【あの橋を渡るまでは】 〜ゆれる〜 6ゆれ目 【兄弟でした】
1 :
名無シネマ@上映中:
原案・脚本・監督■西川美和(長編第2作)
製作■川白和実、重延浩、八木ヶ谷昭次
企画■是枝裕和
音楽■カリフラワーズ
出演■早川猛・・・オダギリジョー
早川稔・・・香川照之
川端智恵子・・・真木よう子
早川勇・・・伊武雅刀
早川修・・・蟹江敬三
岡島洋平・・・新井浩文
丸尾明人検察官・・・木村祐一
船木警部補・・・ピエール瀧
裁判官・・・田口トモロヲ
公式HP
ttp://www.yureru.com/ 公開日 2006年7月8日 DVD発売日 2007年2月23日
以下
>>2-5あたり
『ゆれる』映画賞を次々と受賞
第30回山路ふみ子映画賞
新人女優賞 真木よう子
第31回報知映画賞
最優秀助演男優賞 香川照之
第1回インビテーション・アワード
映画賞 『ゆれる』
クリエイター・オブ・ザ・イヤー 西川美和
第28回ヨコハマ映画祭
作品賞 『ゆれる』
監督賞 西川美和
主演男優賞 香川照之
脚本賞 西川美和
第49回朝日ベストテン映画祭
日本映画1位 『ゆれる』
第61回毎日映画コンクール
日本映画大賞 『ゆれる』
録音賞 白取貢(『ゆれる』/『フラガール』)
2006年度キネマ旬報ベスト・テン
日本映画ベスト・テン第2位 『ゆれる』
助演男優賞 香川照之
脚本賞 西川美和
第49回ブルーリボン賞
監督賞 西川美和
助演男優賞 香川照之(『ゆれる』/『出口のない海』/『明日の記憶』)
第30回日本アカデミー賞
優秀主演男優賞 オダギリジョー
優秀助演男優賞 香川照之
読売文学賞
戯曲・シナリオ賞 西川美和
第16回東スポ映画大賞
作品賞 『ゆれる』
監督賞 西川美和
助演男優賞 香川照之
新人賞 木村祐一
第2回おおさかシネマフェスティバル賞
日本映画ベストテン第1位 『ゆれる』
第21回高崎映画祭
最優秀監督賞 西川美和
優秀主演男優賞 オダギリジョー、香川照之
アレな感じでスレがなかったので建てますた
みんな仲良く利用しましょうね〜
6 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 19:33:30 ID:jSz4liBS
1さん、乙です
猛のモノローグ
誰の目にも明らかだ
最後まで僕が奪い、兄が奪われた
けれど、すべてが頼りなく、はかなく流れる中でただひとつ
あやうくも確かに架かっていた、か細い架け橋の板を
踏み外してしまったのは、僕だったんだ
いま、僕の目には明らかな風景だ
腐った板がよみがえり、朽ちた欄干が持ちこたえることはあるだろうか
あの橋はまだ架かっているだろうか
7 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 19:56:19 ID:k7g5Vh7X
やあ 今晩み 変態な西川監督のファンですが西川スレつー事でいいですよね
8 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 20:00:29 ID:jSz4liBS
さっきDVD観終わりました
映写機のシーン
仲の良かった幼い兄弟の頃の映像を見て想う猛。
(そうか、兄ちゃんは本当にやさしかったんだよな 昔から。
心底やさしい、あの兄貴が他人を突き落とすはずないじゃないか)
↓
「吊り橋の上で兄が女の腕を掴み助けようとする」=猛が確信したイメージ映像
という解釈でおkですか? しかし、分かりずらい映画だな。
そういう解釈でokだと思う
猛が兄を信じるようになる心境の変化や
稔が背中で語る心境が伝わってきて楽しめた
10 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 21:47:10 ID:92a9E6rF
>>8-9 猛はそう推測したんだが、実のところ兄貴は突き落としたんだと思う。
今後兄貴と不仲なことがまた起きたら、また解釈が「ゆれる」。
11 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 22:13:53 ID:z4phr3IP
女を助けようとする映像が真実だと思う。面会のときに兄貴にずぼし
な事を言われ、今まで信じていたものを突き崩された時兄貴への思い
は理不尽な憎しみに変化しあのような証言をした。なぜならみのるくんの
二の腕には彼女の爪跡がくっきり残っていたではないか。
映写機の映像をみた猛はかつてあった家族の絆に心かきむしられいてもたっても
いられなくなって、兄貴を、家族の絆を、いとおしくてたまらなくなって
「うちへ帰ろうよ!」と絶叫したのだと思う。が、みのるくんのラスト
の笑みは何を意味するのかは観客の判断にゆだねられている。と、見た。
12 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 22:42:39 ID:Yz/hNnBb
人それぞれだねw
自分は8ミリみてまた兄像が変わり
最後に思い浮かべたイメージを猛が信じたんだと思ってる
けれど、それが真実と一致している訳でもない
やはり兄への想いと想像が入り混じった解釈でしかない
真相は稔と智恵子にしかわからず、また描かれてもいない
13 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 23:37:12 ID:gcAMJ2bL
>>11 だとすれば、猛は一時の感情に任せて全くの偽証をしたってことか。
死ぬまで兄貴に頭があがらないね。俺が稔だったらわだかまりは消えない。
やっぱり最後はバスに乗ると思う。
14 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 23:40:56 ID:HW5ZOW/3
あの女が死んだのは自業自得。
弟が苦しむ羽目になるのも自業自得。
兄が刑務所に入るのも自業自得。
15 :
名無シネマ@上映中:2007/04/02(月) 00:24:31 ID:qjAtRP2P
稔はどうなったんだろうか。
発せられなかった本音を吐き出した後、人はどう変わっていくんだろう。
デトックス効果でイイ人に戻るのか。
世間体を捨て、本能や欲望を解放して生きていくのか。
本当に殺人を犯していた。
無実なのに弟に偽証され、殺人刑を食らった。
どちらにしても、稔の中の価値観は大きく変わる。
今までの座標軸がなくなってしまったら、何を中心に生きていけばいいのか。
16 :
名無シネマ@上映中:2007/04/02(月) 00:33:33 ID:jlCyjo0A
俺は智恵子の部屋に忘れていった猛のたばこがいつ出てくるのかばかり気にしてた
17 :
名無シネマ@上映中:2007/04/02(月) 01:04:40 ID:uqMjLQc+
だからさ、弱いんだよ、表現の仕方が。
「8ミリ見て子供の頃優しかったからきっと
やってなかったんだ、と弟が考えを変えた」
というくだりの表現は見る方が一生懸命考え
てあげないとわからないよ、たぶん。
見る方はまず???、でいろいろ考えて、
もしかしてそういうことなのかなあ・・・
って感じ。
なんでも深読みして自分だけ悦に入るのが
好きな人でないと(たぶんマゾ)支持でき
ないよ、この映画。
18 :
名無シネマ@上映中:2007/04/02(月) 01:54:26 ID:O75gWOoP
アンチって、作品批判のみならず、たいがい好意派をやゆするよね
つまり、自分が気に入らなかった作品を評価する人間の存在が気に喰わないのだろう
>>13>>15 いわゆる偽証罪ではないよ
あの時点では兄ちゃんは殺ったんだと思ってたので
間違えたかも知れないが、故意に嘘をしゃべったのではないよ
19 :
名無シネマ@上映中:2007/04/02(月) 02:04:31 ID:gFpULeyy
二人がやってるとき、オダギリがなんかささやいてるけど、何て言ってんの?
20 :
名無シネマ@上映中:2007/04/02(月) 02:21:03 ID:O75gWOoP
猛と智恵子のセックル?
「舌出せよ。舌。」
21 :
名無シネマ@上映中:2007/04/02(月) 03:57:50 ID:gFpULeyy
やん。やらしい。ありがとう
22 :
名無シネマ@上映中:2007/04/02(月) 10:54:05 ID:opY9YrL1
漏れは面会室での兄弟げんかがすごかったと思ったお。
23 :
名無シネマ@上映中:2007/04/02(月) 11:10:41 ID:qjAtRP2P
>>18 法廷での猛の証言
「(兄は)あんな巧妙なウソをつける人間ではなかった
今まで何も知らないフリをしていた 兄をかばおうと思って
自分の事もかばおうと思ったんだと思いました
兄と引き裂かれミジメな人生を送る事になっても
自分の人生をかけて本当の事を話そうと思います
つり橋上で詰め寄るのを見て もみ合って突き落とされた
悲鳴をあげて落ちていくのが見えた」
勘違いで済むレベルではない。
兄を陥れようという悪意まである(自分は真実を知っていたが
兄の法廷での証言は事実をすり替えた嘘であると断言)。
これを偽証でないと言えるのは真に目撃していた場合のみ。
24 :
名無シネマ@上映中:2007/04/02(月) 11:52:23 ID:eYx5NTNo
事件は猛目線でしか描かれてないし、事実があやふやな状態の中で
偽証かどうかを議論するのはナンセンス
君達は騙されてるよ悪魔ても8ミリは8ミリ 許したのは弟だよ
>>17 最後の3行以外は同感。
面会での兄との会話や、バイトの男との会話があって
最後の一押しが8mmだな。
若い監督みたいだし、何年後かには傑作を撮ってくれることを期待。
27 :
名無シネマ@上映中:2007/04/02(月) 12:55:12 ID:V8h1Otj0
>>15 >>24 猛の心境が「ゆれる」のは手にとるように分かるけど、稔はさっぱり
分からんね。橋の上でキモかったことだけは伝わった。
公式HPの上映劇場みたら
4月7日(土) 横浜市西公会堂 *西川監督来場予定
横浜いいなあ(´・ω・`)
30 :
名無シネマ@上映中:2007/04/02(月) 19:29:39 ID:iKcAZuS+
稔って鯰みたいだね。ぬるぬるして捉えどころがない。
でもさ、親爺が新聞紙干すようになっちゃ、帰って面倒みるしか
ないじゃん。
>>23 いやいや、偽証罪は主観的的に真実と思うこととは異なる証言をすることだよ
客観的に真実かどうかは別問題
猛は橋の上の出来事をみた時から稔は落としたと解釈してた
ただ最初は人の良い兄が思わずやったんだろうと考えて事故にしてしまい庇おうとしたが
稔が見せる実像に激しくゆれたあげく、最後はだまされ裏切られたうえに図星をつかれたと憤って
それならと庇うのをやめてあの証言をしたんだと思うよ
悪意で最後の証言をしたけど、はじめから落としたと猛は疑ってたから
嘘をいったのではないよ
むしろあのまま事故の瞬間を目撃していないと証言したら偽証だった
証言時の猛の心理状況すら曖昧だから
あれを真実だと思い込んでたかどうかも不明なんだよ
33 :
名無シネマ@上映中:2007/04/02(月) 21:24:06 ID:WQaV6p21
>>31 落としたと解釈していたなら、その時点で千恵子の所へ駆け寄る
のが先だよな。なんで兄貴のとこに。
>>18 普通の映画のアンチはそうかもしれないけど
「ゆれる」の場合は信者が先に
「ゆれるの良さがわからない人はハリウッド映画しか見てない馬鹿」
と言い出したのが原因だよ
どんな映画だって好き嫌いはあるのに、そんな言い方されたら荒れるのは当たり前
熱狂的信者の多い「三丁目の夕日」だって
「三丁目の良さがわからない人はハリウッド映画しか見てない馬鹿」
なんて言ってる奴は見たことがない
ハリウッド系大作映画ってただ金かけてカーチェイスして爆破しまくるだけじゃないんだよ
ほとんどのハリウッド映画は脚本も演技も演出も「ゆれる」よりは上だよ
なんで「ゆれる」を好きだごときでハリウッド系を見下せるのかわからない
>>11 >二の腕には彼女の爪跡がくっきり残っていたではないか。
稔の腕の傷は結論出たのかな。
過去スレでは法廷シーンで2本傷があったとか。
橋の上で隠した傷は防御痕かもって意見は既出?
まあ何の傷にしても映画的にはどうでもいい事だけど。
38 :
名無シネマ@上映中:2007/04/03(火) 00:10:09 ID:FSg3H4Dl
〜あれる〜
このスレを見るまでは兄弟でした
>>32 8ミリを見ながら、きょどってから!Σ( ̄□ ̄;として
助けようとする稔のイメージが挿入されて号泣する描写があるので、たぶん間違いないと思う
>>33 橋の下はかなりの流れがあり
流れていく智恵子を見る稔の動きから猛は川上側にいた
橋と猛のいた所とはそれなりの距離があった
助けるにしてもあそこから川に飛び込むなんてナンセンス、一度橋を戻って川下に回らないとダメでしょ
かなりの捜索隊が来ても発見は夜遅くなったから
あっという間流れてわからなくなったんだろうとか
けれどね、こんな理由よりも何よりも猛の人間性の描写なんですよ
面倒巻きこまれるのは避けさっと押し付け逃げるずるい人間
直前の智恵子とのやりとりでも情事がなかったかのようにトンズラしようとしてた
「見てなかった」といえば、関わりはより薄いでしょ
助かってもダメでも全く気付いてなかったと逃げられるベストなスタンスも計算したんだよ
万が一、千恵子が死体じゃなくて重体かなんかで発見されて
奇跡的に一命をとりとめた場合
この作品は収拾がつかなくなっちまうな
42 :
名無シネマ@上映中:2007/04/03(火) 10:43:09 ID:6e+3ZwHk
8ミリのシーンはその時の心理描写であって、7年前の真実を正確に
説明されたものではないよ
実際どちらともとれるでしょ
>>33 >>40-41 ほとんどの映画は不自然な部分があるもの
他にも智恵子の部屋を捜索したり交友関係調べれば、彼女と猛の関係が浮上する
法廷場面も専門家から見ればおかしい等々
無理に正当化したり貶すより、面白い部分を楽しんだほうが得だよ
44 :
名無シネマ@上映中:2007/04/03(火) 11:57:55 ID:4JrJmng0
兄弟の反目もたいがいにせい!
オヤジが惚けかかってるんやで。早く世話してあげて。
通訳してくれてありがとうw
猛視点での心理描写の映画だから
稔の心理や客観的真実は不明でもよいけど、猛の心理すら不明だではさすがにあかんでしょ
>>36 結局、傷の真相も描写されてないので不明だね
橋の上では一本だけど
7年後の回想では二本だから、これも猛のイメージ、想像でしかないね
助けようとしたんじゃないか
そういえば傷がついてたじゃないか
あれはその時ついた智恵子の爪痕だったんじゃないかこの段階で二本傷になってしまうのも願望混じりだからなんだろえ
でもその想像を信じたんだよ
深層心理で兄ちゃんという人間がそうあって欲しかったんだろうしね
初め猛は千恵子が自分で落ちたと思ってたと思うよ。優しくて真面目な兄が落とすわけないと
でも稔との喧嘩や千恵子との関係がバレていたと知った猛は
兄貴が落としたというイメージが強烈に脳裏に焼きついたんだと思う
おそらく、あの瞬間を猛はハッキリと見ていなかったんだろうね(ハッキリ見える距離でもないし)
で、最後のあの映像で優しかった兄を見た猛は俺は何てことを言ってしまったんだろう(そこで稔が千恵子を助けてるイメージが湧き上がる)
と思ってあんなに取り乱したんだと思う
真相は実るのみが知るって感じだね
稔が猛と千恵子の関係を知っていたっていうのは確定だっけ?
猛の上京当時の関係については不明だけど
事件前夜の情事は察してたよね
稔のかまかけに猛はあっさり引っ掛かった
50 :
名無シネマ@上映中:2007/04/03(火) 21:40:10 ID:7xM++dLO
焼けぼっくいに火がつくとはいえ、あそこまで簡単に股を開く
女ってどうよ。ちょっと頭がゆるいかオダジョーだからか。
>>35 >ほとんどのハリウッド映画は脚本も演技も演出も「ゆれる」よりは上だよ
>なんで「ゆれる」を好きだごときでハリウッド系を見下せるのかわからない
この部分はまとも つーか当たり前のこと言ってるだけだと思うが
52 :
名無シネマ@上映中:2007/04/03(火) 22:39:36 ID:NXOk06ES
脚本(セリフや設定)がよく作り込まれている。二流の映画ではない。
キム、蟹江、伊武のキャラが、ケレン味がありすぎてウルサイ。
金が入った封筒→思わせぶりにせず普通に親父に渡すだけでいい。
新聞干しシーンも、本筋に関係ないのにムダに考えさせられる。
要するに全体的にノイズが多い。兄弟以外に関しては洋平君のような抑えた芝居、演出でよい。
よってこの映画は一流とは言えない。
ハリウッドとか一流とか、なんか違うな
そんなの、どうでもいい・・・どうでも良すぎる・・・なんだそりゃ・・・
まだやってんのかおまいらw
55 :
名無シネマ@上映中:2007/04/03(火) 23:18:21 ID:gv9hOheC
>>52 新聞紙干しのシーンは秀逸だと思うぞ。
悲しいんだが笑ってしまう。笑ってしまうんだが悲しい。
若い監督と思えない演出だ。次回作が楽しみ。
っていうかさぁ・・・
親父がボケたってのは脚本上で最後の名シーンを作る為の、良く練りこまれた構成の一部でしょうが・・・
次の洋平君との会話であまりにさりげなく喋ってるから気付きにくいかもしれないけど。
親父がボケてないと洋平君が猛にお願いする必要はなかったんだよ。
あそこで猛にお願いするシーンと、洋平君が猛に静かな怒りをぶつけるシーンが、猛の心を少し揺らして、そして・・・
って感じじゃないですか・・・
>>57 ゴメン、言い過ぎた
しかし、ついでにもう一つ言っておこう
あとキム、蟹江、とかのケレン味は絶対必要
自分の嫌いなタイプの人間がガンガン痛いところ付いてくるから稔がゆれまくり
猛も揺れたわけだから
アレが淡々としてたら、ゆれないわなぁ
>>52 >金が入った封筒→思わせぶりにせず普通に親父に渡すだけでいい。
直接親父本人に渡したら、「貰ってください」「いえいえいらないです」の応酬になるじゃん。
普通、そういうのって鬱陶しいし、直接本人に渡さないで猛に渡した辺りでその心情を描いていると思うけどね。
しかも、そのシーンってアッサリ流してるから、うっかりしてると見逃すくらいの些細な描写だと思った。
ノイズっていう風に見える人がいるんだなぁって感じがする。
60 :
名無シネマ@上映中:2007/04/04(水) 02:00:07 ID:rtwOl29v
封筒は親父と智恵子の母親の苦悩を
猛に認識させるアイテムになってて上手い流れだよね
しかも稔のかまかけ判明に迄つなげてるからよく練られると思ったけど
61 :
名無シネマ@上映中:2007/04/04(水) 03:15:47 ID:fJa2Ftk5
オープニングのJAZZイーなスコアカッコヨス
62 :
名無シネマ@上映中:2007/04/04(水) 19:14:38 ID:QX9RqiC9
最後、兄貴が車に轢かれてジ・エンドだったら凄かったのに。
63 :
名無シネマ@上映中:2007/04/04(水) 19:47:36 ID:5PU4JAxJ
Amazonから届いた
初回版じゃなかったけど、パンフ&ポストカード
持ってるからいいや
ブック&カード付きってパンフレットと一緒でしょ?
>>62 つか、そうなるんじゃないかと思いながら最後のシーン見てた
オダギリ「あの橋はまだ掛かっているだろうか」
↓
オダギリ「にいちゃーん」
↓
香川、オダギリに気づきながらも道路に飛び出し自殺(道路=川ね)
↓
橋はとっくに落ちてなくなっていた・完
実際、この映画のラストは個人個人でいろんな解釈ができるけど
俺的にはあのあと兄弟が和解する展開はNGだな
>>49 >猛の上京当時の関係
あれ?そんなのあったっけ?
>>63 パンフちょっと違います。
映画館版は文字中心。
DVD版は写真中心。
映画観てないのだが、DVD買おうかすごくゆれてる。。
結局どうなんだ?
兄弟は引き裂かれるのか??
67 :
名無シネマ@上映中:2007/04/04(水) 23:09:18 ID:yltSWB5b
>>66 それ分かったらつまらんだろw
聞く前に観ろよ
>>67 っことは見る価値有りってことだな!
よし、明日買ってくる!
>>64 >猛の上京当時の関係
上京するまで恋人関係だったという意味ではなかろうか
猛がスタンドで智恵子を見つけるシーンや
彼女を車で送るときの会話などで匂わせてるやつ
小さな田舎町だから稔も関係は知ってたんじゃないかな
>>56 あの程度で「良く練りこまれた」って
どんだけ映画観てないんだか
>>70 そういう中身のない煽りは要らない
具体的な会話しようね
>>56が気に入らないなら、その内容で勝負しようね
だから、いちいち反応するから喜ぶの!
と反応するとさらに喜ぶ
まあレスしてる漏れも乗っかってるわけだが・・・
どうでもいいが「どんだけ〜」てゲイの間で流行ってるよな
>>74 最初のガソリンスタンドのとこで勝手に元恋人同士だと思い込んでた。
車の中での「嫉妬しちゃった」とか、すぐため口になったとことかも
元恋人同士を匂わせてる感じがする。
漏れは昔付き合ってたんだろうなって思ったよ
幼馴染だったら、ガススタンドでも「よっ、元気?」って感じになりそう
かぶっちゃったw
そう言われるとそういう気もしてきたが
もしそうならもうちょっとハッキリと描写する気もする
曖昧にする意味がわからんし今一釈然としないな
直接的に描写しちゃったらつまらないと思うけどな。
ちえこの部屋に猛の写真集が沢山あったこととか
川にいたところでの言い合いのシーンとか、フラグは山ほどあるよ。
そう?
直接的に描写するべきだったと思う
千恵子をめぐる稔と猛の因縁ははっきりさせなければ映画の本題の邪魔になる気がするし
やはりその辺を曖昧にする意味は正直わからないな
「猛クンと一緒に東京行けば良かった」とか言ってたじゃん。
元カノだったと解釈するのが自然じゃないのかな。
>>47 猛ははじめから稔のことを疑ってたと思うよ
そ知らぬふりで橋の上に戻ってきた時のやりとり
事故なんだから警察呼ぼうと言い出し
「いやでも猛、俺が智恵ちゃんを落と」と言いかける稔に
それ以上喋らせないように遮って
話を強引に『事故』へと持っていってしまってる
元カノでしかも猛の方から智恵子を捨てたであろうことは、最初のGSのシーンでピンと来るじゃない
で、法事の後の稔との会話で幼馴染でもあったことも示されてる
84 :
名無シネマ@上映中:2007/04/05(木) 03:29:49 ID:oSXs190H
猛の方から千恵子を捨てたってのはどうかと・・
85 :
名無シネマ@上映中:2007/04/05(木) 04:12:21 ID:LHdk3B9e
バツが悪いのか、気付かれまいと逃げるように去ってしまう男
男に気付いて合図しようとするが止まってしまう女
86 :
名無シネマ@上映中:2007/04/05(木) 05:06:37 ID:nT9hYG+2
>>83>>85 再会してからとは状況が違うよ。
河原で智恵子が猛に言ったセリフ
「あの頃はいろんなことが怖かった、
失敗しちゃいけないと思って、
なんであのとき猛と一緒に出て行かなかったんだろう」
この言葉の意味を考えるとピンと来ない?
人間の記憶は感情によってゆれるって映画なんだろうな
しかし弟が兄に対して持った罪悪感と兄弟の絆を取り戻したいと願った思いは
真実であった、みたいなところか。
ぶっちゃけわかりにくい映画だよな。
88 :
名無シネマ@上映中:2007/04/05(木) 11:52:57 ID:Xn0vN7fq
あれから三年…
行方不明になった稔の影を猛はまだ追い求めていた
自らが壊した兄弟の絆を再び架け直すために
ある日、北陸の地方都市で稔を見たという情報を耳にする
しかし、その街では最近になって女性の通り魔殺人が相次ぎ、
犯人はまだ捕まっていなかった
なぜか心の奥に胸騒ぎを感じながら、兄のいる街へ猛が向かう
「ゆれる2」近日公開
89 :
名無シネマ@上映中:2007/04/05(木) 12:03:19 ID:kOLzFhAK
続編キターーーーッ!(゜ロ゜;
>>80 直接的に描写って、例えば台詞での説明とか回想シーンとか?
それしちゃったら色々台無しな気がするのだけど…
>>86 > 再会してからとは状況が違うよ。
言わんとすることがよくわからない
昔は対等もしくは智恵子に主導権がある付合いだったと?
それから細かいことだけど「猛」ではなく「猛くん」と呼んでるよ
>>91 いわゆる説明セリフは極力排除しようとしてるよね
武映画の影響かな
>>91 >それしちゃったら色々台無しな気がするのだけど…
いや、それが正直よくわかんね
曖昧にしといた方がいいこともあるのはわかるけど、
千恵子に対する兄弟の関係によってその後の兄弟の心情も変わってくる所でありそっちの方が本題なのに
こんな重用かつどうでもいいところでそんな演出するのは正直意味がわからない
千恵子が死ぬ前日のことも曖昧にするならまだしもねぇ…
95 :
86:2007/04/05(木) 22:52:21 ID:/5V0E7k+
>>92 たしかに細かいなw
セリフは短くまとめたのでそのまんまではないよ
「くん」以外にも違うとこいっぱい
でも意味は分かるでそ?
> 再会してからとは状況が違うよ。
てのは
>>85みたいに再会後の態度とかで誤解してるのかなと思っただけ
智恵子は田舎のGSでくすぶってて、猛に付いて行きたい
猛は東京で仕事も女もうまくいってて、智恵子の連れてって光線がウザイ
とかの描写で誤解して上京するとき猛が捨てたと思ったとか
まあ、河原でのセリフを考えれば
彼女には”猛に付いて行く”という選択肢も当時あったわけで
「猛の方から捨てた」ってのは違うと思う。
この説明で分かってもらえるかな?
>>94 曖昧といっても、過去に何かがあったということは明確に描写されてるよ。
それだけで十分だと思うけどな。
>千恵子が死ぬ前日のことも曖昧にするならまだしもねぇ…
逆にこっちの方が意味わからん。
自分が疑問だったのは、洗濯物畳んでるときの兄のかまかけで
猛があの時点でかまかけに気づかないのは不自然に思えた。
あと、チエコが落ちた後何の迷いもなく兄を庇う行動をとったとこ。
普通人間少しは迷いが生じると思うんだけど…猛は単純だってこと?
97 :
96:2007/04/05(木) 23:51:42 ID:baSoeEEu
あぁ、単純というより自分のことしか考えてないってことか。
>>28 横浜市西公会堂 4/7(横浜駅徒歩圏内)
*西川監督来場予定
☆上映時間は14時から。
☆14時の部の映画終了後、西川和美タイム。
☆前売りは1,000円(予約は電話で。電話番号は「ゆれる」公式HP参照)。
☆当日券は1,200円(1,300円かも)。
観に行く人々よ、よかったら西川タイムのレポートお願いしまするm(..)m
ちえこが冷蔵庫いじってる後の猛の台詞が聞き取れないんだけどなんて言ってるの?
101 :
名無シネマ@上映中:2007/04/06(金) 20:54:45 ID:Qq5Qfp/8
風呂出た後で智恵子に抱きついてじゃれ合ってたとこかな
なにで拭きゃいいんだよ、ビチョビチョのままでいいのか
てなこと言ってた(*´Д`)ハァハァ
>>93 排除してるというより説明しちゃったらアラがバレるからできないだけ
これは雰囲気で「ゆれる」感覚を楽しむだけの映画だから深く考えちゃダメ
93じゃないが雰囲気って言われてもなぁ。
この監督は無駄な説明をしない北野映画の影響を受けてるよ。
監督の力量不足で、勘違いしたり分かりにくいって人が多くなってるだけ。
ガイシュツな粗も多いが考えたら楽しめる部分も多いぞ。
酒が強いか弱いか云々の話の時わざわざ回想で兄の背中出したりしてるけど?
無駄な説明って意味か?
