総合的に見て、最適なのは、ウェザビー460マグナム口径の
マークXライフルでしょう。
ティラノサウルスなどの恐竜に対しても充分効果的だと思います。
ウェザビー460マグナム弾は、ハンティングライフルとしては最強です。
地上最大の哺乳類であるアフリカゾウをも1発で倒す威力があります。
象撃ち用の大口径としては、600や700などのニトロエキスプレスなども有りますが、
弾速の遅さから来る浸透力不足や、総合的な初速エネルギーから考えても、
狩猟用としては、Weatherby.460magunumが最強の狩猟用弾薬と言えるでしょう。
軍用の50口径バレットライフルなどは、携帯性から考えても、13.5キロもの
銃を担いで、動きのある動物に挑むには無理が有ります。
Weatherby.460magunum弾は厚さ2センチのT1という防弾性を有し、
メタリックターゲット射撃競技に使われる極めて頑丈な鋼鉄を貫通後、
更に、後ろに置いた通常の鉄板にも、かなりの凹みを与える程の威力を持ち、
アメリカ製フォードV8のエンジンブロックをも破壊するほどの恐るべき威力なのです。
また厚さ7センチにも及ぶ、アフリカゾウの分厚い頭蓋骨をも貫通します。
375H&Hマグナムでさえ、捕鯨船に積んで行き、捕鯨砲でとどめを
刺すことの出来なかった鯨を殺すのに使われる程の殺傷力が有るのです。
デザートイーグルに使用される50口径アクション
エキスプレス弾は、人間の腹部に命中すれば、胴体がちぎれる程の
破壊力と言われますが、単純にウェザビー460マグナムは、
エネルギーにしてその5〜6倍です。
その威力は銃火器の知識が無い方からすれば想像を絶する物です。
自分はカナダ国内において実際に460マグナム口径のMarkX他数丁の
ハンドガン、ライフルを所有しています。
大口径ライフルが生物の肉体に与える損傷というのをご存じ無いかと思うのですが、
古生物ライターの金子隆一氏と電話でお話しさせて頂いた際、例えT-REXとて
460wbymagが命中すれば確実に上顎の一部は吹っ飛ぶだろうというご意見でした。
小さな脳を狙うよりも、正面にある胸骨の間から、スイカ大の心臓を
吹っ飛ばすほうが得策だろうとも助言してくださいました。
水を満タンにした200kg以上のドラム缶を撃てば、中に跳ね上がり表面が
大きく張り裂ける威力を目の当たりにすれば、恐竜相手にも充分通用しうる
武器だということが納得できると思います。
国内の話しですが、308程度のライフル弾でさえ、鹿の頭部に命中して頭が
破裂することも有ります。
ちなみに、私がカナダの射撃場において、銃弾の威力テストに使う
一辺が1m四方の樹脂(粘土に近いもの)に460wbymagを撃ち込んだところ、
真っ二つに切断すると一番広い所で直径約70cmの穴が開いていました。
入り口と出口は10数センチ程度ですが、真ん中あたりの損傷はそれぐらい
大きいものでした。
もちろん、クレイやバリスティックゼラチンも体組織と同じ性質では無いので
生物のそれに全く同じ効果が期待できるとは言いませんが、破壊力の目安程度にはなります。
460Weatherby mag FMJ(フルメタルジャケット)の場合、着弾時に
変形しにくいように表面のカッパー(銅のコーティング)とレッド(鉛)
の間にスチールが入っていますので、前述した様に、その貫通力は
常軌を逸したものなのです。
初活エネルギーですが、Weatherby MkXRifleに使用される弾薬は、1つの口径につき
幾つかの弾頭や火薬の種類が選択できますが、代表的なデーターを記して置きます。
目安くらいにはなると思います。
ちなみに銃口エネルギーに関しての比較では460weatherbyのパワーは、
45ACPの約25倍、44マグナム弾の約10倍程度となります。
460weatherby FMJ
弾頭重量 500gr
使用火薬 IMR 4350
薬量 124 grs
