【祭りの準備】黒木和雄監督、逝く【戦争三部作】

まだまだ現役だと思ってたのに・・・
ご冥福をお祈りしたします・・・
ttp://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060412i414.htm

“戦争レクイエム３部作”映画監督の黒木和雄氏が死去

「祭りの準備」「ＴＯＭＯＲＲＯＷ／明日」など数々の秀作で知られる
映画監督の黒木和雄（くろき・かずお）氏が１２日、脳こうそくのため亡くなった。７５歳だった。
告別式の日取りと喪主は未定。連絡先は東京都台東区駒形２の２の６のパル企画。

宮崎県出身。同志社大卒業後、岩波映画に入社。１９６２年にフリーとなり、「あるマラソンランナーの記録」などを手がけた後、劇映画に転じ、
７４年に坂本竜馬暗殺までの３日間を追った時代劇「竜馬暗殺」を発表。翌７５年に青春映画「祭りの準備」を撮って、多くの映画ファンの支持を集めた。

８８年の「ＴＯＭＯＲＲＯＷ／明日」では、長崎の原爆投下直前の市民の姿を抑制したタッチで描いた。
さらに自分の戦争体験をつづった「美しい夏キリシマ」（２００２年）、広島の被爆者の悲しみを描いた
舞台の映画化「父と暮せば」（２００４年）を撮り、自らが称した“戦争レクイエム３部作”を完結させた。

このほか、無声映画の名作を再映画化した時代劇「浪人街」（９０年）、初老の男の悲哀を描く「スリ」（２０００年）などの話題作を発表。
旺盛な製作意欲は最後まで衰えず、８月公開予定の最新作「紙屋悦子の青春」を完成させたばかりだった。

今月上旬に倒れて都内の病院に入院した。

2006年4月12日20時24分

新作「紙屋悦子の青春」の公式サイトも
http://www.pal-ep.com/kamiya/top.htm

『竜馬暗殺』『TOMORROW 明日』『父と暮せば』、
心の底から感動した映画でした。

黒木監督の映画には優しさと真心があった。

「浪人街」は、期待してただけに残念だった。
でも好きだ。

原田芳雄が好きで観はじめた監督さん。
芳っさんも黒木監督作品のときはいい芝居してた。
監督が若くて元気なうちに、もっと仕事とお金をあげて欲しかった。
合掌。

＞＞黒木監督の映画には優しさと真心があった。
そうだよねえ。
かつて活躍したり話題作を撮った監督がどんどん撮れなくなって消えていった
ことを考えれば、良作を中心に最期までメガホンを取り続けることが出来た
幸福な人だとも思う。
ご冥福をお祈りします。

どっか追悼で映画やらないかな？

足立倫行「1970年の漂泊」に描かれた黒木和雄（『日本の悪霊』製作時）を読み直すかな

懐かし板のほうageとく
http://that4.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1110088694/l50

しかし、この人は、メジャーの添え物映画専門の職人監督と同じくらい、いろんな映画を撮ったな。
ジャンルがバラバラだ。
しかも、原作ものや、オリジナルであっても他人からの持ち込み企画ばかり。
一体何がやりたかったのか、この人の主体性がどこにあったのか、わけが分からない。

岩波映画で変なドキュメンタリー映画撮ってたころが好きだ。

本陣殺人事件も俺は好き

ペギー葉山でミュージカル調にしてた
羊毛PR映画があったな
北海道のPR映画に恋愛ドラマを入れたり
劇映画の「とべない沈黙」でドキュメンタリー混ぜたりとか
おもしろい工夫がいっぱいあったよね

>>12
本陣は高林陽一。　

「キューバの恋人」なんかも良いね。
公開当時は「反革命映画だ！」なんて罵られたらしいが、そこが良い。
最近の旺盛な活動っぷりを考えると、ほんと、残念…

昨日の朝新聞で知って、少し涙が出ました。
もっと生きてて欲しかった。

きっとパル企画の呪いにちがいない

竜馬暗殺は傑作だった。

「ＴＯＭＯＲＲＯＷ／明日」「父と暮せば」
オレも大好きだ。

ありえない。今死ぬとは。これからますます面白くなる人だと思ってたのに。
「スリ」も、「父と暮らせば」も、良い映画だったよ。

近作では『スリ』が傑作だった。
山中貞雄の映画、撮らせてやりたかったな。

「スリ」と「父と暮らせば」は、同工異曲だったね
どちらも父と娘の物語
スリは血のつながりがなく、父と暮らせばは父の血がないw
で、ふつう父というのは娘の男には潜在的に嫉妬するもんだが、ふたつの映画は逆で、娘に男をむしろけしかけてる
どちらの父も最後に何かを失う

もう告別式って終わっちゃったのかな。

告別式は近親で済ませたみたい

後からしのぶ会は開くそうだ＠パル企画

この人の『とべない沈黙』大好きだったよ。。
主演の加賀まりこも、神秘的な映像も、松村貞三の音楽も全て素晴らしかった。
さようなら。

「ＴＯＭＯＲＲＯＷ／明日」、あの「瞬間」の「ため」に刻々と刻まれていく、
登場人物たちの日常の「生」が良かった。