1 :
名無シネマ@上映中 :
2006/05/21(日) 11:05:14 ID:iI8fzoky official
ttp://www.davidlynch.com/ フィルモグラフィ
マルホランド・ドライブ (2001/米=仏)
ストレイト・ストーリー (1999/米=仏)
ロスト・ハイウェイ (1997/米)
Premonitions Following an Evil Deed(Monday Morning)(1995/仏/未)
ホテル・ルーム(1992/米/TV)
ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の七日間 (1992/米)
オン・ジ・エアー(1992/米/TV)
アメリカン・クロニクルズ(1990-91/米/TV)
インダストリアル・シンフォニー#1(1990/米/未)
ワイルド・アット・ハート (1990/米)
ツイン・ピ−クス (1989/米/TV)
カウボーイとフランス男(1989/仏/TV)
ブルーベルベット (1986/米)
デューン/砂の惑星 (1984/米)
エレファントマン (1980/英=米)
イレイザーヘッド (1977/米)
切断手術を受けた人(1974/米/未)
グランドマザー(1970/米/未)
アルファベット(1968/米/未)
吐き気を催す6人の男(1967/米/未)
前スレ
ttp://tv8.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1114863836/l50
新作待ち遠しい。 リンチっぽい映像に音楽の使い方した作品増えたけど、 どっかがやっぱ違う。
「Dumbland」製作当時のリンチのコメント。 "I like this (Flash) technology, and I like the company," says Lynch, 54. "They're the kind of people who will help define what the Internet is. It's modern thinking and the right way to go." 最初からインターネット(公式サイト)での公開を念頭においていたみたいな感じ。 これが「Rabbits」なんかでのDVを使ってのデジタル撮影につながって、最終的に 劇場作品(INLAND EMPIRE)でのDV撮影まで発展したと考えていいのかな。 そういう意味では「Dumbland」は、リンチがフィルムからデジタルに移行する きっかけとなった「記念碑的作品」である……っつーのはちょっと誉めすぎ?
「ディック・ロラントは死んだ」
5 :
ボブ :2006/05/21(日) 20:30:40 ID:Fliof8kg
>>1 乙
>>3 Dumblandはパソコン初心者がお絵かきソフトで楽しんでるって感じだったね。
それでも作品といえるところまで作れるのはさすがだと思う。
リンチは新しいテクノロジーには寛容なほうだと思うけど。
デジタルどっぷりって感じにはならないだろうね。
INLANDでのDVっていうのはいわゆるHDぽい。
ハンディで撮ってる写真が前スレにでてたけど。(最初テスト用かと思ったが)
劇場レベルに耐えうる画素数になったってことで昔の16mm時代を思い出して
自分で撮って編集してるんだろうと思うw。
でもINLANDは全部デジタル撮影ではないのではないですかね?
ほとんどは35mmフィルム撮影なんじゃないかな?
リンチが好きな映像の美しさとか独特の重く暗い雰囲気は
HDではなかなか難しいと思う。。
>>5 映画製作っていうと、普通たくさんのスタッフとの膨大な共同作業になってしまうのだけど、
そこまで至るまでもないアイデアを非常に小さな規模で作品にする選択肢もそれなりに
できた……っていうことは歓迎するべきなんでしょうね、やっぱ。
>リンチが好きな映像の美しさとか独特の重く暗い雰囲気は
>HDではなかなか難しいと思う。。
うーん、やっぱりそうですか。
そのあたりの危惧というか不安は、向こうのリンチ関係の掲示板でも出てたみたいですが。
クローネンバーグスレで見たんだけど、 ナオミ・ワッツ、クローネンバーグの新作と、 ミヒャエル・ハネケの「ファニーゲーム」のセルフリメイクに 主演するんだねぇ! 「マルホランドドライブ」がスター誕生の映画になったというのは ほんと不思議。
「マルホランド・ドライブ」の劇場パンフレットを ヤフオクに出品してます 誰かファンの方、よろしくお願いします。
>>6 出来ることなら全部自分でやりたいタイプの人ですからねww
デジタルテクノロジーで暴走したリンチも見てみたい気がするww
あとデジタルVTRでもライティングやポストプロダクション時の加工で
いろいろなトーンは出せると思います。
そういった部分でもリンチの新作は期待したいですね。
来週の月曜深夜にマルホランドドライブ、日テレの深夜映画枠でやるね。 楽しみ。
月曜深夜枠の日テレというと、 丸尾末広の作ったオープニング&エンディングのやつですね。 丸尾は無類のリンチ好きだし、エンディングのダンサーはエロいし、 マルホにぴったりじゃなかろうか。
2時間30分枠というと、どのくらいカットされるのやら。 よけいにワケわかんなくなるかもだ。
I'm making my lunch!
新作情報はまだか!
ごめんなさい 前スレで「マルホ〜のダン(ウェンディーズの兄ちゃん)は何だったのか」質問したんですが 前スレ落ちで見れません もう一度答えてもらえないでしょうか?
眉毛の濃い男だったな。 彼と話していた男は確かホモカップル。
18 :
名無シネマ@上映中 :2006/05/30(火) 04:10:25 ID:BhqWrTz8
ウェンディーズの兄ちゃんを気絶させた けむくじゃらは何だったのか 塀の影からひょこっと
>>18 の家の裏にも一匹棲んでるから聞いてみれば?
20 :
名無シネマ@上映中 :2006/05/30(火) 17:22:04 ID:FtKKLchS
カンヌでポランスキーに賞を与えたのはリンチが審査委員長の時なんで リンチはポランスキー好きなんだね
朝は4本足 昼は2本足 夕方は車椅子 なーんだ
22 :
名無シネマ@上映中 :2006/05/30(火) 22:13:08 ID:mF/UCaFs
人間
I'm making my lunch!
24 :
名無シネマ@上映中 :2006/06/02(金) 06:07:08 ID:kgEAv3bK
マルホは観るたび解釈が変わる。話は単純なのに作り込みがすごい
ジジェクにせよ滝本にせよ、リンチ好きの批評家は どうして「明日を考えない暴力」に惹かれてくんだろう?
アダム・ケシャーの秘書が気になりつつ、観賞後パンフ読んで杉作J太郎と同じところが気になってたと知って複雑な気分になった。 あの女優昨日やってたエヴォリューションって映画に出てたんだな。
秋田の事件、まるでツインピークスみたいな展開になってるな
単なるドキュソ女じゃん どこがツイーピークスだよ
29 :
秋田人 :2006/06/05(月) 22:20:15 ID:wEx3pd6o
カウンセラーといっしょに飲み屋の裏の階段を降りてくと 物陰からなまはげが出てくるので驚きます
あなたの好きなきりたんぽがまたはやりますよ
>>29 悪ぃ子は いねがあーっ!
映画スターになりたい田舎娘は いねがあーっ!
扉から小さいナマハゲが…
赤いカーテンを張り巡らした密室で舞い踊るナマハゲ
34 :
名無シネマ@上映中 :2006/06/08(木) 00:01:41 ID:1ShT2Y1V
老夫婦はなんだったのか教えてください。
>>34 スレの流れ見ても分からんのか?
悪い子をこらしめるナマハゲだ
37 :
名無シネマ@上映中 :2006/06/08(木) 19:46:41 ID:lwBlhicr
なまはげって喫茶店の裏にいたやつのことですか? 老夫婦も同じようなものっていう事ですか?
38 :
ボブ :2006/06/09(金) 01:06:11 ID:jqSbHg30
だみだこりゃ
ツイン・ピークスっぽい事件と言えば、 それはもうジョン・ベネ殺人事件。 アメリカそのもの。
40 :
名無シネマ@上映中 :2006/06/14(水) 23:18:57 ID:w+Fs5EMs
41 :
名無シネマ@上映中 :2006/06/14(水) 23:57:08 ID:5h6ouQ6y
リンチは今何か映画作ってるの?
45 :
名無シネマ@上映中 :2006/06/17(土) 13:03:44 ID:5gtDa9Sd
>>44 もう期待していない。著作権が切れるのを待つ。
リンチはほんっとに過去の仕事に関心なさそうだな。 (「イレイザーへッド」の音の入れ直しぐらいか) コッポラなんか繰り返し繰り返し過去の仕事に手を入れてニューバージョン 作り続けてるのに。 「デューン」の完全版もみたいんだけどねぇ。
>>45 えーっと、保護期間が70年というと、何年にパブリックドメインになる
んだろーか? わたしゃ、生きてるんだろーか。
>>46 んー、まあ、リンチが「Inland Empire」のほうを先にやりたいであろう
ことはわかる。わかるんだけどねええええ……。
恐ろしいのは、セカンド・シーズンのボックスとともに、ファースト・シー
ズンのボックスもパラマウントは出し直すつもりらしいことだわ。
なおかつ、ファースト&セカンドのコンプリート・ボックスも出るという
ウワサすらあるのだな。
特典が追加されてたり、コンプリート・ボックスのみの特典があったり
したら、なんとしょう。
48 :
名無シネマ@上映中 :2006/06/20(火) 07:31:32 ID:w9yqxLTF
リンチのアニメ買ったんだけど 台詞がわからない… 英語字幕で良いから欲しい
50 :
名無シネマ@上映中 :2006/06/20(火) 20:41:05 ID:w9yqxLTF
>>49 0K Thank you bull shit
「和解しがたい不和」ってなんだ?? リンチとスウィーニー、ずっとつるんで映画撮ってきて、 性格知り尽くしてるだろうにいまさら…。 やはり夫婦になったのだから、と安心して リンチが秘密のコレクションをスウィーニーに見せて 決定的に退かれたりしたのだろうか?
やー、それより二人が結婚してたことに驚いた(w
もうスウィニーと結婚はしないんじゃないかと思ってたんだけど、
息子が学校でイジメられたりなんかして、思い切ったのかねえ。
いや、よくわからんけど(w
にしても、こちらの記事には笑った。
ttp://news.yahoo.com/s/eo/20060614/en_celeb_eo/19258 離婚の記事かと思ったら、下半分は公式サイトで着信音配信を
開始したっていう記事でないの(w まさか公式サイトの宣伝の
ために結婚して離婚したんじゃないだろうな(w
……というボケはともかく、スウィニーがプロデュースしてる
「Inland Empire」はどーなるのか、とっても心配。
和解し難い不和って日本でいうところの「性格の不一致」ってやつかな? つーか、子どもを先に作ってあとで結婚かよw
いや、それは、ほら、リンチって最初のヨメのときからずーっと そうだから>出来ちゃった婚 つっても、スウィニーとの子供(ライリー・スウィニー・リンチ君)も、 もう14歳になるんだな。 IMDbのリンチのデータが、すでに「離婚申請中」に変わってた。 素早いなあ(w
なんか、イレイザーヘッド思い出した。
スウィーニーに「次は私のシナリオで」と ストレイトストーリー2な映画の監督迫られてリンチが拒否、 てんじゃなかろうか。
>>58 んなもん、いったい誰が何の目的で流出させてんだよ。
ひでープライバシーの侵害だなあ。もちろん保存したけどさ。
>>59 んー、フツーにリンチの離婚関係の記事を漁ってたら、ある記事にリンクが
張ってあって、見つけた。
ひょっとしたら、どっかのメディアがお役所の中の人にコネつけてて、有名人や
芸能人の離婚申請が回ってきたら教えてね……てなことやってるのかもしれん。
カリフォルニアだしな。
61 :
59 :2006/06/23(金) 00:07:02 ID:cdCET3He
>>60 ポストしたあとで考えたのですが、
フツーにリンチ自身かも、、、って思いました。
いや失礼!
62 :
名無シネマ@上映中 :2006/06/28(水) 00:12:18 ID:lXSL6xNl
63 :
名無シネマ@上映中 :2006/07/01(土) 17:37:24 ID:6bMWRMBB
>>63 たしかにそうだな。
Portishead というバンド(?)は知らなかったけど、
ちょっと調べてみたら、そのバンド(?)のリーダー(?)の
Beth Gibbons のサイトも見つけた。
http://www.bethgibbons.com/ このサイトがこれまたリンチっぽい。
マニアなんじゃないか?
ベネチアが間に合わなかったら、 「インランドエンパイア」を東京映画祭でワールドプレミアやって くれないかな。 配給決まった角川って、東京映画祭のプロデューサーじゃなかったっけ。 リンチに持ちかけてほしいぞ。
>>64 前に音楽雑誌のインタビューで「あなた達の音楽はデビッド・リンチの作品を彷彿とさせますが影響は?」というようなことを聞かれて、
「よくそう聞かれるけど本当に知らないのよ。 わたしってそういう(つまらない)女なのよ。」とか答えてたのを思い出した。
べス・ギボンズってのはシンガーで歌詞担当、ジェフ・バーロウってのがリーダーで音楽担当だったと思うんだけど、そいつがなんて言ってたかは忘れてしまった。
「"イレイザーヘッド"の中にエド・ウッドの"グレンとグレンダ" からパクッたとしか思えないカットがある。」 なんてコメントを読んだんだけど、そんなシーンあったかな? イメージが唐突に飛ぶ編集の仕方のことかな? それとも、あのコブの女性のステージのこと? 彼女が手を差し出すシーン? 期待して"イレイザーヘッド"観たのに、エド・ウッドに影響を受けた らしきシーンは良く分からなかった…。(作品自体は非常にに楽しめたが)
>>68 「パリでリンチのバンドと」ってことはBlue Bobと共演したんだね、きっと。
>>69 >この前初めて見たんだが、エド・ウッドは男装ではカイル・マクラクランに
>女装ではローラ・ダーンに似てた
これかな?
個人的には、むしろドロレス・フーバーのほうが馬面という点でローラ・ダーン
に似てると思った(w
リンチが「消しゴム頭」を撮ってた時点でエド・ウッドを観てたかとなると、
可能性はほとんどないんじゃないかと思うよ。
ルドルフ・グレイによるエド・ウッドの伝記によると、「グレンとグリンダ」は
1978年12月にニューヨークの劇場のミッドナイト・プログラムとして再上映される
まで、まったくTV放映もなにもされないまま忘れ去られていた様子なんだな。
となると、1977年公開の「消しゴム頭」の製作期間には間に合わないでしょう。
あ、ドロレス・フーバーじゃなくてドロレス・フラーだった。 お詫びして訂正します。
72 :
69 :2006/07/03(月) 14:01:39 ID:dcHMN6TF
>>70 なるほど、そうでしたか。
映画サイトのレビューなどを見ると、何人か
「グレンとグレンダ」と「イレイザー・ヘッド」を結びつける人が
いたもので…。
リンチ自身のそういったコメントは見つからなかったので、
レビュワーの勝手な憶測に過ぎないのかもしれない。
とはいえ、リンチが何らかの手段で「グレンとグレンダ」を観ていたと
したら面白いよね。
>>72 53年の「グレンとグリンダ」初公開時に、6歳のリンチが何かの間違いで観
ちゃってトラウマ……ってな隠された事実があったりすると面白いかも(w
友成純一がロンドンの劇場で初めて「グレンとグレンダ」を観たときのこと
を書いた記事があって、その不気味さを表現する比喩として「ドイツ表現
主義か、リンチの『イレイザーヘッド』か」ってなことを言ってるんですけど、
これはあくまで「比喩」であって、具体的な類似性を指摘しているわけじゃ
ありませんわね。
74 :
69 :2006/07/05(水) 01:26:04 ID:ueKd0FTK
75 :
73 :2006/07/05(水) 20:05:02 ID:ms2sttLV
まあ、いずれにせよ、リンチから直接なにかコメントが出ない限り、ぜーんぶ 推測に過ぎないんですけどね(w ただ、友成純一が「グレンとグリンダ」を評するに際して、リンチやドイツ表現主 義映画を引き合いに出したのは、理由がないわけでもないと思うんですよ。 たとえば挙げてもらったページで言及されている「大木下敷き女」とか「暴走 バッファロー」とか、これは「表現主義的な手法」そのものだといえるんじゃない かと思うわけです。 つまり、「物事を写実的に描くことにとらわれず、むしろ歪めて描くことで感情や 心理状態を表現する」という意味合いにおいて、ですが。 ということは、「カリガリ博士」で博士を見下げた態度をとる役人がすんげえ高い 椅子に座っていたり、「イレイザーヘッド」で望まなかった赤ん坊が思いっきり不 気味な怪物として描かれていたりするのと、「手法」としては根っこの部分で同 じなわけですよ、出来はともかく。 と考えると、リンチがエド・ウッドを好意的に評価するのもわからないでもないし (いや、ひょっとしたらベルベット好きがアンゴラ好きに反応しているだけかもし れないけどw)、また「グレンとグリンダ」を観てリンチとの類似性を感じる人が いるのも、なーんとなく納得できるような気がします。 しかしまあ、なんでもやりゃあいいってもんじゃなくて、エド・ウッドの場合、あま りに直截なうえに編集やらがまったくオソマツなんで、こうしたシーンが完全に 浮いちゃってるんですよね。結果、感心するより先に失笑を買う(w
76 :
73 :2006/07/05(水) 20:07:29 ID:ms2sttLV
とはいえ、前述した時系列的な理由から、リンチが「イレイザーヘッド」で「グレンと グリンダ」に対するオマージュを行ったとするのは、残念ながらかなり無理がある と思います。 だいたい78年12月に「グレンとグレンダ」が再上映されたきっかけそのものが、 同年の10月にエド・ウッドが死んだからで、そもそも誰かに影響を与えるほど生前 から評価されていたなら、アル中になって不幸な境遇のまま亡くなることもなかっ たんじゃないかと思うんですが。 ……と、ここまで書いて思いついたけど、「イレイザーヘッド」を製作中のリンチと 晩年のウッドがどこかで出会ってた可能性はゼロじゃないんだな(w バートンの 「エド・ウッド」にあった「ウッドとウェルズの出会い」みたいなのがこの二人にもあ って、ルゴシとウッドの関係が今度はウッドと若きリンチの関係にスライドして、低 予算で映画を作るノウハウを直伝で、とか思わず妄想を働かせちゃいますね(w
リンチ、実験映画祭でよく「グランドマザー」上映してたから、 そこらへんでエド・ウッド作品観てたりしてたかも。 でも「イレイザーヘッド」、 前には衣笠貞之助の「狂った一頁」に似てるなんて文章読んだことある。
>リンチ、実験映画祭でよく「グランドマザー」上映してたから、 >そこらへんでエド・ウッド作品観てたりしてたかも。 え? エド・ウッドの映画が実験映画として扱われたことってあったの?
ジョン・ウォーターズあたりが自分のモノクロ作品といっしょに エドウッドもマイナーな上映会に持ってきて・・・なんてことは なかったかなぁ。
78年以降なら、ミッドナイト・プログラムとしてエド・ウッド作品が上映されてたと思う。 80年に「ゴールデン・ターキー・アワード」でエド・ウッド作品が取り上げられて以降、 90年頭にウッドの再評価がブームになるまでの間のどこかじゃないかな。 リンチがエド・ウッド作品を観たのは。
81 :
名無シネマ@上映中 :2006/07/08(土) 00:05:34 ID:JcNFo7La
dugpa.com更新age
・既報どおり、どうやら「INLAND EMPIRE」がベネチア映画祭に出品されるっぽい。
と同時に、リンチに「生涯功労金熊賞」が授与されるんではないかというナシ。
ttp://european-films.net/content/view/178/52/ ・ファンダムに関するドキュメンタリー番組(2クール)の企画があるらしく、「セックス
&ザ・シティ」などにまじって「ツインピークス」ファンも取材の対象になっている模様。
「自分を取材しちくり」という人向けに連絡先も書かれているのだけど、アメリカとカナ
ダのファン限定ちゅうことで、日本のファンは残念でした。あ、放送はカナダのTV局ね。
・今年も「ツインピークス・フェスティヴァル」が7月の28日から30日にかけて開催され
る模様。
・もー、確定情報が出るまで書いたもんかどうか悩みドコロの「TP」セカンド・シーズン
DVDの発売期日だけど、7月6日付の「Entertainment Weekly」に、ファースト・シー
ズンの出し直しとあわせて、北米ではパラマウントから今年中の発売になるという記
事が載ったらしい。
ま、あんまり期待しないで続報を待つべかな。
ツインピークス・フェスティバルも、 ローラ・パーマーに擬したヒトガタを滝から流すとか、 ボブのお面かぶった男を森の中に帰すとか、へんてこなトーテム建てたりと 悪霊払いの奇祭化していってくれればおもしろいんだけどなぁ。
83 :
名無シネマ@上映中 :2006/07/11(火) 09:55:50 ID:/FnRe0lG
丸太おばさんリレー。 コースに並んだおばさん達がピストルの合図で走り出し、 一周して次のランナーに丸太を渡す。 おばさん達、つぎつぎにゴ−ルインして予言を伝える。
84 :
名無シネマ@上映中 :2006/07/11(火) 22:52:56 ID:SAq67CVz
これって何か凄い賞なの?
受賞理由が 「現代人に不安を与える方法で」 というのがいいね。
ブックオフで「ローラ・パーマー最期の7日間」DVDをゲット。 嬉しー。 この作品好きなんだ。 「マルホ」公開時にリバイバル上映されたときにも つい劇場まで出向いてしまったしw
90 :
名無シネマ@上映中 :2006/07/19(水) 00:23:16 ID:1Eev9RZn
>>89 「最期の7日間」って、いま廃盤になってるのね。知らんかった。
アマゾンのマーケットプレイスでエライ値段になってるなあ。
ベネチアで栄誉賞って事はコンペには参加しないのかな?
プレミア上映はやるみたいだけどね>「INLAND EMPIRE」
むう、ベネチアの公式サイトとかみてみたけど、まだコンペ部門参加作品 のリストは出てないのな。 フツーに考えて、栄誉賞もらう監督の作品はコンペ部門には出品されない んじゃないかなあ? 過去にそういう例があったかどうかまでは調べきれ てないけど。
ゲーム版の「サイレントヒル3」にリンチストリートっていう 不気味な通りが出てきてた。 ゲーム作家がリンチのファンらしい
「リンチ」って名前自体が、アメリカでは (一般人の私刑を許したリンチ法を想起させるために) あんまりいい印象を持たれないらしい。
97 :
名無シネマ@上映中 :2006/07/29(土) 03:31:52 ID:vXguzNuP
168分もあるんだ
メアリー・スウィニーとの離婚の原因がそれだったりして>168分 「もっと切りなさいよ」 「やだ」 「切りなさいって」 「やだ」 「あなたとはもうやってられません!」 「あら?」
99 :
名無シネマ@上映中 :2006/07/31(月) 19:17:14 ID:0GpeCxm8
dugpa.com更新age
・向こうのリンチ雀も、「INLAND EMPIRE」が168分の長尺になったことに、ちと驚いている感じ。
と同時に、「Now Playing Magazine」の記事に、出演者であるジャスティン・セローの発言が。
ttp://www.nowplayingmag.com/content/view/4250/2 セローの役ってのが「映画で南部紳士を演じる役者の役」だったという話で、これを読んだ
限りではどうやら「マルホ」に続いて今回も「映画がらみの映画」っぽいんだが、さて、真相
やいかに。
なんかワン・シーンの撮影が終わると次のシーンのスクリプト(多くて3シーン分)が渡される
ってな具合で撮影が進んだらしく、演じている本人にも全体像はさっぱりわからんちんだった
様子。渡された各シーンのスクリプト(10ページくらい)は、他のシーンとの関係性がわかる
ものもあれば見当もつかないものもありで、「上映されるのと非常に近い順序で撮影が進ん
だんじゃないか」というのがセローの推測。そりゃ確かに、ワケわからんわ。
ま、それも含めてセロー自身は撮影を楽しんだようですが、個人的にはこの168分というのが
ベネチア仕様なのかどうかが気になるところだったり。
報告乙です。 168分はチョイと長い気がするが、それだけリンチワールドを楽しめるとみればOK? 皆さんどう思いますか?
リンチ史上最長なのかな!? とまあマルホ以来の作品なのだから、1分でも長く見られるのは単純に嬉しいよね。
「デューン」の長尺版が190分だけど、ありゃ、リンチじゃなくて アラン・スミシーだし(w 個人的には、もー全然へーき、というより大歓迎>168分 なんなら劇場に尿瓶もちこんででも、舐めるように観る(w 劇場のほうは確実に一日の上映回数が減るんで、あんまり ウレシクないんだろうな、きっと。
何ヶ月か前のヤングジャンプに 「ブルーベルベット」にロバート・アルドリッチ作品の影響が見られる、と 取り上げられていたんですが、どなたか具体的な影響関係分かる方います? 「キッスで殺せ」と「ロストハイウェイ」はかなり明確に参照されていると わかるのですが。
>>103 アルドリッチ作品を全部観ているわけではないのですが、ちょっと思いつきません。
やっぱりフィルム・ノワール系の作品から……と考えていいんでしょうかね?
「ロスト」に関しては「燃えるコテージ」「自動車修理工場のオヤジ」っていうガチな
引用がありますね。
先週ぐらいから、IMdBの「INLAND EMPIRE」関連掲示板に、編集作業を三分の一
くらい手伝ったという人物の書き込みが掲載されてるんだけど、ま、匿名なんで本
当にそういう立場の人間なのかどうかはナントモ、いろいろ書いてる作品について
の記述の真贋も不明。
例によって全体像がわかるような書き込みではないんだけど、もしホントにホント
だったら軽度とはいえネタバレになるかもしれない箇所があるので、具体的に書
き込み内容を書くのはパスね。興味のあるヒトは「I have seen the rough draft.」
のスレッドでmidnightmusing氏の発言を参照してみてちょ。あ、掲示板を読むの
には登録が必要なので、ご注意。
でもって、今まで気がつかなかったんだけど、娘のジェニファーの監督第2作目の
話が、リンチのプロデュースで進行中みたいだ。「Surveillance」というタイトルで、
2008年公開予定。どうやらSF、それも不条理モノっぽいんだが、さてどーなるの
でしょー。
ttp://www.imdb.com/title/tt0409345/
>>105 返答サンクス。さっそく「何がジェーンに起ったか?」観てみましたが、
これはもう色々影響受けてるっぽいですね。
ここがこう、といった水準でなく、「サンセット大通り」と同じで、
血肉レベルでリンチに消化されてる感じですね。
今日昼寝でリンチが夢に出てきた。 なんか色々話したりしてなぜか架空の自分の家にリンチが遊びきた。オッサンなのにやっぱ魅力的に感じたようで夢の中で恋してました 映画の世界とは関係なかったけどちょっと不思議な夢だった 新作ますます早く見たくなったよ。 くだらない書き込みすいません
何か「お告げ」なかった?
ぎやくくわいてんヴォイスでしやべってぬあかったくあい?
小人が言ってた「あなたの好きなガムが再び流行する」だっけ?結局どういう 意味なんですかね?逆回転で久しぶりに思い出したけど
112 :
名無シネマ@上映中 :2006/08/12(土) 00:31:16 ID:uIRD1XxV
>>110 しやべつてぬうあかつたゆお
英語分かんないのに何語で会話したのか…
>>109 ん〜特に・・
私が部屋に貼ってあったマルホ〜かロスト〜どっちかのポスターはずそとしたらそのまま貼っとけ的に言われた気がする…実際貼ってないから買ってきて貼ろかな…
もう思い出せない・・貴重な夢が(ノДT)
>>111 なんなんすかね、アレ。いまだに意味がよくわからない(w
「あんたの好きなガムがまた流行する」
"That gum you like is going to come back in style."
「あのガム(that gum)」っちゅうことはなんか銘柄指定なのかしらん、
以前に流行ったのはいつごろのハナシなのよ、と悩みつつ幾星霜(w
米国のリンチ関連掲示板で現在話題になっているのが、「INLAND EMPIRE」での ニール・ディクソンの役名が「Jack Rabbit」になっている件。 ニール・ディクソンは公式サイトで公開された一連の短編作品「Rabbits」に出演し ており、この作品と「INLAND EMPIRE」にはなんらかの関連があるのではないか というのがもっぱらの話題。 以前、Avid社から無料配布された「ROOM TO DREAM」に収録されていた、リンチ 撮影の映像が「INLAND EMPIRE」の一シーンではないかと取り沙汰されたけど、 確かにあの映像は「Rabbits」と同じようなコンセプトだったなーと思ったり。 まあ、確かめるには、今月末からのベネチア映画祭に行って作品観るのが、いち ばん手っ取り早いんだけども(w
役名が前作と繋がりある・・・。 いよいよリンチも、個々の作品世界を繋がり持った一つのサーガへと 纏め上げていく松本零士的アプローチに目覚めたかな。
パトリシア・アークエットとニコラス・ケイジの共演も?
117 :
名無シネマ@上映中 :2006/08/18(金) 20:03:24 ID:rYqfP2Uq
dugpa.com更新age
・ツインピークス・フェスティヴァル参加者に向けたリンチのビデオ・メッセージが
公開されている。1週間の期間限定みたいなので、お早めに。
ttp://twinpeaksfest.com/festival/davidlynch.html ・Subversivecinemaから、「Best of David Lynch.com」というDVDが11月に発売
されるらしい。内容はの確定情報はまだ出てなくて、今のところわかっているのは
トータルで2時間以上の映像が収録されるということぐらいな様子。
公式サイトで公開された「7本の短編」と「インターバル撮影の実験作品3本」それに
「ウェブ参加者の質問に答えるリンチのメッセージ映像」が収められるんでは ないか
というのが、管理人さんの予測。
ということは「Rabbits」か「Axxon N.」が収録されるのかな……と一瞬思ったけど、
どっちも9エピソードあるはずなので、7本となるとよくわかりましぇん。
118 :
名無シネマ@上映中 :2006/08/20(日) 21:15:27 ID:T8rtdTjZ
短編って初期の作品の事か? グランドマザーが非常に観たい!
>>118 初期短編は、とっくにDVDで出てますぜ、ダンナ。
"The Short Films of David Lynch"で検索してみなされ。
十数年前何気にレンタル屋で借りたwild at heartが最初のリンチ作品だった 無茶苦茶気に入って50回以上は観たけど観るときはマルボロ吸いながらジャックダニエルを ストレートで飲んでたよ... 今じゃ禁煙して酒は薄めのウーロンハイ orz
腹も出てたり orz
ツインピークス出演者たちの数いる美女たちの中から メッチェン・エイミックを選んで自分とのキスシーンをでっち上げたリンチを見たときには 好みが俺と一緒だぁと妙な親近感を感じたものだよ。
俺はオードリーだな〜って付き合ってたんだっけ?
映画版のドナがもとのひとだったらなぁ…そしたらあんなシーンなかったか
125 :
名無シネマ@上映中 :2006/08/25(金) 01:52:54 ID:4YLxpHQv
過去スレに紹介されていたリンチっぽいPVって 何というアーティストのでしたっけ? 女性ボーカルだったんですが思い出せません。
126 :
名無シネマ@上映中 :2006/08/25(金) 03:33:48 ID:KPfLEmiq
マルホランドドライブを見て、凄く気にいったので他の作品も見ようと思うのですが お勧めはなにですか? マルホランドの様に解読が難しいのが好きです
マルホの雛形とも言えるロスト・ハイウェイとか 100%リンチ搾りのイレイザー・ヘッドがお薦め。
マルホ気に入ったけどイレイザーヘッドは受け付けなかった。 有名なブルー・ベルベットがいいと思います。
>>128 ブルー・ベルベットは、じつに解り易いアクションドラマじゃないかい???
見掛けはね。 でも、よく観てみると、いろいろと妙なところが。
ドライブから開放されるまでのシーンがスゲー好き
デニス・ホッパーがいなかったら、かなり地味なB級サスペンスになってただろうね。 「ドンチュー・ファックン・ルックアット・ミー!!!!!」 のセリフが耳について離れない。
「動くものなら何とだってヤルぞー!」 (このセリフ、原語ではなんて言ってるの? ……everything move!だけは聴き取れた)
デニスがコーヒーをすするかのように飲んでたブルーリボンを 一度飲んでみたいんだがどこにも売ってないんだよな まぁ錠剤はラムネで代用するとしても・・・
LET'S GO FUCK ! I'll FUCK ANYTHING THAT MOVES ! Ahahahaha....
ワイルド・アット・ハート スペシャル・エディションの廉価版が出るようですが、これって 字幕ズタボロ、PAL版早回し収録というデタラメぶりだった最低最悪の通常版と同じ素材なんでしょうか。
>>136 9月に出るやつですよね?
