101 :
名無シネマ@上映中:
またリメイクか。ハリウドおわた。
102 :
名無シネマ@上映中:2007/03/02(金) 22:30:09 ID:9c0Jmsnz
今日観て来ました。2回目前のほうの席は空いていましたよ。
>>76そのシーンでは自分を含めクスリとした人が多数いましたよ。
後半ぐんぐん惹きつけられて良い作品でした。
ラスト、自分の想像通りで終わり方が良かったです。
自分も久しぶりにパンフを買いました。
すみません!ageてしまいました!
ドライマンの中の人がスティーヴン・セガールに見えるんだよなぁ。
おでこの形のせいかなぁ……。
この人、『飛ぶ教室』で禁煙さんをやったんだよ。
禁煙さんがセガールかぁ、と、ちょっとorzだったんだ。
……チラシの裏だな。すまん。
105 :
名無シネマ@上映中:2007/03/02(金) 23:44:31 ID:i/8yc/2e
ドライマンの人はブラック・ブックにも出るので請うご期待。
むしろアントニオバンデラス
あー、公式無意味に重い
さっきアカデミー賞授賞式見返してみたら、客席に俳優3人いたんだね。
ウルリッヒ・ミューエ、メガネかけて地味な雰囲気だからスタッフかと思っちゃったよ。
しかし映画では見せない満面の笑顔だった。
108 :
名無シネマ@上映中:2007/03/03(土) 22:00:18 ID:wrMWZvCA
今日見てきました。なんていうかメロドラマですね。
切ない感じで心にしみるものがあってよかったです。
上のほうにあったヴィースラー=だめ人間説、結構腑に落ちるものがありました。
ヴィースラーが娼婦に甘えるシーンとかすごくぐっときてしまいました。
シュピーゲル誌投稿用タイプライターって隠す必要あったのかな。
解体してりゃ、証拠隠滅になっていたと思うのだけど。
結構好きな映画だった。この4〜5年独映画でいいの多い気がする。
この作品まではりうどリメイクすんのか。。。糞だな
ここ数年アカデミー賞は外国語部門しか興味ないからどうでもいいけど。
111 :
名無シネマ@上映中:2007/03/04(日) 03:36:53 ID:Ors6WSDM
忙しくて行けないうちに外国語映画賞獲っちゃったんだな・・・。
受賞で混んでるんじゃないかと心配なんだが、やっぱり混んでますか?
つうかもともと混んでるか・・・。
いつもド田舎の地元シネコンで最新作も客5人wとかで観てるんで、
都心の単館系の「早目に行って整理券ゲット&行列&席取り合戦」方式は
不慣れなもので・・・w
112 :
名無シネマ@上映中:2007/03/04(日) 09:29:51 ID:5MUsqiIn
>111
渋谷シネマライズは一週間前から座席指定のチケットを窓口で発売開始
当日チケットを買うなら二時間前には行かないと希望の座席は無理
ピンポイントで好きな座席が買える
スクリーンが上の方にあるんで前過ぎると観づらいかも
川崎のシネチッタはネットから座席指定購入可能
鑑賞日の二日前から発売開始
こちらもピンポイントで好きな座席が買える
それ以外の地方は知らない
113 :
名無シネマ@上映中:2007/03/04(日) 10:21:12 ID:JLPOvyzV
渋谷の1階はスクリーンを見上げるような構造なので違和感がある。
早めに予約するなら、2階前列中央側がおすすめ。
114 :
111:2007/03/04(日) 14:05:25 ID:MGX50sPC
>>112-113 どうもです。
シネマライズだけだと思って場所書かなかったんですが、
川崎でもやってるんですね。
おっしゃるとおりシネマライズはあの構造だから
俺的に2階前列しか有り得ないんでw、超早めに行くことにします。
にしてもあの構造はなんとかならないのかな。
1階だと見上げ杉、2階だと見下ろし杉・・・。
まあそのおかげでスクリーンにほぼ直角に映像撃ち込めてるから
台形歪みが少ないのは素晴らしいとは思うが・・・。
それでも1階よりは2階がいいな
白バラの祈りもリメイクするらしいけど、どうなったんだろ
117 :
名無シネマ@上映中:2007/03/04(日) 21:37:03 ID:ZDZpjwaF
割引デーは日曜の最終回\1000だけですか?
