【怒ってるんだよ!】ゲド戦記by宮崎56【やめにしようか?】
10 :
名無シネマ@上映中:
サイゾー2006年11月号
116,117ページ
『ゲド戦記』バッシングにジブリ鈴木Pがブチギレ!
中川大地:文 高橋宗正:写真
「ベネチア国際映画祭で大絶賛だった!」とジブリ鈴木敏夫プロデューサーもご満悦(?)
の『ゲド戦記』。が、国内での評判は大波乱。混迷の日本アニメ界でジブリは何を目指す!?
―いま、オタク向け作品を中心に、日本ではアニメがたくさんつくられてますよね。
鈴木
むしろ減ったんじゃないの?日本産のアニメーションブームは、完全に終わったんじゃないですか?
ああいうのは全部、アジアとか、海外でつくってるから、そういうのは日本のアニメーションとは言えない。
それが悪いと言ってるんじゃないけど、実態として日本でつくられているものはもう1割に満たないことは
ハッキリさせたほうがいい。ただ、ぼくはオタク向けだとか、観客を限定してつくられているものには興味ないけどね。
―ジブリが一般向けアニメの唯一に近い牙城になってきている中で、ベネチア国際映画祭での
『ゲド戦記』の反応は、いかがでしたか?
鈴木
びっくりするくらいの絶賛でしたね。終わらないんですよね、スタンディングオベーションが。
11 :
名無シネマ@上映中:2006/10/21(土) 18:50:49 ID:WUdVCOXM
―ただ国内では、ジブリの作品がここまでネット等でバッシングを受けたのは、初めてじゃないですか?
鈴木
そんなのはなかった。
そのバッシングって、何人がやってるの?そんなのは、ほんの数人だよね。
―いえ、5300人以上が書き込んでいる、Yahoo!映画掲示板でのユーザーレビューを見る限りでも
(5点満点中2.36点/10月5日現在)数人ってことはないと思いますが・・・
鈴木
だったらその真相を調べるのが、マスコミの仕事じゃない。ネットなんかでは、ひとりの人間が複数の名前を騙ることで
ごく少数者の意見が全体の傾向であるかのように見せかけられる。それが現代なんです。でもそれは
一般にはなんの影響力も無い。それに乗っかってくるのは、マスコミの人くらいです。
―おすぎも、大っぴらに『ゲド戦記』バッシングをしてましたね。
鈴木
あの人は、毎回毎回言ってるの。ぼくは無視してます。
12 :
名無シネマ@上映中:2006/10/21(土) 18:51:13 ID:WUdVCOXM
―ただ今回、原作者ル=グウィン氏からの批判がネットで公開されました。
原作者から、そういう不満の声が出るというのは想定内だったんですか?
鈴木
そんなの、あったりまえじゃない!
もしぼくが原作者でも、よく言うわけないもの(笑)。
自分が書いた本に持っているイメージとまったく同じ映像をつくれる人が
この世の中にいるわけないんだから。
―その不満の中に、主人公アレンが父王を殺すシーンについての疑問もありました。
そこは鈴木さんのアイディアだったはずですが、なぜそうされたのですか?
鈴木
それは、現代日本の状況がそうなりつつあるな、という予感があったから。
ぼくらがそれを考えたのは2年も前だけど、そしたら本当にそういう事件が現実に
起きてしまった。それに、「父親殺し」は何か特別なものではなく
ギリシャ悲劇「オイディプス王」の時代から延々と続く普遍的なテーマです。
―映画をつくる際に、作品に「宮崎駿VS宮崎吾朗」という父子対決を重ね合わせる意図は
なかったんですか?
鈴木
あなた自分で判断できない?