だったら、北米版(NTSC)が原盤ですね。本編が125分になってるし。
ペルーが自分の頭を吹っ飛ばすシーンがマイルドになってるヤツです。
138 :
名無シネマ@上映中 :2006/08/28(月) 20:40:59 ID:MV9E605H
・ポーランド人の女が熱心に誰か、もしくは何かを見ている ・ローラ・ダーン扮する女優が「あなたの新しい映画は呪われている」 と言われる ・ウサギ頭の家族が厳粛な儀式のようにコントの動きをしている
ジョンべネちゃん殺人事件、リンチは父親を疑っていたようだが、 外れていたようですね。
結局また振り出しに戻ったぽい。
さーて、ヴェネチア国際映画祭開催だね。リンチの新作の評判はどうなるだろうか?
143 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/01(金) 15:01:47 ID:SHomVxEN
ワイルド・アット・ハート スペシャル・エディションって「買い」じゃないって 事? 久々ブルーベルベッドみてリンチ作品のDVD見直そうかなって思ってたところな んだけど。 マルホの廉価版は出ないのかな?
名誉金ヒヒ賞おめでとう。
今からヴェネチア行けば、一般人でも観れるの?
147 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/02(土) 14:37:54 ID:u5/jDIhl
>>144 サンクス。自分の中でリンチ熱が上がってる時だったしワイルドは見逃してたんで
廉価版のニュースはピンポイントだったんだよね。
はぁ、これでツインピークスの2ndシーズンさえ発売に目処が立っていたならなお
嬉しいんだけどね(古い記憶しかないんだけどやっぱリンチが多く関わっていた2nd
、の方が一番好きな世界観だったんで)
>>146 上映のスケジュールをみたかぎりでは、プレスと業者限定の上映しかやらない
みたいね。上映が2回だけっつーのも少なすぎるような気がするけど、やっぱ
リンチはまだ手を入れるつもりなんだろーか。
>>147 お役に立ててなにより。
自分はとりあえずLDで全話確保したんだけど、やっぱ1stシーズンDVDの
画質音質を体験してしまったら、DVDで欲しいよね。「INLAND EMPIRE」の
プロモートとかでいろいろ忙しいとは思うが、それが一段落したら、とっと
リンチには2ndシーズンDVDの作業に戻ってほしいぞ。
149 :
146 :2006/09/02(土) 19:03:46 ID:+dxRRdic
やはりダメですか・・ ムビープラスで9月10日、映画祭やるようなので、それで我慢します。
TPでクーパーが町中の人を集めて指輪の実験(?)みたいなのをしたシーンが 強く印象に残ってるんだけどあれって第何話かわかりますか? たしかかなり後半だったと思うんだけど・・・
指輪って、クーパーが巨人に召し上げられたやつ?
152 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/04(月) 19:16:00 ID:H9Jal9AW
dugpa.com更新age
・ロシアのツインピークス・ファンの大会が、8月の5日から6日にかけてセント・
ペテルスベルグで開催された模様。今回が第三回だったらしい。
こちらがそのロシアのTPファンサイト。
ttp://www.david-lynch.info/ ブラック・ロッジ捜索ごっことか、ビニールにくるまって浜辺で寝転がったりとか、
考えることはどこのファンも一緒だわ(w
・フランスで「マルホ」と「エレファントマン」のHD-DVDが出るらしい。発売予定は
2006年末から2007年頭にかけて。画像圧縮がVC-1だの、音声がDTS-HDだ
のいろいろ書いてますが、よくわかりませぬ。ダレか解説希望(w
153 :
150 :2006/09/05(火) 00:01:50 ID:Hri4SKZC
>>151 そうです。たしかPUBに住民集めて輪になって〜みたいな感じで
それで光がピカーみたいな演出で・・・
わかりづらくてすいません。ただ昔見たときすごい感動した記憶があります。
なんつーか全知感みたいな感じがして「あ〜そうか!」って思いました。
はやくDVDでないかなあ
>>152 ロシアってかなり遅れてツインピークスのTV放映とかビデオ発売とかされたん?
ツインピークス流行ったのって日本でも15年以上前でそ。
おれも当時かなりハマったけど
>>153 みたいには
細部ほとんど憶えてない・・・・
クーパー捜査官役のヒトいまどうしてんだろ?
155 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/06(水) 13:05:42 ID:UKF3mPFZ
>>クーパー捜査官役のヒトいまどうしてんだろ? ツインピークスのあとはヒドゥン(B級映画にしては結構いい)とか出てたりしてた んだけどねー。 ララフリンボイル?だったっけ?このひともちょいちょいメジャー映画にも出てたけ ど、今何やってるんだろう?
157 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/07(木) 07:27:46 ID:ErbET/Hu
さて、インランド・エンパイアはもう上映されただろうが、どんな感じだったのかな…。
裕木奈江!!
160 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/07(木) 15:21:23 ID:ErbET/Hu
え、裕木奈江が出てるの?w ギリシャ留学から帰って来た話は知っていたが…。 日本人俳優もちょくちょく向こうのに出演するようになってきたね。
リンチで日本人といえばツイン・ピークスのアレだが 今回どういう扱いで出てるのか気になる・・・
6日、デヴィッド・リンチ監督にその生涯における功績を讃えて名誉金獅子賞が贈られることとなり、授賞式が行われた。 壇上にリンチ監督が登場すると、約1000人の観客が約3分間に渡ってスタンディングオベーションをする熱狂ぶり。 金獅子のトロフィーを受け取ったリンチ監督は、鳴りやまぬ拍手に何度も「サンキュー」と笑みを浮かべ 「この賞を誇りに思います。映画は美しい言語であり、私たちの目を開かせ、新しい世界へと導いてくれるでしょう」と語った。 その後、一切内容が明かされていなかったリンチ監督の新作『インランド・エンパイアー』(原題)が上映された。 同作品は『マルホランド・ドライブ』に続く、ハリウッドを舞台に女優(ローラ・ダーン)が夢と現実の世界を旅するミステリー。 上演時間は172分にものぼる。 また同作品には女優の裕木奈江が「NAE」の名前で、「ストリート・パーソン2」(=エキストラ)として出演している。
>>158 >>164 裕木奈江関連スレで紹介させてもらいました。
リンチファンで萎え萌え者としていささか興奮してます
166 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/07(木) 23:25:48 ID:TgQawZDx
裕木奈江にはびっくす
「通行人2」って役だろ。 普通そんなの出演っていうか?
>上演時間は172分にものぼる いつの間にか、4分増えてるし(w IMDbのデータには、まだキャスティング・プロデューサーの名前が出てないんだよなあ。 そこらへんがわかれば、裕木奈江とのコネクションが判明するかもだ。
しかし裕木奈江って以外に計算高いね。 文化庁公認の「芸術家」印を獲得した上に、 リンチ作品への「出演」というアーティスティックな響きも得た。 まぁこれで日本国内では一目置かれるようになるわけだ。
ナンシー関を呼んでこいw
ざっと映画評に目を通してみたけど、うーむ、あんまり評判はよくないぞ(w いずれにしても、一回観ただけでさくっと理解できる作品でないだろうことは リンチ・ファンにとっては予測済みなんで、「実験映画みたいだ」とか「なんか ちゃんとした説明がつくのか」とかいうのは誉め言葉みたいなもんだから、 むしろウレシイくらいなんだけど、DV撮影の画質に否定的な感想が多いの が気になる。 しかし、Yahooの記事をみる限りでは、記者会見席上での記者陣の質問 が、相変わらず「ありゃどういう意味だ」とかレベルなのは、ちと悲しいな。 リンチも相変わらず「答えられたらとは思うんだが、作品ですべて説明済み だ」みたいな返答しかしてないし、不毛だなー。「だから記者会見はキライ だ」というリンチの言葉には笑ったけど。
自分の作品の説明嫌いだしね。 まあ当たり前だけどww
>>173 とりあえずヨガの瞑想を勧めるような「宗教プロパガンダ映画」って
捉えられ方はされていないんでしょうか?
リンチ基金作ってからは映画までそっちに行ってしまうんじゃないかと
心配だったのですが。
>>176 「プロパガンダ」まではいかなくても、「理解できない」というのを「瞑想」と絡めて書い
ている記事はありました。
「マルホ」のときもそうだったけど、リンチのこういう系統の作品の場合、お披露目
された直後は、「理解できない」だの「意味があるのか」だのといった「不評」ばかり
目についちゃいますね(w 仕方ないけど。
実のある批評なり感想なりは、あるていど時間が立たないと出てこないんじゃない
かな。
「人生は態度で決まる」
179 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/10(日) 14:15:14 ID:35JiH90+
ゴダールスレより 「許せない」ってなんなんだよwwwwww 800 :名無シネマ@上映中 :2006/09/09(土) 15:11:38 ID:y1Et0TSq モンタナ生まれのアメリカ人がヨーロッパコンプで作った映画そのものって感じで 微笑ましい<私刑 803 :名無シネマ@上映中 :2006/09/09(土) 16:40:49 ID:f5dt0tYT リンチの映画って、すごい伏線が仕掛けられているように見えて、実はストーリーもぜんぜん破綻してないし、 リンチ自身何をやりたかったのかも見え見えなところが許せない。 あと、リンチファンが謎解きごっこに興じたり、「映像表現がすごい」とか中学生みたいなこと言ってるのも許せない。 エヴァンゲリオンなんかと同じものを感じる。 『ゴダールの探偵』みたいな、本当にただぶっ壊れてるだけの映画の方が断然面白い。
許せないかどうかは置いといて、謎解きごっこは自分も許せない。 マルホランドドライブやらを一生懸命理屈付けて解明・解説しようとしてるサイトとか見てると アホかと思う。それはリンチの映画の観方じゃないと思う。にわかならまだしも、 リンチファンのやるこっちゃない。
リンチ自身も見たくない悪夢っていうより、所詮需要の安定した中での リンチ先生のコントロール下の商品としての悪夢って感じだからな
>>181 181さんはそう見たい、そうしておきたいってことなのかな。
中原って作家も似たようなこと言ってたけど・・・。
リンチを含め、好きじゃない映画監督を「見切った」と安易に振舞うのは
どうなんだろうか。
べつにいいんじゃないですか。>>好きじゃない映画監督を「見切った」と安易に振舞う
以前に The American Nightmare というタイトルの、
70-80年代ホラー映画シーンについて描いたドキュメンタリー映画を見たことがあるのですが、
その映画の中でジョージ・ロメロだったか誰だったか忘れたましたが、
例えばヒッチコック映画なんかの恐さというのは心地よいというか、よく出来た約束された恐さだ、
それに対して
というようなこと発言していましたが、中原昌也のその発言はこの種の発言の孫引きでしょう。
もしかしたら
>>181 さんの発言はさらにその曾孫引きかもしれません。
しかし僕は仮にその通りだとしても、だったら「表現」するって何なのよ、って質問したいという気持ちに駆られます。
そうした「意図」を抜いて「表現」なんてものがあるのか、と。
>>164 172分!!長っ…!戦争映画かよっ!!
185 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/11(月) 16:53:42 ID:QeuosAJS
>184 メアリー・スウィニー(編集担当)との離婚が関係していなければいいけど……
え また離婚したの
アイランドエンパイア早くみたい。 ローラダーンが般若顔でシャウトするようなシーンはあるんかな?
>>185 リンチ「メアリー、君が尺を切るというなら、僕は君との関係を切る!(き、決まった)」
メアリー「わかりました。実家に帰らせていただきます」
リンチ「エエエー!!」
ロバート「ミステリーマン」ブレイク主演の リチャード・ブルックス監督作品「冷血」観たが、 これ、ブレイクが出てるってだけじゃなく凄く「ロストハイウェイ」に 影響与えていないだろうか。 ジャズっぽい音が低音の弦楽に移り変わっていったり、殺しのシーンで 人がブレてにじんで見えていく。 暗闇のストリートもなにかっていうと反復される(これはノワールなら どれでもそうかもしれないが) メキシコのけだるいポップソングにあわせて、ブレイク演じる殺人者が 幻覚見始める・・・。 ブルックスは「ミスターグッドバーを探して」でもラストのヒロインの死が 点滅するライトで浮かび上がってくるという照明やってて、 「イレイザーヘッド」思い出させられたんだけど、 リンチはこの監督についてなんか語っていないのだろうか。
>>189 リンチによるリチャード・ブルックスへの言及というのは、ちょっと記憶に
ないです。あったかな? 「ロスト」の脚本を共同執筆したバリー・ギフォ
ードのほうは、自著の「Out of the Past: Adventures in Film Noir」で
「冷血」に触れてますね。特に、ロバート・ブレイクの演技をベタ誉めです。
ブルックス自身は、いわゆる40〜50年代のクラッシック・フィルム・ノワー
ルは撮ってないと思うんですが、シオドマクの「殺人者」(1946)とかデミ
トリクの「十字砲火」(1947)とかヒューストンの「キー・ラーゴ」(1948)あた
りに、脚本で参加してますね。なので、ノワール・ライクな画面への志向
があっても不思議はないかも。
「ロスト」出演時のロバート・ブレイクのコメントがあるんですけど
ttp://www.geocities.com/~mikehartmann/losthighway/blake.html 「なぜ自分をこの映画に出演させようと思ったのか」というブレイクの質問
に対して、リンチは「出て欲しかったから」としか答えなかったようです。
リンチがなにかでブレイクの演技をみて出演を依頼したのは間違いないん
でしょうけど、それが「冷血」なのかどうか、確証はないですね。まあ、確率
は高いような気がしますが、ひょっとしてギフォードのおススメ?(w
どーでもいいけど、このコメントによると、ミステリーマンのあの白塗りのメ
イクは、ブレイク自身が考えたらしい(w うは、危ないヒトだってば(w
>>190 サンクス。「冷血」でのブレイク、若くてまだ声も張りがあるけど、
時々ミステリーマン思い出させるような低音のだみ声になって
ぞっとさせられた。
ブレイクが子役時代に出ていたヒューストンの「黄金」への
言及が「冷血」でなされていたけど、
「黄金」−「冷血」−「ロストハイウェイ」と見ていくと
人間が変なものに逸脱していく経過うかがえるかも。
ブルックス、監督作たいして見てなかったけど、その三本に
脚本参加ってのは凄いですね。どれも傑作!
192 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/13(水) 19:41:58 ID:VRZuiyA9
>>188 マジでこんなノリで離婚してたら嫌だなぁ・・w
例によって他の女性に手をだしたのではないだろうか。 パダラメンティってアクターズスタジオの曲の人だよね。 考えてみれば似てるな。
まず英語の勉強をする
冷蔵庫を開ける
冷蔵庫の中から小人のおじいちゃんとおばぁちゃんが笑いながら(ry
「象を入れるのかい?どうぞどうぞ」と言われる
それを見て悲鳴をあげて失神する
>>195 であったが
気が付くと拘置所の中だ
身に憶えがない
201 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/19(火) 23:29:46 ID:OLlL0Zmi
インランド・エンパイアに裕木奈江が出てるみたいだねー。 しかもセリフありらしい。 リンチ映画に初の日本人出演か!
>>195 なんでかしらんけど、ウチのPCではファイル開けないや。
"Streaming Media Services / J.D. Hauger University of Oregon Channel presented
by Streaming Media Services at the Knight Library"とか表示されて、それっきりだわ。
なんででしょ?
どっちにしてもなー。
以前、dugpa.comにリンクされてた映像と同じよーなことを言ってるんじゃないかって気が
して、あんまり観る気しないのよなー。
Dugpa.com更新age
・もーなんとゆーか、何度「狼少年ごっこ」をやりゃー気が済むのか、自分でも
書いててヤになるのだが、TPセカンドシーズンDVDの発売がやっぱ来年の
5月以降になりそーだという記事の話題。
ttp://www.moviehole.net/news/20060915_would_you_believe_twin_peaks_h.html Dugpa.comの管理人さんのコメントによると、リンチがトランスファーの監修作業に入
れるのは、やっぱ「INLAND EMPIRE」が海外で公開される11月以降とすると、そっから
カラー調整やら音声の5.1ch化とかやってると、やっぱ最低2〜3ヶ月はかかるだろう、
それを考えると2007年5月というのは妥当なセンでねえの? とのこと。
バダラメンティのウソつきー!(w
205 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/22(金) 01:41:57 ID:30SB84x3
マルホランドドライブではまったので、イレイザーヘッド、エレファントマン、砂の惑星とかりてきて続けてみた…どうしようもないくらい暗い気持ちになりました
いいやん、笑える三部作じゃないか。 しかしエレファントマンは、当時は感動の大作とか言われて お涙頂戴的映画としてワイドショーで何度も取りあげられていたぐらいだからなー。 マスゴミの扱い方は、ちょうどセカチューみたいなノリだったよ。
そそ、オレなんか中学生のときに道徳の授業で鑑賞させられたよ。
「エレファントマン」公開の年って国際障害者年だったんだよな、確か。 厚生大臣が観て「泣いた」って言っていた。 「デスパレートな妻たち」のカイル・マクラクランの役ってどんなのなんだろう? 「セックス&シティ」のカイルの役はちょっと無残な、 「一見王子様、実は・・・」な役だったけど。
ツインピークスはブルーレイかHD-DVDで出してくれないかな?
210 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/25(月) 22:37:18 ID:8Au3bp1P
マルホランドドライブ、誰かわかるように解説して
211 :
名無シネマ@上映中 :2006/09/25(月) 22:49:26 ID:mVRIi1uH
「スターになりたくてなれなかった女の子の想念」と要約してみた。
dugpa.com更新age
・12月28日にリンチ著の本が出版される。タイトルが「Catching the Big Fish: Meditation,
Consciousness, and Creativity」とゆーことで、
>>195 で出てた大学での講演を文章に
まとめたものなのではないかと思われ。すでに米・日アマゾンで予約可能になっている
ので、とりあえず予約しといたけど、さて読むのかなー、ワシ。
・アンジェロ・パダラメンティのサイトで、以前ハナシが出てた「ツイン・ピークス セカンド
シーズン」のサントラCDから、「愛のテーマ」のピアノ・バージョンが試聴できる。
ttp://myspace.com/angelobadalamenti どうやらこの記事が書かれた後、全部で4曲が試聴可能になってるみたいだ。
>>206 トラウマ製造三部作ぢゃなくってw?
当時の日本でのエレファントさんの宣伝を聞いて
リンチが切れたとか切れなかったとか
>>207 それはそれで意義のある授業だと思われ。ただ人間の闇の部分についても
子供に伝えねば真の道徳には繋がらんと思うが。
>>209 とりあえずSD-DVDでコンプしてもらわにゃ
「インランド」のアルバム何時出るのかな? 海外での公開が11月とすると、その頃には輸入CD屋に出回ってくれるのか。 待ち遠しい〜。
216 :
名無シネマ@上映中 :2006/10/10(火) 19:52:12 ID:WOQqvwil
連休で遊びほうけてたあいだにdugpa.com更新age
・「ツイン・ピークス」のロケ地は、いま、こんな具合になっているらしい。
大きく変わってしまった場所もあり、あんま変わってない場所もあり。
ああああああ、パッカード製材所が……。
http://intwinpeaks.blogspot.com/ ・「INLAND EMPIRE」関連の記事追加。
ニューヨーク・フィルム・フェスティヴァル上映作品のオチオシであるらしい。
ttp://www.salon.com/ent/movies/review/2006/10/05/btm/index_np.html ・「INLAND EMPIRE」プレス・フォトの追加。
ttp://outnow.ch/Media/Img/2006/InlandEmpire/ あちらのリンチ関係掲示板では、ニューヨーク・フィルム・フェスティバルで「INLAND
EMPIRE」を観たヒトの書き込みが上がり始めてますね。
どうやらフェスティバルの席上で、リンチがアメリカ国内での上映は11月か12月と
発言したらしいんだけど、その一方で、どうも配給会社からの正式発表はまだみた
いで、こりゃアメリカでも来年の公開になるんではないかという説もあり、あちらの
リンチ雀たちはヤキモキしてる様子。
で、当初出演するという話だったカイル・マクラクランが出演していないという話が
あったり。ありゃ? と思ってINDbのキャスト表を確認したら、いつの間にかマクラ
クランの名前が消えてますなあ。うーむ、どうもマクラクランがらみでなんかある感
じなんだけど、あんまり書くとネタバレになりそうなんで自主規制(w
わあ、INDbってなんだ(w IMDbだってば。
218 :
そのいち :2006/10/11(水) 19:39:50 ID:cwDfRG5i
引き続きdugpa.com更新age
ニューヨーク・フィルム・フェスティバルの模様が次々と記事になっている
・フェスティバルにおけるリンチの会見の模様
ttp://www.youtube.com/watch?v=9yxpdweyEHA デジタルでの撮影に関して。どのようにこのプロジェクトは始まったか。「この映画は
ブニュエルの影響を受けている」とか言い出したヤツとの論争(?
・フェスティバルでの質疑応答でリンチがあきらかにしたところによると、北米における
(カナダも?)「INLAND EMPIRE」の配給は、リンチが自分自身でやるらしい。先日来、
北米での公開予定関連ページのリンクが切れているという話がDugpa.comの記事
に出ていたのだけど、どうやら真相はそういうことだったみたいだ。
詳細は明らかにされていないのだけど、同席したメアリー・スウィニーの発言にを読む
と、なんか配給方法に関して仕掛けを考えてるみたい。もしかしたらDV撮影であること
とからんでたりするのかしらん?
219 :
そのに :2006/10/11(水) 19:42:24 ID:cwDfRG5i
乙
221 :
名無シネマ@上映中 :2006/10/13(金) 20:20:37 ID:9giaOaH+
またもやdugpa.com更新
・ロサンジェルスで開催されるAFI(American Film Institute)フェストで、「INLAND EMPIRE」が
上映される模様。上映日は11月3日と11月6日の2回。本日10月13日からチケット販売開始
で、電話かメールのみの受付だそうだ。誰かその日たまたまロスにいる予定のヒトは、チケット
取りにチャレンジしてみるがヨロシ。
ttp://www.afi.com/onscreen/afifest/2006/tickets.aspx 「INLAND EMPIRE」関連の追加記事がいくつか出てるのだけど、そろそろ核心に迫った(?)
内容のが混じり始めていて、要注意な感じ。どうもそーゆーのっぽいのを途中まで読んでしまって
ちょいウツ(w こーゆー状態を脱するためにも、早いとこ観たいぞー!
首都圏では、恵比寿と新宿のガーデンシネマでの上映みたいね。
「ツインピークス」劇場版の未公開シーンの復活! 公開当時の雑誌見ると、牛の解体シーンをリンチが撮りたがって スタッフを外に出してリンチ当人がカメラ廻したシーンあったそうだけど、 かけらも使われてないんで、都市伝説の類かと思えていた。 ようやっと確認できるのかな。
>>223 ありがと、しかしもう十何年も前に終わってしまった番組と
その劇場版に対して
盛り上がり続けるアメリカのファン凄いね。
ツインピークス祭りもいったいいつまで続くのか。
できれば、デューンの完全版、もしくは未公開シーンの復活も
同じぐらい盛り上がっていて欲しいものだけど。
裏ハリウッドシリーズ(?)として、 クライヴ・バーカーの『冷たい心の谷』とか撮らないかなぁ。
>>224 俺は一人でL'ets dance!してます。
227 :
名無シネマ@上映中 :2006/10/16(月) 18:41:35 ID:6G5v50XV
Let's Rock!では
いや、Let's Dance でもディヴィッド・ボウイ経由で結局ツイン・ピークスに戻ってくるから無問題。 っていうかそっちの方が興味深い。
>>225 いや、しかし、アメリカでの配給を自分でやるって聞いたときは、思わずうーむと
思ってしまいましたけどね。確かにこれだけの長尺で、かつ一般受けは難しい
であろう内容の作品だとなあ……。
まだ「INLAND EMPIRE」を観てない段階でいうのもなんだけど、次回作はある
んだろうか?
熱狂的なリンチファンなんて結構いそうだから、公募ファンドでも作って資金調達したらいい。 リンチならインテリ層に受けがいいだろうし。
「ブルータス」のインタビューでジョン・マルコビッチが 出演してみたい監督としてリンチ(とヘルツォーク)の名前上げていた。 「ブルーベルベット」が大好きらしい。 リンチが頼めば、低ギャラでも出てくれそうなスターは 他にもたくさんいるんじゃないかと。
最悪、バーホーベンみたいにヨーロッパでスポンサー見つけるという手もあるな 「フィルム撮影には戻らない、これからはデジタルだぜ」とか言ったのも最近だし、撮る気はあるんだろう
>>231 俺、リンチの新作の為なら少し出資してもいい。
リンチは瞑想団体のために70億ドル(=約8360億円!)も集めようとする男だよ。
>>234 が清水の舞台から飛び降りるつもりでなけなしの50万円を出資しても、
記録にさえ残らないんじゃないか。単位が違うと思う。
瞑想団体への流入はすげ〜心配だが、 映画に使ってくれるんなら、記録に残んなくても ヘソクリを出資してもいいな
ヨーロッパでスポンサーを見つけるというは、マルホが既にそうだったんじゃなかったっけ? もしそうだったら状況は更に悪くなってると言うことなんだろうか。
ワケわからん有象無象の邦画ファンドに出資するくらいなら、リンチに投資
したほうが、まだカタいよねえ、確かに(w
>>233 つか、もう「ロスト」あたりからフランス資本なんだよね、製作出資は。
製作出資はともかく、リンチがアメリカで、周辺かもしれないけどハリウッドにいて
ああいう作品を作ってるってのが、ある意味、貴重なことだと思うんだけどなー。
でも、今回は配給の話だもんね。
リンチなりの戦略があって自分で配給するっていうんならいいんだけど、もし
配給会社との交渉がうまくいかなかったすえの最期の手段だったりしたら、
ちょと、悲しい。日本で配給会社が早い段階で決まったのは、ラッキーだった
かもね。
はあ、とりあえずは「INLAND EMPIRE」が公開されたら、観まくるしかないか。
(′・ω・`)つI
「インランド・エンパイア」に ナスターシャ・キンスキー出るんだね! もうかつてのように奇麗じゃなくなってるのかもしれないけど嬉しい。
そうそ、ナタキン出てるんだよね。 どういう役かよくわかんないんだけど、そこらへんも楽しみ。 ニューヨーク・フィルム・フェステバルでの「INLAND EMPIRE」の上映に、 イザベラ・ロッセリーニが来てたというウワサあり。
さっきマルホランドドライブを見終わったがこの映画すごいな。現実世界から夢の世界に入ったみたいだ。 最後の小人は恐怖で泣きそうになったが。
出演者リストの中にマイケル・パレとあるのは 「ストリートオブファイアー」のマイケル・パレなのかな。 あのパレだとすると、ナタキンといい、80年代の洋アイドルマニアには 嬉しい顔あわせ。
コールドケースに出てたの気付かなかった・・・ 見直したら、やり手ビジネスマン役 老けたってこと以外はそんなに劣化してないな
アチラのリンチ関係掲示板の情報によると、どうやら「INLAND EMPIRE」の北米 での一般公開は、12月15日で決まったみたい。 518 Mediaっていう配給会社がからんでる様子なんだけど、最初は西海岸を 中心とした、限定的な公開っぽい。
>>224 ファンにとっては現在進行形なんだよ。
漏れなんて続編がいつか作られると信じてマスカラス。
「今も・・・・起きている・・・・」
「ボーブ!そこにいるんだろ!」なんてね。
しかしいろいろ動きだしていますね。リンチ関連。wktk
>>218 の配給方式に関してのしかけってところに興味深深。
クーパーが夢のお告げの年齢に達したらひょっとしたら・・・ってここでも見た気がするなぁ。 しかしそうするとリンチの歳が・・・それよりバダラメンティか。
共同制作者マーク・フロストがクーパー捜査官ものの 新作の企画ぶち上げてたけど、アレどうなったんだろう? フロストも「ファンタスティックフォー」のシナリオとか、 カイルと同じで「ツインピークス」以降イマイチぱっとしないね。 二人とも頑張れ!
その後、なーんも話が出てきませんなあ>TP新作 以前、イギリスのスタジオによる新作企画を、リンチが蹴飛ばしたりしてた みたいなんで、ナントモです。
252 :
名無シネマ@上映中 :2006/10/21(土) 19:01:06 ID:x5keuKoT
今度のインランド・エンパイアはこれまでの集大成っぽいから、 次はぜひともロニー・ロケットを完成させてほしいな。 それとも、もう長年アイデアを温めすぎて腐らせてしまったのかしらん。
253 :
名無シネマ@上映中 :2006/10/21(土) 21:47:48 ID:CRXxiN/R
なに、ロニー・ロケットって?
リンチがずっと腹に抱えてる企画だよ
255 :
名無シネマ@上映中 :2006/10/21(土) 21:58:23 ID:gvpLMitw
ロニー・ロケットの企画を知らない人がいるんだね。 ツイン・ピークスからもう何年経ったのだろう? Cut紙上で山形が駄文書き散らかしてた頃が懐かしいね。 世代交代くらいしていたって、不思議じゃない。
ブルーベルベットの後で企画再開した時、勢いで作っちゃえばよかったのにな
257 :
253 :2006/10/21(土) 22:35:30 ID:CRXxiN/R
いやw、俺は高校の頃TPでリンチにはまり、ロストとマルホがお気に入り、という普通のファンだよ。 その企画は単に知らなかった…。
「ロニー・ロケット」はシナリオが出回って、 簡易なストーリーが「プレミア」で紹介されてしまったぐらいだから、 リンチの中では終わってるのかも。 ただ、その簡易ストーリー読むと、無茶苦茶映像化されたものを 観たい気にさせられたので、個人的にはぜひ企画が続いていてほしい。
>>259 ああ、その wwww.lynchnet.com ですが、いつの頃からだったか、
トップページから各種ページへのリンクがなくなったじゃないですか。
昔はそんなんじゃなかったと思うんですけど。
>>259 さんはどうやってそのページ見つけられました?
たんに昔のリンクを全部とってあったんでしょうか?
それとも web-archive から掘り起こすんでしょうか?
もしよろしければ教えていただけませんでしょうか。
>>249 そのネタ書いたの俺だw
>>259 いいですねw絶対解けないADVって。
TPなんかもゲームっぽいと思う。「時間軸」にそって結末に向かうストーリーより
「場(フィールド)」やキャラクターを楽しむ感じとか。
リンチ好きがつくったぽいゲームってあるけど(SIRENT HILLとか)
リンチが直々に監修したらすごいの出来そう。
映画化が無理ならゲームでっていうのも絶対ありだと思うな。
263 :
名無シネマ@上映中 :2006/10/24(火) 19:58:24 ID:0IJNv6X8
dugpa.com更新age
・掲示板でのウワサどおり、北米での「INLAND EMPIRE」の公開が12月15日からで
決まった模様。ただし、これまたウワサどおりかなり限定された公開のようで、現在
のところ確認されている上映館はLA周辺のLaemmle Theatreのみ。
ttp://www.laemmle.com/viewmovie.php?mid=2648 Laemmle Theatreは系列館が16館ほどあるようなのだけど、どうも全館でやるわけ
でもなさそうだ。日本公開が待ちきれなくて、アメリカまで観に行ってやる! ってな
漢なヒトは、よく確認してからのほうがいいかも。
>>262 どっちかというと、アドベンチャーというより「環境ゲーム」ぽいのがいいな。
ただし、いま流行の「癒し系」じゃなくて、「現代人の不安をえぐる」ようなヤツ(w
wikipedeaのTPの項をみると、その当時アメリカではTPのファミコン用ソフトの企画が
あったんだけど、ぽしゃっちゃったみたいね。
「サイレントヒル」のスタッフが「ウッドカッター」の復活 狙ってくれないかな。 リンチが「ウッドカッター」の企画持ちかけてたシナジー幾何学は、 ビジュアルはいいけど、ゲームとしてはまり込んでしまう魅力は ちょい乏しかった。
>>265 シナジー幾何学というと10年くらい前のCD-ROM全盛時とかですかね?
今回のインランではデジカム撮りだそうだが(HD?)
