマではないだろう。 それをシンプルにまとめてるのは製作者の手腕だな。 まあそれなりの人生経験なり想像力なりがないと腑に落ちないのかもな。
本 読んでない奴には良さがわからない だから映画としてはいまいち これでいいだろ
つうかアメリカ向けの映画なんだよ アカデミー賞受賞は今のアメリカ社会に訴えかけるものがあるということ 日本人が今更とか言うのはお門違いだし浅い深いでもない そんないちゃもんのつけ方は馬鹿丸出しだよ ちなみに世の中は不条理ってメッセージじゃないのであしからず
ううむ。最後の1行が無ければそれなりに説得力があったのに。
378 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/11(金) 22:19:36 ID:bgjBli9p
単純だから浅いとか考える人もいるのか。 単純な思考回路だ。
冒頭の描写でも分かるように 人間の死という薄気味悪いもの これがこの映画の全て コーエンもそれが表現したかったんだと思うよ シガーはまさに死そのもの
いや シガーは人間だ 人間の分際で運命の神の真似事をした為に 神の鉄槌を振り下ろされた愚かな男でしかないのだ
>>379 シガーを描きたかったんだと勘違いするからそういう風に間違うんだよ
描き方にも問題あるんだけど
不条理とかで思考停止してる奴も一緒
シガーと彼に殺される人々の映画ではなく
シガーと彼に殺される人々を見つめるベルの映画だってことを忘れずにね
ベルが何を見聞きし、どう考え、どう変わったかが当然この映画の肝
もちろんシガーを描きたかったんじゃない 死を描くのが目的 シガーはそれを見えるようにする媒体にすぎない ベルは途方に暮れた傍観者
思考がロックされてる人には 何言っても無駄か
まぁ、どういう解釈をするかはその人の自由だからね・・。 逆に言えば、大胆な省略も含めて自由に解釈できるような映画だってことか。
視力が低けりゃ小さな文字が読めないのは当たり前でから そうした我が身を嘆くしかなかろうよ
386 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/12(土) 01:47:18 ID:OEHF41z3
だからシガーを魅力的に描きすぎてるのが問題なんだよ。 漫画のキャラと比較するやつが出てきてしまうくらい活力溢れる人物像に描いたら そら主題はぼやけるってはなしだ。 シガーとモスの話じゃないんだからな。
>>386 コーエン作品に出てくる殺人鬼が 常に魅力的だし、それを楽しみにしてる人も沢山いるんた。
…言ってくれるな。
全然関係ない映画に(例:ターミネーターやスパイダーマン) この映画のトミー・リーのボヤキシーンを入れたら、馬鹿な奴は 「深い!この映画は老いていく人間を描いてるんだよ!」とか言い出すんだろうな
???
390 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/12(土) 03:25:37 ID:Brrk9Kvz
気の利いた皮肉言ってるつもりなんだろうな
この映画はやはりシガーとモスの追いかけっこだろう 怖いかどうか別にしてホラー映画のノリが強い 刑事のじじぃは少し一歩下がった目線のしたり顔がうっとおしい。 セブンでモーガンがブラピとバーで同じ様な世の中を嘆いたうっとおしい会話をした時、ブラピが痛快な一撃をモーガンに食らわしたところが好きだ。 ノーカントリーは好きだけどじじぃの所は眠たくなった 最後の事故るシーンは非常に良かった
川゚ω゚川っI Call it, friend-o.
394 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/12(土) 03:45:40 ID:oISAuq7M
モス、モスっていうたびにランディー・モス(NE PATS)の顔が浮かんだ俺 ちょっと気を抜いた瞬間に最後のセリフを見逃してしまった…
396 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/12(土) 09:31:49 ID:yCEQDzA7
戦中派のうちの親父が、中学教師だったけど、十年前に引退するとき、もう今の子供達がわからなくなったって、一言言ってたのを思い出した。 うちの親父も、NO CONTRY FOR OLD MENの一人なんだなあ。
397 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/12(土) 09:39:03 ID:yCEQDzA7
くそっここ読んでたら、もう一回見に行きたくなった。 俺も居場所がないのかな?
山陰は松江にすむワシはノーカントリーDVDで見るしか無さそうだわい。 トホホ・・・
地方シネコンでも厳しそうだな
この映画に関してだけは、つぶあんこの解説が解りやすかった
⊂川^ω^川⊃
402 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/12(土) 14:16:31 ID:sT4Wlvtu
俺様ルールに振り回されるアメリカ自身の縮図なのか?
「これって、ただの黒い板でねぇの?」 「闇夜のカラスが見えないとは情けないのぉ」 みたいなもんか
別にメッセージは隠されてないよ もろ最後に語られている ただ日本人の問題意識にはない主題なので 分からない人は何も分からないだけ
405 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/12(土) 19:53:35 ID:FhCnpmYA
yyきたな
たしかにシガーは魅力的すぎるよな。 伊藤克信にでも演らせればよかったのに。
原作(の翻訳)をつまみ読みしてみたら、いろいろ違うねえ。 例えばモスの奥さんは、コイントスを外して殺されてるとか。
408 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/12(土) 20:06:33 ID:FhCnpmYA
アホらし!褒めてる奴は、今までどんな映画みてきたんだろうね コーエンだからとか、原作よんだからとか、結局映画は駄目じゃん 少ない映画館で見せてくのも、貴重感だそうとしてるのミエミエで笑える
>>404 あ、別にメッセージは受け取る側しだい、って言いたかっただけ。
で、札束に発信機を仕込んだ連中は、後で札束を取り戻すつもりだったんだろうか。
取引が成立しても、それがバレたら、それはそれで殺し合いになりそうだが。
あの札束の量は、かなり重いぞ。
万札1億なら普通の手提げ袋に一杯。これでもかなり重い。それ以上はあったな。
モスは片手で普通に持っていたが。
なんてことが気になったもんだが。
( ´,_ゝ`)プッ
空港聞く場面で四駆と鶏のトラックなら あきらかに四駆のほうが良さそうなのに壊しちゃったのかな めちゃ運転下手なのか?
シガー、どして捕まったの? そんなドジには見えんけど。 それに新米とはいえ、逮捕者に背を向けて電話せんだろ。 とかトリビアな部分ばかりl気になる。 やっぱ、ププですかね?
413 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/12(土) 20:43:26 ID:sT4Wlvtu
>>409 盗んだ金は200万ドル。100ドル札だろうから2万枚になるな。
100枚の200束。持ったこと無いが重いのかな。
一万円札だと2億円分で、枚数として同じ。
今の貨幣価値でも丁度2億円になるな。違っていたらスマヌ
モスは自分の全生涯を左右するものが目の前にあったから、 例え人生が狂おうともそれに賭けたんだろう。 しかし、死の直接的な原因がビールとおばさんだったとは・・皮肉な結果だ。
金と酒と女が人生を狂わすってことか
ホラー映画とか言っちゃう奴のがいるのか・・・ マジでびっくりしたわ
417 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/12(土) 23:25:24 ID:75OiK2Qz
ホラー映画としても中途半端 アクション映画としても中途半端 娯楽映画としても中途半端 芸術映画としても中途半端 実験映画としても中途半端 なにもかも中途半端な映画なんだよな
じゃあスリラーで。
419 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/12(土) 23:29:56 ID:75OiK2Qz
>>416 >ホラー映画とか言っちゃう奴のがいるのか・・・
だよな。
オカッパ映画という新ジャンルを開拓したんだよこの映画は。
原作はすっげーつまんなかったが映画は面白いんだろうか・・・?
シガー、すげぇなぁ。 自分で治療しちゃうし。 不要に人殺ししちゃうこと以外は、プロフェッショナルだなw って、プロは不要な殺しはせんだろうが。 というわけで、老人の繰言の時はアクビしてたよw 「今どきの若いモンは」的な、いつの時代にもある良くある話じゃね? なんか取って付けたようなカンジだったが。
422 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/12(土) 23:48:48 ID:75OiK2Qz
自分で治療する殺し屋なんてほかの映画でさんざん やられてるよ。よくそんなんで感心できるな。 この映画はオカッパ頭以外観るべき所がないよ。
オカッパがそんなにツボったのかw
424 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/12(土) 23:52:47 ID:sT4Wlvtu
いや、空気銃の威力が見るべきところ
おかっぱが空気ボンベ持って歩くところが見どころ
>>422 すげー同意。
よくこんな既存なキャラで
そこまで感心出きるなって。
そーいう人って普段全然
映画とか見ない人なのかなぁ、って。
自分的にはあのオカッパさえもベタでしたし。
427 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 02:26:43 ID:2l5aQY3z
ターミネーターも自分で治療してたよな。 逃亡者を追うのも同じ。 ただおもしろさは比べ物にならないけどw
>>426 どんな映画でもいいから感想かいてみ
「それ、他でもやってた」って返答してあげるから
>>427 やってたね。
キャラ立ちも
全然あっちのが上。
燃えても骨格だけで追ってくるというのは、ウルトラセブンのプラチク星人のパクリです。
ランボーも自分で治療してたな。 でもそんな枝葉の共通点だけでどっちの方が上とか単純比較するのは ちょっと幼稚だと思うが。
マジレスしてどうするー アンチ二匹が構って欲しいから粘着してるだけじゃん
ていうか、ターミネーターと同じ事ができる生身の人間って、どう考えてもすごい奴だろw
434 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 03:37:07 ID:2l5aQY3z
糞みたいな邦画でも撃たれた主人公が自分で治療するシーンなんて腐るほどあるよなw 玉取り出すとかさ。 んなもんを感心するなんてほとんど映画みてないんじゃないか?
435 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 03:48:00 ID:2l5aQY3z
逃亡者が受信機を発見した直後にシガーが現れ、ドアに発砲するもシガーには当たらず。 この展開もベタ過ぎる。ドアで一旦とまって通り過ぎたようにみせかける演出もベタ。 てか全部がベタなんだよなこれ。おっさんが考え付きそうな内容ばかり。
おっさんが撮ってる映画だからそれで合ってるだろ
アンチのレスが どんどんアゲアシ取りの レベルの低い文になっていくお。 読んでるこちらの知能も下がっていきそうだお。
438 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 07:07:45 ID:8kwdjNSR
唯一の自分で治療するのが凄いってレスの
>>421 も自演なんだろうな
439 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 08:07:10 ID:QoHlGbPZ
やってるノリはホラー映画と変わらん
圧搾ボンべで弁慶の泣き所打っちゃって 若干涙目のシガー(゚ω゚)
441 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 08:58:18 ID:JgCct8E7
シガー声が怖い あれ地声?
これは日本の現代社会にこそよくハマる内容だ ぜひ日本でリメイクしてほしい
443 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 10:56:55 ID:Q8wHX6OT
444 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 11:01:12 ID:JgCct8E7
砂の器みたいなドロドロ背景がないと日本っぽくない
445 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 14:55:18 ID:aMOY9Hlt
あの時代の探知機って、どのくらい近くに寄ればピピと鳴り出すんだろう。 最初にいたモーテルを特定するのってすんごい大変なのじゃないかと思うのだが。
>>442 ボンベ持った殺し屋じゃなく
むしゃくしゃした高校生とかを相手に戦わなければならない。
447 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 15:46:32 ID:ivGgcYBo
>>445 そこがご都合主義なんだよ。
シガーは凄腕の殺し屋という設定だから素早く
相手をみつけないとストーリーが成り立たない。
だからすぐにみつかる。
すぐに見つける説明がどこにもされてないんだよな。
河原に投げたトランクもなぜかすぐにみつかるし、
入院してる逃亡者もすぐにみつかるw
448 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 17:05:15 ID:EexrII+g
金曜見た。 コーエン兄弟作品はバートン・フィンクとビッグリボウスキーしか見たことなくて、 久し振りに見たんだが、感想としては 時系列のはっきりしたデビッドリンチって思った。 ところでアントン・シガーが使っていた、やたらサイレンサー?がピカピカしている 銃って、普通の銃なのかね?
あれは、この世でシガーのみが使うことを許された、人間屠殺銃(空気ボンベスタイル)です。 よって他に存在することは、世の摂理により許されません。(嘘
>>450 ショットガンだろうがライフルだろうが、シガーが持っている先っちょピカピカ銃は、
全て、シガーのみの人間屠殺銃に生まれ変わるのです。(?
いや、マジで途中まで、ガス圧で撃ち出す特殊な銃があるのかと思ってて…
452 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 19:36:50 ID:ivGgcYBo
普通殺し屋は目立たないようにコンパクトな銃を持ち歩くけど、 あえて糞でかい銃を持たせてみた、というコーエンの中2病的な発想なんだよな。 あのオカッパもそうだけど。
>>451 ガス圧銃は実在しますよ、 家畜を殺す為の打額銃です。
>>453 ああ、いや、もちろん、シガーが最初だけ打額銃を殺人に使って、あとは普通の銃を使って
いたというのは、わかってるんですけどね。サイレンサーの見た目が似ていた(ように
見えた)ので、最初の打額銃を何らかの形で応用して、銃として使い続けていたのかと、
途中まで思っていたけど、それは勘違いだったというのは、気が付いたので。
要は何を言いたいかというと、シガーの使う銃は、打額銃だろうとショットガンだろうと
その他なんだろうと、シガーのみに許される人間屠殺銃と呼ばれるべきだ、ということでw
455 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 20:20:14 ID:Q8wHX6OT
>>454 アナタの興奮だけは 伝わって来ます。
分かります分かります…感動を上手く言葉に変換出来ないんですね。
あれだけの作品だから無理もありません。
>>404 >ただ日本人の問題意識にはない主題なので
「ワシが若い頃は」「近頃の若い者は」「最近の世の中には
ついていけん」ってのは万国、いつの時代にも共通する事だと思う。
だからこそ
>>287 がきいているわけで、日本人にも十分通じると思う。
>分からない人は何も分からないだけ
それは
>>374 がすごい的確に表したと思う。
社会に出れば皆大なり小なり挫折や、自分では
どうする事の出来ない無力感を味わうと思う。
中高生や、精神年齢がそのくらいの人は受験失敗や
失恋等でしかそういう気持ちを味わう機会が無い
だろうからピンと来ないのかもしれない。
だから諦念がテーマじゃないっての 最初っからベルは不条理な世界に絶望してんだよ かつては機能したキリスト教が今は誰も救ってくれない もちろんそれはベルも含めて誰も最初から求めてないから 何を求めてたかは散々劇中で語られてる そんな彼が最後に何を得たのか? もう一回見直してきなさい
458 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/13(日) 23:21:50 ID:Q3NSAL41
>>457 レンタルされたらまた見直す
今見に行って帰ってきたところだが、感想は「?」
何が言いたいんだかさっぱり分からん映画だった。
>>457 時流には抗えない無力感、自分のルールのみに従う
怪物たるシガーも大局の前には無力で消え行く存在、
だからこそ
>>287 がクライマックスとして機能すると思うんだか。
CXにシガー出てるな
461 :
定点観測 :2008/04/14(月) 00:03:35 ID:DjeGIrvd
>>456 ピンと来ないんじゃなくて
散々語りつくされたことを既存で見せられても
今更感しか感じません、って言ってんだよw
>>458 と言うか、この映画に
元からテーマなんか無いからね。
単なる犯罪映画。
BANてヤツを見てると、こんな俺でも、ジワジワとベル保安官の気持ちが わかってきたぞ。
>>457 原作ではそのあたりも十分伝わって来てたんだが
映画は削りすぎてあまり機能してなくないか?
>>465 今回の作品観て
コーエンって原作付は向いてな
と思いましたね。
467 :
448 :2008/04/14(月) 12:38:59 ID:aOLJDSEQ
>>452 なるほど、普通の銃だったんですね。
サイレンサーがピカピカだったんで特殊な銃かと思った。
牛殺し銃じゃ、さすがに連射できるわけもないし。
アカデミー最大の対抗馬だった「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」 は いつ語るのでしょう?
>>457 確かに。
シガーで遊びすぎて焦点がボケちゃうし
ベルの回想は映像だとトミーのアップにしかならないからね
ただモスの死の扱いを軽るくすることでベルに焦点を持っていこうとしたり
聖書をカットして既に神のいない世界を見せたり
努力は見られると思う
>>467 冗談ばっかり。少なくともライフルをもった普通の銃じゃないでしょう?
散弾銃みたいな複数の弾が出るし。
ショットガンについてたあのサイレンサーは、スプレー缶から自作したもの。 by 原作
あーじゃあれはショットガンだったのか。 ショットガンにサイレンサーつけるって思いつかんかった。 てっきりこれもまた空気かと。
モスが追っ手と対決するのにショットガンだけに頼らず、 ブツを積んだ車の運転手から奪ったSMGも使えばシガーからもメキシコ人からも 身を守れたかも知れんのに。弾が買えないからだめかな。
>>464 笑ったw
>>466 僕ちゃんはこの一、二年内に考えさせられて良かったと思った映画はあるの?
トイレ行ってて最初の2、3分くらい見逃したorzのですが、 手錠で首絞め殺すまでになにがあったのでしょうか?
なんにも。ベル保安官の語りの最後に手錠を掛けたシガーを よその郡の保安官 (かその助手か警官) がパトカーに押し込んで連行するシーンがあるだけ。 あとはデスクに向かって座って逮捕の一件を電話で報告する彼に シガーが背後から忍び寄って、電話が切れたとたんに手錠の鎖を首に掛けた。
>>476 ありがとうございます。
逮捕された経緯はなんなのでしょうか?