水曜レディースデーは、無いですか?
ない
119 :
名無シネマ@上映中:2007/03/04(日) 21:45:12 ID:ZDZpjwaF
120 :
名無シネマ@上映中:2007/03/04(日) 22:45:10 ID:/Z+rlDr6
当時の体制側の人間は自由の何たるか、有害思想・有害図書を
当然知りうる立場にいたわけであるから、ドライマンへの軽い嫉妬心は
結果として高くついたってとこだろうか。
121 :
名無シネマ@上映中:2007/03/04(日) 23:37:17 ID:ZsFY7i+t
まあ日本だって、芸や専門知識のない人が必要以上に持ち上げられて、
たたき落とされる風潮はあるわけだから、旧東独と同じと言えば同じ。
首が痛い
>122
偶然だな俺もだ
124 :
名無シネマ@上映中:2007/03/05(月) 03:08:52 ID:KDBVPVw7
首が回らない
125 :
名無シネマ@上映中:2007/03/05(月) 10:26:47 ID:cinvcJqT
シネ・リーブル梅田で観た人いますか?
この土曜日に観に行こうと思うんですが、混んでますか?
126 :
名無シネマ@上映中:2007/03/05(月) 15:58:34 ID:BPalsU6a
昨日シネリーブル梅田で鑑賞しました。午前10:20から
の回でしたが、すいてましたよ。午後はわりと混んで
いたみたいですが。
楽しんできてくださいね。
127 :
125:2007/03/05(月) 18:38:32 ID:cinvcJqT
>>126 レスありがとうございます。
午前の回を観れたらいいのですが、あいにく午後からしか観れなくて…。
でもすごく混んでるわけではないようなので安心しました。
お気遣い頂いて嬉しいです。楽しんできます!
129 :
名無シネマ@上映中:2007/03/06(火) 19:57:57 ID:iD8keYD6
今日観てきた。
4つ星だな(5つ満点)。
主人公が徐々に自分の職務に疑問を感じていく件は、実によくできている。
(あの曲を聞いて一筋の涙を流すシーンもよくできている。「いかにも」になりそうにならなかったのは役者の力量)。
だから、女優の役の女優が「?」にしか見えなかったのも、作家役の人がスティーブン・セガールに見えたのも、小さいことだと思った。
久々にパンフを買っちゃった。
130 :
名無シネマ@上映中:2007/03/06(火) 22:04:56 ID:zGlBTi4O
主人公は左遷されてもあまり変わらないような。黙々と仕事をこなすタイプ。
題名、ちょっと地味かな。サスペンス・ロマンス・社会派ドラマにブラックな
笑いもあるし。もっとアピールしてもいい映画だと思う。
131 :
名無シネマ@上映中:2007/03/06(火) 23:30:50 ID:RKiap465
なんで邦題はDas Leben der anderenからDie Sonate vom Guten Menschenになったん?
というか逆に原題が後者じゃないのは何故といったほうがいいのかな。
132 :
125:2007/03/07(水) 10:19:36 ID:/5OV7Sy5
>>128 ご親切にどうもです。
土曜日に行くつもりが日曜になってしまいました。
13時と15時どちらが混んでるのだろう?似たようなもんかな。
133 :
名無シネマ@上映中:2007/03/07(水) 13:09:59 ID:AxMbsJz5
134 :
名無シネマ@上映中:2007/03/07(水) 21:46:00 ID:zL+q0kxU
これイギリス住んでる友達が見たいと言うんだけど英題がわからないらしい。
わかる人いたら教えて下さい。
135 :
名無シネマ@上映中:2007/03/08(木) 00:07:07 ID:qj2Ua63R
>134
The Lives of Others
パンフより
ちなみにオリジナル独題は
Das Leben der Anderen
136 :
名無シネマ@上映中:2007/03/08(木) 02:21:56 ID:jHuXIG87
ありがとう。
そうなんだ。邦題とだいぶ違うね。邦題いいね。
137 :
名無シネマ@上映中:2007/03/08(木) 13:01:15 ID:kUUpV3c3
その友達はなんでそんな事を検索できないんだろう?