デジタルによる表現で新境地を開いてもらいたいな。
スポケーンでもよくね?タイトル。
話自体は映画がらみでハリウッドが舞台だから、ダメなんでね?>スポケーン
270 :
名無シネマ@上映中 :2006/10/29(日) 22:07:30 ID:e/srDzAe
マルホランドの解説を求めるレスが多いので、自分で考えた解釈を書きます。 顔黒ホームレス・・・新しい神 卒倒した夢見男・・・古い神(キリスト) 小人の老夫婦・・・新しい神が差し向けた死神 前半・・・新しい神が死者に演じさせるバーチャル劇。愛に忠実に生きた者には 幸福な役を、愛に背いた者には自分を見失う哀れな役を演じさせる 後半・・・現実の世界 青い箱・・・現世から死後の世界へ案内するコネクター。不本意な死に方を した者はこの箱によりあの世へ導かれる
271 :
名無シネマ@上映中 :2006/10/30(月) 19:00:35 ID:0gGPudd3
ぶっちゃけ、新作は糞なんだろ?
>>271 ただリンチの糞は普通の糞じゃないと信じる
今分かってるのはとびっきり長い糞だってことかな
273 :
名無シネマ@上映中 :2006/10/31(火) 20:12:56 ID:nFsjtRYb
dugpa.con更新age ・「INLAND EMPIRE」関連記事追加 何年か前に、この記事を書いた人のマンションの寝室で、でローラ・ダーンとポーランド人 俳優が出るシーンのロケが行われたらしい。ただし、作品で使われているのはほんの15 秒ほどみたいだけど(w このシーンの撮影段階では、ほんの試し撮りというか、実際に撮影した素材の具体的な 使いみちは決まってなかった様子で、その後アイデアを膨らませーの、アイデアをくっつ けーのして「INLAND EMPIRE」に発展していった模様。 後半はかなり踏み込んだ記事っぽくて、読むとネタバレになりそうなので自分は封印中(w
>273-275 お疲れさまです。なんか活発になってきましたね。
277 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/01(水) 23:58:27 ID:LhTpBjn2
マルホについて、私の解釈の続きを書きます。 カウボーイ・・・天使。「ベルリン天使の詩」に出てくる天使をヒントにした 監督アダムケシャー・・・リンチの親友ヴィム・ヴェンダースをモデルにした。 天使のアイデア借用の見返りに才能ある監督という良い役を配した 前半は、浪費、好色の罪で、破産、妻の浮気の憂き目を演じさせられる クラブシレンシオ・・・死を認識させ、現世への未練を断ち切りあの世へ旅立つ 覚悟を固めさせるための舞台装置 最後のシーン黒顔男の涙目・・・満点の生き方をしたナオミを殺人の罪で死罪にしな ければならない新しい神の悲しみと憐憫の涙
278 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/02(木) 08:40:59 ID:7/YYvKSC
マルホについて、他人の解釈の深読み、妄想は読んでいて恥ずかしくなる
279 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/02(木) 17:42:02 ID:Xv+LTEdt
リンチ本人の解説が懇切丁寧にあれば、深読みしなくてすむのにな。俺はその深読みすらできねえよ。さっぱりわからん。
マルホランドドライブ全然分からなかったよ。 あれ理解できる人すごいね。
べつに、自分流に理解すればそれでいいと思うが。
リンチも勝手に解釈しろと言ってたような
見るたびに解釈が変わるのが面白いんだよね。漏れ的に要約すると 作品全体はサンセット大通りのオマージュであり ハリウッドの光と闇の部分と描いたラブストーリーっ スト−リーの腸捻転は連続ドラマ予定だったものを単作映画にまとめ上げるための (苦肉の)アイデアのためなのでそこのギミックにあまり固執すると作品の本質を見失う。 カウボーイはプロデューサー的存在。(時にディレクターより作品に対して発言力が有る) やんわりとアダムを説得しようと試みる。 ガン黒男は実は女。落ちぶれてホームレスになった実在の女優からインスパイア ハリウッドの暗黒面の象徴? 車椅子男は映画界を裏で操る闇社会の象徴? 青髪女の元ネタはワカランがやっぱ死のメタファーかな?
はい、おりますですよ。 「イヴの総て」も、多義的あるいは多層的に観ることが可能な作品だと思いますね。 特に後半の「鏡を使った演出を多用したシーン群」は、いろんな解釈ができるような 気がします。 また、「マルホ」や「イヴの総て」や「サンセット大通り」等々の、「映画(や舞台)を 扱った映画で描かれている女優像」っつーのも、面白い考察対象になるかも。
「イヴの総て」ってタイトルがいいですね でも内容は「イヴの3/4」って感じがする
>>285 おお、どうもどうも。あの一連のやり取りがあったとき、
日本語のリンチ・サイトが作れないものかなぁと思ったのですが。
>>286 ワロタ>>内容は「イヴの3/4」って感じ
イヴ役のアン・バクスターが、
どうしても島崎和歌子に見えてしょうがなかったです。
他の映画でそう思ったことはないのに。
善意から周囲を次々にいさかいやトラブルに巻き込んでしまうカレンを見ていて、
こういう人が自分の近くにいたらイヤだなと思いました(そしてこういう人は実際に時々います)。
むしろイヴみたいな人間は姑息でイヤらしい奴だとすぐに分かるから付き合いをやめればいいのですが、
こういう無邪気な善意で行動する人は、その善意故に本当に困り者だと思います。
(つねに間が悪い人なども、この類だと思います)
それはそうと、若きマリリン・モンローが演じた新人女優の役が、
下痢でトイレに入りっぱなしという設定だったのが笑えました。
ALL ABOUT EVE かぁ。
>>287 確かにああいう人間が職場にいるとタマランかもしれない(w
作劇上、カレンが事件を引き起こして話を動かす役割であるのは理解できるん
ですけども。
個人的には、作品内ではカレンは「傍観者」としての立場を与えられていると
受け取りました。逆説的になりますが、だからこそ、回想シーンの「語り手」と
してカレンが設定されているんじゃないでしょうか。
マーゴやイヴのように舞台の上に立つ人間では決してないカレンが、その傍
観者としての範囲を越えて自ら行動するといろいろコトが起きてしまうというの
は、まあ、シニカルというかアイロニカルというか……。思わず同じく「傍観者」
である我が身を振り返ってしまいますが、それもあるいはマンキウィッツの狙い
のウチだったのかもしれません。
というわけで、まったくリンチと関係なくてスマソ。
マルホで、殺しやに頭を銃弾でぶち抜かれた男がいたじゃない? その後、そいつの髪の毛が、通り抜けていった銃弾の軌跡に引っ張られて螺旋状にカールしてたけど、あれって実際にあり得るの?
>>290 あれってそういう意味だったの?
カット短くてわかんなかた
たまたまリンチが変な髪形に惹かれて挿入したと思ってた。
意味があるカットとは思えないんだけど本人に聞いて欲しいな
>>290 実際あり得ないシーンを挿入することで
「これは夢だよー」ということを表現したのでは。
293 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/07(火) 14:07:46 ID:mPGE/mD0
「TP」のゴードン・コールがらのみギャグとか、リンチって、ときどきどう反応すりゃいいのか 困るギャグをやったりするんで、このシーンも単なるギャグなんじゃないか?……という疑い を捨てきれないんだよなあ(w 「カウボーイとフランス男」とか「オン・ジ・エアー」とかね。 それはそうと、dugpa.comの管理人さんは、首尾よくAFIフェスでの「INLAND EMPIRE」 のチケットを手に入れたみたいだ。 筋金入りのリンチ・ファンの感想が楽しみ(w
>>294 に同意。
俺もあれは説明ではなくギャグだと思う。
何よりあの一連のシークエンスは、
まったくもってリンチ的ギャグの連続。
あのシーンは確かにギャグ的な流れはあるんだけど 人が銃殺された直後に髪の毛のアップってちょっとおかしいでしょ しかもピントをキッチリ合わせて注意をうながしていながら なんのフォローもない明らかに「違和感」のあるカット 脚本段階からあったのか、パイロット版でその後の何かに対する複線に する予定で撮っていたものの残りなのか? それともTPにおけるボブの起用みたいな現場での突発的なアイデアによるものなのか? 夢の世界の不条理さをかもし出す演出としてはちと不十分且つひっかかりが大きすぎる と思われ。 教えてマニアのエロい人
>>296 パイロット版にも、あのシーンは全部あるんだよね。
「髪の毛びよーん」も含めて。
だから、少なくともパイロット版の段階では、単なるギャグだった可能性が
高いんじゃないかと思うんだよね。劇場版にこのシーンを使うと決めた段階
で、リンチがどう考えたか、ちょっとわかんないけど。
ttp://www.lynchnet.com/mdrive/mdscript.html このヴァージョンのパイロット版シナリオには、ジョーによるエド殺害のシーン
はあるけど「髪の毛びょーん」はないね。やっぱ、撮影中に思いついたのか
なあ(w
パイロット版の脚本の該当箇所には以下のようにあります。 Joe's hand still at the small of his back moves into view holding a silenced pistol and in one swift move reaches out and fires a hole through Ed's temple - blowing Ed's brains out across the desk, carpet and wall. Ed's head bangs down on the desk, then is still save the leaking of blood from the wounds. すべてが幻のように正確かつ一瞬に行われて、 ただ傷口から溢れる血だけが、たったいま殺人が行われたことを物語る、、、 というようなシーンが脚本には書かれているようです。 しかし実作では血はあまり見せずに、むしろ、 髪にこびり付いて固まってしまったような表現だったと思います。 で、カメラの動きが左から右へ、弾丸の飛んだ方向にパンして、 このピンと張った髪を見せます。 これがもし脚本のように血を見せていたら、 殺し屋(Joe)の冷徹さと腕の良さを表現してしまうことになって、 これに続く馬鹿げたギャグにうまくつながらないのではないでしょうか。 それに対し、この意味のよく分からないカットの「間抜けさ」はギャグへの布石としては重要で、 さらに上で書いたように、カメラが弾丸の飛んだ方向にパンすることもまた、 画面に向かって右側の方に観客の注意を引き付けるのに重要だと思います。
>>298 うーむ、そもそも、脚本どおりの「脳ミソが机や絨毯や壁にぶちまけられる」ってな
映像は、TVじゃアウトなような気もしますね(w ケーブルならともかく、ABCだも
んなあ。
「髪の毛びよーん」は、そうした規制に対する揶揄っていう可能性がある……てな
気もしてきた。いや、わからんけど(w
300 :
296 :2006/11/07(火) 23:23:09 ID:+uHB/oKu
>>297 >>298 迅速になレスありがとうございます
さすがマニアのエロい人達ですね〜w
なるほどパイロット版の脚本段階と映画版の違いが分かってうれしいです
とかくリンチさんの作品にとっては事前に明確なビジョンからきた計画的な画であろうと
突発的なアイデアから作られた画であろうと
それは結果的には作品にとって「必然」になっていると思うので
僕もなんとなく入れたってことは基本的に無いと思います。
あのシーンだけ切り取ってみると違和感があるけど○歩には(○穂に限らず)
全体的になんとなく違和感を感じる画がちりばめられていてそれが全体の中で
重要なファクターになっていると思います(例えばTシャツねーちゃんの乳首なんかもw)
301 :
そのいち :2006/11/08(水) 19:12:38 ID:w9XvxYRm
dugpa.com更新age ・ついに、やっと、ようやく、「TP」セカンド・シーズンDVDのヨーロッパでの発売がパラマウントから 正式にアナウンスされた模様。予想どおり前半後半の二つのボックス・セットに分割して発売さ れる様子で、前半のセットはイタリアでは来年1月23日、スウェーデンとドイツでは1月30日の発 売予定とのこと。 dugpa.comにヨーロッパ版のパッケージ写真も掲載されているので、今度こそホントに「狼が来た」 のだと思うのだけど(w、気になるのは日本での発売がどーなるか。管理人さんが現在掴んでいる 情報では、北米での発売は5月から6月くらいになりそうだということなのだが、さーてさて? ……えーと、しかし、すでに予約が始まっている独アマゾンでは、1月4日発売と表記されてるよう な気がするんですけども?
302 :
そのに :2006/11/08(水) 19:14:40 ID:w9XvxYRm
・同時に、管理人さんによる「INLAND EMPIRE」のファースト・インプレッションも掲載された。 それによると、いろいろ言われていたDV撮影の画質はそんなに気にならないというか、ここは フィルム撮影じゃないのかと思われる箇所もあるぐらいで、少なくとも「Room to Dream」に 収録されたクリップのような(DV丸出しの)レベルではなかったとのこと。あと何年かDVによる 撮影を続ければ、より完成されたものになるんじゃないか、という意見。 その他、「マルホを思わせるが、マルホとはまた違った場所に我々を導いてくれる」「一般的な 観客にはあわないかもしれないが、リンチ・ファンにはたまらん作品」「この作品のローラ・ダー ンは『消しゴム頭』のメアリーXを連想させる」「いくつかのテーマは、公式サイトで公開された作 品から引っ張ってきている」とかとか。 「リンチがDV撮影のメリットを感じたのは、ここらへんじゃないかと思われる箇所がある」ってな ことも言ってるんですが、これはぜひ自分の目でも確認してみたいところだったり。
子供の頃金曜ロードショーで見た「砂の惑星」が脳に焼き付いています。 今出ているDVDは字幕版だけなんですね。 当時の吹き替えのテープはもう残ってないのかな。
307 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/09(木) 16:18:32 ID:5uVw/6Pm
イレイザーヘッドの赤ちゃんは熊の胎児使ってた?
>>307 そのことについては・・・もういいじゃないか
309 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/11(土) 09:34:08 ID:m84zZo5d
んー、リンチはやっぱ本物だな。
そりゃそうと今ふと思ったんだが、リンチが死ぬ時は、 やっぱ変異型クロイツフェルト・ヤコブ病だろうな。 そしてだんだんおかしくなっていく自分の様子を、 周りの者に逐一録画させておく。っつか自分で撮るかな? もちろん食事のシーンもちゃんと収録しておいて、 もちろんメニューは毎日T-Bornステーキ(w リンチ特有のコミカルな解説もちゃんと入る。
↑それじゃちっともオカシクなってないじゃん、今と比べて。 昔、デューンに出演したスティングがリンチを評して 「彼は物静かな狂人だ」 と言ってたね。
313 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/11(土) 14:46:10 ID:dkdzDQoK
>>309 でっかいナイフ&フォークが刺さってなくて良かったw
しっかしもうこりゃ禅問答の世界だね
チーズは牛乳から出来る。そのこころは?
>>314 もちろん「皆さんどんどん撮影してくださいね!」って意味でしょう。> Cheese is made from milk.
>>315 うーん。わかりませんです。。。
ジッチャ。なしてじゃ?なしてリンチさんは牛の横にすわっとるんじゃ?
>>314 >でっかいナイフ&フォークが刺さってなくて良かったw
そうそ、自分もいちばん最初にそれを考えた(w
2000年の「New York City's Cow Festival」にリンチが出展しようとした
尻にナイフとフォークが刺さって、どてっ腹に「Eat My Fear」となぐり書き
してあるウシの像(w
そりゃ、出展拒否されますわな(w
あ、「New York City's Cow Parade」だったわ。
ロスト・ハイウェイの最後あたりで主人公と女の人が砂漠でセック○してる シーンで流れている音楽の名前分る方いたら教えてください!
321 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/15(水) 23:28:29 ID:mUBrAvSb
この前TSUTAYAさんで「イヴの総て」を見つけたのでレンタルしてきました。もう1本は「フォレストガンプ」を借りました。 「イヴの総て」はマルホつながりで。女優志望のイヴと大女優の確執。これは確かにマルホと大いにつながってる。 そして「フォレストガンプ」はマルホと全く脈絡なく借りたはずなのに、見ていたらつながりがあったのでビックリ! リンチ監督の手がフォレストガンプに迄及んでいたとは! それはフォレストガンプがベトナム戦争に行って銃弾に追われて逃げるシーン。弾がフォレストガンプのお尻に当たったのだ。 すると彼は「ケツが何かに噛まれた!」と叫んでちょっと動揺しただけであった。彼は手負いの上官を担いだまま逃げ続ける。 上官を安全地帯迄避難させた後も親友を助けるために奔走する彼。その後アメリカに帰ったガンプは戦禍の中で仲間を何人も 助けたことで大統領から表彰される。大統領は言う。「君はお尻に弾が当たったそうだね。見てみたいものだ。」すかさず ズボンを下ろしてお尻の傷を大統領に見せるフォレストガンプであった。 マルホの太った女の人。ジョーにお尻を撃たれて「何かに噛まれた。」って言ってたっけ。頑丈なお尻は銃弾が当たっても 犬に噛み付かれたぐらいの感覚なんだろう。太った女の人がお尻を撃たれたことにどんな意味があるのだろうかと考え続けた ことも懐かしいが、あれは他の作品の1シーンを引用した監督のちょっとしたギャグで、深い意味はなかったのかなあ?
>>321 マルホランドドライブでの、
デブねーちゃんの尻に弾丸が当たったときの「何かに噛まれた。」のシーンは、
純粋なギャグであって何かの引用とかそういうのとは違うと思う。
でもまぁそんな風に、
>>321 個人にとっての偶然の出来事たちが、
まるで緊密に連鎖してい(ように感ぜられ)るのは決して悪くないと思う。
323 :
319 :2006/11/16(木) 03:19:25 ID:bFUafYwL
>>320 ありがとんございます。早速アマゾっちゃいました。
今週発売のBRUTAS、映画特集でリンチのインタビュー載ってますね
インランドエンパイアについて語ってるんんだけど
インタビュアーが軽くネタバレしてるので買ったけど読むの映画見るまでやーめた。
324 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/16(木) 19:29:08 ID:XfWxkb3s
「ブルータス」読んじゃったんだけど リンチ「これからDVで撮りまくるぞー」的意欲感じられて良かった。 どんどんどんどん撮りまくって、DVの限界拡げちゃって欲しいな
326 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/17(金) 01:18:09 ID:tJamN6Vk
さっきスカパーでエレファントマンをやってました。初めて見たけどなかなかいい映画ですね。 「いい映画」という言い方は適切ではないかも知れないけど、白黒でも映像が美しくて品がよい。 イヤなやつも出てくるけど、いいやつもいて何故かほっとさせてくれます。 悲しいけど夢や希望も感じる。なんと言ってもやはりリンチ監督らしい不思議な映画でした。 エレファントマン見ている時に新作も早く見たいなあと思いました。
327 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/17(金) 16:09:46 ID:QyjXoElp
ブルータスの記事からすると裕木奈江は重要なセリフをしゃべる訳とのこと
↑いちいち書かないでよ。マジで。
329 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/18(土) 00:17:05 ID:qU02JyNw
新作はないのか
>>330 半年DOMれ
と、俺は言いたかったのだ
そして言った!
牛もいいがリンチ、狂牛病には気をつけてくれ。 スポンジ脳になってしまったら・・・
それより先にアルツハイマーにならないか心配 でもボッケボケになってから逆にすごいの創りそうだけど
335 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/20(月) 02:16:12 ID:Uw4iM20e
エレファントマン2は作らないのかな 世界のどっかにネタはあるよなあ リンチの独特の怪奇的世界は不気味だけど好き
牛もいいがリンチもいい! チーズ無しに内陸の帝国は無かった。 リンチはチーズをいっぱい食べた。 チーズは牛乳から作られる。 つまり内陸の帝国とは、 痩せっぽっちのローラ・ダーンが乳牛になる、そういう場所だ。 リンチがダーンの乳を搾りまくってチーズを作る物語だ。 それが行われたこそが内陸の帝国(= Inland Empire)だ。
ローラ・ダーンて、馬面だとばかり思ってたけど、実は牛だったのかっ!
339 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/21(火) 17:12:23 ID:Lme9NSW7
ブルータスの記事からすると裕木奈江は重要なセリフをしゃべる訳とのこと
町山の批評って、もろもろの表現の意味が 社会的な問題の中に回収されすぎて、 時代性を超えて届いてくるものに対して鈍感になってないかな。 映画秘宝で読んだリンチへのインタビューも、リンチの言説をとって 「ロストハイウェイ」の解釈を固定化し、 映画作家本人を超えたところで観客によって生み出されていく 評価の多様性をせばめるような方向性になっていたと思う。 「マシニスト」あたりに相応しいような文章が 「ロストハイウェイ」で書かれていると思えたよ。 もっとも、町山批判はしたけど、 リンチの映画の中にアメリカの社会性や時代性を分析している 眼差しがないとは思わないし、そっち方面でリンチについて 多様な批評出てくればいいなとは思う。
確かにあの言い方だと、「ロスト」が「O・J・シンプソンの精神状態限定」の作品で あるかのように聞こえてしまいますね。 たとえその文脈で読んだとしても、我々すべてが程度の差こそあれ、ときには それと認識しないまま、「自分に都合のいい幻想」のなかに生きているのだ…… という普遍性をもった作品なのだと思うんですが。
343 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/22(水) 10:40:02 ID:Qu9Jrzbv
ブルータスの記事からすると裕木奈江は重要なセリフをしゃべる訳とのこと
マルホの小人かカウボーイみたいな役か
裕木奈江が丸太抱えてたら笑えるんだが
まとまったインタビュー読みたいのに無いんだよなと思い込んでたら 「デイヴィッド・リンチ―映画作家が自身を語る」というのがあるみたいなんで 買おうかと思います。 他にまとまった、あるいは過去の雑誌なんかでこのインタビュー探して読んどけ っていうのあります?他者による評論の類いはどうでもいいです。 初期作品DVDの独白も何言ってるのか気になるところですが
347 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/24(金) 22:17:17 ID:p4OmFedc
ブルーベルベットを久々に見たけど、とことん対比に拘ってるな。 赤と青、蝋燭の火と闇、イザベラ・ロッセリーニとローラ・ダーンの対極の性格、 綺麗な庭と蟻の大群、バドワイザーとハイネケン・・・挙げれば切がない ちぎれた右耳から物語に入って、マクラクランの左耳から脱出するというアイディアもすげー
>>右耳から物語に入って、マクラクランの左耳から脱出 そうなの?気づかなかった。今度見るとき注意してみよう。
>>346 たぶん、まとまった形のインタビュー集としては、その「デイヴィッド・リンチ―映画作家が
自身を語る」が唯一です。翻訳がある雑誌掲載記事はどれも断片的すぎて、個人的には
どれもあんまりピンときませんでした。
よっぽど時間をかけてインタビューしないと、リンチみたいな人から「言語」で何かを引き
出すのは難しいような気がします。
「他者による評論」になってしまいますが、Martha.P.Nochimsonによる「The Passion of
David Lynch」という本が、リンチへの何度にもわたるインタビューをもとに書かれており、
他のリンチ評論本とは一味違うところがありました。翻訳が出てくれないかと思ってるん
ですが、難しそうですね。
350 :
257 :2006/11/25(土) 15:22:42 ID:U/7TPA/x
「インナーヴューズ―映画作家は語る」 (単行本) デヴィッド ブレスキン (著), David Breskin (原著), 柳下 毅一郎 (翻訳) リンチ含めて7人の監督のインタヴュー集なんだけど、読みごたえはあるよ。
350ですが、このスレの257じゃないです。
昨夜のブルーベルベットは、WOWOWにしては珍しく実況に人がいた
353 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/26(日) 10:45:23 ID:5VgHe8JF
dugpa,com更新age
・
>>117 、
>>274 で既出の「Dynamic 1 - The best of David Lynch.com」 のDVDだが、
発売が来年1月まで延びた模様。自分のところにも米アマゾンから「11月発売予定
だったが12月に延びた」という通知が来てたんだけど、もっとずれるみたい。
「TPセカンド・シーズン」サウンドトラックCDの発売もずれたみたいなんだが、こちら
は「セカンド・シーズンDVDの発売日にあわせるでしょー、フツー」ということで……
・……で、その「TP」セカンド・シーズンDVDの北米での発売予定なんだが、来年4
月になるという記事が。
ttp://www.tvshowsondvd.com/newsitem.cfm?NewsID=6640 でもって、管理人さんがParamount/CBSから得た情報によると、北米版のセカンド
シーズンDVDは1ボックス全話収録で出すみたいだ。
>>301 で既報のように、ヨー
ロッパ諸国では2つのボックスに分かれる様子なんだけど、さて、日本版ではどー
なるのでそ。
質問です。TPのパイロット版って何種類かあるの? 昔見たのはラストでボブが地下室(?)に出てきて終わったと思うんだけど DVDBOXとは違う?
DVDボックスに入ってるのが、正規のというか、アメリカで実際に放映された パイロット版です。 これとは別にヨーロッパ版のパイロット版というのがあって、こちらのほうには ボブが出てくるラスト・シーンをつけくわえて、むりやり結末をつけてあります。 パイロット版の権利者とそれ以降の放送分の権利者が異なっていて、パイロ ット版が海外で売られるときのためにそうした結末をつけくわえられたという話 をきいたことがありますが、なんでそんなことをやらなきゃならんのか、当時の リンチにもよくわからなかったようです。 とはいえ、日本でも長い間、ヨーロッパ版のパイロットしか観られなかったし、 アレはアレで味があって、いいんですけどね(w
30年後…
357 :
354 :2006/11/27(月) 14:37:51 ID:EnVqXEq9
>>355 ありがとんです。ボブが出る奴を最初に見て「なんじゃこりゃ!」と思って
見始めたので。DVD版はちょっと物足りない気もしましたがそっちが先なんですね。
TPは携帯とかまだ普及してないときだけど今見ても違和感あんまないですね
舞台が田舎だからかな?
>>349 >リンチへの何度にもわたるインタビューをもとに書かれており
こういうのならまだいいんですけどね、でも原典はやはり手が出ません…。
>>350 どうもです。映画監督でインタビュー読みたいとまで思わせたのはブニュエル以来です。
両者とも映画監督というのを超えて哲学者のように自分には映っております。
ツインピークス本当に25年後に作る気だったりして…既に17年…ですか?もう遠くはないな。
>>357 実は、そうした権利関係のからみで、北米版のDVDボックスにはパイロット版は
収録されてないんですよ。日本人に生まれてよかった(w そのかわり北米版に
比べて、値段はぶっ高いけど(w
しかし、そういわれてみれば、今観てもあんまり違和感ないですね、確かに。
自分では「田舎だから」とか意識するまでにも至らず、ぼけっと観てるつもりなんで
すが、どうしてかな?
>>358 なんかリンチ関連の評論本というのは、作品紹介でお茶を濁しているか、さも
なければポストモダン方向にいっちゃってるのが多くて。特に、個人的にはポス
トモダン方向のは、リンチ作品そのものよりも「その周辺」というか、それを受け
取る「観客や環境」の分析に終始してる印象があって、どうにもです。
そもそもジジェクとかが目指したアプローチはそういうものなんじゃないかと思うし、
最初からそういう視点であることを理解して読むならそれはそれで面白いんです
が、ガチでリンチ作品そのものに真正面から取り組んでいる評論というのは、案
外すくないような。
映画版「ツインピークス」って ファンはどこらへんに位置づけてますか? 個人的には、かなり駄作な方です。 ちなみにTVドラマの方は真ん中でかなりダレさせますが 最終話などで盛り返して、全体としては「あ〜おもしろかった」 というところです。
しばらくリンチが演出してない回は、映像が平凡でつまんないんだよね。
>>360 自分は連続ドラマとかあんまりみないんだけど
結構有名というか人気のあるシリーズでもダレル部分ってあるとおもう
印象的なシーンがどんだけあるかどうかが重要だとおもう。
しかしウインダムRのくだりは蛇足だーねー。
とはいえあのグダグダ感をもう一度DVDで体験したいなあw
ウインダムアール、役者のキャラがちょっと弱いけどうまいと思うし
お歯黒のとことか好きだけどなぁ。盗聴してブラックロッジへの鍵を掴んで興奮する様とか、
レオと2人で馬になったり。ピートがチェスの名人のだったりとか。
南北戦争のくだりでは存在を忘れてたオードリーの兄がまた出てたり 笑
それが
>>362 の「印象的なシーンがどんだけあるか」ってことだと思うけど。
自分はあの辺はあの辺で好き。見返したけどなんだかんだ飛ばして見る気にはならなかった。
>>360 駄作だとは思わないけど、劇場版はいろいろとビミョーなのは確か。
公開当時、ちょっとリンチの思惑と観客の求めてたものがズレてたかもしれない。
TV版の前話よりも、続きのほうが需要はあったんじゃないかな?
前半はリンチ・テイスト全開なんだけど、後半がちょっと尺的にキツキツで話を追
いかけるのに精一杯になってる感じもする。未公開シーンも、後半のほうが多そ
うだし。
>>363 ウインダムアールがアンソニー・ホプキンスだったら…って思った。
あんなおっさんがクーパーより一枚上なんて…
ホプキンス「羊たちの沈黙」出なきゃ良かったのに…
リンチ「ワイルド・アット・ハート」撮らなきゃ良かったのに…
367 :
366 :2006/11/29(水) 01:35:36 ID:IXvW/X5V
羊たちの沈黙に出なくてもツインピークスに出るとはかぎらなかった… (でもエレファントマン出てるし…)
劇場版ツインピークスの冒頭30分とラスト30分は神映像 特にラストのバイオレンスシーンはリンチ作品の中でも特に際立っていると思う またドラマ以前とブラックロッジ内の時空を超えた状態を描くことによって 直線的なストーリーを指輪状のループ構造にしている点ではおもしろいと思うな
しかし一番印象が強いのは無精子症かもしれないって騒ぎ 保安官とFBIの「君も愛してる」シーンとその後の仲良しぶり
ずっと前に映画板でみたのですが淀川長治さんが リンチのこと大嫌いだったって本当でしょうか? 淀川さん、リンチ映画好きそうな気がするんですが ヴェンダースのことはしょっちゅうボロクソに言ってたのは知ってますが
>>370 >淀川長治さんが
>リンチのこと大嫌いだった
調べてみたけど、ネットじゃわからんな。
そもそもリンチ作品の評がないところが怪しい。
(オリバーストーンとクローネンバーグ、ヴェンダースは大嫌いみたい)
関係ないけど、ヨドガワさん
12猿評でブラピをシュワちゃんとくらべて
「大げさなギョロ目演技でブヨブヨのハダカ」
とたたきまくっていたw
そうそうヴェンダースとブラピの悪口は覚えてる。 なんでそこまで嫌ったのかなと今でも思うね。 シュワには映画の部屋で「一緒にお風呂に入りましょう」て言ってたしw
で、リンチの演出したCMがようつべなどでみれますが どれが好き?
