【怒ってるんだよ!】ゲド戦記by宮崎56【やめにしようか?】

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14名無シネマ@上映中

―私はそういう意図もあったと思いました。

鈴木
それじゃ、下世話な週刊誌の発想だよね。だったら帰りなさい。
はい、取材は終わり。
そういうことで来るんだったら俺、答えたくない。
最低のインタビュアーだと思う。
あの映画を見て、そういう感想しかなかったの?

―それだけではないですが、正直、その部分も感じたんです。

鈴木
俺はね、人の作品を見るときには、そういうくだらない目では絶対見ないよ。
だって、大事なもの見失うから。でも、あなたはそういう目で見たんでしょ?
そんなつもりで何億円もかけて映画を作るバカが、いるわけないじゃない!
俺は今のあなたの発言に怒ってる。どうしますか?
このままでいいんだったら、もう編集部に帰ればいい。
15名無シネマ@上映中:2006/10/21(土) 18:52:17 ID:WUdVCOXM

―いえ、よくないです。

鈴木
なんで?

―鈴木さんをそこまで怒らせてしまう質問をしたとは、思えないからです。

鈴木
だったら俺が怒った結果、どう思ったかって訊いてるの!!(机を叩く)
人のつくった作品を、いい加減に扱うなと言ってるんだよ!
人が怒ってるんだったら、どうするの、普通は。

―・・・すみませんでした。
質問を変えさせてください。ただ、「父さえいなければ、生きられると思った」
という宣伝コピーが、誤解を生む部分もあったかと思うのですが、いかがですか?

鈴木
それはただ、あくまであのストーリーを分かりやすく伝えるために、ああなっただけ。
そのときは、宮さん(宮崎駿)と吾朗のことなんて全然考えてないんだよ。
後になって「そうか、2人のことだと疑われたら困るな」っていうんで、やめた。
だから、新聞広告には一切使ってません。
16名無シネマ@上映中:2006/10/21(土) 18:52:33 ID:WUdVCOXM
―そうでしたか。

鈴木
最初に、オタク向けだとか観客を限定したものをつくりたくないと言ったけど
ぼくたちがアニメーションで映画をつくるのは、その作品で、現代という時代と切り結びたいから。
描きたいのは、宮崎駿と宮崎吾朗の父子対決なんてチンケな事じゃない。
願わくば、全世代に、その時代のテーマを問いかけたい。
そして、そこにしかスタジオジブリという集団の存在意義はないと思ってる。

―では、最後に、ジブリの次回作について聞かせてください。

鈴木
公開は早くて再来年かな。内緒だけど、ここまでは言える。
次の作品はね、実はこの、なよ【註:同席していた、ジブリのK氏。実は元「サイゾー」編集部員】
がきっかけ。宮さんは、スタッフのある女の子をすごく気に入ってたんだけど、こいつが入社早々
結婚したあげく子どもまでつくっちゃった(笑)。
そこで、宮さんは「現代のお父さんはどうあるべきか」と考えて
映画の企画になっていったんです(笑)。
これ、特ダネだよ!