稔の背中の場面は過去スレの西川インタビューでも見てくれ
監督には思い入れのある場面らしい
最近の北野映画もどんどん分かりやすくなってるが
たしかにあの場面はくどいと思ったな
内容:
基本的に日本映画は北野以前から無駄な説明は少ない傾向だったと思うけどな
最近の「踊る」とか「海猿」みたいなテレビノリそのまんまで作ってる映画が説明過剰なだけ
ただ昔からの日本映画が主題や主張を説明なしで描き出そうという姿勢だったのに対し
「ゆれる」は情景とか感情が優先して描かれてる だから雰囲気の映画と思われるんだと思う
主題や主張を汲み取る作業は難しいが雰囲気を味わうのは頭使わなくてもいいし
だから若い女性や、普段は「踊る」や「海猿」しか観ない客にも受けたんだろう
雰囲気の映画なんて言い方
このスレで
>>102が突然言い出すまでかつて出てこなかったと思いますがw
今日、午後に横浜の西公会堂の前を車で通り
「ゆれる」の看板が会場入り口に立っているの見ました。
ちょうど上映していたであろう時間帯で
監督も来場とあったし、仕事休みだったら良かったのに…!! と思いながら去りますた。
看板は、おそらく手書きの字で大きくタイトルが書かれていまして
縦書きで少し揺れ配置にレイアウトされていたのと、受付時間(かな?)が
適当に紙に書かれて貼られていて、手作り感が漂っていました。
ゆっくりめに走りながら横目見しただけなので、見間違いがあったらご容赦を。。
実際に見にゆかれた方に今日の様子を教えていただけると嬉しいです。
4/6横浜キネマ倶楽部が開催した上映会に行ってきました。
会場は8割埋まり、客は年配者が多い。
西川和美は黒のタンクトップに白いシャツ、
ジーパンにハイヒールといういでたちでした。
20代の女優といわれても違和感がないような印象を受けました。
トークショーは実質40分程度で、結構ボリュームがありました。
「ゆれる」ノベライズ購入者にはサインサービスがあり、
ほんの少し監督と話ができました。
トークショーでの発言の一部は以下の通りです。
記憶で書いているので、正確さは欠けています。
14:00〜16:00「ゆれる」上映
16:10〜16:50 西川和美トークショー
16:50〜17:00 西川和美サイン会
110 :
109:2007/04/08(日) 00:44:59 ID:hPNyPCH2
Q.この映画のテーマは
A.言葉で説明できたら私は映画を作らなかった。
私は私が把握している私なのだろうか、
あなたもあなたが把握しているあなたなのだろうか、
もう一度自分を見るきっかけになってほしい。
Q.事件の真相は
A.監督とスタッフの間では、稔は一度突き倒し
しりもちをつかせたが、その時点で殺意は切れている。
過失致死罪が適用されると思っているが、
彼のゆれをどう解釈するかは、見る人によって変わるのではないか。
香川さんは説明しても「俺はやった」と言っていました。
111 :
109:2007/04/08(日) 00:49:12 ID:hPNyPCH2
Q.ラストの意味は
A.ラストは見る人に委ねている。
稔が残っていてもハッピーエンドではなく、残っていなくても寂しい。
少しでも希望を残すためにはここで切るしかなかった。
私なりの考えはあるが、皆さんの胸の中で考えてもらいたい。
Q.次回作は
A.医療とは何か、死とは何か、老いとは何かを
問う作品を考えている。
以上です。
サインをもらうため、少し話をするため
また本を買ってしまいました。
サインも話もできて、結構嬉しい。
112 :
109:2007/04/08(日) 00:51:18 ID:hPNyPCH2
109一行目訂正。
上映日は4/7でした。
113 :
名無シネマ@上映中:2007/04/08(日) 01:07:26 ID:3JgM2HHV
>>109-112は神 レポありがとー
遠すぎて行けなくてスゴク気になってた。
>香川さんは説明しても「俺はやった」と言っていました。
>医療とは何か、死とは何か、老いとは何かを問う作品を考えている。
とか中々濃いトークショウだったようですね。
行きたかったなあ。
とにかく、ありがとー(≧▽≦
まさに神レポだよ えらい!監督ラブな俺としては嫉妬さえこみあげてくるぜ
なんかやたら賞を獲ってて期待して観たけど
正直ストーリーは陳腐だったし、映像的にも見るものは無かった
どうしてこんなに評価が高いのか判らない
117 :
109:2007/04/08(日) 21:55:07 ID:hPNyPCH2
>>113 監督は
>>110-111の三倍は話しました。
坂口安吾や川島雄三に影響を受けたこと、
初任給は8万円だったことなど、いろいろ話してくれました。
>>114 写真以上に綺麗、お洒落、細い。
実際に見たらよりラブになるでしょう。
>>115 訂正ありがとうございます。
サインまでもらいながら、なんと失礼な>自分。
>>116 女の監督だから評価に下駄履かされてる。
これが男の監督が撮った映画だったら、こんな各方面大絶賛にはならないような映画。
119 :
名無シネマ@上映中:2007/04/08(日) 23:00:42 ID:oaB6FY5L
今、見てる。
120 :
名無シネマ@上映中:2007/04/09(月) 02:18:04 ID:GJmROKQN
>>116 金とって見るレベルじゃないでしょ?どうみても火曜サスペンス程度
>>109さん
レポありがとうございました。西川監督、いろいろ話してくれたのですね。
122 :
名無シネマ@上映中:2007/04/09(月) 11:54:36 ID:JTDTDim4
昨日見たけど、ジョーファンの自分には楽しいシーン満載だった。
カントクがジョー好きなんだろうなーとオモタ。
香川照之も真木よう子も好きな俳優さんなので、見ごたえがあった。
でも、実際の裁判では過失致死か殺人かで争われて、殺意の有無が焦点になると
思うけど、どうやって殺したか、のほうがより争われてる感じがした。
映画的にはそこが焦点なんだろうけど、違和感を感じた。
内容は、芥川の「藪の中」なんだろうな。かかわった人の主観によって
結論は変わってしまう。裁判といえども、みたいな。
新井君も好きな俳優さんだけど、もちょっとリアル感がほしかったかな。
存在感は充分なのでもっとうまくなって下さい。
123 :
名無シネマ@上映中:2007/04/09(月) 19:19:51 ID:GJmROKQN
小学生からATGみてたおれにしたら、だからなに?って映画だな。
>小学生からATGみてたおれ
だからなに?w
つまり、いい歳こいたおっさんなのに
ageて煽る構ってちゃんをやってますが何か、てことですね
126 :
名無シネマ@上映中:2007/04/09(月) 23:39:59 ID:3agjTlHz
しょうがくせいからATGなんて言っちゃう辺りがATGぽくていい感じだよ
しかし邦画は飽和だよね
127 :
名無シネマ@上映中:2007/04/10(火) 02:32:29 ID:xF1OUrX6
飽和じゃなくて質の低いバブルだな。韓流とおなじでそろそろ萎むよ。
128 :
名無シネマ@上映中:2007/04/10(火) 02:48:31 ID:hDW3kY7H
舌出して
がエロすぎて、オダジョー苦手だったけど夢にでてきた
129 :
名無シネマ@上映中:2007/04/10(火) 02:58:26 ID:xF1OUrX6
オダギリのシャワーシーンでオナニーしちゃいました。
131 :
名無シネマ@上映中:2007/04/10(火) 19:53:43 ID:PT4qxrgo
西川 エロにはかなりこだわりがあります
まじです
132 :
名無シネマ@上映中:2007/04/11(水) 16:19:57 ID:BH/HDd5d
ららヨコハマ映画祭2007つーので、ゆれるをやるらしい
4月14日の土曜15時25分からで、西川監督にトークショー交渉中だそうだ
133 :
名無シネマ@上映中:2007/04/11(水) 22:47:56 ID:CXJNBrbB
普段から膣にバイブ入れてるらしいよ
>133
気持いいとエロイは全然違う事なんですよ しかも秩なんて魚介類系の描写はイメージしたくないし
135 :
名無シネマ@上映中:2007/04/12(木) 01:57:27 ID:1gOI23Qv
DV借りて女と見たわ。いっしょコレ
だが、レスしようか思っても湧いてる輩の展開見てっと萎える
映画の一つも捻り出せん粕が偉そうに品評してんなや
キメェと思うよ自分?
136 :
名無シネマ@上映中:2007/04/12(木) 02:50:25 ID:iIrXLzBI
おまえもせめて人並みの言葉使いおぼえてから出直せや。ププ
137 :
名無シネマ@上映中:2007/04/13(金) 05:34:50 ID:R/mWLcZ6
138 :
名無シネマ@上映中:2007/04/13(金) 22:37:46 ID:jBkYmn/t
何かのインタビューで読んだけど
オダジョーは蟲師の撮影が空いた期間に
ゆれるを撮った
蟲師は抑えた状態が続いたので
ゆれるでは気持ちよく開放した演技ができたそうだ
蟲師を観たけど、いろいろストレス溜まったんだろうな〜と思ったよ
140 :
名無シネマ@上映中:2007/04/14(土) 22:05:17 ID:jjEEIicC
「ゆれる」と「時をかける少女」は2006年に口コミでロングランヒットした作品だね
>>140 まあこの国のレベルでヒットしたからって良作という証明にはならん罠
2006年邦画興行収入ベスト10
1.ゲド 2.海猿 3.有頂天ホテル 4.日本沈没 5.デスノ後編
6.大和 7.ポケモン 8.ドラえもん 9.涙そうそう 10.コナン
イケメンプロデューサー結婚おめでとう
143 :
名無シネマ@上映中:2007/04/15(日) 15:54:05 ID:NBpA9RUS
>>141 単館系口コミから人気が出てロングランヒットになった作品と
それなりの宣伝費かけた興行収入上位作品とでは意味合いが違うよ
前者は何らかの魅力が評価されロングランにつながるから
佳作良作なケースが多い
2006年だと「ゆれる」や「時をかける少女」や「かもめ食堂」なんかが当てはまる
>>140 >>143 映画が「口コミ」で当たると勘違いしている人ってまだいるんだ、へ〜。単館系でも結
局はそれなりのお金と手間暇を掛けないと無理よ。初日の打ち込みでその後の伸びもほぼ決まる。
>>144 「ゆれる」は普通に観に行った人の感想じゃなくて
評論家の褒めるのを聞いたり読んだりして行った人がほとんどなんだから
それは口コミとは言えないでしょ。ありゃ宣伝費かけてるよ。
>>144 「映画は口コミで当たる」幻想はどこから出てくるのだろう? 初日以降の浸透は「口コミ」でも、その肝心
の初日の打ち込みまでどうやって客を引っ張ってくるかが勝負なのに。映画は初日初回でほぼ決まる。
映画によっては現場で使った制作費よりもパブの方がお金が掛かっているのでは?
それにしても、2作目でそこまでお金を掛けてもらえる西川さんは皮肉でなく本当に幸せだよ。
努力・才能+人徳+容姿かな? 綺麗なだけではなく人間的にも魅力がある人みたいだしね。
西川さんみたいにホンが書けて現場が出来て人柄も魅力的な人がいれば、周囲も
お金を出してあげようとか何とかしてあげようとかなるんだろうな。
容姿やさりげないファッションなどのセンスも才能のうちだとつくづく痛感する。本気出していれば
新卒でカタギの有名企業やキー局にも入れたんじゃない? 映画会社はあれはコネなので落ちても仕方ない(というか
メジャーは現場なんか募集してないし。一体どこを受けたんだろうね?)
文芸座の2本立てで観てきた。
「ゆれる」はネットで好評だった様なので、気にはなっていたが
観て納得。なかなか面白い佳作でした。
この掲示板で事故の解釈について論じられているのを眺めながら
まさに「ゆれる」だなとw
あの時の事故の真相の解釈もゆれる。兄弟の絆もゆれる。
オダギリの気持ちもゆれる。ラストの解釈もゆれる。
色々な物事がゆれる全編の展開っぷりは上手いと思いました。
オタクで独身な僕は稔君に感情移入しまくりでした。
オダギリが弟だったら、さぞかし稔君の様な鬱屈をためこみたくは
なるでしょうね。そこをぐりぐりとエグるキム兄の演技もよかったし。
やっと観た
甘ったれた弟じゃの 七年後のあれは退行か?
ファミレスで新井に語った言葉を貫けとまでは言わないけど、
もう少し兄に対して微妙な距離を置けんのか?
死んだ人間が浮かばれんような気がするんだが
ただ脚本、演技は超一級だと思った 幼稚だろうがこの際関係ない
ラスト近くもストーリー上での唐突感は人によっては感じるだろうけど
全体でみれば上手くまとまってると思う
>>146 西川美和が受けたのはテレビマンユニオン。
ユニオンは落ちたが面接官の中に是枝裕和がいて、
是枝裕和が西川美和をスカウトした。
150 :
名無シネマ@上映中:2007/04/15(日) 23:07:33 ID:NBpA9RUS
>>146 自分にレスしてるけど、自演失敗じゃないよね・・・
「口コミ」を文字通りそのまま取られるとは・・・説明不足だった
公開前にいろいろとお金は掛けるでしょう、それは当たり前
商業なんだから、何の策もせずにいるわけないよ
ただ、単館系は予算の規模が違うでしょ
前評判がよくて、集まった観客にも評価されてさらに評判を呼ぶ
そういう好循環に入って予想を上回るヒットにつながる
>>150 かもめはそうだろうけど、ゆれるは十分予想の範疇内でしょ
売れっ子のオダギリとか使ってるし役者の知名度・話題性でかもめと全然レベル違うじゃん
それにどんなにいい映画でも頑張ってもヒットしない作品なんてたくさんある
ヨーロッパやアジア系の単館なんて優れた作品たくさんあるのに話題性がなければ注目されない
映画好きがどんなに「よかったよ」って言っても話題にできない映画なら一般の人は観に行かないよ
キムタクのドラマとか皆毎週「つまんない」って言いながらも
「皆が見てるから、学校や職場で話題になるからついていけるように」ってダラダラ観てるのと同じこと
今の日本じゃヒットと作品の良さは関係ない ただ宣伝が上手ものがヒットする それだけ
152 :
名無シネマ@上映中:2007/04/16(月) 00:51:57 ID:JuCS3nEM
>>151 オダギリ使ってるからって・・・そんな単純なことではないと思うよ
例えば、スクラップヘブンやメゾンドヒミコなんかは
少なくとも製作側としては予想した程ではなかったでしょ
特にメゾンドヒミコはジョゼのパターンを想定してたから
もっといけると踏んでたと思われる
やっぱり作品に何らかの魅力がなければ、ロングランヒットや拡大にはつながらない
あとは受け入れやすいジャンルの内容かどうかも大きい
153 :
名無シネマ@上映中:2007/04/16(月) 00:58:25 ID:JuCS3nEM
あと話題性がなければ・・・というのは至極当たり前な話で
邦画の単館系だって同じことだよ
ただしヨーロッパやアジアの単館系はさらに不利だけど
ここは日本なんだからしょうがない部分もある
154 :
名無シネマ@上映中:2007/04/16(月) 01:05:17 ID:JuCS3nEM
それから「かもめ食堂」はしばらくの間銀座などに絞ったのが上手かったと思う
猫が好きあたりからのファン層とクーネル系の層をうまく集めたなと
あとタイアップも巧みだったと思う
>>152 スクラップヘブンやメゾンドヒミコだって
ゆれると同じぐらい評論家が褒めてれば
全く同じ内容だとしても観た人の評価はずっと高くなってただろうし
ゆれると同じぐらいヒットしてたと思うよ。
作品の魅力なんてその程度のもん。
>>149 西川氏がユニオンを受けたのは有名な話で誰でも知っている。映画会社も受けたと
聞くがどのあたりを受けたのだろう?
こういう綺麗な子は上場企業・TV局・代理店あたりは放っておかないから、
ガチで就活すればそういうところのどこかには入れたと思う。
>>151 「かもめ食堂」も当てる気満々だったよ。
>>152 初日の打ち込みまでは宣伝だけど、後は「口コミ」なのは事実なのよ。ただ
「口コミ」を強調すると「それだけで当たる」と誤解する人が出てくるんですよね。
157 :
名無シネマ@上映中:2007/04/16(月) 19:35:53 ID:JuCS3nEM
>>155 >スクラップヘブンやメゾンドヒミコだって
>ゆれると同じぐらい評論家が褒めてれば
・・・・言ってることがちょっとめちゃくちゃじゃないですか?
評論家が「ゆれる」を褒めたのは基本的に出来が良かったからでしょ
作品の魅力がなきゃ評判倒れ終わるよ
その前評判の高さで注目されて
観客が集まり、期待を裏切らなかったから
口コミで評判が広がりロングランヒットにつながったんでしょ
>ゆれると同じぐらいヒットしてたと思うよ。
ここは確かに
>>157の言う通りもしんないが、
>全く同じ内容だとしても観た人の評価はずっと高くなってただろうし
ここの部分はなんつうかアレだな
評論家の意見によって自分の評価が「ゆれる」わけだな
そういう人は出来がいい悪い関係なく褒めるわけだから
>>141>>158 改行多いけど、なんか意味あんの?
>141はよくみるコピへで論点もズレてるし
>158評論家の意見によって自分の評価が〜って
そんなバカがどれ程いるんだ?
×コピへ→○コピペ
やべ、酔っ払い中w
DNA鑑定で智恵子の前夜の相手が稔の親近者であることは
検察側はわかっていたんかな。
そのことを裁判で暴露されることを恐れた猛が稔を刑務所送りにした
ように見えた。
なるほど
ただ検事じゃなかったわけか なるほど
163 :
名無シネマ@上映中:2007/04/17(火) 17:43:22 ID:aNMHoRa5
,/,彡l三三三三三三ミミミミミミミミ\
/〃,彡レべキ三三三三ミミミミミミミミミヾ、
,//〃彡{" ~゙''=ニ三ミミミミミミミミミミミ;;}
レ〃三l; ,, ~゙"''ーーー=弌ミミ三;}
l/彡三;j , . - ' ' , :._,,..-―‐‐、ヾ;三j
,!;三;三j ,.-'''~ ̄`ヽ i ::.,,..-―‐'' 、_!'i"
'ヾ;三;;j ,.:-'ニ二ニ'⊥ ≡~ ̄ !i
ヾツ ; .:;l i;_ !l
l! ;!:: ':;l,_;;.. r-' ヽ、, l !
.} ;{:::. ,  ̄ ヽ, |"
{,,.j::::;:: ::'' _,. -― ''''ユ∧ !
゙:, ヽ. :.弋;;;:::ニニニ‐" / この映画を褒めてる人は頭がどうかしてる!
,入.ヽ, 、 = = = ,/
`ヽ、 "" ''' ,,.:'"/' :ヽ
j^'ー--‐''".ィ'ン" `ー-、
>163
頭がどうかしている連中を正そうとして君は書き込みをしているのですか?
あまり映画を観ない人は、ヒット=良作だと思って大喜びしてるんですか?
そういう人はきっとハリウッド映画とかアニメしか普段観てないんでしょうね
まあ「ゆれる」はそういう人向けに作られたわかりやすい映画だから仕方ないのかもしれませんが。。。
日ごろから単館系の映画もたくさん観てる人間だったら、丁寧に心血注いで作られた
優れた作品でもコケるのが多いことわかってて日本の客のレベルの低さを嘆いてるから、
ヒットしたなんてことじゃそんな単純に喜べないです
166 :
名無シネマ@上映中:2007/04/18(水) 00:25:21 ID:6k519f2O
レベルが高い客(www)なおまいに聞きたいんだが
丁寧に心血注いで作られた優れた作品が多くコケてる例を5つほど具体的に教えてくれ
>>165 また安置君のキミか
毎回、ご苦労さまだけど
ヒット=良作などとは誰も言ってない
相変わらず、曲解するね
>>163 おすぎはゆれるを褒めてたんだけどw
168 :
名無シネマ@上映中:2007/04/18(水) 00:35:37 ID:6k519f2O
なんだ、>165は常連の構ってアンチ君なのか
ツマンネ
このスレって常連の信者二人ぐらいと常連のアンチ一人ぐらいしかいないのかい
そんな少人数でよく6スレまで行ったもんだ
信者もアンチもすごい執念だ
↑わけわかんない事いいだすお前以外は流動的に流れてるよ
171 :
名無シネマ@上映中:2007/04/19(木) 10:44:51 ID:3w1N/W9i
俺はこの映画、とても良いと思った。 以上。
いいよ この映画は
2006年度の邦画でこれ褒めずに何を褒めるんだって感じ
173 :
名無シネマ@上映中:2007/04/19(木) 20:59:29 ID:Up8E3fdH
4月21日土曜日から
渋谷のシネマアンジェリカで西川美和特集やるね
蛇イチゴとゆれるの二本立て
トークショーに西川の他、香川と新井も来るから行きたいが遅いなぁ・・・
<トークショー>
4月22日(日)19:55上映回
ゲスト:西川美和 監督 新井浩文 さん
4月25日(水)19:55上映回
ゲスト:香川照之 さん 新井浩文 さん
これ心が純粋な人だったら楽しめる映画なんじゃないかな
すごく親切丁寧でわかりやすい表現が多いし
ただし深く考えて映画を観たい人には不向きだと思う
逆だろ…どう考えても…
何でって…
これ深く考えて映画を観たい人だったら楽しめる映画なんじゃないかな
すごく不親切丁寧でわかりづらい表現が多いし
ただし心が純粋な人には不向きだと思う
としか…
むしろなぜ
>>174のように考えるのかわからない
177が一般的な意見だな
179 :
名無シネマ@上映中:2007/04/20(金) 15:21:23 ID:Jt1P3+uu
今出てるキネ旬の香川さんの連載で
ゆれるのこと楽しそうに書いてるね
高崎映画祭の受賞式やその後の温泉旅行のこと
オダジョや西川さん
花よりもなほの是枝組と合流したみたい
こないだはじめて見た。裁判での猛の「元の兄貴を取り戻すため」っていうのがイマイチ
分からなかった。かっこよく言ってるけど洋平が言ってたように結局はぶち込みたかっただけなのかな。
181 :
名無シネマ@上映中:2007/04/21(土) 00:49:28 ID:LR/9YKJG
今日観てきた
小説で言うなら行間を読むという表現が
適切な映画だということがわかった
でも結局は制作側の掌で踊らされてるだけなんだけどね
182 :
名無シネマ@上映中:2007/04/21(土) 00:57:12 ID:uCOHkgSG
今見た
なんか監督だか脚本の自己陶酔映画じゃない?
脳内で自分には分かってますみたいな
それをある意味オダギリジョーがあらわしてる。ただ自分が良ければいい
んで無責任にエセ偽善をして自分は善人って、自己陶酔
しかも結局事故かが分からないし
むしろ何が起きたかちゃんと見せることによって、兄の変化や弟の悲しみが伝わるんじゃない?
曖昧な事によって、観客は事故か他殺かに気が行く
183 :
名無シネマ@上映中:2007/04/21(土) 04:00:33 ID:yDVNuRd0
暇つぶしに観たけど、想像以上に面白かった。
証言が実は記憶違いだった、というのは意表を突かれたよ。
最後、バス停での兄貴の笑みは秀逸だな。香川さんはほんと凄い
184 :
名無シネマ@上映中:2007/04/21(土) 04:08:11 ID:Y1QcLEB9
今見ました 7年後〜いらなかった あと怒鳴り声ばかりで怖かった 香川はGOOD
185 :
名無シネマ@上映中:2007/04/21(土) 04:10:09 ID:Y1QcLEB9
自分を守ってるだろ?って兄に言われるセリフが全てだった映画かな?
監督は「稔は一度殺意を持って押し倒したが、その後我に返った」想定でいたが、
香川照之は「稔が橋から突き落とした」という想定で演じた。
このズレが「ゆれる」の魅力でもあり、謎でもあると思う。
観ました。
兄弟の思いが伝わってきてすごい泣いちゃいました。。。
この映画のすごいのは、普通の映画はもっと現実離れしてて
ありえないのばっかりですけど、「ゆれる」は日常生活の葛藤で
現実的っていうか、実際に起こりそうっていうか。。。
“リアリティ”を感じました!
オダジョーの役(たける?)みたいな彼氏がほしいです(笑
早く学校の友達にこの映画のこと話したいです。。。
まあ中高生向きの映画だね!
川に落ちた女の子は29歳だったんでしょ?
その歳から、東京に出ようってことはないのでは?
うむ
もう少し若い設定でも良かった気がするが、なんせ兄貴の35歳はミソだからな
猛とその同級生が20そこそこだと歳が離れ過ぎる
そういえば企画が是枝だったな
是枝完全に負けてるやんw
192 :
187です:2007/04/22(日) 01:10:17 ID:V9mNQMuQ
こういう感動する映画をもっと観たいと思ったんですけど、
このスレの皆さんはどういう映画が好きなんですか?
学校の映画好きな友達に聞いたら韓国映画がイイ!と言われたんですけど
私は韓流はちょっと。。。おばさん趣味っぽく思われるから人に言えないし。
もっと「ゆれる」みたいな感動する映画がイイんですけど
お勧めの映画はありますか?フランス映画とか観ればいいですか?
193 :
名無シネマ@上映中:2007/04/22(日) 01:14:41 ID:ykjnIIut
おまえら蛇イチゴみたのか?だいたいレンタルしてるのか?俺は見た おもろかった
194 :
名無シネマ@上映中:2007/04/22(日) 04:13:25 ID:3Spy1LXr
>>192 自分は邦画好きなんで邦画ばっかり観てるよ
特にミニシアター系の邦画
>>193 蛇イチゴはレンタルしてるよ
ゆれると違って店にあってもたいがい一つくらいだけど
195 :
名無シネマ@上映中:2007/04/22(日) 04:14:43 ID:3Spy1LXr
>>173 今日の渋谷のトークショー
また行けそうもない・・・
新井との絡みは初めて?
行く人は良かったらレポ頼みます
196 :
名無シネマ@上映中:2007/04/22(日) 04:21:49 ID:soXRblEY
197 :
名無シネマ@上映中:2007/04/22(日) 04:26:30 ID:3Spy1LXr
>>196 >この映画のすごいのは、普通の映画はもっと現実離れしてて
>ありえないのばっかりですけど、「ゆれる」は日常生活の葛藤で
>現実的っていうか、実際に起こりそうっていうか。。。
という感想の人だから、嫌われ松子はちょっと違うような・・・
>>187 あなたが高校生ならば「明日、君がいない」をお勧めします。
自殺を考えた21歳の監督が撮った作品なので、学園風景がリアルもリアル。
最後まで誰が自殺するか分からないので「ゆれる」のような
謎解きの面白さもある。
オーストラリアの映画です。
ttp://www.kimigainai.com/ >オダジョーの役(たける?)みたいな彼氏がほしいです
将来、智恵子にならないようご用心。
>>189 その辺は千恵子の悲壮感というか悩みに厚みが増してるようでいいと思う。
智恵子のメンタリティはあるだろうけど
母子家庭で母親がやっと再婚したのとも関係あるんじゃないの
201 :
名無シネマ@上映中:2007/04/22(日) 18:36:05 ID:qlLv2YY5
オダギリは香川が真木のこと好きだと
わかっていたにもかかわらず手をだしたのか??
で、一回やってサヨナラ。あとは兄貴がんばれよってかんじで
放置プレーする気だったんだろうか。
202 :
名無シネマ@上映中:2007/04/22(日) 21:04:15 ID:3Spy1LXr
意地の悪い優越感を満たすために、ちょっと手をつけただけじゃないかな
特に好きだったわけでもなく略奪するつもりもなかったと思われ
203 :
名無し映画ファン:2007/04/22(日) 21:19:37 ID:WDZIO0Lu
5月に衛星劇場で放送される。
ま、製作に参加してるから当然の成り行きかも。
204 :
名無シネマ@上映中:2007/04/23(月) 01:45:37 ID:OC4NT3/x
裁判所の猛の証言で兄弟の絆をぶった切った所で終わりでもいいかなと思ったが、そこからの真相を含めたもう一展開がジワジワくる
最初から最後までいい緊張感があって、とてもいい作品だと思う
205 :
名無シネマ@上映中:2007/04/23(月) 01:50:42 ID:Dzm1xX6I
金払って自然食食わされたような映画だな。
206 :
名無シネマ@上映中:2007/04/23(月) 03:40:37 ID:OC4NT3/x
稔は突き落としたと思う
タガが外れゆれる兄
兄からの嫉妬や憎悪、見透かされている嫌悪感や罪悪感にゆれる弟
ゆれてゆられて橋の上
バッサリ橋は落とされる
優しい兄を思い出し、ゆれ戻しがくるが、元には戻らない
兄は弟の基をバスにゆられて去って行く。
結局ダジャレかよ
207 :
名無シネマ@上映中:2007/04/23(月) 06:02:34 ID:kIy2rNv/
最初の10分だけおもしろかった
前評判よかったしオダギリ嫌いじゃないからDVD買ったけど予想通りの落とし方で絶賛はできなかったな
あと、気になったのはオダギリの泣き方いつも同じで成長しない。サトラレ、アカルイミライ、東京タワーにこれも。
DVDのメイキングで泣きシーン撮る前「いいところ使って下さいね」と監督に言ってたけど随分偉くなったなと感じた。
「曖昧な未来」では黒沢監督にこってり怒られ「台詞をはっきり言おうとしないで」とテレビ慣れしてた芝居を何度もダメ出しされて、小さくなってたオダギリとはえらい違いでびっくりしましたね
209 :
名無シネマ@上映中:2007/04/23(月) 13:18:01 ID:0kQWFpo3
というか、最初の10分にそんなに面白いとこあったっけ?
あとメイキングの発言は
泣き加減をだんだん大きくしていくので
ちょうどいい段階のところを使ってください、ということでしょ
監督へ協力的な発言だと思うが?
香川も何種類か演技するので、
そういうの全然気にしないから監督がいいと思う編集してくれ
といってたし
>>209 ああ、そうだよね。
あの二人の演じることに対するフットワークの軽さというか、
自分を素材としてどんなふうにしてもらってもいいっすよ感は
なんか素敵だなぁと思ったよ。
言うのは簡単だけど、それができることはまた違う話だし。
見たよ。記憶って曖昧であんなんだよなと思った。秀逸なタイトルだった。
法事での香川の見事な気遣いっぷり、真人間ぶりに感心してたのに
少しづつ危うく気味悪くなっていくのがすごいと思った。直視出来なかった。
リア中で異性が苦手だった頃に、だんだん対人距離を詰めてくる先輩が怖くなって
発作的に気持ち悪いって言ってひどく傷つけたことがあるので身につまされた。
だから自分の中では稔は突き落と(すか怒りを持って迫るか)している(=チエコは落とされても仕方ない)。
7年後のパターンだと弟に奪われ続けたことになって、それもやりきれなくて。
最後もバスに乗って去っててくれと思った(猛が報われるのがヤダ)。
この女性監督は女性の嫌な部分をうまく描くね。
女から見た女の嫌な部分かな。
この映画でも、橋から落とされる女性は兄からの好意を知りつつ、東京への憧れで弟と寝る。露骨なほど嫌な女だ。
>>212 監督自身が書いたノベライズには更に智恵子の嫌らしさが書かれています。
クレーマーは“明日でもいい”と言ったのに稔を呼び、
猛に見せ付けるため、稔との仲の良さを演じてみせる。
猛は智恵子の意のまま智恵子を誘い、智恵子はたまらない快感を感じる。
>>211-212は女?