俺は CLEAN UP. WE CARE ABOUT NEWYORK. ってヤツが一番好き。そん次はスイスのタバコ、 Parisienne の魚が降ってくる(っていうか逆回しなので空に登っていく)ヤツ。
ワイルド・アット・ハート評(抜粋) ・デビッド・リンチ、「エレファントマン」を作った人。ところが今度はガラリと変わって 荒っぽいんです。不思議なほどの変わり方。僕はこれ才能がある証拠と思うの。 ・マーロン・ブランドとアンナ・マニャーニが共演した「蛇皮の服を着た男」というのがありました。 あれに憧れてる感じ。俳優もだけど映画自身が、ね。 ・アメリカ人はフランスやイタリアほど汚くはなれないのになりたがるところがあるのよ。 この作品、それがよく出てるな。 ・エレファントマン、実は絶対当たる思って作ってとこあったでしょう。 それがもっとはっきりしてきて監督の興行価値狙いがぶざまでなく面白く出てるのね。 ・演出、うまいですよ。例えば主人公の女が1人でおるところにお手洗い貸してと男が入ってくる。 お前、俺が欲しいだろうなんて誘惑して、迫ってくるのね、知らない男が。男の口が見える、 歯が見える、怖いんだね、これが。あのあたり、デビッド・リンチはただ者じゃないと思う。 ・この監督、真面目な映画作ったら怖い作品作れそうな気がします、上手い人よ。 でも今回は娯楽に作ってる。これは現代の青春映画。デビッド・リンチ式の、ね。 ・最後ふたりが立ち上がって「ラブ・ミー・テンダー」歌うのね。 そこら、大げさに言うたら前衛映画。古いスタイル使って非常に新しいよ。 あんなオチはびっくり仰天。アメリカ映画の新しさです。だからカンヌグランプリ。 ・「フィールド・オブ・ドリームス」「オールウェイズ」「ゴースト」みんな愛への気どりがある、 きれいごとで行った。ズバリやっちゃいました、気どりは要りません、というのがデビッド・リンチ。 若いよね、モダン性を持ってる人です。
ananのシネマトークより。エレファントマンからワイルド〜に飛んでるあたり ブルーベルベットとかは見てないのかもしれない。98年に亡くなっているので 自分としてはロストハイウェイ評を探してるんだけど今のところ見つからず。 ブニュエルを「ヒッチコックよりももっともっと上等な、映画の神様」とか言ったり グリーナウェイが大好きで対談してるくらいだから"そういうの"がわかる人だとは思う。 結論。リンチにさほど興味があったわけではなさそうだが少なくとも嫌いではなさそう。 長文失礼。
>>376 ありがとうございました。
やっぱり嫌いじゃなかったんですね。
淀川さんのことも好きなのでよかったです。
グリーナウェイが好きなのはホモだちってことでしょ。
砂の惑星は、どうだったんだろ…
>>370 マッチョな裸の男が出てこないんだから仕方が無い
>>376 >ズバリやっちゃいました
ワロタw今後使わせて頂きますw
dugpa.com更新age
・「INLAND EMPIRE」のロケ地ポーランドLodzでのインタビュー概要。
1.従来の方法でのフィルムメイクはもうやらない
2.実験音楽のプロジェクトを仕掛けていて、来春リリースの予定
3.今のより上映時間が短いヴァージョンの「INLAND EMPIRE」はない
4.ツイン・ピークスはもうやんない
……4番って、なんかこないだキャサリン・コールソンが言ってたことと違うん
ですけど。1番は、今後はDVでの撮影しかするつもりはないってことかな。
・ヨーロッパ版「TP」セカンドシーズンDVDの話題。
全後半の二つのボックス・セットで発売される予定なのは既報どおりなの
だけど、前半のセットにはエピソード9からエピソード18までが収められ、映
像特典は後半のセットにのみつく模様。特典はキャスト&スタッフへの新イ
ンタビュー。メニュー画面等のスクリーン・ショット等は下記にアリ。
ttp://www.areadvd.de/dvd/2007/Twin_Peaks_2_1_DVD.shtml 北米版の正式リリース情報は、まだないらしいです。
この勢いで劇場版TPのディレクターズカット3時間40分ヴァージョンも出して欲しい。
385 :
名無シネマ@上映中 :2006/11/30(木) 18:51:04 ID:qr92cH/V
作家の乙一って確実にリンチ映画観てるな。それもかなり。 某作品と構造がそのまま
誰?
ZOOってマイアミ動物園を撮った映画がひそかにお気に入り
ジョジョの四部を小説化するとか言ってた人
>>388 乙一の映画好きは有名だよね。自分で自主制作もしているし。
タルコフスキーが好きみたい。
394 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/04(月) 17:41:29 ID:PazQcXBH
http://www.lynchweekend.org/ ここでリンチと量子物理学者とかが「意識と創造性」についてのシンポジウムみたいのやっているんだけど、
サイトで映像が見れた。リンチの質疑応答がじつにおもしろい。彼の創造性のプロセスの一部が明らかになってる。
彼はここで、実はTM(超越瞑想)(
http://www.maharishi.co.jp/tm/ )を始めたのだけど、周りに色眼鏡で見られるので
隠していたと告白。これで、創造性爆発して彼のぶっとんだ作品が出てきたって思えば、おおいに結構じゃん。
でもこのシンポジウムで語られている量子物理学を突き詰めていくと、宗教うんぬんの謎(特に別の人間の意識どうしのつながりなど)
が解けていくわけで、そのときにはこの超越瞑想も「宗教」だの「カルト」だの言われなくなるってポジティブに考えて、告白したのかな。
彼の映画がここまでぶっとんでたら、仮にリンチがカルトに入っていようが、悪魔主義者だろうが気にしないけどね。別の意味で
彼自身がカルトだし。
395 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/04(月) 19:26:19 ID:ZN1AyfYU
コイツ何で画家になるの辞めたの?
396 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/04(月) 19:58:53 ID:hX/yBVtd
>>394 や、同感。
「アイデア出しの手段」としてなら、瞑想だろうがなんだろうがジャンジャン
やっていただいてかまわない(w
そっかー。日本にも支部っていうか、「マハリシ総合研究所」っつーのが
あるんだー。リンチを招聘して講演させてくれないかな?(w
>>395 「時間経過とともに変化する絵」を作りたいってのが映像に手を出した
きっかけだったような。でも、今でも絵はかいてるよ。
昔、ツインピークス映画版の頃に ショウビズだかシネマ通信だかで、 撮影現場でシェリル・リーがリンチ監督について 尋ねられて 「撮影が行き詰まると、瞑想するってトレーラーに籠もって、 その後、ホントに瞑想でいいアイデアが浮かんだ、なんて言うのよ!」 って話してたのが記憶になるなぁ。 リンチと瞑想ってその頃からそんなに違和感なかった。 他のリンチ本人のコメントで、 「朝コーヒーショップに行って、砂糖を大量に入れたコーヒーを飲むと いいアイデアが浮かぶから、それをコーヒーショップのナプキンに メモして持って帰るんだ」 と語ってたのも、どこかで見たか読んだかしたな。
>>395 絵を動かしたいという衝動があったらしい。
それからインスタレーション作成等開始。
んでアニメーション(動く絵)作成にはまって、短編映画→長編って感じ
でもいまでも描いてるっぽい
自分は絵を描いてるけど、「動かしたいという衝動」ないわ。 いいこと気づかせてもらった。THX
画家出身でもリンチの作品は、ビジュアルから入った人にありがちな 物語のうすさがないんでいいなぁ。 物語を壊すにしても、壊された断片断片に別な物語への可能性が フジツボみたいにびっしりと張り付いる感じする。 撮影現場での俳優との付き合い方がうまいのだろうか。
以前に「イヴの総て」を教えてもらった者ですが、 その後、この映画を繰り返し何度も見ています。 しかしこの作品を詳しく見れば見るほど、 私の「マルホランド・ドライブ」に対する初期の認識が、 ますます確信へと変わりつつあります。やばいです。
dupga.com更新age
・なにやら有機栽培コーヒー豆の販売まで始めたらしい。
きっと「Damn fine cup of coffee!」なんじゃないかというウワサ。
ttp://www.davidlynch.com/coffee/ ・ニューヨークおよびボストンの「INLAND EMPIRE」上映に、リンチとローラ・ダーンと
ジャスティン・セローが出席。何度か話が出ている「当日渡しシナリオ」の
件やらなんやかやのトークをした模様。
その他、「IE」関係のネタバレっぽい話を除いて、かいつまんでその時の模様
を箇条書きにすると……
・「TP」の続編&完結編が作られる可能性はどのくらいあるのか? という
質問に対し、リンチの回答は「ゼロ」。
・上記のリンチ印コーヒー豆の販売も行われたが、あっという間に売り切れた。
・終了後、(記事を書いた人物の)友人がリンチと握手をしながら「TP劇場版の
長尺版DVDが出てくれたらウレシイんだけど」と話しかけたら、リンチは手を握っ
たまま「キミのためにやるよ」と答えてくれた。リンチはいいヤツだ。
・女性奏者によるヴィオラの演奏があった。
・リンチが「夢」に関する詩を朗読した。
・リンチ作品に現れる「電気(electricity)に対するオブセッション」について質
問されていわく、「なぜ人々が電気に魅了されないのか、自分には理解でき
ない。電気は我々の生活をコントロールし、ときに美しい光や素晴らしい音楽
を創り、ときに危険をもたらす」。
>>404 コーヒー栽培ワロスw リンチ印のコーヒー日本のどっかのコーヒーショップで
タイアップして販売してくんねえかなあ
TP続編は無しですか。そうですか・・・
リンチさんも「可能性は無いことはないねえ・・フフフ・・・」ぐらいの
リップサービスしてよお・・・まあ新作あるのに昔の話されてもそりゃ嫌だよなあ
いろいろ面白そうな情報盛りだくさんですね。またゆっくり見せてもらいますです!
>>384 えっ、そんなにあるんですか!?
ちょうど砂の惑星の長尺版借りてきたんでちょっと整理したいんですが、
砂の惑星(189分)は、「リンチの編集」ではないけど「リンチの映像」なんですよね?
で完全版は約300分(?)、その分の撮影はしていてフィルムも存在する(?)
ツインピークス映画版は220分版が存在すると。
で、ブルーベルベット(121分)がよくわからないんですが
DVDで見られるスチールのシーンはフィルムが失われてしまったわけですよね。
シュトロハイムの映画じゃあるまいし、今の時代でも紛失してしまったフィルムが
見つかる見込みはもうないんでしょうかねぇ。
以上の3つの他にも完全版でないものはあるんでしょうか。
単なる未公開部分というのも含めれば切りがないでしょうが。
>>407 「デューン」は、ロケ先のメキシコで、4時間半だか5時間15分だかのヴァージョン
が上映された……と、「リンチ・オン・リンチ」でリンチが述べてますね。ただしこれ
はあくまでその後の編集作業を検討するための上映で、音声も入っていないし
当然ポスト・プロダクションもまだ。だいたい撮影が全部完了してたかどうかさえ
リンチもよくわからん……ってな状態だった様子です。なので、これを「完全版」
とするのは、ちと無理があるんじゃないでしょうか。「劇場版」にも「長尺版」にも
使われなかったフィルムが現存しているかどうかは、よくわかりません。
「TP」劇場版のロング・ヴァージョンって、ありましたっけ?
現在、未公開シーンをフランスで発売予定のDVDに収めるかどうかの調整が続
いている様子なんですが、あくまでリンチは「映像特典」として収録する意向の
ようで、本編を再編集してディレクターズ・カットを作る意思はないみたいです。
「ブルベ」以降、基本的にリンチは最終的な編集権を自分で確保しているはず
なので、それ以降の作品は現状の形を「完全版」と考えるべきなんでしょうね。
たとえば「ロスト」のシナリオをみると、編集の段階でカットされた未公開シーン
がそれなりにある感じなんですが、現状の構成のほうが無駄がなくて完成度が
高くなっているように思います。
>>408 すみません。
『ツインピ−クス』データ集っていうサイトの
FAQ−劇場版 (FWWM) っていうところの情報です。
411 :
408 :2006/12/09(土) 02:36:45 ID:ERXfM5O/
>>410 なんとなく『撲殺天使ドクロちゃん』を思い出した
>>410 これは・・・
イレイザーヘッドのチキンに通づるユーモアとブラックさだなw
後味は決して良くないとこがまさにリンチw
バカアニメでも 最後にカーテンが閉まるので リンチ作品。
>>410 これ4,5年前にオフィシャルサイトで連載されていたアニメだね
リンチ御大みずからマックで作ったらしい。やるねー。
たしかDVDでも発売されたんだっけ
でもマチトモ氏最近知ったのかな。
>>410 前からここでも紹介されてたと思うけど初めて見た。
最近誰でも手軽に作るような、退屈だったり冗漫だったりする
アニメやフラッシュとはやっぱり一線を画しているように思うなー(贔屓)
なんか久々に笑った。
最初と最後に流れるロストハイウェイみたいな音楽が凄くカッコいいんだけど
これは誰が作ったんだろ。まさか打ち込みまで本人がやってるとか?
DVDにも音楽のクレジットは入ってないな>DumbLand セリフは全部リンチがやってるから、きっと音楽もそうだと思う。
>>412 ∧ ∧ ┌─────
( ´ー`) < シラネーヨ
\ < └───/|─
\.\______//
\ /
∪∪ ̄∪∪
>>416 さすがに打ち込みまでは出来ないんじゃないかな?ベースっぽいのも入ってるし
トレント・レズナーあたりがちょこちょこっと作ったとかっぽいけど、どうだろう?
ぐるぐる渦巻きのところでなるSEはリンチが感がえたっぽいね
420 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/10(日) 00:57:20 ID:YMi7h3Xa
DVD-Rの私家盤だって意味じゃない? しかしこれは、激しくレアなのは確かだな。 見てみたい気もするが。
422 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/10(日) 15:20:42 ID:CLZNTmiv
inland empireのトレーラーで流れている曲がすごくいい。 初めてアイザックを聴いたときのようにゾクッときた。 誰の曲なんだろう?
>>416 ,
>>419 http://www.lynchnet.com/dumbland/ ここに引用されているUSA TODAYの記事によると
「Describing Dumbland as a weekly offering of "stupid, coarse humor," Lynch sits
at his Apple iMac, drawing images with his mouse, animating them, providing the
voices, composing and performing the background music. All by himself.」
ってことなので、作曲も演奏もリンチがやってるみたい。
>>422 あれもリンチじゃね? ってウワサを目にしたけど、真偽のほどはわからず。
>>410 YouTubeでこんなにクリア&シャープな画質の映像
はじめて見たw
425 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/12(火) 00:29:20 ID:f+fnFAU7
ワイルドアットハート見てみた。 あまりにも滑稽でいまいち入り込めなかったなぁ。 ブルーベルベットは好きなんだがなぁ。。
禿の熱唱とかウィレム・デフォーのノリノリ演技についていけない人にはキツイかもだ。
ここだけの話。 「イレイザーヘッド」と「私の頭の中の消しゴム」は無関係らしいぞ。
YouTubeのDumbLand、もうぜんぶ消されてるよ… The TreadmillとAntsがおもしろかったんだけどな… Rabbitsも一本だけうpされてたんだけど消されてる。
ローラ・エレナ・ハリング消えちゃったかと思ってたら 「キング 罪の王」に主人公の義母役で出てたんだねぇ。 あんな義母がいたら悶々としてしまう・・・。 ガルシア・マルケス原作の「コレラの時代の愛」出演も決まったようだし ナオミに負けずにがんばってほしいな。
あの人の、あのエロスはなんなんだろう。貴族の嫁だよね ヨーロッパ映画によさそうだね。マルケスなんてピッタリって感じ。
431 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 00:47:52 ID:HkT3ICN4
>>429 モニカ・ベルッチにも負けてないですよね。
あのゴージャスなムード。
本人としては望まないのかも知れないけど、
もっと官能系の映画で肌さらしてほしいですね。
モニカと比べるのは酷かと思うが 次の007に出れば面白いのに。ダニエルと合う気がする。
んー、そんな役より、コーエン・ブラザーズなんかの、 ちょっと間の抜けたゆるめの家庭的なコメディで、 途方もなく場違いにエロい存在として出てもらいたい。
「裸の銃を持つ男」だったかに、 「もの凄いグラマー、実は正体は男」なキャラ出てましたけど、 ローラ・ハリングもそういうのあうかも知れないですね。 リンチ風にいえば「梟は見たままではない」のコメディ版。
>>431 氏が挙げてくれている IFC.COM NEWS の Inland Empire に関する Podcast を聞いてみたけど、
ダラダラと延々喋っているわりに、話していることは薄い気がする。思いっきり内容を要約すると、
「はっきり言ってリンチファン以外にはお勧めし辛い内容と長さです」と言ってるだけ。
「一度もこれまでのリンチ作品を見たことない人にはちょっと、、、」という感じ。
>>436 ぬるめのお湯にずっとつかってるのが好きな人もいるだろう
最終的には好みの問題だから見るまではなんとも
438 :
431 :2006/12/16(土) 17:10:25 ID:YVFhxhMS
>>436 や、どうやら喋ってる二人はNYFFでのスクリーニングを観たっきりみたいだし
ここにいるメンツほど濃いリンチ・ファンでもなさそうなので(w、現時点であん
まり踏み込んだことは喋れないんじゃないですかねー。
……とかエラそうに言ってる自分も、初見でマトモなことを喋れるかどうか、
まったく自信はなかったり(w
まあ、観客が「混乱する」作品であるのは確かみたいだし、その「混乱させら
れること」こそがひとつの「楽しみ」であるリンチ・ファンにとって、これが必見で
あることはこの時点で確定です……とまだ観る前から言い切ってしまおう(w
439 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 18:57:28 ID:J7fr7M81
>>438 まさにそのとおり。それが楽しくてしかたがないのだよ。「単に全くわけわからん映像」なら誰にでもできるわけで、
ある程度「見させる」ストーリーテリング能力があり、美的センスもあって、さらにうまく観客を誘導してヒントらしき
ものを見せつつ、???っと思わせる微妙なバランス。これについて、リンチは米マハリシのシンポジウムで
「いろいろ試行錯誤して自分の直感でこれが正しいって思うようにやってる。そしてそれが観客にとっても正しいって望むだけだ」
って言ってるしね。
それでいて、ウェイン町山の言うように、おれらが小学校のときに描いたような「Dumb Land」を60歳にもなってシコシコと作っている
彼が好きさ。しかも音楽とか妙にかっこいいじゃないか。
俺はまた「リンチとランチ」みたいなくだらないことをやって欲しいなw
「リンチとミンチ」「リンチとうんち」「リンチとリンチ」 リンチと一緒にやって楽しいのは何だろう?
「リンチとチリンチリン」するってのも有りだし 「リンチと地理を学ぶ」ってのもオツだし 思い切って「リンチとちゃんリンシャン」するのもいいかもしんないぞ
443 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:59:32 ID:DkP0EQr9
アメリカの雑誌で読んだんだけど、『マルホランド・ドライブ』の撮影かな、ある映画雑誌のレポーター(男性)が撮影現場に現れて リンチを取材しようとしたら、リンチ、突然近くの木まで行くといきなり立ちションしてビックリしたと言ってた。そのときのセット はトイレ事情が悪かったようで。リンチと立ちションだ。
「ぼんさいバンザイ!」とか、リンチのとんちは楽しいよね。 手書きアニメはポンチ絵だし。
445 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/18(月) 05:45:07 ID:2HSPlCko
ブルーベルベットのDVDが「2枚で1990円キャンペーン」の対象になってて、 ああいうので欲しいと思うのほとんどないから驚いた。 死霊のはらわた3と合わせて店で買おうかと思ったがやめて、 何故か単品で買えるamazonでベニスに死すと一緒に買ってしまった。 これでたったの1800円余とは…。自分のようにレンタルで済ませてた人はいっそ買ってしまっては?
>>445 とりあえず自分はアマゾンでポチっとしてしまいました>「Catching the Big Fish」
配送予定日が12/1〜1/1になってるんだけど、年賀状と一緒にリンチの本が届く
ってのも、また一興(w
リンチが自分で編集までしたのは「消しゴム頭」以来?
編集面で従来作品とどこか変わっているところがあるかどうかも、個人的な興味
のひとつだったたりします。いや、楽しみ。
>>446 手元に置いて、スロー再生やコマ送りでネチネチと見るのだ(w
風邪気味で痰は絡むし鼻は出るしだとミステリーマンの笑いの真似が出来そうな気がする。
>>448 一句詠んでみた
風邪気味で 痰は絡むし 鼻出るし ミステリマンの 真似の出来そな
わけのわからない快感に浸りたい時はリンチが効くな
俺にはワケが分かってしまうので その効果を期待することは出来ないな。
最近TP観たけど丸ホよりわけわかめ
連続ドラマなので思わせぶりな謎で引っ張って その後ほったらかしみたいなところはあるけど それはそれとして世界観を堪能するヨロシ オレはTPでわけわかめだったFIRE WALK WITH MEって言葉が ワイルドアットハートを見てなんとなく理解できたときリンチってすげーなーってオモタ
456 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/22(金) 15:47:59 ID:kxpXB/TJ
>>456 クスコです。DVDが配布されていたというのはガイシュツでしたが
なにぶん海外のサイトなのでゲットした人は少ないと思われ。
このサイトでアップされていたのは知りませんでした。
リンチはマカーらしいことは知られていますが自分でDV編集してるは
ごく最近(映画だとInlandが初めて)だと思いますよ。
>>456 そのDVD手に入れてます。ホントにタダで日本まで送ってくれました。
海外発送の送料だけでもバカにならないと思うんですけど、Avid、太っ腹(w
ショート・フィルムは、被り物なしの素顔でやってる「Rabbits」というか(w
AFIでのフィルム評価用テストで撮った「切断手術を受けた人」とか、「カウ
ボーイとフランス男」とか、「ホテル・ルーム」の第三話「停電」とか、こういう
ダラっとした会話中心のをリンチは時々やりますね。
>>457 確か、「Rabbits」を初めとする公式サイトにアップされていた作品群は、DVで撮影・編集
してたはずです。サイト作製に関してヘルパーが入ってましたが、ネット経由での発表で
あればそのほうが効率的だというアドヴァイスがあったんじゃないでしょうか。
アイデア面で、あるいはデジタル撮影・編集のノウハウ面でも、そうした作品群の製作を
積み重ねた結果が「INLAND EMPIRE」だということなんでしょうね。
「停電」ってなんかわからんけどすごく好きだなぁ。DVDにならないからLD探してるけど無いね。
ちょっと前までは、時々ヤフオクとかに出てたんですけどね>LD 「ホテル・ルーム」と「オン・ジ・エアー」と「インダストリアル・シンフォニー#1」は、 北米でもなかなかDVDになりませんね。少し前に「ホテル・ルーム」がDVDにな るようなウワサもあったんだけど、どうなったんだろうか。 考えてみれば、こうした一連の「"成り立たない"会話」ネタって、TPのゴードン・ コールがらみのシーンもそうなんだよなあ。そんななかで、「停電」はバリー・ギ フォードの脚本だけあって、「暗闇の中の(文字通りの)暗中模索」から「真相が わかってくる→電力回復→花火」という作劇がきちんとできてるんですよね。
462 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/24(日) 06:15:31 ID:EdYLXeid
463 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/24(日) 07:47:28 ID:EdYLXeid
毛穴か
465 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/25(月) 17:49:14 ID:lmGX5Dmq
LAに住んでいるので『Inland Empire』見てきた。 絶対にネタバレしたくないので、内容について、俳優・エキストラの演技についても何も言わない。 前作よりもずーーーっとぶっ飛んだ映画だとだけ逝っておく。 個人的に興味があったビデオー>フィルムへのプリントについて 基本的に予告編から想像できる通りだと思うが、映画館のスクリーンでの話。 「違和感がないきれいな映像だったか?」ノー。ある意味でもろビデオの映像だ。 ラリー・クラークの『Wassup Rockers』みたいに、フィルム撮影並みの照明を使って 「フィルムとのほとんど違いがわからない」という「フィルムみたいなビデオ映画」とは全然違う。 昔からビデオ映像を映画館で見ると、映画の世界に入り込む代わりに「ビデオカメラの前で俳優が 演技している」ように見えるのではと思っていたが、今回はノーだ。 一番最初の画面からすぐにリンチ独特の異世界に入れるので、むしろビデオはその異世界感にピッタリ。 逆光で人物を撮ると、顔が真っ暗になる。しかし顔を明るくすると、背景の光が白く飛んでしまう。 暗いところでビデオ撮影すると、ゲインが上がるので粒子が粗くなる。これらの特徴をリンチは うまく使って、上のAvidのインタビューのタイトルにもあるように「Less sharpness but more room to dream」だ。もちろん光の当たり具合によっては、フィルム並にきれいに見えるショットも あるし、リンチが言うような「初期の35mm」のように見えるショットもあった。アップでは毛穴 がはっきり見えるほどシャープになり、しかしワイドショットだとピントが合っていてもMiniDVの 解像度が低いので、映画館のスクリーンに大写しになると全体がほんのりとぼけてみえる。これが ちゃんと効果を発揮しているのでリンチはただものではない。 「内容が素材を超える」「素材の特徴を活かした」この二点がうまくブレンドされていた。そして 安いビデオカメラしかない映画作家志望の人たちにはものすごい希望を与えたと思う。 リンチはこのスタイルでどんどん傑作を発表すると思うが(してほしい!) 個人的には『イレイザーヘッド』以来の到達点だと思う。 リンチ、タバコを吸うのはいいが、頼むから長生きしてくれ!
466 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/25(月) 18:27:55 ID:lmGX5Dmq
そういえば、予告編で流れる音楽で「ストレェェーーンジィー〜」って歌っているのは リンチ本人というのは本当?
え、もう本国では公開されてるんだ。
日本の場合全国で公開されるのかな?田舎なもんで。まぁその気になれば東京で見られるけど。
マルホランドの時はやってなかったような気がするなぁ。
映像といえば
>>456 の目が黒くなるとこなんか単純な仕掛けなのにゾッとしたよ、
そういうセンスが詰まってるんなら非常に期待できるね。
469 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/26(火) 02:24:01 ID:OYWIP/Ms
>>467 うん、映像関係だけど、ビデオカメラのスレの人たちには笑われてしまうほどの素人なコメントだよ。
ちなみに
「35mmフィルムで撮影していたら、この映画の評価は変わるだろうか」って何度も自問してみた。
「もっと良いDVカメラだったら? またHDだったらどうか?」とも考えてみた。そして
「フィルムで撮影していたら完璧だったが、ビデオでもなんとかなったような作品だろうか?」とも。
もろビデオの映像はそれに合う内容だったらうまくいく。たとえばスパイク・リーの『バンブーズルド
』はメディアや白人と黒人の風刺の部分にはビデオ映像がピッタリだった。またその場で実際に起きて
いることを記録するドキュメンタリーのシーンとかもビデオの方がうまくいくことが多い。
『INLAND EMPIRE』は、最初から「内容」が素材の特徴や欠点を超えるほどぶっ飛んでいる。
それに加えて、リンチ自身がDVの低解像度やDVらしさをミステリー感覚を強調するようにうまく使
っているので結果的にうまくいった。自分が
>>465 で言ったことと繰り返しになるが、個人的にその2
つが混ざっているように感じる。だから、前者だけの意味では、逆にフィルムにきれいに撮影されたと
しても、もっと汚いVHSのビデオで撮影されたとしても、内容はぶっ飛んでいたので素晴らしい内容
になっていたと感じることができるし、後者だけの意味ではDVらしさをうまく利用した、まさにDV
という作品と感じることができる。しかし自分の頭の中ではこの2つが不思議に混ざり合っていて、そ
のどちら「のみ」では成り立たない、というような感じがした。リュミエール100周年記念だかで当
時のカメラで撮影した1分の映画も素晴らしかったが、ちょっとそれを考えてしまった。
470 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/26(火) 02:24:15 ID:OYWIP/Ms
(続き) マイク・フィッギス監督の『タイムコード』(4分割画面で、ビデオカメラ4台でカットなし1ショッ トの2時間映画)はアイデアはおもしろいと思ったが、なにぶん内容がつまらなくて、すぐに飽きてし まった。リンチの方は、「ミステリー」でここまで見事にビデオを使って、3時間も飽きさせずに見せ るというのはたいしたものだと思う。それはリンチが「映像の抽象化」が上手なので、わからない部分 はそのままでも魅惑的で、見ている方はイライラしないというのが理由なのでは? 適度にわかりやす い部分も、そしてヒントもちりばめられてあるし「でたらめにわけのわからない映像」とは全く違うの が素晴らしい。何か、この映画を素晴らしいものにしている「具象と抽象の微妙なバランス」が存在し ている。 俳優やロケーションについて言いたくてウズウズしているが、ネタバレ(っていうか、仮に情報が漏れ ても映画全体の意味がバレるわけでは絶対ない)いや、前もってどんなシーンがあるかって全く知らな いで見た方が楽しめると思ったので、あくまで画質についてのみ語ってみました。それならすでに予告 編が出ているので、なんとなく感じがつかめるしね。 繰り返すが『INLAND EMPIRE』は、リンチの過去の作品(特に『ツイン・ピークス』以降)のすべてが 詰まったものをリミックスしたようなぶっ飛び作品で個人的には『イレイザーヘッド』以来の到達点。 周囲に何を言われようとも我が道を行き、ここまで進化したリンチに乾杯だ。
マリリンマンソンが出るという理由だけでロストハイウェイ見た。 「交通安全の本を絶対買え!いますぐ買え!」ってヤクザが殴りながら物凄い剣幕で言ってるシーン、映画館で笑いを堪えるのが大変だったのは俺だけか? 「交通安全の本…絶対買います!」とかwwww
472 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/26(火) 04:30:58 ID:OYWIP/Ms
>>465 です。
ところで
ここの板の住人って、リンチ本人のように、おおらかな性格してるって感じるのはおれだけ?
他の板は怖くて…。
473 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/26(火) 13:20:17 ID:G/J7CEsV
永年のリンチ・ファンだけど、「リンチの映画はどれも駄作だ!」と けなされたところで、別に腹も立たんよ。 波長が合うか否か、それだけに過ぎないと思っているから。
>>471 そこはまさに笑いながら小便をちびるシーンだ。
ぼくもリンチ映画を他人に勧めてみて、 反応が悪くても、「やっぱりな」としか思わなくなった。
476 :
471 :2006/12/26(火) 22:47:27 ID:bp5HeLIY
おれは何回も見て楽しめるリンチ作品は気に入ったよ ストーリーが意味分かんないからネタバレも出回らないしね
477 :
467 :2006/12/27(水) 07:59:32 ID:TJDKQbZk
>>469 いやいや、実作系の方には常識でも、自分みたいな「観てるだけ」組にはそこら
へんの機材と画面の関係は、わかんないことが多いです。自分などは、映画関
係の書籍から得られるごく初歩的なフィルム撮影の知識があるくらいで。
実際、今まで読んだ「INLAND EMPIRE」関連の批評でもいろいろ画質の話は出
てましたけど、内容と画質との具体的な関係にそこまで踏み込んで評したもの
は目にした記憶がなくって、非常に興味深かったです……いや、自分が見落と
してるだけかもしれないけど(w
マイク・フィッギスの例が出てましたけど、リンチ作品って、ああいう(上映方法を
含めた)「方法論や手法」そのものに「意味」がある作品とは明確に違うように思
うんですよ。「吐き気を催す6人の男」とかの最初期の作品はそういう意識があっ
たっぽいけど、少なくとも「象男」以降の劇場作品については。編集面でも下手し
たらジャンプ・ショットすら使ってたっけ?ってぐらいで、古典的ハリウッド・タイプ
の編集=文法に対するアンチテーゼや大きな逸脱とかがあるわけでもなく。
もちろん、新しい方法論を模索することは意義あることだと思いますが、逆にリン
チがそうした「オーソドキシー=ハリウッド」のなかで自分なりの表現を追及して
いるのも面白くて、さて、どこまで行っちゃうんだろうと興味津々だったりします。
……とか考えていたなかで、(その他もろもろ事情はあったにせよ)今回リンチが
DV撮影をチョイスしたってことは興味深かったし、
>>465 、
>>469-470 の見方は
非常に面白かったのでした。
流れぶった斬るが昨夜マルホランドみた。 全映画の中で一番面白いんじゃないか? 一回見終わったらもう一回みた。 2回連続で同じ映画見たの初めてだよ。 自分なりに解釈だけど 麻薬でイカれたベティと真面目に役者活動してきたベティを同じ次元に放り込んでる。というか「態度」の差によって別々に存在したもう一つの運命をそのまま放り込んでるって感じかな。 何気にあのカウボーイが映画の核心なんだな。 あのホームレス魔術師みたいな奴が実際に居て切り貼りしたらこうなるって映画か リタとベティが箱を開け消えて 最初に引っ越しの支度してた老夫婦が部屋に入ってきた時点でハッとなった。 でもまだイマイチだからもう一回くらい見られそうだな。チャプターで好きなとこから見るのも面白そうだ
479 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/28(木) 04:09:07 ID:zJRX4XZq
>>477 楽しんでもらえたのはうれしいですが、1回目の鑑賞の感想なのでかなり興奮してました。
また見に行きます。
そうだよね。リンチは手法でユニークさを出すというよりは、あくまで「シネマ」の枠組み内で
ねじれや遊びをしているように思う。最近はシネマ内のストーリーの構造をバラし始めたと言って
いいかな? ま、どんどんやってほしい。
リンチ、80年代にはフェティッシュな「映像派」扱いもされたけど、 「ツインピークス」以降はシットコム・コメディの平板な画面に 浸りこんでいたテレビ小僧っぽさも見えて、 幅の広さ、映像体験の奥行き感じさせられたな。
481 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/30(土) 08:44:32 ID:of6S9ejk
>>478 >あのホームレス魔術師みたいな奴が実際に居て切り貼りしたらこうなるって映画か
おもしろいこというじゃないか。米アマゾンのサイトのマルホ評の一番上に出ているものでは「ホームレス魔術師」は
リンチ自身のメタファーって言っていたのを思い出した。考えてもみなかったけど。個人的に、あのホームレスは単なる
「恐怖」のメタファーだと思ってた。「対峙したらたいしたことなくてすぐに消えてしまう」ような。ただし「映画内部
の恐怖」を作り出すのは書き手だからリンチ自身っていうのも悪くないね。もちろん、さらにその「書き手」自体が、映
画の外の何を指し示しているかは別の議論になるけど。
>何気にあのカウボーイが映画の核心なんだな。
俺がこの映画の構造(映画全部の「意味」ではない)に気がついたのは、このカウボーイが2度目(?)に登場したとき。
このカウボーイ、実はプロの俳優じゃなくて「ワイルド・アット・ハート」のプロデューサーなのね。
ちなみにリンチの新しい本のオーディオブックが出ていた…。本人が朗読し、(本人が作った?)風の音のSE入り。
米iTunes Music Storeへのリンク:
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?id=208991345&s=143441
>>481 お、これリンチのとこ辿るとCDが廃盤になってるジョスリンモンゴメリーがあるな…聴いてみたいんだが。
A New View Through the WindowとかDavid Lynch名義になってるのがたくさんあるけどこれは一体?