478 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/14(月) 16:09:20 ID:mAmnCnsn
痴漢冤罪
>>478 え?!マジですか?それであの縊り〆に、、
もう1回観に行くのは無理かもしれないので
DVDの楽しみにしときます。ありがとう御座いました。
ォィォィw
481 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/14(月) 17:41:13 ID:aOLJDSEQ
そもそもショットガンにサイレンサー着けて効果あるの? なんかイングラムにサイレンサー着けた某映画の銃よりはましそうだが。
ちょっとやそっとじゃ手に汗握らない映画マニアの俺なのに この映画に食らった緊張感は何だろう? 足を怪我したシガーが湯につかって血がぶわ〜となるような ディテールがうまいのか?
この映画を観て面白かった人は、 ランボー1作目の原作「一人だけの軍隊」を読んで欲しい。 映画とはまるで違う興奮がある。オチを知っていても何の問題も無い。
例えばコートを3人組から買った 「(ついでに)ビールもくれ」って言ったら 「いくら出す?」(にらむ)「渡してやれ」ってやり取りがあった そーゆーのって口にツバがたまるような なんか嫌なリアリティなんだが どっかにピッタリはまる感想ってないんだろうか…
485 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/14(月) 18:06:12 ID:l6WU8vxe
486 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/14(月) 18:46:47 ID:aOLJDSEQ
どうして皆、警察に通報しないのでしょう?
>>474 この作品より良いと思えた映画はいっぱいあるね。
>>484 うん、怖かった。
シャツ貰うとこもなんか怖かった。
何考えてるかわからん(何も考えてない?)子供が一番ヒヤヒヤした。
ファーゴと構造が似てるもんだから、シガーがモスを紅葉おろしにするのかとワクワクしちゃったぜい。 多少肩すかしだったが、ベルのあまりにシブい挫折っぷりに心が熱くなった。
>>487 その「いっぱい」の内の二つか三つばかし挙げてくれよw
492 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/14(月) 19:57:24 ID:9OxZxbmv BE:634044645-2BP(0)
昨日見た。ブラッドシンプルやファーゴの作品にあった『見終わった後の言いようの無い快感』が欠けてる様な気がした。後引く快感の中から様々な人物の対比や、作品のテーマなんかが記憶の中から浮かび上がってくるのがコーエン作品の醍醐味だと思うのだが・・・ いや、この映画自体面白かったんだけど。こんなに緊張する映画も久しぶりだし。 ただ、ベルの人物の掘り下げ方次第でもっと必殺の名画になったんじゃないかとちょっと思った。
493 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/14(月) 19:59:04 ID:9OxZxbmv BE:1775323687-2BP(0)
ごめん、ageちゃった・・・
だってオマエ馬鹿だもの
496 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/14(月) 22:57:07 ID:aOLJDSEQ
ハレルソン扮する男は、カバンに気づいていて、何で自分で取りに行かなかったんだろ?
497 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/14(月) 23:45:54 ID:NK4KngFn
ゾディアック、アメリカン・ギャングスター、ノーカントリー どれも同じ香りがする。 3本とも周囲の観客は行儀がよかった。
>>494 作品の「良し悪し」と「好き嫌い」の区別くらいつくよな?
「気に入らなかった」とか「気に入らない奴が好んでるから」
なんて理由で良作を貶めるのは貶めてる方が恥かくのわかる?
>>498 意見の中身じゃなく
言ってる人物で判断してんのは
お前らの方だけどなw
オマエとことん馬鹿だなあ 中身も人物もお粗末だから貶めてるんじゃないか
みんな、いいよな。この映画について語れて。 俺も語りたいな。でも、見れないんだよな。悲しいよな。 アカデミー映画が見れないなんて、この地方都市でもありえなかったのに ノーカントリーは来ないんだよな。
そんだけオスカーのブランド力って暴落してるのね
公開後に上映館増えたりしないの?
>>497 俺は、ゾディアックとノーカントリーは好きだが、
アメリカン・ギャングスターはあんまし面白いと思わんかったな。
>>501 GWを利用して、やってる地方に旅行に行くのだ!
GW直前〜GW中に上映開始する地方も多いっぽいぞ!
>>499 「深くない」「キャラが立ってない」「今さら感」
と紋切り型で貶すばかり、なぜそう判断“すべき”なのか、具体的な考察がない。
少なくとも感動した人たちの何人かは、こういう点が良くてこういうことを考えさせられた、と書いてる。なるほど、と思う。
具体が挙げられないんなら、
あんたが「深い」「キャラ立ち」「新規」と思う映画を挙げてもらって
どういう判断に基づくのか、それが批判として妥当なのか、映画について考えたいんだよ。
もちろん、あんたの映画的教養みたいなものも問われてるわけだが。
具体的な指摘をせずに批判または闇雲に賞賛するのがBAN。 だからこそ嫌われていて、だからこそ荒らしなワケだよ。 何も求めず、NGに放り込むのが一番いいやり方だ。
BANとかいうキチガイはシガー以上のサイコ野郎なんて 漫画や映画でも今まで一杯いるとか主張する割には例を全然挙げてないのなw そもそもこの映画を何でこんなに必死になって貶してるのか分からんが。
この映画の怖さとかリアルさって 音楽が一切かからない 所にもある・・・て話はもう 出たかな? とにかく怖くて堪らなかった。映画の画面が観られないって 経験はほぼ初めてでしたよ。 「純粋な悪に飲み込まれる。」って映画のコピーも良かった。
ペキンパーの藁の犬で ダスティン・ホフマンが鉄棒で殴るスローモーションを観た時に感じた 乾いた恐怖感があった
素直に「分からなかった」でいいじゃないか。そっから考えれば。 なぜ”分からない自分”が正しいと思い込むのか。
ネットによくいる自称評論家は、俺基準の奴が多い。自分の考えが絶対で、理解できない物は悪。 BANもその手の人種だと思う。
513 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/15(火) 07:57:33 ID:lo4z3nPy
叩かれるのが怖くて自分が好きな映画も披露できないんだから 自称評論家にも達してないだろ。 ただの荒らしだよ。
514 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/15(火) 08:16:03 ID:kYwelMl2
面白かったけどそんなに心に残らなかった。 B級ホラーのほうが頭にこびり付く自分には高尚すぎたかも。
たくさん仕掛けられたさりげない微妙なユーモアを感じて欲しいと思うのです。 こんな内容の映画にユーモアを忘れず組み入れるコーエン兄弟はやっぱスゲェ。
>>504 はげどう
アメギャンは硬派を装った軟派野郎
これはちゃらんぽらんな硬派
>>515 ユーモアも含めてだが、コーエン兄弟の仕掛ける表現上の妙味は
ある種の人間にしか享受できないシロモノだろう。
映画オタクのお茶目な悪戯が真面目な観客を翻弄するさまを見て、
友よ俺はだまされんぞとつぶやいたものだった。
ただしそれを高尚なものだと勘違いするのは痛い
大金持ちは安全上の理由などからトレーラーハウスに住んだりしないだろうけど、 トレーラーハウスの住人がみな貧乏で下層階級と決まったもんでもないんでない? 金があってああいう生活が好きでやっている人だっているかもしれない。
日本と違ってアメ人はほんと色んなのがいるからなぁ そういうのもいるかもな
トレーラーハウスの住人はかなりの下層階級です。これは鉄板。
523 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/15(火) 14:58:32 ID:kYwelMl2
>522 それか訳ありの人。 どうでもいいけど、アメリカ人は土地に縛りというか愛着がないから どんなところでも暮らすよな。
>>519 サイレンサーつけても結構うるさいもんだねぇ
撮り方は上手いけど、作品としては良いとは思わなかった。 コーエン監督スゲェスゲェと言ってる友人はミーハーだなぁと思ったわ。 アカデミー賞受賞しなかったら見もしなかっただろうに。権威に流されすぎ
526 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/15(火) 17:03:39 ID:VVY947EQ
近所のシネコンでたまたまやってるからレイトショー観に行くわ。 しかも、日にその一回きりというのが何気に悲しい。
劣化版『悪魔のいけにえ』だな 「おかっぱ面白いからそれにしよう」って監督のコメントからでも 偶然の産物ですごい映画になったというのが解る ただし劣化版と言っても この映画はかなり近い場所にまで迫っている
>>475 ベルによる身の上話と時代背景、それらに対する心情の説明
個人的にはあそこを聞き逃すとベルの考えがあまりわからなくて
話として置いてきぼりを食らうかも、と二回目観た時思った
保安官いらないとか言ってる人は少し当てはまるんじゃないかな
冒頭の為だけにもう一度観るのもなんだから脚本やimdbの
quoteを見るか、小説の冒頭立ち読みすれば?
衣装担当メアリー・ゾフレスの仕事のファンなので、 コーエン兄弟がどうとかよりメアリーのテキサスコーディネートを堪能。 メアリーの仕事やっぱり好き。 モス妻の格好がすごくかわいい。真似したい。 (ケイト・ウィンスレットに顔がちょっと似てたけど)
530 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/15(火) 18:16:32 ID:C7UEjsDv
なんだか不愉快な映画だった トレスポのダイアン、久しぶりに観れてよかった けど…老けたなぁ
映画素人だが、正直わからないことが多すぎた。 金の入ったビジネスケースを通気孔の中で移動させるシーン、あれどういう意味? あの移動によって何が変わったの? 解説してくれる人希望
>>531 ぜんぜん難しいことを描写してるわけじゃないので解説を待つ必要ない。
あれを解説されて理解したとしても面白くないんじゃあるまいか?
まずブラッドシンプルあたりで作家の癖をつかんでから観なおせば簡単にわかると思う。
533 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/15(火) 20:17:50 ID:C7UEjsDv
アカデミー賞作品賞て感じが全くしない
題は何て訳せば良いのか? 「年寄りのための国はない」 「老人には居場所がない」
>>535 「非道い時代になったものだ」…が感覚的に近い。
意訳 「おかっぱの悪魔」
538 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/15(火) 21:56:25 ID:0zHftMBk
否定派の皆!安心して!この映画を「素晴らしい!」とか言う人たちは 感性が世間とずれてる人たちだから。533よ!俺も久しぶりに寝そう だったぞ!悪かったな
シガーの使う変なサイレンサーの付いた銃、あれなんですか? 弾痕がショットガンみたいなんですけど。
ちょっとは過去レスくらい読めよ
小説版の「血と暴力の国」ってタイトルはどうなんだろう、 とおれは一人ごちた。
>>531 リーガルモーテルで部屋のダクトにカバンを隠し買い物に出て戻ってきたら、
誰か(メキシカンギャング3人)が部屋に居るので別のモーテルに一泊
翌日、別のモーテルでショットガンを短く加工した後、
リーガルモーテルに戻り、ダクトがつながっている裏側の部屋にチェックイン
銃撃音を聞きながら裏の部屋からダクト越しにカバンを取り戻して逃げた
モスが裏側の部屋からダクト越しにカバン回収の最中に シガーは最初の部屋を襲撃してメキシカンギャング3人を射殺し 部屋の中を調べ、ダクトにカバンが隠されていて別に部屋に引きずられた痕跡を確認した つまりシガーはチェックインして襲撃するまでの間に、モスも同じモーテルにいてタッチの差で現金を持って逃げたとわかった
そもそも金くすねる段階で、顔を見られたんだから生き残りにトドメ刺してこなくちゃ ダメだよな。よりによって水持ってってどうすんだよ。 それがなければあんな悲劇は起こらなかった。映画にならないけど。
545 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 00:07:08 ID:d4k6eJ04
日曜の午後にテレビ東京系でやってた70年代のB級映画をみてる気分だった。 タランティーノの映画より70年代な感じがする。
546 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 00:13:03 ID:5x0oOtrl
>>545 お前をそう思わせたコーエン兄弟の勝ちだな
むしろそれを狙ってたんだからw
>>544 金の中に発信機仕掛けられてたんだから
行こうが行くまいが悲劇は起きてたっしょ。
発信機、範囲狭そうだしかなり当たりをつけていかないと見つかる率は小さいのでは? ルパン三世とかにでてくる発信機とは違う。
シガーは最初のモーテル見つけるシーンからすると 数キロくらいの範囲はありそうだけどなぁ
大金見つけたらまず発信機のチェックは大切だな。 主人公、生き残ってたギャングを放置して冷酷だったり、木陰の人間をじっくり観察してから 接近すると慎重だったりするわりに、水を持っていくのはなんか唐突な感じはしたなあ。 あとピックアップトラックが見つかったんだから、結局警察にはいつかばれると考えるのが普通では。 奥さんと身元を隠してどっか逃げるしかないよね。それこそメキシコでも。 あの段階で警察に保護を求めてネコババを自首するしかなかったのでは?普通の発想だと。
551 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 02:15:29 ID:I//Bojcx
良かった。あんな話は永遠の日常ということを言いたかったわけね。 ていうか、あのおかっぱおっかねーw
>>541 は「血と暴力の国」を読んだのであろうと俺は一人ごちた。
553 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 02:52:54 ID:ibyEcLzU
日曜夜の料金の安いレイトショーを見に行ったんだが、そこそこ客が入っていたな。 しかもカップルが多かったが、カップルで見る映画じゃないな。 それに一般受けする映画じゃない。 実際、首都圏でもロードショーしている映画館少ない。 正直、アカデミー賞を取る類の映画じゃない
ディパーテッドは受賞に値する作品だったのかね
別の作品を比較に出すと漏れなくスレが荒れる法則。止め止め。
>>547-549 発信器の受信範囲はそんなに広くないよ。
今の登山(遭難)用のビーコンでも100メートルぐらい、
いくら高性能でも1キロないでしょう。
多少の見当がないと、偶然頼りになる。
モスも車でアシがついてなければ、
金を使ったとき発信器に気がつくだろうし、
女房の実家にでも逃げてしまえば発信器では捕まらない。
>>550 モスも根っからの悪人じゃないんだろう。
「馬鹿なことをしにいく」と言いつつ、帰れなくなることも想定していた。
そんな冷静な男が金に目がくらみ、勝ち抜けられると考える。
この点も小テーマのひとつだね。
モスは善人だと思った。 物欲現代社会においては。 善人が痛い目にあって、まったく報われないまま死ぬこともありえる という無常さを感じた。
「モスはどう行動してたら生き残れたか」ってのを 考えるとちょっと楽しいかも。
559 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 07:23:49 ID:I//Bojcx
さっさと銀行に入金しちまえばよかったのに。分散させてさ。 ていうか、レンタカーでも借りて遠くの州にでも行けよと。 発信機を突き止められるような場所でウロウロしてないでさ。
追っ手から一生逃れなきゃいけない居心地の悪さと 追っ手を倒せるという過信があったんだろうね。
ある程度は聡いし経験上の自信もある。
夜中に教われた件から、追っ手がくると判断した。
女房を実家に帰して、逃げつつどこかで処理できると信じた。
モスもまたヴェトナムを引きずった、強いアメリカ(の幻想)を象徴してるんだと思う。
自分好みなら面白くなる、のではなく、
現物について考えるだけでもでちょっとは「深くなる」とは思えないか?
>>558
ベトナム戦争を二期も務めたんだ、ギャングくらいなんだ、 逃げ切ってみせるという信念があったんだろうな 日本公式サイトの紹介文だっけ?「モスは金を持って逃げ切れる と信じ、シガーは金は自分の許に来る運命だと信じ、 ベルはモスを救えると信じていた」みたいなの
そういやコインをトスして相手の生死を決めるキチガイという役は、10年くらい前にトミー・リー・ジョーンズも やってなあ。あっちはコールさせないでヘッドかテールかだけで決めてたけど。
シガーの使っていたショットガンのモデルは何? メキシコ人やモスとの撃ち合いで 全然ポンプアクションとかしてなかったからセミオートだよな。
>>558 そりゃリーガルホテルから逃げ出した直後に発信器を始末して
(あるいは撃ち合ったホテルでもっと早くに発信器に気付いて万全の状態で待ち伏せしてシガーを始末し) 、
奥さんも捨てて逃げれば逃げ切れるさ。
しかし半死のメキシコ人を見捨てられない彼が奥さんを見捨てられやしないし、
シガーを始末してもウェルズやメキシコ人が奥さんの実家に来るから難しいな。
567 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 11:05:48 ID:kJrefwuy
>>558 金手放して夫婦とも警察に保護
保護中に別の戸籍を用意してもらう
日本に移住してトミーリージョーンズと農業して暮らす
568 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 11:14:31 ID:HeQOEt9/
あんまり話題になってなかったけど、シガーがモスの電話記録?から 住所聞いてたババア死んでなかったよね? それとも俺が見逃しただけ?
569 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 12:23:14 ID:xSyWX/Ao
誰でも区別なく殺すわけじゃない。 多分生きている。
>>568 ルールを遵守する人間にはシガーは手出し出来ない、 シガー自身の生き方が「ルール遵守」にあるから…
と、前スレで書かれていたのだわ。
572 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 15:26:40 ID:kJrefwuy
>>571 そうなん?
おばちゃん以外に人の気配を感じたから退散したのかと思っていた。
ほぼ数日内のことだし、モスもあたまが働なかったんじゃないかな 漏れも金を手にしたら入金するよりもってるかも。 ただしずだ袋に入れてね。 で、シガーことハビエルはペネロペにプロポーズしたらしいよ(`・ω・´)
>>558 銃撃戦の痕跡を発見した直後に、
即座に保安官に電話して事情を説明し、
家に帰ってビール飲んで寝る。
話が始まらなくなるけど。
いや、ここはミルクを。
576 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 16:13:07 ID:I//Bojcx
最初に見捨てたなら、水なんかもってかなきゃよかったのにね。
あれだけ時間が経ってたら死んでるかもとか思わなかったのかな。
冒頭のあれさえなければバレッこなかったのに。
>>560 たしかに車を放置した時点で素性がバレてるもんね。
嫁さんだけなら一緒に高飛びできるかもだが、あの時点ではガンの婆さんもいたし。
発信機があろうとなかろうと不安なことには変わりねーか。でもさ、
仮にそうだとして、シガーを倒せても次が来ると思わない?
