韓国歴史映画【王の男】女装美男子有りホモ有り

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168名無シネマ@上映中
ミニシアターで静かに映画を愛する観客と共にみたい映画かな。
専門誌のカム・ウソンのインタビューを読んで彼への期待は
完全になくなった。
予告編でイ・ジュンギが演技がかなり下手な事もわかった。
全く期待していなかったので落胆もなかった。
自分の場合興味の対象は燕山君をどう描いているかの一点。
燕山君に思い入れて見ていたので結構泣けた。
燕山君の人はちょっと演技が安っぽいかなと思ったけど悪くは
なかったと思う。
王を風刺する劇を見て彼が大笑いするシーンまでの王の立場の
描写も簡潔にまとまっていてわかりやすかった。
王の涙を拭こうとして拭けないコンギル・・・誰よりも王の心情を
理解しているのにそんなことすらできない身分の違いの重さを
感じさせる美しいシーンだった。
イ・ジュンギはとても美しくてイメージにぴったりだったけど
できればもっと演技の出来る人をキャスティングして欲しかった。
事情が事情だけに仕方ない部分もあったけどカム・ウソンは
この役に全く合っていないと思った。
冒頭のシーンから身分の低い大道芸人の粗野で愚鈍な雰囲気が
感じられ無くてむしろ知的な部分ばかりが目立った。
時代劇が初めてなのでそのわりにはよく頑張ったと思うけど
冒頭から引き摺った印象のせいで彼が失明したことにより悟り、
綱の上で思いを語る重要なシーンが生かせていない感じがした。