ジャンル:ジャズとかになってるし…David Lynch Musicなんてレーベルがあるのも初耳だ。
>>482 同姓同名のミュージシャンがいるみたいだけど、その人でもないの?
484 :
【大吉】 :2007/01/01(月) 00:18:20 ID:7xKzOuyW
今年のリンチ・マニアの運勢は…
>>483 同姓同名なんて居たんだ・・・それっぽいです。やけに多いと思ったんだ。
でもロイオービソンはあるし、ややこしいリンクだな。
アメリカには「ロストハイウェイレーベル」なんて音楽会社もあったけど あれもリンチとは無関係だったな。
>>485 米アマゾンの当該ミュージシャン作品のカスタマー評をみてると、「映画監督のリンチ
かと思ったら、違うじゃねーか!」という理由で星一つにされてたりするんだな。こりゃ
ナンボなんでも八つ当たりモンで、当のミュージシャンにとってはヒジョーに理不尽な
ハナシなんでわないかい?(w
それはそうと、米アマゾンで北米版「TP」セカンド・シーズンDVDの予約受付が
始まってるね。ファースト・シーズンDVDも日本版では映像特典が削られたりして
たんで、北米版も買おうかどうか思案中。
……ってか、日本版のアナウンスはまだかっ!
>>487 なに言ってんの。
ファーストシーズン北米版なんて致命的な問題があったじゃん。
間違って焦って買ってバカを見た俺が言うんだから間違いない。
>>488 いやその、えーと、ファースト・シーズンDVDは北米版と日本版と両方
持ってますけど……。
セカンド・シーズンは今んトコ日本版のアナウンスはないし、北米版「も」
一応おさえとこーかどーかという、悩みでございました。今回はパイロット
版の版権問題は関係ないしね。
リンチにインタビューできるとしたら、こんなことが聞きたいってのある? 俺は「ロニーロケット」はもう撮る気がないのかどうか聞きたいな。
オレは『マルホランド・ドライブ』の主人公は、 なぜ女性でなければならなかったのかを聞きたい。 男性でも撮れた(オレ自身はそうは思わないのだが)んじゃないのか?と。
>>491 男でいくなら、ナオミ・ワッツの役はやっぱ、ファミレス後ろで死んじゃう
濃眉毛クンだな。
やはりクーパー、INLAND EMPIREに出ないのか…。 ところでINLAND EMPIREに過去リンチ作品に出た役者ってどのくらい出演するんだ?
498 :
名無シネマ@上映中 :2007/01/04(木) 06:18:21 ID:s9Rlbvvi
スコット・コフィーって、マルホのダイアンが嫉妬で泣く 会食シーンでダイアンの向かって左に座ってた俳優じゃね? 他の作品に出てるのかは気づかなかったからわかんねけど。 あ、もしかしてINLAND〜に出んのか? ってスコットはどうでもいいか。早く新作みてー。
連投スマソ 495に「INLAND EMPIREに〜」って書いてあったね もしかしてもなにもINLAND EMPIREにスコットは出るのか
IMDbだと新作は中々の好評価だね。公開まであと3か月…楽しみに待つか…。
502 :
名無シネマ@上映中 :2007/01/07(日) 05:43:56 ID:woBJZg3c
>>498 です。
スコット・コフィーは、ウサギ頭の男性でした。マルホ見直してみます。
悪魔のいけにえ、いけにえ2他をレンタルしたんだけど、いけにえ2が86年と知り 同年のブルーベルベット並に狂ってチェーンソー振り回してる デニス・ホッパーに笑うと同時に感服した。よくわからん役どころだったが。 2はエンディング含めてほとんどコメディーだったなぁ。
全うなホラーで続編作っても1作目は越えられない、あれはあれで正解でしょ チェーンソー屋?で狂ったように丸太削ってるホッパー最高、眺めてる店の親父も良い
マルホ以外のリンチ作品に全く反応しない私が
リンチファンを名乗って良いものでしょうか?
今年最初の心配事です
>>499 >>502 共に正解!
ナオミワッツはマルホランド〜で生まれて初めてオナニーをしたらしいな。
「学生時代は美容と健康のために毎日してました。」
509 :
名無シネマ@上映中 :2007/01/13(土) 16:49:09 ID:DsKiggoi
保守age
砂の惑星で、敵役の公爵の甥のデブが何かをプチュッと つぶして汁をすすってますけど、あれは何をつぶしてるんですか?
時計じかけのオレンジがリンチのマイベスト10に入っているというのは本当でしょうか。 典拠があるなら確認したいので知ってる方教えてください。 時計〜ははじめ期待して観まして、あぁこういうとこが受けるんだろうなというのはわかるのですが あざとさが感じられてしまって、どうもキューブリックは自分に合わないようなのです。シャイニング然り。 ですんでリンチこれ選ぶのかぁと思うとふ〜んというしかないのですが・・・・・ キューブリックファン居たらごめんよ。オズの魔法使いとかサンセット大通りなら好きなんですけどねぇ。
あのさ、映画というのはすごくタイムリーなものだと思うんだけど。 今の若い人がヒッチコック映画を観ても新鮮さがわからないのは、 ヒッチコック世代じゃないからでしょ。 だから、リンチ映画が好きなら、今のリンチ製作の映画背景を楽しんだ方がいいと思うよ。 とは言いつつも、昔の映画で「自転車泥棒」みたいな、 時代は関係無く素晴らしい作品はあるもんだけどね。
>>512 リンチがキューブリック作品でベストに選んでいたのは
「ロリータ」だったかと。
雑誌「ブルータス」の「映画、この10本」みたいな企画で。
カイル、インランドに結局でていないのか・・・。
リンチはツインピークスの続き撮る気ないみたいだし
カイルファンとしては淋しいな。
「スプリング 死の泉」で共演したアリソン・イーストウッドあたりとくっ付いて
アリソンのオヤジさんの映画に出れるようにならんもんだろうか。
個人的に、父親の力狙って娘と云々って話好きじゃない
TPのセカンドシーズンは、犯人逮捕までとW・アール編と分けて欲しいな〜 正直アール編は2回観たから、もういいやって感じだ。
517 :
名無シネマ@上映中 :2007/01/14(日) 10:45:54 ID:IVjYJ2E5
>>514 おれもゲイでもなんでもないんだけど、カイル好き。
リンチの新しい本で、俳優の起用のところで、「カイルは自分の分身かもしれないけど、それでも役にピッタリとくる人を使うので、
カイルが選ばれないことがある」って言ってた。監督としては、あたりまえのことかもしれないけど、まあ、そういうことだね。
どこかでカイルが偶然リンチとバッタリあって「久しぶりー。今度一緒に何か撮ろう」とならないかな。『インランド〜』
は、そんな感じでローラ・ダーンとリンチが撮影始めたわけだし。それもデジタルだからこそできる技。
ちなみにリンチの新しい本『Catching the Big Fish』は、彼の発言を寄せ集めたような感じ。彼のインタビューをいろいろ読んだり
聞いたりしている人は、すでに知っている内容がほとんど。超越瞑想の勧めも結構きてる。それでも買って読んでいる自分。
瞑想そのものに偏見はないんだけど、 そういう「業界」にいる有象無象が広告塔としてリンチを使いまくろうと ろくでもないことしそうなのが心配。 へんな犯罪に巻き込まれちゃってリンチ自身がハリウッドバビロンそのものと 化すのは怖いよぉ。 インランドの評判聞くと、リンチの映画製作自体が 退屈な瞑想のプロパガンダに堕していくっていうのはなさそうで ほっとした。
519 :
名無シネマ@上映中 :2007/01/15(月) 11:02:18 ID:Kss5zZad
>>518 すでにリンチを使いまくってますよ。超越瞑想を啓蒙するために全米ツアーしてまわっているよ。
そもそも全米の主要都市の学校で超越瞑想を教えようという「デビッド・リンチ財団」も、マハリシ側が
安い値段で瞑想を教えることに同意すれば、そんなの必要ないわけで、お金の多くがマハリシに行ってしまう。
効果があるなら、超越瞑想そのものには文句はないが。
ま、彼の映画(また、その他の媒体の作品)さえ良ければ文句ないけどね。
リンチが入っているという時点で その団体の方が胡散臭く思えてくるという図式
521 :
名無シネマ@上映中 :2007/01/15(月) 13:00:53 ID:D0s9ErUJ
>>519 それホント?
その団体ってどういう瞑想(笑)団体なんだろ
暴力や、他者に対して影響力を持ちたいという権力への欲動を 直接的な行動でなく、表現に昇華しようとするときに、 なんかしら自己の中に沈行していく過程が必要ってのはわかるんだけど、 「教団による指導」という型を取ると リンチの意図とはどんどんズレてしまいそうな気がするな。 そのことを受け入れた上であえて愚行をおこなってるのか。 リンチが若い頃やってた瞑想なんて、我流に変形したもので、 フラィシャーの猟奇映画「十番街の殺人」あたりを抱えて瞑想して 「吸入器がなぜああも不気味なのか?」 「エントロピーに犯されたアパートがなぜああも魅惑的なのか?」 とか、そんなことを沈思黙考してたに違いないと思うんだけど。
マハリシ、マハリタ、ヤンバラヤンヤンヤン♪
インランド、公開元は角川だよね? リンチの来日あるかなぁ。
ローラ・パーマーのエロビデオ確保 いや、劇場版ですけどね レンタル落ち100円 観終わって頭クラクラですわ エレファントマンから劇場作品は全部観たけどやっぱローラーパーマーの破壊力はすさまぢすぎる 公開当時劇場はどんな雰囲気だったんだろ まかり間違ってデートムービーに選んだ人の事を思うと・・・
526 :
名無シネマ@上映中 :2007/01/24(水) 08:16:02 ID:RkjOqIUG
524>> 角川というよりも日本のマハリシ研究所が呼ぶかも。
>>525 当時は一応ブームだったからねえ
俺が見に行った時は、前の列の女子高生グループが
冒頭のテレビ破壊シーンからずっとビビリまくってたw
ようつべでインランドのイタリア版予告編を見つけたので見てみたんだが、さーぱりわからんww 普通予告編見ればどんな映画かある程度予測が付くんだけどね…さすがはリンチ…w
ジェレミー・アイアンズが出てるってのが売りの一つのはずなのに 予告編に写ってなかったような。 もしかしてウサギの着ぐるみの中の人がアイアンズとか?
いや、イタリアの予告編には写っていたような…>アイアンズ 彼は映画監督役じゃなかったっけ?
今はじめてマルホランドドライブ見た。 なんかよくわからんけど衝撃を受けたよ。不気味なのにある種の快感みたいなのを感じてしまった。 この監督の作品はじめてなんだけど、次見るなら何がオススメ?
インランドの予告編、強烈に迫ってくるのはともかく
グレイス・ザブリスキー! ザブリスキー!! ザブリスキー!!!だな。
ローラママの時も怖かったけど、
年とってますます悪相になってきてるんじゃ…。
>>531 製作年代順に追って見るというのはどうだろう?
「イレイザーヘッド」から始めて。
533 :
名無シネマ@上映中 :2007/01/30(火) 05:33:25 ID:ZFSXm1ZI
インランド、3時間の混沌と夢幻を堪能してきますた。 なんか報告しようか?
534 :
名無シネマ@上映中 :2007/01/30(火) 05:41:10 ID:hXkN/2Eg
アンチもしつこいよね 関係ない事で愚痴愚痴と。 そういういいぐさから全部の主演俳優に嫌がらせしたらどうかと思うよ。
535 :
名無シネマ@上映中 :2007/01/30(火) 06:18:35 ID:EAVcRlOu
卒論で、バズラーマンと同じ系列の監督だと延々と書いた。 教授以外ポカーン
映像的にどうなの? フィルムじゃなくなって違和感あった?
リンチとクローネンバーグのファンってかぶらないのかね
クロさんは説教臭いところがなぁ...。嫌いじゃないんだけどね。 リンチはものすごく技巧をこらしているのかもしれないが、本当は天然。
540 :
名無シネマ@上映中 :2007/01/31(水) 18:04:26 ID:k8iuS1v2
初期の頃は両者のファンは被ったんじゃない? たぶん今でもある程度は被るんでしょう。 でも僕は個人的にはクローネンバーグは好きじゃない。
>>537 画像、画質はぜんぜん気になりませんでした。
逆に、良い雰囲気(もちろん不安感も含めてのリンチらしい雰囲気という
意味で)を醸し出していたと思う。ネタバレはあれなんで詳しく書けないけど、
観ていて居心地悪くなるカットがよかったです。
クローネンバーグも嫌いじゃないけど、やっぱりリンチのなんかこう感覚に直に入ってくる感じが好きだな。
544 :
名無シネマ@上映中 :2007/02/01(木) 08:03:48 ID:JasOMzqU
クローネンバーグの映画はキモい マジでキモい
545 :
名無シネマ@上映中 :2007/02/01(木) 11:56:47 ID:/omeVgph
>>541 そうだね、一番最初のイメージからすぐにリンチらしい雰囲気の世界に入っちゃうよね。
しかも、これまでよりもさらにエッジが効いていて、オレはもう感激で、興奮状態だった。
ここで何が登場するかということを話して、ストーリーとか構造がわかっちゃうということは
ないけど、できるだけ何も知らないで見た方が楽しめるのではと思う。
すでに2度見てきたけど、また行く。
個人的に、こんなに何度も見たくなるリンチ映画は初めてかも。
そりゃ楽しみだ。俺はマルホランド・ドライブが、もろ、そのパターンだったよ。
547 :
541 :2007/02/01(木) 14:59:59 ID:OkIXgPyo
>>545 > すでに2度見てきたけど、また行く。
> 個人的に、こんなに何度も見たくなるリンチ映画は初めてかも。
禿同。
あまり書いたらいけないんだろうけど、プロットのあれこれの説明がこれでもかというほど
削減されていて、もうなにも考えずにひたすら浸って楽しむしかないという感じでした。
NYなんだけど、IFCの楽ちんな椅子でリクラインして、至福の3時間を満喫しに行きます。
毎日でも行きたい。
SF史的には、リンチとクローネンバーグって、 デッドテックとバイオメカニカルな感覚を くっきりと視覚化、80年代のサイバーパンクの隆盛を準備したとして 組で語られてるね。 ブルース・スターリングの「蝉の女王」連作集あたりは 特に二人を意識して書かれているっぽい。
550 :
名無シネマ@上映中 :2007/02/04(日) 18:32:30 ID:IPC5tizj
>>550 ちょw鼻wよりすぎw
なにげにアメリカではTPのセカンドシーズン売ってるのね
552 :
名無シネマ@上映中 :2007/02/07(水) 15:59:54 ID:pRew8lhQ
ナオミがマルホの時にもう三十路だったというのは驚きだ。 なんか特殊な化粧品使ってるのかしらん
ナオミと同い年の俺が来ましたよ
インランド国内公開まであと2か月弱だな。楽しみだ。
新作って携帯電話出てきました?こんなくだらないこと公開待ちゃいいんだろうけど… マルホランドドライブなんてあれだけ電話のシーンがあるのに全部固定だし、 ロストハイウェイではミステリーマンのハンディフォンがあるけどあれは場面が場面だし、 ストレイトストーリーは…忘れた、けどなんか電話にこだわりあるのかなーと思いまして。 携帯嫌いなのでそんなとこが気になります。
557 :
名無シネマ@上映中 :2007/02/14(水) 09:00:15 ID:OP4WX2fR
電話のシーンはいくつかあったけど、携帯…確かあったような。でも家の中だったと思う。
電話に、、、っていうよりは、あの種のガジェット全般に彼なりの嗜好があるだろうね。 携帯電話ってのは、ほとんど手の中に収まってしまってなにしろ画面に映らないのと、 あと、あまりにもハイテク化が進んでしまったせいで完全にブラックボックス化してしまい、 機構やその動作の仕組みを見せるような部分がほとんど表に現れてこない、っていう点で、 リンチの嗜好からは外れやすくなるんじゃないかな。 だからこそ、同じ据え置きの電話機でも、プッシュ式よりもダイアル式をより好むわけで。 据え置き形の電話機で、リンチを最も刺激する要素というのはたぶん、 電話機本体と受話器とが「物理的に分離している」という事実にあると思う。 だからコードレスの子機、みたいなものは、彼にとっては携帯電話機と同様に、 あまり「そそらない」んじゃないか。
「リング」のビデオ見た後に懸ってくる無言電話や、 「ローゼンメイデン」の受話器から聞こえてくる 「まきますか、まきませんか?」という子供の声も怖いけど、 やっぱり電話ネタだと、 「ツインピークス」の受話器からえんえん聞こえてくる グレイス・ザブリスキーの泣き声のシーンが文句なくキモ怖い。
DICK ROLANT IS DEAD.........
> 556-558 電話のシーンは携帯ではなかったよ。 けど屋内の子機を執事が(ry NYで9回見ると10回目が無料で観れるわけだが。
ああ……orz まだ日本では公開してないんだよ…。 印象はともかくディテイルについては、携帯とか固定とか そんな事でも観る前から明かして欲しくなかった。 スレ覗くんじゃなかったなorz
日本版のツインピークスBOXセカンドエディションはいつ頃 発売になりますか? ずーっと待ちわびてるのですがいっこうに・・・・
子機使うシーンがあるのか。 それはかえって興味をそそられる。
Nullpolland Dr
>>558 あれだけダイアル式が出てくるっていうのはやはり意識的なものですよね、
ダイアンセルウィンにかけるときは子機だったけど。
映画の影響かどうもアメリカ人は未だにダイアル式を使ってる印象が・・・
ときには電話機本体を持ち歩きながら・・・
>>561 おぉ現地びと。やっぱりないのかー、それだけでもちょっと面白い。
最近見た邦画(DVD)でここで安易に携帯出してほしくなかったなぁ
ってのがあって、やたらと気になっちゃうんですよね。
>>562 ごめんなさい。でも、大丈夫。
それはそうて、Inland Empireを2回観てから、どうにもなにで、マルホをもう一度
観てしまいました。快感。
Inland Empire、初回は恐い、2回目はけっこうワロタ、という3回目が楽しみ。
リンチの作品は観るたびに感想変わるというところあるよね。 リンチとしてはシンプルなストーリーの「エレファントマン」なんかも、 時に妙に笑えてしまったり、偽善的に感じられたり、 なにか崇高なものに触れた気にさせられたり…。 そのせいか、何度観ても不思議とあきが来ない。
571 :
名無シネマ@上映中 :2007/02/28(水) 05:44:20 ID:2Krw5hVi
そろそろインランド〜3回目行くかな。
http://ecomm.davidlynch.com/catalog/coffee.php そういえば、リンチ印のコーヒー買ったよ。カフェイン摂らないんで、
「Organic French Roast Decaf」。おいしいけど、高けぇぇぇぇ。
有機ということで、そうでないものよりは高いのはわかるけど。
ま、1回目ということで、缶を目当てで購入しました。缶がいらない人
にはリフィルがあって、3〜4ドル安い。それでも通販だと
送料に8ドルもかかって、合計で25ドル以上になっちゃった。
缶の中にはインランド〜のコースターが1枚…。リンチ撮影の写真の
とかだったらいいのに。それもいろいろ違う写真のコースター(もしくは)
カードとか入れ始めたら、コレクターは大変だろうな。
リンチはインランド〜を上映する映画館で発売するっていってたけど、
その場で飲めるコーヒーも発売してくれると、うれしい。それ飲みながら
インランド〜見るというもリンチ風情があってよろしい。
572 :
名無シネマ@上映中 :2007/02/28(水) 06:31:55 ID:2Krw5hVi
>>570 インランド〜の場合は、ウェイン町山の言うとおりリンチのぶっとび「脳内映画」なので
ネタバレも何もない。っていうか、話の筋(のようなもの)を聞いても映画がわかるわけ
でも全くない。確かに、予告編も何も見ないで、役柄とかの情報も何も得ないで行った方
が楽しいと思う。
予告編だけ見て行った1回目は、一部セリフを聞き落としたせいで、全くとんでもないス
トーリーが頭の中で展開して楽しかったよ。
573 :
名無し :2007/02/28(水) 08:01:24 ID:M05AhKXa
すごく楽しみにしていた上映行ってきました。 インタビューを読んでから行ったので、 今までとは違った映像になるとは想像しながらも ローラ・ダーンのメイクを見て ??そんなに予算無かったのかな?と思って観たのは私だけでしょうか、、。 友達とワイワイ8人で観に行って、映画関係の子に言わせると ポーランド撮影で他で撮るよりも高くないものの 何気にお金はかかっているとの事。 マルホランドと比べて引き込まれ感があまり無かったかも。。 ラストがいつもと違っていてビックリして きっと私が間違って理解してる、単純に解釈しすぎてる て何度も自問自答してしまった。 もう一度観たい。 DVD待機中です。
574 :
名無し :2007/02/28(水) 08:12:09 ID:M05AhKXa
Inlandの登場人物で 名前がわからないけどパリテキサスの困った兄役の人、いい。 それと宇宙人のような隣人マダム。 ドアの向こうへ行きたがる悪そうな人がマルホのテアトル(シレンシオてやつ) で司会者してる人に似てると思った。
576 :
573-574 :2007/02/28(水) 21:30:29 ID:8ildVrS3
日本での公開は夏以降になっちゃいそうな話を聞いた。 というわけで、北米組の方々、情報漏洩には注意してね(w
578 :
名無シネマ@上映中 :2007/02/28(水) 22:27:03 ID:OP6LiTix
ネタバレして面白みのなくなる映画なんてそれまでの映画だってこと というわけで、北米組の方々、情報漏洩をどんどんしてね(w
579 :
名無シネマ@上映中 :2007/03/01(木) 16:58:26 ID:Get+Fmdz
>>571 そのコーヒー、NYのIFCでは売っているみたい。
本編が始まる前に、リンチのしゃべりがすこしあって、その時に紹介していた。
この次観に行ったときに買います。
580 :
名無シネマ@上映中 :2007/03/01(木) 18:47:37 ID:nnvjq726
初めてマルホランドドライブを見たその日の夢にあの老夫婦が出てきた。 死ぬ程怖かった(´;ω;`)めっちゃ満面の笑みで顔を近付けてくるの。
INLAND EMPIRE 観てきました。以下ネタバレではないけど、 そんな感じなのか、というのすらわかりたくない方は読まないでね。 何が何だかサッパリ・・。 もう一度観てこようかな。 長さはあまり感じなかった。っていうかいつもリンチのって、ええっ? もう終わり?って感じる。それがぐいぐい話に引き込まれて、 ってんじゃなくて、話のピースを集めてなんとか自分なりに解釈しよう ととするんだけど、それが足らないあるいはうまく合わなくて全部 つながらいもどかしさを残したまま終わるからそう感じるんだけど、 今回は全部つながらないどころかバラバラなまんまだ。
>581 やったことないけど、93吸って観たらすごいかも。 個人的には、カフェインで頭がクリアの時に見て、自分の頭がつながりを見つけようとしたり また、想像するのだけれど、それがけっこう快感だった。うん、最後にすべてがわかるっていう 映画じゃないよ。その意味でマルホは、わかってからはあまり見る気はないんだけどね。 逆にあまりにわけわからなくて、いやな思いをする観客もいると思う。ロスト〜、マルホ〜の延 長線上の彼方にあるものだと思えばいいんだと思うのだが、みんなはどう思う? イレイザーヘッド以来と思うのは、そのわけわからなさが、またなぜか快感だと自分が思うから。 そう思わない人もいるだろう。
>>577 「夏以降になっちゃいそうな」・・・マジ?
うう〜、角川さん、せめてリンチの画展か短編映画のロードショーやって
間を埋めてほしい。
584 :
名無シネマ@上映中 :2007/03/04(日) 19:35:38 ID:dSUpI4j+
マルホランド・ドライブをマルホンドライブとよんでしまう
丸本堂って本屋の名前みたいだな。
>>582 >ロスト〜、マルホ〜の延長線上の彼方にあるものだと思えばいいんだと思うのだが、
>みんなはどう思う?
ま、なにせ日本ではまだ公開されていないもんで確たることは言えないんだけど(w
個人的には、そうしたリンチ独特の表現主義的手法が爆発した非ナラティヴな作品
群の延長上にある作品として、ローラ・ダーン演じる女優の心理や感情をキーにして
とりあえず初回は観る予定。
マルホランド・ドライブって、O・J・シンプソン事件だったのか・・・
>>587 ? それってロストハイウェイじゃないの? ま、サイコジェニック・フーガの兆候はマルホにもあるかも
しれないけど、そこまでいかないんじゃない? リンチは、OJが殺人を犯した後に、凛々とゴルフをして
いるのを見て、サイコジェニック・フーガの考えを映画にしようと思いついたらしいから。リンチ、映画の
説明は嫌いって言ってるくせに、これって結構すごいヒントなんだよねー。
LAではインランド・エンパイアはもう上映されていない…。
間違えました。ロスト・ハイウェイのほうでした。
サイコジェニック・フーガ=心因的遁走か この言葉考えた人誰なんだろう。 優れた表現だね。 音楽と数学は脳の同じ部位を使うんだってね。
591 :
名無シネマ@上映中 :2007/03/05(月) 21:43:38 ID:mHsp4cqq
>>588 NYも明日で終わりだ。
>>581-582 ネタバレじゃないけど、印象その他で内容に少し言及しているので注意。
んんん、今作が一番繋がって丸く収まったというか、ハッピ−エンディングだった
と思った。ある意味アップリフティング。理屈は抜きで、世界が繋がっていたというか、
なんというか。まあ、どうしてこうなるとか、なんでどうなるとか考えないで、リンチの
世界に浸るだけという見方をしたからかもしれないけどね。
それにしても、ポモナのくだりが最高だとオモタ。
かつてポモナのすぐ隣の町(ローラ・ダーンの旦那の実家、っていうかお店のある)に住んでいた。 確かにInland Empire。ポモナの方はかなり廃れているけどね。 上にも書いたけど、一部大事なセリフを聞き落としたおかげで、頭の中で別々の世界がいくつも展開 して、頭は自動的につながりを探そうとしたわけで、1回目は大いに楽しめた。
向こうのリンチ関連MLで流れてたんだけど、「ボルティモア・ツインピークス・コンベンション」
ってのが、3月23日〜25日の日程で開催されるらしい。いつからやってんのかよくわからん
けど、今回が2回目だそーな。
詳細および問い合わせはこちらね。
ttp://www.myspace.com/chetlovesjade >>590 「リンチ・オン・リンチ」によれば、「デボラ・ウーリガーという宣伝担当者が医学雑誌か何か
から見つけてきたらしい」ということになっているけど、さて、どうだか>サイコジェニック・フーガ
>>593 ボルティモアっていうとジョン・ウォーターズのお膝元か。
「ピンクフラミンゴ」を膿み出した町だけに、リンチファンも多そうだね。
うんこーっ!
>>594 そうそう。あのボルティモア(w
ウォーターズの「セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ」を観てたら、ウォーホルやら
ケネス・アンガーやらウィリアム・キャッスルやらの映画監督の名前の刺青をし
てるヤツにまじって、きっちりディヴィッド・リンチの名前を彫ってる黒人も出てき
て、笑った。
あの映画、アリシア・ウィットも出演してたけど、あの「デューン」の女の子が
こんなになっちゃったワケ? と、ちとショックだった。「ホテル・ルーム」のとき
はまだカワイかったんだけどねえ。
>>596 「こんなになっちゃった」というとアリシアがやっぱり犬のうんこ喰ったり
ロブスターにレイプされちゃったりするんだろうか??!
フィラデルフィアでは、「イレイザーヘッド・コンベンション」はやらないのかな。
「ロッキー」と並んで、70年代フィラデルフィアの偉大な記念碑
だと思うけど。
いや、それじゃ、デヴァインだってば(w 何年か前、フィラデルフィアの「リーディング市立博物館」でリンチの絵画展を やったことがあるみたいね。学術員に熱狂的なファンでもいるんだろうか(w
パリでは今、カルティエ財団によるリンチの絵画作品の 大回顧展やってるみたい。 作品の製作年数を載せずに、子供の頃の絵と近年の作品を ごっちゃに並べているとか。
イギリス在住だけど、先週公開されたんで見てきた>Inland Empire 裕木奈江の英語に字幕が付いていて笑った。
>600 それ以上、そのシーンについては話さないでもらえるかな? これから見る人の楽しみがなくなってしまうじゃない。 だから有機苗のこと何もしゃべってなかったのに(セリフがあるとかないとかも)。 オレも笑ったけど、あれはわざとああいうふうにしゃべらせたんじゃない?
603 :
600 :2007/03/16(金) 12:29:01 ID:6VlPGBIb
>>601 OK。
今日もう一回見てきた。新しい発見がいくつもあったけど、未だに意味不明。イギリスも来週で終わり。
ところでこの映画って邦題決まってないの?
>>597 コンベンションってあれかな、
やっぱりこっちのThe CureとかThe Smithのコンベンションみたいに、
(日本のヴィジュアル系バンドのファンの集会も似たようなものだけど)
あの爆風カットのオタクとか、ラジエーターの女性みたいなのが集まる
のかな?(笑)ハロウィーンではまだヘンリーは見かけたことないな。
おれやろうかな来年。日本人の顔だから、顔を真っ白に塗って髪型と
あのスーツで決めてもわからないかも…。
>>604 ヘンリーコスプレ、ぜひやってくれ!
ただあの髪型と東洋人顔から金総書記と間違われないよう気をつけてくれ。
大将軍様はスーツ着ないと思う
608 :
名無シネマ@上映中 :2007/03/20(火) 18:19:50 ID:fYMbcpSB
よく出来てるけど、で?っていう。 で?で? それってあくまで映画という手法の上での叙述形式に ある種穿った見方を加えているだけであって 観客には物語など与える気はなく、ただひたすらあなたのショーを あなたの劇場内において、我々観客自身をも必要としてしまう 常に完結することのない与太話でしかないわけですよね? な映画に仕上げてください。
>>608 よくわからんが、
そういう「ある種穿った見方を付け加えるだけ」なシニカルさは
リンチとは遠いんじゃないかな。
>>608 同じくよくわからんのだが、映画っていうのは必ず物語を与えんとイカンのかね?
完結する非・与太話でないとイカンのかね?