>>134
ネット環境が無いとか
まぁ、そんな事別に良いじゃん。
よかった。じーんとした。
(ネタばれの可能性?)
例えば、
ベルリンの壁は崩壊した。
結局劇作家に真実を知られることはなかった。
一介の郵便配達になった主人公が、
人知れず黙々と郵便を配達している・・・
みたいなラストでも成立したと思うんだよね。
ちょっと苦いカンジでさ。
でもやっぱりああゆうラストでホッとした。
俗っぽいギリギリのセンかなとは思ったけど、
この新人監督さんの優しさがにじみ出ていて、とってもよかった。
あれ、郵便配達じゃなくて
チラシを入れるオッチャンだろう。
141 :
名無シネマ@上映中:2007/03/10(土) 08:00:21 ID:ifSLBGrk
このスレを見てから見に行った初めての映画になりました。
かなりネタばれしたので感動は薄れましたが、より深く掘り下げられたと思いましたw
以下私の極度の妄想を混ぜた感想です。
スレの上の方であったパトリスルコントの「仕立て屋の恋」「髪結いの亭主」の影響は否めないと思います。
主人公のキャラクターは仕立て屋の恋そのものですし、突然の自殺は髪結いの亭主そのものです。
ある意味あの両作品の偉大さを正直に評価してるヨーロッパの初めての作品かもしれません。そういう意味では
メロドラマとして必然であり評価されても問題ないのかもしれません。ただパクリとしてみると、節操が無いわけで、
かつ新しさがないとして論外でしょう。僕は前者としてよりも後者としてとりました。2chの影響もろかぶりですw
あと主人公はユダヤ人じゃないですかねw 行動パターンが典型的なユダヤ人的に感じました。
で、出てきたのが最近流行のユダヤ陰謀論とつながって、ヨーロッパもユダヤとアーリアも連携してるなとw
まあおすぎも言っていますが、何でこの時期にってのはほとんどの人には当然と思います。
私個人的には「マッチポイント」と共に時間つぶしにはなる作品でした。哀しいかな対した感慨はありません。
極度の妄想
まで読んだ
宣伝スチールぱっと見でヘッドフォン男が東京裁判かと(ry
いい映画したね
144 :
名無シネマ@上映中:2007/03/18(日) 15:33:04 ID:xERR8IIp
保守
人少ないねえ・・・
アカデミー賞取ったのに。
今も映画館に人は入っているのかな?
今日行ってきました。初回で6〜7割りの入りかな?
年配の方が結構多かったかな。
地味ですけど実にいい映画でした。緊迫感とユーモアが程よくて、
なんとも切なく、ジーンとくるラストでした。
ひさびさにシネマライズ行ったんだけど、相変わらず首が痛くなる映画館だw
1階は地雷
>146
ライズは2階の最前くらいしかまともな席ないよ
146です
>>147>>148 そうなんですか、今度機会あったら2階いってみます。
今パンフ読んでて、わかったんだが、主演のウルリッヒ・ミューエは
奥さんで女優のイェニー・グロルマンに10数年間にわたって密告され
続けたらしいね。(夫人は否定してるみたいだけど)
なんかそう考えると、大変な役を引き受けたんだな。過度に感情に
流されるでもなく、抑制が効いていて、ほんと表情切ないは。
>2階の最前
…だったけど、結構きつかったよ。
>夫人は否定
ちなみにDas Leben der anderenの本(脚本が本で出てる)を買うと
最後にミューエのインタビューが載ってるんだけど、
奥さんの密告云々のところは黒塗りになってる。訴えたから。
151 :
111:2007/03/22(木) 00:56:39 ID:HhlNIoz6
俺も結局2階の真ん中ブロックの最前列で観たけど、
あれはあれでちょっと見下ろし杉かなぁ・・・。