俺は稔に感情移入するようなタイプの男だけど、千恵子には普通に同情したなぁ、あれは仕方ないよ。
でも猛に同情するのは無理だった。
>213
このキャラ痛々しくて見てられない(先行き想像しても鬱)、
舞台から消えてくれてよかったと思ったけど
あながち間違いでもなかったんだなー。
216 :
名無シネマ@上映中:2007/04/24(火) 01:03:29 ID:oISOaM07
いわく、西川監督はかわいらしい容姿の内側に毒をはらんでいるらしいよ
本人も悪意でも善意でもないグレーゾーンの感情を描きたいと言ってる
それぞれのキャラに感情移入したり、
自分の中の嫌な部分を思い出させるようなキャラに嫌悪感を抱いたり。
観ていると本当にいろんなことを考えさせられる。
一つの映画からこれほどいろんなことを考えさせられたのは初めてだった。
そして、繰り返し観ると、またちょっとずつ変わっていったり。
人間の心の奥深くにあるものがリアルに描かれてるなーと思う。
>>213 嫌らしいんだよね。嫌になるほどリアルな女の嫌らしさだ。
でも、それは自分の中にも多少はあるだろう部分だから、なおさら嫌悪感を抱く。
こんな女にはなりたくない、でも自分も同類なのかも、って。
智恵子という女は反面教師でもあり、鏡でもある。
ノベライズでの智恵子の最後の独白が深い。
この人(稔)は、私だ。おとなしい驢馬のような顔をして、こころに鬼を飼っている。
この人が、私だったのだ。
220 :
名無シネマ@上映中:2007/04/24(火) 12:13:58 ID:LyH/2vxE
エーーーッ ノベライズ読まなければいけないじゃんですか
智恵子はそんな女だったとは 男の俺はかわいいねぇちゃんにしか見えなかった
ノベライズもなかなかいいんだよね
智恵子のベッタリとした嫌らしさや猛の身勝手さがよくわかる
特に洋平のパートが好きだなぁ
あんなに細かな心情を想定しておいて
あそこ迄引き算して映画作ったのはたいしたもんだと感心したよ
バッサリ切って猛と稔に絞ったから最後まで一気にみせるんだよね
普通、もうちょっと余計な肉付けしたくなると思う
女性だからかね?
>>220 ノベライズの智恵子を読むと、真木よう子はちと違うかなと思った
あと蟹江敬三も
映画とノベライズはまったく別物だから良いんだけどさー
223 :
名無シネマ@上映中:2007/04/24(火) 21:21:53 ID:fFokKXDQ
すみません。みる前はエッチな内容を想像してました・・・
智恵子の嫌らしさって男の人にはあまり見えないものなのかな。
女性からみれば、ノベライズを読まずともよくわかる嫌らしさだね。
西川のミソジニーっぷりには、結構辟易させられるけどな。
自分だけはああいう馬鹿女とは別だとかと思ってそうなタイプと見た。
智恵子は殺されるような子だったのかな.
男から見ても単にウザイ女。こういうのに手を出すと後々大変なんだよなぁ。
>>214 >>212は男だよ。
男でも女の嫌らしさはわかるよ。
でも女性監督が女の嫌らしさを描くから説得力があるんだとおもう。
智恵子は仕方ないでしょ。
好意持たれてからってだけで遠慮しなくちゃいけないとは思えないし
単純な恋愛感情のみの話でなく、智恵子を救えるのは猛しか居なかったんだから。
むしろ、手をだしておきながらそのまま智恵子放って行こうとした猛の方が嫌過ぎる。
兄貴に対してもそう、個人的に「犯罪者の弟になるのが嫌だったから」ではなく本心から稔をかばっていたと思うが
それを差し引いても身勝手すぎる、色々と。
>>228 そうっすかw
猛は身勝手だけど、そこが稔の羨望するところでもあるのよ
「猛君、しいたけだめだったよね?」。
このセリフを聞いたとき、背中がゾッとしてしまった俺は性格悪いかも。
一緒に行くの東京に、もっと違う生活見つけられるって猛君言ってくれたの
嘘だよ、嘘だよ!騙されてるんだ絶対に
やめて!○○があなたみたいに○○なのは○○なのよ!
↑コレって何て言ってるんですか、よく聞き取れなくて
234 :
231:2007/04/25(水) 08:15:59 ID:E1bFK5tz
>>232 一夜の遊びのつもりでやって、相手も同じ思いだとだと思っていたら、
相手はずっとぬめっと自分を思っていた、なんか気持ち悪い。
・・俺、罠に引っかかった、って感じ。
>>233 前スレよりコピペ。
尻餅をついた智恵子が後ずさりしながらキレて
「痛!何なの一体!?もううんざりだよ、一緒に行くの東京に。
もっと違う生活見つけなよって猛さん言ってくれたの!」と怒鳴る
「嘘だよ、嘘だよ!騙されてるんだよ、絶対騙されてるんだよ!」と
稔が詰め寄り、また揉みあいになる
「やめて!離して!お母さんやあなたみたいな生き方は嫌なのよ!」と
智恵子が言い放つ
東京に連れていったら「こんな筈じゃあなかった」って言うんだろうなぁ。
男でもいるもんな。自ら選択したのに他人のせいにして自ら慰める奴。
んー、智恵子は東京に行けたなら、それなりに変わりそうな気もする
けれど、この人は結局は上京できないんじゃないかなぁ
稔のようによっぽどの事がないと、不満を溜め込みながらも最後まで田舎から動けないように思う
だからこそ猛に執着したんでしょ。
猛がいれば、東京にもいけたように思う。
>>235に同意。
智恵子は、うまくいかないことを脳内変換して他人のせいにしそうなんだよな。
殺されるような子ではなかったかもしれないが、幸せになれないだろうな。
239 :
名無シネマ@上映中:2007/04/25(水) 20:32:29 ID:poyNUgXU
千恵子の描き方が、なぜあんなに嫌な女/ダメな女/愚かな女だったのか
他の登場人物の描き方に比べて冷たいなあと思っていた。
ノベライズでさらに嫌な女に描かれてると聞いて分かったよ。
監督の女性観というのがそうなのか。
蛇イチゴみてないんだけどそこでの女性の描き方ってどうなの?
嫌な女っていう表現が違和感ありまくりなんだけど
あれを嫌な女っていうか?普通
いや普通だろ、20代後半から30代なんて誰だってあんなもんだろ
>>242 リアルにいそうなダメ女だと思うけど
誰でもってことはないよ。
なんか男に依存してる感じがするんだよ
そのくせ地味でまじめなだけの男/人生はいやだとか
あと東京いけばなんとかなると思ってるとか、それにしたって男(オダギリ)だよりでとか
他人に依存した女って感じで描かれてる。
>>239>>244 同意。
智恵子は特定のモデルがいるんじゃないかとすら思う生生しさ。
他のキャラも人間的にダメな部分を持ってるけど
智恵子のみ否定的なニュアンスがあるように見えて、同性に厳しいと感じた。
どの役も類型的に感じたけどな
ただ脚本と演技が良いので気にならなかったが
どの役も類型的であり、同時にしょーもないやつらでもあるが、
西川は猛が好きで、智恵子嫌いだよね。猛に甘く、智恵子に厳しい。
西川本人の自己投影先は猛のようだし。
例のネタ元の夢では、西川は猛のポジションだったそうだよ
んで、まず真っ先にこれからどうなっちゃうんだろう、私
と思ってたんだとさ
夢から覚めてからそんな自分にとてもがっかりしたらしい
ノベライズは全8章の構成で、登場人物がリレーのようにストーリーを語る構成。
1.早川猛(34頁) 2.川端智恵子(26頁) 3.早川勇(22頁) 4.早川修(56頁)
5.早川猛(36頁) 6.早川稔(6頁) 7.早川猛(14頁) 8.岡島洋平(13頁)
量で計ると主たる語り手は猛、客体は稔。
蛇イチゴでも、男に振り回される女像が描かれてたな
「嫌な女」という印象ではないけど
252 :
名無シネマ@上映中:2007/04/26(木) 17:28:24 ID:EX/0jqds
。
253 :
名無シネマ@上映中:2007/04/26(木) 18:03:30 ID:IOZ4ecKj
何なん?あの弟・・・
>>250 その形式って百夜行じゃん
まあ百夜行のが長いしぜんぜん複雑な話だから
難易度は天と地だと思うけど
>>248 猛に甘いのはわかるけど、智恵子に厳しいってどんなころが?
智恵子は西川からゴミのように扱われている
257 :
名無シネマ@上映中:2007/04/26(木) 23:36:47 ID:kzF68U2v
三島賞候補age
>>256 だからどんなところが?
殺された所がってわけじゃないでしょ?
259 :
名無シネマ@上映中:2007/04/27(金) 12:02:56 ID:2P8hRwd1
>257
俺 携帯だから調べられん
ソースをコピペして読まさして
昨日ようやっとレンタルで観た
号泣した
DVD買おうと初回限定版を探した
既に入手困難 orz
いい映画だとは思うが、泣く所なんてあったか?
262 :
名無シネマ@上映中:2007/04/27(金) 15:28:42 ID:bMnnAevs
強いて言えば、猛が昔の8_見てるとことか、出所した兄貴を追っかけるとこくらいかな。
263 :
名無シネマ@上映中:2007/04/27(金) 16:42:46 ID:pK0KGXZh
264 :
名無シネマ@上映中:2007/04/27(金) 16:55:14 ID:EBmmkD3g
初回限定版、もうないの?
ツタヤとか家電量販店だとまだありそうだけど
266 :
名無シネマ@上映中:2007/04/27(金) 17:25:05 ID:rkd5sAe1
>>257 『ゆれる』のノベライズがまさか三島賞の候補になるとはね。驚いた。
でも青山真治も『ユリイカ』を自分でノベライズして三島賞獲ってるし、そこから考えたら受賞も有り得るな。
マジ?
ノベライズもか、なんかすごいな
運を使い果たしてしまうのではなかろうか
>263
死ねとか言われて死ぬやつはそういないので 俺に対する君の嫌悪感をその二文字であらわしているんだろうけど凄く効率がいいよね二文字だもん 凄く傷付いたし俺 おまえは稔か おまえこそ「ニイチャーン ニイチャーン」だ
269 :
名無シネマ@上映中:2007/04/27(金) 20:08:17 ID:/JCW7qoo
正直、つまんね〜映画だった。
裁判関係作品じゃあ
「それでも僕はやってない」「手紙」のほうが秀逸。
270 :
名無シネマ@上映中:2007/04/27(金) 20:10:11 ID:pK0KGXZh
>>264 ああ〜言いたい事はなんとなくわかった、サンク。
智恵子がダメな女云々の話に同意ができず、ただのスレ住人の感想にしか思えないので
監督までもが智恵子が嫌いで厳しいという根拠に思えなかった。
>269
どこが裁判関係だ おまえの手は節穴か
>270
絶体死なん 俺は不死身 陳こは短め
「手紙」は裁判関係映画といえるのか?
>>254 百夜行の形式パクリってことか。。。
しょーもないな
275 :
名無シネマ@上映中:2007/04/27(金) 23:04:10 ID:/JCW7qoo
「手紙」:犯罪関係といったほうがいいか・・・
あの映画は良かったな。
三島由紀夫賞ノミネート作品。
西川美和『ゆれる』
本谷有希子『生きてるだけで、愛。』
柴崎友香『また会う日まで』
いしいしんじ『みずうみ』
佐藤友哉『1000の小説とバックベアード』
>>276 他の面子がショボいので受賞する可能性は高い。美人なのでマスコミは飛びつくだろう。
三島賞程度では、マスコミはあまり取り上げないかと。
純文は若い女腐るほどいるから、30女じゃニュースバリューもないし。
>>275 手紙かぁ・・・。
どんな理由があったにせよ、他人の家に押し入り金を盗もうとして
見つかって刺しちゃってる犯人と弟の話まではイイけど
いかにもお涙頂戴演出がどうも苦手。
でも、一般的には解り易いし受けるだろうなとは思う。
ゆれるは好き嫌いがハッキリ出る映画だね。
イマイチ解り難いっていうか、解釈を観客の主観に委ねてる映画は評価され難い傾向にあるし。
280 :
名無シネマ@上映中:2007/04/28(土) 03:54:41 ID:oerm+6g4
柴崎友香・いしいしんじが本命視される中での「他の面子がしょぼい」はなかなかの度胸
法廷シーンのキム兄はいらね‥。なんかしらけた‥。
よく安置が「ゆれる」を火サスだとか二時間ドラマレベルと煽ってたけどさ
「手紙」こそテレビドラマの手法使ってるよね
2006年の邦画で一番強く、そう意識した作品だったな
どうやら手紙を見なければならんみたいじゃね
安置が絡んできそうなので言っとくが
けなしてるのではないよ
「手紙」もリピートしたくらいだから
テレビドラマの手法って?マルチカメラで撮ってんのか?
「手紙」は見たが小田和正の印象しか残っていないな
うん。あそこで唐突に流れる小田和正の曲と、拝みながら泣く兄をしつこく延々と映し続けるのが
お涙頂戴すぎてあの場面で途端に萎えた。でも全体的に見れば自分は「手紙」のがよくできた映画だと思う。
人として生きる痛みみたいなのをしっかり描いていたし描こうという気概も伝わった。
「ゆれる」は雰囲気だけで上滑りしてる感じで人物の内面にまで踏み込めてなかったように思えた。
兄の「千恵ちゃんは酒が・・・云々」とかいうウソに伴う感情なんかも
浅いというか描写が甘すぎて我々客に対する子供騙しにぐらいしか思えなかった。
あくまでも自分の印象だが。
そうは言っても「ゆれる」もここ数年の邦画の中じゃ十分いい出来だと思うよ。
>>279 >イマイチ解り難いっていうか、解釈を観客の主観に委ねてる映画は評価され難い傾向にあるし。
十分評価されてるじゃん。「ゆれる」以上に高評価されてる邦画なんてないぞ。
それに「ゆれる」は解り難い映画じゃないし、解釈を観客の主観に委ねてるんじゃないよ。
つか本当はそうするつもりで作ったんだろうけど芯がしっかりできてないから
委ねられて客がちゃんと解釈できるほどの映画になってない。
事件の真相を想像するとか、兄弟間の嫉妬や憎悪みたいな簡単な浅い次元の解釈なら可能だけど
人を殺すって題材を使う以上はもっと人間の感情の凄みとか怖さまで期待してしまったから
消化不良な感じが残ってしまったな。でも小さいながらよくまとまってる佳作だとは思う。
つまり「ゆれる」はさ、
家族(特に兄弟間)を舞台にした
吐き出した唾は自分に返ってくる
って話でしょ。
289 :
名無シネマ@上映中:2007/04/28(土) 17:20:27 ID:6LJkaRrB
とにかく兄を売った弟が生理的にキライ。
個人的に売ること自体は許容できた、少なくともあの時はそれが事実だと思ってったんだから、それを言うのは仕方ない。
けど、智恵子やり逃げ、事件の元凶が自分にあることを自覚してない(理解はしているだろうけど)
「兄を取り戻す」という発言等の大嘘などは許せん。
「蛇の道」の香川の怖さも凄いがこの映画もかなりのもんだと思う
しかも浮いてないんだからこの役者の技量なのか、それとも練り上げられた脚本の成せる技か
292 :
名無シネマ@上映中:2007/04/28(土) 21:03:55 ID:diedKGp2
これは、弟が兄を落とす理由がわからんな。誰か説明してくれ。
なんで弟は法廷で兄を陥れる嘘の証言した?
嘘が嘘である話
294 :
名無シネマ@上映中:2007/04/29(日) 01:49:37 ID:psQnmZMG
嘘の発言はしてないんじゃね
兄は女を突き落としたんだからさ
弟として兄を救いきれなかったからこその、あのラストなんだと思うけど
>>294 >兄は女を突き落としたんだからさ
何言ってる?
やっぱ突き落としたんじゃないかな
あの瞬間の猛の驚愕の表情と行動から察するに
あ、それだと法廷での稔の発言は嘘になるな
猛があの瞬間、兄は突き落としたと解釈しただけか
299 :
名無シネマ@上映中:2007/04/29(日) 09:07:41 ID:0mSjQn8P
映画の大切なルールとして、出てきた「映像には意味がある」ということ。
だから、稔の腕のキズについて、他シーンでそこに何も触れてないということから
最後に弟が見た映像のように、「女を助けようとしてできたキズである。」
というのがルール上の事実。
だから、7年前に弟が確信した突き飛ばした「映像」のほうが「錯覚」という
ことになる。あくまでルール上。
「かってに想像して下さい」というのは客に公平な情報を提供してから
いえること。
ルールも何もあの回想は事実だったのか思い込みによるイメージなのかは
判断つかないよ。
それがこの映画のズルイ所
301 :
名無シネマ@上映中:2007/04/29(日) 10:41:09 ID:0mSjQn8P
それよりもまず兄の腕のキズの説明がつかない
ふふふ この映画自体が智恵子なんだよ
あんたらは稔か猛かどっちか
ちょ、待てよぉ!
事実は女の死は事故だろ!?兄は殺してねーよ。
事実は見たまんまだと思います
だから、映画の中では、確定する程の材料は示してないので
真相は稔と智恵子しかわからないんだよ
これにつきます
猛と観客はある意味では同じ条件なんだよね
稔は掴もうとしたが智恵子の腕は掴めなかったと言ってるし、精液の件にしても
裁判で真相を語ってる訳ではないしね
客観的事実描写である事故直後の稔の腕の傷は一本
8ミリの時の回想では二本なので、これも猛が思い浮かべたイメージでしかない
客観的真実かどうかは不明だけど
猛はこの時のイメージの兄ちゃんを信じたということ
この映画は稔が助けようとしたのか?突き落としたどうか?
猛が嘘の証言をしていたかどうか?を観るのではなく、
早川稔の中の人、香川照之の見事な演技力・表現力
そして、猛の中の人、オダジョーの下手っぷりの再確認
などを楽しむ要素もあるのだよ。
オダキリは別に酷くはないと思うが
調子に乗った底の浅い、甘ったれた弟の雰囲気が絶妙だった
むしろベテランなのに蟹江のが微妙だ
ピエールやキムは色物だからしょうがない
ははは
なんか偉そうだな
どの立ち位置からもの語ってんだよって思うレス多いなぁ
まあこのスレに限った話じゃないが
>>305 記憶違いかも試練が、客観事実のの時は角度的に二本目の傷の位置見えないだけとかじゃなかった?
310 :
名無シネマ@上映中:2007/04/29(日) 15:18:19 ID:tz73wpLa
>308
立ち位置?
>>309 角度も比較したけど、猛が袖を下ろして隠した時は
見えないのではなく一本しかない
客観事実のの時も2本ありました。
すぐ腕の角度を変えてしまってみえなくなるけど。
ホントだわ
橋の上のシーンでも腕の傷自体はたしかに二本あるね
ということは、二本傷も落とした時のものだと判断し隠した後はあまり気にかけず放置
8ミリでお兄ちゃんに対する猛の捉え方が変わったから
二本傷が蘇り、最後のあのイメージを信じた訳かな
それでも、稔は智恵子を掴めなかったと証言し、傷の存在を明かさなかったから
やっぱり、あれが真相かどうかは確定しないんだよな
「智恵子を掴めなかった」というのは間違いではないだろ”表現の違い”の範囲内だ。
そうなれば傷のことを言わないのも、別に指して不自然なこととは思えない。
>>314 それはさすがにちょっと苦しいよ
以下尋問の描写
蟹江が転落の実演後、歩み寄ってきて
「いやこりゃ、あなたもビックリするよねぇ
それで、あなたはどうしたの?」
「彼女の腕を掴もうと、前に乗り出しました」
「それは何のために?」
「何のって・・・」と、顔を見上げる
「何のために、腕を掴もうとしたりしたんですか?」
「助けられるかと思うじゃないですか
あの手で・・・掴めてれば・・・」
落下する彼女の腕に手を伸ばしたが
届かなかったということでしょ
さっき1回見たところ。
兄は有罪になったことで人生で初めてスッキリしたのかな・・・
自分の意思で自分の道を決めたみたいなことで。
そんなのあるかよって思ったのは、親父兄弟も彼ら兄弟も同じように兄が「家」を背負い、
弟が自由に羽ばたいて地位も金も得ており、兄は鬱屈した感情を抱いているということ。
そんな連鎖はめったにあるもんじゃないだろに。
千恵子がお酒が飲めないことを弟が知らないということは、
2人が付き合ってたのは高校あたりまでで、大学か専門学校から弟は東京に出たのかな。
そんなとき、千恵ちゃんもオラと一緒に東京さ行くべ、と言われても、行けなかったろうなあ。
父親が死んで、母親に捨てられて、兄弟の愛憎で死んでしまった千恵子って、かわいそう。
弟が事故直後につり橋で兄を言い含めようとしたのは、自分の保身のためにしか見えなかった。
そこからあとは、兄弟の心の動きは右にも左にも考えられて、1回見ただけじゃ判断できない。
また明日見よっと。
317 :
名無シネマ@上映中:2007/04/30(月) 05:45:21 ID:D/Hm9bjw
今DVDで拝見
なかなか面白かった
フラガールといい最近の邦画は当たりが多い
>>316 親父さんは「弟」で弁護士の叔父さんが「兄」だけどね
こちらの兄弟は、家に縛られた弟が
他者に不満をぶちまけるタイプだったから
断絶はしてたけど悲劇が起こらなかったのかねぇ
稔が良い人をやってたのは、親父さんを反面教師にしてたのかもね
319 :
名無シネマ@上映中:2007/04/30(月) 21:20:59 ID:8faUGz/F
兄の手の傷は「自殺未遂を繰り返すほど繊細な性格」と解釈していたのだが。
外れまくり?
稔もすべてを捨て去りたかったんだろうけど
40過ぎで人殺しの前科者だから相当厳しい人生だろう
智恵子も納得のいかない人生のままで終わってしまった
父親もつらい晩年になった
猛はホントにしょーもない男だよ
>>319 自分はちょっと納得する部分もあるよ。
だって傷痕が乾いた古傷のように見えてとても違和感があったから。
単に傷のメイクが雑だったのかもしれないけど。
>319
最初そうだと思ってた
というかスレ見るまで橋の上でついた傷だって気づかなかった
何で縦なんだよw?
>>326 本気で自殺しようとする人は縦に切るらしいよ。血管を裂くみたいな感じ。
横ではなかなか死ねないから。
328 :
名無シネマ@上映中:2007/04/30(月) 23:37:23 ID:XqX9znE8
お前らほんとバカだな。
兄貴は千恵子を付き落として殺してるよ。なんで解釈が分かれてんのかワカラン。
ヒント:真実は当時の現場が全て。
後の曖昧な回顧シーンなんかに惑わされてるからダメ。
イチイチお前らバカに説明すんの面倒だから俺のヒントを元に考えろ。
当時の現場のシーンだけ10回見ろ。10回見てワカラン奴は100回見ろ。
このスレ突然、脈絡もなく興奮した人が現れるんだけど
ちょっと落ち着いてレスしてほしい
構って厨はageるんだよね
釜って厨www
ギガバロス
香川を支持する。
>>321 前スレにはあったよ。
個人的には、最初は智恵子が抵抗して付いた傷だと思ったけど
話が進んでいくうちにどうでもよくなった。
稔の立場だったら突き落とすかな・・・
でも落としたとしても、その後は腹くくって真実を言うか
無罪に持ち込むために猛を丸め込むと思う。
この映画、オダジョーがウソの証言したと解釈して言わせてもらうが
オダジョー、ちょっとゆれすぎじゃない?
この映画、優秀評価を受けてるから見たんだけど、まっさきの収穫としては、
香川はいつも上手い、オダジョーは演技できるようにはなったんだ、が印象に残っちゃって、
事実は何か、兄弟の思いのゆれはどう動いてるか、考えてみるんだけど、よーわからんw
手首の傷からして、突き落としたにしろ自分で落ちたにしろ、落ちる女性の手を取ったことは事実。
死んだっていいという思い、助けなきゃという思い、兄は数分でいろんな思いが交錯したんだろなとは思う。
兄を見ていると、事実どおりか逆かわからんけど、弟が「兄が落とした」と証言したことを、
裁判時も7年後のバス停でも受け止めている表情だったのが不思議。
子供時代から、ずっと弟だけがいい目を見てきて自分は損ばっかりと思ってることは
面会で噴出してるわけで、有罪で刑に服すということは、また自分が損してるのが続いていくことにはならないのか?
弟の「兄を取り戻すために」という証言の言葉がもっとわからん。
弟役を香川がしていたら、わかりやすい演技でこの言葉を言ってくれたのかな?
2人の関係としては、元々深い心の結びつきはなかったわけで(兄の深い悩みを感知してない)、
嘘つき兄じゃなく優しい真面目な兄に戻ってもらうために、くらいの意味なのか?
それは、弟にとって自分勝手な兄の像でしかないよね。
親友とか兄弟つーのはお互いが魂の殴り合いをするようなもんなんだな by坂田明
339 :
名無シネマ@上映中:2007/05/01(火) 20:09:14 ID:S2bUxMvg
兄は服役することで
また自分ばかりが損した
とは思わない。
兄が犯罪者になった事で
弟も人生が変わっているから。
仕事も減って以前の様にはいかないと思う。
家を出て都会で好きな様に生きてて成功してる
弟への復讐。
兄はわざと、(やってないのに)自分が犯罪者になる様、弟にあの証言をさせたのかも。
あの証言した後笑ってたし。
340 :
名無シネマ@上映中:2007/05/01(火) 20:43:55 ID:KdTwKZ8J
>>328 じゃあ、賢いおまえが説明しろ。
兄の腕のキズの原因は?女が落ちた時以外にいつ付いたんだ?
その説明は映像の中の何処に「正々堂々」と出ていたか?
341 :
名無シネマ@上映中:2007/05/01(火) 20:50:21 ID:tEv2Q+GT
う〜む、俺の解釈だと。
事実は、兄は女を突き落としたのだろう。
しかし、弟にとっての真実は、兄は女を助けようとしたって事で終わったん
じゃなかった?
真実は百面相なのだ・・・なんてな。
>>339 稔が猛を誘導して自分を服役させたっていうのは同意。
稔はただ無罪になりたかった訳でも、ただ服役したかった訳でもなく
「無罪になりたがって、新しい生活を夢見て前向きに生きていこうとしている自分を猛の手で潰して欲しかった」(←シュチエーションが重要)
じゃないかと思ってる、そうすることで兄弟の縁を切りたかったんじゃないかな。
稔がどうだったと思うかかというより、自分が稔だったらこうだという感じかもしれないけど。
しかしまあ、稔の猛に対する愛は深いな
そりゃ8ミリ観て泣くわな
猛みたいなおばさんっているよね。
怒ったり泣いたり感激したりと感情がせわしないけど、いちいちそのきっかけが軽い。
気分やさんつーか。
ラストの後、稔に悪態でもつかれたらまたすぐ怒って喧嘩別れしそうだw
あるあるw
関係ないけど上のほうで、「智恵子は都会に出ても「こんなんじゃなかった」とか言い出しそう」とか言われてて
正直同意できずイメージできなかったんだけど
猛があの後、「やっぱり兄貴やったんだろ!」とか言い出しそうっていうのは、個人的にすごくイメージできるw
346 :
名無シネマ@上映中:2007/05/02(水) 02:02:25 ID:WPvkX5S2
兄は、自分に家業の全てを押し付けて
好きに自由に生きてて
成功している弟に
ずっと嫉妬してた。
心の奥では、自由に生きれるのも俺がいるおかげだろ
ってずーっとあったんだと思う。
弟は8ミリを見るまでは
突き落としたと思っていた。
でも自分の体裁、人生を守る為、かばっていた
というのを兄に見透かされていた。
(お前はいいよな〜事故で片付けば何事もなかったように
また都会で好き放題やるんだろ…兄の心情)
殺人者の弟になるのが嫌なんだろ?は図星だったので
本当の事言って自分の人生を引き換えにしてやるよ!
って半ば自棄で証言したっぽい。
ラストの兄の微笑み・・・
どこまでいい人やねん。
今度は俺がおまえから兄という存在を奪ってやるよって感じでニヤリ。
でバスに乗ったと
香川コワイよ…
シネマ坊主で、この監督セックス好きそうと松ちゃんに言われてた
(;´Д`)ハァハァ
俺の変態美和にあらぬ噂をたてるんじゃねぇーよ
セックスなんて下らない事するかよバカチンが
352 :
名無シネマ@上映中:2007/05/02(水) 20:19:46 ID:5jpE/oit
誰か「兄の腕のきず」の原因を、明確にストーリーを含めて説明せよ。
353 :
名無シネマ@上映中:2007/05/02(水) 20:43:35 ID:I8wBclra
幼なじみの死、という決定的で悲劇的な事実をないがしろにしてまで描きたかった兄弟の愛憎劇、
の割には陳腐で矮小な話だなあと感じました。
演技過剰で倒錯気味の主人公2人にも辟易。
ことさら精神分裂症の弟に感情移入は出来ません。
カメラワークにもカット割にも一貫性がなく、まるで安手のPVを見ているようでした。
あっさり言えばスタッフ・キャストみんなに突っ走られた感じ。
この監督ナメられてます。
ま、各方面から大絶賛を受けたソツの無さは買いますが。
こんなの映画じゃないよね。
>>353 いろいろ知ってる風なニュアンスは漂ってるけど
決定的な突っ込みどころが無い
意図的に言葉を選んだでしょアンタ
普通に書けばいいのに
あ、ごめん 突込み所満載だった
精神分裂症てw 人が葛藤するさまを最近はそう呼ぶのか?
カメラワークとカット割に一貫性が無い所なんてあったっけ?
ま、どーでもいいや
人の悪意に敏感なんだ俺 気にしないでね
>>352 原因は客観的には明示されてないので無理
猛の回想と想像が推察される原因のひとつというだけ
>>355 構って厨はageるんだよね
田口ともろをに笑ってしまった
この映画には無駄がない
全てのシーンの繋がりが秀逸だ
最初の坊さんのお話でさえ意味がある
色んな場面で意味を持たせているから、見る人によって印象が変わる映画だ
このスレでも皆それぞれ違う場面に共感を覚えたり嫌悪を感じたりしてる
褒め殺しか?
落ちた智恵子を助けに行かなかった兄弟も変だけど
稔の腕についた1本の傷も変。
掴んでついた傷なら4、5本の傷がつくだろうし。
猛は兄が突き落としたと完全に解釈してるから智恵子が助かって
証言でもされたら即犯罪者の弟のレッテルを貼られることを危惧したとか
そう考えるとやたら残酷だ
>359
助けに行くところは確かに描かれていないけど 今回は必要なかったと思うよ
傷は確かに巧く使いきれなかったみたいだ
>>360 そこまで考えるんだったら
万が一にも智恵子が助からないように止めを刺しに行くw
あと既出だけど、殺人事件として徹底的に捜査してるはずなのに
猛と智恵子の関係が出てこないのも変に思ったな。
二時間しかなぇーんだから何でもかんでも説明してられっかよマクドのマニュヤルじゃあるめーしよぉ
ケッ(-。-)y-~
説明不足とかいう問題ではないと思うが。
稔と猛と智恵子の関係が明らかになれば、裁判での猛の証言に信憑性が・・・
誤解の無いように言っておくけど、この映画は面白いと思う。
火曜サスペンス劇場レベルの内容なのに
なんでこんな評価が高いんだ?