>>608-610 遺憾に思います。というのは冗談だけど、物語りは十分与えられていて、
非・与太話として完結していると思ったんだけどなあ。
みんな落ち着くところに落ち着いたしね。
ロスト・ハイウェイとマルホランド・ドライブは 普通に語るのやめちゃっただけで物語あるよね マジレスしちゃったけど流れ的におkなのか不安w
8 1/2
↑ってDVD出ないね〜、全然覚えてないんで久しぶりに見たいんだが
ブルベや象男みると、リンチって滅茶苦茶語りが上手いと思うんだが、 デューンやローラ・パーマー最後の七日間はホントに 幾つかのシーンが物語とは無関係に突出してるようにしか 見えないなぁ。
インランド・エンパイアが終了してしまったLAでは、アレハンドロ・ホドロフスキーのリバイバル上映があって 今日はホーリー・マウンテンの最終日ということで、最終回を見てきた。ミッドナイト・シネマつながりという だけで、リンチとの共通点は少ないが、元々トンでいる人物であるホドロフスキーがドラッグ漬けになって撮影 した(とはいえ計算尽くされているという)この作品を見た後、もう一度インランド・エンパイアのことを真剣に 考えた。すると、かなりまともな映画に感じるよ、それでいて素晴らしいぶっ飛び方だ。
デューンの最新DVDにはフレディ・フランシスの インタビュー収録などされていたのだろうか? リンチがフランシスと「ロニー・ロケット」のためにイギリスの 工業地帯廻った記録写真なども公開していってほしいものだけど。 南無。
619 :
名無シネマ@上映中 :2007/03/29(木) 21:53:56 ID:7CX3PRnb
一体インランドエンパイアはいつ観れるんだろう・・・
本当だよなー。もう春じゃん・・・
621 :
名無シネマ@上映中 :2007/03/30(金) 22:37:06 ID:k+IHRpI1
テレビブロスの滝本誠のコラムには 7月公開って書いてあったよ
7月か・・・まだ先だな。
熱い夏になりそうだな。
DVDFantasiumでツイン・ピークス/シーズン2がリスト入り 日本版出るよね・・・ていうか出せ
今年中に出ればいいねくらいの気持ち出ないと。。
インランドもそんな気持ちでいた方がいいんだろうか 7月公開が本当だといいんだけど。 主演のローラ・ダーンが生理的に受け付けないから 過剰な期待はしないで済んでるんだけど やっぱ少しでも早く観たいわ。
ナニを今さら、とお思いでしょうが、 ツイン・ピ−クスって3rdシーズンまであんの? ナニそれ!待ちきれんよ、俺。
628 :
627 :2007/04/02(月) 23:10:28 ID:vw+eQgpK
申し訳ありません。 何か勘違いをしていたようです。 2ndまでのようですね。 しかし、今度出る2ndシーズンBOXで、 全話収録されるんですかねぇ???
米Amazonから2ndシーズン発送のメールきた。
ようやく出るか・・・ホント待たされたなぁ。
632 :
629 :2007/04/11(水) 19:53:09 ID:EFM6/xCq
2ndシーズンBOX届いた。 2枚入りのうっすいケース(こんなの初めて見た)×3枚。
合計で何話収録されてるの?
>>633 Disc1 EP8-10
Disc2 11-14
Disc3 15-18
Disc4 19-22
Disc5 23-26
Disc6 27-29
余計なコピー付けないで欲しいよ それに単館か…
だよねー。余計な字幕も止めてほしい。
DVD出るのは来年かな…
シーズン2日本発売くるかー。 ちと心配だったから嬉しい情報だ。 シーズン1は中古で入手したけど 今度はちゃんと買うぜ!
長かったな・・・ 夏にはインラン公開、秋には2ndシーズンDVD発売か。 やった〜!
今年は祭だな。ワッショイ!
645 :
名無シネマ@上映中 :2007/04/14(土) 22:48:59 ID:xLESMbv1
>>631 前に京都でリンチの写真展が行われた時は、
ドイツ製のリンチの写真集が売られていた。
「インランド」に合わせて日本でも画展が行われたら
カルティエ製の画集並ぶんじゃないだろうか?
日本製が制作されるんじゃないか。翻訳本として。
淫乱帝国ktkr
>>647 日本製が刊行されるとしたら、
リンチ映画のパンフに文を寄せてるいつもの面々とは
違った人に巻頭文お願いしたい。
>>649 つまり、滝本誠とか今野雄二とかじゃなくて、っていう意味だよね?
それには賛成だけど、たぶん無理だろうね。
たぶん滝本誠になる。
どこでもギョーカイってそんなのばっかり。
滝本誠が誰かを引っ張って来てくれればいいけど、彼はそういう人間じゃないと思う。
>>650 はい、そういう意味です。
滝本の妄想文は面白いんだけど、
別な批評の光を当てられたリンチも見たい。
>>651 もちろん俺自身も、滝本誠が書くようなやつ以外の、
構築的で意味生産的な評論を読みたい人間の一人です。
だらだらと切れ目の無い夢のような「かたまり」としては、
上質なリンチの作品があるんだからそれだけでいいです。
今度のパンフはどんな感じになるかな。マルホランドはブックレットみたいなものだったが。
>>653 ○穂のパンフは観光地のガイドブックを模したものと思われ
バージニア州の銃乱射事件、 前のコロンバイン高校事件の時はもろにリンチやマリリン・マンソンに 規制が係っただけに今回も心配・・・。 リンチの新企画がお流れなんてことにまたならなきゃいいけど。
>>655 リンチにも規制がかかってたのか。
マンソンは六月に新譜が出るけど、自主規制とかにならんかね。
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200704/sha2007042001.html >ルームメートらによると、チョ容疑者はロックミュージックが好きで、ギタリストが黒魔術に傾倒していたという
>「レッド・>ツェッペリン」や、ボーカルがショットガンで自殺した「ニルヴァーナ」の曲を聴き、部屋の壁に歌詞
>を書いていた。授業で>書いた演劇の脚本のタイトルは「ミスター・ブラウンストーン」で、過激な発言で知られる
>ガンズ・アンド・ローゼズの同名>曲だった。
とりあえず「また、デビッド・リンチの映画をこよなく愛していた」なんていうのがないし、『淫乱度帝国』とは関
連がないみたいなので、安心。
>>656 俺は聴かないからよくわからんが
予約してたらキャンセルメールが来たという書き込みは見た
リンチ作品は何度でも見たくもなる。 「ブルーベルベット」から比べるとだが、リンチ的なものというのは 恣意的な独りよがりな傾向に落ちいりやすいんだが、 リンチの場合はぎりぎりにところで踏みとどまっている。 だから、謎解きもしたくなってくるのんだが、 一番の謎というのは人の心の謎、摩訶不思議、アラヤシキだから、 わからんといえばわからん。 「マルホ」の第一印象としては「ロスト」より落ちるかなと思ったんだが、 何度か観ているうちに甲乙つけがたくなってきた。 ナオミの演技がいい。切なくなってくる。 かたやじわじわ、かたや強烈なという、対照的な役どころなんだが、強いていうと「ブルー」のホッパーくらいな感じかな。 亀レスだが、ネタバレになるのであえて言わないが、 ファミレスの裏で出てくる化け物は二度目に見たちときに何だかわかった。 しかし、なんでああなんだ?すると、本筋の話の進展はどういうことだ? とか、謎が謎として、そしてまた仮にその謎に整合性を与えられたとしても、 また何かが深層の部分で残ってしまう。 だからまた何度もリンチ作品を見たくなってしまう。
チョ容疑者の書いていたシナリオの 「夢なのか現実なのかわからぬ状況での義父による子殺し」 という展開聞いた時、 「ちょっと待て! そういうのよく見てるぞ」って思ってしまった。 タイトルが麻薬の隠語から来てるっていうのも「ブルーベルベット」と 同じだし。
>>659 新作以外ならネタバレおkでしょ。ここじゃ。
つーかネタバレというよりあなたの解釈と言ってほしい
見た人それぞれ感じ方はあるからね。
出来たら聞かせて下さい。
3年ぶりに着たけど、新作まだみたいだね。 でもツイン2が出るようなのでよかった。
ツイン2は語呂が悪いな ピーク2にしようぜ
TP2でええやん。
ツインピーク2でいいやん。
俺にとってリンチ作品は天敵レベルぐらいに相性が悪い どこが良いのかさっぱり判らない
んなら見なくていいんじゃね。
リンチの映画って、結局、見る側の解釈意欲を妙にそそるんですよね。 で、みんな性懲りもなく『わからないわからない』なんて言いながら、その難解さを楽しんだりする。 これって、結構不健康なことなのでは・・・。どうかしてるのは、難解さを妙にありがたがる我々の頭なのでは。 だいたい、ハリウッドの夢と現実なんて、テーマが古いし、なんで、物語前半がナオミ・ワッツの夢で、 後半が現実なんてわかりずらい構成にする必要があるのかな? リンチの映画って、結局どれもテーマは古く、話も下世話で下品。それを変に難解にしてるだけって感じがする。 確かに、下世話なストーリー展開はある程度万人の関心をひくため(また変にミステリアスなので)、 ついつい話に引き込まれてしまう傾向もあるんだけど、リンチ映画ってやっぱ少なくとも日本人向けじゃないと思う。 下品・陳腐・大袈裟・偏屈、そんなトコでしょうな、リンチ映画って。 リンチ映画をありがたがるなんて、われわれの頭はどうかしている。
670 :
名無シネマ@上映中 :2007/04/22(日) 14:06:33 ID:ZP/hoqEI
そうかなあ……好きでずっとリンチ映画見てるけど、 何かを解釈しようなんて思ったことないけどなあ。 むしろおれは、シャワーを浴びるような感覚で楽しんでいる。 ボディ・ソニック映画とでも言えばしっくりくるような気がする。
>>668 とりあえず映画は不健康でナンボだと言っておく
>>668 うーん、個人的にはリンチ作品を「難解だから楽しんだ」ことはないんだよな。
リンチ特有の「表現主義」には、かなりヤられているけれど。
確かにリンチ作品ってわかりやすくはないけれど、リンチは自分が表現したいものを
自分が表現したいように表現しているだけなんであって、それに対して「必要性」を
問うたところでまったく意味ないでしょ。まあ、だからこそリンチがハリウッドでどんどん
仕事をしにくくなっているのも確かなんだけど。
「マルホ」に関していえば、あの作品のテーマを「ハリウッドの夢と現実」と捉えるのは、
ちと狭義すぎるんじゃないかと思うな。自分としては(「消しゴム頭」や「ロスト」と同じく)、
「人間の外界と内界」という、ごく普遍的なテーマを描いた作品だと思っているので。
難解なのをありがたがってはいないけど あーだこーだと解釈しようとする事はなんだか気持ちいい。 見方は人それぞれってリンチは何度も言ってる事だし それに素直に従ってりゃいいじゃんって思う。
リンチのように、 作家本人が「解釈は人それぞれ」ってことを言おうが言うまいが、 そもそもが人それぞれなんだけどね。 たとえ万が一、作家が「オレの主張が解らないヤツは、、、」と言い出したとしても、ね。
「難解」って言っても、ロストハイウェイとマルホランドドライブぐらいじゃね? あ、イレイザーヘッドも。 まぁ、難しく考えながら観た事ないけど。
676 :
名無シネマ@上映中 :2007/04/23(月) 03:06:38 ID:4p3A17lG
〜が必要だとか夢オチがどうだとかそういう風に考えることに意味なんてねぇ。 表現は表現で完結してて、んで同時にすべて必然なんだよ。表現がその表現である時点でそれはもうその表現でしかない。
理解するのは難しいけどかもしんないけど「わかる」感じがする 個人的にはリンチの映画見たときは「あ〜これキテるキテる」って思いますw マルホとか冒頭の電話のシーンとかキまくりです
マルホなんか何回か観て自分なりに理解したときパズルが完成したかのような快感だったw
>>675 そのとおりだと思う。
一般的な意味でわかりにくいであろうと思われるのは、「消しゴム頭」「ロスト」「マルホ」と
いった作品群だよね。
これらの作品が一般的な意味で難解なのは、ストーリー・ラインがない、いわゆる「非ナラ
ティヴ」な作品だから。「ナラティヴ」な作品は、ある出来事を受けて次の出来事が起こり、
最終的になんらかの結末に収束していくという「出来事の連鎖」で成立していて、基本的
に世の映画の多くはこの範疇に入る。それに対し、「非ナラティヴ」なリンチ作品は、登場
人物の感情や願望をキーにした「イメージの連鎖」で出来上がっているんだな。
当然ながら、そうした「イメージの連鎖」をそのまま「出来事の連鎖」として理解することは
根本的に不可能なわけで、これらのリンチ作品が一般的に「難解」とされる理由はそこに
尽きると思う。リンチ以外にも、いろいろな手法で非ナラティヴな作品を作る映画監督はい
るけれど、やっぱ、どの作品もわかりやすくはない。
加えて、「イメージの連鎖」って、荒っぽくいうと「連想ゲーム」みたいなもんなので、「出来事
の連鎖」ほど確固とした認識の共有がそもそもできない。各人で理解が揺れる理由の本質
はそこにあるし、だからこそリンチは観る者に解釈を委ねているのだと思うんだけど、さて、
いかがなもんでしょ。
リンチ自身も明確には何を言いたいか解ってないんじゃないかって思う時あるよ。 あえて言わせてもらうけど「画家」ってそんなものなのかなーって。
あー、そうか。映画館という画廊で、一枚数分の絵画or写真を連続して見せられてるのか。 壁にかけられた作品の一枚一枚に連続性は無いけれど、ひとつのタイトルで小屋に入っている…。 寝ます。ノシ
最近ロストハイウェイを見た初心者です。 なんとなくアメリカのサスペンスドラマっぽい映像と雰囲気を感じたんだけど(他のリンチ映画もこんな感じ?)、 リンチさんって割と監督歴も長い方のようなので「もしやリンチさんのツインピークスってのがアメリカのサスペンステレビドラマの雛型?」とか勘ぐったんですが どうなんですかね
雛形とまでは言わないがツインピークスは90年代の Xファイルなんかのミステリアス系ドラマのブームの きっかけにはなってるかもね
亀レスだが、 >新作以外ならネタバレおk なら、 >ファミレスの裏で出てくる化け物は あの女優だよ。 冒頭のシーンで車が衝突事故を起こして、黒こげになった彼女だよ。 しかし、そうなると、そこからがややこしくなる。 ということは、あの女優の彼女も死んでる、というになる。 ナオミも彼女も共に死んでる。 と考えると、ラストの劇場のシーンも納得できてくる。(決して唐突ではないという意味で) あそこにいる観客、少なくもあの二人は死者だということか。 死者が観客の劇場。 死者たちが生前の思い出を回顧する劇場。 愛の思い出。 だからこそ、泣き女の歌は二人を感動させる。 「マルホ」は死者たちが見る夢のような世界に我々を誘う。 といってもこれもまた個人の解釈だが、そう思ってみると、 この映画に内在する切なさが理解できたように感じるんだな。 また、リンチにやられてしまった。 リンチ最高。
>>682 よくいわれているのは、1940年代から50年代にかけて作られた「フィルム・ノワール」と呼ば
れる諸作品からの影響。特に「ロスト」に関しては、ロバート・オルドリッチの「キッスで殺せ」
(1955)から明確に引用されたシーンやキャラクターが存在するけど、これには脚本を共同執
筆したバリー・ギフォードの嗜好も強く反映されているんじゃないかと個人的には思ってる。
これらのフィルム・ノワール作品は、当時の倫理コードとある時は妥協しある時は抜け穴を見つ
けつつ、「保険金殺人」や「警官による犯罪」など、それまで映画では扱えなかった人間のダー
クな部分を描いていた。こうした作品群が持つダークさは、リンチ作品のダークさにそのまま通
じていると思うし、形式的にも(「ロスト」はもちろん)「ブルベ」や「マルホ」などの作品に特にその
影響が見て取れるように感じるな。
でも、「TP」がアメリカのサスペンス・ドラマの源流っていうのは、どうなんだろう?
あんまり詳しいわけじゃないけど、アメリカのTVサスペンス・ドラマの源流って「ドラグネット」
(51)あたりから始まって、「ヒッチコック劇場」(55)なんかを経由して……って感じじゃないの
かな? むしろ「TP」って、サスペンス・ドラマとしてはかなりの変化球だと思うのだけど、そう
した「変化球」が広い範囲の視聴者に受け入れられた最初の作品といえなくはないのかも
とは思うけど。
>>680 まあ、ここらへんはいろいろ考え方があると思うのだけど、フツー、「何が言いたいか
わかってる」作品というのは、言いたいこと以外の要素をバッサリ整理して単純化する
ことで成り立っているところがあると思うんだな。物語を進めるうえで必要のないエピソ
ードは入れないし、不要と思われる登場人物の性格描写も行わない、むしろ邪魔。
でも、現実に生きている人間って映画の登場人物みたいにわかりやすい存在じゃない
し、世の中の出来事がすべてきちんとした因果律に従って起こっているわけでもない。
ということで、現実や人間存在そのものがグチャグチャでグダグダの混乱した不条理な
ものであるとして、もしそれを的確に描きたいならば、いっそのこと整理や単純化なんか
しないで、そのグチャグチャやグダグダをそのまんま描いたほうがいいんじゃね?……
ってな考え方をする映画監督や作家や画家もいたりするわけだ。そのグチャグチャやら
グダグダを実際に作品にするための方法論はそれぞれだけど。
>>192 でUK Timesの記者に引用されているリンチの発言をみる限り、リンチもおそらく
それに近い考え方であるっぽい。ということは、リンチ作品の「わかりにくさ」って、実は
現実や人間存在の「わかりにくさ」そのものである、ともいえるんじゃないかな。
でも、それを描いているリンチ自身も「グチャグチャのグダグダである人間存在」の一員
であるわけで、そういう意味で考えると「リンチ自身も何が言いたいかわかってないこと
がある」ってのは、すげえ正しいと思う。そもそも「"明確な"漠たる不安」なんてあり得な
いしね(w
批評家泣かせのリンチ萌えww
>>684 なかなかいい感じの読みですね。
しかしよく見るとあのオバケは男にも見えませんか?ヒゲが生えてるようにも見えます。
僕にはなんとなく男に見えました。
だけども面白いことにあのオバケ役のひとは女性だそうです。
そしてもうひとつマルホのパンフに載ってたのですが、
昔ハリウッドで地方から500ドル片手に出てきて映画界で成功した
スーパーマンなどにも出たマーゴ・キッダーという女優が交通事故に遭って怪我をした後
ホームレスまで落ちぶれたということがあったそうです。
その話を基にしていたとしたらあのオバケはベティかも・・・とも思えてきます
>あのオバケは男にも見えませんか? 確かに。最初見た時は汚い浮浪者にも思えた。 もし、ベティ(ナオミ)だとすると、彼女はピストル自殺したわけだから、 あの化け物との整合性がつかない。 解釈は人それぞれだとはいうものの。 リンチ映画を謎解きしたい誘惑にかられるのは、彼の作品がすべて >恣意的な 話の展開ではなくて、ぎりぎりのところで整合性が持とうとしているように思えるからなんだ。 ただし、リンチ自身にも明確にわかっているわけではなく、 作者自身もわからない何かと格闘の末に結果的にああいう映像、話の展開になっていった、 ということだろうけど。 不条理ということでかたづけてしまうのは簡単だけど、 リンチはぎりぎりのところで何かを表現しようとしているからこそ、 こちらもまたぎりぎりのところでその何かをわかろうとする、 というのがリンチを見る醍醐味なのではないかと思う。 とはいうものの、リンチ自身が、 解釈はいらない、見て感じてくれ、それがわたしの映画だ、 と言ってるようにも思えるし、確かに感じる、 いや感じすぎるからこそ、あれはこういう意味なのか、こういう展開なのか、ETC、ETC と解釈したくなってくる。 ある評論家が言っているように、(正確な文章ではないが) 深読みさせない作品はたいしたものではないから。
うーん、人間って、完全に恣意性だけの作品、つまり完全にデタラメな作品って、 なかなか作れないんだよね。 たとえば、「非ナラティヴ」な映画作品の筆頭である「アンダルシアの犬」や 「去年マリエンバートで」なんかは明確な方法論なり綿密な計算なりうえに作られた 「デタラメ」なわけで、なんらかの「方法論」や「手法」に沿ってそれこそ「自動書記」 的に作らない限り、まったくのデタラメを人間が作るのは至難の業なんだな。 リンチの場合も同じで、あくまで「登場人物の感情や願望」をキーにした「イメージの 連鎖」を描いているわけで、その点では明確な「整合性」があると思う。 たとえば「ロスト」では、「罪を犯す→監視・追跡・追及される→捕まって懲罰を受ける」 というモチーフの「イメージ」が繰り返し展開される。「山道での交通道徳教室」のシーン なんかがその典型なんだけど、このシーンで実際にミスター・エディにひどい目にあわさ れているのはどっかのオヤジであって、ピートでもなければフレッドでもない。 「物語」として理解しようとすると脈絡のないシーンにしか見えないんだけど、これを「レネ エを殺して逮捕され、死刑囚房で処刑を待っているフレッドの感情」をキーして見れば、 そうした「イメージ」が実はフレッドが抱く不安や罪の意識の反映であり、彼の「心象風景」 そのものであることが理解できるんだよね。 あくまで揺れるのは、そうした「イメージ」に対する「観客の解釈」の部分に過ぎないの だと思うのだけど。
パリになんて興味なかったけど個展いきてえ 日本でもやってくんないかなあ毎日行くよ
本当ですね。初めてパリに行きたくなりました。 リンチの絵が見たい。美術館のアンケートでは 積極的にリンチをリクエストしています。
恵比寿の写真美術館あたりなら、淫乱度の公開に合わせて 写真展やらないかな。 オレもこれからは美術館のアンケートにリンチのリクエスト書こうっと。
1月ごろから、米アマゾンで「David Lynch: The Air Is on Fire」っていうリンチの絵画やら写真 やらを収めた作品集が予約可になってるんだけど、どうやらパリでの展覧会に出展された作品 も収録されてるみたいね。 This catalogue of his artistic output, published on the occasion of a large-scale exhibition at the Fondation Cartier in Paris, covers a wide variety of disciplines: painting, photography, drawings, sculpture, furniture, music, and "moving pictures." His art echoes his films in theme and aesthetic, yet offers viewers a fresh and more intimate glimpse into his singular universe. The book also contains several essays that analyze his artworks, as well as a conversation with Lynch, interviewed within the context of the show. 469 illustrations in color.
今日はじめてイレイザーヘッド見たんだけどヤバいですねこれ。 鉛筆作るシーン笑った。赤ん坊解剖がちょっと直接的にグロすぎだったのがなぁ。。。何度も見れない
その赤ん坊が、今の今までどのようにして撮影されたのか、それが何なのか謎なのが素晴らしいのだよ。 オレが初めて見たのは、シネマライズでデジタルリマスター完全版を公開したとき。強烈な音体験でも あった。
>完全に恣意性だけの作品、つまり完全にデタラメな作品って、 なかなか作れないんだよね。 確かにそういうことはいえるけど、 >恣意的 というのは >ご都合主義 という意味合いもある。 安っぽいミステリー(小説や映画、というっても映画は小説をもとにしたものが多い) なんかはその典型だろう。 リンチのはミステリー的な要素が強いが、 「ブルー」から次第に謎解きの、といっていいのかどうか語弊があることを承知の上だけど、 要素がより高い次元での世界へと向かっていったと思える。 リンチに共感しない人の中には、 意味ありげに見えるだけで、結局はミステリー的な材料をごった煮にして、 >恣意的なご都合主の映画、だと思えるかもしれない。 いくつか見てきた上で、最初にやられたと思ったのは「ブルー」だった。 あの映画に内在するリンチ独自の暴力性(と言葉にするとなんと安っぽく響くのだろう) や吸引力にやられてしまった。しかし、「ブルー」ではまだ従来のミステリーの枠の中で収まっていた。 内側の平和な日常的な世界 (冒頭、朝ののどかな光景と、ラスト、家庭の日常風景と公園で母親が子供を見守っている) と外の暴力的な世界(殺人、ヤク、変質的な人間たち)という構図、枠があった。
「ブルー」以後、リンチはその枠を取り払ってしまった。 世界は暴力とミステリーにあふれている。 そして、これが単に声高なメッセージであればプロパガンダにすぎないが、 リンチの映画はシーンの一つ一つが脳髄に突き刺さってくる。 まるで脳内麻薬患者みたいに、何度も何度も繰り返し見てしまう。 そして新たな発見がある。見すごしていたシーンの意味や解釈を加えてしまう。 たとえば「ロスト」では、ご都合主義的な出した人物といえなくはないんだが、 (話の展開をつなげる重要な役回りで、 パーティ会場で主人公に携帯電話を差し出すオヤジがポイントポイントで顔を出す) あのへんてこな白塗りのオヤジはいったい何なのだ。 話の中で登場する人物(マフィアの親分とかポルノ業界の人々)とは明らかに違うのに、 あれほどインパクトのある印象を待たされると、それもまた世界の一部だと思えてくる。 これだから、リンチ映画を見ることはやめられんわ。
>恣意的 というのは >ご都合主義 という意味合いもある。 なるほどね。そういう意味では、確かに納得。 「ブルベ」に関しても、「ミステリー的な材料のごった煮」というのは同意できるな。 実は、個人的には、「ブルベ」って非常にわかりにくい作品だと前から感じてた。 今でも完全に(自分なりに)理解できてるかどうか、あんまり自信がない。 なぜわかりにくいのかずっと考えてたんだけど、ひょっとしたら、この作品がとりあえず 「ナラティヴな作品」として理解できてしまうところにその原因があるんじゃないか…… という疑いを抱いてたりする。 たとえば「TP」において「ローラ殺しの犯人探し」があくまで作劇上のフックに過ぎなかった のと同じく、「ブルベ」においてもそうした「ミステリーの要素をはらんだ物語」は単なる「枠」 というか「器」に過ぎなくって、本質は「ロスト」や「マルホ」のように誰かの感情をキーにした 「イメージの連鎖」にあるんじゃないか、と。 そういう視点で観ると、この作品はジェフリー(とサンディ)という「子供」からみた「父性と母性 (ひいてはそれを含めた「外界」)」のイメージを描いていて、フランクとドロシーはそれぞれ「父 性と母性のある一面」を表している……と読めなくもないように思う。確信はないけど、作品中 にもそれを示唆するようなセリフがいくつかあるし。 余談だけど、ノア・バームバックの「イカとクジラ」という家庭崩壊と息子の自立を描いた作品 のなかで「ブルベ」の映像が引用されてるんだけど、その使われ方からして、もしかしたら バームバックも「ブルベ」を「父性と母性」の話と捉えてるんじゃないかと思った。
ただ、 >「ブルー」から次第に謎解きの、といっていいのかどうか語弊があることを承知の上だけど、 >要素がより高い次元での世界へと向かっていったと思える。 というのにはちょっと異論があって、リンチはその初期において「アルファベット」「グランドマザー」 「消しゴム頭」といった、表現主義的手法にしたがった「非ナラティヴ」な作品ばかり作ってるんだ よね。絵画は基本的に、一貫して抽象画だし。 むしろ「ロスト」や「マルホ」は、もともとリンチがやりたがっていた方向性への「回帰」なんじゃないか と思ってるんだけど、どうだろう?
>>700 リンチだったら「そうとも言えるね(ニヤリ)」って言うだろうねw
正直ブルベに関しては特有の「夢」的な要素ってあんまり感じなかったけど
そういわれてみればそうかも、象徴的な要素がふんだんにあるし
それが前面に出ずにパーツとして散りばめられてる(結果的に?)感じはする。
ただブルベに関してはテーマとしては「日常の裏側の非日常」
もしくは「見たいけど見てはいけない世界がこの世にはある」ってのが大きいような
それよりイカとクジラが気になる・・・
>リンチがやりたがっていた方向性への「回帰」なんじゃないか その通りだと思う。 やはり、自分の好きなように撮る、というのは、 こと商業ベースでは最初からは無理があった、ということはいえると思う。 そしてまた「砂の惑星」での商業的な大失敗がトラウマになっていたのではないか、 とも想像してしまう。 「ブルー」で全米大ヒット(日本ではそうではなかったけど)。 それによって螺旋状に「回帰」できる見通しができたんじゃないかと思うんだけど。 個人的には「ブルー」に関しては、あまり深く解釈したことがなくて、 ただ、ホッパー(フランク)の強烈な演技だとか、 不気味なおカマバーのシーンだとか、 単純に映像と雰囲気にのめり込んだという感じだった。 特にルイ・オービソンの歌が流れる二つのシーン、 オカマバーの白塗り(ここでもまた白塗りの男!)のマスターがでてくるところと、 ジェフリーが暴行をうけながら、同じ歌がテープで流れ、オカマが車の屋根の上で踊るシーンだとか、 シチュエーションとしては映画ではよくある展開(主人公がやくざに暴行をうける) なのに、 リンチのはひと味もふた味も(あるいはひと癖もふた癖も)違う。 とにかく、やられた、という感じだったね。 「ブルー」と「ロスト」と比べれば同じ白塗りの男でも、 明らかに役割が違っている。 前者では話の展開の中においては不可解ではない存在だったけど、 後者になると、もはやリンチ世界でのみ説得性を持つ人物でしかなくなっている。 だから、 >「ロスト」や「マルホ」は、もともとリンチがやりたがっていた方向性への「回帰」なんじゃないか というのは同意できるね。
リンチの個展じゃないけどインランドの写真展なら映画公開に合わせて アニエス・ベーでやるよ。
どこのアニエス・ベーで? 南青山?
マルホランドドライブ→ロストハイウェイ→イレイザーヘッドときてブルーベルベットを今日見た。 今まで見た中で一番怖くない作品だったなぁ。 リンチがよく登場させるヒステリックでうっせぇおっさんキャラが好き。ブルーベルベットはそれが全編にわたって堪能できたから最高だった。
>>701 >正直ブルベに関しては特有の「夢」的な要素ってあんまり感じなかったけど
そうなんだよね。オービソンの「In Dreams」が挿入歌として使われていたり、
カメラが落ちている「耳」の穴の中に入っていくショットがあるけどその奥にある
のは当然「脳」であるはずだったり……等々、「夢」を示唆する要素は存在する
んだけど、どうも決め手がない感じ。
今、思いついたんだけど、「父性と母性」の「表側」がジェフリーやサンディの両親
によって表されていて、「見たいけど見てはいけない」その「裏側」がフランクやドロ
シーによって対置する形で表されている、と。
同時に、この対置はストーリー・ライン上でも「平和な家庭」と「暴力的な犯罪世界」
という形で表されていて、いわば二重構造になっている可能性があるような気がし
てきた。
「イカとクジラ」は、リンチに関することはおいといても個人的にオススメ作品なんで、
機会があれば、ぜひドーゾ。
たまには「ワイルド・アット・ハート」の事も思い出してあげてください。
>>704 青山と神戸。
インランド観たけど面白かったよ。
>>709 好きだけどなー。低予算・撮影短時間な感じ(詳細は知らんけど)でw
ストレイト・ストーリーより分かりやすいと思うし。
ラストのラヴ・ミー・テンダーは何度も泣いてます。
禿げで鼻が膨れてるけど。
>禿げで鼻が膨れてる わろたww 実は1回しか観てないんだよワイルド〜は。 もう一度観てみようかな、禿げで鼻が膨れてるやつ。
ブルベは夜見る夢というより実世界における白昼夢みたいな感じなのかな?
あとクローゼットの中での一連の描写は、自分がすっげーリアルにヤバイ状況に
置かれていながら現実感がないっていうかぽわ〜〜っとした感じ?
>>703 それとか簿っこぼこにやられて「あ〜俺もう死ぬのかな〜」って感じの夢心地状態とか
言い換えると目覚めてる時に見る夢なのかもw
イカとクジラはぜひ見てみようと思います。
>>704 アニエスベーってマルホの時もタイアップしてましたよね。
でもそんなオサレそうな入っていけなそう・・・w
普段ジーンズ+Tシャツだしなあ(´・ω・`)
713 :
712 :2007/05/05(土) 23:11:08 ID:/DvE9dzF
レスの矢印へんなとこ行ってしまいました。スルーしてください
>>712 うーん、「夢」というか、その他「記憶」や「妄想」や「想像」を含めた人間の「意識の流れ」
全般というか。
「ワイルド・アット・ハート」で感じたのは、バリー・ギフォードの原作小説のほうがすごく
断片的で、むしろリンチの映画版のほうがストーリー・ラインが明確なこと。まあ、ギフォー
ドってそういう断片的なスタイルの作品を書く人なんだけど、リンチがこの作品に反応した
のはそこらへんもあったのかなーと思ったりした。
しかし、やっぱ、原作小説にはない「炎」のイメージやミステリー的な要素とかを盛り込ん
じゃうんだけどね、リンチって。
それと、勘違いでなければ、明確な「回想」シーン(というか、ストーリー・ライン上の
時系列操作としてのフラッシュバック)があるリンチ作品って、「ワイルド……」ぐらいじゃ
ないのかな?