まあ首痛くなるよりはいいし、ライズでは最良の席なんだろうけど。
来月初めに地元のシネリーブル千葉ニュータウンに来るから、
わざわざ渋谷まで出向いて満員で窮屈な思いするよりは、
ちょっと待っていつものように客2〜3人のガラガラの環境で観ようか
とも思ったんだが待ちきれなかったw
シネリに来たらもう1回観に行く予定。
152 :
名無シネマ@上映中:2007/03/22(木) 01:12:11 ID:VB+yNe8d
シュタージの監視員は、何もその当時の東独でなくても
現在の日本の組織社会にはこういうタイプの奴いっぱい
いるんでないの。組織で仕事をするには情に流されては
だめなんだよね。リーマンの俺としても複雑な気分だ。
別にドイツに限った話じゃなくて、日本でも戦前・戦中はあんなものだった。
堀田善衛の半自伝の「若き日の詩人たちの肖像」とかを読めば、全体主義国家に
生きる芸術家、思想家であることの大変さっていうのは人事でなくわかると
思う。転向して権力にこびて書かせてもらう詩人、特高の監視の下で危うい
綱渡りを強いられる文筆家、床下に隠された禁じられた書物・・・・・
154 :
名無シネマ@上映中:2007/03/25(日) 00:11:05 ID:K8FHgYVW
最後に公安?のおじちゃんが作家と劇場で話した後のシーンで
さりげなくネクタイを直すのがうまいと思った
クリスタと作家の幸せだった頃を思い出させるね
身長2メートル以上なんだ
見た。善い映画だった。
最後のシーンがやはりよいです。
迷う・・・
これは誰のための映画なんだろう?
160 :
158:2007/03/30(金) 01:23:59 ID:k9cEpQEV
東ドイツから逃げようとして逃げられなかった人のニュース映像、市民の相互監視など
「いい話だ」と考えるのを邪魔する要因が多く、とても興味を惹かれていますが迷ってる。
思いすら残せなかった人たちのための映画であってほしいと勝手に期待してる自分が映画として楽しめるか。
テレビしかなかったころのドキュメンタリは、印象に残ってしまって。
映画は映画。
実際に似たような話があったとしても、
1本の映画として楽しめばいいんじゃないの?
>>158 「これは誰のための映画なんだろう?」
まさに映画のラストシーンでこの答えが明かされるよ。
期待=興味があるなら一度は観てみては?
>>161が言うように、映画は映画と割り切ってみれば心に残る何かがあるかもしれないよ。
ドキュメンタリーと比べて観ないのはもったいない気がする。
163 :
名無シネマ@上映中:2007/03/31(土) 07:50:27 ID:ZJYEr2RQ
まあねえ要するにどんな時代もあるんだよ。
でねいつの時代も変わらないってことなんだな。
内容的には薄いよw 演出も弱い。情が深くないね。
結局現代の特徴は人間が迷いの中にいるってことなのさw
ドイツ国内でもヴィースラーの転向に関しては「?」という意見があるくらいだから、解り難くはある。
けど、一番のポイントは「何が人間性(Humanitaet)か」ってことだと思う。
忘れちゃならないのは、国家の為に尽してる官僚も、皆が自分の保身のためにそうしてたんじゃない、ってこと。
社会主義の理想を実現することが真の人間性に資する行為であり、
目先の感傷にとらわれるのは、大局的には間違ったことなのだ、という道徳認識があった。
そういうダブルバインドの中で、ヴィースラーが結局「目先の感傷」の為に、
国家の大義を捨てた決断の意味を考れば、結構難しいものがある。
音楽なんかは、ちょっとした切っ掛けに過ぎない。
きっとヴィースラーの中には何かしら葛藤みたいなものが元々燻ぶってたと思う。
映画の最後に至るまで、結局彼は自分が正しいことをしたとは確信してなかったんじゃないか。