恥ずかしながら、モスを殺ったメキシコ人グループがどこから
湧いたのかわからなかった。あれはシガー側との取引先なんだろうけど。
>>572 殺さないとは思ったけど、殺されるかもとハラハラしたねw
>>563 トゥーフェイスは「傷のある面は悪、傷のない面は善」
という前提のキャラクターだから、
相手に表裏を賭けさせるわけにはいかんのです
今日見てきた。 ただ、ある事を淡々と描いている…そんな印象の映画だった。 それが考えさせられる。 切ないような、無情なようななんとも、どうしようもない余韻が残るな。 嫌いではない。
大貫さんの金も、この手の金だったんだろうな。
じゃあ「竹やぶに落ちてました」と警察に届ける正直者が一番得をするということですね。
金を丸ごと手に入れた時点で
死からは逃れられそうにないよなぁ。
死体と金を見つけたときに
札束2,3個だけ取って
あとは知らん振りがベストかも。
水持ってかなきゃあそこまでならなかったんだろうけど
行かなきゃ行かないで、そこはかとない居心地の悪さはずーっと残るだろうね
「大金せしめて来たけど、このまま平穏無事なんてあり得るのだろうか?
いつかどこかで誰かがこの金を取り返しに来るのではないだろうか?」という不安が。
その不安を消し去るためには
金を諦めるか、渦中に飛び込むしかないもんね。
>>561 うーん。深いとまでは思わないかなぁ。
と言うか、映画自体は面白かったんすよね。
普通に犯罪映画として楽しめたと言うか。
「物語は楽しめたけど深いとは感じなかった」
自分的にはそんな感じ。
よし BANよ 原作を読むのじゃ
この前『白の海へ』買ったんで まずはそっち先かな。
一人だけの軍隊を読むんだ
585 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 21:09:47 ID:HeQOEt9/
バイクの人は何もしてないのに殺されるし、 自分のルールつっても結構あいまいだよな。
586 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 21:12:10 ID:hE/akzs7
水もってくぐらいなら 通報した方が助かるな
>>581 コーエン兄弟みたいなのは深みがあると思って掘り下げると
くるっと回ってオモテに出ちまうとこが妙味なんでな。
つまり映画表現それ自体が肝であって表現内容は方便にすぎない。
今回のは作家としての成熟ゆえか原作由来なのかやや深みがありすぎて、
それでアカデミーやお前さんのように勘違いする輩が出てくるんだろうな。
588 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 21:49:52 ID:I//Bojcx
>>586 銃撃戦の関係者と思われたり、ややこしいのが嫌だったとか。
カネをパクッたのがそれでバレたら元も子もないし。
ていうか普通、あの様子だと死んでると思うよね。
>>587 結局、あの話自体にはさして意味が無かったというわけでしょ?
大枠のテーマからすると。あんな出来事は日常茶飯事なんだと。
俺はそこが評価されたと思ったんだよね。
だから深いって何なんだよ
590 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/16(水) 23:44:55 ID:yfOnfaeq
モスたちが住んでたとこの受付のオバハンのデブり方って特殊メーク?
んなわけない
結局最後の事故はどういうことを示してる? いまのところ通説はどんな感じ?
命あるものは全て滅び行く運命にあるものだ
594 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/17(木) 00:51:42 ID:Xmzj4ksF
最後の信号機の色って何かを暗示していたの? そういっている評論家がいたんだけどわからなくて
・青信号だからといって安心せずに、左右を良く見て渡りましょう。 ・サイドエアバッグ付きの車に乗りましょう という教訓。
596 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/17(木) 02:51:08 ID:UsXqn2sV
シガーが雑貨店主と話す場面、何食ってんの?麦チョコ?
あの雑貨店店主にだけはなんか意味なく絡んでいて違和感あった。 あんまり意味ないことはしないよね、後は。
598 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/17(木) 03:06:10 ID:TgMowucd
>>594 世の中は何が起こるかわからないし、
防ぎようがないってことじゃないの?
>>592 俺はシガーが異物というか超越した存在ではなくて
モスやベルと同じ時代遅れの存在の一人だと受け取ったよ
人の意見を柔軟に吸収し、「駄作」から「映画自体は面白い」にまで 主張を変える固定が見れるスレはここですね? 自己顕示欲が強いって大変だなあ。
601 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/17(木) 05:13:06 ID:+Vqo5UgU
>>597 天気がいいだの言われたのがきにくわなkったんでない?
シガーに天気は禁句なんかもね。
でもコイントスの語りいわせたくて無理やりからませた感はあるね。
天気の方じゃなく、〜から来たのか? みたいな身元詮索じみた質問が気に障ったんだと思う。 コインを選べとちゃんと言うのは、この雑貨屋とモス妻。 他の、金を取り戻すために障害になりそうな人間はさっさと殺してる。 (トレーラーハウス管理人は、選ばせる前に出て行った) 追跡過程での殺し以外は、コイン=運のルールに従うのだろう。
>>594 アントン・シガーも人の子。
運命には逆らえないって事だと思う。
シガーてなんで生きてんだろうな。一応死にたくないとは思ってんだろうな。 個人的に、シガーの生きる執着みたいなもんが気になった。 運がなければ死ぬまで位には考えてんだろうけど なんか感情が読み取りにくい顔してるから、怪我を痛がってたり ラスト逃げるのが不思議に見えてしまった、一応無事に生きて自由ではいたいんだなとw 怒りを持ってるのは解る。後は無機質ぽくて人間じゃないみたいだ。 コインの裏表で生きていくとあんな風になるんだろうか。 悲しいけどどうしようもならない位怖い人格形成されちゃってるよね。 後はなんか潔癖な所あるね。神経質つーか。
605 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/17(木) 08:17:19 ID:UBAt61jJ
プロ根性は人一倍あるみたいなんで、 仕事を生き甲斐にしてるんじゃないだろうか。 実はワーカホリック気味だったりして。
606 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/17(木) 08:29:49 ID:Q/4yAIPQ
ようやく観てきた。 最後は事故ってそのまま死んじゃう方が、運命に操られた唐突感がでて 良かったんじゃないかと思った。 トミー・リー・ジョーンズがもう少しシガーに絡む場面をつくるべきだったのでは? あれだと、思わせぶりなセリフ喋ってるだけに見えないこともない
607 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/17(木) 08:34:58 ID:Q/4yAIPQ
どうでもいいが、シガーは絶対アスペルガーだとオモタ あと、一緒に見に行った奴が、エアガンにあんなに威力あるわけねぇよ、ウソ臭ぇ〜 と騒いでいたので、解説希望
608 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/17(木) 08:51:34 ID:Xmzj4ksF
>>603 そういう意味じゃなくて、
映画全体がアメリカという国の風刺と見ることも出来て
最後の信号の色を見たときに「なるほど」と思ったってのが
どうしても判らなくて。
//movie.maeda-y.com/movie/01072.htm
>>607 エアガンってボンベ付きのあれ?
ドアのシリンダーを飛ばす威力はあるかどうかしらないが、
シリンダーを抜いてもボルト (かんぬき) は抜けるわけじゃないので
実際にはあれでドアは開かないそうだ。
黒っぽい長い銃で先の方に銀色の筒がついているのは
サイレンサー付きショットガンだそうだ。
でもあんなに音を消すのは実際不可能なんで俺はこれもエアガンだと思ってた。
実は空気圧のアレは似たようなものを実際に体験している。
日本でもひと頃学校などでの集団予防接種で大々的に使われていた
空気圧式ワクチン接種器だ。注射針はなく、空気圧で薬液を皮下に打ち込む。
ブラジルで黄熱病の予防接種を受けたとき、これでやられた。
折しもエイズで世の中騒がしい頃で、針は替えなくていいのかと医師に聞いたが
針はないとのことで、続けざまにブシュブシュやられた。
後にこれがウィルス性肝炎を媒介するとして話題になり、日本では使用されなくなった。
>>596 スクリプトによると、"Cashews"とあるので、カシューナッツだと思われ。
最後のガキが最初は金を受け取らなかったのに 金もらったとたんに独り占めしようとしてるところが妙に気になった。 あれもなんかメッセージなんかな?
614 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/17(木) 15:20:23 ID:Xmzj4ksF
>>612 モスが上着を少年たちから買うところと重なるよな
金と諍いと現代っ子、これからのアメリカを暗示してるんかな。
>>609 アナタのバイオグラフィが知りたいわん。
>>612 そんなん言い出したら
(この映画に限らず)なんでも深読み出来ちゃうと思うんすけど。
618 :
610 :2008/04/17(木) 17:11:10 ID:jPMhOC9K
ラストにはポカーンていうか、唐突過ぎてしばらくぼーっとしてしまった。 でも見てよかった。ひさびさに脳みそもってかれた。
>>617 いや、そこだけわざとらしかったって言うか、妙に気になっただけ。
621 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/17(木) 21:15:36 ID:Xmzj4ksF
あの骨出てたのも自分で治療したんかなあ
>>620 あなたは正しいよ。
たしかに「深読み」はどんな場面からでも出来るかもしれないが、
物語やテーマと矛盾しない深読みを選んで、自分の中で総合的に意味付けを行なっていくのが鑑賞という行為だとおれは思う。
あの場面は、エルパソの保安官が「すべて金が原因だ」と嘆いているんだから、何か意味があると思って当然。
614が言うように、同じく服を買うモスの場面と対になってるんだろう。
すぐに売って、ビールにまで「いくら出す?」と聞く若者、連れが「あげろよ」と言ってただで得た、そんなモスは結局死んだ。
逆に、あげるよと言った少年に金を押し付け、連れは「俺にもよこせ」と揉め始める、そんなシガーはあの後も生き延びるんだろう。
どっちも、相手が(ごまかせるという都合も含めて)若者というのもミソだろうね。明日を担うはずの青年たち(OLD MENの対)だ。
アメリカの未来の在り方を暗示してると深読みしてもいい。
もちろん、そこに過分の意味を持たせるのもどうかと思うが。
>>622 筋を説明しているだけで何も読み解いてないけど
しょうもない煽りだなぁ きみはホントにつまらん
>>621 映画、もう一度見ろよ。
行く方向に墓場見えるだろ。アントン・シガーは死ぬんだよ。
なんて嘘。
シェーンカムバック
既出かもしれんがこの映画は死というものが、かなり粗末に扱われてる。 それも現代に生きる俺らに対する警鐘なんかかなあ。
627 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/18(金) 00:19:23 ID:X9b9LCAZ
628 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/18(金) 00:55:21 ID:U1ZOgS+a
アントンといえば猪木。 マテ茶でも飲んで落ち着け。
アントン・トレーディング・カンパニーってあったな。
630 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/18(金) 02:02:33 ID:HwUnMpcc
>629 タバスコ輸入してた会社ですね?
631 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/18(金) 02:07:27 ID:W8ICY6KV
眠気覚ましに亀頭に少量のタバスコを塗布すると 後悔しますぜ。
>>618 おーっ、ありがとう。
役名"Agua Man"か。笑える。
昨日見てきた、雨 プレミアスクリーン優待券¥1000 客3人w 内容は、このスレに出てる通りで最後のホテルのシーンもすんなり理解できた 保安官の最後の夢についての下りは町山を参考にすることにする DT松本の、保安官がいない脚本の方がすんなり…つうのは無茶苦茶だろう 確かに舞台上はモスとシガーの二人芝居だが、この舞台の背景は保安官で コーエンの演出意図を代弁してたとの解釈 実際に、この二人との絡みは無いし 俺的には、シガーは神の罰を下す役割で、この人間のエゴによる独善的なルールで 出来上がった世界で、神による人間の行いに対する罰は無慈悲な死として行使される それは誰も逃れられない その絶対性こそがシガーに付与された個性じゃあるまいか まあ、そんな解釈に落ち着いたかなw
634 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/18(金) 11:47:43 ID:rrYWKq8k
これの本読んでみたいけど英語のレベル的にはどうなんだろ? 結構難しい部類の作家に入るのかな??
635 :
629 :2008/04/18(金) 12:33:21 ID:s/FPxoGL
>>630 いえ、扱っているのは牛殺しのエアガンです。(嘘)
アントニオ猪木とアントン・シガーについて妄想してしまったが、
アントン・シガーが、黒いパンツ履いてプロレスラーやったら、ヒールっぽくていいかも知れん。
あんなプロレスラーどっかにいたなあ。
>>634 読み始めたばかりだけど、南部訛りの英語をそのまま文字にしているから、
結構手強い。例えば、モスの台詞で
I'm fixin to go do somethin dumbern hell but I'm going anyways.
dumbern hellって何だろと思ったけど、少したってからdumber than hell
のことだと気づいた。文章そのものは短くシンプルなものが多いから、
構文的な難しさは無い。
原作でもシガーの武器はアレなの?
>>637 逆に読みたくなるな。編集者の方ですよね?わかります。
翻訳出てるので原文がわかんなかったら、そっちを参照すれば?
ホテルシーンで遠くから車狙撃してたのはアントンどういう銃使っていたんだろうね? みためあのサイレンサー付きのショットガンしかなさそうだったけど、あれによるものだ ったら万能銃すぎる。遠距離からでもスラッグ弾で正確な狙撃ってゴルゴでも無理だ。
これだけドラマチックな要素が欠如しているアメリカ映画も珍しい。 なんかいろんな意味付けしているようですが、意味なんてない。
昨日、ようやく見てきました。映画素人ですが、面白かったです 「善悪を超えた存在」というシガーの立ち位置の据え方に共感を覚えました 日頃より人智を超えた存在というのは、そういうものだと感じていたので
地方の映画専門学校の生徒が絶賛しそうな映画
それはどっちかというとリンチ作品だろう。
意味なんてない。そう思いたい。
わたしにもそういう時期がありました
648 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/21(月) 13:31:52 ID:5lDODrNj
みてて腹立つ保安官 長台詞で言い訳してるけどあの爺ただのビビリ 天国に行けないパパみたいな あとシガー あいつの魅力の9割空気銃 残りの1割は髪型 でも面白かった
>>642 「意味は無い」なんて断言しちゃって可愛らしい。
はっきり「解りませんでした、教えてください」 と言いなさい。
ワタシの解る範疇で手取り足取り教えて差し上げますのに…
650 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/21(月) 14:09:27 ID:ATc4s5tz
「どうせわからないんだろ?」 これが中2病の口癖なんだよな。 「わかるけどつまらない」んだよ。 中学生レベルの映画って感じ。 必死に大人ぶってタバコをふかしてる そんな感じの映画。
651 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/21(月) 14:10:14 ID:ATc4s5tz
>>647 の言うとおり。誰もがこういう映画を評価したくなる時期があるんだよな。
でも低レベルだってことに気づいて卒業していく。
あっしは「面白かった」と云えない「おもしろさ」にシビれた(意味不明か)クチです。 まぁ元来、救われない映画が大好きなヤツなんで、大いに楽しませて貰いました。 2chじゃ珍しくもないかも知れないけど、特にこの映画、 クサす人の意見が実にエグいですねぇ。 反対意見の大半が悪罵の限りを投げつけてるって感じですが、 それを読むのもまたどこかゾクゾクして愉しい。 ・・・・そういうところまでひっくるめて「そんな映画」って感じ。
653 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/21(月) 16:06:26 ID:Azit6vr1
>651
654 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/21(月) 16:09:14 ID:Azit6vr1
>651 帰りにTSUTAYAで借りてくからレベルの高いタイトル教えて下さい
655 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/21(月) 16:14:28 ID:PYJBhUF0
>>651 では 卒業した後どこにたどり着いたんだあ?
656 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/21(月) 16:21:10 ID:0Ntf7Wjv
結論。 結局わけわかんない。
老保安官に感情移入出来るか出来ないかでこの映画の評価は変わる
658 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/21(月) 17:09:03 ID:PYJBhUF0
マッカーシーの原作は凄まじく読みにくい。 カギカッコが無いわ、心理描写は無いわ… 解りにくい映画になるのは必然的。 映画にした当人たちも物語を理解してなかったらイヤだなあ…
659 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/21(月) 17:31:03 ID:vQMt9q58
>>641 そういやゴルゴ13にも、ライフル?の弾が撃てる散弾銃でゴルゴに対抗する奴が出てくる。
初期の作品だけどね。
ウンザリするくらいに感じてる現実を映されてもねえ…。 何も得られない映画。 むしろ愚痴聞いて疲れるね。
>>660 純文学作家が書いた本。
グチの部分に主題があると解釈できなければ、内容が見えない。
>>660 映画は30年近く前を描いていて、今はそれ以上酷くなってる状況を
現実で見て何も感じないならそのアパシー自体、憂慮すべき事じゃない?