銃口初速 2774 fps
エネルギー 8525 ft-lbs
TKO 90.75
OGW 8005 lbs
.45 ACP FMJ
弾頭重量 230 grs
火薬量 5.5 grs
銃口初速 825 fps
エネルギー 347 ft-lbs
.44 Remington Magnum
弾頭重量 240 grs
火薬量 20 grs
銃口初速 1280 fps
エネルギー 871 ft-lbs
BARRET M82-A1
http://dolby.dyndns.org/upfoo2/mov/1132923661513.wmv 確かに対物用ライフルとしては、素晴らしい破壊力です。
ただし、携行性を重視するハンティングに使用できる代物ではない。
これは敵の司令塔などを攻撃する用途に使用するライフルです。
トラックなどに銃座を設置して車で運搬し、ある程度ゲームの
生息域まで足を踏み込みそこで射程圏内に入るまで待ち伏せする
という方法ならばアンチマテリアルライフルも使えないことは無いと思います。
ただ銃自体が非常にヘヴィで銃座かバイポッドによる射撃を
強いられることになるので、どうしても人間の数倍の反射神経を持つ
素早い猛獣の前後左右からの急襲に対しての対応は限界が出てきてしまいます。
あと、ゲームの糞や足跡などの痕跡を辿って捜し歩くという一般的な
ビッグゲームハントの形は取れないので実用的とは言えず、
プロハンターでその手のライフルを猟野で使用する人はいません
現在、Weatherby社の416以上の口径にはaccbrakeという非常に優れた
マズルブレイクが標準で付いています。
http://www.weatherby.com/products/access_desc.asp?prd=Accessories&prd_sub_type=11&prd_id=268 同社オリジナルのマズルブレーキであるaccbrakeは、同社カタログに
よると、反動を50%近く軽減するという事ですが、正直それ位軽減
出来ているのかは判りません。
ただ、私が実射しても肩口に内出血が起きる程の強烈なキックでは有りますが、
マズルブレーキを装着時なら実用に耐えうる程度のリコイルです。
身長158cmの女性(射撃歴4年)の女性も撃ってみましたがマズルブレーキの効果が
幸いしてか、女性が射撃しても大きく後ろに仰け反り半歩後ろに後退する程度です。
精度のほうも、メーカーでは100ヤード3発の精度1.5インチを
保証していますが、実際に射撃場で撃ってみても精度自体悪くはない銃です。
私の場合マグナムオートなのど射撃でも良く的に使うのがボーリングの
ピンですが、wby460magでも慣れれば50ヤードからスコープ無しで
3発撃って9割の確率で全弾命中します。
アフリカゾウなどの場合、スコープを使用せずオープンサイトで
超至近距離から狙いますので問題の無い命中精度です
俺が今まで17頭仕留めた熊の中で最大のものは615kgのブラウンベアと
体重540kgのグリズリー。
540kgのグリズリーを仕留めたのはバンクバー島にある、キャンベルリバー
という街で、そこはサーモンフィッシングでも世界的に有名な場所。
毎年、シーズンになると世界各国のフィッシャーマンがキングサーモンを
狙いにそこに訪れる。
俺とガイドがそのグリズリーの存在に気付いた時は、小川を挟んだ向こう岸で
その距離約50mくらいの場所だった。最初は熊がこちらに向かって少し助走したので
慌てて後ろに下がったが、クマがストップしたので、ただの威嚇だと思った。
俺のウェザビーはスコープなし(普通.460クラスはオープンサイトで使用する)なので、
本当はもう少し近くのほうが狙いやすかったが、距離が有るうちに仕留めたほうが
安全なのでクマに狙いを付けた瞬間、ヤツもこちらの殺気に気付いたように、
唸り声を上げながら物凄い勢いでこちらに突進して来た。
そのド迫力に思わず後ずさりしたが、ガイドもクマにエイムして慌てるな!と叫んだ。
