2007年1月23日(火)日刊スポーツ朝刊より
☆大ヒット韓国映画シリーズ3作目に主演〜僕の彼女は綾瀬はるか☆
『神戸を舞台に出演者は全員日本人☆時空超えるサイボーグ』
日本でも大ヒットした韓国映画「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」に続く‘彼女シリーズ’最終章が、日本を舞台に、日本人キャストで製作されることが22日、分かった。
映画『僕の彼女はサイボーグ』で、主演のサイボーグを綾瀬はるか(21)が演じる。
相手役の‘僕’は小出恵介(22)。
前2作に続き、韓国のクァク・ジェヨン監督(47)がメガホンを取る。
08年春公開予定。
『アクションも』
「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」は、いずれも‘大胆な彼女’と‘控えめな僕’の切ないラブコメディー。
日本で「ボクカノ」と呼ばれた「僕の彼女を紹介します」は、興行収入27億円を記録。日本公開された韓国映画NO.1ヒットの金字塔を打ち立てた。
クァク監督は、第3弾の脚本が出来上がった後、「このままだと、新鮮味がなくなってしまう」と悩んでいたという。
そんな時に日本の映画会社からオファーを受け快諾。
すぐに脚本を手直しした。
もっとも‘大胆な彼女’と‘控えめな僕’の切ないラブコメディーという基本線は変わらない。
『僕の彼女はサイボーグ』は、時空を超えたヒロインの活躍と恋を描き、前2作よりもSFファンタジーとアクション要素が濃くなるという。
つづき
メガホンを取るクァク監督は、女優チョン・ジヒョン(25)を両作品に起用し国際的スターに押し上げた手腕を持つ。
今回はヒロインに綾瀬を抜てき。
「健康的でスポーティー。そして清潔感が、ヒロインのイメージにぴったり」との監督の強い希望で決定した。
初の本格アクションとあって、綾瀬は週1、2回アクションの特訓中。
また「ロボットっぽい動きを参考にしようと思って」と映画「ターミネーター」のDVDを見るなど、準備に余念がない。
前2作では、男を振り回すもののキュートなジヒョン演じるヒロインに、男女問わずくぎ付けになった。
新ヒロインに抜てきされた綾瀬は「今回演じるのは強いサイボーグだけど、小悪魔っぽく、かわいらしく、素直なところを出せたら」と意気込んでいる。
キャストはもちろん、監督ら一部スタッフ以外はすべて日本人という異例の韓国映画は、17日から神戸で撮影を開始。
約3カ月間、日本で撮影が行われる予定。
◆ストーリー◆
さえない男ジロー(小出)はファミレスで1人寂しく自分の誕生日を祝っていた。
その時、ファミレスジャックに遭遇し、頭部に銃弾を受けて、ほぼ全身不随に。
一方、買っておいたロト宝くじが大当たり。
多大な資金で事業を始めると大成功し、一大コンツェルンを築き上げる。
80歳を超えて死期が近づくと、全財産をつぎ込んで美しいサイボーグとタイムマシンを造る。
そしてあの忌まわしい出来事から自らを救い出すため、あの日のファミレスに‘彼女’(綾瀬)を送り込む。