>>650 この映画のダメな部分を指摘してみ
わかってるなら
664 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/21(月) 20:17:13 ID:v7H0y5c9
実はこれってモニカ・ベルッチの『アレックス』と、話は全く違うが通底してる気がする。
回避できない運命論とか、偶然の残酷さとかね。
ただし、そんなもん提示されてもなあ、、、、モニカ・ベルッチの裸見たさに観に行った
『アレックス』に較べりゃダメージは少ないが。。。。('A`)
原作の解説によるとノワールものらしいが、映画も原作も観た/読んだ後は萎え萎え
になってしまう。馳先生とかエルロイだとそんな事無いのにw
やっぱ、おれは『漂流街』みたいに吉川浩司がバズーカだかRPGだかに秘密闘鶏場
ぶっ壊すような映画がいいっす。('A`)
>>658 カギ括弧が無いのはこの作家のスタイル。心理描写も意図的に描いてない。
665 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/21(月) 20:17:55 ID:XDcs1w3T
やっぱトミーリージョーンズが「セブン」のモーガンフリーマン演じる老刑事と重なるな ラストの事故のところで、「ゴルゴだったらこんなミスしないよな」と思ってしまった
>>662 ウンザリする程感じてるって書いてるでしょ。
分かり切ってることを話されてもねぇ…ってこと。
>>649 「分かりませんでした」も何も
そもそも“分からないような映画じゃない”と言うか。
ジャッキー映画観た後に
「分かりませんでした」なんて感想持たないのと同じ。
ジャッキー映画が単なるアクション映画のように
この作品も単なる普通の犯罪映画。
これ見て「あそこの意味は〜」とか語っちゃう奴って
キモオタか専門学生だけだろw
668 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/21(月) 21:41:43 ID:uzUc22SH
ジャッキー映画は好きだな。特に80年代作品。 単純明快で面白いし行間を読むような必要もない。 何も考えずに観てるだけで楽しめる。 でもさ。 アクション・犯罪・恋愛問わず行間読ませるものもあるような気がするな。 読むんじゃなく読ませるってとこがなんというかねえ。
>>667 お前はこの映画でいうところのシガーに相当する。
鈍い上に聞く耳を持たない、独善的で煽るだけの悪そのもの。
暴力。虐げられる良心としての名無し。暴力と良心。
保安官が居ないのでつまらないな。
>>668 >アクション・犯罪・恋愛問わず行間読ませるものもあるような気がするな。
もちろんあるけど
この作品はそれに当てはまらないと言うか。
行間を読ませたかったとしたら
完全に失敗してる作品だね。
思わせぶりな演出すりゃ
皆が深読みしてくれると思ったら大間違いだし
そんなやり方、10年遅れてる。
>>670 だれも深読みなんてしてないぞ。なにを勘違いしてるのか。
読ませるのを失敗と言うが、それは”有る”もんなんだから受け手のもんだでしょ。
金をネコババしました、死にかけの他人に水を飲ませに戻ります、
その結果、殺されちゃいました。この行間をどう読み取りますか。
>>671 そんなん何の映画にだって言えるっつーか。
自分の強さを過信していたジャッキーがライバルにやられました
カンフーマスターに弟子入りし厳しい修行をし強くなりました。
そしてようやくライバルに勝ちました。
この行間をどう読み取りますか。
キミの言ってること
これと同じ。
なんつーか、ホント今更感なんですよ。
この作品の本質って。
ジャンプマンガしか読んだことない連中が
今更ガロを発見して
「蛭子能収ってすげー!」つってるのと同じだよね。
・・全然ちゃうやん・・・。 どこが同じなんだよ。。
>>673 その言い訳が通るなら
全く同じじゃん
どこが違うんだよ
って理屈も通るわな。
・・・本気で言ってて、素で自覚なしか・・・。 マジでダメだ、こりゃ。。。
>>675 あなたがこの作品の読み方を披露すればよいのでは
そもそも宣伝方に問題あり! 「映画史上 最悪の死の運び屋」…って。 脳じゃなくて、脊髄でモノ考える連中まで劇場に詰めかけちゃうし…
>>677 それ言い掛かりも言い掛かりだと思うぞw
そこまでしてこの映画を
深くて凄い作品と思わせたいのかよw
つか、お前のその発言は
「俺は能で考えて作品を鑑賞できる人間だ」と
言ってるわけですが
この作品から意味を見出してる時点で
サブカル小僧の脳レベルだと気付くべきかとw
何の根拠もない自分の感想を基準にして 他者を卑下するのはみっともないと思うよ というか、みてて恥ずかしい 構って欲しいんだろうけどね
>>670 >>678 >>行間を読ませたかったとしたら
>>完全に失敗してる作品だね。
自分が何も行間から感じなかったからって、「完全に失敗してる」てのは
おかしいよね。あくまで「俺は何も感じなかった」でいいじゃん。
だって多くの人に行間を読ませることに成功したからこそ、
アカデミー賞や批評家協会賞を軒並み総なめにしたんじゃないの?
完全に失敗してる作品なら何で数々の映画賞をかっさらったのよ。
いろいろ見落として読みとれない箇所があったから「思わせぶり」ってキレてるんじゃないの?
682 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/22(火) 02:53:21 ID:5Mmvg5KS
あの水を持って行くシーンは 大金手に入れてこれから安泰だー なんだか何かにお礼したい気分だ。 →あのメキシコ人にせめて水を飲ませて上げて安らかな 死を…って思っての行動じゃない? やはり自分のものではないお金を持って帰ったけど それまでは普通のカウボーイ生活をしてきていきなり 大金手にして今から自分のものにしようとしているのが ちょいと良心痛み、でも悪の行為に善が少し入ったとしても大きいバケツに入った水にインク一摘 垂らしたのと一緒。まさにあの戻って水を上げに行くって行為は一摘のインクそのもの。
683 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/22(火) 05:10:54 ID:DpLvOcSJ
BANの言いたいこともわkるがこれだけは認めるよな? シガー(バルデム)の演技にはシビレタよな?映画ファンとして。
BANってめちゃくちゃノーカントリー好きだよな
>>678 の指摘した通り、俺はサブカル小僧なので作品理解の為 原作を読み込んだ。
本編中 保安官にのみ感情移入が可能なように書かれた文体に(彼以外心理描写が無い) この物語の狙いを理解。
スゴくは無いし 高尚でも難解でも無い。 考える事を放棄しないで「意味ねえ」なんて言わないで。
686 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/22(火) 07:00:16 ID:IuYrp+Ya
どうもここの論争読んでいると、行間を読め。意味がわからないの繰り返しだな。 会話が分かりづらいからかも知れない。 字幕より、吹き替えの方が分かりやすいんかな?
>>686 意味が分からんと言ってる人達は 保安官をスルーしている人達。
保安官が主題を担っているので スルーすれば映画が分からなくなるのが当然です。
688 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/22(火) 07:52:14 ID:IuYrp+Ya
よく考えれば保安官が主役(狂言回し)なんだが、気付きにくいし、 指摘されてもそれを否定するから話が噛み合わないような。
>>685 原作を読み込まなければ物語のねらいがわからないのであれば
この映画作品は失敗なのでは。
この映画は原作との組で考える作品なのか?
BANは
>>487 ,490,494,506-508,511-513のやり取りの後
何も回答も反論もせずに逃げてしばらくは叩くのをやめ、
ほとぼりが冷めた頃に同じ論調で叩いてるのみると
ただスレを荒らしたいのか馬鹿なのかわからんね
>>684 メチャメチャ笑った。あんたの言う通り。
692 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/22(火) 08:58:15 ID:/GD6Jf1e
>>689 それは違うよ お富さん!
映画は原作の完全な映像への変換作品。 むしろ映画の方が分かり易い。
保安官の独白が字幕だと分かりにくいので、原作を当たって見たまで。
693 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/22(火) 09:25:16 ID:uOGSUUOh
保安官(主人公):人間として生きる上での苦悩、普遍的な苦しみ。 モス:人の欲望、それに伴う浅はかさ。 シガー:人生に付き纏う不条理、恐怖、生と死とが内包する残酷さ。 を象徴的に表現しているのだと勝手に解釈して一人で納得。 「歳をとれば神が近づいて来ると思っていた」、 「失った物を取り戻そうとしても余計に失う」という言葉に涙。 シガーが死んだり捕まったりしなかった事でさらに手応えを感じ、 モスの死がはっきりと描かれずもしかして生きているのでは思わせる演出に 「欲望とは無くなった様に見えても必ずどこかにあるもの」と言いたいのではと考える。 大変興味深い作品であるができれば目を背けていたい主題。 他にもこれに近いテーマを持つ映画は存在していると思うし、 これからも必ず作られるだろうから「抜かれる或いは越えられるためにある映画」 ではないかと個人的に位置づける。 十年後には忘れられているかもしれないし忘れられていて欲しいが、 タイトル以外は永遠に脳裏に焼きついてしまうのではないかという力も同時に感じた。 以上、感想。 みなさんの意見をお願いします。 ……ちなみに強引に連れて行った彼女からは「う〜ん」とだけ言われ欲求不満。
電源の入っていないテレビに向かって牛乳を飲むところは重要なシーンだな。
農家ン鳥
>>693 モスははっきりと死んでたし死体も映ってたじゃん。
モスの死の場面はそれまでのモス・シガー中心のアクション
視点から引いていって、いわゆる「神の視点」になるのかと
思ったら人間であるベル視点で留まったよね。
>>694 皮肉のつもりで書いたんだろうが、あれはシガーの得体の
しれなさを表すちゃんと意味のあるシーン。後でベルが
「モスの追跡者」と同化というか考えを理解しようとして
同じように座ってみたが、結局理解できなかった。
697 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/22(火) 10:58:17 ID:uOGSUUOh
>>696 失礼しました。
演出の面で、時間経過を突然飛ばしてモスの死へとなだれ込んだので
非常に印象の薄い、かつ重要性の殆ど無いパートになっていたのではと
個人的に解釈したためああいった文脈になりました。
逆に印象的だったと言う方もいらっしゃるかもしれませんけれども。
終始人間主観で終わった事は話が冗長になるのを防いでいるように思えて、
私は好きですがどう考えますか。
私もテレビのシーンに関しては「追跡」という観点に措いてのみ意味があったのだと思います。
原点は、神の意思や振る舞いは人間には理解できない 翻弄されたり窮地陥ったりするのは、当人の判断や欲望を優先させた 結果による帰結であり、どのみち最後には死んじゃうんだよ、と それは人間自身の問題で、解決する手段は、もう、とっくの昔に用意 されているんだが、何故だか人はそれを手にしないんだ、これがw 単純な暴力から資本を優先し人間性を否定するともとれる行為まで この世界はこの人間の悪行の上に成立してる 神に生を与えられながら 常に裏切り続け、挙句に偽りの神をでっち上げ、平和より恐怖による洗脳で 行使される神の子同士が殺し合う戦争 古代哲学から現代まで、これらの 暴力による支配に抗えない人間は、とうに神に見放されていて、その不舞の 代償として神に殺される運命なのだ それはカインとアベルの時代から変わらない そんなことを映画の中に感じた、ような気がする
699 :
693 :2008/04/22(火) 11:51:33 ID:uOGSUUOh
>>698 そう考えるとダライ・ラマやローマ法王達の感想を聞いてみたくなりますね^^;。
また、映画に直接関係ありませんが今朝から話題になっている裁判の判決は
「死」と「人の罪」をどう解釈するのかについても強く興味があります。
私はモスとシガーの戦いは表面的なものであって、
実際にはベルとシガー、――善良であるからこそ苦しむ人間と残酷な「生」――
との永遠の対立が表現されていたのでは感じました。
だからこそ二人が最後まで画面から消えなかった事は悲しくもあり、
なにより救いだったのではと思います。
ベルに打ち克って欲しかったけどそれでは成立しない物語なんではないかと、
しみじみ自己完結です。
700 :
699 :2008/04/22(火) 11:55:22 ID:uOGSUUOh
やっちゃった; 表現されていたのでは「と」感じました。 です。すいません。
つまり、我々が住むこの世界が地獄であり、神が我々に約束された土地なのだ 引退を相談した時の会話の、この土地はの意味はこれにつながると思う 我々は神は存在し、善き行いや死後の審判で罪を悔いれば天国に逝けると勝手に 思っているが、実は、ここが既に地獄であり贖罪として神に殺されるだけの運命を モスやその他の奴ら同様に運命に抗い欲望に忠誠を尽くして輪廻し繰り返すか 保安官の様に執着を捨て引退して抜け出そうとするしかない 今日もこの地獄で輪廻し 転生続ける亡者どもがテレビに出ては言葉や物理的な行為による暴力、不作為や 怠慢による強欲で無分別、無慈悲な振る舞いをを目にしない日はあるまい あいつ等こそは、蛆虫が排泄部に埋もれて食欲を満たしているような、この地獄の住人なのさw
>>680 >自分が何も行間から感じなかったからって
と言うか「今更すぎ」と言ってるんですけど。
要するに
言いたいこと、表現の仕方の
レベルが(こんだけ映画が作られてる現在では既に)低いってこと。
マンガで例えるなら
死体マンガ発表して「これは凄い。深い」って
そんなん何年も前に根本敬がやってんじゃん、みたいな。
>だって多くの人に行間を読ませることに成功したからこそ、
>アカデミー賞や批評家協会賞を軒並み総なめにしたんじゃないの?
?
>>684 嫌いではないですよ。何度も言ってるけど普通に楽しめたし。
でも、好き度で言えば「ファーゴ」の方が好きかなぁ。
703 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/22(火) 13:23:22 ID:/GD6Jf1e
>>702 コーマック・マッカーシーと根元 敬を関連づけた意見は初めて聞いた。
面白いので、もっと聴かせて…
>>683 うーん。
すげーとまでは思わなかったかな。
普通と言うか。
(否定してるわけじゃないですよ)
>>685 >考える事を放棄しないで
全然放棄してませんよ。
>>703 といや、関連付けたわけじゃなくて
物の例えです。
あまり色んな映画やマンガや小説を見たこと無い人にしてみれば
この作品は新鮮なんだろうな、って。
それで、何でそんな「今更な凡作」がこれだけ賞獲ったり 批評家やこのスレ含めての一般からの評価が高いと思うんだ? 全部「ミーハー」や「権威に流されて」で片付けるつもりか?
>>706 理由の1つに
日本の精神性のが全然成熟してるから
ってのがあるかもね。
何年も前の日本のお笑い的手法が
今更jackassで使われて
それが本国ですげーウケてるように
アメリカのオーバーグラウンド文化ってのは
まだまだ発展途上なんだろうな、って。
708 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/22(火) 14:45:29 ID:/GD6Jf1e
>>707 そうですか?
日本の現代お笑いは、マルクス兄弟初め、米国初期コメディ映画の作品の焼き直しばかりですけど…
特にドリフのギャグと来たら…
710 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/22(火) 14:59:26 ID:/GD6Jf1e
>>708 関西の伝統「つっこみ」や「どつき」だってボードビルからのいただきだしね。
BANのBは馬鹿 Aはアホ Nは能なしの略なんだから、相手するだけ無駄だよ。
>>702 その今更感を具体的に示してくれないとこれからも堂々巡りになるだろうな。
言いたいこと=テーマってのは普遍性のあるものが多いから
斬新じゃないことが批判の対象になるのかと言う疑問があるし
表現のレベルが低いというならどのシーンでそう感じたのかを明記して欲しい。
「今更」「レベル低い」という大雑把な言葉だけだと
批判のための批判にしかみえないんだよね。
714 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/22(火) 15:27:20 ID:/GD6Jf1e
日本の古典お笑い(落語・狂言)と区別する為の方便だよ! BANめ。
>>713 その1
物語の展開が普通。
ストーリーを楽しむ分にはいいけど
テーマとか言われても「まあ今更だよね」と。
その2
シガーのキャラが立ってない。
単なる普通の殺し屋。
物語の要であるシガーがあれじゃ
どうしようもないというか。
あんなベタキャラ出されて深いって言われても…。
>>718 その理屈が通るなら
質問に対する回答になってます。
って理屈も通るわな。
>>719 理屈も何も、
>>706 の質問は
>何でそんな「今更な凡作」がこれだけ賞獲ったり
>批評家やこのスレ含めての一般からの評価が高いと思うんだ?
なわけだ。
その質問に
>>707 で答えられてると本気で思ってるわけ?
お前らバカの相手すんなよ
自分がどう思い評価するかを絶対視して議論するかね シッコは無かったことにして、WWEのビデオに大統領候補が出る 理不尽さと堕落の方が余程リアルギャグとして成立してると思うが ここに来て、小泉の首相再任への期待が最も高いって、こっちも この国の有権者の記憶力の悪さには、悪夢を通り越して悪寒が走るよw そんな感触を暴力と言うフィルターを通して映像化したんじゃないか
>>715 モスの死を機に視点が変わる展開は普通ではないだろ。
あとシガーは十分魅力あるキャラだと思うが・・・
もう少し具体的に言及できないかな?
普通、ベタ、どうしようもない、だけではどこが不満なのかわからないよ。
>>723 >モスの死を機に視点が変わる展開は普通ではないだろ。
>あとシガーは十分魅力あるキャラだと思うが・・・
それはアナタの主観なわけですが
そのアナタの主観に
僕があわせなきゃいけないんですか??
具体的ではないと言ってますが
・物語の展開が普通
・シガーのキャラが立ってない
十分、具体的にかと。
昔から(この作品で描かれてる時代以前に)
異常事件なんてのは沢山あるのに
“ギャング絡みの犯罪”というありふれた題材を主軸に
「理解できない世の中になってしまった」なんて言われても
jはぁ???アンタ、世の中見えてます??
としか思わないよね。
「お前が知らないだけでこの世の中、昔から狂ってましたよ。
今更、ため息ついてどーすんだよ、バカ。
無知も大概にしとけよ」と。
>>724 うーん、「普通」とか「キャラが立ってない」って言葉は
批評としては漠然としてると感じるが。
これも主観の押し付けだというなら返す言葉が思いつかないな。
あと最後の突っ込みは劇中でもされてたね。
覚えてないの?