あっという間に距離は詰まりガイドの合図で発砲した時はその距離約10m、
狙い通り見事に正面から鼻に入り脳幹を破壊した。 クマが倒れた場所は
俺たちからわずか3mところだった。
倒れた後にもう1発保険の弾を撃ち込んでから、クマの目を銃口で突いて
反応が無い事を確認して、ガイドと俺は握手して歓喜の雄叫びを上げたよ。
クマが立ち上がって威嚇する時はまだ向こうもこちらを威嚇しながら様子を
うかがっている場合。
繁殖期の気が立ったクマなら異変を感じて人間に警戒すれば直ぐにこちらに
走って突っ込んで来る。そうなればもうスラッグ弾か、大口径マグナム弾の
強烈なインパクトでないととても止めようがない
Weatherby.460magnumは弾道学を知り尽くした天才ガンスミスであり、
ハンターとしても一流であったRoy Weatherbyが残した偉大な宝であり
間違いなくハンティングライフルカートリッジとしては市販世界最強である。
600Nitroなどのブリティッシュ・クラッシック・カートッジは
重量低速弾至上主義時代の最たるアモだといえるが、現在、エレファントガンの主流が
それらの弾薬を使用するダブルライフルから.458Winや.460Wbyといった軽量高速な
モダンボルトアクションへと移行していったという事実からも有効性の優劣が一目瞭然。
460weatherby FMJ
弾頭重量 500gr
使用火薬 IMR 4350
薬量 124 grs
銃口初速 2774 fps
エネルギー 8525 ft-lbs
TKO 90.75
OGW 8005 lbs
見よ、この軽量高速弾のハイパフォーマンス!!
正に素晴らしいの一言に尽きる!
それまで世界最強のエレファントガンとして君臨していた
600Nitro Experessに代わり、1958年にロイ・ウェザビーが開発した
Weatherby 460Magnumがその高速にものを言わせ、世界最強の座についた。
その後も577T-REX 700Nitro Expressなど、市販の商用ベースに乗らない
カスタム品を除いて、市販の狩猟用ライフルとしては未だに
Weatherby 460Magnumが世界最強の座を守り抜いている。
http://www.bigboreproductions.com/TheGuns.htm http://en.wikipedia.org/wiki/.700_Nitro_Express SpeerのAfrican Grand Slamも優れものだ。
恐らく市販の.458弾頭の中では最も貫通力に長けていると思われる。
http://www.gunaccessories.com/Speer/African%20GrandSlamRifleBullets.asp アフリカの大型硬皮獣などは遠距離での初速やエネルギーの維持、
命中後のエキスパンションなどといった要素よりも、20〜30mという
至近距離で分厚い皮膚や頑丈な骨を貫通できる能力が重要になってくるので、
African Grand Slamが最適だろう。
タングステンを使用しているAfrican Grand Slam500grなら、ティラノサウルスの
頑丈な皮膚や骨を難なく貫通して、内部の脳幹や中枢神経も粉砕することができる。
逆に、グリズリーなどの軟皮ゲームに対してはある程度の遠射も考慮に入れて、
Barnes Triple Shock 500grあたりが最良の選択だと思われる。
俺はWeatherby MkX.460Magを使えばT-REXとて倒すことが出来る
偉大なるビッグゲームハンターだ。
法律さえ許すならシロナガスクジラもブレインショット1発で仕留めていただろう。
これは50BMGで頭を吹っ飛ばされたイスラムテロリストだが、下顎だけ残して
頭が綺麗に吹っ飛んで無くなっている。