>>712 アニエスなんて別に気後れするような所じゃないぞ。
ジーンズTシャツで全然おk。
落ち目ブランドだし。
716 :
名無シネマ@上映中 :2007/05/07(月) 11:45:22 ID:4NBQX0o/
そういえばイレイザーヘッドって完全版しか見たことないんだけど オリジナル版とはどう違うの? 完全版になってはじめて追加されたシーンとかあんの?
717 :
名無シネマ@上映中 :2007/05/07(月) 14:11:29 ID:9LcwIvG0
>716 追加シーンはないよ。 モノラルだったサウンド、楽曲がいれかえになった。 ラジエーターガールの登場曲は場面に合っていい感じだったけど、別物に差し替えられたりしてます。 昔、にっかつからオリジナルのビデオやLDでてました。
>>714 リンチのフラッシュバックの使い方に言及する人、私以外に初めて見つけたw
しかしその内容に少々異論があります。
「ワイルド・アット・ハート」で使われるフラッシュバックは、
時系列操作のためというより、フラッシュバックを起こす登場人物が、
その時点でハッと思い起こしている記憶としての表現なので、
あれはやっぱり「現在進行形」の表現としてのフラッシュバックだと思う、というのが私の意見です。
同じパターンは「ブルー・ベルベット」にも「ツイン・ピークス」にもあると思います。
いずれにしても、リンチの映画の繋ぎ方(=編集って意味)っていうのは、
時系列を前後させたりってことを「まったく」していないと思います。
時間が飛ぶことはあっても戻るということは絶対になくて、
だからいちおう前から順に表現されている。。。と、私は理解しています。
そういう意味から言っても、「マルホランド・ドライブ」に関する解釈でよく見かける、
前半は夢、後半は現実、というような分離した表現(というかそのような解釈)は、
どうしても違和感が拭えません。夢と現実が境目無く入り交じって表現されるところに、
リンチ映画の独特の「リアリティ」があると思うからです。そう。「リアリティ」なんですよ。
アイデアカードをシャッフリングしてストーリーを考えるような人だよw リンチさんの作品においては断定は避けたほうがよいね
ツインピークススペシャルエディション買ったんだけど、 クーパーと保安官の声の人って昔と変わってる?
>>718 どもです(w
確かに「時系列操作」っていう表現は間違ってますね。訂正します。
「ストーリーを記述するためのテクニック」あるいは「作劇上の技法」としての
フラッシュバック、という言い方のほうが正確だったかもしれません。あくまで
古典的ハリウッド映画の文法にしたがったナラティヴな作品(たとえば「市民
ケーン」や「深夜の告白」等)におけるフラッシュバックと同等のもの、というこ
とです。
むしろ強調したかったのは、リンチがそうした「ストーリー記述の技法について
あまり関心がないのではないだろうか?」という点です。もっと過激な言い方を
すると、「そもそもストーリーを構築することそのものに興味がないんじゃないだろ
うか?」あるいは「もはやナラティヴなものを作ることに意味を感じてないんじゃ
ないか?」……っていう疑問なんですね。
その表れのひとつが、ご指摘のとおり、(ごく一部の例外を除き)リンチ作品が
基本的に「一直線の時間軸」をもっていて、いわゆる「倒述」的な話法などが使わ
れていない点なんじゃないかな、と。そしてこれは、ナラティヴな作品においても
非ナラティヴな作品においても変わらないと思ってます。
もう一歩つっこんで対比したいのは、「ワイルド……」のようなナラティヴな作品に
おけるフラッシュバックと、「ロスト」「マルホ」といったの非ナラティヴな作品群に
おけるフラッシュバックの性質の違い、ですね。
>>721 どうもです。
なんかいつも同じ方とばかり対話しているような。。。
ええと、
>>「ワイルド……」のようなナラティヴな作品におけるフラッシュバックと、
>> 「ロスト」「マルホ」といったの非ナラティヴな作品群におけるフラッシュバックの性質の違い
これをもう少し詳しく説明していただけませんでしょうか?
何故なら、個人的には、両者にあまり違いが見出せないからです。
あえて言うと、たんに比重のかけ方が違うだけじゃないか、という気がします。
つまり、フラッシュバック(あるいはそれに準じた表現)の比重が大きくなれば、
ただそれだけで全体として「夢のような(非ナラティブな)印象」を与え、
逆の場合は、あなたのおっしゃる「ナラティブな印象」を与える、のだと思います。
アンプなどアナログ機器の調節つまみで段階のないものを思い起こしてくださると分かりやすいと思うのですが、
それらは、「つまみ」の加減次第で-側へも+側へも滑らかに移行でき、明確な区分がありません。
このあたりの、明確な分節のない独特の表現方法が、
先ほど書いた、リンチ映画にだけ見られる独特の「リアリティ」なのだと思うのです。
もう少し具体的に言いますと、我々の具体的な現実の日常においてさえ、
「まるで夢のような」出来事や経験というのは誰にでもあると思うのですが、
その「夢」の加減というか程度は、あくまで経験した本人にとってのものであり、
客観的には、どの経験も単なる出来事の一つ一つにすぎないはずです。
その、単なる出来事にすぎない経験を「まるで夢のような」次元へと引き上げるのは、
本人とその出来事との関わり方であり、すなわち主観です。
で、じゃあ、主観は「ウソ」かというと、そういうことではないと思うのです。
人は誰しも、自分自身の主観の重みの中に、事物の「リアリティ」を見出すからです。
ただしそれらは、客観的には、しばしば滑稽なものでしかないのですが。
他に何かもっと説得力のある、二つのフラッシュバックの違いを説明する方法はあるでしょうか?
723 :
名無シネマ@上映中 :2007/05/07(月) 22:12:47 ID:AS6Lrume
パーマー最後の七日間ってやっぱツインピークスを見てた方がおいしく見られる?
>>717 なるほど、サンクス。
今日またイレイザーヘッド見たんだけど、オーケーポール(?)とか言って出て来るおっさんのシーンがやっぱり最高。
>>723 できることならツインピークスの記憶を消してパーマー観てみたい。
どういう体験になるか興味津々。
ということで、是非ツインピークス抜きで観てください。
んでもって報告よろしく。
>>722 >なんかいつも同じ方とばかり対話しているような。。。
うーん、そうかも(w いっそのことメールでやりとりしたほうが早いかもしれません(w
正直いって、異なる点はあっても、大筋では二人ともかなり近い考えをリンチ作品に対して
もっているんじゃないかと感じます。思わずうなづいてしまう点が多いです。
ざくっと言ってしまうと、二つのフラッシュバックを分けるものは、それが「ストーリー記述の
技法」であるか否かだ、と個人的には思っています。
リンチの非ナラティヴな作品は、登場人物の「意識の流れ」を描いている……というのが、
基本的な自分の理解です。そのなかで描かれている「記憶」や「妄想」や「夢」はすべて
登場人物の「現実に対する認識」であるという意味で等価で、なおかつそれらはすべて
彼らが抱く感情や願望、すなわち「主観」によって歪められている。これらの「現実認識」
ひとつひとつにもし何か差異があるとしたら、それは単に「歪んでいる度合いの差」でしか
ないんじゃないか、と。
「ロスト」や「マルホ」等のリンチ作品が非ナラティヴであるのは、それが「意識の流れ」を
描いているからだ、というのが個人的な理解です。つまり、人間の「意識」や「思考」その
ものが(作家のJ・G・バラードが喝破したように)リニアでなく断片的なものであって、実は
「非ナラティヴ」なものといえる、ということですね。
そしてもし「意識の流れ」を描いているのであるとすれば、そこにあるフラッシュバック
は字義通り「脳生理学」上あるいは「精神分析」的な意味合いでのフラッシュバック、
あるいはウィリアム・S・バロウズの小説におけるフラッシュバックに近く、いわゆる「ス
トーリー記述の技法」としてのフラッシュバックとは本質的に異なるんじゃないか、と
いうのがこの両者の「性質が違う」と考える論拠です。
意識の流れと言えば今ヴァージニア・ウルフの小説を読んでますよ。なんですか この作家さんが描くスタイルみたいなの 内的リアリズムって言うんでしょうか。
意識の流れというと直接的に連想するのはジョイスかな。
ジョイスてやっぱ原語で読まなきゃ意味無いかな いつかユリシーズは読んでみたいけど
共通点、簡単に言えば「病的」
ジョイスとリンチの共通点が出ましたね
>>726 うんうん。
リンチが言っていたのは、ロスト・ハイウェイの中のセリフ「俺は自分の好きなような順番で物事を記憶していたいんだ」
ごめん、どのインタビューか忘れたけど、これを例に挙げて自分のストーリーテリングについて語っていたな。本人は、
内容について語りたがらないというように言われているけどインタビューによっては結構しゃべっちゃってるのもあるよね。
『羅生門』とか『レザボア・ドッグス』でも「すでに起きた出来事」を別々の人間が違うよう(都合のいいように?)に記
憶している話だったけど、リンチの作品では、1人(もっと?)の人間の内面の記憶を追っているという感じかな。
『淫乱度帝国』はまさに、非ナラティブをさらにプッシュしたもので、結構キテる。ていうか個人的には、消しゴム頭以来の
衝撃度かな。PD150を3台使って、DVで好きなだけ撮影して、パソコンで編集しながら映画を構築したらしいので
(映画の全体像が書かれた脚本なしに)まさに手法としてはピッタリだったみたい。誰かが言っていたように、映像の
シャワーを浴びつつ、頭が勝手に論理的につなげようとする作業を楽しみつつ、次は何が来るのか?という楽しみ…。これ
見て怒った批評家とかもいたらしいけど、個人的には毎シーンがドキドキだったよ。
>>721 >もっと過激な言い方を
> すると、「そもそもストーリーを構築することそのものに興味がないんじゃないだろ
> うか?」あるいは「もはやナラティヴなものを作ることに意味を感じてないんじゃ
> ないか?」……っていう疑問なんですね。
ま、未来のことはわからないけど、個人的にはこのまま非ナラティブでぶっ飛んで行ってほしい。
技術的には「次回作はHDカメラで撮るだろう」って話しているから、DVはなくなるだろうけど、同時に
「オートフォーカスができないカメラはいらない」とまで言っているから、オートがあまり効かない
(と言われている)パナソニック系のカメラは可能性低いかも。
>>729 ユリシーズは原書で読んでなんぼなんだろうが、面倒で手を出してないw
非ナラティブの話だと…マルホランドやロストってリンチ独特の感性で論理的に構築されているから、意味不明とまでは思わないんだよね。
ロストもフレゴリの錯覚とか精神医学用語を理解するとそれなりに判りやすくなる。
いずれにせよリンチ独特の構成力は天才的だね。
カンヌで賞を取った鈴木清順のツィゴイネルワイゼンが殆どイメージを切り貼りして作られているのと比較すると面白い。
この作品はちょっと観てて長いなあと感じたが、リンチは違うんだよね。緊張感が途切れない。
っていうかナラティブって・・・・・何?w
UlyssesよりFinnegans Wakeだと思うけどなぁ。 それこそ原書で読むのは困難を極めるけど…w そういえばウルフだとオーランドーがすごくリンチっぽいよね。 意識の流れでもう一人思い浮かぶのはプルーストだけど、 リンチはプルーストって感じじゃないねw リンチはアイルランド系だろうか?それなら頷ける事が多いな>ジョイス
>>735 物語のこと。物事が時間に沿って起きた通りに叙述していく方法だね。その叙述の順序をごちゃごちゃにしたのを非ナラティブな作品という。例としてはブニュエル&ダリによるアンダルシアの犬が挙げられる。
時間軸だけでなく個々のシーンが意味があり、その繋がりが理解可能なものかという観点も含むかもしれない。
>>736 フィネガンズは本屋で手に取って困惑したことがあるw
そのうち原書と突き合わせながら読んでみたい。
ウルフはダロウェイ夫人を読んだだけで、オーランドーは未読。今度読んでみるよ。プルーストは記憶の間歇だよね。映画的な用法だとフラッシュバックになるかな。
最近だと、硫黄島2部作特に父親たちの星条旗で多用されていた。
意識の流れだとローレンス・スターンのトリストラム・シャンディが嚆矢かな。
>>736 ちなみに、リンチに一番近い作家の一人として村上春樹が浮かぶ。
彼がツイン・ピークスのファンでドーナツとコーヒーにこだわっていたという話をどこかで読んだ事がある。
彼の作品のうち、実験的な色合いの強い「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「ねじまき鳥クロニクル」などは、無意識、夢、暴力、不条理さ、非現実的な設定・展開などの点で非常にリンチに近いと思う。
この作家はかなりリンチによい影響を受けているような気がするね。
なんか映画板じゃなくて文学板みたいになってますが(w
>>732 >1人(もっと?)の人間の内面の記憶を追っているという感じかな
えーと、
>>726 ではちょっとわかりにくい書き方をしてしまいました。
「ロスト」はフレッドの、「マルホ」はダイアンの意識の流れを描いていると自分は理解
しています。
>>737 「ナラティヴ」「非ナラティヴ」の説明をするときに、「時間軸」をからめると誤解を招く
可能性があるかもしれないですね。たとえば「メメント」なんかのように作品内の記述
が通常の時間軸に沿ってなくても、受け手側が入れ替え作業を行って再構成するこ
とによって「物語」として理解できるなら、それはやはり「ナラティヴ」の範疇に入ると
思うので。
>>740 文学板みたいで、個人的には好きなんだけど、
ゴダールのスレよりはマシでしょう。リンチの抽象表現の話を出したら
「リンチはそんなレベルの低いことをやっているのか」と一蹴されたからね。
時間軸の場合は「リニア」「ノンリニア」でいいじゃないの?
や、別に文句いってるんじゃなくて、面白がってるだけ(w
んー、
>>737 の説明だと、「ナラティヴ」「非ナラティヴ」と「リニア」「ノンリニア」の
違いがわかりにくいんじゃないかと思った。
インランド・エンパイアの日本公式サイトが更新されているね。 ストーリーが載っているが、非常に面白そうだ!w
うう、誘惑に負けてサイト見てしまいそうだが…… 本編鑑賞まで情報はシャットアウトなのだ
自分も・・・見ないぞ!
>>744 僕はアメリカで見たのですが、予告編だけを見て(も何のことだかわからないと思う。あらすじは読まなかった)
映画を見たので、大いに楽しめました。何も知らない方がそれこそ、もっと楽しいでしょう。
もう映画館で見られないと思うと、悲しい…。そして日本のみなさんがうらやましー。コーヒーを片手に見るべし。
読まないで断言、 その公式サイトのあらすじは間違っている!!
>>747 その意見に同意します。
やはり私も読まずに。
んでは、本編を見終わったあとで、みんなで公式サイトのあらすじに 点数をつけるということで(w
試写見た人、リンチワールドに3時間浸りきるんで、帰ってきにくい人は 帰ってこられない可能性高しだそう。
ちょっと話題が傾いてきてるようなので7月まで退避します。 みなさん7月に語り合いましょうノシ
では、その頃にあなたのご自宅でお会いしましょう!
いや、すでに自宅でお会いしましたよね、覚えていませんか?
実際のところ、今そこにいるんですよ
なんだこの流れワロスw …と、笑う小人。
映画ツイン・ピークスの最初、TVが浮かび上がって破壊されるシーン 何回リピートしても飽きない…。死に際に天使が降臨するシーンも(ry
759 :
名無シネマ@上映中 :2007/05/11(金) 16:32:02 ID:oc+80HQ2
数年ぶりに持っているマルホランドドライブのDVD見た。 昨日の夜寝れなかったから1時間くらい見てたんだが、眠気に勝てず6時間昼寝してしまって、また途中から 最後まで見た。家に誰もいないのと、昼寝したのと、久しぶりに見た相乗効果によって、自分自身の時間感覚が混乱して、なんとも悪夢的な暗い気分になった。 というのも自分にとってはこの作品、単純な娯楽と割り切れないんだよね。ダイアンと一部同じような精神状況のまいってる最悪の時期に映画館で見て完全にはまったんだが、 最近は上手く行ってるから、全く見返すこともせずこの映画の存在も忘れてた。 今日DVDを見て昔の自分を思い出して暗澹とした気分になった。 ということで、映画の出来はよくて名残惜しいが、自分の過去の嫌な記憶と決別するつもりでDVDを売ってこよう。
リンチ作品を文学作品で比較するのは難しい。 ジョイスやウルフが出ていたけど、リンチは方法論にこだわるよりも、 表現したい何かに対する執拗な探求の方が強い。 強いてあげるならば、カフカやフォークナーといった作家のあり方に近いのではないかと思うが、 その二人とも似ているようで似ていない。 前に「ナラティブ」云々で「去年マリエンバートで」をあげていた人から、 「恣意性」云々の件でレスをもらったが、その「去年」にしてからがロブ・グリエの脚本によるものだった。 グリエはじめひと頃ヌーボー・ロマンの小説が話題になったが、やはり方法論に傾きすぎて痩せていってしまった。 確かにリンチの方法論はある。しかし、それにこだわってはいない。 リンチには、従来のストーリーの枠や構図に収まりきれない何か強烈なものがあって、 それを次第に深化させていった(あるいは螺旋的に回帰させていった)のではないか。 その結果、作品はますます「ナラティブ」な形をとらざるをえなくなってきている、 ということではないだろうか。 インランド・エンパイア予告編 を見た。 よくはわからなかったが、誰かが羊男?みたいなかぶり物(何か動物の頭のかぶり物?)をしているシーンが映っていたので、 思わず笑ってしまった。例によってリンチらしい映像だったが。 リンチの映画とハルキの小説も似ているようだ、といえないこともない。 (ハルキもリンチなら映画化に喜んで応じるみたいなことを言っている) 解釈はひとそれぞれだけど、 リンチのは方法論を超えているが故に何度見ても見飽きないし、 その度にインパクトがある。 少なくともこっちにとってはそれがリンチ映画に嵌ってしまう元だね。
内なる帝国、角川公式の予告、良いですね。 期待が高まります。 ストーリー紹介読んでしまいましたけど、大丈夫。 訳分からんかったから。
>>760 うーん……というか、本来は映像と活字で完全にイコールになる作品なんかないですよ。
メディアが違うんだもの。昨今はかなり怪しくなってるかもしれないけども(w
そこを理解したうえでの小説作品との対比だと理解してたのだけど……。
でもって、ロブ=グリエって、「新しい小説のために」とか読む限りでは、そもそも映像への
志向があった人だったと思うのだけど、違うのかな? でも、まあ、方法論って流行廃りが
あるのは確かだよね(w 今日の革新は、明日の保守です(w
スレ違いですみません。 今マルホランド ドライブみたんですが、 ウエイトレスの女の人もナオミ ワッツですが? どっかでみたことある顔なんだけど、どうにもこうにも思い出せなくて気持ち悪いのでわかる方おしえてください。
日本文学の映像化をもしリンチがやるなら、 春樹や「ドグラマグラ」といったリンチと共通点ある小説より 三島の「美しい星」「英霊の声」やプロレタリア文学とか 違和感感じさせるものやってほしいのだが。
>>760 あー、自分の
>>690 の文章を読み返してみたけど、確かにこれではリンチが「方法論」
の作家であると言ってるように読めるなあ……。
あの文章で強調したかったのは、「リンチの作品はデタラメではない」ってことだったんだ
けど、あれじゃわかりにくいですね。
自分も、リンチが方法論の人だとは思ってません。少なくともシュール・レアリズムに
おける自動書記法や、ヌーヴェル・バーグにおける古典的ハリウッド映画文法の無視
あるいは破壊なんかと同じレベルでは、方法論の人ではないと思っています。
「非ナラティヴ」な作品の多くがそうした「方法論」にしたがって作られているのに対し、
リンチ作品は古典的ハリウッドの映画文法を遵守しているし、そこに表れているイメージ
にも「主人公の心情」という明確な横糸があるのが特徴といえると思います……というか、
その表現方法はともかく、リンチが最終的に描きたかったのはそうした「主人公の心情」
そのものだと考えているのですが。
769 :
名無シネマ@上映中 :2007/05/12(土) 04:28:10 ID:jKuOYvpB
>>767 値段が高いね・・・
アメリカはやっぱり格別に安いのかな
R指定なのか。 リンチ氏は反日だと聞いたから来日はないみたいだね。
>>770 反日なの? 知らなかった…。詳しくおせーて!
いや、過去に来日したことあるし。 今回は限りなく単館上映だから、招聘費用なんか出ないだけの話でない?
だから、都はるみが好きなんだってば!!
反日というのは間違えたかも。 誤解を与えて申し訳ありません。 インランドエンパイアとTPDVD楽しみにしています。
来日情報 うっすらあるみたいだけど、本当に来るかな。 もう一度観たいよ、生リン。
リンチって変わった顔してるよね。なんか不思議な顔。
でもプロムキングになった事があるんでしょ もーなんかこの事がよく解らん よく解らんのが正しいのかね
地獄から来たジェームズ・スチュワートだもの
リンチの感覚になってみたい。 どんな感じなんだろう。 リンチが作った映画をみて感じるんじゃなくて、リンチの日常生活の感覚ってゆーか。 映画監督って普段がぶっ飛んでるわけじゃないんだよね。 そこが寂しい。
>>780 常にボタンを喉元まで留める、
角砂糖を山盛りになるぐらいコーヒーに入れて飲む、
毎食ファミレスを5年くらい続けてみる、を
実践してみるというのはどうだろう。
リンチは編集には満足してるんでしょうか? 蔵出しディレクターズカット版みたいなものないし・・・。 他の監督もかんでいるドラマのTPなんかは刈り込み中心に編集しているみたいですが、どううなんでしょうか?
781 一日に10~15杯のカプチーノ。もちろん有機のコーヒー豆 毎日2回の超越瞑想 白か黒のシャツにチノパン 何か説明をするときに、片手を挙げて指をヒラヒラさせるジェスチャー 廃工場に行っては写真を撮影 アメリカン・スピリッツのタバコ 夜中に活動 寝坊でバイトをクビになる 100%アメリカンな食事 セットに住みこんで、妻に離婚される 26歳になって新聞配達 電気や盛り土に異様なこだわりを見せる
>>782 過去ディレクターズ・カット版を出してないということは、満足しているということ
なんではないかなあ? 逆説的に。
少なくとも「ブルベ」以降の作品では最終編集権を自分で確保してるので、リンチ
の意に反した編集がプロデューサー等によってなされたケースはないはず。
「デューン」の長尺版からは自分の名前を外させてるけど、これは「ブルベ」
以降、自分に編集権がなく他人が編集した作品だからじゃないかなー。
>784 今の作品が全てということですか。 ということは、今後も削除シーンみたいなものは 作品の解釈等に影響を与えそうだから、あっても出さないんでしょうね。
>>786 フランスで削除シーンを映像特典とした「TP劇場版」DVDが出るらしい……という話も
あるけど、あくまで映像特典どまりで、その素材を使って本編を再編集するつもりは
リンチにはないみたいね。
扶桑社から出てた「ロスト」のシナリオを本編と対比させると、編集段階で削除された
と思われるシーンが何箇所かあるんだけど、もしそのシーンが本編に残されていたと
しても全体の解釈は変わらないと思った。もっとわかりやすくなったか? というと、
それもビミョー(w
少なくとも「ロスト」に関しては、現状の形のほうが作品として無駄がなく完成度が高い
……と個人的には思う。おそらくリンチも同じように判断して、上映時間との兼ね合い
で削ったんじゃないかな。「迷ったら切れ」が編集の鉄則だとよくいわれるけど、それが
証明された好例といえるような気がするなー(w
リンチの物は意地でも最初は本編しか見ない、という人には申し訳ないが、 まあ、リンチのものは本編が究極の予告編といえないこともないので、……。 >誰かが羊男?みたいなかぶり物(何か動物の頭のかぶり物?)をしているシーン と書いたが、改めて予告編を見直し、他のところを覗いてみたら、 >うさぎ人間 だった。 重要な役どころというよりも、例のごとくリンチ的世界の一部として、 ちょっとだけ出てくるように思えるが。 うさぎでも羊でもいいけど、また早く新たなリンチ的世界にたっぷり浸りたいものだ。
いや、だから、それ、公式サイトで公開されてた「Rabbits」だし。
新文芸座でオールナイト特集決定 マルホランドドライブ、エレファントマン、ロストハイウェイの三本
目眩しそうだな。
公式いったけどガンダムしかなかったよ?
ガンダムの実写映画化権って、ディノ・ディ・ラウレンティスが 持っていたんだよな。 「デューン」と「フラッシュ・ゴードン」コケて 映画化諦めたって記事読んだことある。
マルホランド・ドライブ一回目は他のことやりながらだったせいか集中しないでみれたし、 リンチの映画自体はじめてで、ツインピークスもみたことなかったから先入観なくて感覚だけでみれた。 終わったあといい気分だったのにそのあと一時間ぐらい考えちゃって、 昨日二度目みたら頭で見ちゃったこと後悔したorz
>>77 さて、壮絶な亀レスですが(w
最近、衣笠貞之助の「狂った一頁」を観る機会があったんだが、確かにすごかった。
最初は「あ、ドイツ表現主義だー」だの「わー、ロシア構造主義だー」だの半ば面白
がってみてたんだけど、「福引」のシーンで思わず「んお?」と身を乗り出し、「精神
病院の廊下に金襴緞子の花嫁を乗せた自動車が現れる」シーンのイメージには
完全にやられた……あの時代に、日本人の監督がこんなもの作ってたのかー。
日本で「カリガリ博士」が公開されてから5年後(1926年)の作品なんだけど、僭越を
承知でいわせてもらえば、その時点で映像による表現主義を完全に自分のものに
しているのが、まずすごい。
そもそも(直接的にしろ間接的にしろ)「ドイツ表現主義」をルーツにしている点でこの
作品とリンチ作品が同根なのは当然ながら、一貫して主人公の主観によって歪めら
れた映像イメージをとおしてその内面を描いている点で、リンチ作品との近似性を感
じずにはいられなかった。
その他いろいろ思うところはあるんだけど、スレ違いだからおいとくとして(w
せっかくフィルムがレストアされたことでもあるし、より多くの人(特にリンチ・ファンねw)
に観て欲しい作品であります。というか、自分が欲しいのでDVD化希望(w
ロンドンでInland Empireがかかった映画館はたったの(?)6つ。 なんでもリンチ本人がフィルムを配って歩いたらしい。本人曰く、「会社がお金をだしてくれないので、殆ど自費上映」。
ELECTRIC!
799 :
名無シネマ@上映中 :2007/05/15(火) 01:25:44 ID:4WnMaRx5
イレイザーヘッドって字幕ないんですか?メニュー画面で探しても見つからないんです
>>796 「狂った一頁」良いよね。
脚本の川端康成の小説「眠れる美女」「みずうみ」「片腕」も
目茶リンチっぽいと思う。
紅いカーテンに覆われた部屋で、死んだように眠り続ける美女って、
「ブラックロッジかよ」って思った。
狂った一頁かぁ 見てみたいんだけどどういう方法がありますか?
リンチ氏は相手にされないのか?嘘だろ・・・
>>797 悲しいよね。でも3時間という長さは結構問題になるらしい。一般客はどうしても3時間というとひいてしまうとか。
リンチに比べればずっと一般受けするタランティーノ&ロドリゲスの『Grindhouse』も、3時間以上の長さのため
(っていうか、映画2本とインチキ予告編合わせて)米国では興行成績がまるでダメだった。これも悲しい。
個人的にはリンチ映画の3時間なんて、うれしくてたまらないのだが。実際2回見に行ったし、LAでは再び上映
されるので(といっても場末の2番館で)また行くぞ。
でもロンドンだけで6つの映画館なんてすばらしいじゃないか。LAなんか、2つ(だったっけ?)だったよ。
配給会社を通さないというのは、確かにいろいろあるね。
どちらにせよリンチはカルトキングじゃないですか。 どの作品も永続した人気がある。 一過性じゃなく、時を経て繰り返し上映されてる。
>>804 ま、そうだね。確かに。むしろインランドはミッドナイト上映とかで、ずっと上映していて欲しいな。
普通の映画館がミッドナイト以降の時間をインランドに貸し出してとか。でも終わるの午前3時過ぎ!
リンチ本人は、それでも「インランドは中西部の14~7歳のの女の子にボーイフレンドと一緒に見て
欲しい」なんて発言してるんだよね。(ごめん、どこのインタビューか忘れた)
LAに住んでいるのであれなんだけど、『ミッドナイト・ムービーズ』っていうドキュメンタリーが
こっちで製作されて、実はこちらでは配給が決まっていなくて、リリースまだなんだけど、日本では
なんとすでにDVDとして発売中。誰か見た人いる?リンチはもちろん、ホドロフスキー師匠、
ジョン・ウォーターズとか、かつて作品がミッドナイト・ムービーとして上映された監督が
インタビューされてるんだけど。
>>805 「中西部の14〜7歳の女の子とそのボーイフレンド」
リンチってあれだけの変態なのに、
こういう連中に届かせたい、届けば理解されるんじゃないか?という
期待持ち続けるね。
SF大作撮ったり、テレビドラマ始めたり、ネットでチャットしたり・・・
ほんと熱心。
リンチのそういうとこ最高。 アレだけひねくれた趣味なのに変に純粋なとこあるし。ホントに変な奴だ。変態のカガミだ。
>>800 川端康成をはじめとする新感覚派の作家がからんだのも大きかったのかもね
>「狂った一頁」
>>801 自分が観たのは国立フィルム・センター所蔵の修復サイレント版。
フィルム・センターの公式ページでこまめに上映スケジュール等をチェックする
しかないかも。
あと、京都文化博物館もフィルムを所蔵しているという話を聞いたけど、自分は
未確認。こちらはおそらく、衣笠の自宅から発見されたサウンド版かな?
アメリカでVHS版を売ってるところも見つけたんだけど、これはどうやらブート物っ
ぽいんで手を出してない(w
ムルナウ財団が修復作業をしたフリッツ・ラング作品が各国でDVDになって出たり、
イギリスのBFIが所蔵フィルムをDVD化したりしてるのをみると、日本のフィルム・ア
ーカイブもそーゆー動きをしてくれないかなあ、と思うなー。
同じ衣笠監督の「十字路」もぜひ観てみたいんだけど。
……というわけで、スレ違いゴメンなさい。
>>805 発売と同時にDVD買ってしまいましたー>「ミッドナイト…」
そうか、北米ではまだ公開されてないんだ。ちょっとオドロいた。
映画の受容の仕方として、ドライヴイン・シアターと並んでアメリカならではの非常に
ユニークな形だったと思うんだけど、そういうモノがその御当地では案外ないがしろ
にされてるってのは、これに限らずあるのかもね(w
元ネタというかなんというかの書籍のほうもパラパラ読んだけど、実際に関係者本人
が当時の状況を語っている映画版のほうが数倍おもしろく感じた。
ミッドナイトムービーズはドキュメンタリーなんだ。 なんかショッキングなシーンあるかな? リンチ出てるんだ。
>>803 ロンドンで2回見に行ったけど、2回とも満員だった。
やっぱりカルトキングだなぁ。
今度国立映画館で再上映らしいから、またみにいこうかな。
しかし、リンチの見て欲しい言ってる肝心の 「中西部の14〜17歳の女の子」には見てもらえてんのかなぁ。 カンザスとか州都でもやってなさそうな。
>>812 近場で公開してたとしてもそのくらいの年齢の女の子は
群がったりはしなそうだよね
アートなんかに興味があるちょいオタ女子が観るくらいが関の山
815 :
名無シネマ@上映中 :2007/05/17(木) 00:29:14 ID:SFqQx0kO
デイヴィッドリンチ以外の監督で皆さん誰が好きですか?
816 :
名無シネマ@上映中 :2007/05/17(木) 01:29:54 ID:O5CLeHfz
洋画だとイングマール・ベルイマン、フランソワ・トリュフォー、アンジェイ・ワイダ、テオ・アンゲロプロス、クリント・イーストウッドかなw。 古典作品はまだ消化中なので、迂闊なことは書けない。
私はヒッチコック、クルーゾー、クロサワ、トリュフォー、イーストウッド、キューブリック、アルモドバル、けっこう何でもありかな。
818 :
細木 :2007/05/17(木) 02:05:32 ID:5WJM4Pma
日本人が黒澤をカタカナ読みするんじゃないわよ
No, I definitely call his name in western style !