>>725 普通ってのは
事件そのものに異常性がないってこと。
大金を巡る事件だから犯罪としては至極真っ当と言うか。
身体半分引き裂かれて真っ昼間の空き地に放置、とか
そーいう事件じゃないじゃん。
キャラが立ってないってのは
俺には、彼が単なる凄腕の殺し屋にしか見えなくて。
基本的に行動がすっげー合理的だし。
全く不条理だと感じなかった。
だから、シガーというキャラから
異常性を感じとれなかったんですよ。
結果的に、犯罪映画として(エンタテイメントとして)は面白かったけど
大して深くは無いな、と。
うん、ありがとう。あなたがどこに不満を持ってるかがわかった。 例えば狂気に駆られた快楽殺人者の異常犯罪を描いた作品の方が 不条理や諦めを表現するのに適していると考えてるわけか。 まあ俺はそういう方面の刺激と作品の深さはあまり関係ないように思うがな。
>>729 普遍の犯罪や暴力を取り上げて
不条理さを打ち出すってのは全然アリなんだけど
だとしたらもう少しヒネリが欲しかったなぁ、って。
まあ、そのヒネリがシガーという存在なんだろうけど
俺はそのシガーすらも普通に思えちゃったんで。
世の儚さ、不条理さ、正義か必ず勝つとは限らない社会、筋が通らない世界
そーいうのを普通の物語の中で訴えた作品って
既にごまんとあるしね。
あと、なんと言うかシガーに頼りすぎて
物語の構成が甘いと言うか。
ギャングの大金をネコババすりゃ
そりゃ死ぬっしょ、って思うし。
この世界で描かれている出来事って
むしろスジ通り捲くりだよね。
そんな普通の話に
取ってつけたようなギミック乗っけただけで
「この演出どうよ?」って言われてもなぁ。。
映画を創造する能力が皆無無なのに上から目線でケチはつける 出来上がって世に問われた作品に、普通だとか構成が甘いだとか… 大声で「俺のオナニーは世界一の快感」でないはずが無い、との確信か Www
732 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/22(火) 19:32:45 ID:/GD6Jf1e
>>731 「知っておるか? シーザーを理解するのにシーザーになる必要は無いそうだ。」
ひいき目に見ても、決していい映画とは呼べないわ やっぱりコーエン兄弟は好きにはなれない。 そこから何も得ることのない映画でした。
久々にのぞいたらまだやってんのかよ
>>730 世の儚さ、不条理さ、正義か必ず勝つとは限らない社会、筋が通らない世界を
訴えようとした映画じゃないよ
ファンにそういう見方するのが多くて困るけど
すなおに爺さんたちの台詞思い出して逃亡・追跡劇を見直せば簡単に分かるが
>この世界で描かれている出来事って
>むしろスジ通り捲くりだよね。
ここまで分かってるんだから、もう一息なのに
コーエンってとこで勘違いしてるファンとアンチは両方とも馬鹿すぎる
、歌丸です。
>>735 と楽太郎さんが言ってました。歌丸です。
ではないのか?w
このスレ見ていると、大貫さんの金も同じような金だったんだろうな、 としか感想が浮かばない俺は凡人だな。 時代も同じぐらいだし。
普遍の犯罪や暴力を取り上げて 不条理さを打ち出すってのは全然アリなんだけど だとしたらもう少しヒネリが欲しかったなぁ、って。 ↑ 要は読み取れませんでしたと。
シガーを普通と感じてしまう感性だと(馬鹿にしてるわけじゃないよ) この映画は凡作犯罪ムービーで終わるんかな。 シガーはこの映画の大部分であり一部でしかない・・・・・俺もよくわからなくなってきたな。
740 :
693 :2008/04/22(火) 21:30:24 ID:uOGSUUOh
私の意見としては、主要な3人の登場人物の誰に着目して見るかで 映画の印象も個人的評価も激しくギャップが生じる作品ではないか、 という事。 例えば、 シガーの視点で鑑賞した場合:今までにもあったキャラクターありきのクライムムービー。 モスの視点で……:追い詰められる者の恐怖を描き、 尚且つ不条理な死へと向かわざるを得ないというやや衝撃的なスリラー。 ベルの視点で……:人の世の無常、死生観、宗教観に対峙する老人のヒューマンストーリー。 当然ベル視点で見た私はある意味浅はかかも。 なぜなら私はまだ30歳にもならない未熟者であり、 ベルの年齢になる頃には完全に価値観が逆転している可能性大であるから。 しかし誰にも分からない事でもあると思うので逆に感情を揺さぶられる。 他の視点で鑑賞された方々の意見も、以上の考えを踏まえるとなんら違和感はないと思います。 ストーリーとしては至極単純であり犯罪物として見れば間違いなくありふれています。 しかしながらこういった議論にまで発展できる完成度の高さと、多様な価値観と偏見によって 幾通りもの解釈が生まれ得る映画である事はどうやら間違いないかと思われ、 その点では一定の評価に値するのではないでしょうか。
741 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/22(火) 22:24:21 ID:Q6txEfPM
ちなみに、江頭2:50は「とにかくシガーが怖かった!それしか頭に残らなかった」と言ってました どんなに凄いのかと思っておっかなびっくり見に行ってみたけど、「シガーしか頭に残らない」って ほどでもなかった
>>730 アメリカのオーバーグラウンド文化が日本に比べて成熟してないって言うけど、
こと映画に関しては映画史を遡っていけば日本がアメリカから影響を受けてきた
面の方が強いんじゃないか?
もちろん日本映画がアメリカ映画に与えた影響もあるだろうけど(4大巨匠など)、
60年代以降は完全にアメリカ映画の方が先を歩いてきた印象がある。
特に60年代〜70年代のアメリカ映画の名作群を見て日本と比べて未成熟と
思えるとしたらビックリなんだけど。
そもそも黒澤明だってジョン・フォードから影響受けたわけだし。
>741 初めて共感できる感想が出ました。
>>730 「今に始まったことでなく、昔から世の中狂ってんだよ」ってツッコミは劇中でもされてたよね。
別にこの作品は「昔は良かったのに・・・」って言いたいわけじゃないでしょ。
「生きている者はすべからくいずれは時代から取り残されていく」っていう無常観を表現するため
の方便でしょう。
言ってみれば成瀬巳喜男の『流れる』みたいなもんだよ。
今回はいつもみたいに説明的なキャラクター作って 深読み許さずに先回りするやり方じゃなくて 原作を忠実に映像化することのみをハードルに課してるから 深いだの浅いだのなんだのはコーエンのギミックとは関係ないんだよ だから、この脚本でオスカー獲ったのは本人達にしたら 結構冗談きついわけだったりすんじゃないか しかしまあBAN相手にこんだけムキになって ここの人はすれてないんだね
俺は、インファナル・アフェアは深いと思ったがディパーテッドはそんなに深くないと思った。 でも世の中にはディパーテッドの方がインファナル・アフェアより深いという人もいる。 これが感性の違いってやつかなとも思う。 ちなみに俺はノー・カントリーはディパーテッドよりも更に浅いかせいぜい同じぐらいに思える。 ノー・カントリーが深いっていう人は、インファナル・アフェアとディパーテッド、どちらが深いと思う?
さすがに『ディパーテッド』よりは『ノーカントリー』の方が深いと思う。 てか『ディパーテッド』より浅い映画なんてソウソウ無いと思うし。 この映画は話が深いかどうかに関係なく十分凄い映画だと思うけどね。 まったく音楽に頼らずに映像だけであの緊迫感や退廃感を演出した技巧だけでも 十分に賞賛できる。 『七人の侍』や『裏窓』だって話はぜんぜん深くないけど名作に変わりは無い。
そもそも深い浅いの定義ってなんだよ(w 「深い」方が偉いのか?
749 :
748 :2008/04/23(水) 02:11:39 ID:vzDLB96E
745−747あたりの奴って映画みても、「面白い」か「つまらない」しか感想いえないんじゃねえの? それが単に「深い」か「浅い」に置き換わっているだけで、本質的には変わらないだろ。映画みて 面白い、という印象批評しかできない奴と。
なるほどね、ホラー映画とかそんな話が
いきなり出てくる理由が何となくわかった
>>744 成瀬巳喜男は上手いよなぁ
ありふれた材料を手堅くまとめる手腕には感心するわ
751 :
スターチャイルド :2008/04/23(水) 07:00:43 ID:7TZbZvI8
「全然面白くないけど凄い映画だ」というのもあっていい。
752 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/23(水) 07:58:03 ID:YBuuaqP6
>>751 オレが知ってる中では江頭の感想がわりとそれに近かったかな? あくまで「わりと」だけど
「シガーがスゲー怖い!その他の登場人物とかストーリーとか、もう、どうでもいい」って言ってた
ラストには納得してない、とも言ってたかな
面白くないとは言ってないし比較的肯定的評価だったけどね
753 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/23(水) 08:37:55 ID:Se6UEHaN
> BAN ◆1l/2pXwlYA こいつアホだな。 テキサスのガキが髪染めてピアスしてるのが普通の時代なら、 シガーも「普通」なのかもしれないけど、この映画の設定年代を考えろよ。 昭和の時代設定の映画みて「携帯使えば良いじゃん」とか言ってるバカみたいな
原作(翻訳)と比べると、かなり重要と思われる場面が、変更・省略されてる。ホテルでモスと シガーが直接対決する場面なんか、先に映画を見てシガーの無敵ぶりを植え付けられてたから、 「ええっ!?」と思ったよw あと、事件の社会的な結末とか、保安官が辞めた理由とかを読むと、かなり印象が違う。 映画で何が取捨選択されたのかを細かく考えてみると、細かいことが好きな人は、面白いかもしれない。 全体的には、映画は、原作と比べれば、やっぱり保安官よりもシガーを焦点にするよう工夫したのでは。
755 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/23(水) 09:27:14 ID:MIwf2HNV
>>753 80年代最初の話なのに、携帯電話が出て来る物語には ちょうどいいのでは?
作者にそこら辺突っ込んでも無視する…って話は吹く。
スクリプトを読むと、最後のエド・トムの夢は映像として表される ことになってたみたいだ。実際に撮影までしたのかも。 でも、あえて絵を見せない方が腹の底にズシリと響く気がするなあ。 とても印象的なエンディングだ。
ケータイ出てきたっけ?
759 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/23(水) 10:40:00 ID:MIwf2HNV
>>757 原作の話。 映画は初日に観たっきりなので、出てきたかは思い出せない。
記憶力悪いな。
761 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/23(水) 15:37:22 ID:6/6wcYsw
>>753 俺が言ってる「普通」ってのは
“今までの映画(マンガ・小説)なんかで見たことあるような既存の殺し屋”って意味だから
時代設定は全く関係ない。
>>762 それで、何でそんな「今更な凡作」がこれだけ賞獲ったり
批評家やこのスレ含めての一般からの評価が高いと思うんだ?
>>744 なるほど。
>成瀬巳喜男の『流れる』
ごめん。俺、それ知らないや。
機会あったら観てみます。
>>764 それは高い評価をしているやつに聞くべきことで
BANに聞くことじゃないだろ
俺が昔、まだ中学生だった頃にノートに書いてた話によく似てる
>>766 BANかと疑っちゃうくらい質問に対する理解力が低いですねw
深い ↓ いや浅い ↓ 深い ↓ いや浅い
いい映画だとは思うけど、人に勧めるには問題あるな 暴力シーンが、人によってはかなりキツいはず
シガーはストーンズのドラマーに似てるとおもった
>>762 じゃあその既存の映画を具体的にいくつか挙げてみてくれる?
そうしないとフェアじゃなくない?
>>749 いや、浅いか深いかは名作か否かとは関係ないって言いたいんだよ。
『七人の侍』『駅馬車』は深いか?
『雨に唄えば』『フレンチカンカン』は深いか?
『裏窓』『サイコ』は深いか?
『カサブランカ』『アラビアのロレンス』は深いか?
深い浅いなんて漠然とした概念で言い争っても意味無いだろ。
>>772 まずキミがすべきことは
“既存”と言う意味を理解することかと。
議論のための議論はつまらんなあ この映画はそういうくだらんゲームにはまるやつが好きそうだ
776 :
693 :2008/04/23(水) 22:13:58 ID:Gk8i+3cM
積極的に議論に参加されている方々に提案です(私も参加したい)。 特に賞を取るに値したかどうかを中心に考察されている方たちには、 比較的最近高い評価を得た映画(個人的意見)でありながらオスカーを逃している 「SAW」シリーズと比較して考えてみてはいかがでしょう。 同じように残虐性が高く、尚且つ「生を粗末にしてはいけない」という メッセージを内包した作品ではないでしょうか。 私はこの両作品の大きな違いはベルに相当する人物が描かれたかどうかだと思います。 「SAW」における「ジグソー」は「ノーカントリー」の「シガー」と「ベル」の性質を 併せ持った存在だったために観客に与えるべきメッセージ性が弱まってしまったのではないでしょうか。
シガー、髪型や表情うんぬんの前に、顔でかすぎ。 どーなのよあのでかさは? あ、玄関のほうでなんか小さいものが勢いよくぶつかったようなゴンッ!って音が。 ちょっと見てくる ノシ
保安官の言葉が響かないのは事実。 最後の夢の話。活字媒体で消化してきてあそこにたどり着いたら さぞ感慨深いと想像する。映画は時間的制約が強いから、 保安官の徒労感は伝わりにくかった。それが肝なんだとおもうし。 保安官の役割は理解できたが実感は出来なかったと。 たとえば世の中の不条理ってのはみんなが感じることだと思うんだよな。普遍的なものだよ。 感じて確かにあるものだけども、言葉になってない、実態のない感情。 それを物語を展開し保安官という存在をとおして、観客の目の前にしっかりした 形として現わしてやる、という魂胆だったが失敗してる。 成功していたら「うんうんそうだそうだ」「そういうことだよね」と共感し、 感動が生まれてる。ただ「世の中は不条理です」と言ったってだれも共感しないのです。 そういうカタルシスの片鱗はあったという話です。
>>774 なんで意味不明な理論で逃げるの?
シガーのような殺し屋が出てくる映画をちゃんと教えてよ。
ただ「どっかで見たような〜」っていうだけなら簡単でしょ。
>>779 魂胆が失敗してるなら何でこんなに高評価でオスカーや批評家協会賞を
総なめ状態なの?
あなたに感動が生まれなかったのは良く分かったけど。
てかSAWシリーズって好評だったのww?
オスカーに絡むタイプのものじゃないよね。
シガーに焦点をあてたら、それはそれで面白いだろう。 シガーが主軸として観たら不満点も出てくるだろう、 もっとキャラを立てろか、保安官が邪魔とか、ありきたりなテーマだとか。 しかし、この映画がやりたかったこととは違うようなのでようでずれた批判だと思う。
まあ変なコテハンの相手をする必要はないと思うけども、 >魂胆が失敗してるなら何でこんなに高評価でオスカーや批評家協会賞を >総なめ状態なの? これはなんか変だろ。オスカーや批評家協会賞を取ったから傑作だ、というのが理由になる なら別に自分の頭で考えなくてもいいじゃん。 変なコテハンの人はそういう賞を取るのがおかしい、とだっていえるわけだしさ。 あの社会的に偉いとされている人は、実はたいした人じゃない、それは〜だからだ、という 意見に反対するのに、じゃあ、どうしてあの人は偉い人なの、と反論してもナンセンスでしょ。 あの人は〜だから偉くないのだ、と反論しないと。 あなたはなぜこの映画がオスカーや批評家協会賞を取ったのか、の理由を書かなきゃいけ ないと思うよ。
あんなスーパーマンみたいな異様な犯罪者見て、不条理さは感じなかったわ あまりにも創作臭がして、現実に引き寄せて受け取れなかった。
>>780 おれ、この映画褒めてるんだけど。
感動までは行かなかったけど感慨深いものはあったよ。
惜しいというか、映画という形態で表現する上で限界があるのかもという話です。
>>776 ようやくジグゾーが出てきたな。
異様な狂気を持ったキャラを描くというのも芸術では大きなテーマーだと俺は思うが
ジグゾーの狂気は映画史上最凶だろう。
シガーの狂いっぷりはジグゾーには及ばず、ジョンドゥにもやや劣る。
まあレクター博士級だな。
それとは別に日常の中で狂気度を深めていく描写となると
映画の始めにやる中年の売店オヤジとのやり取り〜コイントスまでのシーンは
絶望的に息が詰まりそうで最高だ。これ以上の演出を俺は見たことが無い。
そしてこういう状況〜自分は平凡な日常会話をしているつもりだが
それによって相手は気分をかなり害していて(地雷を踏むとも言う)、
しかもその事に気づかないみたいな無神経さ〜というのは日常でもよくある。
つまり普遍性がある。
だがジグゾーにはそういうものが無い。ただの怪物にすぎず、つまり普遍性がない。
だから普遍性を持っている作品に賞を与えるとするならノーカントリーオールドマンは受賞され
SAWは受賞されないものと思うよ。
>>782 いや、BANが何故か答えずに逃げ回ってる質問は↓だぞ
>何でそんな「今更な凡作」がこれだけ賞獲ったり
>批評家やこのスレ含めての一般からの評価が高いと思うんだ?
「何でだと思う?」と私見を聞いてるだけなのにね
>>786 良いこと言ってるねって感じ。高カタルシスポイント。
この第一カタルシスがあって、保安官の夢の話でぶった切るように終わって
余韻とともに深い感動が。
のはずだと思うんだけど、保安官が劇中でいまいち役割を
果たしてないから(役割をはたしてないというか、機能してないというか)、
>>287 のセリフも真から生きてこないと。
>>779 「世の中は不条理です」ということを表現しようとしたことは伝わったが、
それを実感させることには失敗していたということならわかる。
それを言葉ではなく、映画で表現することに失敗していたんだな。
保安官が機能してないのは意図的じゃない? 機能してたら保安官が嘆く必要も無いのでは?