女の監督なので、評価に下駄履かされてるから。
男の監督が撮った映画なら、ふーんそれで? で終わるレベルの映画。
>365-366
アンチ厨乙、たまには違う文章で批判しる
>>367 アンチ厨って俺の事?
此処に書き込んだのは初めてなんだが
智恵子を救助しなかったからヘンだと言うけど、
どういう風に助けに行けば満足するんだろう?
二人とも川に飛び込め、と?
救助隊が動員されてるが、発見は夜遅くになってるくらいだから
川の流れが急で、智恵子はあっという間に沈み流されて見えなくなった
猛のいた林は川の上流側ですぐに助けに行けるような位置じゃない
川がしょぼくてリアリティがないというなら、それはもうどうしようもない
「ゆれる」は低予算で製作されてるから限界もあるよ
371 :
名無シネマ@上映中:2007/05/03(木) 03:08:26 ID:IKgYGYUn
>>370 偶然じゃない、俺もそのレス読んで
「巧い事云うな〜全く同感だ」 と思ったから書いただけ
実際火サスレベルの内容だし
366の人が118の人と同じかどうか知らない
つーか、何処が良いのよこの映画
>>369 >川がしょぼくてリアリティがないというなら、それはもうどうしようもない
それが変に感じる原因かもね。
猛の位置からでも川沿いや浅瀬をダッシュで助けに行けそう。
俺が猛だったら助けに行くかトドメを刺しに行くと思った。
>>373 >俺が猛だったら助けに行くかトドメを刺しに行くと思った。
知らないふりが人間性の描写なんだから、猛がこれをやっては駄目よ
猛は自分勝手でずるいから、現場を見てないというスタンスを取った
自分勝手でずるいから、トドメを刺した方がよくない?
もし智恵子が助かったら犯罪者の弟になっちゃうかもよ。
それじゃ完全に殺人者だよ
人殺しでトドメを刺すような極悪人じゃないのよ
中途半端に自分勝手でずるいってことか。
智恵子が生きてたら結局は犯罪者の弟になるかもな計画。
中途半端に、というか普通に考えて人は殺さないでしょ
人殺しの一線を越えるのはよっぽどのことがないと無理
よっぽどのことがあっても、まともな人間は殺さない
犯罪者の弟になるのが嫌だからって、人殺しはしないと思うが
兄が人を突き落としたとしたら一大事だと思うよ。
なんとか上手くいってる仕事もダメになって、人生が狂っちゃうかも。
それがイヤで猛は事故ってことにしようとしたんだし。
というか川がしょぼいって事でよくない?w
380 :
名無シネマ@上映中:2007/05/03(木) 05:14:12 ID:ZXnnQs8X
この映画、事件の真相を最後まで明かさないで観客の興味を引きつけるという目論見と
事実関係のプロットがすり合わないせいで後味の悪さだけが残る感じ
役者はいい演技をしていたのに残念
381 :
名無シネマ@上映中:2007/05/03(木) 05:33:08 ID:kznCSARr
確かに火サスレベルの内容だ。
兄弟の葛藤なのか事件の疑惑なのか絞りきれてない内容なのは、
テレビドラマならぬ映画にしたため、色気を出しすぎたんだろうと思う。
ちょっと複雑にしたかったんだろう。
死んだ女の子の母親がたけしに、娘はそんな殺されちゃうほど邪魔だったの?
と訴える場面があるけど、あれをいれるなら、タケシの罪悪感と、共犯や
兄が弟のために殺したと疑われるという恐怖感なんかを、もっと描いたら
いいのにと思った。
オダギリジョーも香川もひとりっこだけど、この女性監督、兄弟いるのかな?
っていうか、女なのに兄と弟の葛藤の話を作るって、やっぱ色気出しすぎ
でしょ。監督が自分の力の範疇に無いこと描いてると感じた。
事件の真相が気になるかどうかは人それぞれだが
少なくとも兄弟の葛藤を描いた映画だとわかると思うんだけど・・・
法廷劇風味は心情を引き出すのと観客をダレず最後まで引っ張るためでしょ
「火サス」という人がよくいるが、何をさして「火サス」レベルなのか
てか”タケシ”とか書いてる時点でネタだろww
ここの構ってアンチは面白いな
火サスもう十五年は見てない
それにしても朝早いですね皆さん
>娘はそんな殺されちゃうほど邪魔だったの? と訴える場面
そんな場面ないし
「智恵子は殺されるような子だったのかな」と猛にボソっというシーンはあるが。
>>385 わざわざ平仮名とカタカナで2回も書いてあるからなw
最初に読んだときはワロタ
しかし、この映画は私小説みたいなもんだから好き嫌い分かれそう
火曜サスペンスを流行らそうとしてる奴が痛々しい
明らかに同一人物なのに寒い自演をしてる辺りが見てて寒すぎる
389 :
名無シネマ@上映中:2007/05/03(木) 10:46:27 ID:Q4tVFfoh
事故か殺人かを観客の判断に委ねる形式ならば
”腕のキズ”などという説明不可能な小道具は使わないほうが良かった。
腕の傷がなかったら、猛が最後の回想で考えが覆らなくなるじゃない
391 :
名無シネマ@上映中:2007/05/03(木) 11:56:31 ID:ZXnnQs8X
弟が後に真相を思い出しましたということにしたいなら
弟がしっかり目撃しましたという作り自体に問題があるわけで
そもそも覆る理由がないのよね
しっかり目撃したんではないでしょ
真相を思い出したんじゃなくて
腕の傷と助けるイメージが結びついた
393 :
名無シネマ@上映中:2007/05/03(木) 12:22:19 ID:Q4tVFfoh
>>390 じゃあのキズは単に弟の回想のため?
で、キズの本当の原因は”提示”してないから分からずじまいということ?
猛は完璧に状況や現場を目撃してたわけじゃないんじゃない
遠くから目に映った光景から「兄貴がついやってしまった」と
自分で解釈してただけであって
最後の回想は完全に真実だったわけじゃなく、「兄貴はきっと
助けようとしたはずだ」って思い描いた映像にすぎないのでは
解釈は人によるだろうけど
突き落としたかどうかよく解らなかったが、兄の態度の変化で突き落としたと確信して証言した
猛の心情で重要なのは兄が優しい人間かどうか、という点であって、実際に殺したかどうかという事ではない
手の傷について当時はあまり考えなかったが、兄は最後は助けようとした事を思い出した
その瞬間の映像も思い込みに過ぎないかもしれないが、単なる自分の思い込みで兄を監獄に追い込んだことに気付いた
何が正しいのか、という事はこの映画において大した問題ではない
だけれども納得いかない人はいるだろうねぇ・・・
>>381 >っていうか、女なのに兄と弟の葛藤の話を作るって、やっぱ色気出しすぎでしょ。
色気というより腐女子ノリで作りやすかったんでしょう。
>監督が自分の力の範疇に無いこと描いてると感じた。
これには激しく同意。
今の邦画なんて所詮その程度、世界から見たら同人誌レベル。
評論家気取りが必死になって批判しているところをみると、やはりこの映画はいい映画なんだなと思える。
>>393 > じゃあのキズは単に弟の回想のため?
意味不明
事故直後に腕の傷がついてた
猛は最後に回想したイメージで解釈し信じた
ただし猛の推察は有力ではあるが、決定的なものがないので
確定した真相とまでは断定できない
どっちにしたってさ
見ていたかどうかも曖昧なくせに法廷で証言しようとした猛って・・・
そんな奴のテキトーな証言で裁判ってどっちにも傾くわけかよ。変な話だな。
これが火サスレベルなら毎週欠かさず火サス観るっちゅーに
最近イチャモン多いなw
世界から見たら、とか言い出す奴、よく相手できるな
世界なんかどうでもいいわ、火サスもどうでもいいw
そんなん言われても、こっちとしては「それがどうしたの??」としか言いようがないだろ
見当はずれの因縁つけてくるチンピラが多すぎるから参る
猛の証言のあとの稔の含み笑いは「やっと自分に正直になったか」という気持ちが
込められてるんだと思う
猛の証言のあとに色々な検証をすればいいとは思うけど、稔は智恵子の死を完全に
自分の責任としてるから猛の証言に素直に従っても全くおかしくは無いし、
映画的な落し所でもあるからあれで良いかなと思う
>>403 そうそう
この映画は観客に解釈を委ねてるというなら
稔の最後の微笑みやバスの乗ったのかどうかのところだと思うよ
真相については、確定する要素が足りないから委ねてるのとは違うよ
>>402 最初に、ゆれる信者が「ゆれるの良さをわからない人は全員ハリウッド映画しか観たことないバカ」
と言ってしまったのが、この映画が嫌われてる原因だよ
むしろ、ゆれるはハリウッド映画好きに好かれる映画だと思うけど・・・
日ごろからよく小難しい単館系とかヨーロッパ映画なんか観てる人はあまり相手にしてないと思う
音楽、格好いいね。。
オープニングだけでこりゃ面白いわと。
俳優香川照彦に個人的に感じてきた「胡散臭さ」を、
最大限に利用された感じのお話だった。
面白かった。
でももう少しピュアなイメージの俳優さんが兄貴を演じてるのも
見てみたいな、とは思った。
あんまり企んでなさそうな感じの方で・・。
受ける印象がガラっと変わりそう。
>>405 ・・・は?
このスレのどこの誰にいついわれたのか知らないけど、
お前、それ言われたからアンチやってんのか
幼稚すぎだろ、お前何歳でナニやってる人?
そっとしておいて上げましょう
この映画が評価されるのがよほど悔しい人なんでしょう
単館系好きな俺でも楽しめたし、こういう文学系な映画好き
1ヶ月ぶりくらいにスレみたはずなのに殆ど同じレス&流れ…
>>406 田舎に帰る時と智恵子を送る時の音楽は「カッコいい」よね
驕った猛をよくあらわしてるわ
作品がどうのってより信者が気持ち悪い、橋の上の兄並みに気持ち悪い。
>>412 なんで唐突にイチャモンつけてくるわけ?
お前ホントにチンピラだな
お前みたいな社会のゴミはさっさと消えろ
>>409 これのどこが文学系なの?
信者ってホントすごい読解力なんだね
415 :
名無シネマ@上映中:2007/05/04(金) 14:20:44 ID:tH8FqQAn
俺はGWどこへも行くとこない
どう思うよ?
安置は同じ煽りしかしない
同人誌、二時間ドラマ、中学生日記、腐女子、見下してる、など
>>405なんか何ヶ月も前の公開当時のスレのことをいまだに根に持ち、ずーっと絡んでくる始末
安置は作品どうこうではなく
結局、住人をやゆし邪魔したいだけなので構ってあげると喜ぶだけです
417 :
名無シネマ@上映中:2007/05/04(金) 15:10:07 ID:FDYNenb8
>>414 チミは信者の意味わかってるの?ww
休みは厨が増えて困るわ
相手する方も厨房
>>414 文学に興味なくても
>>117 を読めば分かると思うけど
西川は文学や文学をもとにした映画の影響を受けてる
ゆれるはノベライズまでしてるし
というか普通に観てればそれくらいわかるでしょ
>>419 文学や文学をもとにした映画の影響を受けてないプロの映画監督がいるとでも思ってんの?
海猿だって踊る大捜査線だってノベライズされてるじゃん。
それを根拠に文学って言うなら全ての映画は文学的ってことになるよな。
あのね、監督・脚本・小説の全てを西川本人がやってるんだよ
この意味分かるよね
だいたい海猿とゆれるの内容の違いだけでもわかるでしょう
海猿や踊るは、監督が脚本も書いてて、ノベライズも監督がやったんだっけ?
そういえば、撮影期間中、香川かオダギリに参考として渡した小説はなんだったかな
薮の中じゃなかったんだよなー
坂口だっけか
海猿なんて漫画だしw
海猿のノベライズは、百瀬しのぶ、佐藤秀峰、福田靖、小森陽一
漫画家と物書きの合作かな
踊るはしらない
というか内容の方向性の違いは一目瞭然だと思うが
424 :
名無シネマ@上映中:2007/05/04(金) 17:02:59 ID:FDYNenb8
踊る本は君塚良一
ドラマからの脚本家やね
あー、でも漫画の海猿は熱くて好きだなぁ
>>414 きみはたいそう立派な読解力の持ち主だねw
427 :
名無シネマ@上映中:2007/05/04(金) 20:44:21 ID:Ch/odjFj
>>422 読んでて、ふと感じたんだが
>>414と同一人物?
事件の扱い方が、芥川の『藪の中』のオマージュだと
知ってるのに高見の見物してるような・・・w
違ったらスマソ
ちなみに参考小説は、太宰の『駆込み訴へ』だったはず。
愛しながら憎むという矛盾した感情の参考にしたそうな。
まあ414はアンチ房ということで終了。
>>428 違う違うw
変な深読みは勘弁してくださいw
そりゃ、ごめんでしたm(..)m
最近、同じネタがループしてるみたいだし
ネタ切れで苦肉の策かとw
全盛期のヒッチコックかキューブリックあたりに撮らせられれば、
すごい傑作に仕上がりそうな好素材の映画.....惜しい
ヒッチコックとキューブリックって名前出してりゃインテリを気取れるとでも思ってのか・・・
そういう所が幼稚なんだよ、お前もうここ来んな
>>381 >オダギリジョーも香川もひとりっこだけど、この女性監督、兄弟いるのかな?
西川監督の家族構成は蛇イチゴと同じだそうだよ
どうして「ゆれる」は月刊シナリオに載らなかったのかな
蛇イチゴは西川のインタビューまで掲載されたのに
精液の話が出てきたときにに兄の見せた反応は弟に対する揺さぶり。
流れと全く関係なく恐縮だが
恋人とのセックスシーンでオダギリのチ○ポ見えてねぇ?
あのうっすら見えてるのは絶対そうだよな?
そんなもん、映ってませんw
>>435 猛への当てこすりだと思う
438 :
名無シネマ@上映中:2007/05/06(日) 23:28:02 ID:YBjxs6mI
>436
「当てこすり」
については私も説明願いたいです
436じゃないけどマジレスすると
>>434へのアンカーミスだろw
三こすり半劇場
441 :
名無シネマ@上映中:2007/05/07(月) 00:02:26 ID:JTwkkRgj
当てこすり半劇場
妖怪大戦争に出てきたぬいぐるみの妖怪の事?
前知識なしでたまたまさっきスカパーでやってるのを見て神作品ktkrって感じだった。
で、このスレ見てショックを受けた。
>>110 どうとでもとれるのが良かったのに監督が真相言っちゃだめだろw
しかも俺の考えていた最悪なシナリオですげえ残念だよ。。orz
弟の事件捏造はありえなさすぎw
現実感が0になって色々考えるのが馬鹿らしくなったw
あ〜ほんと残念。。知らなきゃよかった('A`)
真相ふまえて見直したけどもはや「弟氏ね」しか感想でないよww
もう放送してるんだ?
まぁDVD出てるから当たり前か
>443
別に捏造とは決め付けられないのでは?
弟は一部始終を見ていたことがしめされていたけど、見たものはどちらとも取れる
ものだったのだと思う。ただ稔が証言した内容とは異なっているし、
それだけならまだ良かったのだが、上に出てきた精子の件で
「巧妙なウソ」をついたことと、面会時の態度で
微妙なバランスが崩れてしまったのだと思う。
>>433 真相はどうとでもとればいいんじゃない?
> 彼のゆれをどう解釈するかは、見る人によって変わるのではないか。
が西川の答えでそ
物語として重要なのは真相じゃない
香川が演技する上での設定は必要だけどな
見た。微妙な出来だったかな。
でもオダジョーかっこええな。男でも惚れるわ。
グラサン姿は往年のピーター・フォンダを髣髴させる程。
今月の日経エンタのシネマ坊主は。「ゆれる」。
点数は6点(10点満点)だったよ。
香川氏の演技絶賛&オダギリのことも結構褒めてた。
6点というのはどうなの?
松ちゃん的には結構な高得点なのだろうか
いい方だと思う。
周りが「いい、いい」と言うから、かなり期待して見たらしい。
だから、その分厳しくなったそう。
知らずに見たら、8点くらいいったかもと言ってた。
女性監督について、
かもめ食堂の監督はセックスというものが嫌いで、
ゆれるの監督は、セックスというものが好きそうだから、
人として付き合ったら、安心できるし、かもめ食堂の監督より好きですね。
というようなことを言ってた。
あと、題名が「ゆれる」というくらいなんだから、もっと、
橋をボロボロにして、揺らして欲しかった、ゆれが足りない。とも。
監督の手法としては、役者に細かく演出しない、無音な感じが北野武に似てる、
とも言ってたかな。
うろ覚えなので、間違ってたらすまん。
なかなか好感触だったのかな
しかし
>周りが「いい、いい」と言うから、かなり期待して見たらしい。
>だから、その分厳しくなったそう。
>知らずに見たら、8点くらいいったかもと言ってた。
ゆれるで良くあるパターンだね
酷いとアンチになるw
>>451 別に期待しなくても駄目な人は駄目だよ。
>かもめ食堂の監督はセックスというものが嫌いで、
>ゆれるの監督は、セックスというものが好きそうだから、
>人として付き合ったら、安心できるし、かもめ食堂の監督より好きですね。
分かるような気もするが、ちょっと違うような気もする。
西川が好きなのは、セックスはセックスでも、非常に腐女子臭いセックス。
この腐女子臭さが、気持ち悪いと感じるやつには、徹底して気持ち悪い。
>>453 腐女子はお前だよ。
気持ち悪いな。セックス描写に真剣に講釈しやがって。
リアルな彼氏つくんな
やたら「腐女子」にこだわってるんだよね
同人誌がどうたらとか
>>452 よくあるパターンといったけど
全ての人に当てはまるとは書いてないよ?
俺 女のアソコ舐めるとき かなりの割合で怯むんだよね
怖いちゅーか なんちゅーか (-。-)y-~
まあ お互いそんなもんじゃろうけどね
まあ寝るわ
しらんがな
同人誌映画
30過ぎにもなって恥ずかしいんだが同人誌とはどういうものなのか未だにわからん
ググレカス
461 :
名無シネマ@上映中:2007/05/08(火) 02:43:11 ID:rPgzF8+D
見たお。香川、伊武、蟹江の演技に小田が押され気味だったのが気になった。
西川美和は写真見たけど傲慢で性欲が強そうな女性だとおもた。
>>450 確かに「舌だせよ」は生々しかったw
経験豊富だから出てくるセリフ?
本番直前に監督から耳打ちされたオダギリの顔が見たかったなw
463 :
名無シネマ@上映中:2007/05/08(火) 23:27:59 ID:db/McTSn
耳打ちはしないな
>>450 でも、かもめ食堂の方が点数は高かったよね?
見る前の期待値の差なんだろうけど、意外と人の評価に左右されやすいんだなあ
蛇イチゴの評も訊いてみたい
466 :
名無シネマ@上映中:2007/05/09(水) 10:08:55 ID:5wTi1uMk
>464
俺信じんもん!
>465
かもめのラストはしてやられたつー感じで好きだ
「舌だせよ」は西川が是枝に言われた実際のセリフ
>>467 是枝と西川って恋人関係なのですか?有名だったらすみません。
>>470 そうですか、ありがとうございます。
蛇イチゴの最後に2人のインタビューが写っていてなんとなくいい感じだったので
もしかして・・と思ったのですが。
まぁ、なにもないという証拠もないわけだし
師匠で映画製作でもバックアップしてるんだから、仲良いでしょ
タイトルの「ゆれる」も是枝のアイデア
香川照之曰く
「撮影中はぼくとオダギリくんで監督をとりあうような
劇中さながらの三角関係がありましたね」。
うらやましい。
河瀬は仙頭の女だった
脚本の伊藤は行定の女
西川は是枝とできてる
映画業界の常識
出た!ギョーカイのジョーシキwww
>475
西川以外もかわいいのか?
アンタの主観でいいから教えてくれこの田舎もんに
将来西川も河瀬みたいに姑の介護に追われて映画作れなくなるのかな。
よくわかんないけど西川って家族関係複雑そう・・・
よって結婚生活は不向きな感じがする。
もうなんだかわかんないスレになってきたので
ここで一旦コマーシャルはいりまーす
是枝「舌出せよ」
482 :
名無シネマ@上映中:2007/05/11(金) 02:06:24 ID:NQqM46fI
♪ ∧,_∧ ♪
( ´・ω・) ))
(( ( つ ヽ、 ♪是枝のチンポ♪
〉 とノ )))
(__ノ^(_)
∧_,∧ ♪
(( (・ω・` )
♪ / ⊂ ) )) ♪西川のマンコ♪
((( ヽつ 〈
(_)^ヽ__)
もし兄貴が戻ってきたとしたら、弟はボケた親父の介護押し付けてまた面白おかしく
暮らすんだろうなぁ。
それはさておき、いつか師匠とその師匠をはるかに上回る評価を受ける愛人兼弟子の
話を撮って欲しい。二部構成で。
一部の弟子編を監督是枝で
二部の師匠編を監督西川で
やっぱ可愛いのは西川、「幸福のスイッチ」の安田真奈
脚本家の渡辺あや
>484
勉強になりましたありがとうございますorz
タナダユキは?
>>462 腐女子の妄想するキレイ事Hにしか見えなかったけど・・・
あれが生々しいだの経験豊富に思えるだのって
どんだけモテないんだよ・・・
同意。
「舌出せよ」は妄想Hっぽくて気持ち悪かった。
そんな突っかかる程の事かよ
妄想っておいw
監督が自分の経験談と話してますよ
経験談なの?
猛はたしかに男の嫌な部分の集大成だそうだが・・・
腐女子臭いセックルて何
これがわかんねえから気持ち悪いもなにもない
494 :
名無シネマ@上映中:2007/05/12(土) 23:36:27 ID:MTCzdXd1
一通り意見は出尽したみたいだなあ
そろそろ新作情報こんかなあー
誰か西川のファンサイト作ってみてくり
>>486 タナダユキはカワイイよね。歳より若く見える。
演出力があるし、期待できる監督。
>>451 >ゆれるで良くあるパターンだね
>酷いとアンチになるw
良くある?????!!!!!むしろ物凄く珍しい貴重なパターンじゃない?
周りが「いい、いい」言うと自分も「いい」と思い込んでしまう
それが今の日本人に圧倒的に多いパターンでしょう
「ゆれる」を褒めてる人でもこれに当てはまる人は凄く多いと思う、もちろん全員じゃないけどね
でもそういう人もアンチがよく言うように無理して褒めてるわけじゃなくて
暗示にかかって純粋に「いい」と思い込んでるんだと思う
旅にでも出たらどうよ?
なんか思い詰めてるみたいだけど
自分が面白く感じなかったものを褒める人が多いと、皆工作員だと思ってしまう
2ちゃんによくいるタイプ>496
スレにゆれるが好きな人が集まるのはわかるが
嫌いな人が常駐してるのはなぜ?
わざわざ無駄に腹を立てる事もないのにね
500 :
名無シネマ@上映中:2007/05/13(日) 10:29:14 ID:Fp/Ijupb
500
>>496 前から言いたかったが、お前は社会性がなさ過ぎる。
お前はいるべき場所はここじゃない。
ちゃんと学校に行くか、働くかしろ。
このままじゃ頭のおかしい人で一生を終えることになるぞ。
みんな、暇だなw
「許せない!ゆれる信者はやっぱり人を見下してる!」と安置がますます粘着しだすぞー
>>495 タナダはJさんの「幽霊スナック殴り込み」でキワドイ濡れ場演じてたけど
かなり色っぽかったよ。
可愛いし女優としても雰囲気あるね。
んじゃ、「赤い文化住宅の初子」を観てみるか
>>501 なにを根拠に一人の人だけが全部書いてるって決め付けるの?
「前から」って言うけどさ
>>496は新参者かもしれないじゃん?
それ以上にそもそもこんな2ちゃんの娯楽映画に対する書き込み程度で
社会性とか人間性を判断する
>>501のがヤバイんじゃないの?
「頭のおかしい人で一生を終える」とかって大袈裟すぎだし
そこまで2ちゃんに人生入れ込んでる人ってあんまりいないと思うよね
>>501はそうなのかもしれないけど
>>505は映画の話題からそれちゃって失礼しました
それじゃこの辺で・・・自分はもう二度とこのスレには来ません
お騒がせしてすみませんでした
>>505 で、キミが結局
>>496なのか?
そうだとしたら凄まじく見苦しい
あえてその痛さに突っ込むのも優しさだと思うので、聞いてみる
日経エンターテイメント読んだ
香川の演技が凄すぎて、キム兄は鳥肌が立ったと書いてあるね
近所のTSUTAYA半額だからか、ゆれるは全部貸し出し中だったわ
今DVD見た
久々に会ったであろう真木さんをヤリ捨てするオダギリがむかついた
でもなんだかかっこよかったな、ベッドシーン。
真木さん羨ましい・・・
オダギリヲタ丸出しの発言w
ゆれるDVD買おうかな〜
ボキャブラリーないから上手く説明できないけど、
ゆれるは淡々と進んでくんだけど感動するし、なんか心にくるものがあった。
オダギリの演技もよかったと思う。
こないだ見た東京タワーなんかより全然泣ける。
マジで久しぶりにハマった映画。
513 :
名無シネマ@上映中:2007/05/15(火) 03:11:20 ID:jq+5Aic3
この映画、普段映画見てない奴が絶賛してるな
なんでだろう
多くの映画評論家からも褒められてるけど
515 :
名無シネマ@上映中:2007/05/15(火) 04:38:30 ID:jDiwSbat
正直この作品を読み解くのは難しいね。
個人的な解釈を書きます。
橋を渡ることが村から都会へ出て行くことのメタファーだとは思うけど。
稔も猛も千恵子が橋を越えても幸せになれないことはわかってるし、
多分千恵子が橋から転落したのもそのメタファーだと思う。
では、千恵子は事故なのか稔が突き落としたのかの件について。
稔には「弱さ」と「優しさ」という表裏一体の
貫通行動があり、千恵子が橋を渡るのをひき止めようと
したのも「弱さ」と「優しさ」が同居して、
その二つが常に「ゆれる」。
猛が証言しようと決意したきっかけは、
裁判において、千恵子と猛の関係を知りつつも猛を守ろうとし、
面会の場で稔が釈放されたらGSを都会風にして云々と話す。
猛を守ろうとしたことと都会に出ることに対して虚勢を
張ったことに対して嘘をついていると言ったのであって、
本当は助けようとしたということが嘘というわけではないと思う。
なぜなら、証言の時点で猛は稔の行動を「弱さ」の
ほうで捉えているから。
516 :
名無シネマ@上映中:2007/05/15(火) 04:40:02 ID:jDiwSbat
>>515のつづき
だけど、洋平は稔を常に「優しさ」で捉えており、
最後の時点では猛も「優しさ」として捉えているから
突き落としたのではなく、助けようとした。
これって結構普遍的で「私利」と「他利」を
明確に分けて行動することができないのと一緒で
突き落としたか転落したかはどちらとも言える。
現実の事件としても、裁判の性格上白か黒か分かれるだけであって、
本来は人間の行動心理は白黒はっきりつかないものでしょう。
以前のレスであったけど、香川照之が突き落としたというのは正しい。
理由は今まで私の述べた解釈だと、突き落とす心理と助けようとする心理
両方描写されていないといけない。最後に明確に助けるシーンがあるので
突き落とす心理での描写が必要。
あー、長文および乱文失礼。
弱さと優しさか
上手い解釈だねー
518 :
名無シネマ@上映中:2007/05/15(火) 12:48:46 ID:4OeBne3z
欲求不満でイライラさせる映画だ
まあ作りが下手ってことだ。
蛇イチゴのほうが好き。
まぁ、どっちも家族崩壊の話だけど。
西川の家も家族バラバラなのかそこが知りたい。
520 :
名無シネマ@上映中:2007/05/15(火) 20:41:19 ID:wX9jZTe/
三島賞落選乙
>>519 >まぁ、どっちも家族崩壊の話だけど。
ゆれるは違うんじゃないの?
522 :
名無シネマ@上映中:2007/05/16(水) 00:21:40 ID:hpY6QtxV
>515.516
乙 !
523 :
515,516:2007/05/16(水) 02:49:35 ID:ZtfolG+5
補足させてください
いずれにしてもこの映画はブルーな映画ですね。
何に救いがあるのだろう。
共同体の村が崩壊しつつあったり、都会的なものに侵食されたり、
さらにその都会的なものも敗北している。
それは作品の中でも描写されている。
猛が葬式で革ジャンで出席したことや、猛が千恵子と寝たことは都会の村への侵食。
そして、多分千恵子の母が金を返したのは共同体が崩壊しつつ
あることのメタファーでしょう、そういう袖の下のような
行為は今でもいなかでは行われてるから。
かといって、都会も敗北する。
都会である叔父の弁護士は裁判で負ける。
猛の成功の象徴であった車が調子悪いのも同じ。
終盤では猛の仕事もあまり順調ではないようで、
事務所も縮小しているんじゃないかな。
では、何に救い求めるかというと、家族ですね。
洋平の家族によってそのモデルを提示されています。
そういう意味では、智恵子は母親に救われてるのですね。
ただ、稔と猛はというとわかりません。
長文失礼。
兄貴のキチガイぶりがちっとわからん。
単純に今までのタガが外れて、情緒不安定っていう事なのか?