結構なんでもありで、アレハンドロ・ホドロフスキー、クエンティン・タランティーノ(最近はあまり) ピーター・グリーナウェイ、初期のスコセッシ、ジャック・ヒル(笑)、ブラザーズ・クエイ ルイス・ブニュエル、ジャン・コクトー、ギャスパー・ノエ、パトリス・ルコント レオス・カラックス、寺山修司、ジョン・ヒューズ(笑)とか
んー、ブニュエルとかフリッツラングとかシュトロハイムとか カールドライヤーとか古いのばっかり挙がってくる自分が居る。 見られない作品のも多いというのに。あとパラジャーノフ… 最近はアルジェントとアランパーカーを次々にレンタルした。 新しめの監督だと「フリークスも人間も」の アレクセイ・バラバノフが気になるんだけど 情報が少なくて残念。 でも好きな映画は?と(訊かれないけど)訊かれたら 「ベニスに死す」にしておこうと思っているこの頃。 体系的にいろんな映画に精通していて語ることができる、 というタイプではないと自覚してます。
822 :
821 :2007/05/17(木) 02:31:04 ID:ZpOpyAZL
>>820 あ、寺山修司といえばDVD-BOX最近注文しました
まだ来ないけど。こういうのは買わないと見れないんでねぇ…
どうやらリンチも含めてわかるようなわからんような映画が好きみたいです
俺は映画全然詳しくない若者だけど、リンチとキューブリックとパトリスルコントが好き。
824 :
816 :2007/05/17(木) 07:04:15 ID:6a31qcva
皆さん、さすが個性的だなぁw。 人の書いているのを見て思い出したが、ルコントも凄く好き。キェシロフスキもとても気に入っている。 フェリーニあたりが若干苦手かなぁ…。 ブニュエルはやはり出てくるね。ラング、ドライヤーらへんは手に入れたのでこれからじっくり観ます。 世界最高の監督について語るスレでドライヤーを推していた人がいたが、もしや…。
>>824 あ、そうそう、フリッツ・ラングね。ドイツ表現主義の系列で、ノスフェラトゥのムルナウ監督も好きだ。
キューブリックも好き。リンチが好きなジャック・タチも結構好き。滝本にも指摘されていたが、リンチには小学生のような
爛漫な面(Dumbland、フォークの刺さった牛事件など)があり、それと大人のアート(女性のヌード、彼が扱う暗いイメー
ジ)とのコンビネーションが好きだ。
>>757 ホントに映画ツイン・ピークスは最高傑作だよな。
アレを劇場で観た時はメチャクチャ凄いインパクトを受けた。
物凄いカタルシスに酔いまくりだったよw
悲しいローラのストーリーに涙したし。
最初の音楽と映像と、最期の終わり方とあの悲しい音楽がまた最高にキタね。
脳内麻薬出まくり映画だった。
俺の劇場リンチ映画デビュー作だったので、更にインパクトはでかかったね。
しかも、TV版ツインピークスを観てなかったので、先入観は一切無しで
映画世界にどっぷり浸かれた。
しかも、俺の琴線に触れまくりの映画だったし、解釈とかもだいたい分かった。
ドラッグをやったような感覚に陥る映画だったな(ドラッグはした事ないがw)。
オカルト趣味がある人にはだいたい分かるような感じで映像化してあるし、
しかも、それがよくあるようなありきたりなもので映像化してるんじゃなくて、何か感覚を
刺激するような感じで映像化してるのが凄いと思ったね。
TV版が好きな人には、肩透かし的な事言われてたけど、俺には最高傑作だったよ。
後からTV版を観て、それはそれで楽しめたし。元々TV版って犯人探しの話じゃないしw
TV版は登場人物がどういう人なのかが細かく分かったね。
ツイン・ピークスといえば、劇場版でドナのイメージがすっかり変わってしまいましたね。 役者が変わった以上に・・・、個人的には幻滅しました。 ところで役者リンチはどうですか? ゴードン役ではセリフ棒読みとか非難出来ない上手い設定でしたね。 ちゃっかり恋愛までして・・・。 イザベラと競演したものは未見ですが、結構役者としてもいけるのでは?
こんなのハケーンしたけど、この短編は、カンヌが60周年記念のために世界中の著名監督35人にお願いした短編かどうか
は不明。タイトルが彼の配給会社の名前で、映画館がテーマの短編…。っていうかリンチ流の宣伝? なんでもいいや、見た
い見たい。
http://www.festival-cannes.fr/index.php/en/article/55444 >A further treat for those present in the Palais des Festivals, a peek at David Lynch’s short entitled Absurda, based
>on the theme of movie theatres, and one of many shorts making up a special collective film, as well as a multitude of
>film trailers presenting the films in competition this year
好きかどうかはおいといて、惹きつける映像というものがある。 リンチ、黒沢、タルコフスキー。 映像そのものに監督独自の雰囲気がある。
フリッツ・ラングは見るたびにグッとくる。 「マブゼ」「マブゼの遺書」「M」も勿論すごいけど ハリウッド時代の「激怒」と「飾り窓の女」と「扉の奥の秘密」も 素晴らしかった。 画面に写っている事物の端々に死んだ人間の存在が染み付いていて、 リンチに流れ込んでるもの絶対にあると思う。
久々に「アンダルシアの犬」みたけど 盲目の女性が杖で落ちた腕をつつく場面とか 林の中から遺体を運ぶシーンとか 口に脇毛とかw リンチ映画の原点やね。
「アンダルシアの犬」が? そうかなー? リンチは精神分析の対象になる作品を作りこそすれ、 精神分析の理論をもって作品を作ったりしないと思うよ。
ところで、TPセカンドシーズンも やっとDVD発売されるみたいだけど、 それで映画版TPが廃盤のままってことはないよね?
ブニュエルだと、 シュルレアリストとして先鋭的な作品目指してた時期より、 メキシコ時代の、スタジオに乗っかってメロドラマ作ってる時のほうが、 リンチとの共通点感じるな。
>>827 こういう意見を聞くと、やっぱり、TP劇場版は劇場版を先に観た方が楽しめるよな。
大概、TV版を先に観た人は先入観や思い入れとかが強すぎて劇場版を素直に楽しめない
人が多い。
劇場版を最高に楽しめて、尚且つTV版も最高に楽しめて、
最高のカタルシスを得たオレは勝ち組!
オレはTV版をしっかり観た後だったけど、 でもぜんぜん楽しめたけどね。 そういう人は少ないのかな?
>>837 実は俺も大いに楽しんだ1人。TVと違うのが良かった。ただし、TV版を見てから結構時間があったと思う。
映画の方、ネットで英語で読んでると、なぜか評判悪いね。
最初の30分は最高でした。 けと、やっぱりテレビとキャストがかわっちゃったのは辛かったかな。 そういうのも後の「ロスト」の発想につながったのかな?
>>837 他のリンチ作品を知らずにTP劇場版観たTPファンには
評価が厳しくなるのもうなずけるわな
俺も劇場版が後(てゆーか最近)だけど
リンチ映画はほとんど観てたのでリンチ節全開を大いに楽しんだ
小さな虫の死骸を集めたペットボトルだって>福島の首狩り事件 首の無い鳥の剥製とかリンチを想起させるが、 リンチ自身はこういった事件とは無縁なんだよねw リンチに才能があってよかった。救われている人はたくさんいると思うよ…
841 :
NY上流ババア ◆kLrriwpoQA :2007/05/20(日) 23:13:24 ID:E386IrQ9
何がどうやって救われるの? リンチの映画をミテ頭の中で人ぶっ殺してスッキリさせてるくれるって感じ?
自分の中の「変態」を再確認。 まずは自覚することから。
今年のカンヌ映画祭で上映されたリンチのショート・フィルム。
ttp://www.youtube.com/watch?v=P9Q7ZKH7G4A マジで首チョッキンされそうで、こんな映画館コワイんですが(w
米アマゾンで「INLAND EMPIRE」のDVDが予約受付開始になった。
アマゾンからの発売開始お知らせメールよりもdugpa.comの情報のほうが
早いってのは、どーゆーことだ(w 発売日が7月になってるんだが、一ヶ月
間違えてんでね? ……というもっぱらのウワサ。
844 :
名無シネマ@上映中 :2007/05/21(月) 21:37:05 ID:jZ1ycKSq
そっかもうそっちじゃDVDか。 俺も猟奇的な彼からリンチを連想してしまった…変態の自覚は大事だね
「この映画が言わんとしているのは、観客を慰めるような、『あれはただの夢だったのだ。 私はみんなと同じように正常人であり、人殺しではない』といったことではなく、むしろ、無 意識においては、つまり欲望の<現実界>においては、われわれはみんな人殺しなのだ、 ということである」 ……ジジェクによるフリッツ・ラング監督の「飾窓の女」に対する評だけど、まんまリンチ作品 にも当てはまる部分があるんではないかと。
今月CSでマルホランドドライブを見て嵌りますた。 ぐぐったら新作が7月に見れるそうで楽しみです。 マルホの黒髪のお姉さんが好き。
マルホランド ドライブのロサンゼルスの泣き女の歌が気にいったんだけど実在するアーティストですか?
>>843 これ、英語何言ってるか分からないんだけど、分かる人、訳して下さい。
8 1/2
>>849 お〜!ありがとうございます!凄いですね!GJ!
映像だけじゃ、ちょっと分からなかったけど、字幕があると何となく
理解が増す。
ツインピークス、マルホランドが好きな俺は 初めて消しゴム頭見た。 奇形児の鳴き声のあたりから 効果音が心地よくなって、スピーカーのまん前で ナチュラルトリップしながらみてました。 気持ちよかった。
マルホランド 普通にかんがえると、 生意気な監督とつきあってる女優をすきなもう一人の女優が嫉妬して 前者をチンピラに殺してもらおうとするが、マルホランドドライブ あたりで、ガキの自動車と衝突して失敗する。 殺されかけた女優は、記憶喪失。別のお上りさんの女優の 卵の(おばさんの)家に逃げ込んで、二人はであう。 わずかな手がかりをもとに事故原因をさぐる。 という話。
ロストハイウェイ 普通に考えると、 ヤクザの女、ポルノ女優。表の顔はミュージシャンの妻。 自動車修理工の青年と火遊び。表の夫は、妻を疑ってる。 ヤクザの親分も火遊びを疑ってる。 女は青年と一緒に、親分から逃げようとするが、失敗。 チンピラ宅侵入で警察に捕まる。 表の夫の方は、ヤクザの親分を、ロストハイウェイホテルで拉致し 荒野で惨殺。 帰宅したら自宅で誰かが女惨殺。発狂。 という話。
×チンピラ宅侵入で警察に捕まる。 ◯青年のほうは、チンピラ宅侵入で警察に捕まる。
リンチ映画はシーンの一つ一つが鮮明な細部を持ち、 しかも入り組んだパズルのようになっている。 そこからだまし絵のような構図が見えてくる。 人それぞれがそれぞれの構図を見る。 あるいは見たいように見る、といった方がいいかもしれない。 久しぶりに劇場版「ツイン・ピークス」を見た。 自分の中では評価は高くはないんだが、やはりまたじっくりと見てしまった。
>>857 オレが好きなのは、その入り組んだパズルの全体図が見えても、それがあくまで解釈の1つであって
何度も楽しめること。彼がいう「抽象表現」のおかげで、その部分がオープンになってる。
その抽象的な部分と、具象的な部分のバランスがよくとれているのがリンチのいいところだと思う。
『インランド~』はその抽象表現が爆裂して、もう「狂ったパズル状態」なのが好きだ。だから
もっと見たいと思う。
>>856 劇場版「ツイン・ピークス」は未だに自分の中でリンチの中で一番好きだし、最高傑作と思っている。
この作品を経て、発展?させてロストやマルホに繋がってるし。
劇場版「ツイン・ピークス」早くDVD再販してくんないかな〜!!
特典として、カットした部分を追加して!!!
>>859 >>この作品を経て、発展?させてロストやマルホに繋がってるし。
久々に劇場版『ツイン・ピークス』見たくなった。
子どもの乗っているバスと、すぐ外で身体検査されている売春婦(?)2名はなんだったのだろう。
>>694 で書いたリンチの作品集が米アマゾンから今日届いたんだけど、やっぱ、これ
パリでの展覧会カタログと同じものだわ。ついてないと思っていたリンチのトークを収
録したCD2枚もちゃんとついてて、ラッキー(w
まだパラパラとめくっただけだけど、デカくて重くて、人を殴り殺せるぞ、この本(w
うっかり展覧会の会場で買ってしまったら、家に持って帰るまでに腰を痛めそうだ。
>>860 「デカくて重くて、人を殴り殺せるぞ、この本」
それだ。ぜひ実践してみてくれ。
んで、人格が入れ替わるんだな。
865 :
860 :2007/05/26(土) 16:05:09 ID:WGSeqMU7
頭イタいんで、お薬くだちゃい。
>>864 それそれ。
作品集、一部の作品しか製作年が明らかにされてないのが、ちょと不満だな。
絵が描かれた時期に作られた映画と共通モチーフがないかとか、そーゆーとこも
確かめてみたかったんだけどね。ノートの切れ端とかナプキンとか新聞紙とかに
描かれた作品もあったりで、リンチもいつ描いたのか覚えてないのかもしれん(w
比較的最近の作品にも、あいかわらず「文字」や「数字」をからめたものが多いね。
デジタル処理して人体を歪めたヌード写真作品があるんだけど、まるでフランシス・
ベーコンの絵みたいだ。
866 :
名無シネマ@上映中 :2007/05/26(土) 17:43:30 ID:F1yuaDN9
劇場版って何で廃版なの?最近探しててんだけど無いし。 おまけにちょっと前は監督別の棚にリンチ監督コーナーもあったのに無くなってる店とかあってちょっとショックだった。
>>865 絵の製作年月日、リンチは意図的に載せなかったって聞いた。
映画作品から絵の「意味」をたぐられるのを避けたかったらしい。
映画は映画、絵は絵という風に別個に向き合ってもらいたいという
作品に対する親心なんかね。
868 :
860 :2007/05/27(日) 06:59:58 ID:wVK+lz5T
>>867 なーるほど。
同じようなことを考えるヤツが大勢いるのを見越して、あらかじめ手を
打たれていたのね(w
でも、わざわざ意図的にそういうことをするってことは、リンチにとって、
「映画」も「絵画」も地続きの同じものであることの証明ともいえるんで
はないかなあ……動くか動かないかの違いがあるだけで。
>>309 あたりで既出。
その動画、宣伝用に作ったわけじゃないよ。
872 :
名無シネマ@上映中 :2007/05/29(火) 23:18:28 ID:+YvSbZfY
ウィキぺディアに書いてある制作費ってホントなの? あんなにかかっとるかね
>>870 なんかこのリンチ、上野か浅草にいる、変な自己主張してる
ホームレスのおっさんにしか見えん
875 :
名無シネマ@上映中 :2007/05/30(水) 01:50:02 ID:lyMzCiDi
>>865 ありがとう。今日届いたよ。
>>866 90年代に描いた絵とか撮った写真が入っているのは見てわかったけど、それならやっぱり製作年を全部入れて欲しいよね?
>>877 うぃっす。お役に立てば何より。
2000年以降の作品の一部には製作年が入ってたりで、
なーんか統一がとれてないんだよねー。
感想は?
881 :
879 :2007/06/03(日) 18:49:37 ID:8PuLLb4l
3回目だったけど、1回目より楽しめた。でも未だに話は意味不明。 観客は20人程。映画の途中で8人退場したw
楽しめなかったら3回も観にいかんだろうw
3時間って飲み物なしじゃキツイよね。
飲み物ぐらい持ち込んでもいいんじゃないのか?
それよりも、初回の時にはトイレに行って帰ってくると、まったくわけのわからない世界になっているということがある。
トイレに行かなくても、まったくわけのわからない世界になっているということがある。
トイレにいったらまったくわけのわからない世界になっているということもある
トヨタ・プレミオのCMが怖い。
俺、前立腺弱いから3時間はキツイかもな…orz
鍛えればいい
ようやっと、観てきた>「インランド・エンパイア」 細かいところは別として、とりあえず大枠で自分なりに理解できた ……かもしれない(w
おおまかなあらすじを教えておくれ〜
んー、あらすじとなると、公式サイトに書かれているストーリーに なっちゃうんだけど、予想通り「非ナラティヴ」な作品なんで、そ ーゆーの読んでも、まったく作品を理解したことにならないと思う。 ヨメを質に入れても、映画館で観るのが吉。 とりあえず、感じたこと思ったことを書き溜めてるんで、日本で公 開されたらうpするわ。
空気嫁を質に入れてくる ノシ
最近CMでブルーベルベットが流れているから、 流れる度に反応してしまう自分に困っているw
>>894 おバカなんでだいたいの流れが知りたいんだ
「○○を○○する話」みたいな
まー嫁を質に入れても1800円未満だろうな('A`)
うp待ってるぜ〜
>>896-897 ブルベが流れるとちぎれた耳が頭に浮かんでけっきょくなんのCMかわからんかった('A`)
にわかリンチファンなんで昨日ツインピークスシーズン1をレンタルしてきました ワクワクしてます
900 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/09(土) 19:26:07 ID:kxbot7xy
>>896 トヨタの新プレミオってやつでしょ?
高島礼子が出てる。
俺もさっきCM見てビビった
901 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/09(土) 19:40:25 ID:F1yWQHzT
CMで車の上で高島がクネクネ踊ればいいのに
そして「なめたらいかんぜよ!ファッカー!」と吠える。
>>900 高島礼子もずいぶん老けたなって・・・樋口可南子じゃねえか
905 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/10(日) 00:56:09 ID:xH7ijyAP
リンチに撮って欲しいな>CM
うん、俺もさっき初めてそのCM見たけど、 あれは樋口可南子だよね。
907 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/10(日) 09:35:11 ID:gVZnPbWq
文芸坐にて7月にリンチナイト エレファント ロスト マルホ
909 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/10(日) 11:42:52 ID:8w7lQYtx
3時間て長すぎ
やっぱその三つがリンチの代表作になるのか
やっぱ一番儲けたのは砂の惑星なのか?
いやあえて3本だけ選ぶなら イレイザー・ヘッド ブルー・ベルベット マルホランド・ドライブ でしょ。 そういう私は ワイルド・アット・ハート も大好きですが。
それが妥当だろうな。 完璧なデビュー、 完璧な復活、 完璧な成熟。
>>908 まじですか…
ふざけんなよ。これだから名古屋は(ry
名古屋在住の俺へのイヤガラセか
配給会社が名古屋を切ったわけじゃなくて、 上映候補だった名古屋の劇場が、手を挙げなかった、ということじゃないの? つまり名古屋の劇場関係者の責任じゃないかと。
917 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/11(月) 00:14:05 ID:moiZK39G
>>916 劇場だってビジネスなんだし選ぶ権利はあるからね。
別に責任とかじゃないでしょ。
名古屋でみるつもりだった自分は悲しいですけど。
暑くなってきたので、最近クリス・アイザックをよく聴いている。
>>908 そんなに少ないの? マジ?
>>909 海賊も蜘蛛男も今やってるのは3時間ある。
そっちの方が実は不思議に思っている。
>>887 自分の住んでいる地域では客席で飲食禁止の映画館で上映されるんですわ。
自分もそこで観ることになりそう。 食はともかく、飲はきつい。 でも水曜1^o^o^o^なんで、我慢するかな。
>>919 海賊はintermissionがあるくらい長かったぞ。
923 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/14(木) 09:37:20 ID:aBd3kTlM
そういえばインランドエンパイアって映画祭で賞とかもらってないよね? ベネチアのやつもあれはリンチ自体にって感じ? この映画はリンチマニア向けなんかな
Any awards ? Damn, fuck off !
ベネツィアでは、「Future Film Festival」つーので「Digital Award」っつーのを獲って る>いんらんど もともとコンペ外の出品だったので、作品としては金獅子賞の対象になってない。 リンチ自身が対象になって受賞した「生涯功労賞」とひっくるめて、某映画評論家と 称する人のブログでは、なんか混乱した記述がされているみたいだ。
926 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/14(木) 21:32:00 ID:d0tF35wn
何だかんだといってアカデミー賞以外の受賞暦はすごいよね。 十分巨匠。
全米映画批評家協会賞で「Best Experimental film」とってた
928 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/16(土) 01:23:49 ID:L7oCB0y1
7月何日から公開かまだ決まってないのかな? 待ちきれないよ。
アカデミー賞はリンチは「ノミネートされるけど無冠」で
いいんじゃないかな。
スコセッシが「そろそろあげとこう」な感じで
「ディパーディッド」で取っちゃったの見てそう思った。
>>928 東京は21日からだったと。
スコセッシのアカデミーはがっかりだよね なにもあんな小作品ディパーテッドで獲らなくてもorz スコセッシにはもっと他の作品で獲ってほしかった
931 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/16(土) 02:50:22 ID:L7oCB0y1
929 ありがとう! 楽しみwktk
>>930 >>931 まさに。それも香港映画のリメークでなんて。
『ストレート・ストーリー』の時に、「リンチももしかして他人の脚本で映画を監督する巨匠になっちゃうのかな」と心配
したけど、『マルホ~』でバッチリ戻ってきたし、『インランド〜』でトンがっているところを証明したので、安心した。
あれこそが賞狙いだったんじゃないかと思ってる>「ストレイト・ストーリー」 あそこで賞をとらせてその後の映画製作をやりやすくしようという、メアリー・ スィーニーの戦略だったんじゃないかなあ。 もう今後は「インランド」みたいな作品しか作らないんじゃないかな。DV撮影と いう手段も手に入れたわけだし。
またSFとかやんねーかな、とヘンな期待をしている俺もいたりする。 リンチが好き放題やったリンチ風SFを見てみたい。
>>934 >>935 うんうん。
ただ、原作がある企画モノとかでリンチが「おおっ!」って思うようなのがあれば、やると思うよ。
またバリー・ギフォードと組んでくれないかと思ったりするんだけどね。 製作資金の面を考えると、現状、なかなか原作付きってのも難しいと思う。 「インランド」みたいな製作の方法が、いちばん現実味があるんじゃないかな。 年齢的にあと何作撮れるかな……と考えると、もうあとはリンチが可能な限り 自由に好き勝手やれる方法論をとって欲しいのよ。
>>937 ただ、ほら、原作が有名なものだと資金繰りが比較的容易じゃない?
だから原作モノって言ったんだけど、インランドの製作方法の方が現実味があるっていうのには賛成だし、
本人もそう言ってる。マハリシ研究所とかから資金もらえないのかな。
うーん、フツーそうなんだけど、そーゆー有名原作をもとにした作品はプロデューサー 主導なんで、リンチに仕事は回ってこないんじゃないかと。ある意味、正体バレてるも んね(w 逆にリンチが企画もって回って製作出資者説得するのも、ちと、難しいんで ないかな? 現状、ハリウッドで出資者見つけられないでいる状況なわけだし。 いっそのこと、ファンド方式にしちゃったほうがいいかもしんない。
939 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/17(日) 06:49:53 ID:wQ+/Q4T7
>938 結構、回っては来ているみたいだよ、実現しないだけで。 エレファントやストレイトみたいなのみれば、 例えばベタな感動恋愛ものだってリンチには撮る気になればたやすいものだと思う。 過去作でも色んな愛の形をみせてくれたわけだしね。 原作ものでいえばあのデューンだって尺とか編集とかの問題で、 TV版で復活したシーンをみれば結構きちんと撮ってる様ですし、 三時間ぐらいでリンチが纏めれていたら傑作だったかもよ?
そろそろRonnie Rocketを もう諦めちゃったのかな
>>939 あ、そうなんだ。現在も?
そういえばLynch Netに「My Little Pony」をやるかも(それもDreem Worksで)
……ってな記事が転載されてたけど、ありゃ、実現するのかな?(w
「デューン」に関しては、そのとおりだと思う。劇場版の出来は尺の問題が大きい
よね。特に後半の駆け足具合は、原作読んでないとワケわからんところがあるか
もしれない(w
リンチはそれで懲りて、「ファイナル・カット権」を確保できない仕事はやらなくなっ
ちゃったワケで、そこらへんもプロデューサー側としては「使いにくい監督」って
ことになるんだろうな、と思う。
わあ、「Dreem Works」ってなんだよ。「Dream Works」だってば。
「デューン」めちゃくちゃいいなぁ。 観てるとストーリーなんかどうでも良くなってくる。 ああいう一応きちんとまともに撮っているのに、リンチ色が強すぎて 原作も本筋もどうでもよくなるようなのを再び撮って欲しい。 ある意味リンチの実力が最も如実に現れるパターン。 ブルーベルベット中古ビデオ150円でゲット記念カキコ。
既出だったらすみません。 ツインピークスでリンチが演じたゴードンコールという役名は、 映画「サンセット大通り」のゴードンコールからきているのでしょうか?
そろそろカフカの変身を 先にやられたか‥ 個人的にはルーカスと気が合いそうな気がするが、何かやらんかな。
>>944 リンチに直接きいたわけじゃないので確信はないけど、多分、ビンゴ。
もう、いったん断った「スターヲーズ」を撮るしかないな。 シャツのボタン全部留めた男前ルークと 面長不細工のレイア。 真っ赤なカーテンの前で踊るイウォーク。 天井にとどくほど長身のC-3POと内蔵があるR2-D2。
レイアはとりあえず見た目は美しいんじゃないかな。 ただ彼女もミュータントかエイリアンみたいな、グロテスクな面がある、と。 R2-D2とかも内蔵はないんじゃない? いかにもポンコツっぽいんだろうけど。
まともな原作に忠実な脚本を真面目に撮ってグジャグジャにして欲しいな。
>>950 おもしろいじゃない。
廃工場的な宇宙船とかもあるといいね。
浮気とかセックスにまつわる殺しも入って、
もう家族では見られないスターウォーズ。
実はすべてがダースべーだーの夢。
ものすごく真面目に話がすすむけど、なにげに 直立不動のまま夢精してしまうルークのシーンが挿入されていて 「え?」となる。 あとは、また普通に物語が続く。 で、やっぱり 実はすべてがダースべーだーの夢。
>>946 マルホつながりで初めてサンセット大通りを見たものですから。
ありがとうございました。
954 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/18(月) 19:25:25 ID:cQZFCMlD
実績あるのに大抜擢は失礼じゃない?
その記事の末尾の「インランド・エンパイア」の文で ”末公開”が”未公開”に見えた俺はきっと心配性
病院で痔の薬をもらってきたのだが、マルホっていう会社製だw これから毎日アナルにマルホを塗る事になるw …痔は瞑想しないだろうか…迷走したら大変だ… というか3時間はオシリにとってきついな。前立腺も弱いのにorz
インランドエンパイア TVCM初見記念カキコ
CUTにインタビュー載ってる あんまりページはないけど リンチのイレイザーヘッドな肖像に魅かれて買ってしまった
>>959 >TVCM初見記念カキコ
やってるの?
館数少ないし、TVCM打ってたら
割りに合わないだろうから、やってないのかと思った。
しかも少し早すぎない?
もしかして放映されてないのを、なんらかのコネで見れたわけ?
>>961 昨日あの時間(テレ東、午後のロードショウ)で見ましたよ
今日もやるかも…
青山のアニエスベーで写真展?
965 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/21(木) 20:36:10 ID:CtSzEUg2
何でこの人高校生の頃にプロムキングに選ばれたの?
966 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/21(木) 23:32:03 ID:CfAsrSVo
ここのみなさんはリンチが書いた 「Catching the Big Fish」って本読みましたか? 僕は今読んでいる所ですが、なかなか面白いですよ。 文章も短いし、英語もさほど難しくないし、 値段も高くないので興味のある方はお薦めします。 って、なんか宣伝みたいになっちゃっいましたね。すいません。
969 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/22(金) 06:45:12 ID:yKS+8h7+
2227円もすんじゃん
>>968 実は、自分も今になってちまちま読んでるとこ。
「瞑想」のハナシばっかりかと思って、買ったっきりほったらかしてた。
実際に読んでみると、そうでもなくって映画ネタが多いね。
971 :
名無シネマ@上映中 :2007/06/22(金) 10:06:05 ID:jwZs0QU8
>966 アメリカの高校では、校内で「プロム」と呼ばれるダンスパーティーが開かれる。 その中で一番魅力的なダンスカップルを選び、それをプロムキング・プロムクイーンと呼ぶ。
972 :
968 :2007/06/22(金) 18:05:44 ID:8SAQtsr/
>>970 僕も最初は瞑想に関する事ばかりだと思っていたのですが
映画に関する事とか、物事の考え方、発想方法とか
色々とあってなかなか興味深く読んでいます。
上の方に書いてあったLost HighwayとO.J. Simpsonの
事件の関係についても書いてありましたね。
あとThe Air Is on FireのインタビューCDも良いですよ。
あれを聞きながら本を見ていると、かなり面白いです。
インタビューなのに効果音のような音楽が入っている所も
リンチらしいです。
973 :
970 :2007/06/22(金) 22:18:06 ID:lgrssxFu
うん、そういう意味では既に知っていたことも多いんだけど、こりゃ初耳でしたってな こともチラホラあったりで、面白く読んでます。亡くなる直前のフェリーニと会って話を したくだりとか、非常に興味深かった。 実は「The Air Is on Fire」もパラパラっとひととおり見ただけで、付録CDはまだ聞い てないんだな。面白そうなんで、さっそく聞いてみるです。
その本を訳した本出してくれないかな。 英語本なんて読めねぇよw
>>973 >>974 本はそういう意味で楽しめたし、オーディオブックでも聞いている。偶然(のような必然?)が重なって「ボブ」を採用した
話とか。
ただし、「(マハリシ研究所の)超越瞑想が、Unified Fieldにたどり着く(そしてその恩恵を得る)唯一の瞑想法だ」と断言しているところだけ?となった。彼個人の主張なので(そしてこの本は彼と創造性についての本だし)尊重するけど。
おお恵比寿で前売券売ってるのか。 300見てくるからついでに買うわー。 冷やかしでアニエスも見に行くか。自分には敷居高い店だが・・・
>>977 何これ?これも日本で公開されるのかね?
>>979 今年のカンヌで初上映された、リンチに関するドキュメンタリー。
日本での上映予定に関してはまだなんにも情報がないけど、
今年の「ツインピークス・フェスティバル」でも上映されるようだ。
へぇー、詳しいね。どうもありがと。 まぁDVDで出してくれればそれでいいような気もするけどね。 ところでその「ツインピークス・フェスティバル」って、何? 聞いてばっかでゴメン。 制作は1990年だから、なんとか周年記念ってわけでもなさそうなんだけど。
981 :
名無し募集中。。。 :2007/06/23(土) 16:59:32 ID:40bb7V3s
絶対ベーコン好きなんだろうと思ってたらやっぱりそうなんだな
>>975 うん、まあ、そこらへんは、それ、もうリンチもいい大人だし(w
「Unified Field」って、いわゆる<統一界>という概念でいいのかねえ?
>>981 なんで食事の好みまでわかるんだ
と一瞬思ってしまった
食事で思い出したが、Inland EmpireのDVDには リンチのキヌアクッキング講座が収録されるらしいね
ツインピークスのビデオの一巻借りたんだけど1巻なのに前回のあらすじみたいなのに入りました。 どうなってるんです?
パイロット版
age
アレわかりにくいよな>ツインピークスの導入部(見る順番)。 パイロット版、それに続けて第一話って流れだから。 しかもパイロット版を編集して追加シーン入れて一本の完結映画にした物があって、 それが発売されていたビデオ。 だからパイロット版の頭の70分だけ見てそこで止めて、そこからシリーズ第一話に 入らないといけないんじゃなかったか? DVD版でその辺どうなったのかは知らないけど。
DVDセル版は米国放送版のパイロット収録なので続けて見れました。 オチのついた欧州版のパイロットもDVD販売してほしいな。 あれは個人的にものすごく衝撃を受けました。
ボブがベッド脇に映ってたカットって欧州版パイロット?
今年のツインピークスフィスティバルはDVD出ただけに 盛り上がるだろうな。 リンチ、カイルがそろい組みしてくれないもんか・・・。
ツインピークスの映画版(再編集完全版若しくは、カットされた特典映像付き) はいつになったらDVD出すの?