>>785 自己レス
中年オヤジのコイントスのシーンは予備知識無しで観ると店主の視点で見ることになるだろうが
小説を読んでからあるいは1度見てシガーの思考様式をある程度理解してから
シガーの視点でもう一度見ると、店主に対するシガーの苛立ちに共感できて
全く違う映画になってしまうのが面白かった。
役割として機能してないって意味ね。
あの保安官は優秀だけど、事件に参加しない。
解決しようと思えば出来るかもしれないと思われるけどしない。
行動の裏打ちが足りないというか、それはつまり描写不足だと思うんだけど。
保安官は優秀なんだ、だけど逃げるんだ、そうなるべくしてなってしまったんだ
と観客が実感して
>>287 の見解にたどり着き、みんなが漠然と感じる
世の中の不条理という感情に光が当てられるんではないか。
その形のない感情が見事に浮び上がった瞬間が感動になるんだと思う。
>>776 結局どんな賞にしても基準があいまいだからね。
794 :
693 :2008/04/24(木) 00:26:38 ID:7Yac24wT
>>785 なるほど。
私はジグソーはある意味現代的な普遍性だけは秘めていたと思います。
なぜならあの映画は残虐性や殺人を肯定していてジグソーに共感すらできてしまいます。
悪をもって悪を制しているような節があり、カオス化した現代に措いて「これもアリ」的な感覚を植えつけられます。
一方ノーカントリーはそれとは似て非なる有史以来の人間の憂いが表現されていると思います。
シガーを見ていると人間らしさも有していながら
「あぁこいつは人間じゃないかも」と思わせる感情や主張の欠如があります。
そんなものに直接対立するモスには人の愚かさが、
間接的に恐怖を抱きながらも追いかけるベルには人の無力さが描かれているのだと。
特にベルに関して言うと何もできないのに愚痴と推理だけは一人前で
私は「人ってこんなもんだよなぁ」と共感させられ、
だからこそ最終的に感動しました。
愚痴っぽい職場の先輩や終身雇用を肯定する父親の寂しげな背中を見ているようで
イライラよりも哀愁が先に立ちました。
という訳でおそらくですがこの映画を観てベルいらないって言ってしまえる人って
夢見がちな理想主義者なんではと感じます。
私にはこれほど共感できて感動できる映画はありませんでした。
もちろん私も理想や目標はありますが30歳近くなって
まずは夢に現実感を持たせなければと思っております。
決してデイドリーマーを否定している訳ではありません。
>>792 そこで最後に感動しちゃっていいのか?
自分は映画見終えて席立つときにモヤモヤした晴れない気持ちに支配されてた。
「SAWは評価高いのにオスカーを逃している」って発想がそもそも斬新だな。
797 :
693 :2008/04/24(木) 00:50:34 ID:7Yac24wT
>>796 スリラーやホラーとしての評価は高いが
オスカー像からは見向きもされなかったという意味ですね。
観てないですか?
比較的ノーカントリーに近くポピュラーであると同時に最近のもので
尚且つ賞を得る程の評価は得られなかった作品だから名前を挙げました。
BANはもう対立軸でしか物を見ずに、意地で張り合ってるだけだから、 いくら説明しても話を理解しようとしないよ よくある事だ
Baka Afo Nounashi の略だから
馬鹿が乱入して映画の再現?
801 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/24(木) 03:29:12 ID:7VI8pre+
俺は普通にホラーとして観たけど面白かったなぁ スピルバーグの「激突」みたいだったね
普通にホラーって・・・ てか、激突もホラーなのか?
サスペンスという括りでもいいんだろうが、ありゃホラーだわな
漫画や小説を読み散らしてネットで識者気取り だが80年代にベトナムから帰還し社会復帰に失敗 トロ可愛い嫁とモーターホームに暮らし 口汚く癌で死に掛けの舅婆と南部と言う土地柄 このモスの存在のみ、一点でもきっちし理解できていまい 「俺が今日か明日には死ぬ、なんのこっちゃねん?」 ↑ こんな奴らには絶対に保安官を理解することは出来ない そんなことを求めた造られ方もしていない 分らなきゃ見ない方が良いってこと
>>797 SAWとノーカントリーを同じ枠内で考える事自体考え方がオカシイ。
>>787 とりあえず
>>782 参照で。
日本語が通じない奴が
掲示板にいちゃダメでしょ。
>>802 全然ホラーだと思うよ。
ただ、固定観念にとらわれてる人間は
「あれってホラーじゃねぇだろ」と思うかもね。
>>804 「○○な奴は理解できるわけが無い」
「分からなきゃ見るな」
それって価値観(オナニー)の押し付けでしかないよね。
分かる分からない、なんていう作品じゃないし。
つか、それより何よりキミはまず日本語を(r
>>806 純粋な疑問なんだが、みんなから馬鹿だとか揶揄されてるけど
はずかしいとか感じないの?けっこうまじで言われてると思うけど。
こいつは作品に対する思い入れなんてないんだよ レスするだけ無駄 賞を取った作品にチャチャ入れて レスが来るのを楽しんでるだけの2ちゃんオナニスト
人格攻撃はやめよう
810 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/24(木) 13:42:54 ID:B4zUu/Na
いや単純につまらん映画だからな。中2病臭もプンプンだし。 意味不明な映画を芸術家気取りで撮ってご満悦って感じ。 それを中2病患者が賞賛してるだけのように思える。
中2病ってなんだか聞いて良いか?
そうしてもいまいちつかめん
>>799 Backward
Asshole)
Nobrainer
英語版もお忘れ無く。
>>806 この惑星の住民は大概が脇役で生きている。
しかも空気が読めないとまずい。
>>806 貴方はいわゆるアスペルガーの気があるのか、外国籍の方で
日本語が不自由なのか、全部ネタなのか本気で馬鹿なのか・・
日本語の作文能力は平均的なのに、何故
>>716-720 で見て
とれるように読解力がそこまで低いのか理解に苦しみます。
>>787 で問われているのは;
>何でそんな「今更な凡作」がこれだけ賞獲ったり
>批評家やこのスレ含めての一般からの評価が高いと思うんだ?
と、一旦本作を凡作と仮定したうえで「何故批評家だけでなく
“一般層にも”高評価なのだと思いますか?」という私見ですよ?
「賞を獲ったから傑作」なんて論調でも、誰かの意見に対する反論でも
ありませんよね?そもそも賞ありきの論調の方などいませんよね?
その時点で
>>782 が参考にならない事は理解できますか?
>日本語が通じない奴が
>掲示板にいちゃダメでしょ。
これには半ば同意せざるを得ません。
Or, would you prefer to have this all explained in English?
”個人的にこの映画の敗因は シガーのキャラだと思っててさ。 単なる普通の殺し屋で 不気味でもなんでもないし 不条理な奴でもなんでもない。 キャラが全然立ってないというか。” ”あんなベタキャラ出されて深いって言われても…。” ”分かる分からない、なんていう作品じゃないし。” 自分が理解できなくて、他人が理解したのがそんなに悔しいのか。 まあ悔しいか。がんばれ。
ふとおもったんだけど、アカデミー賞だけでなく全米批評家協会賞やナショナル・ボードの 作品賞をも制覇した作品ってここ数年無かったよな。おまけにカンヌでもパルム候補。 欧米での評価がほぼ全会一致状態で高いのに、このスレではそこまでではなく少しさめてる ってことは、うちらが日本人だからってことも可能性としてあるのかな? (つづく)
他の映画と兼ね合いもあるけどね。不作の年に一番良く出来た映画だったとか。
つまり日本人にはイマイチぴんと来ないけど、欧米人(特にアメリカ人)が見ると非常にしっくりくる みたいなことがひょっとしたらあるのかもと思った。 例えばアメリカの一般人が『雨月物語』を見て「幽霊ちっとも怖くないし退屈。 演出が完全に失敗してる」とか、『砂の女』を見て「単なる迷惑女の話じゃんww」 とか言ってたとしたら俺らは「そりゃ、所詮アメ公には分からねーわなww」って 思うよな。 それと似たようなことだったりしないかな?俺はアメリカに住んだこともないしアメリカ人の 友人もいないから良く分からんけど、どう? そうとでも考えた方がしっくりくる。いくら自国の映画とはいえ、ここ数年でアメリカ国内で ここまで高評価っぷりが突出してる作品ないだろ。
>>819 でも『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』や『つぐない』『JUNO』とどれも高評価だよね。
大作系は不作だったけど、作品賞候補は総じて評価高くない?
おまけに『潜水服〜』『イースタンプロミス』と、候補作漏れしたのにも良作多いし。
テキサス訛りのニュアンスなんかは日本人には通じにくい部分だろうな。 あとメキシコ国境の町って舞台にもアメリカ人には何か感じる物あるだろうし。 大抵の日本人にはそういう部分を省いた普遍的な物しか伝わってないから 作品を味わいつくしてるとは言えないかもね。
日本のポテンシャルが低下してるだけで 相対的に外国のレベルが上がってるように見える錯覚 欧米の宗教主観で言えば、この世界は人間が造った不完全なルールで出来てる そこで問われる罪はこの世界の刑罰に照らして裁かれるが、神に対する己の罪は 死後に神の前での贖罪で全て許される…はず、だと、まあ彼らは思ってるわけだ だから協会に行き、懺悔することに意味があり、懺悔の内容を牧師は話さない
シガーのキャラ設定ってかなりゴルゴ入ってない? 殺しのスタイルはもちろんちゃうけど。
>>794 この作品は3人の主人公がいるわけだが、
ベルとモスには大いに共感するな。
ああいう状況になれば同じ事を考えてやってしまいそうという意味で。
そして猫屋敷の老人の喝もなるほどと思う。
なんちゅーか人生の苦さってやつ?それを感じたね。
この作品は社会派映画とされていて確かにそういう側面もあるが
人生ドラマがメインテーマなんじゃないかと思うね。
つうか社会派じゃないし
シガーが人間だろうが犬だろうが鳥だろうがサクっと殺すのがスゲー怖かった。 普通映画の殺人鬼って動物には優しいこと多いからさ。本当に狂ってるんだなって思った。
リボウスキの方がまだよっぽど深い この映画はとにかく浅い 「ねーよ馬鹿w」の一言
830 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/25(金) 07:06:45 ID:lf+m7xch
サブカルかぶれの中二病みたいなやつが褒める映画だと思ってたけど、実際は全く逆だったんだ……
>>830 サブカルチャーかぶれの中二が理解できなくて、発狂しているの間違い。
>>820 「この世は地獄」みたいな死生観ひとつとっても違うのかもね。
日本の場合は自然に恵まれてるから、たとえ解脱できなくても
「まいっか」みたいに生を謳歌できてしまう気がする。
でも、アメリカのあの果てしない荒野から生まれた「この世は地獄」って絶望感が
どんなものなのか想像つかないわ
鳥はなんであの距離で逃がしたの? 飛び上がった鳥は別の個体かとおもってたよ。
835 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/25(金) 14:04:51 ID:BWE8bEIo
>>834 単に外れただけだろ。車で走りながらだし。
>>828 ベルがモス嫁に牛の解体の話をしたのが印象的。
普通の人が殺した牛の肉を食べるのに罪悪感がないように、
シガーは他人を殺して必要なものを奪うことに罪悪感が無い。
そんな感じだね。
牛を殺して食べるのは良くて、人を殺して物を奪うのは何故ダメなのか?
っていうのは社会学的・哲学的テーマだなw
そういう問いかけがいろいろと散りばめられているところが批評家受けするんだろうなあ。
>>828 >普通映画の殺人鬼って動物には優しいこと多いからさ。
?
>>834 外したんじゃなくて外れただけ。
あーいうシーンを織り交ぜることで
「シガーって奇妙な奴なんですよー」って表現しようとしてたところが
すげーベタでダメだなって思ったけどね。
なんつーか(映画で一番やっちゃいけない手法である)
状況を口で説明してるのと全く同じっつーか。
>>836 生きる為に殺して食べるってのは自然の摂理だから。
社会学的でもなけりゃ哲学的でもない。
んで、その自然の摂理と自然の摂理で無いものを
ごちゃ混ぜで語っちゃうこと自体がバカ。
つか、そもそも“人を殺して物を奪うのは何故ダメなのか?”なんて
社会が(自分の安全弁の為に)勝手に決めたルールであって
劇中でそれがダメなんて誰も言って無いし。
あと、そんなテーマもう何十年も前に
もっと巧みな演出で藤子・F・不二雄がやってるし。
ここまでバカな奴がこの映画を評価してるのかと思うと
ちょっと泣けてきますw
Baka Afo Nounashi の略だから スルーでお願いします。 Backward Asshole) Nobrainer Please disregard BAN
なんか書こうと思ったけど書く前に名前見てよかった
これだけ上擦りして、しかも自覚がないのも珍しい ちと幼い人なのかね 本人は色々とちりばめて語ってるつもりなんたろうけどさ 単に自分が○○○と思ったでしかなく、それ以上の説得力ある根拠がまったく不足してるから ほとんど嵐くらいしか同調者が現れない もうちょっと開陳すれば少しは違うだろうが、ツッコミが怖くて逃げてるしなぁ 言葉遊びにしかならないね
>>840 意見の中身に対してレスするのではなく
言ってる人物で判断してる時点で
説得力皆無。
意見するなら意見の中身に対してのレス宜しくね。
なんか怒ってるぽいw
俺には見えないが、またやつが来てるのか? さくっとNG指定するとスッキリするよ。 そいつは単に中二病を酷くこじらせただけのバカだから。
>>841 宿題はまだですか?
1.
>>487 ,490(
>>474 の前提通りここ一、二年内の作品で)
2.
>>706 都合の悪い事には耳をふさいで逃げ、後は上から目線で当を得ない
話ばかりをするのはまともなコミュニケーションではありませんよ?
どっちもどっちだけどさ BANよ、おめえもあおるような書き方するのやめれ
>>845 ついつい、余計な一言書いちゃうんすよね。。w
まあ、なるだけ気をつけます。
これだけ粘着するアンチがいるってのもそれだけ批判する価値のある映画ってことだよね。 スシ王子とかぼくチューのスレッドにはそんなのいないもんね。
ぼくチューとは何ぞや
ほんと幼いなぁ 今までのレスの集積が人物判断に繋がってるのよ 色々ちりばめてても、つまるところ根拠が自分の所感でしかないからねぇ 説得力のない所感で批評したつもりになってても共感も同調も生まれないよ まともに相手もされないよ 言葉遊びにしかならないからね
Baka Afo Nounashi の略だから スルーでお願いします。 Backward Asshole) Nobrainer Please disregard BAN
ぼくチュー…
解決した
>>849 だったらゴチャゴチャ言ってないで
放置すればいいだけかとw
Baka Afo Nounashi の略だから スルーでお願いします。 Backward Asshole) Nobrainer Please disregard BAN
>>836 生きる為に殺して食べるってのは自然の摂理だから。
社会学的でもなけりゃ哲学的でもない。
んで、その自然の摂理と自然の摂理で無いものを
ごちゃ混ぜで語っちゃうこと自体がバカ。
つか、そもそも“人を殺して物を奪うのは何故ダメなのか?”なんて
社会が(自分の安全弁の為に)勝手に決めたルールであって
劇中でそれがダメなんて誰も言って無いし。
↑
恐ろしい程の駄レスだなwおまけに馬鹿呼ばわりとは…カワイソス
サブカル中二のBANが作品賞取る映画を理解できないのは当然の話。
今まで真ん中分けしていたから気がつかなかったけど 横分けにしたら、シガーカットになると知った今日この頃。 そして、私は女子だw
858 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/25(金) 19:39:50 ID:nEetGj1W
サブカル系中2病にはたまらん映画だろうな。 早く卒業しなよ。
>>859 卒業した後は例えばどんな映画を観ればよいのでしょうか?
アメリカでは一般大衆から批評家まで大絶賛の嵐なのに、日本では「浅い」「魂胆が失敗してる」って 意見もそれなりにあるってことは、やはり作品のレベルの高低じゃなくて文化や宗教観の原因なんじゃないかな。 日本人はアメリカ南部の文化やキリスト教的宗教観になじみが薄いから、どうしても理解できないところが出てくる。 だから人によって「得体の知れない奥深い作品」と感じたり、「底の浅い中2病映画」に感じたりするんじゃない? でもアメリカ人にとっては「浅い」とか「深い」とかじゃなく、「非常に分かりやすいけど心にズシンと響く話」って感じ なんじゃないかね。 ヨーロッパでもわりと好評なのは同じくキリスト教圏だからかもね。
コーエン兄弟より格は上だけどベルイマンも似た感じじゃないかね。 欧米ではベルイマンは伝説の巨匠あつかいだけど、日本では欧米ほどの人気はないし、 「ベルイマンは浅い。ブニュエルやアントニオーニのほうが上」って意見も多い。 一般の日本人からしたら『処女の泉』『第七の封印』なんて出来の悪い学芸会にしか 見えないだろうし、「何あたりまえのことで悩んでんのww?」って思う人も多いだろう。 それと同じで、キリスト教関係の教養やアメリカの田舎文化に明るくない俺らみたいな のが『ノーカントリー』見たら「浅い」とか「失敗してる」って思っちゃうのもしょうがないかもね。
>アメリカでは一般大衆から批評家まで大絶賛の嵐なのに 一般大衆が評価してるってソースは?