事故という前提で、罪の意識に耐えかねて実刑受けるために
オダギリを煽ったのか、でもそれは飛躍しすぎかなぁ。
一応流れとしては兄ちゃん可哀想、だとは思うんだが
香川さんの芝居が凄すぎるのか何なのか、兄ちゃんの言動、行動が理解を
越えてて、同情できないというか。
あれが振りじゃなかったら、キチガイすぎてキツイ。
いきなりブチ切れる親父と同じ血筋って事なのかね・・・
DVD、声が聞き取りにくい
字幕つけて欲しかった
526 :
名無シネマ@上映中:2007/05/17(木) 18:41:54 ID:eyqPR1kG
真木よう子が叫んでたセリフがわかりづらいというのはある
>>524 確かにムリありすぎな性格設定
話を進める為のご都合主義としか思えんな
528 :
名無シネマ@上映中:2007/05/17(木) 22:31:04 ID:eyqPR1kG
周囲からは善良ないい人と見られ
フォローする役回りをずっとやってきたが
実はいろんな不満を溜め込んでたんでしょ
典型的な長男体質
兄貴がキチガイなんじゃなくてオダギリがキチガイなんでしょ。
二人ともキチガイではないでしょ
しいていうなら、稔に絡んでたクレーマーのオッサンが1番それっぽい
このスレの住人も年齢層がかなり下がってきたな・・・
香川演じる兄貴を見てある知人を思い出した。
その人もいい人として周りに合わせるばかりでいろいろ溜っていたようで、
残酷なアニメとか好きなので驚いたことがある。
こういう人はストレス蓄積しても、他人には行かず自罰、自己破滅の方向に
向かいがちで、そういうところは映画にも良く出ていたと思う。
客に向かっていっていたところで、壊れたな、と思った。
534 :
名無シネマ@上映中:2007/05/22(火) 09:08:32 ID:hM+VfcJi
age
木村祐一に関しての書き込みが少ないですね。
個人的にはとてもツボでした。
キャストを全く知らずに見たのでキムのファーストカットが衝撃でした
映画もよかった。
でも自分は頭が悪いので、真実は何かとか、オダジョーの細かい心情とか
理解が難しいところがありました。
兄を取り戻すためになんでウソ(最後まで見て思いました)をついて監獄に送るのか?
ラストの「にいちゃーん!!」はどうして?とか。
既出もいいところでしょうが。
でもゆれたのは確かです。ぶらんぶらんしてます。見てよかった。
536 :
名無シネマ@上映中:2007/05/22(火) 22:24:20 ID:DnQrQs8f
>535
西川美和ワールドへようこそ
蛇イチゴも引き続きご覧ください
537 :
535:2007/05/22(火) 23:03:05 ID:hdbziM6D
>>536 自分は映画を語れるほど知識はないですが、
余計なものを一切そぎ落としきって、
純粋に人と人との間に生まれる関係性・感情とその移ろいを
描いた良作だと思いました。
ふとしたカット、ズボンの裾や魚の目玉もなんかよかった。
香川さんの演技は神がかっていたとすら思います。
蛇イチゴ、観たいと思います。
季節的にちょうど今ですね。
庭には蛇イチゴが星々のように一面に実っています。
内容が理解できるといいのですが。
カンヌ映画祭の監督週間で上映され、
10分間の拍手+スタンディングオベーション。
あれから一年か。
539 :
536:2007/05/23(水) 12:09:24 ID:IAzC8UTw
>537
蛇イチゴ見たらまた来てね
そして感想書いてってくだサイヤ人
昨日観たけど、面白かった。
自分が人の生死や人生を左右できちゃう立場に
立たされた時のことを想像したら恐ろしくなっちゃったよ。
この映画の中では兄も弟も悪い方に針が振れちゃったけどね。
いま見てるとこだが、真木よう子は、かなり監督本人が投影されてると思う
顔とか似てるような
でも、そのヒロインをずいぶんぞんざいに扱っているんだよね。
西川の投影先は猛だろ。
噛みあわねえ連中だなオイw
545 :
名無シネマ@上映中:2007/05/24(木) 06:43:26 ID:AvFBIHC/
西川がみた夢が元ネタで猛の立場だった
自身も田舎から上京してて、兄もいる
自己投影とは違う気がするけど、やっぱり猛かな
でも女へのいけ好かない態度は嫌な男達の集大成らしいから、智恵子にも多少あるのだろう
546 :
名無シネマ@上映中:2007/05/24(木) 11:11:58 ID:CGVyJVqW
ラブシーンがよかった、という女性が多いのは、
監督が女性視点で撮っているからでしょうか。
直接的に胸とかヒップとか出てこないけど、
画面から漂う淫靡な感じは自分にも伝わりました。
自分は男ですが。
それとも単にオダジョーがかっこいいから?
>>546 特別ラブシーンがよかったとは思わなかったよ。
猛の台詞も芝居じみていて萎えるし冷める。>舌云々
胸などの男性視点のカットが少ない所などは、撮り方が女性視点だなあとは思うけど。
そうかね?おれも男だけど舌云々のくだりは
胸や尻出すよりも生々しくてエロい感じしたけどね
2人がHしてるシーンと平行して兄ちゃんがスタンドで
車の給油口に(アレなんていうのかな?ガソリンが出てくるホース)
を突っ込むシーンは挿入を連想させながら、切ない感じが出てたし
やり過ぎるとあざとく感じるんだろうけど・・・
しっかし香川照之ってすごいなぁ
正座して洗濯物を畳む後姿は男の背中には見えんかったよw
セリフもそうだけど、猛の声と無精ヒゲにエロさを感じた。
見終わったけど、絶賛されてる理由がよく分からない。
そこそこ美人の監督が手堅い作品を撮ったということを
過剰に評価しすぎなんじゃ?
蛇イチゴのほうがよく出来てたと思うけどなあ。
濡れ場(真木とじゃなくて、テレビ観ながら女に貪りつかれてるところ)が
一番よかった。
美人とか関係ねえええええよw
俺も、蛇の方が好きだけど
>テレビ観ながら女に貪りつかれてるところ
ここは妙にポルノチックで、女性監督らしくない。
真木との絡みのほうはやっぱ情感あふれる撮り方でエロいだけじゃない。
エロス競作の「女神のかかと」も、
他の監督に比べて一番おしとやかなものだったし
ああいうイヤラシイだけの濡れ場を撮るかな?
男の助監督か監督補が撮ったんじゃ?
もし、美和の演出でああ撮ったんなら、嬉し恥ずかし(;´Д`)ハァハァ だけど
553 :
535:2007/05/25(金) 14:26:32 ID:4XW4viI2
>>536 蛇イチゴ、レンタル中でした・・・。
無念。
蛇イチゴのが好きな人も結構いるんだねー
終盤の兄妹の流れはさすがで、凄くいいわ
そういえば、やっぱり若い女性監督で「犬猫」を撮った人はどうなっちゃったんだろう
結局、濡れ場がよかったって言ってるの、男だけじゃね?w
>>555 知人の女性(大学生)はエロさにやられてた。
1人は確実にいるよ。
女流監督が濡れ場撮ったらウケルっていうんで
撮ったんだろうな
んで、真木の濡れ場はわりと本人の思い入れ入ってるけど
もうひとつのテレビ観ながらやるところは
助監督かなんかに
○○クン、適当に撮っといて、とか頼んだのかも
でも、美和が自分の好みで撮ったことを祈るw(;´Д`)ハァハァ >もうひとつのテレビ観ながらやるところ
私も濡れ場今までの映画で最も良かったと思う女の一人。
愛の流刑地とか失楽園なんかより全然いい意味で燃えた。
まあ、あの濡れ場は男が見て興奮を覚えるものではなかったね
女性監督ならタナダの方がうまいかな
なんかああいう官能性って鼻につく感じで好きじゃないな
マンガで良く出てきそうなイメージだ
上手く撮れてるしこの映画を引き立ててるシーンだから文句は無いんだけど
「美しい夏キリシマ」の香川照之と石田えりとか、「血と骨」の
武と濱田マリみたいなのがいい
わかりやすくてスマン
>テレビ観ながらやるところ
あの色情狂のメスって感じがいいなあ(;´Д`)ハァハァ
俺もあんな風に貪られたい(;´Д`)ハァハァ
ダメなら傍らで見てるだけでもいい(;´Д`)ハァハァ
オダジョーの朝鮮人顔がどうも萎える
564 :
名無シネマ@上映中:2007/05/26(土) 18:47:08 ID:28SHu584
観ました。なにより香川さんは天才的な俳優なんだなーと。
聞きたいんですが、橋の上の回想シーン(揉め揉め→突き落としバージョン)での会話が何回巻き戻しても聞き取りません。さんざんガイシュツだろーけど携帯なので誰かお願いします。
出てくる奴全員ノイローゼ
>>564 お母さんや貴方のような人生をおくりたくない!とか?
英語字幕出せば意味は取れるよ
オダギリと真木がやった後の会話も
「何で拭けばいいんだよ」っていうの全然聞き取れない
英語字幕でやっとわかった
567 :
名無シネマ@上映中:2007/05/26(土) 21:41:30 ID:g6lOHylU
>>564 前スレより
尻餅をついた智恵子が後ずさりしながらキレて
「痛!何なの一体!?もううんざりだよ、一緒に行くの東京に。もっと違う生活見つけなよって猛さん言ってくれたの!」と怒鳴る
「嘘だよ、嘘だよ!騙されてるんだよ、絶対騙されてるんだよ!」と稔が詰め寄り、また揉みあいになる
「やめて!離して!お母さんやあなたみたいな生き方は嫌なのよ!」と智恵子が言い放つと
稔は一瞬動きを止めたのち、憤怒の形相で叫びながら投げ落とす
568 :
名無シネマ@上映中:2007/05/26(土) 22:09:40 ID:g6lOHylU
今、確認してみた
「痛!何なのよ一体!?もううんざりだよ!一緒に行くの、東京に!もっと違う生活見つけなよって猛くん言ってくれたの!」
「嘘だよ。嘘だよ!騙されてるんだよ、智恵ちゃん、絶対騙されてるんだってば!昔っから・・・」
「やめてってば!やめてってば!やめてよ、わたし、お母さんやあなたみたいに生きてくの、嫌なのよ!」
一瞬動きを止めたのち、憤怒の形相で「あーー!!」と叫びながら投げる
どっぼーんという音
>>566 大袈裟。字幕に頼らなくても「なんで拭きゃーいいんだよ」ぐらい聞き取れるよ。
>>554 「人のセックスを笑うな」が来年公開です
つい最近完成しました。期待しててください。
井口奈己ファンより
>>566 同意。
橋の上の会話は分かったが、「何で拭けば〜」はこのスレで聞くまで分からなかった。
英語字幕か、なるほど…。
同じく、聞き取れなかった
なんで服着ちゃうのよーとかそんな感じだと思ってたわ
橋のシーンと違って、あんまり重要な台詞ではないから流してたけど
ゆれる、じゃなく、ゆるれだったら大ヒットだったのに・・・
>>570 「人のセックスを笑うな」をやるのか
ありがとう、引退しちゃったのかと思ったよ
575 :
名無シネマ@上映中:2007/05/30(水) 17:45:26 ID:bxk+piew
唯野未歩子
http://www.mochiya.nu/tadanoblog/ 西川美和タナダユキ世代の映画人ではNO.1才女
監督作「三年身籠る」高崎映画祭・新人監督賞はじめ映画賞を獲得。
メジャーからインディまで数多くの映画に出演している現役女優
映画監督・脚本家・小説家、
自主映画では、数多くの作品を監督してきた
待望の書き下ろしオリジナル脚本作品キター
「地底人伝説」(03)「わたしたちの名前はどの辞書にも載っていない」(04)
など中学生日記で名作を生んできた最強コンビ天才演出家・淋代壮樹ともコンビ
「彼女たちの向こう岸」(2005年11月、全3回)以来、久しぶりに中学生日記に帰ってくる
その第一段、禁断なるテーマ
http://www.nhk.or.jp/nikki/weekly/index.html 『初夏の朝』6月2日(土)午後9:30〜9:59 再放送 6月9日(土)午前10:45〜11:15
576 :
名無シネマ@上映中:2007/05/30(水) 17:46:54 ID:bxk+piew
http://www.nhk.or.jp/nikki/weekly/index.html 『初夏の朝』6月2日(土)午後9:30〜9:59 再放送 6月9日(土)午前10:45〜11:15
東桜中3年A組の岩佐美香(いわさ みか)と、C組の木下瑠華(きのした るか)、2人の物語。
小学校の春、転校してきた瑠華は弱い女の子だった。新しい環境にうまく馴染めずにいた瑠華を守ったのが美香だった。
以来、2人はおなじファッションに身を包み、同じデコリグッズ(小物を自分たちでデコレーションしたもの)を持ち、
同じ造語で話すように意識し合って守りあっている。
毎日、ふたりっきりで過ごしている美香と瑠華。
初夏、2人に別れが迫っていた。
【出演】 木下瑠華 岩佐美香 ほか
【脚本】 唯野未歩子
【演出】 淋代壮樹
予告映像みたけどなんだろうこの質感は
唯野未歩子・淋代壮樹コンビのレベルの高さに舌を巻くことになろう
映画ファン録画必至
あの濡れ場で「よし、カメラ寄れ!」って思うのは男だけだろうな。
578 :
名無シネマ@上映中:2007/05/30(水) 20:25:12 ID:rt9cCHqo
オダギリジョー主演の映画ってヒットはするけど大ヒットはしないよな
いい脚本を書くのは凄いけど、
相変わらず音楽のつけ方と選ぶセンスはないよな
>>579 音楽が気に入り、サントラまで買ってしまった私の立場は。
単純に予算が少ないから、
またカリフラワーズの皆さんにお願いしたんじゃないの?
>>578 大ヒットなんてそう簡単に出るもんじゃないよ
CATVで見た。出演者の演技はすごくいいんだけど映画としては微妙。
評判がよくて期待してただけに残念。
思いこみとかで目の前で起きた現実の解釈があんなに変わるオダギリが
思いこみが激しいバカ女みたいでむかついた。
583 :
名無シネマ@上映中:2007/05/31(木) 04:11:46 ID:B6zzG0uJ
濡れ場でオダギリが「舌出せよ」ってセリフがたまらん
584 :
名無シネマ@上映中:2007/06/01(金) 01:19:21 ID:zcHjTMwf
今DVDで見たわ。。。ラスト映写機のシーンで素直にジーンときてしまった。。
自分も二人兄弟の兄だからだろうか?
腕の傷で真実は白なんだとも俺は思ったよ
そんな俺はやはり兄貴タイプの人間、オダギリ演じる弟みたいな
男に嫉妬しつ羨ましいと思ってる節があると思う。
橋のシーンでぞんざいな兄の扱いを見てリアルに心が痛んでしまうと同時に
酷くされても無理もないよなぁ(昔のおれみたいだ。。)と思ってしまうのは実体験からかw
ラストのシーンで兄の笑顔を見てハッピーエンドだぁ!(しっかり7年ぶち込まれてるのに)などと
感じてしまったのも俺がお人よし過ぎるのか。。(兄はうちに帰ってガソスタを継ぐのだろうなどと) つくづく俺は兄側の人間!
監督の女性視点な兄の描写がいたかったわ。。
あと最後に、ガソスタのバイト君がいい味出しすぎ、
大手チェーン店だらけの田舎の描写がリアルすぎるのも良かった
西川はカリフラワーズのパトロン
今日DVDで初見
二人とも(タケル・ミノル)
言い回しがいかにも台詞って感じでビビッタ
二人の映画を初めて見るので
演技かそれともヘタなのか最後まで考えながら見てしまった
でも兄ちゃんの方は賞貰ってるんだな
>584
兄側にしては明るい人だ(悪い意味でなく
>>586 香川・オダギリの外連味(けれんみ)溢れる演技をお楽しみください。
にいちゃ〜ん
>>590 猛は「2人が橋にいて、女が落ちた」って事実しか見てないんだと思う。
弁護士の叔父さんが猛の居た場所からでは橋の声がほとんど聞こえないという描写がそれを示していると思われる。
2人にどういうやりとりがあったのかは分からず、それで猛の心が「ゆれる」
稔に「人を疑うことしか出来ないのがお前だ」と言われていることからも猛は真実を知らない
証言のときは「稔が突き落とした」と解釈していて
8mmのときは「助けようとした」と解釈している
あれ?
猛のいた場所から橋への声は聞こえないけど
橋から猛のいた場所への声は聞こえるんじゃなかったっけ?
橋から猛の場所に向かって大声で叫んで初めて聞こえただけで、
稔と智恵子のやりとりは大声じゃないし、聞こえるようには思えなかったけど
何かしら声がしたと気付いても、話の内容までは聞こえないだろ
いや、稔と智恵子のやりとりは一部を除いて大声だっただろ。
女が猛を橋の上から大声で呼んでも聞こえなかったシーンがあるので女の声は聞こえない
稔は大して大声を出していない
弁護士の叔父さんがやった声の検証シーンは
橋から大声がすれば茂みの中の猛は何事かあったと気付きうること(ただし会話の詳細までは厳しい)
逆に智恵子と稔は、例え大声で呼ばれても、茂みの中にいる猛を認識することは困難であること
の二点を示してるけど
さらに言えば
橋の上の二人は、猛を意識しないが故に、つい本音をぶちまけうる状況で
猛は本心をこっそり目撃できるという説明
香川照之が
「これはぼくとオダギリくんの秘密なんですけど、実はラストシーンのカットの後にもう一カット撮影してるんです。
バスが走り去った後からのカットなんですが、とても時間がかかったので突然日が暮れている(笑)という
DVDには入ると思うので楽しみにしといてください」
みたいな事を言ってたらしいけどDVDにそんなカットあった?あったら即買う。
>>596 残念ながらありません。
私も楽しみにしていたのですが。
まあ、あの日の前日に兄と良い仲だった女をヤッちゃってるんだから、
兄に対して殺意を投影しちゃうわな
599 :
名無シネマ@上映中:2007/06/07(木) 08:39:35 ID:sjC//Zse
自分は、一回目見たときは稔は殺したんだと思った。
「本当の兄を取り返すために」という猛のセリフは、
兄をかばうためにこれだけやっているのに、という
憤りと、文字通り昔の兄に戻って欲しいという気持ち。
自分に唾を吐いたり、毒づくような兄になってしまったから。
だが7年たって、やはり兄貴への愛情が蘇り、
「こうだったらよかったのに・・・」という願望が現れたのが
8mmのシーンでの回想かな、と。
でもそれだと、8mmのシーンで兄貴の手のキズまで回想されている
のが丁寧すぎる気がする。
で、今は、兄貴は自ら突き落としたものの、その後助けようとして
手にキズがついたのかな、と思っている。
こうやっていろいろ考えるのが楽しいね。
600ぷるるん
601 :
名無シネマ@上映中:2007/06/08(金) 16:56:29 ID:43P+FxJn
監督が最初に考えてたプロットだと
稔の証言通り、我に帰って助けようとしたらしい
が、香川さんが真相なんてどっちでもいいんだと言い、それもありだなとなったみたい
香川は、自分の演技も改心の出来だけど、オダギリの演技も上手く引き出してたと思う
オダギリはある映画の撮影中だったが、ストレスの溜まる現場だった
で、その撮影の合間が空いたわずか一ヶ月弱で、ゆれるは撮られたが
かなり発散して良い芝居ができたとあったよ
>>601 >ある映画の撮影中
映画のタイトルは?
>>603 ありがとう。
オダギリも香川もこの映画を本当に好きなんだなぁ、と感じる。
インタビューとか読むと。
今見終わった。
こういう「あとは鑑賞者の想像・解釈にまかせます」みたいな作品は、
ともすれば作者の無策・無責任が問われてしまう。鑑賞後の解釈を
めぐる議論が楽しいものになるのか、それとも「単に収拾がつかなく
なって放り出しただけだろ」となってしまうのか否かは、作品の持つ
魅力と説得力に左右されるわけで、即ち監督の力量が問われる。
とりあえず、私はもう一度鑑賞してみるw
もう一度見たいと思わせるものがあったのなら、
それなりに評価される作品だったんだよw
>>601 香川にぶっこわされたな。
あの映画は真相を藪の中にしてしまったためにわけのわからん
弛緩した映画になってしまった。演技派俳優ってこういうとき
うざい。
それに惑わされた監督がいけないわけだが・・・
登場人物や観客の感情や考えやあの橋がゆれるのではなくて
製作者サイドの作品に対するビジョンがゆれているようにしか
見えなかった。
608 :
名無シネマ@上映中:2007/06/11(月) 21:10:44 ID:kRLHRVK6
そお?
事件の真相をはっきり示さなかったのが良かったと思うんだけどなぁ
絶対的な事実が曖昧だからこそ猛はゆれてた
そして最後に何を信じるかということにつながったラスト
曖昧な事実を超えたところでの、あの余韻が良かった
記憶って捏造できるもんね。
610 :
名無シネマ@上映中:2007/06/12(火) 06:32:21 ID:stZ8fWlf
記憶を無意識に捏造する人は多い というか皆する
611 :
名無シネマ@上映中:2007/06/12(火) 08:08:58 ID:z2kPxksw
捏造自体はいいんだけど、強いショックを受けたときに
記憶があやふやになるキャラクターとしての作りこみが
足りない気はするね。
それに対する伏線が何かあれば、事件時だけ記憶が曖昧になることにも
説得力が出たと思うんだよね。
俺が引っかかったのは、墜落直後、異常なまでに怯える兄を弟が必死に介抱したとこ。
落ちた女を探すでもなく、水面を見回すでもなく、兄だけを必死に介抱してたとこ。
あの時点で、「高所」「橋」「墜落」のいずれかに、兄弟は過去にトラウマでもあるのかと思ったこと、
あるいは、兄はパニック障害のような気質だから、親元から独立できないのかもなあとか。
一回見たけど全然わかんねーよw
なんなの、あの時々インサートされる橋の上の格闘は?
全部ウソ?それとも最後のがほんと?
前者だと感情の「ゆれる」がさっぱりわからんし(要するに全部
見てるものの主観で片付く=白いスクリーン見てるのと同じ)、
後者だとそれまでのインサート映像がただの詐術(一貫性が
なく目くらましに過ぎない)。
つーかそもそも兄が殺すほどの動機が描かれてないし
にーちゃんを取り戻すとか言いながら迎えに行かない、
なんてのも映画的に面白くするためであって普通にありえんから。
肯定的な意見が多すぎてなんか俺は危険だなあと思っちゃったよ。
この程度の技術でだまされるか?
動機は描かれてたから、もう一回見れば
お兄ちゃんが洗濯物を畳むシーンの意味はお分かりですよね。
シナリオに大欠陥がありますね。
>>612 >俺が引っかかったのは、墜落直後、異常なまでに怯える兄を弟が必死に介抱したとこ。
>落ちた女を探すでもなく、水面を見回すでもなく、兄だけを必死に介抱してたとこ。
落ちた段階で智恵子はもうダメだと直感してるんだよ
それにこの状況をどうするかが重要で、智恵子なんかどうでもいいというのもある
猛の位置は上流だから智恵子を追いかけるなら
兄貴がうずくまってる橋を一旦戻って下流沿いを辿って行かなきゃならない
森の中を駆ける間に色々と計算をして、
兄には事故であると言わせ、自分は目撃していなかったというスタンスが一番都合がいいと判断
要するにあの時の猛は、自分がどうなっちゃうか?しか考えてなかったのよ
そこまで兄ちゃん想ってるならそもそも寝取ったり
(ちょっと違うけど)しないし、自分の名声を守るために
兄を擁護するなら「兄ちゃんを取り戻すため」というセリフが
浮きまくる。兄ちゃんが弟に切れたくらいで兄を裏切るなら
そもそも想ってない、と考えるのが自然だろうけど
(いや、おれはあの程度で兄に再逆ギレはありえねえ、
と思った。相手は刑務所の中だぜ?多少の異常行動が
家族の関係をぶちこわす要因になどなりえない。要するに
動機としてよえーのよ)
それが子供時代の8mmを見るという作業、またそこで兄への
思いが沸いてくる過程、どれをとってもご都合主義で根拠が
薄弱だと思う。
ああいうグレーゾーンな感情を根本的に分かってない気がするなぁ
善良で気配りがきき助かるんだけど、見下してもいていらつきもする
傲慢故に魅力的で羨望の弟だか、ふざけるないい加減にしろという気持ち
羨望と反感、感謝と軽蔑
劣等感と優越感
二元論ですっきりはっきりと割り切れるもんじゃないと思うんだけど
いや、それはよく分かるよ。グレーだからこそ映画として
シナリオとして説得力に欠けるし俺みたいな客は誘導できない。
ある意味グレーとして受け入れてくれる客の良識を悪用している
と思うんだよ。結局何も語られていなし、それは結局全てが
ご都合主義だというさ。登場人物の感情が揺れているのと
作品の軸がぶれているのは違うんだけどこの映画だとそこが
シンクロしてしまっていると思う。
いや、やっぱりしっくりきてないんだと思うよ
寝とったりしないとか
名声を守るためにとか
家族をぶち壊す要因にならないとか
違うでしょう
ご都合主義ってのは少し言い過ぎのような気がするけど、
前半は丁寧に描かれていた猛の性格が事件後は少しキャラクターが
はっきりしない感じを受けたかな
それこそこの映画と猛を揺らしている最中なので、仕方ないのかもしれないけど
今まで自分を羨望の目で見ていて、
自分より下だと思っていた(潜在的にでも)兄が、
見事なまでに強かに自分にかまをかけていた。
それに気がついた時、猛は背筋が凍ったというか
何かがひっくり返るほどの衝撃をうけたんだよ。
だから兄ちゃんを裏切ったのは、兄ちゃんが猛に切れたからじゃないんだよ。
>>619
そうなんだよね
見下してた兄貴が釜かけてたことに全く気付かず思いきり騙された
内心見くびってた兄貴に実は上を行かれていた
歪んだ優越感も含め、自分自身を見事に見透かされていたことへの驚き、羞恥、屈辱、怒り
だから助けようとしてた猛も暴発した
だったら殺人の罰を受けろよと
みんなが何をもって「ゆれる」と解釈しているか分かった。
でも理屈は理解できても腑に落ちない。
要するに何も描かれてない(象徴させるものだけで)。
だから揺れが単なる矛盾でしかなく振り子のように大きく揺れて
葛藤しているとは飲み込めない。やはりその程度で「有罪になれ?」
などいろいろと笑ってしまう箇所が多い。
想像で補完させるといっても中途半端に描いているのと
複雑に描いているのとでは雲泥の差。どうもこの映画は
そこを勘違いしている。
想像でいろいろ補って矛盾に整合性を持たせないといけない
という瑕疵を、考えさせる映画のスタイルであるかのように
肯定的に錯覚させる。ある意味策士なのかもしれんが。
漏れの解釈
智恵子は稔に落とされたのではなく、誤って落ちた。
ところが猛は、智恵子が川に落ちた瞬間だけを見て、稔が突き落としたものだと
思い込んでしまった。しかし猛は兄を殺人者にしたくなかったため、本心を隠して
兄が無罪だと思っているかのように振舞った。それに気づいた稔はこう考えた。
「このまま無罪になっても、弟は自分を殺人者と思いながらもそれを隠して
接するという関係が続くことになるだろう。そんな関係性には耐えられない。
それなら、たとえ自分が冤罪で牢獄に入ることになろうとも、弟に本心を
さらけ出して欲しい。」
そこで稔は面会室で猛を怒らせて本心をさらけ出すように仕向けた。
結果、冤罪で牢獄に入ることになった。
しかし、出所の日、稔は猛の顔を見て自分を信じてくれたことを察し、
弟との関係性が修復されたと感じて笑みを浮かべた。
結局のところ、もっとわかりやすい描写でもっと説明的に組み立ててくれないと
>>628には読み取れない、理解できない、納得いかないということだね
つまりは西川のテイストと相性が良くなかったんだろうなぁ
でもアンチや批判派にはこういう発想の人多いよね
>>629 なるほど〜
稔はやはり良い人であり、ある種ハッピーエンドと言えるラストになるねー
アンチ「信者」くんはいまだに張り付いてるのかい
こういう映画を理解できない人はパイレーツでも見てりゃいいんだよ
いや、そこまでは全く思わないけどさ
説明的な組み立てをしてくれないと納得できないというのは
なんかそんな作りのゆれるだったら野暮な気がするんだよね
引き算で作り上げてて、最後まで一気に行く流れもよかったと思うのでね
さっき立ち読みした雑誌で、北野武が東スポ授賞式の時のこと話してて
ゆれるのプロデューサーを怒ってやったと書いてあったわw
省略と簡略は違う
簡略にしたつもりの大半は省略(つまり片手落ち)
いや〜信者が多すぎて引きますなあ。。。
簡略、省略で片手落ちと来ましたかw
これだから粘着アンチは引くわ〜とは言わないよw
ただやっぱり平行線だね
相性良くないとしか言えないな
別に2chで気使わなくていいんじゃね?w
相性の問題は好き嫌いの問題だから別に問題なし。
嫌いだけどいい作品というのを認めるのに吝かではない。
この作品はどうしょうもない欠陥があるのに大絶賛されている
というのが怖いだけ。
まあ映芸ワーストだけど。
めずらしくこれだけ映芸と評価一致したわw
好きな人を貶める気はさらさら無い。そうではなくこの作品を
客観的に評価して批判している人間を「パイレーツ見とけ」
とか「理解が浅薄」とか決め付ける態度が大絶賛の嵐に付随する
ファシズム的現象の現れでこわいだけ。
見てると「大日本人」擁護する人も同じ感じだなw
いやあ、少ない批判まで封じ込められって怖いもんだけどねえ。
映芸を心の拠り所にすることなく生きて下さい。
評論家の物言いを拠り所にしてんのだーれだw
大絶賛の嵐って、どこでそんな評価見たの
そんなに嫉妬しなくてもいいじゃん
643 :
名無シネマ@上映中:2007/06/16(土) 19:09:08 ID:TEs5VZgN
キタキマユってどこに出てました?
映芸ワーストなのこれw
でもあそこヴァイブレータ1位に推すようなところだよね?