http://www.aimix-z.com/photovw.cgi?room=sample4&image=15390.jpg&btp=normal_web Weatherby.460mag 2,776fps 8.545fi.bltのホットロードでT-REXを撃てば
上顎は綺麗さっぱり無くなるだろう。
捕鯨船で止め用として使われることでも解る通り、大口径ライフル弾の
運動能力というのは
銃器の知識が無いものが想像するよりも遥かに凄まじいものなのだ。
ちなみにカナダでも.458クラスでグリをやる時は3〜4倍位の低倍率スコープで
100yard以内から狙う場合も有るが、俺が何故オープンサイトに拘るかと言うと
強烈な反動でスコープがずれてしまうのを嫌ってのことだ。
スワロフスキーやリューポルドなのどの高い物を選んでもハイパワーマグナム
で有る限り、それは避けられないし、中口径クラスでも近距離で遭遇した場合は
スコープが邪魔になることもある。
ジュラシック2でスキンヘッドのハンター、ローランドが大口径ダブルライフルで
T-REXを仕留めようとしたが、カートリッジの弾頭が外されていたので
撃つ事が出来ないというシーンがあった。
あのライフルはスピルバーグが映画に使うためにホーランド&ホーランドの
特注した600Nitro Experessを使用するダブルライフルだ。
参照:
http://www.searcyent.com/all_sorts.htm
アラスカ、カナダではプロガイドは最低でも.375H&Hや
.458Win Magを使うのは常識だ。
北米のモンスター級の巨熊は、日本の熊とはでかさの桁が違う。
700kgなんて化け物クラスもザラではないにしろ存在する。
308クラスのライフルは止む終えない時にしか使わないし、
それならショットガンスラッグの方がまだ頼りになる。
半矢にしてアドレナリンが分泌し、興奮状態のグリズリーの突進は
.308では到底止まらず、そうなればもう3inスラッグか大口径マグナムの
強烈なカウンターパンチでなければストップ出来ない。
北海道でもハンターがヒグマを.308で半矢にして、逆襲されて
殺された人は何人もいる。
旭川の人だが、ヒグマを撃ったが急所を外して、逃げたと思って
帰ろうと車に戻り、銃をトランクにしまった途端に隠れて待ち
伏せしてた熊が飛び出してきて襲われた人は、一週間後に亡くなった。
アイヌの人々はヒグマを神として崇めるが、そういう頭の良さにも
敬意を示してのことだろう。
熊はアンブッシュとストーキングの名手だからね。
最初の一撃が的確でなければ、半矢で逆上したクマは体内アドレナリンが
分泌して何発撃っても死ななくなる。
だから最初の一撃で鼻か口、立ち上がってる場合ならば喉から
矢を通して脊椎を切断し、中枢神経を破壊すればその意思とは無関係に
強制的に動きを停止することが出来る。
射手と熊との位置や角度によって100通り以上の仕留め方が有るが、
野生動物は心臓を撃っただけでは直ぐに死なない場合が多い。
熊が急に薮の中から飛び出してきた場合はライフルを払い落とされて
しまうケースも多々ある。
見通しが効かないブッシュの中では、ボルトアクションライフルの
長い銃身はかえって邪魔になることもあり、
そういう状況下では銃身が短いショットガンをロウレディで
構えていたほう直ぐに対処出来て有利になる。
銃を熊に払い落とされてしまった場合には熊とのCQBになるので、
小型の熊に対抗する術として、ナイフファイトのスキルを
身に付けておいても損は無いと思う。
但し、ナイフや鉈で熊を撃退したという話しは2メートルにも
満たない小型のものがほとんどで、500kg〜700kg超のヒグマや
グリズリーにナイフで対抗するのは 困難だと思われる。
http://www.asahi-net.or.jp/~MH1H-SKTM/kumariron.html http://www.h3.dion.ne.jp/~abumania/worriedaboutbear.html 熊に限らず野生の猛獣に中途半端な弾を使って半矢にしてしまうと、