>>863 それはわかるけど、じゃあアメリカ的な教養がある人はどこがどう深く感じるんだろう?
誰かわかる人教えて。
いわゆるハリウッド映画って勧善懲悪のドラマが多いから、 そうじゃないドラマがアメリカ人には新鮮だったっていうことなんじゃないの?
>>827 社会批判しているじゃないの?
そんなふうにラジオや新聞じゃ批評してたけど。
868 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 00:57:32 ID:vfaHOVo5
>>864 コーエン作品の中では最大のヒット作になったこと。
オスカー候補として発表される前からそうだったし。
>>866 勧善懲悪じゃないハリウッド映画なんて昔から死ぬほどあるから、その程度で新鮮さを感じないだろ。
『チャイナタウン』なんて『ノーカントリー』以上にやりきれない後味。
『イヴの総て』がオスカー作品賞になったからもうすぐ60年たつしね。
869 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 01:05:44 ID:fq17ytrP
ツインピークスの出来損ないって感じ
870 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 01:14:58 ID:GAWR6U69
>>869 ツインピークスは物語が破綻しすぎで、評価以前の話、 壊れっぷりを楽しむ作品。
ノーカンと並列化すんなよ。あれは物語を伝える事を放棄はしてない。
872 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 02:17:37 ID:Oa61qhkn
ツインピークスに確かに似てると思うな。 ツインピークスから芸術性や娯楽性をひいた残りカスって 感じの映画だ。>ノーカン
873 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 02:48:41 ID:4upgrKnV
>>862 コーエン兄弟は良くも悪くもこれまで「心にズシンと響く話」を回避してきた監督だよ。
いわば意図的に「浅い」映画を作ってきた。
彼らの手法は古典的ハリウッド映画を徹底的に参照しつつもそれを微妙にずらすというもので、
要するに計算しつくされた(だけど無内容な)パスティーシュが彼らの魅力。
アメリカの批評家もこういう巧妙に組織された「浅さ」を評価していた。
例外も当然いて、有名どころでは『ニューヨーカー』誌のポーリン・ケイルが結構強い調子で
批判してた↓
http://www.newyorker.com/archive/1985/02/25/1985_02_25_078_TNY_CARDS_000131235 批判的な内容だけどアメリカの批評家がコーエン兄弟の映画をどういう風に受け止めてたかよくわかる。
こういう極端にアイロニカルな作風から部分的に脱皮したのが『ノーカントリー』であって、
多少大衆的な人気を集めた理由もそこにあるのではないかと思われ。といっても
JUNO/ジュノとかに比べると興行成績はそんなでもないんじゃないかな…
ちなみにリンチとは全く毛色が違いますw
874 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 04:36:00 ID:Oa61qhkn
意図的に浅い映画を作ったとか古典的な映画文法を壊してるとか そういうことは大ヒット娯楽映画を作ってから言うもんだ。 この映画は娯楽映画を見下してるが実は娯楽映画を作る技術が ないから芸術に逃げてるだけ。それが中2病なんだよ。
ツインピークスとは全然似てないけどなぁ。
どの辺りが酷似してると思うの?
>>874
876 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 06:46:54 ID:TPnIyoW/
>>874 ??
コーエン兄弟はすごく勤勉にハリウッド映画を勉強してるし、古典的な映画文法を
過剰なまでに意識してるからこそ良くも悪くも老成した映画になってるんだよ。
リンチはそもそも古典的な映画文法なんて興味ないだろうし、そういうものとは無縁の
ところでほとんど破綻ぎりぎり、というか破綻した映画を作ってるわけです。
だから感性の赴くままという意味で中学生的な映画を撮ってるはリンチのほう。
その例えでいけばコーエン兄弟の作品は大学院生の映画って感じ。
どっちを好むかは趣味の問題だけどまるで共通点が無いことだけは確かだなw
>>874 にとって ミニシアター系映画全般は 中学生の作る映画なんだね。
コーエン作品を逃げとか、幼稚とか… 大人じゃん。名前晒して評論家デビューしてくれよ。
批判って、じゃぁどうしろって? 作るなとか、ここがアカンのじゃ、俺が作った方がましじゃ 何か言うのが評論家の仕事だから、そりゃそれで良いけど 生まれた自分の子に、目が離れ過ぎじゃ、頭悪そうやのぅ だらしない口元やんけ、胴が長いわ、酷いO脚やん走れへんで 頭でかいわ、生まれて来ん方がましや、そんなん他人の子に 言うようなもんやで、お前らみたいなもんがやで まあ2chだから何を言うのも良いんだろうけど、リンチだとか もう何を言うかと、馬鹿を宣伝しに来たのかと
日本語でおk
>中学生的な映画を撮ってるはリンチのほう ↑ 声に出して叫ぼう、素晴らしい日本語を
882 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 10:44:05 ID:vUQ4YGnx
>>875 いやツインピークスと言うより、それ以降のリンチ作品に映像とか一シーン毎の演出方法が似ているから
そう思うだけ。
俺も時系列のきちんとしてリンチ作品だと思った。
O Brother、最高。
884 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 12:29:26 ID:WBsB7Tu1
ワイルドアットハートをみりゃこの作品がいかに糞かわかるな。 リンチと比べるのが失礼。 似てるといえばビートたけし映画(技術がない、映画文法を壊してるだけ) に似てるよ。審査委員が中2病でまぐれで賞撮っちゃったのも同じw
885 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 12:32:42 ID:WBsB7Tu1
ラスト付近の衝突事故ってあれは深い意味も何もないんだよな。 というか深い意味なんて伝わってこないし。 ようするにただ映画文法を壊したかっただけ。 映画文法を壊すことだけに必死な病気監督ってたまにいるけど その典型だろうな。 こういうやつがのさばるのは映画界全体の 不利益になる。徹底的に叩かなきゃダメ。
↑ こういうやつがのさばるのは映画界全体の 不利益になる。徹底的に叩かなきゃダメ
887 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 13:58:40 ID:GAWR6U69
>>885 今頃になって スレも読み返してない、事実関係さえ間違えてる意見が来ました。
皆に笑われてる事にすら気付けない人は このスレにこないでください。
深い、浅いをNGにしたらスッキリした。
深いか浅いかなんて、シュガーにしてみれば裏か表みたいなもんか? どんなものでもきっかけになりうる
「深い」ってのは「考えさせられる」って事じゃないのか? 死刑問題にしてもたとえ大多数が「死刑で当然」と思うような 極悪人が被告でも、考えるとそれは人の命を奪う事の容認なわけで。 そこに更に人権問題、今後の類似犯罪に対する抑止力、被害者や 被害者遺族の心情、そして「もし自分の大切な人が被害に遭ったら?」 が絡んでくるから簡単には語れない「深い」問題なんだと思う。 それを「昔からある問題で今更だし、正解がないのはわかり きってるから深くない」とか言うのは違うと思うんだがどうよ? 映画に関しては「深い」映画が頭空っぽにして楽しむ映画より 上だとか下だとかは全然なくて、単に楽しみ方が違うものだと思う。 (楽しみ方は人それぞれなんだが言いたい事くらいわかるだろ) この映画に関しては、これだけみんな語り合ってるのに 「深くない」「考えさせられなかった」と思考能力の欠如を 宣伝してる人は何なの?とは思う。
この映画での死が全て神の罰だとすれば読み解ける 既存する宗教の神が刷り込まれていると理解は難しい 仏教や神道で理屈が出来上がっていても、おそらくは無理 宗教に対する潜在的懐疑心と神の存在を信じる力がないと この映画で、実際には描いていない彼岸は理解できない
昨日近所の公園に散歩に行ったんだ。 広い公園でさ。ゆっくり歩くと2時間近くかかって一周するの。 散歩の途中で、森の中に入っていくコースがあるんだ。 小さくて綺麗な池もあるんだけど、昨日は一人の女の子が水浴びしてるの。 金髪の白人の女の子。エヴァン・レイチェルウッドみたいな子が。 びっくりしてボーっと見ていたら 彼女が濡れた薄いシャツ一枚を隠そうともせずに近づいてきて ゆっくりと深く浅く、俺の
「深い」ってのは「考えさせられる」って事じゃないのか? ↑当たり前のことなんだけど、このレベルのことすら通じない奴がいるからなあ。 自分がピンと来ない映画は底が浅くなくちゃだめなのかね。 どんだけ傲慢な奴なんだろうと思う。
894 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 18:09:34 ID:7sjHRgef
誰にでもこういう映画を得意げに評価したくなる時期があるんだよ。 中学生のときに得意げにタバコふかしてただろ?あれと同じ。 成長してみて「あのときはバカだったな・・」と気づく。 おまえら早く卒業しなよ。こんな映画中身なんてなにもないから。
895 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 18:27:21 ID:GAWR6U69
>>894 みたいな 内容のレスが何百も…
アンチ野郎のレスは全部 同じ内容で飽き飽きしたよ! もうちょっと違った切り口で叩けないのかよ!
中身の無い叩きレスしかつけられないんなら、ここにくんな!
この映画で考えさせられるなんて言うのは 「アルマゲドンは考えさせられる深い映画である」 とか言っちゃうのと同レベルだからなぁ
この映画の対極にあるのが、例えばサンキュー・スモーキング 主人公はシガーの逆位相に存在する 見れば分るがw 見ても分らなければ、この映画も分らない
映画を面白い、つまらないとしか評価できない奴が一歩進歩すると、深い、浅いと評価するようになるのか。 勉強になった。
とりあえずアカデミー賞は浅いってのはわかったw
コーエン兄弟(笑) ノーカントリー(笑)
bakaアンチが元気になってきたな
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903 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/26(土) 22:20:28 ID:ppdMRZOz
コーエン兄弟(笑)
905 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/27(日) 02:04:52 ID:LhLmEewu
>>895 まぁ「中二病」「中二病」って言いたいだけの「中三病」患者がいるだけだろ
と得意げにタバコを吹かす中2病であった
すげえ作品だとは思うが、なぜアカデミー賞とったのかよくわからないな。 「業界で好きな人多いし、そろそろこの兄弟に賞あげようか」という 感じなんだろうか?
908 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/27(日) 12:28:40 ID:/swrRbmh
>>907 > そろそろ賞あげようか
前回は間違いなくそうだったな
909 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/27(日) 12:35:02 ID:FBRkAj2q
ファーゴ見てる。 これは戸田奈津子の字幕に違いない。 字幕は別にしても、このまま見てたら鬱になりそうな作品。 登場人物、食べ方が汚い。
910 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/27(日) 12:56:36 ID:i/ylJ+Da
>>907 アカデミーは 業界のお祭りなんだから、「取らせたい人にあげる」流れになるのが当然。
業界と私的つきあいをしなかった為、受賞を逃した名監督 名優がどれだけいるか…
PTAとコーエンの作品のプロデューサーが同じで 両方が賞の対象となった時、どちらを受賞対象に するかを決める権限があるみたいなこと、町山が 言ってたような気がするが
まあでも今回は前哨戦圧勝してたから、アメリカでは比較的満場一致の 受賞なんじゃないかな。
トミーリーが、何十発も装填できるリボルバーでロシアンルーレットを やってるような保安官の人生を次の一発には弾が入ってういてもうこれ 以上はこの仕事を続けられないっつう死の感触と、連綿と続く暴力に 支配され続ける世界のありようをザラッと演じた点は評価されたと思う
人は老いを感じた時に初めて大人になるのかもしれない と、思った。
アカデミー賞審査員の老人たちにはぴったりの映画だわ 原作小説の評価のされ方を見ても分かる。 俗物老人たちの安っぽいノスタルジーの対象だよ "No country for old men"と嘆く「われわれ」に酔ってるだけ
>>915 君はマッカーシーの小説を読んだことがあるのかい?
俺はグレイトな作家だと思うぜ。
マッカーシズムですね。わかります。
中学生が得意げにタバコを吹かしてる。 そんな映画。
話も提示されてる事もシンプルなのに、それさえ理解できなかった奴が 上から目線で「中身のない中二病映画だよ」とか強がってるのが笑える 自分の無知や感受性の乏しさをあえて晒すこともなかろうに
920 :
693 :2008/04/27(日) 17:52:36 ID:BUoqZD3F
この映画に否定的な人間:他の映画を薦めている訳ではなく、「あの作品にこそ賞を与えるべきでは」という提案もない。 賞そのものまでも否定する論調になってきている。否定的論理を裏付ける具体的な根拠も極めて希薄であり、 作品を肯定する側の人間は釈然としない。以上の事柄から、このような人々には権威に対する否定感情を抱いている可能性を感じる。 それはつまり自分よりも比較的有力な社会的地位の高いものを否定する精神であり、 両親や教師、職場の上司などへの反発、対立へと通ずる性質のものである。 また、多数派に対し無益な水掛け論でもって抗おうとする姿勢は破滅志向の表れでもあると考えられる。 他者と馴染めない、若しくは同化しようとしないのは破壊と混乱を招こうという思考を固持しているためと考えられ、 幼少期に偏執的な愛情を注がれた、あるいは社会や家庭に対して自分をもっと評価して欲しいという欲求を抱いている などの事が原因であると言える。 そういった人物はホラーやスリラーにカテゴライズされる作品の中の殺人鬼や犯罪者に特に強い憧れを持ってしまう。 善良な市民を残酷な手段で有無を言わせず制する様はまさに本人が望んでしまっている行為だからである。 一方、無条件に褒めちぎる人間はそのおおよそ逆である。 以上、「批評家に対する批評」
私はたいした深読みもしないでただ単に、 素直に面白い映画だと思いました。 キャストも良かったです。
悪くはないけどコーエン兄弟の作品の中では並だな。
>>920 それは批評でもなんでもなく、単なる心理学的還元だよ
「この世は不条理だ、この世は無意味だ」という、よくある類の感慨には
いい加減ウンザリしてる人もいるんじゃないかと思うんだけど。
無意味な世界に置き去りにされた孤独な人間、という物語自体は無意味でもなんでもないよ
結局はそういう物語に酔いたいだけでしょ。この映画も原作も。
そういう物語がアカデミー賞受賞したという事に嫌味を言ってるわけです
考えすぎじゃね?かっこつけて映画を映画として楽しめなくなってる奴って終わってる。
アカデミー賞だけでなく前哨戦の批評家協会賞も中2なのか? 「ノーカントリー」はカンヌでもパルム候補だったけど、カンヌ審査員も中2?
>>922 好き嫌いは別にして、コーエン作品中では最高クラスじゃないかな?
>>923 「そうそう、最近の世の中にはついていけないんだよね」
と観客もベルに同調させ、感慨に耽らせといて
>>287 で
その感慨を吹っ飛ばすのがこの話の妙だと思うんだが
まあ物語内容のレベルでは弱いと思うけどね。 殺人鬼の論理とトミーリーの諦念の対比は単純すぎるし でもふつうコーエン兄弟が評価されるのは形式的・技術的な完成度の高さでしょ 冒頭の乾ききったテキサスの映像だけでしびれた
国立医学部出てる俺でもエルパソよくわかりませんでした
>>929 物語内容も無宗教がデフォな日本人だからレベル低いと思うんじゃないの?
俺はレベルの高低云々以前に意味分からん買ったし。
932 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/28(月) 01:28:13 ID:wLfoqzbq
こういう映画を評価したくなる時期は誰にでもあるよなw
たまに一本の映画を見たあと、しばらく経つと「ホントにそんな映画見たんだっけ?」って思えてくるときがあるんだけど、この映画もそうだった。 なんつーか、映画の中で見たはずの場面があまりに根拠から外れて突飛だと、「自分の頭の中で考た妄想」とごっちゃに成ってるんじゃないか、 って思えてくるんだよな。 この映画は表面的には、巻き込まれ型で殺し屋に追われる羽目に成った男の物語で、それを追ってる保安官が狂言回し。あまりにひどい事件を見て 「老人はもう居場所はねえな」ってぼやきながら寂しく引退する。わりと分かりやすいストーリーを持ってる。多分つまんないって言ってる奴は、この部分だけ見て 評価してるんだと思う。殺し屋に新規性が無いってのも分からなくはない。 でも冒頭の「うちは保安官の家系だけと昔は平和だった」的なモノローグでも分かるトミー・リー保安官の思いは、 叔父の殺された先祖の話で具体的に否定されてるんだよな。 それともう一つ殺し屋がモスの妻にコイントスに賭けるのを拒否されたけど殺した直後、事故に遭う。 俺も映画を見ている途中は「時代は変わる、老人に居場所はない」っていうのがメインテーマ(だってタイトルだし)で、 殺し屋は絶対的な死が迫ってくるってことの象徴だと思ってたんだけど、終わり間近になってこの二つともぶっ壊されたんで、 その部分で狐につままれたみたいに成った。 そしてラストのトミー・リー保安官の夢の話は冒頭のモノローグとは打って変わってすごく曖昧で、多分保安官を辞めたことで 「父とも関係に失敗したという思い、しかし父には守られてる思い」を話したところで唐突に終わる。 もちろん俺がこの映画を注意深く見ようと思ったのはアカデミー賞で作品賞を取ったからで、だからこそある程度誰にでも分かる内容があると思っていた。 けど、分かりやすいと思っていた映画の内容が最後にひっくり返されたまま唐突に終わる感じが、「ホントにそんな映画見たんだっけ?」って 感じる理由なんだろうな。
いやー。つまんなかった PTAの方に期待です。
>>934 これがつまんないんだったらPTAのゼア〜もつまんないと思うよ
君は少林少女でも見に行ったらいいんじゃないかな?