645 :
名無シネマ@上映中:2007/06/16(土) 20:05:58 ID:luzBjUx6
どうしょうもない欠陥ってw
結局のところ、自分としては理解できない、納得できない、評価できない
それなのに一般的に評判が良い
その事実を容認できないんだよね
要するに、自分が評価しなかったゆれるが好評を博すのがとにかく気に喰わないわけだ
映芸の荒井もそうだけどさ、、だから必要以上に批判するんだよね
>客観的に評価して批判している人間を「パイレーツ見とけ」
>とか「理解が浅薄」とか決め付ける態度が大絶賛の嵐に付随する
>ファシズム的現象の現れでこわいだけ。
こういう煽りのはこのスレに粘着してるアンチ諸君にもまま見られることだよ
どっちもどっちだね
646 :
名無シネマ@上映中:2007/06/16(土) 20:11:35 ID:luzBjUx6
>>643 冒頭のシーンでオダギリの事務所にいた秘書
出掛けに玄関でキスされてた人
>>644 たしかワースト2位だったと思う
ベストの方は50位くらい
荒井をはじめ数人がワーストの最大点数を投じた結果だね
ちなみにベスト1は荒井晴彦編集長が脚本した「やわらかい生活」でしたよw
結局のところ、自分としては理解できなる、納得できる、評価できる
それなのに客観的に悪く言われるとその事実を容認できないんだよね
要するに、自分が評価したゆれるが批判されるのがとにかく気に
喰わないわけだ
>>647 あーあ、つまらん猿真似になっちゃったw
まねして煽るならせめてちゃんと書き換えようよ〜
>自分としては理解できなる
結局のところ、自分としては理解できる、納得できる、評価できる
それなのに客観的に悪く言われるとその事実を容認できないんだよね
要するに、自分が評価したゆれるが批判されるのがとにかく気に
喰わないわけだ
>>646 さんくす。
キャッチボール屋って映画のCMにゆれるに出演って書いてたから、
どこにいたっけなと気になってたんだ。
>>650 キャッチボール屋はまったりしていいよね
キタキマユはパビリオン山椒魚でもオダギリと共演してた
652 :
名無シネマ@上映中:2007/06/16(土) 23:14:50 ID:damkz4BD
橋の上でおこることが故意にすっとばしてあるね。
観客にかってに解釈させる、という手法なのか?
>>652 それが監督の失敗だったようだ。
肝心要の事実が確定していなと、そもそも感情の揺れなど
描けないはず。不確定なものを基盤にして
「ゆれる」ということはそもそも観念できないない。
前提事実がゆれているのだからw
本当にゆれている部分、とそうでない部分を描き分けられなかった
というのがこの映画のどうしょうもない失敗の原因。
順番どおりにでてきた橋の上の回想シーンが新しいものほど真実だ
としたらあまりに稚拙な進め方。
中学生でもそのようなやり方をしないというか禁じ手であること
に気づいている。
まあプロデューサーがあれだからw
まさに映画芸術での荒井晴彦みたいなこと言ってるなぁw
>まあプロデューサーがあれだからw
プロデューサーってどんな人なの?
655 :
名無シネマ@上映中:2007/06/17(日) 03:06:08 ID:lMUcNS1I
>>653 失敗かどうかの判断は別にして、
ドキュメンタリーじゃないんだから
別に事実の確定の必要はなかろう。
藪の中(映画なら羅生門)はどうすんの。
真実を客に提示してないからダメなんじゃなくて、
監督自身が真実を確定できてないからダメダメなんでしょ。
監督がゆれてどーすんだw
こっちまで頭悪くなりそうだ
どこまで行っても平行線
どうしても、「失敗作」「駄作」だと思い込みたいんだなあ
自分の感性がすべてか
ゆれる信者は、ゆれる以外の映画もたまには見ろよw
661 :
名無シネマ@上映中:2007/06/17(日) 22:22:47 ID:0+ZVvBz1
>>660 ちなみにあなたは2006年に、ゆれる以外にどれくらいの本数を観たの?
邦画だけで良いから、参考までに教えてよ
>>661 数えてないから分からないな〜
とりあえず今月に入ってから見たのは、
ボラット、しゃべれどもしゃべれども、監督・ばんざい!、300、ゾディアック
の5本。全部ゆれるより面白かったよ!
ボラットw
さすがにあの糞映画には敵いませんわw
>>662 その5本以下ですかー
各人の好み、好き嫌いの問題になっちゃうね
ありがとう
>>662 こういう人が理解できない理由が分かった。
自分は面白いなと感じた映画のスレで楽しむ方を選ぶ
で、ゆれる信者は今月映画見たの?w
どうせ1本も見てないんだろうけどw
映画を観た本数だけが自慢の人もなんだかな〜
つまる所は人間性の問題なんだよね。
1年に見た映画が1本(ゆれる)だけなら、そりゃゆれるが
そいつの年間ベスト映画になるだろうw
ゴメン。こういう人はプライドだけは高いんだね。
すごいね!これからもたくさん映画みてね!
ゆれる信者は、一生ゆれるしか見ないんだね!
凄いね!!
ゆれる100000回視聴達成目標にがんがってね!!
信者信者とキチガイのように連呼してるのはアンチだけで
誰もゆれる『信者』だとは思ってないからスルーされてるんじゃないの?
じゃあ何って呼べばいい?
ゆれるキモヲタ?
アンチというか、単なる荒らしだな
>>672 別に無理に呼ばなくていいよ
んで、ID:Pg6UbkTeは何本くらい観てるの?
ちょっと数えてみたら、2006年に観た邦画はだいたい100本くらいだったわ
今月は6本
そんなに観てるならこんなつまらないスレに構わなくても面白い映画のスレ行けばいいじゃないですか
私は、ゆれるは面白い映画だったから
きみこそ『こんなつまらない』スレだと思ってるなら
ここに『構わなくても面白い映画のスレ行けばいい』と思うよ
知的な映画に見せかけて、全然頭を使うところのない映画
頭の悪いやつのほうが馴染みやすい
>>678 知的な映画に見せかけてって
一体どんだけバカなんだか
自分の理解力がなくて悔しいんだろうなあ・・・
映画板に限らず、ドラマ板にもこんな粘着アンチがいる
反論できなくなるとコピペ荒らしに陥る
681 :
名無シネマ@上映中:2007/06/19(火) 04:17:47 ID:jfNdt1vm
前に、この作品の要になる橋のうえのできごとを観客に見せないのを
たしか、「藪の中」、映画だと黒沢の「羅生門」にたとえている人がいたが、
それは、無理だろう。
羅生門では当事者が必死になって、自分の主張を通そうとするのに
それが矛盾している。そこのところがわかるのが面白いんだが、
この作品は、あの出来事のあとで何も語られない。
あいまいに映画が進行して、すごく後味が悪いんだな。
でも「わかる、わかるよ〜」みたいな感覚だけで観客が
満足してしまった。
大半は香川のあんちゃんみたいにもてないからだろうな
(この映画見た他の人がそう言ってた)。
あんちゃんの心の中に対しては恐ろしく想像力がたくましいw
でも何も描かれてないのよね、実際は。
想像で補完してるだけでね。
冷静に見えれば感情をむりやりあっちいったりこっちいったり」させるために不自然なありえない展開になってるんだよ。
まあファンタジーとしてみれば許容できるけどね。
リアルに(ry
また来てるの?
どうしようもない失敗の作品だと思ってる割には・・・
猛視点で終始進行し終わる作品で
稔の内面描写が少ないのは当たり前じゃないの
それでも
>何も描かれてないのよね、実際は。
ということは無いよ
はっきり描写されてないから認めないというならしょうがないが
だったら兄貴の心の揺れを何で理解できるんだ?ん?
一度だって誰もちゃんと言葉で説明できないじゃん。
「ばかだから」
みたいなあおりしかできないじゃん。
そんなにたくましい想像力ならスクリーン真っ白でいいんじゃね?
ごくごくわかりやすいところでも、葬儀で一人酔ってるシーン
クレーマーに暴発するシーン
洗濯物のシーン
初回の猛との面談シーン
最後の面会シーン
このあたりの立ち振る舞いから心の揺れはわかるでしょ
まさか行動や表情だけでは描写して無いのと同じだとでも
もっと明確な誰でもわかるような感情表現でないと認めないとか?
>そんなにたくましい想像力ならスクリーン真っ白でいいんじゃね?
きみこそそんな煽りばっかりじゃない
キモヲタの心情を何か代弁してる映画のようだが、
少なくともミステリとしてはダメダメ
悪いが、ミステリー風味や法廷劇風味は最後まで緊張を引っ張るための手段に過ぎないと思われ
必要以上に真相にこだわる人が多かったのは誤算だったんだろうと思うよ
その誤算は失敗を意味するんだが・・・
他のスタッフも含めてみんなこんなに読みが甘ったんだろうか・・・
どんな名作にだって難点はあるだろう?
そこに拘って叩いて「失敗作」だと決め付けんなよ・・・
その難点が決定的な作品のキズだった、っていう可能性は
考えないのだろうか。
しつこいなー
そりゃ、きみの見解だろ
論破して優越感に浸りたいわけ?
まさか僕の評価が唯一無二の正解で、賛同しないのはわかってない人間だと思ってるの?
呆れた。その発言はそっくりそのままあなたにお返ししますよ。
おいおい、返してどうするよ
呆れ果ててるのはどちらだと・・・
”ゆれる”があまりによかったんでDVD買っておきだった蛇イチゴをようやく今日見た。
これって西川の初めての監督作品なんだよね?
いや〜純粋に凄いと思ったわ。ラストの鮮烈さといい。
若い監督志望者は嫉妬するか焦るんじゃないかね。
でもまあ、ゆれるに比べると人物の描き方が類型的かな?←類型的な意見
会話の運びが上手だよね。「ええ?」と思うような作為を感じる流れが少ない。
ミヤサコがびっくりするくらいはまっていた。
俺は素人だからわからないのだが北野武の映画を見ると「役者皆下手糞だな〜」ってよく思う。
西川の作品ではそんなこと思わない(敢えて言うと木村がちょっと、てのはあった)んだが
これは演出が上手いって事なんだろうか。北野のはわざと?
以上素人が書いてみたくなったチラ裏。
北野武監督は大げさな演技を嫌うよね
何もしないでいるだけとかただ突っ立ってるとかそういうのを好むというか
でも北野監督に影響受けてる若手の監督は多いみたい
西川さんもそうらしい
697 :
名無シネマ@上映中:2007/06/21(木) 14:54:33 ID:ba+mWck9
あの日、はかなくも揺れていた橋を断ち切ったのは僕だった。
みたいな台詞が深く響いた。
見てる自分自身、ここ何年か兄との関係が冷え切っているからか
痛いほど感情移入してしまった。
なんなんだ。きっついわ。
自分はあの木村の演技がいいと思ってしまった。
699 :
名無シネマ@上映中:2007/06/21(木) 20:02:31 ID:3nh+VDav
誰の目にも明らかだ。
最後まで僕が奪い、兄が奪われた。
けれど、全てが頼りなく、はかなく流れる中でただ一つ、
危うくもたしかにかかっていた、か細い架け橋の板を
踏み外してしまったのは、僕だったのだ。
今、僕の目には明らかな風景だ。
腐った板がよみがえり、
朽ちた欄干が持ちこたえることはあるだろうか?
あの橋は、まだかかっているだろうか?
いま見終えたが、面白かったよ
劇場で見たかった
701 :
名無シネマ@上映中:2007/06/24(日) 03:08:44 ID:NKlz/uAK
傷について、記憶と全然違うんだけど・・・
香川が法廷で「手が『届いて』いれば…」とか言ってたような。
香川の言葉を信じるんだったら、爪によるものじゃないのでは?
橋のワイヤーとか板とかで擦っちゃったかもしれないけどね。
それより俺はあの傷、古い傷にしか見えなかったんだけど。
血とか出てた?1回しか観てないんで全て推量、スマン。
古い傷は、生活に辟易して自殺未遂したものだと思ってたけど、
ラスト近く、思い出フィルム見たシーンで違うと思った。
子供のころ橋から弟落ちそうになって助けた傷(思い出フィルムが途切れた数分後の出来事。強いショックで弟は渓谷の記憶を無くしていた)
結構昔のこと覚えてる弟が、渓谷の記憶だけ抜け落ちてる、って何回も伏線強調してたような。
って思った人いない?長文失礼。
そう、稔は手が届いていればと証言してるんだよね
だからすべて正直に証言してるかもわからないよね
あと、あの傷はミミズ腫れみたくなってから裂傷という感じではないねぇ
最後の8ミリみて頭に浮かんだイメージは、あくまで猛が結論付けたモノであって
あのイメージの兄を信じたということだと思うよ
客観的な真相かどうかではなく、兄像を見直したときに猛が信じられた映像
>>700 ゆれるは確かに良かったけど別に映画館で見なきゃならん程の映像でもないし音響でもない。邦画全般に言えるけど。
違うよ。実際に突き落としたのか助けようとしたのかはわからない。
最後までボカしてお前らがゆれるというお話だ。
たとえば助けたのだとすれば、単に僕はおにいちゃんに酷いことをしてしまいました、
という実に単純で後味の悪い映画になってしまう。
かといって本当に突き落としたのだとすれば、主人公はそのときの気分によって
認識が二転三転する、頭の可哀想な人という事になってしまう。
見ていたあなたたちはどっちだったと思いますか?と問いかけてるわけだね。
まあある意味卑怯と言えば卑怯な手法だが。
そういう観客に丸投げした曖昧な結末のせいで、演出や企画はずば抜けて素晴らしかったのに
お涙頂戴のメロドラマにベストワンを奪われたんだろうね。
>>703 劇場鑑賞の利点は別に映像や音響のすばらしさだけではないと思うよ。
私は上映時間中いやでもスクリーンに集中する環境がいい。
ゆれるのような感情描写にのれるかどうかの良作は
雰囲気も含めて、スクリーンで見ないともったいない。
だからマナーの悪い客がいるとがっかりする。
逆に中途半端に派手さを狙った邦画は、スクリーンだとしょぼさが目に付いて興ざめするが
気楽な気分でPCやテレビ鑑賞すると案外面白かったりする。
あの橋の上で真木に後からへばりつく香川は気持ち悪すぎ。
「さわらないで!」と言われてとうぜん。
生理的に気持ち悪がられ、その上生き方までダメ出しされたら
ストレス貯め込んで家業を継いでる我慢の日々の彼が
突き落とす動機には充分なる。
落っことしたかどうかより
常に我慢してる穏やかな兄の抱えてるやりきれなさ、そしてその爆発と
オダジョーのチャラくてズルいところが見どころ。
707 :
名無シネマ@上映中:2007/06/25(月) 19:53:37 ID:CoGy7W9v
真木にしがみつく香川の演技はやり過ぎだと思ったw
いくらなんでもあそこまで豹変するかねえ。
本人は解りやすく演じたのかもしれんが。
嫌という程責任を感じてるんじゃないかな稔は
実際に川に突き落として無いけど完全に自分の責任だと思ってる
法廷で潔白であることとその罪の意識とで稔だってゆれている
と俺は解釈しているが
>>707 智恵子が自分から永久に去ってしまう恐怖と吊り橋の怖さが相まって、あんな風に豹変した。
という演技だと思う。確かに気持ち悪いけどね。
稔がずっと押さえ込んでいた気持ちが、吊り橋という非日常な場所で一気に出たんじゃないかな。
智恵子がそれまで見せたことのない生理的嫌悪感を露わにしたように。
そうだね、そういう演技だわ
稔の持ってる内面のうち
ダークサイドの部分が噴出しちゃったんだろうねぇ
>>708 病院で智恵子の母親と出くわした時、いったん逃げようとしてから土下座して鳴咽したのも本心からだろうと思う
とんでもないことをしてしまったと
いやあれは香川の独演だろう。
独演・・・?
監督の脚本か演出を無視してアドリブやったと?
多分遠くからなのでどっちにでも取れるというのが正解だろうね。
715 :
名無シネマ@上映中:2007/06/28(木) 19:17:18 ID:9av1NxoW
単館系映画だけでも年に80本以上は観てる自分としては、このスレの褒め言葉を見る限り
もっと何度も観ないと理解できないような難解で深くて味わいのある作品かと期待して観たんだけど
一回観れば十分理解できるわかりやすすぎる映画でガッカリしたな
雰囲気が売りなんだろうけどヨーロッパ映画なんかに比べると全然だし・・・
「ユメ十夜」の中でも西川監督の映画が一番わかりやすくて「いかにも夢」な雰囲気があって簡単だったよね?
ああいう血の通ってない絵空事というかキレイ事をソツなくまとめるのが得意な監督なんだろうな
>もっと何度も観ないと理解できないような難解で深くて味わいのある作品
そもそも、このスレからこう読解するところからして間違えてる
難解で深くて味わいのあるアンチですね
というか
>何度も観ないと理解できないような難解で深くて味わいのある作品
なんて監督の独り善がりが多いんじゃないの?
観客も難解なのは自分の理解力が足りないからだと変に媚びてみたり。
少なくともこういう書き方は反感を生みやすいのは確かだね。
いや「ゆれる」がわかりにくいとは全然思わないけどね。
>年に80本以上は観てる自分
>ヨーロッパ映画
突っ込むところなんだろう多分。
周りの見えない蛸壺野郎と思われてるよ。
715の書きっぷりから察するに
>何度も観ないと理解できないような難解で深くて味わいのある作品
の反対が
>血の通ってない絵空事というかキレイ事
なんだろうかね。
ずっと単館で観てればいいんじゃないかしら?
>ヨーロッパ映画なんかに比べると全然だし・・・
痛えw
私には解釈の難しい映画だったけどなあ。
わかりやすすぎる映画、どういう風に理解したか教えてほしいものだ。
>>430 とか
>>715 って恥ずかしくないのかな
映画の本ばっかいっぱい読んで凝り固まってそうw
おまけに権威主義者
都合のいいときだけ権威に擦り寄って、都合が悪くなると他人を権威主義者だと叩く。
ゆれる信者って忙しいねw
715って典型的な中二病だわ・・・
>>720 頭よりもむしろ心で理解したって感じかな。自分は。
で、観たあとで物凄くいろんなことを考えさせられた。
自分自身のこと、親や兄弟のこと、ほんとにいろんなことを。
普段から考えとけよw
この程度の映画に考えさせられんな
って。
726 :
名無シネマ@上映中:2007/06/29(金) 11:57:51 ID:inDUU31q
さっきDVD観終ったけどいい映画だった。
ただ、終始イケテる業界人の目線で、奪うだのゆれるだの言ってるところは少し気になった。
結局、加害者を癒す物語になってる気もする。
解釈難しくないのに
難しくしたがってる連中がグダグダ議論してるだけ
>>726 ある種の輝きを持つがそういう傲慢でもある人間の話だからなぁ
オダギリジョーは鼻持ちならない身勝手なキャラを上手く演じてたと思う
でも猛も癒されてはないと思うよ
調子に乗って軽率なことして、結局は輝きを失ってしまったもん
見ようと思ってずっと見過ごしてきたが昨日やっと見た
素直にいい作品だと思う(裁判の経過部分とか少し弱い部分もあるがこれはこれでいいかも)
終始香川の演技がすごかった
オダジョーもよかったけど香川のほうが上手
DVD買うかも
この映画に関してはオダジョーと香川2人の演技が良かったと思う。
受けと攻めの演技はどうしても攻めの演技が評価されがちだけどさ。
なんか久しぶりにちゃんとした役者の演技合戦を見られる映画でよかった。
そういう役者が真剣勝負ができる脚本も評価。
>>715の「ヨーロッパ映画」には喜び勇んで飛びついてるくせに
>「ユメ十夜」の中でも西川監督の映画が一番わかりやすくて「いかにも夢」な雰囲気があって簡単だったよね?
ここに対しては誰も何も言ってないね・・・ゆれる信者は「ユメ十夜」も観てないのか
「ゆれる」を絶賛してる人って普段はほとんど映画を観なくて、たまに観たとしても娯楽系の邦画やアニメや
ハリウッド映画ぐらいがせいぜいなんだけど、「ゆれる」は評論家が褒めてたから興味を持って、
珍しく単館系の映画を観たらもっと難しいのかと思ったけど意外と簡単で自分でも理解できたから
嬉しくて嬉しくて信者になっちゃった人が圧倒的に多いんだろうね
オダギリなんていつもの棒読みボソボソ喋りでしかなかったけどなあ
当然ながら、香川と比較するレベルにも達しない…
>>732 あっ書き方が悪かったね。オダジョーと香川の演技を比較したつもりじゃない。
何かどっちが演技ウマいなんてこの映画には関係ない気がしたんだ。
このゆれるでの2人の空気・演技がうまくからみあって良かったという意味です
この映画のオダギリはもっと評価されてもいいと思う。
裁判傍聴時における表情の変化は絶品。
オダギリはコメディでこそ光る人だから、もっとハジけた役をやるべき
737 :
名無シネマ@上映中:2007/06/30(土) 01:37:05 ID:gRfn88vl
>>731 まあ715なんだろうけど、あの映画より「ヨーロッパ映画」の方が、
なんてがさつな括りが笑われたんだと気づいて欲しいね。
こんな「比較」はリア中程度の知性と疑われるのですよ。
後半の長い文には君の屈折した性格がよく表れてますね。
よほど「単館系」という言葉に強い憧憬があると考えられます。
まあいいけど。
>>732 オダギリジョーは期待値が低かった分なんだろうけど俺は高評価だな。
あんなに演技ができるとは思わなかった。棒読み?どこが?
これだけできる若手を教えて欲しい。いや煽りじゃなくさ。
感想
木村の検察官役はミスマッチだったな
てかあの顔が生理的に受け付けない(監督はそれが狙いなのかもしれんがw)
あと裁判長役の田口も何か微妙だった
新井は地味だけど良かった
蟹江も伊武もベテランらしくいい演技してた
トモロヲ裁判官は
声を出すたびに「プロジェクトエ〜ックス」が
聞こえてきそうで・・・・。
トモロヲだけは失敗だね。
TSUTAYA半額だから見た人がまた増えそうだね
うちの近所のは全部貸し出されてた
>>737 「ゆれる」なんて褒めてる方がよっぽどリア厨程度の知性だよ
自分は映画を観てませんってこと丸出し
もっと色々な名作映画をたくさん観ればわかるよ「ゆれる」がどの程度の作品なのかってことを
まずは「ユメ十夜」を観てみればいいんじゃない?別に名作じゃないけど
他の監督作品と並べて比べれば西川監督がいかに平凡な一般人に近いセンスしてるのかわかるから
そもそも、難しいor簡単に理解できたから何なんなのよ。
そんなのを映画を評論する上で、重要な基準としている
>>731は、
子ども以外の何者でもないでしょ。
大学時代の哲学にはまってた学生を思い出したw
743 :
名無シネマ@上映中:2007/06/30(土) 10:49:40 ID:YujmUtr+
二度目見たときには猛が自意識過剰な極悪人にしか見えなかった。
自分では気づいていないもっともどす黒い悪だと・・・
それが監督自身の、素の目線なのか、それともそういう人物なのだと計算して描いたのか。
>>743 後者だと思うよ
最後に気付くけど猛はずっと無自覚だよね
香川いわく、かわいらしい外見からぴゅーと毒針が伸びてくるらしい
俺はこの映画みて女は一生理解できないと思った
女性監督の描く兄弟はとても男とは思えない
気持ち悪すぎる
なんで西川批判で「ユメ十夜」が出て来るんだよ・・・
ぶっとんだ作品作れば、センスが違うってなるのか??
アフォかってのw
「female」にしてもそうだけど、この人は基本的にオーソドックスだよ
オーソドックスな作りで心情描写の切り口に特徴がある
だいたいさー、年に80本単館観るやつが
どうして今ごろこのスレ見てから「ゆれる」をみてるんだよw
「ユメ十夜」やってる時だって、まだ「ゆれる」やってたのに
バレバレだ、一年前にやれよ
ちなみに「ユメ十夜」海賊版というのもあるけど
こっちはもっとつまらない
DVDにもならないだろうが・・・
死んだ女の母が「殺されるような子だったのか?」
と問うていたけれど、この答だけはあいまいにして欲しくなかったなあ。
あそこをあいまいにしたせいで、加害者のろくでもない言い訳を
証言にしてしまうおそまつな裁判(弁護士)とこの映画がシンクロしてしまった。
>>746 まあ厨房はほっとこうぜ
可哀想な子なんだよ
>>748 まだ殺人か事故かの裁判中で、被害者は幼馴染の東京に行く前までの元彼女で加害者は実の兄。
その裁判中に被告人の弟がそんな風に被害者?の母(この人も旧知の仲)に問われても答えられないだろうよ。普通。
>>748 猛が絶句して返す言葉も出ないことで
答は出てると思うんだけどこんなことになってしまったのは猛の愚かさ
当然、殺されるような子じゃないよね
>>750 キムタクより年下なんだよね、オダギリジョー
ジャニーズは年取るとキツイなぁ
猛にはわからないよ。っていうか、猛の答えなんて要らない。
兄(加害者)の答を明確にして欲しかったってこと。
ちょっと作品批判されるとヒステリックに反撃するんだな
映画なんて賛否両論あって当然なものなのに
ゆれる信者は全員が全員褒めないと気がすまないらしい
よっぽど嬉しかったんだね・・・映画を理解できたってことが
>>754 また自分に都合よく脳内変換かよw
おまえのはゆれる「信者」叩きだけが目的だろ
たいしたゆれる信者像だよ
756 :
名無シネマ@上映中:2007/06/30(土) 23:26:28 ID:k9Yab/p3
どこのスレにも一人はいるもんだ。
的外れな批判を書いて、その的外れなことを笑われると
「信者」に「ヒステリックに反撃された!」とそれこそヒステリックに
反応する奴が。
まあ枯れ木も山の何とやら、だよ。
俺は存在を否定しないから安心しろw
758 :
名無シネマ@上映中:2007/07/01(日) 02:36:05 ID:nr2fFJ2H
北野武映画関連スレになると、これが
信者3 VS アンチ7 くらいかな
とにかくアンチが幅を利かせて、信者を叩いてる
信者が孤軍奮闘してるケースもあっておもしろい
こっちはアンチが孤軍奮闘してるかんじがおもしろい
ゆれる信者pgr
オダキリ演じる弟みたいな人間て、他者から奪う事=依存することがデフォになっちゃってるから
人を傷つけても反省とか、罪悪感を感じることが出来ないんだろうな。行動原理が全部自分のエゴだもの。
面倒は全部兄貴に押し付けて自分は都会に逃げ出したあげく
兄ちゃんを刑務所にブチ込んだのも「僕の兄さんを取り戻すため」
そこまで他人を陥れておいて「はかなくもゆれていたあの橋はまだかかっているだろうか」
と、どこまでも自分に酔ったオレオレ視点。自分が嘘をついていたと気づいてからも、まるで自分が悲劇の主人公みたいなもの言い。
幼少期に甘やかされるか、愛情に飢えた人間がなりやすい典型的な劇場演技型人格。
こういう人間は普通にいるから恐い。うまく描いたもんだと思う。
761 :
名無シネマ@上映中:2007/07/01(日) 03:09:46 ID:KTG47oVe
オダギリジョーが自分が救われるためだけに人を陥れた映画だったな
兄さんは現状打破したくて仕方なくて町から逃げるしかないと
わかっていても行動を起こせず縛り付けられていた。
ちえこが自分と同種の人間というのは弟と近い関係であった過去からも
感じていて、異性としての好意もあったろうけどそれより、
同種の人間として先を越されたくない、町での生き方やり過ごし方を
(ぼんやりとだろうけど町からの逃げ方も含めて)
参考にしたいという同士的な意識を持っていたのだと思う。
3人でドライブに出かけようというのは、これらの意識の象徴だと思った。
で、同士だと思っていたちえこにあなたと私は違う一緒にするな
的なことを示され殺意を抱き、たぶん殺した。
同士がいることで安定していた情緒がバランスを失い
チャンスがあれば逃避行動を起こしたい程度の意識が
逃避するか否かどっちを選ぶか(有罪で逃避できる無罪や軽罪で
逃避できない)まですすんでしまい、タイトルのゆれる状態に陥る。
しかし刑務所生活と言うよく考えられる場所期間を得られることで
兄は徐々に情緒の安定を回復していった。
弟が兄がやりました・・・と証言する頃には、同士もいない事だし
弟に背中を押された事だし、よしこの町から逃げようとほぼ決心していたと思う。
だからあの表情。
兄を陥れた弟と言う構図はちょっと違っていて、
兄が法廷でもバス停でも弟に対して笑顔だったのは
町から逃げる決心及び人生を与えてくれてありがとうも含めての笑顔だったと思う。
殺人の扱いが軽すぎる映画だけど、軽くしないとしがらみの頑丈さを
表現できないから切り捨てるしかなかったのかな。
過去レスにもあったと思うが物証もなしに弟の証言だけで有罪なんていくら
日本の司法がいい加減でもあり得ないから。なんかいい加減で雑なんだよ、この映画。
>>763 目撃者は重要な証拠だよ。
稔と智恵子が橋の上にいたことまでははっきりしてる。
稔はいざこざがあって智恵子を突き飛ばしたことは否定してない。
ここまでは裁判上確定してることとみなせる。
後は智恵子が後ずさりして自分から落ちたのか、稔が故意に突き落としたのかが争点となる。
その様な中で弟が実は事件を目撃していて突き飛ばしてるのを目撃してると証言する。
今まで庇っていた弟が、それを翻した。
弟にとって不利益であるはずの証言なので、この証言は重要視される。
橋の上に二人がいた物証、稔が智恵子に触れた物証くらいはあるのでは?
766 :
名無シネマ@上映中:2007/07/01(日) 15:21:50 ID:C3LFAnsu
この監督、わざとどうとでもとれるように作ったんじゃないか?
あなたがたがそうであるように、ちょっと見方を変えるだけで、真実と信じるモノはどうとでも揺れるのだと。
>>763が正解だろ。そういう映画としてのリアリティを出すべきところを手抜きしてるから
評論家は無責任にベタ褒めしてても映画製作に携わる関係者からの評価は最低に近い。
要は同人誌感覚で自分の描きたい部分だけ丁寧に描いてるからプロから見ると許せないものがあるんだろう。
>>766 「ゆれる」で単館系映画デビューした信者の過大評価は妄想の域を超えてるな。
ほんと、アンチ「信者」厨はしつこいなぁ
> 評論家は無責任にベタ褒めしてても映画製作に携わる関係者からの評価は最低に近い。
> 要は同人誌感覚で自分の描きたい部分だけ丁寧に描いてるからプロから見ると許せないものがあるんだろう。
妄想の域を超えてるな。
> 「ゆれる」で単館系映画デビューした信者
これも完全に妄想の域を超えてるな。
相手してるからだろ。
相手は寂しいんだから。
ゆれる信者は、今日が映画の日って知ってた?
