難解なんてことはないよ。
ただ、序盤、時間軸が交錯しているので(難しいと言ってる人はここで弾かれたんだと思う)、
最低限の前知識はあったほうが、すんなり物語の世界に入っていけると思う。
1. かつての天才数学者がキチガイに。
娘のキャサリンは5年間もの間、彼の介護を勤めたが、とうとう父親は亡くなってしまう(物語が始まるのはココ)。
2.キャサリンは、父親の天才的数学能力を確かに受け継いでいたが、不安定な情緒もまた父親とそっくりだった。
自分もいつか父のように気が狂ってしまうのではないかと怯えている。
この二つを知ってるだけで、大分違うかと。
数学については、ものすごい定理を証明した、という話が出てくるだけで、
具体的な数式に言及されるわけではないので大丈夫。