映画自体はそれを是として描いてるように見えるけれど、
単に「ヴィースラー勇気あったよね」で終っちゃうと、
ヴィースラーの本当の矜持というのは見えてこないような気がする。
ジョークがあんまり面白くないということが、面白い。
166 :
名無シネマ@上映中:2007/03/31(土) 09:21:29 ID:ZJYEr2RQ
まあこの映画で
>>164みたいな感慨が得られる人は、相当日常の仕事で鬱積してんだよw
実際はほとんどの東ドイツ人は反省してないと思うよw 実際はね。
ロシアだってキューバだって北朝鮮だって、アメリカのその手の人たちだってみんなそうだよ。
そんなかっこつけるほどの人間の良心だなんて明確なものは無い。
スパイや監視活動は金や生活のために行われるだけであって、国のためとか秩序のためとかあるわけねえwwww
その辺の警察や警備員やへたすりゃアルバイトの誘導員が秩序のためにやるかよw 常識的に考えてみろや。
で秩序や法のために監視なんかするかよw 全ては好奇心だよ 絶対的なね。
167 :
名無シネマ@上映中:2007/03/31(土) 09:26:18 ID:ZJYEr2RQ
この世を支配するのは絶対的な欲望だよ。こんな当たり前の事実を否定することから絶対主義や社会主義は始まるんだ。
それを理解すれば、こんな映画の茶番はすぐに明らかになるよwwww
この映画が作られた背景や公開する意図がね。そこには本質的な良心が無いんだよwwww
絶対的な良心の欠如と、絶対的な欲望の支配。 映画なんてそんなもんじゃね?w
168 :
名無シネマ@上映中:2007/03/31(土) 09:28:11 ID:ZJYEr2RQ
悲しいけどそれが現実なのよね。
いいわけしかない映画に良い映画は無いよ。
>>164みたいな人の慰めでしかない。
169 :
名無シネマ@上映中:2007/03/31(土) 09:39:50 ID:ZJYEr2RQ
社会主義共産主義国家主義というと一見理想やらなんやらといわれるが、
ナチズムというと分かりやすいね。結局そういう不純な行動に人間を突き動かす根本は
理想やらなんやらじゃないんだよ。圧倒的な生活苦だよw 圧倒的な生活苦w これ以上の表現は無い。
生活苦を生活苦のまま表現したら映画にならないし、誇張しても表現にならない。
要は映画の重要なのは、生活苦を忘れさせてあげることだろw 普通の人はこの映画見てもしようがないし、それは健全さの証だなw
申し訳ないが、ZJYEr2RQのどこをタテ読みすれば面白いのか教えてくれないか?
171 :
名無シネマ@上映中:2007/03/31(土) 09:48:23 ID:ZJYEr2RQ
>>170 批評は面白さじゃなく冷静さが重要だからなw
批評の原則だ。表現に対する冷静さが批評の全て。そんな当たり前のことも分からない時代。
172 :
名無シネマ@上映中:2007/03/31(土) 09:52:32 ID:ZJYEr2RQ
だからねえ。この映画にあえて救いを入れるとしたら、そもそもパトリスルコントのパクリであることは明らかなんだから、
あの監視員は死ぬしかなかったんだよ。それしか救いは無い。映画で死ぬことで生きる人がいるのであればねw
女優の死に報いる行為は死しかない。それでメロドラマとしては完結する。
あえてそうしなかったのがこの作品の製作意図を物語ってるわけよ。
で、そこについて評論して駄目駄目としたわけw
>>164さんはドイツ国内の情報も知ってるの?
元東ドイツの人は、この映画のことどう受け止めてるみたいなのかな・・・。
激しくチラ裏なんだけど、監督と同い年。
ラストに小さな希望があるらしいけど、誰のための希望なんだろう?