場馴れしたハンターでさえほんとにおっかない。
そうなるともう車でもない限り逃げられない。
なので俺は銃の打倒力も含めて用心できる事は最善を尽くすようにしている。
俺はほとんど一発で急所を上手く射抜けた事と、使用銃の
凄まじい破壊力のお陰で幸いそいう修羅場はなかった。
使用する弾丸の口径や種類の選択を誤れば手痛い反撃を食らう好例がこれだ。
http://www.youtube.com/watch?v=EFd8WEGUfjk 彼らの銃に搭載されている高倍率のスコープが視野を狭くしている為
ライオンの速い動きに追い付いて行けず逆に不利な状況を作り出している。
こういう近距離で猛獣の突進を迎え撃つにはむしろ俺の.460 MarkXのように
オープンサイトの方が狙い易く、また当て易い。
銃が恐竜に通用しないと言う人は、弾丸の運動能力というものを全く認識してない。
恐らくゴジラ映画に出てくる怪獣と恐竜を勘違いしてると思う。
恐竜同士で争って噛み殺されてるという事実が有る以上、強力な
ライフル弾なら間違いなく貫通する。 防弾鋼板も貫通する徹甲弾を
止める皮膚など生物学上有り得ない。
硬いものに対する貫通力にしても、ライフル弾の数分の1しかない
拳銃弾でさえ、日本の警察が採用している.38sp弾を除いて殆どの拳銃弾は、
日本製の自動車のドアくらいは余裕で貫通して、後ろに置いた粘土を
粉砕する程の威力がある。
ライフル弾の貫通力をテストするのに厚さ3.2mmの鉄板を25mm間隔に
溶接したものを、撃ち抜くテストをしたが、
モーゼル98Karの8mmモーゼル弾でさえ5枚は貫通した。
.460ウェザビーマグナムに関しては10枚全てを貫通した後も、
後ろに置いた粘土を粉々に粉砕したほどの貫通力だ。
剛鉄よりも硬い皮膚など物理的に有り得ない話しだ。
古生物学者の、金子隆一氏に言わせればアンキロサウルスの
小さな頭などWeatherby.460マグナムで撃てばもげてしまうだろうという事だ。
ブラキオサウルスの様な、巨大な草食恐竜であっても頭部は現世の
アフリカゾウなどよりもかなり小さい。
地球誕生から今まで、現代の大口径ライフルの破壊力に敵う
生命体などは存在しないという事だ。
以前狩猟板でも、ライフルを捕鯨に使う事について聞いていた人がいるけど、
日本でも96年度の捕鯨船団にはクジラを捕らえた時に不必要に
苦しまないようにライフル銃の射殺を取り入れるようになった。
口径は.375を使ってほとんど2発で即死するようだ。
捕鯨砲の命中率はわずか25%で、それも急所に命中と言うわけでは
ないので20分から30分もがき苦しみむ。
最近ノルウエーでは捕獲したクジラをライフル銃で射殺する方法を
採っているがグリーンピースはこれには賛成をしている。
例えBlue Whale(シロナガスクジラ)であっても、Weatherby.460の
驚異的な浸透力ならば、分厚い脂肪層を貫通しても脳幹を破壊する余力は
必要充分に残っている。
簡潔に言うと、世界最強の狩猟用ライフルであるWeatherby .460Magumなら
T-REXとてダメージを与えられるどころか、1発で倒せる。
ちなみに、通常の拳銃弾でさえ日本車のドアやマンションの分厚い
鉄のドアくらい貫通して裏に置いた粘土を粉砕する威力は持っている。
ましてやWeatherby.460Magともなると初活エネルギーや貫通力は
.44Magnumの約10倍以上有る。
アメリカ製フォードV8のエンジンブロックも貫通破壊してもまだ余力を残してる程だ。
Weatherby.460 Magnumなら通常弾のFMJでも厚さ2cmのT-1防弾鋼板や
アフリカゾウの厚さ7cmの頭蓋骨でも余裕で貫通するが、T-REX狩りなら
俺は更に強力な狩猟用徹甲弾ともいえるSpeerの「African Grand Sram」と
いう弾頭を選択する。