おもろいやつだな
ヲチ目的で読んでると可笑しくて仕方ない
映画の日に、映画を見に行かずにお家でゆれるDVDを必死に見返すゆれる信者
773 :
名無シネマ@上映中:2007/07/02(月) 05:55:10 ID:v4Doc8KP
裏読みしすぎ、つくった当人がそこまで計算してつくってないんだから。
そこに起こってることがすべてなの。それ以上でもなきゃそれ以下でもない
フィクションなの。30程度の女の人が見た夢を適当に肉付けしただけのものなの。
こんなの何回も見てああだこうだと考える暇あったら、もっといろいろな映画みなさい。
そして実際に起こった事件でも推測しなさい。それこそ生身の人間が実際に起こした事件なんだから。
>>773 アホか。こういう的外れの説教をする女は男もいないだろうね。
「〜しなさい」「なんだから」「ものなの」
一応この業界で暮らしていますが、767の言う通り俺が聞いた人は軒並み厳しい評価でしたよ。
シナリオ、演出全て駄目と(「ヘビ苺」を評価している人は多いです)。
客観的に駄目な作品なのにヒットしたり褒められたりしているのでそりゃ業界の人は嫉妬でかなり
頭に来てると思いますよ。
もちろんこの映画が好きな人はそれでいいんですよ。その感覚が間違っているわけではない。
作品の出来不出来は見る側にとっては一要素にすぎないのですからね。
仕事がうまくいってない&いつまでも評価されない業界の男たちには嫉妬の嵐だろうね。
あまり男とか女という視点でみるのは違和感があるな。
778 :
名無シネマ@上映中:2007/07/02(月) 12:55:13 ID:3izUemU2
今の”業界の人”はろくなもん作らないからなあ
どうせ、小田切ヲタの腐女子がこのスレ伸ばしてんだろ
オダギリより香川に目が釘付けになる映画だからなあ。
香川オタ(の婦女子含む)のが多いと思う。
ゆれる信者の価値観
作品としての出来の良し悪し<<<<<<<<<<<<<<評価の高低
自分の信奉する「ゆれる」が「作品の出来がいいから」ではなく「高く評価されたから」
業界人から嫉妬されてると思って鼻高々で大喜び
そんな目で映画をみてるんなら、そりゃゆれるが最高傑作になるわけだよね
>>780 香川オタの婦女子ってのはいるのかね?
かなりコアだなw
でも「鬼が来た!」と「ゆれる」の香川はちょっと凄いね
>>781 はいはい、今日もがんばるんだ〜
>782
いるよ。すいません。
>>775 逆に業界で高い評価なのはどの作品ですか?
それを聞かないとゆれるは全て駄目って言われても・・・
香川ヲタはキサラギでも見にいったらどーだ。
ゆれるの1000倍ぐらい出来の良い脚本。
>>782 ここにもいるよ。
顔と鍛えぬいた体のアンバランスさがいい。
>>782 ここにも1人いるよ。純粋に香川さん目当てで観に行った。
オダジョーも演技は良かった。早川兄弟がこの2人で良かったと思う。
香川オタの婦女子の皆さん、ごめんなさい
けっこう、いらっしゃったのねw
稔の中の人は撮影中も役つくりでどんどん体重落としていったそうだけど
えらく身体を鍛えてますよね
重度のボクオタだからか?
>>785 タイプの違う脚本の作品だから比較にならない
香川オタならキサラギも観るだろう
>>785 キサラギは喜劇。
キサラギは香川でなく別の人になっても作品が変わらないが、ゆれるは香川でなく別の俳優になると
作品は別の印象になってしまう。
それくらいゆれるにおける香川の役は重要であり演技力を要求する。
791 :
名無シネマ@上映中:2007/07/03(火) 20:42:23 ID:S1HLf15e
北のゼロ年みた?
>もちろんこの映画が好きな人はそれでいいんですよ。その感覚が間違っているわけではない。
>作品の出来不出来は見る側にとっては一要素にすぎないのですからね。
>>775は要するに「ゆれるは出来が悪い」ってことを言ってるわけでしょ?
なんで
>>776とか擁護派の人は喜んでるの?
北の零年がどうしたの?
795 :
名無シネマ@上映中:2007/07/03(火) 20:57:18 ID:2Umxb6X7
>>785 三谷を1000倍薄めたような脚本だったが?
トリックも展開も稚拙すぎ
796 :
名無シネマ@上映中:2007/07/03(火) 21:46:25 ID:S1HLf15e
>>793 ああやっぱりばけの皮がはがれたな
香川ヲタってったって結局はこの映画で絶賛されてからの
ニワカだとわかった
香川の最高の演技とキャラクターは北のゼロ年
って知らなかったんだ
吉永小百合を犯すシーンとか
せこくてずるい男
人間のイヤラシイ部分をこれほど堪能できる役も
珍しい
あと香川さんの怪演といえば
鉄人28号の敵役のナルシスト青年(笑)
798 :
名無シネマ@上映中:2007/07/03(火) 22:11:07 ID:2Umxb6X7
近年の香川なら刑務所の中が最良
ゆれる信者て、本気でゆれるが世界最高の映画だと思ってんのか('A`)
何かもう色々気の毒というしかない。
香川の最高演技は鬼が来ただろ
独立少年合唱団、竜二FOREVER、OUTなんかも好き
「故郷の香り」も良かった。
「彼女が死んじゃった。」で好きになりました
>>796 知ったかで化けの皮がはがれたニワカはどっちよ
香川オタの皆さんから集中砲火されて
ボコボコのフルボッコじゃんw
香川自身が思い入れを持ってる役は
まず「鬼が来た!」
あと「ゆれる」じゃないの?
あと「フリック」や「蛇の道」なんてのはどうですかね?
NHKのサルも香川のステップアップでは重要だったんじゃないかな
「演技派」って「俺を見ろ!」みたいな自意識過剰な演技がきもくてうざくて
受け付けられないけどなあ。まあ好きずきだけどさあ。
>>800 自ら好んで井の中の蛙になろうとしてるよね
香川なんて世界どころかアジアレベルで見たって凡役者
中国や韓国なんて十代でも今の香川よりはるか上の演技できる役者はゴロゴロいるよ
トニーかw
> 香川なんて世界どころかアジアレベルで見たって凡役者
> 中国や韓国なんて十代でも今の香川よりはるか上の演技できる役者はゴロゴロいるよ
是非教えてもらいたいものだけど
具体的な名前は出てこないのかな
ところで、ゆれるや香川が世界最高だといってる人いたっけ?
粘着アンチの脳内信者以外でw
構うから粘着するんだよ
でもまあ、
>>796 は結構面白くて良かったw
最近映画好きになったのだろうか?
批評家じゃないのに年間何百本観る人って映画にはまり始めの人達じゃないか?
まだ自分の好みの監督なり役者なり作品の傾向で厳選っていうか絞れてない感じで
ただ自分が見た映画の本数に酔ってるみたいな....
いや、かつての自分がそうだったからね。
レンタル店バイト時代に1日10本は見てたよ。
暇なら仕事中でもOkだったから。
で、早い者勝ちの規定のレビュー書き(長文と短文両方)に
通ると店長から1作に付き100〜50円もらえた。
814 :
名無シネマ@上映中:2007/07/04(水) 23:36:29 ID:ng/XItl/
>>812 でそういう経験をへた結果が
評論家や映画ファンが絶賛するゆれるの信者ですか
どう
>796ですけどね、3年前くらいまでガツガツ見てた
確かに
前ほどみなくなったけど
今年の日本映画では「16」が一番よかったよ
あと「東京小説 立体東京 3D-TOKYO」
別の意味で「監督・ばんざい!」も好きだな
映画の嗜好もわかってきた
上の2本が評論家や映画ファンの評判なんかシラネ
句読点の使い方も知らないのね
「16」とか「東京小説 立体東京 3D-TOKYO」って・・・
まぁ、個人の好みだからいいけどさ
単館系だけで年80本以上〜と妙な優越感で語ってた人かな?
817 :
名無シネマ@上映中:2007/07/05(木) 00:48:56 ID:3KNcklEu
>>816 いいえちがう。
そのアンチの人が孤軍奮闘してるんで、おもしろいなあと思いながら見守ってた。
「ゆれる」は早い時期にみたけど、まあいい映画だとは思ったけど
それでおしまいってかんじだった。
それで忘れかけたころに、どんどんネズミ講式に評判が膨れていって
あまり映画の話をしない知人たちまでやたら絶賛するようになって
だんだん恥ずかしくなっていったので、こう答えてた
「自分はまだ見てないんだけど、そんなにいいの?」
見てないフリをして、人の自慢話を聞いてた
後だしジャンケンっぽいのはやだなあって性格なんで
通ぶってるわけでもないんだけど、何年か前までガツガツ見てたし、評論も気にしてたし読んできた。
で今はレビューとかは目にしないようになった。本数も激減した。
その結果、色んな意味で、いやらしさがないのがいいな映画はって
16[jyu-roku]]はなんで良いだろうなあ。
とにかくいい
>>817 ケチつけるつもりはないが、16はあざとくてダメだった
寝不足なのにソファ席に座ったのもあったけど、観ててちょっと頭を掻いたなぁ
もしかしてこの子は柄本の次男坊か?くらいしか・・・
819 :
名無シネマ@上映中:2007/07/05(木) 01:30:50 ID:3KNcklEu
えっ?ってことは「ゆれる」にあざとさも感じたのでは
「ゆれる」のあざとさはOKってことで?かなり狙ってるじゃない?
あざとさの質がちがうってことですか
16[jyu-roku]はドキュメンタリーとフィクションの境界を狙ってるとこ?
演技してない演技、監督の後ろに監督とか?あざとくてダメってのは
思わせぶりなショット(たばこを握る手)とかは
意外に「ゆれる」っぽい質感だった気がしなくもない?
16[jyu-roku]がいいなんていったって誰も食いつかねえもん(笑)
ゆれるはレビューと賞の数にいやおうでもみんな食いつくし
そのうちどれだけが、自分の感性なのかはしらねえけど(笑)
>あざとさの質がちがうってことですか
そうだね、演出方法がどうこうじゃないから
はっきり言えば、初子にかこつけた東亜優のプロモーション作品でしょ
それ自体はいいけど、男視点のロマンチック臭で気恥ずかしい
観てて気恥ずかしいさでいっぱいになった
別に女の子の魅力を映そうとしてる映画は嫌いじゃないけど
16はダメだったね、あくまで自分の感想
柄本の次男を観たのと松岡わりと好きだから観れたのはよかった
女の子のプロモーション作品が嫌いなわけでもないよ
あなたは違うかもしれないけど
評判や受賞があるから、ゆれるが好きになって「信者」になってるという、
短絡的なレッテル貼りする人はしょーもないと思うよ
煽りが楽しくてやってるならくだらないね
「16」はあざとすぎ。「ゆれる」はあらっぽすぎ。
そんな感じでした。
前の作品見て両方の監督は才能あるんじゃないかと思ってたけど自分の判断が間違っていたこと
に情けなくなりながら帰路についたのは同じ・・・
823 :
名無シネマ@上映中:2007/07/05(木) 11:00:19 ID:9G8OyDt2
>>男視点のロマンチック臭で気恥ずかしい
宮崎あおいもの特に「好きだ、」とか、
岩井俊二もの特に蒼井優のPV「花とアリス」なんかも
まさにそれで気恥ずかしくて、あざといと思うんだけど
あっちのあざとさに比べれば、全然好感もてたけど
16[jyu-roku]。なんか映画的に狙ってやろう的なやらしさがないというか
プロモーションってことでいえば、どっちもどっちでしょう
それともちがう?
強引かもしれないけど
「ゆれる」は男兄弟に対する
女視点のロマンチック臭で気恥ずかしいってのはある
つかもともと監督の観た夢(姉妹の話)がベースだし
いや、だから女の子のプロモーションに近い作品は嫌いじゃないのよ
たしかに石川寛や岩井俊二や市川準なんかはどうしようもなく恥ずかしいんだけど
でも、好きな作品があるんだよね
石川のは「tokyo.sora」も「好きだ、」も
岩井なら「四月物語」「ラブレター」「スワロウテイル」は好きだよ
というか、別にあおいオタではないんだけど
「好きだ、」は大スクリーンで観たくてリピートしたよw
ただ、DVDだとイマイチだったね
なんでだろうと考えると、あざとさを超えて人物が魅力的に感じるかどうかかな
へんな裏設定までやられるとダメなのかも?
岩井ならリリイがダメで、サイトの住人の一人が岩井本人で
触発されて撮りましたみたいなのが・・・
16は、初子に主演する東亜優の素の姿とリンク風にしてるとこかな
まぁ、あくまで自分の感想で、個人的な好き嫌いでしかないね
でも自分的にダメだった作品のスレに貼り付いて
いつまでも好意派に絡むようなことはしないわ
不毛でしょ
だらだら書いてるけど
完全にスレ違いなので、どっか池。
はっきり言って、アンチよりウザイ。
ID sexきたこれw
>>817 >そのアンチの人が孤軍奮闘してるんで、
それは違うよ
このスレにいつも来るアンチは一人じゃないよ
通りすがりの人は多いけど、常駐してるのは信者もアンチも同じぐらいの人数がいる
どっちもたいして多くないけど
この映画はシンプルだし、直球勝負なところがいい
斜に構えてない
物怖じしないのは女性監督だからなのかもしれない
最低と言い張る映画関係者の方は、コソコソ怯えずに少しは彼女を見習ったらどうでしょう
いわゆる、ゆれる信者っていわれてる人たちってのは、
今年も上半期が終わったけど
今年上映映画では、どういう映画を見てどう感じてなにを絶賛するのだろう
すごい気になる。映画批評眼もあるんだろうし
アンチでも煽りでもなく、今の段階でまだ賞とか評論家の評価ってまだ固まってないじゃないし
そうそういうのが固まってきてから言うクチだと
アンチにつけこまれるかもしれないね
マジレスするのもなんだけど、信者って誰を指してんの?
アンチに対して、必死に長文レスしてる人?
特にこの映画を「絶賛」してる人なんているか?
数々の賞を貰ってるけど。
最後の弟オダギリは、落ちぶれちゃってたの?
仕事も必死に売り込んでるっぽくて、
部屋も汚れてるし、ファミレスでも食事代も
洋平君の奥に払ってもらっていて、
アレはオダギリの「因果応報」?
落ちぶれちゃってたねー
自宅兼用になってたし、スタッフもいなくなってる
卑屈な感じで売り込みしてるし
あの部屋で打ち合わせなんかもうずっとしてないのだろう
あの落ちぶれている描写がしつこすぎた。
もっとさらっとやって想像に任せる余韻を持たせて欲しかった。
落ちぶれている描写はわかりづらいだろ。
全然しつこくないどころか気付かない人もいるはず。
>>839 私もなかなかわからなかったな>落ちぶれ描写。
どうして洋平君の奥さんが、ファミレスで支払ってるのか、
なかなか気づかなかった。鈍いのかな。
しつこい描写とまでは感じないけど
猛の態度や格好、変わり果てた事務所と奥さんが支払ってるカットで説明出来てるよね
そこにセンサーが引っかからないと、あとの流れが一気に行くので気付かないかも
猛の態度や格好は年月が経ったから変わったかなという範囲
奥さんが支払ってる場面は呼んだ方が払ってるくらいにしか感じない。
部屋が散らかってるのは暗いからわかりづらい。
私は車がそのままだったのであれ変だなあと気付いたくらい。
そうか。
仕事なくなったのか、関係なしに景気がいいのか
どっちだどっちだと思って見進めていたから、
仕事話の雰囲気や家で現像しているところ、ネガ内容のところで、
レベル低い暮し向きの方かーと納得できた。
その後も家に入れない、会計おごらない、汚部屋が続いたから
しつこいなあと思ってしまった。
いい写真がとれなくなったとかじゃないだろうか
殺人犯の弟というのが一番だろうけど
落ちぶれた理由
俺は新井がいつオダギリを殴るのかヒヤヒヤしっぱなしだった
ノベライズでは以下のことが書かれています。
「俺にはもう写真が撮れなくなってきた。」
「関係の移ろいは、事件が原因なのではなく、俺自身が変わったためだ。」
「俺の目は、あれ以来、何をとらえることもしなくなった。」
「もう何も誰も、俺は追っては来ない。求めても来ないのだ。」
っつーことは、猛は再び「田舎モン生活」になるのか。
あのスタンドで父親の思惑通りの
人生を送ることになるのか。
カメラマンとしての才能が、失われてしまったってコトなんだね。
「冷血」後のカポーティだな、まるで。
DVD見た。大層面白かった。
この監督俺より若い&あんなに外面チャーミングなのか。
こりゃ「業界人」から嫉妬されるだろうな〜。
ほぼ完璧に満足なんだが敢えて不満を書いてみると。
(満足した点、というのは個別には挙げづらいものだ)
・「ふとしたカット」は約一秒ずつ短くした方がよかったんじゃないか。
(靴下に垂れる酒とか魚の目とか)
・吊り橋が低い。
・イブさんカニエさんがちょっとだけうるさいのでは。
・「7年後」の文字情報はいらなかった。
・メイキングもっと見たいぞ。未公開シーンとかないのか。
んなもんだ。ノベライズ買うことにしました。
849 :
名無シネマ@上映中:2007/07/07(土) 03:51:01 ID:zlV7SECr
「7年後」さえも気になるのかw
>>848 国内じゃ評価されてる。海外で嫉妬されてるのか?
いや、このスレ斜め読みしたんだが
業界じゃみんな総スカンだよ、なんて
書き込みがあったもんで。皮肉だよ。
>>849 時間の経過は十分伝わるようなつくりになっていたし
あくまで個人的な意見だけど、こういう文字情報は
創っている人間の存在と、作品に対するサジ加減がふと感じられて、
この手の繊細な?作品には似つかわしくないと思うんだよね。
何年後かな?と想像させても何ら問題なかった。
わからねーかwすまん。
853 :
名無シネマ@上映中:2007/07/07(土) 12:19:03 ID:OeB4oNm5
なるほどね、たしかにそうかも
ただ「7年後」と映すだけで
猛の証言が決め手になって殺人罪で実刑喰らったんだろうことと
控訴はしなかったんだろうなということが一発でわかるので
ありかなと思う
何年間、牢獄に入れられてたかわかるようにするためでは。
セリフで「あれから7年か・・・」などっと言わせるのと違うからな。
ってか、かにえさんが言ってたっけ?
老いた蟹江さんは電話とって
「わかりました、わざわざどうも」つっただけだね
856 :
名無シネマ@上映中:2007/07/07(土) 17:30:35 ID:zlV7SECr
>>852 何年後かな?と想像させることにどんなメリットがあるの?
映画の外部が侵入してくるというデメリットの方が大きい、つーことだろ
858 :
名無シネマ@上映中:2007/07/07(土) 18:29:08 ID:zlV7SECr
ただの時間経過の説明に何が侵入してくるんだよ
びっくりするくらい頭悪いな
議論の前に噛み付く相手の発言ぐらい理解してやれよw
無い方がスマートではある
最後の再会時には稔は刑務所から出た後だと想像するのは容易だと思う
洋平に子供と奥さんもいるし
それ程気になるものでは無かったけど
861 :
名無シネマ@上映中:2007/07/07(土) 18:48:41 ID:zlV7SECr
理解してるんだったら説明してくれよ
殺伐はイヤン!
それまでは映画内の登場人物の演技やロケーション内の小物や文字で説明してた
「7年後」というテロップだけが、タイトルや音楽以外で、唯一映画の中以外の視点からの説明になってる
ナレーションと同じ性質だよね
私は気にならない派だけど
863 :
名無シネマ@上映中:2007/07/07(土) 20:04:25 ID:zlV7SECr
なぜそこを映画内・外と区別するのかわからないな
例えば、客観ショットにしても映画の登場人物の視点ではない説明だよ?
カット変わりで大幅な時間経過がある場合は、どうしてもとまどうお客が
出てきてしまうし、それを補う方法として文字情報を入れた
つかみにくい内容なだけにこういう状況説明だけはきっちりやっとかないと
外郭すら見えづらくなりがちだと思うけどな
いいか悪いかと区別は別次元だよ
ただ客観視点でも映画内のものを映して説明してるから
テロップやナレーションとは区別するのはわかるよ
865 :
名無シネマ@上映中:2007/07/08(日) 17:46:37 ID:ZJfuvkdo
ジョゼ虎もいきなり「一年後」に飛んでたなぁ
7年後ってのは重要なメッセージでしょ。誰かも言ってるように
実刑喰らって控訴はしなかったという情報を伝えるための。
無期懲役が最短で7年と言われてるからね。光市母子殺害の犯人も
「7年そこそこで地表にひょっこり芽を出すからよろしくな」とか言ってる。
7年てしっかりした数字が観客に、どこまでもだめな弟を全てを受け入れて
殺人犯として刑務所で過ごした兄を実感させる。
つまり何年後かな?とふわ〜っと想像させるつもりなんてなくて
意図のある演出のうちだってこと。
867 :
848:2007/07/09(月) 01:06:14 ID:Y/HZRGCy
ノベライズ読み終わった。大層面白かった。
メイキングや未公開シーンのようなものが読めるかな、くらいの軽い気持ちだったが
これは拾い物。映画を気に入った人にはお勧めできるわ。
事情が鮮明になってがっかりした、ということもなかった。
稔のかたりとか、父親と叔父さんが二人仏間に寝るあたりの語り口は秀逸。
2つの兄弟性?を複層的に示すのは意図的だったんだな。
これ読んで、映画では西川の想定より香川が「上手過ぎた」んじゃ、とふと思った。
映画的にはいい方向に働いたとは思うのだけど。
うまく説明できないが。
あとこの手の映画にしてはテンポがいいなと思ったんだが小説読んで理由が
わかったような気がした。
これまたうまく説明できないのだが、西川という人はシーンが求めるタイミング・時間を
過不足なく割り当てるコントロール能力があるような気がする。
群像劇(陳腐じゃないやつ)なんか撮ると面白いんでは。
素人意見すまんね。ていうかこれ1年以上前に出てたんだな。俺のアンテナ鈍いなw
とりあえず西川作品次はすぐに見ようっと。
小説面白そうだな。
表紙がなんとなくファンシーだったので手を出してなかった。
何かの賞の候補になったんだっけ?
よ映画を、監督が小説化して文学の賞の対象に、って
実例があるんだろうか。
869 :
名無シネマ@上映中:2007/07/09(月) 12:03:06 ID:8vdTG3KY
「ユリイカ」で青山真治が何か受賞してた気がする
それは大層なことであった
872 :
名無シネマ@上映中:2007/07/12(木) 17:44:28 ID:P5T6eXBA
誰の視点から見るのかで橋の上の世界は変わってくる。
橋の上のシーンが何パターンも出てくるのは、それぞれの視点を表している。
また、稔が「あぶないよぅ」と智恵子に迫ったシーンは智恵子の視点だろう。
つまり、落ちたか落とされたかも視点により異なる。
智恵子は落とされたと思い思考停止(死)。
事件直後落ちたと思った稔(おそらくこれが真実)と落としたと思った猛はその後、
落ちたか落としたかの間で交錯する。
(二人は常に反発しあい、同じ結論には至らない)
拘置所の稔が猛に言う台詞
「初めから人を疑って、最後まで信じようとしない。」は、
稔がこの最初の視点の相違に気づいていたため。
最後に二人の視点が一致し、自分を取り戻したのは猛。
しかしその代償はあまりにも大きく、稔はもう家には帰れない。
ただただ、うれしい。
こういうね思い込みで思考停止ってのは人間よくあることだよね。
この映画では、兄が最初から最後まで人格者っていうか出来すぎてるね。人間が。
そこに悲しみもあるんだろうけど。
いや、周囲からは出来た人間と見られ、その通りの生き方をしてきたが
人格者の裏側に鬱屈とした感情を溜め込んでたじゃないか
これは当たり前なんだけどね
歪んだ状態で出てしまったのがかわいそうでもあり、粘着質な面が本質なのかなとも思う
弟と羨んで嫉妬するところは人間臭いけど、最後の最後に弟に裏切られ
殺人犯に仕立て上げられてなお、弟を許容する人格者。
自己犠牲の愛を示す仏の域のというのが兄の本質だと俺は感じたよ。
手の傷から殺意はなかったと判断したから。
最後の微笑みは弟を許容したの?
おれはそう受け取った。
弟が迎えに来てくれて素直に嬉しかったんだろうなと。
人格破綻者が笑っただけ
879 :
名無シネマ@上映中:2007/07/13(金) 14:55:00 ID:B48XjXW4
自分はあのバスに乗っていってしまったと感じたから
あの笑みはいろんなものが混ざってると思う
来てくれたのかという驚き、もう遅いよという呆れ
しょうがないな、でも猛らしいよという懐かしさ
最後に会えて良かったという惜別の念
稔の中では、猛が最後の証言をした時点で
家族関係は終わったんだと思う
稔がいなければ維持もできないだろうし、もうやめることにしたんだろうと
去年はゆれるをリピートしたけど
今年はまだハマりそうな作品がないなぁ
>>880 16[jyu-roku]くらいじゃないかな
観賞終了。
音量いっぱいにしてもセリフが聞き取りづらい所が多々あって苛々…(邦画DVDではデフォだけどこの映画は特に聞き取りづらかった)
作品的には心理描写が細かくて深い、女性監督ならではの作品だなという感想。
伊武さんが良い味だしてたし新井くんもよかった。
まぁジョーヲタの私からすればハァハァ満載のたまらん映画ですた
冒頭のキスシーンでハァハァ、運転シーンでハァハァetc
883 :
名無シネマ@上映中:2007/07/15(日) 14:58:59 ID:Bw7+00mT
PCで観賞してるのかな?
最近だとストロベリーショートケイクスが聞き取りにくいらしいけど
兄貴がチエコを橋から落とすシーンで
落とされる直前にチエコが兄貴に言ったセリフで
「お母さん〜」の後がどうしても聞き取れないんだけど
わかる方教えてください
885 :
名無シネマ@上映中:2007/07/15(日) 16:48:16 ID:5sua/ZJO
>>884 尻餅をついた智恵子が後ずさりしながらキレて
「痛!何なの一体!?もううんざりだよ、一緒に行くの東京に。もっと違う生活見つけなよって猛さん言ってくれたの!」と怒鳴る
「嘘だよ、嘘だよ!騙されてるんだよ、絶対騙されてるんだよ!」と稔が詰め寄り、また揉みあいになる
「やめて!離して!お母さんやあなたみたいな生き方は嫌なのよ!」と智恵子が言い放つと
稔は一瞬動きを止めたのち、憤怒の形相で叫びながら投げ落とす
886 :
名無シネマ@上映中:2007/07/15(日) 16:54:51 ID:5sua/ZJO
こちらの方が正確かな
「痛!何なのよ一体!?もううんざりだよ!一緒に行くの、東京に!もっと違う生活見つけなよって猛くん言ってくれたの!」
「嘘だよ。嘘だよ!騙されてるんだよ、智恵ちゃん、絶対騙されてるんだってば!昔っから・・・」
「やめてってば!やめてってば!やめてよ、わたし、お母さんやあなたみたいに生きてくの、嫌なのよ!」
一瞬動きを止めたのち、憤怒の形相で「あーー!!」と叫びながら投げる
どっぼーんという音
887 :
名無シネマ@上映中:2007/07/15(日) 18:34:46 ID:C7XFcUNS
わからない所は字幕にするとわかるよ
>>885,886
丁寧にありがとう!
そこだけイヤホンで音量上げて聞いてみたんだけど
どうしても無理だったんで助かりました
って俺の耳も悪いのかな
>>887 だよね、今気づいた
ラストの稔の笑顔。
見るたびに異なる印象を受ける。
あるときは全てを赦す神の顔。
あるときは無邪気に喜ぶ子供の顔。
あるときは悪意を秘めた悪魔の顔。
自分自身の状態によって、変わるのかもしれない。
鏡のように。
内面なんて想像の域をでーへんのちゃう?
多分どれも正解やろうけどだったらどーでもええやんと思いました。
何年も収監されたのに、それを許すかなぁ…
本人の主張通り、兄の手に智恵子の腕を掴んだ傷が残ってる。
弟と完全に決別するなら、
弟の証言にその傷を持って反証して控訴なり何なり抗うでしょう。
兄弟の決別を描きたいならそれは絶対必要なシークエンスだ。
弟の証言をそのまま受け入れて、服役した意味を考えれば。最後の笑顔に邪気がこもってるとは考えられない。
稔は法廷で、智恵子の腕が掴めていれば・・と言ってる
つまり、掴もうとしたがダメだったと証言してるわけ
ということは、あの腕の傷は別の行為によってついたのか?となる
この証言が真実なのか虚偽なのかはわからない
だから、猛の最後のイメージはあくまで猛の解釈、猛の兄貴像であって
実際はどうだったかわからないよ
ちなみに、アンチはこの点を監督の力量不足により
意図せずして生じた破綻点だと決め付けてるね
重大な欠陥がある失敗作なんだとさ
>>893 智恵子の腕が掴めていれば・・と言ったっけ?
これはどの場面?
>>896 その台詞はまさしくお前のためのもだw
気づけよw
898 :
名無シネマ@上映中:2007/07/17(火) 20:18:03 ID:aa9lAtSI
>>895 弁護士の叔父さんが法廷で机から転落するシーンのあと
稔との尋問中に
>>898どうも。そこでしたか。
別に腕の傷と矛盾しないと思うけどなあ。
以下はその部分を抜粋。
稔 「彼女の腕を掴もうと前に乗り出しました」
弁護士「それは何のために?」
稔 「何のって?」
弁護士「何のために腕を掴もうとしたりしたのですか」
稔 「助けられるかと思うじゃないですか。あの手で掴めてれば・・・」
弁護士「あなた、彼女の落下を防ぐための最大限の努力はしたのですね?」
稔 「はい、そのつもりです」
弁護士「終わります」」
智恵子を助けようとしてつかまれた傷か
智恵子を落とそうとしてつかまれた傷か
はっきりしてないよね。
突き飛ばして落とす時の傷と、手を伸ばして掴みきれなかった時の傷の差だな。
902 :
名無シネマ@上映中:2007/07/17(火) 23:39:20 ID:AMGN/ug8
>>886 この猛の記憶は
・目撃した場所からだと、つり橋からの声はよほど大声をあげないと聞こえない。
・猛は智恵子に一緒に東京に行こうなどと言ってない。むしろそれを言い出されることを怖れていた感じにみえる。
この二点により完全に間違いであることがわかる。
法廷で兄が智恵子に好意を抱いていたことを知り、それが無意識に記憶を捻じ曲げたのだと思う。
ではなぜ猛の記憶が捻じ曲がったのか。
猛が兄から智恵子を奪ったのでなく、兄が猛から智恵子を奪っていることにしたいという願望が記憶を捻じ曲げたのだろうか?