174 :
164:2007/03/31(土) 14:25:22 ID:UKyopLWN
実際東独でシュタージに目を付けられて反逆罪で掴まったような人の中には怒りだす向きもあるとか。
現実には、こんなような(人間的な)ことはなかった、と。
東と西の問題は今でもアクチュアルな問題。
経済的にも、メンタルな部分でも統合は全然完了していない。
ネオナチなどの不穏な動きが多いのは主に旧東で、西との温度差は大きい。
「向うの(他人の)生活」という題も、西側の人から見て、想像を絶する東の生活、とか、
今の世代の人間からは既に忘れられかけた、東のトラウマ、とか東の外からの視点を意識してると思う。
ついこの間まで社会主義政党(SPD)が政府与党だったくらいだから、
社会主義に対する考えかたは複雑微妙なものがある。
勿論東が正しかった、というような認識はないけれど。
そういう意味では「なぜ今…」のような評論はドイツではありえない。
単なるフィクションのヒューマンドラマじゃなく、現実社会に訴える部分がある。
小さな希望、というのがあるとすれば、そういう東西のメンタルの部分の壁を乗り越える足掛りに、
「何が人間性であったか」という問いが立てられることかと個人的には考える。
175 :
名無シネマ@上映中:2007/03/31(土) 14:40:39 ID:+tPE1JkA
だからそうなんだよ。リアリティーが全然ないのね。
そうならやっぱ監視員は殺すしか無いんだよ。メロドラマにするならね。
176 :
名無シネマ@上映中:2007/03/31(土) 14:47:19 ID:+tPE1JkA
しかしなかなか名文だな我ながらw 自画自賛
177 :
名無シネマ@上映中:2007/03/31(土) 14:52:32 ID:+tPE1JkA
さあ自由主義も社会主義も存在しない時代に、人間どう生くべきか。
別に何も変わりはしないだろw しがみつくのはおやめなさい。
178 :
164:2007/03/31(土) 14:58:29 ID:i673p6Bm
そんな人間の負の部分を見せるリアリティーなんて、それこそお腹一杯という感じがする。
最後の本屋でヴィースラーが「自分にです(Das ist "fuer" mich)」と言った科白は、
おそらく存在したであろうヴィースラー的な旧シュタージとか、
旧IM(Inoffizieller Mitarbeiter「民間協力者」)に向けた科白。
「この映画は"私"のために描かれたのだ」と。
実際にそういう人達が、ヴィースラーのように行動したかどうか、は問題じゃない。
あなた方の煩悶には既に人間性を肯定する何がしかがあったのだ、ということを
伝えんとしているように見える。
>>177 変わらん、と思えるあなたは幸せなのだ。
迷う・・・orz
タイトルと、ヘッドホンつけたおじさんのシーン見たときから感動は期待してない。
「善人とかねーよw」という皮肉ドイツ映画かと思った。
だからこそ興味を持ったし、好奇心を今もそそられてる。
監督は「ドイツの歴史を知るための作品として見る必要はありません」て言ってるみたいね。
(
http://news.ameba.jp/2007/03/3615.php)
不幸な状況から残った希望で感動するのって、蟲毒の味わい?学校や社会でのアレコレに無頓着なまま
東ドイツの話で感動するより、自分の足元見たほうがいいんじゃないかと思いながら、
好奇心という欲には勝てずに観てきます。
お邪魔しました。レスサンクスでした。
レスサンクス=174に対して、です。リロドしてなくてレス進んでたの気がつかなくて。失礼。
181 :
名無シネマ@上映中:2007/03/31(土) 17:11:04 ID:JrxLSow1
>>174 そうかねえ。世の中の体制と人の心ってのはいつまでたっても変わらんと思うがねえw
果たして煩悶すること、人間的であること、そしてそれらが現実に表立ってなかったということ。
それらを考えたとき、この物語が人々に何かを訴えかけるものを持っているかどうか。
俺はないと思うねえ。そういう実際に生活のために監視やらスパイやらしてる人に、
慰みを与えるだけではたしてそれで世の中良いのかって思うね。そういう問題ではあるがねw
182 :
名無シネマ@上映中:2007/03/31(土) 17:14:12 ID:JrxLSow1
だから物語として誠実であるならば、監視者は死んでメロドラマとして終わるべきだと思う。
私は監視をしていました。そして対象者を苦しみのうちに死におとしめましたが私は生き残り希望を得ました、