この弾頭は高価だが、値段だけのことはあり、徹甲弾に使われる
タングステンという貫徹材を使っているから物凄い貫通力だ。
しかも打倒力も文句なしで、直径約30cmの立ち木を撃ったら一発でへし折れた。
恐るべき破壊力で、素晴らしいの一言に尽きる。
一般の方々も、もう少しライフル弾の破壊力というものを認識すべきだ。
これはローマでの銃殺刑動画だが、大口径ライフルの5分の1程度の威力の
8mmモーゼルでさえ人間の頭くらいは軽く吹っ飛ばせる。
http://dolby.dyndns.org/upfoo/up.php?res=12852 私が今まで仕留めた中で最大のブラウンベアです。
http://www.aimix-z.com/photovw.cgi?room=sample4&image=15389.jpg&btp=normal_web
Barret M-82などに使用される.50bmgは、その口径の大きさから必然的に
使用銃が巨大化してしまう為、重く嵩張り、使用環境や用途が狭い範囲に
限られてしまうので、総合評価で言えば最強とは言えない。
最近では狙撃用銃弾としての地位を.338ラプアに取って変られようとしている。
大きな理由はやはり銃の重さでマクミラン、バレットに関して言えばいずれも
14kg前後にもなり、サプレッサーやスコープなどを搭載すれば更に重くなってしまう。
狙撃後の移動にも手間取り担いで傾向することなどとても出来ない。
一方.338ラプアはというと重量4kg前後のWeatherby MkX.460 Rifle等と
比べれば重いがそれでも平均して7kg前後と重量の問題をクリアしつつ、
狙撃銃としてのプライオリティも満たしている。
よって今日では使用環境や条件が著しく限定さまた多くの州法で
規制され始めている.50bmgは狩猟用としてはもとより、狙撃銃としても
市販最強のライフル弾という認識はされていない。
7月号のGUN誌でTurk氏もWeatherby.460Magが市販世界最強のライフル
カートリッジと紹介している。
アラスカのウッディ小林氏が、.357H&Hmagunumは時速60km/hで突進してくる
体重500kg以上のグリズリーベアーに尻餅を突かせる程のノックアウトパワー
だと書いていたが、それは決して大袈裟ではない。
俺が540kgのグリズリーをキャンベルリバーで仕留めた時も、浅瀬の川を
挟んだ対岸から、突進してくるところを正面から.460weatherbyで
鼻っ柱に撃ち込んだ瞬間もんどりうって転倒し1発で倒れた。
狩猟用ライフル弾としては市販最強.460weatherby magnumの
パンチ力は素晴らしいの一言に尽きる。
このように、弾丸のパンチ力を語る上で口径やエネルギーが無関係とは言えない。
ウッディ氏は.375H&Hのライフルを携行している時は、.30-06の
2倍の心強さを感じると語っている
小口径のライフルより大口径ハンドガンの方が役に立つかというと、
それも場合に寄りけりだ。
数メートルでも距離が取れるならばそりゃ、大口径ハンドガンの数倍の
威力が有るライフルの方が有利になるけど、いつもこちらが先に相手を
発見するとは限らないからね。
熊は非常に頭が良くて、身を潜めて人間の隙を伺い急に飛び出して来る事が有る。
藪の中から飛び出してきて急襲を受けた場合、ライフルを方に担いでいたら
攻撃に対処するのにまず間に合わない。
ロウレディといってライフルを体の前に両手で保持しながら
何時でも構えれる用意をしていれば95%間に合うと思う。
俺の場合は、ブッシュからの熊の急襲にも対処できるように、
銃身が比較的短い、Weatherby MarkXDGR(Dangerous Game Rifle)に、
コンバットスリングを装着している。
アラスカの話だけど、ハンターが熊の急襲を受けてライフルを叩き落とされて
取っ組み合いになり押し倒されて上にマウントされた危機一髪の状態から、
