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名無シネマ@上映中:
本職です。来年挙式予定の彼女と見ますた。彼女さん、監督の狙い通りの所で
泣いてますた。どうやらホアキンの奥さんと、自分を重ねたらしい。漏れも涙ぐみ
ました。ワンサイドに消防を単純美化した撮り方ではありましたが、嫁になる前に
考えてもらいたいことが多々あって、それがポイントとしてちゃんと映されていたから。
ホアキンが要救助者を助けるときに“Trust Me!”(俺を信じろ!)と言う台詞が凄く
印象的だった。情けないが、救助技術に自信のない漏れには絶対言えない…。
最後にホアキンは呆気なく死んでしまうわけですが、主題からして当然ではないかと。
この映画の主人公は決してホアキンではなく、9.11で亡くなった多くの消防官とその家族
なんだから。
最後にトリビア。
作品中ではしご車のシーンが何度も写っているが、日本国内では絶対不可能な
高さまで伸展してたり、放水してたりしている。これは日本と米国の道交法の違い
のせい。道交法で車両の最大幅・長さが短く制限されている日本のはしご車では
今の最大幅・長さでは、物理的にはしごを支えきれなくなるため、最大伸展は40m
級が限度。また車両の大きさの制限のため、ポンプ車の積載ポンプの馬力が違う
から、日本の車両ではあそこまで放水できない。