少林少女こきおろしても この糞映画がマシになるわけでもないのに
>>936 そうだな。映画をこき下ろしてもお前の頭はマトモにならないだろうなw
ここ読むまで最後のシガーの事故は ドライバーが見えなかったし新手のシガーを狙う奴の攻撃だと思ってた まぁよく考えれば追っ手のボスはシガーが殺しちゃってるし、モス嫁との対話の対比と言われればなるほどと思うが 自分にはそこまで感じることはできなかったなぁ
>>936 いや、この映画を好き・嫌い、話や提示されたテーマを
気に入った・気に入らないは個人の自由で趣味の範囲なんだよ
でも、これだけ高いレベルの各シーンの緊張感のある演出、
各役者の演技、撮影(シネマトグラフィー)、英語わからないと
あまり実感ないかもしれないけど気の利いた台詞を含めた脚本(脚色)、
衣装等々の映画をつかまえて「糞映画」なんて言っちゃう人は
物の善し悪しを判断する能力のない、映画を見る目がない人だと
言わざるを得ないわけよ
別に映画を見る目がないから人としてどうとかはないんだけど、
そういう人はもっと気楽な、テレビで言えばバラエティーの
ような映画を観た方が本人も周囲も幸せなんじゃないかな
>>935 なんでこれがつまんなかったらPTAもつまんないの?
因果関係ないじゃん
>>940 >>939 の通り、映画を見る目がない人はこの映画と同じように
人間ドラマがメインで、ちゃんと話を追ってないとラストが「は?」
になる人も多いゼア〜も楽しめないんじゃないかと思っただけ
>>939 で書いた通り、好き・嫌いは人それぞれだから
万人が同じ感想を持つわけじゃないよ
ゼア〜は楽しめるといいね
>>940 あっちもワケワケになる人は多いと思うよ
ダニエルが「お前のミルクシェークのみほしてやる〜〜〜」と言った後でポールダノを撲殺
それを影で見ていた双子の弟がダニエルを射殺してTHE END
アンダーソンも好きだけどさ、長いのが多いんだよなぁ コーエン兄弟のは割とコンパクトにまとめてるのが多い
>>926 こーいう言い方あまりよくないけど
だとするならばキミはコーエンの魅力を分かって無いかも。
いや、人それぞれで全然いいんだけどさ。
コーエン作品の中でも
コーエンぽくない方だとは思う。
オリジナルの脚本じゃなくて原作付きだしね。
キミはなんで最高傑作だと感じたの?
Baka(Backward) Ahou(Asshole) Nonashi(Nobrainer)のBANはスルーでお願いします。
Baka(Backward) Ahou(Asshole) Nonashi(Nobrainer)のBANはスルーでお願いします。
Baka(Backward) Ahou(Asshole) Nonashi(Nobrainer)のBANはスルーでお願いします。
誰か相関図的なのを書いてくれん? メキシカンギャング?とかハレルソンの雇い主?とかシガーを砂漠の殺戮現場に案内したスーツ2人とかよーわからん。 何でシガーがそいつらを殺したのかもよーわからん。トチ狂って金を強奪しよーと思ったから?
130 :BAN ◆1l/2pXwlYA :2008/04/06(日) 19:58:49 ID:aswDnfCg
後半から急に(悪い意味で)分かりにくく雑になるなと思ったら
原作を映画化したんだね、これ。
145 :BAN ◆1l/2pXwlYA :2008/04/06(日) 22:58:20 ID:aswDnfCg
コーエンってこれが初の原作モノらしいけど
やっぱ彼らに原作モノは合わないな。
466 :BAN ◆1l/2pXwlYA :2008/04/14(月) 10:49:04 ID:vnXW/PiQ
>>465 今回の作品観て
コーエンって原作付は向いてな
944 :BAN ◆1l/2pXwlYA :2008/04/28(月) 18:17:52 ID:X0qzIRQr
コーエン作品の中でも
コーエンぽくない方だとは思う。
オリジナルの脚本じゃなくて原作付きだしね。
>中学生が得意げにタバコを吹かしてる。 >そんな映画。 これはむしろタバコそのものみたいな映画じゃまいか 吹かす人間によってどうとでもなるみたいな。
>>944 何でって言われてもなあ。そういうのは感覚的な問題だし。
今までのコーエン作品と比べると異色ってのは同意するわ。
でもやっぱりコーエンっぽさはてんこ盛りだと思うけどね。
音楽に一切頼らずに緊迫感を演出した点とかが高評価ポイントかな。
あと、単純に今までのコーエン作品がそこまで好きじゃないかったから
『ノーカントリー』は割とツボにはまった。
ロジカルに説明できなくてごめんよ。あまり俺なんかの意見を深く考えないでww
953 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/28(月) 22:23:45 ID:WYjytJEv
>>952 結構、ゴルゴ13的な物の考えかたしてるよね
そのぶん、信号無視で突っ込んでくる車に気付かないのはいかがなものかと思うけど・・
954 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/28(月) 22:47:54 ID:9gS5iRjj
中学生が得意げにタバコを吹かして 「どうだ?俺かっこいいだろ?」って感じでかっこつけてる。 そんな恥ずかしい 映画。
構って欲しい奴ってageるよね
957 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/28(月) 23:02:20 ID:S+ZMs9ts
>>953 本当は気付いていたが、ルールを守っている自分が引くと 何かが終わってしまう気がして恐かった。
…と言ってます。(嘘)
958 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/28(月) 23:28:18 ID:USX857F+
>>952 ゴルゴとは全然違うぞ。ゴルゴはやれと言われた奴「だけ」を殺すためいろんな工夫
をする(その過程で自分の命が脅かされる事態になばその相手は何のためらいもなく
排除するが)プロ中のプロ。
シガーは自分にとって邪魔であったり何か自分の中のルールから外れる相手であれば
何のためらいもなく殺すという絶対的な悪人。ハンニバル・レクターに近いかな。
アカデミー賞はわりかしこういう奇態なキャラクターを好むよな。
これ褒めてるひと エルパソの詳細解説してちょ ようわからん
「シリンダーに映った顔が幻覚」ってなによ どういうことよw
>>961 ベルがモーテルに踏み込んだ時のことかい?
シガーはたしかにあの部屋にいたよ。幻覚じゃない。
いや
>>6 にそう書いてるからさ
やっぱシガーいたんだよな
どうやって姿消したん ダクト?
>>961 ,963
>>6 の通りだよ
あの場面のシガーはベルの脳内イメージ
脚本にも結局室内は無人と明記されてる
ドアのシリンダーが吹っ飛ばされてる事から追ってる相手
(シガー)が部屋に来た事は間違いないとわかるだろ?
問題はそいつがまだ室内にいるかどうかで、もしいたら
今この瞬間シリンダーに反射した俺の顔を見てるかも知れない、
とベルは「得体の知れないもの」と対峙する覚悟を問われた
結局シガーはとっくに去った後でベルの一人相撲みたいに
なっちゃったけど、それでも中に入ったベルは立派だよ
>>962 >>6 と上記の通り
>>944 Imdbでも腐トマトでも平均得点が歴代コーエン作中でダントツ1位なんだし、
一般的にはコーエン最高傑作は『ノーカントリー』と言ってもおかしくはな
いんじゃないの?10年後にどうなってるかは知らんが。
個人レベルでそれに納得できるか否かは完全に別問題でしょ。
>>965 それは人気が断トツってだけであって
中身の良し悪しとは関係ないよね。
「小島よしおの本は人気があるし売れている。だから名作だ!」
って言ってるのと同じ。
967 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/29(火) 00:37:02 ID:x3r4OQmU
>>966 それはちょっと違わないか?
売れてることと、平均点が高いのは別でしょう。
前者は単純に見た(買った)人の数でしかないけど、後者は満足度を表す。
バカ売れしててもユーザーレビューで評価低い本・映画はわんさかある。
Imdbやトマトで平均点が高いってことは見た人の満足度が高かったって
ことだから最高傑作と言ってもいいはず。
というか満足度すら基準にならないならもうどうしようもない。
>>967 満足度って基本的に
個々の主観でしかないから
結局、人気と大差ないと思うんですけど…。
>というか満足度すら基準にならないならもうどうしようもない。
「どうしようもないも」も何も
傑作かどうかなんてのは個々の主観でしかないから
そんなモノを押し付けてる時点で的が外れてますよ、
と言ってるだけですよ。
根本的に(一部の情報のみを取り上げて)
そこの満足度が高かったから傑作だ、
って主張がスットンキョウそのものだと言うことに
気付きましょうね、って。
「ユーザーレビューの評価が高いから質も良い」って考えは
完全にプロパガンダの餌食だよね。
極論をいえばその通りだけど、Imdbとかは批評サイトとして最大のものだし ある程度の基準にはなるんじゃない? ユーザーレビュー評価高いから絶対に傑作だとは言わんが、やっぱり相関関係は かなりあると思うよ。Imdbで評価トップクラスの作品群見てもやっぱり名作傑作 とされてる映画ばかりだし。 プロパガンダと違って映画批評サイトへの投稿は完全に個人の自由意志だしね。
それに多くの人に非常に高い満足度を与えたなら傑作と言っても問題はないかと。 大ヒットして多くの観客に見てもらった映画があっても、見た人たちの間で 満足度が低ければ傑作とは言われないだろうしね。 結局、ある程度以上の人数に高い満足度を与えた作品が後に名作傑作として 名前が残っていくという流れはあるわけだし。
>>968 個々の主観が多数集まって一定の傾向を見せてればそれは客観だろう。
少数派の意見を無視するつもりは全く無いが、
これは客観的に好評価な映画と言えるのでは。
>>969 いや、だから、それだと自分の意思ゼロじゃんw
批評サイトとして最大のところだろうがなんだろうが
一部の情報に変わりは無いしね。
「大手サイトで評価が高かったです
だからこれは傑作です」
自分の頭で1ミクロンも考えられてないないのが
もう救いようの無いほど頭悪いっつ−か。
ゆとり以下としか…w
>極論をいえばその通りだけど、
極論なんか言ってねぇし。
俺の
>>968 が極論なら
お前のその発言も極論だよw
おまえ自身が最高傑作だと感じたなら
それを言えばいいだけ。
じゃなきゃ何の意味もねぇよ。
と言うか、根本的に的が外れてる。
反論の為の反論
議論の為の議論なら
他所でどーぞ。
大事なのは票数じゃなくて 票の中身だと言うことに気付けないのが なんつーか、ゆとり(r 「○○くんかっこいいー!」とか 「なんだか知らないけどおもしれー」とか 「良かったです」とか そんなんが100票集まったところで それは最高傑作でもなんでもないっつーか。 (別にこの映画のことを言ってんじゃなくてね) 一部のサイトの評価が高いことと 傑作であるかどうかは 必ずしもイコールではないし そもそもそんなモノを根拠に持ち出すのは的外れ。 俺が言いたいのはそれだけ。 そんなん語る暇があるならテメーの言葉で 「どこが良かったか」「どこが悪かったか」を 語ってくれた方が100億倍有意義。
何でそこまでムキになるのか分からんが・・・。
>>971 が言ってることも十分に的を射てるし、俺の考えと一緒だな。
自分の頭で考える云々をこの場合は話してないだろう。
ある程度客観的な根拠を強いてあげるとすれば最大の批評サイトで
作品歴中で最高の点数だってことが挙げられるってことだよ。
実際、「ノーカントリー」がImdbでコーエン作品中トップってことは
コーエン最高傑作は「ノーカントリー」っていう傾向が見られるってことでしょ。
「真実」ではなくても極めて強力な「傾向」は示されてるよね。
こういう考えをするのもちゃんと自分の頭で考えてるからじゃないかな。
>>973 だから票数じゃなくて点数で語ってるでしょ。
票の中身の結実が点数として現れるわけでしょう。
>>964 >脚本にも結局室内は無人と明記されてる
スクリプトにそんな記述はないが…。
だいたいシガーのPOVまであるシーンであれが幻想などというのは
そうとうめちゃくちゃだな。
それに、そういう語りはこの映画にはそぐわない。
>>975 いや、あの、票数ってのは
モノの例えなんですけど…。
点数でも同じだから。
全員が10点満点でも
「○○くんかっこいいー!」とか
「なんだか知らないけどおもしれー」とか
「良かったです」とか
なんて感じだったらそれは
最高傑作でもなんでもないよ、って。
読解力を身に付けて下さいね。
>ある程度客観的な根拠を強いてあげるとすれば最大の批評サイトで
>作品歴中で最高の点数だってことが挙げられるってことだよ。
いた、だから
「それは根拠になり得ませんよ」ってのが俺の意見なんですけど。
それでいいじゃん。
それとも俺がアンタの根拠なき根拠に
付き合わなきゃいけないの?w
付き合わなってくれとはいってないんだけど・・・・。 強いて根拠らしきものを挙げるとすれば、大多数の人の傾向が見れるImdbなどの 最大クラスの批評サイトが参考になるってぐらいの意味だよ。 てかもっと落ち着いたほうがいいよ。せっかくそれなりのことを主張してるんだしもったいないな。 >>全員が10点満点でも >>「○○くんかっこいいー!」とか >>「なんだか知らないけどおもしれー」とか >>「良かったです」とか >>なんて感じだったらそれは >>最高傑作でもなんでもないよ、って。 いや、それでもサンプルが多ければ後世に最高傑作として残るんじゃないの? 『ローマの休日』とかまさしくそんな感じで名作として残ったわけでしょう。
オスカー取っちゃうと注目度上がるから組織標的な馬鹿な意見だけで 好評価得るのは難しいだろうなあ。 まあこの映画を評価しないのは自由だけど 客観的に評価の高いコーエン作品なのは事実だろ。
たとえ感想の中身がどうあろうと、ある程度多くの人により高い満足度を与えた映画が 勝ちなんだよ。そういうのが名作として後に残っていく。例外もあるにはあるけどさ。
>>978 >>977 の後半部分で宜しく。
お前の最高傑作の定義を語られても
「知るかっつーの」としかw
そーいうのは自分でブログ作って
そこで存分にやればいいじゃんw
>>979 (この映画がダメとかそんな話じゃなくて)
コーエンで評価の高い作品って沢山あるのに
一部の情報だけを元に
「ノーカントリーはコーエンの中でも最高傑作である」
と言い切っちゃう脳みそって安易だよな、って。
それだけ。
比較するなら
本来、同等の状態で比較しなきゃ意味ないんだよね。
でも、それって不可能だから
票ではなく票の中身で判断すべきだ、と。
いやいや、何で最高傑作?って聞かれたから答えたまでで。 てかそもそもネットなんて個人の主観を中心に語る以外にありえないでしょ。 ブログとか関係ないよ。 こっちこそあなたの意見なんて知らんよ。
>>982 言い切ってないでしょ。一部ではあるが最大の情報をもとにすればそういう「傾向」が
見られるねってだけのこと。何でそこまで頑なに否定するかなあ?
985 :
名無シネマ@上映中 :2008/04/29(火) 02:07:34 ID:UGtlB7YS
ワイルドアットハートになりきれなかった映画 デビッドリンチとは才能に差があるすぎたね>ピンカラ兄弟
なぜにワイルドアットハート?
>>983 俺、アンタに聞いたっけ?
つか、アンタ
>>951 の人??
そもそも「なんで最高傑作だと感じたの?」って質問は
『実際、自分で観賞してみて、どう最高傑作だと感じたの?
アナタなりの最高傑作だと感じた部分を教えて』
と聞いてるわけで
それを理解できてないのは
読解力なさすぎかと。
>>984 意見の中身をキチンと読んでからレス下さい。
揚げ足取りは意味無いし
全く重要で無い部分に対して
レスしてどーすんだよ、と。
あと、見事に言い切ってますから↓w
>最高傑作と言ってもいいはず。(
>>967 )
※「言い切ってない」っつーレスは禁止で。
>>987 >>988 いや、
>>951 ではないけど。
何で最高傑作かってのは単に自分だけの考え以外にも
ある程度の客観的傾向が必要じゃないか?それをまずは示したまでで。
「言ってもいいはず」がどうしたら言い切ってることになる?
「言ってもいいはず」だよ!!大丈夫?
「多くの人の傾向が一致して評価高ければ最高傑作でもいいはず」って意味だよ。 「評価高いから最高傑作でしかありえない」って言ったならあなたの主張も分かるが。 それにあなたが考える「ノーカントリー」以上のコーエン作品とその根拠は? 絡むならそれを言わないとフェアじゃない。
>>989 >いや、
>>951 ではないけど。
>いやいや、何で最高傑作?って聞かれたから答えたまでで。
>こっちこそあなたの意見なんて知らんよ。
聞かれても無いのに
「聞かれたから」とか嘘ついて突然出てきて
スットンキョウなこと言われても
困るんですけどw
もう1度言うね。
読解力を身に付けてからレスお願いします。
以上。
いや、俺は
>>926 なんだけど。
明らかに俺に聞いたでしょ。
記憶力を身に付けてからレスお願いします。
以上。
BANの化けの皮がどんどん剥がれてく・・・
>>992 この人、開き直って
堂々と嘘ついてやんのw
なんで嘘なのよww
嘘だったらいずれ
>>926 が反応するだろ。
あまり恥かかないようにね。
BANの人格がどんどん崩壊して区・・・
意味が良く分からん。俺が
>>926 なのは事実。
全く関係ない
>>951 を引き合いに出されてもな(困惑)
>>998 まあ、日本語が読めなきゃ
意味分からないだろうねw
結局のところまともにコミュニケーション取れないから人格否定に走るのか。 がっかりだわ
1001 :
1001 :
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