鈴井貴之監督作品 5

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178日刊スポーツ 北海道
芸能 大泉洋ら所属オフィスCUE(キュー)15周年 鈴井亜由美副社長
2007.01.03 日刊スポーツ 北海道日刊

人気タレントの大泉洋らが所属する芸能事務所
「クリエイティブオフィスCUE」が今年創立15周年を迎えた。
大泉もメンバーに名を連ねる劇団「TEAM NACS(チームナックス)」
などを擁し、北海道を代表するプロダクションに成長したが、
それを陰で支えてきたのが取締役副社長の鈴井亜由美さんだ。
社長兼タレントの鈴井貴之の妻でもある。所属タレントからも
尊敬される鈴井さんにまつわる秘密に迫った。

テレビ、ラジオなどで所属タレントから副社長を文字って
「フクシャ」と呼ばれている鈴井さんは、いろいろなうわさに
包まれた女性だ。オフィスキューのファンからは大泉洋を発掘
したのはフクシャだ、会社がもっているのもフクシャがいるから
などといわれているが…。

鈴井さん『発掘したというのは大げさですね。当時、モザイクな夜
(HTBの深夜番組)の1コーナーに出演していた役者が辞めるので
新しい人を探さなくてはいけなくなりました。たまたま、自分が
経営していたメキシコ料理店で打ち上げしていた中に大泉がいて、
初めて会いました。髪の毛がウエーブで長くて。変わった子でしたね。
収録まであと1週間しかないのでただ当てはめただけ。
演技とかは全然見ていないんですよ。』
179日刊スポーツ 北海道:2007/01/05(金) 23:21:53 ID:QLhHLqu9
それでも、出会いは偶然だったかもしれないが、テレビの出演を
OKした鈴井さんの眼力がなければ今の大泉はいなかった。
92年に立ち上げた鈴井貴之の個人事務所は、鈴井さんがOL時代に
貯めたお金が充てられた。マンションのワンルームに机と電話だけの
小さな事務所。そこが出発点だった。会社が軌道に乗るまで、夫に代わり、
経営、プロモート、マネジメントと1人で何役もこなした。

鈴井さん『会社を立ち上げる時点で鈴井には覚悟してくれ、私も覚悟するから
と言いました。仕事辞めたときは鈴井とやるしかないと思って
いましたから、その1年前には婚約していました。死ぬ気でやったのは
最初の1年。辞めた会社が雇ってくれて昼間はそこでバイト。
朝9時半から6時までそこでやって夜9時半から夜中まではフランス
料理店でウエートレス。休みのときはリポーターの仕事。休んだら仕事に
ならないので苦にはなりませんでした。休んだほうが怖かった。』

会社が軌道に乗った今でも、イベントの企画、立案に参加する。また、
タレントへのアドバイスも忘れない。事務所の潤滑油としてオフィス
キューへ果たす役割は大きい。チームナックスら草創期からともに
しているタレントも、鈴井さんの苦労を知るからこそ尊敬の念を抱いている。
180日刊スポーツ 北海道:2007/01/05(金) 23:22:35 ID:QLhHLqu9
鈴井さん『いい仕事をいいテンションでしてもらうためにも、タレントの
マネジメントには気を使っています。舞台やテレビに出演したら感想を
伝えることも大事。自分のことを気にかけているんだなと思ってくれれば。
北海道は元気がないと言われますが、旭山動物園や日本ハムのように
活性化させる存在になりたいですね。』【構成・小林明央】

◆チームナックスのリーダー森崎博之
『札幌のお母さん。寝食の心配や、ファッションチェックまで気をもんでくれる。
仕事の向き合い方からおいしい店まで数多く教わった。厳しい人だが、
どんな相談でも話しやすい。涙もろく、NACS初の東京公演初日、
おれたちより先に泣いていて、こっちが泣けなかった。』

◆夫でありオフィスキュー社長でもある鈴井貴之『光が当たれば、必ず影が出来る。
タレントは華やかな光に照らされるが、いわば弊社副社長は、その影の部分を
担っていると思う。影がなければ実体を伴わない。そして影も光が当たる者と
まったく同じ動きをする。ただ副社長の場合、輪郭のはっきりとした影であることは
間違いない。』