って物語として最悪でしょw
ひさびさに来たらなんでこんなに伸びてるのw
一人がウザイ自己満足を延々続けてるから。
NG指定すればレス伸びてないよ。
クリスタのような部分も人間の普遍的な部分かもしれないけど
ヴィースラーのような「そういうものだと思ってそうしてただけ」と言いながら
なんとなく移ろいながら生き残っちゃう部分も、人間の普遍性かもしれない。と思いました。
結局誰のための映画かわからなかったけど、もう一度見に行きたくて、その理由を考えたら、
ああいうある意味無神経な部分が自分にもあって、それを肯定して欲しいのかなって。
感動するところはわからなかった。
ヴィースラーは、仕事として監視してたけど
冒頭にあったように「40時間眠らせないで」とか脅されたりとか
ちょっとした欲とか、「あいつ嫌い」という平和な時代でもなくならない普遍的な感情とか、
そういうの全部ひっくるめて相互監視を機能させてたはずで、
ヴィースラーにはそれがないから。
186 :
名無シネマ@上映中:2007/03/31(土) 21:30:42 ID:JrxLSow1
そうなんだよね。感動する映画じゃないし、共感する部分もない。
なのにアメリカでリメイクするらしい。
この社会の病んだ度合いだけが如実に明らかになる、極めて政治的な癒し映画なんだよw
この映画が好きな人ってのは高い確率で病んでるよw
187 :
164:2007/03/31(土) 22:06:00 ID:InADzgTf
他人を病んでると言って自分が健常者であることを主張する人間が、病んでいないとどうして判断できるのか。
人間の普遍性というのは抽象的なもので、何か一つ確定的な在りかたをするものじゃない。
「これが普遍性だ」と確信した時点でイデオロギーに限りなく近づいていく。
ドイツ人のメンタリティーには、そういう普遍性という概念が持つ詐欺的な性格に対する、
敏感な感受性みたいなものが確かに存在する。
大事なのは現時点でどのように判断するか。
例えばライブドア事件の堀江氏は犯罪者なのか、それとも見せしめに吊るし上げられたイノベーターなのか。
憲法九条の改変は、改善か改悪か。
そういう判断の岐路に立たされてる自分がある決断を下したとき、
例えば将来ヴィースラーのように誰かから献辞を捧げられ、
それを誇り高く「私のものだ」と言って受け取ることができるのか。
少なくとも自分の責任を賭けて決断する覚悟がなければ、
ただ(wを連発して対立する意見を鼻で笑っているだけでは、
(別に186氏に言っているのではなく、一般にそういう傾向が強いと感じる)
「私のものだ」という言葉の重みはわからんと思う。
重たい判断を尋問で眠れない時に下したくないなあ。
でもそんなことを求められた人が大勢いたのは事実らしい。
いろいろちくっちゃった人にとってはこの映画、拷問か。
リサーチしたんでしょ監督。ちくっちゃった人にもリサーチしたのかな。
ちくっちゃった人にとってもいい話だったのかな。わからなかった。
188ですけど悪く言ってるみたいだけど、観て良かったと思ってる、スレの人ありがとう。
監督にクリスタの話の意味(必然なのか)を聞きたい・・・。
190 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 05:55:47 ID:/2Vl6EZ8
>>187 手塚治虫のアドルフに告ぐでうろ覚えだがこんなせりふがあったよ
「きちがいの指導者の下ではきちがいしか働けない。」
大事なのはこの映画が現実に即さないファンタジーであるということだよ。
ファンタジーにのめりこんでいるのは病んでいるから。良い影響をされるのはいいことだが、
ファンタジーをファンタジーとして見られなくなる人が良い影響を受けるとは思えない。
笑われて引っ込むような意見は対立する意見というものではない。
そして建設的な提案として 弱弱しい人間性ほど恐ろしいものはない。
人間は常に考える葦であらねばならない。考えない人間ほど弱く恐ろしいものはない。
191 :
164:2007/04/01(日) 07:26:31 ID:jP5c2I4i
>>190 あなたがリアルだと見做す現実の在り方を定める規範が、
その「きちがいの指導者」によって成されたものでないと、どうしてあなたに言いきれるのか。
あなたは「きちがい」は自分が「きちがい」であることを認識しているとお思いか。
あなたはどうして自分が「きちがい」でないと主張する権利を持っていると考えるのか。
