【高度1万メートル上空で】フライトプラン/FRIGHTPLAN【娘が失踪】

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181名無シネマ@上映中
ジョディのインタビューより

劇中、罪のないアラブ人が、動揺したカイルに娘の誘拐犯だと疑われるシーンがあるが、
それは言うまでもなく、9.11以降の世界情勢を端的に表している。
「その問題に対しては、さりげなく、そしてきちんと描かれている点がこの映画の素晴らしいところね。
9.11の事件以降、確かに世界は大きく変わったわ。今や世界中どこへでも行けるし、
ヨーロッパなんて隣りの国に行くのにパスポートも必要ないという便利な世の中。
でも、何か事件が起きると人間って本能的に人種差別をするようになる。それが現実よ。
だからカイルも、『アラブ人がいけない』って思い込んでしまう。
でも、裏を返せば、彼女も昔からある『女はヒステリックだ』っていう偏見で見られるの。
つまり、そこでも古い偏見が蘇るのよ。そんな事実が映画ではうまく描かれているわ。
それは人間のひとつの真実の姿だと思うし」