でもどうせ兄と智恵子は無理なんだし、猛と智恵子は元恋人なんだから奪ったと言えるのかなあ。
まあ猛としては智恵子はあまり関わりたくなかった存在だったのに、兄と智恵子が親しくしてるのをみて、
急に奪いたくなったのだから、猛の意識としては奪ったと言えるのかな。
どっちにしろ猛はやなやつだよ
そんなやつを簡単に受け入れる千恵子は馬鹿な女
あんちゃんは卑屈な上に結局 全てを壊してしまった駄目な男
映像で流れてる部分と猛の一回目の回想は事実であるとみなせるだろう。
映像で流れてる部分は智恵子が「やめてよ、触らないでよ!」と言って汚らわしいものを見る目で稔を見る所で終わる。
猛の一回目の回想は稔が手を伸ばして智恵子が後ずさりしてる場面。
ここまでは稔の法廷での証言は正直に言ってるものとみなせると思う。
>>902>>904 猛が遠めに見た光景は
言い争いになる二人→兄貴突き飛ばす
後ずさる智恵子→近づく兄貴
二人がもつれ合うが落下する智恵子
(大声などで何となく雰囲気は伝わるが、詳細までは聞こえない)
だから、捻じ曲がった記憶、というか
こういうやり取りでもあったのではないかという猛の推察じゃないかな
その時々の兄貴像に影響されてるから、邪推と言ってもいいかもしれない
稔の証言は突き飛ばして尻餅をつかせたところまでは正直に話してるというのは同意
問題は、その後だよね
906 :
名無シネマ@上映中:2007/07/18(水) 02:45:24 ID:oyf1C5Xe
>>903 やな奴だけど、魅力的でもあるんだろうね
だから智恵子はバカな女だし、あんちゃんはダメな男なんだけど
一方で憧れもあったんだろうな
悲しいね
ちょ、全部憶測じゃんかw
しかし30近いクセにあんな男に魅力を感じるかね普通・・・
(レスした人じゃなく智恵子に言っている)
>>908 自分をあの狭い街から連れ出してくれる王子様のように思ったんじゃない?
関係持ったあと急に冷たくされても、他に頼る人がいないもんだから縋りつくしかなかったと。
このままあの街にいたら、いずれは稔と結婚することになる。
そうなったらもう夢も希望もなくなってしまう。
かといって自分ひとりの力で何とか現状を変えようとする気概も無く。
地方都市を陰惨に描きすぎ。鬱屈した日常は場所に限らずどこにだってある。
東京と地方という対比の構図で描きすぎ。人間はそんなに弱くない。リアリティに欠けるな。
事件当時のバイト君が店に残り続け刑務所に追いやった弟を問いただす為に
上京するシーンは胸が熱くなった。兄が人格者であったのは疑うべくもないと感じた。
913 :
名無シネマ@上映中:2007/07/18(水) 20:08:39 ID:svaN3UFJ
>>911 >東京と地方という対比の構図で描きすぎ。人間はそんなに弱くない。リアリティに欠けるな。
自分もそう思ったんで、自分のサイトにそう書いた。
作品は絶賛しますが。
>>911 似たような人、北海道の奥地に多数生息していた。
山梨じゃ、1〜2時間で東京に着くし、
あそこまで閉塞的にならないんでは・・・と思ってたよ。
そうかなぁ、週間文春で小林信彦も書いてたが
東京-山梨という中途半端に東京から近い距離の田舎が絶妙だと思ったよ
その気になって出ようと思えば、出られないところではない近さが、
残ってる人間の弱さや焦りを上手く表してたと感心したけどな
微妙に居心地の良い田舎ってのがポイントだよね。
ウチが商売やってるっていうのが一番のネックだな
>>916 そうそう、腑抜けども〜の田舎とは違って
完全なド田舎ではないのがポイントだよね
919 :
名無シネマ@上映中:2007/07/19(木) 01:36:32 ID:oUtfGKG/
誰も具体的に触れないけど、弟は8ミリみて何に気が付いたの?
わからないんでしょ、誰も。
そんな映画、良い、良いって・・・
富士吉田は観光地だし、あそこまで閉塞的にならんだろ。
吊り橋の低さというか迫力のなさといい、ロケハンの手抜きにも見えるが。
北海道の奥地みたいな土地&田舎人間の強力な閉鎖コンボだと
共感性を引き出しにくいと思う。
智恵子がスタンド近くじゃなくて、ちょっと離れた、
田舎でもまだ賑わっている場所に住んでる設定とか、
稔のセリフの「スタンドの内装変えてカフェみたいに・・・」などの
ありがちな会話とそのむなしさや、
訛りがあまりない演出なども生きてこないでしょ。
>>919 なんでそんな人を食ったような言い方するのか理解に苦しむが、せっかくだから具体的に答えてしんぜよう。
8ミリを観て何を得たか、アガぺーに気づいたんだよ。その偉大さに。と同時に盲目であった自分とその自分の所作が招いた結論に悔恨の念抱いた。
悔恨の涙。この映画の良いところは愚かなものがあって取り返しのつかない所に決着してなお、無邪気に微笑み、受け止める兄の笑顔なのだ。
慈愛に満ちた映画だ。
マァ貴様には理解できないかも知れないがな。
>>922 なるほど、真実なんかどーでもいい、というわけだな!
>>921 共感はできるよ。君の指摘する設定は。
ただ人が狂って堕ちてしまうには生半可だって事。
共感はできるが醒めてもしまうと。
>>919 素直じゃないなぁ
わからないなら、わかりませんから誰か教えてください
と言えばいいものを
智恵子と猛は昔恋人同士だった。
↓
猛が東京に行くと決めた
↓
でも智恵子には「母親」がいるから、いけない
↓
しかし母親は、とっとと再婚し、智恵子を一人にした。
↓
勤めていた会社が倒産、で稔父がひっぱる
↓
猛が久しぶりに郷里に帰ってくる
↓
やっちゃう
↓
東京に連れて行ってくれるかと期待
↓
でも猛つめたい
で、あのつり橋に行くのではないか・・・・。
自分が三重の山奥の漁師町出身で、今はこの映画に出てくる町に
よく似た環境にいるので、余計そう思うだけかも知れんけどね。
ド田舎は職や学校が極端に少なくかつ出稼ぎ習慣があるから、
町へ出て行く選択は案外すんなりできる。
(男で出稼ぎに行ったことがない人は皆無だと思う。)
タダ同然で貸してくれる一軒家もゴロゴロあるから、
都会で失敗しても即戻って一からやり直しがしやすいし。
ダメ人間でも適当で生きていけるのでなんていうか、お気楽。
今の中途半端な田舎の方が、経済的にも人間関係にも
気楽さがない分、しがらみを断ち切れなかったり
切羽詰って追い詰められる人が多い印象。
928 :
名無シネマ@上映中:2007/07/19(木) 02:57:13 ID:htSqIv3r
この映画を上司にすすめられて見た俺は
翌日、映画の感想を上司に伝えた。
「兄貴に対して完璧な人物像をもっていた弟が、事件を境に、兄貴の弱さ、泥臭さを見て失望。記憶の混乱を起こして間違った証言をしてしまう。
7年後出所してバス停に急ぎ足でかける兄は、家に早く帰りたい。バスに乗る前に弟へ力なく笑い去る姿は、許容ではなく、決別の笑いで、兄貴にとってのふるさとに弟は入ってないんですよね。
弟の「一緒に帰ろうよ」は今、許してもらえなかったら多分一生和解できないことを感じた叫びだったんだと思います。
兄弟仲が最悪になってしまった僕に照らしあわせた解釈です。」
そういった上司の顔を見ると不服そうに
「違うよ。あれは弟が兄の全てを奪う話しなんだよ。劇中でも言ってたでしょ。最後まで僕が奪い兄が奪われたって。」
そう言われた。ショックだった。
僕はどの解釈が正しいかなんて映画を見るにあたって重要ではなく、個人の自由だと思っていたからだ。
それを頭ごなしに否定された僕は本当にショックで、
実は上司に好意を寄せていたんだけど、幻滅してしまった。
現在、上司に会いたい気持ちだけで続けていたつまらない職場をやめ、
ラーメン屋で働いている。
この映画をあれから何度もみるけど、僕の解釈はやっぱり間違ってはいないと、
今でも思う。
ゆれるは、自分に照らし合わせて感情移入したり
身につまされたりする人もけっこういるよね
山奥の漁師町ってどんな感じのところなんだろか・・・?
感想が全部心情の推察である点、
だから「俺には本当のことはわからない」というと「お前には理解でねーよ、ばか」という
信者がいる点
どこから傑作の評価が・・・
>>919 (1)法事の日、8mmが出て来たシーンで稔が家族で渓谷に行ったという話を
猛は全く覚えてないから間違いだと断言した。
(2)裁判が進んだ後、兄が自分と智恵子の関係に気付いて兄が善人では
ない?と疑ってかかって聞いた最後の質問の「何故吊り橋を渡ったか?」
稔の答えは「ちいちゃんが危ないと思ったから」
猛は自分の思った事が間違ってるなど微塵も疑わず、歪んだ思い込みだけで
真実を見てない時があった。稔はそれを何度か指摘しているが
猛は全く取合わないまま自分を貫き通した。
でも8mmを見た時自分が思ってた物とは違う世界がそこにあった。
(1)記憶にない渓谷での幸せそうな家族、子供を可愛がる父。楽しそうな自分。
(2)高い所が苦手なのに(弟を心配して?)一緒に吊り橋を渡っている兄。
ずっと信じて心の中では羨望していた兄の善の部分が、裁判などで壊れて
実は悪を隠していると思い込んでいた兄の姿は、実は兄への裏切りからの
罪悪感から生まれた自分自身の姿であって、歪んでいたのが自分だと分かり
それを認めた時に、初めて猛は真っ直ぐな目で本来の善の兄をまた
見つけ出したという事を描きたかったんだと思った。
この映画は真実が何かを推理するのが目的ではなく、自分が気付かない
もしくは気付かないようにしている奥底にある本来の自分を探る事
なんじゃないかなーっと見終わった時に単純に思った。
見る側が善か悪かで、稔は善にも悪にもなる。
サスペンス的に観客を引込もうとしたのではなく、人の善と悪
どっちを信じますか?みたいな。最後稔が笑った理由も
貴方は許すか?許さないか?を問いかけてるだけだよね。
>932
そう言われるとそういう映画なのかも知れないと思えてくるけど
もしそうだとしたら、なんか道徳番組みたいでやだなあ。
ちょっとがっかりくる。
935 :
932:2007/07/19(木) 20:59:51 ID:SEs0GcWr
>>933 >>934 レスありがとう
でも昨晩初めて見て、昼休みに勢いで書いちゃったからちょっと訂正。
善と悪って極端に言い過ぎちゃったから。
猛は智恵子と寝た後、良心が痛んで早く帰り稔に一生懸命嘘をついた。
でも稔が智恵子に本気なのかも、今の生活の中でそれを奪う事がどれだけ
酷いか分かっているから、大きな罪悪感が拭えずにばれるのを怖れていた。
嫉妬や怒りで咄嗟に殺してしまう程の衝撃を与えると思ってたからこそ
遠くから二人が揉めているのを見て、当然兄が感情的になって
智恵子を落いつめたと判断し、その原因は自分だと
猛なりに責任を感じたから稔を守ろうと思ったんだと思う。
かたや稔は、想像だけど本当は最後は手を差し伸べたんだろうけど
最初に拒否された時にはかなり本気で突飛ばしたのだろう。
そこで落ちていたいたかも知れないという意味では、自分が相手を
殺してしまったのと同じだけの罪悪感・自己嫌悪が強かったんだと思う。
だから自首しちゃった。でも裁判で裁かれる程の悪意はない。
だから罪を認めなかったけど、完全にハナから自分を疑っている猛が
全部信じてるっていう態度も嫌気がさしてきて喧嘩になった。
つまり稔も猛も見ている側も、善と悪の間をゆれていて
でもそれは人として当然で、悪を完全に否定なんて出来ない。
だけど危ういものだからこそ、ちゃんと歪まずに真っ直ぐした目で
物事を見ないと真実は見えてこないっていうテーマだと思った。
まあ道徳的だなぁって思ったけど、監督が同性と聞いて納得もした。
教科書的ではないけど、自分の中の悪も認めないとちゃんと
本当の自分は見えないって言いたいのかな〜いうのが見た感想。
ま、自分は最初の吊り橋のシーンでは当然稔が突き落としたと思い
最後の稔の笑顔は許しだと感じた。
自分が悪ゆえに、善に憧れるってパターンですね。
936 :
名無シネマ@上映中:2007/07/19(木) 21:33:38 ID:CxGYSzO2
[事実の部分]
事実として映像で流れた部分と猛が見たもの。「さわらないでよ」言われて突き飛ばし手を差し伸べるまで。
だから、そこまでの稔の証言は正しい。
猛が思った稔が突き落とす映像は間違ってる。
腕の二本の傷
[推測の部分]
猛も思ったように腕の二本の傷は智恵子の腕を掴もうとしてできたと見るのが自然。
手を差し伸べて更に気が変わって突き落とすのは不自然。
もし仮に稔が突き落としていたとしてら、法廷で途中まで正直に証言してるのに突き落とした部分だけを嘘にするのは
不自然。突き落としたのをごまかしたいなら目撃者がいないのだから弁護士の言う通りにするはず。
無罪になりたくて弁護士の言う通り嘘を吐くより、本当のことを話そうと決心したとみるのが自然。
さっき見終わったけど香川照之は上手いなあ位しか感想残らんかったな。独壇場やん。
あと監督は情景や雰囲気を取るのは上手いけど、心理描写下手やん。
もうちっと年取ってからじゃない?
>>935 >猛は智恵子と寝た後、良心が痛んで早く帰り稔に一生懸命嘘をついた。
猛が慌てて帰ったのは、智恵子がまだ自分への思いを引きずっていることに気づいたからでは?
自分と同じように軽い気持ちで寝たとばかり思ってたのに、こいつマジだったのかよ!やばい!みたいな。
智恵子のじっとりとした思いがあの写真集の数々に象徴されていて、観てるこっちまで重〜い気分になった。
良心が痛んだとすれば、それは実家に戻って何も知らない兄に優しく迎えられてからだとじゃないかな。
でもそれも、何気ない調子で話しかける稔の真意には気づくこともなく、ただ「バレなくてよかった」程度のものだと思う。
自分には、猛がそこまで兄を大切に思ってるようには思えなかったので。
結局彼は自分が一番大事なんだな、って気がした。
もともとこの作品は夢の中の自分の行動が
まさに「自分が一番かわいい」故の行動だったと気付いて
落ち込んだという監督の体験から作られているからな。
猛=自分と言ってたし。
>>938 確かに最初寛ごうとしてたのに、写真集に気付いて「やべっ」となったね。
でも写真集を映した後に時計を長く映してたから、そこで気持ちの
モードが変わって稔への罪悪感を感じたのを表現したんだと思った。
車飛ばして帰るシーンとかなかったっけ?違う場所かもだけど。
家に入ってからは完全に後ろめたさがある演技だと思った。
聞かれてないのに自分から沢山言い訳してたし。
でも前のレスにあった、しいたけを覚えてた会話が冷める要因に
なってるのには見たとき気付かなかったな。面白かった。
自分は智恵子がクレーマ処理した後に、わざと猛に話しかけないで
ロッカーに向かって気をひいたあざとさは気になった。
この映画はこういったちょっとした人の生々しい感じがいいね。
この監督、新作の構想はあるのかいな?
楽しみじゃて。
942 :
名無シネマ@上映中:2007/07/20(金) 12:11:37 ID:nVF0e05E
>>940 > 自分は智恵子がクレーマ処理した後に、わざと猛に話しかけないで
> ロッカーに向かって気をひいたあざとさは気になった。
その前に洋平君と喋ってる猛をじっと見つめてるんだよね
しいたけ覚えてるのは、智恵子の過去の猛と現在の猛とのイメージというか
理解度のギャップみたいなのを表現してるんだと思ったけど?
現実に稔みたいな人がいたら、鼻の効く女はほっとかないと思う。
典型的出来る男じゃんね。
そこだけが説得力に欠ける。
>946
若い子や結婚願望がない女は猛タイプに行くかもしれないが、
20後半〜30代の人生の裏側を感じつつある適齢期女は
稔のような人を理想にしていると思う。
経済力がある女だと特に。
ただ、稔タイプの人には厄介な家族ももれなくついてくるだろうけど。
>>947 えええええ??そうなの?
ああいう描かれ方で理想とは女性の心理はようわからんです。
勉強になるなあw
長男であの親父さんでGS経営というのがネックだと思うが・・・
稔最高じゃん
俺が女ならさっさと稔と結婚して子供産んで幸せな家庭を築く
多少の苦労は厭わない
ただ夜の生活でつり橋の時みたいに迫られるのは嫌だなw
>>950 長男でも母親いないんだろ。だったら条件的にずいぶん良くなる。
田舎でも観光地の国道沿いのGSだから、結構儲かってるはず
(だから改装してどうの、ということを考える余裕がある)。
都会基準ならともかく、田舎なら嫁に来たがる女は普通にいる。
理想だとか言ってるのはさすがに釣りだろうが、嫁に困るような状況ではない。
>嫁に困るような状況ではない。
これは言いすぎ。
み終わりました。
結局オタギリは見てなかったの?見てたけど兄の証言どおりを見たの?
それともオダギリの証言は本当だったけど、7年後8ミリ見てて記憶が捏造されたの?
もうわけ分からん。って馬鹿丸出しだな俺;
スレを読んで自分なりの解釈をちょっとだけ。
落ちるところを目撃したオダギリの最初の印象は「突き飛ばした!後ずさってる!あ落ちた!助けようとして失敗。兄者なにやってんだよ…」
そ知らぬふりで現場へ急行して白状しそうな兄に喋らせないようにして、完全に1人で落ちた事に持って行こうとする。
「兄者に殺意は無さそうだった。でも兄者と彼女、何であんな事になったんだろう?」
裁判中に兄者が自分と彼女の関係に気が付いていたことを知り「兄者は殺す目的で吊橋で彼女に近寄っていったのか?」との疑惑を持つ。
兄者に問いただしたら、「お前は俺を最初から疑ってたけど自分のために黙ってたろ?にやり」
オダギリはこれでキレた。図星の部分もあるが、殺意についてはつい最近までは疑ってはいなかったからよけいにキレた。
法廷で「兄が突き落としたのをはっきり見た」と、改変した目撃証言をする。
7年後8ミリ見てて「優しい兄者…兄者は純粋に彼女を心配して吊橋に行ったんだ!」と確信。
一番最初に自分が感じた目撃のイメージを取り戻して号泣。
かなあ。。。
最初は善人の兄貴が衝動的にやっちゃった!と思ってたんじゃない?
疑念がわいてきて最後は対立し、善人を装っていたことが許せず全てが信じられなくなり証言
がその後やっぱり兄貴の本質は善なんだと気づき、泣きながら許しを請うた
病院で遺族を前に土下座した香川と比べて、オダギリの第三者っぷりは見事だった。
お母さんと会話した時のオダギリもそんな感じ。
自分がオダギリだったら、遺族の人を前に兄だけを当事者にして他人事みたいには振舞えないな。
仮にも一緒に出かけたわけだから、形ばかりでも一緒に謝るのが日本人的だよね。
そう言えば警察の現場検証でも妙に醒めてるって言うか、まったくの第三者の目撃者みたいな振る舞いだった。
その後も事件の当事者ではなく、あくまでも兄思いの弟というポジション確保に腐心していたね。
稔に近づく時の演技
お〜い、何やってんのぉ!?
目撃後に森の中を走りながら、あれこれと計算したんだろうね
橋の上の出来事は見ていなかったことにしようと
俺を初めから疑っているくせに善人面して近づいてくるアイツにはむしずがはしるんだよ
960 :
名無シネマ@上映中:2007/07/24(火) 21:41:07 ID:InXUvFr4
>>941>>948 わからないよー
蛇イチゴのあとも違う脚本練ってたが
例の夢を見て、全部白紙に戻して「ゆれる」ができた
まぁ、行き詰ってたんだろうけどさ
この映画以外に、女性監督の作品で
男性をきっちり描いた映画はあるんだろうか。
女性監督自体少ないからなぁ
西川、河瀬、萩野、タナダくらいか?
963 :
名無シネマ@上映中:2007/07/25(水) 21:09:47 ID:SzkxiPJe
訂正
萩野→萩上直子の間違い
更に訂正
萩上→荻上
西川ヲタの映画の知識の程度がよく分かる流れ
荻上直子も今度のめがねは脚本も書いてるよね
なんかかもめと似たようなテイスト?
恋は五七五はどうなっちゃうのかと思ったが
自主映画でいっぱい賞もらってる安田真奈もいるよ
幸福のスイッチは評価高いよ
女性監督で脚本かかない人なんかいないんじゃない
演出しかやらない女性監督なんかほとんど聞かないな
中学生日記でよくでてくる河合理香って人は、
男の脚本でも演出だけやる、これは珍しい
安田真奈って「猫目小僧」の脚本もやった人か
イタリアの女性監督リナ・ウェルトミューラー。
「セブン・ビューティーズ」でダメ男を愛情たっぷりに描いている。
970 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 20:16:04 ID:FTHwrFfJ
「犬猫」の井口奈己が「人のセックスを笑うな」を撮ったらしい
風間志織も忘れるな。
972 :
名無シネマ@上映中:2007/07/31(火) 23:30:47 ID:G0nDiq7q
死んだ彼女が不憫だ。
見ていて兄の思いが切々と伝わってきます。
決定打は、事故前夜に弟が彼女と関係があったことを
知って、疑うとか何とか言って、有罪に持ち込もうとするところ。
兄をかばうことばっか考えて、彼女の気持ちは無視。
人が死んでるのになかったことにしようとする弟にも
彼女への贖罪をさせるため、あえて服役しようと考えたなら
すごい。ゆれが止まった瞬間か?
だって、初めから助かろうなんて思ってたら別件で自白なんか
しないしね。この辺でもかなりゆれてると思う。
973 :
名無シネマ@上映中:2007/08/01(水) 11:29:15 ID:a0B8aY/W
8mmで兄の優しさに気付くってのは確かにあるんだろうけど
俺はあれは「記憶の曖昧さに気付く→記憶が蘇る」って意味合いのほうが強いと思うんだ。
そのためのはじめの方の猛の「河なんか行ってねえよ」ってセリフがあるわけで。
つまり最後に出た映像が本当の記憶=稔は殺してない でいいと思う。
現場で猛の位置から2人の声は聞こえないこととか、きちんと伏線を考えていけば
別に観客の想像にゆだねるような造りはしていないと思うんだけど、ラスト以外は。
稔殺した派orわからない派は、ちょい難しく考えすぎなんじゃない?
>>972 >弟にも彼女への贖罪をさせるため、あえて服役しようと考えたなら
たぶんそれはない。事実猛は彼女への贖罪の気持ちなんてないし。
兄が服役したのは、
自分が落としたと感じているとか(猛と同じように稔も都合のいい記憶のはざまでゆれている)
弟の仮面を剥いでやりたかったとか、
田舎の窮屈で平凡な生活をぶち壊してやりたくなったとか、いろいろな要素が絡んでると思う。
>>973 >8mmで兄の優しさに気付くってのは確かにあるんだろうけど
>俺はあれは「記憶の曖昧さに気付く→記憶が蘇る」って意味合いのほうが強いと思うんだ。
自分の記憶の曖昧さに愕然とするけど、記憶が蘇ったのではないと思う
まったく欠落した家族の映像が客観的に提示された時
自分の思い込みで間違っている可能性があることに気づいた
8ミリに映っていた兄の人間性や腕の傷も相まって、最後の解釈が頭に浮かび、信じたんだと思うよ
975 :
名無シネマ@上映中:2007/08/01(水) 17:37:47 ID:XKrtNlkI
というか稔と彼女は付き合ってないのなら
別に彼女とオダジョーが寝たのがバレても問題無いんじゃないの?
稔が彼女に好意をもってた事事態もオダジョーが知ってたって決定打も
ないわけだし。
好意を持てたことくらいわかってるでしょ
法事後の会話やGS店内から二人の様子を見て
ちょっかい出したんだから
977 :
972:2007/08/01(水) 20:57:05 ID:GWyKMzPu
何度も言うけど、オダギリがちっとも反省しないから、
やっぱり誰かが罪を償わくちゃいけないと思ったんじゃない
でしょうか。自分が川にいかなければ彼女も死ななくてすんだ
って言ってるし。「手紙」じゃないけど、犯罪者の弟として
7年間過ごしてきたことでオダギリも間接的に罪を償ったことには
ならないでしょうか。オダギリに贖罪の意識がないとしても。
稔は長男だしもういい歳だから、恋心、好意を抱いてる人にも「責任」
というものを無意識にも抱えてしまうようなところがあるんじゃないか
と34歳の毒男の長男の俺は思う
おまけにそれを相手に押し付けない情けないヤサ男風情も長男丸出しだ
979 :
名無シネマ@上映中:2007/08/01(水) 22:18:07 ID:JSgxsls/
この作品を皆、良い意味でどんだけ好きなんだ!
そーゆー俺も観に行ってしっかりパンフレット(小っさ)買って大満足でした。
>>979 そうだね。こういう友達と語れる映画って本当に少なくなったよ。
大体は、あんまり・ふつう・まあまあ良かったの感想だけで終わるのに。
981 :
名無シネマ@上映中:2007/08/02(木) 00:03:52 ID:EBbSo4LN
擦れ違い承知で俺、ゆれるが好き繋がりで発言します、レミーおもろかったあ。
この映画面白かったけど
>>745の言いたいことは分かる。
香川もたしかに上手だったけど、
もう少しあっさりとした演技する人で見てみたかった気もします。
演技派は苦手。
男の監督が描く「男の考える女」みたいな映画がたくさんあるけどこれは
その裏返しでいかにも「女の考える男」みたいな像でちょいと鼻につきましたが。
香川はまじいらんね。
「俺を見ろ」キャラうざすぎ。アクが強すぎて「鬼が来た」みたいな映画にしかはまらんのよ。
舞台やってて頂戴という感じ。
ゆれるに関しては、香川の演技は良かったと思うけどな
香川は容姿も良いわけではないししスター性があるわけでもないから
良くも悪くも作りこみをした演技が持ち味だと認識してるんでしょ
あと性格的にもねちっこいというか凝るタイプなのも影響してるだろうね
>>977 弟の贖罪までは考えてないんじゃないかな
稔が最初の証言で言ったように、負い目や
罪悪感に耐えられなくて、警察で自白した
面会中に毒づいたのは、元はといえば猛が千恵ちゃんにちょっかい出さなければ
あんな言い争いは起こらなかったのにという恨み節だと思うけど
986 :
名無シネマ@上映中:2007/08/02(木) 22:12:56 ID:gYic0hRJ
>>984 香川サン、役にのめりこみすぎちゃって、
兄のキャラクターが別のオーラを帯びてきてしまったという感じ。
それはそれで面白くなったとも言えるんだけど、
もうちょっと抑えた演技の人だったら、
兄弟の関係とかストーリーもすっきり見えたかなとは思う。
ノベライズも結構いけるぞ。
988 :
977:2007/08/02(木) 23:26:38 ID:JDwuL4PD
服役することで兄にとって
何か得るものがあるとすれば、理性か?
そういう意味では、兄の彼女への想いだけは
奪えなかったということ?
そして、今や凡人となってしまった兄に対する憧憬は、
映写機でよみがえって、自分の中での自己解決で
兄を取り戻せた?
でもそれはあまりにも陳腐でひとりよがり。
もうひとつ言うと、そんなに兄に勝ちたい?
彼女をモノにして勝って、裁判でかばってやって
優位に立っているオダギリの茶番に付き合っていた
自分を、立て直すために服役することを選んだ?
もうこれ以上お前の好きにさせないと?
もう全部疑問形。
990 :
名無シネマ@上映中:2007/08/03(金) 11:14:27 ID:Ha7klbHD
友達の熱心の勧めもあり、昨日DVD借りてきて観ました。
ハリウッド映画は見た目だけで嫌いなので
レンタルの9割は日本、アジア映画なのですが、
正直ツマラナイですね。コレもアンチになるのか?
観終わった後、レンタルしたのを後悔。せめて友達から借りてみたらよかった・・
この映画で熱く意見交換できるココの人が正直羨ましい。
>>990 単なる嗜好の問題。
貴方は貴方の好きな作品のスレッドで
好きなものどうし、熱く意見交換してください。
俺だったらその映画が面白くなければわざわざ
そのスレに来ないが。。。暇なんだろうね。
993 :
名無シネマ@上映中:2007/08/03(金) 11:45:50 ID:Ha7klbHD
>>991 了解しました。ココにはもう来ませんのご安心を。
レンタル代返せ!の愚痴と
この映画の感想を知りたかったので。
>>990 どこがダメなのか具体的に列挙すると有意義になる。
大味映画ファンが言いそうなセリフだ>レンタル代返せ
邦画やアジア映画でもどんなのが好きなのか
教えてもらえると参考になるよね
レンタル代ってそんなに惜しいのかな?時間を返せ!ならまだ分かるが
たった数百円のことでねぇ。
そんなんじゃ映画館なんてとても行けないと思うが。
>せめて友達から借りてみたらよかった・・
本当に数百円を惜しんでますね。と埋め。
1000なら次スレも6スレ目
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。