サイドアームに持っていた44マグナムリヴォルバーをホルスターから抜いて、
死に物狂いで下から熊のボディーに連射して倒し、
大怪我はしたもののハンターは幸い一命を取り留めたという話が有る。
動物の種類にも寄るが、正面からなら一番効果的なのは鼻っ柱にぶち込めば
そのまま脳幹を破壊して脊椎に抜ける確立が高いので上手く命中すれば
中枢神経を切断して一撃で行動不能にできる。
これは経験と技術が必要だが最も確実で致命率が高い。
立ち上がる熊を撃つなら心臓または、喉を狙うが心臓の場合は例え命中しても
必ずしも1発で決まるとは限らない。
ワニならば脳天に上から撃ち込むか噛み付こうと突進してきたところを口に撃ち込む。
サイは脳天を狙っても正面なら毛が固まって角質化した角に邪魔されるので
やはり鼻っ柱を狙うが、サイの場合は成るべく横から頭を狙うほうが良いだろう。
サイや象のような体重1トン以上にもなる大型硬皮獣に場合、心臓などを
狙えば即倒できないので大騒ぎになる。
仕留められた大型猛獣の写真を注意してみると鼻から出血してる
ものが多いことに気付くはずだ。
下の動画はマサイの伝統的な投擲槍によるゾウ狩りだけど、
トラを石器槍などで仕留めるならこの動画の様に集団で
かかっても猫科の猛獣は俊敏なので何人かの犠牲は免れないかも知れない。
人間如きがサシで勝負するなら大口径ライフルでもないと猫科の猛獣には勝てない。
http://www.evtv1.com/player.aspx?itemnum=1529&aid=
強靭な生命力の野生動物に比べてヤワな人間でさえ心臓を破壊されても
何秒間かの間は生きている。
野生動物の場合でいえば、横から狙う1発即倒の急所は前足の付け根より
、胸部(上下で言えばど真ん中)だ。
心臓は真ん中よりもやや下部にあって、弾で割れたとしても即倒はできない。
中央部を撃てば何故心臓に当たったよりも早く即倒できるのか
というのは撃った時の現象からかねがね疑問に思っていたので
生理学的現象を解体する時に調べてみると胸の中央には心臓や肺や
全身に血液を送る大動脈があるので、それが破壊されることにより
瞬時に送血が止まり、大出血して全身機能が失われるということが分った。
たいして心臓そのものは肉の厚みがあり出血が何秒か保たれる可能性があるし、
心臓は裂けても血管に保存された血液が何秒か持たせるという結論を得た。
それに加え当事者の気力、今まで走っていた惰性というものがプラスされる。
ロシアのバイコフというハンターは虎を撃って向かって来られたので
目の前で倒れるまでに5発を撃ったが皆心臓や肺に命中していたと言っている。
俺の経験では短い距離で20m、長い距離の例では110kgのイノシシが約300m
走って倒れた物を解体して、この目で見て確認した事がある。(兵庫県で)
俺が日本で忍び猟をやる以外は大抵走ってるゲームを撃つ事が多い。
イノシシなんてボサからボサへ注意深く移動するしスピードも速いから
山では走ってる音よりも目で見つけて直ぐに素早く撃つという形になりやすい。
見つけて狙いこむ時間は非常に短いのが普通。
イノシシの飛び走るスピードに合わせて、狙点を合わせ、合った時には
引き金を引いているという一連の動作があっと言う間に終わる。
スピードに銃のおくりが遅れると、弾は腹にずれて倒せないので
完全な半矢となり、追跡するかしないかの判断、そしてすることに決めたら
逆襲を受ける前に撃てるように絶えず周囲を確認して追跡する。
ただイノシシの射撃は体がほとんど水平に移動するので速いけども撃ちよさはある。
走ってる鹿の場合はまた違った撃ち方があるんだけどね。
俺は今まで世界中の猛獣を91頭射獲してるがその95%以上は
1発の弾丸でしとめている。
ボツワナでライオンを仕留めた時は止め矢を含めて全部で3発かかったが
それでも総て有効弾となって反撃は免れた。
1発で仕留めるコツはまず狙いに気が乗って、ここで間違いなく倒せる!