例えばかつてヒトラーや、スターリンの元で理想を追い求めた人間達は、あなたより愚かだったから、
もしくはあなたより「現実的に」大局を見なかったから、その判断を誤ったのだろうか。
> 笑われて引っ込むような意見は対立する意見というものではない。
「相手は妄想に捕われた阿呆である」という前提から出発し、
相手を笑いのめすことで、その相手を「引っ込ませた」と思い込むことが問題なのだ。
あなたの言うリアリティが、どこまでリアルなものなのか、それを測る基準のことを考えたことがあるだろうか。
あなたが単に欲望とか、残虐性とか、理性の脆弱さをリアルな人間性だと思っているなら、
それはあなたの言う「弱々しい人間性」の鏡像のようなものに過ぎないのではないか。
そのエゴから行動を起こすのと同様に、人間は夢物語のようなhumanitaetから実際の行動を起こすこともあるのである。
その動機を嘘呼ばわりすることは簡単だろうが、彼らの行為自体は徹頭徹尾リアルなものなのだ。
> 人間は常に考える葦であらねばならない。考えない人間ほど弱く恐ろしいものはない。
全くそれには同意する。
では、単に欲望や利己的な行動「のみ」をリアルと見做すのは、本当にあなた自身の内省の成果なのか。
もしかしたら感傷に従った行為を全てナイーブだと見做す、別の種類の素朴さに支配されていないだろうか。
それから、もしあなたがある物語のもつ「リアリティ」というものを、
単に内容の現実に対する近似と想像しているなら、
あなたは近代日本の「私小説」作家達が自然主義について持っていた誤解と、
同じ誤解をフィクションに対して抱いているのだ。
映画として観れたら感動できたのかな。
難なく変わることができた冷徹な監視人、監視はされても誰のことも監視しない善なる芸術家。
それを安全圏から見下ろした監視人(=観客)はみんな感動したって言ってるよ。
>191=164さん、ドイツに詳しそうな方にお聞きしたいことがあるんですけど、
ドイツの人の反応を知ることができるサイトなどありませんか?
タイトル+ドイツの反応、+東ドイツなどで検索しましたが見つけられませんでした。
監視だけしてた人・監視されるだけだった人より、相互監視が最も人を傷つけただろうし、
その人たちはどう思ってるのか。なんで関係ない人ばっかり感動できるのかわからない。
195 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 13:53:04 ID:/2Vl6EZ8
>>194 >>164さんは実際に日本で監視活動に関係しているから感動しているんですよ。
そういう立場にいるから、共感できる。そして映画の中での人間性に自慰してまた社会の中に戻っていく。
ただそれだけです。
現実はそんなもんですw
196 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 14:03:31 ID:/2Vl6EZ8
東ドイツでも旧ソ連でも、現実のアメリカでも、日本ですら同胞に対する監視活動、
内偵活動、非合法活動は最終的にはなんら処罰されたり反省されることはないのが現実なのです。
それらは権力の名の下に何の制限もなく、
>>164さんのような延々とした言い訳と自省の中でのみ
処理され次世代へと引き継がれていくのが常であります。そういった矛盾から生じた自己満足の映画だといえるでしょう。
>>164のような強烈なオナニーを見せられるとゾッとしますw
感動したって書いてる人のブログに、名無しで突撃して
どこのシーンでどんな理由で感動したのか聞いたら嫌がられるよね。
198 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 20:11:26 ID:ZoVQmnKS
言い訳は結構でございます。
199 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 21:26:24 ID:33mhdg7x
うわーなんかすげー馬鹿がいるなぁ。
>196
悪いけど現実はどうでもいい。現実が欲しけりゃ図書館に行く。
俺らが映画館に劇映画を見に行く時はね、
「ありえた現実の可能性」を見に行くのよ。
それがどれだけ現実に近いかなんてどうでもいいの。
200 :
名無シネマ@上映中:2007/04/01(日) 21:29:40 ID:ZoVQmnKS
フィクションとして感動する要素が足りなさすぎ。
だから監視者は死ねと言ってるのに。映画知らなさすぎw