と総ての焦点が合った時、自然に引き金が引けているという重さに調整すること。
これはもちろん各人それぞれの重もみがあり、軽すぎれば狙いこまないうちに
落ちるし、重ければガク引きになり、弾は逸れる。
海外でその場で持った銃を使わなければ使わなければいけないときには
やむ終えないが、日本やカナダで自分だけが使う銃は好きなように
調整出来るので、俺の場合は1.4kgで総てのライフルをこの重さに統一している。
1発弾を飛ばす時のトリガーの落ちは着弾に大きく影響する。
それまでの狙いが幾ら正確でも引く瞬間に狂うのと同じく、火薬の
破裂で静止状態にあったのが瞬時にショックを伴う動きにかわる。
この何分の1秒のあいだの出来事はどこでどう変化したのか人間には
判断できない。
だから良く狙ったのに何故?と考え込むことがある。
あと、自分の弾が何処へ飛ぶのかよく把握すること。
これをきちんと承知して山に入る人が意外と少ない。
イノシシ猟には正照準を50mに合わせ、手前は弾が低いからその分上を狙う。
たまに向こうの平を走る50mよりも遠い物には、ライフルなら弾は
上がってるからその分下を狙うなど、自分で正照準の前後の距離について
何メートルのところでは着弾はどうか、ということをはっきり頭に入れておく。
そひてゲームを見た距離と着弾を即座に判断して狙い込み、ここが即倒
ポイントだと感じた時はトリガーはその気持ちで知らない間に引けている
という状態になるまで自分を持って行く。
この訓練をすればゲームを見てカーッっと頭に血が上りっぱなしということも
なくなり、狙う時は距離、着弾、急所を追う、という気持ちのほうに
神経が集中され冷静に射獲できるようになるしマスターするとかなりの
射撃技術が身につく。
あと、走ってる鹿を撃つ時には落ち着いて前足をつくのにタイミングを合わせる。
前足をつき、後ろ足を前に持ってきて蹴るまでの一瞬は胸が止まるのでそれに
合わせて撃つ気で狙い込めば弾は自然にそこに命中している。
みんな蹴って飛び上がったところで撃つから弾がそこへ行ったときには
鹿はもう地面に移動して降りてるからミスる。
これさえ冷静に考えて狙い込めば幾ら速く走ってようが確実に即倒できる。
熊は横からというのは体が薄く、特に走ってるのは尺取虫のようで
一番撃ちにくい。
胸を撃つには胆を痛めないように前よりのほうを狙うのが良い。
もし雪があって見通しも良く登りそうなら、上るスピードは
件に比べてうんと遅いので様子をみたほうがいい。
撃つ瞬間、銃が止まる癖がある人は、その遅れを考えて
その分だけ前を狙って撃つ必要がある。
スラッグを撃つ時に40m以上の距離からは少しずつ前を撃つ事を考える。
待ちに立った場合、場所を決めたらゲームの出てくる可能性のある時間までに
あそこから出てきたら、ここから何メートルだから、自分の弾はどう飛ぶから
こう狙って撃つ。
次ぎにあそこなら何メートル離れてるから、弾はどう飛ぶからこう
狙うなどを良く考えて、見える範囲と弾の到達殺傷能力範囲の着弾と、
その狙いを良く考えて待つようにすると、退屈する時間が短くて良い。
それさえきちんとシュミレーションしておけばゲームが出てきたときに、
ああ、あそこか、なら狙いはこうとかこれまでに考えてたことを
実行するだけなので慌てて失敗することもない。
まとめ。
人間の頭脳は武器であり、その叡智が産み出したる銃火器や武器は
野生動物の強力な牙や角、爪などに相当するものであり、
それを使用して野獣に対抗する行為は卑怯でも何でも無い。
地球が誕生してから現在までの間、人類が開発した狩猟用大口径ライフル
に敵う巨大生物などは皆無で、その最高峰であるWeatherby MarkX Cal.460
正にハンティングライフルの芸術的傑作と言える。
この世紀の名銃と、超一流の腕と経験を併せ持つハンターが
一体となった時には、最強の称号を欲しいままにし、
たとえ暴君竜T-REXといえどもその前に成す術もなく地響きと供に倒れるであろう。
要するに、どの様な猛獣も1発で倒す事が出来る市販世界最強の
ハンティングライフルであるWeatherby MkXDGR Cal.460と、それを
的確に扱う事が出来る射撃技術を持ち尚且つ、野生の迫力の前にも
怯まない場数を踏んだ俺の様なハンターが最強の生物と言える。